JP2010199882A - 通信システム、経路計算装置、経路計算方法及びプログラム - Google Patents

通信システム、経路計算装置、経路計算方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ドメイン間経路計算装置を用いることなく、ドメイン間PtoMPパスの経路を計算する。
【解決手段】マルチドメインネットワークに複数の経路計算装置が分散的に配置され、始点ノードの所属するドメインから各終点ノードの所属するドメインまでのパスの通過ドメインを各経路計算装置が順次決定し、各経路計算装置の計算した経路をつなぎ合わせてドメイン間ポイントツーマルチポイントパスの経路を得る通信システムであって、特に、各経路計算装置が、次の経路計算ドメインを決定した際、経路計算要求の送信先ごとに、受信した経路計算要求に設定された他ドメインの終点ノードから、終点ノードのグループを新たに設定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ドメイン間ポイントツーマルチポイントパスの経路を計算する通信システム、経路計算装置、経路計算方法及びプログラムに関する。
近年、MPLS(Multi-Protocol Label Switching)やGMPLS(Generalized Multi-Protocol Label Switching)のように、コネクション型の通信路(パス)を設定し、運用/管理するネットワークが普及している。
このようなネットワークでは、ネットワークを構成するノードが多くなると、ルーティングプロトコルのスケーラビリティ確保などの観点から、ネットワークを複数のドメインに分割して運用/管理する方法が一般的である。
また、もともと管理通信事業者の異なるネットワーク同士については、それぞれの管理ネットワークをドメインとし、一般にドメイン内部の情報は他のドメインに対して極力隠蔽される。
以上の背景から、複数のドメインから構成されるマルチドメインネットワークでは、パスの経路を計算するために必要なトポロジ情報は、ドメイン内に限定して広告される。
このようなマルチドメインネットワークにおいて、複数のドメインにまたがるドメイン間パスの経路の取得方法として、各ドメインに配置した経路計算装置が自身の所属するドメイン内のトポロジ情報からドメイン内経路を計算し、それらの経路をつなぎ合わせる方法が知られている。
経路計算装置の例としては、IETF(Internet Engineering Task Force)で議論されているPCE(Path Computation Element)がある。
一方で、IPTVサービスへの要求などからMPLSを中心として、1つの始点ノードと複数の終点ノードとの間を結ぶポイントツーマルチポイント(PtoMP)パスの経路を計算する技術が重要となってきている。
例えば、経路計算装置を用いてドメイン間ポイントツーマルチポイントパスの経路を計算する方法が、特許文献1に開示されている。図16を参照して、特許文献1に記載のドメイン間ポイントツーマルチポイントパスの経路計算方法を説明する。
図16の通信システムは、ドメイン1011,1012,1013から構成され、各ドメインにはそれぞれドメイン1011,1012,1013の内部のトポロジ情報を持つ経路計算装置1001,1002,1003が配置される。
始点ノード1020及びノード10301,10302はドメイン1011に、終点ノード1021及びノード10303,10304はドメイン1012に、終点ノード1022,1023及びノード10305,10306,10401,10402はドメイン1013に、それぞれ所属している。
また、ドメイン間経路計算装置1000は、ノード10301−10303間、10302−10305間、などのドメイン境界ノード同士を結ぶドメイン間リンクのトポロジ情報を保持しており、ドメイン同士を結ぶ経路を計算する。
図16において、1020を始点ノード、1021,1022,1023を終点ノードとしたPtoMPパスの経路を計算する場合、まず始点ノードである1020が自分の所属するドメインを担当する経路計算装置1001に対し、1020を始点ノード、1021,1022,1023を終点ノードとしたPtoMPパスの経路計算要求を送信する。
経路計算装置1001は、要求されているPtoMPパスがドメイン間パスであるため、経路計算要求をドメイン間経路計算装置1000へ転送する。
ドメイン間経路計算装置1000は、始点ノード1020はドメイン1011、終点ノード1021はドメイン1012、終点ノード1022及び1023はドメイン1013に所属していることから、ドメイン1011−1012間及びドメイン1011−1013間のドメイン間経路を計算する。
図16では、ドメイン間の経路として、ドメイン1011−1012間については[10301−10303]、ドメイン1011−1013間については[10302−10305]という経路が選ばれる。
ドメイン間経路計算装置1000は、ドメイン1011内経路(始点ノード1020−ノード10301間、始点ノード1020−ノード10302間)、ドメイン1012内経路(ノード10303−終点ノード1021間)、ドメイン1013内経路(ノード10305−終点ノード1022間、ノード10305−終点ノード1023間)についての経路計算要求をそれぞれ経路計算装置1001,1002,1003へ送る。
各経路計算装置は計算を行い、経路計算装置1001はドメイン1011内経路[1020−10301,1020−10302]を、経路計算装置1002はドメイン1012内経路[10303−1021]を、経路計算装置1003はドメイン1013内経路[10305−10401−10402−10306−1022,10305−1023]を、それぞれドメイン間経路計算装置1000へ返す。
経路計算装置1001〜1003からドメイン内経路を得たドメイン間経路計算装置1000は、自身の計算したドメイン間経路とそれぞれのドメイン内経路をつなぎ合わせて、始点ノード1020から要求されたドメイン間PtoMPパスの経路とする。
こうして得られたドメイン間PtoMPパスの経路1051がドメイン間経路計算装置1000から経路計算装置1001へ、次いで経路計算装置1001から始点ノード1020へ経路計算応答として返され、始点ノード1020はドメイン間PtoMPパスの経路を得る。
なお、一般にPtoMPパスの経路計算において経路の最適性を評価するメトリックには、以下の2種類がある。
1つは、始点ノードから各終点ノードまでの最短経路の重ね合わせを最適とするものである。これを以下ではメトリック1と呼ぶ。この場合、経路計算の際に最小とすべき経路のコストは、始点ノードから各終点ノードまでの通過リンクコストの合計を、全ての始点ノード−終点ノードの組について足し合わせたものである。
もう1つは、PtoMPパス全体の長さが最短となる経路を最適とするものである。これを以下ではメトリック2と呼び、このときの最適な経路はSteiner Treeと呼ばれる。この場合、経路計算の際に最小とすべき経路のコストは、経路全体の通過するリンクコストの合計である。
特開2008−211656号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、以下に示す問題点がある。第1の問題点は、マルチドメインネットワークの各ドメインを管理する通信事業者が異なる場合には、ドメイン間経路計算装置を配置することが困難であるという点である。
特許文献1に記載されるようなドメイン間経路計算装置は、ドメイン間経路を決定するため、ドメイン間パスを統合的に運用する立場に位置する。しかし、各通信事業者は、それぞれのポリシーに基づいて自己のネットワークを運用しており、上記ドメイン間経路計算装置のようなドメイン外部の装置に対して、自ドメインを通るパスの経路の決定などの自己のネットワークリソースの運用を任せるようなことはない。
第2の問題点は、始点ノードから終点ノードまでのエンド間で最適な経路となるように経路計算を行うドメインを決定することが困難である点である。これは、ドメイン間経路計算装置が、各ドメイン内の詳細なトポロジ情報を持たないことによる。
例えば、図16において、1020を始点ノード、1021,1022,1023を終点ノードとしたPtoMPパスの最適な経路は、メトリック1、2どちらにおいても経路1052である。
経路1052を特許文献1の方法で得るためには、ドメイン間経路計算の際に、1020から1022までに経由するドメインを、経由ドメイン数の少ないドメイン1011−1013ではなく、ドメイン1011−1012−1013としなければならない。
しかし、ドメイン間経路計算装置はドメイン内の詳細なトポロジ情報を持たないために、一般に経由ドメイン数が最小となるようなドメイン間経路を算出してしまう。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、ドメイン間経路計算装置を用いることなく、ドメイン間PtoMPパスの経路を計算することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明における通信システムは、始点ノードから終点ノードまでの経路を計算する複数の経路計算装置を有する通信システムであって、経路計算装置は、複数のドメインから構成されるマルチドメインネットワークに分散的に備えられ、始点ノードの所属するドメインから各終点ノードの所属するドメインまでの経路計算ドメインを各ドメインに備えられた経路計算装置が順次決定し、各経路計算装置が次の経路計算ドメインを決定した際に、経路計算要求の送信先である次の経路計算ドメイン担当の経路計算装置ごとに、受信した経路計算要求に設定された複数の終点ノードのうちで他ドメインに所属するノードから、終点ノードのグループを新たに設定し、各経路計算装置が計算し、計算した経路をつなぎ合わせてドメイン間ポイントツーマルチポイントパスの経路を決定することを特徴とする。
また、本発明における経路計算装置は、複数のドメインから構成されるマルチドメインネットワークに、分散的に配置される経路計算装置であって、計算すべき経路の始点ノードと終点ノードを含む経路計算要求および経路計算要求に対する応答の送受信を行う経路計算要求応答手段と、経路計算要求に対して次に経路を計算させる装置を選択して装置に経路計算要求を送出する経路計算要求送信先選択手段と、受信した経路計算要求に応答して、ドメイン内の経路計算を行う経路計算手段と、受信した経路計算要求に設定された他ドメインの終点ノードから、新たに終点ノードのグループを設定する経路計算要求端点設定手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明における通信システムの経路計算方法は、複数のドメインから構成されるマルチドメインネットワークに分散的に備えられる各経路計算装置により、始点ノードの所属するドメインから各終点ノードの所属するドメインまでの経路計算ドメインを順次決定し、経路計算要求の送信先である次の経路計算ドメイン担当の経路計算装置ごとに、受信した経路計算要求に設定された複数の終点ノードのうちで他ドメインに所属するノードから、終点ノードのグループを新たに設定し、各経路計算装置が計算し、計算された経路をつなぎ合わせてドメイン間ポイントツーマルチポイントパスの経路を決定することを特徴とする。
また、本発明における経路計算装置の経路計算方法は、計算すべき経路の始点ノードと終点ノードを含む経路計算要求および経路計算要求に対する応答の送受信を行う経路計算要求応答ステップと、経路計算要求に対して次に経路を計算させる装置を選択して装置に経路計算要求を送出する経路計算要求送信先選択ステップと、受信した経路計算要求に設定された他ドメインの終点ノードから、新たに終点ノードのグループを設定する経路計算要求端点設定ステップと、受信した経路計算要求に応答して、ドメイン内の経路計算を行う経路計算ステップと、を備えることを特徴とする。
また、本発明におけるプログラムは、複数のドメインから構成されるマルチドメインネットワークに分散的に備えられる各経路計算装置により、始点ノードの所属するドメインから各終点ノードの所属するドメインまでの経路計算ドメインを順次決定し、経路計算要求の送信先である次の経路計算ドメイン担当の経路計算装置ごとに、受信した経路計算要求に設定された複数の終点ノードのうちで他ドメインに所属するノードから、終点ノードのグループを新たに設定し、各経路計算装置が計算し、計算された経路をつなぎ合わせてドメイン間ポイントツーマルチポイントパスの経路を決定することをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明におけるプログラムは、計算すべき経路の始点ノードと終点ノードを含む経路計算要求および経路計算要求に対する応答の送受信を行う経路計算要求応答処理と、経路計算要求に対して次に経路を計算させる装置を選択して装置に経路計算要求を送出する経路計算要求送信先選択処理と、受信した経路計算要求に設定された他ドメインの終点ノードから、新たに終点ノードのグループを設定する経路計算要求端点設定処理と、受信した経路計算要求に応答して、ドメイン内の経路計算を行う経路計算処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明により、ドメイン間経路計算装置を用いることなく、ドメイン間PtoMPパスの経路を計算できる。
本発明の第1の実施の形態による通信システムの構成を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態による経路計算装置の構成を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態による通信システムの動作を説明するシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態の通信システムにおいて、経路計算装置101の保持する到達性情報と隣接情報である。 図1の通信システムにおける経路計算ドメインのツリーである。 本発明の第1の実施の形態による経路計算装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態による通信システムの構成を説明する図である。 本発明の第2の実施の形態による経路計算装置の構成を説明する図である。 本発明の第2の実施の形態による通信システムの動作を説明するシーケンス図の前半である。 本発明の第2の実施の形態による通信システムの動作を説明するシーケンス図の後半である。 本発明の第2の実施の形態による通信システムの経路計算装置101が受信する、経路計算装置リストである。 本発明の第2の実施の形態による通信システムの経路計算装置101が、最適経路を選択するときに比較する経路の一覧である。 本発明の第2の実施の形態による経路計算装置の動作を説明するフローチャートである 本発明の第3の実施の形態による通信システムの構成を説明する図である。 図14の構成をもつネットワークにて、本発明の第1の実施の形態の方法および第3の実施の形態の方法により、ドメイン間PtoMPパスの経路を計算した場合の経路計算ドメインのツリーである。 従来の技術によるドメイン間PtoMPパスの経路計算方法を説明するための通信システム構成図である。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態における通信システムの構成例を図1に示す。本通信システムは、図16と同様のドメイン、ノード構成を有し、それぞれのドメインのトポロジ情報を持つ経路計算装置101,102,103が配置される。
始点ノード120および1301,1302はドメイン111に、終点ノード121及びノード1303,1034はドメイン112に、ノード1305,1306,1401,1402及び終点ノード122,123はドメイン113に、それぞれ所属している。
各経路計算装置のもつトポロジ情報の範囲は、自ドメイン内に所属するノードおよびその間のリンク、そして自ドメイン内の境界ノードに接続している隣のドメインの境界ノードおよびその間のドメイン間リンクである。また、全てのリンクには同じ値のコストが設定されているものとする。
経路計算装置101,103,103は、他のドメインのノードおよび経路計算装置への到達性情報、および他のドメインの経路計算装置の隣接情報を持ち、これらの情報と受信した経路計算要求で指定された終点ノードの情報から、経路計算要求の送信先経路計算装置を選択することにより、次に経路計算を行うべき経路計算ドメインを決定する。その後、選択した送信先経路計算装置ごとに、終点ノードのグループを新たに設定する。
第1の実施の形態における経路計算装置の構成例を図2に示す。図2に示す経路計算装置200は、経路計算要求/応答部201と、要求管理部202と、経路計算要求送信先選択部203と、経路計算要求端点設定部204と、経路計算部205と、トポロジ情報DB(データベース)206と、到達性情報DB207と、隣接情報DB208と、を有して構成される。
経路計算要求/応答部201は、経路計算要求者または他の経路計算装置と経路計算要求、経路計算応答をやりとりする。
要求管理部202は、受信した経路計算要求の管理を行う。経路計算要求送信先選択部203は、要求された経路計算要求の終点ノードが自身の担当するドメインに無い場合に次に経路計算要求の送信先経路計算装置を選択する。
経路計算要求端点設定部204は、経路計算要求送信先選択部203が選択した経路計算装置ごとに終点ノードのグループを新たに設定する。
経路計算部205は、トポロジ情報DB206を参照して経路を計算する。トポロジ情報DB206は、経路計算に必要な、自ドメイン内に所属するノードおよびその間のリンク、そして自ドメイン内の境界ノードに接続している隣のドメインの境界ノードおよびその間のドメイン間リンクの情報を含むトポロジ情報を保持する。
到達性情報DB207は、他のドメインのノードおよび他の経路計算装置への到達性を保持する。
隣接情報DB208は、自ドメインに隣接するドメインに所属する経路計算装置の情報、およびその隣接ドメインに接続する境界ノードの情報を保持する。
第1の実施の形態の通信システムの動作を図3に示すシーケンス図を参照して詳細に説明する。
図1において、120を始点ノード、121,122,123を終点ノードとしたPtoMPパスの経路を計算する場合、まずPtoMPパスの経路を要求する経路計算要求者160が、自分の所属するドメインを担当する経路計算装置101に対し、120を始点ノード、121〜123を終点ノードとしたPtoMPパスの経路計算要求3101を送信する。
経路計算要求3101を受けた経路計算装置101は、自身の持つ後述の到達性情報を基に終点ノードに他ドメインノードが含まれるかを判断し、他ドメインノードが含まれる場合は、次に経路計算要求を送るべき経路計算装置を選択し、選択した経路計算装置ごとに経路計算要求の端点を設定する。
ここで図4を参照して、経路計算装置101が次に経路計算を送るべき経路計算装置を選択する手順を説明する。
図4は、経路計算装置101が保持する到達性情報と隣接情報を示したものである。到達性情報には、自ドメイン内の境界ノードと、各境界ノードと他ドメインのどの装置がつながっているかを判別する情報、および他ドメインの装置に到達する際のコストが含まれている。
また、隣接情報には、各経路計算装置が、自ドメインと隣接するドメインに所属しているかどうか、およびその隣接ドメインに接続している境界ノードの情報が含まれている。
図1において、経路計算装置101は、120を始点ノード、121〜123を終点ノードとしたPtoMPパスの経路計算要求3101を受信すると、各終点ノードの到達性情報があるかを検索する。
到達性情報は他ドメインの装置に対してのみ保持されているため、到達性情報があれば、その終点ノードは他ドメインに含まれることになる。図4の到達性情報には終点ノード121〜123の情報が含まれているため、他ドメインのノードであることが分かる。なお、到達性情報がない場合は、その終点ノードが自ドメインに所属しているか、存在しないノードであるかのどちらかであり、どちらであるかは、後で経路計算を行う際に、自身の持つトポロジ情報を参照すれば判断できる。自身のトポロジ情報に終点ノードが含まれていれば、自ドメインに所属しているノードであり、含まれていなければ存在しないノードである。
到達性情報を検索した結果、終点ノードに他ドメインのノードが含まれる場合、経路計算装置は以下の方法により、次に経路計算要求を送信すべき経路計算装置を選択する。
まず、到達性情報から、ある1つの他ドメインの終点ノードに到達できる境界ノードのうち、最も小さいコストで到達できる境界ノードを選択する。図4で、終点ノード121へ最も小さいコストで到達できる境界ノードは、1301である。次に、到達性情報から、選択した境界ノードから到達できる経路計算装置を検索する。境界ノード1301から到達できる経路計算装置は、102と103である。
そして、それらのうち、隣接ドメインの経路計算装置であるものを、隣接情報から特定する。図4から、102,103ともに隣接ドメインの経路計算装置である。
最後に、それら隣接ドメインの経路計算装置の中で到達コストの最も小さいものを選択することで、その終点ノードに対応する経路計算装置が決定する。ここでは、102へはコスト10、103へはコスト30で到達するため、経路計算装置102が、終点ノード121に対応する経路計算装置として選択される。
なお、以上の処理を行った後でも複数の経路計算装置が候補として残る場合は、それらの中から任意の選択基準により1つを選ぶ。この選択基準には、例えば他ドメインの経路計算装置の性能などを用いる。これを全ての他ドメインの終点ノードについて繰り返し、対応する経路計算装置を全て選択することにより、次に経路計算要求を送信すべき経路計算装置の選択が完了する。
図1の場合は、最終的に、終点ノード121,122に対応して経路計算装置102が、終点ノード123に対応して経路計算装置103が選択される。なお、到達性情報と隣接情報は、事前に手動で設定されたもの、あるいはOSPFやBGPなどのルーティングプロトコルから動的に得られたものを用いる。
次に経路計算装置101は、選択した経路計算装置ごとに経路計算要求の端点を設定する。第1の実施の形態では、端点を以下のように設定する。終点ノードについては、先の経路計算装置選択において、同一の経路計算装置に対応する終点ノードを同一のグループとし、各要求送信先に対応する終点ノードをそれぞれ設定する。
すなわち、受信した経路計算に設定された他ドメインの終点ノードを、選択した経路計算装置へ重複なく振り分ける。また、始点ノードは受信した経路計算要求と同じものを設定する。
ここでは、経路計算装置102への経路計算要求3102には、始点ノードとして120を、終点ノードとして121,122を設定し、経路計算装置103への経路計算要求3103には、始点ノードとして120を、終点ノードとして123を設定する。
その後、経路計算装置101は、経路計算装置102,103に、それぞれ先に設定した端点を指定した各経路計算要求を送信する。なお、このとき経路計算装置101は、受信した経路計算要求3101(元要求)と、送信した経路計算要求3102,3103(送信要求)が対応していることを記憶しておく。
経路計算要求3102を受信した経路計算装置102は、終点ノード122について、経路計算装置101と同様に、到達性情報と隣接情報から、対応する経路計算装置103を選択する。さらに、経路計算装置101と同様の手順で、始点ノードとして120を、終点ノードとして122を設定し、経路計算要求3104を経路計算装置103へ送信する。
経路計算装置101同様、経路計算装置102は、元要求である経路計算要求3102と、送信要求である経路計算要求3104が対応していることを記憶しておく。
経路計算装置103は、経路計算装置101から経路計算要求3103を受信すると、終点ノード123が他ドメインのノードではないことから、終点ノードに他ドメインのノードが含まれず、経路計算要求を他の経路計算装置へ送る必要が無いことを認識する。また、経路計算装置103自身の保持するトポロジ情報にノード123が含まれることから、終点ノード123が自ドメイン内のノードであることを認識する。
そこで、経路計算装置103は自身の保持するトポロジ情報を基に自ドメイン内の経路計算を行う。具体的には、経路計算要求3103の送信元の経路計算装置101の所属するドメイン111との境界ノードである1305と終点ノード123との間の経路を計算する。
その結果、経路[1305−123]が得られ、この経路と経路のコストを経路計算要求3103に対する経路計算応答として経路計算装置101へ返す。
経路計算装置101は、経路計算要求3103に対する応答を受信すると、先に記憶した元要求3101と送信要求3102,3103の対応関係を参照し、元要求3101に対して、他に要求3102を送信しており、その応答をまだ受信していないことから、3102に対する応答を待つ。
また一方で、経路計算装置103は、経路計算装置102から経路計算要求3104を受信すると、経路計算要求3103の場合と同様に、終点ノード122が自ドメイン内のノードであり、終点ノードに他ドメインのノードが含まれないことから、自ドメイン内の経路計算を行う。具体的には経路計算要求3104の送信元の経路計算装置102の所属するドメイン112との境界ノード1306と終点ノード122との間の経路を計算する。
その結果、経路[1306−122]が得られ、この経路と経路のコストを経路計算要求3104に対する経路計算応答として経路計算装置102へ返す。
経路計算装置102は、経路計算装置103から要求3104に対する経路計算応答を受信すると、先に記憶した元要求3102と送信要求3104の対応関係を参照し、元要求3102に対応する送信要求への全ての応答を受信したことから、経路計算要求3102に対する自ドメイン内の経路計算を行う。
具体的には、自身の保持するトポロジ情報を基に、境界ノード1303と終点ノード121、ノード1306の間の経路を計算し、得られた経路と先に受信した要求3104に対する経路計算応答に含まれる経路とをつなぎ合わせて、境界ノード1303と終点ノード121,122との間の経路とする。経路計算装置102は、以上のようにして得られた経路とその経路のコストを、要求3102に対する応答として経路計算装置101へ返す。
経路計算装置101は、経路計算装置102から要求3102に対する応答を受信すると、先に要求3103に対する応答を受信したときと同様に、元要求3101と送信要求3102,3103の対応関係を参照する。
この場合、要求3102,3103両方の応答を受信したため、経路計算装置101は、経路計算要求3101に対する自ドメイン内の経路計算を行う。この場合、始点ノード120が自ドメイン内に含まれるため、経路計算装置101は、始点ノード120と、境界ノード1303,1305の間の経路を計算し、経路計算装置102,103から受信した経路とつなぎ合わせたものとその経路のコストを、要求3101に対する応答として経路計算要求者160へ返す。
以上のようにして、経路計算要求者160は、始点ノード120から終点ノード121〜123へのPtoMPパスの経路を得る。参考として、図5に、図1の通信システムにおいて決定された経路計算ドメインのツリーを示す。
なお、第1の実施の形態の通信システムの構成は、図1に限定されるものではなく、ネットワークが複数のドメインに分かれており各ドメインに経路計算装置が配置されている通信システムであればよい。
例えば、4つ以上のドメインから構成された通信システムや、OSPFのエリアで区切られドメイン境界がノード上に設定された通信システムが該当する。また、図1では、経路計算要求者160は独立した装置として記載しているが、経路計算の要求元となるものであればよく、例えばPtoMPパスの始点ノード120が経路計算要求者であってもよい。
さらに、ここでは境界ノードが1つの場合で説明したが、境界ノードが複数ある場合は、経路計算装置が、要求元経路計算装置の所属ドメインとの各境界ノードを始点とした自ドメイン内の経路を計算してそれぞれの経路と受信経路をつなぎ合わせたものを経路候補とし、経路候補とそれぞれの経路のコストを要求元の経路計算装置に返し、要求元の経路計算装置は自ドメイン内の経路とそれらの経路候補との組み合わせの中から最適なものを選択してもよい。
次に、第1の実施の形態における経路計算装置の動作について図2及び図6を参照して詳細に説明する。
経路計算装置200において、経路計算要求者または他の経路計算装置からPtoMPパスの経路計算要求を受信し、経路計算要求/応答部201を通して要求管理部202へ送る(ステップS41010)。
要求管理部202は、経路計算要求先選択部203へ受信した経路計算要求の端点を送り、経路計算要求先選択部203は、到達性情報DB207を参照して、終点ノードに他ドメインのノードが含まれるかを判断する(ステップS41020)。判断の方法は本実施の形態の通信システムの動作で述べた通りである。
判断の結果、他ドメインのノードが含まれない場合(ステップS41020/No)、経路計算要求先選択部203はその旨を要求管理部202へ送る。要求管理部202は、経路計算部205へ自ドメイン内の経路計算を依頼し、経路計算部205はトポロジ情報DB206を参照してドメイン内PtoMPパスの経路計算を行う(ステップS41090)。
一方、終点ノードに他ドメインのノードが含まれる場合(ステップS41020/Yes)、経路計算要求先選択部203は、到達性情報DB207および隣接情報DB208を参照して、次に経路計算要求を送るべき経路計算装置を選択する(ステップS41030)。経路計算装置の選択の手順は本実施の形態の通信システムの動作で述べた通りである。その後、経路計算要求先選択部203は、各終点ノードとそれぞれに対応して選択した経路計算装置の情報を要求管理部202へ返す。
次に要求管理部202は、選択された経路計算装置ごとの経路計算要求の端点を設定するよう経路計算要求端点設定部204へ依頼する。このとき、要求管理部202は、経路計算要求先選択部203から受け取った情報および受信した経路計算要求の端点の情報を一緒に送り、経路計算要求端点設定部204はこれらの情報を利用して端点を設定する。本実施の形態の通信システムの動作で述べたように、経路計算要求端点設定部204は、受信した経路計算要求の終点ノードを選択経路計算装置ごとのグループに分けて新たな終点ノードとして設定し、始点ノードについては、受信した経路計算要求の始点ノードを設定する(ステップS41040)。このようにして設定した端点を、経路計算要求端点設定部204は要求管理部202へ返す。
要求管理部202は、経路計算要求先選択部203の選択した経路計算装置に対して、経路計算要求端点設定部204の設定した端点を指定し、経路計算要求/応答部201を通して経路計算要求を送信し(ステップS41050)、その応答を待つ(ステップS41060)。なお、このとき要求管理部202は、受信した経路計算要求(元要求)と送信する経路計算要求(送信要求)との対応を記憶しておく。
送信した経路計算要求に対する応答は、経路計算要求/応答部201を通して、要求管理部202が受信する(ステップS41070)。要求管理部202は、受信した応答に対応する自身の送信要求を判別し、先に記憶した元要求と送信要求の対応関係を用いて、元要求と対応する送信要求のうち、まだ応答を受信していないものがあるかを判断する(ステップS41080)。
まだ応答を受信していない送信要求があれば(ステップS41080/No)、その応答を待つ(ステップS41060)。全ての応答を受信していれば(ステップS41080/Yes)、要求部202は、経路計算部205に対して、他の経路計算装置から受信した経路を送るとともに元要求に対する自ドメイン内の経路計算を依頼する。
経路計算部205は、トポロジ情報DB206を参照してドメイン内PtoMPパスの経路計算(ステップS41090)と、受信経路とのつなぎ合わせを行い、結果を要求管理部202へ返す。そして、要求管理部202は、経路計算部205から受け取った結果を元要求に対する応答として、経路計算要求/応答部201を通して元要求の送信元へ送信する(ステップS41100)。
本発明の第1の実施の形態の効果は、特に、ドメイン間PtoMPパスをメトリック1により計算する場合に最適な経路が得られる点である。その理由は、各経路計算装置が各終点ノードへ到達するコストが最小となるよう、次の経路計算装置へ終点ノードを振り分けるためである。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態の通信システムの構成例を図7に示す。本通信システムは、ドメイン111,112,113,114から構成され、それぞれのドメインのトポロジ情報を持つ経路計算装置101,102,103,104が配置される。
各経路計算装置の持つトポロジ情報の範囲や経路計算装置選択のための保持情報は、第1の実施の形態にて説明したものと同様である。また、全てのリンクには同じ値のコスト”10”が設定されているものとする。本通信システムは、各経路計算装置が、第1の通信システムの機能に加え、以下の機能を持つ。
第1に、経路計算応答に、経路計算の履歴として、経路計算を行った経路計算装置のリストを加える機能、第2に、複数の経路計算装置からの経路計算応答の経路計算装置リストの間に経路計算装置の重複がある場合、経路計算の端点を再設定して再計算の要求を送る機能、第3に、再計算の応答をもとに計算した経路と先に受信した応答をもとに計算した経路とを比較し、より最適な経路を選択して要求元へ経路計算応答として返す機能である。なお、以上3つの追加機能は、メトリック2により経路計算する場合に使用するものである。
本発明の第2の実施の形態の経路計算装置の構成例を図8に示す。図8の経路計算装置は、第1の実施の形態の経路計算装置の構成要素に加え、経路計算装置リスト解析部209と、経路計算装置リスト作成部210と、経路比較部211と、をさらに有する。
経路計算装置リスト解析部209は、受信した経路計算応答に含まれる経路計算装置リストを解析する。経路計算装置リスト作成部210は、経路計算応答に入れる経路計算装置リストを作成する。経路比較部211は、再計算への応答から計算した経路と先に受信した応答から計算した経路とを比較して、より最適な経路を選択する。なお、以上の追加構成要素は、メトリック2により経路計算する場合に使用するものである。
本発明の第2の実施の形態の通信システムの動作を図9〜図12を参照して詳細に説明する。なお、第2の実施の形態では、メトリック1により経路計算する場合には、第1の実施の形態の動作と同様であるため、以下ではメトリック2により経路計算する場合について説明する。
図7において、120を始点ノード、121〜122を終点ノードとしたPtoMPパスの経路を計算する場合、まずPtoMPパスの経路を要求する経路計算要求者160が、自分の所属するドメインを担当する経路計算装置101に対し、120を始点ノード、121,122を終点ノードとしたPtoMPパスの経路計算要求3101を送信する。
経路計算要求を受けた経路計算装置101は、第1の実施の形態の経路計算装置と同様、次に経路計算要求を送るべき経路計算装置を選択し、経路計算の端点を設定する。ここでは、経路計算装置102に対して、始点ノード120、終点ノード121を、経路計算装置103に対して、始点ノード120、終点ノード122を設定し、それぞれ経路計算要求3102,3103を送信する。
経路計算装置101から経路計算要求3102を受信した経路計算装置102は、経路計算装置101と同様、経路計算装置選択、端点設定を行う。ここでは、経路計算装置104に対して、始点ノード120、終点ノード121を設定し、経路計算要求3104を送信する。また、経路計算装置103も同様に、経路計算装置104に対して、始点ノード120、終点ノード122を設定し、経路計算要求3105を送信する。
経路計算要求3104を受信した経路計算装置104は、終点ノード121が自ドメインのノードであるため、自ドメイン内の経路計算を行う。その結果、境界ノード1307〜終点ノード121間の経路[1307−1401−121]を得る。経路計算装置104は、得られた経路・経路のコストと、経路計算装置104を識別するIDを入れた経路計算装置リストを経路計算要求3104への応答として、経路計算装置102へ返す。
経路計算装置102は要求3104の応答を受信すると、経路計算装置リストの解析を行う。具体的には、元要求を同じくする複数の送信要求の応答に含まれる経路計算装置リスト間で、重複する経路計算装置が無いかをチェックする。この場合、元要求である要求3102に対する送信要求は要求3104のみであるため、チェックの必要は無い。
次に、経路計算装置102は自ドメイン内の経路を計算し、経路1501[1303−1304−1307−1401−121]を得る。そして、要求3104の応答に含まれていた経路計算装置リストへ経路計算装置102を識別するIDを追加し、経路1501とともに要求3102への応答として経路計算装置101へ返す。
一方、経路計算装置104は、経路計算要求3105を受信すると、経路計算要求3104を受信した場合と同様に、境界ノード1308〜終点ノード122間の経路[1308−1402−122]を計算する。そして得られた経路・経路のコスト、および経路計算装置104を識別するIDを入れた経路計算装置リストを経路計算要求3105の応答として、経路計算装置103へ返す。
経路計算装置103は、要求3105の応答を受信すると、経路計算装置102同様、経路計算装置リストの解析を行う。この場合も元要求3103に対する送信要求は要求3105のみのため、チェックの必要は無い。
次に、経路計算装置103は自ドメイン内の経路を計算し、経路1502[1305−1403−1306−1308−1402−122]を得る。そして、要求3105の応答に含まれていた経路計算装置リストへ経路計算装置103を識別するIDを追加し、経路・経路のコストとともに要求3103の応答として経路計算装置101へ返す。
経路計算装置101は、要求3102,3103の応答を受信すると、それぞれの応答に含まれている経路計算装置リストを解析する。ここでは、元要求3101に対する送信要求は3102,3103の2つであり、それらの応答に含まれる経路計算装置リストの間で、経路計算装置104が重複している(図11)。
解析の結果、経路計算装置リストに重複を発見すると、経路計算装置101は、まず再計算要求のための端点設定をする。始点ノードには経路計算要求3102,3103と同じものを、終点ノードには、重複を発見した経路計算装置リストを返してきた経路計算装置に対して、経路計算要求3102,3103の終点ノード全てを、それぞれ設定する。ここでは、経路計算装置102,103両方に対して、始点ノードを120、終点ノードを121および122と設定する。
次に、設定した端点に基づき経路計算要求を送信する。この経路計算要求には、先に受け取った経路を含めることを制約条件として指定する。図7の場合、経路計算装置102に対しては経路1501を、経路計算装置103に対しては経路1502をそれぞれ含むように指定する。このようにして、経路計算装置101は、経路計算装置102,103に対してそれぞれ経路計算要求3106,3107を送る。
その後、経路計算装置102,103,104は、先の経路計算要求3102,3103の場合と同様に、経路計算を行う。その結果、経路計算装置101は、3106の応答として、経路1503[1303−1304−1307−1401−121、1401(分岐)−1402−122]とその経路のコストを、要求3107の応答として、経路1504[1305−1403−1306−1308−1402−122、1402(分岐)−1401−121]とその経路のコストを得る。
このようにして、経路計算装置101は経路1501〜1504を得た後、自ドメイン内の経路を計算して経路1501〜1504とそれぞれつなげ、得られた経路間のコストを比較し、その中から経路のコストが最小となる経路を選択する。
具体的には、図12に示す3つの経路であり、番号2の経路が最適となる。この経路比較により、メトリック2により経路計算をする場合に、121,122の2つの終点ノードが同一ドメイン114内にある場合にドメイン114内で分岐する経路(番号2,3の経路)と、ドメイン111で分岐する経路(番号1の経路)のうちどれが最適かを比較し、より最適な経路を選ぶことができる。経路計算装置101は、経路2を始点ノード120と終点ノード121〜122間のPtoMPパスの経路として、経路計算要求者160へ返す。
なお、第2の実施の形態の通信システムの構成は、第1の実施の形態同様、図7に限定されるものではなく、ネットワークが複数のドメインに分かれており各ドメインに経路計算装置が配置されている通信システムであればよい。また、経路計算要求者160はPtoMPパスの始点ノード120と同一であってもよい。
さらに、境界ノードが複数ある場合は、経路計算装置が、要求元経路計算装置の所属ドメインとの各境界ノードを始点とした自ドメイン内の経路を計算してそれぞれの経路と受信経路をつなぎ合わせたものを経路候補とし、経路候補とそれぞれの経路のコストを要求元の経路計算装置に返し、要求元の経路計算装置は自ドメイン内の経路とそれらの経路候補との組み合わせの中から最適なものを選択してもよい。
また前述の経路計算装置リストは、経路計算応答に含まれ、経路計算を行った経路計算装置の履歴を示すものであればよい。すなわち、経路情報とは別のものであってもよいし、経路情報に埋め込まれていてもよい。経路計算装置の履歴が経路情報に埋め込まれる例は、IETFで提案されている、Path Keyを本発明に適用した場合である。この場合、経路計算応答の経路情報として、具体的な経路ではなく、各ドメインで経路計算装置が計算した経路の識別子と、その経路を計算した経路計算装置の識別子の組が順番に並ぶため、これを経路計算装置リストとして用いることができる。
次に、第2の実施の形態における経路計算装置の動作について図6、図8及び図13を参照して詳細に説明する。なお、通信システム同様、第2の実施の形態では、メトリック1により計算する場合には、第1の実施の形態の動作と同様であるため、以下ではメトリック2により計算する場合について説明する。また、第2の実施の形態の経路計算装置のフローチャートは、第1の実施の形態の経路計算装置のフローチャートにおけるステップS41040とS41100の間に、メトリック2により計算する場合のみに行う処理を追加したものであるため、図13は追加した部分のみを記載している。
経路計算装置200において、要求管理部202が、経路計算要求者または他の経路計算装置からPtoMPパスの経路計算要求を受信した後、他の経路計算装置へ経路計算要求を送信し、その応答を受信するまでの処理(ステップS41010〜S41080)は第1の実施の形態と同様である。
要求管理部202は、元要求に対する全ての送信要求の応答を受信すると、経路計算装置リスト解析部209に対して、受信した応答に含まれる経路計算装置リストの間に、重複する経路計算装置が無いかチェックを依頼する(ステップS41081)。
経路計算装置リスト解析部209がチェックした結果、もし重複があれば(ステップS41081/Yes)、その結果を受けて要求管理部202は、再経路計算要求のため、経路計算要求端点設定部204に対して端点の設定を依頼する。依頼を受けて、経路計算要求端点設定部204は、本実施の形態の通信システムの経路計算装置101の動作で述べたように、始点ノードには先に送った経路計算要求と同じものを、終点ノードには、重複を発見した経路計算装置リストを返してきた経路計算装置に対して、先に送った経路計算要求の終点ノード全てを、各経路計算装置への端点として設定する(ステップS41040)。
その後、要求管理部202は、設定された端点を指定し、先に受信した経路を含むよう制約条件を設けて、経路計算要求を他の経路計算装置へ送信する(ステップS41050)。
経路計算装置リストの間に、重複が無ければ(ステップS41081/No)、要求管理部202は、経路計算部205に自ドメイン内経路の計算と受信経路とのつなぎ合わせを依頼する。経路計算部205は、依頼された処理を実施し(ステップS41090)、要求管理部202へ返す。
要求管理部202は、再計算を行ったのであれば(ステップS41091/Yes)、得られた全ての経路を経路比較部211へ送る。経路比較部211は、要求管理部202から受け取った経路のコストを比較し、より最適な経路を選択して要求部202へ返す(ステップS41092)。
経路比較部211から経路を受け取った、あるいは再計算を行っていない場合(ステップS41091/No)、要求管理部202は、得られた経路がどの経路計算装置からの応答経路とつなぎ合わせたものであるかを検索し、その応答に含まれていた経路計算装置リストを経路計算装置リスト作成部210に送る。
経路計算装置リスト作成部210は、受け取った経路計算装置に、自身の経路計算装置を識別するIDを加えることで、新たな経路計算装置リストを作成し(ステップS41093)、要求管理部202へ返す。要求管理部202は、得られた経路・経路のコストおよび経路計算装置リストを経路計算応答として要求元へ送信する(ステップS41100)。
本発明の第2の実施の形態の効果は、第1の実施の形態の効果に加えて、特に、同一ドメイン内に複数の終点ノードがあっても、メトリック2によりドメイン間PtoMPパスを計算することができる点である。その理由は、ドメイン間PtoMPパスをメトリック2により計算する場合には、経路計算装置のリストに重複があるとき、適切に端点を設定して再計算をし、経路比較することにより、PtoMPパスの分岐点を適切に選ぶことができるためである。
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態における通信システムは、以下の点が第1の実施の形態と異なる。第1に、各経路計算装置による、経路計算要求の端点設定の方法である。第2に、経路計算要求のループを防ぐため、各経路計算装置は、経路計算要求送信先として選択した経路計算装置のうち、受信した経路計算要求の直前の送信元には、経路計算要求は送信しない、という点である。
本発明の第3の実施の形態における通信システムの構成例を図14に示す。本通信システムは、ドメイン111,112,113,114から構成され、それぞれのドメインのトポロジ情報を持つ経路計算装置101,102,103,104が配置される。
各経路計算装置の持つトポロジ情報の範囲や、経路計算装置の選択のための保持情報は第1の実施の形態の通信システムの構成にて説明したものと同様である。また、全てのリンクには同じ値のコスト”10”が設定されているものとする。なお、図14に示す通信システムは、図1の通信システムの構成とは異なるが、第1の実施の形態の経路計算方法を用いて始点ノード120と終点ノード121,122,123の間の経路を計算した場合、得られる経路は1501である。また、その際の経路計算ドメインは、図15の経路計算ドメインツリー1のようになる。
また、本発明の第3の実施の形態における経路計算装置の構成は、図2に示した第1の実施の形態の経路計算装置と同様である。第3の実施の形態の通信システムの動作を図14及び図15を参照して詳細に説明する。
図14において、120を始点ノード、121,122,123,124を終点ノードとしたPtoMPパスの経路を計算する場合、まずPtoMPパスの経路を要求する経路計算要求者160が、自分の所属するドメインを担当する経路計算装置101に対し、経路計算要求を送信する。
経路計算要求を受けた経路計算装置101は、第1の実施の形態の通信システムの経路計算装置と同様、終点ノード121に対して経路計算装置102を、終点ノード122,123に対して経路計算装置103を選択する。
この後、経路計算装置101は、経路計算装置102,103に対して送信する経路計算要求の端点を設定する。第3の実施の形態では、以下のように設定する。終点ノードについては、受信した経路計算要求の終点ノードのうち、他ドメインのノード全部を設定する。
また、始点ノードは受信した経路計算要求と同じものを設定する。すなわち、この場合、経路計算装置102,103への経路計算要求には、ともに、始点ノードとして120を、終点ノードとして121,122,123を設定する。
その後、設定した端点を指定して経路計算装置102,103へ経路計算要求を送った後の処理は、第1の実施の形態の通信システムと同様である。
第3の実施の形態の方法では、経路計算ドメインは図15の経路計算ドメインツリー2のようになる。第3の実施の形態の方法で、メトリック2により経路計算を行った場合、得られる経路は、経路計算ドメインツリー2の中のドメイン111−113−114の経路計算ドメイン枝から得られる、経路1502(経路コスト:100)である。よって、第1の実施の形態の方法で得られる経路1501(経路コスト:140)よりも、低コストの経路が得られる。
なお、第3の実施の形態の通信システムの構成は、第1、第2の実施の形態同様、図14に限定されるものではなく、ネットワークが複数のドメインに分かれており各ドメインに経路計算装置が配置されている通信システムであればよい。また、経路計算要求者160はPtoMPパスの始点ノード120と同一であってもよい。
さらに、境界ノードが複数ある場合は、経路計算装置が、要求元経路計算装置の所属ドメインとの各境界ノードを始点とした自ドメイン内の経路を計算してそれぞれの経路と受信経路をつなぎ合わせたものを経路候補とし、経路候補とそれぞれの経路のコストを要求元の経路計算装置に返し、要求元の経路計算装置は自ドメイン内の経路とそれらの経路候補との組み合わせの中から最適なものを選択してもよい。
第3の実施の形態における経路計算装置の動作については、以下の点が第1の実施の形態と異なる。第1に、経路計算要求の送信先ごとに端点を設定する際、本実施の形態の通信システムで説明したように、終点ノードについては、受信した経路計算要求の終点ノードのうち、他ドメインのノード全部を、始点ノードについては、受信した経路計算要求と同じものを設定する。
第2に、要求管理部202は、経路計算装置送信先選択部203から、選択した経路計算装置を受けとった際、受信した経路計算要求の直前の送信元は経路計算要求の送信先から除外する、という点である。それ以外は第1の実施の形態の経路計算装置の動作と同様である。
本発明の第3の実施の形態の効果は、特に、同一ドメイン内に複数の終点ノードがあっても、メトリック2によりドメイン間PtoMPパスを計算することができる点である。その理由は、経路計算要求になるべく多くの他ドメインの終点ノードを入れるために、同一ドメイン内の終点ノードへの経路の分岐点は可能な限りそのドメイン内に設定され、同一ドメイン内の各終点ノードへの経路がそれぞれ別のドメインを通過することを可能な限り防ぐことができるからである。
本発明は、複数のドメインから構成され、マルチキャストパスなどのPtoMPパスの経路計算を必要とする通信システムに適用可能である。
以上、実施の形態を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範囲な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら実施の形態や具体例に様々な修正および変更が可能である。
101,102,103,104 経路計算装置
111,112,113,114 ドメイン
120 PtoMPパスの始点ノード
121,122,123.124 PtoMPパスの終点ノード
160 経路計算要求者
200 経路計算装置
201 経路計算要求/応答部
202 要求管理部
203 経路計算要求送信先選択部
204 経路計算要求端点設定部
205 経路計算部
206 トポロジ情報DB
207 到達性情報DB
208 隣接情報DB
209 経路計算装置リスト解析部
210 経路計算装置リスト作成部
211 経路比較部

Claims (14)

  1. 始点ノードから終点ノードまでの経路を計算する複数の経路計算装置を有する通信システムであって、
    前記経路計算装置は、
    複数のドメインから構成されるマルチドメインネットワークに分散的に備えられ、
    始点ノードの所属するドメインから各終点ノードの所属するドメインまでの経路計算ドメインを各ドメインに備えられた経路計算装置が順次決定し、
    前記各経路計算装置が前記次の経路計算ドメインを決定した際に、経路計算要求の送信先である次の経路計算ドメイン担当の経路計算装置ごとに、受信した経路計算要求に設定された複数の終点ノードのうちで他ドメインに所属するノードから、終点ノードのグループを新たに設定し、
    各経路計算装置が計算し、
    前記計算された経路をつなぎ合わせてドメイン間ポイントツーマルチポイントパスの経路を決定することを特徴とする通信システム。
  2. 前記経路計算装置は、ドメイン境界ノードから他ドメインのノード及び/又は他の経路計算装置へ到達できるか否かと到達コストを示す到達性情報、および前記他の経路計算装置が隣接するドメインに所属しているかを示す隣接情報を基に、次に経路計算を行う経路計算装置を選択することにより、前記次の経路計算ドメインを決定することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記経路計算装置は、前記新たな終点ノードのグループを設定する際に、前記経路計算装置の選択にて同一の経路計算装置に対応する終点ノードを同一のグループとして、前記受信した経路計算要求に設定された他ドメインの終点ノードを、前記選択した経路計算装置に重複なく振り分けることを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記経路計算装置は、送信する経路計算応答に、経路計算の履歴を示す経路計算装置リストを有し、
    前記経路計算応答を受信した経路計算装置が、前記受信した経路計算応答と、前記経路計算応答に関連する他の経路計算装置からの経路計算応答について、それぞれに含まれる経路計算装置リストを比較し、重複する経路計算装置がある場合に、
    前記経路計算要求の送信先経路計算装置に対して、先に送信した経路計算要求とは別の終点ノードを設定し、かつ先に受信した経路計算応答における経路を含むよう制約条件を設けて、再経路計算要求を送信し、
    前記先に受信した経路計算応答に含まれる経路と自身で計算した自ドメイン内の経路をつなぎ合わせた経路と、前記再経路計算要求への経路計算応答として受信した経路と自身で計算した自ドメイン内の経路をつなぎ合わせた経路と、を比較して経路を選択することを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記経路計算装置は、前記選択した経路計算装置のうち、自身の受信した経路計算要求の直前の送信元経路計算装置を、次の経路計算要求送信先から除外し、
    さらに、前記新たな終点ノードのグループを設定する際に、前記選択した経路計算装置全てに対して一律に、受信経路計算要求に設定された他ドメインの終点ノード全部を、新たな終点ノードグループとして設定することを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  6. 複数のドメインから構成されるマルチドメインネットワークに、分散的に配置される経路計算装置であって、
    計算すべき経路の始点ノードと終点ノードを含む経路計算要求および前記経路計算要求に対する応答の送受信を行う経路計算要求応答手段と、
    前記経路計算要求に対して次に経路を計算させる装置を選択して前記装置に経路計算要求を送出する経路計算要求送信先選択手段と、
    受信した経路計算要求に応答して、ドメイン内の経路計算を行う経路計算手段と、
    受信した経路計算要求に設定された他ドメインの終点ノードから、新たに終点ノードのグループを設定する経路計算要求端点設定手段と、を備えることを特徴とする経路計算装置。
  7. 経路計算要求送信先選択手段は、ドメイン境界ノードから他ドメインのノード及び/又は他の装置へ到達できるか否かと到達コストを示す到達性情報、および前記他の装置が隣接するドメインに所属しているかを示す隣接情報を基に、次に経路計算を行う装置を選択することを特徴とする請求項6に記載の経路計算装置。
  8. 前記経路計算要求端点設定手段は、前記経路計算要求送信先選択手段による装置の選択にて、同一の装置に対応する終点ノードを同一のグループとすることにより、受信した経路計算要求に設定された他ドメインの終点ノードを、前記選択した装置に重複なく振り分けることを特徴とする請求項6または7に記載の経路計算装置。
  9. 受信した複数の経路計算応答に含まれる経路計算装置リストを解析し、重複する装置があれば再計算が必要であるとの結果を前記要求管理手段へ返す経路計算装置リスト解析手段と、
    経路計算の履歴として経路計算応答に入れる、経路計算装置リストを作成する経路計算装置リスト作成手段と、
    前記経路計算手段が受信した経路計算応答を基に計算した経路と、前記再計算の経路計算要求への応答から計算した経路と、を比較して選択する経路比較手段を備えることを特徴とする請求項8に記載の経路計算装置。
  10. 前記要求管理手段は、前記経路計算要求送信先選択手段の選択した装置のうち、受信した経路計算要求の直前の送信元装置を、次の経路計算要求送信先から除外する機能を有し、
    さらに、前記経路計算要求端点設定手段は、前記経路計算装置選択手段の選択した装置全てに対して一律に、受信経路計算要求に設定された他ドメインの終点ノード全部を、新たな終点ノードグループとして設定することを特徴とする請求項6または7に記載の経路計算装置。
  11. 複数のドメインから構成されるマルチドメインネットワークに分散的に備えられる各経路計算装置により、始点ノードの所属するドメインから各終点ノードの所属するドメインまでの経路計算ドメインを順次決定し、
    経路計算要求の送信先である次の経路計算ドメイン担当の経路計算装置ごとに、受信した経路計算要求に設定された複数の終点ノードのうちで他ドメインに所属するノードから、終点ノードのグループを新たに設定し、
    各経路計算装置が計算し、
    前記計算された経路をつなぎ合わせてドメイン間ポイントツーマルチポイントパスの経路を決定することを特徴とする通信システムの経路計算方法。
  12. 計算すべき経路の始点ノードと終点ノードを含む経路計算要求および前記経路計算要求に対する応答の送受信を行う経路計算要求応答ステップと、
    前記経路計算要求に対して次に経路を計算させる装置を選択して前記装置に経路計算要求を送出する経路計算要求送信先選択ステップと、
    受信した経路計算要求に設定された他ドメインの終点ノードから、新たに終点ノードのグループを設定する経路計算要求端点設定ステップと、
    受信した経路計算要求に応答して、ドメイン内の経路計算を行う経路計算ステップと、を備えることを特徴とする経路計算装置の経路計算方法。
  13. 複数のドメインから構成されるマルチドメインネットワークに分散的に備えられる各経路計算装置により、始点ノードの所属するドメインから各終点ノードの所属するドメインまでの経路計算ドメインを順次決定し、
    経路計算要求の送信先である次の経路計算ドメイン担当の経路計算装置ごとに、受信した経路計算要求に設定された複数の終点ノードのうちで他ドメインに所属するノードから、終点ノードのグループを新たに設定し、
    各経路計算装置が計算し、
    前記計算された経路をつなぎ合わせてドメイン間ポイントツーマルチポイントパスの経路を決定することをコンピュータに実行させるプログラム。
  14. 計算すべき経路の始点ノードと終点ノードを含む経路計算要求および前記経路計算要求に対する応答の送受信を行う経路計算要求応答処理と、
    前記経路計算要求に対して次に経路を計算させる装置を選択して前記装置に経路計算要求を送出する経路計算要求送信先選択処理と、
    受信した経路計算要求に設定された他ドメインの終点ノードから、新たに終点ノードのグループを設定する経路計算要求端点設定処理と、
    受信した経路計算要求に応答して、ドメイン内の経路計算を行う経路計算処理と、をコンピュータに実行させるプログラム。
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