JP5222617B2 - 情報システム及びi/o処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のストレージシステムを備えた情報システムに関する。
一般に、情報システムでは、記憶デバイスとして、例えば、HDD(ハードディスクドライブ)を用いるストレージ装置が備えられ、そのストレージ装置を含むストレージシステムが、ストレージエリアネットワーク(SAN:Storage Area Network)経由で、複数の上位装置(例えばホスト)からアクセスされる。一般的にストレージ装置では、RAID(Redundant Array of Independent (or Inexpensive) Disks)技術に従う高信頼化方法が採用されることでHDD単体の信頼性を超えた信頼性をストレージ装置として提供している。しかし、近年の情報化社会の進化によって上記RAIDによる信頼性が貢献する情報システムの可用性(サービス継続性)では不足してきた。
このような状況に対応する高可用化技術として、ホストと二つのストレージシステムとがそれぞれ接続され、一方のストレージシステムからもう一方のストレージシステムにデータをリモートコピーする技術がある。
米国特許第7,058,731号明細書
上記技術では、ストレージシステムが障害停止した場合、もう一方のストレージシステムに交替して、業務を再開できる。しかしながら、この場合、ホストには、交替させるための特殊な交替パスソフトウェアが必要となり、汎用的でない。
そこで、本発明は、2台以上のストレージシステム間でリモートコピーを行うストレージシステムと当該ストレージシステムを利用する特殊な交替パスソフトウェアが存在しないホストも含めた情報システムの可用性を向上させることを目的とする。
かかる課題を解決するために本発明においては、ホストコンピュータと、前記ホストコンピュータに接続され、第1のボリュームを有する第1のストレージ装置と、前記ホストコンピュータ及び前記第1のストレージ装置に接続され、第2のボリュームを有する第2のストレージ装置と、前記第1のストレージ装置及び前記第2のストレージ装置に接続され、第3のボリュームを有する第3のストレージ装置とを備え、前記第1及び前記第2のストレージ装置は、外部からの指示に応じて、前記第1のボリュームのデータを前記第2のボリュームへコピーするリモートコピーのペアをそれぞれ内部に設定すると共に、前記リモートコピーのペアに前記第3のボリュームを関連付け、前記ホストコンピュータは、前記第1のボリュームへのI/Oリクエストが失敗した場合に、前記第2のボリュームに対するI/Oリクエストを前記第2のストレージ装置に送信し、前記第1及び前記第2のストレージ装置は、相手側の前記第1若しくは前記第2のストレージ装置の障害、又は前記第1及び前記第2のストレージ装置間の接続障害を検出した場合に、当該障害を検出した旨を示す障害情報フラグを前記第3のボリュームに格納することを特徴とする。
また、本発明においては、情報システムにおけるI/O処理方法であって、ホストコンピュータと、前記ホストコンピュータに接続され、第1のボリュームを有する第1のストレージ装置と、前記ホストコンピュータ及び前記第1のストレージ装置に接続され、第2のボリュームを有する第2のストレージ装置と、前記第1のストレージ装置及び前記第2のストレージ装置に接続され、第3のボリュームを有する第3のストレージ装置とを備え、前記第1及び前記第2のストレージ装置が、外部からの指示に応じて、前記第1のボリュームのデータを前記第2のボリュームへコピーするリモートコピーのペアをそれぞれ内部に設定すると共に、前記リモートコピーのペアに前記第3のボリュームを関連付ける第1のステップと、前記ホストコンピュータが、前記第1のボリュームへのI/Oリクエストが失敗した場合に、前記第2のボリュームに対するI/Oリクエストを前記第2のストレージ装置に送信する第2のステップと、前記第1及び前記第2のストレージ装置が、相手側の前記第1若しくは前記第2のストレージ装置の障害、又は前記第1及び前記第2のストレージ装置間の接続障害を検出した場合に、当該障害を検出した旨を示す障害情報フラグを前記第3のボリュームに格納する第3のステップとを備えることを特徴とする。
従って、第1のボリュームへのI/Oリクエストが失敗したときに、前記第2のボリュームにI/Oリクエストが送信されるため、第1のボリュームとのリモートコピーがなされておらず、前記第2のボリュームのデータが最新でないことから、最新でない前記第2のボリュームのデータによりホストコンピュータのI/Oリクエストに対する処理を実行するのを未然かつ有効に防止することができる。
本発明によれば、情報システムの可用性を向上させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
(1)第1の実施の形態
<1.情報システムの構成>
図1は、本発明の一実施の形態に係る情報システム100のハードウェア構成の一例を示す図である。
情報システム100は、例えば、ストレージ装置1500、ホストコンピュータ(以後ホストと省略する)1100、管理ホスト1200と、2台以上の仮想化ストレージ装置1000とから構成される。ストレージ装置1500、ホスト1100、管理ホスト1200の数は、それぞれ、1以上とすることができる。仮想化ストレージ装置1000とホスト1100は、I/Oネットワーク1300を介して、相互に接続される。仮想化ストレージ装置1000とストレージ装置1500と管理ホスト1200は、管理ネットワーク(図示せず)又はI/Oネットワーク1300を介して、相互に接続される。
ホスト1100には、ホスト内部ネットワーク1104があり、そのネットワーク1104に、プロセッサ(図中ではProcと略記)1101と、メモリ(図中ではMemと略記)1102と、I/Oポート(図中ではI/O Pと略記)1103とが接続されている。管理ホスト1200も、ホスト1100と同じハードウェア構成を有することができる。なお、I/Oポートをホスト1100に追加する拡張カードをHBA(Host Bas Adapter)と呼ぶことがある。
管理ホスト1200は、表示装置を有し、その表示装置に、仮想化ストレージ装置1000とストレージ装置1500の管理用の画面を表示することができる。また、管理ホスト1200は、管理操作リクエストを、ユーザー(例えば管理ホスト1200のオペレーター)から受付け、その受け付けた管理操作リクエストを、仮想化ストレージ装置1000やストレージ装置1500に送信することができる。管理操作リクエストは、仮想化ストレージ装置1000やストレージ装置1500の操作のためのリクエストであり、例えば、パリティグループ作成リクエスト、内部LU(Logical Unit)作成リクエスト、パス定義リクエスト、及び仮想化機能に関する操作がある。
I/Oネットワーク1300は、ファイバーチャネルによる接続が第一に考えられるが、それ以外でも、FICON(FIbre CONnection:登録商標)やEthernet(登録商標)とTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)とiSCSI(internet SCSI(Small Computer System Interface))の組み合わせや、Ethernet(登録商標)とNFS(Network File System)やCIFS(Common Internet File System)等のネットワークファイルシステムの組み合わせ等が考えられる。さらに、I/Oネットワーク1300は、I/Oリクエストを転送可能な通信装置であればこれ以外でもよい。また、仮想化ストレージ装置1000とストレージ装置1500を接続するネットワークについてもI/Oネットワーク1300と同様である。
仮想化ストレージ装置1000は、コントローラ(図中はCTLと表記)1010と、キャッシュメモリ(図中はCMと表記)1020と、複数のHDD1030とを備える。好ましい形態としては、コントローラ1010及びキャッシュメモリ1020は、それぞれ複数のコンポーネントから構成することが考えられる。なぜなら、コンポーネント単体に障害が発生して閉塞した場合でも、残りのコンポーネントを用いてリードやライトに代表されるI/Oリクエストを引き続き受けることができるためである。
コントローラ1010は、仮想化ストレージ装置1000の動作を制御する装置(例えば回路基盤)である。コントローラ1010には、内部ネットワーク1017があり、その内部ネットワーク1017に、I/Oポート1013、キャッシュポート(図中ではC Pと表記)1015、管理ポート(図中ではM Pと表記)1016、バックエンドポート(図中ではB/E Pと表記)1014、プロセッサ(例えばCPU(Central Processing Unit))1011及びメモリ1012が接続されている。コントローラ1010同士とキャッシュメモリ1020は、ストレージ内部ネットワーク1050にて相互に接続される。また、コントローラ1010と各HDD1030は、複数のバックエンドネットワーク1040にて相互接続される。
ストレージ装置1500のハードウェア構成は、仮想化ストレージ装置1000と同種の部品から構成される。なお、仮想化ストレージ装置1000がHDDを持たない仮想化専用装置またスイッチの場合は、ストレージ装置1500は、仮想化ストレージ装置1000と同種の部品から構成されなくてもいい。さらに、ホスト1100及び仮想化ストレージ装置1000の内部のネットワークは、好ましくは、I/Oポート1013の有する転送帯域より広帯域であり、また、バスやスイッチ型のネットワークによって全てまた一部が代替されてもよい。また、図1では、I/Oポート1013は、コントローラ1010に一つ存在することになっているが、実際には、複数のI/Oポート1013がコントローラ1010に存在してもよい。
以上のハードウェア構成によって、仮想化ストレージ装置1000やストレージ装置1500のHDDに保存された全て又は一部のデータを、ホスト1100が読出したり書き込んだりすることができるようになる。なお、以後の説明では、データ保存を担当するシステムをストレージクラスタと呼ぶ。また、ストレージクラスタ内部に当該システムを2系統含むことで高可用化を実現するサブシステムで、仮想化ストレージ装置1000とストレージ装置1500の片方又は両方を含むサブシステムをストレージサブシステムと呼ぶ。
<2.本実施の形態の概要>
本実施の形態では、他のストレージ装置1500内のボリューム等の記憶領域を仮想化する仮想化機能を有する仮想化ストレージ装置1000を含むストレージシステムの可用性を向上させるため、もう一台の仮想化ストレージ装置1000を用いた二重化構成を採用する。図2は、その概要を示した図である。
本概要では、ストレージシステムに仮想化ストレージ装置1000L、仮想化ストレージ装置1000R、ストレージ装置1500L、ストレージ装置1500Rが含まれる。なお、以下においては、説明を容易にするため、仮想化ストレージ装置1000L及びストレージ装置1500Lを正系(プロダクション系)、仮想化ストレージ装置1000R及びストレージ装置1500Rを副系(バックアップ系)の役割をもっているものとする。しかし、それぞれの仮想化ストレージ装置1000L、1000Rがホスト1100へ提供するボリュームが二つ以上の場合は、仮想化ストレージ装置単位で正系・副系を担当する代わりにボリューム単位で正系を担当する仮想化ストレージ装置1000L、1000Rが定まっていればよい。
それぞれの仮想化ストレージ装置1000L、1000Rは、自身が有するHDD1030を構成要素とするパリティグループ(RAID技術によって構成される)の一部又は全ての領域をボリューム3000A(3000LA、3000RA)としてホスト1100に提供する(図中の円柱内に'A'と記された部分が対応)。また、仮想化ストレージ装置1000は、オプションとして仮想化機能による仮想ボリューム3000B(3000LB、3000RB)(対応するHDD等の不揮発記憶領域が仮想化ストレージ装置1000L、1000Rの外部に存在するボリュームのこと)を提供することができる(図中の円柱内に'B'と記された部分が対応)。本概要では、ストレージ装置1500L、1500Rが提供するボリューム3500B(3500LB、3500RB)の一部又は全てを対応する不揮発記憶領域として用いている。
なお、以後の説明では、「ボリュームのデータ」と書いた場合は、HDD1030に保存されたデータに加えてキャッシュメモリ1020に一時保存されたデータも含む。また、後ほど述べる「仮想ボリュームのデータ」に関しては、ストレージ装置1500L、1500Rのボリューム3500LB、3500RBに保存されたデータに加えて仮想化ストレージ装置1000L、1000Rのキャッシュメモリ1020に一時保存されたデータを含む。
一方、ホスト1100上では、アプリケーションプログラム(以後、アプリケーションと略すことがある)2010と、OS(Operating System)2020が動作している。また、単一ボリューム3000に複数のアクセスパスがある場合に、それらを一まとめにして取り扱う機能を持つ、交替パスソフトが、OS2020の一部として動作している。
アプリケーション2010は、OS2020が提供するインターフェイスを利用して、仮想化ストレージ装置1000内のデータをアクセスする。OS2020は、アプリケーション2010からのアクセス要求を解釈し、要求されたデータを特定するため、仮想化ストレージ装置1000が提供するボリューム3000のボリュームアドレス(例えば、SCSI規格ではターゲットポートアドレスとLUNの組み合わせで表現される)と、ボリューム3000内のデータ位置(例えば、同じくSCSI規格では、LBAで示される)を指定して、仮想化ストレージ装置1000にI/Oリクエストを発行する。
仮想化ストレージ装置1000は、指定されたボリューム3000の指定されたLBAに格納されているデータをアクセス(例えば、リードやライト)し、ホスト1100に結果を応答する。ホスト1100のOS2020は、仮想化ストレージ装置1000から返された結果を受け、アプリケーション2010に結果を返す。
交替パスソフトは、上記のアプリケーション2010とOS2020とのやり取りの間に介入し、単一ボリュームが複数のアクセスパスを備える場合、使用するアクセスパスを選択する機能を持つ。SCSI規格では、一つのボリューム3000が複数のアクセスパスを備える場合、それぞれのアクセスパスに対して異なるボリュームアドレス(すなわち、ターゲットポートアドレスとLUNの組み合わせ)が割り当てられる。つまり、単一ボリュームが複数のボリュームアドレスを持つことになる。
交替パスソフトは、そのうちの一つのボリュームアドレスを(すなわち、アクセスパスを)選択してI/Oリクエストを発行するよう、OS2020に依頼する。OS2020は、交替パスソフトが選択したアクセスパスを使用して、仮想化ストレージ装置1000にI/Oリクエストを発行し、仮想化ストレージ装置1000から結果を受け取り、その結果を交替パスソフトに返す。交替パスソフトは、結果がI/O成功の場合、アプリケーション2010にその結果を返す。結果がI/O失敗の場合、交替パスソフトは別のアクセスパスを選択して、再びOS2020にI/Oリクエスト発行を依頼する。全てのアクセスパスでI/O失敗となったときは、アプリケーション2010にI/O失敗を応答する。
交替パスソフトは、複数のボリュームアドレスが単一ボリュームに関連付けられていることを知るために、ボリューム固有の識別子であるボリューム識別子を用いる。交替パスソフトは、複数のボリュームアドレスそれぞれに対して、仮想化ストレージ装置1000にボリューム識別子を問い合わせる。SCSI規格では、Inquiryコマンドを利用する。仮想化ストレージ装置1000は、ボリューム固有の識別子を交替パスソフトに応答する。ボリューム識別子はボリューム固有の識別子なので、たとえボリュームアドレスが異なっても、ボリューム3000が同じであれば同じ識別子を返す。これにより、交替パスソフトは、同じボリューム識別子を返すボリュームアドレスが単一ボリュームへの複数のアクセスパスであると認識できる。
また、交替パスソフトは、アクセスパスの優先順位も取得する。SCSI規格では、Inquiryコマンドの応答として、識別子とともに交替パスソフトに優先順位を返す。一般的に、優先順位は高低の二段階程度で示される。すなわち、あるアクセスパスは優先順位が高く、別のアクセスパスは優先順位が低い、といった情報を交替パスソフトは得ることができる。交替パスソフトは優先順位を取得すると、アクセスパスを選択する際、優先順位の高いアクセスパスを選択し、OS2020に選択したアクセスパスを使用してI/Oリクエストを発行するよう依頼する。アクセスパスが3本以上ある場合は、まず優先順位の高いアクセスパスの中から使用するアクセスパスを選択する。優先順位の高いアクセスパスを使用したI/Oリクエストが全て失敗したときのみ、優先順位の低いアクセスパスを選択し、OS2020にI/Oリクエスト発行を依頼する。
図2に示す仮想化ストレージ装置1000L、1000Rが提供するボリューム3000LA、3000RA、3000LB、3000RBは、リモートコピーの関係にある。リモートコピーは、ある仮想化ストレージ装置1000のボリューム3000が受けたライトデータを、他の仮想化ストレージ装置1000のボリューム3000にコピーする、仮想化ストレージ装置1000が持つ機能である。コピー元ボリュームをプライマリボリューム、コピー先ボリュームをセカンダリボリュームと呼ぶ。
本実施の形態においては、仮想化ストレージ装置1000Lを優先度の高い仮想化ストレージ装置1000とし、仮想化ストレージ装置1000Rを優先度の高い仮想化ストレージ装置1000とする。図2では、ボリューム3000LA、3000LBはプライマリボリューム、ボリューム3000RA、3000RBはセカンダリボリュームである。
本実施の形態のリモートコピーは、基本的機能は通常のリモートコピーと同等であるが、一部の機能が通常のリモートコピーと異なる。以下、本実施の形態の特徴的な機能を説明する。まず、本実施の形態のリモートコピーでは、プライマリボリュームとセカンダリボリュームのボリューム識別子を同じにする。すなわち、ボリューム3000LAとボリューム3000RAは、SCSIのInquiryコマンドに対して、同じボリューム識別子を応答する。このようにすると、ホスト1100の交替パスソフトは、本来違うボリュームである3000LAと3000RAを単一ボリュームと認識し、それぞれのボリュームを、その単一ボリュームに対する複数のアクセスパスと認識する。
さらに、アクセスパスの優先順位についても、プライマリボリュームではアクセスパスの優先順位を高く応答し、セカンダリボリュームではアクセスパスの優先順位を低く応答する。このようにすると、交替パスソフトは、優先順位の高いアクセスパスを使ってI/Oを処理するので、結果としてプライマリボリュームに対してI/Oリクエストを発行することになる。そして、交替パスソフトは、全ての高優先順位アクセスパスでI/Oが失敗したときのみ(すなわち、プライマリボリュームへのI/Oが失敗したときのみ)低優先順位アクセスパスを選択して、すなわち、セカンダリボリュームに対してI/Oリクエストを発行する。
本実施の形態のリモートコピーのセカンダリボリュームの特徴的機能は、ホスト1100からI/Oリクエストを受領するとリモートコピーを停止して、I/O処理を開始することである。上記のボリューム識別子とアクセスパスの優先順位により、セカンダリボリュームに対してホストI/Oが発行されるということは、プライマリボリューム(すなわち、高優先順位のアクセスパス)へのI/Oが全て失敗したことを示している。ここで、セカンダリボリュームがI/Oリクエスト受領を契機にI/O処理を開始することにより、交替パスソフトは、低優先順位のアクセスパスを選択したらI/Oが成功したと判断する。これにより、一般的な交替パスソフトが持っている機能を利用して、仮想化ストレージ装置1000のフェイルオーバーを実現できる。
このようにして、情報システム100では、交替パスソフトには特殊な機能を持たせず、現状の交替パスソフトの機能に合わせて、仮想化ストレージ装置1000L及び仮想化ストレージ装置1000RがI/Oリクエストに対する応答を送信することにより、仮想化ストレージ装置1000L及び仮想化ストレージ装置1000Rの交替を実現する。
なお、各プログラムに基づくホスト1100のプロセッサ1011の処理内容を明確化するため、アプリケーション2010、OS2020、交替パスソフトの各種処理の処理主体をプログラムとして説明したが、実際上は、そのプログラムに基づいてホスト1100のプロセッサ1011がその処理を行うことは言うまでもない。
<3.仮想ストレージ装置1000で実行されるプログラム及び情報>
図3は、仮想化ストレージ装置1000(1000L、1000R)とストレージ装置1500(1500L、1500R)とで実行されるプログラムと、当該プログラムにより管理される情報とについて示した図である。なお、当該プログラムはメモリ1012(図1)と、プロセッサ1011(図1)と、キャッシュメモリ1020とによって保持と実行がされるが、その一部をハードウェア化して実行してもよい。
<3.1.I/O処理プログラム6020、パリティグループ情報6060及びボリューム情報6050>
パリティグループ情報6060には、パリティグループ毎の以下の構成に関連する情報が含まれる。
(1)パリティグループを構成するHDD1030の識別子。パリティグループには複数のHDD1030が参加しているため、当該情報はパリティグループ毎に複数存在する。
(2)RAIDレベル
また、ボリューム情報6050には、ボリューム毎の以下の構成に関連する情報が含まれる。
(1)ボリューム容量
(2)ボリュームに対応するデータが保存されるパリティグループの識別子とパリティグループ内の領域(開始アドレスと終了アドレスの片方又は両方)。
I/O処理プログラム6020は、ボリューム情報6050やパリティグループ情報6060を参照してホスト1100から受信したI/Oリクエストに関する以下の処理を実行する。
(A)ステージング: HDD1030に保存されたデータをキャッシュメモリ1020上にコピーする。
(B)デステージング:キャッシュメモリ1020に保存されたデータをHDD1030へコピーする。なお、その前の処理としてRAID技術による冗長データを作成してもよい。
(C)リード処理:ホスト1100から受信したリードリクエストに対して、当該リクエストに対応するデータがキャッシュメモリ1020上に存在するかどうか判定する。そして、当該リクエストに対応するデータがキャッシュメモリ1020上に存在しない場合は、ステージング処理を実行して当該データをキャッシュメモリ1020上にコピーした後に、そのデータをホスト1100に対して送信する。なお、キャッシュメモリ1020上にかかるデータが存在する場合は、当該データをホスト1100に対して送信する。
(D)ライト処理:ホスト1100から受信したライトデータをキャッシュメモリ1020上に保存する。なお、当該処理時にキャッシュメモリ1020上に十分な空き領域が無い場合はデステージング処理を実行して適切なデータをHDD1030上にコピーした後にキャッシュメモリ1020上の当該領域を流用する。また既にキャッシュメモリ1020上に保存された領域がライトリクエストに含まれる場合は、そのまま既存のキャッシュメモリ1020上の領域へ上書きすることもある。
(E)キャッシュアルゴリズム:キャッシュメモリ1020上のデータの参照頻度や参照時期等を元にLRU等のアルゴリズムによってステージングすべきHDD1030上のデータやデステージングすべきキャッシュメモリ1020上のデータを決定する。
<3.2.仮想化プログラム6030と仮想化情報6070>
仮想化情報6070には、仮想化ボリューム毎の以下の構成に関連する情報が含まれる。
(1)ストレージ装置1500内のボリューム内の領域とその領域が仮想ボリューム上のアドレス空間のどの領域としてホスト1100に提供するかに関する以下の情報。仮想ボリュームが複数で構成される場合は下記情報も複数存在する。
(1−1)仮想ボリュームを構成する、ストレージ装置1500の識別子(又はポートの識別子)と、ボリュームの識別子と、ボリューム内の領域(開始アドレスと終了アドレス)
(1−2)仮想ボリュームにおける領域(開始アドレスと終了アドレス)
(2)仮想ボリュームの容量
仮想化プログラム6030は、仮想化ストレージ装置1000が、ストレージ装置1500が提供するボリュームを用いてホスト1100にボリュームを提供するためのプログラムである。なお、仮想化プログラム6030が提供する仮想ボリューム3000Bと、それに対応するストレージ装置1500上のボリューム3500Bとの対応関係として、以下のパターンがある。
(A)ストレージ装置1500上のボリューム全体を仮想ボリューム3000Bの記憶領域として用いる場合。この場合、仮想ボリュームの容量は選択したボリューム3500Bとおおよそ同容量となる(制御情報や冗長情報をストレージ装置1500上のボリュームに保存する場合。当該情報等がない場合は同一容量)。
(B)ストレージ装置1500上のボリュームの一部の領域を仮想化ボリューム3000Bに対応する保存領域として用いる場合。この場合、仮想ボリューム3000Bの容量は当該利用対象の領域容量と大体同じとなる。
(C)複数のストレージ装置1500上の複数のボリューム3500Bを仮想ボリューム3000Bの記憶領域として結合して用いる場合。この場合、仮想ボリューム3000Bの容量は各ボリューム容量の合計値とおおよそ同容量となる。なお、この結合方式としてはストライピングやConcatenate(複数ボリュームを連結して一つのボリュームとして扱う方法)等がある。
(D)(C)のパターンに付随してパリティ情報やミラーデータを保存する場合。この場合、仮想ボリューム3000Bの容量はミラーデータを保存する場合は(C)の半分で、パリティを保存する場合はパリティ計算方式に依存する。ストレージ装置1500内部でRAIDによる高信頼化と組み合わせることによって仮想ボリューム3000Bに保存されたデータについての信頼性がより向上する。
なお、いずれのパターンについても、I/Oリクエストで指定するストレージ装置識別子(又はポート識別子)とボリューム識別子(I/Oリクエストで用いる、仮想化ストレージ装置内又はポート配下のボリュームを識別する情報で、LUN(Logical Unit Number)や、CKD形式のCU番号とLDEV(Logical DEVice)番号等がある)が元々のボリュームと異なる。
仮想化プログラム6030は、ステージングやデステージング対象となるデータが仮想ボリュームに対応する場合にI/O処理プログラム6020により呼び出され、仮想化情報6070を用いて以下の処理を実行する。
(A)ステージング: 仮想化ボリューム3000Bとストレージ装置1500のボリューム3500Bの対応関係を元に、どのストレージ装置1500のボリューム3500Bに保存されたデータをキャッシュメモリ1020上にコピーすべきかを決定した後に、キャッシュメモリ1020上へデータコピーする。
(B)デステージング:仮想化ボリューム3000Bとストレージ装置1500のボリューム3500Bの対応関係を元に、どのストレージ装置1500のボリューム3500Bへキャッシュメモリ1020上のデータをコピーすべきかを決定した後に、ストレージ装置1500のボリューム3500Bへデータコピーする。なお、その前の処理としてRAID技術による冗長データを作成してもよい。
<3.3.リモートコピープログラム6010とコピーペア情報6040>
コピーペア情報6040は、リモートコピーのプライマリボリュームとセカンダリボリュームのコピーペア(ペアと省略することがある)毎に以下の情報を持つ。なお、本実施の形態では、プライマリボリューム及びセカンダリボリュームは高可用性を実現する対象ボリュームが指定されることになる。
(1)プライマリボリュームを持つ仮想化ストレージ装置1000の識別子及びボリュームの識別子
(2)セカンダリボリュームを持つ仮想化ストレージ装置1000の識別子とボリュームの識別子
(3)コピーペアの状態(詳細は後ほど述べる)
リモートコピープログラム6010は、プライマリボリュームに保存されたデータをセカンダリボリュームにミラーリングするプログラムであり、コピーペア情報6040を参照して処理を行う。以下にリモートコピー(特に同期リモートコピー)の処理概要とペア状態について説明する。
<3.3.1.同期リモートコピーのコピー処理動作>
同期リモートコピーとは、前述の様に、コピー元の仮想化ストレージ装置1000がホスト1100からプライマリボリュームに対するライトリクエストを受け付けた場合、ライトデータをコピー先の仮想化ストレージ装置1000に送信した後に、ホスト1100に対してライトリクエスト完了を返すリモートコピー方法である。
同期リモートコピーが実行される際、プライマリボリュームとセカンダリボリュームとのペア間におけるリモートコピーの状況を管理1200に表示したり、リモートコピーの状態を操作するために、仮想化ストレージ装置1000のコントローラ1010は、コピーペア状態(Simplex、Initial‐Copying、Duplex、Suspend及びDuplex‐Pending)と呼ばれる情報を管理する。図4に同期リモートコピーのペア状態に関する状態遷移図を示す。以下、各ペア状態について説明する。
<3.3.1.1.Simplex状態>
Simplex状態は、ペアを構成するプライマリボリュームとセカンダリボリュームとの間でコピーが開始されていない状態である。
<3.3.1.2.Duplex状態>
Duplex状態は、同期リモートコピーが開始され、後述する初期化コピーも完了してペアを構成するプライマリボリューム及びセカンダリボリュームのデータ内容が同一となった状態である。本状態では、書き込み途中の領域を除けば、プライマリボリュームのデータ及びセカンダリボリュームのデータの内容は同じとなる。なお、Duplex中及びDuplex‐Pending及びInitial‐Copying状態ではホスト1100からセカンダリボリュームへのライトリクエストは拒否される。
<3.3.1.3.Initial‐Copying状態>
Initial‐Copying状態は、Simplex状態からDuplex状態へ遷移するまでの中間状態であり、この期間中に、必要ならばプライマリボリュームからセカンダリボリュームへの初期化コピー(プライマリボリュームに既に格納されていたデータのセカンダリボリュームへのコピー)が行われる。初期化コピーが完了し、Duplex状態へ遷移するために必要な処理が終わったら、ペア状態はDuplexとなる。
<3.3.1.4.Suspend状態>
Suspend状態は、プライマリボリュームに対する書き込みの内容をセカンダリボリュームに反映させない状態である。この状態では、ペアを構成しているプライマリボリューム及びセカンダリボリュームのデータの内容は同じでない。ユーザーやホスト1100からの指示を契機に、ペア状態は他の状態からSuspend状態へ遷移する。それ以外に、仮想化ストレージ装置1000間のネットワーク障害等が原因で同期リモートコピーを行うことが出来なくなった場合に自動的にペア状態がSuspend状態に遷移することが考えられる。
以後の説明では、後者の場合、即ち障害により生じたSuspend状態を障害Suspend状態と呼ぶことにする。障害Suspend状態となる代表的な原因としてはネットワーク障害のほかに、プライマリボリュームやセカンダリボリュームの障害、コントローラ1010の障害が考えられる。
Suspend状態となった場合、コピー元ストレージ1000は、Suspend状態となった時点以降にプライマリボリュームに対するライトリクエストがあると、ライトリクエストに従ってライトデータを受信し、プライマリボリュームに保存するが、コピー先の仮想化ストレージ装置1000にはライトデータを送信しない。またコピー元の仮想化ストレージ装置1000は、書き込まれたライトデータのプライマリボリューム上での書き込み位置を差分ビットマップ等として記憶する。
<3.3.1.5.Duplex‐Pending状態>
Duplex‐Pending状態は、Suspend状態からDuplex状態に遷移するまでの中間状態である。この状態では、プライマリボリューム及びセカンダリボリュームのデータの内容を一致させるために、プライマリボリュームからセカンダリボリュームへのデータのコピーが実行される。プライマリボリューム及びセカンダリボリュームのデータの内容が同一になった後、ペア状態はDuplexとなる。
なお、Duplex‐Pending状態におけるデータのコピーは、Suspend状態の間、コピー元の仮想化ストレージ装置1000又はコピー先の仮想化ストレージ装置1000が記録した書き込み位置(例えば上述の差分ビットマップ等)を利用して、更新が必要な部分(即ちプライマリボリュームとセカンダリボリュームとのデータの不一致部分)だけをコピーする差分コピーによって実行される。
また、以上の説明ではInitial‐Copying状態とDuplex‐Pending状態は別々な状態としたが、これらをまとめて一つの状態として管理ホスト1200の画面に表示したり、状態を遷移させても良い。
<4.ストレージ装置1500で実行されるプログラム及び情報>
図3には、ストレージ装置1500にて実行されるプログラム及び情報について記されているが、それぞれのプログラム及び情報は仮想化ストレージ装置1000と同様の動作を行う。
<5.本実施の形態の特徴的構成>
かかる構成に加えて、本実施の形態においては、情報システム100の仮想化ストレージ装置1000L、1000Rと、障害検出用ストレージ装置1700とが所定のネットワークを介して、相互に接続されることにより構成されている(図1)。なお、障害検出用ストレージ装置1700のハードウェア構成は、仮想化ストレージ装置1000と同種の部品から構成される。
障害検出用ストレージ装置1700は、自身が有するHDD1030を構成要素とするパリティグループの一部又は全ての領域を障害検出用ボリューム1800として仮想化ストレージ装置1000L、1000Rに提供する。この場合、仮想化ストレージ装置1000L、1000Rは、同一の障害検出用ボリューム1800が障害検出用仮想ボリューム3000Cとして提供されることとなる(図2)。
また、障害検出用ストレージ装置1700は、情報システム100内の構成要素に障害が発生しているか否かの障害情報を障害検出用ボリューム1800に格納する。
さらに、障害検出用ストレージ装置1700において実行されるプログラム及び情報については、後述する障害検出フラグに対して、仮想化ストレージ装置1000と同様の動作を行う(図3)。
すなわち、障害検出用ストレージ装置1700のI/O処理プログラム6220は、障害検出用ストレージ装置1700のプロセッサ1011の制御に基づいて、仮想ストレージ装置1000L、1000Rからの命令に従って、障害検出フラグ(後述)をチェックしたり、障害検出フラグを該当する障害検出用ボリューム1800にライト(格納)したり等の処理を実行する(図3)。
一方、仮想化ストレージ装置1000L、1000Rは、リモートコピーのプライマリボリュームとセカンダリボリュームのペアの形成時に、リモートコピーのプライマリボリュームとセカンダリボリュームのコピーペアと、障害検出用ボリューム1800を関連付けて設定するために、コピーペア情報6040に、さらに、以下の(4)の情報を持つ。すなわち、本実施の形態におけるコピーペア情報6040は、以下の情報を持ち、これらが関連付けられて設定されていることとなる。
(1)プライマリボリュームを持つ仮想化ストレージ装置1000の識別子及びボリュームの識別子
(2)セカンダリボリュームを持つ仮想化ストレージ装置1000の識別子とボリュームの識別子
(3)コピーペアの状態
(4)障害検出用ボリューム(障害検出用仮想ボリューム3000C)の識別子と障害情報が格納されたデータのアドレス
なお、本実施の形態における仮想化ストレージ装置1000L、1000RのI/O処理プログラム6020の特徴的な処理内容については、後述する。
次に、本実施の形態におけるリモートコピーの特徴的な処理であるI/Oリクエスト処理について説明する。本実施の形態におけるリモートコピーのI/Oリクエスト処理では、障害を回避しつつI/Oを処理するため、次の要件を満たすように処理を行う必要がある。
本実施の形態における情報システム100では、第1に、当該情報システム100における構成要素のうちの1に障害(単点障害)が発生した場合にも、ホスト1100によるI/Oリクエストの再発行によりI/Oの処理を継続し、ホスト1100に対してI/O失敗を応答しないようにすることが必要である。
すなわち、本実施の形態における情報システム100の可用性を単一の仮想化ストレージ装置よりも高くするためには、単点障害が発生した場合にも、ホスト1100におけるI/Oの処理が継続することができることが必要である。情報システム100では、例えば、リモートコピーの失敗によりI/OリクエストそのものをI/O失敗としてホスト1100に応答した場合には、仮想ストレージ装置1000Lの単点障害によりホスト1100におけるI/Oの処理が継続することができなくなる。従って、情報システム100では、このような処理を回避する必要がある。
また、本実施の形態における情報システム100では、第2に、当該情報システム100における構成要素のうちの複数に障害(複合障害)が発生した場合にも、旧データに誤ってアクセスしないようにすることが必要である。なお、この場合のホスト1100のI/Oの処理の継続可否は、問わない。
ここで、旧データとは、ホスト1100が認識するボリューム3100内のデータと齟齬のあるデータをいい、典型的な例としては、仮想ストレージ装置1000L、1000Rの間のリンクが切断された後に、仮想ストレージ装置1000L(優先度の高い仮想化ストレージ装置1000)が単独で運用されている場合における仮想ストレージ装置1000Rのボリューム3000RA内のデータが該当する。
すなわち、本実施の形態における情報システム100は、プロダクション系及びバックアップ系の二重系システムであるため、複数の構成要素に障害が発生した場合には、障害部位によっては、ホスト1100のI/Oの処理の継続が不可能となる場合もありえる。
このとき、情報システム100では、単点障害が発生してから次の障害が発生するまでに時間がある場合、単点障害発生後に発行されたライトリクエストが反映されていないデータ(旧データ)が仮想ストレージ装置1000L、1000Rのいずれかに存在する場合があることとなる。
従って、情報システム100では、ホスト1100が旧データに誤ってアクセスすることを防止する必要がある。情報システム100では、例えば、仮想ストレージ装置1000L、1000Rの間のリンクが切断される等の接続障害による単点障害が発生し、リモートコピーが失敗したときに(単点障害発生)、単純にI/Oリクエストを仮想ストレージ装置1000L単独で処理する場合が考えられる。この場合、情報システム100では、その後しばらくして仮想ストレージ装置1000Lで障害が発生したときに(複合障害)、ホスト1100が、仮想ストレージ装置1000LへのI/O失敗を契機に仮想ストレージ装置1000RにI/Oリクエストを再発行するため、仮想ストレージ装置1000Rの旧データにアクセスしてしまうこととなる。
そこで、本実施の形態における情報システム100では、仮想ストレージ装置1000L、1000Rに、SCSI規格のReserveコマンドを処理可能な障害検出用ストレージ装置1700を接続し、障害検出用ボリューム1800を備える。
仮想ストレージ装置1000Lは、障害を検出した場合、リモートコピーのプライマリボリュームとセカンダリボリュームのペアの形成時に設定した障害検出用ボリューム1800(障害検出用仮想ボリューム3000C)のサブブロックに障害を検出した旨を示す障害情報フラグをライトし、その後、ホスト1100に対するI/Oの処理を継続する。
具体的に、仮想ストレージ装置1000Lは、リモートコピーの失敗を検出すると、ホスト1100にI/Oの応答をする前に、障害検出用ボリューム1800をReserveコマンドによりリザーブ(他の装置が障害検出用ボリューム1800にアクセスできないように排他的に確保)する。
続いて、仮想ストレージ装置1000Lは、リモートコピーのプライマリボリュームとセカンダリボリュームのペアの形成時に設定した障害検出用ボリューム1800のサブブロックをリードし、障害情報フラグがライトされているか否かをチェックし、ライトされていない場合、当該サブブロックに障害情報フラグをライトする。
続いて、仮想ストレージ装置1000Lは、Reserve解除コマンドにより障害検出用ボリューム1800のリザーブを解除し、障害Suspend状態に遷移してリモートコピーを停止し、ホスト1100に対するI/Oの処理を再開する。これに対して、仮想ストレージ装置1000Lは、一定時間、障害検出用ボリューム1800をリザーブすることができなかった場合、又は、既に他方の仮想ストレージ装置1000Rにより障害情報フラグがライトされている場合、ホスト1100に対してI/O失敗を応答する。
一方、仮想ストレージ装置1000Rは、ホスト1100からI/Oリクエストが発行されると、ホスト1100に対するI/Oの処理を開始する前に、障害検出用ストレージ装置1700の障害検出用ボリューム1800(障害検出用仮想ボリューム3000C)をチェックし、障害情報フラグがライトされていない場合にのみ、I/Oの処理を開始する。
具体的に、仮想ストレージ装置1000Rは、ホスト1100からI/Oリクエストが発行され、I/Oリクエストを受信すると、ホスト1100にI/Oの応答を応答する前に、障害検出用ボリューム1800をReserveコマンドによりリザーブする。
続いて、仮想ストレージ装置1000Rは、リモートコピーのプライマリボリュームとセカンダリボリュームのペアの形成時に設定した障害検出用ボリューム1800のサブブロックをリードし、障害情報フラグがライトされているか否かをチェックし、ライトされていない場合、当該サブブロックに障害情報フラグをライトする。
続いて、仮想ストレージ装置1000Rは、Reserve解除コマンドにより障害検出用ボリューム1800のリザーブを解除し、障害Suspend状態に遷移してリモートコピーを停止し、セカンダリボリュームによりホスト1100に対するI/Oの処理を開始する。これに対して、仮想ストレージ装置1000Rは、一定時間、障害検出用ボリューム1800をリザーブすることができなかった場合、又は、既に他方の仮想ストレージ装置1000Lにより障害情報フラグがライトされている場合、障害Suspend状態に遷移せず、ホスト1100に対してI/O失敗を応答する。
<6.仮想化ストレージ装置1000のI/Oリクエスト処理>
図5は、仮想化ストレージ装置1000がI/Oリクエストを受信したときに、I/O処理プログラム6020を実行することにより行うリモートコピーの操作について示した図である。
(SP1)仮想化ストレージ装置1000は、I/Oリクエストを受信する。
(SP2)仮想化ストレージ装置1000は、I/Oリクエストが対象とするボリューム3000A、3000Bがリモートコピーに関係するかどうか判断し、無関係の場合はSP3を実行し、関係する場合はSP4を実行する。
(SP3)仮想化ストレージ装置1000は、該当するI/Oの処理を行い、ホスト1100へI/O成功又はI/O失敗の応答を返して終了する。
(SP4)仮想化ストレージ装置1000は、I/Oリクエストが対象とするリモートコピーのボリューム3000A、3000Bの属性を判断し、プライマリボリュームの属性の場合はSP5を実行し、セカンダリボリュームの属性の場合はSP13を実行する。なお、この場合、プライマリボリュームを持つ仮想化ストレージ装置1000Lが優先順位の高い仮想化ストレージ装置1000である。またなお、セカンダリボリュームを持つ仮想化ストレージ装置1000RにI/Oリクエストが発行される場合には、プライマリボリュームを持つ仮想化ストレージ装置1000Lに障害があった場合であり、この場合、リモートコピーが動作していないこととなる。
(SP5)仮想化ストレージ装置1000は、I/Oリクエストが対象とするI/Oの内容を判断し、リードリクエストの場合はSP3を実行し、ライトリクエストの場合はSP6を実行する。
(SP6)仮想化ストレージ装置1000は、同期リモートコピー処理を実行し、仮想化ストレージ装置1000Rへライトデータを転送し、応答を待つ。
(SP7)仮想化ストレージ装置1000は、同期リモートコピー処理が成功したかどうか判断し、成功ならばSP12を実行し、失敗ならばSP8を実行する。
(SP8)仮想化ストレージ装置1000は、対象ボリュームがプライマリボリュームとなるリモートコピーのコピーペアの状態を障害Suspend状態に遷移して、リモートコピーを停止する。なお、この場合、仮想化ストレージ装置1000は、当該ボリュームに対するライトを禁止しない。
(SP9)仮想化ストレージ装置1000は、リモートコピーのプライマリボリュームとセカンダリボリュームのペアの形成時に設定した障害検出用ボリューム1800のサブブロックに障害情報フラグをライトする。
(SP10)仮想化ストレージ装置1000は、障害情報フラグのライトが成功したかどうか判断し、成功ならばSP12を実行し、失敗ならばSP11を実行する。なお、既に該当する障害検出用ボリューム1800に障害情報フラグがライトされている場合には、他方の仮想化ストレージ装置1000が障害情報フラグをライトしているため、ライトが失敗となる。また、他方の仮想化ストレージ装置1000が障害情報フラグをライトしていない場合には、障害情報フラグをライトして、ライトが成功となる。
(SP12)仮想化ストレージ装置1000は、I/Oの処理(ライト処理)を行い、ホスト1100へI/O成功の応答を返して終了する。
(SP11)仮想化ストレージ装置1000は、ホスト1100へI/O失敗の応答を返して終了する。なお、この後、ホスト1100がリトライしてもI/O失敗となる場合には、優先順位の低い仮想化ストレージ装置1000である仮想化ストレージ装置1000RにI/Oリクエストを発行する。
(SP13)仮想化ストレージ装置1000は、対象ボリュームがセカンダリボリュームとなるリモートコピーのコピーペアの状態を障害Suspend状態に遷移して、リモートコピーを停止する。なお、この場合、仮想化ストレージ装置1000は、当該ボリュームに対するライトを禁止しない。
(SP14)仮想化ストレージ装置1000は、リモートコピーのプライマリボリュームとセカンダリボリュームのペアの形成時に設定した障害検出用ボリューム1800のサブブロックに障害情報フラグをライトする。
(SP15)仮想化ストレージ装置1000は、障害情報フラグのライトが成功したかどうか判断し、成功ならばSP12を実行し、失敗ならばSP11を実行する。なお、既に該当する障害検出用ボリューム1800に障害情報フラグがライトされている場合には、他方の仮想化ストレージ装置1000が障害情報フラグをライトしているため、ライトが失敗となる。また、他方の仮想化ストレージ装置1000が障害情報フラグをライトしていない場合には、障害情報フラグをライトして、ライトが成功となる。
このようにして、情報システム100では、仮想ストレージ装置1000L、1000Rにおいて、管理ホスト1200等の外部からの指示に応じて、プライマリボリュームとセカンダリボリュームのコピーペアをそれぞれコピーペア情報6040に設定すると共に、当該コピーペアに障害検出用ボリューム1800を関連付け、ホスト1100において、プライマリボリュームへのI/Oリクエストが失敗した場合に、セカンダリボリュームに対するI/Oリクエストを仮想化ストレージ装置1000Rに送信し、仮想ストレージ装置1000L、1000Rにおいて、相手側の仮想化ストレージ装置1000R、1000Lの障害、又は仮想化ストレージ装置1000L、1000R間の接続障害を検出した場合に、障害情報フラグを障害検出用ボリューム1800に格納する。
従って、プライマリボリュームへのI/Oリクエストが失敗したときに、セカンダリボリュームにI/Oリクエストが送信されるため、プライマリボリュームとのリモートコピーがなされておらず、セカンダリボリュームのデータが最新でないことから、最新でないセカンダリボリュームのデータによりホスト1100のI/Oリクエストに対する処理を実行するのを未然かつ有効に防止することができる。
また、情報システム100では、仮想化ストレージ装置1000Rにおいて、ホスト1100からI/Oリクエストを受信したときに、当該I/Oリクエストに対応するコピーペアに関連付けられた障害検出用ボリューム1800に、障害情報フラグがライトされているか否かを判断し、障害情報フラグがライトされている場合、I/Oリクエストの失敗の応答を送信する。
従って、プライマリボリュームへのI/Oリクエストが失敗したときに、セカンダリボリュームにI/Oリクエストが送信されるため、プライマリボリュームとのリモートコピーがなされておらず、セカンダリボリュームのデータが最新でないことから、最新でないセカンダリボリュームのデータによりホスト1100のI/Oリクエストに対する処理を実行するのを未然かつ有効に防止することができる。
また、情報システム100では、仮想化ストレージ装置1000Lにおいて、セカンダリボリュームへのリモートコピーの失敗を検出した場合、障害検出用ボリューム1800に障害情報フラグがライトされているか否かを判断し、障害情報フラグがライトされていない場合、障害情報フラグを障害検出用ボリューム1800にライトした後、I/Oリクエストに対応した処理を実行する。
従って、仮想化ストレージ装置1000Lに障害が発生した場合であっても、プライマリボリュームとのリモートコピーがなされておらず、セカンダリボリュームのデータが最新でないことを、仮想化ストレージ装置1000Rに通知することができる。
また、情報システム100では、仮想化ストレージ装置1000Lにおいて、前記障害情報フラグがライトされている場合、I/Oリクエストの失敗応答を送信する。
従って、障害情報フラグが障害検出用ボリューム1800にライトされている場合、何らかの要因ですでにセカンダリボリュームによる単独運用が開始されていることを示しているため、プライマリボリュームのデータが最新でないことから、最新でないプライマリボリュームのデータによりホスト1100のI/Oリクエストに対する処理を実行するのを未然かつ有効に防止することができる。
なお、本実施の形態においては、仮想化ストレージ装置1000L、1000Rに対して、同一の障害検出用ボリューム1800を障害検出用仮想ボリューム3000Cとして提供して、障害検出用ボリューム1800にアクセスした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、障害検出用仮想ボリューム3000Cを提供せずに、仮想化ストレージ装置1000L、1000Rが、直接、障害検出用ストレージ装置1700の障害検出用ボリューム1800にアクセスするようにしても良く、その他種々の方法を適用することができる。
図1は、本実施の形態の情報システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図2は、本実施の形態の概要を示す概念図である。 図3は、仮想化ストレージ装置、ストレージ装置及び障害検出用ストレージ装置上のソフトウェア構成を表したブロック図である。 図4は、リモートコピーのペア状態とペア状態の遷移を表した概念図である。 図5は、I/Oリクエスト処理を示したフローチャートである。 図6は、I/Oリクエスト処理を示したフローチャートである。
符号の説明
100……情報システム、1000……仮想化ストレージ装置、1010……コントローラ、1011……プロセッサ、1020……キャッシュメモリ、1030……HDD、1100……ホスト、1500……ストレージ装置、1700……障害検出用ストレージ装置、1800……障害検出用ボリューム、2010……アプリケーションプログラム、3000……ボリューム

Claims (14)

  1. ホストコンピュータと、
    前記ホストコンピュータに接続され、第1のボリュームを有する第1のストレージ装置と、
    前記ホストコンピュータ及び前記第1のストレージ装置に接続され、第2のボリュームを有する第2のストレージ装置と、
    前記第1のストレージ装置及び前記第2のストレージ装置に接続され、第3のボリュームを有する第3のストレージ装置と
    を備え、
    前記第1及び前記第2のストレージ装置は、
    前記第1のボリュームのデータを前記第2のボリュームへコピーするリモートコピーのペアをそれぞれ内部に設定すると共に、前記リモートコピーのペアに前記第3のボリュームを関連付け、
    前記ホストコンピュータが識別する前記第1のボリューム及び前記第2のボリュームの識別子を同じ識別子に設定し、
    前記ホストコンピュータから前記第1のボリュームへのアクセスパスの優先順位を前記第2のボリュームへのアクセスパスの優先順位よりも高く設定し、
    前記第1のストレージ装置は、
    障害を検出した場合に当該障害を検出した旨を示す障害情報フラグを前記第3のボリュームに格納し、
    前記ホストコンピュータは、
    前記第1のボリュームへのI/Oリクエストが失敗した場合に、前記第2のボリュームに対するI/Oリクエストを前記第2のストレージ装置に送信し、
    前記第2のストレージ装置は、
    前記第2のボリュームに対するI/Oリクエストを受信した場合、前記第3のボリュームに前記障害情報フラグが格納されているか否かを確認し、前記障害情報フラグが格納されていない場合には前記第2のボリュームに対するI/Oリクエストに応答し、前記障害情報フラグが格納されている場合には前記第2のボリュームに対するI/Oリクエストの失敗応答を前記ホストコンピュータに送信する
    ことを特徴とする情報システム。
  2. 前記第2のストレージ装置は、
    前記ホストコンピュータから前記I/Oリクエストを受信したときに、前記障害情報フラグが前記第3のボリュームに格納されていない場合、前記障害情報フラグを前記第3のボリュームに格納した後、前記I/Oリクエストに対応した処理を実行する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報システム。
  3. 前記第1のストレージ装置は、
    前記第2のボリュームへのリモートコピーの失敗を検出した場合に、前記第3のボリュームに前記障害情報フラグが格納されているか否かを判断し、前記障害情報フラグが前記第3のボリュームに格納されていない場合には、前記障害情報フラグを前記第3のボリュームに格納した後、前記I/Oリクエストに対応した処理を実行する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報システム。
  4. 前記第1のストレージ装置は、
    前記ホストコンピュータから前記I/Oリクエストを受信したときに、前記障害情報フラグが前記第3のボリュームに格納されている場合、前記I/Oリクエストの失敗応答を前記ホストコンピュータに送信する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報システム。
  5. 前記第1及び前記第2のストレージ装置は、
    それぞれ複数の記憶デバイスと、コントローラと、キャッシュメモリとを備え、
    前記第1及び前記第2のボリュームは、
    それぞれ前記複数の記憶デバイスの一部の領域から構成される
    ことを特徴とする請求項に記載の情報システム。
  6. 前記第1のストレージ装置に接続され、複数の記憶デバイスと、コントローラとキャッシュメモリから構成され、前記複数の記憶デバイスの一部の領域から構成される第4のボリュームを有する第4のストレージ装置と、
    前記第2のストレージ装置に接続され、複数の記憶デバイスと、コントローラとキャッシュメモリから構成され、前記複数の記憶デバイスの一部の領域から構成される第5のボリュームを有する第5のストレージ装置と
    を備え、
    前記第1のストレージ装置は、
    前記第4のストレージ装置の前記第4のボリュームに実体が存在する仮想的なボリュームである第1の仮想ボリュームを定義し、
    前記第2のストレージ装置は、
    前記第5のストレージ装置の前記第5のボリュームに実体が存在する仮想的なボリュームである第2の仮想ボリュームを定義し、
    前記第1及び前記第2のストレージ装置は、
    前記第1の仮想ボリュームのデータを前記第2の仮想ボリュームへコピーするリモートコピーのペアをそれぞれ内部に設定すると共に、前記リモートコピーのペアに前記第3のボリュームを関連付け、
    前記ホストコンピュータは、
    前記第1の仮想ボリュームへのI/Oリクエストが失敗した場合に、前記第2の仮想ボリュームに対するI/Oリクエストを前記第2のストレージ装置に送信する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報システム。
  7. 前記第1及び前記第2のストレージ装置は、
    前記第3のストレージ装置の前記第3のボリュームに実体が存在する仮想的なボリュームである第3の仮想ボリュームを定義し、
    前記第2のストレージ装置は、
    前記ホストコンピュータからI/Oリクエストを受信した場合に、前記第3の仮想ボリュームに前記障害情報フラグが格納されているか否かを判断し、前記障害情報フラグが前記第3のボリュームに格納されている場合には、前記I/Oリクエストの失敗応答を前記ホストコンピュータに送信する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報システム。
  8. 情報システムにおけるI/O処理方法であって、
    ホストコンピュータと、
    前記ホストコンピュータに接続され、第1のボリュームを有する第1のストレージ装置と、
    前記ホストコンピュータ及び前記第1のストレージ装置に接続され、第2のボリュームを有する第2のストレージ装置と、
    前記第1のストレージ装置及び前記第2のストレージ装置に接続され、第3のボリュームを有する第3のストレージ装置と
    を備え、
    前記第1及び前記第2のストレージ装置が、前記第1のボリュームのデータを前記第2のボリュームへコピーするリモートコピーのペアをそれぞれ内部に設定すると共に、前記リモートコピーのペアに前記第3のボリュームを関連付け、前記ホストコンピュータが識別する前記第1のボリューム及び前記第2のボリュームの識別子を同じ識別子に設定し、前記ホストコンピュータから前記第1のボリュームへのアクセスパスの優先順位を前記第2のボリュームへのアクセスパスの優先順位よりも高く設定する第1のステップと、
    前記第1のストレージ装置が、障害を検出した場合に当該障害を検出した旨を示す障害情報フラグを前記第3のボリュームに格納する第2のステップと、
    前記ホストコンピュータが、前記第1のボリュームへのI/Oリクエストが失敗した場合に、前記第2のボリュームに対するI/Oリクエストを前記第2のストレージ装置に送信する第のステップと、
    前記第2のストレージ装置が、前記第2のボリュームに対するI/Oリクエストを受信した場合、前記第3のボリュームに前記障害情報フラグが格納されているか否かを確認し、前記障害情報フラグが格納されていない場合には前記第2のボリュームに対するI/Oリクエストに応答し、前記障害情報フラグが格納されている場合には前記第2のボリュームに対するI/Oリクエストの失敗応答を前記ホストコンピュータに送信する第4のステップと
    を備えることを特徴とする情報システムのI/O処理方法。
  9. 前記第4のステップでは、
    前記第2のストレージ装置が、前記ホストコンピュータから前記I/Oリクエストを受信したときに、前記障害情報フラグが前記第3のボリュームに格納されていない場合、前記障害情報フラグを前記第3のボリュームに格納した後、前記I/Oリクエストに対応した処理を実行する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報システムのI/O処理方法。
  10. 前記第1のストレージ装置が、前記第2のボリュームへのリモートコピーの失敗を検出した場合に、前記第3のボリュームに前記障害情報フラグが格納されているか否かを判断し、前記障害情報フラグが前記第3のボリュームに格納されていない場合には、前記障害情報フラグを前記第3のボリュームに格納した後、前記I/Oリクエストに対応した処理を実行する第5のステップ
    を備えることを特徴とする請求項に記載の情報システムのI/O処理方法。
  11. 前記第5のステップでは、
    前記第1のストレージ装置が、前記ホストコンピュータから前記I/Oリクエストを受信したときに、前記障害情報フラグが前記第3のボリュームに格納されている場合、前記I/Oリクエストの失敗応答を前記ホストコンピュータに送信する
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報システムのI/O処理方法。
  12. 前記第1及び前記第2のストレージ装置は、
    それぞれ複数の記憶デバイスと、コントローラと、キャッシュメモリとを備え、
    前記第1及び前記第2のボリュームは、
    それぞれ前記複数の記憶デバイスの一部の領域から構成される
    ことを特徴とする請求項に記載の情報システムのI/O処理方法。
  13. 前記第1のストレージ装置に接続され、複数の記憶デバイスと、コントローラとキャッシュメモリから構成され、前記複数の記憶デバイスの一部の領域から構成される第4のボリュームを有する第4のストレージ装置と、
    前記第2のストレージ装置に接続され、複数の記憶デバイスと、コントローラとキャッシュメモリから構成され、前記複数の記憶デバイスの一部の領域から構成される第5のボリュームを有する第5のストレージ装置と
    を備え、
    前記第1のステップでは、
    前記第1のストレージ装置が、前記第4のストレージ装置の前記第4のボリュームに実体が存在する仮想的なボリュームである第1の仮想ボリュームを定義し、前記第2のストレージ装置が、前記第5のストレージ装置の前記第5のボリュームに実体が存在する仮想的なボリュームである第2の仮想ボリュームを定義し、前記第1及び前記第2のストレージ装置が、前記第1の仮想ボリュームのデータを前記第2の仮想ボリュームへコピーするリモートコピーのペアをそれぞれ内部に設定すると共に、前記リモートコピーのペアに前記第3のボリュームを関連付け、
    前記第のステップでは、
    前記ホストコンピュータが、前記第1の仮想ボリュームへのI/Oリクエストが失敗した場合に、前記第2の仮想ボリュームに対するI/Oリクエストを前記第2のストレージ装置に送信する
    ことを特徴とする請求項12に記載の情報システムのI/O処理方法。
  14. 前記第1のステップでは、
    前記第1及び前記第2のストレージ装置が、前記第3のストレージ装置の前記第3のボリュームに実体が存在する仮想的なボリュームである第3の仮想ボリュームを定義し、
    前記第4のステップでは、
    前記第2のストレージ装置が、前記ホストコンピュータからI/Oリクエストを受信した場合に、前記第3の仮想ボリュームに前記障害情報フラグが格納されているか否かを判断し、前記障害情報フラグが前記第3のボリュームに格納されている場合には、前記I/Oリクエストの失敗応答を前記ホストコンピュータに送信する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報システムのI/O処理方法。
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