JP5219843B2 - マルチキャリア送信器に対して送信電力を最適に割り当てる送信方法 - Google Patents

マルチキャリア送信器に対して送信電力を最適に割り当てる送信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5219843B2
JP5219843B2 JP2008555853A JP2008555853A JP5219843B2 JP 5219843 B2 JP5219843 B2 JP 5219843B2 JP 2008555853 A JP2008555853 A JP 2008555853A JP 2008555853 A JP2008555853 A JP 2008555853A JP 5219843 B2 JP5219843 B2 JP 5219843B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subcarriers
transmitted
power
transmission
subcarrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008555853A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009527962A (ja
Inventor
ウラジミール・ボケ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orange SA
Original Assignee
France Telecom SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by France Telecom SA filed Critical France Telecom SA
Publication of JP2009527962A publication Critical patent/JP2009527962A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5219843B2 publication Critical patent/JP5219843B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/20TPC being performed according to specific parameters using error rate
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/34TPC management, i.e. sharing limited amount of power among users or channels or data types, e.g. cell loading
    • H04W52/346TPC management, i.e. sharing limited amount of power among users or channels or data types, e.g. cell loading distributing total power among users or channels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、一般に、電気通信分野の一部を成すいわゆるデジタル通信に関する。デジタル通信は、特に送信チャネルが無線チャネルである無線通信と、さらに有線通信とを有している。この分野において、本発明は、送信方法に関し、さらに詳細にはマルチキャリア送信技術に関する。これらの技術は、特に、直交周波数分割多重(OFDM)方式、または直交周波数分割多重接続(OFDMA)方式の技術を有している。
OFDM送信技術の重要な特徴は、各サブキャリアのデータレートを減少させるとともに、複数のサブキャリアを同時に使用することによって高ビットレートでの送信を実現することである。周波数帯域は、狭い範囲に再分割され、異なる各サブキャリアにそれぞれ分配される。サブキャリアは、相互に直交である。この特性は、複数の相互のシンボル期間によってサブキャリアを離間することによって得られる。マルチキャリア変調システムは、全サブキャリアが同時にフェージングの影響を受けるというわけではないため、チャネルを介した送信中に発生する周波数選択性フェージングに対処することができる。それでもなお、このフェージング現象に対処するため、送信信号を受信する各サブキャリアに対して、送信チャネルを推定および修正する必要がある。
OFDM送信器は、チャネルを介して送信されるいわゆるOFDM信号を生成するため、入力される高ビットレートバイナリデータに関する様々な処理を行う。したがって、高ビットレートバイナリデータは、たとえば畳み込みコードを使用して、符号化されるとともに、たとえば2位相偏移変調(BPSK)、4位相偏移変調(QPSK)、または16値直交振幅変調(16QAM)によって変調される。次いで、前記データは、低レートでそれぞれ変調される複数のデータストリームとして並列の形式に変換され、OFDMマルチプレクサのサブキャリアのブランチが提供される。マルチプレクサは、N点逆離散フーリエ変換(IDFT)によって、周波数分割多重化を行う。その結果生じるOFDM信号は、デジタル−アナログ変換器によってアナログ形式に変換されるとともに、送信チャネルに送信するため、周波数変換器(U/C)によって無線周波数(RF)帯域にシフト(アップコンバート(U/C))される。
典型的に、OFDMシステムは、1/Nによって離間されるサブキャリアによって決定されるN個のサブチャネルで、i番目のOFDMシンボル期間に、N個のシンボルを伝送する。i番目のブロックに対して、送信されるベースバンドOFDM信号は、次の式で表される。
Figure 0005219843
ただし、記号Nは、ブロックサイズであり、
Figure 0005219843
は、i番目に送信されるシンボル列である。
シンボル間干渉(ISI)およびキャリア間干渉(ISI)に対処するため、サイクリックプレフィックスまたはゼロパディング(ZP)のようなガードインターバル(GI)が、各OFDMシンボルに付加される。このガードインターバルは、送信遅延が前記インターバル長よりも短い場合、OFDMシンボル間のオーバーラップを防止する。ガードインターバルが出力列の拡張である場合、すなわちその内容が出力信号の一部のコピーである場合に、送信信号は、次の式で表される。
Figure 0005219843
ただし、記号Gは、ガードインターバル長である。
送信チャネルが、各振幅および遅延によってそれぞれ特徴付けられるP個の離散経路で構成されていると仮定すると、チャネルのベースバンドインパルス応答は、次の式で表される。
Figure 0005219843
ただし、αおよびτは、チャネルの複素ゲインと、拡散遅延として知られているp番目の経路の遅延とをそれぞれ表している。様々なサブキャリアを介してチャネルにより送信される総電力は、1に正規化される。
他の仮定は、τmax(=最大τj )< Tg(=ガードインターバルの長さ)である。
チャネルの伝達関数H(t,f)は、次の式において周波数領域で表される。
Figure 0005219843
受信器による受信に関して、受信信号は、バンドパスフィルタ(BPF)によってフィルタリングされるとともに、ベースバンドにシフト(ダウンコンバート(D/C))される。信号は、アナログ−デジタル変換器(A/D)によって、サンプリングされる。ガードインターバルを除去した後、サンプルデータは、N点離散フーリエ変換(DFT)にかけられるとともに、複数のサブキャリアが存在するため多数のブランチに逆多重化される。
前記ガードインターバルが最大拡散遅延よりも長い場合、ベースバンドにシフトされる受信信号は、次の式で表される。
Figure 0005219843
ただし、
Figure 0005219843
および
Figure 0005219843
は、受信信号と、ガードインターバルが除去された後に、かつ処理に先立って、i番目のOFDMシンボルに対する付加的ガウス白色雑音とをそれぞれ示している。
前記チャネルのひずみの影響を低減するため、周波数領域サブキャリアのチャネルをサブキャリアによって補償することは知られており、特に、最小平均二乗誤差(MMSE)基準またはゼロフォーシング(ZF)等価基準の関数として決定される係数を使用する。その後、各ブランチにおいて、データは復調および復号される。この補償は、受信信号と与えられたサブキャリアに対する相互のチャネルゲインとの積に相当する。この方法は、特にチャネルゲインの値が小さい場合(フェージングイベントで典型的に見られる状態)、受信中の雑音レベルが増加するという欠点を有している。
したがって、本発明は、N個のキャリアを介して送信する信号の周波数分割多重化を行う送信方法を提案する。前記信号は、キャリア毎に決定された電力Pで送信されるため、受信信号の雑音レベルを増加させることなくフェージング現象に対処することができる。
提案方法は、送信チャネルによって分離された、少なくとも1つの送信アンテナと、少なくとも1つの受信アンテナとを有するシステムの送信方法であり、前記システムは複数のキャリアを介して送信する信号の周波数分割多重化を行う。前記信号は、個々のキャリアを介して、各キャリアに対して決定された各電力で送信される。前記方法は、所定の基準を適用することにより、キャリアセットをN個のキャリアの中からサブグループに分配する。前記方法は、各キャリアサブグループによって送信される電力セットを決定する。所定の各電力セットは、セットのキャリア中の、セットに対する総送信電力の最適な周波数分布に適合する。このセットは、セットの所定の電力の合計がサブグループのキャリアの個数と全キャリアを介して送信される総平均電力との積に等しいという制約の下、全体誤差基準(BER、PER)を最小化することによって決定される。
前記全体誤差基準(典型的に全体ビット誤り率(BER))がキャリアサブグループ毎に最小化される送信電力セットを探索することによって、本発明の方法は、伝播状態を考慮して個々のキャリアで送信される電力を調節するとともに、送信電力の最適化な周波数分布を得る。これにより、フェージング現象に対処するのにより役立つとともに、システムの効率を向上させる。
前記全体誤差基準は、典型的にビット誤差率(BER)であるが、同様にパケット誤差率(PER)であってもよく、たとえば、畳み込みコード、ターボコード、またはLDPCコードによるチャネル符号化を行うシステムで一般的に使われる誤差測定基準である。いわゆる符号化システムでは、両方の全体誤差基準(BERおよびPERの両方)を使用することが可能である。
隣接するサブキャリア間の伝播チャネルの変化は、一般的にゆっくり起こる。したがって、大量のフェージングイベントでは、チャネルに関連した変化は、隣接するサブキャリアにおいて非常に大きな変動を引き起こす。
したがって、特定の実施例では、フェージングのようなチャネル変動による影響を最も強く受けるサブキャリアは、最も弱い影響を受けるサブキャリアといっしょにグループ化される。周波数領域におけるフェージングの影響を推定する方法は、チャネル係数の電力(一般的に|Hと記述され、mはキャリアインデックスである)を計算することである。そのような環境下で、サブグループ中にキャリアを分配する基準は、チャネル係数の電力レベルである。
本発明の他の特徴および利点は、限定しない例として与えられる添付の図面への参照とともに、以下の記載から明らかである。
図1は、本発明の方法を実施する無線送信を有する送信システムのブロック図である。
図2は、本発明の方法のフローチャートである。
図3は、本発明の方法の第1実施例のフローチャートである。
図4は、本発明の方法の第2実施例のフローチャートである。
図5は、本発明の方法の特定の実施例を行う無線送信を用いた送信システムのブロック図である。
図1は、本発明の方法を特定の実施例を行う送信システムSYの例を示した図である。システムは、送信器EM(エミッタの代わりに)、送信アンテナTX、受信アンテナRX、および受信器REを具備している。送信アンテナおよび受信アンテナは、送信チャネルCHによって分離されている。
本発明の方法1は、回帰ループと、送信される信号に対して係数を重み付けするサブキャリア毎とによって概略的に表す。本方法は、チャネルの送信状態に関する情報に基づいて、サブキャリア毎に送信される電力の分布の最適化を行う。回帰ループは、全体誤差基準に対する表現において、チャネル状態情報(CSI)を考慮するのを可能にする。回帰ループは、すでに知られている技術の適用によって、チャネルの特徴が決定されるようにするパイロットシンボルを使用する例示である(特に、チャネルの伝達関数を決定する)。送信モード(たとえば周波数分割複信(FDD)または時間分割複信(TDD)方式)に応じるため、Hの送信器における情報は、受信器から送信器に返す情報を必要としてもしない。
したがって、これにより、次のように知られている各チャネル係数の位相および絶対値が可能になる。
Figure 0005219843
図2は、本発明の方法のフローチャートである。
前記方法1は、N個のキャリアで送信される信号を周波数分割によって多重化する送信方法である。信号は、キャリア毎に所定の電力Pで送信される。
第1ステップ2で、本方法は、所定の基準を適用することによって、N個のキャリアから得られるキャリアセットをサブグループに再分割する。
前記基準は、典型的に送信チャネルの係数|Hの電力レベルである。
先のステップに続いて、または交互に配置される、第2ステップ3で、本方法は、サブグループ毎に送信される電力セットを決定する。
前記方法は、本発明の方法の第1および第2実施例のフローチャートをそれぞれ詳述する図3および4への参照とともにさらに詳細に記載される。
これらの実施例において、前記第1ステップ2および第2ステップ3は、一定の回数だけ繰り返される。
前記第1ステップ2は、第1サブステップおよび第2サブステップを具備している。
前記第1サブステップ4で、本方法は、キャリアセットを決定する。
前記第1実施例では、第1反復に対して、このセットは、N個のサブキャリアで構成されている(5)。
前記第2実施例では、第1反復に対して、このセットは、N個のキャリアのセットのサブセットで構成されている(6)。このサブセットは、チャネルによって最も大きく変動したサブキャリアと、最も小さく変動したサブキャリアとを同数具備している。最も多く変動したサブキャリアは、誤差基準に対して得られた値が基準値よりも大きい、サブキャリアを保持することによって選択される。
前記第2実施例の以下の記載は、全体誤差基準がバイナリ誤差率(BER)である特定の実施例への参照とともに与えられる。そのような環境下で、前記実施例は、サブキャリアm、BERに関連したバイナリ誤差率は、次の式により推定できるという仮定に基づく。
Figure 0005219843
Figure 0005219843
ただし、M(=2Nm)は、変調ワード数であり、Nmはシンボル毎のビット数であり、Gは、周波数mにおいて選択された周波数フェージングによるチャネル補償値であり、a(=0.1)は、ヒューリスティックな第1係数であるとともに、b(=3.0)は、ヒューリスティックな第2係数である。ゼロフォーシング等化を用いて、HとGとの間の関係は、次の式によって与えられる。
Figure 0005219843
ただし、は共役値を意味している。
さらに、最小平均二乗誤差(MMSE)等化を使用する場合、HとGとの間の関係は、次の式に等しい。
Figure 0005219843
ただし、σ は、雑音の変動を表している。
したがって、前記サブキャリアに対して得られたバイナリ誤差率を基準値と比較することは、前記サブキャリアに対して得られたβの値をBER基準値に対応するβの閾値と比較するのに十分であり、Pがサブキャリアmで送信される電力であるという近似を使用する。例示目的で、基準(BER)は、10−4に等しい。したがって、サブセットを決定するため、本方法は、閾値を個々のサブキャリアに関連したβに対する値と比較する。本方法は、βが閾値よりも大きいサブキャリア、すなわち基準値よりも大きいバイナリ誤差率を生じるサブキャリアを選択する。前記選択は、βに対する最良値(すなわち最も低いバイナリ誤差率)を表す、同一数のサブキャリアを伴う。前記第2実施例は、送信電力が幾つかのサブキャリアに対してのみ決定されるため、第1実施例よりも複雑でないという利点を有している。
前記両実施例では、後に続く反復の間、キャリアセットを、先の反復の間いっしょにグループ化されたサブキャリアに減らす(7)。
第2サブセット8では、反復iの間、本方法は、サイズNtgのi番目のサブグループとして、チャネルゲインが最も高いNtg/2個のサブキャリアとチャネルゲインが最も低いNtg/2個のサブキャリアとでグループを作る。
前記過程における反復回数は、第1実施例において典型的にN/Ntgに等しい。前記第1実施例は、次の制約を満たすことを仮定する。すなわち、N modulo Ntg=0である(N/Ntg=kであるということに等しく、kは自然数である)。第2実施例では、反復回数Iは、N/Ntgよりも小さい。
先のステップに続いて、または交互に配置される、第2ステップ3で、本方法は、サブグループ毎に送信される電力セットを決定する。所定の電力セットは、前記セットに対して送信される総電力に対する、セットのサブキャリア中の最適周波数分布に適合する。前記最適な分布は、サブグループセットの電力の合計がサブグループ内のキャリア数NtgとN個のサブキャリアで送信される平均総電力
Figure 0005219843
との積に等しいという制約の下、全体誤差基準を最小化することによって得られる。この制約は、次の式で表される。
Figure 0005219843
ただし、記号Ntgおよびpは、最小化が行われるサブグループのサイズと、サブグループのサブキャリアmに割り当てられる電力とをそれぞれ表している。
前記全体誤差基準は、典型的にバイナリ誤り率(BER)である。バイナリ誤り率(BER)は、信号対雑音比(SNR)の関数である。フラットフェージングを有するチャネルにおいて、前記率は、サブキャリアmによって送信される電力pと係数βとの関数として表される。
Figure 0005219843
ただし、βは、前記式(8)によって決まる。
前記バイナリ誤り率(BER)は、サブキャリアに対応する各周波数サブバンドに対して最小化される場合に、最小化される。最小値を決定するための1つの解決方法は、ラグランジアンアルゴリズムを使用することである。
前記最小化は、次のように表すことができる。
Figure 0005219843
Figure 0005219843
式(11)は、Ntg個のサブキャリア全てを介して送信される総電力が、一定かつ固定されているという制約の下、本方法が、送信電力の最良なセットを決定することによって、BERを最小化するという事実を表している。
前記式(11)は、ラグランジアンアルゴリズムを実施例することによって解くことができる。サブキャリアの各サブグループに対して、ラグランジアンは、次の式で表すことができる。
Figure 0005219843
前記送信電力の最適なセットを得るため、本方法は、次の連立方程式を解く。
Figure 0005219843
前記式(7)によって与えられるBERに対する簡単な推定を導くことによって、連立方程式(13)は次の式で表すことができる。
Figure 0005219843
これは、前記1つのサブキャリアに対する所定の送信電力に関する次の式を導く。
Figure 0005219843
本方法は、前記ラグランジアンアルゴリズムの実施例が、物理的な現実性を表さない解を導く場合(典型的には得られた電力が負である場合)、さらなる制約を考慮する。そのような環境下で、本方法は、サブキャリアセットから前記サブキャリアを除去することができる。
前記第1実施例では、本方法は、全体誤差基準を最小化することによって、各サブグループの各サブキャリアに対する出力電力を決定する。
図5は、前記線送信を使用するとともに、本発明の方法の特定の実施例を行う送信システムのブロック図である。図5において、図1の構成要素と同一の構成要素には、同一の参照符号が与えられるとともに、再度説明しない。
前記特定の実施例では、送信方法(1)は、チャネルによって生じる位相シフトφを補償する送信に基づいて行う。したがって、各サブキャリアmに対して、送信される信号Vmは、値−φによって位相シフトされるとともに、所定の送信電力値の平方根によって重み付けされる。これは、次の式によって表すことができる。
Figure 0005219843
本発明の方法は、様々な手段を使用して実施することができる。たとえば、本方法はハードウェア、ソフトウェア、または両者の組み合わせによる形態で実施することができる。
ハードウェアによる実施例において、個々のステップを実行するため送信器で使用される電力セットを決定するモジュールは、1つまたは複数のアプリケーション特定統合化回路(ASIC:Application Specific integrated circuit)に、1つまたは複数のデジタル信号処理装置(DPS、DSPD)に、プログラマブル論理回路(PLD、FPGA)に、あるいはコントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または上述の機能を実行するように構成された他の電子回路コンポーネントに、統合することができる。
ソフトウェアによる実施例において、本発明の送信方法の幾つかまたは全てのステップは、上述の機能を実行するソフトウェアモジュールによって実施することができる。ソフトウェアコードは、メモリに格納するとともに、プロセッサによって実行することができる。メモリは、プロセッサの一部を構成してもよく、またはプロセッサの外部で、すでに知られている手段によって接続されてもよい。
したがって、本発明は、特にデータ媒体上またはメモリ内のコンピュータプログラムで、かつ本発明を実施するのに適したコンピュータプログラムを同様に提供する。プログラムは、プログラム言語の使用を可能にするとともに、ソースコード、オブジェクトコード、または部分的にコンパイルされた、ソースコードとオブジェクトコードとの中間的コード、または本発明の方法を実施するように構成された他の形式であることができる。
前記データ媒体は、プログラムを格納することができる装置、またはエンティティである。たとえば、媒体は、リードオンリーメモリ(ROM)(たとえば、CD−ROM、マイクロ電子回路ROM)、またはさらに磁気記録手段(たとえば、フロッピー(登録商標)ディスクまたはハードディスク)といった記録手段を具備している。
さらに、前記データ媒体は、電気信号または光信号といった送信可能な媒体であり、電気ケーブル、光ケーブル、無線、または他の手段によって伝送するのに適している。本発明のプログラムは、特にインターネット型ネットワークからダウンロードすることができる。
したがって、本発明は、N個のサブキャリアを介して、サブキャリア毎に所定の電力Pで送信される信号の周波数分割多重化を行う送信器で使用するデジタル信号を提供する。デジタル信号は、少なくとも送信器が以下のステップを実行するのを可能にするコードを具備している。
すなわち、
・ 所定の基準を適用することによって、サブグループ中のN個のサブキャリアから得られるサブキャリアセットを分配するステップと、
・1つのセットの電力の合計が、サブグループのサブキャリア数NtgとN個のサブキャリアを介して送信される総平均電力との積に等しいという制約の下、全体誤差基準を最小化することによって、セットのサブキャリア中の、セットによって送信される総電力の最適な周波数分布を満たすサブグループ毎に送信される電力セットを決定するステップと
である。
本発明の方法を実施する無線送信を具備する送信システムのブロック図である。 本発明の方法のフローチャートである。 本発明の方法の第1実施例のフローチャートである。 本発明の方法の第2実施例のフローチャートである。 本発明の方法の特定の実施例を行う無線送信を用いた送信システムのブロック図である。
符号の説明
1 セットのキャリアをサブグループにグループ化するステップ
2 キャリアセットを決定するステップ
3 サブグループ毎に電力Pのセットを決定するステップ

Claims (11)

  1. N個のサブキャリアから得られたサブキャリアセットを、送信チャネルの係数の電力レベルに応じてサブグループに分配するステップ(2)と、
    サブグループ毎に送信される電力セットを決定するステップ(3)と
    を具備し、N個のサブキャリアを介して送信する信号の周波数分割多重化を行う送信方法(1)において、
    前記信号は、サブキャリア毎に所定の電力Pで送信するとともに、
    前記サブグループ毎に送信される前記電力セットは、1つのセットの電力合計が、サブグループのサブキャリアの数NtgとN個のサブキャリアを介して送信される平均総電力との積に等しいという制約の下、サブキャリア毎に全体誤差基準を最小化することによって、前記セットのサブキャリア中の、前記セットによって送信される総電力の最適な周波数分布に適合することを特徴とする送信方法。
  2. 前記N個のサブキャリアを介して送信される信号は、送信器(EM)によって送信されるとともに、送信器と送信信号の受信器(RE)との間の送信チャネル(CH)を介して送信され、
    前記送信信号(V,・・・,VN−1)は、送信チャネルによって生じる位相シフトの逆数である位相値によって位相シフトされることを特徴とする請求項1に記載の送信方法(1)。
  3. 前記サブキャリアセットは、全体誤差基準に対する基準値の関数として選択されたサブキャリアによって一部が構成されることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の送信方法(1)。
  4. 前記全体誤差基準は、ラグランジアンアルゴリズムによって最小化されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の送信方法(1)。
  5. 前記全体誤差基準は、バイナリ誤差率(BER)に対応することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の送信方法(1)。
  6. 前記バイナリ誤差率は、サブキャリア毎の所定の電力Pに対する分析式を得るため、指数関数によって推定されることを特徴とする請求項に記載の送信方法(1)。
  7. 前記全体誤差基準は、全体パケット誤差率(PER)に対応することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の送信方法(1)。
  8. N個のサブキャリアを介して送信する信号の周波数分割多重を行うとともに、送信チャネルの係数の電力レベルに応じて、N個のサブキャリアから得られたサブキャリアセットをサブグループ中に分配するモジュールを具備する送信器(EM)において、
    前記信号は、サブキャリア毎に所定の電力Pで送信されるとともに、
    1つのセットの電力の合計が、前記サブグループのサブキャリア数NtgとN個のサブキャリアを介して送信される総平均電力との積に等しいという制約の下、サブキャリアによる全体誤差基準を最小化することによって、前記セットのサブキャリ中の、前記セットに対する総送信電力の最適な周波数分布に適合するサブグループを介して送信される前記電力セットを決定するモジュールを具備することを特徴とする送信器。
  9. 請求項8に記載の送信器(EM)を具備することを特徴とする送信システム(SY)。
  10. データ媒体上のコンピュータプログラムであって、
    前記プログラムが送信器で読み込まれるとともに実行される場合、請求項1から7のいずれか1項に記載の送信方法を実施するように構成されたプログラム命令を具備することを特徴とするコンピュータプログラム。
  11. 前記プログラムが送信器で読み込まれるとともに実行される場合、請求項1から7のいずれか1項に記載の送信方法を実施するように構成されたプログラム命令を具備すること特徴とする記録媒体。
JP2008555853A 2006-02-23 2007-02-23 マルチキャリア送信器に対して送信電力を最適に割り当てる送信方法 Active JP5219843B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0650629 2006-02-23
FR0650629A FR2897734A1 (fr) 2006-02-23 2006-02-23 Procede d'emission avec allocation optimale de puissance emise pour emetteur multi porteuses
PCT/FR2007/050845 WO2007099255A1 (fr) 2006-02-23 2007-02-23 Procede d'emission avec allocation optimale de puissance emise pour emetteur multi porteuses

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009527962A JP2009527962A (ja) 2009-07-30
JP5219843B2 true JP5219843B2 (ja) 2013-06-26

Family

ID=36941965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008555853A Active JP5219843B2 (ja) 2006-02-23 2007-02-23 マルチキャリア送信器に対して送信電力を最適に割り当てる送信方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20090219800A1 (ja)
EP (1) EP1987645B1 (ja)
JP (1) JP5219843B2 (ja)
CN (1) CN101390357B (ja)
FR (1) FR2897734A1 (ja)
WO (1) WO2007099255A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102752841B (zh) * 2007-12-27 2016-09-14 华为技术有限公司 一种增强无线覆盖的方法、设备及通信系统
FR2926944B1 (fr) * 2008-01-30 2010-03-26 Wavecom Procede et dispositif d'obtention d'au moins une frequence de calibrage pour le calibrage d'une chaine de transmission, produit programme d'ordinateur et moyen de stockage correspondants
JP5392667B2 (ja) * 2008-03-05 2014-01-22 シャープ株式会社 通信システム、送信装置、受信装置及び通信方法
US8626227B2 (en) * 2010-12-13 2014-01-07 Fujitsu Limited Method and system for power allocation in a transmission system
IN2014CN00467A (ja) * 2011-07-28 2015-04-03 Nokia Corp
KR20130055247A (ko) * 2011-11-18 2013-05-28 한국전자통신연구원 자동 이득 제어 장치,그 장치를 이용한 고차 직교 진폭 변조 기법을 사용하는 직교 주파수 분할 다중화 수신기,및 그 장치의 제조 방법
CN102893540B (zh) * 2012-06-14 2016-05-25 华为技术有限公司 信号传输方法、发射机和信号传输系统
CN105187339B (zh) * 2014-06-06 2018-12-07 华为技术有限公司 一种双选信道的补偿方法、系统及相关装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2795055B2 (ja) * 1992-04-03 1998-09-10 日本電信電話株式会社 送信電力制御方式
EP1207662B1 (en) * 2000-11-20 2003-09-17 Sony International (Europe) GmbH OFDM system with antenna diversity in the transmitter and pre-equalisation
US7688899B2 (en) * 2001-05-17 2010-03-30 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for processing data for transmission in a multi-channel communication system using selective channel inversion
US6751187B2 (en) * 2001-05-17 2004-06-15 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for processing data for transmission in a multi-channel communication system using selective channel transmission
JP3976168B2 (ja) * 2001-09-06 2007-09-12 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 送信機および受信機
DE60215608T2 (de) * 2002-01-11 2007-08-30 Mitsubishi Electric Information Technology Centre Europe B.V. Vorverzerrungsverfahren für einen Mehrträger-CDMA-Aufwärtskanal
US20060013181A1 (en) * 2002-07-31 2006-01-19 Victor Stolpman Apparatus, and associated method, for allocating communications in a multi-channel communication system
US7245879B2 (en) * 2003-08-08 2007-07-17 Intel Corporation Apparatus and associated methods to perform intelligent transmit power control with subcarrier puncturing
US8014454B2 (en) * 2003-08-19 2011-09-06 Panasonic Corporation Multicarrier communication apparatus, multicarrier communication system, and transmission power control method
US7586990B2 (en) * 2005-11-22 2009-09-08 Motorola, Inc. Method and system for allocating subcarriers to subscriber devices

Also Published As

Publication number Publication date
EP1987645A1 (fr) 2008-11-05
EP1987645B1 (fr) 2018-10-03
WO2007099255A1 (fr) 2007-09-07
CN101390357B (zh) 2012-03-14
FR2897734A1 (fr) 2007-08-24
JP2009527962A (ja) 2009-07-30
US20090219800A1 (en) 2009-09-03
CN101390357A (zh) 2009-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5001370B2 (ja) Ofdmチャネル推定
RU2359419C2 (ru) Временная фильтрация для уменьшения избыточной задержки в системах с ofdm
JP5219843B2 (ja) マルチキャリア送信器に対して送信電力を最適に割り当てる送信方法
KR101212471B1 (ko) 다중 캐리어 시스템들을 위한 지연 제한된 채널 추정
US8081690B2 (en) OFDM channel estimation
KR101335968B1 (ko) Ofdma 톤 간섭 소거 방법
JP2004523945A (ja) 直交変調システムにおける誤り低減方法及び装置
JP5632457B2 (ja) マルチキャリア信号におけるピーク電力対平均電力比の低減
JP2008541524A (ja) 複素数値を有するシンボルを用いたofdm/oqam信号の符号化方法、対応する信号、デバイス、及びコンピュータプログラム
US20070133393A1 (en) Multi-carrier receiving method and multi-carrier receiving apparatus
CN115486037A (zh) 包括循环移位正交基函数的信号的生成和接收
US8290022B2 (en) Spread transmission method with power allocation per user and per symbol
Tsugi et al. A study on adaptive modulation of OFDM under impulsive power line channel
Yuan An equalization technique for high rate OFDM systems
Yahiaoui et al. Simulating the long term evolution (LTE) downlink physical layer
WO2007015317A1 (ja) 送信機、受信機、通信方法及び送受信システム
KR20060072096A (ko) 선형 등화기를 사용하는 직교 주파수 분할 다중화 통신시스템에서 엘엘알 산출 방법 및 그 장치
WO2013171823A1 (ja) 受信装置および受信方法
CN108781131B (zh) 用于无线通信系统的收发端的装置和方法、软信息估计器
Raosaheb et al. Adaptive OFDM Modulation Used For SDR
Masuda et al. A theoretical study on iterative detection of pre-coded OFDM
JP2013042253A (ja) 受信装置、受信方法、通信システム及び通信方法
Kumar et al. Channel Estimation in OFDM Systems
Dwivedi et al. ANALYSIS OF DIFFERENT LENGTH OF SUB CHANNELS AND DIFFERENT ORDER OF MODULATION ON THE BASIS OF BIT ERROR RATE IN OFDM SYSTEM
Marabissi et al. A finite state modeling for adaptive modulation in wireless OFDMA systems

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120214

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120514

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120814

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130305

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160315

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5219843

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250