JP3976168B2 - 送信機および受信機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信に用いられる送信機および受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動通信システムにおいて、送信機から送信された信号は、無数の伝搬路(いわゆる、マルチパス)を経て受信機に到達する。このため、受信機側では、遅れて受信機に到達した信号(遅延信号)が先行して到達した信号と干渉する、いわゆる、符号間干渉が発生して、平均ビット誤り率が高くなることにより、受信信号品質が著しく劣化する。特に、信号伝送速度が増加すると、情報を伝送するシンボル長が短くなるため、符号間干渉の影響も大きくなる。そこで、第4世代の移動通信システムにおける送信方式としてOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数多重分割)方式の採用が検討されつつある。このOFDM方式によれば、信号伝送速度が増加した場合でも、複数の直交するサブキャリアを用いて並列伝送を行うため、情報を伝送するシンボル長が長くなり、受信機側での符号間干渉による受信信号品質劣化が軽減される。
【0003】
一方、移動通信システムにおいて、送信機から送信された電波が建物などで反射・散乱されるなどして多数の遅延波が発生し、これらの電波が相互に干渉して、いわゆる、フェージングが発生する。このフェージングにより、受信機が受信する信号の振幅および位相が変動し、受信機側での受信信号レベルが減衰するため,受信信号品質が劣化する。このフェージングの対策となる技術として、ダイバーシチ技術がある。さらに、このダイバーシチ技術には、受信ダイバーシチと送信ダイバーシチがある。
【0004】
受信ダイバーシチにおいては、受信側が空間的に離れた複数のアンテナを用いて受信を行い、夫々のアンテナを介して受信された信号を合成して、受信信号レベルを高めるといったことが行われる。しかしながら、受信ダイバーシチを移動通信システムの下りリンクに適用すると、移動機には、複数のアンテナが設けられる必要があり、このため、移動機が大型化してしまう。
一方、送信ダイバーシチにおいては、送信側が複数のアンテナから夫々同一の信号を異なる送信パターンで送信する。そして、受信側が送信側から送信された夫々の信号を受信した後に合成し、受信信号レベルを高くするといったことが行われる。この送信ダイバーシチによれば、送信ダイバーシチを移動通信システムの下りリンクに適用したとしても、移動機には、1本のアンテナが設けられていれば良く、移動機が大型化することがない。
【0005】
この送信ダイバーシチは、「3GPP TSG RAN, 3G TS 25.211 V3.2.0, March 2000」、「3GPP TSG RAN, 3G TS 25.214 V3.2.0, March 2000」で示されるように、第3世代移動通信方式(IMT-2000)の無線アクセス方式の1つである広帯域DS-CDMA(W-CDMA)方式において,オープンループ(OL)型送信ダイバーシチとクローズトループ(CL)型送信ダイバーシチの2つの送信ダイバーシチが標準化されている。
【0006】
OL型送信ダイバーシチとしては、送信機側がデータ系列をST(Space Time)符号化し、2つの送信データ系列を生成して送信するSTTD(Space Time Transmit Diversity)方式、および、送信機側が一定周期ごとに送信アンテナを切り替えて送信するTSTD(Time Switched Transmit Diversity)方式の2つの方式が標準化されている。このOL型送信ダイバーシチでは、送信機側は、受信機側とは独立に、所定のアルゴリズムに従って送信信号S1、S2を生成する。
【0007】
一方、CL型送信ダイバーシチとしては、送信機側が受信機側から一定周期毎に送信されるフィードバック情報FBIに基づいて送信すべき信号の位相や振幅を制御する方式が標準化されている。位相を制御する場合について具体的に説明すると、送信機側は、2つのアンテナを備え、一方のアンテナから参照信号Sref1および情報データ信号Sdata1を送信すると同時に、他方のアンテナから参照信号Sref2および情報データ信号Sdata2を送信する。受信機側は、送信機側から送信された参照信号Sref1、Sref2を受信して、受信したときの参照信号Sref2の参照信号Sref1に対する位相差’φ’や振幅比Aを推定するといった、いわゆる、チャネル推定を行い、この推定値に基づいて送信機側における位相補正量や振幅補正量を求めてフィードバック情報FBIとして送信機側に送信する。そして、送信機側は、次に信号を送信するときに、情報データ信号Sdata2の位相を情報データ信号Sdata1の位相に対して’−φ’だけずらす一方で、振幅比Aに基づいて情報データSdata2の振幅を情報データSdata1の振幅に対して調整して送信することにより、受信機側では、互いに同相かつ所定信号レベル差の信号Sdata1、Sdata2が受信されるから、受信信号レベルが向上し、受信信号品質が高くなる。
このように、CL型送信ダイバーシチによれば、送信機は、受信機から受信信号の位相差や振幅比を示すフィードバック情報を受け取るから、OL型送信ダイバーシチに比べ、受信機側における受信状態に対して適応的に送信信号を調整することが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、OFDM方式を用いた移動通信システムにCL型送信ダイバーシチを適用すると、受信機は、サブキャリア毎にフィードバック情報FBIを表すFBIビットを生成し、それら全てのFBIビットを送信機に送信するため、伝送路の送信容量が圧迫されるといった問題がある。また、夫々のサブキャリアの位相制御を高精度に行う場合、FBIビット数が増加し、伝送路の送信容量が更に圧迫されるという問題もある。
【0009】
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、OFDM方式を用いた移動通信システムにCL型送信ダイバーシチを適用した場合において、FBIビット数を増大させることなく,送信機側で送信サブキャリアを高精度に制御することができる送信機および受信機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、複数のサブキャリアが直交多重されたマルチキャリア変調信号を送信する送信機であって、第1のマルチキャリア変調信号を送信する第1の送信手段と、前記第1のマルチキャリア変調信号の各サブキャリアと送信キャリア位相が異なった複数のサブキャリアにより構成される第2のマルチキャリア変調信号を送信する第2の送信手段と、伝搬により生じた前記第1のマルチキャリア変調信号の各サブキャリアと、前記第2のマルチキャリア変調信号の各サブキャリアとの受信位相差から決定される各サブキャリア毎の送信キャリア位相補正量を各サブキャリア毎に量子化した量子化データを前記第1および第2のマルチキャリア変調信号を受信した受信機から取得する量子化データ取得手段と、前記量子化データ取得手段によって取得された各量子化データから送信キャリア位相補正量を各サブキャリア毎に求め、各サブキャリアの送信キャリア位相を調整する手段であり、前記複数のサブキャリアの一部である所定のサブキャリアに対応した量子化データを複数の異なる位相補正量代表値の中から選択し、前記所定のサブキャリア近傍のサブキャリアに対応した量子化データを前記所定のサブキャリアに対応した量子化データに対応する位相補正量として選択された位相補正量代表値の近くに他の一または複数の位相補正量代表値を配置し、これらの複数の位相補正量代表値の中から、当該量子化データに対応したものを選択する位相調整手段とを備える送信機を提供する。
【0011】
また、上記目的を達成するために、本発明は、複数のサブキャリアが直交多重された第1のマルチキャリア変調信号と、第2のマルチキャリア変調信号との合成信号を受信する受信手段と、伝搬によって生じた前記第1のマルチキャリア変調信号の各サブキャリアと、前記第2のマルチキャリア変調信号の各サブキャリアとの受信位相差を各サブキャリア毎に特定する受信位相差特定手段と、前記第1および第2のマルチキャリア変調信号を送信した送信機に送るべき送信サブキャリアの位相補正量を前記受信位相差特定手段により特定された受信位相差に基づいて各サブキャリア毎に求め、各位相補正量を量子化し量子化データを生成する量子化データ生成手段であり、前記複数のサブキャリアの一部である所定のサブキャリアの位相補正量を量子化するときには、複数の異なる位相補正量代表値の中から、当該位相補正量に対応したものを量子化データとして選択し、前記所定のサブキャリア近傍のサブキャリアに対応した位相補正量の量子化を行うときには、前記所定のサブキャリアに対応した位相補正量の量子化データに対応した位相補正量表値の近くに他の一または複数の位相差代表値を配置し、これらの複数の位相補正量代表値の中から、当該位相補正量に対応したものを量子化データとして選択する量子化データ生成手段と、前記量子化生成手段により選択された量子化データを送信機に送信する送信手段とを備える受信機を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。以下の説明では、OFDM送信機が送信信号を構成する複数のサブキャリアの各位相を調整(制御)する場合について例示する。
【0013】
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るOFDM送信機の構成を示す図である。
本実施形態のOFDM送信機は、移動通信システムの基地局に設けられるものであり、信号の送受信を行う2つのアンテナ10−1、10−2を備えている(以下の説明では、OFDM送信機が備えるアンテナ数をBとする)。OFDM送信機は、送信データをK個のサブキャリアに分散した信号S1を生成する一方で、信号S1を複製して信号S2を生成する。そして、OFDM送信機は、アンテナ10−1から信号S1を送信すると同時に、アンテナ10−2から信号S2を送信する。
【0014】
図1において、チャネル符号化器2は、送信データ系列(ビットストリーム)を符号化し、直並列変換器4に出力する。このチャネル符号化器2における符号化処理には、例えば畳み込み符号化処理、ブロック符号化処理、ターボ符号化処理、または、これらの符号化が組み合わさった符号化処理が含まれる。直並列変換器4は、チャネル符号化された送信データ系列を直並列(serial-to-parallel)変換して、サブキャリア数に相当するK個の並列データ系列を生成し、夫々のデータ系列をデータ変調器6に出力する。データ変調器6は、K個の並列データ系列の夫々を所定の変調方式で変調し、K個の並列データシンボル系列として出力する。このデータ変調器6により行われる変調方式には、例えば4位相偏移変調方式(QPSK:Quadrature Phase Shift Keying)等がある。データ変調器6から出力されたK個の並列データシンボル系列は、アンテナ数Bに相当する数だけ複製される。
【0015】
また、アンテナ10−1から送信される並列データシンボル系列ごとに乗算器8−1が設けられており、これらの並列データシンボル系列の各々は、対応する乗算器8−1に出力される。同様に、アンテナ10−2から送信される並列データシンボル系列の各々に対応して乗算器8−2が設けられており、これらの並列データシンボル系列の各々は、対応する乗算器8−2に出力される。
【0016】
一方、フィードバック情報ビット復号器20は、アンテナ10を介して受信した信号からフィードバック情報FBIを表すFBIビットを復号する。重み係数生成器22は、復号されたフィードバック情報FBIに従って信号S1、S2の夫々に含まれるサブキャリアの送信キャリア位相を制御するためのB×K個の重み係数Wb,k(1≦b≦B、1≦k≦K)を生成する。上述した乗算器8−1の夫々は、入力された並列データシンボル系列と、この並列データシンボル系列に対応する重み係数W1,kとの乗算を行い、多重器12−1に出力する。同様に、乗算器8−2の夫々は、入力された並列データシンボル系列と、この並列データシンボル系列に対応する重み係数W2,kとの乗算を行い、多重器12−2に出力する。なお、フィードバック情報FBIおよびFBIビットについては、後に詳述する。
【0017】
また、図1において、パイロットシンボル生成器30は、送信機および受信機の双方が既知であって、アンテナ数Bの数(すなわち、’2’)のパイロットシンボル系列P1、P2を生成する。生成されたパイロットシンボル系列P1は、多重器12−1の夫々に出力される。また、パイロットシンボル系列P2の夫々は、多重器12−2の夫々に出力される。ここで、各々のパイロットシンボル系列P1,P2には、例えばWalsh系列等の符号系列を用いることが好ましく、このような符号系列を用いることにより、パイロットシンボル系列P1、P2間の相互相関を概ね’0’にすることができる。
【0018】
多重器12−1の各々は、入力された並列データシンボル系列にパイロットシンボル系列P1を多重し、IFFT回路14−1(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)に出力する。また、多重器12−2の各々は、入力された並列データシンボル系列にパイロットシンボル系列P2を多重し、IFFT回路14−2に出力する。
【0019】
IFFT回路14−1、14−2の各々は、入力されるK個の並列データシンボル系列の夫々のI軸成分を複素数の実部、Q軸成分を複素数の虚部とみなし、K個の複素データを逆フーリエ変換して直交マルチキャリア信号に変換し、夫々の信号をサンプル信号として出力する。このIFFT回路14−1、14−2の出力は、K個のサブキャリアの変調波を合成した信号となる。
【0020】
IFFT回路14−1から出力されたK個のサンプル信号は、並直列(parallel-to-serial)変換器16−1に入力される。この並直列変換器16−1は、入力されたK個の信号を並直列(parallel-to-serial)変換して直列データシンボル系列を生成し、多重器19−1に出力する。また、IFFT回路14−2から出力されたK個のサンプル信号も、並直列(parallel-to-serial)変換器16−2に入力され、この並直列変換器16−2において直列データシンボル系列に変換された後、多重器19−2に出力される。
【0021】
ガードインターバル生成器18は、一定時間のガードインターバルを多重器19−1と多重器19−2に出力する。多重器19−1は、K個のサンプルが直列配置してなる直列データシンボル系列の各シンボルの先頭にガードインターバルを付加して出力する。この出力された信号は、送信信号S1としてアンテナ10−1を介して受信機に送信される。また、多重器19−2は、K個のサンプルが直列配置してなる直列データシンボル系列の各シンボルの先頭にガードインターバルを付加して出力する。この出力された信号は、送信信号S2としてアンテナ10−2を介して受信機に送信される。アンテナ10−1およびアンテナ10−2の夫々から送信された信号S1、S2が伝搬路において合成された信号がOFDM受信機により受信される。
【0022】
図2は、本実施形態に係るOFDM受信機の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、OFDM受信機は、アンテナ50を備えている。アンテ
ナ50を介して受信された信号(すなわち、信号S1、S2の合成信号)は、ガードインターバル除去部52に出力される。ガードインターバル除去部52は、入力された信号からガードインターバルを除去し、直列データシンボル系列として直並列変換器54に出力する。直並列変換器54は、入力された直列データシンボル系列を1シンボル毎に直並列(serial-to-parallel)変換してK個のサンプル信号を生成し、FFT回路56(FFT:Fast Fourier Transform)に出力する。
【0023】
FFT回路56は、入力されたK個のサンプル信号に対してフーリエ変換を施すことによりK個のサブキャリアのデータシンボルを分離する。また、FFT回路56から出力される並列データシンボル系列毎にスイッチ58が設けられている。各スイッチ58は、並列データシンボル系列のパイロットシンボル系列部分が入力される間、パイロットシンボル系列をチャネル推定部70に出力し、その他の間は、入力された並列データシンボル系列をデータ生成部60に出力する。
【0024】
チャネル推定部70には、シンボル複製回路702が設けられており、このシンボル複製回路702には、各スイッチ58から出力されたK個のパイロットシンボル系列が入力される。シンボル複製回路702は、入力された各パイロットシンボル系列を、上述したOFDM送信機のアンテナ数だけ複製する。また、チャネル推定部70には、K個の乗算器704aおよび乗算器704bが設けられている。シンボル複製回路702において複製元となったK個のパイロットシンボル系列の夫々は、互いに別々の乗算器704aに入力される。また、シンボル複製回路702において、複製されたK個のパイロットシンボル系列の夫々は、互いに別々の乗算器704bに入力される。
【0025】
乗算器704aには、パイロットシンボル生成器706aにて生成されたパイロットシンボル系列P1が入力される。このパイロットシンボル系列P1は、上述したOFDM送信機のアンテナ10−1から送信された信号S1に含まれるパイロットシンボル系列P1と同等のものである。乗算器704aの各々は、受信された信号のパイロット系列と信号S1に含まれるパイロットシンボル系列P1を乗算しパイロットシンボルのデータ変調成分を取り除いて、チャネル推定器708aに出力する。
【0026】
一方、乗算器704bには、パイロットシンボル生成器706bにて生成されたパイロットシンボル系列P2が入力される。このパイロットシンボル系列P2は、上述したOFDM送信機のアンテナ10−2から送信された信号S2に含まれるパイロットシンボル系列P2と同等のものである。乗算器704bの各々は、受信された信号のパイロット系列と信号S2に含まれるパイロットシンボル系列P2を乗算し、パイロットシンボルのデータ変調成分を取り除いて、チャネル推定器708bに出力する。
【0027】
チャネル推定器708aは、乗算器704aの各々からデータ変調成分を取り除いたパイロットシンボル系列を取得し、信号S1の各々のサブキャリアが伝搬路においてフェージングによりチャネル変動としてどの程度の位相変動を受けたかを推定する。具体的には、チャネル推定器708aは、各々の乗算器704aから出力されたパイロットシンボル系列から受信した信号S1のサブキャリア毎の位相変動を推定し、加減演算器710およびFBIビット生成部72に出力する。また、チャネル推定器708bは、各々の乗算器704bから出力されたパイロットシンボル系列からサブキャリア毎の位相変動を推定し、位相変動推定値を加減演算器710およびFBIビット生成部72に出力する。
【0028】
加減演算器710は、サブキャリア毎に信号S1と信号S2の合成信号が伝搬路において受けた位相変動の推定値を生成し、この推定した合成信号の位相変動推定値をデータ生成部60に出力する。
【0029】
FBIビット生成部72は、上述したOFDM送信機に送信すべきフィードバック情報を示すFBIビットを生成する。具体的には、FBIビット生成部72には、FBIビット生成回路712が設けられており、このFBIビット生成回路712は、信号S1の位相変動推定値からサブキャリア毎の位相成分φ1,kを求める一方で、信号S2の位相変動推定値からサブキャリア毎の位相成分φ2,kを求める。次いで、FBIビット生成回路712は、位相成分φ1,kおよび位相成分φ2,kから、サブキャリア毎の受信位相差Φk(Φk=φ2,k−φ1,k)を求める。そして、FBIビット生成回路712は、受信位相差Φkからサブキャリア毎の理想的な重み係数iWb,kを生成する。この理想的な重み係数iWb,kは、OFDM送信機において信号S1,S2の送信キャリア位相の調整に用いられるべき最も好適な数値を示す重み係数である。FBIビット生成回路712は、理想的な重み係数iWb,kの夫々を量子化し、サブキャリア毎の量子化重み係数qWb,kを生成する。そして、FBIビット生成回路712は、量子化重み係数qWb, kを表す所定ビット数のFBIビットをサブキャリア毎に生成して出力する。FBIビットの夫々は、図示せぬ送信回路によりアンテナ50を介してフィードバック情報FBIとして上述したOFDM送信機に送信される。なお、FBIビット生成回路712の詳細については、後述する。
【0030】
図2に示すように、データ生成部60には、FFT回路56から出力される並列データ系列毎に乗算器62が設けられている。また、乗算器62の各々には、入力される並列データ系列のサブキャリアに対応した合成信号の位相変動推定値が入力されている。夫々の乗算器62は、位相変動推定値に従って並列データ系列の受信位相を補償して並直列変換器64に出力する。並直列変換器64は、入力されたK個の並列データ系列を並直列(parallel-to-serial)変換して直列データシンボル系列を生成し、チャネル復号器66に出力する。チャネル復号器66は、直列データ系列を復号して、OFDM送信機から送信された送信データ系列(ビットストリーム)を生成する。
【0031】
図3は、FBIビット生成回路712の動作を示す概略図である。なお、1サブキャリア当たりに割り当てられるFBIビットのビット数は、2ビットであるとする。
先ず、FBIビット生成回路712は、偶数番目(k=2n番目、n:自然数)のサブキャリアに、夫々のサブキャリアの理想的な重み係数iW2,2nを量子化した量子化重み係数qW2,2nからFBIビット列B2nを生成する。さらに詳述すると、FBIビット生成回路712は、2ビットのFBIビットで指定できる4つの位相補正量代表値を0〜2πの位相範囲内に均等に配置する。すなわち、FBIビット列B2nが指定する位相補正量代表値は、{0、π/2、π、3π/2}のうち、いずれかの値である。FBIビット生成回路712は、位相補正量代表値のうち、理想的な重み係数iW2,2nに最も値の近い位相補正量代表値を選択し、この選択した位相補正量代表値を量子化重み係数qW2,2nとして表すFBIビットを生成する。
【0032】
次に、FBIビット生成回路712は、奇数番目(k=2n+1番目)のサブキャリアに、夫々のサブキャリアの理想的な重み係数iW2,2n+1を量子化した量子化重み係数qW2,2n+1からFBIビット列B2n+1を生成する。このときFBIビット生成回路712は、偶数番目(2n番目)のサブキャリアに対応する量子化重み係数qW2,2nに応じて、4つの位相補正量代表値を0〜2πの位相範囲内に不均等に配置する。より具体的には、2n番目のサブキャリアについて量子化重み係数qW2,2nとして’π/2’が選択されたとすると、FBIビット生成回路712は、2n+1番目のサブキャリアについてFBIビット列B2n+1が量子化重み係数qW2,2n+1として指定する4つの位相補正量代表値を’π/2’の近傍(例えば{π/4、π/2、3π/4、3π/2})に配置する。
【0033】
さらに説明すると、OFDM方式において夫々のサブキャリアは、互いに直交しているので、変調されたサブキャリアのスペクトルは、互いにオーバーラップする。このため、2n番目のサブキャリアと2n+1番目のサブキャリアとでは、伝搬路においてフェージングにより受ける位相変化特性の相関が高く、2n+1番目のサブキャリアの受信位相差は、2n番目のサブキャリアの受信位相差と近い値となる。従って、本実施形態では、2n+1番目のサブキャリアについて量子化重み係数qW2,2n+1として選択する位相補正量代表値を、2n番目のサブキャリアについて選択された量子化重み係数qW2,2nの近傍に配置する。なお、2n+1番目のサブキャリアが2n番目のサブキャリアの受けた位相変化よりも大きく異なる位相変化を受けたときのために、本実施形態では、2n+1番目のサブキャリアについて量子化重み係数qW2,2n+1として選択する位相補正量代表値に、2n番目のサブキャリアについて選択された量子化重み係数qW2,2nよりも、大きく異なる位相補正量代表値を設けている。
【0034】
このようにして生成されたサブキャリア毎のFBIビット列Bkは、上述したOFDM送信機にフィードバック情報FBIとして送信される。OFDM送信機の重み係数生成器22は、受信した夫々のFBIビットより、信号S1、S2の各サブキャリアの送信位相を調整するための重み係数Wb,kを生成する。
【0035】
以上説明したように、第1実施形態によれば、奇数番目(2n+1番目)のサブキャリアについてのFBIビット列B2n+1が量子化重み係数qW2,2n+1として選択する位相補正量代表値は、偶数番目(2n番目)のサブキャリアについて選択された量子化重み係数qW2,2nの近傍に配置される。これにより、奇数番目(2n+1番目)のサブキャリアについて、理想的な重み係数iW2,2n+1に値の近い量子化重み係数qW2,2n+1を同一ビット数のFBIビット列2n+1で表すことができる。従って、FBIビットのビット数を増やすことなく、各サブキャリアの送信位相を高精度に制御することができる。また、サブキャリアの送信位相を高精度に制御したとしても、FBIビット数を増やさずに済むから、移動通信システムにおいて上りリンクの伝送容量を圧迫することがない。
【0036】
<第2実施形態>
上述した第1実施形態では、偶数番目(2n番目)のサブキャリアについて選択された量子化重み係数qW2,2nの近傍に、奇数番目(2n+1番目)のサブキャリアの量子化重み係数qW2,2n+1として指定する位相補正量代表値の幾つかを配置した。
【0037】
しかしながら、図4に示すように、フェージングによりサブキャリアが受ける位相変化特性がサブキャリアの帯域幅よりも広い周波数範囲にわたり緩やかに変動する場合がある。この場合、伝搬路においてフェージングにより受ける位相変化特性は、k番目のサブキャリアと隣接するk+1番目のサブキャリアだけではなく、k番目のサブキャリアの近くにある他のサブキャリア(例えばk+2番目、・・・)も似たものとなる。そこで、第2実施形態では、k番目のサブキャリアについて選択された量子化重み係数qW2,kの近傍に位相補正量代表値を配置して量子化重み係数を生成するサブキャリアの数をk+1番目のサブキャリアから所定番目のサブキャリアまで増やした。より具体的には、サブキャリアがフェージングにより受ける位相変動の相関は,伝搬路のマルチパスの遅延量が小さくなるに応じて高くなる。従って第2実施形態では、FBIビット生成回路712は、この遅延量が小さい場合に、k番目のサブキャリアについて選択した量子化重み係数qW2,kの近傍に多数の位相補正量代表値を配置して量子化重み係数を生成するサブキャリアの数を増やす。
【0038】
一方、図5に示すように、FBIビット生成回路712は、マルチパスの遅延量が大きい場合、すなわち、フェージングによりサブキャリアが受ける位相変化特性が周波数領域で急激に変動する場合には、k番目のサブキャリアについて選択した量子化重み係数qW2,kの近傍に多数の位相補正量代表値を配置して量子化重み係数を生成するサブキャリアの数を減らす。
【0039】
以上説明したように、第2実施形態によれば、サブキャリアの夫々がフェージングにより伝搬路において受ける位相変動特性に応じて、k番目のサブキャリアについて選択した量子化重み係数qW2,kの近傍に多数の位相補正量代表値を配置して量子化重み係数を生成するサブキャリアの数を増減させるので、FBIビットのビット数を増やすことなく、伝搬路の特性に応じてサブキャリアの送信位相を高精度に制御することができる。
【0040】
<変形例>
上述した実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、本発明の技術思想の範囲内で任意に変更可能である。そこで以下に、各種の変形例を説明する。
【0041】
(1)上述した各実施形態では、OFDM送信機は、OFDM受信機からフィードバック情報を受け取り、このフィードバック情報に従って送信サブキャリア位相を調整する場合について例示したが、送信サブキャリアの振幅を補償する場合にも本発明を適用可能である。具体的には、OFDM受信機のチャネル推定器708a、708bは、信号S1および信号S2の各々のサブキャリアが伝搬路においてフェージングにより受けた振幅変動を推定し、振幅変動推定値として出力する。また、FBIビット生成回路712は、信号S1および信号S2夫々の信号変動推定値からサブキャリア毎の受信振幅比Aを求める。そして、求めたサブキャリア毎の受信振幅比を第1実施形態で説明したように量子化し、サブキャリア毎にFBIビットを生成する。生成されたFBIビットは、OFDM送信機にフィードバック情報として送信される。
なお、送信サブキャリアの位相および振幅を補償する場合にも本発明が適用可能であることは勿論である。
【0042】
(2)上述した各実施形態では、OFDM送信機のアンテナ数Bを’2’としたが、これに限らず、2より大きい値であっても良い。
【0043】
(3)上述した各実施形態において、OFDM送信機が基地局に設けられ、OFDM受信機が移動機に設けられる構成について説明したが、これに限らない。すなわち、OFDM送信機が移動機に設けられ、OFDM受信機が基地局に設けられる構成であっても良く、また、OFDM送信機およびOFDM受信機が、基地局および移動機に設けられる構成であっても良い。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、OFDM方式を用いた移動通信システムにCL型送信ダイバーシチを適用した場合において、FBIビット数を増大させることなく,送信機側で送信サブキャリアを高精度に制御することができる送信機および受信機が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るOFDM送信機の構成を示すブロック図である。
【図2】 同OFDM受信機の構成を示すブロック図である。
【図3】 同OFDM受信機のFBIビット生成動作を示す概略図である。
【図4】 本発明の第2実施形態に係るOFDM受信機のFBIビット生成動作を説明するための図である。
【図5】 同OFDM受信機のFBIビット生成動作を説明するための図である。
【符号の説明】
10−1、10−2…アンテナ、14−1、14−2…IFFT回路20…フィードバック情報ビット復号器、22…重み係数生成器、30…パイロットシンボル生成器、70…チャネル推定部、72…FBIビット生成部、706a、706b…パイロットシンボル生成器、708a、708b…チャネル推定器、712…FBIビット生成回路
Claims (8)
- 複数のサブキャリアが直交多重されたマルチキャリア変調信号を送信する送信機であって、
第1のマルチキャリア変調信号を送信する第1の送信手段と、
前記第1のマルチキャリア変調信号の各サブキャリアと送信キャリア位相が異なった複数のサブキャリアにより構成される第2のマルチキャリア変調信号を送信する第2の送信手段と、
伝搬により生じた前記第1のマルチキャリア変調信号の各サブキャリアと、前記第2のマルチキャリア変調信号の各サブキャリアとの受信位相差から決定される各サブキャリア毎の送信キャリア位相補正量を各サブキャリア毎に量子化した量子化データを前記第1および第2のマルチキャリア変調信号を受信した受信機から取得する量子化データ取得手段と、
前記量子化データ取得手段によって取得された各量子化データから送信キャリア位相補正量を各サブキャリア毎に求め、各サブキャリアの送信キャリア位相を調整する手段であり、前記複数のサブキャリアの一部である所定のサブキャリアに対応した量子化データを複数の異なる位相補正量代表値の中から選択し、前記所定のサブキャリア近傍のサブキャリアに対応した量子化データを前記所定のサブキャリアに対応した量子化データに対応する位相補正量として選択された位相補正量代表値の近くに他の一または複数の位相補正量代表値を配置し、これらの複数の位相補正量代表値の中から、当該量子化データに対応したものを選択する位相調整手段と
を具備することを特徴とする送信機。 - 前記複数のサブキャリアの一部である所定のサブキャリアに対応した量子化データを均一に分散配置された複数の異なる位相補正量代表値の中から選択する
ことを特徴とする請求項1に記載の送信機。 - 複数のサブキャリアが直交多重されたマルチキャリア変調信号を送信する送信機であって、
第1のマルチキャリア変調信号を送信する第1の送信手段と、
前記第1のマルチキャリア変調信号の各サブキャリアと送信振幅が異なった複数のサブキャリアにより構成される第2のマルチキャリア変調信号を送信する第2の送信手段と、
伝搬により生じた前記第1のマルチキャリア変調信号の各サブキャリアと、前記第2のマルチキャリア変調信号の各サブキャリアとの受信振幅差から決定される各サブキャリア毎の送信振幅補正量を各サブキャリア毎に量子化した量子化データを前記第1および第2のマルチキャリア変調信号を受信した受信機から取得する量子化データ取得手段と、
前記量子化データ取得手段によって取得された各量子化データから送信振幅補正量を各サブキャリア毎に求め、各サブキャリアの送信振幅を調整する手段であり、前記複数のサブキャリアの一部である所定のサブキャリアに対応した量子化データを複数の異なる振幅補正量代表値の中から選択し、前記所定のサブキャリア近傍のサブキャリアに対応した量子化データを前記所定のサブキャリアに対応した量子化データに対応する送信振幅補正量として選択された振幅補正量代表値の近くに他の一または複数の振幅補正量代表値を配置し、これらの複数の振幅補正量代表値の中から、当該量子化データに対応したものを選択する振幅調整手段と
を具備することを特徴とする送信機。 - 前記複数のサブキャリアの一部である所定のサブキャリアに対応した量子化データを均一に分散配置された複数の異なる振幅補正量代表値の中から選択する
ことを特徴とする請求項3に記載の送信機。 - 複数のサブキャリアが直交多重された第1のマルチキャリア変調信号と、第2のマルチキャリア変調信号との合成信号を受信する受信手段と、
伝搬によって生じた前記第1のマルチキャリア変調信号の各サブキャリアと、前記第2のマルチキャリア変調信号の各サブキャリアとの受信位相差を各サブキャリア毎に特定する受信位相差特定手段と、
前記第1および第2のマルチキャリア変調信号を送信した送信機に送るべき送信サブキャリアの位相補正量を前記受信位相差特定手段により特定された受信位相差に基づいて各サブキャリア毎に求め、各位相補正量を量子化し量子化データを生成する量子化データ生成手段であり、前記複数のサブキャリアの一部である所定のサブキャリアの位相補正量を量子化するときには、複数の異なる位相補正量代表値の中から、当該位相補正量に対応したものを量子化データとして選択し、前記所定のサブキャリア近傍のサブキャリアに対応した位相補正量の量子化を行うときには、前記所定のサブキャリアに対応した位相補正量の量子化データに対応した位相補正量表値の近くに他の一または複数の位相差代表値を配置し、これらの複数の位相補正量代表値の中から、当該位相補正量に対応したものを量子化データとして選択する量子化データ生成手段と、
前記量子化生成手段により選択された量子化データを送信機に送信する送信手段と
を具備することを特徴とする受信機。 - 複数のサブキャリアが直交多重された第1のマルチキャリア変調信号と、第2のマルチキャリア変調信号との合成信号を受信する受信手段と、
伝搬によって生じた前記第1のマルチキャリア変調信号の各サブキャリアと、前記第2のマルチキャリア変調信号の各サブキャリアとの受信振幅差を各サブキャリア毎に特定する受信振幅差特定手段と、
前記第1および第2のマルチキャリア変調信号を送信した送信機に送るべき送信サブキャリアの振幅補正量を前記受信振幅差特定手段により特定された受信振幅差に基づいて各サブキャリア毎に求め、各振幅補正量を量子化し量子化データを生成する量子化データ生成手段であり、前記複数のサブキャリアの一部である所定のサブキャリアの振幅補正量を量子化するときには、複数の異なる振幅補正量代表値の中から、当該振幅補正量に対応したものを量子化データとして選択し、前記所定のサブキャリア近傍のサブキャリアに対応した振幅補正量の量子化を行うときには、前記所定のサブキャリアに対応した振幅補正量の量子化データに対応した振幅補正量代表値の近くに他の一または複数の振幅補正量代表値を配置し、これらの複数の振幅補正量代表値の中から、当該振幅補正量に対応したものを量子化データとして選択する量子化データ生成手段と、
前記量子化生成手段により選択された量子化データを送信機に送信する送信手段と
を具備することを特徴とする受信機。 - 前記所定のサブキャリアは、他の1または複数のサブキャリアを挟んで離間した複数のサブキャリアであり、前記量子化データ生成手段は、伝搬路の遅延量が大きくなるに従い、前記所定のサブキャリアの各々の間に挟まれるサブキャリアの数を減少させる
ことを特徴とする請求項5または6に記載の受信機。 - 前記所定のサブキャリアは、他の1または複数のサブキャリアを挟んで離間した複数のサブキャリアであり、前記量子化データ生成手段は、伝搬路の遅延量が小さくなるに従い、前記所定のサブキャリアの各々の間に挟まれるサブキャリアの数を増加させる
ことを特徴とする請求項5または6に記載の受信機。
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