JP5219678B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像した動画像を符号化して圧縮記録する撮像装置に関するものである。
近年、画像圧縮技術が進み、高精細なハイビジョン映像が手軽に市販のビデオカメラなどの撮像装置にて撮影できるようになりつつある。
従来の撮像装置について、図7を用いて説明する。図7において、101は固定されている第1固定レンズ群、102は変倍を行う変倍レンズ群(以下、ズームレンズ)、103は絞り、104は固定されている第2固定レンズ群である。105は焦点調節機能と変倍による焦点面の移動を補正するいわゆるコンペ機能を兼ね備えたレンズ群(以下、フォーカスレンズ)である。上記第1固定レンズ群101からフォーカスレンズ105により撮像光学系が構成される。
106はCCDやCMOSなどより成る撮像素子である。107はアナログ信号処理部であり、撮像素子106で得られた信号に所定の処理を施してアナログ撮像信号を生成するものである。このアナログ信号処理部107は、例えばCDS(co−related double sampling:相関二重サンプリング)回路、AGC(Automatic Gain Control)回路等から構成されている。
108はカメラ信号処理部であり、内蔵しているA/D変換器によりアナログ信号処理部107で生成されたアナログ撮像信号をデジタル信号に変換し、ガンマ補正、ホワイトバランス等、所定の信号処理をしたデジタル映像信号を生成する。125は符号化処理部であり、カメラ信号処理部108で生成されたデジタル映像信号をJPEGやMPEGなどの符号化方式で符号化する。109は符号化処理部125で符号化された動画や静止画を記録する記録部であり、記録媒体としては磁気テープの他に、DVD、ハードディスク、半導体メモリなどが使われている。
110は表示処理部であり、カメラ信号処理部108からのデジタル映像信号を表示部111に合わせた映像信号に処理し、ビューファインダ(EVF)や液晶パネル(LCD)等の表示部111に撮影画像として表示させる。
112はアナログ信号処理部107のAGC回路で増幅された映像信号が入力するAFゲート112であり、フォーカスレンズ105の合焦のために最適な信号を取り出す範囲を全画面のうちから設定する。このゲートの大きさは可変であり、また複数設けられる場合もある。113は焦点検出に用いられる高周波成分、低周波成分及び輝度差成分(映像信号の輝度レベルの最大値と最小値の差分)を抽出するAF(オートフォーカス)信号処理部である。115はアナログ信号処理部107のAGC回路で増幅された映像信号が入力する絞り制御部である。
114はカメラシステム制御用マイコン(以下、カメラマイコン)であり、カメラ信号処理部108の駆動制御や出力信号制御を行うと同時に、AF信号処理部113の出力信号に基づいてフォーカスレンズ105を制御する。また、操作スイッチ123の操作情報を読み込んでズーム/フォーカスの制御も行う。操作スイッチ123は、操作者がフォーカスモードをAFとMF(マニュアルフォーカス)との間で切り換えるAF/MF切換スイッチ、フォーカスレンズをマニュアルで動かすMFボリューム、倍率を変えるズームボリュームなどを備えたスイッチ群である。そして、この操作スイッチ123としては、一つのスイッチで各機能を切り換えて操作するタイプもあれば、機能毎にスイッチを備えるタイプもある。
カメラマイコン114は、操作スイッチ123に含まれるAF/MF切換スイッチの状態がAFであれば、AF信号処理部113の出力信号レベルに基づく駆動命令を後述のモータ駆動用ドライバ119に出力する。また、MFであれば、MFボリュームの操作量に応じた駆動命令をモータ駆動用ドライバ119に出力する。また、ズームボリュームの操作量に応じた駆動命令を後述のモータ駆動用ドライバ118に出力する。なお、MFボリュームやズームボリュームは、ダイヤルキーやシーソーキーなどの操作キーでもよいし、レンズ鏡筒に嵌合したリング部材のものでもよい。
118及び119は、それぞれズームレンズ102及びフォーカスレンズ105に対してカメラマイコン114から出力される駆動命令に従って駆動エネルギーを後述のモータ120,121に出力するための電流波形変更可能なモータ駆動用ドライバである。120はズームレンズ102を駆動するためのズームモータであり、121はフォーカスレンズ105を駆動するためのフォーカスモータである。
絞り103は、適性露光量を維持するように絞り制御部115により駆動される。絞り制御部115はアナログ信号処理部107の出力信号のレベルを検出し、このレベルが一定レベル(適性露光量)でないときは一定レベルにするための絞り量制御信号を発生する。この絞り量制御信号は、IGドライバ116に出力されてIGメータ117によって適性露光量となるように絞り103が駆動される。エンコーダ122は、IGメータ117の絞り状態を検出し、絞り制御部115にフィードバックする。
図7のように構成されたカメラシステムにおいて、カメラマイコン114は、AF信号処理部113の出力信号レベルが最大となるように、フォーカスレンズ105を移動させることにより、自動焦点調節(AF動作)を行う。
ここで、上記AF動作について説明する。ビデオカメラのAF装置は、TVAF方式が主である。被写体像を撮像素子等により光電変換して得られた映像信号から画面の鮮鋭度を検出し、その値、すなわちAF評価値が最大となるようにフォーカスレンズ105を移動制御して焦点調節を行うものである。AF評価値としては、一般に、ある帯域のバンドパスフィルタにより抽出された映像信号の高周波成分を用いている。この映像信号の高周波成分は、通常、被写体像を撮影した場合、図8のようにそのAF評価値が最大になる点が合焦点(合焦位置)となる。
次に、図9のフローチャートを用いて、カメラマイコン114による動画撮影時のTVAF制御について説明する。
図9において、カメラマイコン114は、ステップ#301より動画AF処理を開始し、まず、ステップ#302にて、フォーカスレンズ105を微小駆動する。次に、ステップ#303にて、その微小駆動により合焦したか否かを判定し、合焦していれば後述のステップ#313へ進み、合焦していなければステップ#304へ進む。
合焦していないとしてステップ#304へ進むと、カメラマイコン114は、上記の微小駆動により合焦方向を判別できたか否かを判定する。その結果、合焦方向を判別できなかった場合はステップ#302に戻り、同様の動作を繰り返す。一方、合焦方向を判別できた場合はステップ#305へ進み、いわゆる山登り駆動により、AF評価値が大きくなる方向へ高速でフォーカスレンズ105を移動させる。そして、次のステップ#306にて、山登り駆動によりAF評価値がピークを越えたか否かを判定し、ピークを越えていなければステップ#305へ戻り、山登り駆動を継続する。
上記ステップ#306にてピークを越えた事を判定するとステップ#307へ進み、カメラマイコン114は、山登り駆動中のAF評価値のピークに戻すためにフォーカスレンズ105を逆方向に駆動する。そして、次のステップ#308にて、AF評価値がピーク(図8の合焦点)に達したか否かを判定し、ピークに達していない場合はステップ#307に戻り、AF評価値のピークに戻す動作を継続する。一方、ピークに達している場合、ステップ#302に戻り、フォーカスレンズ105を微小駆動することにより、次の動画の合焦位置をサーチする。
上記ステップ#303にて合焦したと判定した場合は、カメラマイコン114は、上記したようにステップ#313へ進み、フォーカスレンズ105を停止する。そして、次のステップ#309にて、合焦した際のAF評価値を記憶しておき、再起動判定の処理部分に入る。続くステップ#310では、上記ステップ#309で保持したAF評価値を取得し、次のステップ#311にて、上記ステップ#310で取得したAF評価値と前回のAF評価値とを比較する。そして、所定レベル以上の差があれば再起動する必要があると判定してステップ#302に戻り、微小駆動動作を再開する。一方、再起動する必要がないと判定した場合はステップ#312へ進み、フォーカスレンズ105をそのまま停止した状態で維持し、以後の動画に対応するためにステップ#310へ戻り、再起動判定処理を継続する。
以上のように、カメラマイコン114は、再起動判定→微小駆動→山登り駆動→微小駆動→再起動判定を繰り返しながら、フォーカスレンズ105の駆動制御を行うことにより、AF評価値を常に最大にするように制御する構成となっている。
次に、図9のステップ#302にて実行される微小駆動動作について、図10のフローチャートを用いて説明する。なお、下記の説明においてMode(モード)とは、フォーカスレンズ105の動きに応じて微小駆動動作の処理を切り換えるための変数であり、0〜3の4つの整数値を取る巡回カウンタ値である。各Modeは、至近側のレンズ位置における処理(Mode=0)、フォーカスレンズを無限に駆動する処理(Mode=1)、無限側のレンズ位置における処理(Mode=2)、フォーカスレンズを至近に駆動する処理(Mode=3)、の4つの処理からなる。
ステップ#401より微小駆動動作の処理を開始し、まずステップ#402にて、現在のMode(モード)が0か否かを判定し、0であればステップ#403へ進み、後述の至近側のレンズ位置における処理を行い、0でなければステップ#412へ進む。
《至近側のレンズ位置における処理》
ステップ#403では、AF評価値を取り込む。このAF評価値は後述のMode=2で無限側にフォーカスレンズ105がいる時にCCD等の撮像素子106に蓄積された電荷から作られた映像信号によるものになる。そして、次のステップ#404にて、上記ステップ#403で取り込んだAF評価値を無限側AF評価値として保存し、ステップ#405へ進む。
次のステップ#405では、所定回数1(山登り方向を判定するための任意の回数)、連続して合焦方向と判定される方向が同一であればステップ#408へ進み、そうでなければステップ#406へ進む。ステップ#406へ進むと、これまでの所定期間におけるフォーカスレンズ105の平均位置を合焦点として演算する。そして、次のステップ#407にて、所定回数2(合焦と判定するための任意の繰り返し回数)、フォーカスレンズ105が同一エリアで往復を繰り返していればステップ#409へ進み、合焦判定できたとする。その後はステップ#411へ進み、処理を終了して図9のステップ#313へ進み、合焦停止・再起動判定へ移行する。
また、上記ステップ#407にて所定回数2、フォーカスレンズ105が同一エリアで往復を繰り返していないと判定した場合はステップ#410へ進む。そして、ここではModeを加算(4以上になった場合は0に戻し、0,1,2,3の巡回カウンタ値を決定する)してステップ#411へ進み、本処理を抜け、図9のステップ#303へ進む。
上記ステップ#410→ステップ#411に至る処理で、図10の処理を終了した場合には、図9のステップ#303,304で共にNOと判定され、再びステップ#302の微少駆動処理(図10のステップ#401から)を継続することになる。
上記ステップ#405にて所定回数1、連続して合焦方向と判定される方向が同一であるとしてステップ#408へ進んだ場合、該ステップ#408にて方向判定できたとする。その後はステップ#411へ進み、処理を終了し、図9のステップ#305へ進み、山登り駆動へ移行する。
上記ステップ#402にて現在のModeが0でないと判定した場合は上記したようにステップ#412へ進み、ここでは現在のModeが1か否かを判定する。その結果、1であればステップ#413へ進み、後述のレンズを無限に駆動する処理を行い、そうでなければステップ#418へ進む。
《レンズを無限に駆動する処理》
ステップ#413では、振動振幅、中心移動振幅を演算する。ここでは詳しく述べないが、焦点深度を基準に、焦点深度が浅い時は振幅を小さく、焦点深度が深いときは振幅を大きくするのが一般的である。次のステップ#414では、前述のMode=0における無限側AF評価値と後述のMode=2における至近側AF評価値を比較し、無限側AF評価値が至近側AF評価値よりも大きければステップ#415へ進む。一方、無限側AF評価値が至近側AF評価値よりも小さければステップ#416へ進む。
ステップ#415へ進むと、駆動振幅を、
駆動振幅=振動振幅+中心移動振幅
とする。また、ステップ#416へ進むと、駆動振幅を、
駆動振幅=振動振幅
とする。その後は何れの場合もステップ#417へ進む。
ステップ#417では、無限方向へ、上記ステップ#415あるいはステップ#416で決められた振幅で駆動する。その後は前述したステップ#405以降の動作を行う。
現在のModeが1でないとしてステップ#412からステップ#418へ進むと、ここでは現在のModeが2であるか否かを判定する。その結果、Modeが2であればステップ#419へ進み、後述の無限のレンズ位置における処理、そうでなければステップ#421へ進む。
《無限側のレンズ位置における処理》
ステップ#419では、AF評価値を取り込む。このAF評価値は前述のMode=0で至近側にフォーカスレンズ105がいる時に撮像素子106に蓄積された電荷から作られた映像信号によるものになる。次のステップ#420では、上記ステップ#419で取り込んだAF評価値を至近側AF評価値として保存する。その後は前述したステップ#405以降の動作を行う。
《レンズを至近に駆動する処理》
ステップ#421では、振動振幅、中心移動振幅を演算する。ここでは詳しく述べないが被写体深度を基準に、被写体深度が浅い時は振幅を小さく、被写体深度が深いときは振幅を大きくするのが一般的である。次のステップ#422では、前述のMode=0における無限側AF評価値と前述のMode=2における至近側AF評価値を比較し、至近側AF評価値が無限側AF評価値よりも大きければステップ#423へ進む。一方、至近側AF評価値が無限側AF評価値よりも小さければステップ#424へ進む。
ステップ#423へ進むと、駆動振幅を、
駆動振幅=振動振幅+中心移動振幅
とする。また、ステップ#424へ進むと、駆動振幅を、
駆動振幅=振動振幅
とする。その後はいずれの場合もステップ#425へ進む。
ステップ#425では、無限方向へ、上記ステップ#423あるいはステップ#424で決められた振幅で駆動する。その後は前述したステップ#405以降の動作を行う。
上記フォーカスレンズ動作の時間経過を示したのが、図11である。図11において、横軸は時間、縦軸はレンズ位置である。図11の上部に示した、下に凸の周期は映像信号の垂直同期信号を示している。
ここで、Aの間にCCD等の撮像素子106に蓄積された電荷(斜線楕円)に対するAF評価値EVaが時刻Taで取り込まれ、Bの間に撮像素子106に蓄積された電荷(斜線楕円)に対するAF評価値EVbが時刻Tbで取り込まれる。時刻Tcでは、AF評価値EVa、EVbを比較し、EVb>EVaであれば振動中心を移動させ、一方、EVa>EVbであれば振動中心を移動させない。
次に、図7の符号化処理部125における符号化処理について説明する。ビデオカメラなどの撮像装置では、DVDやハードディスクなどの蓄積メディアへの動画像記録の圧縮方式として、MPEG符号化方式が用いられている。MPEG符号化方式は、蓄積メディア系への適用を目的とされた動画像符号化の標準規格である。MPEGは、テレビ電話/テレビ会議用符号化規格のH.261と比較して、動き補償予測やDCT(Discrete Cosine Transform:離散コサイン変換)などの符号化アルゴリズムを持つ点では同じである。しかし、蓄積メディアによる映像再生として、高速再生、スロー再生、逆再生などのトリックモード再生やランダムアクセスを実現するための特殊な構造、すなわちGOP(Group Of Pictures)構造を持つ点で異なっている。
MPEGによる画像符号化データの構造(シンタックス)を、図12に示す。
まず、画像フォーマット(画像サイズ、アスペクト比、画像レートなど)を指定するシーケンス・ヘッダと、ビデオデータの最後を示すシーケンス・エンドと、その間に複数のGOPを持つシーケンス層からなり、映像プログラムを表現している。一つのGOPがランダムアクセスの1単位となり、この単位で先述のトリックモード再生を可能にしている。下位のGOP層は、GOPヘッダの後にN枚のピクチャフレームを持つ構造になっている。
N枚のピクチャフレームは、次の3タイプ(Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャ)のいずれかで構成され、ピクチャ層を形成する。
Iピクチャ(Intra−coded picture:フレーム内符号化画像)は、その画像内の情報だけを使って符号化する。フレーム間予測を用いないので、他の参照画像を必要とせず、復号時にはIピクチャの情報だけで画像を復元できる。ランダムアクセスや高速再生の際には、このIピクチャを用いる。Iピクチャは、リフレッシュフレームあるいはキーフレームとも呼ばれる。
Pピクチャ(Predictive−coded picture:順方向予測符号化画像)は、前のIピクチャまたはPピクチャから順方向予測を用いて作成される。
Bピクチャ(Bidirectionally predictive−coded picture:双方向予測符号化画像)は、時間的に前後に位置するIピクチャまたはPピクチャから双方向予測を用いて作成される。
図13は、GOP構造の一例を示す図である。GOP内のピクチャ数(Nパラメータ)を“15”とし、IピクチャとPピクチャとの間隔(Mパラメータ)を“3”とした場合の例である。
図13において、Iピクチャは参照画像を必要としないフレーム内符号化処理される画像である。Pピクチャは、既に符号化済みのIピクチャまたはPピクチャを参照画像とした順方向の予測符号化画像であり、Bピクチャは前後のIピクチャまたはPピクチャを参照画像とした双方向の予測符号化画像である。
Iピクチャは、原画像のブロック毎にDCT演算、量子化及び可変長符号化を行う。これに対して、Pピクチャ及びBピクチャは参照画像との間の動き補償予測の誤差信号に対してのみ、DCT演算、量子化及び可変長符号化を行うため、予測誤差信号が小さければ、優れた圧縮効率になる。
図14は、符号化/復号化時のGOPのフレーム配列を示す図である。
図14では、原画像(入力画像)の画像順が符号化処理の段階で入れ替わり、出力画像を復号化する段階で元の配列順に戻ることを示している。すなわち、双方向予測を行うBピクチャを符号化/復号化するには、前後のフレームを予測に用いるため、その予測画像となるIピクチャまたはPピクチャを先に符号化していなければならない。なお、GOPの規定としては、
(1)メディア上のGOPの最初のフレームは、必ずIピクチャであること、
(2)原画像及び復元画像の並びにおいて、GOPの最後はIピクチャあるいはPピクチャであること、
である。
GOP内のピクチャ数(Nパラメータ)、及びIピクチャとPピクチャの間隔(Mパラメータ)については制限はない。但し、一般的には、Nパラメータは12あるいは15を、また、Mパラメータには2から3程度の値が利用されている。Nパラメータを大きくすると、ランダムアクセスの単位を大きくでき、Mパラメータを大きくすると、予測時の圧縮効果が落ち圧縮率が悪くなる。
MPEG符号化で動画像の圧縮記録を行う技術としては、被写体の動きを検出して激しい動きが検出された場合に、GOPの周期に基づく符号化を変更し、Iピクチャを挿入して新たなGOPを生成することで画質向上を図る手法が提案(特許文献1)されている。
特開2000−197003号公報
しかしながら、従来技術においては、画像の符号化処理とフォーカスレンズや防振用レンズ、絞りなどのレンズユニットの動きとの関わりについては、何も考慮されることはなかった。
近年では、AVCHDなどのハイビジョン映像の画像圧縮規格も標準化され、市販のビデオカメラを用いてDVDなどの蓄積メディアに手軽に高精細なハイビジョン映像を撮影記録できるようになった。その結果、誰もが身近に大画面モニタでハイビジョン映像を見ることが可能となっている。
一方、ぶれやぼけ、点滅などの大きな明るさ変化のある映像を大画面モニタで一定時間見ていると、映像酔いや眼精疲労、さらにはてんかんなどの発作症状を起こすことが懸念されている。従来普及していたSD(Standard Definition)映像は大画面モニタで見ることが少なく、映像内にぶれやぼけ、点滅などがあっても、すぐに映像酔い等につながることは稀であった。しかし、ハイビジョン映像になって大画面モニタで見る機会が増えると、SD映像では目立たなかったぶれやぼけも大きな動きとして目に入り、映像酔いや眼精疲労などにつながることが今後増えてくると予想される。
ぶれやぼけの目立つ原因としては、撮影者の撮影状態や被写体条件に大きく影響されるが、画像符号化時のレンズの動きによっても影響があると考えられる。それは、Iピクチャにぶれやぼけが含まれてしまうと、同じGOP内で予測符号化されるPピクチャ、Bピクチャに伝播されるやすく、GOPの周期で映像変化が生じやすくなるからである。すなわち、Iピクチャとなる画像の取り込み時に、フォーカスレンズや防振用レンズ、絞りなどが動いていると、Iピクチャにぶれやぼけが含まれやすくなり、逆に、レンズの各ユニットが停止していると、Iピクチャにはぶれやぼけは含まれにくくなる。その結果、GOPの周期でぶれやぼけの多い画像群と少ない画像群が生じ、再生時に映像の周期的なピントずれや明るさのちらつき(以下、ピントや明るさの変化)になると考えられる。今までは、レンズの動きにより生じる映像の動き(ぶれやぼけ)が圧縮画像に影響することについては考慮されていなかったため、上記のように、復号化した再生画像にピントや明るさの変化が生じ、それが映像酔いや眼精疲労などにつながる可能性があった。
(発明の目的)
本発明の目的は、ピントや明るさの変化を低減させて、視聴者が映像酔いや眼精疲労を起こさないようにすることのできる撮像装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、焦点調節用のレンズと明るさ調節用の絞りとを具備する撮像光学系と、前記撮像光学系を介して形成される光学像を光電変換して映像信号を出力する信号処理手段と、前記撮像光学系を駆動する駆動手段と、前記信号処理手段から出力された映像信号を符号化する画像符号化手段と、前記画像符号化手段による符号化処理におけるIピクチャに対応する光学像を取得する際に前記駆動手段による前記撮像光学系の駆動を制限するとともに当該Iピクチャに対応する光学像の取得後は前記制限を解除するように制御するフローを前記焦点調節用のレンズを微小駆動する際に行い、当該微小駆動から前記焦点調節用のレンズを山登り駆動する制御に移行した際には前記フローを行わない制御手段とを有することを特徴とする撮像装置とするものである。
本発明によれば、ピントや明るさの変化を低減させて、視聴者が映像酔いや眼精疲労を起こさないようにすることができる撮像装置を提供できるものである。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例1ないし3に示す通りである。
図1は本発明の実施例1に係る撮像装置のシステム構成を示すブロック図である。なお、図7と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。
図1において、124は撮影モード切換スイッチであり、“通常撮影モード”と、画像符号化の影響によるピントや明るさの変化を低減するようにレンズ駆動と同期させて画像符号化処理する“映像酔い低減モード”などの撮影モードを切り換えるためのものである。
図1のように構成された撮像装置において、カメラマイコン114は、図6と同様にAF信号処理部113の出力信号レベルが最大となるように、フォーカスレンズ105を移動させることにより、AF制御を行っている。
カメラマイコン114は、さらに、符号化処理部125から符号化動作に関わる情報、すなわち、現フレームをI/P/Bピクチャのどのピクチャ形式で符号化するかを取得し、フォーカスレンズ105の駆動及び絞りの駆動を制御する。
図2は、上記の撮像装置において、画像の符号化処理とフォーカスレンズ105の動きを同期させたカメラマイコン114による制御を示すフローチャートである。
カメラマイコン114は、ステップ#501より処理を開始し、まず、ステップ#502にて、録画が開始されたか否かを判定し、録画が開始されていなければこのステップ#502で待機する。その後、録画が開始されるとステップ#503へ進み、撮影モード切換スイッチ124の状態を判定し、映像酔い低減モードであればステップ#504へ進み、通常モードなど別のモードであればステップ#510へ進む。
映像酔い低減モードであるとしてステップ#504へ進むと、AF動作モードが微小駆動モードであるか否かを判定し、微小駆動モードであればステップ#505へ進み、微小駆動モードでなければステップ#510へ進む。ステップ#505では、次のフレームがIピクチャに符号化する画像の取り込みタイミングであるか否かを判定する。なお、ステップ#505中の1V前とは、映像信号の垂直同期周期で、1周期前のことを意味する。すなわち、Iピクチャの符号化の1周期前のタイミングか否かを判定している。その結果、次のフレームがIピクチャに符号化する画像の取り込みタイミングであればステップ#506へ進み、AF微小駆動モードの状態を保留したままフォーカスレンズ105を合焦位置へ駆動する。なおここで駆動する位置は、図10に示すAF微小駆動モードにおけるステップ#406にて算出した合焦位置とする。その後はステップ#510へ進む。
上記ステップ#505にて次のフレームがIピクチャに符号化する画像の取り込みタイミングでないと判定した場合はステップ#507へ進み、現フレームがIピクチャに符号化する画像の取り込みタイミングであるか否かを判定する。その結果、現フレームがIピクチャに符号化する画像の取り込みタイミングであればステップ#508へ進み、レンズ位置を上記ステップ#506で駆動した合焦位置に停止させておく。その後はステップ#510へ進む。
上記ステップ#507にて現フレームがIピクチャに符号化する画像の取り込みタイミングでないと判定した場合はステップ#509へ進み、AF微小駆動動作を行う(図10と同じ処理)。その後はステップ#510へ進む。
次のステップ#510では、録画が停止されたか否かを判定し、停止されたらばステップ#502に戻る。一方、停止されていなければステップ#503に戻り、上述の録画中の処理を繰り返す。
なお、上記ステップ#504において、AF動作が微小駆動モードであるか否かだけを判定したが、それは他のAF動作モードであれば画像符号化とレンズ駆動の同期を取る必要はないと判定できるからである。すなわち、AF動作モードが山登り駆動モードであれば、ボケた状態でフォーカスレンズ105を高速駆動中であることから、画像符号化に対する影響は考慮せず、合焦位置を早く見つけることを優先するべきである。しかし、再起動判定モードであれば、フォーカスレンズ105は合焦位置に停止中であることから同期させる必要はない。
上記ステップ#502において録画開始を判定し、録画中にのみ画像符号化とレンズ制御の同期化を行っているが、それは画像の符号化を行うのが記録媒体への記録時のみだからである。従って、レンズ制御は、記録開始と共に画像の符号化が開始されるタイミングで同期させればよい。
図3は、本実施例1の制御における画像符号化とレンズの動きを視覚化した図であり、符号化する画像のピクチャフレームの配列順序と、それに同期したフォーカスレンズ105の動きを表している。
図3では、図13に示した構造と同じく、GOP構造のNパラメータを15、Mパラメータを3として符号化している例を示す。図3の上部に示したピクチャフレームの配置は、図14(a)と同様の入力画像の配列構造を示している。また、下部に示したAF動作は、実線がフォーカスレンズの位置(動き)を示し、点線が振幅中心、すなわち演算された合焦位置を示している。
図3に示すように、Iピクチャとなる画像の取得タイミングで、フォーカスレンズ105を合焦位置(振幅中心)に止めるようにAF制御を行う。なお、図3に示した説明では、例としてNパラメータを15及びMパラメータを3に設定したが、これらのパラメータを別の値に設定しても、本発明の制御は同様に実施可能である。
以上の実施例1に係る撮像装置は、以下の構成要素から成る。焦点調節用のフォーカスレンズ105と明るさ調節用の絞り103を具備する撮像光学系と、撮像光学系を介して形成される光学像を光電変換して画像(映像)信号を出力する信号処理手段(撮像素子106、カメラ信号処理部108)を有する。さらに、フォーカスレンズ105を駆動するレンズ駆動手段(カメラマイコン114、モータ駆動用ドライバ119、フォーカスモータ121)と、信号処理手段から出力された画像信号を符号化する画像符号化手段(符号化処理部125)を有する。さらに、上記の画像符号化処理とレンズ駆動手段によるレンズ駆動(撮像光学系駆動)を同期させるように制御する制御手段(カメラマイコン114)とを有する。
詳しくは、上記画像符号化処理とレンズ駆動を同期させるとは、画像符号化処理において、フレーム内符号化処理されるIピクチャとなる画像を取得するタイミングで、フォーカスレンズ105を合焦位置に停止させることである。また、画像符号化手段が取得画像をフレーム内符号化処理するように制御されるのは、合焦動作時の駆動周期中において焦点調節用のレンズが停止するタイミングである。
よって、ピントや明るさの変化の少ない画像をフレーム内符号化画像として取り込むことができる。つまり、画像符号化の影響によるピントや明るさの変化を低減し、復号化した画像を大画面モニタで視聴しても、視聴者が映像酔いや眼精疲労を起こしにくくできる。
換言すれば、画像の符号化処理とレンズ駆動を同期させて、復号化した再生画像においてピントや明るさの変化を低減させ、視聴者が映像酔いや眼精疲労を起こさないようにした撮像装置を提供可能となる。
さらには、符号化した画像信号を記録手段である記録部109に記録(録画)するときのみ、画像符号化処理と撮像光学系の駆動(実施例1では、フォーカスレンズ駆動)を記録開始と共に同期させる。このことにより、復号化した再生画像において、ピントや明るさの変化を低減させて、視聴者が映像酔いや眼精疲労を起こさない撮像装置とすることができる。
さらには、映像酔い低減モードが選択された時にのみ、画像符号化処理と撮像光学系の駆動(実施例1では、フォーカスレンズ駆動)を同期させる。このことにより、復号化した再生画像において、ピントや明るさの変化を低減させて、視聴者が映像酔いや眼精疲労を起こさない撮像装置とすることができる。
次に、本発明の実施例2に係る撮像装置について説明する。なお、撮像装置の構成は上記実施例1と同様であるので、その説明は省略する。
上記実施例1では、画像の符号化処理において、Iピクチャ取得タイミングに同期させて、フォーカスレンズ105を停止させるようにしていた。これに対し、本発明の実施例2では、Iピクチャ取得タイミングに同期させて、絞り103の駆動(動き)を停止させるものである。
図4は、本実施例2の撮像装置において、符号化処理と絞り103の動きを同期させたカメラマイコン114における制御を示すフローチャートである。
レンズマイコン114は、ステップ#601より処理を開始し、まず、ステップ#602にて、録画が開始されたかを判定し、録画が開始されていなければこのステップ#602で待機する。その後、録画が開始されるとステップ#603へ進み、撮影モード切換スイッチ124の状態を判定し、映像酔い低減モードであればステップ#604へ進み、通常モードなど別のモードであればステップ#607へ進む。
映像酔い低減モードであるとしてステップ#604へ進むと、Iピクチャに符号化する画像の取り込みタイミングであるか否かを判定し、画像の取り込みタイミングであればステップ#605へ進み、絞り103の動きを停止させる。その後はステップ#607へ進む。
また、上記ステップ#604にて画像の取り込みタイミングでないと判定した場合はステップ#606へ進み、通常のアイリス制御(絞り制御)を行う。その後はステップ#607へ進む。
次のステップ#607では、録画停止されたかどうかを判定し、停止されたならばステップ#602に戻る。一方、停止されていなければステップ#604に戻り、上述の録画中の処理を繰り返す。
上記実施例2によれば、画像符号化手段でフレーム内符号化処理される画像の取得タイミングと同期させて、撮像光学系に含まれる絞り103の駆動を停止させるようにしている。よって、上記実施例1と同様、ピントや明るさの変化の少ない画像をフレーム内符号化画像として取り込むことができる。つまり、画像符号化の影響によるピントや明るさの変化を低減し、復号化した画像を大画面モニタで視聴しても、視聴者が映像酔いや眼精疲労を起こしにくくできる。
換言すれば、フレーム内符号化を行う画像の取得タイミングと同期させて、絞り103の動きを停止させることにより、復号化した再生画像において、ピントや明るさの変化を低減させて、視聴者が映像酔いや眼精疲労を起こさない撮像装置を提供可能となる。
さらには、符号化した画像信号を記録手段である記録部109に記録(録画)するときのみ、画像符号化処理と撮像光学系の駆動(実施例2では、絞り103の駆動)を記録開始と共に同期させる。このことにより、上記と同様の効果を得ることができる。
さらには、映像酔い低減モードが選択された時にのみ、画像符号化処理と撮像光学系の駆動(実施例2では、絞り103の駆動)を同期させる。このことにより、上記と同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の実施例3に係る撮像装置について説明する。なお、撮像装置の構成は上記実施例1と同様であるので、その説明は省略する。
本発明の実施例3では、上記実施例1とは逆に、AF微小駆動モード時のフォーカスレンズ105の駆動周期に同期させて、画像符号化処理におけるIピクチャ取得タイミングを制御するものである。
図5および図6は、本実施例3の制御における画像符号化とレンズの動きを視覚化した図であり、フォーカスレンズ105の動きと、それに同期して符号化する画像のピクチャフレームの配列順序を示している。
図5および図6の下部に示したAF動作は、図3と同様、実線がフォーカスレンズ105の位置(動き)を示し、点線が振幅中心、すなわち演算された合焦位置を示している。図5および図6の上部には、符号化される入力画像のピクチャフレームの配列構造を示している。
図5は、フォーカスレンズ105の微小駆動動作において、周期的(映像の垂直同期信号の周期に対して6Vごと)に振幅中心、すなわち合焦位置にフォーカスレンズ105を停止させている。画像符号化処理は、このフォーカスレンズ105の動作周期に同期して6Vごとの画像をIピクチャとしてフレーム内符号化する。すなわち、図5に示した例では、GOP構造は、Nパラメータが6、Mパラメータが3となっている。
しかし、図5に示した例では、AF微小駆動モードの動作途中に一旦フォーカスレンズ105を合焦位置に移動して止めるため、AF動作としては従来性能に比べて応答性において劣ることが予想される。
そこで、AF性能は維持したまま符号化画像のピントのぶれを無くす方法を、図6に示す。図6では、フォーカスレンズ105の微小駆動動作において、常に振幅中心に対して振動振幅分至近側あるいは無限側に振幅させている。これは、図10で示したのと同様な動きで、周期的に振幅中心に停止させることはしない。
画像符号化処理は、このフォーカスレンズ105の動作に対して、該フォーカスレンズ105の停止動作に同期させて画像をIピクチャとしてフレーム内符号化する。すなわち、図6に示した例では、GOP構造は、Nパラメータが12、Mパラメータが3となる。この場合、フォーカスレンズの停止位置は合焦位置に対して振動振幅分ずれた位置ではあるが、振動振幅は基本的に焦点深度内の値が設定される。このことから、Iピクチャとしてフレーム内符号化される画像はボケの無い画像であり、かつ、フォーカスレンズが動いている最中の画像ではないため、ピントぶれも無くすことができる。
以上の実施例3では、駆動手段が撮像光学系の駆動を停止させるタイミングと同期させて、取得した画像をフレーム内符号化するように画像符号化手段を制御するようにしている。よって、ピントや明るさの変化の少ない画像をフレーム内符号化画像として取り込むことができる。つまり、画像符号化の影響によるピントや明るさの変化を低減し、復号化した画像を大画面モニタで視聴しても、視聴者が映像酔いや眼精疲労を起こしにくくできる。
換言すれば、フォーカスレンズ105を合焦位置に停止させるタイミングに同期させて、Iピクチャとなる画像を取得することにより、フレーム内符号化されるIピクチャはピントのブレが少ない画像にすることができる。その結果、画像符号化の影響によるピントのブレを低減し、復号化した画像を大画面モニタで視聴しても、視聴者が映像酔いや眼精疲労を起こしにくい撮像装置を提供可能となる。
なお、本発明では、動画像の符号化処理としてMPEG方式を用いて説明したが、画像フレームに基づく予測符号化を用いた符号化処理であれば、本発明を適用することができる。
本発明の各実施例に係る撮像装置のシステム構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る撮像装置の主要部分の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係る撮像装置の制御における画像符号化とレンズの動きを視覚化した図である。 本発明の実施例2に係る撮像装置の制御における画像符号化とレンズの動きを視覚化した図である。 本発明の実施例3に係る撮像装置の制御における画像符号化とレンズの動きを視覚化した図である。 同じく本発明の実施例3に係る撮像装置の制御における画像符号化とレンズの動きを視覚化した図である。 従来の撮像装置のシステム構成を示すブロック図である。 TVAF方式におけるオートフォーカスの原理を示すグラフである。 従来のTVAF方式のアルゴリズムを示すフローチャートである。 TVAF方式の微小駆動動作を示すフローチャートである。 TVAF方式微小駆動のフォーカスレンズ動作の時間経過を示した図である。 MPEGのデータ構造を示す図である。 MPEGのGOP構造の一例を示す図である。 画像符号化/復号化時のGOPのフレーム配列を示す図である。
符号の説明
103 絞り
105 フォーカスレンズ
106 撮像素子
108 カメラ信号処理部
109 記録部
114 カメラマイコン
115 絞り制御部
119 モータ駆動用ドライバ
123 操作スイッチ
124 撮影モード切換スイッチ
125 符号化処理部

Claims (9)

  1. 焦点調節用のレンズと明るさ調節用の絞りとを具備する撮像光学系と、
    前記撮像光学系を介して形成される光学像を光電変換して映像信号を出力する信号処理手段と、
    前記撮像光学系を駆動する駆動手段と、
    前記信号処理手段から出力された映像信号を符号化する画像符号化手段と、
    前記画像符号化手段による符号化処理におけるIピクチャに対応する光学像を取得する際に前記駆動手段による前記撮像光学系の駆動を制限するとともに当該Iピクチャに対応する光学像の取得後は前記制限を解除するように制御するフローを前記焦点調節用のレンズを微小駆動する際に行い、当該微小駆動から前記焦点調節用のレンズを山登り駆動する制御に移行した際には前記フローを行わない制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記画像符号化手段でフレーム内符号化処理される画像の取得タイミングに同期させて、前記撮像光学系の駆動を停止させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像光学系の駆動を停止させるとは、前記撮像光学系に含まれる焦点調節用のレンズの動きを停止させることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像光学系の駆動を停止させるとは、前記撮像光学系に含まれる明るさ調節用の絞りの動きを停止させることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記駆動手段が前記撮像光学系の駆動を停止させるタイミングに同期させて、取得した画像がフレーム内符号化処理される前記画像符号化手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記画像符号化手段が取得画像をフレーム内符号化処理するように制御されるのは、合焦動作時の駆動周期中において焦点調節用のレンズが停止するタイミングであることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記焦点調節用のレンズを停止させる位置は、合焦位置であることを特徴とする請求項3または6のいずれかに記載の撮像装置。
  8. 符号化された画像信号を記録媒体に記録する記録手段を有し、
    前記画像符号化手段の符号化処理と前記駆動手段の撮像光学系駆動を同期させるように制御するのは、前記記録手段に符号化された画像信号を記録するときのみであり、記録開始と共に同期させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  9. 通常撮影モードと映像酔い低減モードとが切り換えられる撮影モード切換手段を有し、前記制御手段は、前記映像酔い低減モードが選択された時にのみ、前記画像符号化手段の符号化処理と前記駆動手段の撮像光学系駆動を同期させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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