JP5216125B2 - 動的音響最適化方法および装置 - Google Patents
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Description
本発明は、観測点に放射された希望の音響信号を雑音に依存して調整する装置および方法に関するとともに、それに用いられる歪み適応(adaptive warped)デジタルフィルタに関する。
音楽や音声が、雑音に満ちた環境内で電気音響システムを通じて提供されるとき、通常、背後の雑音のために快適な聴取が困難である。雑音に満ちた中で音楽や音声が聴かれるような空間は、たとえば、自動車の車内である。背後の雑音は、エンジン、タイヤ、送風機などのモータや、風騒音や自動車内の他の機器から発生し、速度、路面状態および自動車の運転状態の関数となる。自動車の乗員は、この時間変化する背後の雑音に対して、音量調節器を回して、音楽や音声として提供される希望の信号を調整する。
して、逐次最小二乗(Recursive Least Squares)、QR分解最小二乗(QR Decomposition Least Squares)、最小二乗格子(Least Squares Lattice)、QR分解格子(QR Decomposition Lattice)または勾配適応格子(Gradient Adaptive Lattice)、ゼロフォーシング(Zero Forcing)、確率勾配(Stochastic Gradient)などがある。これら方法については、たとえば、ヘイキン(Haykin)著、「適応フィルタ理論(Adaptive Filter Theory)」、第2版、1991年、プレンチィスホール(Prentice Hall)社や、J.G.プロアキス(Proakis)著、「デジタル通信(Digital Communication)」、1995年、マグローヒル(McGraw Hill)社、634ページ〜676ページや、D.A.ピエール(Pierre)著、「最適化理論と応用 (Optimization Theory with Applications)」、1969年、ニューヨーク、ウィリーアンドサンズ(Wiley and Sons)社などに記載されている。
本発明の実施形態に係る、ある環境内で音響放射器から放射された音響出力を雑音に依存して調整する装置は、希望の電気信号を供給する信号源と、この希望の電気信号が与えられ、当該希望電気信号から、加工された希望電気信号を生成する調節装置を備えたものである。加工希望電気信号は、これから、上記音響出力を生成する音響放射器に与えられる。さらに、本装置は、音響放射器の音響出力に係る成分と音響雑音成分とが含まれる上記環境内の音響を取り込む収音器を備えている。収音器は、上記環境内の音響の音響出力成分に該当する成分と音響雑音成分に該当する成分とを含む観測信号を供給する。本装置は、観測信号が与えられ、少なくとも、観測信号の音響雑音成分を表す抽出雑音信号を生成する抽出器と抽出雑音信号および観測信号から得られる少なくとも一つの付加信号が供給される制御器とをさらに備えている。調節装置は、制御器が生成する制御信号が与えられ、この制御信号に応じて、上記加工された希望電気信号を変化させる。
(項目1) ある環境内で音響変換器によって放射される音響出力を雑音に依存して調整する装置であって、
希望の電気信号を供給する信号源と、
前記希望の電気信号が与えられ、これから、加工された希望信号を生成し、当該加工希望信号を、これから、前記音響出力を生成する前記音響変換器に与える調節装置と、
前記音響出力に係る音響出力成分と音響雑音成分とを含む前記環境内の音響を検出し、当該音響出力成分に該当する観測音響出力成分と当該音響雑音成分に該当する観測雑音成分とを含む観測信号を供給する収音器と、
前記観測信号が与えられ、少なくとも、前記観測信号の前記観測雑音成分を表す抽出雑音信号を生成する抽出器と、
前記抽出雑音信号と前記観測信号から得られる少なくとも一つの付加信号とが与えられ、前記調節装置に与えられる制御信号を生成する制御器とを備え、
前記音響の調節装置は、前記制御信号に応じて、前記加工された希望の電気信号を変化させる
ことを特徴とする装置。
(項目2) 前記観測信号から得られる前記少なくとも一つの付加信号は、前記抽出器によって抽出され、かつ、前記観測音響出力成分を表す抽出音響出力成分信号を含む
ことを特徴とする項目1記載の装置。
(項目3) 前記制御器は、前記抽出音響出力成分信号の前記抽出雑音信号に対する比として定義される信号対雑音比に基づいて前記制御信号を生成する
ことを特徴とする項目2記載の装置。
(項目4) 前記制御器は、前記抽出雑音信号が前記抽出音響出力成分信号よりも大きいとき、前記抽出音響出力成分信号の前記抽出雑音信号に対する前記信号対雑音比に基づいて前記制御信号を生成する
ことを特徴とする項目3記載の装置。
(項目5) 前記観測信号から得られる前記少なくとも一つの付加信号は、前記観測信号を含む
ことを特徴とする項目1記載の装置。
(項目6) 音量設定、エンジンRPMおよび車速のうちの少なくとも一つに該当する少なくとも一つの状態信号が、前記制御器に与えられ、前記制御器による前記制御信号の生成に用いられる
ことを特徴とする項目1記載の装置。
(項目7) 前記加工希望信号は、前記抽出器の入力に与えられる
ことを特徴とする項目1記載の装置。
(項目8) 前記希望の電気信号は、前記抽出器の入力に与えられる
ことを特徴とする項目1記載の装置。
(項目9) 前記抽出器は、少なくとも一つの適応フィルタをさらに備えている
ことを特徴とする項目1記載の装置。
(項目10) ある環境内で音響変換器によって放射される音響出力を雑音に依存して調整する方法であって、
希望の電気信号を生成する工程と、
前記希望の電気信号から、加工された希望電気信号を生成する工程と、
前記音響変換器が、前記加工された希望電気信号から前記音響出力を生成する工程と、
前記環境内の音響を観測し、これから、前記音響出力に係る音響出力成分と音響雑音成分とを含む観測信号を生成する工程と、
前記観測信号から、少なくとも、前記音響雑音成分に係る抽出雑音信号を抽出する工程と、
前記抽出雑音信号と前記観測信号から得られる少なくとも一つの付加信号との両方から制御信号を生成する工程と、
前記制御信号に応じて、前記加工された希望電気信号を変化させる工程とを有する
ことを特徴とする方法。
(項目11) 前記観測信号から得られる前記少なくとも一つの付加信号は、前記観測信号を含む
ことを特徴とする項目10記載の方法。
(項目12) 前記観測信号から得られる前記少なくとも一つの付加信号は、前記音響出力成分に係る信号を含む
ことを特徴とする項目10記載の方法。
(項目13) 前記観測信号から前記音響出力成分に係る抽出音響出力成分信号を抽出する工程をさらに有し、
前記制御信号を生成する工程は、前記抽出音響出力成分信号と前記抽出雑音信号との比として定義される信号対雑音比に基づいて前記制御信号を生成する
ことを特徴とする項目10記載の方法。
(項目14) 前記制御器は、前記抽出雑音信号が前記抽出音響出力成分信号よりも大きいとき、前記抽出音響出力成分信号の前記抽出雑音信号に対する信号対雑音比に基づいて前記制御信号を生成する
ことを特徴とする項目13記載の方法。
(項目15) 動的に音響を最適化するオーディオシステムであって、
希望の電気信号を供給する信号源と、
前記希望の電気信号が与えられ、これから、加工された希望電気信号を生成する調節装置と、
前記加工された希望電気信号が与えられ、これから、ある環境内で放射される音響出力を生成する音響変換器と、
前記音響出力に係る成分と音響雑音成分とを含む前記環境内の音響を検出し、前記音響出力の成分に該当する観測音響出力成分と前記音響雑音成分に該当する観測雑音成分とを含む観測信号を供給する収音器と、
前記観測信号が与えられ、少なくとも、前記観測信号の前記観測雑音成分を表す抽出雑音信号を生成する抽出器と、
前記抽出雑音信号と前記観測信号から得られる少なくとも一つの付加信号とが与えられ、前記抽出雑音信号と前記観測信号から得られる前記少なくとも一つの付加信号とに応じて、前記調節装置に与えられる制御信号を生成する制御器とを
備え、
前記音響の調節装置は、前記制御信号に応じて、前記加工された希望電気信号を変化させる
ことを特徴とするオーディオシステム。
(項目16) 前記観測信号から得られる前記少なくとも一つの付加信号は、前記抽出器によって抽出され、かつ、前記観測音響出力成分を表す抽出音響出力信号を含む
ことを特徴とする項目15記載のオーディオシステム。
(項目17) 前記制御器は、前記抽出音響出力信号の前記抽出雑音信号に対する比として定義される信号対雑音比に基づいて前記制御信号を生成する
ことを特徴とする項目16記載のオーディオシステム。
(項目18) 前記制御器は、前記抽出雑音信号が前記抽出音響出力信号よりも大きいとき、前記抽出音響出力信号の前記抽出雑音信号に対する信号対雑音比に基づいて前記制御信号を生成する
ことを特徴とする項目17記載のオーディオシステム。
(項目19) 前記制御器によって前記抽出雑音信号を用いて前記制御信号が生成される前に、前記抽出雑音信号から前記環境内の音声の影響を、少なくとも部分的に、除去する音声活動検出器をさらに備えている
ことを特徴とする項目15記載のオーディオシステム。
(項目20) 複数の遅延素子および当該複数の遅延素子に接続された係数回路網を有し、入力信号のフィルタリングを行って出力信号を生成するフィルタ部と、
基準信号に応じて前記出力信号が最適化されるように前記係数回路網を制御する制御部とを備え、
前記複数の遅延素子は、位相応答が可変であり、周波数分解能に歪みがかかるように当該位相応答が選択されるフィルタ素子を含む
ことを特徴とする適応デジタルフィルタ。
(項目21) 前記複数の遅延素子は、直列に接続されたものであり、
前記複数の遅延素子に設けられた各タップのうち対応するものの下流側に接続され、一の係数で評価を行うための係数リンクと、
前記係数回路網の下流側に接続され、前記出力信号を出力するアナログ加算器とをさらに備えている
ことを特徴とする項目20記載の適応デジタルフィルタ。
(項目22) 前記出力信号は、最小二乗平均法および遅延最小二乗平均法のいずれかを用いて最適化される
ことを特徴とする項目20記載の適応デジタルフィルタ。
(項目23) 前記複数の遅延素子は、周波数応答が可変の全通過フィルタを含む
ことを特徴とする項目20記載の適応デジタルフィルタ。
(項目24) 遅延処理および計算処理によって入力信号のフィルタリングを行い、出力信号が基準信号に応じて最適化されるように、制御可能なフィルタリング特性を制御し、当該フィルタリング特性に応じて前記出力信号を生成する適応デジタルフィルタリング方法であって、
位相応答を変化させ、位相をシフトさせて前記遅延処理を行う工程と、
歪みがかかった周波数分解能によって前記位相応答を設定する工程とを有する
ことを特徴とする方法。
(項目25) 前記入力信号を多重に遅延させて多重の遅延入力信号を生成する工程と、
前記各遅延入力信号を、それぞれの係数を用いて調整する工程と、
前記調整された遅延入力信号を累積した出力として、前記出力信号を生成する工程とをさらに有する
ことを特徴とする項目24記載の方法。
(項目26) 最小二乗平均法および遅延最小二乗平均法のいずれかを用いて前記出力信号を最適化する工程をさらに有する
ことを特徴とする項目24記載の方法。
(項目27) 全通過のフィルタリングによって位相シフト処理を行う工程をさらに有す
る
ことを特徴とする項目24記載の方法。
(項目28) ある環境内で放射された希望の音響信号を雑音に依存して調整する装置であって、
希望の信号を供給する信号源と、
前記希望の信号が与えられ、当該希望信号から、加工された希望信号を生成する調節部と、
前記加工された希望信号が与えられ、当該加工希望信号から前記希望の音響信号を生成する音響変換器と、
前記環境内の音響を検出し、これから、前記希望の音響信号に該当する観測音響成分と音響雑音成分とを含む観測信号を生成する収音器と、
前記観測信号と前記希望信号および前記加工希望信号のいずれか一方とが与えられ、前記観測雑音成分に係る抽出雑音信号および前記観測音響成分に係る抽出希望音響信号のうちの少なくとも一方を生成する歪み適応デジタルフィルタを有する抽出器と、
前記抽出器によって生成された信号と前記観測信号から得られる少なくとも一つの付加信号とが与えられ、制御信号を生成する制御器とを備え、
前記制御信号は、前記調節部に与えられ、当該調節部は、これに応じて前記加工された希望信号を変化させる
ことを特徴とする装置。
(項目29) 前記抽出器は、
複数の遅延素子および当該複数の遅延素子に接続された係数回路網を有し、前記観測信号と前記希望信号および前記加工希望信号のいずれかと一方とについてフィルタリングを行って前記抽出雑音信号を生成するフィルタ部と、
基準信号に応じて前記抽出雑音信号が最適化されるように前記係数回路網を制御する制御部とを備えたものであり、
位相応答が可変のフィルタ素子が、前記複数の遅延素子として用いられ、かつ、
前記位相応答は、歪みがかかった周波数分解能によって設定されるものである
ことを特徴とする項目28記載の装置。
(項目30) 前記周波数分解能は、高周波よりも低周波の分解能の方がより高くなるように歪みがかけられる
ことを特徴とする項目29記載の装置。
(項目31) 前記抽出器は、第1および第2の抽出雑音信号を生成する第1および第2の歪み適応フィルタを有するものであり、
前記第1および第2の歪み適応フィルタの一方は、第1の周波数範囲において前記第1の抽出雑音成分を生成するように構成されたものであり、
前記第1および第2の歪み適応フィルタの他方は、第2の周波数範囲において前記第2の抽出雑音成分を生成するように構成されたものである
ことを特徴とする項目29記載の装置。
(項目32) 前記第1の歪み適応フィルタの歪みパラメータは0.9であり、
前記第2の歪み適応フィルタの歪みパラメータは0.99である
ことを特徴とする項目31記載の装置。
(項目33) 前記抽出器は、前記制御器に与えられる前記少なくとも一つの付加信号を生成する
ことを特徴とする項目29記載の装置。
(項目34) 前記抽出器は、前記抽出雑音信号および前記抽出希望音響信号の両方を生成し、当該抽出雑音信号および当該抽出希望音響信号の両方を前記制御器に与えるものであり、
前記抽出希望音響信号は、前記制御器に与えられる前記少なくとも一つの付加信号を含むものである
ことを特徴とする項目29記載の装置。
(項目35) 前記制御部は、少なくとも一つの状態信号が与えられる
ことを特徴とする項目29記載の装置。
(項目36) 前記少なくとも一つの状態信号は、音量設定、エンジンRPMおよび車速のうちの少なくとも一つに該当する
ことを特徴とする項目35記載の装置。
(項目37) 動的に音響を最適化するオーディオシステムであって、
希望の信号を出力とする信号源と、
前記希望の信号が与えられ、当該希望信号から、加工された希望信号を生成する調節部と、
前記加工された希望信号が与えられ、これから、ある環境内で放射される音響出力を生成する音響変換器と、
前記環境内で音響を検出し、前記音響出力に係る観測音響成分と、前記環境内の音響雑音に係る観測雑音成分とを含む観測信号を生成する収音器と、
前記観測雑音成分に係る抽出雑音信号を少なくとも抽出する歪み適応デジタルフィルタを有し、前記観測信号が与えられる抽出器と、
前記抽出雑音信号が与えられ、少なくとも部分的に、前記抽出雑音信号に基づいて制御信号を生成する制御器とを備え、
前記制御信号は、前記調節部に与えられ、かつ、当該調節部は、それに応じて前記加工希望信号を変化させる
ことを特徴とするオーディオシステム。
(項目38) 前記抽出器は、第1および第2の抽出雑音信号を生成する第1および第2の歪み適応フィルタを有するものであり、
前記第1および第2の歪み適応フィルタの一方は、第1の周波数範囲において前記第1の抽出雑音成分を生成するように構成されたものであり、
前記第1および第2の歪み適応フィルタの他方は、第2の周波数範囲において前記第2の抽出雑音成分を生成するように構成されたものである
ことを特徴とする項目37記載の装置。
(項目39) 前記第1の歪み適応フィルタの歪みパラメータは0.9であり、
前記第2の歪み適応フィルタの歪みパラメータは0.99である
ことを特徴とする項目38記載の装置。
(項目40) 動的に音響を最適化するオーディオシステムであって、
希望の信号を生成する信号源と、
前記希望の信号が与えられ、当該希望信号から、加工された希望信号を生成する調節部と、
前記加工された希望信号が与えられ、ある環境内で放射される音響出力を生成する音響変換器と、
前記環境内の音響を検出し、前記音響出力に係る観測音響成分と前記環境内の音響雑音に係る観測雑音成分とを含む観測信号を生成する収音器と、
前記観測雑音成分に係る抽出雑音成分を抽出する適応フィルタを有し、前記観測信号が与えられ、補正係数で前記観測雑音成分を補正して補正抽出雑音信号を生成する抽出器と、
前記希望信号から得られる信号が入力として与えられるとともに、前記観測雑音成分に係る前記補正抽出雑音信号が制御入力として与えられ、入力端に与えられた前記希望信号を前記補正抽出雑音信号に応じて変化させ、前記調節部に与えられる制御信号を生成する動的制御器とを備え、
前記調節部は、前記制御信号に応じて、前記加工された希望信号を変化させる
ことを特徴とするオーディオシステム。
(項目41) 前記動的制御器は、圧縮器を含むものであり、
前記補正抽出雑音信号は、前記圧縮器の比率を設定する制御信号を含むものである
ことを特徴とする項目40記載のオーディオシステム。
(項目42) 前記希望信号および前記加工された希望信号のいずれか一方の関数として、前記補正係数を生成する関数プロセッサをさらに備えている
ことを特徴とする項目40記載のオーディオシステム。
(項目43) 前記関数プロセッサは、前記補正係数を1から0まで変化させるものであり、
前記補正係数は、前記希望信号および前記加工された希望信号の前記いずれか一方が最小レベルよりも低いときは1であり、前記希望信号および前記加工された希望信号の前記いずれか一方が前記最小レベルと最大レベルとの間にあるときは1と0との間であり、前記希望信号および前記加工された希望信号の前記いずれか一方が前記最大レベルよりも高いときは0である
ことを特徴とする項目40記載のオーディオシステム。
(項目44) 前記希望信号から得られ、前記動的制御器の入力信号として与えられる信号は、前記希望信号を含む
ことを特徴とする項目40記載のオーディオシステム。
(項目45) 前記観測信号および前記希望信号が与えられ、前記動的制御器に入力信号として与えられる前記希望信号から得られる前記信号を得る第2の適応フィルタをさらに備え、
前記第2の適応フィルタによって得られた前記信号は、少なくとも部分的に、風騒音を補正する
ことを特徴とする項目41記載のオーディオシステム。
(項目46) 前記第2の適応フィルタは、系統インバータを含む
ことを特徴とする項目45記載のオーディオシステム。
(項目47) 前記希望信号は、前記第2の適応フィルタに与えられる複数の希望信号を含むものであり、
前記第2の適応フィルタは、前記複数の希望信号のそれぞれから、前記動的制御器の最大値検出器に与えられる信号を得るものであり、
前記最大値検出器は、前記動的制御器への前記入力信号として、前記複数の希望信号から前記第2の適応フィルタによって得られる信号のうち最大レベルのものを供給するものである
ことを特徴とする項目46記載のオーディオシステム。
(項目48) 前記第2の適応フィルタは、当該第2の適応フィルタを含む複数の適応フィルタを含み、前記複数の希望信号のいずれか一つが、当該複数の適応フィルタにおいて対応するいずれか一つに与えられるものであり、
前記第2の適応フィルタを含む前記複数の適応フィルタの各出力は、前記動的制御器の前記最大値検出器に接続されている
ことを特徴とする項目46記載のオーディオシステム。
(項目49) 前記希望信号は、複数の希望信号を含むものであり、
前記動的制御器は、前記複数の希望信号が与えられる最大値検出器を有するものであり、
前記最大値検出器は、前記動的制御器への前記入力信号として、前記複数の希望信号のうち最大レベルのものを供給するものである
ことを特徴とする項目40記載のオーディオシステム。
(項目50) 前記適応フィルタは、歪み適応フィルタを含む
ことを特徴とする項目40記載のオーディオシステム。
(項目51) 前記抽出器と前記動的制御器との間に接続され、少なくとも部分的に、前記補正抽出雑音信号から、前記環境内の音声活動の影響を消去する音声活動検出器をさらに備えた
ことを特徴とする項目40記載のオーディオシステム。
本発明は、詳細な説明および添付の図面からより深く理解できるであろう。
車内のその他の騒音からなる。マイクロフォン4では音響雑音信号NAが希望電気信号SAに重畳されており、マイクロフォン4は、希望音響信号SAおよび音響雑音信号NAから電気観測信号Mを生成する。希望音響信号SAおよび音響雑音信号NAはマイクロフォンを通じて変換されることによって、スプリアスつまり雑音信号NMと希望信号SMとの和に等しい電気観測信号Mとなる。観測信号Mは抽出器5に与えられ、抽出器5は、観測信号Mから抽出希望信号S´Mおよび抽出雑音信号N´Mを生成する。そして、制御装置6は、抽出希望信号S´Mおよび抽出雑音信号N´Mから制御信号Cを生成する。
は、マイクロフォン4によって収音される希望音響信号SAおよび音響雑音信号NAにそれぞれ該当する。そして、抽出希望信号S´Mおよび抽出雑音信号N´Mは、抽出器5によって生成される。抽出希望信号S´Mは、基本的には、希望音響信号SAと一致する。希望音響信号SAは、観測点を囲む空間からのパルス応答を混ぜ合わせたものである。また、抽
出雑音信号N´Mは、充満する周辺雑音に該当する。
れる信号SMを模擬的に表したものである。抽出器5は、抽出器5内で模擬的に表された
空間的なパルス応答が混ぜ合わされた加工希望信号SLから、抽出希望信号S´Mを生成する。したがって、抽出希望信号S´Mは、希望音響信号SAに極めて近いものである。
制御装置6を置き換えたものである。制御装置8は、抽出希望信号S´Mおよび抽出雑音
信号N´Mによって作動する以外に、観測信号Mならびに状態信号R、VおよびPによっ
ても作動する。状態信号Rは現在のエンジン速度を示し、状態信号Vは車速を示し、状態信号Pは音量調節器の設定を示す。本発明の主たる内容は、抽出希望信号S´Mが、制御
信号Cを生成する制御装置6または8の内部において比較されることにある。
S´Mを用いることについての特に有利な点は、観測空間に充満する原信号がマイクロフ
ォン4に収音されるため、抽出希望信号S´Mがこの原信号に一致することにある。すな
わち、抽出希望信号S´Mは、観測空間の真の状態を最もよく表している。また、概して
、信号源1からの希望信号Sではなく、加工希望信号SLを用いる利点は、抽出器5が、
調節装置2において希望信号Sに施される加工と同じ処理を行う必要がないということにある。
(DLMS:delayed least mean square)による方法といった、デジタル信号プロセッサによって極めて効果的かつ効率的に利用できるような方法に従って機能する適応フィルタを選択するものとする。
る特定の適応フィルタが必要とされる。しかし、利用可能なコンピュータの処理能力に制限があるため、そのような構成は実際的ではない。システム全体における音響再生装置と同数の適応フィルタを用いるのが好ましいが、そうではなく、わずか1個または2個の適応フィルタによって抽出雑音信号S´Mを算出する場合には誤差が生じてしまう。この誤
差は抽出雑音信号N´Mに顕著に現れる。しかし、加工された増幅出力信号の合計信号ま
たはスピーカ作動信号を用いて抽出希望信号S´Mを抽出することによって、誤差を最小
化することができる。
になる誤差が再び生じる。本実施形態では、図1の抽出器5における適応フィルタのフィルタコアとして、従来のFIRフィルタを用いている。抽出器5は、LMS法(勾配減少法(gradient decrease method))を用いて、高速かつ容易に係数を算出することができる。
2への入力を出力するサンプリングレート低減装置11が含まれている。フィルタ12は、遅延装置13に直列に接続されている。遅延装置13の出力は、フィルタコア14に入力される。フィルタコア14は、適応フィルタとして設けられたものである。フィルタコア14の出力信号は、減算器15によってフィルタ10の出力信号から減算される。そして、抽出雑音信号N´Mは、減算器15から出力される。また、抽出希望信号S´Mは、フィルタコア14から出力される。
は、最小二乗平均(LMS)法に従って機能する係数算出装置19によって同時に制御される。係数算出装置19は、抽出雑音信号N´Mを基準として係数素子17を調整する。
df=fa/l
ここで、faはヘルツ単位のサンプリング周波数、lはタップ数単位のフィルタ長、そし
てdfはヘルツ単位の周波数分解能である。同式から、フィルタ長lおよびサンプリング周波数faが、周波数分解能dfおよび適応フィルタの特性にどのように影響を及ぼすか
がわかる。フィルタ長lが長い、またはサンプリング周波数faが低いほど、周波数分解
能dfは向上する。すなわち、個々のスペクトル線間の相互影響が改善される。適応フィルタから出力される抽出雑音信号N´Mにおいて、品質や誤差は、それぞれ増加させるこ
ともできるし、また減少させることもできる。解析される周波数帯を約1kHzの上側遮断周波数に限定しても、自動車内などの多くの場合には許容し得る。したがって、抽出器5または7のいずれかに供給されるすべての信号は、たとえば、fa=2kHzの新たなサン
プリング周波数で二次サンプリングをすることができる。これは、原サンプリング周波数faと比較するに、演算時間について有利なだけではなく、一定のフィルタ長による周波
数分解能を大幅に向上させることができる。結果として、実施に必要な費用を大幅に削減することができる。
D(z)=(z-1-λ)/(1-λz-1)
ることができる。線形の周波数軸は、全通過フィルタ素子111の位相応答を用いて、新たな歪み周波数軸に変換される。この位相応答は係数λにのみ左右される。図6は、周波数分解能が、周波数および係数、つまり歪みパラメータλに応じて変化する様子を示す。図7は、周波数分解能が、係数、つまり歪みパラメータλに左右されることをより明確に示す。
ィルタ係数λに基づいている。転回点の周波数(λ=0)は、周波数分解能が1に等しい周波数である。したがって、周波数分解能は次式のように算出される。
Δfw(f,λ)=fwarp(f,λ)・(1-λ2)/(1+λ2+2λ・cos(2πfwarp(f,λ)/f
s))
ただし、fwarp(f,λ)=f+(fs/π)・arctan(λ・sin(2πf/fs)/(1-λ・cos(2πf/
fs)))
ここで、fsはサンプリング周波数、fw(f,λ)は周波数に基づいて変化する適応フィルタの周波数分解能、およびfwarp(f,λ)は全通過の周波数応答に対応する新たな周波数を示す。
fTP=(fs/2π)・arccos(λ)
なお、フィルタ係数λが正値の場合、周波数範囲が低いほど周波数分解能が向上する。また、転回点の周波数fTPよりも高い周波数範囲においては、従来のフィルタと比べて周波数分解能が低下する。
14に与えられる。この加工希望信号SLは、音量および/または圧縮の程度、音色など
の他の信号特性について加工が施されたものである。加工希望信号SLは、音響変換器1
15に入力される。音響変換器115は、加工希望信号SLから希望音響信号SAを生成する。音響変換器115は、一または数個の拡声器を備えるとともに、場合によってデジタル制御を行う場合には、デジタル‐アナログ変換器に相当する出力段を備えている。
取られる。このとき、希望音響信号SAに重畳された音響雑音信号NAが受け取られる。この重畳される信号は、車両騒音、エンジン騒音およびその他騒音が同時に生じる自動車内においてみられるものである。マイクロフォン116は、希望音響信号SAおよび音響雑
音信号NAに基づいて電気観測信号を生成する。すなわち、電気観測信号は、希望音響信
号SAおよび音響雑音信号NAをマイクロフォン116によって変換した後の雑音信号NM
と希望信号SMとの和に等しい。観測された信号つまりマイクロフォン信号M、および加
工希望信号SLは、抽出器117に入力される。抽出器117は、マイクロフォン信号M
から抽出された抽出希望信号S´Mおよび抽出雑音信号N´Mを生成する。制御装置118は、抽出希望信号S´Mおよび抽出雑音信号N´Mから制御信号Cを生成する。
6に取り込まれた希望信号SMおよび雑音信号NMは、それぞれ希望音響信号SAおよび音
響雑音信号NAに対応している。抽出希望信号S´Mは、抽出器117によって、加工希望信号SLを用いてマイクロフォン信号Mからフィルタリングすることによって抽出される
。抽出希望信号S´Mは、抽出雑音信号N´Mを生成するために、減算器119によってマイクロフォン信号Mから除去される。減算器119に代えて、図4に示した適応フィルタAFにおける減算器107の出力信号を、抽出雑音信号として制御部118に与えてもよい。同様に、マイクロフォン信号Mを制御部118に与えてもよい。当業者であれば、任意の付加的なフィルタおよび/またはサンプリング低減手段を図8中に取り入れてもよいことがわかるであろう。残余誤差を別にすれば、抽出希望信号S´Mは、基本的に、希望
音響信号SAと一致するものであり、それは、観測空間内のインパルス応答と混ぜ合わさ
れたものである。また、抽出雑音信号N´Mは、残余誤差を別にすれば、充満する環境音
と一致する。
ス応答を模擬的に表したものと混ぜ合わされた加工希望信号SLから生成される。したが
って、抽出希望信号S´Mは、希望音響信号SAに極めて近いものとなる。
信号SLを受ける抽出器117を用いることなく、抽出器120は、信号源113の出力
から希望信号Sを直接受ける。さらに、制御部118を置き換えたものである制御部121は、観測信号M、状態信号R,V,Pならびに抽出希望信号S´Mおよび抽出雑音信号
N´Mを入力とする。状態信号Rは現在のエンジン速度に関するものであり、状態信号V
は車速に関するものであり、状態信号Pは音量増幅器の設定に関するものである。
がこの音源信号と一致することにある。すなわち、抽出希望信号S´Mは、観測環境の実
際の状態を反映している。また、加工希望信号SLを用いる方が、調整部114によって
希望信号Sに施された加工処理を抽出器117または120によって追従しなくてもよくなるため、希望信号Sを用いる場合よりも概して有利である。
力信号102として受ける。このとき、マイクロフォン信号Mは、図4に示した基準信号106のような基準信号となる。
おける高分解能の抽出雑音信号N´M(low)および低周波数範囲における高分解能の
抽出雑音信号N´M(high)が、信号103として出力される。歪み適応フィルタA
F1,AF2は、さらに出力信号103´を生成する。出力信号103´として、最も低い周波数での高分解能の抽出希望信号S´M(low)および低周波数での高分解能の抽
出希望信号S´M(high)が供給される。それぞれの機能範囲は、歪み適応フィルタ
AF1,AF2の下流側の低域通過フィルタ122,123によって最適に決定される。低域通過フィルタ123の遮断周波数fg2は150Hzといった値であり、低域通過フィルタ122の遮断周波数fg1はこれよりも高く1kHzといった値である。各信号N´M(l
ow),S´M(low),N´M(high)およびS´M(high)は、制御部11
8または121によってそれぞれ処理されて合計される、または、始めに合計されてからまとめて処理される。
除外することができないからである。誤差は、特に、観測領域内の音響再生メディアに見られるように、複数の適応フィルタが用いられる場合に、生じやすい。
ある遅延素子125に与えられる。係数素子124および遅延素子125の出力は、アナログ加算器126の入力に接続されている。アナログ加算器126の出力は、全通過フィルタの出力信号o(n)である。出力信号o(n)は、伝達関数がz-1である遅延素子127を通り、係数がλ1である係数素子128に入力される。係数素子128の出力はアナロ
グ加算器126に入力される。
ある係数素子131を通じてアナログ加算器130に入力される。アナログ加算器130の出力は、インバータ132によって反転され、遅延素子133に入力される。遅延素子133の出力は、アナログ加算器129およびアナログ加算器134に入力される。出力信号o(n)は、アナログ加算器134の出力側のタップから出力される。
かける。さらに、音声認識部137は、補正段135の出力信号を処理して、制御信号Cにおける音声エネルギーの影響を取り除く。なお、補正段135および136によって、増幅器の音量設定Pを調整するようにしてもよい。また、図8に示した制御信号生成器118は、車速V、増幅器の音量設定P、エンジン速度(RPM)などに関するデータを受けるようにしてもよい。
力を受ける。こうして、係数素子149から補正雑音信号KNが出力される。
CCC=|Σ(x-mean(x))・(y-mean(y))|/√Σ(x-mean(x))2・(y-mean(y))2
あり、抽出雑音信号N´Mは制御信号Cの生成に用いることができる。問題は、信号σN 2
が、主として、適応フィルタでは算出不可能な、加工希望信号SLの成分によって定まる
場合である。この場合、識別子155においてyes枝Yが選択される。
ァー(Schafer)著、「音声信号のデジタル信号処理(Digital Signal Processing of Speech Signals)」、プレンティスホール(Prentice Hall)社(1978)に記載されて
おり、音声認識部137などの音声活動検出部を実現する際の実例として用いることができる。この概念によると、音声とは、短期間では高レベルのエネルギーを含むが長期間に亘ると少量のエネルギーしか有さないようなパルス信号であると説明されている。
´Mのレベルを表す)が生成される。そして、ブロック308においてレベルLNとレベルLSとが比較される。そして、レベルLNがレベルLSよりも大きいときにのみ、ブロック
310において信号対雑音比が算出され、ブロック312において1から信号対雑音比を減算することによって制御信号Cが決定されるといった制御が行われる。一方、レベルLSがレベルLNよりも大きいときは、雑音を無視することができるため、信号対雑音比に従って制御信号Cを調整する必要はない。
、ブロック318から信号対雑音比が出力され、ブロック320において最小値と比較される。信号対雑音比が最小値よりも小さいとき、利得(制御信号C)は最小値と等しい値に設定される。これ以外のとき、利得(制御信号C)は信号対雑音比と等しい値に設定される。
よって特定される点に自動的に到達するような形状となる。この点から先は、出力レベル(利得)は、線形領域で実現される場合にはNo枝の処理、また対数領域で実現される場合にはMinValによって決定され、線形的に変化して最大音量となる。出力レベル(利得)を連続的に縮小させることは、ゲイン・チェイスの局面、すなわち正帰還を回避するうえで不可欠である。これにより、音量が大きい(高入力レベル)ときに、音量が勝手に急上昇(出力レベルが上昇)するといった現象を防止することができる。
る圧縮比は、調整することができない。さらに、制御範囲から線形範囲への遷移、すなわち制御曲線における折れ目は、背後の雑音のみによって決まる。これもまた、好まざる音量追従を引き起こす要因となる。さらに、SNR値を直接用いることは理想的ではなく、調節に過度の変動を生じさせることとなる。これらの欠点は、制御信号Cの決定に用いられるアルゴリズムに、選択的に手を加えることによって解消することができる。たとえば、図17に示した線形領域での実現の場合、圧縮比、すなわち制御範囲から線形範囲への遷移は、信号の流れの中における後段部分に数学関数(たとえば、指数関数)を選択的に挿入することによって、緩和したり制御したりすることができる。
ロック316との間に挿入されている。
がLSよりも大きいとき、XはLNと等しい値に設定される。これ以外のとき、XはLSと
等しい値に設定される。ブロック330において、信号対雑音比はLS/Xによって算出
される。ブロック322において、利得が関数によって処理された後、比較ブロック332において、その結果の値と最小値との比較が行われる。結果値が最小値よりも大きいとき、利得、つまり制御信号Cは結果値と等しい値に設定される。これ以外のとき、利得は最小値と等しい値に設定される。
、すなわち制御される圧縮器により近いものとなっている。当業者であればわかるように、圧縮器とは、信号の微弱成分を増幅し、強大成分を減衰させる装置である。そのような動的制御器は、好ましくは、適当な一の制御信号によって安定して制御されるべきであるが、一以上の制御信号による制御も可能である。また、そのような動的制御器は、動的制御器のすべての機能性を発揮するものでなければならない。したがって、圧縮器を用いてそのような動的制御器を実現することが好ましいことである。なぜなら、圧縮器には既に、弱い入力信号を上昇させる、すなわち音量を制御可能にするために必要とされる基本的な機能が備わっているからである。理想的には、純粋な雑音信号を用いて圧縮器を制御すべきであるが、既に述べたように、安価に生成できる雑音信号は純粋な雑音信号とは異なったものであり、したがって、ゲイン・チェイスが生じてしまう。
間的なインパルス応答が複雑に絡み合った、スピーカ406から出力された信号と一致する。すなわち、信号SMは、スピーカ406から聴取環境に放射された出力を表す。観測信号、すなわちマイクロフォン信号SM+N、および電気音響信号Sは、処理ブロック4
10に与えられる。処理ブロック410は、入力信号SCおよび制御信号RCを生成し、動的制御器412に与える。動的制御器412は、制御信号Cを生成するものであり、好ましくは圧縮器で実現するものとする。処理ブロック410が観測信号SM+Nおよび音源
信号Sから生成する、破線で示したような抽出雑音信号N´M、および音量や速度などの
付加的な制御パラメータなどを、動的制御器412に任意に与えてもよい。しかし、処理ブロック410から動的制御器412に任意に与えられる抽出雑音信号N´Mは、動的制
御器412の制御ではなく、雑音レベルに合わせたイコライジング(equalizing)などの他の用途に用いられるものとする。可変利得増幅器404、処理ブロック410および動的制御器412は、一または複数の信号プロセッサまたはマイクロプロセッサにおけるソフトウェアなどのように、デジタル的に実現することができる。
作成する。制御信号RCは、音源信号Sおよびマイクロフォン信号SM+Nを歪み適応フィルタ414(たとえば、上述したようなもの)に与えて抽出雑音信号N´Mを抽出し、音
源信号Sから補正係数CORRを決定し、そして抽出雑音信号N´Mに補正係数CORR
を反映させるべく乗算器416で抽出雑音信号N´Mに補正係数CORRを乗算すること
によって得られる。歪み適応フィルタ414のタップの重みは、抽出雑音信号N´Mに応
じて、最小二乗平均(LMS)法に従って設定される。音源信号Sおよびマイクロフォン信号SM+Nは、歪み適応フィルタ414に与えられる前にダウンサンプリングされる。
すなわち、音源信号Sおよびマイクロフォン信号SM+Nは、間引き(decimation)フィ
ルタ418および420(これらは、アンチエイリアシング(anti-aliasing)フィルタ
である)にそれぞれ入力され、間引きフィルタ418および420の出力は、間引き段422および424にそれぞれ入力される。乗算器416において補正係数CORRを抽出雑音信号N´Mに反映させて制御信号RCを生成する前に、抽出雑音信号N´Mは、スケー
ラ426、高域通過フィルタ428、音声活動検出ブロック(VAD:Voice Activity
Detection)430および平均ブロック432によって処理される。
およびエネルギーについて同じスケールで正規化される。高域通過フィルタ428は、車内の雑音が与える心理的な音響の側面を考慮したものである。車内では、高めの可聴周波数よりも可聴下の低い周波数の方がより強く重み付けされており(つまり、高いエネルギー量を有している)、よりよい制御特性を得るには、可聴下の低い周波数を減衰またはフィルタリングする必要がある。高域通過フィルタ438は、処理された音源信号Sをアナログ的にフィルタリングする。音声活動検出ブロック430は、システムが、音声ではなく、送風機、風、路面、エンジンの騒音などの真の干渉雑音に反応するように、抽出雑音信号N´Mに紛れ込んだ音声信号を消去する。
生成するが、その前に、間引きフィルタ442および間引き段444によって音源信号Sをダウンサンプリングし、また、ダウンサンプリングされたマイクロフォン信号SM+N
を適応フィルタ446に与える。適応フィルタ446は、出力信号SCに応じて、LMS
法に従って設定されたタップの重みを有する短有限インパルス応答(FIR)フィルタであることが好ましい。これに関して、適応フィルタ446は、聴取環境に紛れ込む音響成分を除去する系統インバータ(system inverter)として機能する。特に、適応フィルタ446は、少なくともある程度の風騒音を補正する。
SCに、元の音源信号Sの信号成分のすべてまたは大部分を確実に含ませることができる
。これは、制御信号RCを正確に生成するうえで重要である。ある程度の誤差が許容でき
る場合には、破線の経路(1)、(2)および(3)で示した上記の信号は、大きく間引きをする場合についても用いることもできるが、これはあまり好ましくない。好ましくは、純粋な信号を用いるものとする。
号SLには、調整された音源信号S中の瞬間的なエネルギー量に関する情報が含まれてお
り、これは、制御信号RCを正確に生成するうえで重要である。
の方法で生成される。これに関して、図30に示すように、各入力信号SCは、破線で示
すように一の適応フィルタ446によって、または複数の適応フィルタ446、すなわち入力信号SCごとに一の適応フィルタによって生成することができる。適応フィルタ44
6を複数ではなく1個だけ使用することによって、ある程度の誤差は生じるが、実装すべき適応フィルタ446が1個でよいため、より低コストでシステムを実現することができる。
、誤差が含まれる。したがって、抽出雑音信号N´Mは、マイクロフォン信号SM+Nの雑音成分のみからなる真の周囲の雑音ではない。さらに、抽出雑音信号N´Mは、マイクロ
フォン信号SM+Nのオーディオ音響信号成分SMの一部をも含んでいる。したがって、もし抽出雑音信号N´Mのみを用いて圧縮比RCを制御するならば、スピーカ406からの出力音が増大して抽出雑音信号N´Mが増大し、結果としてゲイン・チェイスの局面に至る
こととなるであろう。このため、装置400および450は、補正係数CORRを用いて抽出雑音信号N´Mを補正するものとする。補正係数CORRによって、圧縮器曲線の最
小勾配(最大圧縮器比率)は、音源信号Sのレベルの関数として、制限がかけられる。
ク434における伝達関数f(x)の代表例を示す。同様の伝達関数を、図27の伝達関数ブロック434における伝達関数に用いることができる。図31からわかるように、補正係数CORRは、加工音源信号SLのレベルが最小レベルよりも低いときに1であり、
それから、加工音源信号SLのレベルが最大レベルを超えて0となるまで変化する。補正
係数CORRを抽出雑音信号N´Mに反映させることにより、加工音源信号SLのレベルが最大レベルを超えたとき、装置450は非活性(動的音量制御が行われないという意味)となり、加工音源信号SLのレベルが最小レベルよりも低いとき、装置450は抽出雑音
信号N´Mに基づいて音量を制御し、そして、加工音源信号SLのレベルが最小レベルと最大レベルとの間にあるとき、装置450は、低減された抽出雑音信号N´M、すなわち補
正係数CORRで乗算されたN´Mに基づいて音量を制御するというように作用する。
する対数信号がlog2ブロック464によって生成される。ここで、図32において、
乗算器466をRatioと示すこととする。これは、log2ブロック464によって
生成された信号を制御信号RCで乗算することによって、動的制御器412である圧縮器
の比率が設定されることになるからである。乗算器466の出力は、antilog2ブ
ロック468によって線形信号に変換される。この線形信号は、可変利得増幅器404の利得を制御する制御信号Cである。
にして、ゲイン・チェイスを回避しなければならない。この場合、圧縮器を、実際の目盛に接近した場合にのみ適当な方法で活性化するものとする。図32および図33の実施形態において同様の要素は同様の参照符号で参照し、図32および図33の実施形態間の相違点のみを説明する。log2ブロック464の出力は乗算器470に与えられ、音量制
御装置472によって生成された音量制御信号で乗算される。乗算器466の出力および乗算器470の出力は、加算器472および474によってそれぞれ処理されて信号aおよびbがそれぞれ生成された後、比較ブロック476において比較される。信号aが信号bよりも小さいとき、信号bがantilog2ブロック478によって処理され、制御
信号Cとしての線形信号が生成される。これ以外のとき、信号aがantilog2ブロ
ック478によって処理され、制御信号Cが生成される。
変利得増幅器404の音量を制御する制御信号Cを生成すればよいことがわかるであろう。
Claims (35)
- ある環境内で音響変換器によって放射される音響出力を雑音に依存して調整する装置であって、
希望の電気信号を供給する信号源と、
前記希望の電気信号が供給される調節装置であって、前記調節装置は、前記希望の電気信号から、加工された希望信号を生成し、前記加工された希望信号は、前記加工された希望信号から前記音響出力を生成する前記音響変換器に供給される、調節装置と、
前記音響出力に係る音響出力成分と音響雑音成分とを含む前記環境内の音響を検出し、前記音響出力成分に対応する観測音響出力成分と前記音響雑音成分に対応する観測雑音成分とを含む観測信号を供給する収音器と、
前記観測信号が供給される抽出器であって、前記抽出器は、少なくとも、前記観測信号の前記観測雑音成分を表す抽出雑音信号と、前記観測音響出力成分を表す抽出音響出力成分信号とを生成する、抽出器と、
前記抽出雑音信号と前記抽出音響出力成分信号とが供給される制御器であって、前記制御器は、前記抽出雑音信号と前記抽出音響出力成分信号とに基づいて前記調節装置に供給される制御信号を生成する、制御器と、
前記制御器によって前記抽出雑音信号を用いて前記制御信号が生成される前に、前記抽出雑音信号から前記環境内の音声に起因して生成される前記抽出雑音信号の一部を、少なくとも部分的に、除去する音声活動検出器とを備え、
前記音響の調節装置は、前記制御信号に応答して、加工された希望の電気信号を変化させる、装置。 - 前記制御器は、前記抽出音響出力成分信号の前記抽出雑音信号に対する比として定義される信号対雑音比に基づいて前記制御信号を生成する、請求項1に記載の装置。
- 前記制御器は、前記抽出雑音信号が前記抽出音響出力成分信号よりも大きいとき、前記抽出音響出力成分信号の前記抽出雑音信号に対する前記信号対雑音比に基づいて前記制御信号を生成する、請求項2に記載の装置。
- 音量設定、エンジンRPMおよび車速のうちの少なくとも一つに対応する少なくとも一つの状態信号が、前記制御器に供給され、前記制御信号の生成において前記制御器により用いられる、請求項1に記載の装置。
- 前記加工された希望信号は、前記抽出器の入力に供給される、請求項1に記載の装置。
- 前記希望の電気信号は、前記抽出器の入力に供給される、請求項1に記載の装置。
- 前記抽出器は、少なくとも一つの適応フィルタをさらに備えている、請求項1に記載の装置。
- ある環境内で音響変換器によって放射される音響出力を雑音に依存して調整する方法であって、
希望の電気信号を生成する工程と、
前記希望の電気信号から、加工された希望電気信号を生成する工程と、
前記音響変換器が、前記加工された希望電気信号から前記音響出力を生成する工程と、
前記環境内の音響を観測し、前記音響から、前記音響出力に係る音響出力成分と音響雑音成分とを含む観測信号を生成する工程と、
前記観測信号から、少なくとも、前記音響雑音成分に係る抽出雑音信号と、前記観測音響出力成分を表す抽出音響出力成分信号とを抽出する工程と、
前記抽出雑音信号から前記環境内の音声に起因して生成される前記抽出雑音信号の一部を、少なくとも部分的に、除去することにより、補正雑音信号を生成する工程と、
前記補正雑音信号と前記抽出音響出力成分信号との両方から制御信号を生成する工程と、
前記制御信号に応答して、前記加工された希望電気信号を変化させる工程と
を含む、方法。 - 前記制御信号を生成する工程は、前記抽出音響出力成分信号と前記補正雑音信号との比として定義される信号対雑音比に基づいて前記制御信号を生成することを含む、請求項8に記載の方法。
- 制御器は、前記補正雑音信号が前記抽出音響出力成分信号よりも大きいとき、前記抽出音響出力成分信号の前記補正雑音信号に対する信号対雑音比に基づいて前記制御信号を生成する、請求項9に記載の方法。
- 動的音響最適化を有するオーディオシステムであって、
希望の電気信号を供給する信号源と、
前記希望の電気信号が供給される調節装置であって、前記希望の電気信号から、加工された希望電気信号を生成する調節装置と、
前記加工された希望電気信号が供給される音響変換器であって、前記加工された希望電気信号から、ある環境内で放射される音響出力を生成する音響変換器と、
前記音響出力に係る成分と音響雑音成分とを含む前記環境内の音響を検出し、前記音響出力の成分に対応する観測音響出力成分と前記音響雑音成分に対応する観測雑音成分とを含む観測信号を供給する収音器と、
前記観測信号が供給される抽出器であって、少なくとも、前記観測信号の前記観測雑音成分を表す抽出雑音信号と、前記観測音響出力成分を表す抽出音響出力成分信号とを生成する抽出器と、
前記抽出雑音信号と前記抽出音響出力成分信号とが供給される制御器であって、前記制御器は、前記抽出雑音信号と前記抽出音響出力成分信号とに応答して、前記調節装置に供給される制御信号を生成し、前記音響の調節装置は、前記制御信号に応答して、前記加工された希望電気信号を変化させる、制御器と、
前記制御器によって前記抽出雑音信号を用いて前記制御信号が生成される前に、前記抽出雑音信号から前記環境内の音声に起因して生成される前記抽出雑音信号の一部を、少なくとも部分的に、除去する音声活動検出器とを備える、オーディオシステム。 - 前記制御器は、前記抽出音響出力信号の前記抽出雑音信号に対する比として定義される信号対雑音比に基づいて前記制御信号を生成する、請求項11に記載のオーディオシステム。
- 前記制御器は、前記抽出雑音信号が前記抽出音響出力信号よりも大きいとき、前記抽出音響出力信号の前記抽出雑音信号に対する信号対雑音比に基づいて前記制御信号を生成する、請求項12に記載のオーディオシステム。
- ある環境内で放射された希望の音響信号を雑音に依存して調整する装置であって、
希望の信号を供給する信号源と、
前記希望の信号が供給される調節部であって、前記希望の信号から、加工された希望信号を生成する調節部と、
前記加工された希望信号が供給される音響変換器であって、前記加工された希望信号から前記希望の音響信号を生成する音響変換器と、
前記環境内の音響を検出し、前記音響から、前記希望の音響信号に係る観測音響成分と音響雑音成分とを含む観測信号を生成する収音器と、
前記観測信号と前記希望の信号および前記加工された希望信号のいずれか一方とが供給され、少なくとも、前記観測雑音成分に係る抽出雑音信号および前記観測音響成分に係る抽出希望音響信号を生成する歪み適応デジタルフィルタを含む抽出器と、
前記抽出器によって生成された信号が供給される制御器であって、前記制御器は、制御信号を生成し、前記制御信号は、前記調節部に供給され、前記調節部は、前記制御信号に応答して前記加工された希望信号を変化させる、制御器と、
前記制御器によって前記抽出雑音信号を用いて前記制御信号が生成される前に、前記抽出雑音信号から前記環境内の音声に起因して生成される前記抽出雑音信号の一部を、少なくとも部分的に、除去する音声活動検出器とを備える、装置。 - 前記抽出器は、
複数の遅延素子および前記複数の遅延素子に接続された係数回路網を含むフィルタ部であって、前記観測信号と前記希望信号および前記加工された希望信号のいずれかと一方とについてフィルタリングを行って前記抽出雑音信号を生成するフィルタ部と、
基準信号に対して前記抽出雑音信号が最適化されるように前記係数回路網を制御する制御部とを備え、
可変の位相応答を有するフィルタ素子が、前記複数の遅延素子として用いられ、前記可変の位相応答は、歪みがかかった周波数分解能によって設定される、請求項14に記載の装置。 - 前記周波数分解能は、高周波よりも低周波の分解能の方がより高くなるように歪みがかけられる、請求項15に記載の装置。
- 前記抽出器は、第1および第2の抽出雑音信号を生成する第1および第2の歪み適応フィルタを含み、
前記第1および第2の歪み適応フィルタの一方は、第1の周波数範囲において前記第1の抽出雑音信号を生成するように構成されており、
前記第1および第2の歪み適応フィルタの他方は、第2の周波数範囲において前記第2の抽出雑音信号を生成するように構成されている、請求項15に記載の装置。 - 前記第1の歪み適応フィルタは、0.9の歪みパラメータを有し、前記第2の歪み適応フィルタは、0.99の歪みパラメータを有する、請求項17に記載の装置。
- 前記制御部は、少なくとも一つの状態信号が供給される、請求項15に記載の装置。
- 前記少なくとも一つの状態信号は、音量設定、エンジンRPMおよび車速のうちの少なくとも一つに対応する、請求項19に記載の装置。
- 動的音響最適化を有するオーディオシステムであって、
出力端において希望の信号を供給する信号源と、
前記希望の信号が供給される調節部であって、前記希望の信号から、加工された希望信号を生成する調節部と、
前記加工された希望信号が供給される音響変換器であって、前記加工された希望信号から、ある環境内で放射される音響出力を生成する音響変換器と、
前記環境内で音響を検出し、前記音響出力に係る観測音響成分と、前記環境内の音響雑音に係る観測雑音成分とを含む観測信号を生成する収音器と、
前記観測信号が供給される抽出器であって、前記観測雑音成分に係る抽出雑音信号と前記観測音響出力成分を表す抽出音響出力成分信号とを少なくとも抽出する歪み適応デジタルフィルタを含む抽出器と、
前記抽出雑音信号と前記抽出音響出力成分信号とが供給される制御器であって、前記制御器は、少なくとも部分的に、前記抽出雑音信号および前記抽出音響出力成分信号に基づいて制御信号を生成し、前記制御信号は、前記調節部に供給され、前記調節部は、前記制御信号に応答して前記加工された希望信号を変化させる、制御器と、
前記制御器によって前記抽出雑音信号を用いて前記制御信号が生成される前に、前記抽出雑音信号から前記環境内の音声に起因して生成される前記抽出雑音信号の一部を、少なくとも部分的に、除去する音声活動検出器とを備える、オーディオシステム。 - 前記抽出器は、第1および第2の抽出雑音信号を生成する第1および第2の歪み適応フィルタを含み、
前記第1および第2の歪み適応フィルタの一方は、第1の周波数範囲において前記第1の抽出雑音信号を生成するように構成されており、
前記第1および第2の歪み適応フィルタの他方は、第2の周波数範囲において前記第2の抽出雑音信号を生成するように構成されている、請求項21に記載のオーディオシステム。 - 前記第1の歪み適応フィルタは、0.9の歪みパラメータを有し、前記第2の歪み適応フィルタは、0.99の歪みパラメータを有する、請求項22に記載のオーディオシステム。
- 動的音響最適化を有するオーディオシステムであって、
希望の信号を生成する信号源と、
前記希望の信号が供給される調節部であって、前記希望の信号から、加工された希望信号を生成する調節部と、
前記加工された希望信号が供給される音響変換器であって、前記加工された希望信号から、ある環境内で放射される音響出力を生成する音響変換器と、
前記環境内の音響を検出し、前記音響出力に係る観測音響成分と前記環境内の音響雑音に係る観測雑音成分とを含む観測信号を生成する収音器と、
前記観測信号が供給される抽出器であって、前記抽出器は、前記観測雑音成分に係る抽出雑音信号と前記観測音響出力成分を表す抽出音響出力成分信号とを抽出する適応フィルタを含み、前記観測雑音成分は、補正係数で補正され補正抽出雑音信号を生成する、抽出器と、
前記希望の信号から得られる信号が入力信号として供給されるとともに、前記観測雑音成分に係る前記補正抽出雑音信号および前記抽出音響出力信号が制御入力として供給される制御器であって、前記制御器は、入力端に供給された前記希望の信号を前記補正抽出雑音信号に応答して変化させ、前記調節部に供給される制御信号を生成し、前記調節部は、前記制御信号に応答して、前記加工された希望信号を変化させる、制御器と、
前記制御器によって前記補正抽出雑音信号を用いて前記制御信号が生成される前に、前記補正抽出雑音信号から前記環境内の音声に起因して生成される前記補正抽出雑音信号の一部を、少なくとも部分的に、除去する音声活動検出器とを備える、オーディオシステム。 - 前記制御器は、圧縮器を含み、
前記補正抽出雑音信号は、前記圧縮器の比率を設定する制御信号を含む、請求項24に載のオーディオシステム。 - 前記希望の信号および前記加工された希望信号のいずれか一方の関数として、前記補正係数を生成する関数プロセッサをさらに備える、請求項24に記載のオーディオシステム。
- 前記関数プロセッサは、前記補正係数を1から0まで変化させ、
前記補正係数は、前記希望の信号および前記加工された希望信号の前記いずれか一方が最小レベルよりも低いときは1であり、前記希望の信号および前記加工された希望信号の前記いずれか一方が前記最小レベルと最大レベルとの間にあるときは1と0との間であり、前記希望の信号および前記加工された希望信号の前記いずれか一方が前記最大レベルよりも高いときは0である、請求項24に記載のオーディオシステム。 - 前記希望の信号から得られ、前記制御器の入力信号として供給される信号は、前記希望の信号を含む、請求項24に記載のオーディオシステム。
- 前記観測信号および前記希望信号が供給される第2の適応フィルタであって、前記制御器に入力信号として供給される前記得られる信号を得る第2の適応フィルタをさらに備え、
前記得られる信号は、少なくとも部分的に、風騒音を補正する、請求項25に記載のオーディオシステム。 - 前記第2の適応フィルタは、系統インバータを含む、請求項29に記載のオーディオシステム。
- 前記希望の信号は、前記第2の適応フィルタに供給される複数の希望信号を含み、
前記第2の適応フィルタは、前記複数の希望信号のそれぞれから、前記制御器の最大値検出器に供給される信号を得るものであり、
前記最大値検出器は、前記制御器への前記入力信号として、前記複数の希望信号から前記第2の適応フィルタによって得られる信号のうち最大レベルのものを供給する、請求項30に記載のオーディオシステム。 - 前記第2の適応フィルタは、前記第2の適応フィルタを含む複数の適応フィルタを含み、前記複数の希望信号のいずれか一つが、前記複数の適応フィルタのうちのそれぞれ一つの適応フィルタに供給され、
前記第2の適応フィルタを含む前記複数の適応フィルタの各々の出力は、前記制御器の前記最大値検出器に接続されている、請求項30に記載のオーディオシステム。 - 前記希望の信号は、複数の希望信号を含み、
前記制御器は、前記複数の希望信号が供給される最大値検出器を含み、
前記最大値検出器は、前記制御器への前記入力信号として、前記複数の希望信号のうち最大レベルのものを供給する、請求項24に記載のオーディオシステム。 - 前記適応フィルタは、歪み適応フィルタを含む、請求項24に記載のオーディオシステム。
- 前記抽出器と前記制御器との間に接続され、少なくとも部分的に、前記補正抽出雑音信号から、前記環境内の音声活動の影響を消去する音声活動検出器をさらに備える、請求項24に記載のオーディオシステム。
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