JP5215165B2 - 画像圧縮装置、および画像圧縮方法 - Google Patents

画像圧縮装置、および画像圧縮方法 Download PDF

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Description

本発明は、CCD等の固体撮像素子から入力された画像データを非可逆圧縮する、画像圧縮装置、および画像圧縮方法に関する。
画像の圧縮方式としてはJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式が一般的に知られている。
図17は、JPEG方式の画像圧縮装置1Aの構成を示す図である。JPEGでは、まず、画像データメモリ12に保存されたフレーム画像を、ブロック化部15Aにより、8×8(横8画素×縦8ライン)等の所定のブロックサイズの画像入力データとして読み出しブロック化する。
図18は、画像データのブロック化の例を示す図である。図に示す様に、画像入力データの、最初の8ライン(ライン0〜ライン7)の開始8画素(画素0〜画素7)をブロック0として処理し、次に画素8から画素15のブロックをブロック1として処理を行う。ここで、この例では1ラインがn×8画素(nは整数)から構成されているとする。このとき、次の8ライン(ライン8〜ライン15)の開始8画素をブロックnとして処理する。
次にブロック化されたデータを、図17に示す二次元直交変換部20Bにより空間周波数データに変換する。二次元直交変換方式としてはJPEGでは二次元DCT(Discrete Cosine Transfer)を使用する。この二次元DCTについては、従来技術の画像符号化復元システム等に開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
上記特許文献1で開示された画像符号化復元システムでは、直交変換に二次元DCTを使用しており、この二次元DCTでは、順変換、および逆変換において、以下の式の値を係数とするフィルタから構成される。
Figure 0005215165
なお、i,jはブロック内の対象画素の座標であり、u,vは解析をする空間周波数を示すパラメータである。さらにこの空間周波数データを図17の量子化部40Aにより所望の量子化パラメータで除算を行い有効数字を削減する。
次に、量子化部40Aで削減した量子化結果に対し、エントロピー符号化部50Aでは発生頻度の高いデータを短い符号長に割り当てる変換を行っている。以上の処理によりJPEGでは、画像入力データの非可逆圧縮を行っている。
この圧縮処理において、前述の量子化パラメータを変更し、除算量を多くすることにより、より有効数字を削減し、高い圧縮率を実現することができる。しかし、JPEGでは圧縮率を高くする場合、伸張時にブロック間の画像の差異が大きくなるブロック歪みが発生する。この様な課題に対し、従来技術の符号化データ処理装置に示されるように、二次元直交変換部20Bに重複直交変換を用いる方法が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
重複直交変換を用いた圧縮方式においても、装置の基本構成はJPEGの場合と同様に図17に示す構成となる。重複直交変換方式では、隣接するブロックがそれぞれ重複した領域を持つ様にブロック化し圧縮を行う。
図19に重複直交変換を行う場合のブロック化例を示す。図19(A)が水平方向に重複する例である。この場合、ブロック0では最初の16ラインの16画素(画素0〜画素15)のデータがブロック化される。次に隣接するブロック1では8画素分ずらし画素8から画素23のデータがブロック化される。すなわち、8画素分が重複している。同様にブロック1と隣接するブロック2についても8画素ずつ重複する。
次に、図19(B)は、垂直方向に重複する例を示している。この場合、ブロック0に隣接するブロックnは8ライン分ずらしたライン8からライン23のデータがブロック化される。水平方向と同様に、8ライン分(ライン8〜ライン15)が重複する。
次に、図20に、水平方向および垂直方向の重複直交変換処理の例を示す。図20(A)に水平方向の重複直交変換処理の例を示す。前述の様にブロック0とブロック1は重複して処理が行われる。これらのそれぞれのブロックに対し直交変換処理を行う。この時、16×16(16画素×16ライン)に対し水平方向直交変換を行った結果は16×8のブロックとなる。
図20(B)に垂直方向の重複直交変換の処理を示す。水平方向と同様にブロック0とブロックnは重複して処理が行われる。それぞれのブロックの16×8の画素データに対し直交変換処理を行い、8×8サイズの結果データが得られる。なお、伸張時にはそれぞれのブロックが16×16画素の画像となり、重複部分を重畳することによりブロックノイズの無い画像を出力することができる。
特開平5−333398号公報 特開平4−227163号公報
前述のように従来技術においては、画像データの直交変換処理を行うにあたり、前述の式(1)に示す固定の係数を使用している。例えば、空間周波数のパラメータuのみに着目して考えると、「0,π/8,2×π/8,・・・・,7×π/8」の周期に対応する周波数で解析を行っている。この周波数は一般的に撮影される画像を基に定められたものである。このため、例えば、内視鏡により内臓を撮影する場合等の画像自体に高周波成分があまり含まれず、画像のほとんどが低周波数成分から構成される場合に、前述の式(1)で示される周波数で解析を行うと、圧縮−伸張の量子化によるノイズが大きくなってしまい、画質が低下する等の弊害が現れる。
前述した従来技術の装置では、この様に撮影対象に含まれる周波数成分に合わせて直交変換処理の周波数特性を最適化するという観点については開示されておらず、撮像する対象に応じて、最適な直交変換処理を行うことができる画像圧縮装置の提供が望まれていた。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、内視鏡のような特殊な画像を撮影する場合においても、撮像する対象に応じて最適な直交変換処理を行うことができる、画像圧縮装置、および画像圧縮方法を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の画像圧縮装置は、画像入力データに対して二次元直交変換を行うために、前記画像入力データを所定のブロック単位の画像データに分割するブロック化部と、前記ブロック単位の画像データに対して周波数解析を行うm個の周波数解析フィルタと、前記m個の周波数解析フィルタの出力信号について隣接周波数成分のレベルとの差分を比較演算する比較演算部と、前記比較演算部から出力される隣接周波数成分のレベルとの差分が大きいほど大きい重み付けに基づく順位付けにより前記m個の周波数解析フィルタの周波数解析結果からn個(n<m)の周波数解析結果を選択する周波数解析結果選択部とを有する二次元直交変換部と、前記二次元直交変換部において解析に使用される周波数特性を変更設定する周波数特性変更設定部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の画像圧縮装置は、前記周波数解析結果選択部において、前記隣接周波数成分のレベルとの差分が大きいほど大きい重み付けと、前記m個の周波数解析フィルタの出力信号についての周波数成分のレベルが大きいほど大きい重み付けと、による順位付けにより前記n個の周波数解析結果を選択することを特徴とする。
また、本発明の画像圧縮装置は、nは、前記ブロックの水平方向又は垂直方向の画素数であることを特徴とする。
また、本発明の画像圧縮方法は、画像入力データに対して二次元直交変換を行うために、前記画像入力データを所定のブロック単位の画像データに分割するブロック化手順と、前記ブロック単位の画像データに対してm種の周波数解析を行う周波数解析手順と、前記m個の周波数解析結果について隣接周波数成分のレベルとの差分を比較演算する比較演算手順と、前記比較演算手順により出力される隣接周波数成分のレベルとの差分が大きいほど大きい重み付けに基づく順位付けにより前記m種の周波数解析結果からn個(n<m)の周波数解析結果を選択する周波数解析結果選択手順とを有する二次元直交変換手順と、前記二次元直交変換手順において解析に使用される周波数特性を変更設定する周波数特変更設定手順と、が画像圧縮装置内の制御部により行われることを特徴とする。
本発明の画像圧縮装置においては、二次元直交変換部で使用する周波数特性(例えば、フィルタ係数)を変更設定できるように構成されており、周波数特性変更設定部により、撮像する対象に応じて、二次元直交変換部で解析に使用する周波数特性を変更設定する。
これにより、内視鏡のような特殊な画像を撮影する場合においても、撮像する対象に応じて最適な直交変換処理を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像圧縮装置の構成を示す図である。
図1に示す画像圧縮装置1は、ラスタースキャンにより得られた画像データを以後のブロック単位の処理を行うために、一旦、ブロックラインメモリ10に蓄えており、このブロックラインメモリ10に蓄えられた画像データに対して処理を行う。
図1に示す画像圧縮装置1は、基本的な構成は前述の図17に示した従来技術の重複直交変換を用いた圧縮方式と同様である。この画像圧縮装置1は、画像入力データをブロック化するブロック化部15、ブロック単位のブロック化画像データの周波数特性の解析を行い周波数領域のデータに変換する二次元直交変換部20、直交変換の結果を所定の量子化パラメータにより有効数字を削減する量子化部40、量子化した結果に対し、発生頻度の高いデータに短い符号長を割り当てるエントロピー符号化部50から構成される。
ブロック化部15までの処理動作は、図17に示す従来技術の画像圧縮装置1Aの場合と同様であるため、重複する説明は省略する。なお、本実施の形態の画像圧縮装置1は、通常のDCTと重複直交変換(LOT)のどちらにも適用可能であり、本実施の形態の動作の説明おいては特に限定していない。
図2は、図1に示す画像圧縮装置1内の二次元直交変換部20の構成を示す図である。図2に示す二次元直交変換部20は、垂直方向と水平方向の二段階で周波数解析を行う例である。
図2に示すように、二次元直交変換部20は、周波数特性変更設定部21と周波数解析フィルタ部30とで構成される。そして、周波数特性変更設定部21は、水平周波数特性変更部22と垂直周波数特性変更部23とで構成され、周波数解析フィルタ部30は、水平周波数解析フィルタ部31と垂直周波数解析フィルタ部32とで構成される。
そして、水平周波数特性変更部22では、外部から設定する周波数特性設定信号Aを基に、水平方向のフィルタ係数を切り替えて、周波数解析フィルタ部30内の水平周波数解析フィルタ部31に出力する。また、垂直周波数特性変更部23では、外部から設定する周波数特性設定信号Aを基に、垂直方向のフィルタ係数を切り替えて、周波数解析フィルタ部30内の垂直周波数解析フィルタ部32に出力する。
これは、例えば、内視鏡の場合観察したい部位毎にフィルタ係数を切り替えるためである。なお、ユーザーインターフェースによる設定または図示しない外部のセンサ等からの入力により周波数特性設定信号Aを生成している。
周波数解析フィルタ部30内の水平周波数解析フィルタ部31は、水平周波数特性変更部22から入力されるフィルタ係数により水平方向の周波数成分特性を演算して、垂直周波数解析フィルタ部32に出力する。同様にして、垂直周波数解析フィルタ部32は、垂直周波数特性変更部23から入力されるフィルタ係数により垂直方向の周波数成分を演算し、二次元直交変換の結果を得る。
図3は、周波数特性変更設定部21内の水平周波数特性変更部22の構成を示す図である。図に示す様に水平周波数特性変更部22は、複数の係数テーブル0,1,・・・,7と、それらを選択し、それぞれの係数を出力するフィルタ係数選択部24Aから構成される。例えば、内視鏡で各部位毎に二次元直交変換部20の周波数特性を変更する場合には、それぞれの部位に対応した水平フィルタ係数をテーブル0,テーブル1等各テーブルに格納しておく。フィルタ係数選択部24Aは周波数特性設定信号Aにより示されるテーブルを選択し、水平フィルタ係数を出力するものである。
また、図4は、周波数特性変更設定部21内の垂直周波数特性変更部23の構成を示す図である。図に示す様に垂直周波数特性変更部23は、複数の係数テーブル0,1,・・・,7と、それらを選択し、それぞれの係数を出力するフィルタ係数選択部24Bから構成される。例えば、各部位毎に二次元直交変換部20の周波数特性を変更する場合には、それぞれの部位に対応した垂直フィルタ係数をテーブル0,テーブル1等各テーブルに格納しておく。フィルタ係数選択部24Bは周波数特性設定信号Aにより示されるテーブルを選択し、垂直フィルタ係数を出力するものである。
図5は、二次元直交変換部内の水平周波数解析フィルタ部の構成を示す図である。図5(A)に示すように、水平周波数解析フィルタ部31は、複数の水平フィルタ0,1,2,3,・・・,7を有しており、水平方向の8画素がこの水平フィルタ0,1,2,3,・・・,7に順次入力されると、各フィルタの周波数特性に従い、周波数解析が行われ、それぞれの周波数解析結果として出力される。本実施の形態の画像圧縮装置1では、DC成分と併せて8種類の周波数成分を水平フィルタ0〜7より出力する。
図5(B)に水平フィルタ0の構成例を示す。この様に入力する画素とフィルタ係数との積和演算が行われ、周波数解析結果として周波数データが得られる。このフィルタでは外部から係数0〜7を与えることにより周波数特性を可変させている。なお、この積和演算は、前述の式(1)を基にして行われるものである。
図6は、二次元直交変換部内の垂直周波数解析フィルタ部の構成を示す図である。図6(A)に示すように、垂直周波数解析フィルタ部32は、複数の垂直フィルタ0,1,2,3,・・・,7を有しており、垂直方向の8画素がこの垂直フィルタ0,1,2,3,・・・,7に順次入力されると、各フィルタの周波数特性に従い、周波数解析が行われ、それぞれの周波数解析結果として出力される。本実施の形態の画像圧縮装置1では、DC成分と併せて8種類の周波数成分を垂直フィルタ0〜7より出力する。
図6(B)に垂直フィルタ0の構成例を示す。この様に入力する画素とフィルタ係数との積和演算が行われ、周波数解析結果として周波数データが得られる。このフィルタでは外部から係数0〜7を与えることにより周波数特性を可変させている。なお、この積和演算は、前述の式(1)を基にして行われるものである。
図7は、図5の水平周波数解析フィルタ部31および図6の垂直周波数解析フィルタ部32で使用されるフィルタの係数の例を示す図である。図7(A)が小腸画像撮影時に使用する直交変換フィルタであり、図7(B)が胃画像撮影時に使用する直交変換フィルタである。内視鏡の場合、胃画像は絨毛等が多くある小腸等を撮影する画像よりも高周波成分が少ない。このため、胃画像撮影時には小腸画像撮影時よりも低周波成分の解析を多く行い、高周波数成分の解析を少なくする構成としている。
再び図1に戻る。前述の様に二次元直交変換部20で演算された直交変換結果は量子化部40に入力される。以後、量子化部40により量子化処理が行われ、エントロピー符号化部50によりエントロピー符号化処理が行われる。
この場合に、周波数特性設定信号Aにより、二次元直交変換部20の周波数特性が変更されるため、量子化部40およびエントロピー符号化部50も同様にそれぞれの周波数特性に合わせた量子化および符号化を行うことができる。
例えば、量子化部40では、図3に示す係数テーブルに類似する量子化テーブルを備えており、撮像対象に応じて、所望の量子化特性を選択するように構成されている。図21に量子化係数と1次元の空間周波数との関係を示す。量子化係数は前述のように所定の係数で除算を行うことにより有効数字を減らすものである。一般に周波数の高い成分は視覚的に劣化が目立ちにくいため削減量を大きくする。図21に示すように周波数の高い成分ほど係数を大きく、すなわち除算量を大きくする。本実施の形態では直交変換部にて解析する周波数特性を可変させるが、これに合わせて量子化の係数も変更している。例えば、周波数1に対して量子化係数1が対応するが、この様に周波数特性を周波数2または3に変更した場合は量子化係数も量子化係数2または3に変更させることにより周波数特性に適した量子化特性を選択できる。同様に、エントロピー符号化部50においても、図3に示す係数テーブルに類似するエントロピー符号化テーブルを備えており、撮像対象に応じて、所望のエントロピー符号化特性を選択するように構成されている。
なお、量子化部40における量子化特性、およびエントロピー符号化部50におけるエントロピー符号化特性は、周波数特性設定信号Aに応じて変化させることなく、固定の特性とすることもできる。
また、図2に示す二次元直交変換部20では、周波数特性変更設定部21と周波数解析フィルタ部30の両方を含むように構成されているが、周波数特性変更設定部21を二次元直交変換部20の外部に設けるようにしてもよい。
また、図2に示す二次元直交変換部20では、水平周波数解析フィルタ部31と、垂直周波数解析フィルタ部32とを個別に設け、それぞれに対してフィルタ係数を切り替える構成例を示したが、これに限定されない。例えば、水平周波数解析フィルタ部31と、垂直周波数解析フィルタ部32とで同じフィルタ係数を使用する構成にすることもできる。さらには、水平周波数解析フィルタ部31と、垂直周波数解析フィルタ部32とを共通にして、1つの周波数解析フィルタ部で構成するようにもできる。
以上、第1の実施の形態の画像圧縮装置1について説明したが、この第1の実施の形態の画像圧縮装置1によれば、内視鏡等の特殊な画像を撮影する機器において特殊画像撮影時にその特性に合わせた二次元直交変換による圧縮を行うことが可能となる。なお、第1の実施の形態では胃/小腸の2種類の切り替えの例を示したが、更にテーブルを増やし、例えば、食道、十二指腸等の観察したい内臓の部位毎に係数を切り替えて使用することも可能である。
なお、第1の実施の形態において、前述の二次元直交変換部は、図1に示す二次元直交変換部20が相当し、主には図2に示す二次元直交変換部20内の周波数解析フィルタ部30が相当する。また、前述の周波数特性変更設定部は、図2に示す二次元直交変換部20内の周波数特性変更設定部21が相当する。また、前述のフィルタ係数選択部は、図3に示す水平周波数特性変更部22内のフィルタ係数選択部24Aと、図4に示す垂直周波数特性変更部23内のフィルタ係数選択部24Bとが相当する。また、前述の複数の周波数解析フィルタは、図5に示す水平周波数解析フィルタ部31内の水平フィルタ0〜7と、図6に示す垂直周波数解析フィルタ部32内の垂直フィルタ0〜7とが相当する。
上記構成により、二次元直交変換部20において、周波数特性変更設定部21は、周波数特性設定信号を基に、フィルタ係数を選択して周波数解析フィルタ部30に出力する。これにより、撮像対象に応じて、二次元直交変換部20で解析に使用する周波数特性を最適に変更設定することができる。
[第2の実施の形態]
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る画像圧縮装置の構成を示す図である。
図8に示す第2の実施の形態の画像圧縮装置2が、図1に示す第1の実施の形態の画像圧縮装置1と構成上異なるのは、図1に示す画像圧縮装置1のブロックラインメモリ10を、1画面分を記憶するためのフレームメモリ11に置き換え、また、画像特性解析部60および周波数特性判定部70を追加した点であり、他の構成は図1に示す画像圧縮装置1と同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
この第2の実施の形態の画像圧縮装置2では、画像入力データを一旦フレームメモリ11に蓄えている。また、第1の実施の形態の画像圧縮装置1では、外部から周波数特性設定信号を入力していたが、第2の実施の形態の画像圧縮装置2では、画像特性解析部60および周波数特性判定部70より周波数特性設定信号A1を生成する。
図9は、画像特性解析部60の構成を示す図である。画像特性解析部60では、画像データの周波数特性に関する画像解析を行う。画像特性解析部60は、画像データに対し垂直方向と水平方向のそれぞれについて、高周波成分、低周波成分のそれぞれの画像特性解析を行うフィルタを有している。
図9に示す画像特性解析部60において、垂直高周波数画像特性解析フィルタ61は、画像データの垂直方向の高周波数成分を抽出するためのフィルタであり、垂直低周波数画像特性解析フィルタ62は、垂直方向の低周波数成分を抽出するためのフィルタである。また、水平高周波数画像特性解析フィルタ63は、画像データの水平方向の高周波数成分を抽出するためのフィルタであり、水平低周波数画像特性解析フィルタ64は、水平方向の低周波数成分を抽出するためのフィルタである。
なお、各フィルタ61,62,63,64の基本構成は、図5で示した二次元直交変換部内の水平周波数解析フィルタ部31、および図6で示した垂直周波数解析フィルタ部32と同様の構成であり、積和回路により構成される。各フィルタ61,62,63,64により、画像データの垂直および水平周波数の特性を解析し、解析結果を出力する。
図8に戻り、画像特性解析部60で得られた画像特性の解析結果は、周波数特性判定部70に入力される。
図10は、周波数特性判定部70の構成を示す図である。図に示すように、周波数特性判定部70は、垂直画像特性比較部71と、水平画像特性比較部72と、周波数特性設定信号生成部73とで構成される。
垂直画像特性比較部71は、垂直方向の高周波数成分である垂直高周波数画像特性データと、垂直方向の低周波数成分である垂直低周波数画像特性データとを比較し、その比較結果を周波数特性設定信号生成部73に出力する。水平画像特性比較部72は、水平方向の高周波数成分である水平高周波数画像特性データと、水平方向の低周波数成分である水平低周波数画像特性データとを比較し、その比較結果を周波数特性設定信号生成部73に出力する。
周波数特性設定信号生成部73では、前段の各比較部71,72による比較結果を基にして垂直および水平方向の両方で低周波数成分の方が所定のレベル以上に大きい場合に低周波数成分が多い部位の画像と判定し、その部位に対応した周波数特性設定信号を生成し、それ以外では高周波数成分が多い部位の画像と判定し、それぞれに対応した周波数特性設定信号A1を出力する。
周波数特性設定信号A1は、図8に示す二次元直交変換部20に入力され、二次元直交変換部20では周波数特性が変更される。また、同様に量子化部40およびエントロピー符号化部50にも周波数特性設定信号A1が入力され、それぞれの周波数特性に合わせた量子化および符号化が行われる。
なお、前述のように、量子化部40にける量子化特性、およびエントロピー符号化部50におけるエントロピー符号化特性は、固定とすることもできる。
以上、本発明の第2の実施の形態について説明したが、この第2の実施の形態の画像圧縮装置2によれば、外部からの設定や特殊なセンサを使うことなしに、画像データから撮影した画像の特性に合わせた二次元直交変換による圧縮を行うことが可能となる。
なお、第2の実施の形態において、前述の二次元直交変換部は、二次元直交変換部20が相当する。また、前述の画像特性解析部は、図8および図9に示す画像特性解析部60が相当する。また、周波数特性判定部は、図9に示す周波数特性判定部70が相当する。この構成により、画像特性解析部60は入力された画像データの周波数特性を解析し、周波数特性判定部70はその結果より入力された画像に適した周波数特性設定信号A1を出力する。
また、前述の画像特性解析部が有する複数の周波数解析フィルタは、図9に示す垂直高周波数画像特性解析フィルタ61と、垂直低周波数画像特性解析フィルタ62と、水平高周波数画像特性解析フィルタ63と、水平低周波数画像特性解析フィルタ64とが相当する。また、前述の画像特性比較部は、図10に示す垂直画像特性比較部71と水平画像特性比較部72とが相当し、また、前述の周波数特性設定信号生成部は周波数特性設定信号生成部73が相当する。
上記構成により、周波数解析フィルタ(垂直高周波数画像特性解析フィルタ61、垂直低周波数画像特性解析フィルタ62、水平高周波数画像特性解析フィルタ63、水平低周波数画像特性解析フィルタ64)は、画像に含まれる高周波成分および低周波数成分の検出を行う。画像特性比較部(垂直画像特性比較部71、水平画像特性比較部72)では、周波数解析フィルタの出力結果より水平方向および垂直方向のそれぞれの方向における高周波数成分と低周波数成分とを比較する。この比較結果を基にして、周波数特性設定信号生成部73により、画像に含まれる周波数成分に応じた周波数特性設定信号A1が生成される。これにより、二次元直交変換部に対して、各画像に適した周波数特性を設定することができる。
[第3の実施の形態]
図11は、本発明の第3の実施の形態に係る画像圧縮装置の構成を示す図である。図11に示す第3の実施の形態の画像圧縮装置3が、図8に示す第2の実施の形態の画像圧縮装置2と構成上異なるのは、第3の実施の形態の画像圧縮装置3では周波数特性設定信号A2を二次元直交変換部20Aから出力する構成としている点である。
他の構成は図8に示す画像圧縮装置2と同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号を付している。
図11に示すように、第3の実施の形態に係る画像圧縮装置3は、画像入力データを格納するフレームメモリ11、ブロック化部15、二次元直交変換部20A、量子化部40、およびエントロピー符号化部50から構成される。
図12は、第3の実施の形態の画像圧縮装置3における二次元直交変換部20Aの構成を示す図である。この二次元直交変換部20Aは、第1および第2の実施の形態の画像圧縮装置2,3と同様に、垂直方向と水平方向の二段階で直交変換を行う例である。
図12に示す二次元直交変換部20Aおいて、垂直周波数解析フィルタ部32Aおよび水平周波数解析フィルタ部31Aは、直交変換処理で必要となる本来の周波数解析フィルタよりも多い数の周波数特性の解析を行う。例えば、本実施の形態の画像圧縮装置3では最終的に8種の周波数解析結果を得るが、垂直周波数解析フィルタ部32Aおよび水平周波数解析フィルタ部31Aでは、16種の周波数特性について解析を行う。
なお、垂直周波数解析フィルタ部32Aは、図6に示す第1の実施の形態における水平周波数解析フィルタ部31と同様の構成のものであり、積和回路により構成される。ただし、垂直周波数解析フィルタ部32Aは、16種類の垂直周波数解析フィルタ32Bにより、16種の周波数特性について解析を行う点が異なる。
また、水平周波数解析フィルタ部31Aの基本的な構成は、図5に示す第1の実施の形態における水平周波数解析フィルタ部31と同様の構成のものであり、積和回路により構成される。ただし、水平周波数解析フィルタ部31Aは、16種類の水平周波数解析フィルタ31Bにより、16種の周波数特性について解析を行う点が異なる。
図12に示す垂直比較演算部33および水平比較演算部34では、これらの16種の周波数解析結果の比較演算を行い、重要となる周波数解析結果を選択し、それぞれ垂直周波数特性設定信号Ayおよび水平周波数特性設定信号Axとして出力する。垂直周波数解析結果選択部35は、垂直周波数特性設定信号Ayに基づき、垂直周波数解析フィルタ部32Aから出力される16種類の周波数解析結果の中から、8種の周波数解析結果を選択して出力する。同様にして、水平周波数解析結果選択部36では、水平周波数特性設定信号Axに基づき、水平周波数解析フィルタ部31Aから出力される16種類の周波数解析結果の中から、8種の周波数解析結果を選択して出力する。
図13は、16種類の周波数解析特性の例を示す図である。従来のDCTでは8種の周波数解析を行っていたが、この例では解析周波数をより細かくし、16種類の周波数で解析を行う。
また、図14は、垂直比較演算部33の構成を示す図である。図に示す様に、垂直比較演算部33では、垂直周波数解析フィルタ部32Aの垂直周波数解析結果である16種類の周波数データ0〜15を基にして、周波数特性の判定処理を行う。
図に示すように、差分算出部101は、差分算出部−1〜差分算出部−16から構成されており、各周波数解析結果の周波数データ0〜15について、隣接周波数成分との差分値を算出し、その算出結果を差分値比較部111に出力する。差分値比較部111では、差分算出部−1〜差分算出部−16で算出された差分値を比較し、その比較結果を判定信号生成部112に出力する。また、レベル値比較部102は、それぞれの周波数成分のレベル値の比較を行い、その比較結果を判定信号生成部112に出力する。
判定信号生成部112では、隣接との差分が大きい、すなわち隣接周波数との相関性が低い場合にはその周波数解析結果の重み付けを大きくし、また、レベル(絶対値)が大きい場合にはその周波数成分が大きいので周波数解析結果の重み付けを大きくしこの両方の結果より順位付けを行い、使用する8種の周波数解析結果を選択するための垂直周波数特性設定信号Ayを出力する。
図12に示す垂直周波数解析結果選択部35は、この垂直周波数特性設定信号Ayに基づき、8種の周波数解析結果を選択し、出力する。
また、図15は、水平比較演算部34の構成を示しており、図14に示す垂直比較演算部33と同様の構成のものである。水平比較演算部34では、差分算出部101Aは、差分算出部−1〜差分算出部−16から構成されており、各周波数解析結果の周波数データ0〜15について、隣接周波数成分との差分値を算出し、その算出結果を差分値比較部111Aに出力する。差分値比較部111Aでは、差分算出部−1〜差分算出部−16で算出された差分値を比較し、その比較結果を判定信号生成部112Aに出力する。また、レベル値比較部102Aは、それぞれの周波数成分のレベル値の比較を行い、その比較結果を判定信号生成部112Aに出力する。判定信号生成部112Aでは、周波数特性設定信号Axを出力する。
図12に示す水平周波数解析結果選択部36は、この水平周波数特性設定信号Axに基づき、8種の周波数解析結果を選択し、出力する。
また、周波数特性設定信号生成部37では、垂直周波数特性設定信号Ayと水平周波数特性設定信号Axに基づき、周波数特性設定信号A2を生成し、この周波数特性設定信号A2を量子化部40およびエントロピー符号化部50に出力する。
なお、図14および図15に示す例では、差分値比較部111,111Aの比較結果と、レベル値比較部102,102Aの比較結果の両方を用いて、周波数特性設定信号Ax,Ayを生成する例について示したが、これに限定されない。例えば、差分値比較部111,111Aか、またはレベル値比較部102,102Aのいずれか一方だけを使用する構成とすることもできる。例えば、レベル値比較部102,102Aにおける比較結果の方が重要視される場合は、差分値比較部111,111Aを省略し、レベル値比較部102,102Aのみを使用するようにもできる。
以上説明したように、本発明の第3の実施の形態によれば、直交変換の周波数解析結果のみを用い、画像データから撮影した画像の特性に合わせた二次元直交変換による圧縮を行うことが可能となる。
以上本発明の第3の実施の形態について説明したが、この第3の実施の形態において、前述の二次元直交変換部は、図12の二次元直交変換部20Aが相当する。また、前述のm個の周波数解析フィルタは、図12に示す垂直周波数解析フィルタ部32A内の16種類の垂直周波数解析フィルタ32Bと、水平周波数解析フィルタ部31A内の16種類の水平周波数解析フィルタ31Bとが相当する。また、前述のn個の解析結果を選択する周波数解析結果選択部は、16種類のフィルタによる解析結果の中から8個のフィルタの解析結果を選択する垂直周波数解析結果選択部35および水平周波数解析結果選択部36が相当する。また、前述の比較演算部は、垂直比較演算部33と水平比較演算部34とが相当する。
この構成により、周波数解析結果選択部(垂直周波数解析結果選択部35と水平周波数解析結果選択部36)は、比較演算部(垂直比較演算部33と水平比較演算部34)から出力される周波数特性判定結果の信号(周波数特性設定信号Ay,Ax)を基に、垂直周波数解析フィルタ部32Aおよび水平周波数解析フィルタ部31Aから出力される16種種類(m個)の周波数解析結果から、8種類(n個)の周波数解析結果を選択する。
なお、上述した各実施の形態においては、直交変換演算には言及していないが、従来から使用されているDCTやLOT(重複直交変換)を適用することが可能である。
例えば、LOTの一種である重複双直交変換(LBT)に適用する場合には水平周波数解析フィルタおよび垂直周波数解析フィルタに、例えば図16に示す様な周波解析特性を持たせることで、所望の直交変換を実現することが可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、上述の画像圧縮装置1、2、3は内部にコンピュータシステムを有している。そして、画像圧縮装置1、2、3を構成する各処理部は専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、各処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の画像圧縮装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の第1の実施の形態に係る画像圧縮装置の構成を示す図である。 図1に示す画像圧縮装置内の二次元直交変換部の構成を示す図である。 周波数特性変更設定部内の水平周波数特性変更部の構成を示す図である。 周波数特性変更設定部内の垂直周波数特性変更部の構成を示す図である。 二次元直交変換部内の水平周波数解析フィルタ部の構成を示す図である。 二次元直交変換部内の垂直周波数解析フィルタ部の構成を示す図である。 通常画像および内視鏡画像で使われるフィルタの係数の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像圧縮装置の構成を示す図である。 図8に示す画像特性解析部の構成を示す図である。 図8に示す周波数特性判定部の構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る画像圧縮装置の構成を示す図である。 図11に示す画像圧縮装置内の二次元直交変換部の構成を示す図である 16種類の周波数解析特性の例を示す図である。 垂直比較演算部の構成を示す図である。 水平比較演算部の構成を示す図である。 重複双直交変換(LBT)に適用する場合の周波数解析フィルタの特性の例を示す図である。 JPEG方式の画像圧縮装置の構成を示す図である。 画像データのブロック化の例を示す図である 重複直交変換を行う場合のブロック化の例を示す図である 水平方向および垂直方向の重複直交変換処理の例を示す図である。 量子化係数と1次元の空間周波数との関係を示す図である。
符号の説明
1,2,3・・・画像圧縮装置、10・・・ブロックラインメモリ、11・・・フレームメモリ、12・・・画像データメモリ、15,15A・・・ブロック化部、20,20A,20B・・・二次元直交変換部、21・・・周波数特性変更設定部、22・・・水平周波数特性変更設定部、23・・・垂直周波数特性変更部、24A,24B・・・・フィルタ係数選択部、30・・・周波数解析フィルタ部、31,31A・・・水平周波数解析フィルタ部、31B・・・16種類の水平周波数解析フィルタ、32,32A・・・垂直周波数解析フィルタ部、32B・・・16種類の垂直周波数解析フィルタ、33・・・垂直比較演算部、34・・・水平比較演算部、35・・・垂直周波数解析結果選択部、36・・・水平周波数解析結果選択部、37・・・周波数特性設定信号生成部、40,40A・・・量子化部、50,50A・・・エントロピー符号化部、60・・・画像特性解析部、61・・・垂直高周波数画像特性解析フィルタ、62・・・垂直低周波数画像特性解析フィルタ、63・・・水平高周波数画像特性解析フィルタ、64・・・水平低周波数画像特性解析フィルタ、70・・・周波数特性判定部、71・・・垂直画像特性比較部、72・・・水平画像特性比較部、73・・・周波数特性設定信号生成部、101,101A・・・差分算出部、102,102A・・・レベル値比較部、111,111A・・・差分値比較部、112,112A・・・判定信号生成部

Claims (4)

  1. 画像入力データに対して二次元直交変換を行うために、前記画像入力データを所定のブロック単位の画像データに分割するブロック化部と、
    前記ブロック単位の画像データに対して周波数解析を行うm個の周波数解析フィルタと、前記m個の周波数解析フィルタの出力信号について隣接周波数成分のレベルとの差分を比較演算する比較演算部と、前記比較演算部から出力される隣接周波数成分のレベルとの差分が大きいほど大きい重み付けに基づく順位付けにより前記m個の周波数解析フィルタの周波数解析結果からn個(n<m)の周波数解析結果を選択する周波数解析結果選択部とを有する二次元直交変換部と、
    前記二次元直交変換部において解析に使用される周波数特性を変更設定する周波数特性変更設定部と、
    を有することを特徴とする画像圧縮装置。
  2. 前記周波数解析結果選択部は、前記隣接周波数成分のレベルとの差分が大きいほど大きい重み付けと、前記m個の周波数解析フィルタの出力信号についての周波数成分のレベルが大きいほど大きい重み付けと、による順位付けにより前記n個の周波数解析結果を選択することを特徴とする請求項1に記載の画像圧縮装置。
  3. nは、前記ブロックの水平方向又は垂直方向の画素数であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像圧縮装置。
  4. 画像入力データに対して二次元直交変換を行うために、前記画像入力データを所定のブロック単位の画像データに分割するブロック化手順と、
    前記ブロック単位の画像データに対してm種の周波数解析を行う周波数解析手順と、前記m個の周波数解析結果について隣接周波数成分のレベルとの差分を比較演算する比較演算手順と、前記比較演算手順により出力される隣接周波数成分のレベルとの差分が大きいほど大きい重み付けに基づく順位付けにより前記m種の周波数解析結果からn個(n<m)の周波数解析結果を選択する周波数解析結果選択手順とを有する二次元直交変換手順と、
    前記二次元直交変換手順において解析に使用される周波数特性を変更設定する周波数特変更設定手順と、
    が画像圧縮装置内の制御部により行われることを特徴とする画像圧縮方法。
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