JP5214814B1 - 電子機器および受信制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動状態/静止状態のような環境の違いを考慮して高速伝送チャネルと低速伝送チャネルの切り替えを実行することができる電子機器を実現する。
【解決手段】実施形態によれば、電子機器は、エラー耐性と伝送可能な映像信号品質との組み合わせが互いに異なる高速伝送チャネルと低速伝送チャネルとを含む放送信号を受信する受信部と、制御手段とを具備する。前記制御手段は、測定された受信電力と前記高速伝送チャネルの放送サービスを受信するための受信感度と前記高速伝送チャネルの放送サービスを受信するための所要CNとに基づいて、電子機器が静止状態に対応する環境にあると仮定した場合のCNを推定し、該推定されたCNと前記測定されたCNとの差分に基づき、高速伝送チャネルと低速伝送チャネルとの間で復調対象の放送サービスを切り替える処理を制御する。
【選択図】図8

Description

本発明の実施形態は、放送信号を受信するための電子機器および同電子機器に適用される受信制御方法に関する。
近年、エラー耐性と伝送可能な映像信号品質との組み合わせが互いに異なる高速伝送チャネルと低速伝送チャネルとの双方を含む放送信号を放送するサービスが行われている。高速伝送チャネルの放送は固定TV向けの放送サービスであり、また低速伝送チャネルの放送は移動TV向けの放送サービスである。日本で採用されているISDB−Tシステムにおいては、フルセグメント(Full−segment)が上述の高速伝送チャネルの放送サービスに相当し、ワンセグメント(1segment)が上述の低速伝送チャネルの放送サービスに相当する。
最近では、復調対象のサービスをフルセグメント放送とワンセグメント放送との間で自動的に切り替える機能を有する受信機が開発されている。フルセグメント放送とワンセグメント放送との切り替えは、ビットエラーレート(BER)、搬送波電力対雑音電力比(CN)等の受信信号品質値に基づいて行うのが一般的である。例えば、CNのような受信信号品質値がフルセグメント放送に対応するある基準値を超えた場合に、復調対象の放送信号はフルセグメント放送のサービスに切り替えられる。
特開2008−259048号公報
しかしながら、フルセグメント放送はエラー耐性が低いため、移動状態/静止状態のような環境の違いに関係なく同じ基準値を使用して切り替えを行うと、例えばフルセグメント放送とワンセグメント放送との切り替えが多発するなどの不具合が発生する可能性がある。
本発明は、移動状態/静止状態のような環境の違いを考慮して高速伝送チャネルと低速伝送チャネルの切り替えを実行することができる電子機器および受信制御方法を提供することを目的とする。
実施形態によれば、電子機器は、エラー耐性と伝送可能な映像信号品質との組み合わせが互いに異なる高速伝送チャネルと低速伝送チャネルとを含む放送信号を受信するように構成された受信部と、前記放送信号の搬送波電力対雑音電力比(CN)を測定する第1の測定手段と、前記放送信号の受信電力を測定する第2の測定手段と、制御手段とを具備する。前記制御手段は、前記測定された受信電力と、静止状態において前記高速伝送チャネルの放送サービスを受信するための受信感度と、静止状態において前記高速伝送チャネルの放送サービスを受信するための所要CNとに基づいて、前記電子機器が静止状態に対応する環境にあると仮定した場合のCNを推定し、該推定されたCNと前記測定されたCNとの差分に基づき、前記高速伝送チャネルと前記低速伝送チャネルとの間で復調対象の放送サービスを切り替える処理を制御する。
実施形態に係る電子機器の外観を示す斜視図。 同実施形態の電子機器の利用シーンを説明するための図。 同実施形態の電子機器のシステム構成を示すブロック図。 同実施形態の電子機器における所要CNと受信感度と受信電力との関係を説明するための図。 同実施形態の電子機器の環境が移動状態から静止状態に、静止状態から移動状態に変化した場合における測定CNの変化の例を示す図。 移動状態と静止状態との間で同じ基準値を用いた場合のワンセグメント放送/フルセグメント放送切り替え処理の手順を説明するフローチャート。 図6のワンセグメント放送/フルセグメント放送切り替え処理で使用される、ワンセグメント放送からフルセグメント放送に切り替えるための閾値とフルセグメント放送からワンセグメント放送に切り替えるための閾値とを説明するための図。 同実施形態の電子機器の環境が移動状態から静止状態に、静止状態から移動状態に変化した場合における換算CNと測定CNとの関係を示す図。 同実施形態の電子機器によって実行される通信環境(静止状態/移動状態)判定処理の手順を説明するフローチャート。 同実施形態の電子機器によって実行されるワンセグメント放送/フルセグメント放送の切り替え処理の手順を説明するフローチャート。 図10のワンセグメント放送/フルセグメント放送切り替え処理で使用される、ワンセグメント放送からフルセグメント放送に切り替えるための2つの閾値とフルセグメント放送からワンセグメント放送に切り替えるための2つの閾値とを説明するための図。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、一実施形態に係る電子機器の外観を示す斜視図である。この電子機器は、エラー耐性と伝送可能な映像信号品質との組み合わせが互いに異なる高速伝送チャネルと低速伝送チャネルの双方の放送サービスを含む放送信号を受信可能な携帯型電子機器であり、例えば、タブレット端末、スマートフォン、PDA、またはポータブルTV等として実現され得る。以下では、この電子機器がタブレット端末(タブレット型パーソナルコンピュータ)10として実現されている場合を想定する。タブレット端末10は、図1に示すように、本体11とタッチスクリーンディスプレイ17とから構成される。
本体11は、薄い箱形の筐体を有している。タッチスクリーンディスプレイ17には、液晶表示装置(LCD)のようなフラットパネルディスプレイ、及びタッチパネルが組み込まれている。タッチパネルは、フラットパネルディスプレイの画面を覆うように設けられる。タッチスクリーンディスプレイ17は、本体11の上面に重ね合わせるように取り付けられている。このタッチスクリーンディスプレイ17は、外部オブジェクト(ペン又は手の指)が接触された表示画面上の位置を検知することができる。
本体11の上面上には、カメラ19が配置されている。また、本体11の長手方向に伸びた側面には2つのスピーカ18A,18Bが配置されている。さらに、本体11内には、上述の放送信号を受信するように構成された受信部21が設けられている。受信部21は、たとえば、ISDB−Tシステムに対応するTVチューナとして実現されている。ISDB−Tシステムにおいては、固定TV向けの放送サービスであるフルセグメント(Full−segment)が上述の高速伝送チャネルに相当し、移動TV向けの放送サービスであるワンセグメント(1segment)放送が上述の低速伝送チャネルに相当する。
本タブレット端末10においては、タッチスクリーンディスプレイ17は、各種アプリケーションプログラムの画面を表示するためのメインディスプレイとして使用される。TV放送信号の受信時には、受信されたTV放送信号によって放送中の番組データに対応する映像がタッチスクリーンディスプレイ17上に表示される。本タブレット端末10は移動状態および静止状態のような異なる環境で使用される。移動状態はフェージング等の影響を受けやすい環境であり、例えばある速度移動で移動している場合のような状態が移動状態に相当する。
本タブレット端末10においては、タッチスクリーンディスプレイ17は、各種アプリケーションプログラムの画面を表示するためのメインディスプレイとして使用される。TV放送信号の受信時には、受信されたTV放送信号によって放送中の番組データに対応する映像がタッチスクリーンディスプレイ17上に表示される。本タブレット端末10は移動状態および静止状態のような異なる環境で使用される。移動状態はフェージング等の影響を受けやすい環境であり、例えばある移動速度で移動している場合のような状態が移動状態に相当する。
図3は、本タブレット端末10のシステム構成を示す図である。
本タブレット端末10は、図3に示されるように、CPU101、ノースブリッジ102、主メモリ103、サウスブリッジ104、グラフィクスコントローラ105、サウンドコントローラ106、BIOS−ROM107、LANコントローラ108、不揮発性メモリ109、バイブレータ110、加速度センサ111、無線LANコントローラ112、エンベデッドコントローラ(EC)113、EEPROM114、HDMI制御回路3等を備える。
CPU101は、タブレット端末10内の各部の動作を制御するプロセッサである。CPU101は、不揮発性メモリ109から主メモリ103にロードされる、オペレーティングシステム(OS)201、および各種アプリケーションプログラムを実行する。アプリケーションプログラムには、TVアプリケーションプログラム202Aが含まれている。このTVアプリケーションプログラム202Aは、上述の受信部21によって受信されるTV放送信号に含まれる番組データを再生する処理等を実行する。チューナドライバ202Bは受信部21を制御するためのドライバプログラムであり、受信部21によって復調すべき放送サービスを固定TV向けのFull−segmentと移動TV向けの1segmentとの間で切り替えるための処理等を実行する。
また、CPU101は、BIOS−ROM107に格納されたBIOSも実行する。BIOSは、ハードウェア制御のためのプログラムである。
ノースブリッジ102は、CPU101のローカルバスとサウスブリッジ104との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ102には、主メモリ103をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵されている。また、ノースブリッジ102は、PCI EXPRESS規格のシリアルバスなどを介してグラフィクスコントローラ105との通信を実行する機能も有している。
グラフィクスコントローラ105は、本タブレット端末10のディスプレイモニタとして使用されるLCD17Aを制御する表示コントローラである。このグラフィクスコントローラ105によって生成される表示信号はLCD17Aに送られる。LCD17Aは、表示信号に基づいて映像を表示する。このLCD17A上にはタッチパネル17Bが配置されている。タッチパネル17Bは、LCD17Aの画面上で入力を行うためのポインティングデバイスである。ユーザは、タッチパネル17Bを用いて、LCD17Aの画面に表示されたグラフィカルユーザインタフェース(GUI)等を操作することができる。例えば、ユーザは、画面に表示されたボタンをタッチすることによって、当該ボタンに対応する機能の実行を指示することができる。
HDMI端子2は、外部ディスプレイ接続端子である。HDMI端子2は、非圧縮のデジタル映像信号とデジタルオーディオ信号とを1本のケーブルで外部ディスプレイ装置1に送出することができる。HDMI制御回路3は、HDMIモニタと称される外部ディスプレイ装置1にデジタル映像信号をHDMI端子2を介して送出するためのインタフェースである。
サウスブリッジ104は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス上の各デバイス及びLPC(Low Pin Count)バス上の各デバイスを制御する。また、サウスブリッジ104は、不揮発性メモリ109を制御するためのATAコントローラを内蔵している。
サウスブリッジ104は、各種USBデバイスを制御するためのUSBコントローラを内蔵している。さらに、サウスブリッジ104は、サウンドコントローラ106との通信を実行する機能も有している。サウンドコントローラ106は音源デバイスであり、再生対象のオーディオデータをスピーカ18A,18Bに出力する。LANコントローラ108は、例えばIEEE 802.3規格の有線通信を実行する有線通信デバイスである。無線LANコントローラ112は、例えばIEEE 802.11規格の無線通信を実行する無線通信デバイスである。
EC113は、電力管理のためのエンベデッドコントローラを含む1チップマイクロコンピュータである。EC113は、ユーザによるパワーボタンの操作に応じて本タブレット端末10を電源オン/電源オフする機能を有している。
受信部21は、ISDB−Tシステムに対応するTVチューナであり、高速伝送チャネルであるFull−segmentと低速伝送チャネルである1segmentとの両放送サービスを含む放送信号を受信するように構成されている。この受信部21は、RFチューナ部211、受信電力検出部212、CN測定部213、OFDM復調部214、TSデマルチプレクサ215、およびインタフェース部216等を含む。RFチューナ部211は複数のチャンネル内から選択されたある受信対象チャンネルに対応する放送信号を受信し、その受信した放送信号を中間周波数信号に変換する。各チャンネルの放送信号は13のセグメントに分割されており、13のセグメント内の中央の1つのセグメントが1segmentの放送サービスに用いられ、他の12のセグメントがFull−segmentの放送サービスに用いられる。
受信電力検出部212は放送信号の受信電力を測定する。CN測定部213は、放送信号の搬送波電力対雑音電力比(CN)を測定する。ここで、搬送波電力は上述の受信電力に相当する電力である。OFDM復調部214は受信された放送信号に含まれる復調対象の放送サービス(Full−segmentまたは1segment)に対応する信号を復調して、受信された放送信号からFull−segmentまたは1segmentに対応するトランスポートストリームパケット(TSパケット)群を取り出す。TSデマルチプレクサ215は、TSパケット群からFull−segment放送または1segment放送に対応する番組データのTSパケット群を取り出す。TSデマルチプレクサ215によって取り出されたパケット群はインタフェース部216を介してTVアプリケーションプログラム202Aに送られる。
なお、受信部21は、CNのみならず、さらに、BERや、受信信号強度(RSSI)といった他の信号品質を示す指標を測定する機能を備えていてもよい。
次に、図4を参照して、所要CNと受信感度と受信電力との関係について説明する。高速伝送チャンネルの放送サービスであるフルセグメント放送を受信(復調)するための所要CNは、フルセグメント放送を受信(復調)するために必要なCN値、つまりノイズレベル(雑音電力)に対する受信電力のマージンを意味する。フルセグメント放送の所要CNは例えば21dBである。フルセグメント放送を受信(復調)するための受信感度は、ノイズレベル(雑音電力)にフルセグメント放送の所要CNを加えた電力である。例えば、ノイズレベル(雑音電力)が−100dBmであり、フルセグメント放送の所要CNが21dBであるならば、フルセグメント放送を受信するための受信感度は、−79dBmとなる。受信電力が、受信感度である−79dBmよりも大きい場合に、フルセグメント放送を受信(復調)することができる。一方、受信電力が、受信感度である−79dBmよりも小さい場合には、フルセグメント放送を正常に受信(復調)することはできない。
例えば、いまある期間T1における放送信号の受信電力が受信電力A(=−60dBm)であれば、受信電力Aは受信感度よりも大きいので、フルセグメント放送を受信することができる。一方、期間T1における放送信号の受信電力が受信電力B(=−80dBm)であれば、受信電力Bは受信感度よりも小さいので、フルセグメント放送は受信できない。
通常、無線システムの受信器は、復調に必要な信号品質指標として、所要CNまたはBERの測定機能を有している。ここで、上述の高速チャネル(フルセグメント放送)と低速伝送チャネル(ワンセグメント放送)については、変調方式、誤り訂正符号化率を変更することで、高速伝送チャネルについては、誤りに対する耐性は低いが周波数利用効率の高い組み合わせが、低速伝送チャネルについては、誤りに対する耐性は高いが周波数利用効率の低い組み合わせが用いられている。低速伝送チャネルの放送サービスでは、変調方式として例えばQPSKが用いられ、誤り訂正符号化率は例えば2/3である。高速伝送チャネルの放送サービスでは、変調方式として例えば64QAMが用いられ、誤り訂正符号化率は例えば3/4である。
そのため、高速伝送チャネルについては低速伝送チャネルよりも高い信号品質が要求されるため、高速伝送チャネルに対応する所要CNは、低速伝送チャネルに対応する所要CNよりも大きくなるのが一般的である。ここで、ISDB−Tシステムが運用されている周波数帯域および隣接帯域に対して、受信器に対してノイズとなる電波が放射されていなく、且つ静止状態の場合、高速伝送チャネルおよび低速伝送チャネルの各チャネルに対して規定されている所要CNは、各チャネルに対して決まった値となる。しかし、例えば移動に伴うフェージングによる信号品質の劣化が原因で、上述の所要CNが静止時に比べ大きく必要になるケースがある。これは、フェージングによる送信信号の位相回転/振幅変動による影響であり、その送信信号の位相回転/振幅変動補正のための基準信号(以下、Pilot信号)を利用して、伝送路推定を行い信号の補正を行うのが一般的である。例えば3GPP等で規定されている移動通信システムにおいては、ターゲットとする移動速度を保障可能な密度のPilot信号を挿入している。ここで、ISDB−Tシステムについては、移動を前提としている1segmentに関しては、ある程度の耐性保障がなされているが、Full−segmentに関しては固定受信機を対象として設計されているため、耐性が非常に低い。そのため、Full−segmentに関しては静止状態と移動状態では所要CNが異なる可能性がある。上述の所要CN=21dBという値は、静止状態においてFull−segmentを受信(復調)するための所要CN(静止時所要CN)に相当する。同様に、上述の受信感度=−79dBmという値は、静止状態に対応するFull−segmentの受信感度(静止時受信感度)に相当する。
図5に電車を例にした移動状態→静止状態→移動状態と状態変化した場合の測定CNを図示する。測定CNはCN測定部213によって測定されるCN値、つまり移動状態においては上記フェージングの影響で劣化されるCN値を示している。受信電力強度がある程度高い場合でも、移動状態の場合は上記フェージングの影響で測定CNが劣化し、受信(復調)が困難となる可能性がある。
図6のフローチャートは、移動状態と静止状態との間で同じ基準値を用いた場合のワンセグメント放送/フルセグメント放送の切り替え処理の手順を示している。通常、Full−segment→1segmentの切替のための閾値と、1segment→Full−segmentの切替のための閾値は異なるものとし、ヒステリシス特性を持たせるのが一般的である。
すなわち、まず、受信信号強度(RSSI)、CN、BER等が測定される(ステップS11)。1segmentサービス中、つまり1segment放送の受信・復調中においては(ステップS12のYES)、測定CNがFull−segmentへの切替のための閾値Th1以上であるか否かが判定される(ステップS13)。測定CNが閾値Th1以上であれば(ステップS13のYES)、復調対象の放送サービスはFull−segmentに切り替えられる(ステップS14)。
一方、Full−segmentサービス中、つまりFull−segment放送の受信・復調中においては(ステップS16のYES)、測定CNが1segmentへの切替のための閾値Th2以下であるか否かが判定される(ステップS17)。閾値Th2は、図7に示すように、閾値Th1よりも低い値に設定されている。これはヒステリシス特性を持たせるためである。測定CNが1segmentへの切替のための閾値Th2以下になると(ステップS17のYES)、復調対象の放送サービスは1segmentに切り替えられる(ステップS1)。
ISDB−Tサービスを利用している間、つまり放送信号を受信している間、ステップS11〜S14、ステップS16〜S18の処理は繰り返し実行される(ステップS15)。
図6に関しては単純に放送信号の信号品質レベルの指標としてCNを用いた例としたが、CNの代わりにBERを使用しても良いし、CNとBERを平均化処理することによって得られる値を受信信号品質レベルとして使用しても良い。さらに、CN、またはBER、またはCNとBERとを平均化処理した値が、Th1以上である時間が閾時間に達した事、およびCN、またはBER、またはCNとBERとを平均化処理した値が、Th2以下である時間が閾時間に達した事を切り替え条件に加えるためのタイマー処理を追加しても良い。
図6の場合、移動状態、静止状態に特化した閾値を有していないため、例えば図5の移動状態で、たまたま受信電力が大きい地点(図5のタイミングt1)において、1segmentからFull−segmentに切り替えられてしまう。そして、直ぐにFull−segmentから1segmentへの切り替えが再び発生する。
本実施形態では、移動状態/静止状態のような環境の違いを考慮して1segmentとFull−segmentの切り替えを適応的に実行できるようにするために、受信電力と、Full−segmentを受信するための受信感度と、Full−segmentを受信するための所要CNとに基づいて、タブレット端末10が静止状態に対応する環境にあると仮定した場合のCNを推定する。静止状態のような環境においては、推定されたCN(換算CN)と測定CNとはほぼ等しい。したがって、換算CNと測定CNとの差分に基づいて移動状態/静止状態を判定することができる。よって、該推定されたCN(換算CN)と測定CNとの差分に基づき、低速伝送チャネル(1segment)と高速伝送チャネル(Full−segment)との間で復調対象の放送サービスを切り替える処理を制御することにより、移動状態/静止状態のような環境の違いを考慮して適応的に高速伝送チャネルと低速伝送チャネルの切り替えを実行することができる。
つまり、本実施形態では、以下の式を元に、換算CN(タブレット端末10が静止状態に対応する環境にあると仮定した場合のCN)を算出し、測定CNとの差を評価することで、現在の環境が、CN劣化が発生する移動状態とCN劣化がほとんどない無い静止状態のどちらに対応する環境であるかを検出する。
換算CN=受信電力−受信感度+所要CN
上式により、ISDB−Tシステムが運用されている周波数帯域および隣接帯域に対して、受信器に対してノイズとなる電波が放射されていなく、且つ静止状態であると仮定した場合のCNの推定値を、換算CNとして求めることが可能となる。
例えば、ノイズレベルがほとんど変化しない静止状態に対応する環境を想定すると、もし受信電力がFull−segmentを受信するための受信感度とほぼ等しい場合には、測定されるCNは、Full−segmentを受信するための所要CN(例えば21dB)とほぼ等しいと考えられる。受信電力が受信感度よりも高い場合には、受信電力と受信感度との差分だけ、測定されるCNは、Full−segmentを受信するための所要CNよりも大きくなると考えられる。したがって、上式のように、受信電力と受信感度との差分を所要CNに加えることにより、受信器に対してノイズとなる電波が放射されていなく、且つ静止状態であると仮定した場合のCNの推定値を求めることができる。
上述の図4の例において、もし受信電力が受信電力A(=−60dBm)であれば、この受信電力Aは受信感度−79dBmよりも19dBだけ高いので、受信器に対してノイズとなる電波が放射されていなく、且つ静止状態であると仮定した場合には、測定されるCNも、所要CNよりも19dB高いと推定される。上記式では、換算CN=−60−(−79)+21=40dBが求められる。もし現在の環境が静止状態であれば、実際に測定されるCNは換算CN(=40dB)とほぼ一致する。一方、もし現在の環境が移動状態であれば、測定CNは劣化するので、測定CNは換算CN(=40dB)よりもある程度低い値になる。
もし受信電力が受信電力B(=−80dBm)であれば、この受信電力Bは受信感度−79dBmよりも1dBだけ低いので、受信器に対してノイズとなる電波が放射されていなく、且つ静止状態であると仮定した場合には、測定されるCNも、所要CNよりも1dB低いと推定される。上記式では、換算CN=−80−(−79)+21=20dBが求められる。もし現在の環境が静止状態であれば、実際に測定されるCNは換算CN(=20dB)とほぼ一致する。一方、もし現在の環境が移動状態であれば、測定CNは劣化するので、測定CNは換算CN(=20dB)よりもある程度低い値になる。
図8は、タブレット端末10の環境が移動状態から静止状態に、静止状態から移動状態に変化した場合における換算CNと測定CNとの関係を示している。上述したように、受信電力が−60dBmで、受信感度−79dBmよりも19dBだけ高い場合には、40dB(=19dB+21dB)が換算CNとして求められる。
図8から分かるように、静止状態においては、換算CNは測定CNの値とほぼ等しい。換算CNと測定CNとの間にわずかな差があるのは、静止状態においても実際にはノイズレベルの変動等があるためである。移動によるフェージングによりCNが劣化している場合は、換算CNと測定CNとの間に差が出てくる。そのため、換算CNと測定CNとの差に対して閾値判定を行うことで、特別なハードウェアを追加することなく、現在の環境が移動状態に対応する環境であるか、静止状態に対応する環境であるかを検出することができ、これによって現在の環境に対応した切り替え処理を実行することができる。
次に、図9のフローチャートを参照して、本実施形態の通信環境(静止状態/移動状態)判定処理の手順について説明する。この判定処理はチューナドライバ202Bによって実行することができる。
チューナドライバ202Bは受信部21から現在の受信電力を取得し、そして、その受信電力と、Full−segmentを受信するための受信感度と、Full−segmentを受信するための所要CNとに基づいて、タブレット端末10が静止状態に対応する環境にあると仮定した場合の現在のCNの値を推定する処理(換算CN算出処理)を実行する(ステップS21)。チューナドライバ202Bは、受信部21から現在の測定CNを取得し、換算CNと測定CNとの差分に基づき、タブレット端末10が移動状態に対応する環境にあるか否かを判定する。具体的には、チューナドライバ202Bは、換算CNと測定CNとの差分が閾値Th以上であるか否かを判定する(ステップS22)。
換算CNと測定CNとの差分が閾値Th以上であれば(ステップS22のYES)、チューナドライバ202Bは、タブレット端末10が移動状態に対応する環境にあることを検出する(ステップS23)。一方、換算CNと測定CNとの差分が閾値Thよりも小さいならば(ステップS22のYES)、チューナドライバ202Bは、タブレット端末10が静止状態に対応する環境にあることを検出する(ステップS24)。そして、チューナドライバ202Bは、静止状態/移動状態の検出結果に応じて、つまり、換算CNと測定CNとの差分に応じて、ワンセグメント放送とフルセグメント放送との間で復調対象の放送サービスを切り替える処理を制御する(ステップS25)。
ステップS25では、チューナドライバ202Bは、移動状態、つまり、換算CNと測定CNとの差分が大きい場合には、ワンセグメント放送がフルセグメント放送よりも優先して使用されるように、ワンセグメント放送とフルセグメント放送との切り替えを制御してもよい。
この場合、チューナドライバ202Bは、移動状態、つまり、換算CNと測定CNとの差分が大きい場合には、復調対象の放送サービスをワンセグメント放送に決定し、静止状態、つまり、換算CNと測定CNとの差分が小さい場合には、復調対象の放送サービスをフルセグメント放送に決定してもよい。
また、復調対象の放送サービスを切り替えるための閾値を移動状態と静止状態との間変更するようにしてもよい。この場合、ステップS25では、チューナドライバ202Bは、放送信号の受信信号品質と1以上の閾値との比較結果に基づいて、ワンセグメント放送とフルセグメント放送との間で復調対象の放送サービスを切り替える処理を実行する。そして、チューナドライバ202Bは、換算CNと測定CNとの差分に応じて、つまり移動状態/静止状態に応じて、ワンセグメント放送とフルセグメント放送の切り替えのための上述の閾値を変更する。例えば、移動状態の場合におけるFull−segment→1segmentの切替を、静止状態の場合におけるFull−segment→1segmentの切り替えに比べし易い閾値に変更し、移動状態の場合における1segment→Full−segmentの切替を、静止状態の場合における同切り替えに比べし難い閾値に変更してもよい。
また、移動状態、つまり、換算CNと測定CNとの差分が大きい場合には、復調対象の放送サービスをワンセグメント放送に決定し、静止状態、つまり、換算CNと測定CNとの差分が小さい場合には、測定CNのような信号品質に基づいて復調対象の放送サービスをワンセグメント放送とフルセグメント放送との間で切り替えるようにしてもよい。
また、静止状態と移動状態との2つの環境ではなく、測定CNと換算CNとの差分に応じて、タブレット端末10が静止状態、低速移動状態、中速移動状態、高速移動状態のような複数の環境のいずれにあるかを判定し、ワンセグメント放送とフルセグメント放送とを切り替えるための閾値を、これら静止状態、低速移動状態、中速移動状態、高速移動状態の間で多段階で変更するようにしてもよい。この場合、閾値は、測定CNと換算CNとの差分にしたがって多段階で変更される。
次に、図10のフローチャートを参照して、ワンセグメント放送/フルセグメント放送の切り替え処理の手順について説明する。ここでは、ワンセグメント放送とフルセグメント放送とを切り替えるための閾値を、静止状態と移動状態との間で変更する場合を例示して説明する。
まず、受信信号強度(RSSI)、CN、BER等が受信部21内で測定される(ステップS31)。チューナドライバ202Bは、受信部21から現在の受信電力を取得して上述の換算CNを算出すると共に、この換算CNと測定CNとの差分に基づいて移動状態/静止状態の判定を行う(ステップS32)。
1segmentサービス中、つまり1segment放送の受信・復調中においては(ステップS33のYES)、チューナドライバ202Bは、静止状態であるか移動状態であるかに応じて、Full−segmentへの切替のための閾値を変更する。すなわち、チューナドライバ202Bは、まず、静止状態であるか否かを判定する(ステップS34)。静止状態であるならば(ステップS34のYES)、チューナドライバ202Bは、測定CNとFull−segmentへの切替のための閾値Th1とを比較し、測定CNが閾値Th1以上であるか否かによってFull−segmentへの切替が可能であるか否かを判定する(ステップS35)。一方、移動状態であるならば(ステップS34のNO)、チューナドライバ202Bは、測定CNとFull−segmentへの切替のための閾値Th3とを比較し、測定CNが閾値Th3以上であるか否かによってFull−segmentへの切替が可能であるか否かを判定する(ステップS35)。図11に示すように、移動状態の閾値Th3としては、静止状態の閾値Th1よりも高い値を使用し得る。
Full−segmentへの切替条件が満たされたならば、チューナドライバ202Bは、受信部21を制御して、復調対象の放送サービスをFull−segmentに切り替える(ステップS37)。
一方、Full−segmentサービス中、つまりFull−segment放送の受信・復調中においては(ステップS39のYES)、チューナドライバ202Bは、静止状態であるか移動状態であるかに応じて、1segmentへの切替のための閾値を変更する。すなわち、チューナドライバ202Bは、まず、静止状態であるか否かを判定する(ステップS40)。静止状態であるならば(ステップS40のYES)、チューナドライバ202Bは、測定CNと1segmentへの切替のための閾値Th2とを比較し、測定CNが閾値Th2以下であるか否かによって1segmentへの切替が必要であるか否かを判定する(ステップS41)。一方、移動状態であるならば(ステップS40のNO)、チューナドライバ202Bは、測定CNと1segmentへの切替のための閾値Th3とを比較し、測定CNが閾値Th3以上であるか否かによって1segmentへの切替が必要であるか否かを判定する(ステップS42)。図11に示すように、移動状態の閾値Th4としては、静止状態の閾値Th1よりも高い値を使用し得る。
1segmentへの切替条件が満たされたならば、チューナドライバ202Bは、受信部21を制御して、復調対象の放送サービスを1segmentに切り替える(ステップS43)。
ISDB−Tサービスを利用している間、つまり放送信号を受信している間、ステップS11〜S37、ステップS39〜S43の処理は繰り返し実行される(ステップS38)。
なお、ここでは受信信号品質の指標としてCNを用いる例を説明したが、CNの代わりにBERを受信信号品質として使用しても良いし、CNとBERを平均化処理することによって得られる値を受信信号品質として使用しても良い。さらに、図6で説明したようなタイマー処理を追加しても良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、受信電力と、高速伝送チャネルを受信するための受信感度と、高速伝送チャネル放送を受信するための所要CNとに基づいて、タブレット端末10が静止状態に対応する環境にあると仮定した場合の現在のCNが推定され、該推定されたCN(換算CN)と測定CNとの差分に基づき、高速伝送チャネルと低速伝送チャネルとの間で復調対象の放送サービスを切り替える処理が制御される。したがって、移動状態/静止状態のような環境の違いを考慮して高速伝送チャネルと低速伝送チャネルの切り替えを実行することができる。
また、換算CNと測定CNとの差分に基づき、高速伝送チャネルと低速伝送チャネルの切り替えのための閾値を変更することにより、この切り替えのための閾値をタブレット端末10の現在の環境に応じた値に設定することができる。
たとえば、換算CNと測定CNとの差分が大きい移動状態におけるFull−segment→1segmentへの切替を、換算CNと測定CNとの差分が小さい静止時に比べし易い閾値に変更し、移動状態における1segment→Full−segmentへの切替を静止時に比べし難い閾値に変更することにより、移動状態において1segmentとFull−segmentとの間の切り替えが頻繁に発生することを抑制することが可能となる。
なお、本実施形態では、1segmentとFull−segmentとの間の切り替え制御をチューナドライバによって実行する場合を例示したが、1segmentとFull−segmentとの間の切り替え制御を実行するためのコントローラを受信部21内に設けてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…タブレット端末、21…受信部、202B…チューナドライバ、212…受信電力検出部、213…CN測定部。

Claims (10)

  1. エラー耐性と伝送可能な映像信号品質との組み合わせが互いに異なる高速伝送チャネルと低速伝送チャネルとを含む放送信号を受信するように構成された受信部と、
    前記放送信号の搬送波電力対雑音電力比(CN)を測定する第1の測定手段と、
    前記放送信号の受信電力を測定する第2の測定手段と、
    前記測定された受信電力と、静止状態において前記高速伝送チャネルの放送サービスを受信するための受信感度と、静止状態において前記高速伝送チャネルの放送サービスを受信するための所要CNとに基づいて、子機器が静止状態に対応する環境にあると仮定した場合のCNを推定し、該推定されたCNと前記測定されたCNとの差分に基づき、前記高速伝送チャネルと前記低速伝送チャネルとの間で復調対象の放送サービスを切り替える処理を制御する制御手段とを具備する電子機器。
  2. 前記制御手段は、前記推定されたCNと前記測定されたCNとの差分に基づき、前記電子機器が移動状態に対応する環境にあるか否かを判定し、前記移動状態に対応する環境にある場合には前記低速伝送チャネルが前記高速伝送チャネルよりも優先して使用されるように、前記復調対象の放送サービスを切り替える処理を制御する請求項1記載の電子機器。
  3. 前記制御手段は、前記放送信号の受信信号品質と閾値との比較結果に基づいて前記高速伝送チャネルと前記低速伝送チャネルとの間で前記復調対象の放送サービスを切り替える切り替え手段と、前記推定されたCNと前記測定されたCNとの差分に応じて、前記閾値を変更する閾値変更手段とを具備する請求項1記載の電子機器。
  4. 前記制御手段は、前記推定されたCNと前記測定されたCNとの差分に基づき、前記電子機器が静止状態に対応する環境にあるか移動状態に対応する環境にあるかを判定し、移動状態に対応する環境の場合には前記低速伝送チャネルから前記高速伝送チャネルへの切り替えが前記静止状態に対応する環境の場合の前記低速伝送チャネルから前記高速伝送チャネルへの切り替えに比べし難い値に前記閾値を変更する請求項3記載の電子機器。
  5. 前記制御手段は、前記推定されたCNと前記測定されたCNとの差分に基づき、前記電子機器が静止状態に対応する環境にあるか移動状態に対応する環境にあるかを判定し、移動状態に対応する環境の場合には前記高速伝送チャネルから前記低速伝送チャネルへの切り替えが前記静止状態に対応する環境の場合の前記高速伝送チャネルから前記低速伝送チャネルへの切り替えに比べし易い値に前記閾値を変更する請求項3記載の電子機器。
  6. エラー耐性と伝送可能な映像信号品質との組み合わせが互いに異なる高速伝送チャネルと低速伝送チャネルとを含む放送信号を受信する電子機器に適用される受信制御方法であって、
    前記放送信号の搬送波電力対雑音電力比(CN)を測定し、
    前記放送信号の受信電力を測定し、
    前記測定された受信電力と、静止状態において前記高速伝送チャネルの放送サービスを受信するための受信感度と、静止状態において前記高速伝送チャネルの放送サービスを受信するための所要CNとに基づいて、前記電子機器が静止状態に対応する環境にあると仮定した場合のCNを推定し、
    該推定されたCNと前記測定されたCNとの差分に基づき、前記高速伝送チャネルと前記低速伝送チャネルとの間で復調対象の放送サービスを切り替える処理を制御する受信制御方法。
  7. 前記制御することは、前記推定されたCNと前記測定されたCNとの差分に基づき、前記電子機器が移動状態に対応する環境にあるか否かを判定し、前記移動状態に対応する環境にある場合には前記低速伝送チャネルが前記高速伝送チャネルよりも優先して使用されるように、前記復調対象の放送サービスを切り替える処理を制御する請求項6記載の受信制御方法。
  8. 前記制御することは、前記放送信号の受信信号品質と閾値との比較結果に基づいて前記高速伝送チャネルと前記低速伝送チャネルとの間で前記復調対象の放送サービスを切り替えることと、前記推定されたCNと前記測定されたCNとの差分に応じて、前記閾値を変更することとを具備する請求項6記載の受信制御方法。
  9. 前記制御することは、前記推定されたCNと前記測定されたCNとの差分に基づき、前記電子機器が静止状態に対応する環境にあるか移動状態に対応する環境にあるかを判定し、移動状態に対応する環境の場合には前記低速伝送チャネルから前記高速伝送チャネルへの切り替えが前記静止状態に対応する環境の場合の前記低速伝送チャネルから前記高速伝送チャネルへの切り替えに比べし難い値に前記閾値を変更する請求項8記載の受信制御方法。
  10. 前記制御することは、前記推定されたCNと前記測定されたCNとの差分に基づき、前記電子機器が静止状態に対応する環境にあるか移動状態に対応する環境にあるかを判定し、移動状態に対応する環境の場合には前記高速伝送チャネルから前記低速伝送チャネルへの切り替えが前記静止状態に対応する環境の場合の前記高速伝送チャネルから前記低速伝送チャネルへの切り替えに比べし易い値に前記閾値を変更する請求項8記載の受信制御方法。
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