JP6232319B2 - チャネル選択装置、チャネル選択システム及びチャネル選択方法 - Google Patents
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<第1実施形態>
[チャネル選択システムSの構成]
図1は、第1実施形態に係るチャネル選択システムS及び当該チャネル選択システムSの外部環境を示す図である。チャネル選択システムSは、インターネット等のネットワークNを介して複数の外部サーバ3に接続されている。チャネル選択システムSは、複数の端末1と、チャネル選択装置として機能する所定のアクセスポイント2とを備える。
また、端末1を頻繁に利用する場所が定まっておらず、各部屋において満遍なく利用される場合には、アクセスポイント2のチャネルを、アクセスポイント2の通信可能エリアの複数の地点で干渉が起こりにくく安定して通信を行うことができるチャネルに設定することが好ましい。
以下、チャネル選択システムSを構成する端末1及びアクセスポイント2の機能構成について説明する。
図3は、第1実施形態に係る端末1の機能構成図である。なお、複数の端末1は、基本的に同一の構成である。端末1は、入力部11と、表示部12と、無線部13と、記憶部14と、制御部15とを備える。
続いて、アクセスポイント2の機能構成について説明する。図4は、第1実施形態に係るアクセスポイント2の機能構成図である。アクセスポイント2は、無線部21と、通信部22と、記憶部23と、制御部24とを備える。
通信部22は、有線により外部機器と通信を行う。具体的には、通信部22は、ネットワークNを介して外部サーバ3と通信を行う。
また、記憶部23は、複数の端末1から取得した電波強度情報を記憶する。
なお、電波強度情報は、電波強度を測定した端末1の端末ID、電波強度を測定した日付及び時刻、アクセスポイント2の電波強度(RSSI_0)、他のアクセスポイント5のMACアドレス、他のアクセスポイント5のESSID、他のアクセスポイント5が使用しているチャネル、他のアクセスポイント5の電波強度(他APのRSSI)、アクセスポイント2の電波強度から他のアクセスポイント5の電波強度を減算したときの値(RSSI_0−他APのRSSI)を含む情報である。
一例として、場所傾向特定部242は、端末1が最後に測定した電波強度が属する範囲を端末1の利用場所の傾向として特定する。即ち、最後に測定した電波強度が「−30」[dBm]である場合には、場所傾向特定部242は、この端末1の利用場所の傾向を近距離と特定する。
図6(B)は、ある端末1の測定結果の一例を示す図である。図6(B)に示す例では、第1範囲で20回、第2範囲で9回、第3範囲で6回、電波強度が測定されている。そこで、場所傾向特定部242は、この端末1の利用場所の傾向を測定回数が最も多い近距離(第1範囲)と特定する。なお、測定回数だけではなく、その割合等も利用して利用場所の傾向を特定することとしてもよい。
ここで、図7に本実施形態における算出方式の選択方法の一例を示す。図7(A)に示すように、アクセスポイント2を利用する3台の端末1(端末X,Y,Z)のうち、端末X,Zの利用場所の傾向が近距離であり、端末Yの利用場所の傾向が中距離である場合、複数の端末1全体としてみるとアクセスポイント2の近距離で利用される傾向が強い。そこで、算出方式選択部243は、第1算出方式の近距離優先方式を選択する。
例えば、第1算出方式が選択された場合、電波強度選択部245は、記憶部23に記憶された電波強度情報から、アクセスポイント2の電波強度として所定の電波強度が測定された測定タイミング(日付、時刻)を特定する。なお、所定の電波強度は、近距離優先方式、中距離優先方式、長距離優先方式によってそれぞれ異なり、近距離優先方式の場合には第1閾値(例えば、−30dBm)以上、中距離優先方式の場合には第1閾値未満、且つ、第2閾値(例えば、−70dBm)以上、長距離優先方式の場合には第2閾値未満の電波強度が対応する。
電波強度選択部245は、所定の電波強度が測定された測定タイミングと同時に測定された他のアクセスポイント5の電波強度を選択する。
また、電波強度選択部245は、長距離優先方式が選択されると、アクセスポイント2の電波強度のうち、第2閾値未満の電波強度を測定したタイミングを特定し、この電波強度と同時に測定された他のアクセスポイント5の電波強度を選択する。
例えば、図5に示す電波強度情報の場合、電波強度選択部245は、ESSIDが「OtherAP1」の他のアクセスポイント5について、最も高い電波強度として「−40」[dBm]を選択する。電波強度選択部245は、同様に、「OtherAP2」に対応する他のアクセスポイント5の電波強度を「−62」、「OtherAP3」に対応する他のアクセスポイント5の電波強度を「−55」、「OtherAP4」に対応する他のアクセスポイント5の電波強度を「−40」、「OtherAP5」に対応する他のアクセスポイント5の電波強度を「−60」、「OtherAP6」に対応する他のアクセスポイント5の電波強度を「−65」と選択する。
そこで、方式Bでは、他のアクセスポイント5の電波強度として、アクセスポイント2の電波強度から他のアクセスポイント5の電波強度を減算した値が最小となる電波強度を選択する。
第2算出方式は、アクセスポイント2の通信可能エリアのどこにいても安定して通信をすることができる方式であり、ワーストケースを考慮してアクセスポイント2に対する干渉度を算出する。この点、方式A、Bは、他のアクセスポイント5の電波強度に着目し、他のアクセスポイント5の電波強度が最も高い又は、アクセスポイント2の電波強度から他のアクセスポイント5の電波強度を減算した値が最小となる地点をワーストケースとして特定する。これに対して、方式Cでは、チャネル毎に干渉の程度が相対的に高い地点をワーストケースとして特定し、これらの地点において測定された他のアクセスポイント5の電波強度に基づいて、アクセスポイント2に対する干渉度を算出する。
図9において、領域301は、アクセスポイント2がチャネル1を用いて通信を行った場合に干渉の程度が相対的に高い領域であり、領域302は、アクセスポイント2がチャネル5を用いて通信を行った場合に干渉の程度が相対的に高い領域であり、領域303は、アクセスポイント2がチャネル10を用いて通信を行った場合に干渉の程度が相対的に高い領域である。そのため、チャネル1に着目すると、領域301内で測定された他のアクセスポイント5の電波強度に基づいてアクセスポイント2に対する干渉度を算出することが、チャネル1におけるワーストケースに相当する。
このようにすることで、複数のチャネルのそれぞれに対して干渉が発生しやすい地点における他のアクセスポイント5の電波強度を選択することができる。
なお、図10に示す電波干渉の影響度ω(Δchi)は一例に過ぎず、適宜異なる値を設定することとしてもよい。
以下に、電波強度推定部246が電波強度を推定する処理について、第1算出方式の近距離優先方式が選択された場合における、ESSIDが「OtherAP1」の他のアクセスポイント5の電波強度を推定する例を用いて説明する。
また、電波強度推定部246は、電波強度選択部245が第2算出方式の方式Cを用いて他のアクセスポイント5の電波強度を選択した場合、以下の手順で各チャネルにおける複数の他のアクセスポイント5の電波強度を推定する。
続いて、図12を参照して、アクセスポイント2がチャネルを選択する処理の流れについて説明する。なお、記憶部23には、取得部241によって取得された電波強度情報が記憶されているものとする。
一例として、算出方式選択部243は、複数の端末1について特定した利用場所の傾向のうち、最も多い利用場所(近距離、中距離、長距離)を端末1全体としてみた場合の利用場所の傾向と特定する。その結果、端末1全体としてみた場合の利用場所の傾向が近距離である場合には、算出方式選択部243は、第1算出方式の近距離優先方式を選択し、端末1全体としてみた場合の利用場所の傾向が中距離である場合には、算出方式選択部243は、第1算出方式の中距離優先方式を選択し、端末1全体としてみた場合の利用場所の傾向が長距離である場合には、算出方式選択部243は、第1算出方式の長距離優先方式を選択する。
即ち、算出部244は、ステップS3で取得した電波強度に基づいて、各チャネルにおける他のアクセスポイント5の電波強度を推定するとともに、上述の(1)式を用いて推定した電波強度から各チャネルにおける干渉度を算出する。
以上、本発明のチャネル選択システムSの第1実施形態について説明した。続いて、チャネル選択システムSにおける効果について説明する。
例えば、端末1全体として、アクセスポイント2から近距離の位置で利用される傾向がある場合には近距離優先方式を用いて干渉度を算出するため、複数の端末1に好適なチャネルを設定することができる。
続いて、図13を参照して、チャネル選択システムSの第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態のチャネル選択システムSを構成する複数の端末1及びアクセスポイント2の構成は、基本的に第1実施形態と同一であるため、図示及び詳細な説明は省略する。
即ち、第1実施形態のチャネル選択システムSでは、端末1の利用場所の傾向として最も多く特定された一の利用場所(近距離、中距離、長距離)を、端末1全体としてみた場合の利用場所の傾向として特定する。これに対して、第2実施形態のチャネル選択システムSでは、端末1の利用場所の傾向として特定された複数の利用場所をまとめて、端末1全体としてみた場合の利用場所の傾向として特定する。
図13(A)に示すように3台の端末1(端末X,Y,Z)のうち、端末X,Zの利用場所の傾向が近距離であり、端末Yの利用場所の傾向が中距離である場合、算出方式選択部243は、近距離及び中距離をまとめた範囲を端末1全体としてみた場合の利用場所の傾向として特定する。この場合、算出方式選択部243は、近・中距離優先方式を算出方式として選択する。
なお、図示しないものの、端末X,Zの利用場所の傾向が中距離であり、端末Yの利用場所の傾向が長距離である場合、算出方式選択部243は、中距離及び長距離をまとめた範囲を端末1全体としてみた場合の利用場所の傾向として特定する。この場合、算出方式選択部243は、中・長距離優先方式を算出方式として選択する。
即ち、近距離優先方式において規定される範囲が「第1閾値以上」であり、中距離優先方式において規定される範囲が「第1閾値未満、且つ、第2閾値以上」であることから、近・中距離優先方式において規定される範囲は「第2閾値以上」となる。
第2実施形態のチャネル選択システムSでは、算出方式として、アクセスポイント2からの距離が近距離又は中距離の位置における他のアクセスポイント5の電波強度に基づいて干渉度を算出する近・中距離優先方式等を含み、一の端末1について特定した利用場所の傾向が近距離であり、他の端末1について特定した利用場所の傾向が中距離である場合に、この近・中距離優先方式により干渉度を算出する。
これにより、第2実施形態のチャネル選択システムSでは、アクセスポイント2に対して、アクセスポイント2と無線通信を行う複数の端末1に好適なチャネルを設定することができる。即ち、第1実施形態のチャネル選択システムSでは、多数の端末1の利用場所に着目して少数の端末1の利用場所を考慮していなかったが、第2実施形態のチャネル選択システムSでは、少数の端末1の利用場所の傾向も考慮してチャネルの設定を行うため、複数の端末1に好適なチャネルを設定することができる。
続いて、図14を参照して、チャネル選択システムSの第3実施形態について説明する。なお、第3実施形態のチャネル選択システムSを構成する複数の端末1及びアクセスポイント2の構成は、基本的に第1実施形態と同一であるため、図示及び詳細な説明は省略する。
これにより、第3実施形態のチャネル選択システムSでは、近距離優先方式に基づく干渉度(第1干渉度)と、中距離優先方式に基づく干渉度(第2干渉度)とが算出される。
即ち、図14に示すように、所定の閾値を満たすチャネルとして、近距離優先方式では「CH1,2,3,4」が選択され、中距離優先方式では「CH4,5,6,7」が選択された場合、チャネル選択部248は、双方の算出方式で重複する「CH4」をアクセスポイント2に設定するチャネルとして選択する。
第3実施形態のチャネル選択システムSでは、一の端末1について特定した利用場所の傾向が近距離であり、且つ、他の端末1について特定した利用場所の傾向が中距離である場合、算出部244は、近距離優先方式に基づく干渉度(第1干渉度)と、中距離優先方式に基づく干渉度(第2干渉度)とを算出し、チャネル選択部248は、いずれの算出方式においても干渉度が所定の閾値を満たすチャネルを、アクセスポイント2のチャネルとして選択する。
これにより、第3実施形態のチャネル選択システムSでは、アクセスポイント2に対して、アクセスポイント2と無線通信を行う複数の端末1に好適なチャネルを設定することができる。即ち、第3実施形態のチャネル選択システムSでは、複数の利用場所において干渉度が所定の閾値を満たすチャネルを選択するため、複数の端末1に好適なチャネルを設定することができる。
続いて、図15〜図18を参照して、チャネル選択システムSの第4実施形態について説明する。
アクセスポイント2を複数の端末1が利用する場合、一台の端末1が利用する場合に比べて、利用場所の傾向が分散する可能性が高い。この点、第1実施形態等のチャネル選択システムSでは、端末1全体としてみた場合の利用場所の傾向を特定し、アクセスポイント2のチャネルを選択する。これに対して、第4実施形態のチャネル選択システムSでは、端末1の台数に応じて近距離、中距離、長距離の範囲を調整する。
図15(A)に示すように、中距離優先方式が選択された場合、第1実施形態のチャネル選択システムSでは、アクセスポイント2の電波強度として第1閾値(例えば、−30dBm)未満、且つ、第2閾値(例えば、−70dBm)以上の電波強度が測定されたタイミングと同時に測定された他のアクセスポイント5の電波強度を用いて干渉度を算出する。
以下、第4実施形態のチャネル選択システムSについて説明する。
そこで、優先端末設定部241は、端末1のハードウェア構成に基づいて、複数の端末1から優先端末を設定することとしてもよい。一例として、動画視聴が想定される端末1を優先端末とし、動画視聴が想定されない端末1よりも電波環境を優先する。
そこで、優先端末設定部241は、端末1のアプリケーション種別に基づいて、複数の端末1から優先端末を設定することとしてもよい。一例として、動画再生アプリケーションがインストールされている端末1を優先端末とし、動画再生アプリケーションがインストールされていない端末1よりも電波環境を優先する。
また、アクセスポイント2が発する電波を利用する頻度が高い端末1は、他の端末1に対して電波環境を優先することが好ましい。そこで、優先端末設定部241は、利用頻度の高い端末1を優先端末として設定することとしてもよい。
そこで、優先端末設定部241は、複数の端末1から一の端末1を選択する選択操作に基づいて、優先端末を設定することとしてもよい。
ここで、図17及び図18に範囲設定部252による範囲設定方法の一例を示す。なお、図17及び図18では中距離を例にとり範囲設定方法の一例を示しているが、近距離、中距離、長距離のいずれにおいても範囲設定方法は同一である。
そして、範囲設定部252は、端末1の台数に応じた範囲を限度として、特定した他の端末1の利用場所が含まれるように近距離、中距離、長距離に対応する電波強度の範囲を設定する。以下、図18を参照して、具体的に説明する。
そこで、範囲設定部252は、中距離に対応する電波強度の範囲を、端末X,Y,Zの全ての利用場所が含まれる「−30dBm」未満、且つ、「−75dBm」以上の範囲に設定する。
この場合、算出部244は、干渉度を算出する算出方式を、第1算出方式の中距離優先方式から第2算出方式に切り替えて、干渉度を算出する。
このとき、判定部253が全ての端末1の利用場所が設定した範囲に含まれると判定すると、算出部244は、優先端末の利用場所に適した第1算出方式を用いて干渉度を算出する。他方、判定部253が少なくとも一の端末1の利用場所が設定した範囲に含まれていないと判定すると、算出方式選択部243が算出方式を第1算出方式から第2算出方式に切り替え、算出部244が第2算出方式を用いて干渉度を算出する。
第4実施形態のチャネル選択システムSでは、アクセスポイント2が発する電波を利用する端末1の台数に基づいて近距離、中距離、長距離に対応する電波強度の範囲を調整し、アクセスポイント2が発する電波に対する干渉度を算出する。これにより、端末1の台数に応じた範囲において干渉度の低いチャネルを設定することができるため、複数の端末1に好適なチャネルを設定することができる。
そして、場所傾向特定部242は、これら複数の優先端末の利用場所の傾向を特定し、算出方式選択部243は、複数の優先端末の利用場所の傾向から算出方式を選択する。
このような構成によっても、上述した第4実施形態と同様の効果を期待できる。
Claims (12)
- 所定のアクセスポイントとして機能するチャネル選択装置であって、
外部装置からコンテンツを取得し、当該コンテンツを端末に送信する送信部と、
前記所定のアクセスポイントの通信可能エリアにおいて前記端末が測定した、前記所定のアクセスポイントの電波強度と、前記所定のアクセスポイントとは異なる他のアクセスポイントの電波強度と、前記他のアクセスポイントが使用するチャネルとを含む電波強度情報を前記端末から取得する取得部と、
前記所定のアクセスポイントが発する電波を利用する複数の前記端末の利用場所の傾向を特定する場所傾向特定部と、
前記通信可能エリア内に位置する複数の前記端末が測定した前記他のアクセスポイントの電波強度に基づいて前記所定のアクセスポイントが発する電波に対する干渉度を算出する所定算出方式を用いて、複数のチャネルそれぞれの前記干渉度を算出する算出部と、
算出された前記複数のチャネルそれぞれの前記干渉度に基づいて、前記所定のアクセスポイントのチャネルを選択するチャネル選択部と、
を備え、
前記所定算出方式は、前記所定のアクセスポイントからの距離が第1距離の位置における前記他のアクセスポイントの電波強度に基づいて前記干渉度を算出する第1距離優先算出方式と、前記所定のアクセスポイントからの距離が前記第1距離とは異なる第2距離の位置における前記他のアクセスポイントの電波強度に基づいて前記干渉度を算出する第2距離優先算出方式と、を少なくとも含み、
前記算出部は、複数の前記端末のそれぞれについて特定した前記利用場所の傾向が、前記所定のアクセスポイントから前記第1距離内における利用を示している場合に、前記第1距離優先算出方式を用いて前記干渉度を算出し、前記所定のアクセスポイントから前記第2距離内における利用を示している場合に、前記第2距離優先算出方式を用いて前記干渉度を算出する、
チャネル選択装置。 - 前記所定算出方式は、前記所定のアクセスポイントからの距離が前記第1距離の位置又は前記第2距離の位置における前記他のアクセスポイントの電波強度に基づいて前記干渉度を算出する第3距離優先算出方式を含み、
前記算出部は、一の前記端末について特定した前記利用場所の傾向が前記所定のアクセスポイントから前記第1距離内であり、且つ、他の前記端末について特定した利用場所の傾向が前記所定のアクセスポイントから前記第2距離内である場合に、前記第3距離優先算出方式を用いて前記干渉度を算出する、
請求項1に記載のチャネル選択装置。 - 前記算出部は、一の前記端末について特定した前記利用場所の傾向が前記所定のアクセスポイントから前記第1距離内であり、且つ、他の前記端末について特定した利用場所の傾向が前記所定のアクセスポイントから前記第2距離内である場合に、前記第1距離優先算出方式を用いて第1干渉度を算出し、且つ、前記第2距離優先算出方式を用いて第2干渉度を算出し、
前記チャネル選択部は、算出された前記複数のチャネルそれぞれの前記第1干渉度及び前記第2干渉度に基づいて、前記所定のアクセスポイントのチャネルを選択する、
請求項1又は2に記載のチャネル選択装置。 - 前記所定のアクセスポイントが発する電波を利用する複数の前記端末のうち電波環境を優先する優先端末を複数設定する優先端末設定部、を備え、
前記場所傾向特定部は、複数の前記優先端末の利用場所の傾向を特定する、
請求項1から3のいずれかに記載のチャネル選択装置。 - 所定のアクセスポイントとして機能するチャネル選択装置であって、
外部装置からコンテンツを取得し、当該コンテンツを端末に送信する送信部と、
前記所定のアクセスポイントの通信可能エリアにおいて前記端末が測定した、前記所定のアクセスポイントの電波強度と、前記所定のアクセスポイントとは異なる他のアクセスポイントの電波強度と、前記他のアクセスポイントが使用するチャネルとを含む電波強度情報を前記端末から取得する取得部と、
前記所定のアクセスポイントが発する電波を利用する複数の前記端末のうちの1の端末の利用場所の傾向を特定する場所傾向特定部と、
前記所定のアクセスポイントが発する電波を利用する端末の台数に基づいて所定範囲を設定する範囲設定部と、
前記1の端末の前記利用場所から前記所定範囲内の位置における前記他のアクセスポイントの電波強度に基づいて前記所定のアクセスポイントが発する電波に対する干渉度を算出する所定算出方式を用いて、複数のチャネルそれぞれの前記干渉度を算出する算出部と、
算出された前記複数のチャネルそれぞれの前記干渉度に基づいて、前記所定のアクセスポイントのチャネルを選択するチャネル選択部と、
を備えるチャネル選択装置。 - 前記場所傾向特定部は、前記所定のアクセスポイントが発する電波を利用する複数の前記端末の利用場所の傾向を特定し、
前記範囲設定部は、前記端末の台数に応じた範囲を限度として、特定した複数の前記端末の利用場所が含まれるように前記所定範囲を設定する、
請求項5に記載のチャネル選択装置。 - 前記所定算出方式は、前記所定のアクセスポイントから特定距離の位置における前記他のアクセスポイントの電波強度に基づいて前記干渉度を算出する第1算出方式と、前記所定のアクセスポイントに対する影響が相対的に強い前記他のアクセスポイントの電波強度に基づいて前記干渉度を算出する第2算出方式と、を含み、
前記場所傾向特定部が特定した複数の前記端末の前記利用場所が前記所定範囲に含まれているか否かを判定する判定部、を備え、
前記算出部は、前記判定部が全ての前記端末の利用場所が前記所定範囲に含まれると判定すると前記第1算出方式を用いて前記干渉度を算出し、前記判定部が少なくとも一の前記端末の前記利用場所が前記所定範囲に含まれていないと判定すると前記第2算出方式を用いて前記干渉度を算出する、
請求項5又は6に記載のチャネル選択装置。 - 前記所定のアクセスポイントが発する電波を利用する複数の前記端末のうち電波環境を優先する優先端末を設定する優先端末設定部、を備え、
前記1の端末は、優先端末設定部により設定される優先端末である、
請求項5から7のいずれかに記載のチャネル選択装置。 - 所定のアクセスポイントとして機能するチャネル選択装置と端末とを備えるチャネル選択システムであって、
前記端末は、
前記所定のアクセスポイントからコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、
前記所定のアクセスポイントの通信可能エリアにおいて、前記所定のアクセスポイントとは異なる他のアクセスポイントの電波強度と、前記他のアクセスポイントが使用するチャネルとを測定する測定部と、
前記他のアクセスポイントの電波強度と、前記他のアクセスポイントが使用するチャネルとを含む電波強度情報を前記チャネル選択装置に送信する送信部と、を有し、
前記チャネル選択装置は、
外部装置からコンテンツを取得し、当該コンテンツを前記端末に送信するコンテンツ送信部と、
前記所定のアクセスポイントが発する電波を利用する複数の前記端末の利用場所の傾向を特定する場所傾向特定部と、
前記通信可能エリア内に位置する複数の前記端末が測定した前記他のアクセスポイントの電波強度に基づいて前記所定のアクセスポイントが発する電波に対する干渉度を算出する所定算出方式を用いて、複数のチャネルそれぞれの前記干渉度を算出する算出部と、
算出された前記複数のチャネルそれぞれの前記干渉度に基づいて、前記所定のアクセスポイントのチャネルを選択するチャネル選択部と、
を有し、
前記所定算出方式は、前記所定のアクセスポイントからの距離が第1距離の位置における前記他のアクセスポイントの電波強度に基づいて前記干渉度を算出する第1距離優先算出方式と、前記所定のアクセスポイントからの距離が前記第1距離とは異なる第2距離の位置における前記他のアクセスポイントの電波強度に基づいて前記干渉度を算出する第2距離優先算出方式と、を少なくとも含み、
前記算出部は、複数の前記端末のそれぞれについて特定した前記利用場所の傾向が、前記所定のアクセスポイントから前記第1距離内における利用を示している場合に、前記第1距離優先算出方式を用いて前記干渉度を算出し、前記所定のアクセスポイントから前記第2距離内における利用を示している場合に、前記第2距離優先算出方式を用いて前記干渉度を算出する、
チャネル選択システム。 - 所定のアクセスポイントとして機能するチャネル選択装置と端末とを備えるチャネル選択システムであって、
前記端末は、
前記所定のアクセスポイントからコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、
前記所定のアクセスポイントの通信可能エリアにおいて、前記所定のアクセスポイントとは異なる他のアクセスポイントの電波強度と、前記他のアクセスポイントが使用するチャネルとを測定する測定部と、
前記他のアクセスポイントの電波強度と、前記他のアクセスポイントが使用するチャネルとを含む電波強度情報を前記チャネル選択装置に送信する送信部と、を有し、
前記チャネル選択装置は、
外部装置からコンテンツを取得し、当該コンテンツを前記端末に送信するコンテンツ送信部と、
前記所定のアクセスポイントが発する電波を利用する複数の前記端末のうちの1の端末の利用場所の傾向を特定する場所傾向特定部と、
前記所定のアクセスポイントが発する電波を利用する端末の台数に基づいて所定範囲を設定する範囲設定部と、
前記1の端末の前記利用場所から前記所定範囲内の位置における前記他のアクセスポイントの電波強度に基づいて前記所定のアクセスポイントが発する電波に対する干渉度を算出する所定算出方式を用いて、複数のチャネルそれぞれの前記干渉度を算出する算出部と、
算出された前記複数のチャネルそれぞれの前記干渉度に基づいて、前記所定のアクセスポイントのチャネルを選択するチャネル選択部と、
を有するチャネル選択システム。 - 所定のアクセスポイントが実行する、
外部装置からコンテンツを取得し、当該コンテンツを端末に送信するステップと、
前記所定のアクセスポイントの通信可能エリアにおいて前記端末が測定した、前記所定のアクセスポイントの電波強度と、前記所定のアクセスポイントとは異なる他のアクセスポイントの電波強度と、前記他のアクセスポイントが使用するチャネルとを含む電波強度情報を前記端末から取得するステップと、
前記所定のアクセスポイントが発する電波を利用する複数の前記端末の利用場所の傾向を特定するステップと、
前記通信可能エリア内に位置する複数の前記端末が測定した前記他のアクセスポイントの電波強度に基づいて前記所定のアクセスポイントが発する電波に対する干渉度を算出する所定算出方式を用いて、複数のチャネルそれぞれの前記干渉度を算出するステップと、
算出された前記複数のチャネルそれぞれの前記干渉度に基づいて、前記所定のアクセスポイントのチャネルを選択するステップと、
を含み、
前記所定算出方式は、前記所定のアクセスポイントからの距離が第1距離の位置における前記他のアクセスポイントの電波強度に基づいて前記干渉度を算出する第1距離優先算出方式と、前記所定のアクセスポイントからの距離が前記第1距離とは異なる第2距離の位置における前記他のアクセスポイントの電波強度に基づいて前記干渉度を算出する第2距離優先算出方式と、を少なくとも含み、
前記算出するステップにおいて、複数の前記端末のそれぞれについて特定した前記利用場所の傾向が、前記所定のアクセスポイントから前記第1距離内における利用を示している場合に、前記第1距離優先算出方式を用いて前記干渉度を算出し、前記所定のアクセスポイントから前記第2距離内における利用を示している場合に、前記第2距離優先算出方式を用いて前記干渉度を算出する、
チャネル選択方法。 - 所定のアクセスポイントが実行する、
外部装置からコンテンツを取得し、当該コンテンツを端末に送信するステップと、
前記所定のアクセスポイントの通信可能エリアにおいて前記端末が測定した、前記所定のアクセスポイントの電波強度と、前記所定のアクセスポイントとは異なる他のアクセスポイントの電波強度と、前記他のアクセスポイントが使用するチャネルとを含む電波強度情報を前記端末から取得するステップと、
前記所定のアクセスポイントが発する電波を利用する複数の前記端末のうちの1の端末の利用場所の傾向を特定するステップと、
前記所定のアクセスポイントが発する電波を利用する端末の台数に基づいて所定範囲を設定するステップと、
前記1の端末の前記利用場所から前記所定範囲内の位置における前記他のアクセスポイントの電波強度に基づいて前記所定のアクセスポイントが発する電波に対する干渉度を算出する所定算出方式を用いて、複数のチャネルそれぞれの前記干渉度を算出するステップと、
算出された前記複数のチャネルそれぞれの前記干渉度に基づいて、前記所定のアクセスポイントのチャネルを選択するステップと、
を含むチャネル選択方法。
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