JP5213689B2 - 弁当類の製造販売管理方法及びシステム、並びにプログラム及び記憶媒体 - Google Patents
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また、各弁当類や、製造出荷所、販売店舗には、個々の特性があるので、それらを加味して、売れ残りを少なくすると共に販売を多くする管理手段が望まれる。
例えば、売れ行きは、曜日や、時間帯、季節、天候などによって一定の傾向がある。また、販売店舗近傍でイベントがあれば人出が増し、売れ行きも増す傾向がある。
また、関連する従来技術に、特許文献1〜4などがある。
特許文献2も同様に、製造物、製造出荷所、販売店舗の個々の特性や、販売に影響する変動要因に関する言及は限られ、また、弁当製造者からの配送ルートを決定する配送管理に限定されている。
また、ハンドヘルドコンピュータ(HHC)に類する携帯端末を用いて、決済や販売情報を一括管理するシステムに関しては、従来公知の技術が多数ある。
すなわち、弁当類を出荷する少なくとも1以上の製造出荷所におけるPCと、納品された弁当類を販売する多数の販売店舗におけるPCとに接続されたPCを備え、弁当類の製造販売を管理するシステムであって、製造出荷所から弁当類の製造出荷の状況に関連する情報を受信する製造出荷情報入力手段と、販売店舗から弁当類の販売の状況に関連する情報を受信する販売情報入力手段と、過去における販売の傾向に関連する販売統計情報を蓄積するデータベースと、製造出荷情報入力手段で得られる製造出荷状況と販売情報入力手段で得られる販売状況の少なくとも一方と、データベースから得られる統計情報とから、今後の販売状況を予測して、今後の製造出荷の効率を最適化処理する製造販売効率最適化演算手段と、製造販売効率最適化演算手段で得られる結果に基づいて、製造出荷所へ弁当類の製造出荷の依頼に関連する情報を送信する製造出荷依頼情報出力手段と、を備えることを特徴とする。
すなわち、弁当類を出荷する少なくとも1以上の製造出荷所におけるPCと、納品された弁当類を販売する多数の販売店舗におけるPCとに接続されたPCを備え、弁当類の製造販売を管理するシステムにおいて、弁当類の製造販売を管理する方法であって、製造出荷情報入力手段によって、製造出荷所から弁当類の製造出荷の状況に関連する情報を受信する製造出荷情報入力ステップと、販売情報入力手段によって、販売店舗から弁当類の販売の状況に関連する情報を受信する販売情報入力ステップと、データ蓄積手段によって、過去における販売の傾向に関連する販売統計情報をデータベースに蓄積する販売統計情報蓄積ステップと、製造販売効率最適化演算手段によって、製造出荷情報入力手段で得られる製造出荷状況と販売情報入力手段で得られる販売状況の少なくとも一方と、データベースから得られる統計情報とから、今後の販売状況を予測して、今後の製造出荷の効率を最適化処理する製造販売効率最適化演算ステップと、製造出荷依頼情報出力手段によって、製造販売効率最適化演算手段で得られる結果に基づいて、製造出荷所へ弁当類の製造出荷の依頼に関連する情報を送信する製造出荷依頼情報出力ステップと、を備えることを特徴とする。
すなわち、弁当類を出荷する少なくとも1以上の製造出荷所におけるPCと、納品された弁当類を販売する多数の販売店舗におけるPCとに接続されたPCにおいて用いられる、弁当類の製造販売を管理するプログラムであって、上記の弁当類の製造販売管理システムを機能させるか、または、上記の弁当類の製造販売管理方法を実行することを特徴とする。
すなわち、弁当類を出荷する少なくとも1以上の製造出荷所におけるPCと、納品された弁当類を販売する多数の販売店舗におけるPCとに接続されたPCにおいて用いられる、弁当類の製造販売を管理するプログラムを格納する媒体であって、上記のプログラムを格納したことを特徴とする。
管理センターは、弁当類を出荷する少なくとも1以上の製造出荷所と、納品された弁当類を販売する多数の販売店舗とに、通信回線を介して接続されている。
管理センターのサーバーには、演算処理を司るCPUや、それと協働するROM・RAM等のメモリー、ハードディスク等の記憶装置、画面表示するモニター、ユーザーの入力をCPUに伝達する入力デバイス、インターネット等のネットワークと接続して通信するためのネットワークアダプタなどが備わる。これらは、従来公知のPCで構成することもできる。
同様に、製造出荷所や販売店舗にも、同様の設備が備わる。なお、販売店舗では、狭義のPCではなく、データ送信手段のみを有する通信機器や携帯電話やHHCを設けてもよいが、本出願では、それらも含みPCと総称することとする。
管理センターでは、製造出荷情報入力手段によって、製造出荷所から弁当類の製造出荷の状況に関連する情報を受信し(製造出荷情報入力ステップ)、得た情報をデータ蓄積手段によって逐次蓄積し、必要に応じ統計的演算処理を介し、過去における製造出荷の供給能力に関連する製造出荷統計情報としてデータベースに記録する(製造出荷統計情報蓄積ステップ)。
また、販売情報入力手段によって、販売店舗から弁当類の販売の状況に関連する情報を受信し(販売情報入力ステップ)、得た情報をデータ蓄積手段によって逐次蓄積し、必要に応じ統計的演算処理を介し、過去における販売の傾向に関連する販売統計情報としてデータベースに記録する(販売統計情報蓄積ステップ)。
管理センターでは、製造販売効率最適化演算手段によって、製造出荷情報入力手段で得られる製造出荷状況と販売情報入力手段で得られる販売状況の少なくとも一方と、データベースから得られる統計情報とから、今後の販売状況を予測して、今後の製造出荷の効率を最適化処理し(製造販売効率最適化演算ステップ)、製造出荷依頼情報出力手段によって、製造販売効率最適化演算手段で得られる結果に基づいて、製造出荷所へ弁当類の製造出荷の依頼に関連する情報を送信する(製造出荷依頼情報出力ステップ)。
重量や、サイズ、形状は、運搬や保管と影響し合う要素であり、価格や、利益率、人気度は、利潤や販売数に密接な要素である。
各製造出荷所の位置や、各販売店舗までの距離、各販売店舗までの標準移動時間は、運搬や保管と影響し合う要素であり、供給能力は、利潤や販売数に密接な要素である。
各販売店舗の、位置、製造出荷所からの距離、製造出荷所からの標準移動時間、弁当類の収容可能量、弁当類の保温設備は、運搬や保管と影響し合う要素であり、販売能力やスタッフの数は、利潤や販売数に密接な要素である。
各弁当類の出荷の数及び時刻の予定は、いずれかの販売店舗で売り切れが生じた場合の補給に密接な要素である。
略リアルタイムで得られる販売数は、増産依頼に密接な要素であり、在庫数や、製造時刻、消費期限は、在庫処分に密接な要素である。
弁当類は、平日か休日か、食事時間帯か否かなどによって、一定の販売傾向がある。また、販売店舗の近くでイベントがあったりすると人出が急増して、販売数にも影響する。季節や天候は、具材等の仕入れに影響し製造コストに密接であり、購入者の嗜好にも影響し販売数にも密接な要素である。
各弁当類の製造出荷計画や販売計画は、具材等の仕入れコストに影響される要素でもある。
前記実施例とは、出荷移動依頼情報出力手段によって、所定の販売店舗から他の所定の販売店舗へ所定の弁当類を移動させる依頼に関連する情報を、少なくとも移動元の販売店舗へ送信する(出荷移動依頼情報出力ステップ)点が異なる。
すなわち、ある販売店舗で売り切れた特定の弁当類を、在庫のある他の販売店舗から移動させることで、効率良く補給する。
また、各販売店舗での販売状況に関連する変数として、各弁当類の在庫数、製造時刻、消費期限を略リアルタイムで得ていれば、各販売店舗での売り切れの予測が可能であり、迅速な補給が容易となる。
すなわち、弁当類を出荷する少なくとも1以上の製造出荷所におけるPCと、納品された弁当類を販売する多数の販売店舗におけるPCとに接続されたPCにおいて用いられるプログラムであって、上記のようなシステムまたは方法を実施して弁当類の製造販売を管理するソフトウェアであることを特徴とする。プログラムの細部については、従来公知のプログラムを適宜援用可能である。
Claims (14)
- 弁当類を出荷する少なくとも1以上の製造出荷所におけるPCと、納品された弁当類を販売する多数の販売店舗におけるPCとに接続されたPCを備え、弁当類の製造販売を管理するシステムであって、
製造出荷所から弁当類の製造出荷の状況に関連する情報を受信する製造出荷情報入力手段と、
販売店舗から弁当類の販売の状況に関連する情報を受信する販売情報入力手段と、
過去における販売の傾向に関連する販売統計情報を蓄積するデータベースと、
製造出荷情報入力手段で得られる製造出荷状況と販売情報入力手段で得られる販売状況の少なくとも一方と、データベースから得られる統計情報とから、今後の販売状況を予測して、今後の製造出荷の効率を最適化処理する製造販売効率最適化演算手段と、
製造販売効率最適化演算手段で得られる結果に基づいて、製造出荷所へ弁当類の製造出荷の依頼に関連する情報を送信する製造出荷依頼情報出力手段と、
を備え、
弁当類が、
駅弁、その副食または飲料のいずれかであり、
販売店舗が、
駅の所定位置に固定された常設店舗、駅で移動可能な仮設店舗、車両の所定位置に固定された車両店舗、車両で移動販売する車内販売店舗のいずれかであり、
製造販売効率最適化演算手段による最適化処理における販売店舗に関連する変数が、
販売店舗の数、各販売店舗の識別情報、位置、製造出荷所からの距離、製造出荷所からの標準移動時間、他の販売店舗との距離、他の販売店舗との標準移動時間、弁当類の収容可能量、弁当類の保温設備、販売能力、営業時間、スタッフの数、の中の少なくとも1以上である
ことを特徴とする弁当類の製造販売管理システム。 - データベースに、過去における製造出荷の供給能力に関連する製造出荷統計情報も蓄積されている
請求項1に記載の弁当類の製造販売管理システム。 - 所定の販売店舗から他の所定の販売店舗へ所定の弁当類を移動させる依頼に関連する情報を、少なくとも移動元の販売店舗へ送信する出荷移動依頼情報出力手段を備える
請求項1または2に記載の弁当類の製造販売管理システム。 - 製造販売効率最適化演算手段による最適化処理における弁当類に関連する変数が、
品目の数、各品目の識別情報、重量、サイズ、形状、価格、利益率、人気度、保存可能時間、製造時刻、消費期限、の中の少なくとも1以上である
請求項1ないし3に記載の弁当類の製造販売管理システム。 - 製造販売効率最適化演算手段による最適化処理における製造出荷所に関連する変数が、
製造出荷所数の数、各製造出荷所の識別情報、位置、販売店舗までの距離、販売店舗までの標準移動時間、製造出荷可能な弁当類の品目、製造出荷可能な弁当類の品目毎の数量、製造出荷可能な弁当類の品目毎の時刻、供給能力、の中の少なくとも1以上である
請求項1ないし4に記載の弁当類の製造販売管理システム。 - 製造販売効率最適化演算手段による最適化処理における製造出荷状況に関連する変数が、
略リアルタイムで得られる各弁当類の出荷の数及び時刻の履歴、各弁当類の出荷の数及び時刻の予定、の中の少なくとも1以上である
請求項1ないし5に記載の弁当類の製造販売管理システム。 - 製造販売効率最適化演算手段による最適化処理における販売状況に関連する変数が、
略リアルタイムで得られる各弁当類の販売数、在庫数、製造時刻、消費期限、の中の少なくとも1以上である
請求項1ないし6に記載の弁当類の製造販売管理システム。 - 製造販売効率最適化演算手段による最適化処理における外的変動要因に関連する変数が、
曜日、時間帯、季節、天候、人出、近隣におけるイベント情報、の中の少なくとも1以上である
請求項1ないし7に記載の弁当類の製造販売管理システム。 - 製造販売効率最適化演算手段による最適化処理における内的変動要因に関連する変数が、
各弁当類の製造出荷計画、販売計画、利潤計画、各販売店舗での売上計画、利潤計画、の中の少なくとも1以上である
請求項1ないし8に記載の弁当類の製造販売管理システム。 - 弁当類を出荷する少なくとも1以上の製造出荷所におけるPCと、納品された弁当類を販売する多数の販売店舗におけるPCとに接続されたPCを備え、弁当類の製造販売を管理するシステムにおいて、弁当類の製造販売を管理する方法であって、
製造出荷情報入力手段によって、製造出荷所から弁当類の製造出荷の状況に関連する情報を受信する製造出荷情報入力ステップと、
販売情報入力手段によって、販売店舗から弁当類の販売の状況に関連する情報を受信する販売情報入力ステップと、
データ蓄積手段によって、過去における販売の傾向に関連する販売統計情報をデータベースに蓄積する販売統計情報蓄積ステップと、
製造販売効率最適化演算手段によって、製造出荷情報入力手段で得られる製造出荷状況と販売情報入力手段で得られる販売状況の少なくとも一方と、データベースから得られる統計情報とから、今後の販売状況を予測して、今後の製造出荷の効率を最適化処理する製造販売効率最適化演算ステップと、
製造出荷依頼情報出力手段によって、製造販売効率最適化演算手段で得られる結果に基づいて、製造出荷所へ弁当類の製造出荷の依頼に関連する情報を送信する製造出荷依頼情報出力ステップと、
を備え、
弁当類が、
駅弁、その副食または飲料のいずれかであり、
販売店舗が、
駅の所定位置に固定された常設店舗、駅で移動可能な仮設店舗、車両の所定位置に固定された車両店舗、車両で移動販売する車内販売店舗のいずれかであり、
製造販売効率最適化演算手段による最適化処理における販売店舗に関連する変数が、
販売店舗の数、各販売店舗の識別情報、位置、製造出荷所からの距離、製造出荷所からの標準移動時間、他の販売店舗との距離、他の販売店舗との標準移動時間、弁当類の収容可能量、弁当類の保温設備、販売能力、営業時間、スタッフの数、の中の少なくとも1以上である
ことを特徴とする弁当類の製造販売管理方法。 - データ蓄積手段によって、過去における製造出荷の供給能力に関連する製造出荷統計情報をデータベースに蓄積する製造出荷統計情報蓄積ステップを有する
請求項10に記載の弁当類の製造販売管理方法。 - 出荷移動依頼情報出力手段によって、所定の販売店舗から他の所定の販売店舗へ所定の弁当類を移動させる依頼に関連する情報を、少なくとも移動元の販売店舗へ送信する出荷移動依頼情報出力ステップを有する
請求項10または11に記載の弁当類の製造販売管理方法。 - 弁当類を出荷する少なくとも1以上の製造出荷所におけるPCと、納品された弁当類を販売する多数の販売店舗におけるPCとに接続されたPCにおいて用いられる、弁当類の製造販売を管理するプログラムであって、 請求項1ないし9に記載の弁当類の製造販売管理システムを機能させるか、 または、請求項10ないし12に記載の弁当類の製造販売管理方法を実行する ことを特徴とする弁当類の製造販売管理プログラム。
- 弁当類を出荷する少なくとも1以上の製造出荷所におけるPCと、納品された弁当類を販売する多数の販売店舗におけるPCとに接続されたPCにおいて用いられる、弁当類の製造販売を管理するプログラムを格納する媒体であって、 請求項13に記載のプログラムを格納した ことを特徴とする弁当類の製造販売管理プログラム記憶媒体。
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