JP5210773B2 - 眠気判定装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、眠気判定装置及びプログラムに係り、特に、車両の運転者の眠気状態を判定する眠気判定装置及びプログラムに関する。
従来より、撮像手段から眼開度を検出し、開度の所定時間の経時変化データから眼開度の極小値を複数抽出すると共に、複数の極小値を開眼候補群と閉眼候補群とに分離し、開眼候補内の最小開度から、該開眼候補群の標準偏差を差し引いた値以下の開度または閉眼候補群の標準偏差を加えた値以上の開度を、閉眼閾値として設定する開閉眼モニタ装置が知られている(特許文献1)。この開閉眼モニタ装置によれば、閉眼閾値の値を正確に設定することができる。
特開2004−41485号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載の技術では、抽出したい瞬目の特微量の種類によっては、設定する正確な閉眼閾値と、瞬目特徴量を抽出するために適した閾値とが異なる場合がある、という問題がある。例えば、瞬目特徴量として閉眼の持続時間を抽出したい場合、本来の閉眼閾値よりも高い眼開度に設定しておかなくては、ノイズなどによって検出される開度が閉眼閾値の周辺を上下すると、誤った瞬目特微量が抽出されてしまう、という問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、瞬目特徴量の種類に適した閾値を用いて瞬目特徴量を抽出し、精度よく眠気状態を判定することができる眠気判定装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明に係る眠気判定装置は、判定対象者の眼を含む領域を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された画像に基づいて、眼の開度を検出する開度検出手段と、前記開度検出手段によって検出された眼の開度に基づいて、前記眼の開度に関する標準の閾値より小さい閾値を用いて求められる群発性瞬目に関する瞬目特徴量、前記標準の閾値を用いて求められ、前記群発性瞬目に関する瞬目特徴量とは異なる瞬目回数に関する瞬目特徴量、前記標準の閾値より大きい閾値と一定時間中の開眼状態の全ての長さに対応する値とを用いて求められ、前記一定時間における開眼状態の長さに関する瞬目特徴量、前記標準の閾値より小さい閾値と一定時間中の開眼状態の一部の長さに対応する値とを用いて求められ、前記一定時間における開眼状態の長さに関する瞬目特徴量、前記標準の閾値より小さい閾値と一定時間中の閉眼状態の全ての長さに対応する値とを用いて求められ、前記一定時間における閉眼状態の長さに関する瞬目特徴量、及び前記標準の閾値より大きい閾値と一定時間中の閉眼状態の一部の長さに対応する値とを用いて求められ、前記一定時間における閉眼状態の長さに関する瞬目特徴量から選択した複数種類の瞬目特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、前記特徴量抽出手段によって抽出された複数種類の瞬目特徴量に基づいて、前記判定対象者の眠気状態を判定する眠気状態判定手段とを含んで構成されている。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、判定対象者の眼を含む領域を撮像する撮像手段により撮像された画像に基づいて、眼の開度を検出する開度検出手段、前記開度検出手段によって検出された眼の開度に基づいて、前記眼の開度に関する標準の閾値より小さい閾値を用いて求められる群発性瞬目に関する瞬目特徴量、前記標準の閾値を用いて求められ、前記群発性瞬目に関する瞬目特徴量とは異なる瞬目回数に関する瞬目特徴量、前記標準の閾値より大きい閾値と一定時間中の開眼状態の全ての長さに対応する値とを用いて求められ、前記一定時間における開眼状態の長さに関する瞬目特徴量、前記標準の閾値より小さい閾値と一定時間中の開眼状態の一部の長さに対応する値とを用いて求められ、前記一定時間における開眼状態の長さに関する瞬目特徴量、前記標準の閾値より小さい閾値と一定時間中の閉眼状態の全ての長さに対応する値とを用いて求められ、前記一定時間における閉眼状態の長さに関する瞬目特徴量、及び前記標準の閾値より大きい閾値と一定時間中の閉眼状態の一部の長さに対応する値とを用いて求められ、前記一定時間における閉眼状態の長さに関する瞬目特徴量から選択した複数種類の瞬目特徴量を抽出する特徴量抽出手段、及び前記特徴量抽出手段によって抽出された複数種類の瞬目特徴量に基づいて、前記判定対象者の眠気状態を判定する眠気状態判定手段として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、撮像手段によって、判定対象者の眼を含む領域を撮像し、開度検出手段によって、撮像手段により撮像された画像に基づいて、眼の開度を検出する。
そして、特徴量抽出手段によって、開度検出手段によって検出された眼の開度に基づいて、眼の開度に関する標準の閾値より小さい閾値を用いて求められる群発性瞬目に関する瞬目特徴量、標準の閾値を用いて求められ、群発性瞬目に関する瞬目特徴量とは異なる瞬目回数に関する瞬目特徴量、標準の閾値より大きい閾値と一定時間中の開眼状態の全ての長さに対応する値とを用いて求められ、一定時間における開眼状態の長さに関する瞬目特徴量、標準の閾値より小さい閾値と一定時間中の開眼状態の一部の長さに対応する値とを用いて求められ、一定時間における開眼状態の長さに関する瞬目特徴量、標準の閾値より小さい閾値と一定時間中の閉眼状態の全ての長さに対応する値とを用いて求められ、一定時間における閉眼状態の長さに関する瞬目特徴量、及び標準の閾値より大きい閾値と一定時間中の閉眼状態の一部の長さに対応する値とを用いて求められ、一定時間における閉眼状態の長さに関する瞬目特徴量から選択した複数種類の瞬目特徴量を抽出する。
そして、眠気状態判定手段によって、特徴量抽出手段によって抽出された複数種類の瞬目特徴量に基づいて、判定対象者の眠気状態を判定する。
このように、眼の開度に関する標準の閾値、小さい閾値、又は大きい閾値を用いて、複数種類の瞬目特徴量を抽出することにより、瞬目特徴量の種類に適した閾値を用いて瞬目特徴量を抽出することができ、精度よく眠気状態を判定することができる。
本発明に係る眠気判定装置は、開度検出手段によって検出された眼の開度に基づいて、標準の閾値、標準の閾値より大きい閾値、及び標準の閾値より小さい閾値を算出する閾値算出手段を更に含むことができる。
また、上記の閾値算出手段は、開度検出手段によって検出された眼の開度から得られる眼の開度の分布に基づいて、標準の閾値、標準の閾値より大きい閾値、及び標準の閾値より小さい閾値を算出することができる。
以上説明したように、本発明の眠気判定装置及びプログラムによれば、眼の開度に関する標準の閾値、小さい閾値、又は大きい閾値を用いて、複数種類の瞬目特徴量を抽出することにより、瞬目特徴量の種類に適した閾値を用いて瞬目特徴量を抽出することができ、精度よく眠気状態を判定することができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、車両に搭載された眠気判定装置に本発明を適用した場合を例に説明する。
図1に示すように、第1の実施の形態に係る眠気判定装置10は、例えば判定対象者としての運転者の斜め前方に設置され、その運転者の顔を斜め上から撮像する撮像装置12と、撮像装置12で撮像された顔画像に基づいて、眠気状態の判定を行い、表示装置40に判定結果を表示させるコンピュータ20とを備えている。
コンピュータ20は、CPUと、RAMと、後述する閾値計算処理ルーチン及び眠気判定処理ルーチンを実行するためのプログラムを記憶したROMとを備え、機能的には次に示すように構成されている。コンピュータ20は、顔画像から運転者の目を表す目領域を抽出する目領域抽出部22と、眼が開いている度合いを示す眼開度を検出する眼開度検出部24と、検出された眼開度の時系列データから、大きさが異なる複数種類の閉眼閾値を計算する閾値計算部26と、計算された複数種類の閉眼閾値を記憶する閾値記憶部28と、検出された眼開度の時系列データから、記憶された複数種類の閉眼閾値を用いて、複数種類の瞬目特徴量を抽出する特徴量抽出部30と、抽出された瞬目特徴量の各々について閾値判定を行う閾値判定部32と、複数種類の瞬目特徴量の各々に対する閾値判定の結果に基づいて、眠気状態を判定する眠気判定部34と、居眠り状態であると判定された場合に、表示装置40に警告情報を表示させる表示制御部36とを備えている。
眼開度検出部24では、予め定められた全開時の上まぶたと下まぶたとの距離に対する目領域の画像から検出される上まぶたと下まぶたとの距離の割合に基づいて、眼開度を検出する。眼開度検出部24は、眼が全開であるときを100%とし、閉眼時を0%とした場合の眼開度を検出し、半眼で眠気をこらえているような場合には、例えば約50%の眼開度が検出される。なお、上まぶたと下まぶたとの距離を、眼開度として検出しても良い。
ここで、本実施の形態の原理について説明する。画像解析などで得られる眼開度には、被撮像者の動きや、探索点外れ、離散化などが原因で、ノイズ成分が混入する。そのノイズを瞬目現象として判断してしまう場合があり、ノイズ成分が、眠気状態の判定に有用な瞬目特微量を眼開度から正しく抽出できない要因となる。
例えば、従来の瞬目特微量の抽出方法では、一定の閉眼閾値を用いて閉眼状態や開眼状態を判断して、複数種類の瞬目特微量を抽出しているので、図2に示すように、閉眼閾値を用いて抽出された継続開眼時間は、閉眼状態時のノイズの影響を大きく受けることがある。一方、抽出したい瞬目特微量(例えば、継続閉眼時間の分布)に対するノイズの影響が最少となる抽出閾値(例えば、一般的な閉眼閾値より値が大きい閾値)を設定することによって、理想の眼開度の波形から得られる瞬目特徴量と近い瞬目特徴量が抽出され、その結果眠気状態の判定を精度よく行える。
そこで、本実施の形態では、閾値計算部26によって、以下に説明するように、抽出閾値として、標準的な閉眼閾値、標準的な閉眼閾値より値が大きい閉眼閾値(開眼状態に近い閉眼閾値)、及び標準的な閉眼閾値より値が小さい閉眼閾値(閉眼状態に近い閉眼閾値)の各々を計算する。
まず、図3(B)に示すような、検出された所定期間分の眼開度の時系列データから、図3(A)に示すような、眼開度の頻度分布を生成する。上記図3(A)、(B)では、眼開度を示す縦軸を共有したグラフを示している。図3(B)に示すように、眼開度の時系列データのように、開眼状態及び閉眼状態の何れかが持続している場合であっても、眼開度の波形には、瞬目による変化より小さな振幅のノイズが生じている。瞬目特徴量に対するこれらのノイズの影響をなるべく減らすために、大きさが異なる複数種類の抽出閾値を計算する。
図3(A)の頻度分布で分解して図示しているように、眼開度の頻度は開眼状態と閉眼状態で分けられる。ここで、図4に示すように、頻度分布の2つの極大値のうち、眼開度が大きい方の極大値を開眼状態のヒストグラムのピークaとし、眼開度が小さい方の極大値を閉眼状態のヒストグラムのピークbとし、それらのビーク間に存在する極小値をbとする。
そして、値が大きい閉眼閾値thA、標準的な閉眼閾値thB、及び値が小さい閉眼閾値thCを以下の(1)式〜(3)式に従って計算する。
thA=b+(b−c)*Xa ・・・(1)
thB=b ・・・(2)
thC=b+(a−b)*Xb ・・・(3)
ただし、Xa、Xbは、所定の定数である。
なお、以下の(4)式〜(6)式によって、値が大きい閉眼閾値thA、標準的な閉眼閾値thB、及び値が小さい閉眼閾値thCを計算するようにしてもよい。
thA=b+Xa ・・・(4)
thB=b ・・・(5)
thC=b+Xb ・・・(6)
ただし、Xa、Xbは、正の定数である。
上記(1)式又は上記(4)式によって計算される、値が大きい閉眼閾値thAは、閉眼状態におけるノイズの影響を受けずに閉眼状態の範囲を最大限抽出するための閾値、または閉眼状態におけるノイズによって誤って開眼状態を抽出しないようにするための閾値となる。また、上記(3)式又は上記(6)式によって計算される、値が小さい閉眼閾値thCは、開眼状態におけるノイズの影響を受けずに開眼状態の範囲を最大限抽出するための閾値、または開眼状態におけるノイズによって誤って閉眼状態を抽出しないようにするための閾値となる。
特徴量抽出部30は、以下に説明するように、複数種類の閉眼閾値を用いて、複数種類の瞬目特徴量を抽出する。
まず、一定時間中の閉眼状態の一部の長さに対応する値を用いて求められる、一定時間における閉眼状態の長さに関する瞬目特徴量を抽出する場合には、閉眼状態におけるノイズの影響を受けずに、閉眼状態の範囲を最大限抽出して、一定時間中の閉眼状態の一部の長さに対応する値を精度よく求めるために、抽出閾値として、値が大きい閉眼閾値thAを用いる。これによって、眼開度の時系列データから、閉眼閾値thA未満となる閉眼状態を抽出して、一定時間中の閉眼状態の一部の長さに対応する値を精度よく求めて、瞬目特徴量を抽出する。
例えば、継続閉眼時間の分布は、所定の抽出時間枠内の閉眼状態のうち、閉眼状態の持続時間を用いて求められる値であり、上記図3(B)に示すように、抽出閾値として、標準的な閉眼閾値thBや値が小さい閉眼閾値thCを用いると、閉眼持続状態であってもノイズの影響で抽出閾値を越えてしまい、精度よく継続閉眼時間を抽出することができない。そこで、特徴量抽出部30は、瞬目特徴量として継続閉眼時間の分布を抽出する場合には、上記図3(B)に示すように、値が大きい閉眼閾値thAを用いて、眼開度の時系列データから、閉眼閾値thA未満となる閉眼状態を抽出することにより、閉眼状態の範囲を最大限抽出して、閉眼状態の継続時間を精度よく計測し、継続閉眼時間の分布を抽出する。
また、特徴量抽出部30は、瞬目回数に関する瞬目特徴量を抽出する場合には、開眼状態と閉眼状態との双方のノイズの影響を小さくして、開眼状態及び閉眼状態の一方から他方に変化する瞬目を抽出するために、抽出閾値として、標準的な閉眼閾値thBを用いて、眼開度の時系列データから、閉眼閾値thBを超える回数を抽出することにより、瞬目回数を精度よく抽出して、瞬目特徴量を抽出する。
例えば、瞬目回数が、所定の抽出時間枠内で起きた閉眼閾値の上下を往復する回数である場合には、特徴量抽出部30は、標準的な閉眼閾値thBを用いて、眼開度の時系列データから、閉眼閾値thBを超える眼開度の変化を精度よく抽出し、閉眼閾値の上下を往復する回数を計測して、瞬目回数を抽出する。
また、一定時間中の閉眼状態の全部の長さに対応する値を用いて求められる、一定時間における閉眼状態の長さに関する瞬目特徴量を抽出する場合には、閉眼状態におけるノイズの影響を受けにくい。また、開眼状態に近い閉眼閾値thAを用いると、実際には目を閉じきっていない状態でも閉眼閾値thAを超えてしまい、閉眼状態として誤って判断してしまう。そこで、特徴量抽出部30は、より正確に閉眼状態を抽出できるように、抽出閾値として、値が小さい閉眼閾値thCを用いて、眼開度の時系列データから、閉眼閾値thC未満となる閉眼状態を抽出することにより、閉眼状態を精度よく抽出し、一定時間中の閉眼状態の全部の長さ(時間)に対応する値を用いて瞬目特徴量を抽出する。
例えば、閉眼率は、所定の抽出時間枠内における閉眼状態の時間の割合であり、抽出時間枠内における閉眼状態の時間の積算値に依存するため、閉眼状態におけるノイズの影響を受けにくい。そこで、瞬目特徴量として閉眼率を抽出する場合には、特徴量抽出部30は、値が小さい閉眼閾値thCを用いて、眼開度の時系列データから、閉眼閾値thC未満の閉眼状態を抽出することにより、開眼状態におけるノイズによって誤って閉眼状態を抽出しないように閉眼状態を精度よく抽出して、閉眼状態の時間の積算値を算出し、閉眼率を抽出する。
なお、本実施の形態では、複数種類の瞬目特徴量として、継続閉眼時間の分布、瞬目回数、及び閉眼率を抽出する場合を例に説明する。
閾値判定部32は、抽出した複数種類の瞬目特徴量の各々について、閾値判定を行い、居眠り状態に相当する瞬目特徴量であるか否かを判定する。例えば、抽出された継続閉眼時間が継続閉眼時間に関する閾値thDur以上であるか否かを判定し、抽出された瞬目回数が瞬目回数に関する閾値thCNT以上であるか否かを判定する。また、抽出された閉眼率が閉眼率に関する閾値thCLS以上であるか否かを判定する。
眠気判定部34は、抽出した複数種類の瞬目特徴量の各々に対する閾値判定によって、全種類の瞬目特徴量が、居眠り状態に相当する瞬目特徴量であると判定された場合に、判定対象者である運転者が居眠り状態であると判定する。
次に、第1の実施の形態に係る眠気判定装置10の作用について説明する。まず、撮像装置12によって運転者の顔を連続して撮像し、コンピュータ20において、図5に示す閾値計算処理ルーチンを実行する。
ステップ100において、撮像装置12から顔画像を取得し、ステップ102で、取得した顔画像から、目領域を抽出する。
そして、ステップ104で、抽出された目領域の画像に基づいて、眼開度を算出して、メモリ(図示省略)に記録する。次のステップ106では、処理を開始してから所定時間経過したか否かを判定し、所定時間経過していない場合には、ステップ100へ戻るが、所定時間経過した場合には、ステップ108へ移行する。
上記ステップ100〜ステップ106により、所定期間において検出された眼開度の時系列データがメモリに記録される。
ステップ108では、メモリに記録された眼開度の時系列データから、眼開度の頻度分布を算出し、ステップ110において、上記ステップ108で算出された眼開度の頻度分布から得られる極大値及び極小値を用いて、上記(1)式〜(3)式に従って、標準的な閉眼閾値、値が大きい閉眼閾値、及び値が小さい閉眼閾値の各々を算出する。
そして、ステップ112において、上記ステップ110で算出された複数種類の閉眼閾値を閾値記憶部28に記憶して、閾値計算処理ルーチンを終了する。
上記の閾値計算処理ルーチンによって複数種類の閉眼閾値が一度計算されると、撮像装置12によって運転者の顔を連続して撮像すると共に、コンピュータ20において、図6に示す眠気判定処理ルーチンを繰り返し実行する。
ステップ120において、撮像装置12から顔画像を取得し、ステップ122で、取得した顔画像から、目領域を抽出する。そして、ステップ124で、抽出された目領域の画像に基づいて、眼開度を算出して、メモリ(図示省略)に記録する。次のステップ126では、処理を開始してから所定時間経過したか否かを判定し、所定時間経過していない場合には、ステップ120へ戻るが、所定時間経過した場合には、ステップ128へ移行する。
上記ステップ120〜ステップ126により、所定期間において検出された眼開度の時系列データがメモリに記録される。
ステップ128では、閾値記憶部28に記憶された複数種類の閉眼閾値を読み込み、ステップ130において、上記ステップ128で取得した複数種類の閉眼閾値を用いて、メモリに記録された眼開度の時系列データに基づいて、複数種類の瞬目特徴量の各々を抽出する。上記ステップ130では、眼開度の時系列データに基づいて、値が大きい閉眼閾値を用いて、閉眼閾値未満となる閉眼状態が継続する範囲を抽出して、継続閉眼時間を抽出し、標準的な閉眼閾値を用いて、閉眼閾値を超える変化を抽出して、瞬目回数を抽出する。また、眼開度の時系列データに基づいて、値が小さい閉眼閾値を用いて、閉眼閾値未満となる閉眼状態の範囲を抽出して、閉眼率を抽出する。
次のステップ132では、上記ステップ130で抽出された複数種類の瞬目特徴量の各々について、閾値判定を行い、ステップ134において、上記ステップ132の閾値判定において、全ての瞬目特徴量が、対応する閾値以上であると判定されたか否かを判定する。上記ステップ132の閾値判定において、少なくとも1種類の瞬目特徴量が、対応する閾値未満であると判定されていた場合には、眠気判定処理ルーチンを終了する。一方、上記ステップ132の閾値判定において、全ての瞬目特徴量が、対応する閾値以上であると判定されていた場合には、全ての瞬目特徴量が、居眠り状態に相当する瞬目特徴量であり、運転者が居眠り状態であると判断し、ステップ136において、表示装置40に警告メッセージを表示させて、眠気に対する注意を運転者に促し、眠気判定処理ルーチンを終了する。
以上説明したように、第1の実施の形態に係る眠気判定装置によれば、眼開度に関する標準的な閉眼閾値を用いて瞬目回数を抽出し、値が小さい閉眼閾値を用いて閉眼率を抽出し、値が大きい閉眼閾値を用いて継続開眼時間を抽出することにより、瞬目特徴量の種類に適した閉眼閾値を用いて複数種類の瞬目特徴量を精度よく抽出することができ、精度よく眠気状態を判定することができる。
また、被撮像者の動き、探索点外れ、離散化などが原因で、検出された眼開度の時系列データにノイズ成分が混入した場合であっても、抽出する瞬目特微量の種類によって抽出閾値を分けることにより、抽出したい瞬目特微量に及ぼす眼開度の揺れやノイズの影響を小さくすることができるため、居眠り判定を精度よく行うことが可能になる。
次に第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態に係る眠気判定装置の構成は、第1の実施の形態に係る眠気判定装置と同様の構成であるため、同一符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態では、複数種類の瞬目特徴量として、最大開眼時間、群発性瞬目、及び開眼時間の分散値を抽出している点が、第1の実施の形態と異なっている。
第2の実施の形態に係る眠気判定装置の特徴量抽出部30では、以下に説明するように、複数種類の閉眼閾値を用いて、複数種類の瞬目特徴量を抽出する。
まず、一定時間中の開眼状態の一部の長さに対応する値を用いて求められる、一定時間における開眼状態の長さに関する瞬目特徴量を抽出する場合には、特徴量抽出部30は、開眼状態におけるノイズの影響を受けずに、開眼状態の範囲を最大限抽出して、開眼状態の一部の長さに対応する値を精度よく求めるために、抽出閾値として、値が小さい閉眼閾値thCを用いる。これによって、眼開度の時系列データから、閉眼閾値thC以上となる開眼状態を抽出して、一定時間中の開眼状態の一部の長さに対応する値を精度よく求めて、瞬目特徴量を抽出する。
また、一定時間内の瞬目間間隔で瞬目が繰り返される回数を示す瞬目特徴量である群発性瞬目を抽出する場合には、特徴量抽出部30は、眼が開ききらない瞬目もカウントするために、抽出閾値として、値が小さい閉眼閾値thCを用いて、眼開度の時系列データから、閉眼閾値thCを超える回数を抽出し、一定時間内の瞬目間間隔で瞬目が繰り返される回数を精度よく抽出して、群発性瞬目を抽出する。
また、一定時間中の開眼状態の全部の長さに対応する値を用いて求められる、一定時間における開眼状態の長さに関する瞬目特徴量を抽出する場合には、開眼状態におけるノイズの影響を受けにくい。また、閉眼状態に近い抽出閾値thCを用いると、実際は目を開ききっていない状態でも閉眼閾値thCを超えてしまい、開眼状態として誤って判断してしまう。そこで、特徴量抽出部30は、より正確に開眼状態を求められるように、抽出閾値として、値が大きい閉眼閾値thAを用いて、眼開度の時系列データから、閉眼閾値以上となる開眼状態を精度よく抽出し、一定時間中の開眼状態の全部の長さ(時間)に対応する値を用いて瞬目特徴量を抽出する。
閾値判定部32は、抽出した複数種類の瞬目特徴量の各々について、閾値判定を行い、居眠り状態に相当する瞬目特徴量であるか否かを判定する。例えば、抽出された最大開眼時間が最大開眼時間に関する閾値以下であるか否かを判定し、抽出された群発性瞬目が群発性瞬目に関する閾値以上であるか否かを判定する。また、抽出された開眼時間の分散値が、開眼時間の分散値に関する閾値以上であるか否かを判定する。
なお、第2の実施の形態に係る眠気判定装置の他の構成及び処理については、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
このように、値が小さい閉眼閾値を用いて群発性瞬目を抽出し、値が大きい閉眼閾値を用いて開眼時間の分散値を抽出し、値が小さい閉眼閾値を用いて最大開眼時間を抽出することにより、瞬目特徴量の種類に適した閉眼閾値を用いて複数種類の瞬目特徴量を精度よく抽出することができ、精度よく眠気状態を判定することができる。
なお、上記の第1の実施の形態では、複数種類の瞬目特徴量として、継続開眼時間、瞬目回数、及び閉眼率を抽出する場合を例に説明し、上記の第2の実施の形態では、複数種類の瞬目特徴量として、群発性瞬目、開眼時間の分散値、及び最大開眼時間を抽出する場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。複数種類の瞬目特徴量として、群発性瞬目に関する瞬目特徴量、瞬目回数に関する瞬目特徴量、一定時間中の開眼状態の全ての長さに対応する値を用いて求められる一定時間における開眼状態の長さに関する瞬目特徴量、一定時間中の開眼状態の一部の長さに対応する値を用いて求められる一定時間における開眼状態の長さに関する瞬目特徴量、一定時間中の閉眼状態の全ての長さに対応する値を用いて求められる一定時間における閉眼状態の長さに関する瞬目特徴量、及び一定時間中の閉眼状態の一部の長さに対応する値を用いて求められる一定時間における閉眼状態の長さに関する瞬目特徴量から選択された任意の組み合わせを抽出するようにしてもよい。上記の瞬目特徴量から選択された2種類の瞬目特徴量を抽出するようにしてもよいし、上記の瞬目特徴量から選択された3種類の瞬目特徴量を抽出するようにしてもよいし、上記の瞬目特徴量から選択された4種類の瞬目特徴量を抽出するようにしてもよいし、上記の瞬目特徴量から選択された5種類の瞬目特徴量を抽出するようにしてもよい。また、上記の全種類の瞬目特徴量を抽出するようにしてもよい。群発性瞬目に関する瞬目特徴量を抽出する場合には、上記の第2の実施の形態で説明したように、値が小さい閉眼閾値を用いて瞬目を抽出すればよい。また、瞬目回数に関する瞬目特徴量を抽出する場合には、上記の第1の実施の形態で説明したように、標準的な閉眼閾値を用いて瞬目回数をカウントすればよい。また、一定時間中の開眼状態の一部の長さに対応する値を用いて求められる一定時間における開眼状態の長さに関する瞬目特徴量を抽出する場合には、上記の第2の実施の形態で説明したように、値が小さい閉眼閾値を用いて、開眼状態を抽出すればよい。また、一定時間中の開眼状態の全部の長さに対応する値を用いて求められる一定時間における開眼状態の長さに関する瞬目特徴量を抽出する場合には、上記の第2の実施の形態で説明したように、値が大きい閉眼閾値を用いて、開眼状態を抽出すればよい。また、一定時間中の閉眼状態の一部の長さに対応する値を用いて求められる一定時間における閉眼状態の長さに関する瞬目特徴量を抽出する場合には、上記の第1の実施の形態で説明したように、値が大きい閉眼閾値を用いて、閉眼状態を抽出すればよい。また、一定時間中の閉眼状態の全部の長さに対応する値を用いて求められる一定時間における閉眼状態の長さに関する瞬目特徴量を抽出する場合には、上記の第1の実施の形態で説明したように、値が小さい閉眼閾値を用いて、閉眼状態を抽出すればよい。
また、上記の第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、閾値判定により、抽出された全種類の瞬目特徴量が、居眠り状態に相当する値であると判定される場合に、運転者が居眠り状態であると判定する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、閾値判定により、抽出された全種類の瞬目特徴量のうち、半数以上の種類の瞬目特徴量が、居眠り状態に相当する値であると判定される場合に、運転者が居眠り状態であると判定してもよく、また、少なくとも1種類の瞬目特徴量が、居眠り状態に相当する値であると判定される場合に、運転者が居眠り状態であると判定してもよい。
また、閾値計算処理ルーチンと眠気判定処理ルーチンとに分けて実行する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、眼開度の時系列データを記録した後に、複数種類の閉眼閾値が既に計算されているか否かを判定して、複数種類の閉眼閾値がまだ計算されていなければ、記録された眼開度の時系列データに基づいて、複数種類の閉眼閾値を計算する処理を行い、その後に、記録された眼開度の時系列データに基づいて、眠気判定を行うようにしてもよい。
また、デジタルフィルタなどによってノイズを減らした眼開度の時系列データから、複数種類の閉眼閾値を用いて、複数種類の瞬目特徴量を抽出して、眠気判定を行うようにしてもよい。
また、眼開度の頻度分布から、値が大きい閉眼閾値や値が小さい閉眼閾値を計算する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、眼開度の時系列データから、開眼状態におけるノイズのピーク値を算出し、算出した開眼状態時のノイズのピーク値より小さい値を、値が小さい閉眼閾値として計算するようにしてもよい。また、眼開度の時系列データから、閉眼状態時のノイズのピーク値を算出し、算出した閉眼状態時のノイズのピーク値より大きい値を、値が大きい閉眼閾値として計算するようにしてもよい。これによって、開眼状態におけるノイズに影響されずに開眼状態を抽出するための閉眼閾値や、閉眼状態におけるノイズに影響されずに閉眼状態を抽出するための閉眼閾値を求めることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る眠気判定装置の構成を示す概略図である。 眼開度の波形と閉眼閾値とを示すグラフである。 (A)眼開度の頻度分布を示すグラフ、及び(B)眼開度の時系列データを示すグラフである。 眼開度の頻度分布を示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態に係る眠気判定装置のコンピュータにおける閾値計算処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る眠気判定装置のコンピュータにおける眠気判定処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。
符号の説明
10 眠気判定装置
12 撮像装置
20 コンピュータ
22 目領域抽出部
24 眼開度検出部
26 閾値計算部
28 閾値記憶部
30 特徴量抽出部
32 閾値判定部
34 眠気判定部

Claims (4)

  1. 判定対象者の眼を含む領域を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された画像に基づいて、眼の開度を検出する開度検出手段と、
    前記開度検出手段によって検出された眼の開度に基づいて、前記眼の開度に関する標準の閾値より小さい閾値を用いて求められる群発性瞬目に関する瞬目特徴量、前記標準の閾値を用いて求められ、前記群発性瞬目に関する瞬目特徴量とは異なる瞬目回数に関する瞬目特徴量、前記標準の閾値より大きい閾値と一定時間中の開眼状態の全ての長さに対応する値とを用いて求められ、前記一定時間における開眼状態の長さに関する瞬目特徴量、前記標準の閾値より小さい閾値と一定時間中の開眼状態の一部の長さに対応する値とを用いて求められ、前記一定時間における開眼状態の長さに関する瞬目特徴量、前記標準の閾値より小さい閾値と一定時間中の閉眼状態の全ての長さに対応する値とを用いて求められ、前記一定時間における閉眼状態の長さに関する瞬目特徴量、及び前記標準の閾値より大きい閾値と一定時間中の閉眼状態の一部の長さに対応する値とを用いて求められ、前記一定時間における閉眼状態の長さに関する瞬目特徴量から選択した複数種類の瞬目特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、
    前記特徴量抽出手段によって抽出された複数種類の瞬目特徴量に基づいて、前記判定対象者の眠気状態を判定する眠気状態判定手段と、
    を含む眠気判定装置。
  2. 前記開度検出手段によって検出された眼の開度に基づいて、前記標準の閾値、前記標準の閾値より大きい閾値、及び前記標準の閾値より小さい閾値を算出する閾値算出手段を更に含む請求項1記載の眠気判定装置。
  3. 前記閾値算出手段は、前記開度検出手段によって検出された眼の開度から得られる前記眼の開度の分布に基づいて、前記標準の閾値、前記標準の閾値より大きい閾値、及び前記標準の閾値より小さい閾値を算出する請求項2記載の眠気判定装置。
  4. コンピュータを、
    判定対象者の眼を含む領域を撮像する撮像手段により撮像された画像に基づいて、眼の開度を検出する開度検出手段、
    前記開度検出手段によって検出された眼の開度に基づいて、前記眼の開度に関する標準の閾値より小さい閾値を用いて求められる群発性瞬目に関する瞬目特徴量、前記標準の閾値を用いて求められ、前記群発性瞬目に関する瞬目特徴量とは異なる瞬目回数に関する瞬目特徴量、前記標準の閾値より大きい閾値と一定時間中の開眼状態の全ての長さに対応する値とを用いて求められ、前記一定時間における開眼状態の長さに関する瞬目特徴量、前記標準の閾値より小さい閾値と一定時間中の開眼状態の一部の長さに対応する値とを用いて求められ、前記一定時間における開眼状態の長さに関する瞬目特徴量、前記標準の閾値より小さい閾値と一定時間中の閉眼状態の全ての長さに対応する値とを用いて求められ、前記一定時間における閉眼状態の長さに関する瞬目特徴量、及び前記標準の閾値より大きい閾値と一定時間中の閉眼状態の一部の長さに対応する値とを用いて求められ、前記一定時間における閉眼状態の長さに関する瞬目特徴量から選択した複数種類の瞬目特徴量を抽出する特徴量抽出手段、及び
    前記特徴量抽出手段によって抽出された複数種類の瞬目特徴量に基づいて、前記判定対象者の眠気状態を判定する眠気状態判定手段
    として機能させるためのプログラム。
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