JP5210589B2 - 充電制御装置及びこれを用いた電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池(例えばリチウムイオン電池)の充電制御を行う充電制御装置、及び、これを用いた電子機器に関するものである。
ポータブルナビゲーションシステム(PND[Portable Navigation Device])や携帯電話端末など、電源として二次電池(例えばリチウムイオン電池)を搭載する電子機器の多くは、USB[Universal Serial Bus]ポートに接続されたホスト機(USBホスト)や、電源アダプタからの電力供給を受けて、二次電池の充電制御を行う充電制御装置(パワーマネジメントIC)を有して成る。
特に、二次電池としてリチウムイオン電池を用いる場合には、その充電電流をシビアに制御しなければならないため、従来の充電制御装置では、周囲温度やシステムの消費電流(充電以外の動作に消費される電流)をモニタし、その結果に応じた充電電流の目標値設定(内部制御)が行われていた。また、電源アダプタからの供給を受けて二次電池を充電する際には、外付け抵抗を用いた充電電流の目標値設定(外部制御)が行われていた。
なお、上記した充電制御装置に関連する従来技術の一例としては、特許文献1を挙げることができる。
また、温度検出回路に関連する従来技術としては、本願出願人による特許文献2や、特許文献3などを挙げることができる。
特開2003−032910号公報 特開2005−016992号公報 特開平9−189614号公報
確かに、上記従来の充電制御装置であれば、USBホストや電源アダプタからの電力供給を受けて、二次電池の充電制御を行うことが可能である。
しかしながら、上記従来の充電制御装置では、USBホストからの電力供給経路と、電源アダプタからの電力供給経路が互いに別系統とされており、充電電流の目標値設定についても、充電電流の供給源としてUSBホストと電源アダプタのいずれが接続されているかに応じて、互いに異なる設定とされていた。
先述の例に即して具体的に述べると、充電電流の供給源としてUSBホストが接続された場合には、外付け抵抗を用いた充電電流の目標値設定(外部制御)が一切反映されず、ユーザは、充電電流の目標値を任意に設定することができなかった。
逆に、充電電流の供給源として電源アダプタが接続された場合、ユーザは、周囲温度やシステムの消費電流の変動等を考慮した上で、十分な安全マージンを含めるように充電電流の目標値を設定しなければならず、不要に充電時間を延ばす要因の一つとなっていた。
本発明は、上記の問題点に鑑み、安全かつ最適に、二次電池の充電制御を行うことが可能な充電制御装置、及び、これを用いた電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る充電制御装置は、二次電池の充電電流をモニタし、その電流値が、装置内部で予め設定された目標値と、装置外部から任意に設定された目標値のうち、より小さい値となるように、前記二次電池の充電制御を行う構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成から成る充電制御装置は、装置内部では、少なくとも、周囲温度に応じた目標値、システムの消費電流に応じた目標値、及び、外部接続される電力供給源の規格に応じた目標値が予め設定されており、充電電流の電流値が、これら装置内部で予め設定された目標値と、装置外部から任意に設定された目標値のうち、最も小さい値となるように、前記二次電池の充電制御を行う構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第2の構成から成る充電制御装置において、周囲温度に応じた目標値は、周囲温度が高いほど小さい値となるよう設定されている構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第3の構成から成る充電制御装置において、周囲温度を検知する温度センサは、異なるエミッタ電流密度で動作する一対のPNP型バイポーラトランジスタを有して成り、両トランジスタのベース・エミッタ間電圧の差が周囲温度に応じて変動することを利用して、負特性の温度検知信号を生成する構成(第4の構成)にするとよい。
また、本発明に係る電子機器は、上記第1〜第4いずれかの構成から成る充電制御装置と、前記充電制御装置によって充電制御される二次電池と、を有して成る構成(第5の構成)とされている。
本発明によれば、安全かつ最適に、二次電池の充電制御を行うことが可能となる。
図1は、本発明に係る充電制御装置を搭載した電子機器(例えば、ポータブルナビゲーションシステム)の一実施形態を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の電子機器は、パワーマネジメントIC1と、マイコンと、リチウムイオン電池3と、センス抵抗4及び5と、ポート6と、電源ライン7と、信号ライン8と、を有して成る。
パワーマネジメントIC1は、リチウムイオン電池3の充電制御を行う充電制御装置である。なお、パワーマネジメントIC1の内部構成及び動作については後ほど詳述する。
マイコン2は、パワーマネジメントIC1から電力供給を受けて駆動する情報処理手段であり、電子機器に外部接続される電力供給源として、ポート6にUSBホストが接続されているのか、電源アダプタが接続されているのか(信号ライン8を介してUSBホストとの接続が確立されているか否か)をモニタし、その結果をパワーマネジメントIC1の充電制御部11に伝達する。また、ポート6にUSBホストが接続されている場合、マイコン2は、USBホストとの間で信号ライン8を介した信号授受を行う。
上記に関して、より具体的なシーケンスを説明する。まず、電源ライン7に対して電圧V1が印加されたことを受けて、パワーマネジメントIC1が起動する。このとき、パワーマネジメントIC1は、電子機器に外部接続される電力供給源の種類が不明であることに鑑み、ローパワー規格(供給電流I1の上限値100[mA])のUSBホストが接続されているものとして、最も安全サイドでリチウムイオン電池3の充電制御を開始する。
その後、パワーマネジメントIC1からマイコン2への電力供給が開始され、マイコン2が起動すると、マイコン2によるUSBホストの確認処理(USBホストの接続確認、並びに、ハイパワー/ローパワーの規格確認)が行われる。
ここで、ハイパワー規格(供給電流I1の上限値500[mA])のUSBホストが接続されていることを確認した場合、マイコン2は、その旨をパワーマネジメントIC1に伝達する。これを受けたパワーマネジメントIC1は、マイコン2でのモニタ結果に応じて、リチウムイオン電池3の充電制御モードを切り替える。
一方、ローパワー規格のUSBホストが接続されていることを確認した場合、マイコン2は、その旨をパワーマネジメントIC1に伝達する。これを受けたパワーマネジメントIC1は、リチウムイオン電池3の充電制御モードを現状に維持する。
また、USBホストの接続が確認できなかった場合、マイコン2は、電源アダプタが接続されていると認識し、その旨をパワーマネジメントIC1に伝達する。これを受けたパワーマネジメントIC1は、マイコン2でのモニタ結果に応じて、リチウムイオン電池3の充電制御モードを切り替える。
リチウムイオン電池3は、パワーマネジメントIC1によって充電制御される二次電池であり、ポート6にUSBホストや電源アダプタが接続されていない場合に、電子機器の駆動電源となる。
センス抵抗4は、パワーマネジメントIC1の端子T1と端子T2との間に外部接続され、USBホスト或いは電源アダプタからの供給電流I1を電圧信号に変換するための手段である。
センス抵抗5は、パワーマネジメントIC1の端子T3と端子T4との間に外部接続され、リチウムイオン電池3の充電電流I3(USBホスト或いは電源アダプタからの供給電流I1から、リチウムイオン電池3の充電以外に用いられるシステムの消費電流I2を差し引いた余剰電流)を電圧信号に変換するための手段である。
ポート6は、電子機器にUSBホストや電源アダプタを外部接続するためのインターフェイス手段である。
電源ライン7は、ポート6に接続されたUSBホストや電源アダプタから電力供給を受けるためのラインである。
信号ライン8は、ポート6に接続されたUSBホストとマイコン2との間で、信号授受を行うためのラインである。
次に、パワーマネジメントIC1の内部構成について、詳細な説明を行う。
図1に示すように、パワーマネジメントIC1は、充電制御部11と、アンプ12及び13と、Pチャネル型電界効果トランジスタ14及び15と、温度センサ16と、内部設定部17と、外部設定部18と、DC/DCコンバータ19と、を有して成る。
充電制御部11は、トランジスタ14及び15の導通度(オン抵抗)を制御することにより、図2に示したように、供給電流制御機能部、及び、充電電流制御機能部として動作するものである。なお、充電制御部11の動作については、後ほど詳述する。
アンプ12は、センス抵抗4の両端電圧を増幅し、USBホスト或いは電源アダプタからの供給電流I1に応じた供給電流検出信号を充電制御部11に送出する手段である。
アンプ13は、センス抵抗5の両端電圧を増幅し、リチウムイオン電池3の充電電流I3に応じた充電電流検出信号を充電制御部11に送出する手段である。
トランジスタ14は、端子T2と端子T3との間に内部接続され、その導通度制御に応じて、供給電流I1の電流値を増減する手段である。
トランジスタ15は、端子T4と端子T5との間に内部接続され、その導通度制御に応じて、充電電流I3の電流値を増減する手段である。
温度センサ16は、周囲温度Tに応じた温度検知信号Soutを生成し、これを充電制御部11に送出する手段である。なお、温度センサ16の内部構成及び動作については、後ほど詳述する。
内部設定部17は、USBホストの規格(ハイパワー/ローパワー)に応じた充電電流I3の目標値を予め設定し、その設定値を充電制御部11に送出する手段である。
外部設定部18は、外付け抵抗などを用いて充電電流I3の目標値をユーザの任意に設定し、その設定値を充電制御部11に送出する手段である。
DC/DCコンバータ19は、端子T3で得られる電圧V2を受けて動作し、電子機器を構成する各回路部(図1の例ではマイコン2)に所定の駆動電圧を供給する手段であって、シリーズレギュレータやスイッチングレギュレータなどを用いることができる。
次に、パワーマネジメントIC1(特に充電制御部11)によるリチウムイオン電池3の充電制御について、詳細な説明を行う。
図3(a)〜(d)は、それぞれ、周囲温度Tに応じた充電制御、システム電流I2に応じた充電制御、内部設定値に応じた充電制御、及び、外部設定値に応じた充電制御を個別に説明するための図である。
図3(a)の実線L1で示すように、充電制御部11は、温度センサ16で得られた温度検知信号Soutに基づいて、周囲温度Tが高いほど、充電電流I3の目標値を小さい値とするように、リチウムイオン電池3の充電制御を行う。
また、図3(b)の実線L2で示すように、充電制御部11は、端子T1で得られる端子電圧V1と端子T3で得られる端子電圧V2との電位差から、システムの消費電流I2を検出し、この電流値が大きいほど、充電電流I3の目標値を小さい値とするように、リチウムイオン電池3の充電制御を行う。
また、図3(c)の実線L3a、L3bで示すように、充電制御部11は、内部設定部17で予め設定された充電電流I3の目標値(固定値)に基づいて、USBホストの規格(ハイパワー/ローパワー)に応じたリチウムイオン電池3の充電制御を行う。
また、図3(d)の実線L4で示すように、充電制御部11は、外部設定部18で任意に設定された充電電流I4の目標値(可変値)に基づいて、リチウムイオン電池3の充電制御を行う。
ここで、本発明の特徴は、図3(a)〜(d)で示した充電制御を個別に行うのではなく、図4で示すように、充電電流I3の目標値として、装置内部で予め設定された目標値(図3の実線L1、L2、L3を参照)と、装置外部から任意に設定された目標値(図3の実線L4を参照)のうち、最も小さい値を選択し、充電電流I3を許容消費電力内に制御することで、リチウムイオン電池3に過負荷をかけないところにある。
このような構成とすることにより、外部設定値(L4)を高めに設定していた場合であっても、例えば、周囲温度Tの上昇やシステム電流I2の増大により、充電電流I3の電流値を絞らねばならない状況となった場合には、そちらの設定値(L1、L2)が優先的に適用されるため、安全に充電を続けることができる。一方、そのような状況に至らない場合には、外部設定値(L4)による大きな充電電流I3が設定されるので、充電時間を短縮することが可能となる。
また、USB使用時において、従来は、充電電流I3の上限値(L3a、L3b)が固定的に設定されており、ユーザがその上限値で充電を行うのは危険だと判断した場合であっても、これを変更することができなかった。一方、本発明であれば、内部設定値(L3a、L3b)よりも外部設定値(L4)を低く設定しておけば、USB使用時における上限電流値を任意に下げることも可能となる。
次に、温度センサ16の構成及び動作について、図5を参照しながら詳細に説明する。
図5は、温度センサ16の一構成例を示す回路図である。
本構成例の温度センサ16は、異なるエミッタ電流密度JEa、JEbで動作する一対のPNP型バイポーラトランジスタPa及びPb(本構成例ではエミッタ面積比1:N)を有して成り、両トランジスタPa及びPbのベース・エミッタ間電圧VBE1及びVBE2の差電圧ΔVF(=VBE1−VBE2)が周囲温度Tに応じて変動することを利用して、負特性の温度検知信号Soutを生成する構成であり、その余の構成要素として、PNP型バイポーラトランジスタPc〜Pgと、NPN型バイポーラトランジスタNa及びNbと、定電流源Ia及びIbと、抵抗Ra〜Rdと、を有して成る。
トランジスタPa及びPbのコレクタは、それぞれ定電流源Ia及びIbを介して接地端に接続されている。トランジスタPa及びPbのエミッタは、いずれもトランジスタPeのコレクタに接続されている。トランジスタPc〜Peのエミッタは、いずれも電源電圧Vccの印加端に接続されている。トランジスタPc〜Peのベースは、いずれもトランジスタPdのコレクタに接続されている。トランジスタPcのコレクタは、トランジスタNaのコレクタに接続されている。トランジスタPdのコレクタは、トランジスタNbのコレクタに接続されている。トランジスタNa及びNbのベースは、いずれもトランジスタNaのコレクタに接続されている。トランジスタNaのエミッタは、温度検知信号Soutの出力端に接続されている。トランジスタNbのエミッタは、トランジスタPaのベースに接続されている。トランジスタPfのエミッタは、トランジスタPaのベースに接続される一方、抵抗Rc及びRaを介して、電源電圧Vccの印加端にも接続されている。トランジスタPfのコレクタは、接地端に接続されている。トランジスタPfのベースは、トランジスタPaのコレクタに接続されている。トランジスタPgのエミッタは、抵抗Rd及びRbを介して、電源電圧Vccの印加端に接続されている。抵抗Rbと抵抗Rdとの接続ノードは、トランジスタPbのベースに接続されている。トランジスタPgのコレクタは、接地端に接続されている。トランジスタPgのベースは、トランジスタPbのコレクタに接続されている。
上記構成から成る温度センサ16では、トランジスタNa、Nbのエミッタ電流が互いに一致するように、トランジスタPa、Pbのコレクタ電圧及びエミッタ電流が帰還制御(いわゆるコモンモード帰還制御)される。その結果、温度センサ16で生成される温度検知信号Soutの電圧レベルは、下記の(1)式で表される値となる。
Figure 0005210589
また、上記(1)式に含まれる差電圧ΔVFは、ダイオード方程式に基づいて、下記の(2)式で表される形に展開される。
Figure 0005210589
なお、上記(2)式中において、kはボルツマン定数、Tは周囲温度(絶対温度)、qは電子の電荷量、JEa、JEbはトランジスタPa、Pbのエミッタ電流密度をそれぞれ表している。
上記(2)式から分かるように、異なるエミッタ電流密度JEa、JEbで動作する一対のトランジスタPa、Pbのベース・エミッタ間電圧VBEa、VBEbの差電圧ΔVFは、周囲温度Tに応じた変動値となる。
従って、上記(1)式、(2)式より、温度検知信号Soutの電圧レベルは、下記の(3)式で示すように、周囲温度Tに応じた負特性の変動値となる。
Figure 0005210589
上記したように、本構成例の温度センサ16は、NPN型バイポーラトランジスタではなく、PNP型バイポーラトランジスタPa、Pbを用いることで、周囲温度Tに応じた負特性の温度検知信号Soutを生成する構成とされている。
このような構成とすることにより、NPN型バイポーラトランジスタを用いて正特性の温度検知信号を生成し、これを論理反転させることで負特性を実現していた従来構成と異なり、反転アンプのオフセットや温度特性を考慮することなく、温度検知信号Soutをリチウムイオン電池3の充電制御に直接利用することができるので、周囲温度Tに応じた充電制御を高精度に実施することが可能となる。また、反転アンプを設ける必要がなくなるので、温度センサ16の面積縮小や低消費電力化を実現することも可能となる。
特に、リチウムイオン電池3の充電制御を行うパワーマネジメントIC1においては、周囲温度Tの検知に関して高い絶対精度が要求されるため、温度センサ16を上記構成とすることが望ましい。
なお、上記構成から成る温度センサ16において、トランジスタPcとトランジスタPd、トランジスタNaとトランジスタNb、トランジスタPfとトランジスタPgについては、それぞれ十分にペア性を取ることが望ましい。このような構成とすることにより、トランジスタPa、Pbのコレクタ電圧は、電源変動の影響を受けにくくなるので、安定した温度検出を行うことが可能となる。
また、上記構成から成る温度センサ16は、トランジスタPfのエミッタ電流として、トランジスタNbのエミッタから電流を引き込む経路のほかに、抵抗Rb、Rdと同抵抗値の抵抗Ra、Rcを介して、電源電圧Vccの印加端から電流を引き込む経路を有して成る。このような電流経路を有する構成であれば、トランジスタPf、Pgのエミッタに流れ込む電流の誤差要因を排除することができるので、周囲温度Tをより高精度・高リニアリティに検出することが可能となる。もちろん、チップ規模縮小を重視する場合には、上記の電流経路をなくせばよい。
また、上記構成から成る温度センサ16において、抵抗Ra〜Rdは、その抵抗値がレーザトリミング等によって調整可能な構成とされている。このような構成とすることにより、回路形成後でも、周囲温度Tに対する温度検知信号Soutの依存特性を任意に調整することが可能となる。
なお、上記の実施形態では、二次電池としてリチウムイオン電池を用いた構成を例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、他方式の二次電池を用いる構成としても構わない。
また、本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
本発明は、二次電池の充電制御を行う充電制御装置の安全性と充電性能を共に高める上で有用な技術である。
は、本発明に係る充電制御装置を搭載した電子機器の一実施形態を示すブロック図である。 は、パワーマネジメントIC1による充電制御動作を模式的に説明するためのブロック図である。 は、周囲温度に応じた充電制御、システム電流に応じた充電制御、内部設定値に応じた充電制御、外部設定値に応じた充電制御を個別に説明するための図である。 は、パワーマネジメントIC1による充電制御動作の一例を示す図である。 は、温度センサ16の一構成例を示す回路図である。
符号の説明
1 パワーマネジメントIC(充電制御装置)
11 充電制御部
12、13 アンプ
14、15 Pチャネル型電界効果トランジスタ
16 温度センサ
17 内部設定部
18 外部設定部
19 DC/DCコンバータ
2 マイコン
3 リチウムイオン電池(二次電池)
4、5 センス抵抗
6 ポート
7 電源ライン
8 信号ライン
Pa〜Pg PNP型バイポーラトランジスタ
Na、Nb NPN型バイポーラトランジスタ
Ia、Ib 定電流源
Ra〜Rd 抵抗

Claims (4)

  1. 二次電池の充電電流をモニタし、その電流値が、装置内部で予め設定された目標値と、装置外部から任意に設定された目標値のうち、より小さい値となるように、前記二次電池の充電制御を行う充電制御装置であって、
    装置内部では、少なくとも、周囲温度に応じた目標値、システムの消費電流に応じた目標値、及び、外部接続される電力供給源の規格に応じた目標値が予め設定されており、充電電流の電流値が、これら装置内部で予め設定された目標値と、装置外部から任意に設定された目標値のうち、最も小さい値となるように、前記二次電池の充電制御を行うことを特徴とする充電制御装置。
  2. 周囲温度に応じた目標値は、周囲温度が高いほど小さい値となるように設定されていることを特徴とする請求項に記載の充電制御装置。
  3. 周囲温度を検知する温度センサは、異なるエミッタ電流密度で動作する一対のPNP型バイポーラトランジスタを有して成り、両トランジスタのベース・エミッタ間電圧の差が周囲温度に応じて変動することを利用して、負特性の温度検知信号を生成することを特徴とする請求項に記載の充電制御装置。
  4. 請求項1〜請求項のいずれかに記載の充電制御装置と、前記充電制御装置によって充電制御される二次電池と、を有して成ることを特徴とする電子機器。
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