JP5206209B2 - 撮像装置と画像処理装置と撮像方法およびプログラム - Google Patents

撮像装置と画像処理装置と撮像方法およびプログラム Download PDF

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Description

この発明は、撮像装置と画像処理装置と撮像方法およびプログラムに関する。詳しくは、撮像画像から撮像画像に適した撮影モードを正しく判別できるようにするものである。
撮像装置例えばディジタルカメラでは、ポートレート、風景、夜景などの撮影に適した撮影モード(シーンモード)が個々に設けられており、撮像する被写体に応じて撮影モードを切り替えることで、それぞれの被写体に対して最適な画像処理が行われるように構成されている。
例えば特許文献1では、撮像画像から人物の有無の判断を行い、人物がないときには風景、人物が存在するときには人数や顔の面積等からポートレートあるいは人物の記念写真等であるとシーンの判別を自動的に行い、この判別結果を用いて最適な画作りや色作りが行われている。
特開2005−173932号公報
ところで、人物がないとき風景の撮像であると判別した場合、屋内で撮像を行った場合でも人物が含まれていないと、撮像シーンが風景のシーンであると判別されてしまう。ここで、風景のシーンに対して画像処理を行うときに用いられるパラメータは、屋外での撮像を想定して設定されることから、屋内で撮像を行って得られた撮像画像に対して、風景のシーンとして画像処理が行われると、最適な画像処理を行うことができなくなってしまう。
そこで、この発明では、撮像シーンの判別を精度よく行うことができる撮像装置と画像処理装置と撮像方法およびプログラムを提供するものである。
この発明の第1の側面は、
撮像部と、
前記撮像部で得られた撮像画像を複数の領域に区分して、該領域毎に各色の比率と輝度を特徴量として算出する特徴量算出部と、
前記撮像画像の全体の輝度に基づき特定の画像を含む撮像画像の判別を行い、該特定の画像を含む撮像画像に対して、前記特徴量に基づき、前記色の比率が所望の色を示す比率であって前記輝度が予め設定した閾値以上の領域を前記特定の画像を示す領域と判別して、前記撮像画像が縦長の構図とされた場合の上部領域と横長の構図とされた場合の上部領域からなる領域または何れかの前記上部領域をシーン判断領域として、前記特定の画像を示す領域が前記撮像画像上に予め設定されている前記シーン判断領域に含まれることに応じて所定の撮像シーンと判別する画像判別部と、
前記画像判別部のシーン判別結果に応じた画像処理を実行する画像処理部を有する撮像装置にある。
この発明においては、撮像部で得られた撮像画像を複数の領域に区分して、該領域毎に各色の比率例えば比率(R/G)(B/G)と輝度が特徴量として算出される。この算出された特徴量が、特定の画像である空の画像を示す各色の比率の範囲であって閾値以上の輝度であることを示しているときは、空の画像を示す領域であると判別される。また、撮像画像の上部となる領域にシーン判断領域が設定されて、このシーン判断領域に、空の画像を示す領域が含まれることに応じて所定の撮像シーンすなわち風景を撮像したシーン判別される。また、撮像シーンの判別は、シーン判断領域に対して領域の位置に応じた重み付けおよび/または空の画像を示す領域に対して色のばらつきに応じた重み付けが行われて、シーン判断領域に含まれる空の画像を示す領域に応じて評価値が算出されて、この評価値と閾値の比較結果に応じて行われる。
撮像シーンが風景を撮像したシーンと判別されたとき、画像処理部は風景の画像に適した画像処理を行う。さらに、風景を撮像したシーンと判別されたとき、空の色レベルに応じて彩度補正を行うときの補正率が設定されて、この補正率に応じた彩度補正が画像処理部で行われる。
この発明の第2の側面は、
撮像画像を複数の領域に区分して、該領域毎に各色の比率と輝度を特徴量として算出する特徴量算出部と、
前記撮像画像の全体の輝度に基づき特定の画像を含む撮像画像の判別を行い、該特定の画像を含む撮像画像に対して、前記特徴量に基づき、前記色の比率が所望の色を示す比率であって前記輝度が予め設定した閾値以上の領域を前記特定の画像を示す領域と判別して、前記撮像画像が縦長の構図とされた場合の上部領域と横長の構図とされた場合の上部領域からなる領域または何れかの前記上部領域をシーン判断領域として、前記特定の画像を示す領域が前記撮像画像上に予め設定されている前記シーン判断領域に含まれることに応じて所定の撮像シーンと判別する画像判別部と
を有する画像処理装置にある。
この発明においては、例えばRAW画像である撮像画像が得られており、この撮像画像の画像処理を行う場合、撮像画像から特徴量が算出されて、この特徴量に基づき特定の画像である空の画像が撮像画像に含まれているか否か自動的に判別される。このため、撮像画像に空の画像が含まれているとき、風景の撮像画像に適した画像処理を自動的に行うことが可能となる。
この発明の第3の側面は、
特徴量算出部が、撮像部で得られた撮像画像を複数の領域に区分して、該領域毎に各色の比率と輝度を特徴量として算出するステップと、
画像判別部が、前記撮像画像の全体の輝度に基づき特定の画像を含む撮像画像の判別を行い、該特定の画像を含む撮像画像に対して、前記特徴量に基づき、前記色の比率が所望の色を示す比率であって前記輝度が予め設定した閾値以上の領域を前記特定の画像を示す領域と判別して、前記撮像画像が縦長の構図とされた場合の上部領域と横長の構図とされた場合の上部領域からなる領域または何れかの前記上部領域をシーン判断領域として、前記特定の画像を示す領域が前記撮像画像上に予め設定されている前記シーン判断領域に含まれることに応じて所定の撮像シーンと判別するステップと、
画像処理部が、前記シーン判別結果に応じて前記撮像画像の画像処理を行うステップと
を具備する撮像方法にある。
さらに、この発明の第4の側面は、
コンピュータを、
撮像画像を複数の領域に区分して、該領域毎に各色の比率と輝度を特徴量として算出する特徴量算出手段と、
前記撮像画像の全体の輝度に基づき特定の画像を含む撮像画像の判別を行い、該特定の画像を含む撮像画像に対して、前記特徴量に基づき、前記色の比率が所望の色を示す比率であって前記輝度が予め設定した閾値以上の領域を前記特定の画像を示す領域と判別して、前記撮像画像が縦長の構図とされた場合の上部領域と横長の構図とされた場合の上部領域からなる領域または何れかの前記上部領域をシーン判断領域として、前記特定の画像を示す領域が前記撮像画像上に予め設定されている前記シーン判断領域に含まれることに応じて所定の撮像シーンと判別する画像判別手段と、
前記画像判別手段のシーン判別結果に応じた画像処理を実行する画像処理手段として機能させるコンピュータ・プログラムにある。
なお、本発明のコンピュータ・プログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な汎用システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体によって提供可能なプログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
この発明によれば、撮像画像が複数の領域に区分されて、該領域毎に各色の比率と輝度が特徴量として算出される。この特徴量に基づいて複数の領域毎に特定の画像を示す領域であるか否かの判別が行われて、特定の画像を示す領域が撮像画像上に予め設定されているシーン判断領域に含まれることに応じて所定の撮像シーンと判別される。このため、特定の画像として空の画像を示す領域が撮像画像上に予め設定されているシーン判断領域に含まれることに応じて撮像シーンが判別されるため、屋内での撮像画像が屋外での撮像画像と判別されることがなく、撮像シーンの判別を精度よく行うことができる。
以下、図を参照しながら、この発明の実施の一形態について説明する。図1は、撮像装置10の構成の一部を示している。撮像装置10において、被写体光はレンズ部11を介して撮像部12に入射される。
撮像部12は、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサを用いて構成されている。撮像部12のイメージセンサは、入射された光の量(光量)に応じた電荷を蓄積して、この蓄積された電荷量に応じた電圧信号を生成して、画像信号としてディジタル信号化部13に供給する。
ディジタル信号化部13は、撮像部12から供給された画像信号をディジタルの画像信号に変換して、特徴量算出部21と画像処理部30およびフォーカス制御部40に供給する。
このディジタル信号化部13で生成されるディジタルの画像信号は、イメージセンサの受光面に設けられたカラーフィルタの色配列に従った信号であり、特定の色信号をモザイク上に配列した信号(モザイク信号)となる。例えば、カラーフィルタがベイヤ(Bayer)配列である場合、画像信号は、図2の(A)に示すようなR,G(Gr,Gb),Bのデータ配列を持ったRAW画像を示す信号となる。また、RAW画像の1画素の信号は、図2の(B)に示すように、R,G(Gr,Gb),Bの画像の信号で構成される。なお、カラーフィルタは、ベイヤ配列に限られるものではなく、ベイヤ配列とは異なる色配列のカラーフィルタを用いるものとしてもよい。
図2に示すRAW画像では、各画素がR信号、G(Gr,Gb)信号、B信号の信号値を有しており、出力画像生成の際には、個別の色信号の値に基づくデモザイク処理により各画素の色毎の出力値が決定される。
特徴量算出部21は、撮像画像を複数の領域に区分して、該領域毎に各色の比率を特徴量として算出して画像判別部22に供給する。この特徴量算出部21では、区分した領域が特定の画像例えば空の画像を示す領域であるか否かを判別可能とするため例えば特徴量として比率(R/G),(B/G)を算出する。
画像判別部22は、特徴量算出部21で算出された特徴量に基づいて複数の領域毎に空の画像を示す領域であるか否かの判別を行い、空の画像を示す領域が撮像画像上に予め設定されているシーン判断領域に含まれることに応じて所定の撮像シーン、すなわち風景を撮像したシーンと判別する。また、撮像シーンの判別では、後述するフォーカス制御部40から供給された距離情報も用いて所定の撮像シーンであるか否かの判定を行う。さらに、画像判別部22は、撮像シーンが風景を撮像したシーンであると判別したとき、風景の撮像時に風景としての印象を良好とするために後述する画像処理部30で彩度補正を行う場合、彩度補正の補正率を設定するための判断基準となる彩度補正率判別値を算出して補正率設定部25に供給する。
補正率設定部25は、画像判別部22から供給された彩度補正率判別値に基づき彩度補正率を設定して画像処理部30に通知する。
画像処理部30は、補正率設定部25で設定された補正率で画像信号に対して彩度補正を行い、彩度補正後の画像信号を記憶部や表示部に供給する。
フォーカス制御部40は、画像信号に基づいて撮像画像が鮮明となるようにレンズ制御信号を生成してレンズ駆動部41に供給する。レンズ駆動部41は、レンズ制御信号に基づいてレンズ部11を駆動する。したがって、レンズ部11は、被写体像が撮像部12の撮像面上に結像されるようにレンズ駆動部41によって駆動されることになる。また、フォーカス制御部40は、撮像画像が鮮明となっている状態のレンズ位置に基づいて被写体までの距離を判別して、判別した距離を示す距離情報を画像判別部22に供給する。
次に、撮像装置10におけるシーン判別動作について説明する。特徴量算出部21は、図3に示すように、撮像画像を水平方向と垂直方向にそれぞれ例えば7分割して、49の領域に区分する。また、特徴量算出部21は、区分した領域が空の画像を示す領域であるか否かを判別可能とするため、領域毎にR信号とG(Gr,Gb)信号,B信号の積分値を求め、この積分値から領域毎に比率(R/G),(B/G)を算出して特徴量とする。また、特徴量算出部21は、室内または室外の何れで撮像動作が行われているかの判別を正しく行うため、輝度Yの算出を行う。なお、式(1)は比率(R/G)の算出式、式(2)は比率(B/G)の算出式、式(3)は輝度Yの算出式を示している。また、式(1)〜(3)において、「NR」は領域内の赤色画素数、「NGr+Gb」は領域内の緑色画素数、「NB」は領域内の緑色画素数を示している。
画像判別部22は、比率(R/G)と比率(B/G)に基づき、区分した各領域が空の画像を示す領域であるか否かを判別する。また、画像判別部22は、風景の撮像を行ったときに空が含まれる可能性の高い領域をシーン判断領域として予め撮像画像上に設定しておき、空の画像を示す領域がシーン判断領域に含まれることに応じて所定の撮像シーンすなわち風景を撮像したシーンと判別する。また、画像判別部22は、特徴量算出部21で算出された輝度Yとフォーカス制御部40から供給された距離情報に基づき、室内または室外の何れで撮像動作が行われているか判別して、室外で撮像動作が行われているとき、撮像シーンが風景を撮像したシーンであるか否かの判別を行う。
図4は、画像判別部22の動作を示すフローチャートである。ステップST1で画像判別部22は、撮像画像の全体の輝度が予め設定されている閾値TH1以上であるか否かを判別する。画像判別部22は、撮像画像全体の輝度の平均値を算出して、平均値が閾値TH1以上であるときは室外で撮像動作が行われているものとしてステップST2に進み、閾値TH1以上でないときは室内で撮像動作が行われているものとして所定モードのシーン判別動作を終了する。画像判別部22は、撮像画像全体の輝度の平均値を算出するとき、例えば領域毎に算出されている輝度を用いて全領域の輝度の平均値を算出して、この平均値を画像全体の輝度とする。
ステップST2で画像判別部22は、フォーカス制御部40からの距離情報で示された距離が閾値TH2以上であるか否かを判別する。画像判別部22は、距離が閾値TH2以上であるときは遠景の画像を撮影しているものとしてステップST3に進み、閾値TH2以上でないときは近景の画像を撮像しているものとして所定の撮像シーンのシーン判別動作を終了する。
ステップST3で画像判別部22は、撮像画像を区分した領域から1つの領域を選択する。画像判別部22は、撮像画像を「7×7」に区分して得た49の領域から、選択されていない1つの領域を選択してステップST4に進む。
ステップST4で画像判別部22は、選択した領域が空の色を示しているか否か判別する。画像判別部22は、選択した領域が空の色を示すときステップST5に進み、選択した領域が空の色を示していないときステップST7に進む。
図5は、選択した領域が空の色を示しているか否かの判別動作を説明するための図である。画像判別部22は、空の色を示す色領域ARskyを予め設定しておき、選択した領域の比率(R/G),(B/G)で示される座標位置が色領域ARskyの範囲内であるか否かを判別して、範囲内であるとき選択した領域を空の画像を示す領域とする。なお、図5において、黒丸印は領域毎の座標値を例示している。色領域ARskyは、例えば風景を撮像した複数の撮像画像から空を示す画像の比率(R/G),(B/G)を複数求めて、この複数の比率(R/G),(B/G)を統計的に処理して決定する。
画像判別部22は、選択した領域の色が空の色を示しているか否かの判別を行う場合、色領域ARskyを示すLUT(Look Up Table)を設けて、比率(R/G),(B/G)を指定したときに空の色であるか否かを示す判別結果を得られるようにする。このようにすれば、色領域ARskyの領域形状にかかわらず、選択した領域の色が空の色を示しているか否かの判別を容易に行うことができる。
ステップST5で画像判別部22は、選択した領域の輝度が閾値TH3以上であるか否かを判別する。画像判別部22は、複数の空の画像から空の画像の輝度範囲を求めて、この輝度範囲と、この輝度範囲よりも低い輝度を区分できるように予め閾値TH3を設定する。画像判別部22は、選択した領域の輝度が予め設定されている閾値TH3以上であるときステップST6に進み、閾値TH3以上でないときステップST7に進む。
ステップST6で画像判別部22は、空の画像を示す領域数をカウントする。画像判別部22は、選択した領域を空の画像を示す領域と判定して、空の画像を示す領域の数をカウントアップする。すなわち、画像判別部22は、ステップST4とステップST5の処理によって、選択した領域の色と輝度から空の画像を示す領域の判別を行い、ステップST6の処理によって、選択した領域を空の画像を示す領域として、この空の画像を示す領域の数をカウントする。
ステップST7で画像判別部22は、全ての領域の選択が完了したか否かを判別する。画像判別部22は、選択されていない領域が残っているときステップST3に戻り、まだ選択されていない領域を新たに選択してステップST4からの処理を行う。また、画像判別部22は、全ての領域の選択が完了したときステップST8に進む。
ステップST8で画像判別部22は、シーン判断領域に空の画像を示す領域が含まれているか否かを判別する。画像判別部22は、シーン判断領域に空の画像を示す領域が含まれていると判別したときステップST9に進み、空の画像を示す領域が含まれていないと判別したときシーン判別動作を終了する。
ここで、撮像装置10が縦位置とされて縦長の構図である撮像画像や撮像装置10が横位置とされて横長の構図である撮像画像の生成が行われる場合、画像判別部22は、何れの構図の撮像画像が生成されても、撮像画像の上部に空の画像を示す領域が含まれているか否かを判別できるように、シーン判断領域を図6に示すようにコの字状に設ける。このようにシーン判断領域を設けるものとすれば、撮像装置10が縦位置とされたとき、シーン判断領域ASaまたはシーン判断領域AScの何れか一方が撮像画像の上部となる。また、撮像装置10が横位置とされたとき、シーン判断領域ASbが撮像画像の上部となる。したがって、このようにシーン判断領域ASを設けるものとすれば、撮像装置10が縦位置または横位置の何れとされても、シーン判断領域は撮像画像の上部を示すものとなる。
図7は、シーン判断領域と空の画像を示す領域の判定結果を例示している。図4に示す処理が画像判別部22で行われると、画像判別部22では、撮像画像における空の画像に対応する領域が斜線で示す空の画像を示す領域として判別されることになる。
ステップST9で画像判別部22は、シーン判断領域に空の画像を示す領域が含まれていることから、風景を撮像したシーンと判別してステップST10に進む。
ステップST10で画像判別部22は、補正率判別値を算出する。画像判別部22は、空の青さや木々の緑をより鮮やかとして風景としての印象が良好なものとなるように、彩度補正の補正率を決定するための補正率判別値を算出する。画像判別部22は、補正率判別値として、空の画像を示す領域と判別した領域の青色レベルである比率(B/G)の平均値を算出する。なお、式(4)は、比率(B/G)の平均値である比率(B/G)avgの算出式を示している。また、式(4)において、「Nsky」は空の画像を示す領域と判別された領域の数を示している。
このように、画像判別部22は、シーン判定動作を行い撮像画像が判定条件を満たす場合、所定の撮像シーンである風景を撮像したシーンと判別する。また、風景を撮像したシーンと判別したとき補正率判別値を算出して、補正率設定部25に供給する。
補正率設定部25は、画像判別部22で算出された補正率判別値に基づき補正率を設定して画像処理部30に通知する。
図8は、比率(B/G)avgと補正率の関係を示している。補正率設定部25は、比率(B/G)avgが閾値TH4未満であるとき補正率を0%、比率(B/G)avgが閾値TH5以上であるとき補正率を100%とする。また、補正率設定部25は、比率(B/G)avgが閾値TH4以上で閾値TH5未満であるとき、比率(B/G)avgの値に応じて補正率Kcsを0%〜100%の範囲で可変する。
画像処理部30は、補正率設定部25で設定された補正率Kcsを用いて彩度補正を行う。図9は彩度補正を説明するための図である。座標(r1,b1)について原点0からの距離を大きくして座標(r2,b2)に移動すると彩度が高くなる。また、座標(r1,b1)について角度θだけ回転させて座標(r3,b3)に移動すると色相が変化する。このため、画像処理部30は、風景を撮像したシーンと判別されたとき、色相を変化させることなく彩度のみを補正する。
式(5)は、彩度の補正式を示している。なお、彩度のみを補正することから式(5)では「θ=0」とする。また、「α」は、予め設定されている補正係数を示している。
画像処理部30は、補正率設定部25で設定された補正率Kcsに応じて補正係数αを補正して、補正後の補正係数を用いて彩度補正を行う。このように彩度補正を行うものとすると、比率(B/G)avgが小さいときには彩度補正が行われることがなく、比率(B/G)avgが大きいときには、補正係数αで彩度補正が行われる。
以上のように、撮像画像を複数の領域に区分して、領域毎に各色の比率と輝度を特徴量として算出して、この特徴量に基づいて領域毎に空の画像を示す領域であるか否かの判別を行い、空の画像を示す領域が撮像画像上に予め設定されているシーン判断領域に含まれることに応じて所定の撮像シーンであると判別すれば、室内で撮影された画像が風景の画像と判別されることがなく正しくシーンの判別を行うことができる。
また、空の画像を示す領域の色比率に応じて彩度補正が行われるので、例えば青色の空の下で風景を撮影したときには、空の青さや木々の緑をより鮮やかとして風景としての印象が良好なものとなるように画像処理を行うことができる。また、曇り空の下で風景を撮影したとき、雲や無彩色系の被写体(建物等)が不自然に強調されてしまうことも防止できる。
ところで、上述の撮像装置では、撮像装置10が縦位置とされて縦長の構図である撮像画像や撮像装置10が横位置とされて横長の構図である撮像画像の何れが生成されても、撮像画像の上部に空の画像を示す領域が含まれているか否かを判別できるように、シーン判断領域をコの字状に設けた場合について説明した。しかし、撮像装置で縦長の構図である撮像画像あるいは横長の構図である撮像画像の何れを生成するか判別可能である場合、撮像装置は、この判別結果に応じてシーン判断領域を設けるものとすれば、撮像画像に対応させてシーン判断領域を設定できるようになる。
図10は、撮像装置の他の構成の一部を示している。この撮像装置10aでは、縦長の構図である撮像画像あるいは横長の構図である撮像画像の何れを生成するか判別可能とされている。
撮像装置10aにおいて、被写体光は、上述のように、レンズ部11を介して撮像部12に入射される。撮像部12は、画像信号を生成してディジタル信号化部13に供給する。ディジタル信号化部13は、撮像部12から供給された画像信号をディジタルの画像信号に変換して、特徴量算出部21と画像処理部30およびフォーカス制御部40に供給する。特徴量算出部21は、撮像画像を複数の領域に区分して、領域毎に特徴量を算出して画像判別部22aに供給する。
画像判別部22aは、特徴量算出部21で算出された特徴量を用いて、空の画像を示す領域の判別を行い、この判別結果やフォーカス制御部40から供給された距離情報、後述する縦横検出部45から供給された判別信号に基づいて所定の撮像シーンであるか否か判定する。さらに、画像判別部22aは、所定の撮像シーンであると判別したとき補正率判別値を算出して補正率設定部25に供給する。
補正率設定部25は、画像判別部22aから供給された補正率判別値に基づき補正率を設定して画像処理部30に通知する。
画像処理部30は、補正率設定部25で設定された補正率に基づいて画像信号に対して彩度補正を行い、彩度補正後の画像信号を記憶部や表示部に供給する。
フォーカス制御部40は、画像信号に基づいてレンズ制御信号を生成してレンズ駆動部41に供給することによりレンズ駆動部41でレンズ部11を駆動してオートフォーカス動作を行う。また、フォーカス制御部40は、撮像画像が鮮明となっている状態のレンズ位置に基づいて被写体までの距離を判別して、判別した距離を示す距離情報を画像判別部22に供給する。
縦横検出部45は、縦長の構図である撮像画像あるいは横長の構図である撮像画像の何れを生成するか検出して、検出信号を画像判別部22aに供給する。縦横検出部45は、加速度センサまたは傾斜センサあるいはジャイロセンサ等を用いて構成されており、撮像装置10aが縦位置であるか横位置であるか検出する。加速度センサとしては、重力加速度の検出が可能な加速度センサを用いる。このような加速度センサを用いるものとすれば重力方向を判別できるので、撮像装置10aが縦位置であるか横位置であるか検出することが可能となる。傾斜センサを用いる場合、傾斜センサによって撮像装置10aの傾きを検出すれば、撮像装置10aが縦位置であるか横位置であるか検出することが可能となる。また、ジャイロセンサを用いるものとしても、撮像装置10aの傾きを検出することができるので、検出された傾きに基づき、撮像装置10aが縦位置であるか横位置であるか検出することが可能となる。なお、縦横検出部45は、センサを用いて検出信号を生成する場合に限られるものではなく、撮像画像の画像処理を行い、撮像画像が縦長の構図であるか横長の構図であるかを検出して、検出信号を生成するものとしてもよい。
次に、図11を用いて、他の画像判別部22aの動作について説明する。ステップST21で画像判別部22aは、撮像画像の全体の輝度が予め設定されている輝度の閾値TH1以上であるか否かを判別する。画像判別部22aは、撮像画像の全体の輝度の平均値を算出して、平均値が閾値TH1以上であるときステップST22に進み、閾値TH1以上でないときはシーン判別動作を終了する。
ステップST22で画像判別部22aは、フォーカス制御部40からの距離情報で示された距離が閾値TH2以上であるか否かを判別する。画像判別部22aは、距離が閾値TH2以上であるときステップST23に進み、閾値TH2以上でないときシーン判別動作を終了する。
ステップST23で画像判別部22aは、撮像画像を区分した領域から1つの領域を選択してステップST24に進む。
ステップST24で画像判別部22aは、選択した領域が空の色を示しているか否か判別する。画像判別部22aは、選択した領域が空の色を示すときステップST25に進み、選択した領域が空の色を示していないときステップST27に進む。
ステップST25で画像判別部22aは、選択した領域の輝度が閾値TH3以上であるか否かを判別する。画像判別部22aは、選択した領域の輝度が予め設定されている閾値TH3以上であるときステップST26に進み、閾値TH3以上でないときステップST27に進む。
ステップST26で画像判別部22aは、空画像の領域数をカウントする。画像判別部22aは、選択した領域を空の画像を示す領域と判定して、空の画像を示す領域の数をカウントアップする。
ステップST27で画像判別部22aは、全ての領域の選択が完了したか否かを判別する。画像判別部22aは、選択されていない領域が残っているときステップST23に戻り、まだ選択されていない領域を新たに選択してステップST24からの処理を行う。また、画像判別部22aは、全ての領域の選択が完了したときステップST28に進む。
ステップST28で画像判別部22aは、シーン判断領域の設定を行う。画像判別部22aは、縦横検出部45から供給された検出信号に基づき、撮像画像の上部にシーン判断領域を設定してステップST29に進む。ここで、縦横検出部45からの検出信号によって撮像装置10aが横位置であることが示されているとき、撮像画像は図12の(A)に示すように横長の構図となっている。したがって、画像判別部22aは、横長の構図である撮像画像の上部領域にシーン判断領域を設定する。また、縦横検出部45からの検出信号によって撮像装置10aが縦位置であることが示されているとき、撮像画像は図12の(B)に示すように縦長の構図の画像となっている。したがって、画像判別部22aは、縦長の構図である撮像画像の上部領域にシーン判断領域を設定する。
ステップST29で画像判別部22aは、シーン判断領域に空の画像を示す領域が含まれているか否かを判別する。画像判別部22aは、シーン判断領域に空の画像を示す領域が含まれていると判別したときステップST30に進み、シーン判断領域に空の画像を示す領域が含まれていないと判別したときシーン判別動作を終了する。
ステップST30で画像判別部22aは、シーン判断領域に空の画像を示す領域が含まれていることから、風景を撮像したシーンと判別してステップST31に進む。
ステップST31で画像判別部22aは、補正率判別値を算出する。画像判別部22aは、補正率判別値として、空の画像を示す領域と判別した領域の青色レベルである比率(B/G)の平均値を算出する。
このような処理を撮像装置10aで行うものとすれば、撮像装置10aが縦位置あるいは横位置等に応じてシーン判断領域が設定されることから、コの字状にシーン判断領域を設定する場合に比べて、空領域の判別精度を高めることができる。
また、上述の実施の形態では、シーン判断領域として画像端から1領域分の幅をシーン判断領域とする場合を説明したが、撮像画像を複数の領域に区分する場合、領域サイズを小さくすると、画像端から1領域分の幅をシーン判断領域とした場合にシーン判断領域の領域サイズが小さくなってしまい、撮像画像における空の判定精度の低下を招くおそれがある。また、画像端から複数領域分の幅をシーン判断領域とする場合、幅を広くすると空だけでなく地上の画像が多く含まれるようになってしまう。そこで、画像端から複数領域分の幅をシーン判断領域として設定して、撮影画像の上端側の領域は空である可能性が高く、下端側に位置する領域ほど空である可能性が低くなることから、シーン判断領域に対して上部の重み付けを高くして、撮像画像における空の部分をより確実に判別できるようにする。
次に、図13を用いて、重み付けを行う場合の画像判別部22aの動作について説明する。ステップST41で画像判別部22aは、撮像画像の全体の輝度が予め設定されている輝度の閾値TH1以上であるか否かを判別する。画像判別部22aは、撮像画像の全体の輝度の平均値を算出して、平均値が閾値TH1以上であるときステップST42に進み、閾値TH1以上でないときはシーン判別動作を終了する。
ステップST42で画像判別部22aは、フォーカス制御部40からの距離情報で示された距離が閾値TH2以上であるか否かを判別する。画像判別部22aは、距離が閾値TH2以上であるときステップST43に進み、閾値TH2以上でないときシーン判別動作を終了する。
ステップST43で画像判別部22aは、撮像画像を区分した領域から1つの領域を選択してステップST44に進む。
ステップST44で画像判別部22aは、選択した領域が空の色を示しているか否か判別する。画像判別部22aは、選択した領域が空の色を示すときステップST45に進み、選択した領域が空の色を示していないときステップST47に進む。
ステップST45で画像判別部22aは、選択した領域の輝度が閾値TH3以上であるか否かを判別する。画像判別部22aは、選択した領域の輝度が予め設定されている閾値TH3以上であるときステップST46に進み、閾値TH3以上でないときステップST47に進む。
ステップST46で画像判別部22aは、空の画像を示す領域数をカウントする。画像判別部22aは、選択した領域を空の画像を示す領域と判定して、空の画像を示す領域の数をカウントアップする。
ステップST47で画像判別部22aは、全ての領域の選択が完了したか否かを判別する。画像判別部22aは、選択されていない領域が残っているときステップST43に戻り、まだ選択されていない領域を新たに選択してステップST44からの処理を行う。また、画像判別部22aは、全ての領域の選択が完了したときステップST48に進む。
ステップST48で画像判別部22aは、シーン判断領域の設定を行う。画像判別部22aは、縦横検出部45から供給された検出信号に基づき、撮像画像の上部に複数領域幅のシーン判断領域を設定してステップST49に進む。ここで、縦横検出部45からの検出信号によって撮像装置10aが横位置であることが示されているとき、撮像画像は、図14の(A)に示すように横長の構図となっている。したがって、画像判別部22aは、図14の(B)に示すように、横長の構図である撮像画像の上端の領域の重み付けを高くして、下端方向に各領域の重み付けを低くする。また、縦横検出部45からの検出信号によって撮像装置10aが縦位置であることが示されているとき、撮像画像は、図15の(A)に示すように縦長の構図の画像となっている。したがって、画像判別部22aは、図15の(B)に示すように、縦長の構図である撮像画像の上端の領域の重み付けを高くして、下端方向に各領域の重み付けを低くする。このように、シーン判断領域に対して重み付けを行うものとすれば、空が含まれる可能性の高い領域は重み付けが高く、空が含まれる可能性の低い領域は重み付けが低いものとなる。
なお、縦横検出部45が設けられておらず上述の画像判別部22でコの字状にシーン判断領域を設定する場合、画像判別部22は図16に示すように撮影画像の端部側では重み付けを高くして、撮像画像の中央部側で重み付けが低くなるように重み付けを行うものとすればよい。また、コの字状にシーン判断領域を設定する場合、横長の構図である撮像画像の下端の領域は、空が含まれる可能性が少ないので、重み付けを低くする。
ステップST49で画像判別部22aは、評価値SCを算出する。画像判別部22aは式(6)を用いて評価値SCを算出する。この式(6)において、「Ki」はi番目の領域が空の画像の領域であるか否かの判定結果を示しており、例えば空の領域と判定されているときには「1」、空の領域と判定されていないときは「0」とする。また、「WPi」はi番目の領域の重みを示している。
ステップST50で画像判別部22aは、評価値SCが閾値TH6以上であるか否かを判別する。画像判別部22aは、評価値SCが閾値TH6以上であると判別したときステップST51に進み、評価値が閾値TH6以上でないと判別したときシーン判別動作を終了する。
ステップST51で画像判別部22aは、シーン判定用の評価値が閾値を超えたことから、風景を撮像したシーンと判別してステップST52に進む。
ステップST52で画像判別部22aは、補正率判別値を算出する。画像判別部22aは、補正率判別値として、空の画像を示す領域と判別した領域の青色レベルである比率(B/G)の平均値を算出する。
このようにシーン判断領域に対して重み付けを行い、空の領域の判別結果とシーン判断領域の重み付けに基づいて算出した評価値SCに基づいて、撮影モードを風景モードに設定するか否かを判別すれば、シーン判断領域の領域幅を広くしても、撮像画像に応じて精度よく判別を行うことができる。
さらに、重み付けは、シーン判断領域に対して行う場合に限られるものではなく、撮像画像を区分した領域毎に重み付けを行うこともできる。ここで、領域の画像が空の画像だけである場合、領域内における色のばらつきは小さいものとなる。また、領域の画像が空の画像だけでなく地上等の画像を含む場合、判定領域内における色のばらつきは、空の画像だけである場合よりも大きくなる。すなわち、空の画像と判別された領域において領域内の色のばらつきが小さいときは空の画像である可能性が高いと考えられる。したがって、画像判別部22aは、色のばらつきが小さい領域の重み付けは高く、色のばらつきが大きい領域の重み付けは低くする。
式(7)〜(9)は色毎のばらつきの算出式、式(10)は重みWCの算出式を示している。なお、式(7)〜(9)は色のばらつきとして色毎の分散を求める算出式を示しており、式(7)における「Ravg」は領域内におけるR信号の平均値、式(8)における「Gavg」は領域内におけるG信号の平均値、式(9)における「Bavg」は領域内におけるB信号の平均値である。また式(10)における「A」は係数である。なおG信号の分散の算出では、例えば1画素内のGrとGbの平均値を用いるものとする。
このように、画像判別部22aは、領域毎に重みを算出して、この重みを用いて式(11)から評価値SCを算出する。
さらに、シーン風景判断領域の重み付けも合わせて行う場合、画像判別部22aは、式(6)の「Ki」に換えて、領域に設定した重みWCを用いるものとすれば、色のばらつきに基づいた重み付けとシーン判断領域の重み付けを用いて算出した評価値SCに基づき、撮像シーンの判別をさらに精度よく行うことができる。
また、空の画像を示すものと判定された領域は、周囲の領域が空の画像を示すものと判定されているとき、空の画像である可能性が高いと考えられる。したがって、画像判別部22aは、領域毎の重みを周囲の領域の重み付け結果に応じて重み付けすることもできる。
式(12)は、領域毎の重みを周囲の領域の重み付け結果に応じてさらに重み付けする場合の算出式を示している。
例えば、図17に示すように、上下左右に位置する判定領域の重みが「w1」〜「w4」とされている場合、式(12)に基づいて領域APiの重みWiを算出する。なお、式(11)において、「wn」はn番目の近傍の領域に設定された重み、「N」は周辺に位置する領域の数を示しており、図17に示す場合、Wnは「w1」〜「w4」、Nは4となる。
このように、周囲の領域の重み付け結果を用いてさらに重み付けすれば、空の画像を示す領域の重みをより高くすることができる。したがって、このようにして領域毎に設定した重みを式(6)の「Ki」に換えて用いて評価値SCを算出する。このように、周囲の領域の重み付け結果に応じて重み付けを行えば、風景を撮像したシーンであるか否かの判別をさらに精度よく行うことができる。
ところで、周囲の領域を用いて重み付けを行う場合、周囲の領域に設定されている重みを用いる場合に限られるものではない。例えば、周囲の領域が空の画像を示す領域であるか否かの判定結果を利用して重み付けを行うことができる。
式(13)は、周囲の領域の判定結果に基づいて重み付けを行う場合を示している。
例えば図18に示すように判定結果が得られており、上下左右に位置する4つの判定領域の判定結果を用いる場合、領域APn1は、左と下の領域が空の画像でないと判定(判定結果「0」)されており、上と右の領域が空の画像であると判定(判定結果「1」)されている場合、周囲の領域の判定結果に基づいて領域APn1の判定結果に重み付けを行い、「1×(2/4)=0.5」とする。また、領域APn2は、上下左右の領域が空の画像を示す領域と判定(判定結果「1」)されていることから、領域APn2の判定結果に重み付けを行い、「1×(4/4)=1」とする。
このように周囲の領域の判定結果に基づいて重み付けを行い、領域の重み付けされた判定結果を用いて式(12)から評価値SCを算出する。また、シーン判断領域の重み付けも合わせて行う場合、画像判別部22aは、式(6)の「Ki」に換えて、重み付け後の判定結果を用いるものとする。このようにすれば、領域内の色のばらつきに基づいて重みの設定が行われていなくとも、周囲の領域の判定結果を利用した重み付けが行われている評価値SCを算出できる。
このように、画像判別部22aは、撮像装置が縦位置や横位置等であることを示す検出信号に基づいたシーン判断領域の設定や領域の重み付け等を行って評価値SCを算出する。さらに、画像判別部22aは、評価値SCに基づき撮影シーンが風景を撮像したシーンであるか否かの判定を行い、風景を撮像したシーンと判別したとき彩度補正率判別値を算出して、補正率設定部25に供給する。
補正率設定部25は、画像判別部22aで算出された彩度補正率判別値に基づき補正率を上述のように決定して画像処理部30に供給する。画像処理部30は、補正率設定部25で設定された補正率Kcsを用いて彩度補正を行う。
このように、撮像装置10aでは、撮像装置が縦位置や横位置等であることを示す検出信号に基づいたシーン判断領域の設定、シーン判断領域の重み付け、撮像画像を区分した領域毎の色のばらつきに基づく重み付け、隣接する領域を利用した重み付けの何れかの処理、または複数の処理が組み合わせて行われるので、撮像画像から空の領域の検出を精度よく行うことが可能となり、風景を撮像したシーンを正しく判別することができる。
また、風景を撮像したシーンと判別されたときは、空の画像を示す領域の色に応じて彩度補正の補正率が制御されるので、上述のように最適な彩度補正を行うことができるようになる。
なお、上述の実施の形態は、撮像装置で撮影モードの設定および彩度補正を行う場合について説明したが、記録媒体に記録された撮像画像の画像処理を画像処理装置で行う場合にも適用できる。例えば記録媒体にRAW画像が記録されており、このRAW画像の画像処理を画像処理装置で行う場合、画像処理装置は、上述のように撮像画像を複数の領域に区分して領域毎に特徴量を算出して、この特徴量に基づき空の画像を示す領域であるか否かを判別して、シーン判断領域に空の画像を示す領域が含まれることに応じて所定の撮像シーンと判別する。さらに、画像処理装置は、判別した撮像シーンの画像に適した画像処理モードとして、例えば上述のような彩度補正を自動的に行うようにする。このようにすれば、記録媒体に記録されている画像がRAW画像であっても、表示部等に供給される画像は、風景を撮像したシーンの画像に適した画像処理モードで画像処理が行われた画像となる。したがって、ユーザが撮像画像毎に画像処理の設定操作等を行う必要がなく、容易に良好な風景画像の表示等を行えるようになる。
また、上述の処理すなわち撮像画像から撮影モードや画像処理モードを判別する処理や補正率をさらに設定する処理は、ハードウェアだけでなくソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したコンピュータ・プログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにコンピュータ・プログラムをインストールして実行させることが可能である。
コンピュータ・プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、コンピュータ・プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておく。
なお、コンピュータ・プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるコンピュータ・プログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
また、本願発明は、上述の実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施の形態の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
この発明は、撮像画像を複数の領域に区分して、該領域毎に各色の比率と輝度を特徴量として算出して、この特徴量に基づいて複数の領域毎に空の画像を示す領域であるか否かの判別を行い、空の画像を示す領域が撮像画像上に予め設定されているシーン判断領域に含まれることに応じて所定の撮影モードに設定するものである。このため、撮像画像から撮像画像に適した撮影モードを正しく判別できるようになり、例えば屋内での撮像画像が屋外での撮像画像と判別されることがなくなる。したがって、静止画や動画の撮像画像を得る撮像装置や、撮像画像の画像処理を行う画像処理装置に適するものである。
撮像装置の構成の一部を示す図である。 RAW画像を示す図である。 特徴量算出部の動作を説明するための図である。 画像判別部の動作を示すフローチャートである。 選択した領域が空の色を示しているか否かの判別動作を説明するための図である。 シーン判断領域を例示した図である。 シーン判断領域と空の画像を示す領域の判定結果を例示した図である。 比率(B/G)avgと補正率の関係を示す図である。 彩度補正を説明するための図である。 撮像装置の他の構成の一部を示す図である。 他の画像判別部の動作を示すフローチャートである。 縦横検出結果に応じて設定されたシーン判断領域を示す図である。 重み付けを行う場合の画像判別部の動作を示すフローチャートである。S 示す図である。 横長の構図である撮像画像におけるシーン判断領域の重み付けを示す図である。 縦長の構図である撮像画像におけるシーン判断領域の重み付けを示す図である。 コの字状のシーン判断領域に対する重み付けを示す図である。 隣接する領域の重みを利用した重み付けを説明するための図である。 隣接する領域の判別結果を利用した重み付けを説明するための図である。
符号の説明
10,10a・・・撮像装置、11・・・レンズ部、12・・・撮像部、13・・・ディジタル信号化部、21・・・特徴量算出部、22,22a・・・画像判別部、25・・・補正率設定部、30・・・画像処理部、40・・・フォーカス制御部、41・・・レンズ駆動部、45・・・縦横検出部

Claims (13)

  1. 撮像部と、
    前記撮像部で得られた撮像画像を複数の領域に区分して、該領域毎に各色の比率と輝度を特徴量として算出する特徴量算出部と、
    前記撮像画像の全体の輝度に基づき特定の画像を含む撮像画像の判別を行い、該特定の画像を含む撮像画像に対して、前記特徴量に基づき、前記色の比率が所望の色を示す比率であって前記輝度が予め設定した閾値以上の領域を前記特定の画像を示す領域と判別して、前記撮像画像が縦長の構図とされた場合の上部領域と横長の構図とされた場合の上部領域からなる領域または何れかの前記上部領域をシーン判断領域として、前記特定の画像を示す領域が前記撮像画像上に予め設定されている前記シーン判断領域に含まれることに応じて所定の撮像シーンと判別する画像判別部と、
    前記画像判別部のシーン判別結果に応じた画像処理を実行する画像処理部を有する撮像装置。
  2. 前記画像判別部は、前記シーン判断領域における領域の位置に応じた重み付けおよび/または前記特定の画像を示す領域に対して色のばらつきに応じた重み付けを行ったのち、前記シーン判断領域に含まれる前記特定の画像を示す領域に応じて評価値を算出して、該評価値が予め設定した閾値よりも高いとき前記所定の撮像シーンと判別する
    請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記特定の画像の領域は空の画像を示す領域である
    請求項記載の撮像装置。
  4. 前記画像判別部は、前記判断領域に対して前記撮影画像の上部の重み付けを高くする
    請求項記載の撮像装置。
  5. 前記画像判別部は、前記空の画像を示す領域における色の分散が少ない領域の重み付けを高くする
    請求項記載の撮像装置。
  6. 前記画像判別部は、前記空の画像を示す領域に対して、該領域と隣接する領域の前記空の画像を示す領域であるか否かの判別結果または前記色のばらつきに応じた重み付け結果に基づいた重み付けを行う
    請求項記載の撮像装置。
  7. 前記画像判別部は、撮像画像の輝度と被写体までの距離が予め定められている閾値以上であるとき、前記所定の撮像シーンと判別する
    請求項記載の撮像装置。
  8. 前記所定の撮像シーンは、風景を撮像したシーンである
    請求項記載の撮像装置。
  9. 撮像画像に対して前記画像処理部で彩度補正を行うときの補正率を設定する補正率設定部を有し、
    前記画像処理部は、前記空の画像を示すものと判別された領域の色から前記空の色レベルを算出し、
    前記補正率設定部は、前記空の色レベルが高いとき彩度が高くなるように前記補正率を設定する
    請求項記載の撮像装置。
  10. 前記空の色レベルは、前記空の画像を示すものと判別された判別領域の青色レベルの平均値である
    請求項記載の撮像装置。
  11. 撮像画像を複数の領域に区分して、該領域毎に各色の比率と輝度を特徴量として算出する特徴量算出部と、
    前記撮像画像の全体の輝度に基づき特定の画像を含む撮像画像の判別を行い、該特定の画像を含む撮像画像に対して、前記特徴量に基づき、前記色の比率が所望の色を示す比率であって前記輝度が予め設定した閾値以上の領域を前記特定の画像を示す領域と判別して、前記撮像画像が縦長の構図とされた場合の上部領域と横長の構図とされた場合の上部領域からなる領域または何れかの前記上部領域をシーン判断領域として、前記特定の画像を示す領域が前記撮像画像上に予め設定されている前記シーン判断領域に含まれることに応じて所定の撮像シーンと判別する画像判別部と
    を有する画像処理装置。
  12. 特徴量算出部が、撮像部で得られた撮像画像を複数の領域に区分して、該領域毎に各色の比率と輝度を特徴量として算出するステップと、
    画像判別部が、前記撮像画像の全体の輝度に基づき特定の画像を含む撮像画像の判別を行い、該特定の画像を含む撮像画像に対して、前記特徴量に基づき、前記色の比率が所望の色を示す比率であって前記輝度が予め設定した閾値以上の領域を前記特定の画像を示す領域と判別して、前記撮像画像が縦長の構図とされた場合の上部領域と横長の構図とされた場合の上部領域からなる領域または何れかの前記上部領域をシーン判断領域として、前記特定の画像を示す領域が前記撮像画像上に予め設定されている前記シーン判断領域に含まれることに応じて所定の撮像シーンと判別するステップと、
    画像処理部が、前記シーン判別結果に応じて前記撮像画像の画像処理を行うステップと
    を具備する撮像方法。
  13. コンピュータを、
    撮像画像を複数の領域に区分して、該領域毎に各色の比率と輝度を特徴量として算出する特徴量算出手段と、
    前記撮像画像の全体の輝度に基づき特定の画像を含む撮像画像の判別を行い、該特定の画像を含む撮像画像に対して、前記特徴量に基づき、前記色の比率が所望の色を示す比率であって前記輝度が予め設定した閾値以上の領域を前記特定の画像を示す領域と判別して、前記撮像画像が縦長の構図とされた場合の上部領域と横長の構図とされた場合の上部領域からなる領域または何れかの前記上部領域をシーン判断領域として、前記特定の画像を示す領域が前記撮像画像上に予め設定されている前記シーン判断領域に含まれることに応じて所定の撮像シーンと判別する画像判別手段と、
    前記画像判別手段のシーン判別結果に応じた画像処理を実行する画像処理手段として機能させるコンピュータ・プログラム。
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