JP5205482B2 - シンボルインターリーブ偏波多重装置 - Google Patents

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本発明は、デジタル信号列で光の位相を変調し、偏波多重を行うシンボルインターリーブ偏波多重装置に関する。
デジタル信号で光を変調する方式として4値位相シフトキーイング(QPSK:Quadrature Phase Shift Keying)や差動4値位相シフトキーイング(DQPSK:Differential QPSK)が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。また、図10のように位相変調された光信号を偏波多重するシンボルインターリーブ偏波多重装置400も知られている。
特開2007−208472号公報
図10のシンボルインターリーブ偏波多重装置400は、連続光をクロック信号CLKに基づいて強度変調を行い、強度変調光に対してQPSK変調を行っている。一般に、シンボルインターリーブ偏波多重装置は、光路長や電気信号線の長さの製造誤差による各入力データ信号(DATA1〜4)間のスキュー及びこれらとクロック信号CLKとのスキューを合わせ込む必要がある。
シンボルインターリーブ偏波多重装置400の場合、各QPSK変調器内のスキュー調整とともに、QPSK変調器と強度変調器とのスキュー調整を行っている。具体的には、シンボルインターリーブ偏波多重装置400は、各データ信号(DATA1〜4)をクロック信号CLKに合わせる構成であり、QPSK変調器と強度変調器とのスキュー調整をクロック信号CLKに対して行っている。このように、複数のスキュー調整を行うシンボルインターリーブ偏波多重装置には、各構成部品を等長化して組み立てたとしても、部品の温度特性及び経時変化による再度のスキュー調整が困難という課題があった。
そこで、本発明は、前記課題を解決するために、部品の温度特性及び経時変化による再度のスキュー調整が容易であるシンボルインターリーブ偏波多重装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るシンボルインターリーブ偏波多重装置は、各QPSK変調器内のスキュー、及びQPSK変調器と強度変調器とのスキューを一括して調整できる構成とした。
具体的には、本発明に係るシンボルインターリーブ偏波多重装置は、連続光を出力する光源と、2つの位相変調器及び強度変調器を有し、前記光源からの連続光を前記位相変調器がそれぞれに入力されるデータ信号で位相変調して2つの位相変調光信号を生成し、前記位相変調光信号の一方の位相をπ/2ずらして前記位相変調光信号の他方と合波した合波信号を前記強度変調器が入力されたクロック信号で強度変調しRZ化して出力する2つのRZ位相変調回路と、互いに反転した2つの前記クロック信号を生成し、それぞれを2つの前記RZ位相変調回路の前記強度変調器に入力するクロック源と、各々の前記RZ位相変調回路の出力が最大となるように、前記RZ位相変調回路の前記位相変調器が生成する前記位相変調光信号の位相をそれぞれ調整する2つの位相制御回路と、一方の前記RZ位相変調回路の出力の偏波を90度回転し、他方の前記RZ位相変調回路の出力と合波して出力する出力回路と、を備える。
本シンボルインターリーブ偏波多重装置は、それぞれのRZ位相変調回路のRZ光信号からスキュー量を検出し、入力される各データの位相変調器へフィードバックする構成である。具体的には、位相調整回路が、所望の時にRZ位相変調回路の出力(RZ光信号)が最大となるように位相変調光信号の位相を調整するようにフィードバックする。従って、本発明は、部品の温度特性及び経時変化による再度のスキュー調整が容易なシンボルインターリーブ偏波多重装置を提供することができる。
具体的には、本発明に係るシンボルインターリーブ偏波多重装置の前記位相制御回路は、前記RZ位相変調回路の前記位相変調器が生成する前記位相変調光信号の位相をそれぞれ調整する位相シフタと、それぞれの前記位相シフタに所定周波数のパイロット信号を入力して前記RZ位相変調回路の前記位相変調器が生成する前記位相変調光信号の位相を前記所定周波数で振動させるパイロット信号供給部と、前記RZ位相変調回路の出力を光電変換した電気信号を前記パイロット信号の周波数で同期検波する同期検波部と、前記同期検波回路が前記電気信号を同期検波した結果からRZ位相変調回路の出力の平均光強度最大とするように前記位相シフタを調整する調整部と、を有する。
ここで、本発明に係るシンボルインターリーブ偏波多重装置の前記位相制御回路は、互いに異なる周波数の2つのパイロット信号を用いて調整する前記位相変調光信号の位相量をそれぞれ検出してもよい。このシンボルインターリーブ偏波多重装置は、4つのパイロット信号を4つの位相変調光信号に割り当てており、スキューの合わせ込みを同時に行うことができる。
一方、本発明に係るシンボルインターリーブ偏波多重装置の前記位相制御回路は、1つのパイロット信号を用い、時分割方式で調整する前記位相変調光信号の位相量をそれぞれ検出してもよい。このシンボルインターリーブ偏波多重装置は、4つの位相変調光信号のスキューの合わせ込みを1つのパイロット信号で順に行う。位相制御回路を簡素化できるため、シンボルインターリーブ偏波多重装置を小型化することができる。
本発明は、部品の温度特性及び経時変化による再度のスキュー調整が容易なシンボルインターリーブ偏波多重装置を提供することができる。また、本発明は、強度変調器を位相変調器の後段に配置したため、位相変調光信号の一方の位相をπ/2ずらして位相変調光信号の他方と合波までの配線長を等長化する必要がなく、位相変調器の内部遅延を考慮する必要がなく、設計が容易になるという効果もある。
RZ−QPSK変調方式を採用する位相変調装置を説明する図である。 位相変調装置内の信号を模式的に示した図である。(A)は、光源から出力される信号である。(B)は、位相変調器が出力する信号である。(C)は、1:2カップラが出力する信号である。(D)は、強度変調器が出力する信号である。 本発明に係る位相変調装置を説明する図である。(A)は、RZ光信号の平均光強度が変化する様子を説明する図である。(B)は、相対位相が0.5ビットずれたときのRZ光信号をオシロスコープで観察した結果である。(C)は、相対位相が0.25ビットずれたときのRZ光信号をオシロスコープで観察した結果である。(D)は、相対位相のずれがないときのRZ光信号をオシロスコープで観察した結果である。 フィードバックでスキュー調整を行うRZ−QPSK変調方式の位相変調装置を説明する図である。 スキュー量の検出を説明する図である。 スキュー量の検出を説明する図である。 フィードバックでスキュー調整を行うRZ−QPSK変調方式の位相変調装置を説明する図である。 本発明に係るシンボルインターリーブ偏波多重装置を説明する図である。 本発明に係るシンボルインターリーブ偏波多重装置を説明する図である。 強度変調器が前段にあるシンボルインターリーブ偏波多重装置を説明する図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(スキュー調整の概要)
図1は、RZ−QPSK変調方式を採用する位相変調装置300を説明する図である。RZ−QPSK変調方式は、QPSK変調された光信号をさらにRZ(Return to Zero)強度変調を行う方式である。RZ−QPSK変調方式は、以下の手順で実施される。
(1)光源10の連続光LDを1:2カップラ11で分岐する。
(2)位相変調器(12−1、12−2)は、デジタル入力信号(DATA1、DATA2)に基づき、1:2カップラ11からの連続光(LD1、LD2)を位相が0又はπの位相変調光信号(LN1、LN2)に変換する。
(3)1:2カップラ14は、位相器13で互いにπ/2位相ずれた状態となった2つの位相変調光信号(LN1’、LN2)を合波し、合波信号QPSKを出力する。
(4)強度変調器15は、合波信号QPSKをクロック信号CLKで強度変調してRZ化したRZ光信号RZ−QPSKを出力する。
図2は、位相変調装置300内の各信号を模式的に示した図である。縦軸は光強度、横軸は時間を示している。図2(A)は、光源10から出力される連続光LDである。連続光LDの光強度に変化はない。図2(B)は、位相変調器12−1が出力する位相変調光信号LN1である。位相変調光信号LN1は、デジタル入力信号DATA1で位相が変化するため、位相遷移時に光強度が低下してノッチNが入る。図2(C)は、1:2カップラ14が出力する合波信号QPSKである。合波信号QPSKは、2つの位相変調光信号(LN1’、LN2)が合波されてノッチNが重なった状態となる。図2(D)は、強度変調器15が出力するRZ光信号RZ−QPSKである。
図3(A)は、LN1’と強度変調器15の位相が最適点にいる状態で位相変調器12−1が出力する位相変調光信号LN1の位相と位相変調器12−2が出力する位相変調光信号LN2の位相との相対位相を−0.5ビットから+0.5ビットまで変化させたときのRZ光信号RZ−QPSKの平均光強度が変化する様子を説明する図である。図3(B)〜(D)は各位相時におけるRZ光信号をオシロスコープで観察した結果である。図3(D)から図3(B)のように位相ずれ(スキュー)が大きくなると、図3(D)から図3(B)のようにノッチNがずれ、図3(A)のようにRZ光信号RZ−QPSKの平均光強度が低下する。
このため、位相変調装置300には、RZ光信号RZ−QPSKの平均光強度が最大となるように、クロック信号CLKとそれぞれの位相変調光信号(LN1’、LN2)の位相とを合わせる(スキューを合わせる)必要がある。
図4は、スキュー調整機能を持つ位相変調装置301を説明する図である。位相変調装置301は、連続光を出力する光源10と、2つの位相変調器(12−1、12−2)及び強度変調器15を有し、光源10からの連続光を位相変調器(12−1、12−2)がそれぞれに入力されるデータ信号(DATA1、DATA2)で位相変調して2つの位相変調光信号を生成し、位相器13が位相変調光信号の一方の位相をπ/2ずらして位相変調光信号の他方と合波した合波信号を強度変調器15が入力されたクロック信号CLKで強度変調しRZ化して出力するRZ位相変調回路101と、RZ位相変調回路101の出力が最大となるように、RZ位相変調回路101の位相変調器(12−1、12−2)が生成する位相変調光信号の位相をそれぞれ調整する位相制御回路111と、を備える。
位相制御回路111は、RZ位相変調回路101の位相変調器(12−1、12−2)が生成する位相変調光信号の位相をそれぞれ調整する位相シフタ(21−1、21−2)と、それぞれの位相シフタ(21−1、21−2)に所定周波数のパイロット信号を入力してRZ位相変調回路101の位相変調器(12−1、12−2)が生成する位相変調光信号の位相を所定周波数で振動させるパイロット信号供給部22と、RZ位相変調回路101の出力を受光素子23が光電変換した電気信号をパイロット信号の周波数で同期検波する同期検波部24と、同期検波部24が電気信号を同期検波した結果からRZ位相変調回路101の出力の平均光強度を最大とするように位相シフタ(21−1、21−2)を調整する調整部25と、を有する。
位相シフタ(21−1、21−2)は、それぞれデータ信号(DATA1、DATA2)の遅延量を調整し、それぞれの位相変調光信号(LN1、LN2)の最適位相点と強度変調最適点とのスキューを調整することができる。
位相制御回路111は、パイロット信号供給部22、同期検波部24及び調整部25と、を有する。位相制御回路111は、RZ位相変調回路101が出力するRZ光信号RZ−QPSKを1:2カプラ16で分岐して受光素子23で受光し、RZ光信号RZ−QPSKの時間平均値が最大となるようにそれぞれの位相シフタ(21−1、21−2)へフィードバックする。
位相制御回路111のスキュー量検出手法の概要を図5及び図6を用いて説明する。図5は、パイロット信号32による位相変調光信号33の位相状態の変化を模式的に示した図である。ある入力データ列30が位相シフタ31に入力しているとする。入力データ列30の中央部にはノッチNが入っているとする。位相シフタ31に周波数fのパイロット信号32が導入された場合、位相シフタ31から出力される位相変調光信号33のノッチNは周波数fで振動する。
図6は、位相変調光信号LN1の位相の状態と受光素子23が検出した検出信号Oとを説明する図である。例えば、位相シフタ21−1を制御する制御信号Jに周波数f1の正弦波のパイロット信号を重畳すると、位相変調光信号LN1の位相は周波数f1で振動する。位相変調光信号LN1を位相器13でπ/2ずらし、位相変調光信号LN2と合波し、強度変調器15でRZ化したRZ光信号RZ−QPSKを受光素子23の出力で観測すると、検出信号Oのように位相変調光信号LN1の位相進み又は位相遅れの状態で検出信号の位相が変化する。具体的には、位相変調光信号LN1の位相が遅れている場合、検出信号Oは、周波数がパイロット信号の周波数f1と同じで位相もパイロット信号と同じである。位相変調光信号LN1の位相が最適点である場合、検出信号Oは、周波数がパイロット信号の周波数f1の倍となる。位相変調光信号LN1の位相が進んでいる場合、検出信号Oは、周波数がパイロット信号の周波数f1と同じで位相がパイロット信号と逆になる。すなわち、RZ光信号RZ−QPSKを受光素子23で検波し、同期検波部24−1でf1に対する位相を検出し検出信号Oの周波数が倍となるように、すなわちf1の位相が反転するポイントに位相シフタ21−1を調整することで位相変調光信号LN1とクロック信号CLKとのスキューを合わせこむことができる。
図4を用いてより具体的に説明する。スキュー調整前は、スキューの状態が不明である。そこで、パイロット信号供給部22−1から周波数f1のパイロット信号を位相シフタ21−1に与えて位相変調光信号LN1の位相を振動させる。このときのRZ光信号RZ−QPSKを同期検波部24−1がパイロット信号で同期検波すれば、検波信号Kの位相を確認することで現在のスキューの状態が判明する。そこで、調整部25−1は、検波信号Kの位相が反転するポイントに位相シフタ21−1を調整することで、スキュー調整が完了する。以上に、位相変調光信号LN1のスキュー調整について説明したが、パイロット信号供給部22−2からの周波数f2のパイロット信号、同期検波部24−2及び調整部25−2を使うことで位相変調光信号LN2のスキュー調整も同様にできる。位相変調装置301は、2つの周波数(f1、f2)のパイロット信号を使用するため、位相変調光信号LN1及び位相変調光信号LN2のスキュー調整を同時に実施できる。
位相変調装置301は、このスキュー調整を随時できるため、各構成部品を等長化して組み立てる必要がなく、部品の温度特性及び経時変化が生じてもその変化によるスキュー変動を容易に収束することができる。
図7は、スキュー調整機能を持つ位相変調装置302を説明する図である。位相変調装置302と図4の位相変調装置301との違いは、パイロット信号の数である。位相変調装置302は周波数fである1つのパイロット信号でスキュー調整を行う。具体的には、位相変調光信号LN1と位相変調光信号LN2のスキュー調整を時間をずらして行う。このため、位相変調装置302は、位相制御回路112にパイロット信号の出力先を切り替える切替スイッチ26を有する。スキュー調整方法は図5及び図6で説明した位相変調装置301のスキュー調整方法と同様である。
(実施形態1)
図8は、実施形態1のシンボルインターリーブ偏波多重装置401を説明する図である。シンボルインターリーブ偏波多重装置401は、
連続光を出力する光源10と、
2つの位相変調器(12−1、12−2)及び強度変調器15’を有し、光源10からの連続光を位相変調器(12−1、12−2)がそれぞれに入力されるデータ信号(DATA1、DATA2)で位相変調して2つの位相変調光信号(LN1、LN2)を生成し、位相変調光信号LN1の位相を位相器13’でπ/2ずらした位相変調光信号LN1’と位相変調光信号LN2とを合波して合波信号QPSK1を生成し、クロック信号CLK1に基づき合波信号QPSK1を強度変調器15’で強度変調しRZ化したRZ光信号RZ−QPSK1を出力するRZ位相変調回路101’と、
2つの位相変調器(12−3、12−4)及び強度変調器15”を有し、光源10からの連続光を位相変調器(12−3、12−4)がそれぞれに入力されるデータ信号(DATA3、DATA4)で位相変調して2つの位相変調光信号(LN3、LN4)を生成し、位相変調光信号LN3の位相を位相器13”でπ/2ずらした位相変調光信号LN3’と位相変調光信号LN4とを合波して合波信号QPSK2を生成し、クロック信号CLK2に基づき合波信号QPSK2を強度変調器15”で強度変調しRZ化したRZ光信号RZ−QPSK2を出力するRZ位相変調回路101”と、
互いに反転した2つのクロック信号(CLK1、CLK2)を生成し、それぞれをRZ位相変調回路101’の強度変調器15’及びRZ位相変調回路101”の強度変調器15”に入力するクロック源41と、
RZ光信号RZ−QPSK1が最大となるように、RZ位相変調回路101’の位相変調器(12−1、12−2)が生成する位相変調光信号(LN1、LN2)の位相をそれぞれ調整する位相制御回路111’と、
RZ光信号RZ−QPSK2が最大となるように、RZ位相変調回路101”の位相変調器(12−3、12−4)が生成する位相変調光信号(LN3、LN4)の位相をそれぞれ調整する位相制御回路111”と、
RZ光信号RZ−QPSK1の偏波を偏波ローテタ43で90度回転し、RZ光信号RZ−QPSK2と合波して偏波多重光信号RZ−DP−QPSKを出力する1:2カップラ44と、
を備える。
シンボルインターリーブ偏波多重装置401は、光源10を共通で使用する2台のRZ位相変調回路(101’、101”)を並列させ、RZ位相変調回路101’のRZ光信号RZ−QPSK1の偏波を偏波ローテタ43で90度回転し、1:2カップラ44でRZ位相変調回路101”のRZ光信号RZ−QPSK2と合波する構成である。シンボルインターリーブ偏波多重装置401は、図4の位相変調装置301で説明した位相変調光信号(LN1、LN2)間のスキュー、及びこれらとクロック信号CLKとのスキューを合わせることの他に、位相変調光信号(LN3、LN4)間のスキュー、及びこれらとクロック信号CLKとのスキューを合わせる必要もある。
このため、シンボルインターリーブ偏波多重装置401は、位相変調光信号(LN1、LN2)間のスキュー、及びこれらとクロック信号CLKとのスキューを合わせるために位相制御回路111’を備え、位相変調光信号(LN3、LN4)間のスキュー、及びこれらとクロック信号CLKとのスキューを合わせるために位相制御回路111”を備える。
位相制御回路111’は、RZ位相変調回路101’の位相変調器(12−1、12−2)が生成する位相変調光信号(LN1、LN2)の位相をそれぞれ調整する位相シフタ(21−1、21−2)と、それぞれの位相シフタ(21−1、21−2)に周波数(f1、f2)のパイロット信号を入力してRZ位相変調回路101’の位相変調器(12−1、12−2)が生成する位相変調光信号(LN1、LN2)の位相を周波数(f1、f2)で振動させるパイロット信号供給部(22−1、22−2)と、RZ位相変調回路101’が出力するRZ光信号RZ−QPSK1を受光素子23’で光電変換した電気信号をパイロット信号の周波数(f1、f2)で同期検波する同期検波部(24−1、24−2)と、同期検波部(24−1、24−2)が電気信号を同期検波した結果からRZ位相変調回路101’が出力するRZ光信号RZ−QPSK1の平均光強度を最大とするように位相シフタ(21−1、21−2)を調整する調整部(25−1、25−2)と、を有する。
位相制御回路111”は、RZ位相変調回路101”の位相変調器(12−3、12−4)が生成する位相変調光信号(LN3、LN4)の位相をそれぞれ調整する位相シフタ(21−3、21−4)と、それぞれの位相シフタ(21−3、21−4)に周波数(f3、f4)のパイロット信号を入力してRZ位相変調回路101”の位相変調器(12−3、12−4)が生成する位相変調光信号(LN3、LN4)の位相を周波数(f3、f4)で振動させるパイロット信号供給部(22−3、22−4)と、RZ位相変調回路101”が出力するRZ光信号RZ−QPSK2を受光素子23”で光電変換した電気信号をパイロット信号の周波数(f3、f4)で同期検波する同期検波部(24−3、24−4)と、同期検波部(24−3、24−4)が電気信号を同期検波した結果からRZ位相変調回路101”が出力するRZ光信号RZ−QPSK2の平均光強度を最大とするように位相シフタ(21−3、21−4)を調整する調整部(25−3、25−4)と、を有する。
図4から図6で説明したように、位相制御回路111’は、位相変調光信号(LN1、LN2)とクロック信号CLK1とのスキューを調整し、位相制御回路111”は、位相変調光信号(LN3、LN4)とクロック信号CLK2とのスキューを調整する。ここで、パイロット信号供給部22−1とパイロット信号供給部22−2とが異なる周波数のパイロット信号を用い、パイロット信号供給部22−3とパイロット信号供給部22−4とが異なる周波数のパイロット信号を用いれば、位相変調光信号(LN1〜LN4)のスキュー調整を同時に実施できる。
クロック源41は、2つの出力部(P,N)を有する。クロック源41は、例えば、差動対であり、出力部Pと出力部Nがそれぞれ出力するクロック信号CLK1とクロック信号CLK2とは互いに反転した信号となる。このため、偏波ローテタ43がRZ光信号RZ−QPSK1の偏波を90度回転し、1:2カップラ44でRZ光信号RZ−QPSK2と合波することで、シンボルインターリーブ偏波多重装置401はシンボルインターリーブとなる偏波多重光信号RZ−DP−QPSKを出力できる。
シンボルインターリーブ偏波多重装置401は、このスキュー調整を随時できるため、各構成部品を等長化して組み立てる必要がなく、部品の温度特性及び経時変化が生じてもその変化によるスキュー変動を容易に収束することができる。
(実施形態2)
図9は、実施形態1のシンボルインターリーブ偏波多重装置402を説明する図である。シンボルインターリーブ偏波多重装置402と図8のシンボルインターリーブ偏波多重装置401との違いは、位相制御回路(112’、112”)が使用するパイロット信号の数である。シンボルインターリーブ偏波多重装置402は周波数f’である1つのパイロット信号で位相変調光信号(LN1、LN2)のスキュー調整を行い、周波数f”である1つのパイロット信号で位相変調光信号(LN3、LN4)のスキュー調整を行う。このため、図7で説明したように位相制御回路(112’、112”)はパイロット信号の出力先を切り替える切替スイッチ(26’、26”)を有する。スキュー調整方法は図8で説明したシンボルインターリーブ偏波多重装置401のスキュー調整方法と同様である。
なお、パイロット信号の周波数がf’=f”であってもよい。位相変調光信号LN1とクロック信号CLK1とのスキュー調整、位相変調光信号LN2とクロック信号CLK1とのスキュー調整、位相変調光信号LN3とクロック信号CLK2とのスキュー調整、位相変調光信号LN4とクロック信号CLK2とのスキュー調整、のように順次スキュー調整を行うことで全体のスキュー調整が完了する。
10:光源
11、11’、11”:1:2カップラ
12−1、12−2、12−3、12−4:位相変調器
13、13’、13”:位相器
14、14’、14”:1:2カップラ
15、15’、15”:強度変調器
16、16’、16”:1:2カップラ
21−1、21−2、21−3、21−4:位相シフタ
22、22−1、22−2、22−3、22−4:パイロット信号供給部
23、23’、23”:受光素子
24、24−1、24−2、24−3、24−4:同期検波部
25、25−1、25−2、25−3、25−4:調整部
26、26’、26”:切替スイッチ
31:位相シフタ
32:パイロット信号
33:位相変調光信号
41:クロック源
43:偏波ローテタ
44:1:2カップラ
101、101’、101”:RZ位相変調回路
111、111’、111”、112、112’、112”:位相制御回路
300〜302:位相変調装置
400〜402:シンボルインターリーブ偏波多重装置
LD、LD1、LD2、LD3、LD4:連続光
LN1、LN1’、LN2、LN3、LN3’、LN4:位相変調光信号
QPSK、QPSK1、QPSK2:合波信号
RZ−QPSK、RZ−QPSK1、RZ−QPSK2:RZ光信号
RZ−DP−QPSK:偏波多重光信号
O:検出信号

Claims (4)

  1. 連続光を出力する光源と、
    2つの位相変調器及び強度変調器を有し、前記光源からの連続光を前記位相変調器がそれぞれに入力されるデータ信号で位相変調して2つの位相変調光信号を生成し、前記位相変調光信号の一方の位相をπ/2ずらして前記位相変調光信号の他方と合波した合波信号を前記強度変調器が入力されたクロック信号で強度変調しRZ化して出力する2つのRZ位相変調回路と、
    互いに反転した2つの前記クロック信号を生成し、それぞれを2つの前記RZ位相変調回路の前記強度変調器に入力するクロック源と、
    前記RZ位相変調回路毎に配置されており、前記RZ位相変調回路毎に前記RZ位相変調回路の出力の平均強度が最大となるように、各々の前記RZ位相変調回路の2つの前記位相変調器が生成する前記位相変調光信号の位相をそれぞれ調整する2つの位相制御回路と、
    一方の前記RZ位相変調回路の出力の偏波を90度回転し、他方の前記RZ位相変調回路の出力と合波して出力する出力回路と、
    を備えるシンボルインターリーブ偏波多重装置。
  2. 前記位相制御回路は、
    前記RZ位相変調回路の前記位相変調器が生成する前記位相変調光信号の位相をそれぞれ調整する位相シフタと、
    それぞれの前記位相シフタに所定周波数のパイロット信号を入力して前記RZ位相変調回路の前記位相変調器が生成する前記位相変調光信号の位相を前記所定周波数で振動させるパイロット信号供給部と、
    前記RZ位相変調回路の出力を光電変換した電気信号を前記パイロット信号の周波数で同期検波する同期検波部と、
    前記同期検波回路が前記電気信号を同期検波した結果からRZ位相変調回路の出力の平均光強度最大とするように前記位相シフタを調整する調整部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のシンボルインターリーブ偏波多重装置。
  3. 前記位相制御回路は、
    互いに異なる周波数の2つのパイロット信号を用いて調整する前記位相変調光信号の位相量をそれぞれ検出することを特徴とする請求項2に記載のシンボルインターリーブ偏波多重装置。
  4. 前記位相制御回路は、
    1つのパイロット信号を用い、時分割方式で調整する前記位相変調光信号の位相量をそれぞれ検出することを特徴とする請求項2に記載のシンボルインターリーブ偏波多重装置。
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