JP5205246B2 - 抵抗溶接良否判断方法、及び、抵抗溶接良否判断装置 - Google Patents

抵抗溶接良否判断方法、及び、抵抗溶接良否判断装置 Download PDF

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Description

本発明は、抵抗溶接機を用いてワーク(被溶接部材)の抵抗溶接を行う溶接工程において、ワークの溶接の良否を判断する方法及び装置に関する。
近年、抵抗溶接機を用いてワーク(被溶接部材)の抵抗溶接を行う溶接工程において、ワークの溶接の良否を判断する(溶接品質を評価する)方法や装置として、様々なものが提案されている(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。
特開平10−314956号 特開2004−195521号
特許文献1には、次のような方法が提案されている。まず、溶接電流の瞬時値が変化している電流変化期間中に溶接電流とチップ間電圧の瞬時値を検出する。次いで、両検出値から見かけ上のチップ間動抵抗の瞬時値を算出する。次いで、電流変化期間中の任意の時刻におけるチップ間動抵抗の動抵抗瞬時値変化率を算出する。次いで、電流変化期間の発生回数に対応して算出した動抵抗瞬時値変化率の変化特性を用いて、抵抗溶接部の溶接品質の評価を行う。
特許文献2には、次のような方法が提案されている。まず、交流式抵抗溶接機の溶接電極に印加される電圧の所定時間毎の移動平均値を移動平均電圧値として演算する。さらに、交流式抵抗溶接機の溶接電極に流れる電流の所定時間毎の移動平均値を移動平均電流値として演算する。次いで、移動平均電圧値および移動平均電流値から移動平均抵抗値を算出する。次いで、算出された移動平均抵抗値を、予め設定された閾値と比較して、抵抗溶接による接合部におけるスプラッシュの発生の有無を判定する。
特許文献1及び特許文献2では、上述のように、溶接電極(チップ)間の抵抗値に基づいて、溶接品質の良否を判断する。ところが、ワークの溶接時には、ワークと溶接電極との間の接触抵抗が変動することがある。例えば、先端部に溶接電極を備える可動ガンアームでワークを押圧して抵抗溶接する場合、抵抗溶接時に、可動ガンアームが押圧方向に振動することがある。この可動ガンアームの振動の影響で、ワークと溶接電極との間の接触抵抗が変動することがある。このような場合、この接触抵抗の変動が、溶接電極(チップ)間の抵抗値に反映されることになる。
ところが、ワークと溶接電極との間の接触抵抗の変動は、溶接部(接合部)の溶接状態(溶接品質)の変化と何ら関係のないものである。このため、この接触抵抗の変動が反映された溶接電極(チップ)間の抵抗値に基づいて、溶接品質の良否を判断する従来の手法では、適切に、ワークの溶接の良否を判断することができない虞があった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、ワーク(被溶接部材)と溶接電極との間の接触抵抗の変動の影響を受けることなく、精度良く、ワークの抵抗溶接の良否を判断することができる抵抗溶接良否判断方法及び抵抗溶接良否判断装置を提供することを目的とする。
その解決手段は、可動ガンユニットを備える抵抗溶接機を用いてワークの抵抗溶接を行う溶接工程において、上記ワークの溶接の良否を判断する方法であって、上記ワークの溶接時に上記可動ガンユニットの溶接電極に印加される電圧値を検知する電圧値検知ステップと、上記ワークの溶接時に上記可動ガンユニットの溶接電極に流れる電流値を検知する電流値検知ステップと、上記ワークの溶接時に、上記溶接電極による上記ワークの押圧方向にかかる上記可動ガンユニットの加速度を検知する加速度検知ステップと、上記電圧値及び上記電流値に基づいて溶接抵抗値を算出する溶接抵抗値算出ステップと、上記ワークの溶接時における上記ワークと上記溶接電極との間の接触抵抗の変化量に基づいて、上記溶接抵抗値を補正する溶接抵抗値補正ステップと、上記溶接抵抗値を補正して得た補正溶接抵抗値に基づいて、上記ワークの溶接の良否を判定する溶接良否判定ステップと、を備え、上記溶接抵抗値補正ステップは、上記加速度検知ステップにおいて検知された上記可動ガンユニットの加速度に対応した上記接触抵抗の変化量に基づいて、上記溶接抵抗値を補正する抵抗溶接良否判断方法である。
本発明の抵抗溶接良否判断方法では、ワーク(被溶接部材)の溶接時におけるワークと溶接電極との間の接触抵抗(以下、単に接触抵抗ともいう)の変化量に基づいて、溶接抵抗値(ワークの溶接時に検知した電圧値及び電流値に基づいて算出した、溶接電極間の抵抗値)を補正する。これにより、ワークの溶接時にワークと溶接電極との間の接触抵抗が変動した場合でも、この接触抵抗の変動の影響が排除された(接触抵抗の変動が反映されていない)適切な溶接抵抗値(補正溶接抵抗値)を得ることができる。
より具体的には、前述のように、可動ガンアームの振動の影響で、ワークと溶接電極との間の接触抵抗が変動する。可動ガンアームの振動が生じたときは、可動ガンユニットに加速度が生じる。従って、可動ガンユニットの加速度に応じて、ワークと溶接電極との間の接触抵抗の変化量が定まることになる。
そこで、本発明では、ワークの溶接時に、溶接電極によるワークの押圧方向にかかる可動ガンユニットの加速度を検知し、検知された可動ガンユニットの加速度に対応した接触抵抗の変化量に基づいて、溶接抵抗値を補正することにした。このような方法によれば、ワークと溶接電極との間の接触抵抗の変化量を適切に把握することができ、溶接抵抗値を適切に補正することができる。
さらに、本発明の抵抗溶接良否判断方法では、この補正溶接抵抗値に基づいて、ワークの溶接の良否を判定する。これにより、ワークと溶接電極との間の接触抵抗の変動の影響を受けることなく、精度良く、ワークの抵抗溶接の良否を判定することができる。
なお、可動ガンユニットの加速度に対応した接触抵抗の変化量は、予め把握しておいた可動ガンユニットの加速度と接触抵抗の変化量との対応関係に基づいて取得することができる。具体的には、可動ガンユニットの加速度と接触抵抗の変化量との対応関係を示すデータマップや、可動ガンユニットの加速度と接触抵抗の変化量との対応関係から導いた関係式などを予め用意(検査装置のマイコン等に記憶)しておき、このデータマップや関係式を用いて、検知された可動ガンユニットの加速度に対応した接触抵抗の変化量を求めることができる。
また、可動ガンユニットの加速度と接触抵抗の変化量との対応関係は、次のようにして、予め把握することができる。具体的には、実際に抵抗溶接機を用いてワークを抵抗溶接し、溶接期間中、所定時間毎に、可動ガンユニットの加速度、ワークと溶接電極との間の電圧値、及び溶接電極に流れる電流値を検知する。そして、所定時間毎に検知された電圧値と電流値とから、所定時間毎のワークと溶接電極との間の接触抵抗値を算出する。これにより、所定時間毎に、可動ガンユニットの加速度に対応した接触抵抗値を取得することができる。この対応関係を、加速度が0のときの接触抵抗値を基準(変化量0)とした対応関係に見直すことで、可動ガンユニットの加速度と接触抵抗の変化量との対応関係を取得することができる。
さらに、上記の抵抗溶接良否判断方法であって、前記可動ガンユニットは、可動ガンアームと、上記可動ガンアームの先端部に固着された前記溶接電極と、を有し、当該可動ガンユニットの移動により上記溶接電極で前記ワークを押圧する可動ガンユニットである抵抗溶接良否判断方法とすると良い。
さらに、上記の抵抗溶接良否判断方法であって、前記溶接抵抗値補正ステップは、予め把握しておいた前記可動ガンユニットの加速度と前記接触抵抗の変化量との対応関係に基づいて、前記加速度検知ステップにおいて検知された上記可動ガンユニットの加速度に対応した上記接触抵抗の変化量を取得し、この接触抵抗の変化量を前記溶接抵抗値から差し引いて前記補正溶接抵抗値を算出する抵抗溶接良否判断方法とするのが好ましい。
この方法によれば、接触抵抗の変動を反映しない(変動の影響を排除した)適切な溶接抵抗値(補正溶接抵抗値)を得ることができる。
なお、可動ガンユニットの加速度と接触抵抗の変化量との対応関係は、前述のようにして、予め把握しておくことができる。また、加速度は、溶接電極によるワークの押圧方向(溶接電極からワークに向かう方向)を負、押圧方向と反対方向(ワークから溶接電極に向かう方向)を正とする。
さらに、上記いずれかの抵抗溶接良否判断方法であって、前記溶接良否判定ステップは、前記補正溶接抵抗値を、予め設定した閾値と比較して、前記ワークの溶接部におけるスプラッシュの発生の有無を判定する抵抗溶接良否判断方法とすると良い。
本発明の抵抗溶接良否判断方法によれば、ワークの溶接部におけるスプラッシュ(溶融金属の爆飛)の発生を適切に検出することができる。
なお、スプラッシュが発生したときは、スプラッシュが発生していないときに比べて、補正溶接抵抗値(詳細には、溶接部の抵抗値)が上昇する。従って、スプラッシュが発生したときの補正溶接抵抗値とスプラッシュが発生していないときの補正溶接抵抗値との間に閾値を設定しておき、抵抗溶接時に取得された補正溶接抵抗値が閾値を上回ったときは、スプラッシュが発生したと判断することができる。
また、補正溶接抵抗値を予め設定した閾値と比較する方法としては、例えば、予め、溶接時間と閾値との対応関係を示すデータマップを作成しておき、所定溶接時間毎に得られた補正溶接抵抗値と、各溶接時間に対応する閾値とを比較する方法を挙げることができる。
さらに、上記の抵抗溶接良否判断方法であって、前記ワークは、電池ケース内に配置した状態で溶接される電池構成部材であり、前記抵抗溶接機を用いて、上記電池ケース内に配置した上記電池構成部材の抵抗溶接を行う溶接工程において、上記電池構成部材の抵抗溶接の良否を判断する抵抗溶接良否判断方法とすると良い。
電池ケース内に配置した電池構成部材(ワーク)の抵抗溶接を行ったときに、電池構成部材の溶接部においてスプラッシュ(溶融金属の爆飛)が発生すると、このスプラッシュが電池ケース内に残留する。このため、この電池ケースを用いて電池を製造した場合には、このスプラッシュにより内部短絡等が生じ、電池性能の低下を引き起こす虞がある。
これに対し、本発明では、前述のように、ワークの溶接部におけるスプラッシュの発生を適切に検出することができるので、スプラッシュが内部に残留した電池ケースを用いて電池を製造するのを防止することができる。
さらに、上記いずれかの抵抗溶接良否判断方法であって、前記可動ガンユニットは、可動ガンアームと、上記可動ガンアームの先端部に固着された前記溶接電極と、を有し、当該可動ガンユニットの移動により上記溶接電極で前記ワークを押圧する可動ガンユニットであり、上記可動ガンアームが、上記溶接電極による上記ワークの押圧方向に直交する方向に延びる形態を有する抵抗溶接良否判断方法とすると良い。
溶接電極によるワークの押圧方向に直交する方向に延びる形態を有する可動ガンアームを備える抵抗溶接機を用いて、ワークの抵抗溶接を行った場合には、ワーク溶接時に、可動ガンユニットが押圧方向に大きく振動する虞がある。このため、ワークと溶接電極との間の接触抵抗が大きく変動する虞がある。
しかしながら、本発明では、前述のように、ワークと溶接電極との間の接触抵抗の変動を反映しない(変動の影響を排除した)適切な溶接抵抗値(補正溶接抵抗値)を得ることができる。これにより、ワークと溶接電極との間の接触抵抗の変動の影響を受けることなく、精度良く、ワークの抵抗溶接の良否を判定することができる。
他の解決手段は、可動ガンユニットを備える抵抗溶接機を用いてワークの抵抗溶接を行う溶接工程において上記ワークの溶接の良否を判断する装置であって、上記可動ガンユニットの溶接電極に印加される電圧値及び上記溶接電極に流れる電流値に基づいて、溶接抵抗値を算出する溶接抵抗値算出手段と、上記ワークの溶接時における上記ワークと上記溶接電極との間の接触抵抗の変化量に基づいて、上記溶接抵抗値を補正する溶接抵抗値補正手段と、上記溶接抵抗値を補正して得た補正溶接抵抗値に基づいて、上記ワークの溶接の良否を判定する溶接良否判定手段と、を備え、上記溶接抵抗値補正手段は、上記溶接電極による上記ワークの押圧方向にかかる上記可動ガンユニットの加速度に対応した上記接触抵抗の変化量に基づいて、上記溶接抵抗値を補正する抵抗溶接良否判断装置である。
本発明の抵抗溶接良否判断装置では、溶接抵抗値補正手段が、ワーク(被溶接部材)の溶接時におけるワークと溶接電極との間の接触抵抗(以下、単に接触抵抗ともいう)の変化量に基づいて、溶接抵抗値(ワークの溶接時に検知された電圧値及び電流値に基づいて算出した、溶接電極間の抵抗値)を補正する。これにより、ワークの溶接時にワークと溶接電極との間の接触抵抗が変動した場合でも、この接触抵抗の変動の影響が排除された(接触抵抗の変動が反映されていない)適切な溶接抵抗値(補正溶接抵抗値)を得ることができる。
より具体的には、前述のように、可動ガンアームの振動の影響で、ワークと溶接電極との間の接触抵抗が変動する。可動ガンアームの振動が生じたときは、可動ガンユニットに加速度が生じる。従って、可動ガンユニットの加速度に応じて、ワークと溶接電極との間の接触抵抗の変化量が定まることになる。そこで、本発明の抵抗溶接良否判断装置では、溶接抵抗値補正手段により、溶接電極によるワークの押圧方向にかかる可動ガンユニットの加速度に対応した接触抵抗の変化量に基づいて、溶接抵抗値を補正することにした。これにより、ワークと溶接電極との間の接触抵抗の変化量を適切に把握することができ、溶接抵抗値を適切に補正することができる。
なお、可動ガンユニットの加速度に対応した接触抵抗の変化量は、前述のように、予め把握しておいた可動ガンユニットの加速度と接触抵抗の変化量との対応関係に基づいて取得することができる。また、可動ガンユニットの加速度と接触抵抗の変化量との対応関係は、前述のようにして、予め把握することができる。
さらに、本発明の抵抗溶接良否判断装置では、溶接良否判定手段が、この補正溶接抵抗値に基づいて、ワークの溶接の良否を判定する。これにより、ワークと溶接電極との間の接触抵抗の変動の影響を受けることなく、精度良く、ワークの抵抗溶接の良否を判定することができる。
さらに、上記の抵抗溶接良否判断装置であって、前記可動ガンユニットは、可動ガンアームと、上記可動ガンアームの先端部に固着された前記溶接電極と、を有し、当該可動ガンユニットの移動により上記溶接電極で前記ワークを押圧する可動ガンユニットである抵抗溶接良否判断装置とすると良い。
さらに、上記いずれかの抵抗溶接良否判断装置であって、前記溶接良否判定手段は、前記補正溶接抵抗値を、予め設定された閾値と比較して、前記ワークの溶接部におけるスプラッシュの発生の有無を判定する抵抗溶接良否判断装置とすると良い。
本発明の抵抗溶接良否判断装置によれば、ワークの溶接部におけるスプラッシュ(溶融金属の爆飛)の発生を適切に検出することができる。
次に、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
本実施形態にかかる溶接工程を説明する。本実施形態では、抵抗溶接システム1(図4参照)を用いて、電池ケース110(図1〜図3参照)内に配置した電池構成部材165,166(図3参照)の抵抗溶接を行う。
電池ケース110は、図1及び図2に示すように、直方体形状で、隔壁部112により分割された6つの収容部115を備えている。収容部115内には、それぞれ、電極体130(正極板131、負極板132、及びセパレータ133を積層したもの)が、正極集電体155及び負極集電体156に接合された状態で収容される(図12参照)。
電池ケース110のそれぞれの隔壁部112には、図3に示すように、隣り合う収容部115を連通する連通孔112cが穿孔されている。この連通孔112cは、隔壁部112を電池ケース110の深さ方向(図3において上下方向)に見て、底部110bに近い位置に設けられている。
本実施形態では、各隔壁部112の連通孔112cを通じて、一方の収容部115側に配置した電池構成部材165と、隣り合う他方の収容部115側に配置した電池構成部材166とを、抵抗溶接により接合する。電池構成部材165は、その中央部に、連通孔112c内に挿入可能な形態の突出部165bを有している(図3参照)。同様に、電池構成部材166は、その中央部に、連通孔112c内に挿入可能な形態の突出部166bを有している。なお、本実施形態における電池構成部材165,166は、隔壁部112の連通孔112cを通じて、電極体130に接合されている正極集電体155と負極集電体156との電気的接続を行うための導電性接続板に相当する(図13参照)。
抵抗溶接システム1は、図4に示すように、抵抗溶接機2と、判断装置50と、電流電圧計60と、加速度センサアンプ70と、加速度センサピックアップ80とを備えている。抵抗溶接機2は、可動ガンユニット10と、固定ガンユニット20と、移動加圧装置30と、電源装置40とを有している。
このうち、可動ガンユニット10は、可動ガンアーム11と、可動ガンアーム11の先端部11bに固着された溶接電極12とを有している。可動ガンユニット10は、移動加圧装置30の駆動により、上下方向に移動可能とされている。固定ガンユニット20は、固定ガンアーム21と、固定ガンアーム21の先端部21bに固着された溶接電極22とを有している。移動加圧装置30は、上下方向に伸縮するシリンダ31と、シリンダ31の先端部に設けられた加圧バネ32とを有している。
本実施形態では、図5に示すように、隔壁部112の連通孔112cを通じて、電池構成部材165の突出部165bと電池構成部材166の突出部166bとを当接させた状態で、固定ガンユニット20の溶接電極22を電池構成部材165に当接させる。その後、移動加圧装置30の駆動により、可動ガンユニット10を下方に移動させる。これにより、固定ガンユニット20の溶接電極22と可動ガンユニット10の溶接電極12とで、電池構成部材165,166を挟んで上下方向に押圧する。この状態で、電源装置40を用いて溶接電流を流すことで、電池構成部材165の突出部165bと電池構成部材166の突出部166bとを抵抗溶接する。なお、本実施形態では、溶接電流を100ms間流して抵抗溶接する。
電流電圧計60は、溶接電極12,22に流れる溶接電流の電流値と、溶接電極12,22に印加される電圧値(溶接電極12と溶接電極22との間の電圧値)とを計測する。 加速度センサピックアップ80は、可動ガンユニット10に固定されており、溶接電極12,22による電池構成部材165,166の押圧方向(以下、単に押圧方向ともいう、図4及び図5において上下方向)にかかる可動ガンユニット10の加速度を検知する。加速度センサアンプ70は、加速度センサピックアップ80から送信されてきた信号を増幅し、判断装置50に送信する。
判断装置50は、図4に示すように、溶接抵抗値算出手段51と、溶接抵抗値補正手段52と、溶接良否判定手段53とを有している。この判断装置50は、ROM,RAM,CPU等からなるマイクロコンピュータにより構成されている。
なお、本実施形態では、判断装置50が、抵抗溶接良否判断装置に相当する。
この判断装置50は、抵抗溶接期間中(溶接電流を流す100ms間)、所定時間毎(例えば、0.1ms毎)に、電流電圧計60を通じて、溶接電極12,22に流れる溶接電流の電流値Iと、溶接電極12,22に印加される電圧値Vとを検知する。さらに、判断装置50は、電流値I及び電圧値Vの検知と同期させて、所定時間毎に、加速度センサピックアップ80及び加速度センサアンプ70を通じて、可動ガンユニット10の加速度を検知する。溶接抵抗値算出手段51は、検知された電圧値及び電流値に基づいて、所定時間毎の溶接抵抗値Ra(=V/I)を算出する。
ところで、本実施形態の抵抗溶接機2では、抵抗溶接時に、可動ガンユニット10が、押圧方向(図4及び図5において上下方向)に振動してしまう。特に、可動ガンアーム11が、押圧方向に直交する方向(図4及び図5において左右方向)に延びる形態であるため、抵抗溶接時に、可動ガンユニット10が押圧方向に大きく振動する。なお、可動ガンアーム11は、電池ケース110の開口部115bから遠く離れた位置(底部110bに近い位置)に配置された電池構成部材166にまで、溶接電極12が届くように、押圧方向に直交する方向(図4及び図5において左右方向)に長く延びる形態とされている。
抵抗溶接時に、可動ガンユニット10が押圧方向に大きく振動することにより、電池構成部材166と溶接電極12との間の接触抵抗が大きく変動してしまう。このような場合、この接触抵抗の変動が溶接抵抗値Raに反映され、溶接抵抗値Raも大きく変動する(図10参照)。ところが、電池構成部材166と溶接電極12との間の接触抵抗の変動は、電池構成部材165と電池構成部材166との溶接部(接合部)の溶接状態(溶接品質)の変化と何ら関係のないものである。このため、この接触抵抗の変動が反映された溶接抵抗値Raに基づいて、溶接品質の良否を判断した場合は、抵抗溶接の良否を適切に判断することができない。
これに対し、本実施形態の判断装置50では、溶接抵抗値補正手段52が、検知した可動ガンユニット10の加速度に対応した、電池構成部材166と溶接電極12との間の接触抵抗値R1の変化量ΔR1に基づいて、算出した溶接抵抗値Raを補正する(補正溶接抵抗値Rbを取得する)。具体的には、溶接抵抗値Raから接触抵抗値R1の変化量ΔR1を差し引いて、補正溶接抵抗値Rb(=Ra−ΔR1)を取得する。
可動ガンアーム11に振動が生じたときは、可動ガンユニット10に加速度が生じる。従って、可動ガンユニット10の加速度Aに応じて、電池構成部材166と溶接電極12との間の接触抵抗値R1の変化量ΔR1が定まることになる。そこで、本実施形態では、抵抗溶接時に、可動ガンユニット10の加速度Aを検知し、検知された可動ガンユニット10の加速度に対応した接触抵抗値R1の変化量ΔR1に基づいて、溶接抵抗値Raを補正することにした。これにより、接触抵抗値R1の変動の影響が排除された、適切な補正溶接抵抗値Rbを得ることができる。
ここで、図6に、可動ガンユニット10の加速度A(m/s2)と、電池構成部材166と溶接電極12との間の接触抵抗値R1(mΩ)との対応関係を示す。なお、加速度Aは、溶接電極12による電池構成部材166の押圧方向(図4において下方向)を負、押圧方向と反対方向(図4において上方向)を正としている。
なお、図6に示すグラフは、次のようにして取得した。実際に抵抗溶接機2を用いて電池構成部材165と電池構成部材166とを抵抗溶接し、溶接期間(100ms間)中、所定時間毎(例えば、1ms毎)に、可動ガンユニット10の加速度A、電池構成部材166と溶接電極12との間の電圧値、及び溶接電極12に流れる電流値を検知する。そして、所定時間毎に検知された電圧値と電流値とから、所定時間毎の電池構成部材166と溶接電極12との間の接触抵抗値R1を算出する。これらの結果より、可動ガンユニット10の加速度と接触抵抗値R1との対応関係を取得し、図6のグラフとして示している。
さらに、図6のグラフを、加速度Aが0のときの接触抵抗値R1(図6では0.02mΩ)を基準(変化量0)とした対応関係に見直すことで、可動ガンユニット10の加速度Aと接触抵抗値R1の変化量ΔR1との対応関係を取得することができる。得られたグラフを図7に示す。図7に示すように、可動ガンユニット10の加速度Aに対応した、電池構成部材166と溶接電極12との間の接触抵抗値R1の変化量ΔR1が定まる。従って、本実施形態では、判断装置50が、可動ガンユニット10の加速度Aを検知した後、図7に示すデータに基づいて、検知した加速度Aに対応する接触抵抗値R1の変化量ΔR1を取得し、溶接抵抗値Raから変化量ΔR1を差し引いて、補正溶接抵抗値Rb(=Ra−ΔR1)を取得する。
なお、図7に示すデータは、例えば、可動ガンユニット10の加速度Aと接触抵抗値R1の変化量ΔR1との対応関係を表すデータマップとして、予め判断装置50のROMに記憶させておくと良い。また、図7のグラフから導かれる関係式(演算式)を、予め判断装置50のROMに記憶させておいても良い。このデータマップや演算式より、検知した加速度Aに対応する接触抵抗値R1の変化量ΔR1を取得することができる。
さらに、本実施形態の判断装置50では、溶接良否判定手段53が、補正溶接抵抗値Rbに基づいて、電池構成部材165と電池構成部材166との抵抗溶接の良否を判定する。具体的には、補正溶接抵抗値Rbを、予め設定した閾値Rthと比較して、溶接部におけるスプラッシュの発生の有無を判定する。これにより、可動ガンユニット10の振動に起因した電池構成部材166と溶接電極12との間の接触抵抗の変動の影響を受けることなく、精度良く、抵抗溶接の良否を判定することができる。
ところで、スプラッシュが発生したときは、スプラッシュが発生していないときに比べて、補正溶接抵抗値Rb(詳細には、溶接部の抵抗値)が上昇する。従って、スプラッシュが発生したときの補正溶接抵抗値Rbとスプラッシュが発生していないときの補正溶接抵抗値Rbとの間に閾値Rthを予め設定しておき、抵抗溶接時に取得された補正溶接抵抗値Rbが閾値Rthを上回ったときは、スプラッシュが発生したと判断することができる。
なお、本実施形態では、実際に抵抗溶接機2を用いて、電池構成部材165と電池構成部材166とを抵抗溶接する試験を多数実施し、各抵抗溶接試験毎に、スプラッシュの発生の有無を目視で確認した。そして、スプラッシュが発生したときの補正溶接抵抗値Rbとスプラッシュが発生していないときの補正溶接抵抗値Rbとの間に閾値Rthを設定した。なお、補正溶接抵抗値Rb(詳細には、溶接部の抵抗値)は、スプラッシュの発生のない場合でも、溶接時間の経過に伴って徐々に上昇する。このため、本実施形態では、閾値Rthも、溶接時間の経過に伴って徐々に大きくなるように設定した(図8〜図10参照)。
ここで、スプラッシュが発生しなかったときの、溶接時間(ms)と補正溶接抵抗値Rb(mΩ)との対応関係の一例を、図8にグラフで示す。また、スプラッシュが発生したときの、溶接時間(ms)と補正溶接抵抗値Rb(mΩ)との対応関係の一例を、図9にグラフで示す。なお、図8及び図9には、閾値Rth(mΩ)を合わせて示している。
図8に示すように、スプラッシュが発生しないときは、抵抗溶接期間中(溶接電流を流す100ms間)、補正溶接抵抗値Rbが閾値Rthを上回ることがない。従って、この場合、判断装置50は、スプラッシュの発生なし(溶接良好)と判定する。
一方、図9に示すように、スプラッシュが発生したときは、補正溶接抵抗値Rbが急上昇して閾値Rthを上回る。従って、この場合、判断装置50は、スプラッシュの発生あり(溶接不良)と判定する。なお、図9に示す例では、溶接開始から約50ms経過後に、スプラッシュが発生したと推定できる。
また、スプラッシュが発生しなかったときの、溶接時間と溶接抵抗値Ra(補正なし)との対応関係の一例を、図10にグラフで示す。なお、図10には、閾値Rth、及び、可動ガンユニット10の加速度Aも、合わせて示している。また、図10に示す溶接抵抗値Raのグラフを、図7に示す加速度Aと接触抵抗値R1の変化量ΔR1との対応関係に基づいて補正したグラフが、図8に示す補正溶接抵抗値Rbのグラフに相当する。
図10に示すように、溶接抵抗値Raは、可動ガンユニット10の加速度Aの影響(すなわち、可動ガンユニット10の振動の影響)を受けて、大きく上下動する。このため、スプラッシュが発生していないにも拘わらず、溶接抵抗値Raが閾値Rthを上回ってしまう。従って、仮に、溶接抵抗値Ra(補正なし)を閾値Rthと比較して、溶接部におけるスプラッシュの発生の有無を判定した場合は、スプラッシュが発生していない場合でも、誤って、スプラッシュの発生あり(異常)と判定してしまうことになる。
次に、本実施形態にかかる溶接工程を詳細に説明する。
まず、電池ケース110を用意し、図3に示すように、突出部165bを連通孔112c内に挿入するようにして第1電池構成部材165を一方の収容部115側に配置し、突出部166bを同じ連通孔112c内に挿入するようにして第2電池構成部材166を隣り合う他方の収容部115側に配置する。このとき、第1電池構成部材165の突出部165bと第2電池構成部材166の突出部166bとが接触する。
次いで、抵抗溶接システム1を用いて、第1電池構成部材165と第2電池構成部材166とを、突出部165b,166bの位置で溶接する。具体的には、電池ケース110の開口部115bから収容部115内に固定ガンユニット20を挿入すると共に、これと隣り合う収容部115内に開口部115bから可動ガンユニット10を挿入する(図4参照)。そして、図5に示すように、固定ガンユニット20の溶接電極22を電池構成部材165に接触させる。この状態で、移動加圧装置30の駆動により可動ガンユニット10を下方に移動させる。これにより、固定ガンユニット20の溶接電極22と可動ガンユニット10の溶接電極12とで、電池構成部材165及び電池構成部材166を挟んで、上下方向に押圧する。この状態で、電源装置40を用いて溶接電流を流して、電池構成部材165の突出部165bと電池構成部材166の突出部166bとの抵抗溶接を開始する。なお、本実施形態では、溶接電流を100ms間流して抵抗溶接する。
抵抗溶接が開始される(溶接電流が流れる)と、判断装置50は、抵抗溶接の良否判断を開始する。ここで、本実施形態にかかる抵抗溶接良否判断方法の流れを、図11のフローチャートに示す。まず、ステップS1において、抵抗溶接期間中(溶接電流を流す100ms間)、所定時間毎(例えば、0.1ms毎)に、電流電圧計60を通じて、溶接電極12,22に流れる溶接電流の電流値Iと、溶接電極12,22に印加される電圧値Vとを検知する。さらに、判断装置50は、電流値I及び電圧値Vの検知と同期させて、所定時間毎に、加速度センサピックアップ80及び加速度センサアンプ70を通じて、可動ガンユニット10の加速度Aを検知する。
なお、本実施形態では、ステップS1が、電圧値検知ステップ、電流値検知ステップ、及び、加速度検知ステップに相当する。
次いで、ステップS2に進み、判断装置50(溶接抵抗値算出手段51)は、検知した電圧値V及び電流値Iに基づいて、所定時間毎の溶接抵抗値Ra(=V/I)を算出する。なお、本実施形態では、このステップS2が、溶接抵抗値算出ステップに相当する。
その後、ステップS3に進み、判断装置50(溶接抵抗値補正手段52)は、可動ガンユニット10の加速度Aと接触抵抗値R1の変化量ΔR1との対応関係を表すデータマップ(図7に示すグラフから作成したデータマップ)から、検知した加速度Aに対応する接触抵抗値R1の変化量ΔR1を取得する。例えば、検知した加速度Aが20m/s2であるときは、変化量ΔR1は−0.005mΩとなる(図7参照)。
次いで、ステップS4に進み、判断装置50(溶接抵抗値補正手段52)は、溶接抵抗値Raから変化量ΔR1を差し引いて、補正溶接抵抗値Rb(=Ra−ΔR1)を取得する。例えば、溶接抵抗値Raが0.255mΩで、変化量ΔR1が−0.005mΩであるときは、補正溶接抵抗値Rb=0.255−(−0.005)=0.26(mΩ)と算出される。
なお、本実施形態では、ステップS3,S4が、溶接抵抗値補正ステップに相当する。
次に、ステップS5に進み、判断装置50(溶接良否判定手段53)は、溶接期間中(溶接電流を流す100ms間)に得られたそれぞれの補正溶接抵抗値Rbを、等しい溶接時間にかかる閾値Rthと比較する。具体的には、それぞれの補正溶接抵抗値Rbについて、等しい溶接時間にかかる閾値Rth以下であるか否かを判定する。例えば、図8に示す例では、溶接時間50msの補正溶接抵抗値Rb=0.26(mΩ)を、溶接時間50msの閾値Rth=0.27(mΩ)と比較する。この場合は、補正溶接抵抗値Rbが閾値Rth以下であると判定する。
なお、補正溶接抵抗値Rbを閾値Rthと比較する方法としては、例えば、予め、溶接時間と閾値Rthとの対応関係(図8参照)を示すデータマップを作成して、判断装置50のROMに記憶させておき、ステップS4で得られた各補正溶接抵抗値Rbを、等しい溶接時間にかかるデータマップ上の閾値Rthと比較する方法が挙げられる。
また、ステップS5の処理は、溶接期間中(溶接電流を流す100ms間)に得られた全ての補正溶接抵抗値Rbについて行われる。例えば、溶接期間中、0.1ms毎に、電流値I,電圧値V,加速度Aを検知している場合は、ステップS4において1000個の補正溶接抵抗値Rbが得られるので、1000個の補正溶接抵抗値Rbのそれぞれについて、ステップS5の処理を行う。
ステップS5において、補正溶接抵抗値Rbが閾値Rth以下である(Yes)と判定した場合は、判断装置50(溶接良否判定手段53)は、スプラッシュの発生なしと判断する。そして、ステップS6に進み、判断装置50は、ステップS5の処理が完了したか否かを判定する。すなわち、溶接期間中(溶接電流を流す100ms間)に得られた全ての補正溶接抵抗値Rbについて、ステップS5の処理を行ったか否かを判定する。ステップS6において、ステップS5の処理が完了した(Yes)と判定した場合は、溶接期間中(溶接電流を流す100ms間)に得られた全ての補正溶接抵抗値Rbが、閾値Rth以下であると判定されたことになる。従って、この場合はステップS7に進み、判断装置50(溶接良否判定手段53)は、抵抗溶接が良好であること(スプラッシュの発生なし)を示すOK信号を出力する。その後、引き続いて、新たな電池構成部材165,166の抵抗溶接に移行する。
一方、ステップS5において、補正溶接抵抗値Rbが閾値Rth以下でない(No)と判定した場合は、判断装置50(溶接良否判定手段53)は、スプラッシュが発生したと判断する。そして、ステップS8に進み、判断装置50(溶接良否判定手段53)は、抵抗溶接が不良であること(スプラッシュの発生あり)を示すNG信号を出力する。NG信号が出力された場合は、抵抗溶接を中止して、その電池ケース110を不良品として処分する。
なお、本実施形態では、ステップS5〜S8が、溶接良否判定ステップに相当する。
上述のようにして、全ての隔壁部112の連通孔112cを通じて、電池構成部材165,166の抵抗溶接が正常に完了した電池ケース110は、後の工程に移行される。具体的には、まず、電池ケース110の各収容部115内に、正極集電体155及び負極集電体156が溶接された電極体130を収容する。次いで、正極集電体155と電池構成部材165とをレーザ溶接で接合すると共に、負極集電体156と電池構成部材166とをレーザ溶接で接合する(図13参照)。さらに、隔壁部112の貫通孔112bを通じて、隣り合う収容部115内に位置する正極集電体155と負極集電体156とを抵抗溶接で接合する。次いで、各収容部115内に電解液を注入した後、蓋部材120で、電池ケース110の開口部115bを閉塞する。これにより、電池100(図12参照)が完成する。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
実施形態にかかる電池ケースの上面図である。 実施形態にかかる電池ケースの正面図である。 実施形態にかかる電池ケースの断面図であり、図1のB−B矢視断面図に相当する。 実施形態にかかる抵抗溶接システム1の構成を示す図である。 図4のC部拡大図である。 可動ガンユニットの加速度と、電池構成部材と溶接電極との間の接触抵抗との関係を示すグラフである。 可動ガンユニットの加速度と、電池構成部材と溶接電極との間の接触抵抗の変化量との関係を示すグラフである。 スプラッシュが発生しなかったときの、溶接時間と補正溶接抵抗値との関係を示すグラフである。 スプラッシュが発生したときの、溶接時間と補正溶接抵抗値との関係を示すグラフである。 スプラッシュが発生しなかったときの、溶接時間と溶接抵抗値(補正なし)との関係を示すグラフである。 実施形態にかかる抵抗溶接良否判断方法の流れを示すフローチャートである。 電池の部分破断図である。 電池を、連通孔112cの中心を通る位置で、電極体の積層方向(図12において紙面に直交する方向)に切断した部分断面図である。
符号の説明
1 抵抗溶接システム
2 抵抗溶接機
10 可動ガンユニット
11 可動ガンアーム
12,22 溶接電極
20 固定ガンユニット
50 判断装置(抵抗溶接良否判断装置)
100 電池
110 電池ケース
165,166 電池構成部材(ワーク)

Claims (8)

  1. 可動ガンユニットを備える抵抗溶接機を用いてワークの抵抗溶接を行う溶接工程において、上記ワークの溶接の良否を判断する方法であって、
    上記ワークの溶接時に上記可動ガンユニットの溶接電極に印加される電圧値を検知する電圧値検知ステップと、
    上記ワークの溶接時に上記可動ガンユニットの溶接電極に流れる電流値を検知する電流値検知ステップと、
    上記ワークの溶接時に、上記溶接電極による上記ワークの押圧方向にかかる上記可動ガンユニットの加速度を検知する加速度検知ステップと、
    上記電圧値及び上記電流値に基づいて溶接抵抗値を算出する溶接抵抗値算出ステップと、
    上記ワークの溶接時における上記ワークと上記溶接電極との間の接触抵抗の変化量に基づいて、上記溶接抵抗値を補正する溶接抵抗値補正ステップと、
    上記溶接抵抗値を補正して得た補正溶接抵抗値に基づいて、上記ワークの溶接の良否を判定する溶接良否判定ステップと、を備え
    上記溶接抵抗値補正ステップは、
    上記加速度検知ステップにおいて検知された上記可動ガンユニットの加速度に対応した上記接触抵抗の変化量に基づいて、上記溶接抵抗値を補正する
    抵抗溶接良否判断方法。
  2. 請求項1に記載の抵抗溶接良否判断方法であって、
    前記可動ガンユニットは、
    可動ガンアームと、上記可動ガンアームの先端部に固着された前記溶接電極と、を有し、当該可動ガンユニットの移動により上記溶接電極で前記ワークを押圧する可動ガンユニットである
    抵抗溶接良否判断方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の抵抗溶接良否判断方法であって、
    前記溶接良否判定ステップは、
    前記補正溶接抵抗値を、予め設定した閾値と比較して、前記ワークの溶接部におけるスプラッシュの発生の有無を判定する
    抵抗溶接良否判断方法。
  4. 請求項3に記載の抵抗溶接良否判断方法であって、
    前記ワークは、電池ケース内に配置した状態で溶接される電池構成部材であり、
    前記抵抗溶接機を用いて、上記電池ケース内に配置した上記電池構成部材の抵抗溶接を行う溶接工程において、上記電池構成部材の抵抗溶接の良否を判断する
    抵抗溶接良否判断方法。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の抵抗溶接良否判断方法であって、
    前記可動ガンユニットは、
    可動ガンアームと、上記可動ガンアームの先端部に固着された前記溶接電極と、を有し、当該可動ガンユニットの移動により上記溶接電極で前記ワークを押圧する可動ガンユニットであり、
    上記可動ガンアームが、上記溶接電極による上記ワークの押圧方向に直交する方向に延びる形態を有する
    抵抗溶接良否判断方法。
  6. 可動ガンユニットを備える抵抗溶接機を用いてワークの抵抗溶接を行う溶接工程において上記ワークの溶接の良否を判断する装置であって、
    上記可動ガンユニットの溶接電極に印加される電圧値及び上記溶接電極に流れる電流値に基づいて、溶接抵抗値を算出する溶接抵抗値算出手段と、
    上記ワークの溶接時における上記ワークと上記溶接電極との間の接触抵抗の変化量に基づいて、上記溶接抵抗値を補正する溶接抵抗値補正手段と、
    上記溶接抵抗値を補正して得た補正溶接抵抗値に基づいて、上記ワークの溶接の良否を判定する溶接良否判定手段と、を備え、
    上記溶接抵抗値補正手段は、
    上記溶接電極による上記ワークの押圧方向にかかる上記可動ガンユニットの加速度に対応した上記接触抵抗の変化量に基づいて、上記溶接抵抗値を補正する
    抵抗溶接良否判断装置。
  7. 請求項6に記載の抵抗溶接良否判断装置であって、
    前記可動ガンユニットは、
    可動ガンアームと、上記可動ガンアームの先端部に固着された前記溶接電極と、を有し、当該可動ガンユニットの移動により上記溶接電極で前記ワークを押圧する可動ガンユニットである
    抵抗溶接良否判断装置。
  8. 請求項6または請求項7に記載の抵抗溶接良否判断装置であって、
    前記溶接良否判定手段は、
    前記補正溶接抵抗値を、予め設定された閾値と比較して、前記ワークの溶接部におけるスプラッシュの発生の有無を判定する
    抵抗溶接良否判断装置。
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