JP5204003B2 - ヒートポンプ貯湯式給湯機およびヒートポンプ貯湯式給湯機の流量較正装置ならびに流量較正方法 - Google Patents

ヒートポンプ貯湯式給湯機およびヒートポンプ貯湯式給湯機の流量較正装置ならびに流量較正方法 Download PDF

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本発明はヒートポンプ貯湯式給湯機およびヒートポンプ貯湯式給湯機の流量較正装置ならびに流量較正方法に関するものである。
従来よりこの種のヒートポンプ貯湯式給湯機においては、特許文献1に示されるように、給水管と出湯管とヒーポン往き管とヒーポン戻り管とが接続された貯湯タンクを有する貯湯タンクユニットと、圧縮機と冷媒水熱交換器と減圧器と蒸発器とが環状に接続されたヒートポンプサイクルと、前記冷媒水熱交換器の水側に連通する経路に設けられ、前記貯湯タンク内の湯水を前記冷媒水熱交換器の水側に循環させる循環ポンプと循環流量を検出する流量センサとを有し、前記ヒーポン往き管と前記ヒーポン戻り管とを介して前記貯湯タンクユニットと接続されるヒートポンプ加熱ユニットとを備えたヒートポンプ貯湯式給湯機において、目標加熱能力と目標沸き上げ温度と入水温度とに基づいて循環流量の目標流量を定め、流量センサの検出流量が目標流量となるように循環ポンプの回転数を制御するようにしたものがあった。
特開2007−327725号公報
ところで、この従来のものでは、流量センサの検出精度に対する依存度が高いため、安価な流量センサでは検出流量が個々にばらついてしまうことによってヒートポンプ加熱ユニットの個体間で加熱能力がばらついてしまうという問題があった。
そこで、本発明の目的は、安価な流量センサを用いても加熱能力がばらつくことがないヒートポンプ貯湯式給湯機およびヒートポンプ貯湯式給湯機の流量較正装置ならびに流量較正方法を提供することにある。
本発明は上記課題を解決するため、請求項1では、給水管と出湯管とヒーポン往き管とヒーポン戻り管とが接続された貯湯タンクを有する貯湯タンクユニットと、圧縮機と冷媒水熱交換器と減圧器と蒸発器とが環状に接続されたヒートポンプサイクルと、前記冷媒水熱交換器の水側に連通する経路に設けられ、前記貯湯タンク内の湯水を前記冷媒水熱交換器の水側に循環させる循環ポンプと循環流量を検出する流量センサとを有し、前記ヒーポン往き管と前記ヒーポン戻り管とを介して前記貯湯タンクユニットと接続されるヒートポンプ加熱ユニットと、を備えたヒートポンプ貯湯式給湯機の前記流量センサを較正する方法であって、前記循環ポンプを予め定められた所定回転数で駆動し、その時の前記流量センサの検出流量を前記所定回転数に対応して予め定められた基準流量と比較し、前記検出流量が前記基準流量となるように較正データを作成し、この較正データを前記ヒートポンプ加熱ユニットに設けた不揮発性メモリに記憶させるようにした。
すなわち、事前に予め指定された所定の配管条件で循環ポンプを予め定められた所定回転数で駆動した際の高精度流量計を用いて計測した流量を基準流量とし、較正対象となるヒートポンプ加熱ユニットを同一の配管条件で循環ポンプを同一の所定回転数で駆動した際の実際の流量は前記の基準流量とほぼ同一となるため、流量センサの検出流量を基準流量となるように流量センサの較正データを作成し、この較正データをヒートポンプ加熱ユニットの不揮発性メモリに記憶させるので、ヒートポンプ加熱ユニットの個体間による流量のばらつきが小さくなり、ヒートポンプ加熱ユニットの個体間の加熱能力のばらつきを小さくできる。
また、請求項2では、給水管と出湯管とヒーポン往き管とヒーポン戻り管とが接続された貯湯タンクを有する貯湯タンクユニットと、圧縮機と冷媒水熱交換器と減圧器と蒸発器とが環状に接続されたヒートポンプサイクルと、前記冷媒水熱交換器の水側に連通する経路に設けられ、前記貯湯タンク内の湯水を前記冷媒水熱交換器の水側に循環させる循環ポンプと循環流量を検出する流量センサとを有し、前記ヒーポン往き管と前記ヒーポン戻り管とを介して前記貯湯タンクユニットと接続されるヒートポンプ加熱ユニットと、を備えたヒートポンプ貯湯式給湯機の前記流量センサを較正する較正装置であって、前記較正装置は、予め定められた所定回転数に対応して予め定められた基準流量を記憶した基準流量記憶手段と、前記ヒートポンプ加熱ユニットと通信可能に接続する通信手段と、前記循環ポンプを前記所定回転数で駆動させるように指示する指示手段と、前記流量センサの検出流量を取得する流量取得手段と、前記検出流量が前記所定回転数に対応した前記基準流量となるように較正データを作成する較正データ作成手段と、前記較正データを前記ヒートポンプ加熱ユニットに設けられている不揮発性メモリに記憶させるべく送信する送信手段と、を備えたものとした。
すなわち、事前に予め指定された所定の配管条件で循環ポンプを予め定められた所定回転数で駆動した際の高精度流量計を用いて計測した流量を基準流量とし、較正対象となるヒートポンプ加熱ユニットを同一の配管条件で循環ポンプを同一の所定回転数で駆動した際の実際の流量は前記の基準流量とほぼ同一となるため、流量センサの検出流量を基準流量となるような流量センサの較正データが較正装置によって作成され、この較正データをヒートポンプ加熱ユニットの不揮発性メモリで記憶させるべく較正装置がヒートポンプ加熱ユニットに送信するので、ヒートポンプ加熱ユニットの個体間による流量のばらつきが小さくなり、ヒートポンプ加熱ユニットの個体間の加熱能力のばらつきを小さくできる。
また、請求項3では、給水管と出湯管とヒーポン往き管とヒーポン戻り管とが接続された貯湯タンクを有する貯湯タンクユニットと、圧縮機と冷媒水熱交換器と減圧器と蒸発器とが環状に接続されたヒートポンプサイクルと、前記冷媒水熱交換器の水側に連通する経路に設けられ、前記貯湯タンク内の湯水を前記冷媒水熱交換器の水側に循環させる循環ポンプと循環流量を検出する流量センサとを有し、前記ヒーポン往き管と前記ヒーポン戻り管とを介して前記貯湯タンクユニットと接続されるヒートポンプ加熱ユニットと、を備えたヒートポンプ貯湯式給湯機において、前記ヒートポンプ加熱ユニットは、予め定められた所定回転数に対応して予め定められた基準流量を記憶した基準流量記憶手段と、前記循環ポンプを前記所定回転数で駆動させる指示手段と、前記流量センサの検出流量を取得する流量取得手段と、前記検出流量が前記所定回転数に対応した前記基準流量となるように較正データを作成する較正データ作成手段と、前記較正データを記憶する不揮発性メモリと、を備えたものとした。
すなわち、事前に予め指定された所定の配管条件で循環ポンプを予め定められた所定回転数で駆動した際の高精度流量計を用いて計測した流量を基準流量とし、較正対象となるヒートポンプ加熱ユニットを同一の配管条件で循環ポンプを同一の所定回転数で駆動した際の実際の流量は前記の基準流量とほぼ同一となるため、流量センサの検出流量を基準流量となるような流量センサの較正データをヒートポンプ加熱ユニット自体が作成し、この較正データをヒートポンプ加熱ユニットの不揮発性メモリが記憶するので、ヒートポンプ加熱ユニットの個体間による流量のばらつきが小さくなり、ヒートポンプ加熱ユニットの個体間の加熱能力のばらつきを小さくできる。
また、請求項4では、給水管と出湯管とヒーポン往き管とヒーポン戻り管とが接続された貯湯タンクを有する貯湯タンクユニットと、圧縮機と冷媒水熱交換器と減圧器と蒸発器とが環状に接続されたヒートポンプサイクルと、前記冷媒水熱交換器の水側に連通する経路に設けられ、前記貯湯タンク内の湯水を前記冷媒水熱交換器の水側に循環させる循環ポンプと循環流量を検出する流量センサとを有し、前記ヒーポン往き管と前記ヒーポン戻り管とを介して前記貯湯タンクユニットと接続されるヒートポンプ加熱ユニットと、を備えたヒートポンプ貯湯式給湯機の前記流量センサを較正する較正装置であって、前記較正装置は、前記ヒートポンプ加熱ユニットと通信可能に接続する通信手段と、前記循環ポンプを予め定められた所定回転数で駆動させるように指示する指示手段と、前記流量センサの検出流量を表示する流量表示手段と、前記検出流量と前記所定回転数に対応して予め定められた基準流量との差分の較正値が入力される較正値入力手段と、入力された較正値から前記検出流量が前記基準流量となるように較正データを作成する較正データ作成手段と、前記較正データを前記ヒートポンプ加熱ユニットに設けられている不揮発性メモリに記憶させるべく送信する送信手段と、を備えたものとした。
すなわち、事前に予め指定された所定の配管条件で循環ポンプを予め定められた所定回転数で駆動した際の高精度流量計を用いて計測した流量を基準流量とし、較正対象となるヒートポンプ加熱ユニットを同一の配管条件で循環ポンプを同一の所定回転数で駆動した際の実際の流量は前記の基準流量とほぼ同一となるため、流量センサの検出流量を作業者が較正装置の表示を見ながら基準流量との差分の較正値を入力し、入力された較正値から流センサの検出流量が基準流量となるような流量センサの較正データが較正装置によって作成され、この較正データをヒートポンプ加熱ユニットの不揮発性メモリに記憶させるべく較正装置がヒートポンプ加熱ユニットに送信するので、ヒートポンプ加熱ユニットの個体間による流量のばらつきが小さくなり、ヒートポンプ加熱ユニットの個体間の加熱能力のばらつきを小さくできる。
また、請求項5では、給水管と出湯管とヒーポン往き管とヒーポン戻り管とが接続された貯湯タンクを有する貯湯タンクユニットと、圧縮機と冷媒水熱交換器と減圧器と蒸発器とが環状に接続されたヒートポンプサイクルと、前記冷媒水熱交換器の水側に連通する経路に設けられ、前記貯湯タンク内の湯水を前記冷媒水熱交換器の水側に循環させる循環ポンプと循環流量を検出する流量センサとを有し、前記ヒーポン往き管と前記ヒーポン戻り管とを介して前記貯湯タンクユニットと接続されるヒートポンプ加熱ユニットと、を備えたヒートポンプ貯湯式給湯機の前記流量センサを較正する較正装置であって、前記較正装置は、前記貯湯タンクユニットと前記ヒートポンプ加熱ユニットとの配管条件を入力する配管条件入力手段と、予め定められた複数の配管条件と予め定められた所定回転数に対応して予め定められた基準流量を記憶した基準流量記憶手段と、前記ヒートポンプ加熱ユニットと通信可能に接続する通信手段と、前記循環ポンプを前記所定回転数で駆動させるように指示する指示手段と、前記流量センサの検出流量を取得する流量取得手段と、前記検出流量が前記配管条件入力手段から入力された配管条件および前記所定回転数に対応した前記基準流量となるように較正データを作成する較正データ作成手段と、前記較正データを前記ヒートポンプ加熱ユニットに設けられている不揮発性メモリに記憶させるべく送信する送信手段と、を備えたものとした。
すなわち、事前に予め定められた複数の配管条件で循環ポンプを予め定められた所定回転数で駆動した際の高精度流量計を用いて計測した流量を基準流量とし、較正対象となるヒートポンプ加熱ユニットを同一の配管条件で循環ポンプを同一の所定回転数で駆動した際の実際の流量は前記の基準流量とほぼ同一となることから、ヒートポンプ加熱ユニットと貯湯タンクユニットとを接続した配管条件を較正装置に入力することで、配管条件に対応する基準流量と較正対象となるヒートポンプ加熱ユニットの流量センサの検出流量とを比較し、検出流量が基準流量となるような流量センサの較正データが較正装置によって作成され、この較正データをヒートポンプ加熱ユニットの不揮発性メモリで記憶させるべく較正装置がヒートポンプ加熱ユニットに送信するので、ヒートポンプ貯湯式給湯機が設置された現場にて流量センサの較正が可能となり、ヒートポンプ加熱ユニットの個体間による流量のばらつきが小さくなり、ヒートポンプ加熱ユニットの個体間の加熱能力のばらつきを小さくできる。
以上のように、安価な流量センサを用いても加熱能力がばらつくことがないヒートポンプ貯湯式給湯機およびヒートポンプ貯湯式給湯機の流量較正装置ならびに流量較正方法を提供することができる。
本発明の一実施形態のヒートポンプ貯湯式給湯機の概略構成図。 ヒートポンプ加熱ユニットの較正作業時の概略構成図。 第1実施形態のヒートポンプ加熱ユニットと較正装置の機能的構成を示すブロック図。 較正データの作成に関する説明図。 第2実施形態のヒートポンプ加熱ユニットの機能的構成を示すブロック図。 第3実施形態のヒートポンプ加熱ユニットと較正装置の機能的構成を示すブロック図。 第4実施形態のヒートポンプ加熱ユニットの較正作業時の概略構成図。 第4実施形態のヒートポンプ加熱ユニットと較正装置の機能的構成を示すブロック図。
次に、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1はヒートポンプ貯湯式給湯機を示し、1は貯湯タンクユニット、2はヒートポンプ加熱ユニット、3はリモートコントローラである。
前記貯湯タンクユニット1は、湯水を貯湯する貯湯タンク4と、貯湯タンク4下部に接続されて市水を供給するための給水管5と、貯湯タンク4上部に接続されて外部に湯水を供給するための出湯管6と、貯湯タンク4下部に接続されて貯湯タンク4内の湯水をヒートポンプ加熱ユニット2に導出するためのヒーポン往き管7と、貯湯タンク4上部に接続されてヒートポンプ加熱ユニット3で加熱された湯を導入するためのヒーポン戻り管8と、貯湯タンク4の外周の上下にわたり複数設けられ貯湯タンク4内の湯水の温度を検出する貯湯温度センサ9a〜9dと、電源10とリモートコントローラ3が接続されると共に貯湯タンクユニット1の制御を行う貯湯制御手段11とを有している。
前記ヒートポンプ加熱ユニット2は、冷媒を圧縮する圧縮機12と高温冷媒の熱で水を加熱するための冷媒水熱交換器13と高圧冷媒を減圧する減圧器14と低温低圧冷媒を蒸発させる蒸発器としての空気熱交換器15とが環状に接続されたヒートポンプサイクル16と、圧縮機12からの吐出冷媒の温度を検出する冷媒温度センサ17と、空気熱交換器15に熱源となる空気を供給するための送風手段18と、冷媒水熱交換器13の水側の経路に設けられ貯湯タンク3内の水を冷媒水熱交換器13へ循環させるための循環ポンプ19と、循環する水の流量を検出する流量センサ20と、入水温度を検出する入水温度センサ21と、沸き上げ温度を検出する沸き上げ温度センサ22と、ヒートポンプ加熱ユニット2の制御を行う加熱制御手段23とを有している。
24は貯湯タンクユニット1とヒートポンプ加熱ユニット2とを湯水が循環可能に接続する配管で、ヒートポンプ貯湯式給湯機の設置現場に合わせて最長15m、5曲がり以下の条件、かつ貯湯タンクユニット1とヒートポンプ加熱ユニット2の高低差が±3mの範囲内の条件でその配管形状が決定されるものである。
前記貯湯制御手段11は、前日までの給湯使用量等から翌日に必要な熱量と沸き上げ目標温度を算出し、深夜時間帯になると翌日の朝までに沸き上げが完了するような沸き上げ開始時刻を算出し、沸き上げ開始時刻になると、ヒートポンプ加熱ユニット2の加熱制御手段23へ沸き上げ開始指令と沸き上げ目標温度とを送信するものである。
前記加熱制御手段23は、前記貯湯制御手段11から電源供給を受けると共に通信可能に接続され、冷媒温度センサ17、流量センサ20、入水温度センサ21、沸き上げ温度センサ22の検出値が入力され、圧縮機12、減圧器14、送風手段18、循環ポンプ19の作動を制御するもので、さらに電源が供給されなくなっても記憶を保持可能な不揮発性メモリ25が設けられているものである。
そして、加熱制御手段23は、貯湯制御手段11から沸き上げ開始指令と沸き上げ目標温度とを受信すると、ヒートポンプ加熱ユニット2の目標加熱能力と沸き上げ目標温度と入水温度から目標流量を算出し、圧縮機12、減圧器14、送風手段18、循環ポンプ19を駆動開始して、流量センサ20が検出するする流量が目標流量になるように循環ポンプ19の回転数を増減制御すると共に、沸き上げ温度センサ22が検出する温度が沸き上げ目標温度となるように圧縮機12の回転数を増減制御して沸き上げ運転を行うようにしている。
次に、このヒートポンプ加熱ユニット2の流量センサ20の較正装置について説明する。
ヒートポンプ加熱ユニット2の製造、組立ての完了時には、図2に示すように、工場内でヒートポンプ加熱ユニット2を検査用のタンク26に予め指定されている種類の配管を所定の長さ、所定の数の曲がりの条件で接続すると共に、加熱制御手段23に電源10と較正装置27を接続し、ヒートポンプ加熱ユニット2が正常に作動するかどうか確認を行うと共に、流量センサ20の較正を行う。
ここで、較正装置27は、図3に示すように、ヒートポンプ加熱ユニット2の加熱制御装置23と通信可能に接続するための通信手段28と、循環ポンプ19を予め定められた所定の回転数で駆動するように指示する指示手段29と、流量センサ20の検出流量を取得する流量取得手段30と、前記所定回転数に対応して予め定められた基準流量を記憶した基準流量記憶手段31と、流量取得手段30で取得した検出流量と基準流量記憶手段31で記憶している基準流量とを比較して検出流量が基準流量となるように流量センサ20を較正する較正データを作成する較正データ作成手段32と、較正データ作成手段32で作成した較正データを加熱制御手段23の不揮発性メモリ25に記憶させるべく送信する送信手段33とを備えている。
前記基準流量記憶手段31で記憶している基準流量は、事前にヒートポンプ加熱ユニット2を予め指定されている種類の配管を所定の長さ、所定の数の曲がりの条件で検査用のタンク26に接続し、循環ポンプ19を予め定められた所定の回転数で駆動し、高精度流量計を用いて計測した流量をデータマップ化したものであり、所定の回転数は複数(例えば第1から第3の所定回転数)設定され、複数の所定の回転数毎に対応して基準流量が計測・記憶されているものである。
そして、較正装置27の指示手段29が作業者によって操作されると、循環ポンプ19を第1の所定回転数で駆動する較正モードの開始指示が加熱制御手段23に出力され、加熱制御手段23は循環ポンプ19を第1の所定回転数(例えば1000rpm)で駆動する。循環ポンプ19の駆動開始から一定時間が経過して循環流量が安定すると、流量取得手段30は流量センサ20の検出流量を取得する。
次に、較正データ作成手段32は検出流量と第1の所定回転数に対応する基準流量とを比較し、その差分(基準流量−検出流量)を第1の較正値として一旦記憶する。
そして、加熱制御手段23は循環ポンプ19を第2の所定回転数(例えば2000rpm)で駆動し、循環流量安定後に流量取得手段30は流量センサ20の検出流量を取得する。そして、較正データ作成手段32は、検出流量と第2の所定回転数に対応する基準流量とを比較し、その差分(基準流量−検出流量)を第2の較正値として一旦記憶する。
また、加熱制御手段23は循環ポンプ19を第3の所定回転数(例えば3000rpm)で駆動し、循環流量安定後に流量取得手段30は流量センサ20の検出流量を取得する。そして、較正データ作成手段32は、検出流量と第3の所定回転数に対応する基準流量とを比較し、その差分(基準流量−検出流量)を第3の較正値として一旦記憶する。
そして、較正データ作成手段32は、第1〜第3の較正値および第1〜第3の所定回転数から前記図4に示すように循環ポンプ19の回転数に対応した流量センサ20の較正データとしての較正式を作成する。ここで較正式は最小二乗法により一次関数の形で算出するようにしている。
そして、送信手段33は較正データ作成手段32が作成した較正データ(ここでは一次関数の較正式)を加熱制御手段23の不揮発性メモリ25に記憶させるべく送信し、加熱制御手段23は受信した較正データを不揮発性メモリ25に記憶させ、較正モードを終了する。
その後、流量センサ20の較正を終えたヒートポンプ加熱ユニット2は、沸き上げ運転時には、流量センサ20の検出流量を較正データを参照して較正する。ここでは循環ポンプ19の回転数に応じて較正値が決定され、流量センサ20の検出流量に較正値を加算した値を較正された検出流量とし、較正された検出流量と目標流量とが一致するように循環ポンプ19の回転数が増減制御される。
このようにして、検出精度の比較的低い安価な流量センサ20を用いても、同一の配管条件ではほぼ同一の流量となる点に着目して流量センサ20を較正するようにしたので、ヒートポンプ加熱ユニット2の個体間の検出流量のばらつきを少なくでき、ヒートポンプ加熱ユニット2の個体間の加熱能力のばらつきを小さくできる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。先に説明した第1の実施形態と同一のものには同一の符号を付し、その説明を省略することとする。この第2の実施形態は、第1の実施形態の較正装置の機能をヒートポンプ加熱ユニット2の加熱制御手段23に組み込んだもので、図5にブロック図として示す。
加熱制御手段23は、循環ポンプ19を予め定められた所定の回転数で駆動するように指示する指示手段29と、流量センサ20の検出流量を取得する流量取得手段30と、所定回転数に対応して予め定められた基準流量を記憶した基準流量記憶手段31と、流量取得手段30で取得した検出流量と基準流量記憶手段31で記憶している基準流量とを比較して検出流量が基準流量となるように流量センサ20を較正する較正データを作成する較正データ作成手段32と、を備えている。
そして、加熱制御手段23上の指示手段29が作業者によって操作されると、循環ポンプ19を第1の所定回転数で駆動する較正モードが開始され、加熱制御手段23は循環ポンプ19を第1の所定回転数(例えば1000rpm)で駆動する。循環ポンプ19の駆動開始から一定時間が経過して循環流量が安定すると、流量取得手段30は流量センサ20の検出流量を取得する。
次に、較正データ作成手段32は検出流量と第1の所定回転数に対応する基準流量とを比較し、その差分(基準流量−検出流量)を第1の較正値として一旦記憶する。
そして、加熱制御手段23は循環ポンプ19を第2の所定回転数(例えば2000rpm)で駆動し、循環流量安定後に流量取得手段30は流量センサ20の検出流量を取得する。そして、較正データ作成手段32は、検出流量と第2の所定回転数に対応する基準流量とを比較し、その差分(基準流量−検出流量)を第2の較正値として一旦記憶する。
また、加熱制御手段23は循環ポンプ19を第3の所定回転数(例えば3000rpm)で駆動し、循環流量安定後に流量取得手段30は流量センサ20の検出流量を取得する。そして、較正データ作成手段32は、検出流量と第3の所定回転数に対応する基準流量とを比較し、その差分(基準流量−検出流量)を第3の較正値として一旦記憶する。
そして、較正データ作成手段32は、第1〜第3の較正値および第1〜第3の所定回転数から図4に示すように循環ポンプ19の回転数に対応した流量センサ20の較正データとしての較正式を作成する。ここで較正式は最小二乗法により一次関数の形で算出するようにしている。
そして、加熱制御手段23は較正データ作成手段32が作成した較正データ(ここでは一次関数の較正式)を不揮発性メモリ25に記憶させ、較正モードを終了する。
その後、流量センサ20の較正を終えたヒートポンプ加熱ユニット2は、沸き上げ運転時には、流量センサ20の検出流量を較正データを参照して較正する。ここでは循環ポンプ19の回転数に応じて較正値が決定され、流量センサ20の検出流量に較正値を加算した値を較正された検出流量とし、較正された検出流量と目標流量とが一致するように循環ポンプ19の回転数が増減制御される。
このようにして、検出精度の比較的低い安価な流量センサ20を用いても、同一の配管条件ではほぼ同一の流量となる点に着目して流量センサ20を較正するようにしたので、ヒートポンプ加熱ユニット2の個体間の検出流量のばらつきを少なくでき、ヒートポンプ加熱ユニット2の個体間の加熱能力のばらつきを小さくできる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。先の第1の実施形態と同一のものには同一の符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、この実施形態の較正装置34は、ヒートポンプ加熱ユニット2の加熱制御装置23と接続されるもので、ヒートポンプ加熱ユニット2の加熱制御装置23と通信可能に接続するための通信手段28と、循環ポンプ19を予め定められた所定の回転数で駆動するように指示する指示手段29と、流量センサ20で検出する流量を表示する流量表示手段35と、流量表示手段35で表示される検出流量と作業者の手元に紙面化された所定回転数に対応して予め定められた基準流量との差分の較正値を作業者が入力するための較正値入力手段36と、入力された較正値から流量センサの較正データを作成する較正データ作成手段37と、較正データ作成手段37で作成した較正データを加熱制御手段23の不揮発性メモリ25に記憶させるべく送信する送信手段33とを備えている。なお、較正値入力手段36をここでは数値を直接入力可能な態様としている。
ここで、紙面化された基準流量とは、事前にヒートポンプ加熱ユニット2を予め指定されている種類の配管を所定の長さ、所定の数の曲がりの条件で検査用のタンク26に接続し、循環ポンプ19を予め定められた予め定められた所定の回転数で駆動し、高精度流量計を用いて計測した基準流量をデータ表にしたものであり、所定の回転数は複数(例えば第1から第3の所定回転数)設定され、複数の所定の回転数毎に対応して基準流量が計測・記録されているものである。
そして、較正装置34の指示手段29が作業者によって操作されると、循環ポンプ19を第1の所定回転数で駆動する較正モードの開始指示が加熱制御手段23に出力され、加熱制御手段23は循環ポンプ19を第1の所定回転数(例えば1000rpm)で駆動する。循環ポンプ19の駆動開始から一定時間が経過して循環流量が安定すると、流量表示手段35は流量センサ20の検出流量を表示する。
そして、作業者は、流量表示手段35に表示された検出流量と、作業者の手元に紙面化された基準流量のデータ表から第1の所定回転数に対応する基準流量を読み取り、検出流量がこの基準流量となるような較正値(基準流量−検出流量)を較正値入力手段36を介して入力する。較正データ作成手段37は、この時入力された較正値を第1の較正値として一旦記憶する。
そして、加熱制御手段23は循環ポンプ19を第2の所定回転数(例えば2000rpm)で駆動し、循環流量安定後に流量表示手段35は流量センサ20の検出流量を表示する。そして、作業者は検出流量とデータ表から読み取った第2の所定回転数に対応した基準流量とを見比べ、検出流量が第2の所定回転数となるように較正値(基準流量−検出流量)を較正値入力手段36を介して入力する。較正データ作成手段37は、この時入力された較正値を第2の較正値として一旦記憶する。
また、加熱制御手段23は循環ポンプ19を第3の所定回転数(例えば3000rpm)で駆動し、循環流量安定後に流量表示手段35は流量センサ20の検出流量を表示する。そして、作業者は検出流量とデータ表から読み取った第3の所定回転数に対応した基準流量とを見比べ、検出流量が第3の所定回転数となるように較正値(基準流量−検出流量)を較正値入力手段36を介して入力する。較正データ作成手段37は、この時入力された較正値を第3の較正値として一旦記憶する。
そして、較正データ作成手段37は、第1〜第3の較正値および第1〜第3の所定回転数から前記図4に示すように循環ポンプ19の回転数に対応した流量センサ20の較正データとしての較正式を作成する。ここで較正式は最小二乗法により一次関数の形で算出するようにしている。
そして、送信手段33は較正データ作成手段37が作成した較正データ(ここでは一次関数の較正式)を加熱制御手段23の不揮発性メモリ25に記憶させるべく送信し、加熱制御手段23は受信した較正データを不揮発性メモリ25に記憶させ、較正モードを終了する。
その後、流量センサ20の較正を終えたヒートポンプ加熱ユニット2は、沸き上げ運転時には、流量センサ20の検出流量を較正データを参照して較正する。ここでは循環ポンプ19の回転数に応じて較正値が決定され、流量センサ20の検出流量に較正値を加算した値を較正された検出流量とし、較正された検出流量と目標流量とが一致するように循環ポンプ19の回転数が増減制御される。
このようにして、検出精度の比較的低い安価な流量センサ20を用いても、同一の配管条件では同一の流量となる点に着目して流量センサ20を較正するようにしたので、ヒートポンプ加熱ユニット2の個体間の検出流量のばらつきを少なくでき、ヒートポンプ加熱ユニット2の個体間の加熱能力のばらつきを小さくできる。
なお、この第3の実施形態において、較正値入力手段36を数値を直接入力可能な態様としているが、所定の値を段階的に加算または減算させる増加スイッチと減少スイッチとによる態様として、較正値入力手段36の構成を簡略化してもよい。この場合、第1〜第3の較正値を入力する際には基準流量から検出流量を減じた値に最も近い値を段階的に入力するようにすればよいものである。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。先の第1の実施形態と同一のものには同一の符号を付してその説明を省略する。
この第4の実施形態では、第1の実施形態のようなヒートポンプ加熱ユニット2の検査時に工場内で較正するのではなく、図7に示すようにヒートポンプ貯湯式給湯機がユーザーの下に設置された状態において、設置現場にて較正装置37を接続して構成対象のヒートポンプ加熱ユニット2の流量センサ20を較正可能としている。
この較正装置38は、図8に示すように、ヒートポンプ加熱ユニット2の加熱制御装置23と通信可能に接続するための通信手段28と、循環ポンプ19を予め定められた所定の回転数で駆動するように指示する指示手段29と、流量センサ20の検出流量を取得する流量取得手段30と、貯湯タンクユニット1とヒートポンプ加熱ユニット2との配管条件を入力する配管条件入力手段39と、予め定められた配管条件および予め定められた所定回転数に対応した基準流量を記憶した配管条件別基準流量記憶手段40と、流量取得手段30で取得した検出流量と配管条件別基準流量記憶手段40で記憶している配管条件入力手段39で入力された配管条件および所定回転数に応じた基準流量とを比較して検出流量が基準流量となるように流量センサ20を較正する較正データを作成する較正データ作成手段41と、較正データ作成手段41で作成した較正データを加熱制御手段23の不揮発性メモリ25に記憶させるべく送信する送信手段33とを備えている。
前記配管条件別基準流量記憶手段40で記憶している基準流量は、事前にヒートポンプ加熱ユニット2を予め指定されている種類の配管で、複数の所定数の曲がり条件、複数の所定長さの配管およびヒートポンプ加熱ユニット2と貯湯タンクユニット1との高低差条件毎に、検査用タンク26を接続して循環ポンプ19を予め定められた所定の回転数で駆動し、高精度流量計を用いて計測した流量をデータマップ化したものであり、所定の回転数は複数(例えば第1から第3の所定回転数)設定され、複数の所定の回転数と複数の配管条件に応じ、それぞれに基準流量が計測・記憶されているものである。
そして、較正装置38の配管条件入力手段39を介して作業者によって配管条件(配管長、曲がり回数、高低差)が入力され、指示手段29が操作されると、循環ポンプ19を第1の所定回転数で駆動する較正モードの開始指示が加熱制御手段23に出力され、加熱制御手段23は循環ポンプ19を第1の所定回転数(例えば1000rpm)で駆動する。循環ポンプ19の駆動開始から一定時間が経過して循環流量が安定すると、流量取得手段30は流量センサ20の検出流量を取得する。
次に、較正データ作成手段41は検出流量と、入力された配管条件および第1の所定回転数に対応する基準流量とを比較し、その差分(基準流量−検出流量)を第1の較正値として一旦記憶する。
そして、加熱制御手段23は循環ポンプ19を第2の所定回転数(例えば2000rpm)で駆動し、循環流量安定後に流量取得手段30は流量センサ20の検出流量を取得する。そして、較正データ作成手段41は検出流量と、入力された配管条件および第2の所定回転数に対応する基準流量とを比較し、その差分(基準流量−検出流量)を第2の較正値として一旦記憶する。
また、加熱制御手段23は循環ポンプ19を第3の所定回転数(例えば3000rpm)で駆動し、循環流量安定後に流量取得手段30は流量センサ20の検出流量を取得する。そして、較正データ作成手段41は検出流量と、入力された配管条件および第3の所定回転数に対応する基準流量とを比較し、その差分(基準流量−検出流量)を第3の較正値として一旦記憶する。
そして、較正データ作成手段41は、第1〜第3の較正値および第1〜第3の所定回転数から前記図4に示すように循環ポンプ19の回転数に対応した流量センサ20の較正データとしての較正式を作成する。ここで較正式は最小二乗法により一次関数の形で算出するようにしている。
そして、送信手段33は較正データ作成手段41が作成した較正データ(ここでは一次関数の較正式)を加熱制御手段23の不揮発性メモリ25に記憶させるべく送信し、加熱制御手段23は受信した較正データを不揮発性メモリ25に記憶させ、較正モードを終了する。
その後、流量センサ20の較正を終えたヒートポンプ加熱ユニット2は、沸き上げ運転時には、流量センサ20の検出流量を較正データを参照して較正する。ここでは循環ポンプ19の回転数に応じて較正値が決定され、流量センサ20の検出流量に較正値を加算した値を較正された検出流量とし、較正された検出流量と目標流量とが一致するように循環ポンプ19の回転数が増減制御される。
このようにして、検出精度の比較的低い安価な流量センサ20を用いても、同一の配管条件ではほぼ同一の流量となる点に着目し、配管条件をヒートポンプ貯湯式給湯機の設置現場で入力して流量センサ20を較正するようにしたので、例えば流量センサ20が故障して別の流量センサ20に交換しても検出流量のばらつきを少なくでき、ヒートポンプ加熱ユニット2の加熱能力の定格能力に対するズレを小さくできる。
ここで、この第4の実施形態では、配管条件入力手段39を介して入力される配管条件は、配管長、曲がり数、高低差の3つの条件を入力可能としているが、曲がり数および高低差の両方を圧力損失として配管長に換算する表等を用いて実配管長に加算して配管長だけを入力するようにしてもよいものである。
なお、本発明は上記の第1〜第4の実施形態に限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲で改変することを妨げるものではない。例えば、較正データの作成に第1〜第3の3点の所定回転数を用いたが、1点もしくは2点、あるいは4点以上の複数の所定回転数としてもよい。その場合、その1点もしくは2点、あるいは4点以上の複数点の所定回転数に対応する基準流量を予め定めておけばよいものである。なお、所定回転数が1点の場合は、循環ポンプ19の全回転数域に渡り一つの較正値で較正することとなり、所定回転数が2点の場合は、この2点の所定回転数における較正値を直線で結んだ一次関数が較正データとしての較正式となる。
上記の第1〜第4の実施形態の流量センサ20の較正方法は、循環ポンプ19を予め定められた所定回転数で駆動し、その時の流量センサ20の検出流量を所定回転数に対応して予め定められた基準流量と比較し、検出流量が基準流量となるように較正データを作成し、この較正データをヒートポンプ加熱ユニット2に設けた不揮発性メモリ25に記憶させるようにしたものである。
すなわち、予め指定された所定の配管条件で循環ポンプを予め定められた所定回転数で駆動した際の高精度流量計を用いて計測した流量を基準流量とし、較正対象となるヒートポンプ加熱ユニットを同一の配管条件で循環ポンプを同一の所定回転数で駆動した際の実際の流量は前記の基準流量とほぼ同一となるため、流量センサの検出流量を基準流量となるように流量センサを較正し、この較正データをヒートポンプ加熱ユニットの不揮発性メモリが記憶するので、検出精度の比較的低い安価な流量センサ20を用いても、同一の配管条件では同一の流量となる点に着目して流量センサ20を較正し、ヒートポンプ加熱ユニットの個体間による流量のばらつきが小さくなり、ヒートポンプ加熱ユニットの個体間の加熱能力のばらつきを小さくできる。
1 貯湯タンクユニット
2 ヒートポンプ加熱ユニット
4 貯湯タンク
5 給水管
6 出湯管
7 ヒーポン往き管
8 ヒーポン戻り管
11 貯湯制御手段
12 圧縮機
13 冷媒水熱交換器
14 減圧器
15 空気熱交換器(蒸発器)
16 ヒートポンプサイクル
19 循環ポンプ
20 流量センサ
23 加熱制御手段
25 不揮発性メモリ
27 較正装置(第1の実施形態)
28 通信手段
29 指示手段
30 流量取得手段
31 基準流量記憶手段
32 較正データ取得手段
33 送信手段
34 較正装置(第3の実施形態)
35 流量表示手段
36 較正値入力手段
37 較正データ入力手段(第3の実施形態)
38 較正装置(第4の実施形態)
39 配管条件入力手段
40 配管条件別基準流量記憶手段
41 較正データ入力手段(第4の実施形態)

Claims (5)

  1. 給水管と出湯管とヒーポン往き管とヒーポン戻り管とが接続された貯湯タンクを有する貯湯タンクユニットと、
    圧縮機と冷媒水熱交換器と減圧器と蒸発器とが環状に接続されたヒートポンプサイクルと、前記冷媒水熱交換器の水側に連通する経路に設けられ、前記貯湯タンク内の湯水を前記冷媒水熱交換器の水側に循環させる循環ポンプと循環流量を検出する流量センサとを有し、前記ヒーポン往き管と前記ヒーポン戻り管とを介して前記貯湯タンクユニットと接続されるヒートポンプ加熱ユニットと、
    を備えたヒートポンプ貯湯式給湯機の前記流量センサを較正する方法であって、
    前記循環ポンプを予め定められた所定回転数で駆動し、
    その時の前記流量センサの検出流量を前記所定回転数に対応して予め定められた基準流量と比較し、
    前記検出流量が前記基準流量となるように較正データを作成し、
    この較正データを前記ヒートポンプ加熱ユニットに設けた不揮発性メモリに記憶させるようにしたことを特徴とするヒートポンプ貯湯式給湯機の流量較正方法。
  2. 給水管と出湯管とヒーポン往き管とヒーポン戻り管とが接続された貯湯タンクを有する貯湯タンクユニットと、
    圧縮機と冷媒水熱交換器と減圧器と蒸発器とが環状に接続されたヒートポンプサイクルと、前記冷媒水熱交換器の水側に連通する経路に設けられ、前記貯湯タンク内の湯水を前記冷媒水熱交換器の水側に循環させる循環ポンプと循環流量を検出する流量センサとを有し、前記ヒーポン往き管と前記ヒーポン戻り管とを介して前記貯湯タンクユニットと接続されるヒートポンプ加熱ユニットと、
    を備えたヒートポンプ貯湯式給湯機の前記流量センサを較正する較正装置であって、
    前記較正装置は、
    予め定められた所定回転数に対応して予め定められた基準流量を記憶した基準流量記憶手段と、
    前記ヒートポンプ加熱ユニットと通信可能に接続する通信手段と、
    前記循環ポンプを前記所定回転数で駆動させるように指示する指示手段と、
    前記流量センサの検出流量を取得する流量取得手段と、
    前記検出流量が前記所定回転数に対応した前記基準流量となるように較正データを作成する較正データ作成手段と、
    前記較正データを前記ヒートポンプ加熱ユニットに設けられている不揮発性メモリに記憶させるべく送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とするヒートポンプ貯湯式給湯機の流量較正装置。
  3. 給水管と出湯管とヒーポン往き管とヒーポン戻り管とが接続された貯湯タンクを有する貯湯タンクユニットと、
    圧縮機と冷媒水熱交換器と減圧器と蒸発器とが環状に接続されたヒートポンプサイクルと、前記冷媒水熱交換器の水側に連通する経路に設けられ、前記貯湯タンク内の湯水を前記冷媒水熱交換器の水側に循環させる循環ポンプと循環流量を検出する流量センサとを有し、前記ヒーポン往き管と前記ヒーポン戻り管とを介して前記貯湯タンクユニットと接続されるヒートポンプ加熱ユニットと、
    を備えたヒートポンプ貯湯式給湯機において、
    前記ヒートポンプ加熱ユニットは、
    予め定められた所定回転数に対応して予め定められた基準流量を記憶した基準流量記憶手段と、
    前記循環ポンプを前記所定回転数で駆動させる指示手段と、
    前記流量センサの検出流量を取得する流量取得手段と、
    前記検出流量が前記所定回転数に対応した前記基準流量となるように較正データを作成する較正データ作成手段と、
    前記較正データを記憶する不揮発性メモリと、
    を備えたことを特徴とするヒートポンプ貯湯式給湯機。
  4. 給水管と出湯管とヒーポン往き管とヒーポン戻り管とが接続された貯湯タンクを有する貯湯タンクユニットと、
    圧縮機と冷媒水熱交換器と減圧器と蒸発器とが環状に接続されたヒートポンプサイクルと、前記冷媒水熱交換器の水側に連通する経路に設けられ、前記貯湯タンク内の湯水を前記冷媒水熱交換器の水側に循環させる循環ポンプと循環流量を検出する流量センサとを有し、前記ヒーポン往き管と前記ヒーポン戻り管とを介して前記貯湯タンクユニットと接続されるヒートポンプ加熱ユニットと、
    を備えたヒートポンプ貯湯式給湯機の前記流量センサを較正する較正装置であって、
    前記較正装置は、
    前記ヒートポンプ加熱ユニットと通信可能に接続する通信手段と、
    前記循環ポンプを予め定められた所定回転数で駆動させるように指示する指示手段と、
    前記流量センサの検出流量を表示する流量表示手段と、
    前記検出流量と前記所定回転数に対応して予め定められた基準流量との差分の較正値が入力される較正値入力手段と、
    入力された較正値から前記検出流量が前記基準流量となるように較正データを作成する較正データ作成手段と、
    前記較正データを前記ヒートポンプ加熱ユニットに設けられている不揮発性メモリに記憶させるべく送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とするヒートポンプ貯湯式給湯機の流量較正装置。
  5. 給水管と出湯管とヒーポン往き管とヒーポン戻り管とが接続された貯湯タンクを有する貯湯タンクユニットと、
    圧縮機と冷媒水熱交換器と減圧器と蒸発器とが環状に接続されたヒートポンプサイクルと、前記冷媒水熱交換器の水側に連通する経路に設けられ、前記貯湯タンク内の湯水を前記冷媒水熱交換器の水側に循環させる循環ポンプと循環流量を検出する流量センサとを有し、前記ヒーポン往き管と前記ヒーポン戻り管とを介して前記貯湯タンクユニットと接続されるヒートポンプ加熱ユニットと、
    を備えたヒートポンプ貯湯式給湯機の前記流量センサを較正する較正装置であって、
    前記較正装置は、
    前記貯湯タンクユニットと前記ヒートポンプ加熱ユニットとの配管条件を入力する配管条件入力手段と、
    予め定められた複数の配管条件と予め定められた所定回転数に対応して予め定められた基準流量を記憶した基準流量記憶手段と、
    前記ヒートポンプ加熱ユニットと通信可能に接続する通信手段と、
    前記循環ポンプを前記所定回転数で駆動させるように指示する指示手段と、
    前記流量センサの検出流量を取得する流量取得手段と、
    前記検出流量が前記配管条件入力手段から入力された配管条件および前記所定回転数に対応した前記基準流量となるように較正データを作成する較正データ作成手段と、
    前記較正データを前記ヒートポンプ加熱ユニットに設けられている不揮発性メモリに記憶させるべく送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とするヒートポンプ貯湯式給湯機の流量較正装置。
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