JP5202444B2 - インターホンシステムとその通信方法 - Google Patents

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Description

この発明は、インターホン端末による呼び出しに対し固定電話端末や携帯電話端末により応答を可能にしたインターホンシステムとその通信方法に関する。
一般に、インターホンシステムは玄関ドアや門柱に設置されるインターホン端末(ドアホン)と屋内に設置される親機とからなり、インターホン端末からの呼出信号の受け付けから、インターホン端末と親機との間に通信路を形成する処理、応対終了後の通信路の切断までの処理を親機が行うように構成されている。しかし、この種のシステムは親機にすべての機能を持たせているため、例えば呼び出しに対する自動応答機能や、訪問者の音声や画像を記録する機能、家族が使用する固定電話端末や携帯電話端末との連携を可能にする機能等のさらに高度な機能を実現することが困難である。
そこで、最近ではインターホン端末をLAN等を介して構内サーバに接続し、この構内サーバに携帯電話端末との連係機能等の高度な各種機能を持たせたシステムが提案されている(非特許文献1を参照。)。
「集合住宅向け新規携帯電話サービスの展開について」、プレスルーム、プレスリリース2008年、株式会社アクロディア、インターネット<URL:http://www.acrodea.co.jp/press/2008/20080227_02/index.html>
ところが、構内サーバを用いるシステムは高度な機能を実現可能であるが、高価な構内サーバを設置する必要があり、マンション等の集合住宅用として導入することは可能であっても、個人の住宅用として導入することはきわめて困難である。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、個人ユーザであっても高度なインターホン機能を安価な費用で利用可能としたインターホンシステムとその通信方法を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の第1の観点は、通信プロトコルとしてSIP(Session Initiation Protocol)を使用しかつSIP対応の複数のユーザ端末が接続される通信ネットワークに接続されるネットワークアプリケーションサーバと、このネットワークアプリケーションサーバとの間で上記通信ネットワークを介してSIPにより通信が可能な複数のインターホン端末とを具備するインターホンシステムにあって、ネットワークアプリケーションサーバに以下のような構成要素を備えるようにしたものである。
すなわち、複数のインターホン端末の識別情報に対応付けて、呼出先となるユーザ端末の識別情報を識別情報記憶手段に記憶しておく。そして、インターホン端末から送信される当該端末の識別情報を含む呼出要求を上記通信ネットワークを介して受信した場合に、上記要求元のインターホン端末との間にSIPによるセッションを確立して、メッセージ生成手段により生成される応答メッセージを上記呼出要求元のインターホン端末へ送信させる。またそれと共に、上記呼出要求に含まれるインターホン端末の識別情報をもとに呼出先となるユーザ端末の識別情報を上記識別情報記憶手段から読み出し、この読み出した識別情報をもとに上記呼出要求元のインターホン端末と呼出先のユーザ端末との間にSIPによるセッションを確立して両端末間で応対のための通信を可能にするものである。
したがって、複数のインターホン端末からの呼び出しに対する応答処理がSIPアプリケーションサーバにより一括して行われることになる。言い換えれば、複数のインターホン端末が1台のSIPアプリケーションサーバを共有することになる。このため、呼び出しに対する応答処理機能等をすべて備えたインターホンシステムをユーザごとに設置する必要がなくなり、また複数のユーザがインターホンの応答処理機能等を共有するために構内サーバ等を設置する必要もなくなる。したがって、インターホンシステムを設置する際のユーザの費用負担を大幅に軽減できる。
一方、上記目的を達成するためにこの発明の第2の観点は、通信プロトコルとしてSIP(Session Initiation Protocol)を使用しかつSIP対応の複数のユーザ端末が接続される通信ネットワークに接続されるネットワークアプリケーションサーバと、上記通信ネットワークに接続され上記ネットワークアプリケーションサーバとの間でSIPによる通信が可能なメディアサーバと、上記ネットワークアプリケーションサーバ及びメディアサーバとの間で上記通信ネットワークを介してSIPにより通信が可能な複数のインターホン端末とを具備するインターホンシステムにあって、ネットワークアプリケーションサーバに以下のような構成要素を備えるようにしたものである。
すなわち、上記複数のインターホン端末の識別情報に対応付けて呼出先となるユーザ端末の識別情報を識別情報記憶手段に記憶しておく。そして、インターホン端末から送信される当該端末の識別情報を含む呼出要求を上記通信ネットワークを介して受信した場合に、上記要求元のインターホン端末と上記メディアサーバとの間にSIPによるセッションを確立して、当該メディアサーバから上記呼出要求元のインターホン端末へ応答メッセージを送信させる。またそれと共に、上記呼出要求に含まれるインターホン端末の識別情報をもとに呼出先となるユーザ端末の識別情報を上記識別情報記憶手段から読み出し、この読み出した識別情報をもとに上記呼出先となるユーザ端末と上記メディアサーバとの間、及び上記呼出要求元のインターホン端末と上記メディアサーバとの間にそれぞれSIPによるセッションを確立して、これらのセッション間をメディアサーバにより中継するものである。
したがって、この場合にも、複数のインターホン端末からの呼び出しに対する応答処理がSIPアプリケーションサーバとメディアサーバにより一括して行われることになる。言い換えれば、複数のインターホン端末が1台のSIPアプリケーションサーバとメディアサーバを共有することになる。このため、先に述べたこの発明の第1の観点と同様に、呼び出しに対する応答処理機能等をすべて備えたインターホンシステムをユーザごとに設置する必要がなくなり、また複数のユーザがインターホンの応答処理機能等を共有するために構内サーバ等をローカルネットワークに設置する必要もなくなる。したがって、インターホンシステムを設置する際のユーザの費用負担を大幅に軽減できる。
また、この発明の第2の観点ではインターホン端末からの呼び出しに対する応答処理のうち、通信制御等の主たる処理はSIPアプリケーションサーバが担い、応答メッセージの生成等の音声や映像を扱う処理はメディアサーバで担うようにしている。一般に、SIPアプリケーションサーバとメディアサーバは別々に設置されることが多く、上記のように呼び出しに対する応答処理をSIPアプリケーションサーバとメディアサーバで分担することにより、既存のSIPアプリケーションサーバとメディアサーバをそのまま利用でき、安価なシステムを提供できる利点がある。
この発明の第1及び第2の観点は以下のような態様を備えることも特徴としている。
第1の態様は、上記複数のインターホン端末の識別情報に対応付けて、呼出先となる複数のユーザ端末の識別情報に加えて、その呼出優先順位を表す情報を記憶しておき、上記記憶された呼出優先順位を表す情報に従い、呼出要求元のインターホン端末と呼出先のユーザ端末との間に順にSIPによるセッションを確立するものである。
このようにすると、呼出先のユーザ端末が複数台登録されている場合に、これらのユーザ端末の呼び出しが優先順位に従い順に行われる。このため、例えば呼出先として登録した家族が複数人いる場合に、これら複数の家族が一斉に応答する不具合を防止することができる。
第2の態様は、インターホン端末が訪問者の画像を撮像してその画像データをSIPにより送信する手段を有する場合に、呼出要求元のインターホン端末との間に確立されたセッションと、呼出先のユーザ端末との間に確立されたセッションとをメディアサーバにより中継する状態で、インターホン端末とユーザ端末との間で伝送される音声データ及び画像データをメディアサーバに記憶させるものである。
このようにすると、メッセージ生成手段又はメディアサーバから呼出要求元のインターホン端末へ応答メッセージを送信しながら、それと並行してインターホン端末により撮像された訪問者の画像データをメッセージ生成手段又はメディアサーバに記憶させることが可能となる。
第3の態様は、ネットワークアプリケーションサーバは、インターホン端末への応答メッセージの送信結果と、インターホン端末とユーザ端末との間の通信結果をもとに、上記呼出要求に対する応答履歴を表す情報を作成し、この応答履歴情報を該当するインターホン端末又はユーザ端末の識別情報に対応付けて応答履歴記憶手段に記憶する。そして、ユーザ端末から送信される閲覧要求を受信した場合に、当該閲覧要求に含まれる閲覧対象の端末の識別情報をもとに上記応答履歴記憶手段から該当する応答履歴情報を読み出し、この読み出された応答履歴情報を上記要求元のユーザ端末に送信するものである。
このようにすると、例えば訪問を受けた回数や、訪問に対しユーザ端末が応対した回数、応対しなかった回数等を応答履歴情報として自動的に作成して記憶することができる。そして、ユーザ自身が後にこの応答履歴情報を閲覧して、訪問を受けた回数や、訪問に対し応対した回数、応対しなかった回数等を確認することが可能となる。
すなわちこの発明によれば、個人ユーザであっても高度なインターホン機能を安価な費用で利用可能なインターホンシステムとその通信方法を提供することができる。
この発明の一実施形態におけるインターホンシステムの概略構成図である。 図1に示したインターホンシステムのSIPアプリケーションサーバのモジュール構成を示すブロック図である。 図1に示したインターホンシステムの端末ID対応記憶部に記憶される端末管理データの一例を示す図である。 図2に示したSIPアプリケーションサーバによる呼出応答処理手順と処理内容の第1の実施例を示すフローチャートである。 図1に示したインターホンシステムの動作シーケンスの第1の実施例を示すもので、その前半部分を示す図である。 図1に示したインターホンシステムの動作シーケンスの第1の実施例を示すもので、その後半部分を示す図である。 図2に示したSIPアプリケーションサーバによる呼出応答処理手順と処理内容の第2の実施例を示すフローチャートである。 図1に示したインターホンシステムの動作シーケンスの第2の実施例を示すもので、その前半部分を示す図である。 図1に示したインターホンシステムの動作シーケンスの第2の実施例を示すもので、その後半部分を示す図である。
以下、図面を参照してこの発明に係わる実施形態を説明する。
図1は、この発明の一実施形態におけるインターホンシステムの概略構成図である。このインターホンシステムは、SIP(Session Initiation Protocol, RFC3261等)に対応する固定電話端末FSを収容する第1のIP通信網NW1と、同じくSIPに対応する携帯電話端末MS1〜MSnを収容する第2のIP通信網NW2を中核とする。そして、上記第1のIP通信網NW1に、複数のインターホン端末(ドアホン)IUを接続すると共に、SIPアプリケーションサーバ(SIP−AS)31、メディアサーバ(MRF:Media Resource Function)32、Webアプリケーションサーバ(Web−AS)33、録音・録画データ蓄積部34及び端末ID対応記憶部35を設置し、これらのサーバ群及び記憶部群によりインターホン呼び出しに対する応答処理を実行するように構成したものである。
第1及び第2のIP通信網NW1,NW2は、第三世代の移動通信ネットワークの標準化団体である3GPPにおいて策定されたIPマルチメディアサブシステム(IMS:IP Multimedia Subsystem)を採用する。IMSはSIP(Session Initiation Protocol)を用いることで、サービスの実行制御、端末間のセッション制御、登録処理及び課金処理等を行うサブシステムである。
第1及び第2のIP通信網NW1,NW2は、それぞれCSCF(Call Session Control Function)等の機能を有するSIPサーバ群10,20を備える。SIPサーバ群10,20は、IMSにより規定される加入者情報データベース(HSS:Home Subscriber Server)11,21と、複数のセッション制御サーバ(P−CSCF12,22、S−CSCF13,23、I−CSCF14,24)を備える。HSS11,21には、それぞれ第1及び第2のIP通信網NW1,NW2に加入登録されたユーザ端末FS,MS1〜MSnの加入者プロファイル情報が格納される。
複数のインターホン端末UIは、それぞれ個人ユーザ宅の玄関ドア又は門壁等に設置される。各インターホン端末UIは、マイクロホン、スピーカ、カメラ、SIP信号送受信部及び制御部を備える。制御部は、自端末に対し予め割り当てられたSIP−URIや電話番号等の端末識別情報を用いて、SIPアプリケーションサーバ31及びメディアサーバ32との間や、固定電話端末FS及び携帯電話端末MS1〜MSnとの間でSIPによる通信を行う。なお、制御部には、通信相手となるSIPサーバ及びSIP端末の宛先を表す識別情報を、予めIP通信により外部の設定端末PC等から設定することが可能である。
端末ID対応記憶部35には、各インターホン端末IUの識別情報(インターホンID)にそれぞれ対応付けて、呼び出し先となる固定電話端末FS及び/又は携帯電話端末MS1〜MSnの識別情報(通信端末ID)と、当該通信端末に対する呼出優先順位を表す情報が記憶される。なお、上記インターホンID及び通信端末IDは、SIP−URI又は電話番号を使用したSIP対応のメディア通信用コンタクトアドレスにより表される。図3にその一例を示す。
SIPアプリケーションサーバ31は、この発明を実施する上でその中核をなすもので、以下の処理機能を備える。
(1) インターホン端末IUから呼び出しを要求するSIP信号を受信した場合に、当該SIP信号をメディアサーバ32へ転送してインターホン端末IUとメディアサーバ33との間にセッションを確立させる処理。
(2) (1) の処理に続いて、端末ID対応記憶部35から呼出先の端末IDとその呼出優先順位を取得し、この端末IDを有する固定電話端末FS又は携帯電話端末MS1〜MSnに向け上記優先順位に従いSIP信号を送信して、インターホン端末IUと固定電話端末FS又は携帯電話端末MS1〜MSnとの間にセッションを確立させる処理。
(3) (1) 及び(2) の処理結果に基づいて応対履歴情報を作成し、この作成した応対履歴情報を記憶すると共に、Webアプリケーションサーバ33からの要求に応じて上記記憶された応対履歴情報を読み出してWebアプリケーションサーバ33へ返送する処理。
また、上記各処理機能を実現するためにSIPアプリケーションサーバ31は、以下のように構成される。図2はその機能構成を示すブロック図である。
すなわち、SIPアプリケーションサーバ31は、応対履歴管理部310と、SIP信号受信部311と、高機能インターホンアプリケーション部312と、SIP信号送信部313を備え、さらにHTTP/SOAP信号受信部314と、応答履歴管理アプリケーション部315と、HTTP/SOAP信号送信部314を備える。
応対履歴管理部310はハードディスク等の不揮発性メモリを記憶媒体とし、応対履歴情報を記憶する。応対履歴情報は、例えば一日ごとの訪問者数、応対した回数、未応対回数、及び映像メッセージの有無を表す情報を含む。
SIP信号受信部311は、第1のIP通信網NW1内のセッション制御サーバ(S−CSCF13)から送信されるSIP信号を受信し、この受信したSIP信号のヘッダ値情報を高機能インターホンアプリケーション部312に渡す。
高機能インターホンアプリケーション部312は、上記SIP信号受信部311から渡されたSIP信号のヘッダ値情報と、端末ID対応記憶部35から取得した呼出先の端末ID及び呼出優先順位とに基づいて、インターホン端末IU、メディアサーバ32、固定電話端末FS又は携帯電話端末MS1〜MSnへのSIP信号の送信方法を判断し、その判断結果をSIP信号送信部313へ出力する。またそれと共に、上記応対履歴管理部310に記憶された応対履歴情報を更新する。
SIP信号送信部313は、上記高機能インターホンアプリケーション部312から出力されたSIP信号を、第1のIP通信網NW1内のセッション制御サーバ(S−CSCF13)へ送信する。
HTTP/SOAP信号受信部314は、Webアプリケーションサーバ33からHTTP/SOAP信号を受信し、この受信したHTTP/SOAP信号のヘッダ値情報を応対履歴管理アプリケーション部315に渡す。
応対履歴管理アプリケーション部315は、上記HTTP/SOAP信号受信部314からを渡されたヘッダ値情報に基づいて、応対履歴管理部310から該当する応対履歴情報を読み出し、この読み出した応対履歴情報をHTTP/SOAP信号送信部316へ出力する。
HTTP/SOAP信号送信部316は、上記応対履歴管理アプリケーション部315から出力された応対履歴情報をHTTP/SOAP信号によりWebアプリケーションサーバ33へ送信する。
メディアサーバ32は、呼び出しに対する応答メッセージを記憶したメモリと、音声コーデック及び画像コーデックを備える。そして、上記SIPアプリケーションサーバ31の指示に従い、上記メモリに記憶された応答メッセージをインターホン端末IUへ送信する。また、メディアサーバ32はメディアブリッジ機能を備え、このメディアブリッジ機能により、インターホン端末IUとの間に確立されるセッションと、固定電話端末FS又は携帯電話端末MS1〜MSnとの間に確立されるセッションとを中継する。そして、この中継中にインターホン端末IUから固定電話端末FS又は携帯電話端末MS1〜MSnへ伝送される訪問者の映像データと、インターホン端末IUと固定電話端末FS又は携帯電話端末MS1〜MSnとの間で伝送される音声データを分岐して、録音・録画データ蓄積部34へ転送する。
録音・録画データ蓄積部34は、ハードディスク等の不揮発性メモリを記憶媒体とし、上記メディアサーバ32から転送された映像データ及び音声データを受け取って上記記憶媒体に蓄積する機能を備える。また、録音・録画データ蓄積部34は、設定端末PCから再生要求を受信した場合に、この再生要求により指定された応対時の映像データ及び音声データを上記記憶媒体から読み出して、HTTP又はSOAP等の汎用のインターネット用プロトコルを用いて上記要求元の設定端末PCへ送信する機能も備える。
Webアプリケーションサーバ33は、設定端末PCから応対履歴閲覧要求を受信した場合に、この応対履歴閲覧要求を上記SIPアプリケーションサーバ31に対しHTTP又はSOAPにより転送する機能を備える。また、上記応対履歴閲覧要求に対しSIPアプリケーションサーバ31から送られた応対履歴情報を、上記設定端末PCへ送信する機能を備える。
設定端末PCは、家族等が先に述べた端末ID対応端末35への端末管理データの登録や変更処理や、応対履歴情報の閲覧処理、録音・録画データ蓄積部34に蓄積された録音・録画データの再生処理を行う際に使用するもので、ブラウザ機能により図示しないインターネットを介して上記端末ID対応記憶部35、Webアプリケーションサーバ33及び録音・録画データ蓄積部34にアクセス可能である。
次に、以上のように構成されたインターホンシステムの動作を、メディアサーバ32でセッションを中継しない第1の実施例と、メディアサーバ32でセッションを中継する第2の実施例に分けてそれぞれ説明する。なお、端末ID対応記憶部35には、設定端末PCから事前に図3に示した端末管理データが登録されているものとして説明を行う。
(1)第1の実施例
図4は、この第1の実施例におけるSIPアプリケーションサーバ31の処理手順と処理内容を示すフローチャート、図5及び図6はインターホンシステム全体の動作シーケンスを示す図である。
SIPアプリケーションサーバ31は、待ち受け状態においてステップS11によりSIP INVITEの到来を監視している。この状態で、訪問者がインターホン端末IUにおいて呼び出し操作を行ったとする。そうすると、インターホン端末IUからINVITE SDP c=(1) が送信され、このINVITE SDP c=(1) は、第1のIP通信網NW1のセッション制御サーバを経由してSIPアプリケーションサーバ31に転送される。なお、c=(1) は、インターホン端末IUに割り当てられたメディア通信用コンタクトアドレスを示す。
SIPアプリケーションサーバ31は、上記INVITE SDP c=(1) の受信をステップS11で確認すると、このINVITE SDP c=(1) のヘッダ情報から送信元がインターホン端末IUであるか否かをステップS14で判定する。この判定の結果、送信元がインターホン端末IUであれば、応対履歴管理部310に記憶された来訪者回数をステップS15によりカウントアップしたのち、ステップS16によりメディアサーバ32に対しINVITE (c=(1))を用いて応答メッセージの再生シナリオを送信する。
メディアサーバ32は、第1のIP通信網NW1のセッション制御サーバを経由して上記INVITE (c=(1))により応答メッセージの再生シナリオを受信すると、200 OK SDP c=(3) を返送する。この200 OK SDP c=(3) は、第1のIP通信網NW1のセッション制御サーバを経由してSIPアプリケーションサーバ31に転送される。なお、c=(3) は、メディアサーバ32に割り当てられたメディア通信用コンタクトアドレスを示す。
SIPアプリケーションサーバ31は、ステップS12により200 OK の応答を検出し、かつこの200 OKがメディアサーバ32からのものであることをステップS19で確認すると、ステップS20によりインターホン端末IUに向け上記SDP c=(3) を送信する。かくして、メディアサーバ32とインターホン端末IUとの間にはSIPによるセッションが確立される。そして、この状態でメディアサーバ32は、自サーバ内のメモリ又は録音・録画データ蓄積部34に予め記憶された応答メッセージを読み出し、この応答メッセージを復号して図5に示すようにインターホン端末IUへ送信する。
またSIPアプリケーションサーバ31は、上記インターホン端末IUへSDP c=(3) を送信すると、ステップS17により、先にインターホン端末IUから受信したINVITE SDP c=(1) のヘッダに含まれるインターホン端末IUのアドレスc=(1) をもとに端末ID対応記憶部35に対しアクセスし、当該アドレスc=(1) に対応付けて登録されている呼出先の通信端末のアドレスとその呼出優先順位を取得する。例えば、図3の例では固定電話端末FSのアドレス及び携帯電話端末MS1,MS2のアドレスとその呼出優先順位「1」が取得される。そして、取得されたアドレスの呼出優先順位がいずれも第1位であれば、図5に示すように上記取得されたアドレスに対応する固定電話端末FS及び携帯電話端末MS1,MS2に向けて、ステップS18によりINVITE SDP c=(1) を一斉に送信する。なお、取得されたアドレスの呼出優先順位が異なる場合には、優先順位が高い端末から順にINVITE SDP c=(1) を送信する。これらのINVITE SDP c=(1) はそれぞれ、第1のIP通信網NW1のセッション制御サーバを経由して宛先の固定電話端末FS及び携帯電話端末MS1,MS2に転送される。
上記INVITE SDP c=(1) の送信後にSIPアプリケーションサーバ31は、ステップS12により200 OK の応答を監視する。この状態で、例えば図6に示すように携帯電話端末MS2でオフフック操作が行われ、これに伴い携帯電話端末MS2から200 OK SDP c=(5) が返送されたとする。なお、c=(5) は携帯電話端末MS2に割り当てられたメディア通信用コンタクトアドレスを示す。
SIPアプリケーションサーバ31は、上記ステップS12により200 OK の応答を検出し、かつこの200 OKが携帯電話端末MS2からのものであることをステップS21で確認すると、ステップS22によりインターホン端末IUに向けUPDATE SDP c=(5) を送信する。かくして、携帯電話端末MS2とインターホン端末IUとの間にはSIPによるセッションが確立され、以後両端末IU,MS2間で通話が可能になる。
なお、上記携帯電話端末MS2からの200 OK SDP c=(5) を受信するとSIPアプリケーションサーバ31は、INVITE SDP c=(1) を送信した他の通信端末、つまり固定電話端末FS及び携帯電話端末MS1に向けCANCELを送信する。
上記通話中に、携帯電話端末MS2においてオンフック操作が行われると、携帯電話端末MS2からBYEが送信され、このBYEはSIPアプリケーションサーバ31経由してインターホン端末IUへ転送される。かくして、上記セッションは解放され、通話は終了となる。
また、SIPアプリケーションサーバ31は、インターホン端末IUから上記UPDATE SDP c=(5) に対する応答として200 OK SDP c=(5) が返送されると、ステップS25からステップS26に移行し、応対履歴管理部310に記憶された応対回数をカウントアップする。なお、上記呼出先の各通信端末へINVITE SDP c=(5) を送信してから一定時間が経過してもいずれの通信端末からも200 OK が返送されず、インターホンIUと呼出先の通信端末との間で通話が行われなかった場合には、SIPアプリケーションサーバ31は応対履歴管理部310に記憶された非応対回数をカウントアップする。
上記応対履歴管理部310に記憶された応対履歴情報は、以下のように閲覧することが可能である。すなわち、先ず設定端末PCからWebアプリケーションサーバ33に対しアクセスして閲覧要求を入力する。Webアプリケーションサーバ33は、図6に示すように応対履歴の閲覧要求をHTTP/SOAPによりSIPアプリケーションサーバ31に対し送信する。SIPアプリケーションサーバ31は、上記応対履歴の閲覧要求を受信するとこの要求に含まれるインターホンIDに基づいて対応履歴管理部310から該当する応対履歴情報を読み出し、この読み出された応対履歴情報をHTTP/SOAP の200 OKとして要求元のWebアプリケーションサーバ33へ返送する。この応対履歴情報は、Webアプリケーションサーバ33から要求元の設定端末PCへ転送される。かくして、ユーザは自身の設定端末PCにおいて、Webアプリケーションサーバ33を介して自宅の応対履歴情報を確認することができる。
(2)第2の実施例
図7は、この第2の実施例におけるSIPアプリケーションサーバ31の処理手順と処理内容を示すフローチャート、図8及び図9はインターホンシステム全体の動作シーケンスを示す図である。
SIPアプリケーションサーバ31は、待ち受け状態においてステップS31によりSIP INVITEの到来を監視している。この状態で、訪問者がインターホン端末IUにおいて呼び出し操作を行ったとする。そうすると、インターホン端末IUからINVITE SDP c=(1) が送信され、このINVITE SDP c=(1) は、第1のIP通信網NW1のセッション制御サーバを経由してSIPアプリケーションサーバ31に転送される。なお、c=(1) は、インターホン端末IUに割り当てられたメディア通信用コンタクトアドレスを示す。
SIPアプリケーションサーバ31は、上記INVITE SDP c=(1) の受信をステップS11で確認すると、このINVITE SDP c=(1) のヘッダ情報から送信元がインターホン端末IUであるか否かをステップS34で判定する。この判定の結果、送信元がインターホン端末IUであれば、応対履歴管理部310に記憶された来訪者回数をステップS35によりカウントアップしたのち、ステップS36によりメディアサーバ32に対しINVITE (c=(1))を用いて応答メッセージの再生シナリオを送信する。
メディアサーバ32は、第1のIP通信網NW1のセッション制御サーバを経由して上記INVITE (c=(1))により応答メッセージの再生シナリオを受信すると、200 OK SDP c=(3) を返送する。この200 OK SDP c=(3) は、第1のIP通信網NW1のセッション制御サーバを経由してSIPアプリケーションサーバ31に転送される。なお、c=(3) は、メディアサーバ32に割り当てられたメディア通信用コンタクトアドレスを示す。
SIPアプリケーションサーバ31は、ステップS32により200 OK の応答を検出し、かつこの200 OK がメディアサーバ32からのものであること、つまり200 OK (3) であることをステップS38で確認すると、ステップS39によりインターホン端末IUに向け上記SDP c=(3) を送信する。かくして、メディアサーバ32とインターホン端末IUとの間にはSIPによるセッションが確立される。そして、この状態でメディアサーバ32は、自サーバ内のメモリ或いは録音・録画データ蓄積部34に予め記憶された応答メッセージを読み出し、この応答メッセージを復号して図8の例に示すようにインターホン端末IUへ送信する。
次にSIPアプリケーションサーバ31は、ステップS37により、メディア通信用コンタクトアドレスとしてダミーアドレスを用いたINVITE SDP (c=ダミーアドレス)を生成し、このINVITE SDP (c=ダミーアドレス)をメディアサーバ32に向け送信する。上記INVITE SDP (c=ダミーアドレス) を受信するとメディアサーバ32は、200 OK SDP c=(3)′を返送する。
上記200 OK SDP c=(3)′の返送をステップS40で確認するとSIPアプリケーションサーバ31は、ステップS41により、先にインターホン端末IUから受信したINVITE SDP c=(1) のヘッダに含まれるインターホン端末IUのアドレスc=(1) をもとに端末ID対応記憶部35に対しアクセスし、当該アドレスc=(1) に対応付けて登録されている呼出先の通信端末のアドレスとその呼出優先順位を取得する。例えば、図3の例では固定電話端末FSのアドレス及び携帯電話端末MS1,MS2のアドレスが、その呼出優先順位「1」と共に取得される。そして、この取得されたアドレスの呼出優先順位がいずれも第1位であれば、図8に示すようにこれらの固定電話端末FS及び携帯電話端末MS1,MS2に向けてステップS42によりINVITE SDP c=(3)′を一斉に送信する。これらのINVITE SDP c=(3)′はそれぞれ、第1のIP通信網NW1のセッション制御サーバを経由して宛先の固定電話端末FS及び携帯電話端末MS1,MS2に転送される。
上記INVITE SDP c=(3)′の送信後にSIPアプリケーションサーバ31は、ステップS43により200 OK の応答を監視する。この状態で、例えば図9に示すように携帯電話端末MS2でオフフック操作が行われ、これに伴い携帯電話端末MS2から200 OK SDP c=(5) が返送されたとする。なお、c=(5) は携帯電話端末MS2に割り当てられたメディア通信用コンタクトアドレスを示す。
SIPアプリケーションサーバ31は、上記ステップS43により200 OK の応答を検出し、かつこの200 OKが携帯電話端末MS2からのものであることを確認すると、ステップS44によりメディアサーバ32に向けUPDATE SDP c=(5) を送信する。かくして、上記応答した携帯電話端末MS2とメディアサーバ32との間にセッションが確立される。そしてメディアサーバ32は、図9に示すように、以後上記携帯電話端末MS2との間に確立されたセッションと、先にインターホン端末IUとの間に確立したセッションとを中継する。つまりメディアブリッジする。
したがって、以後携帯電話端末MS2とインターホン端末IUとの間では通話が可能となる。また、このときメディアサーバ32は、上記携帯電話端末MS2とインターホン端末IUとの間で伝送される通話音声データを分岐抽出し、録音・録画データ蓄積部34へ出力する。録音・録画データ蓄積部34は、上記メディアサーバ32から送られた通話音声データを、インターホン端末IU及び携帯電話端末MS2の端末IDと対応付けて記憶する。なお、このとき上記インターホン端末IUから携帯電話端末MS2へ伝送される訪問者の映像データと音声データを片方向テレビ電話データとして分岐抽出し、録音・録画データ蓄積部34に記憶させることも可能である。上記双方向の通話音声データを記憶させるか、或いは片方向テレビ電話データを記憶させるかは、設定端末PCから予めメディアサーバ32に設定しておくことができる。
なお、上記携帯電話端末MS2からの200 OK SDP c=(5) を受信するとSIPアプリケーションサーバ31は、INVITE SDP c=(3)′を送信した呼出先の他の通信端末、つまり固定電話端末FS及び携帯電話端末MS1に向けそれぞれCANCELを送信し、INVITEをキャンセルする。
上記通話中に、携帯電話端末MS2においてオンフック操作が行われると、携帯電話端末MS2からBYEが送信され、このBYEはSIPアプリケーションサーバ31経由してインターホン端末IUへ転送される。かくして、上記セッションは解放され、通話は終了となる。
また、SIPアプリケーションサーバ31は、インターホン端末IUから上記UPDATE SDP c=(5) に対する応答として200 OK SDP c=(5) が返送されると、ステップS46からステップS47に移行し、応対履歴管理部310に記憶された応対回数をカウントアップする。なお、上記呼出先の各通信端末へINVITE SDP c=(3)′を送信してから一定時間が経過してもいずれの通信端末からも200 OK が返送されず、インターホンIUと呼出先の通信端末との間で通話が行われなかった場合には、SIPアプリケーションサーバ31は応対履歴管理部310に記憶された非応対回数をカウントアップする。
以上詳述したようにこの実施形態では、インターホン端末IUにSIP対応機能を持たせて第1のIP通信網NW1に接続し、かつ第1のIP通信網NW1にSIPアプリケーションサーバ31及びメディアサーバ32を接続している。そして、インターホン端末IUからSIP信号による呼出要求が送られた場合に、SIPアプリケーションサーバ31の制御の下で、インターホン端末IUとメディアサーバ33との間にセッションを確立してメディアサーバ32からインターホン端末IUへ応答メッセージを送信し、さらに端末ID対応記憶部35に記憶される端末IDをもとに呼出先の通信端末とインターホン端末IUとの間にセッションを確立して両端末間で通話を可能にしている。
したがって、複数のユーザ宅に設置されるインターホン端末IUからの呼び出しに対する応答処理がSIPアプリケーションサーバ31により一括して行われることになる。言い換えれば、複数のインターホン端末IUが1台のSIPアプリケーションサーバ31を共有することになる。このため、呼び出しに対する応答処理機能等をすべて備えたインターホンシステムをユーザごとに設置する必要がなくなり、また複数のユーザがインターホンの応答処理機能等を共有するために構内サーバ等を設置する必要もなくなる。したがって、インターホンシステムを設置する際のユーザの費用負担を大幅に軽減できる。
また、呼出先となるユーザの通信端末とメディアサーバ32との間、及び呼出要求元のインターホン端末IUと上記メディアサーバ32との間にそれぞれSIPによるセッションを確立して、これらのセッションをメディアサーバ32のメディアブリッジ機能により中継するようにしている。このため、呼出先の通信端末とインターホン端末IUとの間で伝送される通話音声データをメディアサーバ32により分岐抽出して、録音・録画データ蓄積部34に蓄積させることが可能となる。また、インターホン端末IUから携帯電話端末MS2へ伝送される訪問者の映像データと音声データを片方向テレビ電話データとしてメディアサーバ32で分岐抽出して、録音・録画データ蓄積部34に記憶させることも可能となる。
さらに、SIPアプリケーションサーバ31において、上記セッションを用いた通信結果に基づいて応対履歴情報を作成して保存し、Webアプリケーションサーバ33を経由した設定端末PCからの閲覧要求に応じて上記保存された応対履歴情報を読み出してWebアプリケーションサーバ33へ送信し、設定端末PCにおいて閲覧できるようにしている。このためユーザは、例えば自宅の設定端末PCからWebアプリケーションサーバ33を経由して応対履歴情報を閲覧することにより、自宅への訪問者数や、応対回数、非応対回数、映像メッセージの有無等を随時簡単に確認することが可能となる。
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では呼出先の複数の通信端末に対し優先順位を同一順位に設定した場合を例にとって説明した。しかし、それに限らず複数の通信端末に対し異なる優先順位を設定し、この優先順位に従い呼出要求元のインターホン端末と呼出先のユーザ端末との間に順にSIPによるセッションの確立を試行するようにしてもよい。このようにすると、呼出先のユーザ端末が複数台登録されている場合に、これらのユーザ端末の呼び出しが優先順位に従い順に行われる。このため、例えば呼出先として登録した家族が複数人いる場合に、これら複数の家族が一斉に応答する不具合を防止することができる。
また前記実施形態では、メディアサーバ32、Webアプリケーションサーバ33、録音・録画データ蓄積部34及び端末ID対応機億部35を、SIPアプリケーションサーバ31に対し独立して設置した場合を例にとって説明したが、メディアサーバ32、Webアプリケーションサーバ33、録音・録画データ蓄積部34及び端末ID対応機億部35の各機能のすべて又は一部を、SIPアプリケーションサーバ31内に設けるようにしてもよい。
その他、SIPアプリケーションサーバの構成とその機能、システムの動作シーケンス等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能である。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
NW1…第1のIP通信網、NW2…第2のIP通信網、IU…インターホン端末、FS…固定電話端末、MS1〜MSn…携帯電話端末、PC…設定端末、10,20…CSCFs、31…SIPアプリケーションサーバ、32…メディアサーバ(MRF)、33…Webアプリケーションサーバ、34…録音・録画データ蓄積部、35…端末ID対応記憶部、310…応対履歴管理部、311…SIP信号受信部、312…高機能インターホンアプリケーション部、313…SIP信号送信部、314…HTTP/SOAP信号受信部、315…応答履歴管理アプリケーション部、316…HTTP/SOAP信号受信部。

Claims (10)

  1. 通信プロトコルとしてSIP(Session Initiation Protocol)を使用しかつSIP対応の複数のユーザ端末が接続される通信ネットワークに接続されるネットワークアプリケーションサーバと、このネットワークアプリケーションサーバとの間で前記通信ネットワークを介してSIPにより通信が可能な複数のインターホン端末とを具備し、
    前記ネットワークアプリケーションサーバは、
    前記複数のインターホン端末の識別情報に対応付けて、呼出先となるユーザ端末の識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
    応答メッセージを生成するメッセージ生成手段と、
    前記インターホン端末から送信される当該端末の識別情報を含む呼出要求を前記通信ネットワークを介して受信した場合に、前記要求元のインターホン端末との間にSIPによるセッションを確立して、前記メッセージ生成手段により生成される応答メッセージを前記呼出要求元のインターホン端末へ送信させる第1の通信制御手段と、
    前記呼出要求に含まれるインターホン端末の識別情報をもとに呼出先となるユーザ端末の識別情報を前記識別情報記憶手段から読み出し、この読み出した識別情報をもとに前記呼出要求元のインターホン端末と呼出先のユーザ端末との間にSIPによるセッションを確立して両端末間で通信を可能にする第2の通信制御手段と
    を備えることを特徴とするインターホンシステム。
  2. 通信プロトコルとしてSIP(Session Initiation Protocol)を使用しかつSIP対応の複数のユーザ端末が接続される通信ネットワークに接続されるネットワークアプリケーションサーバと、前記通信ネットワークに接続され前記ネットワークアプリケーションサーバとの間でSIPによる通信が可能なメディアサーバと、前記ネットワークアプリケーションサーバ及びメディアサーバとの間で前記通信ネットワークを介してSIPにより通信が可能な複数のインターホン端末とを具備し、
    前記ネットワークアプリケーションサーバは、
    前記複数のインターホン端末の識別情報に対応付けて、呼出先となるユーザ端末の識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
    前記インターホン端末から送信される当該端末の識別情報を含む呼出要求を前記通信ネットワークを介して受信した場合に、前記要求元のインターホン端末と前記メディアサーバとの間にSIPによるセッションを確立して、当該メディアサーバから前記呼出要求元のインターホン端末へ応答メッセージを送信させる第1の通信制御手段と、
    前記呼出要求に含まれるインターホン端末の識別情報をもとに呼出先となるユーザ端末の識別情報を前記識別情報記憶手段から読み出し、この読み出した識別情報をもとに前記呼出先となるユーザ端末と前記メディアサーバとの間、及び前記呼出要求元のインターホン端末と前記メディアサーバとの間にそれぞれSIPによるセッションを確立して、前記呼出先となるユーザ端末と前記呼出要求元のインターホン端末との間で前記メディアサーバを経由した通信を可能にする第2の通信制御手段と
    を備えることを特徴とするインターホンシステム。
  3. 前記識別情報記憶手段は、前記複数のインターホン端末の識別情報に対応付けて、呼出先となる複数のユーザ端末の識別情報と、その呼出優先順位を表す情報を記憶し、
    前記第2の通信制御手段は、前記識別情報記憶手段に記憶された呼出優先順位を表す情報に従い、前記呼出要求元のインターホン端末と呼出先のユーザ端末との間に順にSIPによるセッションを確立することを特徴とする請求項1又は2に記載のインターホンシステム。
  4. 前記インターホン端末が、訪問者の画像を撮像してその画像データをSIPにより送信する手段を有する場合に、
    前記メディアサーバは、前記呼出先となるユーザ端末と前記メディアサーバとの間に確立されたセッションと、前記呼出要求元のインターホン端末と前記メディアサーバとの間に確立されたセッションを中継している状態で、前記インターホン端末と前記ユーザ端末との間で伝送される音声データ及び画像データを選択的に記憶する手段を、さらに備えることを特徴とする請求項2に記載のインターホンシステム。
  5. 前記ネットワークアプリケーションサーバは、
    前記第1及び第2の通信制御手段による通信結果をもとに前記呼出要求に対する応答履歴を表す情報を作成し、この応答履歴情報を該当するインターホン端末又はユーザ端末の識別情報に対応付けて応答履歴記憶手段に記憶させる手段と、
    前記ユーザ端末から送信される閲覧要求を受信した場合に、当該閲覧要求に含まれる閲覧対象の端末の識別情報をもとに前記応答履歴記憶手段から該当する応答履歴情報を読み出し、この読み出された応答履歴情報を前記要求元のユーザ端末に送信する手段と
    を、さらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のインターホンシステム。
  6. 通信プロトコルとしてSIP(Session Initiation Protocol)を使用しかつSIP対応の複数のユーザ端末が接続される通信ネットワークに接続されるネットワークアプリケーションサーバと、このネットワークアプリケーションサーバとの間で前記通信ネットワークを介してSIPにより通信が可能な複数のインターホン端末とを具備するインターホンシステムで使用される通信制御方法であって、
    前記ネットワークアプリケーションサーバが、前記複数のインターホン端末の識別情報に対応付けて呼出先となるユーザ端末の識別情報を識別情報メモリに記憶する登録過程と、
    前記ネットワークアプリケーションサーバが、前記インターホン端末から送信される当該端末の識別情報を含む呼出要求を前記通信ネットワークを介して受信した場合に、前記要求元のインターホン端末との間にSIPによるセッションを確立して、予め生成された応答メッセージを前記呼出要求元のインターホン端末へ送信する第1の通信過程と、
    前記ネットワークアプリケーションサーバが、前記呼出要求に含まれるインターホン端末の識別情報をもとに呼出先となるユーザ端末の識別情報を前記識別情報メモリから読み出し、この読み出した識別情報をもとに前記呼出要求元のインターホン端末と呼出先のユーザ端末との間にSIPによるセッションを確立して両端末間で通信を可能にする第2の通信過程と
    を具備することを特徴とするインターホンシステムの通信制御方法。
  7. 通信プロトコルとしてSIP(Session Initiation Protocol)を使用しかつSIP対応の複数のユーザ端末が接続される通信ネットワークに接続されるネットワークアプリケーションサーバと、前記通信ネットワークに接続され前記ネットワークアプリケーションサーバとの間でSIPによる通信が可能なメディアサーバと、前記ネットワークアプリケーションサーバ及びメディアサーバとの間で前記通信ネットワークを介してSIPにより通信が可能な複数のインターホン端末とを具備するインターホンシステムの通信制御方法であって、
    前記ネットワークアプリケーションサーバが、前記複数のインターホン端末の識別情報に対応付けて呼出先となるユーザ端末の識別情報を識別情報メモリに記憶する登録過程と、
    前記ネットワークアプリケーションサーバが、前記インターホン端末から送信される当該端末の識別情報を含む呼出要求を前記通信ネットワークを介して受信した場合に、前記要求元のインターホン端末と前記メディアサーバとの間にSIPによるセッションを確立して、当該メディアサーバから前記呼出要求元のインターホン端末へ応答メッセージを送信する第1の通信過程と、
    前記呼出要求に含まれるインターホン端末の識別情報をもとに呼出先となるユーザ端末の識別情報を前記識別情報メモリから読み出し、この読み出した識別情報をもとに前記呼出先となるユーザ端末と前記メディアサーバとの間、及び前記呼出要求元のインターホン端末と前記メディアサーバとの間にそれぞれSIPによるセッションを確立して、前記呼出先となるユーザ端末と前記呼出要求元のインターホン端末との間で前記メディアサーバを経由した通信を可能にする第2の通信過程と
    を具備することを特徴とするインターホンシステムの通信制御方法。
  8. 前記登録過程は、前記複数のインターホン端末の識別情報に対応付けて、呼出先となる複数のユーザ端末の識別情報と、その呼出優先順位を表す情報を記憶し、
    前記第2の通信過程は、前記識別情報メモリに記憶された呼出優先順位を表す情報に従い、前記呼出要求元のインターホン端末と呼出先のユーザ端末との間に順にSIPによるセッションを確立することを特徴とする請求項6又は7に記載の通信制御方法。
  9. 前記インターホン端末が、訪問者の画像を撮像してその画像データをSIPにより送信する機能を有する場合に、
    前記呼出先となるユーザ端末と前記メディアサーバとの間に確立されたセッションと、前記呼出要求元のインターホン端末と前記メディアサーバとの間に確立されたセッションを前記メディアサーバが中継している状態で、前記インターホン端末と前記ユーザ端末との間で伝送される音声データ及び画像データを前記メディアサーバにより選択的に記憶する過程を、さらに具備することを特徴とする請求項7に記載の通信制御方法。
  10. 前記ネットワークアプリケーションサーバが、前記第1及び第2の通信過程による通信結果をもとに前記呼出要求に対する応答履歴を表す情報を作成し、この応答履歴情報を該当するインターホン端末又はユーザ端末の識別情報に対応付けて応答履歴記憶手段に記憶させる過程と、
    前記ネットワークアプリケーションサーバが、前記ユーザ端末から送信される閲覧要求を受信した場合に、当該閲覧要求に含まれる閲覧対象の端末の識別情報をもとに前記応答履歴記憶手段から該当する応答履歴情報を読み出し、この読み出された応答履歴情報を前記要求元のユーザ端末に送信する過程と
    を、さらに具備することを特徴とする請求項6又は7に記載の通信制御方法。
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