JP5201596B2 - マイクロホン用インピーダンス変換器およびマイクロホン - Google Patents

マイクロホン用インピーダンス変換器およびマイクロホン Download PDF

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Description

本発明は、マイクロホン用インピーダンス変換器およびマイクロホンに関するもので、特に、インピーダンス変換素子として真空管を用いたものにおいて、定電流動作する半導体を用いて真空管に流れる電流を制御することにより、平衡出力の平衡性を調整可能にしたことを特徴とするものである。
コンデンサマイクロホンは有効静電容量が小さく、出力インピーダンスが高いため、周波数応答を低周波数領域まで確保するには、コンデンサマイクロホンの出力信号を高い入力インピーダンスで受ける必要がある。また、コンデンサマイクロホンの出力信号を、ケーブルなどを経由して増幅器に入力するためには、コンデンサマイクロホンの出力インピーダンスを低くする必要がある。そこで、コンデンサマイクロホンには、高い入力インピーダンスと低い出力インピーダンスを持つインピーダンス変換器が内蔵されている。コンデンサマイクロホンに内蔵されているインピーダンス変換素子としては、電界効果トランジスタ(FET)が広く用いられている。
コンデンサマイクロホンの音質をより高めるために、また、最大出力レベルを高めるために、インピーダンス変換素子として真空管を用いたものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、実施例の一つとして、プレート接地された増幅管と、この増幅管のグリッドに加えるバイアス電圧を発生するバイアス回路とを有するインピーダンス変換器において、上記バイアス回路が、上記増幅管のグリッドに向けて電流を流すようにバイアス電圧を上記グリッドに加える第1のダイオードと、第1のダイオードと逆向きにして並列に接続された第2のダイオードと、上記増幅管のカソードから負荷抵抗に向けて電流を流すように、カソードと負荷抵抗との間に接続された第3のダイオードとを備え、上記増幅管に流れるプレート電流によって第3のダイオードに発生する電圧を、第1、第2のダイオードを介して増幅管のグリッドにバイアス電圧として加えるようにしたインピーダンス変換器が記載されている。
上記増幅管のグリッドにコンデンサマイクロホンユニットで変換される音声信号を入力することにより、高入力インピーダンスのコンデンサマイクロホンの出力信号を、低出力インピーダンスの音声信号として出力することができる。
特許文献1に記載されている上記インピーダンス変換器は、三極管からなる真空管をカソードフォロワ接続することにより信号を出力するようになっている。カソードフォロワは、高い入力インピーダンスと低い出力インピーダンスを実現することができ、最大出力レベルを大きくすることができるからである。
マイクロホンの出力は、その伝送路に雑音となる電界や磁界が加わっても音声信号に雑音を発生させないように、一般的にホット側とコールド側に分けられた平衡信号で出力される。平衡信号で出力する場合、ホット側とコールド側のインピーダンスが同一であることが求められる。そこで、マイクロホンの出力回路部分に、センタータップ付きの2次コイルを有する出力トランスを用い、ホット側とコールド側の出力インピーダンスを同一にすることが広く行われている。しかしながら、出力回路にトランスを用いると、トランスによって音色が変わり、ユーザーに好まれないことがあるため、出力トランスを省略することができる回路構成にしたものがある。以下、出力トランスを省略することができるマイクロホンのインピーダンス変換器の従来例について、図3を参照しながら説明する。
図3において、符号11および12は、それぞれ音圧を受けて振動する振動板とこの振動板に所定の間隔をおいて対向する固定電極を有してなるコンデンサマイクロホンユニットを示している。各マイクロホンユニット11,12の振動板はグランド(GND:以下、これを「アース」という)に接続され、マイクロホンユニット11の固定電極はコンデンサ15を介して第1の真空管21のグリッドに、マイクロホンユニット12の固定電極はコンデンサ25を介して第2の真空管22のグリッドに接続されている。この例では、二つのマイクロホンユニット11,12は、一つのユニットケースに背中合わせ状に組み込まれた指向性可変型のユニットを想定している。二つの真空管21,22はいずれもインピーダンス変換素子として用いられおり、いずれも3極管で、一つのガラス管に封入された複合管である。
各マイクロホンユニット11,12の振動板と固定電極との間には所定の直流電圧を付加する必要がある。図示の例では、マイクロホンユニット11の固定電極に、直流電源19から抵抗20と互いに逆向きに並列接続されたダイオード13,14を介してマイナスの電圧が印加され、マイクロホンユニット12の固定電極に、直流電源29から抵抗30と互いに逆向きに並列接続されたダイオード23,44を介してプラスの電圧が印加されるように接続されている。各真空管21,22のプレートには、直流の高電圧電源(例えば、120V)が電源端子5から印加される。外部との接続端子として6.3Vの直流電圧入力端子4が設けられていて、この端子4から真空管21,22のヒータ51を加熱するための電源が供給されるようになっている。
各真空管21,22のバイアス回路は以下のように接続されてカソードフォロワ出力するようになっている。真空管21のカソードは抵抗42を介して、真空管22のカソードは抵抗44を介してアースされている。これらの抵抗42,44の端子電圧が平衡出力となるように、具体的には、真空管21のカソードが電解コンデンサ47を介してコールド側出力端子3に、真空管22のカソードが電解コンデンサ48を介してホット側出力端子2に接続されている。電源端子5からの高電圧電源は、直列接続された分圧抵抗37、52によって分圧され、この分圧された電圧は、抵抗38を介し、さらに互いに逆向きに並列接続されたダイオード17,18を介して真空管21のグリッドに印加されるように接続されている。同様に、上記分圧された電圧は、抵抗39を介し、さらに互いに逆向きに並列接続されたダイオード27,28を介して真空管22のグリッドに印加されるように接続されている。上記分圧抵抗52には電解コンデンサ53が並列に接続されている。並列接続されたダイオード13,14と並列接続された別のダイオード17,18は、それぞれの両端が結合コンデンサ15,16を介して並列に接続されている。同様に、並列接続されたダイオード23,24と並列接続された別のダイオード27,28は、それぞれの両端が結合コンデンサ25,26を介して並列に接続されている。ダイオード17,18と抵抗38の接続点と、真空管21のカソードとの間には電解コンデンサ45が、ダイオード27,28と抵抗39の接続点と、真空管22のカソードとの間には電解コンデンサ46が接続されている。出力端子3とアースとの間には抵抗49が、出力端子2とアースとの間には抵抗50が接続されている。
以上説明したように、また、図3を参照すれば明らかなように、二つのマイクロホンユニットとそれぞれのインピーダンス変換素子である真空管21,22が対称形に接続されている。各真空管21,22のバイアス回路は、それぞれの真空管のグリッドにバイアス電圧を加える第1のダイオード17,27およびこの第1のダイオード17,27に並列かつ逆向きに接続された第2のダイオード18,28を有してなる。各真空管21,22のカソードから、位相が互いに逆向きのホット側とコールド側の信号が平衡出力される。真空管21側に接続されているコンデンサ15,16と、真空管22側に接続されているコンデンサ25,26は、マイクロホンユニット11,12に印加される直流電圧と、マイクロホンユニット11,12で変換される音声信号とを分離して音声信号のみを真空管11,12のグリッドに入力させる働きをしている。
米国特許第6,453,048号公報
図3に示す従来のコンデンサマイクロホンユニットおよびそのインピーダンス変換器によれば、二つの真空管21,22のバイアス電圧を同じにしても、双方の真空管21,22の電流にばらつきが発生する。真空管双方の特性のばらつきがあると当然ながら電流もばらつくが、真空管双方の特性にばらつきがないとしても電流のばらつきが発生する。真空管21,22の電流がばらつくと、カソードフォロワ接続された出力回路のインピーダンスもばらつき、平衡出力のバランスが崩れ、出力回路やマイクロホンケーブルに電界や磁界が加わると、音声信号に雑音が混入する。
また、カソードフォロワ出力の場合、真空管21,22のカソードとヒータとの間の電位差が大きくなりがちで、カソードとヒータとの間で絶縁不良が発生し、雑音を生じやすい。その対策として、カソード電位を制御する必要がある、といった難点もある。
以上、コンデンサマイクロホンを想定して従来例を説明してきたが、リボンマイクロホンユニットを使用する場合も同様のことがいえる。つまり、リボンマイクロホンユニットは、出力信号が極めて低いため、巻線比が例えば1:180というように極めて大きい昇圧トランスを用いてマイクロホンユニットの出力を昇圧することが一般に行われている。しかし、上記のような巻線比の大きいトランスを使用すると、出力インピーダンスが例えば13kΩというように高くなりすぎる。そこで、図3に示すような真空管を使用したインピーダンス変換回路を用いて出力インピーダンスを下げることが考えられるが、この回路には、上に述べたような解決すべき技術的な課題がある。
本発明は、上記従来技術の問題点を解消することを目的とする。すなわち、インピーダンス変換素子として真空管を用いて平衡出力するものにおいて、平衡出力するための二つの真空管双方に流れる電流のばらつきを抑えることができ、さらに、この電流を調整可能にすることにより、平衡出力双方のインピーダンスを同一にして、出力信号伝送路に雑音が混入することを防止することができるマイクロホン用インピーダンス変換器およびマイクロホンを提供することを目的とする。
本発明に係るマイクロホン用インピーダンス変換器は、マイクロホンユニットの出力信号がグリッドに入力されカソードフォロワ出力される真空管と、上記真空管とカスケード接続され上記真空管に流れる電流を規定するFETと、上記真空管のグリッドにバイアス電圧を加えるバイアス回路と、を備え、上記真空管、FET、固定バイアス回路がそれぞれ対をなして対称形に接続されることにより二つのカソードフォロワ出力が平衡出力となっており、上記対をなす固定バイアス回路相互間に、上記対をなす真空管に流れる電流を調整して平衡出力の平衡性を調整する調整部材を備えていることを最も主要な特徴とする。
本発明に係るマイクロホン用インピーダンス変換器はまた、マイクロホンユニットの出力信号がグリッドに入力されカソードフォロワ出力される真空管と、上記真空管とカスケード接続され上記真空管に流れる電流を規定するFETと、上記真空管のグリッドにバイアス電圧を加えるバイアス回路と、を備え、上記バイアス回路は、上記真空管のグリッドにバイアス電圧を加える第1のダイオードおよび第1のダイオードに並列かつ逆向きに接続された第2のダイオードと、これら第1、第2のダイオードを経て上記真空管のグリッドに一定のバイアス電圧を加えるバイアス抵抗と、を有する固定バイアス回路であり、上記真空管、FET、固定バイアス回路がそれぞれ対をなして対称形に接続されることにより二つのカソードフォロワ出力が平衡出力となっており、上記対をなす固定バイアス回路相互間に、上記対をなす真空管に流れる電流を調整して平衡出力の平衡性を調整する調整部材を備えていることを特徴とする。
本発明に係るマイクロホンは、互いに逆位相の二つの信号を出力するマイクロホンユニットと、高い入力インピーダンスと低い出力インピーダンスを持ち上記マイクロホンユニットの各出力信号を入力とするインピーダンス変換器を備えたマイクロホンであって、上記インピーダンス変換器として、上記のように構成された本発明に係るインピーダンス変換器を備えていることを特徴とする。
本発明に係るマイクロホン用インピーダンス変換器およびマイクロホンによれば、インピーダンス変換素子としての真空管とともにFETをカスケード接続することにより、FETが定電流ダイオードと同様の働きをし、真空管のプレート電流のばらつきを抑制することができる。これに加えて、上記真空管、FET、固定バイアス回路を一対ずつ対称形に接続して、二つのカソードフォロワ出力により平衡出力させ、対をなす真空管に流れる電流を調整して平衡出力の平衡性を調整する調整部材を、上記対をなす固定バイアス回路相互間に設けたため、平衡出力双方のインピーダンスを同一にすることができ、もって、出力信号伝送路に雑音が混入することを防止することができる。
本発明に係るマイクロホン用インピーダンス変換器およびマイクロホンの実施例を示す回路図である。 本発明に係るマイクロホン用インピーダンス変換器およびマイクロホンの別の実施例を示す回路図である。 従来のマイクロホン用インピーダンス変換器およびマイクロホンの例を示す回路図である。
以下、本発明に係るマイクロホン用インピーダンス変換器およびマイクロホンの実施例を、図面を参照しながら説明する。なお、図3に示す従来例における回路部品と実質的に同一の回路部品には同一の符号を付している。
図1において、符号11,12はコンデンサマイクロホンユニットを示している。コンデンサマイクロホンユニット11および12は、それぞれ音圧を受けて振動する振動板とこの振動板に所定の間隔をおいて対向する固定電極を有してなる。各マイクロホンユニット11,12の振動板はアースされ、マイクロホンユニット11の固定電極は結合コンデンサ15を介して第1の真空管21のグリッドに、マイクロホンユニット12の固定電極は結合コンデンサ25を介して第2の真空管22のグリッドに接続されている。したがって、マイクロホンユニット11の出力信号は、結合コンデンサ15を経て真空管21のグリッドに入力され、マイクロホンユニット12の出力信号は、結合コンデンサ25を経て真空管22のグリッドに入力される。二つのマイクロホンユニット11,12は、例えば、一つのユニットケースに背中合わせ状に組み込まれた指向性可変型のユニットとして構成されていてもよいし、個別のユニットを背中合わせにして一体に結合したものでもよい。二つの真空管21,22はいずれもインピーダンス変換素子として用いられており、いずれも3極管で、一つのガラス管に封入された複合管である。真空管21のプレートには、高電圧電源入力端子5から、例えば、120Vの高圧直流電圧が抵抗33を介して印加され、真空管22のプレートには、上記端子5から、高圧直流電圧が抵抗35を介して印加される。
真空管21はカソードフォロワ出力するように接続され、また、FET31とともにカスケード接続されている。より具体的には、真空管21のカソードはFET31のドレインに、FET31のソースは真空管21のプレート電流制御用の抵抗42を介してアースに接続されている。真空管21のプレートとFET31のベースとの間にはコンデンサ34が接続され、FET31のベースとアースとの間には抵抗41が接続されている。真空管21のカソードからインピーダンス変換出力信号が出力され、この出力信号は電解コンデンサ47を介してコールド側出力端子3から外部に向けて出力されるようになっている。
真空管21のグリッドには、以下に述べるようなバイアス回路によってバイアス電圧が加えられる。端子5からは直流高電圧が供給され、端子5とアースとの間に直列接続された分圧抵抗37,52によって上記高電圧が分圧され、この分圧点がバイアス抵抗38とダイオード17およびダイオード18を介して真空管21のグリッドに接続されている。ダイオード17およびダイオード18は、それぞれ直列接続された2個のダイオードからなり、ダイオード17およびダイオード18は互いに逆向きにして並列に接続されている。ダイオード17のカソード、ダイオード18のアノードが抵抗38に、ダイオード17のアノード、ダイオード18のカソードが真空管21のグリッドに接続されている。抵抗38とダイオード17、18の接続点をA点とすると、このA点と真空管21のカソードとの間に電解コンデンサ45が接続されている。ダイオード17を第1のダイオードとし、ダイオード18を第2のダイオードとする。上記分圧抵抗37,52による分圧点の電圧は、バイアス抵抗38を経て、さらに第1のダイオード17または第2のダイオード18を経て真空管21のグリッドに加えられる。分圧抵抗52には電解コンデンサ53が並列に接続されている。
マイクロホンユニット11の固定電極には、直流電圧源19から、抵抗20と、互いに逆向きに並列接続されたダイオード13,14を介して直流電圧が印加されるように接続されている。ダイオード13,14は、前記結合コンデンサ15,16の介在のもとに上記第1、第2のダイオード17,18と並列に接続されている。ダイオード13,14は直流電圧源19からマイクロホンユニット11の固定電極に直流電圧を供給するためのものである。結合コンデンサ15,16は、マイクロホンユニット11の出力信号から上記直流電圧を分離し、マイクロホンユニット11の出力信号のみを真空管21のグリッドに入力させる働きをしている。上記第1、第2のダイオード17,18はともに直列接続された2個の素子からなり、これに合わせてダイオード13,14も直列接続された2個の素子からなる。これら各ダイオードを構成する素子の数は任意で、1個だけでもよい。各ダイオードを構成する素子の数を増やせば、真空管21のグリッドに印加されるバイアス電圧が深く(大きく)なる。
ここまで真空管21を中心とした回路構成について説明してきたが、もう一つの真空管22を中心とした回路構成も真空管21を中心とした回路構成と同じになっていて、回路図上では対称形になっている。以下、真空管22を中心とした回路構成について説明する。
真空管22はカソードフォロワ出力するように接続され、また、FET32とともにカスケード接続されている。より具体的には、真空管22のカソードはFET32のドレインに、FET32のソースは真空管22のプレート電流制御用の抵抗44を介してアースに接続されている。真空管22のプレートとFET32のベースとの間にはコンデンサ36が接続され、FET32のベースとアースとの間には抵抗43が接続されている。真空管22のカソードからインピーダンス変換出力信号が出力され、この出力信号は電解コンデンサ48を介してホット側出力端子2から外部に向けて出力されるようになっている。
真空管22のグリッドには、以下に述べるようなバイアス回路によってバイアス電圧が加えられる。直列接続された前記分圧抵抗37,52による分圧点はバイアス抵抗39とダイオード27およびダイオード28を介して真空管22のグリッドに接続されている。ダイオード27およびダイオード28は、それぞれ直列接続された2個のダイオードからなり、互いに逆向きにして並列に接続されている。ダイオード27のカソード、ダイオード28のアノードが抵抗39に、ダイオード27のアノード、ダイオード28のカソードが真空管22のグリッドに接続されている。抵抗39とダイオード27、28の接続点をB点とすると、このB点と真空管22のカソードとの間に電解コンデンサ46が接続されている。ダイオード27を第1のダイオードとし、ダイオード28を第2のダイオードとする。上記分圧点の電圧は、バイアス抵抗39を経て、さらに第1のダイオード27または第2のダイオード28を経て真空管22のグリッドに加えられる。
マイクロホンユニット12の固定電極には、直流電圧源29から、抵抗30と、互いに逆向きに並列接続されたダイオード23,24を介して直流電圧が印加されるように接続されている。ダイオード23,24は、前記結合コンデンサ25,26の介在のもとに上記第1、第2のダイオード27,28と並列に接続されている。ダイオード23,24は直流電圧源29からマイクロホンユニット12の固定電極に直流電圧を供給するためのものである。結合コンデンサ25,26は、マイクロホンユニット12の出力信号から上記直流電圧を分離し、マイクロホンユニット12の出力信号のみを真空管22のグリッドに入力させる働きをしている。上記第1、第2のダイオード27,28はともに直列接続された2個の素子からなり、これに合わせてダイオード23,24も直列接続された2個の素子からなる。これら各ダイオードを構成する素子の数は任意で、1個だけでもよい。各ダイオードを構成する素子の数を増やせば、真空管22のグリッドに印加されるバイアス電圧が深く(大きく)なる。
ここまで説明してきたように、図1に示す実施例は、真空管、FET、固定バイアス回路がそれぞれ対をなして対称形に接続されることにより二つのカソードフォロワ出力によって平衡出力となるように構成されている。そして、上記対をなす固定バイアス回路相互間に、上記対をなす真空管21,22に流れる電流を調整して平衡出力の平衡性を調整する調整部材として可変抵抗40を備えていることが、この実施例の特徴となっている。より具体的に説明すると、FET31のソースとFET32のソースとの間に可変抵抗40の両端の固定端子が接続され、可変抵抗40の可変端子がアースに接続されている。真空管21を流れる電流はFET31を流れる電流と同じであり、同様に、真空管22を流れる電流はFET32を流れる電流と同じである。これらの電流は、プレート電流制御用抵抗42,44で規制され、さらに可変抵抗40の調整位置によって規制される。可変抵抗40を調整して、真空管21の電流を増加させると真空管22の電流が減少し、真空管21の電流を減少させると真空管22の電流が増加する関係になる。そこで、真空管21,22の電流が等しくなるように可変抵抗40を調整する。このように調整することによって、カソードフォロワにより平衡出力されるホット側とコールド側のインピーダンスが等しくなって良好な平衡性が保たれ、出力信号伝送路に外部から電解や磁界が加わっても、出力信号に雑音が混入することを防止することができる。可変抵抗40は、一度調整すると半固定的に調整位置を保持する半固定抵抗を用いるとよい。
インピーダンス変換器は、すでに説明した直流高圧電源入力端子5、コールド側出力端子3、ホット側出力端子2、アース端子1のほかに、ヒータ電源端子4を備えている。ヒータ電源端子4とアース端子1との間に真空管21,22のヒータ51が接続されている。
アース端子1と、ホット側出力端子2と、コールド側出力端子3を、コネクタなどを介して平衡ケーブルに接続し、この平衡ケーブルを介して外部機器に接続することができる。あるいは、例えばマイクロホンケースなどにトランスを配置し、トランスの一次巻線の両端にそれぞれ上記出力端子2、3を接続し、上記トランスの二次巻線の両端をそれぞれマイクロホンコネクタのコールド側端子、ホット側端子に接続し、アース端子1を上記マイクロホンコネクタのアース端子に接続し、マイクロホンコネクタの上記ホット側端子、コールド側端子およびグランド端子によって平衡出力するようにしてもよい。
以上説明した実施例によれば、高出力インピーダンスのコンデンサマイクロホンユニット11,12の出力信号が、カソードフォロワ接続された高入力インピーダンスの真空管21,22のグリッドに入力される。真空管21,22はカソードフォロワ出力されることにより、出力インピーダンスは低インピーダンスとなる。
ダイオード17,18および27,28は以下のようにして真空管21,22にバイアス電圧を与える。すなわち、結合点A、Bに発生するバイアス電圧をVc、そのときの真空管21,22のグリッド電圧をVdとする。グリッド電圧Vdがバイアス電圧Vcよりも低くなるように変動したとすると、ダイオードの静特性の中で、順方向の電圧・電流特性によって第1のダイオード17,27に電流が流れ、ダイオード17,27によって電圧降下Vfが発生する。グリッド電圧Vdはバイアス電圧VcよりもVf分だけ低くなるため、バイアス電圧Vcが浅くなり、真空管21,22のプレート電流が増加し、バイアス電圧Vcが大きくなる。これにより、グリッド電圧Vdの変動分が抑えられ、ダイオード17,27の電流が減少する。この動作はダイオード17,27に電流が流れなくなるまで続く。その結果、ダイオード17,27の電流がゼロ、したがってダイオード17,27の電圧降下Vfがゼロになるようにグリッド電圧Vdの変動が収束し、グリッド電圧Vdがバイアス電圧Vcに等しくなる。
逆に、グリッド電圧Vdがバイアス電圧Vcよりも高くなるように変動したとすると、第2のダイオード18,28が上記の場合の第1のダイオード17,27と同様に動作して、グリッド電圧Vdの変動が収束し、グリッド電圧Vdがバイアス電圧Vcに等しくなる。すなわち、真空管21,22のグリッド電圧とカソード電圧はほぼ等しくなる。
結果的に、第1、第2のダイオード17,18および27,28は、交流に対して端子間の電位差がゼロ付近で動作して端子間の電圧降下はゼロであり、実質的にダイオード17,18および27,28の代わりに高抵抗を接続したのと等価になる。
換言すれば、真空管21,22のバイアス回路は、互いに逆向きにして並列に接続された第1、第2のダイオード17,18および27,28と、バイアス抵抗38,39によって構成され、真空管21,22のグリッドに一定のバイアス電圧を加える固定バイアス回路を構成している。
上記真空管21,22のグリッド電圧とカソード電圧は、高電圧電源Vbを分圧抵抗37,52で分圧して与えており、これによって上記グリッド電圧とカソード電圧を一定に保つことができ、カソード電位の変動を原因とする雑音の発生を防止することができる。
また、FET31,32のソースとグランドとの間に接続されているプレート電流制御用の抵抗42,44と可変抵抗40が、真空管21,22のプレート電流を規定していて、可変抵抗40を調整することによって双方の真空管21,22のプレート電流が等しくなるように制御することができるため、平衡出力のホット側とコールド側のインピーダンスを等しくして、良好な平衡性を維持することができる。
マイクロホンユニット11,12からの音声信号は真空管21,22を通るので音質の劣化がない。この真空管21,22とともにカスケード接続されて真空管21,220に流れる電流を規定する回路素子として真空管の代わりにFET31,32を採用したことにより、高い音質を維持しながら、真空管のヒータによって消費される電力量を軽減することができる。
図1に示す実施例では、コンデンサマイクロホンユニット11に電圧を印加するために、直流電源19、抵抗20、ダイオード13,14を備え、コンデンサマイクロホンユニット12に電圧を印加するために、直流電源29、抵抗30、ダイオード23,24を備えているが、エレクトレット型のコンデンサマイクロホンユニットの場合、上記電圧印加回路は不要である。
次に、図2に示す別の実施例について説明する。前記実施例1の構成部分と実質的に同じ構成部分には同じ符号を付している。この実施例は、マイクロホンユニット60がリボン型マイクロホンユニットであって、その出力信号が極めて微弱であるため、このマイクロホンユニット60の出力信号を昇圧トランス61で昇圧して出力するように構成されている。昇圧トランス61は、1次コイル62と2次コイル63,64を備え、2次コイル63,64間にセンタータップを備えている。1次コイル62に対する2次コイル63,64の巻線比は、前述のとおり極めて大きくなっている。マイクロホンユニット60の両端の出力端子は上記1次コイル62の各端子に接続され、2次コイル63,64のセンタータップは、端子5から入力される直流高電圧の前記分圧抵抗37,52による分圧点が接続されて適宜の電圧が上記センタータップに印加されるようになっている。2次コイル63,64の各端子は、真空管21,22のグリッドに接続され、位相が互いに反転しているマイクロホンユニット60の出力信号が真空管21,22のグリッドに入力されるようになっている。また、真空管21,22のグリッドには、分圧抵抗37,52で分圧された電圧がトランス61の2次コイル63,64を介して印加されてバイアスが掛けられている。真空管21,22は前記実施例1における真空管と同様に、ともに三極管からなる複合管である。
上記端子5の直流高圧電源は真空管21,22のプレートに印加される。真空管21、22は、ともにカソードフォロワ出力するように接続され、また、FET31、32とともにカスケード接続されている。より具体的には、真空管21のカソードはFET31のドレインに、FET31のソースは真空管21のプレート電流制御用の抵抗42を介してアースに接続されている。真空管21のカソードからインピーダンス変換出力信号が出力され、この出力信号は電解コンデンサ47を介してコールド側出力端子3から外部に向けて出力されるようになっている。同様に、真空管22のカソードはFET32のドレインに、FET32のソースは真空管22のプレート電流制御用の抵抗44を介してアースに接続されている。真空管22のカソードからインピーダンス変換出力信号が出力され、この出力信号は電解コンデンサ48を介してコールド側出力端子2から外部に向けて出力されるようになっている。
実施例1と同様に、真空管、FET、固定バイアス回路がそれぞれ対をなして対称形に接続されることにより二つのカソードフォロワ出力によって平衡出力となるように構成されている。そして、上記対をなす固定バイアス回路相互間に、上記対をなす真空管21,22に流れる電流を調整して平衡出力の平衡性を調整する調整部材として可変抵抗40を備えている。可変抵抗40はその両端の固定端子がFET31のソースとFET32のソースとの間に接続され、可変抵抗40の可変端子がアースに接続されている。真空管21を流れる電流はFET31を流れる電流と同じであり、真空管22を流れる電流はFET32を流れる電流と同じである。これらの電流は、プレート電流制御用抵抗42,44と、可変抵抗40の調整位置によって規制される。可変抵抗40を調整して、真空管21の電流を増加させると真空管22の電流が減少し、真空管21の電流を減少させると真空管22の電流が増加する関係になる。そこで、真空管21,22の電流が等しくなるように可変抵抗40を調整すると、カソードフォロワにより平衡出力されるホット側とコールド側のインピーダンスが等しくなって良好な平衡性が保たれ、出力信号伝送路に外部から電解や磁界が加わっても、出力信号に雑音が混入することを防止することができる。可変抵抗40は半固定型の可変抵抗であってもよい。
図2に示す実施例2では、マイクロホンユニット60として、前述のとおりリボン型マイクロホンユニットを想定しているが、コンデンサマイクロホンユニットで代替してもよい。
また、リボン型マイクロホンユニットの場合、2枚のリボン型振動板を並列的に備えているものであってもよく、その場合、マイクロホンユニットの出力信号を、昇圧トランスを介し、あるいは昇圧トランスを介することなく、図2に示す実施例2の構成と同様に構成されたインピーダンス変換回路に入力するようにしてもよい。
本発明に係るマイクロホン用インピーダンス変換器およびマイクロホンは、インピーダンス変換素子として真空管を用いることにより、音質にこだわるマイクロホンユーザに推奨することができ、ある程度の需要を見込むことができる。
11 マイクロホンユニット
12 マイクロホンユニット
21 真空管
22 真空管
31 FET
32 FET
38 バイアス抵抗
39 バイアス抵抗
17 第1のダイオード
18 第2のダイオード
27 第1のダイオード
28 第2のダイオード
42 プレート電流制御用抵抗
44 プレート電流制御用抵抗
37 分圧抵抗
40 調整部材としての可変抵抗
52 分圧抵抗

Claims (10)

  1. マイクロホンユニットの出力信号がグリッドに入力されカソードフォロワ出力される真空管と、
    上記真空管とカスケード接続され上記真空管に流れる電流を規定するFETと、
    上記真空管のグリッドにバイアス電圧を加えるバイアス回路と、を備え、
    上記真空管、FET、固定バイアス回路がそれぞれ対をなして対称形に接続されることにより二つのカソードフォロワ出力が平衡出力となっており、
    上記対をなす固定バイアス回路相互間に、上記対をなす真空管に流れる電流を調整して平衡出力の平衡性を調整する調整部材を備えているマイクロホン用インピーダンス変換器。
  2. マイクロホンユニットの出力信号がグリッドに入力されカソードフォロワ出力される真空管と、
    上記真空管とカスケード接続され上記真空管に流れる電流を規定するFETと、
    上記真空管のグリッドにバイアス電圧を加えるバイアス回路と、を備え、
    上記バイアス回路は、上記真空管のグリッドにバイアス電圧を加える第1のダイオードおよび第1のダイオードに並列かつ逆向きに接続された第2のダイオードと、これら第1、第2のダイオードを経て上記真空管のグリッドに一定のバイアス電圧を加えるバイアス抵抗と、を有する固定バイアス回路であり、
    上記真空管、FET、固定バイアス回路がそれぞれ対をなして対称形に接続されることにより二つのカソードフォロワ出力が平衡出力となっており、
    上記対をなす固定バイアス回路相互間に、上記対をなす真空管に流れる電流を調整して平衡出力の平衡性を調整する調整部材を備えているマイクロホン用インピーダンス変換器。
  3. 真空管とFETとのカスケード接続に、上記真空管のプレート電流制御用の抵抗が接続されている請求項1または2記載のマイクロホン用インピーダンス変換器。
  4. 真空管のグリッドに加えられるバイアス電圧は、直流高圧電源から分圧抵抗によって分圧される電圧である請求項1または2記載のマイクロホン用インピーダンス変換器。
  5. 真空管は三極管である請求項1または2記載のマイクロホン用インピーダンス変換器。
  6. 調整部材は可変抵抗器である請求項1または2記載のマイクロホン用インピーダンス変換器。
  7. 可変抵抗器の両端の固定端子は対をなす固定バイアス回路相互間に接続され、半固定の可変抵抗器の可変端子はアースに接続されている請求項6記載のマイクロホン用インピーダンス変換器。
  8. 互いに逆位相の二つの信号を出力するマイクロホンユニットと、高い入力インピーダンスと低い出力インピーダンスを持ち上記マイクロホンユニットの各出力信号を入力とするインピーダンス変換器を備えたマイクロホンであって、
    上記インピーダンス変換器は、請求項1乃至7のいずれかに記載のインピーダンス変換器であるマイクロホン。
  9. マイクロホンユニットは、互いに逆位相の信号を出力する二つのマイクロホンユニットからなる請求項8記載のマイクロホン。
  10. マイクロホンユニットは、センタータップ付き2次コイルを有するトランスにより互いに逆位相の信号を出力する請求項8記載のマイクロホン。
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