JP5201498B2 - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線LAN(Local Area Network)通信システム、特にCSMA/CA(Carrie Sense Multiple Access with Collision Avoidance)方式における通信優先制御を行う無線通信装置及び無線通信方法に関する。
に関する。
CSMA/CA(キャリアセンス多重アクセス)方式において端末機は送信前にあるランダム期間、仮想キャリアセンスを行い、他の端末機が無線基地局と通信しているか否かを確認し、通信中であればその通信が完了するのを待ってから実際にパケット送信を行う。この時どの端末も平等に送信する権利を持つ。
仮想キャリアセンスとは、チャネルがIFS(Inter Frame Space)期間だけアイドルになった後、規定のCW(Contention Window)範囲内で乱数を発生させ、その乱数値をもとにしたランダム期間が決められ、そのランダム期間内、バックオフ制御を行うことである。
バックオフ制御とは、算出した乱数値を初期値とし、時刻経過と共にその値を減少させ、値が0となったところで実際のパケット送信を行う制御である。ここで、IFSとは無線LAN標準規格IEEE802.11で規定されており、送信に先立ってアイドル検出を行うべきある一定間である。
CWとはバックオフにおいて取りうる乱数の最大値であって、ユーザ多重を実現するために必要なパラメータである。IEEE802.11ではCWの最小値CWminと最大値CWmaxを規定しており、初回送信におけるバックオフはCWminの値を用いて乱数値を算出し、再送のたびにこのCWを2倍の大きさにしてバックオフを行う。なお、CWmaxはCWの上限値である。
このランダム性に依存したバックオフにより、複数の端末機が同一チャネルを共有して通信が可能となる。但し、この方式は複数の端末機が同時にパケット送信を行う可能性があり、この場合はパケット衝突が発生し、正しくパケットが受信されず、通信品質劣化につながる。特にVoIP(Voice over Internet Protocol)のようなリアルタイム系アプリケーションではこれらの原因による通信品質劣化が著しくなる。
このような通信方式おける優先制御に関する従来技術として非特許文献1に示されるようにIEEE802.11eで規定されたEDCA(Enhanced Distributed Channel Access)が存在する。これはパケットに4種類のプライオリティを付与し、プライオリティの高いパケットは上記のIFSやCWmin,CWmaxなどの送信待ち時間を短くすることにより優先的にパケット送信権を与えるものである。これにより音声やデータなどの様々なアプリケーションが混在する通信環境において相対的な優先制御が可能となる。
しかしながら、従来手法EDCAでは異なるプライオリティを持つパケットの相対的な送信優先順位を付与するだけであり、同じプライオリティのパケットを送信する端末機間の品質保証や優先度付与に貢献する技術ではない。従って、複数の端末機が同じプライオリティのパケットを同時に送信することによってパケット衝突が発生する可能性は抑制できない。パケット衝突が発生すると再送が成功しても遅延、再送が失敗すればパケットロスが発生する。更に複数の端末機がパケット送信権獲得のためにバックオフを行う場合には、他端末機に送信権を取られた端末機は再度送信権を獲得するための送信待ち時間、即ち遅延が発生する。これらの欠点は端末機の数が多くなると発生確率が高くなる。特にVoIPに代表されるリアルタイム系アプリケーションでは、それらの欠点で発生する遅延やパケットロスが重大な品質劣化を引き起こす。
このような欠点の解決手法として特願2006−31395号明細書のように、VoIPパケット発生周期毎に各無線端末機で異なるタイミングでパケット送信権獲得優先期間を設定することでパケット衝突の抑制を図る技術が存在する。更に特願2006−31395号明細書のような優先期間のスケジュール設定技術として特願2006−053645号明細書が存在する。これらの技術により、端末機が自律分散的に送信スケジューリングを行うことが可能となり、VoIP通信の円滑化が実現可能となる。
Part 11:Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) specifications:Amendment 7:Medium Access Control (MAC) Quality of Service (QoS) Enhancements
しかし、上記の特願2006−053645号明細書の技術は各端末機がVoIP通信中に常時、或いは、定期的にAP(Access Point)から他端末機向けの下り通信パケットを受信し続ける必要がある。言い換えれば、VoIPのような周期的にパケットを送信する無線端末機が複数存在するセルにおいて他端末機の通信に関わるパケット観測をする必要がある。このため、パケット観測中には間欠受信が不可能であり、間欠受信ができないので、バッテリー消費量(消費電力)が大きくなる。また、他STA(STAtion)向けの下り通信パケットを受信し続ける(観測し続ける)のは端末機に掛かる負荷が大きくなる。このように過負荷となった場合、自局のパケット送受信処理に遅延が発生するなどの影響が生じる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、VoIPのような周期的にパケットを送信する無線端末機が複数在圏するセルにおいて他無線端末機の通信に関わるパケット観測をする必要なく、自端末機のみで自律分散的に送信スケジューリングを実現することができ、これによりパケット観測中に間欠受信を可能として、無線端末機の電力消費を抑制すると共に負荷を軽減することで通信品質の向上を図ることができる無線通信装置及び無線通信方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1による無線通信装置は、仮想キャリアセンスにより無線帯域割り当てを行うパケット伝送方式に基づくパケット送信を行う無線通信装置において、複数の無線通信装置のうち少なくとも1以上の無線通信装置が現在の通信順序を記述したスケジューリングテーブルを定期的又は随時ブロードキャストにより送信する第1の送信手段と、無線基地局と接続中で他無線通信装置と未通信の無線通信装置が受信したスケジューリングテーブルを認識して保持する認識保持手段と、自無線通信装置の通信開始時に、前記認識保持手段に保持されたスケジューリングテーブルに自無線通信装置情報を追記して新スケジューリングテーブルを作成し、前記新スケジューリングテーブルを少なくとも1回以上ブロードキャスト送信する第2の送信手段と、通信中の自無線通信装置が他のスケジューリングテーブルを受信時に、前記他のスケジューリングテーブルの更新時刻が自無線通信装置に保持中のスケジューリングテーブルの更新時刻よりも新しく且つ前記他のスケジューリングテーブルに記述された送信順序が自無線通信装置に保持中のスケジューリングテーブルの送信順序と異なる場合、自無線通信装置に保持中のスケジューリングテーブルを新スケジューリングテーブルに更新する更新手段と、前記第2の送信手段により作成された前記新スケジューリングテーブル、あるいは、前記更新手段により更新された前記新スケジューリングテーブルに従い、排他的又は優先的な自無線通信装置の帯域利用期間を設定し、設定された前記送信期間に基づいてパケット送信を行う第3の送信手段とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、他無線端末機の通信に関わるパケット観測をする必要なく、自端末機のみで自律分散的に送信スケジューリングを実現することができるので、パケット観測中に間欠受信を可能として、無線端末機の電力消費を抑制すると共に負荷を軽減することで通信品質の向上を図ることができる。
また、本発明の請求項2による無線通信装置は、請求項1において、前記更新手段は、前記スケジューリングテーブルに従い通信中の少なくとも1以上の無線通信装置が通信を終了して前記無線基地局との接続のみの状態に遷移する直前又は該通信の終了直後に、前記スケジューリングテーブルから自無線通信装置の情報を削除し、前記第3の送信手段は、その削除後のスケジューリングテーブルを、少なくとも1回以上ブロードキャスト送信することを特徴とする。
この構成によれば、従来では無線端末機が勝手に通信を終了すると、通信中の複数の無線端末機間の送信優先期間に、この他の無線端末機の送信優先期間が開いてしまい、更に、その他の無線端末機が存在する場合、この端末機からのパケット送信による割り込みが発生する可能性がある。このように割り込みが発生するとスケジューリングにより順序良く送信されるというシーケンスが破綻する不具合が生じる恐れがあるが、スケジューリングテーブルから自機情報を削除するようにしたので、その不具合を生じないようにすることができる。
また、本発明の請求項3による無線通信装置は、請求項1において、前記更新手段は、前記スケジューリングテーブルに従い通信中の少なくとも1以上の無線通信装置が該通信状態のままで現在の無線基地局の通信エリアであるセルから他の無線基地局のセルへ移動する際に、前記スケジューリングテーブルから自無線通信装置の情報を削除し、前記第3の送信手段は、その削除後のスケジューリングテーブルを、少なくとも1回以上ブロードキャスト送信することを特徴とする。
この構成によれば、従来では無線端末機が勝手にセルを移動すると、通信中の複数の無線端末機間の送信優先期間に、この他の無線端末機の送信優先期間が開いてしまい、更に、その他の無線端末機が存在する場合、この端末機からのパケット送信による割り込みが発生する可能性がある。このように割り込みが発生するとスケジューリングにより順序良く送信されるというシーケンスが破綻する不具合が生じる恐れがあるが、スケジューリングテーブルから自機情報を削除するようにしたので、その不具合を生じないようにすることができる。
また、本発明の請求項4による前記第1の送信手段は、請求項3において、 前記第1の送信手段は、自無線通信装置がセル移動後、所定時間は仮想キャリアセンスによるランダムアクセスで通信を行い、前記第2の送信手段は、前記セル移動後のランダムアクセス中に、他無線通信装置から受信したスケジューリングテーブルに自局情報を追記し、このスケジューリングテーブルを少なくとも1回以上ブロードキャスト送信するようにしたことを特徴とする。
また、本発明の請求項5による無線通信装置は、請求項1から4の何れか1項において、前記スケジューリングテーブルには、所定期間経過すると無効となる送信有効期間が記述されることを特徴とする。
この構成によれば、無線端末機がセルから退出したにも関わらず、その退出した無線端末機のための不要な送信期間が設定され続けることが回避可能となる。
また、本発明の請求項6による無線通信装置は、請求項1から4の何れか1項において、前記スケジューリングテーブルには、少なくとも送信順序、スケジューリングテーブルを書き換えた時間に記述される時刻情報である更新時刻を含むことを特徴とする。
また、本発明の請求項7による無線通信方法は、仮想キャリアセンスにより無線帯域割り当てを行うパケット伝送方式に基づくパケット送信を行う無線通信方法において、複数の無線通信装置のうち少なくとも1以上の無線通信装置が現在の通信順序を記述したスケジューリングテーブルを定期的又は随時ブロードキャストにより送信する第1のステップと、無線基地局と接続中で他無線通信装置と未通信の無線通信装置が前記第1のステップで送信されたスケジューリングテーブルを受信して認識し、前記スケジューリングテーブルを保持する第2のステップと、自無線通信装置の通信開始時に、前記第2のステップにおいて保持されたスケジューリングテーブルに自無線通信装置の情報を追記して新スケジューリングテーブルを作成し、前記新このスケジューリングテーブルを少なくとも1回以上ブロードキャスト送信する第3のステップと、通信中の無線通信装置が受信した他のスケジューリングテーブルを受信時に、前記他のスケジューリングテーブルの更新時刻が自無線通信装置に保持中のスケジューリングテーブルの更新時刻よりも新しく且つ前記他のスケジューリングテーブルに記述された送信順序が自無線通信装置に保持中のスケジューリングテーブルの送信順序と異なる場合に、自無線通信装置に保持中のスケジューリングテーブルを新スケジューリングテーブルに更新する第4のステップと、前記第3のステップにより作成された前記新スケジューリングテーブル、あるいは、前記第4のステップで更新された前記新スケジューリングテーブルに従い、排他的又は優先的な自無線通信装置の帯域利用期間を設定し、設定された前記送信期間に基づいてパケット送信を行う第5のステップと、を含むことを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、VoIPのような周期的にパケットを送信する無線端末機が複数在圏するセルにおいて他無線端末機の通信に関わるパケット観測をする必要なく、自端末機のみで自律分散的に送信スケジューリングを実現することができ、これによりパケット観測中に間欠受信を可能として、無線端末機の電力消費を抑制すると共に負荷を軽減することで通信品質の向上を図ることができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。但し、本明細書中の全図において相互に対応する部分には同一符号を付し、重複部分においては後述での説明を適時省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るVoIP端末機のハードウェア構成を示すブロック図である。本実施の形態では新たにVoIP端末機(無線通信装置)100がVoIP通信を開始するシナリオについて記述する。
図1に示すように、VoIP端末機100は、情報処理装置であるCPU101と、小型ハードディスクや半導体メモリ装置であるROM102及びRAM103と、ユーザが情報の操作入力を行うキーボタン等の操作部104と、CSMA/CA方式による無線通信が可能な無線通信部105と、液晶や有機EL等のディスプレイ106とを備えて構成されている。
また、VoIP端末機100は、図2の機能ブロック図に示すように、パケット受信部201と、スケジューリングテーブル認識保持部(認識保持手段)202と、無線アクセス制御パラメータ設定部203と、パケット送信制御部204(第1の送信手段)と、スケジューリングテーブル作成部(更新手段)205と、スケジューリングパケット送信制御部(第3の送信手段)206とを備えた処理機能を有する。なお、パケット送信制御部204は無線アクセス制御パラメータ設定部203との連携で第2の送信手段を構成する。
パケット受信部201は、無線通信部105に実装され、図示せぬAP(Access Point)からパケットを受信する機能を有する。
スケジューリングテーブル認識保持部202は、CPU101、ROM102又はRAM103に実装され、パケット受信部201からスケジューリングパケットを受け取り、このパケット内に記述されているスケジューリングテーブルを認識して保持する。
無線アクセス制御パラメータ設定部203は、無線通信部105に実装され、スケジューリングテーブル認識保持部202からスケジューリングテーブル情報を受け取り、このテーブル情報を用いて実際のパケット送信関連のパラメータを設定する。
パケット送信制御部204は、無線通信部105に実装され、無線アクセス制御パラメータ設定部203で設定されたパラメータに基づいて、本VoIP端末機100内部で発生した送信パケットを送信する。
スケジューリングテーブル作成部205は、CPU101、ROM102又はRAM103に実装され、自機が新たに通信を開始したい場合、停止したい場合、あるいはハンドオーバをしたい場合に、スケジューリングテーブル認識保持部202から得たこの時点でのスケジューリングテーブルをもとに、新たなスケジューリングテーブル(新スケジューリングテーブル)を作成して更新する。
スケジューリングパケット送信制御部206は、無線通信部105に実装され、スケジューリングテーブル作成部205で作成された新スケジューリングテーブル情報を受け取り、これをパケット(新スケジューリングテーブルパケット)でAPへ送信する。
次に、図3に示すように、無線LANの基地局であるAP(Access Point)1とIEEE802.11b、802.11e EDCA及び本手法を実装している無線LANの端末機であるVoIP端末機100A(MACアドレス:xx:xx:01)と、VoIP端末機100B(MACアドレス:xx:xx:05)と、VoIP端末機100C(MACアドレス:xx:xx:04)とが無線LANネットワークを構成しているとする。
更に、VoIP端末機100A,100Bが既にVoIP通信しており、VoIP端末機100CはAP1に接続しているが、現時点ではVoIP通信は行っていないとする。説明の便宜上、3つの無線端末機しか記述していないが、適切な如何なる数の無線端末機が存在してもよい。ここで、本実施の形態では、VoIPコーデック周期は全VoIP端末機100A,100B,100Cとも20msとする。
この状態からVoIP端末機100CがVoIP通信を開始する際の本技術におけるスケジューリング方法について、図4に示すシーケンス図を参照して説明する。
但し、図4は時刻t1〜t8に示すように、VoIP端末機100A,100BがAP1とVoIPパケットによる通信を行っており、時刻t21に示すように、途中からVoIP端末機100Cが参加する際のシーケンスを示したものである。
更に、このシーケンス図には各VoIP端末機100A,100B,100Cの送信優先期間(凸部分)が描かれている。送信優先期間とはスケジューリングテーブルに従い、各々の端末機が他の端末機よりも優先的にパケットを送信できるように設定された期間である。VoIP端末機100A,100Bは、時刻t1〜t8において、既に作成、共有されたスケジューリングテーブルに従い、送信を行っている。
ここで本技術では、VoIP通信中の端末機が送信する順序を記述したスケジューリングテーブルを格納したブロードキャストパケットを、定期的に送信する。この送信は、VoIP端末機100Aでは時刻t1,t5,t23、VoIP端末機100Bでは時刻t3,t7,t27、VoIP端末機100Cでは時刻t25で示すように行われる。
また、図4ではVoIP端末機100Aが、時刻t9において、スケジューリングテーブルを送信している。このときVoIP端末機100Aが送信したスケジューリングテーブルパケットは、時刻t10に示すように、VoIP通信中のVoIP端末機100Bのみならず、VoIP通信はしていないが、AP1に接続しているVoIP端末機100Cでも受信される。これによってVoIP通信していない端末機100Cも自セル内におけるVoIP通信スケジュールを知ることができる。このときに送信されるスケジューリングテーブルは例えば図5のようにMACアドレスを端末IDとしたものでもよい。
その後、VoIP端末機100Cを持ったユーザによるVoIP通信の開始、あるいは、端末機100Cへの着信等の理由により、時刻t21に示すように、端末機100CがVoIP通信を行う必要が発生したとする。このとき、VoIP端末機100Cは、図5のような既に保持しているスケジューリングテーブルに自機のMACアドレスを追記した図6のような新たなテーブルを作成する。
即ち、端末機100Cは、時刻t21において、その新スケジューリングテーブルを記述したスケジューリングパケットをブロードキャストで送信する。このブロードキャストパケットはAP1によって中継され、時刻t22において、VoIP端末機100A,100Bで受信される。ここでスケジューリングテーブルには更新時刻を記述しても良い。
この更新時刻とは、テーブルの更新端末機が実際にスケジューリングテーブルを書き換えた時間に記述される時刻情報である。VoIP端末機100A,100Bは、受信したスケジューリングテーブルの更新時刻が自機の保持しているテーブルの更新時刻よりも新しく且つ送信順序と異なる場合に自機に保持するスケジューリングテーブルを更新する。
これによって、VoIP端末機100A,100B,100Cで新スケジューリングテーブルが共有される。この後、VoIP端末機100A,100B,100Cは、時刻t23,t25,t27に示すように、その新スケジューリングテーブルに基づいて自機の送信期間を設定し、それに基づいてVoIPパケットの送信をする。これによって、新規端末機が通信を開始する際のスケジューリングテーブル更新が実現される。
但し、本実施の形態ではVoIP端末機100Cが1回だけスケジューリングテーブルを送信しているが、これは複数回でもよい。また、VoIP端末機100Cが定期的にスケジューリングテーブルをブロードキャストしてもよい。これによって、1回目のスケジューリングテーブルのブロードキャストパケットを受信失敗した端末機が存在しても2回目以降に受信成功することが可能となる。なお、上記例は通信中の端末機が定期的にスケジューリングテーブルをブロードキャストする例であるが、以下の何れかの方法でもよい。
即ち、AP接続しているが未通信の端末機が定期的にスケジューリングテーブルをブロードキャストしてもよい。本実施の形態ではVoIP端末機100Cがアイドル状態のときもスケジューリングテーブルをブロードキャストしてもよい。
又は、定期的にスケジューリングテーブルをブロードキャストしなくてもよい。つまり、新規通信が開始されるときのみ、スケジューリングテーブルをブロードキャストしてもよい。この場合、図7に示すようなシーケンスとなる。
初めに時刻t30,t31に示すように、VoIP端末機100AのみVoIP通信しているとする。その後、時刻t32において、VoIP端末機100Bが通信を開始する。この際、VoIP端末機100Bが通信開始時にブロードキャストで送信したスケジューリングパケットを、時刻t33に示すように、VoIP端末機100Cが受信できる。
その後、VoIP端末機100Cが、時刻t38に示すように通信を開始する際に、新たにスケジューリングテーブルを作成し、この新スケジューリングテーブルをAP1を介して時刻t39に示すように、ブロードキャストで送信すればよい。
この方法は定期的にスケジューリングテーブルを送信しなくてもよいので、オーバーヘッドが小さいというメリットはあるが、ブロードキャストパケットは受信側がAck(応答)パケットを返さないため、受信確認ができないので、受信失敗した端末機が存在するとスケジューリングテーブルが共有されない可能性がある。
これに対して、定期的にスケジューリングテーブルをブロードキャストする方法は、これを送信する分だけ、オーバーヘッドが大きくなるが、何度も送信することによって全端末機がスケジューリングテーブルを受信できる信頼性が高くなるという効果がある。
(第2の実施の形態)
本実施の形態では、通信中のVoIP端末機100が通信を停止して、アイドル状態に戻る際の本技術の適用例を説明する。
但し、本実施の形態で説明する各VoIP端末機は、図1に示したハードウェア構成及び図2に示した機能ブロックを備えるものとする。更に、本実施の形態における無線LANネットワークの構成例は図3と同様であるとする。
更には、VoIP端末機100A,100B,100Cが図6に示したスケジューリングテーブルに従ってAP1とVoIPパケット通信を行っているとする。また、説明の便宜上、3つの端末機100A,100B,100Cしか記述していないが、適切な如何なる数の無線端末機が存在してもよい。ここで、本実施の形態では、VoIPコーデック周期は全VoIP端末機100A,100B,100Cとも20msとする。
この状態からVoIP端末機100CがVoIP通信を停止する際の本技術におけるスケジューリング方法について図8を参照して説明する。
図8は時刻t50〜t61に示すように、VoIP端末機100A,100B,100CがAP1とVoIPパケットによる通信を行っており、時刻t62で示すように、途中からVoIP端末機100CがVoIP通信を停止する際のシーケンスを示したものである。更に、このシーケンス図には各VoIP端末機100A,100B,100Cの送信優先期間(凸部分)が描かれている。
VoIP端末機100CがVoIP通信を停止する場合、その端末機100Cは自局情報を取り除いた新たなスケジューリングテーブルを、時刻t62,t63に示すように、AP1を介してブロードキャストによって送信する。即ち、図9に示すような、VoIP端末機100Aと100Bの情報のみが記述されたスケジューリングテーブルが送信される。
ここで、VoIP端末機100Cがスケジューリングテーブルを送信するのはVoIP通信が終了する直前でも実際に終了した直後でも良い。更に、スケジューリングテーブルの送信回数は1回でも2回以上の適切な如何なる値でも良い。これによりVoIP端末機100A,100BにVoIP端末機100Cが通信を終了した旨を通知することが可能となり、更新されたスケジューリングテーブルに基づいて、時刻t64〜t71に示すように、VoIP端末機100A,100Bは通信を続けることになる。
ここで、仮に通信終了時のスケジューリングテーブル送信を行わないと、次のような不具合が発生する。VoIP端末機100Cが勝手に通信を終了すると、VoIP端末機100Aと100Bとの送信優先期間の間に、VoIP端末機100Cの送信優先期間が開いてしまう。更に、それら端末機100A,100B,100Cの他に本技術を実装していない端末機が存在するとした場合、この端末機からのパケット送信による割り込みが発生する可能性がある。割り込みが発生するとスケジューリングにより順序良く送信されるというシーケンスが破綻する恐れがある。つまり、第2の実施の形態によれば、この不具合が生じないようにすることができる。
あるいはVoIP端末機100Cは何も送信せずに、VoIP通信を終了してもよい。これによってスケジューリングテーブルを送信するオーバーヘッドが削減されるというメリットがある。
(第3の実施の形態)
本実施の形態では、通信中の端末機が通信状態のままでセル間を移動する場合の本技術の適用例を記述する。
本実施の形態で説明する各VoIP端末機は、図1に示したハードウェア構成と図2に示した機能ブロックを備えるものとする。更に、本実施の形態における無線LANネットワークの構成例は図10に示す構成であるとする。
図10では図示せぬセルが2つ存在し、それぞれのセルに無線LANの基地局であるAP1とAP2が存在する。AP1の統括下のセルを第1セル、AP2の統括下のセルを第2セルとする。また、本実施の形態では、端末機は全てIEEE802.11b、802.11e EDCA及び本手法を実装している無線LANのVoIP端末機とする。
第1セルにはVoIP端末機100A(MACアドレス:xx:xx:01)と、VoIP端末機100B(MACアドレス:xx:xx:05)と、VoIP端末機100C(MACアドレス:xx:xx:04)とが在圏し、第2セルにはVoIP端末機100D(MACアドレス:xx:xx:03)と、VoIP端末機100E(MACアドレス:xx:xx:09)とが在圏して、それぞれ無線LANネットワークを構成している。
更に、VoIP端末機100A,100B,100Cが、第1セルにおいて図6に示したスクジューリングテーブルに従ってAP1とVoIPパケット通信を行う。また、VoIP端末機100D,100Eが第2セルにおいて図11に示すスクジューリングに従ってAP2とVoIPパケット通信を行うとする。説明の便宜上、5つの端末機100A,100B,100C,100D,100Eのみを記載したが、適切な如何なる数の無線端末機が存在してもよい。ここで、本実施の形態ではVoIPコーデック周期は全端末機とも20msとする。更に、本実施の形態ではセルが2つであるとしたが、他の適切な如何なる数でもよい。
この状態からVoIP端末機100Cが、VoIP通信を行ったまま第1セルから第2セルに移動する際の本技術におけるスケジューリング方法について図11を参照して説明する。
図11はVoIP端末機100A,100B,100Cが図6に示すスケジューリングテーブルに従ってAP1とVoIPパケットによる通信を行っており、VoIP端末機100D,100Eが図11に示すスケジューリングテーブルに従ってAP2とVoIPパケット通信を行っており、時刻t103に示すように、途中からVoIP端末機100CがVoIP通信を行ったまま第2セルへ移動する際のシーケンスを示したものである。更に本シーケンス図には各端末機100A,100B,100C,100D,100Eの送信優先期間(凸部分)が描かれている。
本技術を実装したVoIP端末機100CはVoIP通信したまま第1セルから第2セルに移動すると、初めに自機が第1セルから出て行く旨を第1セル内の他のVoIP端末機100A,100Bに通達するため、図6のスケジューリングテーブルから自局情報を除いたスケジューリングテーブルをブロードキャストにより送信する。これは、例えば図9のようなものでもよい。
これによってVoIP端末機100A,100BにVoIP端末機100Cが第1セルから退出した旨を通知することが可能となり、更新されたスケジューリングテーブルに基づいてVoIP端末機100A,100Bは通信を続けることになる。
ここで、仮に通信終了時のスケジューリングテーブル送信を行わないと、次のような不具合が発生する。VoIP端末機100Cが勝手に第1セルから退出すると、VoIP端末機100A,100Bの送信優先期間の間に、VoIP端末機100Cの送信優先期間が開いてしまう。更に、VoIP端末機100A,100B,100Cの他に本技術を実装していない端末機が存在する場合、その本技術を実装していない端末機からのパケット送信による割り込みが発生する可能性がある。このように割り込みが発生するとスケジューリングにより順序良く送信されるといったシーケンスが破綻する恐れがある。つまり、第3の実施の形態によれば、この不具合が生じないようにすることができる。
あるいはVoIP端末機100Cは何も送信せずに、第1セルを出ていってもよい。これによりスケジューリングテーブルを送信するオーバーヘッドが削減されるというメリットがある。
第2セルに移動したVoIP端末機100Cは、初めは第2セルのスケジューリングテーブルに登録されていないので、時刻t103に示すように、通常の無線LANアクセス通りのランダムアクセスによってAP2とVoIPパケット通信を行う。
ここで本技術ではVoIP通信中の端末機が送信の順序を記述したスケジューリングテーブルを格納したブロードキャストパケットを定期的に送信する。本実施の形態の第2セルでは、時刻t85、t92,t101,t112,t123に示すように、VoIP端末機100Eが送信している。このようにVoIP端末機100Eが送信しているが、同セル内の他の端末機、即ちVoIP端末機100Dが送信しても良い。また、スケジューリングテーブルは図12に示すようなものでもよい。
VoIP端末機100Cは、定期的にブロードキャストされる第2セルのスケジューリングテーブルを受信すると、図12に示すスケジューリングテーブルに自局情報を追記、更新して新スケジューリングテーブルを、時刻t105に示すように、AP2を介してブロードキャストにより送信する。なお、新スケジューリングテーブルは、図13に示すものでもよい。これが第2セル内の端末機で受信されることによって第2セルに属する端末機100C,100D,100Eの間で新たなスケジューリングテーブルに更新される。端末機100C,100D,100Eは、その更新されたスケジューリングテーブルに基づいて通信を続ける。
また、スケジューリングテーブル内の各端末機の送信期間に有効期限機能を持たせても良い。つまり、ある一定期間経った場合、その端末機の送信期間は無効となり、その後もその端末機が送信期間を設定したければ当該端末機がスケジューリングテーブルをブロードキャストによって送信し、他の端末機に通知するようにしてもよい。
これによって、セルから退出したにも関わらず、その退出した無線端末機のための不要な送信期間が設定され続けることが回避可能となる。なお、本実施の形態の第1セルのVoIP端末機100Cが移動する前のスケジューリングテーブル例は図14に示すように送信期間設定時刻が要素として記述される。
本発明の無線通信装置及び無線通信方法は、CSMA/CA方式で通信を行うネットワークにて良好な品質で通信の優先制御を行う際に好適に利用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係るVoIP端末機のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るVoIP端末機の機能ブロック図である。 第1の実施の形態に係るVoIP端末機を用いた無線LANネットワークの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るVoIP端末機のVoIP通信開始時のスケジューリング方法を説明するためのシーケンス図である。 VoIP端末機のスケジューリングテーブルの構成図である。 VoIP端末機のスケジューリングテーブルの構成図である。 第1の実施の形態に係るVoIP端末機の新規通信開始時のシーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態に係るVoIP端末機のVoIP通信停止時のスケジューリング方法を説明するためのシーケンス図である。 VoIP端末機のスケジューリングテーブルの構成図である。 第2の実施の形態に係るVoIP端末機を用いた無線LANネットワークの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係るVoIP端末機のVoIP通信時のスケジューリング方法を説明するためのシーケンス図である。 VoIP端末機のスケジューリングテーブルの構成図である。 VoIP端末機のスケジューリングテーブルの構成図である。 VoIP端末機が他のセルに移動する際のスケジューリングテーブル例の構成図である。
符号の説明
1,2 AP(Access Point)
100,100A,100B,100C,100D,100E VoIP端末機(無線通信装置)
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 操作部
105 無線通信部
106 ディスプレイ
201 パケット受信部
202 スケジューリングテーブル認識保持部
203 無線アクセス制御パラメータ設定部
204 パケット送信制御部
205 スケジューリングテーブル作成部
206 スケジューリングパケット送信制御部

Claims (7)

  1. 仮想キャリアセンスにより無線帯域割り当てを行うパケット伝送方式に基づくパケット送信を行う無線通信装置において、
    複数の無線通信装置のうち少なくとも1以上の無線通信装置が現在の通信順序を記述したスケジューリングテーブルを定期的又は随時ブロードキャストにより送信する第1の送信手段と、
    無線基地局と接続中で他無線通信装置と未通信の無線通信装置が受信したスケジューリングテーブルを認識して保持する認識保持手段と、
    自無線通信装置の通信開始時に、前記認識保持手段に保持されたスケジューリングテーブルに自無線通信装置情報を追記して新スケジューリングテーブルを作成し、前記新スケジューリングテーブルを少なくとも1回以上ブロードキャスト送信する第2の送信手段と、
    通信中の無線通信装置が他のスケジューリングテーブルを受信時に、前記他のスケジューリングテーブルの更新時刻が自無線通信装置に保持中のスケジューリングテーブルの更新時刻よりも新しく且つ前記他のスケジューリングテーブルに記述された送信順序が自無線通信装置に保持中のスケジューリングテーブルの送信順序と異なる場合、自無線通信装置に保持中のスケジューリングテーブルを新スケジューリングテーブルに更新する更新手段と、
    前記第2の送信手段により作成された前記新スケジューリングテーブル、あるいは、前記更新手段により更新された前記新スケジューリングテーブルに従い、排他的又は優先的な自無線通信装置の帯域利用期間を設定し、設定された前記送信期間に基づいてパケット送信を行う第3の送信手段と、
    を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記更新手段は、前記スケジューリングテーブルに従い通信中の少なくとも1以上の無線通信装置が通信を終了して前記無線基地局との接続のみの状態に遷移する直前又は該通信の終了直後に、前記スケジューリングテーブルから自無線通信装置の情報を削除し、前記第3の送信手段は、その削除後のスケジューリングテーブルを、少なくとも1回以上ブロードキャスト送信することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記更新手段は、前記スケジューリングテーブルに従い通信中の少なくとも1以上の無線通信装置が該通信状態のままで現在の無線基地局の通信エリアであるセルから他の無線基地局のセルへ移動する際に、前記スケジューリングテーブルから自無線通信装置の情報を削除し、前記第3の送信手段は、その削除後のスケジューリングテーブルを、少なくとも1回以上ブロードキャスト送信することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 前記第1の送信手段は、自無線通信装置がセル移動後、所定時間は仮想キャリアセンスによるランダムアクセスで通信を行い、
    前記第2の送信手段は、前記セル移動後のランダムアクセス中に、他無線通信装置から受信したスケジューリングテーブルに自局情報を追記し、このスケジューリングテーブルを少なくとも1回以上ブロードキャスト送信するようにしたことを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記スケジューリングテーブルには、所定期間経過すると無効となる送信有効期間が記述されることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の無線通信装置。
  6. 前記スケジューリングテーブルには、少なくとも送信順序、スケジューリングテーブルを書き換えた時間に記述される時刻情報である更新時刻を含むことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の無線通信装置。
  7. 仮想キャリアセンスにより無線帯域割り当てを行うパケット伝送方式に基づくパケット送信を行う無線通信方法において、
    複数の無線通信装置のうち少なくとも1以上の無線通信装置が現在の通信順序を記述したスケジューリングテーブルを定期的又は随時ブロードキャストにより送信する第1のステップと、
    無線基地局と接続中で他無線通信装置と未通信の無線通信装置が前記第1のステップで送信されたスケジューリングテーブルを受信して認識し、前記スケジューリングテーブルを保持する第2のステップと、
    自無線通信装置の通信開始時に、前記第2のステップにおいて保持されたスケジューリングテーブルに自無線通信装置の情報を追記して新スケジューリングテーブルを作成し、前記新このスケジューリングテーブルを少なくとも1回以上ブロードキャスト送信する第3のステップと、
    通信中の無線通信装置が受信した他のスケジューリングテーブルを受信時に、前記他のスケジューリングテーブルの更新時刻が自無線通信装置に保持中のスケジューリングテーブルの更新時刻よりも新しく且つ前記他のスケジューリングテーブルに記述された送信順序が自無線通信装置に保持中のスケジューリングテーブルの送信順序と異なる場合に、自無線通信装置に保持中のスケジューリングテーブルを新スケジューリングテーブルに更新する第4のステップと、
    前記第3のステップにより作成された前記新スケジューリングテーブル、あるいは、前記第4のステップで更新された前記新スケジューリングテーブルに従い、排他的又は優先的な自無線通信装置の帯域利用期間を設定し、設定された前記送信期間に基づいてパケット送信を行う第5のステップと、
    を含むことを特徴とする無線通信方法。
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