JP5199650B2 - 画像処理装置、画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像を鮮鋭化する画像処理装置、及び画像処理方法に関する。
従来からテレビジョンなどの映像表示装置では、画像の鮮鋭度を高めるために映像信号に対して輪郭を強調する信号処理が行われてきた。一般的に、これらの輪郭強調処理は、映像信号に含まれる輝度信号の高周波成分を増幅することにより行われる。
また、色ごとに輪郭強調の度合いを変化させる試みも行われている。例えば人の肌に輪郭強調を施すとシミやシワなどが目立ち好ましくないので、肌色領域に対しては輪郭強調の度合いを弱くする。一方、森林や芝生の部分は輪郭強調の効果が表れにくいので、緑色領域に対しては輪郭強調の度合いを強くする(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
このように、色ごとに輪郭強調の度合いを変えた場合、色の境界部分で輪郭強調が過多、又は過少になる場合がある。この問題に対して特許文献3では、人の肌と髪の毛とに着目し、肌色領域の検出信号を狭くすることで、肌色領域と髪の毛の色領域と境界で輪郭強調が過少にならないように制御している。この問題について、図21に示すように、葉叢の中に白い花がある場合を例に挙げて更に詳しく説明する。
図22は、図21の破線xに沿った画像の輝度レベルを表す図である。図22において、横軸xは空間座標、縦軸Yは輝度レベルを表す。図21の白い花と緑の葉の境界地点Aは、図22では中央破線Aの座標に対応する。中央破線Aの右側は緑色領域(葉の部分)であり、左側は白色領域(花の部分)である。ここでは、葉と花の境界のような物体の境界部分をエッジ、葉筋のような1つの物体の中にある細かな形状をディテールと呼ぶことにする。
図22(a)は、輪郭強調を行う前の輝度レベルを表す。図22(a)において、白色領域と緑色領域の境界にエッジが存在し、緑色領域の中にディテールが存在している。
図22(b)は、図22(a)に対して一様に輪郭強調を行った結果を表す。白色領域と緑色領域のエッジ部にシュートが付き輪郭が強調されている。また、緑色領域のディテールも高周波成分が増幅されて輪郭が強調されている。
但し、図22(b)に示す状態では、緑色領域のディテールが所望の輪郭強調度合いを満たしていない場合が多い。また白色領域のディテール(図22においては省略)は、あまり強く強調しない方が望ましい場合が多い。そこで緑色領域の輪郭強調を2倍に強め、白色領域の輪郭強調を0.5倍に弱めて輪郭強調を行うと、図22(c)に示す結果が得られる。
図22(c)では、緑色領域のディテールが更に強く強調されて所望の強調度合いを満たしていることが分かる。しかし、この場合、以下のような問題が発生する。
図22(c)において、中央破線Aを中心とするエッジ部で、右側のシュートは緑色用の倍率(ゲイン)に引きずられて補正が過多になり、左側のシュートは白色用のゲインに引きずられて補正が過少になってしまっている。
このように、エッジ部の輪郭強調は図22(b)に示されるように行われることが望ましいにも関わらず、色ごとに異なるゲインで輪郭強調を行った結果、補正の過多/過少が発生してしまう場合があった。
特開平07−135667号公報 特開2001−078222号公報 特開平05−244624号公報
特許文献3によれば、色の境界(肌色領域と髪の毛の色領域との境界)における過少補正の発生は抑制できるが、同一色の領域内のエッジ部における過多補正/過少補正の発生は抑制できない。例えば、図23に示すように、輝度が大きく異なる肌色領域が隣接していた場合、肌色領域のゲインを0.5にすると、境界(エッジ部)において過少補正が発生する。また、図24に示すように、輝度が大きく異なる緑色領域が隣接していた場合、緑色領域のゲインを2にすると、エッジ部において過多補正が発生する。
また、特許文献3によれば、特定の色の検出領域を狭するため、小さな色領域が検出されない場合がある。その結果、検出されなかった色領域に対しては、色に応じたゲインで輪郭強調を行うことができない。
このように、従来技術によれば、エッジ部のための補正とディテールのための補正とが相互に影響を与えるため、画像全体にとって適切な鮮鋭化処理を行うことが困難であった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、画像を鮮鋭化するために補正を行う際に、エッジ部に対する補正とエッジ部以外に対する補正とが相互に与える影響を抑制する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の本発明は、画像を構成する画素データが表す色を検出する検出手段と、近接する画素間で画素データが予め定められた程度以上差があるエッジ部の画素データであるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて処理パラメータを決定し、前記処理パラメータを用いて前記画素データを鮮鋭化処理する処理手段と、を有し、前記処理手段は、前記判定手段により前記画素データが前記エッジ部の画素データでないと判定された場合、前記検出手段により第1色と検出された画素データについて第1のパラメータを前記処理パラメータとして決定し、前記検出手段により第2色と検出された画素データについて第2のパラメータを前記処理パラメータとして決定し、前記判定手段により前記画素データが前記エッジ部の画素データであると判定された場合、前記検出手段により前記第1色及び前記第2色と検出された画素データについて共に、前記第1及び第2のパラメータから独立した第3のパラメータを前記処理パラメータとして決定し、前記処理手段は、前記判定手段により前記画素データが前記エッジ部の画素データであると判定された場合、前記検出手段により検出された前記画素データが示す色に関わらず、前記第3のパラメータを前記処理パラメータとして決定することを特徴とする画像処理装置を提供する。
また、第4の本発明は、画像処理装置における画像処理方法であって、前記画像処理装置の検出手段が、画像を構成する画素データが表す色を検出する検出工程と、前記画像処理装置の判定手段が、近接する画素間で画素データが予め定められた程度以上差があるエッジ部の画素データであるか否かを判定する判定工程と、前記画像処理装置の処理手段が、前記判定工程での判定結果に基づいて処理パラメータを決定し、前記処理パラメータを用いて前記画素データを鮮鋭化処理する処理工程と、を有し、前記処理工程では、前記判定工程で前記画素データが前記エッジ部の画素データでないと判定された場合、前記検出工程で第1色と検出された画素データについて第1のパラメータを前記処理パラメータとして決定し、前記検出工程で第2色と検出された画素データについて第2のパラメータを前記処理パラメータとして決定し、前記判定工程で前記画素データが前記エッジ部の画素データであると判定された場合、前記検出工程で前記第1色及び前記第2色と検出された画素データについて共に、前記第1及び第2のパラメータから独立した第3のパラメータを前記処理パラメータとして決定し、前記処理工程では、前記判定工程で前記画素データが前記エッジ部の画素データであると判定された場合、前記検出工程で検出された前記画素データが示す色に関わらず、前記第3のパラメータを前記処理パラメータとして決定することを特徴とする画像処理方法を提供する。
なお、その他の本発明の特徴は、添付図面及び以下の発明を実施するための最良の形態における記載によって更に明らかになるものである。
以上の構成により、本発明によれば、画像を鮮鋭化するために補正を行う際に、エッジ部に対する補正とエッジ部以外に対する補正とが相互に与える影響を抑制することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施例を説明する。以下で説明される個別の実施例は、本発明の上位概念から下位概念までの種々の概念を理解するために役立つであろう。
なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施例によって限定されるわけではない。また、実施例の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。
図1は、本発明の実施例1に係る画像処理装置100の構成を示すブロック図である。画像処理装置100は、YCbCr表色系で表される画像データを鮮鋭化のために補正して出力する。
図1において、101は輪郭強調信号生成部、102はエッジ検出部、103は特定色検出部、104はパラメータ調整部、105は加算器である。
図1において、補正対象の画像データのYCbCr各成分はそれぞれ、Yin、Cbin、Crin信号として画像処理装置100に入力される。
エッジ検出部102は、Yin信号からエッジ部を検出し、エッジ部か非エッジ部かをdetect_e信号として出力する。ここで、「エッジ部の検出」とは、補正対象の画素データ(YCbCr信号)がエッジ部の画素データであるか否かを判定することを意味する。
特定色検出部103は、Yin、Cbin、Crin信号に基づき、補正対象の画素データが特定色又は非特定色のいずれを表すかを検出し、特定色を表す場合はどの特定色を表すかを検出し、検出結果をdetect_c信号として出力する。ここで、「特定色」とは、輪郭強調信号生成部101で使用されるゲインがその色固有に用意されている色を意味する。
パラメータ調整部104は、detect_e信号とdetect_c信号とに従い、対応する補正のためのパラメータ(第1パラメータ又は第2パラメータ)を輪郭強調信号生成部101に設定する。
輪郭強調信号生成部101は、設定されたパラメータに従い、Yin信号から輪郭強調信号Egを生成する。
画像処理装置100は、この輪郭強調信号Egを加算器105でYin信号に加算し、輪郭強調されたYout信号を出力する。またCbin信号、Crin信号はそのままCbout信号、Crout信号として出力する。
以下、図2乃至図9を参照して、実施例1を更に詳細に説明する。
エッジ検出部102は、図2に示すようなプレウィットフィルタ(Prewitt filter)を使用してエッジ部を検出する。エッジ検出部102は、Yin信号にフィルタ21を作用させた時の出力の絶対値をfout_a、フィルタ22を作用させた時の出力の絶対値をfout_b、エッジ部か非エッジ部かを判定する閾値をth_eとすると、
fout_a+fout_b≧th_e であればエッジ部
fout_a+fout_b<th_e であれば非エッジ部
であると判定し、判定結果をdetect_e信号として出力する。ここから明らかなように、エッジ部においては、近接する画素間で画素データの輝度成分が予め定められた程度以上に変動している。
特定色検出部103は、図3に示すように、座標変換部113と特定色判定部114とを含む。座標変換部113は、Yin、Cbin、Crin信号を輝度Y、色相H、彩度Sを表す信号に変換する。変換は以下に示す式の演算によって行われる。
Y=Yin
H=tan−1((Crin−128)/(Cbin−128))
S=√((Cbin−128)+(Crin−128)
特定色判定部114は、図4に示す対応表に従い、座標変換部113で得られたYHS信号がどの特定色を表すかを判定し、対応する特定色名をdetect_c信号として出力する。またどの特定色でもない場合は非特定色を意味するC0をdetect_c信号として出力する。但し、図4において、U_yn、U_hn、U_sn、L_yn、L_hn、L_sn(n=1,2,3…)は定数、Cn(n=1,2,3…)は特定色名を意味する。そして、YHSの全成分が特定の行の下限値と上限値との間の値を持つ場合に、その行の特定色が検出される。なお、輝度成分に関する上限値及び下限値の設定によっては、例えば同じ緑色であっても、明るい緑色と暗い緑色とが異なる特定色として判定される場合もある。
パラメータ調整部104は、図5に示すように、パラメータ選択部109、通常制御パラメータ110、特定色制御パラメータ111、及びエッジ制御パラメータ112を含む。パラメータ選択部109は、detect_c信号とdetect_e信号との値に従い、通常制御パラメータ110、特定色制御パラメータ111、エッジ制御パラメータ112から対応する補正パラメータを取得する。パラメータ選択部109は、取得した補正パラメータを輪郭強調信号生成部101に設定する。
図6に、detect_c信号及びdetect_e信号と、設定する補正パラメータとの対応表を示す。補正パラメータの種類としては、フィルタ係数を示すpara_f、コアリングの範囲を示すpara_c、及び輪郭強調の強さ(倍率)を示すpara_gがある。これらのパラメータが、通常制御パラメータ110、特定色制御パラメータ111、及びエッジ制御パラメータ112に格納されている。通常制御パラメータ110及びエッジ制御パラメータ112には、1セットのpara_f、para_c、para_gが格納されているが、特定色制御パラメータ111には、各特定色に対応するセット数分、パラメータが格納されている。即ち、非エッジ部のための補正パラメータ(第2補正パラメータ)は、補正対象の画素データが表す色に基づいて決定される。
輪郭強調信号生成部101は、図7に示すように、フィルタ106、コアリング107、ゲイン108を含む。フィルタ106は、図8に示すような5×5のラプラシアンフィルタであり、フィルタ係数f11〜f55として、パラメータ調整部104によって設定されるpara_fが使用される。輪郭強調信号生成部101は、補正対象の画素データを中心とする複数の画素データ(本実施例では、5×5の画素データ)を取得し、フィルタ106に入力される。フィルタ106は、入力される複数の画素データのYin信号にこのラプラシアンフィルタを適用し、補正値としてEf信号を出力する。コアリング107は、図9に示すような入出力変換を行う。コアリングの幅c_depthは、パラメータ調整部104によってpara_cに設定される。入力されるEf信号に対し、コアリング107は図7に示す入出力変換を行い、Ec信号として出力する。ゲイン108は、入力されるEc信号とpara_gを乗算し、Eg信号として出力する。
加算器105は、Yin信号にEg信号を加え、Yout信号を出力する。これにより、画素データの補正が行われる。
なお、補正値であるEf信号の絶対値がc_depth未満の場合、Ec信号は0になるため、実質的には補正は行われない。即ち、実質的には、Ef信号が閾値以上の場合にのみ、ゲイン108における乗算、及び加算器105における加算が行われる。
以上説明した通り、本実施例によれば、画像処理装置100は、補正対象の画素データについてエッジ部であるか否かの判定を行う。そして、エッジ部であるか否かに応じて、異なる補正パラメータで補正対象の画素データを補正する。
これにより、画像を鮮鋭化するために補正を行う際に、エッジ部に対する補正とエッジ部以外に対する補正とが相互に与える影響を抑制することが可能となる。従って、エッジ部以外に対しては色ごとに異なる補正パラメータで補正を行う場合であっても、エッジ部における過多補正/過少補正の発生を抑制できる。また、特定色を検出する際に、従来技術のように検出範囲を狭くする必要もない。
実施例1では、補正対象の画素データが非エッジ部且つ非特定色の場合、一律の補正パラメータが使用された(図5の通常制御パラメータ110、及び図6参照)。実施例2では、特定色と非特定色とを区別せず、検出された色に基づいて決定される補正パラメータを使用する場合を説明する。これにより、より細やかに鮮鋭化処理を行うことができる。
図10は、実施例2に係る画像処理装置200の構成を示すブロック図である。図10において、図1と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。画像処理装置200は、YCbCr表色系で表される画像データを鮮鋭化のために補正して出力する。
図10において、201はパラメータ生成部であり、202はパラメータ調整部である。
パラメータ生成部201は、Yin、Cbin、Crin信号から、その信号が表す色に対応する補正パラメータをdata_ncとして出力する。パラメータ調整部202は、detect_e信号がエッジ部を示す場合、エッジ制御パラメータ112から取得したパラメータ(第1補正パラメータ)を輪郭強調信号生成部101に設定する。一方、detect_e信号が非エッジ部を示す場合、パラメータ調整部202は、data_nc(第2補正パラメータ)を輪郭強調信号生成部101に設定する。
以下、図11及び図12を参照して、実施例2を更に詳細に説明する。
パラメータ生成部201は、図11に示すように、座標変換部113とパラメータテーブル203とを含む。座標変換部113については実施例1と同様であるため、説明を省略する(図3参照)。パラメータテーブル203は、輝度Y、色相H、彩度Sのすべての組み合わせについて、para_f、para_c、para_gを保持する。パラメータテーブル203は、入力されたYHS信号に対応するpara_f、para_c、para_gをdata_ncとして出力する。
パラメータ調整部202は、図12に示すように、パラメータ選択部204とエッジ制御パラメータ112とを含む。エッジ制御パラメータ112については実施例1と同様であるため、説明を省略する(図5参照)。パラメータ選択部204は、detect_e信号がエッジ部を示す場合は、エッジ制御パラメータ112から補正パラメータを取得して輪郭強調信号生成部101にその補正パラメータを設定する。detect_e信号が非エッジ部を示す場合は、data_ncを輪郭強調信号生成部101に設定する。
以上説明したように、実施例2によれば、画像処理装置200は、補正対象の画素データが非エッジ部の画素データである場合、特定色と非特定色とを区別せず、検出された色に基づいて決定される補正パラメータを使用して補正を行う。
これにより、より細やかに鮮鋭化処理を行うことができる。
実施例1及び実施例2では、補正対象の画素データがエッジ部の画素データであるか否かに応じて補正パラメータを調整した。実施例3では、エッジ部の検出は行わず、補正対象の画素データに、エッジ部用の補正(第1補正)と非エッジ部用の補正(第2補正)の両方を適用する。非エッジ部用の補正については、補正前に、補正値を算出する基となる複数の画素データから、過多補正/過少補正の原因となるエッジ部を消去することで、過多/過少補正の発生を抑制する。
実施例3によれば、補正パラメータを切り替える処理が不要であるため、切り替えを上手に行うための労力が軽減される。
図13は、実施例3に係る画像処理装置300の構成を示すブロック図である。図13において、図10と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。画像処理装置300は、YCbCr表色系で表される画像データを鮮鋭化のために補正して出力する。
図13において、301は画素置換部301、302はエッジ部用輪郭強調信号生成部、303及び304は加算器である。
画素置換部301は、注目画素(補正対象の画素)と異なる特定色に属する周辺画素を注目画素の値に置換し、置換後の輝度信号をSY信号として出力する。
実施例2では、パラメータ生成部201から出力された補正パラメータがパラメータ調整部202で調整されたが、本実施例ではそのまま輪郭強調信号生成部101に設定される。
輪郭強調信号生成部101は、設定されたパラメータに従い、置換された輝度信号SYから輪郭強調信号SEgを生成する。画像処理装置300は、輪郭強調信号SEgを加算器303でYin信号に加算する。
エッジ部用輪郭強調信号生成部302は、Yin信号からエッジ部用輪郭強調信号Egを生成する。画像処理装置300は、エッジ部用輪郭強調信号Egを加算器304でYin信号に加算する。
従って、画像処理装置300は、加算器303で非エッジ部用(ディテール用)の輪郭強調を行い、加算器304でエッジ部用の輪郭強調を行うことになる。
以下、図14及び図15を参照して、実施例3を更に詳細に説明する。
画素置換部301は、図14に示すように、座標変換部305、特定色判定部306、及び置換処理部307を含む。
座標変換部305は、輪郭強調信号生成部101のフィルタ処理に必要になる5×5の画素データ(補正対象の画素データを中心とする複数の画素データ)を、入力されたYin、Cbin、Crin信号から取得する。そして、これらを輝度Y、色相H、彩度Sに変換して出力する。変換式は座標変換部113と同じものを使用する(図3参照)。
特定色判定部306は、図4に示すような対応表を持ち、5×5それぞれの画素が表す特定色を求め、その結果をdata_rep信号として出力する。
置換処理部307は、data_rep信号に従い、5×5画素の中央に位置する注目画素と異なる色の画素を、注目画素の値で置換する。例えば、図15に示すように、緑と白の特定色が入力され、注目画素が緑の場合、白の画素をすべて注目画素の緑の値で置換する。そして、置換した結果の5×5画素の輝度データをSY信号として出力する。
輪郭強調信号生成部101は、SY信号に対し、第2フィルタ係数を持つラプラシアンフィルタを適用することにより第2補正値を取得する。そして、コアリング107の効果により、第2補正値が第2閾値以上の場合に、第2補正値に第2倍率を乗じて加算器303で補正対象の画素データのYin信号に加える。
エッジ部用輪郭強調信号生成部302の基本的な構成は、図7の輪郭強調信号生成部101と同じである。但し、para_f、para_c、para_gは定数を使用する。またpara_c(第1閾値)は輪郭強調信号生成部101に設定する値(第2閾値)よりも大きな値を設定する。即ち、エッジ部用輪郭強調信号生成部302は、5×5画素の輝度データに対して第1フィルタ係数を持つラプラシアンフィルタを適用することにより第1補正値を取得する。そして、コアリング107の効果により、第1補正値が第1閾値以上の場合に、第1補正値に第1倍率を乗じて加算器303で補正対象の画素データのYin信号に加える。こうすることで、ディテールのような小さな信号は輪郭強調せず、エッジ部のみ輪郭強調する。
以上説明した通り、本実施例によれば、画像処理装置300は、過多補正/過少補正の原因となるエッジ部を予め消去する画素置換部301を備える。また、非エッジ部を強調する系とエッジ部を強調する系とを独立して備え、両方の系による補正を行う。
これにより、補正パラメータを切り替える処理が不要であるため、切り替えを上手に行うための労力が軽減される。
実施例3では、非エッジ部用の補正値を生成するために、輪郭強調信号生成部101(図13)においてラプラシアンフィルタを使用した。実施例4では、アンシャープネスマスキング(USM)を使用する場合について説明する。
図16は、実施例4に係る画像処理装置400の構成を示すブロック図である。図16において、図13と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。画像処理装置400は、YCbCr表色系で表される画像データを鮮鋭化のために補正して出力する。
図16において、401は画素除外部であり、402は輪郭強調信号生成部である。
画素除外部401は、5×5の画素データの中で注目画素と異なる色を表す周辺画素を除外し(画素の値を0にする)、除外後の輝度信号をSY信号として出力する。また除外されなかった画素数をKとして出力する。
輪郭強調信号生成部402は、パラメータ生成部201によって設定された補正パラメータと画素数Kとに従い、除外処理された輝度信号SYから輪郭強調信号SEgを生成する。画像処理装置400は、輪郭強調信号SEgを加算器303でYin信号に加算する。
以下、図17及び図18を参照して、実施例3を更に詳細に説明する。
図17は、画素除外部401の構成を示すブロック図である。図17において、図14と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。画素除外部401の基本的な構成は、図14に示した実施例3の画素置換部301と同じである。実施例3と異なる除外処理部403の動作を以下で説明する。
除外処理部403は、data_rep信号に従い、5×5の画素データの中央に位置する注目画素と異なる色の画素を除外する。ここで「除外」とは、画素値を0に置換することを意味する。例えば、図18に示すように緑と白の特定色が入力され、注目画素が緑の場合、白の画素をすべて0で置換する。除外処理部403は、除外処理した結果の5×5画素の輝度データをSY信号として出力し、除外処理されなかった画素数をK信号として出力する。
輪郭強調信号生成部402の基本的な構成は図7の輪郭強調信号生成部101と同じである。但し、フィルタ106の代わりに、USMが使用される。以下でUSMの処理について説明する。
USMは一度原信号をぼかした信号を生成し、原信号とぼかした信号を減算することで、原信号に含まれる高周波成分を抽出する。ぼかした信号は5×5画素の平均値を使用する。USMの処理の手順は以下のようになる。
1.5×5画素の輝度の合計値SumYを算出する。
2.SumYをKで除算し平均輝度AveYを算出する。
3.注目画素の輝度値SYnから平均輝度AveYを減算し、算出結果をEf信号として出力する。
即ち、輪郭強調信号生成部402は、補正対象の画素データを中心とする複数の画素データのうち、補正対象の画素データと同じ色を表す画素データの平均値を算出する。そして、補正対象の画素データから平均値を引くことにより第2補正値を取得し、第2補正値の絶対値が第2閾値以上の場合に、第2補正値に第2倍率を乗じて加算器303で補正対象の画素データのYin信号に加える。
以上説明した通り、実施例4によれば、画像処理装置400は、過多補正/過少補正の原因となるエッジ部を予め消去する画素除外部401を備える。
これにより、USMを使用する場合にも、実施例3と同様の処理を行うことが可能になる。
実施例1乃至4では、画像データの輝度成分を補正することにより画像の鮮鋭化を行ったが、色差成分を補正することによっても画像の鮮鋭化を行うことができる。色差成分を補正する場合を、実施例5として説明する。
図19は、実施例5に係る画像処理装置500の構成を示すブロック図である。図19において、図13と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。画像処理装置500は、YCbCr表色系で表される画像データを鮮鋭化のために補正して出力する。図19において、501は彩度強調部である。
画素置換部301は、注目画素と異なる色を表す周辺画素を注目画素の画素値で置換し、置換後の色差信号をSCb信号、SCr信号として出力する。
彩度強調部501は、画素置換部301から入力されたSCb信号、SCr信号から彩度信号Sを求め、彩度信号Sに対して輪郭強調処理を行う。輪郭強調処理を行った後に彩度信号Sを色差信号CbCrに戻し、Cbout、Croutとして出力する。
画像処理装置400は、輝度信号YinはそのままYoutとして出力する。
以下、図20を参照して、実施例5を更に詳細に説明する。
彩度強調部501は、図20に示すように、彩度算出部502、彩度強調信号生成部503、及び色差信号変換部504を含む。
彩度算出部502は、画素置換部301から入力されたSCb信号及びSCr信号から、各画素の彩度Sを算出する。彩度Sの算出は以下の式で行う。
S=(Cbin+Crin0.5
彩度強調信号生成部503の基本的な構成は図7の輪郭強調信号生成部101と同じである。彩度強調信号生成部503は、彩度信号の補正値としてdS信号を出力する。
色差信号変換部504は、Cbin信号、Crin信号、S信号、及びdS信号から彩度強調された色差信号Cbout、Croutを算出する。算出は以下の式に従う。
Cbout=Cbin×(S+dS)/S
Crout=Crin×(S+dS)/S
以上、実施例3の図13との対比によって実施例5を説明したが、実施例5の概念は、実施例1、実施例2、及び実施例4に対しても同様に適用可能である。
[その他の実施例]
上述した各実施例の機能を実現するためには、各機能を具現化したソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体をシステム或は装置に提供してもよい。そして、そのシステム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによって、上述した各実施例の機能が実現される。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した各実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピィ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどを用いることができる。或いは、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることもできる。
また、上述した各実施例の機能を実現するための構成は、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することだけには限られない。そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した各実施例の機能が実現される場合も含まれている。
更に、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれてもよい。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した各実施例の機能が実現される場合も含むものである。
本発明の実施例1に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 プレウィットフィルタ(Prewitt filter)を示す図である。 実施例1に係る画像処理装置の特定色検出部の構成を示すブロック図である。 特定色検出部の特定色判定部において特定色を判定するために使用される対応表を示す図である。 実施例1に係る画像処理装置のパラメータ調整部の構成を示すブロック図である。 detect_c信号及びdetect_e信号と、設定する補正パラメータとの対応表を示す図である。 実施例1に係る画像処理装置の輪郭強調信号生成部の構成を示すブロック図である。 輪郭強調信号生成部のフィルタの構成を示す図である。 コアリングの概念図である。 本発明の実施例2に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 実施例2に係る画像処理装置のパラメータ生成部の構成を示すブロック図である。 実施例2に係る画像処理装置のパラメータ調整部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例3に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 実施例3に係る画像処理装置の画素置換部の構成を示すブロック図である。 画素置換部による置換処理の概念図である。 本発明の実施例4に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 実施例4に係る画像処理装置の画素除外部の構成を示すブロック図である。 画素除外部による除外処理の概念図である。 本発明の実施例5に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 実施例4に係る画像処理装置の彩度強調部の構成を示すブロック図である。 色の境界部分で輪郭強調が過多、又は過少になる場合を説明するための図である。 図21の破線xに沿った画像の輝度レベルを表す図である。 同一色の領域内のエッジ部における過少補正の発生を示す図である。 同一色の領域内のエッジ部における過多補正の発生を示す図である。

Claims (12)

  1. 画像を構成する画素データが表す色を検出する検出手段と、
    近接する画素間で画素データが予め定められた程度以上差があるエッジ部の画素データであるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて処理パラメータを決定し、前記処理パラメータを用いて前記画素データを鮮鋭化処理する処理手段と、を有し、
    前記処理手段は、
    前記判定手段により前記画素データが前記エッジ部の画素データでないと判定された場合、前記検出手段により第1色と検出された画素データについて第1のパラメータを前記処理パラメータとして決定し、前記検出手段により第2色と検出された画素データについて第2のパラメータを前記処理パラメータとして決定し、
    前記判定手段により前記画素データが前記エッジ部の画素データであると判定された場合、前記検出手段により前記第1色及び前記第2色と検出された画素データについて共に、前記第1及び第2のパラメータから独立した第3のパラメータを前記処理パラメータとして決定し、
    前記処理手段は、前記判定手段により前記画素データが前記エッジ部の画素データであると判定された場合、前記検出手段により検出された前記画素データが示す色に関わらず、前記第3のパラメータを前記処理パラメータとして決定する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1のパラメータ、前記第2のパラメータ、及び第3のパラメータはそれぞれ、ラプラシアンフィルタのフィルタ係数、及び倍率を含み、
    前記処理手段は、前記画素データを中心とする複数の画素データを取得し、当該取得した複数の画素データに前記フィルタ係数を持つラプラシアンフィルタを適用することにより補正値を取得し、当該取得した補正値に前記倍率を乗じて前記画素データに加えることにより鮮鋭化処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1のパラメータ、前記第2のパラメータ、及び第3のパラメータはそれぞれ、閾値を更に含み、前記処理手段は、前記取得した補正値の絶対値が前記閾値以上の場合にのみ、当該取得した補正値に前記倍率を乗じて前記画素データに加えることにより鮮鋭化処理を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記処理手段は、前記画素データの輝度成分を鮮鋭化処理し、
    前記判定手段は、前記近接する画素間で画素データの輝度成分が予め定められた程度以上差がある場合に、前記画素データが前記エッジ部の画素データであると判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記処理手段は、前記画素データの色差成分を鮮鋭化処理し、
    前記判定手段は、前記近接する画素間で画素データの色差成分が予め定められた程度以上差がある場合に、前記画素データが前記エッジ部の画素データであると判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記処理手段は、前記判定手段により前記画素データが前記エッジ部の画素データでないと判定された場合、前記検出手段により所定の特定色と検出された画素データについて、特定色の画素データ用のパラメータを前記処理パラメータとして決定し、前記検出手段により前記所定の特定色以外の色と検出された画素データについて、特定色以外の画素データ用のパラメータを前記処理パラメータとして決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 画像処理装置における画像処理方法であって、
    前記画像処理装置の検出手段が、画像を構成する画素データが表す色を検出する検出工程と、
    前記画像処理装置の判定手段が、近接する画素間で画素データが予め定められた程度以上差があるエッジ部の画素データであるか否かを判定する判定工程と、
    前記画像処理装置の処理手段が、前記判定工程での判定結果に基づいて処理パラメータを決定し、前記処理パラメータを用いて前記画素データを鮮鋭化処理する処理工程と、を有し、
    前記処理工程では、
    前記判定工程で前記画素データが前記エッジ部の画素データでないと判定された場合、前記検出工程で第1色と検出された画素データについて第1のパラメータを前記処理パラメータとして決定し、前記検出工程で第2色と検出された画素データについて第2のパラメータを前記処理パラメータとして決定し、
    前記判定工程で前記画素データが前記エッジ部の画素データであると判定された場合、前記検出工程で前記第1色及び前記第2色と検出された画素データについて共に、前記第1及び第2のパラメータから独立した第3のパラメータを前記処理パラメータとして決定し、
    前記処理工程では、前記判定工程で前記画素データが前記エッジ部の画素データであると判定された場合、前記検出工程で検出された前記画素データが示す色に関わらず、前記第3のパラメータを前記処理パラメータとして決定する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  8. 前記第1のパラメータ、前記第2のパラメータ、及び第3のパラメータはそれぞれ、ラプラシアンフィルタのフィルタ係数、及び倍率を含み、
    前記処理工程では、前記画素データを中心とする複数の画素データを取得し、当該取得した複数の画素データに前記フィルタ係数を持つラプラシアンフィルタを適用することにより補正値を取得し、当該取得した補正値に前記倍率を乗じて前記画素データに加えることにより鮮鋭化処理を行うことを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  9. 前記第1のパラメータ、前記第2のパラメータ、及び第3のパラメータはそれぞれ、閾値を更に含み、前記処理工程では、前記取得した補正値の絶対値が前記閾値以上の場合にのみ、当該取得した補正値に前記倍率を乗じて前記画素データに加えることにより鮮鋭化処理を行うことを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 前記処理工程では、前記画素データの輝度成分を鮮鋭化処理し、
    前記判定工程では、前記近接する画素間で画素データの輝度成分が予め定められた程度以上差がある場合に、前記画素データが前記エッジ部の画素データであると判定することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  11. 前記処理工程では、前記画素データの色差成分を鮮鋭化処理し、
    前記判定工程では、前記近接する画素間で画素データの色差成分が予め定められた程度以上差がある場合に、前記画素データが前記エッジ部の画素データであると判定することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  12. 前記処理工程では、前記判定工程で前記画素データが前記エッジ部の画素データでないと判定された場合、前記検出工程で所定の特定色と検出された画素データについて、特定色の画素データ用のパラメータを前記処理パラメータとして決定し、前記検出工程で前記所定の特定色以外の色と検出された画素データについて、特定色以外の画素データ用のパラメータを前記処理パラメータとして決定することを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項に記載の画像処理方法。
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