JP5197144B2 - 打撃工具用サイドハンドル及び打撃工具 - Google Patents

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    • B25F5/026Construction of casings, bodies or handles with torque reaction bars for rotary tools in the form of an auxiliary handle

Description

本発明は、ハンマードリルやハンマ等の打撃工具に装着される打撃工具用サイドハンドルと、当該サイドハンドルを備えた打撃工具とに関する。
ハンマードリル等の打撃工具においては、前端にビットを装着する本体の後方に、メインハンドルが設けられ、本体の前方部位には、サイドハンドルが設けられている。このサイドハンドルは、本体に装着される装着部と、その装着部に連結されて本体の打撃軸と直交する面上で装着部から突出し、グリップを備えたハンドル部とからなる形状がよく用いられている。グリップを把持することで、本体の前方部分の支持を行うことができる。
しかし、このサイドハンドルでは、グリップが本体の軸線回りで突出方向を変更できるのみであるため、ハツリ作業等の際の使い勝手が悪い。本体を前方へ押しながら作業を行うことから、サイドハンドルは本体の側方でメインハンドルと平行にあった方が操作しやすいからである。そこで、特許文献1には、本体に装着されるサイドハンドル固定部とグリップとを接続する部材に、打撃軸に直交する面上でグリップの位置調節及び固定が可能なヒンジを設けることで、グリップを当該面上の任意の位置で固定して本体の側方等に位置させて操作性を向上させるサイドハンドルが開示されている。
実用新案登録第2571295号公報
ところが、特許文献1のサイドハンドルは、打撃軸と直交する面上でのみ回転して位置調節できる構造となっており、打撃軸方向での位置調節ができない。よって、本体に対する前後方向での支持位置が一定となり、作業の形態や作業者の好み等に十分対応できるものとはなっていなかった。また、ハンマードリルに装着してドリルモードで作業した場合、ビットの回転に伴って本体に加わる軸線回りの反力がサイドハンドルに加わるため、サイドハンドルが緩んで偶発的に回転してしまうおそれもある。
そこで、本発明は、打撃軸方向での位置調節が可能となって使い勝手に優れ、装着時の信頼性も高い打撃工具用サイドハンドル及び打撃工具を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、打撃機構を内設する打撃工具の本体に装着される装着部と、その装着部に連結されて本体の打撃軸と直交する面上で装着部から突出し、グリップを備えたハンドル部とからなる打撃工具用サイドハンドルであって、前記ハンドル部を、打撃軸と直交する本体の接線方向の軸を中心として装着部へ回転可能且つ任意の回転位置で固定可能に連結しハンドル部に、装着部からハンドル部に伝わる振動を低減させる防振機構を設けハンドル部における装着部との連結部分を、装着部に連結される内筒と、その内筒に同軸で外装され、外周にグリップが連設される外筒とに分割し、防振機構を、内筒の外面と外筒の内面とに夫々軸方向に形成された凹溝と、内筒の凹溝と外筒の凹溝との間に跨って嵌合される軸状の弾性体とから形成したことを特徴とするものである。
請求項に記載の発明は、請求項1の構成において、グリップでの振動を効果的に減衰させるために、グリップの内部に全方向型の動吸振器を設けたことを特徴とするものである。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、使い勝手の一層の向上を図るために、グリップを、本体の側方で接線方向の軸と平行となる第1の位置と、本体の下方で当該軸と平行となる第2の位置とに変更可能としたことを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項に記載の発明は、打撃機構を内設する本体に、請求項1乃至の何れかに記載の打撃工具用サイドハンドルを装着してなる打撃工具としたものである。
請求項1及びに記載の発明によれば、打撃軸方向でのグリップの位置調節が可能となって使い勝手に優れる。また、本体の側方で接線方向の軸を中心にハンドル部が回転可能となるので、例えばハンマードリルをドリルモードで作業する際に、ビットの回転に伴って本体に軸線回りの反力がサイドハンドルに加わっても、ハンドル部が偶発的に回転してしまうおそれがなく、装着時の信頼性も高くなる。
また、防振機構の採用により、グリップを把持する手に大きな振動が伝わることがなく、使用感が良好となる。
さらに、ハンドル部の回転方向で減衰力が発生する防振機構をハンドル部の内部でコンパクトに構成することができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、動吸振器の採用により、グリップでの振動が効果的に減衰される。
請求項に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、一つのグリップでも打撃工具の使用形態に合わせて把持位置を変更でき、より使い勝手が向上する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[形態1]
図1は、打撃工具用サイドハンドル(以下単に「サイドハンドル」という。)の一例を示す正面から見た断面図で、サイドハンドル1は、打撃工具としてのハンマードリルの本体Tに装着される装着部2と、その装着部2にボルト3を介して連結されるハンドル部4とを備える。
まず装着部2は、半円状に形成した帯状のクランプ板5,5の一端同士をピン6によって回転可能に連結してなり、各クランプ板5の他端には、円筒状の連結体7が、互いの対向状に連設されている。
図1において、上側の連結体7の上方には、ボルト3が貫通するキャップ8が配設されている。このキャップ8は、図2(A)に示すように連結体7の外面に突設された正六角形の突起9と内面が嵌合して回り止めされ、外面に凹設した正六角形の凹部10にボルト3の頭部11を嵌合させることでボルト3を回り止めしている。
また、下側の連結体7の下方には、係合コマ12が配設されている。この係合コマ12は、ボルト3に貫通されるリング状で、軸方向の前後両面には、稜線がボルト3の貫通孔から放射方向に伸びる山形の係合爪13,13・・が周方向へ等間隔で突設されている。当該連結体7の外面にも同様の係合爪14,14・・が形成されており、連結体7と係合コマ12との当接状態では、係合爪13,14同士が係合して、ボルト3を中心とした互いの回転を規制可能となっている。
一方、ハンドル部4は、ボルト3を介して装着部2に連結される連結筒15と、その連結筒15に連設されるL字状のグリップ16とからなる。連結筒15は、ボルト3が貫通する内筒17と、その内筒17へ回転可能に外装されて外周にグリップ16が連設される外筒18との二重構造となっている。内筒17は、一方の端部に係合コマ12と同径の円盤部19を有し、その円盤部19の外面には、係合コマ12に同軸で貫通する筒部20が突設されると共に、その筒部20の周囲に、係合コマ12と同様の係合爪21,21・・が形成されている。内筒17の他方の端部には、円盤部19と同様に外面に筒部23及び係合爪24を形成したキャップ状の円盤体22が、凹凸同士の嵌合で配設されている。ボルト3は、上からキャップ8、連結体7,7、係合コマ12、内筒17、円盤体22を貫通してネジ部25を下方へ突出させており、そのネジ部25に、ツマミ26に組み込まれたナット27を螺合させている。
外筒18は、内筒17の円盤部19と円盤体22との間にあって軸方向の移動を規制され、内筒17との間には防振機構28が設けられている。この防振機構28は、図2(B)に示すように、ゴム等の弾性体である横断面円形の複数の弾性ロッド29,29・・を、内筒17の外面で軸方向へ凹設した凹溝30と、外筒18の内面で軸方向へ凹設した凹溝31との間に跨って嵌合させることで、周方向へ等間隔で配置したものである。よって、外筒18は、内筒17に対して弾性ロッド29を介して回転方向で一体に且つ弾性的に連結されることになる。
一方、グリップ16は、連結筒15と平行な部分が両端を開放した筒状となっており、その内部には、軸状の質量体33と、その質量体33の両端に配置された球状の弾性体34,34とからなる動吸振器32が収容されている。筒状部分の両端は、上下の蓋35,35の螺合によって閉塞され、蓋35と質量体33の端面との対向面に夫々凹設された半球状の凹部36,36の間に弾性体34を介在させることで、質量体33をグリップ16内で弾性支持している。37は、グリップ16の外周に被着された弾性材料からなるカバーである。
以上の如く構成されたサイドハンドル1においては、図1の状態でツマミ26を緩めてキャップ8との間隔を開けると、キャップ8とツマミ26との間で連結体7,7がボルト3に沿って移動可能となるため、連結体7,7の間隔を広げるように移動させれば、クランプ板5,5の間隔も開いて装着部2の内径が拡開する。よって、ハンマードリルの本体Tを装着部2に差し込むことができる。
ここからツマミ26をねじ込み方向へ回転させると、キャップ8とツマミ26との間が縮まって連結体7,7と共にクランプ板5,5の間隔も縮まり、装着部2の内径を収縮させる。よって、装着部2は本体Tに固定される。同時に、係合コマ12及びハンドル部4の内筒17も連結体7側へ押圧されるため、連結体7と係合コマ12、内筒17、円盤体22とが夫々隣接する部材と係合爪同士の係合によって回り止めされ、ハンドル部4は、グリップ16が本体Tの側方でボルト3と平行となる第1の位置で固定される。
この状態で作業者は、一方の手でハンマードリルの後方のメインハンドルを把持し、他方の手でサイドハンドル1のグリップ16を把持してハンマードリルを支持することができる。よって、ハツリ作業等を行う場合の操作性が良好となる。
そして、グリップ16の位置を前後方向に調節したい場合は、ツマミ26を緩めて内筒17と係合コマ12との係合爪同士の係合を解除すれば、ハンドル部4がボルト3を中心として回転可能となる。よって、グリップ16をボルト3を中心とした円周上で前後方向に移動させることができる。任意の前後位置を選択してツマミ26をねじ込めば、当該位置でグリップ16が固定され、使いやすい位置での把持が可能となる。
一方、ハンマードリルやドリルとして使用する場合は、ツマミ26を緩めてボルト3から取り外せば、ハンドル部4をボルト3から取り外すことができる。よって、取り外したハンドル部4を上下逆にして再び連結筒15及び円盤体22をボルト3に装着してツマミ26をねじ込めば、図3に示すように、本体Tの打撃軸と直交する面上においてグリップ16が本体Tの下側でボルト3と平行となる第2の位置で固定される。なお、ここでも前後方向を変えたい場合は、ツマミ26をねじ込む前にグリップ16を回転させて前後方向に移動させればよく、本体Tの真下位置も選択可能となる。よって、この場合も選択した位置でグリップ16を固定でき、使いやすい位置での把持が可能となる。
そして、ハンマードリルの何れのモードにおいても、ハンマードリルで発生した振動は、ハンドル部4における内筒17と外筒18との間の防振機構28によってグリップ16側への伝達が抑制されると共に、グリップ16内の動吸振器32によって効果的に減衰される。よって、グリップ16を把持する手に大きな振動が伝わることがなく、使用感も良好となる。
このように、上記形態1のサイドハンドル1及びハンマードリルによれば、ハンドル部4を、打撃軸と直交するボルト3を中心として装着部2へ回転可能且つ任意の回転位置で固定可能に連結したことで、打撃軸方向でのグリップ16の位置調節が可能となって使い勝手に優れる。また、本体Tの側方でボルト3を中心にハンドル部4が回転可能となるので、ドリルモードで作業した場合、ビットの回転に伴って本体Tに軸線回りの反力がサイドハンドル1に加わっても、ツマミ26が緩んでハンドル部4が偶発的に回転してしまうおそれがなく、装着時の信頼性も高くなる。
特にここでは、ハンドル部4に、装着部2からハンドル部4に伝わる振動を低減させる防振機構28を設けたことで、グリップ16を把持する手に大きな振動が伝わることがなく、使用感が良好となる。
また、ハンドル部4における装着部2との連結部分を、装着部2に連結される内筒17と、その内筒17に同軸で外装され、外周にグリップ16が連設される外筒18とから構成して、防振機構28を、内筒17の外面と外筒18の内面とに夫々軸方向に形成された凹溝30,31と、両凹溝30,31間に跨って嵌合される軸状の弾性ロッド29とから形成したことで、ハンドル部4の回転方向で減衰力が発生する防振機構28をハンドル部4の内部でコンパクトに構成することができる。
さらに、グリップ16の内部に全方向型の動吸振器32を設けたことで、グリップ16での振動がより効果的に減衰される。
加えて、グリップ16を、本体Tの側方でボルト3と平行となる第1の位置と、本体Tの下方でボルト3と平行となる第2の位置とに変更可能としたことで、ハンマーモードで使用する場合は第1の位置を選択し、ハンマードリルやドリルモードで使用する場合は第2の位置を選択する、というように、一つのグリップ16でもハンマードリルの使用形態に合わせて把持位置を変更でき、より使い勝手が向上する。
次に、他の形態を説明する。なお、形態1と同じ構成部には同じ符号を付して重複する説明は省略する。
[形態2]
図4に示すサイドハンドル1aは、ハンドル部4の構造が形態1と異なっている。まずボルト3への連結部分40は、ボルト3が貫通する筒部20及びその周囲の係合爪21を上下端に夫々備え、中間部をグリップ16側へ開口する横断面U字状の外壁部41と、その外壁部41内でボルト3に貫通され、グリップ16が連結される中壁部42とに分割されている(図5(A)(B))。また、外壁部41の下方部分の両端は、中壁部42に沿ってグリップ16側へ突出する延設部43,43となっており、その延設部43と中壁部42との間に防振機構44が設けられている。
この防振機構44は、延設部43と中壁部42との互いの対向面に夫々凹設された凹部45,45と、その凹部45,45間に跨って嵌合された一対の緩衝体46とからなる。この緩衝体46は、正面視が矩形のゴム製で、前後両面の中央には上下方向の溝47が凹設されて、左右方向の横断面形状が、隣接する周縁間で2つの円が連続するダルマ状となっている。なお、ここでのグリップ16には、形態1のような動吸振器は内設されていない。
以上の如く構成されたサイドハンドル1aにおいても、ハンマーとして使用する場合は、図4のように、グリップ16を本体Tの側方で上向きとなる第1の位置として固定すれば、ハツリ作業等を行う場合の操作性が良好となる。また、ツマミ26を緩めてハンドル部4をボルト3を中心に回転させれば、グリップ16の位置を前後方向に調節することができる。
一方、ハンマードリルやドリルとして使用する場合は、ツマミ26を緩めてハンドル部4を取り外し、上下逆にして再びボルト3に連結すれば、グリップ16が本体Tの下側で下向きとなる第2の位置に変更できると共に、前後方向の調節も可能となる。よって、例えば図6に示すように、第2の位置からハンドル部4を前方へ90°回転させれば、グリップ16をボルト3の前方で固定することもできる。
そして、ハンマードリルの何れのモードにおいても、ハンマードリルで発生した振動は、ハンドル部4の防振機構44における延設部43と内壁部42との間の緩衝体46によって抑制されるため、グリップ16へ伝わる振動が小さくなり、使用感も良好となる。
このように、上記形態2のサイドハンドル1aにおいても、打撃軸方向でのグリップ16の位置調節が可能となって使い勝手に優れる。また、ツマミ26が緩んでハンドル部4が偶発的に回転してしまうおそれがなく、装着時の信頼性も高くなる。
さらに、防振機構44の採用による振動低減や、グリップ16の位置変更による使い勝手の向上といった効果も形態1と同様に得られる。特にここでは、防振機構44を、延設部43と内壁部42との間の一対の緩衝体46で形成しているため、弾性ロッドを用いた形態1よりも防振機構が簡単に構成できる利点がある。
なお、この形態2では、図7に示すように、ハンドル部4の連結部分40とツマミ26との間にフック48を介在させることもできる。すなわち、ボルト3が貫通する基端部分に、筒部20が嵌合する凹部49と係合爪50とを形成すれば、ツマミ26のねじ込みによるハンドル部4の固定と同時にフック48を上向き姿勢で固定できる。勿論ツマミ26を緩めた際には水平方向での任意の角度に調節可能であるし、形態1等の他の形態においてもフックの採用は可能である。このフックは、サイドハンドル自体の吊り下げ収納や、本体先端に接続した集塵ホースの保持等、種々の用途に使用できる。
[形態3]
図8に示すサイドハンドル1bにおいては、ハンドル部4におけるグリップ16aが、連結部分40の中壁部42から分離して、第2係合コマ12aと、基端部51と、把持部52とから形成されて、ボルト3と直交する第2ボルト53によって中壁部42に連結されている。第2ボルト53は、中壁部42に設けた六角孔54に頭部を嵌合させた回り止め状態で外向きに設けられている。
まず第2係合コマ12aは、係合コマ12と同様に軸方向の前後両面に係合爪13を有し、隣接する中壁部42側の係合爪55と係合可能となっている。基端部51は、図9(A)にも示すように、第2ボルト53が貫通する筒部56及び係合爪57を左右の端面に夫々有し、中間部を把持部52側へ開口する横断面U字状で、把持部52の端部は、基端部51内で第2ボルト53に貫通されている。また、基端部51と把持部52との間にも、図9(B)に示すように、基端部51と把持部52との互いに対向面に凹設された凹部59,59と、両凹部59,59間に跨って嵌合する第2緩衝体60とからなる防振機構58が設けられている。この第2緩衝体60は、正面視が矩形で断面が長円状となるゴム製で、ここでは中壁部42側の防振機構44における緩衝体46aも断面が長円状となっている。そして、基端部51を貫通した第2ボルト53の先端には、第2ツマミ61に組み込んだナット62が螺合している。
以上の如く構成されたサイドハンドル1bにおいては、把持部52及び基端部51が第2ボルト53を中心に回転可能で、且つ第2ツマミ61の第2ボルト53へのねじ込み及び緩め操作によって任意の回転位置で固定可能となっている。
よって、ハンマーとして使用する場合は、図8のように、把持部52が本体Tの側方で上向きとなる第1の位置として基端部51を固定すれば、ハツリ作業等を行う場合の操作性が良好となる。また、ツマミ26を緩めてハンドル部4をボルト3を中心に回転させれば、把持部52の位置を前後方向に調節することができる。
一方、ハンマードリルやドリルとして使用する場合は、第2ツマミ61を緩めて基端部51及び把持部52を下方へ回転させ、再び第2ツマミ61をねじ込んで固定すれば、図10に示すように、グリップ16aが本体Tの下側で下向きとなる第2の位置で固定されると共に、ツマミ26の操作による前後方向の調節も可能となる。
また、ここでは、把持部52が基端部51と別体で第2ボルト53に貫通されると共に、把持部52は把持部分が第2ボルト53の貫通部分の端部に位置するL字状となっているため、第2ツマミ61を第2ボルト53から取り外して基端部51及び把持部52を第2ボルト53から抜き取って、把持部52の向きを左右逆にして再び基端部51に組み付けて第2ボルト53に連結させれば、図10に二点鎖線で示すように、把持部52を本体T寄りの位置に変更することができる。これはハンマーとして使用する場合も同様である。勿論把持部自体を交換することで位置を変更してもよい。
そして、ハンマードリルの何れのモードにおいても、ハンマードリルで発生した振動は、防振機構44における緩衝体46aと、防振機構58における第2緩衝体60とによって低減されるため、ハンドル部4へ伝わる振動が効果的に減衰され、把持部52を把持する手に大きな振動が伝わることがなく、使用感も良好となる。
このように、上記形態3のサイドハンドル1bにおいても、打撃軸方向でのグリップ16aの位置調節が可能となって使い勝手に優れる。また、ツマミ26が緩んでハンドル部4が偶発的に回転してしまうおそれがなく、装着時の信頼性も高くなる。
さらに、防振機構44,58の採用による振動低減や、グリップ16aの位置変更による使い勝手の向上といった効果も形態1と同様に得られる。特にここでは、第2ツマミ61によって基端部51及び把持部52を回転させれば、グリップ16aの位置変更が容易に行えるため、形態1,2のようにハンドル部を取り外す必要がなく、位置変更に係る操作が楽となる利点がある。また、把持部52の左右方向の位置変更によってより細かいグリップ位置も選択可能となる。
[形態4]
図11に示すサイドハンドル1cにおいては、ハンドル部4におけるグリップ16bの形状がL字状でなく、外筒18の下端から側方へ直角に突出する基端部63と、その基端部63の先端へ直交状に連結され、上下に上把持部64と下把持部65とを形成する倒T字状となっている。66は、上把持部64の上端から本体T側へ突出されたストッパである。
よって、このサイドハンドル1cによれば、ハンマーとして使用する場合は、上把持部64を把持してハツリ作業等を行うことができ、ハンマードリルやドリルとして使用する場合は、下把持部65を把持して穿孔作業等を行うことができる。また、何れの場合も、ツマミ26を緩めてハンドル部4をボルト3を中心に回転させれば、前後方向の調節も可能となる。
このように、上記形態4のサイドハンドル1cにおいても、打撃軸方向でのグリップ16bの位置調節が可能となって使い勝手に優れる。また、ツマミ26が緩んでハンドル部4が偶発的に回転してしまうおそれがなく、装着時の信頼性も高くなる。
さらに、防振機構28の採用による振動低減効果も形態1と同様に得られる。特にここでは、グリップ16bが上下に把持部を有するT字状となっているので、使用モードに合わせて把持位置のみを変えれば足り、グリップ16bを位置変更する必要がなくなるという利点がある。
[形態5]
図12に示すサイドハンドル1dにおいては、ハンドル部4のグリップ16bの形状が、外筒18に連設されてボルト3と平行に上方へ伸びる連結部67と、その連結部67の上端から外側へ水平に伸びる水平部68と、その水平部68の先端からツマミ26を越えて下方へボルト3と平行に伸びる把持部69とからなり、平面視では、連結部67が連結筒15及び把持部69よりも後方に位置するへの字状となっている。
よって、このサイドハンドル1dによれば、ハンマーとして使用する場合は、把持部69の上側を把持してハツリ作業等を行うことができ、ハンマードリルやドリルとして使用する場合は、把持部69の下側を把持して穿孔作業等を行うことができる。また、ツマミ26を緩めてハンドル部4をボルト3を中心に回転させれば、前後方向の調節も可能となる。
このように、上記形態5のサイドハンドル1dにおいても、打撃軸方向でのグリップ16bの位置調節が可能となって使い勝手に優れる。また、ツマミ26が緩んでハンドル部4が偶発的に回転してしまうおそれがなく、装着時の信頼性も高くなる。
さらに、防振機構28の採用による振動低減効果も形態1と同様に得られる。特にここでも、グリップ16bが上下に長い把持部を有する形状となっているので、使用モードに合わせて把持位置のみを変えれば足り、グリップ16bを位置変更する必要がなくなるという利点がある。
なお、各形態に共通して、装着部及びハンドルの形態は上記内容に限らず、例えばツマミの位置を上下逆に設けたり、係合コマを省略して一方の連結体とハンドル部とを直接係合爪同士で係合させたり等の設計変更は可能である。また、防振機構も、形態1の防振機構を形態2,3に採用したり、逆に形態2の防振機構を形態1に採用したりできる。勿論防振機構の省略も可能である。さらに、動吸振器も、形態1では省略したり、形態2以降のグリップに内設したり等して差し支えない。
一方、形態3においては、把持部を基端部に対して分離可能として左右方向にグリップの位置を変更できるようにしているが、把持部を基端部と一体に形成することもできる。
その他、装着部に対するハンドル部の位置を左右逆にしたり、接線方向の軸を本体の上下何れかに設定してハンドル部を本体の上下何れかで連結したり等、適宜設計変更可能である。
形態1のサイドハンドルの説明図である(ハンマー用ポジション)。 (A)はA−A線断面図、(B)はB−B線断面図である。 形態1のサイドハンドルの説明図である(ハンマードリル用ポジション)。 形態2のサイドハンドルの説明図である(ハンマー用ポジション)。 (A)はC−C線断面図、(B)はD−D線断面図である。 形態2のサイドハンドルの説明図(ハンマードリル用ポジション)で、(A)は平面、(B)は側面、(C)は正面を夫々示す。 フックを設けた形態2のサイドハンドルの説明図である。 形態3のサイドハンドルの説明図である(ハンマー用ポジション)。 (A)はE−E線断面図、(B)はF−F線断面図である。 形態3のサイドハンドルの説明図である(ハンマードリル用ポジション)。 形態4のサイドハンドルの説明図である。 形態5のサイドハンドルの説明図で、(A)は平面、(B)は正面を夫々示す。
符号の説明
1,1a〜1d・・打撃工具用サイドハンドル、2・・装着部、3・・ボルト、4・・ハンドル部、7・・連結体、8・・キャップ、12,12a・・係合コマ、15・・連結筒、16,16a,16b・・グリップ、17・・内筒、18・・外筒、26・・ツマミ、28,44,58・・防振機構、29・・弾性ロッド、32・・動吸振器、33・・質量体、34・・弾性体、40・・連結部分、41・・外壁部、42・・中壁部、46・・緩衝体、51,63・・基端部、52,69・・把持部、53・・第2ボルト、60・・第2緩衝体、61・・第2ツマミ、T・・本体。

Claims (4)

  1. 打撃機構を内設する打撃工具の本体に装着される装着部と、その装着部に連結されて前記本体の打撃軸と直交する面上で前記装着部から突出し、グリップを備えたハンドル部とからなる打撃工具用サイドハンドルであって、
    前記ハンドル部を、前記打撃軸と直交する前記本体の接線方向の軸を中心として前記装着部へ回転可能且つ任意の回転位置で固定可能に連結し
    前記ハンドル部に、前記装着部から前記ハンドル部に伝わる振動を低減させる防振機構を設け、
    前記ハンドル部における前記装着部との連結部分を、前記装着部に連結される内筒と、その内筒に同軸で外装され、外周に前記グリップが連設される外筒とに分割し、前記防振機構を、前記内筒の外面と外筒の内面とに夫々軸方向に形成された凹溝と、前記内筒の凹溝と外筒の凹溝との間に跨って嵌合される軸状の弾性体とから形成したことを特徴とする打撃工具用サイドハンドル。
  2. 前記グリップの内部に全方向型の動吸振器を設けたことを特徴とする請求項1に記載の打撃工具用サイドハンドル。
  3. 前記グリップを、前記本体の側方で前記接線方向の軸と平行となる第1の位置と、前記本体の下方で前記軸と平行となる第2の位置とに変更可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の打撃工具用サイドハンドル。
  4. 打撃機構を内設する本体に、請求項1乃至の何れかに記載の打撃工具用サイドハンドルを装着してなる打撃工具。
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