JP5196827B2 - クレーン装置 - Google Patents

クレーン装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5196827B2
JP5196827B2 JP2007095694A JP2007095694A JP5196827B2 JP 5196827 B2 JP5196827 B2 JP 5196827B2 JP 2007095694 A JP2007095694 A JP 2007095694A JP 2007095694 A JP2007095694 A JP 2007095694A JP 5196827 B2 JP5196827 B2 JP 5196827B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
engine
common bus
generator
crane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007095694A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008254829A (ja
Inventor
信哉 栢菅
秀和 原田
昌治 川口
宗史 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui E&S Holdings Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui E&S Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd, Mitsui E&S Holdings Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority to JP2007095694A priority Critical patent/JP5196827B2/ja
Priority to PCT/JP2008/056419 priority patent/WO2008123513A1/ja
Priority to CN200880011105.XA priority patent/CN101652312B/zh
Publication of JP2008254829A publication Critical patent/JP2008254829A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5196827B2 publication Critical patent/JP5196827B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C13/00Other constructional features or details
    • B66C13/18Control systems or devices

Description

本発明は、クレーン装置に関し、特に駆動電力をエンジン駆動で発電するエンジン駆動発電方式のクレーン装置に関する。
港湾などのヤードにおいて、船舶やトレーラに対するコンテナなどの荷物の積み降ろしを行うクレーン装置では、複数の電動機を用いて、荷物の昇降、さらには架台の走行や横行などの動作を行っている。また、これら電動機へ動作電力を供給するため、エンジン駆動発電方式では、ディーゼルエンジンを用いて発電機を駆動するエンジン発電装置を用いて必要な電力を各電動機へ供給する構成となっている。
このようなクレーン装置では、荷物の吊り上げ時などは最大負荷となるが、荷物の吊り下げ時など電力をほとんど必要としない場合もあり、負荷変動が大きい。したがって、最大負荷時に見合った電力を発電機から供給するためにはディーゼルエンジンや発電機として大型のものが必要となるものの、平均負荷を上回る設備規模となるため、設備コストや運転コストの面で非効率であった。
従来、このようなクレーン装置に蓄電装置を設けて、常時、エンジン発電装置で発電するとともに、最大負荷時などに蓄電装置から並列的に電力を供給し、回生時に発生した余剰電力を蓄電装置へ充電するものが提案されている(例えば、特許文献1など参照)。この場合、エンジン発電装置ではディーゼルエンジンを常時一定の回転速度(単位時間当たりの回転数)で運転して発電するため、運転コストの削減はあまり実現できないという問題点があった。
特開2001−163574号公報
エンジン発電装置を用いたクレーン装置において、運転コストを効果的に削減するため、負荷に見合った回転速度でディーゼルエンジンを運転することにより、燃費を改善する方法が考えられる。
しかしながら、このような技術では、ディーゼルエンジンの回転速度を変化させた場合、発電機で発電される電力の周波数や電力量が変化するため、運転状況によっては必要とする発電電力が得られない場合が発生しうるという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、エンジン発電装置のディーゼルエンジンの回転速度が変化する場合でも所望の発電電力を安定して供給することができるクレーン装置を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかるクレーン装置は、エンジンにより駆動されて電力を出力する発電装置と、発電装置からの発電電力を整流して直流共通母線に供給する整流器と、発電装置からの発電電力を昇圧整流して直流共通母線に供給する電圧昇圧装置とを備えている。
また、電池やコンデンサなどの蓄電池を有し、整流器および電圧昇圧装置から直流共通母線に対する電力供給状況または当該クレーンの運転状況に応じて、直流共通母線に対して蓄電池による充放電を行う蓄電装置をさらに備えてもよい。
また、電池やコンデンサなどの蓄電池を有し、直流共通母線の直流電圧が所定の放電しきい値以下に低下した場合に、蓄電池に蓄積されている直流電力を直流共通母線に供給し、直流共通母線の直流電圧が所定の充電しきい値以上に上昇した場合に、直流共通母線から直流電力を蓄電池へ充電する蓄電装置をさらに備えてもよい。
本発明によれば、整流器により、発電装置からの発電電力が整流されて直流共通母線に供給されるとともに、電圧昇圧装置により、発電装置からの発電電力が昇圧整流されて直流共通母線に供給されるため、発電装置のディーゼルエンジン回転速度が変化して、発電機で発電される電力の周波数や電力量が変化した場合でも、電圧昇圧装置から直流共通母線に対して発電電力が補助的に供給される。
したがって、負荷に見合った回転速度で発電装置のエンジンディーゼルエンジンを運転する場合でも、そのエンジン回転速度の変化に関係なく、所望の発電電力を安定して供給することができ、運転コストの効果的な削減と発電電力の安定供給の両方を実現することが可能となる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[本実施の形態の構成]
まず、図1を参照して、本発明の一実施の形態にかかるクレーン装置について説明する。図1は、本発明の一実施の形態にかかるクレーン装置の構成を示す機能ブロック図である。
このクレーン装置1は、エンジン駆動で発電した電力を直流共通母線に供給することにより、直流共通母線に接続された電動機を駆動して荷物の積み降ろしを行う装置であり、主な構成として、エンジン発電装置1、整流器13、電圧昇圧装置2、主巻電動機30、走行電動機31,32、横行電動機33、インバータ41〜44、放電装置5、蓄電装置6、コントローラ7、および直流共通母線9が設けられている。
本実施の形態は、直流共通母線9に対する整流器13からの電力供給と並行して、電圧昇圧装置2により、エンジン発電装置1からの発電電力を昇圧整流して直流共通母線9に供給するようにしたものである。
以下、本実施の形態にかかるクレーン装置の構成について詳細に説明する。
エンジン発電装置1は、ディーゼルエンジン(DE)11と交流発電機(G)12を有し、ディーセルエンジン11で交流発電機12を駆動することにより交流電力を発電して出力する装置であり、単位時間あたりのエンジン回転数、すなわちエンジン回転速度を示すコントローラ7からの運転指示10に基づいて、ディーゼルエンジン11のエンジン回転速度を変更する機能を有している。
整流器13は、エンジン発電装置1と直流共通母線9との間に接続され、エンジン発電装置1から出力された交流電力を直流電力に整流して直流共通母線9へ供給する整流装置である。
電圧昇圧装置2は、整流器13に対して並列的に、エンジン発電装置1と直流共通母線9との間に接続され、エンジン発電装置1から出力された交流電力を昇圧整流して直流共通母線9へ供給する装置である。電圧昇圧装置2の具体例としては、電圧昇圧用のチョッパ装置がある。
主巻電動機30は、荷物の昇降を行うための交流電動機である。走行電動機31,42は、架台の走行を行うための交流電動機である。横行電動機33は、架台の横行を行うための交流電動機である。
インバータ41は、直流共通母線9上の直流電力を交流電力に変換して主巻電動機30および走行電動機31へ供給するDC/AC変換器である。
インバータ42は、直流共通母線9上の直流電力を交流電力に変換して主巻電動機30および走行電動機32へ供給するDC/AC変換器である。
インバータ43は、直流共通母線9上の直流電力を交流電力に変換して横行電動機33へ供給するDC/AC変換器である。
インバータ44は、直流共通母線9上の直流電力を交流電力に変換して照明、空調、および各種補機の電源として供給するDC/AC変換器である。
放電装置5は、荷物の吊り降ろし時などの回生時に直流共通母線9上に発生した余剰直流電力を、抵抗器などを用いて放電する回路装置である。
蓄電装置6は、電池やコンデンサなどの蓄電池を内蔵する回路装置であり、整流器13および電圧昇圧装置2から直流共通母線9に対する電力供給状況または/およびクレーンの運転状況に応じて、直流共通母線9に対して蓄電池による充放電を行う機能を有している。
コントローラ7は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、マイクロプロセッサまたは周辺回路に設けられたメモリからプログラムを読み込んで実行することにより、プログラムと上記ハードウェアとを協働させて、クレーン装置全体を制御するための各種機能を有している。
コントローラ7の主な機能としては、操作レバーや操作スイッチを介して検出した操作者のクレーン操作70に基づいて、インバータ41〜44を制御して、荷物の昇降、架台の走行や横行などの運転を制御するクレーン運転機能、直流共通母線9に対するエンジン発電装置1から整流器13および電圧昇圧装置2を介した電力供給状況を確認する電力供給状況確認機能、および確認した電力供給状況に基づいてディーゼルエンジン回転速度を示す運転指示10をエンジン発電装置1へ出力する発電制御機能がある。
電力供給状況確認機能により、直流共通母線9に対する電力供給状況を確認する場合、必要とされる負荷電力と所定のしきい値とを比較すれば、電力供給の過不足を確認できる。
負荷電力を求めるための具体的方法としては、直流共通母線9へ供給されている電力の変動、電動機30〜33の回転速度(単位時間当たりの回転数)、または操作者によるクレーン操作70から求める方法が考えられ、少なくともこれら3つの方法のいずれかを用いればよい。
直流共通母線9へ供給されている電力の変動を用いる方法については、例えば整流器13,23から直流共通母線9へ供給される電力の電流および電圧を監視し、これら電流および電圧から実際に供給されている電力を負荷電力として算出すればよい。
電動機30〜33の回転速度45を用いる方法については、コントローラ7からインバータ41〜44へ指示した回転速度を用い、この回転速度と各電動機30〜33の動作特性とから電動機30〜33で消費する負荷電力を算出すればよい。なお、回転速度45は、インバータ41〜44から電動機30〜33へ出力される交流電力の出力周波数と等しいため、インバータ41〜44の出力周波数を回転速度45として取得して用いてもよい。
クレーン操作70を用いる方法については、荷物の昇降、架台の走行や横行などの運転操作ごとに必要な負荷電力を予め計測してメモリに保存しておき、実際に検出したクレーン操作70に対応する負荷電力をメモリから読み出せばよい。
[本実施の形態の動作]
次に、図2〜図4を参照して、本発明の一実施の形態にかかるクレーン装置の動作について詳細に説明する。図2は、本発明の一実施の形態にかかるクレーン装置の発電制御処理を示すフローチャートである。図3は、整流器を介して供給される主供給電力と電圧昇圧装置を介して供給される副供給電力の電力供給特性である。図4は、整流器および電圧昇圧装置の両方から供給される供給電力を示す電力供給特性である。ここでは、直流共通母線9へ供給されている電力の変動に基づいて電力供給状況を確認する場合を例として説明する。
コントローラ7は、操作者による運転開始操作の検出に応じて、エンジン発電装置1に対して発電開始を示す運転指示10を出力した後、図2の発電制御処理を開始する。
コントローラ7は、まず、電力供給状況確認機能により、直流共通母線9へ供給された供給電力14を検出し(ステップ100)、この供給電力14に応じたエンジン回転速度Nを算出する(ステップ101)。
エンジン発電装置1は、整流器13を介して直流共通母線9へ供給する主供給電力PMとエンジン回転速度Nとについて、図3に示すような電力供給特性を有している。この種の電力供給特性は、一般的に、エンジン回転速度Nの増加に応じて主供給電力PMが単調増加し、所定の最大電力値に達した後に減衰する傾向がある。したがって、コントローラ7のメモリにこのような電力供給特性を関数や表形式で予め保存しておけば、所望の主供給電力PMすなわち検出した供給電力14を供給するのに必要なエンジン回転速度Nを算出できる。
次に、コントローラ7は、発電制御機能により、電力供給状況確認機能で算出したエンジン回転速度Nを示す運転指示10をエンジン発電装置1へ出力し(ステップ102)、ステップ100へ戻る。
これにより、直流共通母線9に対する電力供給状況に応じてエンジン発電装置1のエンジン回転速度が調整されるため、負荷に見合った回転速度でディーゼルエンジンが運転でき、燃費を改善できる。
この際、エンジン発電装置1のエンジン回転速度の変化は、交流発電機12の回転速度、すなわち交流発電機12で発電される交流電力の周波数の変化として表れる。このため、整流器13から出力される主供給電力PMも、入力される交流電力の周波数に応じて変化する。
これに対して、電圧昇圧装置2は、図3に示すように、エンジン発電装置1のエンジン回転速度Nの変化に関係なく、エンジン発電装置1からの発電電力を昇圧整流し、一定の副供給電力PSaとして直流共通母線9へ供給する。
したがって、主供給電力PMと並行して副供給電力PSが直流共通母線9へ出力されるため、整流器および電圧昇圧装置の両方から供給される供給電力14は、図3に示した両方の電力供給特性が合成されて、図4のような電力供給特性となる。すなわち、エンジン回転速度NがNth未満の場合には、主供給電力PM<副供給電力PSaとなって直流共通母線9へは副供給電力PSaが供給され、エンジン回転速度NがNth以上の場合には、主供給電力PM≧副供給電力PSaとなって直流共通母線9へは主供給電力PMが供給される。
これにより、エンジン発電装置1のエンジン回転速度Nの変化に関係なく、所望の発電電力を安定して供給することができる。
[本実施の形態の動作例]
次に、図5を参照して、本発明の一実施の形態にかかるクレーン装置の動作例について説明する。図5は、本発明の一実施の形態にかかるクレーン装置の動作例を示すタイミングチャートである。ここでは、負荷電力34が低下してエンジン発電装置1のエンジン回転速度が低下した場合を例として説明する。
時刻T0以前において、負荷電力34がPLaである任意のクレーン動作が行われており、コントローラ7により、エンジン発電装置1のエンジン回転速度NがNbに設定されているものとする。このとき、主供給電力PMはPMaであり、副供給電力PSa(一定値)より大きいため、供給電力14としてPMaが供給されている。
時刻T0において、クレーン動作が終了して負荷電力34が低下し始めた場合、コントローラ7は徐々に低下する負荷電力34に応じたエンジン回転速度Nを運転指示10により順次設定する。これにより、エンジン発電装置1がエンジン回転速度Nを徐々に低下させるため、主供給電力PMは徐々に低下し、供給電力14も徐々に低下する。
この後、負荷電力34は、時刻T2においてPLbまで低下し、エンジン回転速度NもNbまで低減し、主供給電力PMもPMbまで低下する。
ここで、主供給電力PMがPSa(>PLb)まで低下した時刻T1の時点でPSa>PMとなるため、時刻T1以降、供給電力14は副供給電力PMのPMaに保持される。
その後、時刻T3において、新たなクレーン動作が開始されて負荷電力34が上昇し始めた場合、コントローラ7は徐々に上昇する負荷電力34に応じたエンジン回転速度Nを運転指示10により順次設定する。これにより、エンジン発電装置1がエンジン回転速度Nを徐々に上昇させるため、主供給電力PMは徐々に上昇し、供給電力14も徐々に上昇する。
この後、負荷電力34は、時刻T5においてPLaまで上昇し、エンジン回転速度NもNaまで上昇し、主供給電力PMもPMaまで上昇する。
ここで、主供給電力PMがPSa(<PLa)まで上昇した時刻T4の時点でPSa<PMとなるため、時刻T4以降、供給電力14は主供給電力PSと等しくなる。
[本実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、直流共通母線9に対する整流器13からの電力供給と並行して、電圧昇圧装置2により、エンジン発電装置1からの発電電力を昇圧整流して直流共通母線9に供給するようにしたので、例えば負荷低下に応じてエンジン発電装置1のエンジン回転速度Nを低下させたことにより、整流器13からの供給電力が低下した場合でも、電圧昇圧装置2から供給電力で補われる。
このため、負荷に見合った回転速度でエンジン発電装置1のエンジンディーゼルエンジンを運転する場合でも、そのエンジン回転速度の変化に関係なく、所望の発電電力を安定して供給することができ、運転コストの効果的な削減と発電電力の安定供給の両方を実現することが可能となる。
また、電圧昇圧装置2は、一般的に、蓄電装置より安価なコストの設備規模で、クレーン動作終了までの長期間にわたって蓄電装置より大きな電力を安定して供給することができる。これにより、クレーン装置全体として効果的なコスト削減が得られる。
また、本実施の形態において、図1に示すように、蓄電装置6を直流共通母線9に接続して、整流器13および電圧昇圧装置2から直流共通母線9に対する電力供給状況または当該クレーンの運転状況に応じて、直流共通母線9に対して蓄電池による充放電を行うようにしてもよい。
例えば図2に示すように、時刻T3においてエンジン発電装置1のエンジン回転速度Nを上げ始めてから主供給電力14が最大値PMに達する時刻T5までの間、整流器13から直流共通母線9に対する電力供給が追いつかない場合がある。このような場合には、蓄電装置6の蓄電池から直流共通母線9に対して放電し、不足分の電力を補うことができる。また時刻T0からの回生時や電動機30〜33での消費電力が低い期間に直流共通母線9に発生した余剰電力を蓄電装置6の蓄電池に充電すれば、余剰電力を有効利用できる。
蓄電装置6での充放電制御については、例えば、エンジン発電装置1に対する運転指示10と同様にして、コントローラ7により、直流共通母線9に対する整流器13および電圧昇圧装置2からの電力供給状況、または/およびクレーン操作70から得た当該クレーンの運転状況に基づいて、蓄電装置6に対する充放電指示を出力するようにしてもよい。
あるいは、蓄電装置6に充放電制御機能を設け、直流共通母線9の直流電圧が所定の放電しきい値以下に低下した場合に、蓄電池に蓄積されている直流電力を直流共通母線9に供給し、直流共通母線9の直流電圧が所定の充電しきい値以上に上昇した場合に、直流共通母線9上の直流電力を蓄電池へ充電するようにしてもよい。
これにより、電動機30〜33の回転加速時など多くの電力が必要となる期間において、エンジン発電装置1、整流器13、および電圧昇圧装置2に対して大きな負荷がかかるのを回避することができる。また、蓄電装置6は、このような負荷電力がピークとなる期間だけ一時的に使用されるため、大きな蓄電容量を必要とせず、前述した従来技術と比較して蓄電装置6に必要な設備コストを低減できる。
[実施の形態の拡張]
以上の実施の形態では、コントローラ7により負荷電力を取得するための具体的構成として、直流共通母線9へ供給されている電力の変動を算出する場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、電動機30〜33の回転速度45や操作者によるクレーン操作70に応じて負荷電力を算出してもよく、前述と同様の作用効果が得られる。
例えば、電動機30〜33の回転速度45は、それぞれの消費電力と密接な関係があり、各電動機30〜33の動作特性として示すことができる。またこれら回転速度45は、各インバータ41〜44から出力する交流電力の周波数と等しい。したがって、コントローラ7において、予めメモリに保存しておいた各電動機30〜33の動作特性を参照して、各インバータ41〜44から取得した回転速度45に対応する消費電力を求め、これら消費電力の総和により負荷電力34を算出すればよい。
また、荷物の昇降、さらには架台の走行や横行などの個々のクレーン動作は、それぞれ固有の負荷電力を必要とし、両者の関係はある程度固定的な関係として捉えることができる。したがって、コントローラ7のメモリにクレーン動作とその動作に必要な負荷電力との対応関係を予め保存しておき、クレーン操作70で操作入力に応じて上記対応関係を参照し、操作入力されたクレーン操作に必要なクレーン動作ごとに負荷電力を取得し、これらの総和から操作入力されたクレーン操作に必要な負荷電力を算出すればよい。
本発明の一実施の形態にかかるクレーン装置の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施の形態にかかるクレーン装置の発電制御処理を示すフローチャートである。 整流器を介して供給される主供給電力と電圧昇圧装置を介して供給される副供給電力の電力供給特性である。 整流器および電圧昇圧装置の両方から供給される供給電力を示す電力供給特性である。 本発明の一実施の形態にかかるクレーン装置の動作例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1…エンジン発電装置、10…運転指示、11…ディーゼルエンジン、12…交流発電機、13…整流器、14…供給電力、2…電圧昇圧装置、30…主巻電動機、31,32…走行電動機、33…横行電動機、34…負荷電力、41〜44…インバータ、45…回転速度、5…放電装置、6…蓄電装置、7…コントローラ、70…クレーン操作、9…直流共通母線、PM…主供給電力、PS…副供給電力。

Claims (3)

  1. エンジン発電装置で発電した電力を直流共通母線に供給することにより、この直流共通母線に接続された電動機を駆動して荷物の積み降ろしを行うクレーン装置であって、
    前記電動機で消費する負荷電力に応じたエンジン回転速度を示す運転指示を前記エンジン発電装置へ出力するコントローラと、
    エンジンで発電機を駆動して交流電力を出力するとともに、コントローラからの運転指示に応じたエンジン回転速度で当該エンジンを運転する前記エンジン発電装置と、
    前記エンジン発電装置からの交流電力を整流し、得られた主供給電力を前記直流共通母線に供給する整流器と、
    前記エンジン発電装置からの交流電力を昇圧整流し、得られた副供給電力を前記主供給電力と並行して前記直流共通母線に供給する電圧昇圧装置とを備え、
    前記コントローラは、クレーン動作が終了した場合、前記運転指示により、前記主供給電力が前記副供給電力より低くなるよう前記エンジン回転速度を低減する
    ことを特徴とするクレーン装置。
  2. 請求項1に記載のクレーン装置において、
    電池やコンデンサなどの蓄電池を有し、前記整流器および前記電圧昇圧装置から前記直流共通母線に対する電力供給状況または当該クレーンの運転状況に応じて、前記直流共通母線に対して前記蓄電池による充放電を行う蓄電装置をさらに備えることを特徴とするクレーン装置。
  3. 請求項1に記載のクレーン装置において、
    電池やコンデンサなどの蓄電池を有し、前記直流共通母線の直流電圧が所定の放電しきい値以下に低下した場合に、前記蓄電池に蓄積されている直流電力を前記直流共通母線に供給し、前記直流共通母線の直流電圧が所定の充電しきい値以上に上昇した場合に、前記直流共通母線から直流電力を前記蓄電池へ充電する蓄電装置をさらに備えることを特徴とするクレーン装置。
JP2007095694A 2007-03-30 2007-03-30 クレーン装置 Active JP5196827B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007095694A JP5196827B2 (ja) 2007-03-30 2007-03-30 クレーン装置
PCT/JP2008/056419 WO2008123513A1 (ja) 2007-03-30 2008-03-31 クレーン装置
CN200880011105.XA CN101652312B (zh) 2007-03-30 2008-03-31 起重机装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007095694A JP5196827B2 (ja) 2007-03-30 2007-03-30 クレーン装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008254829A JP2008254829A (ja) 2008-10-23
JP5196827B2 true JP5196827B2 (ja) 2013-05-15

Family

ID=39830990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007095694A Active JP5196827B2 (ja) 2007-03-30 2007-03-30 クレーン装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5196827B2 (ja)
CN (1) CN101652312B (ja)
WO (1) WO2008123513A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9802794B2 (en) * 2013-02-13 2017-10-31 Mitsui Engineering & Shipbuilding Co., Ltd. Crane apparatus, container yard, and feeding method
CN106653283B (zh) * 2016-11-08 2018-06-05 株洲悍威磁电科技有限公司 一种便携式电永磁铁的控制装置及系统

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55109142A (en) * 1979-02-14 1980-08-22 Tokyo Shibaura Electric Co Method of operating generators in parallel
JPH02241371A (ja) * 1989-03-14 1990-09-26 Mitsubishi Electric Corp 電圧形インバータ
EP1040260B1 (en) * 1997-12-20 2003-07-23 AlliedSignal Inc. Constant turbine inlet temperature control of a microturbine power generating system
JP2000289983A (ja) * 1999-03-31 2000-10-17 Kobelco Contstruction Machinery Ltd クレーン
JP2001163574A (ja) * 1999-12-10 2001-06-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd クレーン装置
CN2511040Y (zh) * 2001-12-14 2002-09-11 胡传胜 电动力机
JP4876429B2 (ja) * 2005-04-13 2012-02-15 日産自動車株式会社 車両用駆動制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101652312B (zh) 2015-07-29
JP2008254829A (ja) 2008-10-23
CN101652312A (zh) 2010-02-17
WO2008123513A1 (ja) 2008-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6187377B2 (ja) 車両の充電装置
US8410744B2 (en) Motor driving apparatus
JP2014147226A (ja) 蓄電装置および抵抗放電装置を有するモータ制御装置
TW201111266A (en) Hybrid electric power source device for crane and method for controlling hybrid electric power source device for crane
JP4864440B2 (ja) エレベータ装置
JP5274787B2 (ja) クレーン装置
JP5751764B2 (ja) クレーン制御装置、及びクレーン装置
JP5173228B2 (ja) クレーン装置
JP5196827B2 (ja) クレーン装置
JP6284611B2 (ja) エンジン駆動発電装置
WO2012043479A1 (ja) ハイブリッド式駆動装置、クレーン制御装置、及びクレーン装置
JP5173124B2 (ja) エレベータの制御装置
JP2008050095A (ja) 港湾荷役クレーンシステムの制御方法
JP4897545B2 (ja) クレーン装置およびエンジン回転速度制御方法
JP5009668B2 (ja) クレーン装置
JP5009666B2 (ja) クレーン装置およびクレーン制御方法
WO2015145748A1 (ja) クレーン装置、電力供給ユニットおよび改造方法
JP2010083639A (ja) クレーン装置およびクレーン制御方法
JP6116774B1 (ja) Pn母線共通システム、回生制御装置及び回生制御方法
JP2016052869A (ja) 充電制御装置
JP4897540B2 (ja) クレーン装置
JP2011050196A (ja) 制御方法及び制御装置
JP2005102410A (ja) エレベータの制御装置
JP5009665B2 (ja) クレーン装置
JP2005073479A (ja) 車両用電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130205

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5196827

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350