JP5196547B2 - 主装置、該主装置への多機能ユニットの実装方法及びそのプログラム - Google Patents

主装置、該主装置への多機能ユニットの実装方法及びそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、構内交換機の各機能及び回線を有するユニットを、物理的に1つのユニットに実装する主装置、該主装置への多機能ユニットの実装方法及びそのプログラムに関する。
従来、構内交換機の各回線機能は物理的なユニットに1対1で対応していた。例えば、ISDN回線とアナログ回線を使用するシステムの場合、ISDN用ユニット及びアナログ回線用ユニットの2つが必要であり、主装置の物理的なスロット毎にユニットを実装しなければならない。
ISDN回線とアナログ回線を使用するシステムの場合は、2つの物理スロットを使用することになり、スロット数が少ない主装置では、他の機能のユニットを使用することが不可能となる。
そのため、複数のユニットを主装置に実装するという以下の技術がある。
実開平05−079972号公報 特開平09−198157号公報
しかしながら、上記特許文献1の発明は、異なる機能を有する2種類の電気機器について共通に使用できる回路に関するものであるが、回路に接続される異種の電気機器が機能に応じて選択使用される具体的な方法を説明していないという問題点がある。
又、上記特許文献2の発明は、子装置毎の実装位置情報を備え、親装置は任意のスロットに任意の子装置を実装可能とするものであるが、有限な物理スロットの数的な限界を超えて、機能が異なる子装置を多数実装する発明ではないという問題点がある。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、主装置の1つの物理スロットに異なる機能を有するユニットを実装でき、これら複数のユニットが統合された多機能ユニットが実装される主装置、該主装置への多機能ユニットの実装方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明に係る主装置は、物理スロットを有し、該物理スロットに複数の機能を有する多機能ユニットが実装される主装置であって、複数の仮想スロットと、前記多機能ユニットが有する機能のそれぞれについて固有の制御を行うスロット機能制御部と、前記物理スロットのそれぞれに少なくとも1以上の前記仮想スロットを対応づけた物理スロット−仮想スロット変換テーブルと、前記仮想スロットのそれぞれに前記スロット機能制御部を対応づけた機能制御部−仮想スロット変換テーブルと、前記物理スロットを経由して前記多機能ユニットから前記多機能ユニットの一機能に係る制御データを上りデータとして受信し、該制御データと前記物理スロット−仮想スロット変換テーブルと前記機能制御部−仮想スロット変換テーブルとに基づいて、前記一機能について前記物理スロットに対応する仮想スロットを一意に特定し、該特定した仮想スロットに前記制御データを送信する物理スロット−仮想スロット変換部と、を備え、前記物理スロット−仮想スロット変換部は、前記仮想スロットから前記一機能に係る制御データを下りデータとして受信した場合は、該制御データと前記機能制御部−仮想スロット変換テーブルと前記物理スロット−仮想スロット変換テーブルとに基づいて、前記仮想スロットに対応する物理スロットを特定することを特徴とする。
上述の課題を解決するため、本発明に係る主装置への多機能ユニットの実装方法は、主装置の物理スロットに、複数の機能を有する多機能ユニットを実装する、該主装置への多機能ユニットの実装方法であって、前記主装置に、複数の仮想スロットを設定する手順と、前記主装置に、前記多機能ユニットが有する機能のそれぞれについて固有の制御を行うスロット機能制御部を設定する手順と、前記物理スロットのそれぞれに少なくとも1以上の前記仮想スロットを対応づけた物理スロット−仮想スロット変換テーブルを定義する手順と、前記仮想スロットのそれぞれに前記スロット機能制御部を対応づけた機能制御部−仮想スロット変換テーブルを定義する手順と、前記多機能ユニットから前記物理スロットを経由して前記多機能ユニットが有する一機能に係る制御データを上りデータとして前記主装置が受信する手順と、該制御データと前記物理スロット−仮想スロット変換テーブルと前記機能制御部−仮想スロット変換テーブルとに基づいて、前記主装置が前記一機能について前記物理スロットに対応する仮想スロットを一意に特定する手順と、該特定した仮想スロットに前記制御データを受け渡す手順と、前記仮想スロットが前記一機能に係る制御データを下りデータとして送信する手順と、該制御データと前記機能制御部−仮想スロット変換テーブルと前記物理スロット−仮想スロット変換テーブルとに基づいて、前記仮想スロットに対応する物理スロットを特定する手順と、を備えることを特徴とする。
上述の課題を解決するため、本発明に係る主装置への多機能ユニット実装のプログラムは、主装置の物理スロットに、複数の機能を有する多機能ユニットを実装する、該主装置への多機能ユニット実装のプログラムであって、前記主装置に、複数の仮想スロットを設定する処理と、前記主装置に、前記多機能ユニットが有する機能のそれぞれについて固有の制御を行うスロット機能制御部を設定する処理と、前記物理スロットのそれぞれに少なくとも1以上の前記仮想スロットを対応づけた物理スロット−仮想スロット変換テーブルを定義する処理と、前記仮想スロットのそれぞれに前記スロット機能制御部を対応づけた機能制御部−仮想スロット変換テーブルを定義する処理と、前記多機能ユニットから前記物理スロットを経由して前記多機能ユニットが有する一機能に係る制御データを上りデータとして前記主装置が受信する処理と、該制御データと前記物理スロット−仮想スロット変換テーブルと前記機能制御部−仮想スロット変換テーブルとに基づいて、前記主装置が前記一機能について前記物理スロットに対応する仮想スロットを一意に特定する処理と、該特定した仮想スロットに前記制御データを受け渡す処理と、前記仮想スロットが前記一機能に係る制御データを下りデータとして送信する処理と、該制御データと前記機能制御部−仮想スロット変換テーブルと前記物理スロット−仮想スロット変換テーブルとに基づいて、前記仮想スロットに対応する物理スロットを特定する処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、物理スロット−仮想スロット変換部が、物理スロットを経由して多機能ユニットから受信した上りデータと、物理スロット−仮想スロット変換テーブルと、機能制御部−仮想スロット変換テーブルとに基づいて、多機能ユニットの一機能について前記物理スロットに対応する仮想スロットを一意に特定し、かつ下りデータと、機能制御部−仮想スロット変換テーブルと、物理スロット−仮想スロット変換テーブルとに基づいて、仮想スロットに対応する物理スロットを特定することにより、主装置の1つの物理スロットに異なる機能を有するユニットを実装でき、これら複数のユニットが統合された多機能ユニットが実装される主装置、該主装置への多機能ユニットの実装方法及びそのプログラムを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
プログラム制御により動作する主装置では、ハードウェアのリソース管理、すなわち、端末、回線等の管理をパッケージ管理という形で行っている。
従って、ネットワーク上のリソースを自分のリソースであるかのように扱うためにはネットワーク上のパッケージをあたかも自分のパッケージであるかのように扱うことができればよい。
図1にネットワーク間のパッケージ管理の概念図を示す。
主装置2にパッケージをインストールしたとき、パッケージの情報と、それに接続されている端末や回線等の情報はイーサネット(登録商標)経由で主装置1に伝達される。
一方、主装置2では、それらの情報は一切、パッケージ制御部や呼制御部に伝わらないため、主装置2としては、何も状況に変化があったようには見えない。
主装置1は、主装置2から上がってくるデータを下位のレイヤーで処理し、あたかも、自分のスロットから情報があがってきたかのように見せるため、主装置1としては、自分のスロットにパッケージが実装されたように見える。
また、パッケージに対する指示(下りデータ)に関しても、下位のレイヤーで処理し、仮想パッケージに対する指示は、ネットワーク上にある実パッケージに伝達する。
以上の仕組みを導入することにより、ネットワーク上のリソースをあたかも自分のリソースであるかのように扱うことが可能になる。
従って、呼制御などの上位のレイヤーでは、ネットワーク上であることを意識することなく、リソースを自由に使用できる。
図2に、本発明によるネットワーキングの構成図を示す。
ネットワーク上の全リソースを管理し、全ての呼制御を行う主装置をマスターと呼ぶ。
他方、マスターに接続し、パッケージ情報を提供し、マスターからの指示にしたがう主装置をスレーブと呼ぶ。
本発明によるネットワーキングを行うためには、ネットワークを構成する複数の主装置の中で一台の主装置がマスターになる必要がある。スレーブは全てマスターに接続し、その指示に従い、自分では一切、呼制御等の処理を行わない。すなわち、スレーブが呼制御などを行うための機能部を持っていたとしても、これらは休止状態となる。
マスターは複数のスレーブを制御することができ、スレーブとして接続された主装置のリソースを全て自分のもののように扱うことができる。
以上によって、マスターと、スレーブにより構成されたネットワークがあたかも1つのシステムであるかのように振舞うことができる。
どの主装置がマスター、またはスレーブになるかといった情報、また、それぞれどのIPアドレスで接続されているかという情報はあらかじめ設定が必要である。
マスターとして設定された主装置は、スレーブの接続を待ち、スレーブは、あらかじめ設定されたマスターのIPアドレスに対し、接続を行う。
このようにして、マスターとスレーブの接続が確立されたあと、パッケージ情報の伝達等が行われ、ネットワークとして動作するようになる。
又、マスターが万が一、ダウンしたとき、これに接続する全ての主装置が利用不可能になってしまう。これを防ぐために、マスターがダウンしたときは、1又は複数のスレーブのうちの1つがマスターになり、マスターの役割を代行する(Redundancy)。
マスターがダウンしたとき、どのスレーブが代行するかという情報は、あらかじめ設定をしておく必要がある。
次に、ネットワーク上のリソースの集中管理を行うための具体的方法について説明する。
図3にネットワーキングにおけるシステム構成を示す。
ネットワーク上にマスターは唯1つ存在し、全てのスレーブを制御する。
ネットワーク上で各システムを識別するために、各システムはそれぞれシステムIDという重複しない値を持つ。
図4に、本発明におけるスロット管理の概念図を示す。
ネットワークに接続する、システムIDを持つ各システムには、スロットに物理的にパッケージがインストールされているが、これらの情報は、仮想スロットデータベースとして、一元的にまとめられ、マスターシステムで管理される。
マスターは、この仮想スロットデータベースを参照してスロットを制御する。
他システムのスロットであれば、物理的なスロットは、IP網で接続された遠隔地に存在するが、マスターは、遠隔地にある物理スロットを意識することなく、あたかもそれが自分のスロットであるかのように扱うことができる。
従って、そのスロットにインストールされたパッケージに接続された端末、回線も自システムに接続された端末、回線と同じように扱うことができる。
これを表した図を図5に示す。
システムID:1のシステムには、端末を接続するパッケージ、システムID:2のシステムには、公衆回線に接続する回線を収容するパッケージ、システム:3のシステムには、IPネットワークに接続するIP回線を収容するパッケージがそれぞれインストールされている。
これらの物理的なスロットは、仮想スロットとして管理されているので、スロットに接続するパッケージに収容された端末、回線等を自システム同様、自由に制御できる。
以上の方法によって、ネットワークに分散したシステムであっても制限なく主装置の機能を利用することができる。
図5で示した各システムは、図3にあらわされるように、一台のマスターがそれ以外のスレーブを制御するサーバー・クライアント型の構成となっており、マスターが、自システム含め、全ての主装置の呼処理、データベース管理を行う。また、仮想スロットの管理もマスターが行う。
各システムはIPで接続されており、各システムを識別するためにそれぞれ固有のシステムIDを持つ。
システム1には、端末を収容するパッケージ、システム2には、通常回線を収容するパッケージ、システム3には、IP回線を収容するパッケージがそれぞれ収容されている。
これらは、仮想スロットデータベースで情報が管理されている。このデータは、基本的にマスターで管理されるが、マスターが交代したときのために、各スレーブでも同一のデータを保持している。
図5で示した実施例について、データの流れの観点から説明を加える。
図6は、従来のパッケージ制御のデータの流れを示したものである。
図6のように、パッケージからの上りデータは、スロットI/F101から、IOCS(入出力制御モジュール)103を介し、CAPS(呼制御モジュール)/OPMS(パッケージ、端末管理モジュール)105に送られる。
そして、CAPS/OPMS105でデータが処理され、IOCS103を介して、スロットI/F101に下りの指示が行われる。たとえば、パッケージがインストールされたとき、上りデータとして、OPMS105にデータが送られ、パッケージがインストールされたことを認識し、パッケージに対し、立ち上げを許可するという、パッケージの起動制御や、スロットにインストールされたパッケージに接続された端末がオフフックした場合なども、上りデータとして、CAPS105にオフフックした旨を伝え、CAPS105はそれを受け、端末にダイヤルトーンを出すコマンドを、IOCS103経由で下りデータとして送出する、などである。
図6では、スロットI/F101からのデータを直接、入力データとして上位モジュールに上げているので、当然、自システムに接続されたスロットしか制御できない。
図7に、本実施形態におけるデータの流れを示す。
図7の通り、スロットの入出力を制御するスロット制御モジュール107と、スロット情報を管理するスロット管理モジュール109を新たに追加することで、ネットワークを介したスロット管理を実現する。
スロットからの上りデータは、一旦、スロット制御モジュール107にスプールされ、自システムの属するマスターのスロット管理モジュール109に送られる。自身がマスターである場合は、自身のスロット管理モジュール109に送られる。スロット管理モジュール109に送られたデータは、上位モジュールであるIOCS103に対し、データをある特定のスロットからデータが上がってきたかのように見せる。
ここで、図8を示し、スロット管理モジュール109の動作について、説明を加える。
スロット管理モジュール109は、ある特定のシステムの特定のスロットからデータを受け取ったとき、もし、それが、いままでに認識していないシステムのスロットであった場合、新たに仮想的なスロット番号をアサインし、以後、そのシステムのスロットを、アサインした仮想的なスロット番号のスロットとして扱う。
例えば、システム1のスロット1より上りデータがあがってきた場合、それがいままでに認識していないスロットであった場合、仮想スロットとしてスロット1をアサインする。
このようにして、新たに仮想スロットをアサインしたとき、図8のような物理スロット/仮想スロット対照表111を作成していく。
以後、システム1のスロット1よりあがってきたデータは、IOCS,CAPS等の上位モジュールでは、自システムのスロット1であるかのように扱われ、ネットワークを意識する必要すらなくなる。
実際に、スロットに下りデータを送出し、ハードウェアに指示を出すときは、物理スロット/仮想スロット対照表111を参照して、適切なシステムのスロットに対して指示を出す。
その指示は、各システムのスロット制御モジュール107に届けられ、各システムの実際のパッケージに対してコマンドが送られる。
以上のように、ネットワーク上のスロットを制御、管理するモジュールを導入することで、主装置の処理の大部分では、ネットワークを意識する必要がなく、あたかも、自分のシステムを制御するかのようにハードウェアを制御することが可能となる。
なお、仮想スロットの個数については、物理スロットのようにハードウェア的な制限がなく、システムのメモリが許す限り、無限にアサインすることが可能である。
又、システムの内部的には、通常、仮想スロット番号で処理がされるが、システムデータの設定など、ユーザーの目に見える部分では、どのシステムのどのスロットなのか識別したい場合がある。
その場合には、物理スロット/仮想スロット対照表111を参照して、物理スロットで設定等を行うことができる。
[第2の実施形態]
次に本発明の第2の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。ここで、図9は、本発明の実施形態の基本的な概念図である。
この図9では、主装置に従属して動作する複数のシステムの物理スロットを、主装置において一元管理することを目的として、各システムの物理スロットに仮想スロットを割り当てている。なお、各システムには、ネットワーク上で各システムを識別するために、1〜3の他のシステムとは重複しないシステムIDが割り振られている。
各システムの物理スロットは仮想スロットデータベースによって、仮想スロットと対応づけられているので、複数のシステムの物理スロットを、あたかも同一システムのスロットのように扱うことが出来るようになり、システム間のネットワーキングの実現が容易となる。
この仮想スロットデータベースにおける物理スロットと仮想スロットとの対応づけは、パッケージが接続されると、主装置のメインソフトがそのパッケージのサポートする端末、回線種別を取得し、それぞれのパッケージに対応する仮想スロットを割り当てることによって決定される。
そして、各仮想スロットはそれぞれの端末または回線のみをサポートする。
この仮想スロットの割り当てが行われると、仮想スロットデータベースとして物理スロットと仮想スロットを変換する対照表が作成される。
図10は物理スロット/仮想スロット対照表の図1の場合を示す具体例である。図10の1行目は、システムIDが1のシステム(以下、「システム1」と呼称)の物理スロット1が、主装置の仮想スロット1に対応していることを示している。
以下、2行目ではシステム1の物理スロット2が主装置の仮想スロット2に、3行目ではシステム2の物理スロット1が仮想スロット3に、4行目ではシステム3の物理スロット1が主装置の仮想スロット4に、5行目ではシステム3の物理スロット2が主装置の仮想スロット5に、それぞれ対応している旨が記されている。
図9、10の場合は、仮想スロットと物理スロットを一対一に対応させるものであるが、物理スロット/仮想スロット対照表を図11のように拡張することで、1つの物理スロットを仮想的に分割し、1つのスロットをあたかも複数の分割されたスロットのように扱うことが可能となる。
図11では、物理スロットの項目に「仮想サブスロット」と表記された仮想サブスロットを追加している。
図11の1〜3行目は、システム1の物理スロット1が、仮想サブスロット1〜3に分割され、それぞれが仮想スロット1〜3に対応していることを示している。なお、4、5行目は、システム3に係る記載である。
図11の1〜3行目の記載により、図12のように1つの物理スロットを仮想的に3つの仮想サブスロットに分割して、各仮想サブスロットを仮想スロット1〜3に対応させることができる。
この仮想サブスロットは、概念上のものであり、物理的に存在するわけではない。実際に存在するのはパッケージを収容する物理スロットのみであり、パッケージからの上りデータも主装置からの下りデータもあくまで物理スロットに対して送受信する。
これら上りデータ及び下りデータには、デジタル端末用、アナログ端末用等のパッケージの種別を示す情報が付加される。そのため、各仮想サブスロットが対応するパッケージの種別を前述の仮想スロットデータベースに規定しておくことにより、上りデータ及び下りデータに付加されたパッケージの種別を示す情報を確認して、そのパッケージ種別に対応した仮想サブスロットを選択することが可能となる。
すなわち、実際の入出力インタフェースはあくまで1つの物理スロットであっても、論理的には、種別が異なるパッケージが接続可能な別々のインタフェースで構成されているようにすることができる。
図13は、種別が異なる複数のパッケージを1つの物理スロットに対応させた場合を示す図である。図13では、デジタル端末、アナログ端末、アナログ回線がシステム1の物理スロット1に収容され、主装置内部としては、それぞれの機能について1つずつ仮想スロットを割り当てている。
図13では、デジタル端末をオフフックしたとき、上りデータのパッケージ種別としてデジタル端末であることを示す情報が付加されるので、その情報を確認し、デジタル端末に対応した仮想サブスロットとして仮想サブスロット1を選択し、更に仮想サブスロット1を主装置の仮想スロット1に対応させることが可能となる。
同様にアナログ端末をオフフックしたときも、アナログ端末であることを示す情報が付加されるので、その情報を確認し、アナログ端末に対応した仮想サブスロットとして仮想サブスロット2を選択し、更に仮想サブスロット2を仮想スロット2に対応させることが可能となる。
主装置から各パッケージへの下りデータに関しては、仮想スロットから物理スロットの変換を行うが、該下りデータはデジタル端末に係るものである旨の情報を付記すれば、物理スロット/仮想スロット対照表に基づいて対応する仮想サブスロットが選択される。
例えば、図13では、仮想スロット1からシステム1の物理スロット1にデジタル端末向けの下りデータが送られると、対応する仮想サブスロットとして、仮想サブスロット1が選択される。
このように、複数の種類のパッケージを1つのスロットに収容することが可能なことから、主装置内部的には、あたかもデジタル端末、アナログ端末、アナログ回線それぞれのパッケージがインストールされたかのように扱うことができる。
つぎに、本実施形態の構成及び動作について説明する。図14は、本実施形態におけるデータの流れを示す図である。
図14では、システムIDが1〜3の各システムが備える物理スロットであるスロットI/F101に上りデータが入力されると、この上りデータは、各システムのスロット制御モジュール107にスプールされ、主装置が備えるスロット管理モジュール109に送られる。
スロット管理モジュール109は物理スロット/仮想スロット対照表を備え、スロット制御モジュール107からの上りデータを解析し、上りデータに付加されているパッケージの種別を示す情報からパッケージの種別を判別し、物理スロット/仮想スロット対照表に基づいてそのパッケージの種別に対応する仮想サブスロットを割り出す。
更に、スロット管理モジュール109は、仮想サブスロットに対応する仮想スロットにスロット制御モジュール107からの上りデータを引き渡す。
対応する仮想スロットに引き渡されたデータは、主装置のIOCS(入出力制御モジュール)103を介し、主装置のCAPS(呼制御モジュール)/OPMS(パッケージ、端末管理モジュール)105に送られ、処理される。
また、主装置からの下りデータは、パッケージの種別の情報を付加し、CAPS/OPMS105からIOCS103を介して、スロット管理モジュール109に送られる。
スロット管理モジュール109に送られた下りデータは、スロット管理モジュール109でパッケージの種別の情報が判別され、パッケージの種別に対応した仮想サブスロットが選択される。
図14では、スロット制御モジュール107とスロットI/F101を介してパッケージに送信されるが、前述のように、パッケージの種別に対応した仮想サブスロットが選択されているので、下りデータは、選択された仮想サブスロットに対応付けられた種別のパッケージに送られる。
以上のように、物理スロットから仮想スロットの変換と、仮想スロットから物理スロットへの変換と、を一意に行うことが出来るようになり、各仮想サブスロットに仮想スロットを割り当てることが可能となる。
これによって、物理スロットは1つであっても、論理的には複数のスロットが存在し、それぞれの論理的なスロットに、デジタル端末、アナログ端末またはアナログ回線等の種別が異なるパッケージが接続されているように動作させることができる。
また、新たな端末又は回線が物理スロットに接続された場合、スロット管理モジュール109は、仮想スロットデータベースである物理スロット/仮想スロット対照表に、この物理スロットと、新たに接続された端末又は回線に係る仮想サブスロットと、仮想サブスロットに係る仮想スロットと、の対応付けを定義するようにしてもよい。
本発明による複数の種類のパッケージを1つのスロットに収容することは、主装置の呼制御とは別個の機能であり、主装置の呼制御に係る既存のソフトウェアをそのまま運用することが可能である。
また、物理スロットとして扱われるものは実際に物理的な実体を持つ必要はない。したがって、CPU上に搭載されるドーターボードのようなものや、ハードウェアでない、ソフトウェアのライブラリ等をスロットとして扱うようにしてもよい。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態の構成について図面を参照しながら詳細に説明する。ここで、図15は、本発明の実施形態に係る主装置の機能ブロック図である。
図15において、本発明の第3の実施形態に係る主装置200は、単機能ユニット(1)211が接続される物理スロット(1)221、単機能ユニット(2)212が接続される物理スロット(2)222及び多機能ユニット213が接続される物理スロット(3)223が、物理スロットと仮想スロットのマッピングの管理を行い、物理スロット−仮想スロットとの制御データ送受信を行う物理スロット−仮想スロット変換部231に接続され、物理スロット−仮想スロット変換部231には仮想スロット(1)241、仮想スロット(2)242、仮想スロット(3)243、仮想スロット(7)247、仮想スロット(8)248及び仮想スロット(9)249が接続され、更に、仮想スロット(1)241にはスロット機能制御部(1)251が、仮想スロット(2)242にはスロット機能制御部(2)252が、仮想スロット(7)247にはスロット機能制御部(1)251が、仮想スロット(8)248にはスロット機能制御部(2)252が、仮想スロット(9)249にはスロット機能制御部(3)253が、それぞれ対応している。
ここで、単機能ユニット(1)211及び単機能ユニット(2)212は、機能が単一のユニットであり、多機能ユニット213は、複数の単機能ユニットで構成されたユニットである。なお、ここでいう「機能」とは、第1の実施形態及び第2の実施形態で説明した、デジタル端末、アナログ端末等のパッケージに相当するものであり、「多機能ユニット」は、例えば、これらのパッケージを備えた構内交換機等が相当する。
物理スロット(1)221、物理スロット(2)222及び物理スロット(3)223は、単機能ユニット(1)211、単機能ユニット(2)212及び多機能ユニット213との間でそれぞれ制御データの送受信を行う。
又、仮想スロット(1)241はスロット機能制御部(1)251と、仮想スロット(2)242はスロット機能制御部(2)252と、仮想スロット(7)247はスロット機能制御部(1)251と、仮想スロット(8)248はスロット機能制御部(2)252と、仮想スロット(9)249はスロット機能制御部(3)253と、の間でデータの送受信を行う。
更に、スロット機能制御部(1)251、スロット機能制御部(2)252及びスロット機能制御部(3)253は、各機能のそれぞれについて固有の制御を行う。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る主装置の動作について説明する。ここで、図16は、本発明の実施形態に係る主装置の動作を示したシーケンス図である。
図16において、まず、多機能ユニット213より、多機能ユニット213が有する機能の1つである機能1の制御データを上りデータとして物理スロット仮想スロット変換部231に送信する(S211)。
このS211で送信される制御データは、図17のフォーマットを有するユニット−機能制御部間制御情報であり、Octet1からOctet7までの領域にヘッダをはじめとする制御情報が記載されており、Octet8以降の領域に機能毎に特有のコマンドが記載されている。
物理スロット−仮想スロット変換部231は、多機能ユニット213が実装されている物理スロット(3)223をキーとし、図18の物理スロット−仮想スロット変換テーブルより、対応する仮想スロット番号を抽出する(S212)。
図18の物理スロット−仮想スロット変換テーブルは、物理スロット(1)221、物理スロット(2)222及び物理スロット(3)223と、仮想スロット(1)241、仮想スロット(2)242、仮想スロット(3)243、仮想スロット(7)247、仮想スロット(8)248及び仮想スロット(9)249と、の対応を記載したものである。
この図18では、物理スロット(3)223は仮想スロット(7)247、仮想スロット(8)248及び仮想スロット(9)249に、それぞれ対応している。そのため、物理スロット−仮想スロット変換部231は、多機能ユニット213が実装されている物理スロット(3)223をキーとして、仮想スロット(7)247、仮想スロット(8)248及び仮想スロット(9)249の番号を抽出する。
更に、物理スロット−仮想スロット変換部231は、S211で受信した図17のユニット−機能制御部間制御情報におけるOctet6のApplication type(機能制御部番号)の値をキーとして、図19の機能制御部−仮想スロット変換テーブルより対応する一意の仮想スロットを特定する(S212)。なお、機能制御部番号とは、スロット機能制御部(1)〜(3)を特定する値であり、本実施形態では、スロット機能制御部(1)251には(1)、スロット機能制御部(2)252には(2)、スロット機能制御部(3)253には(3)がそれぞれ割り振られている。
図19は、機能制御部−仮想スロット変換テーブルの一例である。この図19では、機能1に係る機能制御部番号が(1)である場合、この機能制御部番号は仮想スロット番号(1)及び(7)に対応している。
前述のように、多機能ユニット213が実装されている物理スロット(3)223は、仮想スロット(7)247、仮想スロット(8)248及び仮想スロット(9)249に対応しており、かつ機能制御部番号(1)が仮想スロット番号(1)及び(7)に対応していることから、物理スロット(3)223は、機能制御部番号(1)について仮想スロット(7)に対応することが特定できる。
物理スロット−仮想スロット変換部231は、その仮想スロット(7)247にユニット−機能制御部間制御情報のデータを送信する(S213)。
仮想スロット(7)247からは、下りデータとして機能1の制御データが物理スロット−仮想スロット変換部231に送信される(S214)。
物理スロット−仮想スロット変換部231は、仮想スロット(7)247から受信した制御データにおけるOctet6のApplication type(機能制御部番号)の値をキーとして、図19の機能制御部−仮想スロット変換テーブルより対応する仮想スロットを抽出し、更にこの仮想スロット番号をキーとして、図18の物理スロット−仮想スロット変換テーブルより、対応する物理スロット番号を抽出する(S215)。
更に、物理スロット−仮想スロット変換部231は、S211で送信されたユニット−機能制御部間制御情報のデータを、対応する物理スロット(3)223を介して多機能ユニット213に送信する(S216)。
以下同様にして、機能2及び機能3についても、図16のS217以降の手順において、多機能ユニット213から機能2及び機能3に係るユニット−機能制御部間制御情報をそれぞれ送信することにより、物理スロット−仮想スロット変換部231が、機能2及び機能3に対応する物理スロット及び仮想スロットを特定する。
以上のように、物理スロットから仮想スロットの変換と、仮想スロットから物理スロットへの変換と、を一意に行うことが出来るようになり、多機能ユニットの各機能を仮想スロットに割り当てることが可能となる。
又、第1の実施形態、第2の実施形態と同様に、新たな端末又は回線を有する多機能ユニットが物理スロットに接続された場合、主装置は新たな仮想スロットをアサインし、更に多機能ユニットが有する機能のそれぞれについて固有の制御を行うスロット機能制御部を設定し、第1の実施形態及び第2の実施形態における物理スロット/仮想スロット対照表に相当する物理スロット−仮想スロット変換テーブル及び機能制御部−仮想スロット変換テーブルに、この物理スロットと、新たに接続された端末又は回線に係るスロット機能制御部と、このスロット機能制御部に係る仮想スロットと、の対応付けを定義してもよい。
次に、本発明の実施形態における詳細な具体例について説明する。ここで、図20は、本発明の実施形態に係る構内交換機の具体例を示す図である。
この図20では、マスター主装置300のVOIPインタフェース305には、IPネットワーク500を経由してスレーブ主装置320のVOIPインタフェース325が接続されている。
マスター主装置300のCPU301は、メモリ304に記憶されたユニット(パッケージ)情報311及び物理スロット/仮想スロット対照表310と、ソフトウェアモジュール303として備えるスロットI/Fモジュール306、スロット管理モジュール307、IOCS(入出力制御モジュール)308及びCAPS(呼制御モジュール)/OPMS(パッケージ、端末管理モジュール)309とを用いて、多機能ユニットであるスレーブ主装置320からの接続を処理する。
図20では、スロットI/Fモジュール306にスレーブ主装置320からの上りデータが入力されると、この上りデータは、スロット管理モジュール307に送られる。
スロット管理モジュール307は、物理スロット/仮想スロット対照表310により上りデータを解析し、対応する仮想スロットを特定する。又、上りデータに付加されているパッケージの種別を示す情報をユニット(パッケージ)情報311と照合してパッケージの種別を判別し、そのパッケージの種別に対応するスロット機能制御部(図示せず)を割り出す。
上りデータは、対応する仮想スロットに引き渡され、IOCS(入出力制御モジュール)308を介し、CAPS(呼制御モジュール)/OPMS(パッケージ、端末管理モジュール)309に送られ、処理される。
一方で、下りデータは、パッケージの種別の情報を付加し、CAPS/OPMS309からIOCS308を介して、スロット管理モジュール307に送られる。
スロット管理モジュール307に送られた下りデータは、スロット管理モジュール307でパッケージの種別の情報が判別され、パッケージの種別に対応した仮想スロットが識別される。
更に、スロット管理モジュール307は、物理スロット/仮想スロット対照表310により、下りデータを解析し、対応する物理スロットを抽出し、この物理スロットに向けて下りデータを送信する。
この結果、下りデータは、抽出された物理スロットに接続された多機能ユニットに送信される。
図20においては、スレーブ主装置320のCPU321は、ソフトウェアモジュール323として備えるスロットI/Fモジュール326及びデータをスプールするスロット制御モジュール327を用い、VOIPインタフェース325を介してマスター主装置300との接続を処理している。
スレーブ主装置320がVOIPインタフェース325を用いるパッケージは、1種ではなく、他の種類が混在していても、上述のようにマスター主装置300においてそのパッケージの種別に対応するスロット機能制御部が割り出されるので、1つの物理スロットであるVOIPインタフェース305で複数の機能を使用することが可能となる。
スレーブ主装置320は全てマスター主装置300に接続し、マスター主装置300の指示に従い、自身では一切、呼制御等の処理を行わない。スレーブ主装置320が呼制御などを行うための機能部を持っていたとしても、これらは休止状態となる。
以上説明したように、本発明においては、1つの物理スロットで複数の機能を使用することが可能であり、実装されている物理スロットを超える個数のスロットが仮想的に存在することにより、実装されている物理スロットよりも多くのスロットの制御が可能となる。
なお、本発明は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合せにより実現することができる。
本発明は、ネットワーク機器等に対し、複数の機能を搭載したパッケージを実装する場合に利用でき、特に、デジタル回線、アナログ回線等の多機能に対応した構内交換機に利用できる。
本発明の第1の実施形態による、仮想パッケージを用いて、他の主装置の実パッケージを自主装置の実パッケージとして扱う様子を示す図である。 本発明の第1の実施形態によるマスター主装置とスレーブ主装置の接続例を示す図である。 本発明の第1の実施形態によるマスター主装置とスレーブ主装置の他の接続例を示す図である。 本発明の第1の実施形態による仮想スロットと物理スロットとの対応関係を示す図である。 本発明の第1の実施形態による仮想スロットと物理スロットとの対応関係及び各物理スロットの接続先の例を示す図である。 従来例によるCAPS/OPMS、IOCS及びスロットインターフェースとの接続関係を示す図である。 本発明の第1の実施形態によるCAPS/OPMS、IOCS、スロット管理モジュール、物理スロット/仮想スロット対照表、スロット制御モジュール及びスロットインターフェースとの接続関係を示す図である。 本発明の第1の実施形態による物理スロット/仮想スロット対照表の具体例を示す図である。 本発明の第2の実施形態による仮想スロットの基本的な概念図である。 本発明の第2の実施形態による物理スロット/仮想スロット対照表の図9の場合を示す具体例を示す図である。 本発明の第2の実施形態による1つの物理スロットを仮想的に分割して、複数の仮想スロットを対応させた場合の物理スロット/仮想スロット対照表の具体例を示す図である。 本発明の第2の実施形態による1つの物理スロットを仮想的に3つの仮想サブスロットに分割して、各仮想サブスロットを仮想スロットに対応させた場合を示す図である。 本発明の第2の実施形態による種別が異なる複数のパッケージを1つの物理スロットに対応させた場合を示す図である。 本発明の第2の実施形態の構成及び動作を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る主装置の機能ブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る主装置の動作を示したシーケンス図である。 多機能ユニットから送信される制御情報であるユニット−機能制御部間制御情報のフォーマットを示す図である。 物理スロット−仮想スロット変換部が使用する物理スロット−仮想スロット変換テーブルの一例である。 機能制御部−仮想スロット変換テーブルの一例である。 本発明の第3の実施形態に係る構内交換機の具体例を示す図である。
符号の説明
101 スロットI/F
103 IOCS(入出力制御モジュール)
105 CAPS(呼制御モジュール)/OPMS(パッケージ、端末管理モジュール)
107 スロット制御モジュール
109 スロット管理モジュール
111 物理スロット/仮想スロット対照表
200 主装置
211 単機能ユニット(1)
212 単機能ユニット(2)
213 多機能ユニット
221 物理スロット(1)
222 物理スロット(2)
223 物理スロット(3)
231 物理スロット−仮想スロット変換部
241 仮想スロット(1)
242 仮想スロット(2)
243 仮想スロット(3)
247 仮想スロット(7)
248 仮想スロット(8)
249 仮想スロット(9)
251 スロット機能制御部(1)
252 スロット機能制御部(2)
253 スロット機能制御部(3)
300 マスター主装置
301 CPU
303 ソフトウェアモジュール
304 メモリ
305 VOIPインタフェース
306 スロットI/Fモジュール
307 スロット管理モジュール
308 IOCS(入出力制御モジュール)
309 CAPS(呼制御モジュール)/OPMS(パッケージ、端末管理モジュール)
310 物理スロット/仮想スロット対照表
311 ユニット(パッケージ)情報
320 スレーブ主装置
321 CPU
323 ソフトウェアモジュール
325 VOIPインタフェース
326 スロットI/Fモジュール
327 スロット制御モジュール
500 IPネットワーク

Claims (12)

  1. 物理スロットを有し、該物理スロットに複数の機能を有する多機能ユニットが実装される主装置であって、
    複数の仮想スロットと、
    前記多機能ユニットが有する機能のそれぞれについて固有の制御を行うスロット機能制御部と、
    前記物理スロットのそれぞれに少なくとも1以上の前記仮想スロットを対応づけた物理スロット−仮想スロット変換テーブルと、
    前記仮想スロットのそれぞれに前記スロット機能制御部を対応づけた機能制御部−仮想スロット変換テーブルと、
    前記物理スロットを経由して前記多機能ユニットから前記多機能ユニットの一機能に係る制御データを上りデータとして受信し、該制御データと前記物理スロット−仮想スロット変換テーブルと前記機能制御部−仮想スロット変換テーブルとに基づいて、前記一機能について前記物理スロットに対応する仮想スロットを一意に特定し、該特定した仮想スロットに前記制御データを送信する物理スロット−仮想スロット変換部と、
    を備え、
    前記物理スロット−仮想スロット変換部は、前記仮想スロットから前記一機能に係る制御データを下りデータとして受信した場合は、該制御データと前記機能制御部−仮想スロット変換テーブルと前記物理スロット−仮想スロット変換テーブルとに基づいて、前記仮想スロットに対応する物理スロットを特定することを特徴とする主装置。
  2. 前記物理スロット−仮想スロット変換部は、前記多機能ユニットから前記物理スロットを経由して前記一機能に係る制御データを上りデータとして受信した場合、前記物理スロットをキーとして前記物理スロット−仮想スロット変換テーブルから前記物理スロットに対応する仮想スロットの情報を抽出した結果と、前記多機能ユニットから受信した前記制御データに含まれる前記一機能に係る前記スロット機能制御部を特定する値をキーとして前記機能制御部−仮想スロット変換テーブルから前記スロット機能制御部に対応する仮想スロットの情報を抽出した結果とから、前記物理スロット及び前記一機能に係る前記スロット機能制御部に対応する仮想スロットを一意に特定することを特徴とする請求項1に記載の主装置。
  3. 前記物理スロット−仮想スロット変換部は、前記一機能に係る制御データを下りデータとして受信した場合、前記制御データに含まれる前記一機能に係る前記スロット機能制御部を特定する値をキーとして、前記機能制御部−仮想スロット変換テーブルから前記スロット機能制御部に対応する前記仮想スロットの情報を抽出し、該抽出した前記仮想スロットの情報をキーとして、前記物理スロット−仮想スロット変換テーブルより、前記仮想スロットに対応する物理スロットを特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の主装置。
  4. 前記上りデータ及び前記下りデータとして送受信される制御データは、前記多機能ユニットの機能毎に特有のコマンドの先頭にヘッダと共に付加されたものであり、前記スロット機能制御部を特定する値として機能制御部番号を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の主装置。
  5. 主装置の物理スロットに、複数の機能を有する多機能ユニットを実装する、該主装置への多機能ユニットの実装方法であって、
    前記主装置に、複数の仮想スロットを設定する手順と、
    前記主装置に、前記多機能ユニットが有する機能のそれぞれについて固有の制御を行うスロット機能制御部を設定する手順と、
    前記物理スロットのそれぞれに少なくとも1以上の前記仮想スロットを対応づけた物理スロット−仮想スロット変換テーブルを定義する手順と、
    前記仮想スロットのそれぞれに前記スロット機能制御部を対応づけた機能制御部−仮想スロット変換テーブルを定義する手順と、
    前記多機能ユニットから前記物理スロットを経由して前記多機能ユニットが有する一機能に係る制御データを上りデータとして前記主装置が受信する手順と、
    該制御データと前記物理スロット−仮想スロット変換テーブルと前記機能制御部−仮想スロット変換テーブルとに基づいて、前記主装置が前記一機能について前記物理スロットに対応する仮想スロットを一意に特定する手順と、
    該特定した仮想スロットに前記制御データを受け渡す手順と、
    前記仮想スロットが前記一機能に係る制御データを下りデータとして送信する手順と、
    該制御データと前記機能制御部−仮想スロット変換テーブルと前記物理スロット−仮想スロット変換テーブルとに基づいて、前記仮想スロットに対応する物理スロットを特定する手順と、
    を備えることを特徴とする主装置への多機能ユニットの実装方法。
  6. 前記一機能について前記物理スロットに対応する仮想スロットを一意に特定する手順は、前記物理スロットをキーとして前記物理スロット−仮想スロット変換テーブルから前記物理スロットに対応する仮想スロットの情報を抽出した結果と、前記上りデータとして受信した制御データに含まれる前記一機能に係る前記スロット機能制御部を特定する値をキーとして前記機能制御部−仮想スロット変換テーブルから前記スロット機能制御部に対応する仮想スロットの情報を抽出した結果とから、前記物理スロット及び前記一機能に係る前記スロット機能制御部に対応する仮想スロットを一意に特定することを特徴とする請求項5に記載の主装置への多機能ユニットの実装方法。
  7. 前記仮想スロットに対応する物理スロットを特定する手順は、前記下りデータである制御データに含まれる前記一機能に係る前記スロット機能制御部を特定する値をキーとして、前記機能制御部−仮想スロット変換テーブルから前記スロット機能制御部に対応する前記仮想スロットの情報を抽出し、該抽出した前記仮想スロットの情報をキーとして、前記物理スロット−仮想スロット変換テーブルより、前記仮想スロットに対応する物理スロットを特定することを特徴とする請求項5又は6に記載の主装置への多機能ユニットの実装方法。
  8. 前記上りデータ及び前記下りデータとして送受信される制御データは、前記多機能ユニットの機能毎に特有のコマンドの先頭にヘッダと共に付加されたものであり、前記スロット機能制御部を特定する値として機能制御部番号を含むことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の主装置への多機能ユニットの実装方法。
  9. 主装置の物理スロットに、複数の機能を有する多機能ユニットを実装する、該主装置への多機能ユニット実装のプログラムであって、
    前記主装置に、複数の仮想スロットを設定する処理と、
    前記主装置に、前記多機能ユニットが有する機能のそれぞれについて固有の制御を行うスロット機能制御部を設定する処理と、
    前記物理スロットのそれぞれに少なくとも1以上の前記仮想スロットを対応づけた物理スロット−仮想スロット変換テーブルを定義する処理と、
    前記仮想スロットのそれぞれに前記スロット機能制御部を対応づけた機能制御部−仮想スロット変換テーブルを定義する処理と、
    前記多機能ユニットから前記物理スロットを経由して前記多機能ユニットが有する一機能に係る制御データを上りデータとして前記主装置が受信する処理と、
    該制御データと前記物理スロット−仮想スロット変換テーブルと前記機能制御部−仮想スロット変換テーブルとに基づいて、前記主装置が前記一機能について前記物理スロットに対応する仮想スロットを一意に特定する処理と、
    該特定した仮想スロットに前記制御データを受け渡す処理と、
    前記仮想スロットが前記一機能に係る制御データを下りデータとして送信する処理と、
    該制御データと前記機能制御部−仮想スロット変換テーブルと前記物理スロット−仮想スロット変換テーブルとに基づいて、前記仮想スロットに対応する物理スロットを特定する処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする主装置への多機能ユニット実装のプログラム。
  10. 前記一機能について前記物理スロットに対応する仮想スロットを一意に特定する処理は、前記物理スロットをキーとして前記物理スロット−仮想スロット変換テーブルから前記物理スロットに対応する仮想スロットの情報を抽出した結果と、前記上りデータとして受信した制御データに含まれる前記一機能に係る前記スロット機能制御部を特定する値をキーとして前記機能制御部−仮想スロット変換テーブルから前記スロット機能制御部に対応する仮想スロットの情報を抽出した結果とから、前記物理スロット及び前記一機能に係る前記スロット機能制御部に対応する仮想スロットを一意に特定することを特徴とする請求項9に記載の主装置への多機能ユニット実装のプログラム。
  11. 前記仮想スロットに対応する物理スロットを特定する処理は、前記下りデータである制御データに含まれる前記一機能に係る前記スロット機能制御部を特定する値をキーとして、前記機能制御部−仮想スロット変換テーブルから前記スロット機能制御部に対応する前記仮想スロットの情報を抽出し、該抽出した前記仮想スロットの情報をキーとして、前記物理スロット−仮想スロット変換テーブルより、前記仮想スロットに対応する物理スロットを特定することを特徴とする請求項9又は10に記載の主装置への多機能ユニット実装のプログラム。
  12. 前記上りデータ及び前記下りデータとして送受信される制御データは、前記多機能ユニットの機能毎に特有のコマンドの先頭にヘッダと共に付加されたものであり、前記スロット機能制御部を特定する値として機能制御部番号を含むことを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の主装置への多機能ユニット実装のプログラム。
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