JP5196504B2 - 船舶 - Google Patents
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Description
例えば1つのプロペラを有する船舶としては、プロペラの回転軸の延長線上に配置された舵の形状を工夫し、プロペラの旋回流を回収することにより推進性能の向上を図ったものがある(例えば特許文献1参照)。このような従来の船舶は、舵がプロペラの旋回流を回収することにより、舵に前縁推力が発生して、舵の抵抗が低下する。このため、船舶の推進性能を向上させることができる。
(1)所望の積荷量を維持しつつ船長を入港可能な寸法とするために船体を肥大化した際、推進性能を犠牲にしても劣化した低速での操作性能を回復したい場合
等、推進性能を劣化させても二舵システムを採用しなければならない場合に、二舵システムが採用されていた。
二重反転プロペラ推進器を搭載した船舶に、従来は推進性能を劣化させていた二舵システムを採用することで、二重反転プロペラ推進器を搭載した一舵システムの船舶よりも推進性能を向上させた本発明は、非常に画期的な発明である。
図1は、本実施の形態に係る船舶1を示す側面図である。また、図2は、この船舶1の背面図であり、船舶1の船尾を示す図である。
船舶1は、2つのプロペラ(前側プロペラ11及び後側プロペラ21)を備えた二重反転プロペラ推進器10を搭載した船舶である。船舶1の船体2には船尾にアパーチャー部3が形成されており、二重反転プロペラ推進器10の前側プロペラ11及び後側プロペラ21は、このアパーチャー部3に配置されている。
前側プロペラ11は、船体2から船尾方向に延設された(つまり船首側から延設された)駆動軸12の端部に接続されている。駆動軸12は、船体2に設けられた軸受13によって回転自在に支持されており、図示していない駆動源によって回転駆動される。この駆動軸12は、中空円筒形状をしており、内部には駆動軸22が挿入されている。駆動軸22の船尾側端部は駆動軸12から突出しており、この端部には後側プロペラ21が接続されている。駆動軸22は、駆動軸12の内周部に設けられた軸受23によって回転自在に支持されている。そして、駆動軸22は、図示していない駆動源によって、前側プロペラ11とは逆方向に回転駆動される。
L=0.7D…(1)
ここで、Dは、前側プロペラ11又は後側プロペラ21のうち、プロペラ直径が大きい方のプロペラのプロペラ直径を示す。
なお、本実施の形態では、前側プロペラ11のキャビテーションによる後側プロペラ21のエロージョンや振動を回避する目的等により、前側プロペラ11のプロペラ直径を後側プロペラ21のプロペラ直径よりも大きくしている。このため、本実施の形態では、式(1)のDとして、前側プロペラ11のプロペラ直径を採用している。
発明者らは、二重反転プロペラ推進器を搭載した船舶の推進力のさらなる向上を鋭意検討した。そして、二重反転プロペラ推進器を搭載した船舶に一舵システム(前側プロペラ及び後側プロペラの回転軸の延長線上に1つの舵が設けられたもの)を採用した場合、1つのプロペラを有した一舵システムの船舶と比べて舵の抵抗が増加することが分かった。
図5は、二重反転プロペラ推進器を搭載した一舵システムの船舶における舵抵抗と、二重反転プロペラ推進器を搭載した二舵システムの船舶(本実施の形態に係る船舶1)における舵抵抗と、の比較データである。この図5では、二重反転プロペラ推進器を搭載した一舵システムの船舶を「一舵−二重反転プロペラ」と示し、二重反転プロペラ推進器を搭載した二舵システムの船舶(本実施の形態に係る船舶1)を「二舵−二重反転プロペラ」と示している。そして、図5は、「一舵−二重反転プロペラ」の舵抵抗を基準(100%)として示している。なお、この図5に示す「一舵−二重反転プロペラ」の舵抵抗及び「二舵−二重反転プロペラ」の舵抵抗は、図4と同様に、同じ船体形状(船長:330m、船幅:60m、喫水:19m)を用いてシミュレーションにより求めた値である。また、図5に示す「二舵−二重反転プロペラ」の舵抵抗は、2つの舵(舵31及び舵32)の抵抗の和を示している。
Claims (1)
- 船首方向から延設された第1駆動軸に接続された前側プロペラ、及び船首方向から延設された第2駆動軸に接続された後側プロペラを有し、前記前側プロペラ及び前記後側プロペラを同一回転軸上に配置し、前記前側プロペラ及び前記後側プロペラを反対方向に回転駆動させる船舶において、
前記前側プロペラ及び前記後側プロペラの後方に、前記前側プロペラ及び前記後側プロペラの回転軸を挟んで一対の舵が設けられており、
前記前側プロペラ又は前記後側プロペラのうち、プロペラ直径が大きい方のプロペラのプロペラ直径をDとすると、
一対の前記舵の間隔Lは、
0.48D≦L≦0.7D
となっていることを特徴とする船舶。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010130832A JP5196504B2 (ja) | 2010-06-08 | 2010-06-08 | 船舶 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010130832A JP5196504B2 (ja) | 2010-06-08 | 2010-06-08 | 船舶 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011255752A JP2011255752A (ja) | 2011-12-22 |
JP5196504B2 true JP5196504B2 (ja) | 2013-05-15 |
Family
ID=45472441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010130832A Active JP5196504B2 (ja) | 2010-06-08 | 2010-06-08 | 船舶 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5196504B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6251099U (ja) * | 1985-09-19 | 1987-03-30 |
-
2010
- 2010-06-08 JP JP2010130832A patent/JP5196504B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011255752A (ja) | 2011-12-22 |
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