JP5195322B2 - 不正監視方法、及び、不正監視機能付き現金自動取引装置 - Google Patents

不正監視方法、及び、不正監視機能付き現金自動取引装置 Download PDF

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Description

本発明は、カメラを用いて不正を監視する不正監視方法、及び、その方法を適用した現金自動取引装置に関する。
現金自動取引装置やその他の装置では、悪意ある者(以下、「不正者」と称する)による様々な不正を防止するための対策が行われている。
例えば、現金自動取引装置では、不正者が接客口シャッタを破壊して接客口内部の紙幣を持ち去ることが想定される。このような不正に対する対策として、現金自動取引装置は、接客口シャッタに対する破壊行為を検出する破壊検出センサが接客口内部に設けられており、このセンサによって接客口シャッタに対する破壊行為を検出している(例えば、特許文献1参照)。また、このような不正に対する別の対策として、現金自動取引装置は、接客口シャッタの開閉動作を検出する開閉センサが接客口内部に設けられており、このセンサによって接客口シャッタの開閉動作の異常を検出している(例えば、特許文献2参照)。
現金自動取引装置は、センサが接客口シャッタに対する破壊行為や接客口シャッタの開閉動作の異常を検出した場合に、不正が行われた可能性があると判定して、接客口内部の紙幣を装置内部に取り込む。これにより、現金自動取引装置は、不正者が接客口内部の紙幣を持ち去るのを防止している。
特開平8−44935号公報 特開2008−97241号公報
しかしながら、接客口に対する不正として、例えば、偽の接客口シャッタ(以下、単に「偽接客口シャッタ」と称する)を用いることが想定される。図19に、その不正の一例を示す。なお、図19は、偽接客口シャッタを用いた不正の説明図である。
図19(a)に示すように、不正者は、接客口シャッタ102を覆い隠すように、接客口シャッタ102の上に偽接客口シャッタ202を取り付ける。図19(a)に示す例では、偽接客口シャッタ202は、下側の面(すなわち、接客口シャッタ102と対向する側の面)に、自重によって下側(すなわち、接客口シャッタ102側)方向に回動する偽接客口レバー203が配置された構成となっている。この偽接客口シャッタ202は、少なくとも利用者から視認される部分の外観が接客口シャッタ102に類似した構成となっている。そのため、現金自動取引装置の正規利用者は、この偽接客口シャッタ202を見た場合に、この偽接客口シャッタ202を真正な接客口シャッタ102と誤認することになる。
ここで、例えば、正規利用者が、現金自動取引装置が1台しか設置されていない場所で、現金自動取引装置を操作して出金処理を行うものとする。
この場合に、現金自動取引装置は、接客口101内部に紙幣200を集積して、紙幣200を払い出すために、接客口シャッタ102を開放する。
このとき、図19(b)に示すように、偽接客口レバー203が、自重によって下側方向に回動して、接客口101内部に進入する。
なお、このとき、偽接客口シャッタ202自体は、開放動作を行わない。そのため、正規利用者から見れば、接客口シャッタ102は、開放されないままの状態に見える。
現金自動取引装置は、図19(b)に示す状態のままで一定時間経過すると、操作タイムアウトとなる(すなわち、操作用に予め定められた時間を超過する)ため、接客口シャッタ102を閉鎖して接客口101に集積された紙幣200を装置内部に取り込むように動作する。しかしながら、このとき、図19(c)に示すように、接客口101内部に進入した偽接客口レバー203が、接客口シャッタ102の閉鎖を阻害する。そのため、現金自動取引装置は、接客口シャッタ102を閉鎖できず、紙幣200を接客口101内部に集積したままの状態となる。その結果、現金自動取引装置は、エラー状態となり、取引処理(ここでは、出金処理)を停止する。
このとき、現金自動取引装置は、表示部に、異常状態メッセージ(ここでは、取引できない旨を示すメッセージ)を表示する。そのため、正規利用者は、現金自動取引装置から離れることになる。
不正者は、正規利用者が現金自動取引装置から離れると、図19(d)に示すように、偽接客口シャッタ202を接客口シャッタ102から取り外す。これにより、不正者は、正規利用者が出金処理した紙幣(以下、「正規利用者の紙幣」と称する)200を持ち去ることができる。
特許文献1,2に開示された従来技術は、このような不正(すなわち、偽の物品を装置に取り付ける不正)を検出できない。そのため、不正者は、このような不正を行うことにより正規利用者の紙幣200を持ち去ることが可能であった。なお、このような不正は、現金自動取引装置に限らず、他の装置でも行われる可能性があった。
このような不正に対する対策として、現金自動取引装置の構成を、例えば、図20及び図21に示す構成のものにするという手法がある。なお、図20は、従来の現金自動取引装置の構成図である。また、図21は、その構成ブロック図である。
図21に示すように、現金自動取引装置100は、接客口101、金種カセット103、一時保留部104、センサ検出部105、機構制御部111、表示部121、顧客操作部122、カードリーダ123、記録部125、主制御部131などの周知の構成要素に加え、カメラ124、画像認識部132、監視処理部134などの構成要素を有している。なお、接客口101、金種カセット103、一時保留部104、センサ検出部105、機構制御部111、表示部121、顧客操作部122、カードリーダ123、記録部125、主制御部131などの周知の構成要素については、ここでは、説明を省略する。
カメラ124は、図20に示すように、監視対象(ここでは、接客口シャッタ102)を撮影する構成要素である。
画像認識部132及び監視処理部134は、CPUで構成される主制御部131の内部に構築された機能手段である。画像認識部132は、カメラ124によって撮影された撮影画像の中から監視対象を認識する。監視処理部134は、画像認識部132によって認識された監視対象に対する不正を監視する。
この現金自動取引装置100は、監視対象(ここでは、接客口シャッタ102)の上に偽の物品(ここでは、偽接客口シャッタ202)が取り付けられた場合に、カメラ124によって撮影された撮影画像の変化を検出することによって、監視対象に対する不正を検出する。なお、監視処理部134は、監視対象に対する不正を検出した場合に、取引処理を停止して、現金自動取引装置100が異常状態であることを、図示せぬネットワークを介してホストコンピュータ800に通知する。
しかしながら、この手法では、画像認識部133は、真正な接客口シャッタ102と偽接客口シャッタ202の外観(少なくとも利用者から視認される部分の外観)が類似しているため、撮影画像の微細な変化を検出する必要がある。監視処理部134は、画像認識部132がその微細な変化を検出できるように調整されている場合に、環境光の変化を偽接客口シャッタ202の取り付けと誤って判定することが多くなる。逆に、監視処理部134は、画像認識部132が環境光の変化を検出しないように調整されている場合に、偽接客口シャッタ202の取り付けを検出できにくくなる。
このように、従来技術は、環境光の影響を受けるため、環境光が変化した場合に、監視対象を適正に検出できないときがあるという課題があった。そのため、監視対象に対する不正の監視が十分に機能せず、依然として、不正者が正規利用者の紙幣を持ち去る可能性が残っていた。
本発明は、前記した課題を解決し、環境光が変化した場合でも、監視対象を適正に検視できる不正監視方法、及び、その方法を適用した現金自動取引装置を提供することを主な目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の不正監視方法は、
監視対象を撮影するカメラと、画像を認識する認識部と、各種の情報を保存する記録部と、監視対象に対する不正を監視する監視処理部とを有する装置を用い、
前記監視処理部が、前記監視対象に撮影可能な状態で予め設けられている固有ID情報に設定されたコード情報とこの固有ID情報が設けられている位置を表す位置情報とを前記記録部に登録する登録工程と、
前記カメラが、前記監視対象を撮影する撮影工程と、
前記認識部が、前記撮影工程で撮影された前記監視対象の撮影画像の中から前記固有ID情報を識別して前記固有ID情報のコード情報を取得するコード情報取得工程と、
前記固有ID情報が設けられている位置を特定して前記固有ID情報の位置情報を取得する位置情報取得工程と、
前記監視処理部が、前記登録工程で前記記録部に登録された前記固有ID情報の前記コード情報及び前記位置情報を登録コード情報及び登録位置情報とし、前記コード情報取得工程及び前記位置情報取得工程で取得された前記固有ID情報の前記コード情報及び前記位置情報を取得コード情報及び取得位置情報とし、登録コード情報と取得コード情報との比較及び登録位置情報と取得位置情報との比較を行うことにより、前記監視対象に対する不正の有無を判定する比較工程と、
を有することを特徴とする。
また、本発明の不正監視機能付き現金自動取引装置は、
固有ID情報が撮影可能な状態で予め設けられている監視対象を撮影するカメラと、
前記固有ID情報に設定されたコード情報と前記固有ID情報が設けられている位置を表す位置情報とが登録された記録部と、
前記カメラによって撮影された前記監視対象の撮影画像の中から前記固有ID情報を識別して前記コード情報を取得するとともに、前記固有ID情報が設けられている位置を特定して前記位置情報を取得する認識部と、
前記記録部に登録された前記固有ID情報の前記コード情報及び前記位置情報を登録コード情報及び登録位置情報とし、前記認識部によって取得された前記固有ID情報の前記コード情報及び前記位置情報を取得コード情報及び取得位置情報とし、登録コード情報と取得コード情報との比較及び登録位置情報と取得位置情報との比較を行うことにより、前記監視対象に対する不正の有無を判定する監視処理部と、
を有することを特徴とする。
その他の手段は、後記する。
本発明によれば、環境光の影響を受けることなく、監視対象を監視できるため、環境光が変化した場合でも、監視対象を適正に検出できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、各構成要素の形状、大きさ及び配置関係を、本発明を理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[実施形態1]
<現金自動取引装置の構成>
以下、図1を参照して、本実施形態1に係る現金自動取引装置の構成につき説明する。なお、図1は、本実施形態1に係る現金自動取引装置の構成ブロック図である。ここでは、従来技術と同様の構成要素(図19〜図21参照)については、同一の符号を付し、それらの説明を省略する。
図1に示すように、本実施形態1に係る現金自動取引装置100aは、従来技術の現金自動取引装置100(図21参照)と比較すると、画像認識部132にマーク認識部133を備えている点で相違している。マーク認識部133は、図2〜図4を参照して後記するマーク600を認識する機能手段である。なお、図2〜図4は、それぞれ、マーク600の説明図である。
従来技術の現金自動取引装置100は、画像認識部132がこのマーク認識部133を備えていないため、撮影画像の変化を検出する機能しか有していなかった。これに対して、本実施形態1に係る現金自動取引装置100aは、画像認識部132がこのマーク認識部133を備えているため、撮影画像の変化を検出する機能に加え、撮影画像の中からマーク600を認識する機能も有している。以下、マーク認識部133の詳細につき説明する。
マーク認識部133は、カメラ124によって撮影された接客口シャッタ102の撮影画像(図2参照)の中から、マーク600(図3(a)参照)を検出する。なお、図2は、接客口シャッタ102の撮影画像例を示している。また、図3(a)は、マーク600を拡大した例を示している。マーク600は、各装置に固有のID情報(以下、単に「固有ID情報」と称する)を表している。マーク600は、コンピュータによる識別が可能で、かつ、装置間で一意な情報が含まれた画像である。本実施形態1では、マーク600は、二次元バーコードとして構成されている。マーク600は、シール貼付、インク塗布、又は、エンボス加工などの手法によって、監視対象(ここでは、接客口シャッタ102)に設けられる。
マーク認識部133は、マーク600を検出すると、これに応答して、検出されたマーク600の認識処理を行い、マーク600に設定されているコード情報(図3(b)参照)を識別する。これにより、マーク認識部133は、マーク600のコード情報を取得する。なお、図3(b)は、マーク600のコード情報の一例を示している。
マーク認識部133は、マーク600のコード情報を取得すると、これに応答して、撮影画像の中のマーク600の位置(図4(a)参照)を特定して、マーク600の位置情報(図4(b)参照)を取得する。なお、図4(a)は、撮影画像の中のマーク600の位置を示している。図4(a)に示す例では、マーク600は、予め定められた基準点Oを基準にして、X軸方向に距離x1、Y軸方向に距離y1の位置に設けられている。また、図4(b)は、マーク600の位置情報を示している。図4(b)に示す例では、マーク600の位置情報は、(x1,y1)となっている。
マーク600のコード情報及び位置情報は、監視処理部134内で一時記憶される変数(以下、単に「一時記憶変数」と称する)として使用され、さらに、マーク600の詳細を表す情報(以下、「マーク情報」と称する)として、記録部125に保存される。図3(c)は、マーク情報の一例を示している。図3(c)に示す例では、マーク情報は、「mark1」というラベル情報と、「AAA ATM0001」というコード情報と、「x1,y1」という位置情報とを含んでいる。
<現金自動取引装置の動作>
以下、図5〜図7を参照して、本実施形態1に係る現金自動取引装置100aの動作につき説明する。なお、図5〜図7は、それぞれ、本実施形態1に係る現金自動取引装置100aの動作を示すフローチャートである。
なお、ここでは、利用者が、現金自動取引装置100aを操作して出金処理を行うものとして説明する。また、ここでは、カメラ124は、現金自動取引装置100aに内蔵されているものとして説明するが、接客口シャッタ102のマーク600を撮影できる位置であれば、現金自動取引装置100aの外部に設けられていてもよい。
以下、まず、動作の概要を説明し、続いて、動作の詳細を説明する。
<動作の概要>
現金自動取引装置100aは、運用開始前の処理として、マーク情報の登録処理を行う。すなわち、現金自動取引装置100aは、カメラ124によって監視対象(接客口シャッタ102)を撮影し、マーク認識部133によってマーク情報(図3(c)参照)を取得して記録部125に保存(登録)する。なお、ここでは、判定処理の基準となる情報を記録部125に保存する動作を「登録」と称する。
この後、現金自動取引装置100aは、運用開始後の処理として、以下の第1及び第2の処理を行う。
すなわち、現金自動取引装置100aは、第1の処理として、監視対象(接客口シャッタ102)に設けられているマーク600の認識処理を行い、これによって取得されるマーク情報(以下、「取得マーク情報」と称する)に基づいて、監視対象の異常を検出する。ここで、仮に、偽の物品(偽接客口シャッタ202)が監視対象(接客口シャッタ102)の上に取り付けられている場合は、取得マーク情報が、記録部125に登録されているマーク情報(以下、「登録マーク情報」と称する)と一致しなくなる。これは、マーク600が検出できないという現象、マーク600のコード情報が異なるという現象、又は、マーク600の位置情報が異なるという現象が、発生するためである。したがって、現金自動取引装置100aは、取得マーク情報と登録マーク情報との差異で、監視対象の異常を検出できる。
また、現金自動取引装置100aは、第2の処理として、監視対象(接客口シャッタ102)を意図した距離だけ移動させて、マーク600の認識処理を行い、これによって取得される取得マーク情報に基づいて、監視対象の異常を検出する。ここで、仮に、移動後の取得マーク情報が登録マーク情報から予期されるマーク情報(すなわち、後記する「移動後の登録マーク情報」)と一致しない場合は、監視対象の異常が推測される。例えば、監視対象がマーク情報を含めて偽造された場合に、前記した第1の処理では、監視対象の異常を検出できない可能性がある。しかしながら、偽の物品(偽接客口シャッタ202)は、真正な物品(接客口シャッタ102)が意図した距離分だけ移動することを予期できない状態で製造されるため、真正な物品の移動動作を模倣できない。そのため、移動後の取得マーク情報が登録マーク情報から予期されるマーク情報と一致しなくなる。このような理由により、移動後の取得マーク情報が登録マーク情報から予期されるマーク情報と一致しない場合は、監視対象の異常が推測される。したがって、現金自動取引装置100aは、移動後の取得マーク情報と登録マーク情報から予期されるマーク情報との差異で、監視対象の異常の検出精度を向上させることができる。
<動作の詳細>
(1.運用開始前の処理)
現金自動取引装置100aは、運用開始前の処理として、マーク情報の登録処理を行う。図5に、運用開始前の処理工程を示す。
図5に示すように、まず、現金自動取引装置100aのカメラ124が、接客口シャッタ102を撮影し(S1001)、続いて、マーク認識部133が、マーク600に対応するマーク情報を取得する(S1002)。
なお、S1002のマーク情報の取得は、マーク認識部133が以下のように動作することにより、行われる。すなわち、マーク認識部133は、S1001でカメラ124によって撮影された監視対象(接客口シャッタ102)の撮影画像の中から、マーク600を検出して、検出されたマーク600の認識処理を行い、マーク600に設定されているコード情報(図3(b)参照)を識別する。これにより、マーク認識部133は、マーク600のコード情報を取得する(S1002a)。次に、マーク認識部133は、撮影画像の中のマーク600の位置を特定して、マーク600の位置情報(図4(b)参照)を取得する(S1002b)。次に、マーク認識部133は、コード情報と位置情報とを組み合わせてマーク600に対応するマーク情報(図3(c)参照)を生成する(S1002c)。これにより、マーク認識部133は、マーク600に対応するマーク情報を取得する(S1002)。
マーク認識部133がマーク情報を取得すると、これに応答して、マーク認識部133(又は、監視処理部134)が取得したマーク情報を記録部125に登録する(S1003)。これにより、運用開始前の処理が終了する。
(2.運用開始後の処理)
現金自動取引装置100aは、運用開始後の処理として、監視対象に対する不正(ここでは、偽の物品(偽接客口シャッタ202)を真正な物品(接客口シャッタ102)の上に取り付ける不正)の監視処理を行う。図6及び図7に、運用開始後の処理工程を示す。
監視処理の流れは、大きく分けて、(1)正常時の処理と、(2)過失的な行為に起因する異常時の処理と、(3)故意的な行為に起因する異常時の処理とに、分類される。「過失的な行為」とは、例えば、正規利用者が接客口シャッタ102周辺に異物を置くなどの行為である。「故意的な行為」とは、例えば、不正者が偽の物品(偽接客口シャッタ202)を真正な物品(接客口シャッタ102)に取り付けるなどの行為である。以下、それぞれの処理を順に説明する。
図6に示すように、まず、現金自動取引装置100aの監視処理部134が、記録部125からS1003(図5参照)で登録されたマーク情報(登録マーク情報)を読み出して、監視処理部134内の一時記憶変数Aに登録マーク情報を設定する(S1101)。
監視処理部134が一時記憶変数Aに登録マーク情報を設定すると、これに応答して、カメラ124が、接客口シャッタ102を撮影する(S1102)。
カメラ124が接客口シャッタ102を撮影すると、これに応答して、マーク識別部133が、S1003(図5参照)と同様の手順で、接客口シャッタ102の撮影画像の中からマーク600に対応するマーク情報を取得する(S1103)。マーク認識部133がマーク情報を取得すると、これに応答して、マーク認識部133(又は、監視処理部134)が監視処理部134内の一時記憶変数Bに取得されたマーク情報(取得マーク情報)を設定する(S1104)。
マーク認識部133(又は、監視処理部134)が一時記憶変数Bに取得マーク情報を設定すると、これに応答して、監視処理部134が、一時記憶変数Aに設定された登録マーク情報と一時記憶変数Bに設定された取得マーク情報とを比較し、一時記憶変数Aと一時記憶変数Bとで設定されたマーク情報が等しいか否かを判定する(S1105)。
S1105の判定の後、現金自動取引装置100aの動作は、一時記憶変数Aと一時記憶変数Bとで設定されたマーク情報が等しい場合(正常時の処理)と異なる場合(異常時の処理)とに分岐する。マーク情報が等しい場合(S1105“Yes”の場合)に、工程はS1106に進む。一方、マーク情報が異なる場合(S1105“No”の場合)に、工程はS1201(図7参照)に進む。以下、それぞれについて説明する。
(2a.正常時の処理)
S1105の判定でマーク情報が等しい場合(S1105“Yes”の場合)に、監視処理部134は、接客口シャッタ102の移動量Cを決定する(S1106)。移動量Cは、接客口シャッタ102を意図した距離だけ移動させるための値である。監視処理部134は、以下の条件に沿って、この移動量Cを決定する。
(1)移動量Cは、以降の処理で、接客口シャッタ102が移動したことを検出できる程度に、十分に大きな値であること。
(2)移動量Cは、移動後の接客口シャッタ102の隙間から接客口101内部に集積された紙幣200が見えない範囲内の値であること。
(3)移動量Cは、処理毎に、ランダムに決定される値であること。
監視処理部134は、これらの条件に沿って移動量Cを決定すると、これに応答して、一時記憶変数Aに設定された登録マーク情報の位置情報に移動量Cを加算する(S1107)。これにより、一時記憶変数Aに設定されていた登録マーク情報が、接客口シャッタ102が移動した後のマーク600(以下、「移動後のマーク600」と称する)に対応するマーク情報に更新される。以下、更新されたマーク情報を「移動後の登録マーク情報」と称する。この「移動後の登録マーク情報」は、前記した「登録マーク情報から予期されるマーク情報」を意味している。
監視処理部134は、移動量Cを加算すると、これに応答して、接客口シャッタ102を移動量C分だけ移動させる(S1108)。
以下、現金自動取引装置100aは、S1102〜S1105と同様の処理を行う(S1109〜S1112)。すなわち、カメラ124が接客口シャッタ102を撮影し(S1109)、マーク識別部133がS1003と同様の手順で移動後のマーク600に対応するマーク情報(以下、「移動後の取得マーク情報」と称する)を取得し(S1110)、マーク認識部133(又は、監視処理部134)が監視処理部134内の一時記憶変数Bに移動後の取得マーク情報を設定する(S1111)。そして、監視処理部134が、一時記憶変数Aに設定された移動後の登録マーク情報と一時記憶変数Bに設定された移動後の取得マーク情報とを比較し、一時記憶変数Aと一時記憶変数Bとで設定されたマーク情報が等しいか否かを判定する(S1112)。
S1112の判定で一時記憶変数Aと一時記憶変数Bとで設定されたマーク情報が等しい場合(S1112“Yes”の場合)に、監視処理部134は、監視対象(接客口シャッタ102)に対する不正がなかったものとして、監視対象に対する不正の監視処理を終了(正常終了)する(S1113)。この後、現金自動取引装置100aの主制御部131は、所望の処理(例えば、紙幣の放出などの処理)を行う。
なお、S1112の判定で一時記憶変数Aと一時記憶変数Bとで設定されたマーク情報が異なる場合(S1112“No”の場合)に、現金自動取引装置100aは、図7に示すS1201〜S1212と同様の処理を行う。この処理では、後記するS1210の処理を行う場合と後記するS1212の処理を行う場合とがある。後記するS1210の処理を行う場合は、S1210の後に、工程はS1113に進む。この場合は、S1113で、監視処理部134は、監視対象に対する不正がなかったものとして、監視対象に対する不正の監視処理を終了(正常終了)する。一方、後記するS1212の処理を行う場合に、S1212で、監視処理部134は、監視対象に対する不正があったものとして、監視対象に対する不正の監視処理を終了(異常終了)する。
(2b.異常時の処理)
S1105の判定でマーク情報が異なる場合(S1105“No”の場合)は、監視対象(接客口シャッタ102)に異常があることが推測される。異常時の処理は、過失的な行為に起因する異常時の処理と、故意的な行為に起因する異常時の処理とに、分類される。過失的な行為とは、前記した通り、例えば、正規利用者が接客口シャッタ周辺に異物を置くなどの行為である。この場合は、利用者に対して、異物を除去するように促し、異物が除去されたときに、正常時の処理を行う。一方、故意的な行為とは、前記した通り、例えば、不正者が偽接客口シャッタを接客口シャッタに取り付けるなどの行為である。この場合は、監視対象に対する不正の監視処理を繰り返し行い、リトライ回数が予め設定された制限回数を超えたときに、監視対象に対する不正があったものとして、監視対象に対する不正の監視処理を終了(異常終了)する。以下、過失的な行為に起因する異常時の処理と故意的な行為に起因する異常時の処理を順に説明する。なお、S1112の判定でマーク情報が異なる場合(S1112“No”の場合)も、同様の処理が行われるが、ここではその詳細な説明を省略する。
(2b−1.過失的な行為に起因する異常時の処理)
S1105の判定でマーク情報が異なる場合(S1105“No”の場合)に、図7に示すように、監視処理部134は、監視処理部134内部のリトライカウンタを初期化する(S1201)。なお、リトライカウンタは、後記するS1202〜S1209の処理を繰り返した回数を計数するカウンタである。
監視処理部134は、リトライカウンタを初期化すると、これに応答して、リトライカウンタの値を“1”アップし(S1202)、リトライカウンタの値(すなわち、S1202〜S1209の処理を繰り返した回数)が制限回数以内かを判定する(S1203)。
S1203の判定でリトライカウンタの値が制限回数以内である場合(S1203“Yes”の場合)に、監視処理部134は、利用者に注意を喚起するためのメッセージ(図8参照)を表示部121に表示する(S1204)。以下、このメッセージを「アラームメッセージ」と称する。図8に、アラームメッセージの表示例を示す。なお、図8は、アラームメッセージの説明図である。ここでは、アラームメッセージは、利用者に、接客口101周辺に置かれた異物の除去を促す旨を指示している。
S1204の後、監視処理部は、一定時間待機し(S1205)、その後、S1102〜S1105と同様の処理を行う(S1206〜S1209)。すなわち、カメラ124が接客口シャッタ102を撮影し(S1206)、マーク識別部133がS1003と同様の手順でマーク600に対応するマーク情報(取得マーク情報)を取得し(S1207)、マーク認識部133(又は、監視処理部134)が監視処理部134内の一時記憶変数Bに取得マーク情報を設定する(S1208)。そして、監視処理部134が、一時記憶変数Aに設定された登録マーク情報と一時記憶変数Bに設定された取得マーク情報とを比較し、一時記憶変数Aと一時記憶変数Bとで設定されたマーク情報が等しいか否かを判定する(S1209)。
ここで、利用者が異物を除去した場合は、一時記憶変数Aと一時記憶変数Bとで設定されたマーク情報が等しくなる。この場合に、監視処理部134は、処理を正常時の処理に復帰させる。したがって、S1209の判定で一時記憶変数Aと一時記憶変数Bとで設定されたマーク情報が等しい場合(S1209“Yes”の場合)に、監視処理部134は、S1204で表示部に表示されたアラームメッセージを消去する(S1210)。この後、工程は、S1106(図6参照)に進む。
一方、利用者が異物を除去しない場合は、一時記憶変数Aと一時記憶変数Bとで設定されたマーク情報が異なったままとなる。この場合に、監視処理部134は、異常時の処理を繰り返し行う。したがって、S1209の判定で一時記憶変数Aと一時記憶変数Bとで設定されたマーク情報が異なる場合(S1209“No”の場合)に、工程は、S1202に戻る。この場合、現金自動取引装置100aは、S1202〜S1209の処理を繰り返す。
(2b−2.故意的な行為に起因する異常時の処理)
利用者が制限回数以内に異物を除去しない場合に、監視処理部134は、監視対象に対する不正があったものとして、監視対象に対する不正の監視処理を終了(異常終了)する。したがって、S1203の判定でリトライカウンタの値が制限回数よりも大きい場合(S1203“No”の場合)に、監視処理部134は、利用者に異常状態が発生したことを通知するためのメッセージ(図9参照)を表示部121に表示する(S1211)。以下、このメッセージを「異常状態メッセージ」と称する。図9に、異常状態メッセージの表示例を示す。なお、図9は、異常状態メッセージの説明図である。ここでは、異常状態メッセージは、利用者に、現金自動取引装置100aが異常状態になり、取引処理が継続できない旨を通知している。
S1211の後、監視処理部134は、監視対象に対する不正があったものとして、監視対象に対する不正の監視処理を終了(異常終了)する(S1212)。なお、異常終了した場合に、監視処理部134は、現金自動取引装置100aの保守員が保守を行うまで、取引処理を停止する。また、このとき、監視処理部134は、ホストコンピュータ800に対して現金自動取引装置100aが異常状態であることを通知してもよい。
なお、本実施形態1では、接客口シャッタ102の移動を1回しか行っていないが、複数回の前後移動を行うことで、偽接客口シャッタ202の取り付けをさらに困難にできる。
以上の通り、現金自動取引装置100aによれば、監視対象(接客口シャッタ102)に、コンピュータで識別可能な固定ID情報(マーク600)を設けて、監視対象の撮影画像の中から固有ID情報のコード情報及び位置情報を取得して、記録部125に登録されたコード情報(登録コード情報)と取得されたコード情報(取得コード情報)との比較及び記録部125に登録された位置情報(登録位置情報)と取得された位置情報(取得位置情報)との比較を行うことにより、監視対象を監視する。そのため、環境光の影響を受けることなく、監視対象を監視できる。したがって、環境光が変化した場合でも、監視対象を適正に検出できる。そのため、監視対象に対する不正の監視が十分に機能し、不正者が正規利用者の紙幣を持ち去る可能性を排除することができる。よって、偽の物品を監視対象に取り付ける不正を効果的に防止できる。
また、現金自動取引装置100aによれば、監視対象を意図した移動量Cだけ移動させた後に、移動後の登録コード情報と移動後の取得コード情報との比較及び移動後の登録位置情報と移動後の取得位置情報との比較を行うことにより、監視対象を監視する。これにより、監視対象の異常の検出精度を向上させることができる。よって、偽の物品を監視対象に取り付ける不正をさらに効果的に防止できる。
[実施形態2]
以下、図10を参照して、本実施形態2に係る現金自動取引装置の構成につき説明する。なお、図10は、本実施形態2に係る現金自動取引装置の構成ブロック図である。
図10に示すように、本実施形態2に係る現金自動取引装置100bは、実施形態1に係る現金自動取引装置100a(図1参照)と比較すると、マーク認識部133の代わりに、高機能マーク認識部133aを備えている点で相違している。高機能マーク認識部133aは、マーク認識部133をさらに高機能化させて機能手段である。
高機能マーク認識部133aは、マーク認識部133と同様にマーク600のコード情報及び位置情報を取得する機能に加え、マーク600のサイズ情報及び傾き角度情報(以下、単に「角度情報」と称する)を取得する機能が付加されている。また、高機能マーク認識部133aは、複数のマーク600を検出する機能も付加されている。高機能マーク認識部133aは、複数のマーク600のそれぞれに対して、コード情報、位置情報、サイズ情報、及び角度情報を取得する。
以下、図11〜図13を参照して高機能マーク認識部133aの詳細につき説明する。なお、図11〜図13は、それぞれ、マーク600の説明図である。
本実施形態2では、監視対象(接客口シャッタ102)には、複数のマーク600(図11参照)が設けられている。なお、図11は、接客口シャッタ102の撮影画像例を示している。図11に示す例では、複数のマーク600として、第1マーク600a及び第2マーク600bが設けられている。複数のマーク600は、コード情報がそれぞれに固有のものとなっている。また、複数のマーク600は、それぞれ、サイズや傾き角度が異なっている。複数のマーク600は、好ましくは、再貼付不正使用防止シールによって構成されるとよい。これにより、複数のマーク600は、保守員などが人手で貼り付けることで、現金自動取引装置100b毎に、異なる位置及び異なる傾きで、設けることができる。
高機能マーク認識部133aは、カメラ124によって撮影された接客口シャッタ102の撮影画像の中から、複数のマーク600を検出する。
高機能マーク認識部133aは、複数のマーク600を検出すると、これに応答して、検出された各マーク600の認識処理を行い、各マーク600に設定されているコード情報を識別する。これにより、マーク認識部133は、各マーク600のコード情報を取得する。
マーク認識部133は、各マーク600のコード情報を取得すると、これに応答して、撮影画像の中の各マーク600の位置とサイズと傾き角度を特定して(図12参照)、各マーク600の位置情報とサイズ情報と角度情報を取得する。なお、図12は、撮影画像の中の各マーク600の位置とサイズと傾き角度を示している。図12に示す例では、第1マーク600aは、基準点Oを基準にして、X軸方向に距離x1、Y軸方向に距離y1の位置に設けられている。また、第1マーク600aは、正方形の形状をしており、その一辺のサイズがs1となっている。また、第1マーク600aは、Y軸に対する傾き角度がθ1となっている。一方、第2マーク600bは、基準点Oを基準にして、X軸方向に距離x2、Y軸方向に距離y2の位置に設けられている。また、第2マーク600bは、正方形の形状をしており、その一辺のサイズがs2となっている。また、第2マーク600bは、Y軸に対する傾き角度がθ2となっている。
各マーク600のコード情報、位置情報、サイズ情報、及び角度情報は、監視処理部134内で一時記憶変数として使用され、さらに、マーク600に対応するマーク情報として、記録部125に保存される。図13は、マーク情報の一例を示している。図13に示す例では、第1マーク600aに対応するマーク情報は、「mark1」というラベル情報と、「AAA ATM0001」というコード情報と、「x1,y1」という位置情報と、「s1」というサイズ情報、「θ1」という角度情報とを含んでいる。また、第2マーク600bに対応するマーク情報は、「mark2」というラベル情報と、「AAA ATM0002」というコード情報と、「x2,y2」という位置情報と、「s2」というサイズ情報、「θ2」という角度情報とを含んでいる。
以下、図14〜図17を参照して、本実施形態2に係る現金自動取引装置100bの動作につき説明する。なお、図14〜図17は、それぞれ、本実施形態2に係る現金自動取引装置100bの動作を示すフローチャートである。
ここでは、実施形態1の現金自動取引装置100aの動作(図5〜図7参照)と比較して、相違する工程に「−a」を付し、相違する工程を重点的に説明し、実施形態1の現金自動取引装置100aと同様の工程については説明を省略する。
図14は、運用開始前の処理工程を示している。図14に示すように、本実施形態2の現金自動取引装置100bは、動作がS1002−a(「マーク情報取得」工程)で実施形態1の現金自動取引装置100aのものと相違している。
すなわち、S1002−aにおいて、高機能マーク認識部133aは、S1001でカメラ124によって撮影された監視対象(接客口シャッタ102)の撮影画像の中から、複数のマーク600を検出して、検出された各マーク600の認識処理を行い、各マーク600に設定されているコード情報を識別して、各マーク600のコード情報を取得する(S1002a)。次に、高機能マーク認識部133aは、撮影画像の中の各マーク600の位置を特定して、各マーク600の位置情報を取得する(S1002b)。次に、高機能マーク認識部133aは、撮影画像の中の各マーク600のサイズを特定して、各マーク600のサイズ情報を取得する(S1002d)。次に、高機能マーク認識部133aは、撮影画像の中の各マーク600の傾き角度を特定して、各マーク600の角度情報を取得する(S1002e)。次に、高機能マーク認識部133aは、コード情報と位置情報とサイズ情報と角度情報とを組み合わせて各マーク600に対応するマーク情報(図13参照)を生成する(S1002f)。これにより、マーク認識部133は、各マーク600に対応するマーク情報(図13参照)を取得する(S1002−a)。
マーク認識部133が各マーク600に対応するマーク情報を取得すると、これに応答して、マーク認識部133(又は、監視処理部134)が取得した各マーク600に対応するマーク情報を記録部125に登録する(S1003)。
図15及び図16は、運用開始後の処理工程を示している。図15及び図16に示すように、本実施形態2の現金自動取引装置100bは、動作が「−a」を付した工程で実施形態1の現金自動取引装置100aのものと相違している。
これら「−a」を付した工程では、実施形態1の現金自動取引装置100aが単一のマーク600に対応するマーク情報を扱うだけであったが、本実施形態2の現金自動取引装置100bは複数のマーク600に対応するマーク情報を扱っている。
また、これら「−a」を付した工程では、実施形態1の現金自動取引装置100aがマーク600のコード情報と位置情報を扱うだけであったが、本実施形態2の現金自動取引装置100bは各マーク600のコード情報、位置情報、サイズ情報、及び角度情報を扱っている。
したがって、これら「−a」を付した工程は、以下のようになる。
すなわち、S1101−aにおいて、現金自動取引装置100bの監視処理部134が、記録部125からS1003で登録された各マーク600に対応する登録マーク情報を読み出して、監視処理部134内の一時記憶変数Aに各マーク600に対応する登録マーク情報を設定する。
また、S1103−aにおいて、高機能マーク認識部133aが、カメラ124によって撮影された監視対象(接客口シャッタ102)の撮影画像の中から、複数のマーク600を検出して、検出された各マーク600の認識処理を行い、各マーク600に設定されているコード情報を識別して、各マーク600のコード情報を取得する。また、高機能マーク認識部133aは、撮影画像の中の各マーク600の位置、サイズ、及び傾き角度を特定して、各マーク600の位置情報、サイズ情報、及び角度情報を取得する。高機能マーク認識部133aは、コード情報と位置情報とサイズ情報と角度情報とを組み合わせて各マーク600に対応するマーク情報を生成する。これにより、高機能マーク認識部133aは、各マーク600に対応するマーク情報(取得マーク情報)を取得する。
高機能マーク認識部133aが各マーク600に対応するマーク情報を取得すると、これに応答して、高機能マーク認識部133a(又は、監視処理部134)が監視処理部134内の一時記憶変数Bに取得マーク情報を設定する(S1104−a)。
そして、監視処理部134は、一時記憶変数Aに設定された登録マーク情報と一時記憶変数Bに設定された取得マーク情報とを比較し、一時記憶変数Aと一時記憶変数Bとで設定されたマーク情報が等しいか否かを判定する(S1105−a)。このとき、監視処理部134は、登録マーク情報及び取得マーク情報の中の、コード情報同士、位置情報同士、サイズ情報同士、角度情報同士の比較を行う。
なお、S1207−a〜S1209−aの処理も、S1103−a〜S1105−aと同様である。
なお、これら「−a」を付した工程の中の、接客口シャッタ102を移動量C分だけ移動させた場合の工程は、以下のようになる。
すなわち、S1107−aにおいて、監視処理部134が、一時記憶変数Aに設定された登録マーク情報の位置情報に移動量Cを加算する。これにより、一時記憶変数Aに設定されていた登録マーク情報が、移動後のマーク600に対応するマーク情報(移動後の登録マーク情報)に更新される。
この後、S1110−aにおいて、高機能マーク認識部133aが、前記した手順で、カメラ124によって撮影された監視対象(接客口シャッタ102)の撮影画像の中から、複数のマーク600を検出して、各マーク600のコード情報、位置情報、サイズ情報、及び角度情報を取得し、コード情報と位置情報とサイズ情報と角度情報とを組み合わせて各マーク600に対応する移動後のマーク情報を生成する。これにより、高機能マーク認識部133aは、各マーク600に対応する移動後のマーク情報を取得する。
高機能マーク認識部133aが各マーク600に対応する移動後のマーク情報(移動後の取得マーク情報)を取得すると、これに応答して、高機能マーク認識部133a(又は、監視処理部134)が監視処理部134内の一時記憶変数Bに移動後の取得マーク情報を設定する(S1111−a)。
そして、監視処理部134は、一時記憶変数Aに設定された移動後の登録マーク情報と一時記憶変数Bに設定された移動後の取得マーク情報とを比較し、一時記憶変数Aと一時記憶変数Bとで設定されたマーク情報が等しいか否かを判定する(S1112−a)。このとき、監視処理部134は、移動後の登録マーク情報及び移動後の取得マーク情報の中の、コード情報同士、位置情報同士、サイズ情報同士、角度情報同士の比較を行う。
このような本実施形態2に係る現金自動取引装置100bによれば、マーク600を複数設け、さらに、マーク600毎に、マーク600のコード情報、位置情報、サイズ情報、及び角度情報を取得して、これらの情報に基づいて監視対象を監視する。これにより、実施形態1に係る現金自動取引装置100aと同様の効果に加え、さらに、監視対象の異常の検出精度を実施形態1よりも向上させることができる。よって、偽の物品を監視対象に取り付ける不正を実施形態1よりもさらに効果的に防止できる。
なお、複数のマーク600が個々のマークを識別できる程度に十分に複雑なものであれば、その構成自体で偽接客口シャッタ202の偽造を防止できる。そのため、接客口シャッタ102の移動検出処理を排除することもできる。具体的には、図17に示すように、S1105−aの判定で“Yes”となる場合以降の処理(すなわち、図15のS1106〜S1112−aの処理)を排除することもできる。
本発明は、前記した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や変形を行うことができる。
例えば、前記した実施形態1,2では、利用者が現金自動取引装置100a,100bを操作して出金処理を行うものとして説明した。しかしながら、監視処理部134は、図示せぬタイマを用いて、図6及び図7、又は、図15及び図16に示す処理を定期的に行うようにすれば、利用者の操作に関係なく監視対象(接客口シャッタ102)の異常状態を直ちに検出できるようになる。この場合、例えば、図7及び図16に示すS1204及びS1210の処理を削除することもできる。
また、例えば、マーク600は、コンピュータが識別可能なものであれば、不可視なものであってもよい。したがって、マーク600は、例えば、赤外線反射インクによって形成することができる。なお、この場合は、カメラ121として、赤外線カメラを用いることになる。現金自動取引装置100a,100bは、このように構成されることにより、不正者に対して、監視対象(接客口シャッタ102)にマーク600が設けられていることを隠蔽することができる。そのため、不正が行われる危険性をより低減できる。
また、例えば、前記した例では、マーク600は、二次元バーコードの形態になっているが、二次元バーコード以外のもの、例えば、図3(b)に示すコード情報や、金融機関固有のキャラクタ、装置の操作案内文などであってもよい。このようにすることにより、不正者に、マークで不正を監視していることを知られにくくできる。なお、この場合のように、マーク600がカメラ124の撮影精度によって誤差を生じる可能性のある形態になっている場合に、S1105などの判定では、許容誤差範囲を予め設定しておき、監視処理部134は、この許容誤差範囲内で一致するか否かを判定するとよい。
また、例えば、前記した例では、マーク600は、接客口シャッタ102に設けられているが、表示部105やカードリーダライタ123に対する不正を監視するために、表示部105に設けたり、カードリーダライタ123のカード挿入口に設けるようにしてもよい。
本発明の不正監視方法は、現金自動取引装置100a,100bに限らず、偽の物品が取り付けられる可能性のある装置、例えば、暗証番号を入力する入力装置(図18参照)などに利用できる。図18は、本発明の不正監視方法を入力装置900に利用した場合の一例を示す図である。図18は、入力装置900の顧客操作部122aの構成を示している。図18に示す例では、マーク600が顧客操作部122aの入力部905に設けられている。なお、入力装置900は、例えば、カメラ124が入力装置900の外部に設けられ、マーク認識部133及び監視処理部134が入力装置900に内蔵された構成となる。このような構成において、入力装置900は、カメラ124が顧客操作部122aの入力部905を撮影し、マーク認識部133がカメラ124によって撮影された入力部905の撮影画像の中からマーク情報600を取得し、さらに、監視処理部134がマーク認識部133によって取得されたマーク情報に基づいて偽の物品(ここでは、偽の表示入力部)を検出する。
実施形態1に係る現金自動取引装置の構成ブロック図である。 実施形態1に係るマークの説明図(1)である。 実施形態1に係るマークの説明図(2)である。 実施形態1に係るマークの説明図(3)である。 実施形態1に係る現金自動取引装置の動作を示すフローチャート(1)である。 実施形態1に係る現金自動取引装置の動作を示すフローチャート(2)である。 実施形態1に係る現金自動取引装置の動作を示すフローチャート(3)である。 アラームメッセージの説明図である。 異常状態メッセージの説明図である。 実施形態2に係る現金自動取引装置の構成ブロック図である。 実施形態2に係るマークの説明図(1)である。 実施形態2に係るマークの説明図(2)である。 実施形態2に係るマークの説明図(3)である。 実施形態2に係る現金自動取引装置の動作を示すフローチャート(1)である。 実施形態2に係る現金自動取引装置の動作を示すフローチャート(2)である。 実施形態2に係る現金自動取引装置の動作を示すフローチャート(3)である。 実施形態2に係る現金自動取引装置の動作を示すフローチャート(4)である。 本発明の不正監視方法を入力装置に利用した場合の一例を示す図である。 偽接客口シャッタを用いた不正の説明図である。 従来の現金自動取引装置の構成図である。 従来の現金自動取引装置の構成ブロック図である。
符号の説明
100(100a,100b) 現金自動取引装置
101 接客口
102 接客口シャッタ
103 金種カセット
104 一時保留部
105 センサ検出部
111 機構制御部
121 表示部
122,122a 顧客操作部
123 カードリーダ
124 カメラ
125 記録部
131 主制御部
132 画像認識部
133 マーク認識部
133a 高機能マーク認識部
134 監視処理部
600 マーク(固有ID情報)
600a 第1マーク
600b 第2マーク
800 ホストコンピュータ
900 入力装置
905 入力部

Claims (8)

  1. 監視対象を撮影するカメラと、画像を認識する認識部と、各種の情報を保存する記録部と、監視対象に対する不正を監視する監視処理部とを有する装置を用い、
    前記監視処理部が、前記監視対象に撮影可能な状態で予め設けられている固有ID情報に設定されたコード情報とこの固有ID情報が設けられている位置を表す位置情報とを前記記録部に登録する登録工程と、
    前記カメラが、前記監視対象を撮影する撮影工程と、
    前記認識部が、前記撮影工程で撮影された前記監視対象の撮影画像の中から前記固有ID情報を識別して前記固有ID情報のコード情報を取得するコード情報取得工程と、
    前記固有ID情報が設けられている位置を特定して前記固有ID情報の位置情報を取得する位置情報取得工程と、
    前記監視処理部が、前記登録工程で前記記録部に登録された前記固有ID情報の前記コード情報及び前記位置情報を登録コード情報及び登録位置情報とし、前記コード情報取得工程及び前記位置情報取得工程で取得された前記固有ID情報の前記コード情報及び前記位置情報を取得コード情報及び取得位置情報とし、前記登録コード情報と前記取得コード情報との比較及び前記登録位置情報と前記取得位置情報との比較を行うことにより、前記監視対象に対する不正の有無を判定する比較工程と、
    を有することを特徴とする不正監視方法。
  2. 固有ID情報が撮影可能な状態で予め設けられている監視対象を撮影するカメラと、
    前記固有ID情報に設定されたコード情報と前記固有ID情報が設けられている位置を表す位置情報とが登録された記録部と、
    前記カメラによって撮影された前記監視対象の撮影画像の中から前記固有ID情報を識別して前記コード情報を取得するとともに、前記固有ID情報が設けられている位置を特定して前記位置情報を取得する認識部と、
    前記記録部に登録された前記固有ID情報の前記コード情報及び前記位置情報を登録コード情報及び登録位置情報とし、前記認識部によって取得された前記固有ID情報の前記コード情報及び前記位置情報を取得コード情報及び取得位置情報とし、前記登録コード情報と前記取得コード情報との比較及び前記登録位置情報と前記取得位置情報との比較を行うことにより、前記監視対象に対する不正の有無を判定する監視処理部と、
    を有することを特徴とする不正監視機能付き現金自動取引装置。
  3. 請求項2に記載の不正監視機能付き現金自動取引装置において、
    前記監視対象は、現金を装置内に投入する又は装置外へ放出するための接客口のシャッタであり、
    前記固有ID情報は、前記シャッタの表面に設けられている
    ことを特徴とする不正監視機能付き現金自動取引装置。
  4. 請求項2に記載の不正監視機能付き現金自動取引装置において、
    前記監視対象は、現金を装置内に投入する又は装置外へ放出するための接客口のシャッタであり、前記固有ID情報は、このシャッタの表面に設けられている場合に、
    前記監視処理部は、
    前記シャッタの移動量を決定して、前記登録位置情報の値を移動量分だけ加算するとともに、前記シャッタを前記移動量分だけ移動させて、前記カメラに移動後のシャッタを撮影させた後、前記認識部にその撮影画像の中から前記移動後のシャッタの前記コード情報及び前記位置情報を取得させ、
    さらに、前記移動量分だけ値が加算された前記登録位置情報を登録移動後位置情報とし、前記移動後のシャッタの前記コード情報を前記取得コード情報とし、前記移動後のシャッタの前記位置情報を移動後取得位置情報とし、前記登録コード情報と前記取得コード情報との比較及び前記登録移動後位置情報と前記移動後取得位置情報との比較を行うことにより、前記監視対象に対する不正の有無を判定する
    ことを特徴とする不正監視機能付き現金自動取引装置。
  5. 請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の不正監視機能付き現金自動取引装置において、
    前記固有ID情報は、二次元バーコードとして形成されている
    ことを特徴とする不正監視機能付き現金自動取引装置。
  6. 請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の不正監視機能付き現金自動取引装置において、
    前記固有ID情報は、前記監視対象の表面に複数設けられている
    ことを特徴とする不正監視機能付き現金自動取引装置。
  7. 請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の不正監視機能付き現金自動取引装置において、
    前記固有ID情報は、予め定められた基準点から引かれる水平線及び垂直線から任意の傾き角度だけ傾いて設けられている
    ことを特徴とする不正監視機能付き現金自動取引装置。
  8. 請求項2に記載の不正監視機能付き現金自動取引装置において、
    前記記録部は、前記固有ID情報の前記コード情報及び前記位置情報に加え、前記固有ID情報のサイズを表すサイズ情報と前記固有ID情報の傾き角度を表す角度情報とを登録しており、
    前記認識部は、前記カメラによって撮影された前記監視対象の撮影画像の中から、前記固有ID情報の前記コード情報、前記位置情報、前記サイズ情報、及び前記角度情報を取得し、
    前記監視処理部は、前記記録部に登録された前記固有ID情報の前記サイズ情報及び前記角度情報を登録サイズ情報及び登録角度情報とし、前記認識部によって取得された前記固有ID情報の前記サイズ情報及び前記角度情報を取得サイズ情報及び取得角度情報とし、前記登録コード情報と前記取得コード情報との比較及び前記登録位置情報と前記取得位置情報との比較に加え、前記登録サイズ情報と前記取得サイズ情報との比較及び前記登録角度情報と前記取得角度情報との比較を行うことにより、前記監視対象に対する不正の有無を判定する
    ことを特徴とする不正監視機能付き現金自動取引装置。
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