JP5193325B2 - 耳あな型補聴器 - Google Patents

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Description

本発明は、耳垢侵入防止構造を備えた耳あな型補聴器に関する。
従来から、耳あな型補聴器においては、低域音の調整、こもり感の低減、外耳道内の湿気を外部に排出するために、外耳道内と外気を連通するベントを設けることが知られている。しかし、高度・重度の難聴者が使用する場合、出力音圧が高いため、このベントを設けるとハウリングしてしまう場合がある。また、ベントを開けると低音域の音圧が下がってしまうこともあり、ベントを設けたくない場合がある。
そこで、特許文献1に記載のように、ベントを有するシェルなどを備えた補聴器では、ベントを透湿性素材からなる透湿膜で塞ぐことが知られている。しかし、耳あな型補聴器のシェル先端部にはイヤホンの音出口とベントの開口を有することになるが、これらには共に耳垢が入る可能性がある。
そして、特許文献2には、イヤホンの音出口に耳垢防止チップを設けて、液状の耳垢が侵入しないように、紙又は不織布製のフィルタからなる耳垢防止チップを備えた補聴器が記載されている。
特開2009−267454号公報 特開2005−260824号公報
しかし、ベントを有する耳あな型補聴器においては、イヤホンの音出口とは別に、シェルの先端部の端寄りに、ベントの開口が形成されているので、装用者が耳あな型補聴器を外耳道に挿入する際、ベントの開口のエッジで外耳道壁を擦るため、耳垢がベントに侵入し易い。そのため、装用者は樹脂の線状部材などをベント内に挿入して、耳垢を取り除かなければならない。
また、特許文献1に記載の耳あな型補聴器においては、ベントに透湿膜を設けているので、耳垢がベントの中に入り込んでしまうと、透湿膜を外して耳垢を取り除かなければならない。透湿膜が着脱自在であっても、その透湿膜はたいへん小さな部品であり、特に高齢者では扱い難いので、耳垢の手入れは容易でない。更に、透湿膜によっては、一度外すと再度の使用ができないものもある。このような場合には、手入れする度に、あらたな透湿膜に付け替えなければならず、装用者にとって負担が大きい。
また、特許文献2に記載の耳あな型補聴器においては、イヤホンの音出口と同様に、ベントの開口にも耳垢防止チップを設けることも想定できるが、シェルの先端部にはその十分なスペースはない場合が多い。
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡易な構造でベントへの耳垢侵入を防止することができる耳あな型補聴器を提供しようとするものである。
上記課題を解決すべく請求項1に係る発明は、ベントを有する耳あな型補聴器において、シェルの先端部に窪み部を形成し、この窪み部の底面にイヤホン音口部を設け、前記窪み部の側面にベントの開口を設けたものである。
また、請求項2に係る発明は、透湿膜を備えたベントを有する耳あな型補聴器において、シェルの先端部に窪み部を形成し、この窪み部の底面にイヤホン音口部を設け、前記窪み部の側面にベントの開口を設けたものである。
前記ベントの開口と前記窪み部の底面との間に段差を形成することができる。また、前記窪み部の開口に庇部を形成することもできる。
請求項1に係る発明によれば、シェルの先端部に窪み部を形成し、この窪み部の側面にベントの開口を設けることにより、ベントの開口がシェルの外面に直接形成されないので、耳垢がベントに直接侵入するのを防止することができる。
請求項2に係る発明によれば、シェルの先端部に窪み部を形成し、この窪み部の側面にベントの開口を設けることにより、ベントの開口がシェルの外面に直接形成されないので、耳垢がベントに直接侵入するのを防止することができ、ベントの清掃や透湿膜の交換の頻度を減らすことができる。
また、ベントの開口と窪み部の底面との間に段差を形成すれば、耳垢が窪み部の底面に達した場合でも、耳垢はベントに侵入し難くなる。更に、窪み部の開口に庇部を形成すれば、耳垢が直接、ベント方向へ向かうのを防止することができる。
本発明に係る耳あな型補聴器の概略断面図 図1のA−A線断面図 庇部を設けた耳あな型補聴器の概略断面図 作用説明図で、(a)は庇部を設けない場合、(b)は庇部を設けた場合
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。本発明に係る耳あな型補聴器1は、図1と図2に示すように、樹脂製のシェル2とフェースプレート3でケース体4を形成し、ケース体4の内部にはボタン形の電池(不図示)、マイクロホン(不図示)、補聴処理部(不図示)やイヤホン5などの補聴器を構成する電気部品が設置されている。
そして、シェル2の先端部2aには、略円形状の窪み部6が形成されている。また、シェル2の側部2bには、先端部2aからフェースプレート3に至るベント7が形成されている。フェースプレート3には、各種のスイッチ類(不図示)や回動自在な電池ホルダ(不図示)などが取り付けられている。ここでは、窪み部6を略円形状としたが、楕円形状・略長方形形状などでもよく、装用者の外耳道形状を基に決めればよい。
窪み部6の底面6aには、イヤホン音口部8が設けられ、窪み部6とイヤホン5は連通している。また、窪み部6の側面6bには、ベント7の開口7aが形成されている。窪み部6の底面6aとベント7の開口7aとの間には、段差9が設けられている。そして、ベント7のフェースプレート3側には、透湿膜10が配設されている。
また、図3に示すように、窪み部6の開口に庇部11を形成することもできる。庇部11は開口全周でもよいし、ベント開口7a側だけでもよい。更に、イヤホン音口部8にイヤホン用の耳垢防止チップ(不図示)を設ける構造にしてもよい。窪み部6の開口の位置や寸法形状は、装用者が耳あな型補聴器を外耳道に挿入する際、出来るかぎり、耳垢が侵入し難いように設定される。また、耳垢防止チップを用いるのであれば、その耳垢防止チップが取り付けられる構造にすればよい。
このような耳垢侵入防止構造を備えたシェル2は、装用者の外耳道形状データからCAD(Computer Aided Design)により、コンピュータ上で形状が設定され、光造形装置で作製される。窪み部6の大きさ、ベント7の形状、位置や太さなどもコンピュータ上で設計することができる。
以上のように構成された本発明に係る耳あな型補聴器1の作用について説明する。ベントの開口を、シェル2の先端部2aに設けた窪み部6の側面6bに設けることにより、シェル2の外面に直接形成されないので、装用者が耳あな型補聴器を外耳道に挿入する際、ベントの開口のエッジが外耳道壁に触れることがなくなり、耳垢12がベント内に直接侵入しなくなる。
そして、図4(a)に示すように、窪み部6の開口に庇部11を設けない場合においては、耳垢12が窪み部6の底面6aに達した場合でも、窪み部6の底面6aとベント7の開口7aとの間に設けた段差9により、耳垢12は窪み部6に留まり、窪み部6の側面6bに形成したベント7の開口7aに侵入し難くい。
次に、図4(b)に示すように、窪み部6の開口に庇部11を設けた場合においては、耳垢12が窪み部6の底面6aに達した場合でも、耳垢12は庇部11により窪み部6の底面6aの中央寄りに達するので、直接ベント7の開口7aへ向かうのを防止することができる。更に、段差9により、耳垢12は窪み部6に留まり、窪み部6の側面6bに形成したベント7の開口7aに侵入し難くい。
本発明によれば、シェルの先端部に窪み部を形成し、この窪み部の側面にベントの開口を設けることにより、ベントの開口がシェルの外面に直接形成されないので、耳垢がベントに直接侵入するのを防止する耳あな型補聴器を提供することができる。
1…耳あな型補聴器、2…シェル、2a…先端部、2b…側部、3…フェースプレート、4…ケース体、5…イヤホン、6…窪み部、6a…底面、6b…側面、7…ベント、7a…開口、8…イヤホン音口部、9…段差、10…透湿膜、11…庇部、12…耳垢。

Claims (3)

  1. ベントを有する耳あな型補聴器において、シェルの先端部に耳垢が留まる窪み部を形成し、この窪み部の底面にイヤホン音口部を設け、前記窪み部の側面にベントの開口を設け、このベントの開口と前記窪み部の底面との間に段差が形成されることを特徴とする耳あな型補聴器。
  2. 透湿膜を備えたベントを有する耳あな型補聴器において、シェルの先端部に耳垢が留まる窪み部を形成し、この窪み部の底面にイヤホン音口部を設け、前記窪み部の側面にベントの開口を設け、このベントの開口と前記窪み部の底面との間に段差が形成されることを特徴とする耳あな型補聴器。
  3. 請求項1又は2に記載の耳あな型補聴器において、前記窪み部の開口に庇部が形成されていることを特徴とする耳あな型補聴器。
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