JP5191002B2 - 充電装置と放電装置とそのモード切り替え制御方法 - Google Patents

充電装置と放電装置とそのモード切り替え制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、充電装置と放電装置とそのモード切り替え制御方法とに関する。
二次電池やキャパシタなどの蓄電部品は、充放電試験により、開発段階における性能の評価・確認や製品出荷時の品質検査がされる。充放電試験においては、蓄電部品は、スイッチ動作により直流電源に接続されて、所定の条件で充電され、必要に応じて所定の条件で放電される。
蓄電部品を試験・評価をするための充放電試験装置は、双方向型のAC/DCコンバータやDC/DCコンバータを用いて、蓄電部品に充電された電力を、放出の際に交流や直流の電力として回収する。これにより、回収した電力を蓄電部品の充放電試験に利用できるので、充放電試験に伴う電力損失を低減し、充放電試験コストを低減することができる。
一方、双方向型のAC/DCコンバータやDC/DCコンバータは、スイッチング素子やインダクタ、キャパシタ、制御回路、ノイズフィルタなどの多くの部品から構成される。このため、スイッチング動作による電力変換時に、大量のノイズを発生する場合がある。
充放電に伴う電力の損失を低減しつつ、構成が簡易でノイズの発生量が小さい充放電装置については、例えば下記特許文献1に提案されている。
また、蓄電部品には、性能を維持するために印加可能な上限電圧や下限電圧が決められている場合もある。このため、充放電装置を用いて蓄電部品を上限電圧または下限電圧になるまでは定電流動作モードとし、その後定電圧動作モードに切り替え処理する。
特開2007−295760
定電流動作モードと定電圧動作モードとの切り替え処理時には、迅速な切り替え処理が好ましいとされる一方で、切り替え後の定電圧動作モードにおいては安定した電流が必要とされる。従来、迅速な切り替え処理と、安定した電流とを高次元で両立させる充電装置等は提案されていない。
本発明は、上述の問題点に鑑み為されたものであり、定電流動作モードから定電圧動作モードへの迅速な切り替え処理を可能とするとともに、切り替え後の定電圧動作モードにおいて安定した電流を実現する充電装置と放電装置とを提供することを目的とする。
本発明にかかる充電装置は、定電流充電モードと定電圧充電モードとを備える充電装置において、定電流充電モードから定電圧充電モードへの移行を検知する定電圧充電移行検知部と、定電流充電モードから定電圧充電モードへの移行応答速度を決定する負帰還容量部とを備え、定電圧充電移行検知部が定電流充電モードから定電圧充電モードへの移行を検知した場合に、負帰還容量部は負帰還容量を増大させることを特徴とする。
また、本発明にかかる充電装置は、好ましくは定電圧充電移行検知部が定電流充電モードから定電圧充電モードへの移行を検知してから所定の時間経過後、負帰還容量部が負帰還容量を増大させることを特徴とする。
また、本発明にかかる充電装置は、さらに好ましくは所定の時間が、負帰還容量部がモード移行前から増大させた後の負帰還容量である場合に、定電流充電モードから定電圧充電モードへの移行時に生じる過渡現象に対応する時間であることを特徴とする。
また、本発明にかかる放電装置は、定電流放電モードと定電圧放電モードとを備える放電装置において、定電流放電モードから定電圧放電モードへの移行を検知する定電圧放電移行検知部と、定電流放電モードから定電圧放電モードへの移行応答速度を決定する負帰還容量部とを備え、定電圧放電移行検知部が定電流放電モードから定電圧放電モードへの移行を検知した場合に、負帰還容量部は負帰還容量を増大させることを特徴とする。
また、本発明にかかる放電装置は、好ましくは定電圧放電移行検知部が定電流放電モードから定電圧放電モードへの移行を検知してから所定の時間経過後、負帰還容量部が負帰還容量を増大させることを特徴とする。
また、本発明にかかる放電装置は、さらに好ましくは所定の時間が、負帰還容量部がモード移行前から増大させた後の負帰還容量である場合に、定電流充電モードから定電圧充電モードへの移行時に生じる過渡現象に対応する時間であることを特徴とする。
また、本発明にかかる充電装置のモード切り替え制御方法は、定電流充電モードと定電圧充電モードとを備える充電装置のモード切り替え制御方法において、定電流充電モードから定電圧充電モードへの移行を検知する定電圧充電移行検知部と、定電流充電モードから定電圧充電モードへの移行応答速度を決定する負帰還容量部とを備え、定電圧充電移行検知部が定電流充電モードから定電圧充電モードへの移行を検知する移行検知工程と、負帰還容量部が負帰還容量を増大させる容量増大工程とを有することを特徴とする。
また、本発明にかかる充電装置のモード切り替え制御方法は、好ましくは移行検知工程の後、容量増大工程を所定の時間遅延させる遅延工程を有することを特徴とする。
また、本発明にかかる放電装置のモード切り替え制御方法は、定電流放電モードと定電圧放電モードとを備える放電装置のモード切り替え制御方法において、放電装置が、定電流放電モードから定電圧放電モードへの移行を検知する定電圧放電移行検知部と、定電流放電モードから定電圧放電モードへの移行応答速度を決定する負帰還容量部とを備え、定電圧放電移行検知部が定電流放電モードから定電圧放電モードへの移行を検知する移行検知工程と、負帰還容量部が負帰還容量を増大させる容量増大工程とを有することを特徴とする。
また、本発明にかかる放電装置のモード切り替え制御方法は、好ましくは移行検知工程の後、容量増大工程を所定の時間遅延させる遅延工程を有することを特徴とする。
定電流動作モードから定電圧動作モードへの迅速な切り替え処理を可能とするとともに、切り替え後の定電圧動作モードにおいて安定した電流とする充電装置と放電装置とを提供できる。
実施形態にかかる充放電装置の概要を説明するブロック図である。 充放電装置の動作概要を説明するフロー図である。 充電時の定電流充電モードと定電圧充電モードとの切り替えシーケンスを説明する図である。 放電時の定電流放電モードと定電圧放電モードとの切り替えシーケンスを説明する図である。 負帰還容量を固定値の負帰還コンデンサのみによる充電モードと電圧電流特性との関係を説明する図である。 充放電装置を放電装置として用いる場合の構成概念図である。
実施形態で説明する充放電装置は、蓄電池やキャパシタ等の蓄電試料の電圧が所定の上限電圧になるまでの間は、定電流充電モードで蓄電試料を充電する。そして、蓄電試料の電圧が所定の上限電圧に到達すると、その上限電圧において電圧を一定に保ちつつ定電圧充電モードで蓄電試料を充電する。
定電圧充電モードにおいては、蓄電試料に供給される電流は、時間経過とともに徐々に低減する。このように蓄電試料を充電することで、蓄電試料が過剰な電圧を印加されて破壊されること等を防止できる。
また、実施形態で説明する充放電装置は、定電流充電モードから定電圧充電モードへと切り替える場合に、定電圧制御アンプの負帰還容量を増大させる。定電圧制御アンプの負帰還容量を比較的大きくすれば、定電圧充電モードでの供給電流が安定する。一方で、定電圧制御アンプの負帰還容量を比較的大きくすれば、定電流充電モードから定電圧充電モードへの切り替え処理時の応答が遅延し、電圧のオーバーシュートが顕在化する。
このため、この充放電装置は、定電流充電モードから定電圧充電モードへの切り替え処理時には、比較的小さな負帰還容量として応答性を高めオーバーシュートを抑制しつつ、定電流充電モードから定電圧充電モードへの切り替え処理後には、比較的大きな負帰還容量として定電圧充電モードでの供給電流を安定させる。
すなわち、定電流充電モードから定電圧充電モードへの切り替え処理時の応答性を高めてオーバーシュートを抑制しつつ、その後リップル等を低減した安定した電流供給が可能な充電装置となる。
また、放電装置として用いる場合には、蓄電池やキャパシタ等の蓄電試料の電圧が所定の下限電圧になるまでの間は、定電流放電モードで蓄電試料から放電させる。そして、蓄電試料の電圧が所定の下限電圧に到達すると、その下限電圧において電圧を一定に保ちつつ定電圧放電モードで蓄電試料から放電させる。
定電圧放電モードにおいては、蓄電試料から放電される電流は、時間経過とともに徐々にゼロに近づく。このように蓄電試料から放電させることで、蓄電試料が過剰な低電圧により破壊されること等を防止できる。
また、実施形態で説明する放電装置は、定電流放電モードから定電圧放電モードへと切り替える場合に、定電圧制御アンプの負帰還容量を増大させる。定電圧制御アンプの負帰還容量を比較的大きくすれば、定電圧放電モードでの放電電流が安定する。一方で、定電圧制御アンプの負帰還容量を比較的大きくすれば、定電流放電モードから定電圧放電モードへの切り替え処理時の応答が遅延し、電圧のアンダーシュートが顕在化する。
このため、この放電装置は、定電流放電モードから定電圧放電モードへの切り替え処理時には、比較的小さな負帰還容量として応答性を高めアンダーシュートを抑制しつつ、定電流放電モードから定電圧放電モードへの切り替え処理後には、比較的大きな負帰還容量として定電圧放電モードでの放電電流を安定させる。
すなわち、定電流放電モードから定電圧放電モードへの切り替え処理時の応答性を高めてアンダーシュートを抑制しつつ、その後リップル等を低減した安定した電流放出をさせることが可能な放電装置となる。
図1は、実施形態にかかる充放電装置100の概要を説明するブロック図である。図1に示すように、充放電装置100は、商用交流電源170に接続されたAC/DCコンバータ180を備える。AC/DCコンバータ180は、定電流コンバータ190に接続される。
また、定電流コンバータ190の出力側には、蓄電試料1a0が接続される。定電流コンバータ190は、例えばDC/DCコンバータや双方向コンバータである。また、蓄電試料1a0は、例えば電池やキャパシタである。
定電流コンバータ190の出力指示端子191には、蓄電試料1a0に対する出力電流の指示値が入力される。このため出力指示端子191には、抵抗Rを介して定電流制御用基準電圧源150(CCref)が接続される。
また、出力指示端子191には、ダイオードDを介して定電圧制御アンプ160の出力側が接続される。定電圧制御アンプ160には、蓄電試料1a0の電位差Vaと定電圧制御用基準電圧源140(CVref)とが入力される。これにより、蓄電試料1a0の電位差Vaが、定電圧制御用基準電圧源140(CVref)を上限電圧値または下限電圧値として、蓄電試料1a0が定電流コンバータ190により充電または放電されることとなる。
ここで、定電圧制御アンプ160に接続される負帰還容量部120は、負帰還容量を変更できるように構成されている。負帰還容量部120は、第一のコンデンサCと、第一のコンデンサCと並列に接続される第二のコンデンサCと、第二のコンデンサCと直列接続されるスイッチSWとを備える。
すなわち、負帰還容量部120は、スイッチSWをオフにすれば第一のコンデンサCのみによる負帰還容量となり、スイッチSWをオンにすれば並列接続された第一のコンデンサCと第二のコンデンサCとによる負帰還容量へと増大する。第一のコンデンサCの容量は例えば2200ピコファラッド程度とし、第二のコンデンサCの容量は例えば0.047〜0.1マイクロファラッド程度としてもよい。
第二のコンデンサCの容量を第一のコンデンサCの容量より大きくし、好ましくは20倍〜50倍程度とすることで、後述する切り替え応答性の確保と電流安定化とを高次元で両立することが可能となる。
スイッチSWは、遅延回路130を介して定電圧動作モードを検知する定電圧動作移行検知部110に接続されている。遅延回路130は、抵抗RとコンデンサCとで構成してもよい。また、定電圧動作移行検知部110は、ダイオードDから抵抗Rを介した電圧と、抵抗Rと抵抗Rとで分圧された所定の電圧と、が入力されるコンパレータ111を備える。これにより、コンパレータ111の出力は、遅延回路130で所定の時間だけ遅延されて、スイッチSWをオンすることとなる。
スイッチSWは、例えばリレースイッチ等の絶縁スイッチとすることができ、フォトMOSリレーとすることが好ましい。また、スイッチSWは、フォトカプラやトランジスタ等を用いてもよい。なお、定電圧制御用基準電圧源140(CVref)と定電流制御用基準電圧源150(CCref)とは、蓄電試料1a0の特性や試験条件等に応じて各々電圧値を適宜変更可能である。
図2は、充放電装置100の動作概要を説明するフロー図である。以下、図2に示す各ステップに基づいて、充放電装置100の動作概要を説明する。
(ステップS210)
充放電装置100は、試験対象の蓄電試料1a0に対して、定電流動作モードにより充電しているか否かを判断する。充放電装置100は、定電圧動作移行検知部110が定電圧動作の開始を検知しない場合に、定電流動作モードであると判断できる。定電流動作モードである場合には、ステップS220へと進む。また、定電流動作モードでない場合には、ステップS210で待機する。
(ステップS220)
充放電装置100は、蓄電試料1a0の電位差Vaが、定電圧制御用基準電圧源140が示す所定の電圧(CVref)になったか否かを判断する。
充放電装置100は、蓄電試料1a0の電位差Vaが、定電圧制御用基準電圧源140が示す所定の電圧(CVref)になった場合には、ステップS230へと進む。また、充放電装置100は、蓄電試料1a0の電位差Vaが、定電圧制御用基準電圧源140が示す所定の電圧(CVref)になっていない場合には、ステップS210へと戻る。
充放電装置100のオペレータは、定電圧制御用基準電圧源140に対して蓄電試料1a0の特性や試験条件、充放電条件等に対応する所定の電圧(CVref)を予め設定することができる。所定の電圧(CVref)は、充電する場合には上限電圧値となり、放電する場合には下限電圧値となる。また、このステップS220の判断処理は、定電圧制御アンプ160の比較処理に対応する。
(ステップS230)
充放電装置100は、定電流動作モードから定電圧動作モードへと切り替え処理する。定電圧動作モードでは、定電流コンバータ190の出力指示端子191から電流がダイオードDの順方向に分岐される。
(ステップS240)
充放電装置100は、定電流動作モードから定電圧動作モードへと切り替えてから所定の遅延時間だけ経過したか否かを判断する。定電流動作モードから定電圧動作モードへと切り替えてから所定の遅延時間だけ経過した場合には、ステップS250へと進む。また、定電流動作モードから定電圧動作モードへと切り替えてから所定の遅延時間だけ経過していない場合には、ステップS240で待機する。
定電流動作モードから定電圧動作モードへと切り替えたか否かは、定電圧動作移行検知部110が判断する。また、切り替え処理後所定の遅延時間だけ経過したか否かは、遅延回路130の遅延処理に基づく。
遅延回路130が遅延させる所定の時間は、後述するように、電流を安定させるための比較的大きな負帰還容量で切り替え処理をしたとした場合に、切り替え処理からオーバーシュートまたはアンダーシュートが収束するまでの時間とすることが好ましい。所定の遅延時間が長すぎると電流を安定させることがそれだけ遅れ、所定の時間が短すぎるとオーバーシュートまたはアンダーシュートが生じやすくなる。
(ステップS250)
充放電装置100は、定電圧制御アンプ160の負帰還容量を増大させる。すなわち、充放電装置100の負帰還容量部120はスイッチSWをオンにして、第一のコンデンサCのみによる容量から、第一のコンデンサCと第二のコンデンサCとによる並列容量へと増大させる。なお、第二のコンデンサCの容量を第一のコンデンサCの容量より数十倍程度大きくした場合には、それらの並列容量は実質的に第二のコンデンサCのみの容量と見なすことができる。
図3は、充電時の定電流充電モードと定電圧充電モードとの切り替えシーケンスを説明する図である。図3(a)に示すように、蓄電試料1a0の電位差Vaが、予め設定された上限電圧であるCVrefに到達する時間Tまでの間は、充電電流IcはCCrefで指示される一定値に保たれる。
時間Tで蓄電試料1a0の電位差VaがCVrefに到達すると、それ以上電位差Vaが上昇しないように、ダイオードDを介して電流が取り込まれて定電圧充電モードへと切り替わる。また、定電圧動作移行検知部110が、定電圧充電モードに切り替わったことを検知する。
定電圧動作移行検知部110の検知信号は、遅延回路130により所定時間、すなわち図3(a)に示すTからTまでのT12期間だけ遅延される。そして時間Tにおいて、遅延回路130から出力された信号によりスイッチSWがオンされる。これにより、時間Tにおいて、負帰還容量部120の負帰還容量が増大処理されることとなる。
図3(b)は、遅延回路130が遅延させる期間T12の好ましい長さを説明する図である。図3(b)に示すように、仮に、第一のコンデンサCと第二のコンデンサCとによる比較的大きな並列容量を負帰還容量として、定電流充電モードから定電圧充電モードへと切り替え処理をすれば、その後充電電流Icは安定するものの、応答性が低いために電位差Vaにオーバーシュートが生じる。
このため、遅延回路130は、図3(b)に示すようにオーバーシュートが生じる期間に対応する期間T12だけ、遅延させることが好ましい。これにより、時間Tにおいて、負帰還容量部120の負帰還容量が増大処理されて、オーバーシュートを生じさせることなく、その後の充電電流Icを安定させることができる。期間T12は、1秒以下であり例えば数百ミリ秒程度としてもよい。
充放電装置100は図3(a)に示す動作処理により、定電流充電モードから定電圧充電モードへの切り替え過渡期に相当する時間Tから時間Tまでは、第一のコンデンサCのみの比較的小さな負帰還容量により、応答性を高めた迅速な切り替え処理を実現する。
また、充放電装置100は迅速な切り替え処理をするので、過渡現象を抑制し、オーバーシュートの発生を抑制した電位差Vaを印加する。このため、充放電装置100においては、蓄電試料1a0に上限電圧値であるCVrefを超える過剰な電位差が印加される懸念が低減されるので、蓄電試料1a0(電池やコンデンサ等)を破壊したり故障させる懸念を低減できる。
また、図4は、放電時の定電流放電モードと定電圧放電モードとの切り替えシーケンスを説明する図である。図4(a)に示すように、蓄電試料1a0の電位差Vaが、予め設定された下限電圧であるCVrefに到達する時間Tまでの間は、放電電流IdはCCrefで指示される一定値に保たれる。
時間Tで蓄電試料1a0の電位差VaがCVrefに到達すると、それ以上電位差Vaが下降しないように、ダイオードDを介して電流が取り込まれて定電圧放電モードへと切り替わる。また、定電圧動作移行検知部110が、定電圧放電モードに切り替わったことを検知する。
定電圧動作移行検知部110の検知信号は、遅延回路130により所定時間、すなわち図4(a)に示すTからTまでのT34期間だけ遅延される。そして時間Tにおいて、遅延回路130から出力された信号によりスイッチSWがオンされる。すなわち、時間Tにおいて、負帰還容量部120の負帰還容量が増大処理されることとなる。
図4(b)は、遅延回路130が遅延させる期間T34の好ましい長さを説明する図である。図4(b)に示すように、仮に第一のコンデンサCと第二のコンデンサCとによる比較的大きな並列容量を負帰還容量として、定電流放電モードから定電圧放電モードへと切り替え処理をすれば、その後放電電流Idは安定するものの、応答性が低いために電位差Vaにアンダーシュートが生じる。
このため、遅延回路130は、図4(b)に示すようにアンダーシュートが生じる期間に対応する期間T34だけ、遅延させることが好ましい。これにより、時間Tにおいて、負帰還容量部120の負帰還容量が増大処理されて、アンダーシュートを生じさせることなく、その後の放電電流Idを安定させることができる。期間T34は、1秒以下であり例えば数百ミリ秒程度としてもよい。充放電装置100は、遅延回路130の遅延時間を充電時には期間T12とし、放電時には期間T34として、充電条件や放電条件に応じて各々異なる設定としてもよい。
充放電装置100は図4(a)に示す動作処理により、定電流放電モードから定電圧放電モードへの切り替え過渡期に相当する時間Tから時間Tまでは、第一のコンデンサCのみの比較的小さな負帰還容量により、応答性を高めた迅速な切り替え処理を実現する。
また、充放電装置100は迅速な切り替え処理をするので、過渡現象を抑制し、アンダーシュートの発生を抑制した電位差Vaを印加する。このため、充放電装置100においては、蓄電試料1a0に下限電圧であるCVrefを下回る過剰に低い電位差が印加される懸念が低減されるので、蓄電試料1a0(電池やコンデンサ等)を破壊したり故障させる懸念を低減できる。なお、負帰還容量部120が負帰還容量を増大させる方法は、上述したように並列に第二のコンデンサCを追加するものに限られず、第二のコンデンサCのみを使用するように切り替えてもよく、その他の周知の方法を用いてもよい。
図5は、負帰還容量を固定値の負帰還コンデンサC520のみによる充電モードと電圧電流特性との関係を説明する図である。図5において、充放電装置500は、電流制御用基準電圧源550(CCref)から抵抗R5を介して定電流コンバータ590に電流値を指示する。また、蓄電試料5a0の電位差Vaが定電圧制御用基準電圧源540(CVref)となると、電流Icを徐々に低減する定電圧充電モードに移行する。
定電圧充電モードにおいては、ダイオードDを介して定電圧制御アンプ560方向に電流が取り込まれ、定電流コンバータ590への電流指示値が低下する。負帰還コンデンサC520は、容量値が過剰に大きければ定電圧動作時の電流Icが安定するが、定電流動作モードから定電圧動作モードへの切り替え時に電位差Vaにオーバーシュートが生じる。また、負帰還コンデンサC520は、容量値が過剰に小さければ定電圧動作時の電流Icが不安定になるが、定電流動作モードから定電圧動作モードへの切り替え時に電位差Vaにオーバーシュートが生じない。
このため、蓄電試料5a0の特性や充放電試験条件等に対応させて、その都度負帰還コンデンサC520の容量を微調整または取り替えるものとすれば、手間や工数がかかることとなりスループットが悪化する。また、多種類の蓄電試料5a0について、個々の特性や充放電試験条件等に対応させて負帰還容量値を予め記憶させるとすれば、新たな記憶装置が必要となり処理系統が複雑化するので、コストアップの一因となる。また、この場合には、同種類の蓄電試料5a0に対して負帰還コンデンサC520の容量微調整ができず、例えば同一製品番号の製品特性に製造バラツキ等がある場合には対応できないこととなる。
図5(b)は、充放電装置500を定電流充電モード(CC)から定電圧充電モード(CV)に切り替えた際の電圧オーバーシュートと電流リップルとを説明する概念図である。また、図6は、充放電装置500を放電装置として用いる場合の構成概念図である。図6においては、図5と対応する部位には対応する符号を付して説明を省略する。
充放電装置500は、急速に充電する場合にオーバーシュートが生じやすく、急速に放電させる場合にアンダーシュートが生じやすい。一方、充放電装置100は、特に急速充電する場合や急速放電させる場合に、効果的にオーバーシュートやアンダーシュートを抑制しつつ電流を安定化させることができる。
実施形態における説明では、充電と放電とを動作可能な充放電装置として説明したが、充電専用の充電装置または放電専用の放電装置としてもよい。また、上述の各充放電装置は、実施形態での説明に限定されるものではなく、自明な範囲で構成を適宜変更してもよく、また自明な範囲で動作と処理とを適宜変更してもよい。
本発明は、充電装置と放電装置とを含めた充放電装置、試験装置と電源装置等に幅広く利用できる。
100・・充放電装置、110・・定電圧動作移行検知部、120・・負帰還容量部、130・・遅延回路、140・・定電圧制御用基準電圧源、150・・定電流制御用基準電圧源、160・・定電圧制御アンプ、170・・商用交流電源、180・・AC/DCコンバータ、190・・定電流コンバータ、1a0・・蓄電試料。

Claims (10)

  1. 定電流充電モードと定電圧充電モードとを備える充電装置において、
    前記定電流充電モードから前記定電圧充電モードへの移行を検知する定電圧充電移行検知部と、
    前記定電流充電モードから前記定電圧充電モードへの移行応答速度を決定する負帰還容量部と、を備え、
    前記定電圧充電移行検知部が前記定電流充電モードから前記定電圧充電モードへの移行を検知した場合に、前記負帰還容量部は負帰還容量を増大させる
    ことを特徴とする充電装置。
  2. 請求項1に記載の充電装置において、
    前記定電圧充電移行検知部が前記定電流充電モードから前記定電圧充電モードへの移行を検知してから所定の時間経過後、前記負帰還容量部が負帰還容量を増大させる
    ことを特徴とする充電装置。
  3. 請求項2に記載の充電装置において、
    前記所定の時間は、前記負帰還容量部が前記モード移行前から前記増大させた後の負帰還容量である場合に、前記定電流充電モードから前記定電圧充電モードへの移行時に生じる過渡現象に対応する時間である
    ことを特徴とする充電装置。
  4. 定電流放電モードと定電圧放電モードとを備える放電装置において、
    前記定電流放電モードから前記定電圧放電モードへの移行を検知する定電圧放電移行検知部と、
    前記定電流放電モードから前記定電圧放電モードへの移行応答速度を決定する負帰還容量部と、を備え、
    前記定電圧放電移行検知部が前記定電流放電モードから前記定電圧放電モードへの移行を検知した場合に、前記負帰還容量部は負帰還容量を増大させる
    ことを特徴とする放電装置。
  5. 請求項4に記載の放電装置において、
    前記定電圧放電移行検知部が前記定電流放電モードから前記定電圧放電モードへの移行を検知してから所定の時間経過後、前記負帰還容量部が負帰還容量を増大させる
    ことを特徴とする放電装置。
  6. 請求項5に記載の放電装置において、
    前記所定の時間は、前記負帰還容量部が前記モード移行前から前記増大させた後の負帰還容量である場合に、前記定電流充電モードから前記定電圧充電モードへの移行時に生じる過渡現象に対応する時間である
    ことを特徴とする放電装置。
  7. 定電流充電モードと定電圧充電モードとを備える充電装置のモード切り替え制御方法において、
    前記充電装置は、前記定電流充電モードから前記定電圧充電モードへの移行を検知する定電圧充電移行検知部と、前記定電流充電モードから前記定電圧充電モードへの移行応答速度を決定する負帰還容量部とを備え、
    前記定電圧充電移行検知部が前記定電流充電モードから前記定電圧充電モードへの移行を検知する移行検知工程と、
    前記負帰還容量部が負帰還容量を増大させる容量増大工程と、を有する
    ことを特徴とする充電装置のモード切り替え制御方法。
  8. 請求項7に記載の充電装置のモード切り替え制御方法において、
    前記移行検知工程の後、前記容量増大工程を所定の時間遅延させる遅延工程を有する
    ことを特徴とする充電装置のモード切り替え制御方法。
  9. 定電流放電モードと定電圧放電モードとを備える放電装置のモード切り替え制御方法において、
    前記放電装置は、前記定電流放電モードから前記定電圧放電モードへの移行を検知する定電圧放電移行検知部と、前記定電流放電モードから前記定電圧放電モードへの移行応答速度を決定する負帰還容量部とを備え、
    前記定電圧放電移行検知部が前記定電流放電モードから前記定電圧放電モードへの移行を検知する移行検知工程と、
    前記負帰還容量部が負帰還容量を増大させる容量増大工程と、を有する
    ことを特徴とする放電装置のモード切り替え制御方法。
  10. 請求項9に記載の放電装置のモード切り替え制御方法において、
    前記移行検知工程の後、前記容量増大工程を所定の時間遅延させる遅延工程を有する
    ことを特徴とする放電装置のモード切り替え制御方法。
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