JP5190517B2 - 火器の摺動停止部、引き金装置、及び把持部 - Google Patents

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Description

本発明は、遊底及び安全機構を含む小火器の引き金装置のための摺動停止部、具体的には、速射型火器の引き金装置のための、遊底をロックするロック位置と遊底をロックしない位置との間で調整することができる摺動停止部に関する。
「上方」、「下方」、「左」、「右」、「前方」、「後方」のような位置に関する記述は、「前方」に水平に発射する通常の照準位置にある火器における射手の視点に適用されるものである。
連続射撃のために構築された、機関銃又は軽機関銃などの速射型火器は、比較的単純な引き金機構をもっており、この引き金機構が、後に図8及び図9により説明される。
遊底の移動範囲の下方(図示せず)に把持部があり、そこに引き金(a)が旋回可能に取り付けられている。引き金の横方向の旋回軸は、引き金の上部中央範囲に位置するので、引き金が引かれると、引き金の後方上部が、カム軌道を辿る。引き金の後方上部は、これもまた横軸の周りに旋回可能に取り付けられ、火器ハウジング又は把持部内に取り付けられた摺動停止部(f)の前部に作用する。摺動停止部(f)の後部は、逆鉤型アーム(s)として設計される。ばね荷重により、ばねが引き金(a)を休止位置まで前方に回転させたとき、摺動停止部(f)の前部が下向きに旋回し、後部が逆鉤型アーム(s)と共に上向きに旋回する。この逆鉤型アームの位置が、ロック位置(図8を参照されたい)である。引き金(a)及び摺動停止部(f)は、それぞれ各自のばね又は共通のばねにより緩衝作用を受けた状態又は初期荷重を与えられた状態にすることができ、それにより、ばねにより休止位置(引き金)又はロック位置(摺動停止部)に付勢される。
ここで、遊底が前方休止位置から引き戻されると、該遊底は、逆鉤型アーム(s)上を移動する間に、その下面によって該逆鉤型アーム(s)を動かし、よって、摺動停止部(f)の後部を下向きに押す。遊底の下面に形成された逆鉤型キャッチが逆鉤型アームの上に移動すると、逆鉤型アームが上方にスナップ移動して、逆鉤型キャッチの背後に位置させられる。これで火器は装填され、発射準備完了状態になる。
引き金(a)が引かれると、逆鉤型アーム(s)は、逆鉤型キャッチを解放する位置に下がり、遊底が解放されて、火器は連続発射を開始する。引き金(a)が放されると、逆鉤型アーム(s)は、ロック位置に跳ね戻り、逆鉤型キャッチの背後位置になって、遊底を発射準備完了位置(後部位置)に保持する。従って、連続発射が中断される。
多くの場合、遊底は、意図せずに引き金を引くことを防止する引き金安全装置により構成される。しかしながら、この引き金安全装置は、例えば、弾丸が装填され、コックされた状態にある安全装置付きの機関銃がトラックから落ちた場合などにおいて、加速力の結果として逆鉤型アームが解放されるのを防ぐものではない。
従って、付加的に又は単独で、摺動停止部(f)をロック位置において安全フィンガに固定するようにした遊底(w)がある。しかしながら、火器に安全装置がかかった状態では、摺動停止部を通り越して動くことができないため、遊底を、阻止された摺動停止部(f)の上方で引くことができないか、又は摺動停止部(f)上で引っ掛かって動かなくなるという欠点を伴う。図8は、周縁表面により摺動停止部(f)の安全フィンガ(i)を支持するようにした安全バレル(w)を示す。こうした遊底(w)を備える火器は、火器が安全位置にある間は完全に装填することができない。
上述の機能上の原理に従って動作する完全自動火器を、いわゆる武器施設において使用する例が増加している。こうした武器施設において、取り付けられた火器は、遠隔制御アクチュエータにより位置合わせされ、引き金及び安全機構を作動させるアクチュエータにより動作される(例えば、電磁的方法で)。最大限の安全を保証するため、これらのアクチュエータは、動作不良(例えば、停電)の場合には、引き金の作動が中断され、火器の状態に関係なく安全機構が「安全」位置に調整されるように設計される。
上述の問題(安全装置がかかった火器に完全に装填することができない)の他に、引き金の作動が中断されたにもかかわらず、火器が制御できずに発射を続行するという別の動作不良が生じることがある。アクチュエータの作動力が極端に大きいと、遊底が摺動停止部(f)の安全フィンガ(i)に対して焼きつきを生じ、逆鉤型アーム(s)が、逆鉤型キャッチに係合していない状態で遊底に残されるという結果になることがある。この動作不良は、引き金の作動直後に遊底が前方に動くことにより発生することがあり、停電により引き金が放されると同時に、遊底に作用するアクチュエータが、該遊底を「安全」位置に押し込むことになる。この火器の状態では、摺動停止部(f)及び逆鉤型アーム(s)は解放位置にあり、安全フィンガ(i)は、安全機構(i)の安全凹部(ここでは安全バレル(w))に結合される。ここでアクチュエータが安全バレル(w)を「安全」位置の方向に動かすと、安全フィンガ(i)がその調整移動を塞いでしまい、安全凹部の側面が安全フィンガ(i)に対してしっかりと押し付けられるため、摺動停止部(f)は、ばね付勢されていても、ロック位置に移動することができない。摺動停止部(f)は安全フィンガ(i)上で動けなくなり、遊底は、弾薬の供給が中断されるまで、遮られることなく前後に移動する(図9を参照されたい)。
この問題のある状況に鑑み、逆鉤型アームが、摺動停止部に旋回可能に取り付けられた安全ツメに組み立てられた引き金装置がある(例えば、独国特許第101 63 003 A1号、米国特許第2004/0194615 A1号、米国特許第6,907,813 B2号を参照されたい)。遊底が押し戻されると、安全ツメは、ばね荷重に逆らってロック位置から旋回されて、遊底が安全ツメの上を動くことができる待機位置になる。遊底が前方に移動すると、ばねの作用により、安全ツメの逆鉤型アームは逆鉤型キャッチに係合し、さらに、遊底によりこのロック位置に保持される。安全ツメには、安全要素も装備され、この安全要素は、安全機構(例えば、安全バレル)と相互作用するので、遊底又は摺動停止部の位置に関係なく、安全機構を常に安全位置に戻すことができる。同時に、安全機構は、引き金にも、摺動停止部にも作用することができる。
この特定の引き金装置には、キャッチ機能を確実にするために付加的なばね要素が必要とされ、安全ツメ及びその旋回取付機構が、前方に移動する遊底の全ての力を負担する必要がある。この構成においては、比較的小さい安全ツメ及びその取付機構が、極めて大きい動的応力下に置かれる。最悪の状況においては、安全ツメ、摺動停止部におけるその取付機構及び/又はばね要素の起こり得る亀裂又は動作不良のために、安全装置及び引き金の位置に関係なく、装填された全ての弾薬を使い果すまで火器が発射し続けるといった形で、火器の機能に影響を与える。さらに、ばね要素の作動力を、摺動停止部に作用するばね荷重に対して正確に調整しなければならない。そうでなければ、安全ツメの上を動く遊底も、摺動停止部を下方に把持部に押し込むようになる。このことは、安全要素と安全バレルとの間の相互作用に悪影響を与えかねない。
独国特許第101 63 003 A1号 米国特許第2004/0194615 A1号 米国特許第6,907,813 B2号
本発明は、上記とは異なり、請求項1に記載された、本発明による改善された摺動停止部、すなわち上述の特徴を含む摺動停止部を提供するものである。この摺動停止部は、休止位置から安全位置へのばね力に逆らって摺動停止部(21)に対して調整することができる安全要素を含む。
安全要素は、遊底が摺動停止部に係合し又はこれに結合され、かつ、遊底が安全要素に前向きに作動力を及ぼすとき(及び安全位置に調整されたとき)、安全位置に入る。この位置(安全位置)では、安全要素は、安全機構がその安全位置に入ると同時に安全機構に係合し、摺動停止部自体をロック位置に固定する。
しかしながら、他の態様においては、安全要素はその休止位置(II)にあり、安全機構の位置に関係なく、摺動停止部を解放する。
この解決法においては、「摺動停止部により遊底をロックする」機能、及び、「摺動停止部をロック位置に固定する」実際の安全機能が、構造上互いに独立しているので、各構成要素又は構造要素(この場合、摺動停止部及び安全要素)を、それぞれの機能に合わせて完璧に設計し、構成することができる。
摺動停止部は、遊底と相互作用する際に受ける非常に大きい応力に適応するように、頑丈かつ頑強に設計することができる。一方、安全要素は、遊底によるそうした非常に大きい機械的応力に曝されることはなく、主として安全機構と確実に相互作用するように設計することができる。
同時に、この構成は、火器がどのような機能条件のもとにある場合においても、全体として安全機構の構成要素が安全機構と衝突する危険を伴うことなく、安全機構を動作させることを可能にする。
さらに、安全要素の動作不良が、摺動停止部における頑強な逆鉤型アームのキャッチ機能に影響を与えることはない。このことは、従来技術と比較すると、引き金が作動されないときに、制御されないまま発砲される危険がほとんど排除され、少なくとも大幅に削減されることを意味する。
最後に、このような摺動停止部を含む火器は、安全位置にあってさえ、完全に装填することが可能であり、どのような機能状態にあっても、火器の安全機構を作動させることができる。
ばね荷重が遊底に作用するために、調整可能な安全要素が休止位置に入ること(ばね作用の故に)、又は、安全位置に入ることを、ばねが保証する。
請求項によれば、安全要素(101;201)は、摺動停止部(21)に配置されてロック位置において遊底に係合する、逆鉤型アーム(31)の領域内に配置される。適切には、この逆鉤型アーム(31)は、頑強な形態で遊底に係合する。安全要素をこの領域内に配置することにより、遊底を逆鉤型アーム又は摺動停止部にロックする同じ有効範囲を用いて、安全要素(101;201)を安全位置に移動させることができる。
安全要素は、遊底と相互作用するアクチュエータを含み、これにより、安全要素を安全位置に移動させることができる。この安全要素はまた、安全機構に係合するロック部品も含む。従って、アクチュエータ及びロック部品は、それぞれの機能に対する要件を満たすのに適した形態で設計し、配置することができる(請求項)。このようにして、中間位置が機能を妨げるのを防止することができる。
請求項によるさらなる修正により、アクチュエータの応力を低減するという点で、安全要素の機能的信頼性がさらに向上する。これは、アクチュエータを隣接する遊底と共に逆鉤型アームの輪郭内に配置することにより達成される。その結果、遊底におけるブロック機能又はロック機能が、逆鉤型アームのみにより実行されるようになる。該安全要素が、付加的な応力に曝されることはなく、具体的には、作用ばねが、遊底を介して摺動停止部又は逆鉤型アームばねに加えるいかなる負荷も受けることはない。
請求項によれば、安全要素は、安全要素を機能的に信頼でき、かつ、保護された方法で摺動停止部内に配置することを可能にする摺動部の形態で設計される。摺動方向は、ほぼ遊底の移動方向であり、遊底を作動させるときの安全要素の応力レベルをできる限り小さく保持することが好ましい。
請求項乃至は、安全要素がピボットレバーの形態で設計される実施形態に関する。
この場合、旋回軸は、遊底の移動方向に対して横断方向に延びる(請求項)。従って、ピボットレバーの作動方向も遊底の移動方向に対応する。
請求項によれば、作動装置は、2アーム式ピボットレバーの形態で設計され、これにより、作動装置を第2のレバーアームの異なるロック方向にそらすことが可能になる(遊底が摺動停止部を押し付けたとき)。この目的のために、2つのレバーアームには、互いにある角度を形成することができる。このようにして、安全機構により予め定めることができる特定の構成上の制限条件を考慮する際の融通性が得られる。
請求項に示されるように、レバーアームの長さが異なる場合には、調整移動距離及び安全移動距離も異なる長さになることがある。特に、アクチュエータを含む第1のレバーアームが、ロック部品を含む第2のレバーアームより短い場合には、調整移動距離を比較的短くすることができ、それぞれのレバーアームの関連をそれぞれ選択することにより、十分な長さを有するように設計し、安全機構の有効範囲から離れる又は入るのに十分に長い範囲を提供することができる。従って、ロック部品の必要な作動面は、機械的応力に対処するのに十分に大きく又は頑強であるように設計することができる。
請求項によれば、旋回軸は、ピボットレバーの中心を通って延びるので、ピボットレバーが動的に釣り合うようになり、つまり、火器に作用する横方向の加速力がピボットレバーの安全位置を妨げることがなくなる。
請求項10によれば、保持効果に関連する作動面がロック部品又は安全機構のそれぞれの対向面に配置されるという事実により、保持効果が、さらに向上する。自己拘束設計により、逆鉤型アームが保持効果により非常に大きい応力を受ける場合でも、ロック部品の作動面及び安全機構の対向面が互いに滑り落ち、安全機能を阻害することが防止される。こうした応力は、例えば、火器が非常に大きい動的荷重(衝撃)に曝された場合、又は、引き金が保持効果に逆らって摺動停止部に大きい力をかける場合、例えば、引き金が安全機構に対してモータ作動される場合に生じることがある。
請求項11は、本発明による摺動停止部を含む引き金装置に関する。
請求項12は、本発明による引き金装置を含む把持部に関し、これは、例えば、上述の安全機能をもたない従来の把持部と交換できるように構成することができる。請求項14に記載されるように、把持部が、引き金又は安全機構をアクチュエータに結合することができる1つ又は幾つかの連携機構を含む場合は、こうした火器を、いわゆる武器施設において容易に使用することができる。
最後に、請求項14は、本発明による摺動停止部、本発明による引き金装置、又は本発明による把持部を含む火器に関する。
安全要素が摺動部の形態で設計された、本発明による引き金装置を含む把持部(部分的に開いた)の側面図である。 安全要素がピボットレバーの形態で設計され、摺動停止部は、遊底が補足されたロック位置にあり、安全機構は「安全」位置Aにある、本発明による異なる引き金装置を含む把持部の側面図である。 安全機構が「発射」位置Bにある、図2の引き金装置である。 遊底が解放され、引き金が作動され、安全機構が「発射」位置Bにある、図2の引き金装置である。 引き金が解放され、解放レバーが摺動停止部と噛み合い、安全機構が「安全」位置Aにある、図4の引き金装置である。 解放レバーを作動させることにより後退する遊底が摺動停止部をロック位置に動かした、図5の引き金装置である。 さらに後退する遊底が逆鉤型アームに係合し、摺動停止部をロック位置から偏向させ、安全機構が「安全」位置Aにある、図6の遊底構成である。 安全バレルが「安全」位置にある、従来の引き金装置の断面である。 摺動停止部が、その安全突起により安全バレル内に引っ掛かった状態で示される、図8の引き金装置を示す。
図面を用いて、本発明の実施形態をより詳細に説明する。
図1(第1の実施形態)及び図2乃至図7(第2の実施形態)は、本発明による摺動停止部21又は引き金装置の組み立て及び機能を説明する2つの実施形態を示す。同様の参照番号は、同様の構成要素に対応する。
図1によると、把持部1が火器のハウジング(図示せず)に取り付けられており、該把持部には、部分的に示される遊底3についての移動経路が定められている。遊底の移動範囲は、銃腔5の軸に沿って延びる。
把持部は、その前側に引き金ガード7を有し、この引き金ガード7には、把持部1の上方から入る引き金9が結合される。前述の引き金は、銃腔5の軸に対して横方向に延びる把持部1の引き金軸11に旋回可能に取り付けられている。2つのアームをもつヒンジばね13がクロスピン17を囲んでおり、ヒンジばねのアームは該クロスピン17により把持部1内に固定され、該ヒンジばね13は、下部ばねアーム15により引き金9を前方に押す。上部ばねアーム19は、後部レバーアーム23に係合した2アーム式摺動停止部21を反時計回りに上向きにロック位置に押す。前部レバーアーム25は、引き金軸11及び解放リール27の上方に延び、引き金9に取り付けられている。摺動停止部21は、銃腔5の軸に対して横方向に延びる、把持部1内のレバー軸29に旋回可能に取り付けられる。
引き金9が作動され、ヒンジばね13の力に逆らって反時計回りに旋回されると、解放リール27は、ヒンジばね13の力に逆らって前部レバーアーム25を持ち上げ、後部レバーアームの後部を下げる(この位置を、第2の実施形態との関連で図4に示す)。後部レバーアーム23の後部には、逆鉤型アーム31が示されており、この逆鉤型アーム31は、遊底3の逆鉤型キャッチ33の背後に位置し、該逆鉤型キャッチ33を発射準備のためにコックされた発射準備完了位置(図1)に保持する。引き金の作動により逆鉤型アーム31を下げる過程で、遊底3が解放され、遊底ばね(図示せず)の作用で火器ハウジング内を前方に移動し、弾薬を送り、最終的に発射薬(図4の位置を参照されたい)を点火する(図示されない撃針を用いて)。
摺動停止部21の後部23を下げる過程で、摺動停止部21の前部が持ち上がり、この前端部は、摺動停止部に設けられた引き金安全装置51において、解放レバー53により下から係合される。解放レバー53は、キャッチばね55の力に逆らうように、引き金9に懸架され、ピン54の周りを旋回することができる。引き金9を放した後、解放レバー53は、摺動停止部21の後部23及び逆鉤型アーム31を、遊底の移動経路の外(図5におけるような位置)に保持する。
遊底3が後退して初めて、該遊底は解放レバー53に接触し、該解放レバーをキャッチばね55の力に逆らって時計回りにピボット回転させ、摺動停止部21の引き金安全装置51を解放し、該引き金安全装置51は、後部23が遊底3の移動経路内で反時計回りにばね作用により移動する(図6を参照されたい)。同時に、遊底3の逆鉤型キャッチ33(又は複数の逆鉤型キャッチ)が、逆鉤型アーム31の上で、把持部内を弾性的に摺動するように移動し(図7を参照されたい)、遊底3の前部逆鉤型キャッチ33が完全に逆鉤型アーム31の上を移動するまで、摺動停止部21はロック位置にあり、逆鉤型アーム31が逆鉤型キャッチ33を囲み、逆鉤型キャッチの係合により遊底を最後尾の位置に保持する、という動作が続けざまに生じる。
第1の実施形態の引き金装置(図1)においては、摺動部101が後部レバーアーム23の後部に配置されている。摺動部の後面103は、隣接する逆鉤型キャッチ33が係合できるアクチュエータを形成する。休止位置(II)において、摺動部101は、後部レバーアーム23の内部に延びるばね構成104の作用で、後部レバーアーム23から後方に値Dだけ突出する。
摺動部101の後面103を後方から押している遊底の逆鉤型キャッチ33は、ばね構成104の作用に逆らって、摺動部101を、値Dだけほぼ銃腔5の軸線方向に動かし、摺動部の安全位置Iに入れる。この位置において、摺動部の後面103は、逆鉤型アーム31の後面に取り付けられ、かつ、逆鉤型アームの輪郭内に完全に配置される。逆鉤型アーム31の後面は、この過程において、逆鉤型アーム31がロック位置にあるとき、遊底がそれ以上前方に動くのを防止する(図1、図2、及び図3を参照されたい)。同時に、摺動部101は、ほんの僅かしか、前方に移動したり又は取り付けられた遊底の応力に曝されたりしないことが保証される。摺動部101は、ばね構成104の復元力のみによる応力を受け、この復元力は、遊底3が前方に移動するとき打ち勝たねばならないものである。しかしながら、遊底3により、大部分の応力及び負荷が逆鉤型アーム31又は摺動停止部21にかけられる。このため、摺動部101の過負荷又は動作不良の危険が最小化される。
摺動部101は、アクチュエータ(ここでは、後面103)から始まって下向きに延びるフィンガ105を含む。前述のフィンガは、ロック部品を形成し、安全機構40と相互作用する。図示される安全機構40は、凹部43が設けられた安全バレル41によって構成される。ハウジング(図示せず)から突出するノッチプレート45及び調整レバーが、安全バレル41に耐トルク結合される。前述の調整レバーにより、安全バレルを「安全」位置と発射位置との間で回転させることができる。この2つの位置は、ノッチプレート45上の2つの凹部49及び1つの弾性の恒久的に固定されたキャッチ構成47により定められ、その各々が2つの凹部49の一方に係合する。
さらに、停止ノッチプレートは安全フラグ46を含む。安全機構が「安全」位置(図1の位置)にあれば、それぞれの安全付加部10が、安全フラグ46の背後に位置する。前述の安全付加部は、ハウジング1内で引き金9から後方に延びる。
摺動部101は、以下のようにして、フィンガ105を介して、安全機構と相互作用する。
・火器が完全に装填された状態では、遊底3及びその逆鉤型キャッチ33が、逆鉤型アーム31の後面及び摺動部101の後面103に乗った状態にあり、安全位置(位置I)になる。この位置では、フィンガ105は、安全機構40の有効範囲内にある。安全バレル41の凹部43は、「安全」位置(位置A)にある。フィンガ105の作動面105aは、安全バレル41の外周面に接触している。その結果、摺動部101は、後部レバーアーム23、並びに、逆鉤型アーム31を、安全バレル41に向けて下向きに支持する。安全フラグ46により形成された付加的な引き金安全装置及び安全付加部が省略されておらず、引き金が作動されなかったとしても、逆鉤型アーム31をロック位置から移動することができない。
・安全バレル41を回転させることにより安全機構が「発射」位置に置かれると、凹部43は位置Bに入り、フィンガ105の領域内に配置される。同時に、安全フラグ46は安全付加部10の有効範囲より外の位置に入る(図1には図示されない、同様に図3を参照されたい)。
・引き金9を作動すると、摺動停止部21の前部レバーアーム25が、解放リール27を介して時計回りに上方に押され、逆鉤型アーム31を含む後部レバーアーム23及び摺動部101が下向きにハウジング1に変位させられる。同時に、フィンガ105は、安全バレル41の凹部43に入り、遊底3が解放されて前方に動く(同様に図4を参照されたい)。
・この過程において、引き金安全装置51を含む前部レバーアーム25が、解放レバー53内に捕捉されるので、引き金9が使用可能にされたとき、逆鉤型アーム31を含む摺動停止部21は、把持部1内にとどまる(この位置は、同様に図5に示される)。
・摺動部101が休止位置に入り、そこで、その後面103が逆鉤型アーム31の後部から突出するようになり、フィンガ105は、安全機構40の有効範囲の外に延びる(図1に実線で示される位置II)。
・火器が通常に機能するときは、遊底3は、前方に動いて新しい弾薬を装填する。次いで、発射により生じる反動によって、遊底が再度後方に動き、解放レバー53を解放し、これにより引き金安全装置51を解放する。従って、ヒンジばね13の上部ばねアーム19の作用で、後部レバーアーム23を含む摺動停止部21が上方に動く。同時に、後退する遊底3が、後部レバーアーム23を、下方に、すなわち、例えば、逆鉤型キャッチの縁部から斜め後方上部領域に延びる適切に設計されたリード角32を介して下方に変位させる。この過程において、遊底の動きが逆転し、逆鉤型キャッチ33が逆鉤型アーム31の後面に接するようになるまで、遊底ばねがコックされる。同時に、摺動部101の後面103は、前方に動かされ、後部レバーアーム23内に達する。
・動作不良の場合(不発、前進移動中の動作不良等)、遊底3は戻らず、引き金構成と弾薬格納部との間にとどまる。この場合においても、静止位置IIにおいては、フィンガ105が安全バレル41の有効範囲外に配置されるため、安全機構40を作動させることができる。摺動部101は、安全装置40の作動を妨げない。安全機構40を「発射」位置から「安全」位置に調整することができる。
・動作不良を修正するために、遊底を手動で引き戻す(完全に装填されている)。完全装填プロセスの際、解放レバー53も作動され、逆鉤型アーム31を含む後部レバーアーム23を、ハウジングの輪郭から遊底の移動範囲内に上方に動かす。フィンガ105を含む摺動部101が、休止位置IIにおいては、安全機構40の有効範囲外に配置されるため、「安全」位置の安全機構40においても、完全装填動作が可能である。さらに、完全装填過程で安全バレルが後部レバーアーム23に生じさせる下方への動きが妨げられることもない。
・完全装填過程の後、最初に後面103に係合する摺動部101を、摺動停止部21における安全位置に動かした後、遊底3の逆鉤型キャッチ33は、摺動停止部21の逆鉤型アーム31に再び接するようになる。フィンガ105(図5の安全位置では点線で示される)は、安全機構40の有効範囲内に配置される。火器は、直ちに安全な状態になる。
・これで、引き金9の偶発的な作動により遊底3が解放される危険なしに、必要な全ての作業を行なうことができる。
・逆鉤型アーム31に対して相対的に調整することができ、かつ、安全機構40に係合するフィンガ105を含む摺動部101により、以下のことが保証される。一方では、逆鉤型キャッチ33を含む遊底3が摺動部101の後面103を摺動停止部21内に動かして、該摺動停止部21が、逆鉤型アーム31の後面と同一平面上になり、逆鉤型キャッチ33が逆鉤型アームに支持されるようになる場合に限り、フィンガ105を含む摺動部101が安全気候40の有効範囲内に配置されるので、安全な状態においても火器を完全に装填できることである。他方では、休止位置IIにある摺動部101は、安全機構40の有効範囲外に延びるため、遊底3が把持部の前方に配置され、後部レバーアーム23が把持部2内に下げられても、いかなる状態においても、火器を安全な状態にできることである。
図2乃至図7に示す第2の実施形態においては、摺動部101が、2アーム式ピボットレバー201と置き換えられており、この2アーム式ピボットレバー201は、後部レバーアーム23において、銃腔5の軸に対して横方向に延びる旋回軸202に配置される。同時に、ピボットレバー201の上部レバーアーム203は、後面によってアクチュエータを形成する。前述のアクチュエータにおいては、逆鉤型キャッチ33は、遊底3が逆鉤型アームに接触している状態で、ばね構成204の力に逆らって、ピボットレバー201を安全位置に動かすので、ピボットレバー201の下部レバーアーム205が、安全機構40の有効範囲内に、ロック部品として移動する(図2及び図3を参照されたい)。この位置において、上部ピボットレバーアーム203は、完全に逆鉤型アーム31の輪郭内に滑り込む。
逆鉤型キャッチ33を含む遊底3が逆鉤型アーム31に接触していない状態では、ピボットレバー201は、ばね構成204の作用により休止位置に入り、その位置において、下部レバーアーム205は、安全機構40の有効範囲外に配置され、上部レバーアーム203は、逆鉤型アームの後部の輪郭から部分的に突出する(図4乃至図7)。
この安全機構の機能は、第1の実施形態に関連して説明した安全機構と同様である。しかしながら、下部レバーアーム205は上部レバーアーム203より長い寸法に設計されているため、ピボットレバー201により、上部レバーアーム203の調整移動距離を大幅に短くすることができる。その結果、上部レバーアーム203のより短い旋回移動距離により、下部レバーアーム205の旋回移動距離が長くなる。
図8及び図9に示されるように、調整移動距離が非常に短いので、逆鉤型キャッチ33と後退位置にある遊底3との重なりは、ピボットレバー201がない摺動停止部(f)よりも、最小限の長さだけ後方に延びるのみである。その結果、さらなる調整を行なう必要なしに、図2乃至図7による遊底構成を、図8及び図9に示す遊底構成と交換することができる。実際上、把持部を交換することだけが必要である。
上記で説明した実施形態においては、安全機構は、それぞれの凹部43を含む回転可能な安全バレル41として設計されている。安全機構が摺動ロック部として設計され、それぞれの安全機能部が銃腔軸5に対して横方向又は平行に設計されるようになった他の実施形態もある。このような摺動ロック部は、それぞれの凹部及び有効範囲を含み、説明した安全バレル41と同様に、摺動停止部21に配置された安全要素(例えば、摺動部101又はピボットレバー201)と相互作用する。このような摺動ロック部はまた、武器施設において火器を制御する、それぞれのアクチュエータ又は作動駆動装置に直接結合することもできる。このようなアクチュエータ又は作動駆動装置を配置することができる別個の連携機構を設ける実施形態もある。
当業者であれば、特許請求の範囲から本発明のさらなる実施形態及び変更を想到できるであろう。
1 把持部; 3 遊底; 5 銃腔; 7 引き金ガード; 9 引き金;
10 安全付加部; 11 引き金軸; 13 ヒンジばね;
15 下部ばねアーム; 17 クロスピン; 19 上部ばねアーム;
21 摺動停止部; 23 後部レバーアーム; 25 前部レバーアーム;
27 解放リール; 29 レバー軸; 31 逆鉤型アーム;
33 逆鉤型キャッチ; 40 安全機構; 41 安全バレル;
43、49 凹部; 45 ノッチプレート; 46 安全フラグ;
47 キャッチ構成; 51 引き金安全装置; 53 解放レバー; 54 ピン;
55 キャッチばね; 101 摺動部; 103 後面;
104、204、304 ばね構成; 105 フィンガ;
201 ピボットレバー; 202 旋回軸; 203 上部レバーアーム;
205 下部レバーアーム。

Claims (14)

  1. 遊底(3)及び安全機構(40)を含む小火器における速射型火器の引き金装置のための摺動停止部(21)であって、前記摺動停止部(21)は、
    前記遊底(3)をロックするロック位置と該遊底をロックしない位置との間で調整することができ、かつ
    安全要素(101;201)を含み、前記安全要素は、
    ばねの力に逆らって休止位置(II)から前記安全位置(I)に前記摺動停止部(21)に対して調整することができ、かつ、
    前記遊底(3)が前記摺動停止部(21)を通り過ぎ、前記安全要素(101;201)に対して前向きの作動力を作用させるときにはその安全位置(I)に入り、前記安全機構(40)がその安全位置に入ると同時に、この位置(I)において、該安全機構(40)に係合し、該摺動停止部(21)をそのロック位置に固定し、
    他の場合には、その静止位置(II)に入り、前記摺動停止部(21)を解放することを特徴とする摺動停止部(21)。
  2. 前記安全要素(101;201)は、前方に移動する前記遊底(3)により動かすことができ、結果として該安全要素(101;201)をその安全位置に調整することができるアクチュエータ(103;203)と、該安全要素(101;201)が安全位置にあるとき、前記安全機構(40)の有効範囲内に配置されるロック部品(105;205)とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の摺動停止部(21)。
  3. 前記安全要素(101;201)は、逆鉤型アーム(31)の領域内に配置され、前記摺動停止部(21)において設計され、かつ、そのロック位置において前記遊底に係合することを特徴とする、請求項1又は2に記載の摺動停止部(21)。
  4. 遊底が取り付けられた前記アクチュエータ(103;203)は、逆鉤型アームの輪郭内に配置されることを特徴とする、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の摺動停止部(21)。
  5. 前記安全要素(101)は、摺動部の形態に設計され、前記摺動方向は、好ましくは前記遊底(3)の移動方向に対応することを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の摺動停止部(21)。
  6. 前記安全要素(201)は、前記遊底(3)の移動方向に対して横方向に延びる旋回軸(202)に配置され、かつ、前記摺動停止部(21)内で旋回することができるピボットレバーの形態に設計されることを特徴とする、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の摺動停止部(21)。
  7. 前記ピボットレバー(201)は、2アーム式設計を含み、第1のレバーアーム(203)は前記アクチュエータを含み、第2のレバーアーム(205)は前記ロック部品を含むことを特徴とする、請求項6に記載の摺動停止部(21)。
  8. 前記第1のレバーアーム(203)は前記第2のレバーアーム(205)より短く、そのアスペクト比は、1:2から1:3であることを特徴とする、請求項7に記載の摺動停止部(21)。
  9. 前記旋回軸は、前記ピボットレバー(201)の中心を通って延びることを特徴とする、請求項6から請求項8までのいずれか1項に記載の摺動停止部(21)。
  10. 有効範囲を含むロック部品(105、205)は、前記安全機構(40)のそれぞれの対向面において、自己拘束的に係合することを特徴とする、請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の摺動停止部(21)。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の摺動停止部(21)を含むことを特徴とする引き金装置。
  12. 請求項11に記載の引き金装置を含むことを特徴とする把持部。
  13. 前記引き金(9)又は安全機構(40)を作動させるために、前記引き金(9)又は安全機構(40)をアクチュエータに結合できる少なくとも1つの連携機構を含むことを特徴とする、請求項12に記載の把持部。
  14. 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の摺動停止部(21)、請求項11に記載の引き金装置、或いは、請求項12又は請求項13に記載の把持部を含むことを特徴とする火器。
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