JP5188470B2 - インサート成形用金型及びそれを用いた複合部品の製造方法 - Google Patents
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Description
例えば、インサートパーツが電気部品の金属端子(ターミナル)などの場合、インサートパーツは、帯状の金属板を順送りプレス加工により打ち抜いて作製されるのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
さらに、ターミナルを曲げ加工する場合には以下の問題がある。
ターミナルの曲げ加工は、ターミナルの外面のいずれかを基準面として、基準面に対して所定方向に力を加えて行われる。従って、基準面が歪んでいると、ターミナルの曲げ加工が所望通りに行えなくなる場合がある。
図10において、金属板10は、銅などの金属を材料とする帯状に形成され、予めパイロット穴11が、金属板10の一方の側辺の近傍に、長手方向に所定の間隔で金属板10の厚み方向に穿設して形成されている。
ここで、図10の一点鎖線で分離されている領域のうち、パイロット穴11が含まれる側の領域が、プレス加工後にターミナルを構成するターミナル形成領域10Aであり、残りの領域が、後述のプレス成形機20により打ち抜かれる打ち抜き領域10Bとなる。
なお、搬送機構は、表裏両面を水平に配置した金属板10を順送りするものとする。
初期状態として、押さえ部22及びパンチ側パーツ23が、ダイ側パーツ21から離れて配置されているものとする。金属板10は、ダイ側パーツ21上に、順次間欠的に搬送されるが、搬送が一時停止されたときに、プレス機構20Aによる金属板10の打ち抜き動作が行われる。なお、プレス機構20Aによりプレス加工が行われる前の工程で、金属板10の他方の側辺側は、ターミナル形成領域10Aの先端部の形状に沿って打ち抜かれている。
以下、同様の手順により、順次搬送される金属板10の打ち抜き領域10Bが打ち抜かれる。
図1はこの発明の一実施の形態に係るインサート成形用金型の斜視図、図2はこの発明の一実施の形態に係るインサート用金型の下部金型を第1圧接面からみた平面図、図3はこの発明の一実施の形態に係るインサート用金型の上部金型を圧接面からみた平面図、図4はこの発明の一実施の形態に係るインサート成形用金型を有するインサート成形システムの構成図、図5はこの発明の一実施の形態に係るインサート成形用金型を有するインサート成形システムによりインサート成形を実施するときの型締め動作について説明する断面図であり、型締め動作前にターミナルが下部金型のインサートパーツ挿入溝内に配置された状態を示している。図6はこの発明の一実施の形態に係るインサート成形用金型を有するインサート成形システムによりインサート成形を実施するときの型締め動作について説明する断面図であり、上部金型が下部金型に向かってターミナルをプレスしつつ接近しているときの状態を示している。図7はこの発明の一実施の形態に係るインサート成形用金型を有するインサート成形システムによりインサート成形を実施するときの型締め動作について説明する断面図であり、圧接面同士を密接させて上部金型及び下部金型が押し付けられた状態を示している。図8はこの発明の一実施の形態に係るインサート成形用金型を有するインサート成形システムによって製造された複合品の斜視図、図9はこの発明の一実施の形態に係るインサート成形用金型を有するインサート成形システムによって製造された複合品のターミナルの曲げ加工について説明する図である。
また、インサートパーツ挿入溝2aが、第1樹脂充填凹部2cのそれぞれと下部金型2の一端面とを連通して下部金型2に形成されている。このとき、2つのインサートパーツ挿入溝2aは、前述の加工金属板部に連設されているターミナルの間隔に一致する間隔をあけ、互いに平行に下部金型2に形成されている。また、インサートパーツ挿入溝2aの深さは、ターミナル25の厚さより数%〜数十%程度浅く形成され、インサートパーツ挿入溝2aの幅はターミナル25の幅より数%〜数十%程度広く形成されている。以下、インサートパーツ挿入溝2aが開口する下部金型2の一面を第1圧接面2bとする。また、第1樹脂充填凹部2cと下部金型2の外部とを連通する充填用穴2dが、下部金型2に形成されている。
第2樹脂充填凹部5aは、上部金型5の第1圧接面2bに第2圧接面5bを相対させたときに、第1樹脂充填凹部2cと相対するように形成されている。
インサート成形システム30は、下部金型2及び上部金型5を第1圧接面2b及び第2圧接面5bを上下方向に相対させて配置したインサート成形用金型1、及び第1圧接面2b及び第2圧接面5bが相対する方向に上部金型5を下部金型2に向けて移動させる金型移動手段(図示せず)を有するターミナル塑性加工/成形本体部31と、インサート成形用金型1のキャビティ内に本体成形材料としての樹脂を供給する充填部32と、ターミナル25が連設形成された加工金属板部12を、パイロット穴11を利用してターミナル塑性加工/成形本体部31に間欠的に順送り可能に構成された加工板搬送手段(図示せず)と、加工板搬送手段、金型移動手段を制御する駆動制御部(図示せず)と、などを主要構成に有している。なお、金型移動手段は、例えば、モータ(図示せず)の回転力をモータの軸方向に変換した出力を、上部金型5を下部金型2に向かって移動させる駆動力に利用するなどすれば簡単に構成可能である。
なお、充填部32からは樹脂の供給が停止されている状態を初期状態とする。また、加工金属板部12は、ターミナル25の厚み方向を鉛直方向に一致させて、加工板搬送手段によって搬送される。
さらに、上部金型5が下降すると、図6に示されるように、ターミナル25はその幅方向に伸びるように塑性変形され、インサートパーツ挿入溝2aの側壁に当接する。さらに、上部金型5が下降するのに伴い、ターミナル25は、インサートパーツ挿入溝2aの内壁に沿って伸びるように塑性変形する。そして、上部金型5が下部金型2に押しあてられると、図7に示されるように、ターミナル25は、インサートパーツ挿入溝2aと第2圧接面5bとで構成されるインサートパーツ挿入穴7の形状に略合致する形状に塑性変形されて、インサートパーツ挿入穴7の壁面に接するようにインサートパーツ挿入穴7に収納される。
さらに、インサート成形前の塑性変形加工を省くことによって以下の効果も得られる。
従来のようにインサート成形前に塑性変形加工を行う場合、ごく小さい寸法精度の塑性変形量を管理しなければならならず、場合によっては、所望とするターミナルの幅より広く塑性変形してしまい、金型に設けられたインサートパーツ挿入溝への挿入性が悪化する恐れもある。
インサート成形用金型1を用いることで、インサートパーツ挿入溝2aへの挿入性の悪化を考慮しつつ塑性変形量の寸法管理を行う必要がなくなる。
Claims (2)
- 複数の分割金型により構成され、本体成形材料が充填されるキャビティ、及びインサートパーツが挿入されるインサートパーツ挿入穴が、上記複数の分割金型の型締めにより形成されるインサート成形用金型であって、上記複数の分割金型が、上記インサートパーツ挿入穴に挿入された上記インサートパーツを、上記型締め動作によって上記インサートパーツ挿入穴の内形形状に合致する形状に塑性変形させるように構成されているインサート成形用金型を用意し、
上記インサートパーツ挿入穴における長手方向に垂直な高さは、上記インサートパーツの高さ方向寸法より低く、且つ、上記インサートパーツ挿入穴における幅は、上記インサートパーツの幅方向寸法より広く形成されており、
上記インサートパーツを得る打ち抜き工程と、
上記型締めを実施するのに先立って、上記インサートパーツ挿入穴を形成する上記複数の分割金型の型締め方向に相対する壁面間に上記インサートパーツを配置する工程と、
上記型締めを実施して、上記インサートパーツを上記パーツ挿入穴の内形形状に合致するように塑性変形させる工程と、
上記キャビティに上記本体成形材料を充填して固化する工程と、
を備えることを特徴とする複合部品の製造方法。 - 上記分割金型は、少なくとも上下方向に2分割され、上記インサートパーツ挿入穴は、その下側の金型に設けられていることを特徴とする請求項1の複合部品の製造方法。
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