JP5187853B2 - 演算回路 - Google Patents
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前記1〜n段目までの演算結果が所定の時間内に得られるように、前記一括演算回路の個数および前記一括演算回路が担う演算段数を設定したことを特徴とする。
図1に本発明の第1の実施例の演算回路を示す。1は入力データをラッチする入力ラッチ回路、2は単位演算回路、3は条件によって入力を選択するセレクタ、4は演算結果の出力データをラッチする出力ラッチ回路、5は一括演算回路である。
図2に第2の実施例の演算回路を示す。図1の演算回路では、n=32個の部分演算結果を8回路分ずつ4並列で処理する構成例であったが、図2の演算回路は、組21〜28のそれぞれを4回路分として、8並列で処理するよう構成したものである。すなわち、図2では、k=4、8、12、16、20、24、28の一括演算回路5(4),5(8),5(12),5(16),5(20),5(24),5(28)を使用している。
図3に第3の実施例の演算回路を示す。図1および図2の演算回路では、一括演算回路5の後段に縦続接続する単位演算回路2の数が同一であったが、一括演算回路5の後段に縦続接続する単位演算回路2の数は統一されている必要はない。
図4に第4の実施例の演算回路を示す。本実施例は、一括演算回路5と、その後段に7個の一括演算回路5(4)を縦続に接続したものを1組として、組41〜44を構成し、セレクタ3の出力に対して4並列したものである。本実施例によれば、第n段目の演算結果と第n+4段目の演算結果以降につき4段の間隔を隔てて、最大合計8回路の各段の演算結果を得ることができる。すなわち、段数目によらず演算の所要時間は最大で8回路分となる。
図5に第5の実施例の演算回路を示す。図4の第4の実施例の構成では、並列処理における各組41〜44が、演算段数kが4の一括演算回路5(4)でほとんど統一されているが、統一されている必要はなく、図5のように、1段目〜32段目の演算結果の出力が得られるよう、任意の演算段数kを担う一括演算回路5を組み合せる構成としても良い。図5において、セレクタ3の出力側に縦続接続される回路数は、組51が6回路分となるが、組52〜56は5回路分となる。また、最大演算段数をもつ一括演算回路は14段分の一括演算回路5(14)である。
なお、図1〜図3の第1〜第3の実施例では、一括演算回路5とその一括演算回路5の演算結果を入力する1又は2以上が縦続接続された単位演算回路との組を設け、これを入力側に並列接続したが、1又は2以上が縦続接続された単位演算回路2とその単位演算回路の途中又は最後の演算結果を入力する一括演算回路5の組を設け、これを入力側に並列接続しても、同様に演算の高速化を図ることができる。また、上記各実施例では、1段目〜32段目の合計32段分の演算出力を得る演算回路を例にして説明したが、これに限られるものではなく、n=3以上の演算結果を得る演算回路において本発明を適用することができる。また、並列に実行する各組の演算の最終結果が所定の時間以内に得られるように、一括演算回路の個数、各一括演算回路が担う演算段数、単位演算回路の個数等を定めて、それらを組合せて各組の演算回路を構成し、かつ縦続演算の全段の演算結果を得られるように、各部分演算回路の並列数を定めれば良い。
2:単位演算回路
3:セレクタ
4:出力ラッチ回路
5:一括演算回路
Claims (8)
- 演算方法が入力データの値によって複数の演算方法の内の1つに決まる単位演算を行い、該単位演算の演算結果を次の単位演算の入力データとして演算することを繰り返し、該繰り返しによって得られる1〜n(n:3以上の正の整数)段目までの各段の演算結果を更新機会ごとに保持し出力する演算回路において、
前記単位演算を1段の演算で得る1又は2以上の単位演算回路と、前記単位演算を複数段繰り返して得られる結果を一括して1段の演算で得る1又は2以上の一括演算回路とを備え、
前記単位演算回路の演算結果および前記一括演算回路の演算結果を、それぞれ前記1〜n段目までの演算結果の内の所定の段数目の演算結果とすることを特徴とする演算回路。 - 請求項1に記載の演算回路において、
前記一括演算回路と、1又は2以上が縦続接続され該一括演算回路の演算結果が先頭に入力する前記単位演算回路とからなる組を有することを特徴とする演算回路。 - 請求項1に記載の演算回路において、
1又は2以上が縦続接続された前記単位演算回路と、該縦続接続された該単位演算回路の途中又は最後の単位演算回路の演算結果を入力する前記一括演算回路とからなる組を有することを特徴とする演算回路。 - 請求項2又は3に記載の演算回路において、
前記組を複数組だけ入力側に対して並列接続したことを特徴とする演算回路。 - 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の演算回路において、
前記1〜n段目までの全部の演算結果が所定の時間内に得られるように、前記一括演算回路の個数、前記一括演算回路が担う演算段数、および前記単位演算回路の個数を設定したことを特徴とする演算回路。 - 演算方法が入力データの値によって複数の演算方法の内の1つに決まる単位演算を行い、該単位演算の演算結果を次の単位演算の入力データとして演算することを繰り返し、該繰り返しによって得られる1〜n(n:3以上の正の整数)段目までの各段の演算結果を更新機会ごとに保持し出力する演算回路において、
前記単位演算を1又は2段以上回繰り返して得られる結果を一括して1段の演算で得る1又は2以上の一括演算回路を備え、
前記一括演算回路を2以上縦続接続し、
それぞれの前記一括演算回路の演算結果を、それぞれ前記1〜n段目までの演算結果の内の所定の段数目の演算結果とすることを特徴とする演算回路。 - 請求項6に記載の演算回路において、
2以上縦続接続した前記一括演算回路の組を複数組だけ入力側に対して並列接続したことを特徴とする演算回路。 - 請求項6又は7のいずれか1つに記載の演算回路において、
前記1〜n段目までの演算結果が所定の時間内に得られるように、前記一括演算回路の個数および前記一括演算回路が担う演算段数を設定したことを特徴とする演算回路。
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