JP5187853B2 - 演算回路 - Google Patents

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本発明は、初段から最終段までのn段(n:3以上の正の整数)の一連の演算結果を一斉に更新して保持し出力する演算回路に係り、詳しくは、演算方法が入力データの値によって複数の演算方法の内の1つに決まる単位演算を行い、該単位演算の演算結果を次の単位演算の入力データとして演算することを繰り返し、該繰り返しによって得られるn段分の各段の演算結果を更新機会ごとに保持し出力する演算回路に関する。
図6に従来の演算回路を示す。図6において、1は入力データを保持する入力ラッチ回路、2は単位演算回路、3は条件によって入力を選択するセレクタ、4は演算結果を保持する出力ラッチ回路である。単位演算回路2は、単位演算の結果を1段の演算で得る演算回路であり、実行する演算方法が入力データによって複数の演算方法の内の1つに決まる演算回路である。すなわち、単位演算回路2は、複数の演算方法に対応する構成を有していて、入力データによってそのいずれかの演算方法を選択して演算する構成を有し、演算が完了し次第、演算結果を出力する。
図6の演算回路は、セレクタ3を介して単位演算回路2を8段だけエンドレスに縦続接続して、各単位演算回路2における演算結果を各段の出力とするものである。すなわち、初回の演算では、セレクタ3によって入力ラッチ回路1の出力が選択されて1段目の演算結果(出力データ)が得られ、その1段目の演算結果が2段目の単位演算回路2に入力して演算が実行されて2段目の演算結果が得られ、以後同様の演算が8段目まで繰り返される。なお、このとき1段目の演算結果は、入力ラッチ回路1の出力データそのものである。
そして、1段目から8段目までの一連の逐次演算結果が一斉に各段の出力ラッチ回路4によって保持され出力される。このとき、各段の出力ラッチ回路4のラッチタイミングは、8段目の出力ラッチ回路4に演算結果が入力した後となる。
次回の演算では、セレクタ3によって、8段目の単位演算回路2の演算結果を保持する8段目の出力ラッチ回路4の出力が入力されている1段目の単位演算回路2の出力が選択され、同様の繰り返し演算が行われ、2回目の8個の演算結果が各段の出力ラッチ回路4で保持されることで出力データの更新が行われる。以下、同様にして各段の出力ラッチ回路4で出力データの更新が所望回数行われる。各出力ラッチ回路4の最短のラッチ周期は、8個の単位演算回路2の合計演算時間相当となる。以上のような演算回路は、例えば、暗号におけるハッシュ鍵計算等に用いられる。
図7の演算回路は、図6の演算回路をより発展させて、32個の単位演算回路2をセレクタ3を介してエンドレスに縦続接続して、32段の演算結果を出力ラッチ回路4によって一斉に更新できるようにしたものである。ここでの各出力ラッチ回路4の最短のラッチ周期は、32個の単位演算回路2の合計演算時間となる。
なお、上記したような単位演算回路2による単位演算を複数回実行して得られる演算結果を、1段の演算で一括して得る一括演算回路については、特許文献1等により検討が行われている。
特開2009−9463号公報
ところで、システムの処理能力を向上させるために、演算回路間で授受するデータの配線の並列数を増やし(例えば、図6で説明した8並列であったものを図7で説明した32並列にするなど)、且つデータの入出力に要する時間を短く(例えば32クロックかかっていたものを1/4の8クロックに短縮すると、全体としてスループットを4倍に高めることができる)する構成をとることがある。
データの入出力の速度が向上するメリットを生かして、データ速度に見合う処理能力を実現するには、演算回路の演算所要時間も併せて短縮することが必要である。そこで、従来では、遂次演算の各回の演算結果を得る演算回路において、各段の演算結果を出力するために、演算回路の段数を少なくすることなく、1段あたりの演算時間(図6、図7では単位演算回路2の演算速度)を短くすることによって高速化を図っていた。しかし、このような手法では、総演算所要時間を大幅に(例えば数分の1に)短くすることは難しかった。
本発明の目的は、一括演算回路を用いることにより、入出力のデータ速度向上に見合う高い処理能力を実現した高速の演算回路を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、演算方法が入力データの値によって複数の演算方法の内の1つに決まる単位演算を行い、該単位演算の演算結果を次の単位演算の入力データとして演算することを繰り返し、該繰り返しによって得られる1〜n(n:3以上の正の整数)段目までの各段の演算結果を更新機会ごとに保持し出力する演算回路において、前記単位演算を1段の演算で得る1又は2以上の単位演算回路と、前記単位演算を複数段繰り返して得られる結果を一括して1段の演算で得る1又は2以上の一括演算回路とを備え、前記単位演算回路の演算結果および前記一括演算回路の演算結果を、それぞれ前記1〜n段目までの演算結果の内の所定の段数目の演算結果とすることを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の演算回路において、前記一括演算回路と、1又は2以上が縦続接続され該一括演算回路の演算結果が先頭に入力する前記単位演算回路とからなる組を有することを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、請求項1に記載の演算回路において、1又は2以上が縦続接続された前記単位演算回路と、該縦続接続された該単位演算回路の途中又は最後の単位演算回路の演算結果を入力する前記一括演算回路とからなる組を有することを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、請求項2に記載の演算回路において、前記組を複数組だけ入力側に対して並列接続したことを特徴とする。
請求項5にかかる発明は、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の演算回路において、前記1〜n段目までの全部の演算結果が所定の時間内に得られるように、前記一括演算回路の個数、前記一括演算回路が担う演算段数、および前記単位演算回路の個数を設定したことを特徴とする。
請求項6にかかる発明は、演算方法が入力データの値によって複数の演算方法の内の1つに決まる単位演算を行い、該単位演算の演算結果を次の単位演算の入力データとして演算することを繰り返し、該繰り返しによって得られる1〜n(n:3以上の正の整数)段目までの各段の演算結果を更新機会ごとに保持し出力する演算回路において、前記単位演算を1又は2段以上回繰り返して得られる結果を一括して1段の演算で得る1又は2以上の一括演算回路を備え、前記一括演算回路を2以上縦続接続し、それぞれの前記一括演算回路の演算結果を、それぞれ前記1〜n段目までの演算結果の内の所定の段数目の演算結果とすることを特徴とする。
請求項7にかかる発明は、請求項6に記載の演算回路において、2以上縦続接続した前記一括演算回路の組を複数組だけ入力側に対して並列接続したことを特徴とする。
請求項8にかかる発明は、請求項6又は7のいずれか1つに記載の演算回路において、
前記1〜n段目までの演算結果が所定の時間内に得られるように、前記一括演算回路の個数および前記一括演算回路が担う演算段数を設定したことを特徴とする。
本発明によれば、一括演算回路の演算によって加速した分だけラッチ出力の更新周期を短くすることができ、データの入出力の速度向上に見合う高速な演算回路を実現できる。このとき、一括演算回路の演算によってスキップした出力段の演算結果については、単位演算回路又は別の一括演算回路の演算によって相補うことができる。また、一括演算回路に縦続接続される後段の回路を、同じ段数分の演算を行う一括演算回路で構成することができ、この場合は、一括演算回路の演算段数が少なく、また一括演算回路の種類も少なくて済み、小規模な回路の組合せで高速な演算回路を実現できる。
本発明の第1の実施例の演算回路の回路図である。 本発明の第2の実施例の演算回路の回路図である。 本発明の第3の実施例の演算回路の回路図である。 本発明の第4の実施例の演算回路の回路図である。 本発明の第5の実施例の演算回路の回路図である。 8並列出力の従来の演算回路の回路図である。 32並列出力の従来の演算回路の回路図である。
本発明では、単位演算を1段の演算で得る1又は2以上の単位演算回路と、単位演算回路による単位演算を複数段実行して得られる演算結果を一括して1段の演算で得る1又は2以上の一括演算回路とを組合せて、一括演算回路により演算速度を加速する。このとき、一括演算回路の演算によってスキップした演算結果は単位演算回路又は別の一括演算回路により求めて相補う。このとき、
(a).一括演算回路の演算結果を、繰り返し演算で得られるn段の内の1つの段の演算結果とする。
(b).一括演算回路の演算結果を1又は2以上縦続接続された単位演算回路の先頭に入力して得たそれぞれの単位演算回路の演算結果を、前記n段の内のそれぞれの段の演算結果とする。
(c).単位演算回路を1又は2以上縦続接続し、終段の単位演算回路の後段に一括演算回路を1又は2以上縦続接続し、各単位演算回路および各一括演算回路の演算結果を、前記n段の内のそれぞれの段の演算結果とする。
(d).これら(a)、(b)、(c)の処理の幾つかを縦続に行う処理の内の複数を、組合せて同時並行して実行し、一括演算回路の演算によって演算速度を加速する。一括演算回路の演算によってスキップした段の演算結果は、単位演算回路の演算又は別の一括演算回路の演算で相補って、前記n段の内のそれぞれの段の演算結果とする。
(e).(c)の構成を並列に接続する際には、単位演算回路の複数縦続接続の途中回の演算結果を分岐して、一括演算回路に入力する。これにより、単位演算回路の共用化を図り、回路規模を小さくする。
(f).前記n段の内の各段の演算結果のラッチ出力の更新周期を、一括演算回路の採用と並列化によって短縮することによって短くし、入出力の速度向上に見合う処理能力の向上を実現する。
<第1の実施例>
図1に本発明の第1の実施例の演算回路を示す。1は入力データをラッチする入力ラッチ回路、2は単位演算回路、3は条件によって入力を選択するセレクタ、4は演算結果の出力データをラッチする出力ラッチ回路、5は一括演算回路である。
単位演算回路2は、単位演算の結果を1段の演算で得る演算回路であり、実行する演算方法が入力データによって複数の演算方法の内の1つに決まる演算回路である。すなわち、単位演算回路2は、複数の演算方法に対応する構成を有していて、入力データによってそのいずれかの演算方法を選択して演算する構成を有し、演算が完了し次第、演算結果を出力する。
一括演算回路5(k)は、単位演算回路2による単位演算をk段実行して得られる演算結果を一括して1段の演算で行い、その演算が完了し次第、演算結果を出力するもので、図1では、k=8、16、24の一括演算回路5(8),5(16),5(24)を使用している。この一括演算回路5(k)は、単位演算回路2と同等の所要時間でk段分の演算を可能とし演算のスループットを高めることを可能とする構成、例えば、特許文献1に記載の内容を適用することができる。
11はセレクタ3を介して8個の単位演算回路2を縦続接続した組、12はセレクタ3の出力を入力する一括演算回路5(8)の後段に7個の単位演算回路2を縦続接続した組、13はセレクタ3の出力を入力する一括演算回路5(16)の後段に7個の単位演算回路2を縦続接続した組、14はセレクタ3の出力を入力する一括演算回路5(24)の後段に7個の単位演算回路2を縦続接続した組である。
本実施例は、8個の単位演算回路2を縦続接続し第1段目〜第8段目の演算結果を出力する組11の2段目から8段目に対して、前段に一括演算回路5を設けその後段に7個の単位演算回路2を縦続接続した組12〜14を、入力側が並列となるよう接続して、出力側が1段目〜32段目として並ぶように組み合わせたものである。組12〜14では、k段分の単位演算を実行する1個の一括演算回路5(k)の後段に7個の単位演算回路2を縦続接続することにより、第k+1段出力以降の連続する8段分の演算結果が得られる。
すなわち、一括演算回路5(8)の演算機能は、単位演算回路2の8段分であるので、組12では、第9段目〜第16段目までの連続する各部分演算の結果を得ることができる。また、一括演算回路5(16)の演算機能は、単位演算回路2の16段分であるので、組13では、第17段目〜第24段目までの連続する各部分演算の結果を得ることができる。さらに、一括演算回路5(24)の演算機能は、単位演算回路2の24段分であるので、組14では、第25段目〜第32段目までの連続する各部分演算結果を得ることができる。9段目、17段目、25段目の演算結果は、一括演算回路5(8)、5(16)、5(24)により得られ、その間の演算結果はスキップされるが、そのスキップ分はそれぞれ単位演算回路2により相補われる。以上において、1段目〜8段目、9段目〜16段目、17段目〜24段目、25段目〜32段目の何れも、演算の所要時間は8回路分である。
すなわち、組11〜14の演算の所要時間はそれぞれ8回路分であり、それらが並列に接続されて同時に演算を開始するので、第1段目から第32段目までの連続する32個の演算結果を得る演算を、8回路分の所要時間で完了することができる。したがって、高速演算が可能となり、図7で説明した演算回路に対して演算時間を1/4に短縮することができる。
なお、図1の演算回路の動作は、図6で説明したのと同様に、最初は入力ラッチ回路1からの入力データをセレクタ3で取り込んで繰り返し演算して各段の出力ラッチ回路4に保持し、次回からは最上段の単位演算回路2の出力データ(図1では32段目の演算結果)をセレクタ3で取り込んで、繰り返し演算して各段の出力ラッチ回路4の内容を更新し、以後これを繰り返す。
<第2の実施例>
図2に第2の実施例の演算回路を示す。図1の演算回路では、n=32個の部分演算結果を8回路分ずつ4並列で処理する構成例であったが、図2の演算回路は、組21〜28のそれぞれを4回路分として、8並列で処理するよう構成したものである。すなわち、図2では、k=4、8、12、16、20、24、28の一括演算回路5(4),5(8),5(12),5(16),5(20),5(24),5(28)を使用している。
組21はセレクタ3を介して4個の単位演算回路2を縦続接続して、第1段目〜第4段目の演算結果を出力するよう構成される。組22は一括演算回路5(4)の後段に3個の単位演算回路2を縦続接続して、第5段目〜第8段目の演算結果を出力するよう構成される。組23は一括演算回路5(8)の後段に3個の単位演算回路2を縦続接続して、第9段目〜第12段目の演算結果を出力するよう構成される。組24は一括演算回路5(12)の後段に3個の単位演算回路2を縦続接続して、第13段目〜第16段目の演算結果を出力するよう構成される。組25は一括演算回路5(16)の後段に3個の単位演算回路2を縦続接続して、第17段目〜第20段目の演算結果を出力するよう構成される。組26は一括演算回路5(20)の後段に3個の単位演算回路2を縦続接続して、第21段目〜第24段目の演算結果を出力するよう構成される。組27は一括演算回路5(24)の後段に3個の単位演算回路2を縦続接続して、第25段目〜第28段目の演算結果を出力するよう構成される。組28は一括演算回路5(28)の後段に3個の単位演算回路2を縦続接続して、第29段目〜第32段目の演算結果を出力するよう構成される。以上において、1段目〜4段目、5段目〜8段目、9段目〜12段目、13段目〜16段目、17段目〜20段目、21段目〜24段目、25段目〜28段目、29段目〜32段目の何れも、演算の所要時間は4回路分である。
すなわち、組21〜28の演算の所要時間はそれぞれ4回路分であり、それらが並列に接続されて同時に演算を開始するので、第1段目から第32段目までの連続する32個の演算結果を得る演算を、4回路分の所要時間で完了することができる。したがって、高速演算が可能となり、図7で説明した演算回路に対して演算時間を1/8に短縮することができる。
<第3の実施例>
図3に第3の実施例の演算回路を示す。図1および図2の演算回路では、一括演算回路5の後段に縦続接続する単位演算回路2の数が同一であったが、一括演算回路5の後段に縦続接続する単位演算回路2の数は統一されている必要はない。
組31はセレクタ3を介して4個の単位演算回路2を縦続接続して、第1段目〜第4段目の演算結果を出力するよう構成される。組32は一括演算回路5(4)の後段に1個の単位演算回路2を縦続接続して、第5段目〜第6段目の演算結果を出力するよう構成される。組33は一括演算回路5(6)の後段に2個の単位演算回路2を縦続接続して、第7段目〜第9段目の演算結果を出力するよう構成される。組34は一括演算回路5(9)の後段に3個の単位演算回路2を縦続接続して、第10段目〜第13段目の演算結果を出力するよう構成される。組35は一括演算回路5(13)の後段に4個の単位演算回路2を縦続接続して、第14段目〜第18段目の演算結果を出力するよう構成される。組36は一括演算回路5(18)の後段に5個の単位演算回路2を縦続接続して、第19段目〜第24段目の演算結果を出力するよう構成される。組37は一括演算回路5(24)の後段に7個の単位演算回路2を縦続接続して、第25段目〜第32段目の演算結果を出力するよう構成される。
本実施例では、第1段目から第32段目までの連続する32個の演算結果を得る演算を、縦続接続段数が最大の組37の8回路分の所要時間で完了することができる。したがって、高速演算が可能となり、図1と同様に、図7で説明した演算回路に対して演算時間を1/4に短縮することができる。
<第4の実施例>
図4に第4の実施例の演算回路を示す。本実施例は、一括演算回路5と、その後段に7個の一括演算回路5(4)を縦続に接続したものを1組として、組41〜44を構成し、セレクタ3の出力に対して4並列したものである。本実施例によれば、第n段目の演算結果と第n+4段目の演算結果以降につき4段の間隔を隔てて、最大合計8回路の各段の演算結果を得ることができる。すなわち、段数目によらず演算の所要時間は最大で8回路分となる。
組41は、演算結果を2段目に出力する一括演算回路5(1)の後段に、一括回路5(4)が、6段目、10段目、14段目、18段目、22段目、26段目、30段目の演算結果を出力するよう、7個縦続接続されている。
組42は、演算結果を3段目に出力する一括演算回路5(2)の後段に、一括回路5(4)が、7段目、11段目、15段目、19段目、23段目、27段目、31段目の演算結果を出力するよう、7個縦続接続されている。
組43は、4段目の演算結果を出力する一括演算回路5(3)の後段に、一括回路5(4)が、8段目、12段目、16段目、20段目、24段目、28段目、32段目の演算結果を出力するよう、7個縦続接続されている。
組44は、一括演算回路5(4)が、5段目、9段目、13段目、17段目、21段目、25段目、29段目の演算結果を出力するよう、7個縦続接続されている。
組41、42、43の演算の所要時間はいずれも8回路分、組44の演算の所要時間は7回路分であり、これらがセレクタ3の出力に対して並列接続されているので、同時に演算を開始し実行すれば、第1段目から32段目までの連続する32個の部分演算の結果を得る演算を、8回路分の所要時間で完了することができる。
なお、組41の先頭の一括演算回路5(1)の演算段数kは1であり、これは1個の単位演算回路2と等価であるので、前記した(c)の形態である。また、組41、42、43、44の先頭の一括演算回路5の演算回数kは1、2、3、4であるので、何れの組も一括演算回路5のみの縦続接続であるから(a)の縦続接続の形態である。すなわち、第4の実施例は、(a)の縦続接続と(c)を同時並行して、又は(a)の縦続接続を同時並行して実施する構成例であり、2段目〜32段目の出力はすべて一括演算回路5(k)の演算結果となる。図1の第1の実施例の構成では、単位演算回路2の演算を24回分実行する演算機能を有する一括演算回路5(24)が必要となるが、第4の実施例では、一括演算回路5で行う演算の段数は1、2、3、4の最大4回迄でよく、演算回数の小さい小規模な一括演算回路の組合せで実現できる。
<第5の実施例>
図5に第5の実施例の演算回路を示す。図4の第4の実施例の構成では、並列処理における各組41〜44が、演算段数kが4の一括演算回路5(4)でほとんど統一されているが、統一されている必要はなく、図5のように、1段目〜32段目の演算結果の出力が得られるよう、任意の演算段数kを担う一括演算回路5を組み合せる構成としても良い。図5において、セレクタ3の出力側に縦続接続される回路数は、組51が6回路分となるが、組52〜56は5回路分となる。また、最大演算段数をもつ一括演算回路は14段分の一括演算回路5(14)である。
<その他の実施例>
なお、図1〜図3の第1〜第3の実施例では、一括演算回路5とその一括演算回路5の演算結果を入力する1又は2以上が縦続接続された単位演算回路との組を設け、これを入力側に並列接続したが、1又は2以上が縦続接続された単位演算回路2とその単位演算回路の途中又は最後の演算結果を入力する一括演算回路5の組を設け、これを入力側に並列接続しても、同様に演算の高速化を図ることができる。また、上記各実施例では、1段目〜32段目の合計32段分の演算出力を得る演算回路を例にして説明したが、これに限られるものではなく、n=3以上の演算結果を得る演算回路において本発明を適用することができる。また、並列に実行する各組の演算の最終結果が所定の時間以内に得られるように、一括演算回路の個数、各一括演算回路が担う演算段数、単位演算回路の個数等を定めて、それらを組合せて各組の演算回路を構成し、かつ縦続演算の全段の演算結果を得られるように、各部分演算回路の並列数を定めれば良い。
1:入力ラッチ回路
2:単位演算回路
3:セレクタ
4:出力ラッチ回路
5:一括演算回路

Claims (8)

  1. 演算方法が入力データの値によって複数の演算方法の内の1つに決まる単位演算を行い、該単位演算の演算結果を次の単位演算の入力データとして演算することを繰り返し、該繰り返しによって得られる1〜n(n:3以上の正の整数)段目までの各段の演算結果を更新機会ごとに保持し出力する演算回路において、
    前記単位演算を1段の演算で得る1又は2以上の単位演算回路と、前記単位演算を複数段繰り返して得られる結果を一括して1段の演算で得る1又は2以上の一括演算回路とを備え、
    前記単位演算回路の演算結果および前記一括演算回路の演算結果を、それぞれ前記1〜n段目までの演算結果の内の所定の段数目の演算結果とすることを特徴とする演算回路。
  2. 請求項1に記載の演算回路において、
    前記一括演算回路と、1又は2以上が縦続接続され該一括演算回路の演算結果が先頭に入力する前記単位演算回路とからなる組を有することを特徴とする演算回路。
  3. 請求項1に記載の演算回路において、
    1又は2以上が縦続接続された前記単位演算回路と、該縦続接続された該単位演算回路の途中又は最後の単位演算回路の演算結果を入力する前記一括演算回路とからなる組を有することを特徴とする演算回路。
  4. 請求項2又は3に記載の演算回路において、
    前記組を複数組だけ入力側に対して並列接続したことを特徴とする演算回路。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の演算回路において、
    前記1〜n段目までの全部の演算結果が所定の時間内に得られるように、前記一括演算回路の個数、前記一括演算回路が担う演算段数、および前記単位演算回路の個数を設定したことを特徴とする演算回路。
  6. 演算方法が入力データの値によって複数の演算方法の内の1つに決まる単位演算を行い、該単位演算の演算結果を次の単位演算の入力データとして演算することを繰り返し、該繰り返しによって得られる1〜n(n:3以上の正の整数)段目までの各段の演算結果を更新機会ごとに保持し出力する演算回路において、
    前記単位演算を1又は2段以上回繰り返して得られる結果を一括して1段の演算で得る1又は2以上の一括演算回路を備え、
    前記一括演算回路を2以上縦続接続し、
    それぞれの前記一括演算回路の演算結果を、それぞれ前記1〜n段目までの演算結果の内の所定の段数目の演算結果とすることを特徴とする演算回路。
  7. 請求項6に記載の演算回路において、
    2以上縦続接続した前記一括演算回路の組を複数組だけ入力側に対して並列接続したことを特徴とする演算回路。
  8. 請求項6又は7のいずれか1つに記載の演算回路において、
    前記1〜n段目までの演算結果が所定の時間内に得られるように、前記一括演算回路の個数および前記一括演算回路が担う演算段数を設定したことを特徴とする演算回路。
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