JP2010021759A - デジタルフィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】素子遅延の問題を解決し、高速演算処理可能なIIRデジタルフィルタを提供する。
【解決手段】時間T毎に遅延されたn(nは2以上の整数)個の入力データが並列に入力されると共に、時間T毎に遅延されたn個の出力データが並列に出力されるn個のIIRデジタルフィルタ10〜1(nー1)を有し、n個のIIRデジタルフィルタ10〜1(nー1)は、各IIRデジタルフィルタが夫々有する遅延素子の出力結果を互いに入力するように構成されている。ここで、上記遅延素子は、nサンプル期間の遅延量を与えるものとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルフィルタに関し、特に、高速演算処理を可能とするIIR型(巡回型)デジタルフィルタに関する。
従来のデジタルフィルタとして、図9に示すような、1Dタイプ2次IIRデジタルフィルタが知られている(例えば、非特許文献1、特許文献1参照)。
この1Dタイプ2次IIRデジタルフィルタでは、入力データS(mT)(m:自然数)が加算器1001に入力され、加算器1001によって演算結果Q(mT)が得られる。このQ(mT)に遅延素子1002及び1003で時間T(=1/Fs)の遅延を与えた遅延データQ(mT−T)、Q(mT−2T)は、それぞれ乗算器1004、1005で−b1倍(−b1×Q(mT−T))、−b2倍(−b2×Q(mT−2T))され、加算器1001で入力データS(mT)と加算される。
また、Q(mT)、Q(mT−T)、Q(mT−2T)は、乗算器1006、1007、1008でそれぞれa0倍、a1倍、a2倍され、その結果が加算器1009で加算されて最終的な演算結果P(mT)として出力される。Q(mT)、P(mT)を式で表すと以下のようになる。
Q(mT)=S(mT)+(−b1×Q(mT−T))+(−b2×Q(mT−2T)) ………(1)
P(mT)=(a0×Q(mT))+(a1×Q(mT−T))+(a2×Q(mT−2T)) ………(2)
さらに、図9に示すIIRデジタルフィルタの伝達関数H(z)は、次式で表される。
H(z)=(a2×Z-2+a1×Z-1+a0)/(b2×Z-2+b1×Z-1+1) ………(3)
また、従来のデジタルフィルタとして、図10に示すような、2Dタイプ2次IIRデジタルフィルタが知られている(例えば、非特許文献1、特許文献2参照)。このIIRデジタルフィルタの伝達関数も上記(3)式で表され、図9に示す1Dタイプ2次IIRデジタルフィルタと同じフィルタ特性が得られる。
さらに、従来のデジタルフィルタとして、図11に示すような、3Dタイプ2次IIRデジタルフィルタが知られている(例えば、非特許文献1、特許文献1参照)。このIIRデジタルフィルタの伝達関数も上記(3)式で表され、図9に示す1Dタイプ2次IIRデジタルフィルタと同じフィルタ特性が得られる。
また、図9の1Dタイプ、図10の2Dタイプ、図11の3Dタイプで表される2次IIRデジタルフィルタはバイクワッド回路と呼ばれ、縦続あるいは並列に接続してより高次のフィルタ特性を実現するための基本区間として用いられる。
1Dタイプのバイクワッド回路で構成された縦続接続例を図12に示す。この図12に示す例では、4000から400iまでi+1個(i:自然数)の1Dタイプのバイクワッド回路が縦続接続されており、2×(i+1)次または((2×(i+1))−1)次のフィルタ特性となる。
1Dタイプのバイクワッド回路で構成された並列接続例を図13に示す。この図13に示す例では、5000から500iまでi+1個の1Dタイプのバイクワッド回路が並列接続され、2×(i+1)次または((2×(i+1))−1)次のフィルタ特性となる。
尾知博著、「シミュレーションで学ぶディジタル信号処理」、CQ出版社、2004年2月 特開平9−186554号公報 特開平5−291880号公報
しかしながら、上記従来のIIRデジタルフィルタには、高速演算処理を実現する上で次の問題がある。
図9の遅延素子1002、1003、図10の遅延素子2004、2005、図11の遅延素子3001、3002、3007、3008はそれぞれ時間Tの遅延を与える基本要素であるため、各演算はT以内に結果の確定が行われていなければならない。しかし、加算器、乗算器などの実際の演算回路には構成する素子の遅延(素子遅延)が存在する。演算が複雑であるほど、また、高速化により動作周波数Fsが高くなり時間Tが短くなるほど、この素子遅延が深刻な問題となる。さらに、演算するbit数が大きいほど素子遅延が増大する傾向がある。
図9の1DタイプIIRデジタルフィルタにおいて、最も計算結果の素子遅延が問題となるのは、遅延素子1002の出力Q(mT−T)から乗算器1004を経て、加算器1001で演算結果Q(mT)を得て、さらに乗算器1006、加算器1009を経てP(mT)を得る経路と、遅延素子1003の出力Q(mT−2T)から乗算器1005を経て、加算器1001で演算結果Q(mT)を得て、さらに乗算器1006、加算器1009を経てP(mT)を得るまでの2種類の経路である。
また、図10の2DタイプIIRデジタルフィルタにおいては、遅延素子2004の出力から加算器2006、乗算器2009、加算器2007を通る経路と、遅延素子2004の出力から加算器2006、乗算器2010、加算器2008を通る経路の2種類の経路が最も計算結果の素子遅延が問題となる。
さらに、図11の3DタイプIIRデジタルフィルタにおいては、入力データS(mT)から乗算器3003、加算器3006を経て遅延素子3007までの経路、遅延素子3001の出力から乗算器3004、加算器3006を経て遅延素子3007までの経路、遅延素子3002の出力から乗算器3005、加算器3006を経て遅延素子3007まで経路の3種類の経路が最も計算結果の素子遅延が問題となる。
仮に素子遅延により演算時間が時間Tを超えると、上記(3)式で表される伝達関数の実現は不可能となる。
これを解決するために、高速な演算が可能な加算器や乗算器を用いることが考えられるが、これにも限界があり、素子遅延の問題の根本的解決とはならない。
そこで、本発明は、素子遅延の問題を解決し、高速演算処理可能なIIRデジタルフィルタを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係るデジタルフィルタは、所定時間毎に遅延されたn(nは2以上の整数)個の入力データが並列して入力されると共に、前記所定時間毎に遅延されたn個の出力データが並列して出力される演算回路を備え、前記演算回路は、前記入力データが夫々入力されると共に前記出力データが夫々出力されるn個のIIRデジタルフィルタを有し、当該n個のIIRデジタルフィルタは、各IIRデジタルフィルタが夫々有する遅延素子の出力結果を互いに入力するように構成されていることを特徴としている。
また、上記において、遅延素子は、nサンプル期間の遅延量を与えるものであることが望ましい。
これにより、動作周波数を従来型と比較して1/nまで低速にすることができる。遅延素子は、それぞれ時間nT(Tは1サンプリング時間)の遅延を与えるものであるため、各演算は時間nT以内に結果の確定を行えばよいことになる。したがって、演算が複雑であったり、高速化によって時間Tが短かったりする場合であっても、演算結果に悪影響を及ぼすことはない。このように、デジタルフィルタを構成する素子の遅延(素子遅延)の問題を解決し、高速演算処理を可能とすることができる。
また、演算回路からは時間nT毎に同時にn個の出力データが得られることになるが、n個の出力データY(mT)〜Y(mT−(n−1)T)のうち、Y(mT)を最も新しい演算結果、Y(mT)〜Y(mT−(n−2)T)を時間的に中間の演算結果、Y(mT−(n−1)T)を最も古い演算結果として用いることで、時間T毎にY(mT)〜Y(mT−(n−1)T)が順次出力される従来型のIIRデジタルフィルタと等価の演算結果を得ることができる。
さらに、本発明に係るデジタルフィルタは、上記において、n個のIIRデジタルフィルタは、夫々複数のバイクワッド回路を縦続あるいは並列に接続した構成であることを特徴としている。
これにより、高次のフィルタ特性を得ることができる。
また、本発明に係るデジタルフィルタは、上記において、前記演算回路の前段に、入力シリアルデータをシリアル−パラレル変換して、前記所定時間毎に遅延されたn個の入力データを出力するシリアル−パラレル変換回路を備えることを特徴としている。
これにより、入力シリアルデータから、時間nT毎に演算回路に入力する並列入力データを得ることができる。
さらにまた、本発明に係るデジタルフィルタは、上記において、前記演算回路から出力される前記所定時間毎に遅延されたn個の出力データをパラレル−シリアル変換して、出力シリアルデータを出力するパラレル−シリアル変換回路を備えることを特徴としている。
これにより、時間nT毎に演算回路から出力される並列出力データを、時間T毎に最も古い出力データから順番に出力することができ、従来型のIIRデジタルフィルタと等価の演算結果を得ることができる。
以上説明したように、本発明のデジタルフィルタは、素子遅延の問題を解決して高速演算処理が可能なデジタルフィルタとすることができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るデジタルフィルタを示す図である。
本実施形態のデジタルフィルタは、並列に並ぶn(nは2以上の整数)個のIIR(無限インパルス応答)デジタルフィルタ10、11、…、1(n−1)からなる演算回路を備える。
IIRデジタルフィルタ10にはあるタイミングmTでの入力データU(mT)が入力され、IIRデジタルフィルタ11にはmTの1周期前(mT−T)の入力データU(mT−T)が入力され、IIRデジタルフィルタ1(n−1)にはmTの(n−1)周期前の入力データU(mT−(n−1)T)が入力される。そして、IIRデジタルフィルタ10からは出力データY(mT)、IIRデジタルフィルタ11からは出力データY(mT−T)、IIRデジタルフィルタ1(n−1)からは出力データY(mT−(n−1)T)が出力される。
本実施形態では、IIRデジタルフィルタ10の演算結果M0(1〜(n−1))、IIRデジタルフィルタ11の演算結果M1(0,2〜(n−1))、…、IIRデジタルフィルタ1(n−1)の演算結果Mn−1(0〜(n−2))を、それぞれ他のIIRデジタルフィルタに入力(クロスタップ)することで、動作周波数を、従来型のIIRデジタルフィルタの動作周波数FsからFs/nまで低速させるようにする。
また、出力データY(mT)〜Y(mT−(n−1)T)は動作周波数Fs/n、即ち時間nT毎に同時に出力され、Y(mT)を最も新しい演算結果、Y(mT−T)〜Y(mT−(n−2)T)は時間的に中間の演算結果、Y(mT−(n−1)T)を最も古い演算結果とすることで、動作周波数Fsで動作する従来型のIIRデジタルフィルタと等価の演算結果を得るものとする。
上記のように本実施形態のデジタルフィルタは、所定時間毎に遅延されたn個の入力データが夫々入力されると共に、上記所定時間毎に遅延されたn個の出力データが夫々出力されるn個のIIRデジタルフィルタを備える。そして、これらn個のIIRデジタルフィルタは、各IIRデジタルフィルタが夫々有する遅延素子の出力結果を互いに入力するようになっている。
次に、本発明におけるデジタルフィルタを、1Dタイプ2次IIRデジタルフィルタとした場合について詳細に説明する。
図2は、並列処理数n=2とした1Dタイプ2次IIRデジタルフィルタの構成を示す図である。
図2に示すように、並列演算部20は加算器201、遅延素子202、乗算器203,204,205,206,207、加算器208を備え、並列演算部21は加算器211、遅延素子212、乗算器213,214,215,216,217、加算器218を備えている。
そして、並列演算部20の演算結果M0(1)は並列演算部21に入力され、並列演算部21の演算結果M1(0)は並列演算部20に入力されるようになっている。
入力データU(mT)は並列演算部20の加算器201に入力され、加算器201によって演算結果X(mT)が出力される。このX(mT)に遅延素子202で時間2T(=2/Fs)の遅延を与えた遅延データX(mT−2T)は、乗算器203で−b2倍され、加算器201で入力データU(mT)と加算される。さらに、並列演算部20には並列演算部21から上記演算結果M1(0)として加算器211の演算結果X(mT−T)が入力されるようになっており、X(mT−T)は乗算器204で−b1倍され、加算器201で入力データU(mT)と加算される。
また、X(mT)、X(mT−T)、X(mT−2T)は、乗算器205、206、207でそれぞれa0倍、a2倍、a1倍され、その結果が加算器208で加算されて最終的な演算結果Y(mT)として出力される。
入力データU(mT−T)は、並列演算部21の加算器211に入力される。X(mT−T)に遅延素子212で時間2Tの遅延を与えた遅延データX(mT−3T)は、乗算器213で−b2倍され、加算器211で入力データU(mT−T)と加算される。さらに、並列演算部21には並列演算部20から上記演算結果M0(1)として遅延素子202の演算結果X(mT−2T)が入力されるようになっており、X(mT−2T)は乗算器214で−b1倍され、加算器211で入力データU(mT−T)と加算される。
また、X(mT−T)、X(mT−2T)、X(mT−3T)は、乗算器215、216、217でそれぞれa0倍、a2倍、a1倍され、その結果が加算器218で加算されて最終的な演算結果Y(mT−T)として出力される。
このように、並列演算部20の遅延素子202および並列演算部21の遅延素子212は、時間Tではなく、2倍の時間2Tの遅延を与える遅延素子である。即ち動作周波数はFs/2となる。
並列演算部20の遅延素子202の出力結果X(mT−2T)は、並列演算部21に入力されるようになっており、例えば、並列処理数nが3以上の場合、並列演算部21の遅延素子212の出力結果X(mT−3T)は、入力データU(mT−2T)が入力され出力データY(mT−2T)が出力される並列演算部に入力されることになる。このように、各IIRデジタルフィルタは、夫々が有する遅延素子の出力結果を互いに入力する構成となっている。
なお、ここではn=2とし、並列演算部を2個備える場合について説明したが、演算部をn個備える場合は演算部内の遅延素子はn倍の時間nTの遅延を与えるものとなる。
並列演算部20の入力データU(mT)は、並列演算部21の入力データU(mT−T)より時間Tだけ新しい入力データである。
図2のY(mT)及びM0(1)は前述した図1のY(mT)及びM0(1)に相当し、最も新しい演算結果である。同様に図2のY(mT−T)及びM1(0)はn=2とすると、前述した図1のY(mT−(n−1)T)及びM(n−1)(0)に相当し、最も古い演算結果となる。
並列演算部20の演算結果X(mT)と並列演算部21の演算結果X(mT−T)とは、以下の式で表される。
X(mT)=U(mT)+(−b1・M1(0))+(−b2・X(mT−2T)) ………(4)
X(mT−T)=U(mT−T)+(−b1・M0(1))+(−b2・X(mT−3T)) ………(5)
ここで、M0(1)=X(mT−2T)、M1(0)=X(mT−T)であるので、これらをそれぞれ上記(4)及び(5)式に代入して、
X(mT)=U(mT)+(−b1・X(mT−T))+(−b2・X(mT−2T)) ………(6)
X(mT−T)=U(mT−T)+(−b1・X(mT−2T))+(−b2・X(mT−3T)) ………(7)
を得る。
また、最終的な演算結果Y(mT)とY(mT−T)とは、それぞれ次式で表される。
Y(mT)=a0・X(mT)+a1・X(mT−T)+a2・X(mT−2T) ………(8)
Y(mT−T)=a0・X(mT−T)+a1・X(mT−2T)+a2・X(mT−3T) ………(9)
ここで、図9に示す従来の1Dタイプ2次IIRデジタルフィルタにおける演算結果Q(mT)および最終的な演算結果P(mT)は、それぞれ次式で表される。
Q(mT)=S(mT)+(−b1×Q(mT−T))+(−b2×Q(mT−2T)) ………(10)
P(mT)=(a0×Q(mT))+(a1×Q(mT−T))+(a2×Q(mT−2T)) ………(11)
したがって、入力データU(mT)が、図9の入力データS(mT)と全く同一のデータであり、S(mT)=U(mT)、S(mT−T)=U(mT−T)、…、S(mT−(n−1)T)=U(mT−(n−1)T)であるとすると、前記(10)式と前記(6)式との比較、及び前記(11)式と前記(8)式との比較により、図2に示す1Dタイプ2次IIRデジタルフィルタは、図9に示す従来の1Dタイプ2次IIRデジタルフィルタと同じ結果が得られることがわかる。即ち、Y(mT)=P(mT)となる。
また、前記(10)式より、mTの1周期前の演算結果Q(mT−T)は、
Q(mT−T)=U(mT−T)+(−b1・Q(mT−2T))+(−b2・Q(mT−3T)) ………(12)
となる。
したがって、前記(7)式と前記(12)式との比較により、入力データU(mT)と入力データS(mT)とが同一のデータであれば、X(mT−T)=Q(mT−T)であることがわかる。
よって、演算結果X(mT)とQ(mT)は等しく、1周期前の演算結果X(mT−T)とQ(mT−T)も等しい。つまり、Q(mT)=X(mT)、Q(mT−T)=X(mT−T)、…、Q(mT−(n−1)T)=X(mT−(n−1)T)である。
また、前記(10)式より、mTの1周期前の最終的な演算結果P(mT−T)は、
P(mT−T)=(a0・Q(mT−T))+(a1・Q(mT−2T))+(a2・Q(mT−3T)) ………(13)
となる。
したがって、前記(9)式と前記(13)式との比較により、入力データU(mT)と入力データS(mT)とが同一のデータであれば、Y(mT−T)=P(mT−T)であることがわかる。
本実施形態では、上記演算結果Y(mT−T)とY(mT)とは同時に最終結果として出力されるが、Y(mT)を最新の演算結果、Y(mT−T)を時間T前の演算結果として扱うことで、動作周波数Fsで動作する図9の従来型1Dタイプ2次IIRデジタルフィルタと同じ演算結果が得られることになる。
このように、上記第1の実施形態では、複数のIIRデジタルフィルタを並列に接続し、各IIRデジタルフィルタが有する遅延素子の出力結果を互いに入力(クロスタップ)することで、動作周波数Fsを1/n倍(nは並列処理数)まで低速にし、演算時間をn倍のnTで行ったとしても従来型のIIRデジタルフィルタと等価の結果を得ることができる。その結果、素子遅延による演算時間の問題を解消し、高速演算処理を可能とすることができる。
次に、本発明における第2の実施形態について説明する。
この第2の実施形態は、前述した第1の実施形態において、1Dタイプ2次IIRデジタルフィルタを適用しているのに対し、2DタイプIIRデジタルフィルタを適用するようにしたものである。
図3は、並列処理数n=2とした2Dタイプ2次IIRデジタルフィルタの構成を示す図である。
図3のM0’(1)、M0”(1)は図1のM0(1)に対応し、図3のM1’(0)、M1”(0)は図1のM1(0)に対応し、それぞれクロスタップを意味している。
この図3に示すように、並列演算部30は乗算器300,301,302、加算器303、遅延素子304、加算器305、乗算器306,307,308,309を備え、並列演算部31は乗算器310,311、遅延素子312、加算器313、遅延素子314、加算器315、乗算器316、遅延素子317を備えている。
並列演算部30の遅延素子304、並列演算部31の遅延素子312、314、317は時間Tでは無く、2倍の時間2Tの遅延を与える遅延素子である。即ち動作周波数はFs/2となる。
本実施形態の2Dタイプ2次IIRデジタルフィルタは、入力データU(mT)と、mTの1周期前の入力データU(mT−T)とを並列入力し、時間2T毎にY(mT)とY(mT−T)とを同時に出力する。このとき、Y(mT)を最新の演算結果、Y(mT−T)を1周期前の演算結果として扱うことで、動作周波数Fsで動作する前述した図10の従来型2Dタイプ2次IIRデジタルフィルタと同じ演算結果が得られる。
このように、上記第2の実施形態では、前述した第1の実施形態と同様に、素子遅延による演算時間の問題を解消し、高速演算処理を可能とすることができる。
なお、上記第2の実施形態においては、図3に示すように、遅延素子312,317を並列演算部31に設ける場合について説明したが、遅延素子312,317を並列演算部30に設けても同様の結果が得られる。
次に、本発明における第3の実施形態について説明する。
この第3の実施形態は、前述した第1の実施形態において、1Dタイプ2次IIRデジタルフィルタを適用しているのに対し、3DタイプIIRデジタルフィルタを適用するようにしたものである。
図4は、並列処理数n=2とした3Dタイプ2次IIRデジタルフィルタの構成を示す図である。
図4のM0’(1)、M0”(1)は図1のM0(1)に対応し、図4のM1’(0)、M1”(0)は図1のM1(0)に対応し、それぞれクロスタップを意味している。
この図4に示すように、並列演算部40は遅延素子401、乗算器402,403,404、加算器405、乗算器406,407、遅延素子408を備え、並列演算部41は遅延素子411、乗算器412,413,414、加算器415、乗算器416,417、遅延素子418を備えている。
並列演算部40の遅延素子401、408、並列演算部41の遅延素子411、418は時間Tでは無く、2倍の時間2Tの遅延を与える遅延素子である。即ち動作周波数はFs/2となる。
本実施形態の3Dタイプ2次IIRデジタルフィルタは、入力データU(mT)と、mTの1周期前の入力データU(mT−T)とを並列入力し、時間2T毎にY(mT)とY(mT−T)とを同時に出力する。このとき、Y(mT)を最新の演算結果、Y(mT−T)を1周期前の演算結果として扱うことで、動作周波数Fsで動作する前述した図11の従来型3Dタイプ2次IIRデジタルフィルタと同じ演算結果が得られる。
このように、上記第3の実施形態では、前述した第1の実施形態と同様に、素子遅延による演算時間の問題を解消し、高速演算処理を可能とすることができる。
次に、本発明における第4の実施形態について説明する。
この第4の実施形態は、前述した第1の実施形態における1Dタイプ2次IIRデジタルフィルタをバイクワッド回路として使用するようにしたものである。
図5は、1Dタイプのバイクワッド回路を縦続接続した例を示す図である。
この図5に示すように、本実施形態では、i+1個(i:自然数)のバイクワッド回路50〜5iが縦続に接続されているものとする。ここで、バイクワッド回路50〜5iは、前述した図2と同じクロスタップを実施した、並列処理数n=2の1Dタイプのバイクワッド回路を適用している。即ち動作周波数はFs/2となる。
入力データU(mT)は入力データU(mT−T)より時間Tだけ新しい入力データである。
また、M00(1)、M10(0)はバイクワッド回路50のクロスタップを、M01(1)、 M11(0)はバイクワッド回路51のクロスタップを表している。また、M0i(1)、 M1i(0)はバイクワッド回路5iのクロスタップを表している。
図5に示すデジタルフィルタは、時間2T毎にY(mT)とY(mT−T)とを同時に出力する。このとき、Y(mT)を最新の演算結果、Y(mT−T)を1周期前の演算結果として扱うことで、動作周波数Fsで動作する前述した図12の従来型の1Dタイプ縦続接続IIRデジタルフィルタと同じ演算結果が得られる。
そして、本実施形態のデジタルフィルタは、図12で示した従来型の1Dタイプバイクワッド回路を縦続接続した構成と同じく、2×(i+1)次または((2×(i+1))−1)次のフィルタ特性となる。
このように、上記第4の実施形態では、クロスタップを実施したバイクワッド回路を縦続に接続することで、高次のフィルタ特性を実現することができる。
なお、上記第4の実施形態においては、バイクワッド回路として第1の実施形態に示す1Dタイプ2次IIRデジタルフィルタを適用する場合について説明したが、これに代えて、第2の実施形態に示す2Dタイプ2次IIRデジタルフィルタや、第3の実施形態に示す3Dタイプ2次IIRデジタルフィルタを適用することもできる。
次に、本発明における第5の実施形態について説明する。
この第5の実施形態は、前述した第4の実施形態において、クロスタップを実施したバイクワッド回路を縦続に接続しているのに対し、クロスタップを実施したバイクワッド回路を並列に接続するようにしたものである。
図6は、1Dタイプのバイクワッド回路を並列接続した例を示す図である。
この図6に示すように、本実施形態では、i+1個のバイクワッド回路60〜6iが並列に接続されているものとする。バイクワッド回路60〜6iは、前述した図2と同じクロスタップを実施した、並列処理数n=2の1Dタイプのバイクワッド回路である。即ち動作周波数はFs/2となる。
入力データU(mT)は入力データU(mT−T)より時間Tだけ新しい入力データである。
また、M00(1)、M10(0)はバイクワッド回路60のクロスタップを、M0i(1)、M1i(0)はバイクワッド回路6iのクロスタップを表している。
図6示すデジタルフィルタは、時間2T毎にY(mT)とY(mT−T)とを同時に出力する。このとき、Y(mT)を最新の演算結果、Y(mT−T)を1周期前の演算結果として扱うことで、動作周波数Fsで動作する前述した図13の従来型の1Dタイプ並列接続IIRデジタルフィルタと同じ演算結果が得られる。
そして、本実施形態のデジタルフィルタは、図13で示した従来型の1Dタイプバイクワッド回路を並列接続した構成と同じく、2×(i+1)次または((2×(i+1))−1)次のフィルタ特性となる。
このように、上記第5の実施形態では、クロスタップを実施したバイクワッド回路を並列に接続することで、高次のフィルタ特性を実現することができる。
なお、上記第5の実施形態においては、バイクワッド回路として第1の実施形態に示す1Dタイプ2次IIRデジタルフィルタを適用する場合について説明したが、これに代えて、第2の実施形態に示す2Dタイプ2次IIRデジタルフィルタや、第3の実施形態に示す3Dタイプ2次IIRデジタルフィルタを適用することもできる。
次に、本発明における第6の実施形態について説明する。
この第6の実施形態は、前述した第1〜第5の実施形態における演算回路の前段及び後段に、データ転送を行うための回路を追加したものである。
図7は、第6の実施形態におけるデジタルフィルタの構成を示す図である。
この図7に示すように、本実施形態のデジタルフィルタは、シリアル−パラレル変換器70、n個の並列演算器を備えたIIRデジタルフィルタ(演算回路)71、パラレル−シリアル変換器72を備えている。
ここで、IIRデジタルフィルタ71の構成は、前述した図1で示されるクロスタップを実施したIIRデジタルフィルタと同じであり、その具体的な構成は、前述した図2〜図6と同じであるものとする。
シリアル−パラレル変換器70及びパラレル−シリアル変換器72には、各々の動作クロックとなる、周波数Fsのクロック信号SCLKが入力される。
また、シリアル−パラレル変換器70及びIIRデジタルフィルタ71には、各々の動作クロックとなる、周波数Fs/nのクロック信号PCLKが入力される。
そして、シリアル−パラレル変換器70は、入力シリアルデータS(mT)をシリアル−パラレル変換し、クロック信号PCLKに同期してn個の並列入力データU(mT)〜U(mT−(n−1)T)をIIRデジタルフィルタ71に出力する。
このとき、U(mT)が最も新しいIIRデジタルフィルタ71の入力データ、U(mT−T)〜U(mT−(n−2)T)が時間的に中間のIIRデジタルフィルタ71の入力データ、U(mT−(n−1)T)が最も古いIIRデジタルフィルタ71の入力データとなる。
IIRデジタルフィルタ71からは、クロック信号PCLKに同期して、演算結果Y(mT)〜Y(mT−(n−1)T)が同時に出力される。ここで、Y(mT)は最も新しい演算結果、Y(mT−T)〜Y(mT−(n−2)T)は時間的に中間の演算結果、Y(mT−(n−1)T)は最も古い演算結果となる。
演算結果Y(mT)〜Y(mT−(n−1)T)は、パラレル−シリアル変換器72に入力され、パラレル−シリアル変換器72は、これらを最も古い演算結果Y(mT−(n−1)T)から最も新しい演算結果Y(mT)の順に並べ替え、最も古い演算結果から順番にクロック信号SCLKに同期してP(mT)として出力する。
次に、本実施形態の動作タイミングについて説明する。
図8は、並列処理数n=2とした場合の動作タイミングを示す図である。
ここで、クロック信号SCLKの周波数はFsであり、並列処理数n=2なのでクロック信号PCLKの周波数はFs/2である。
シリアル−パラレル変換器70は、図8のS(mT)に示すように、クロック信号SCLKに同期してSj(j:自然数)を入力データとして入力する。入力されたS0,S1は、シリアル−パラレル変換器70によってシリアル−パラレル変換され、クロック信号PCLKに同期してU(mT−T)、U(mT)として同時に出力される。
IIRデジタルフィルタ71は、このS1及びS0に対応した入力データU(mT)、U(mT−T)をもとに演算を行い、Y1,Y0を演算結果Y(mT),Y(mT−T)としてクロック信号PCLKに同期して同時に出力する。
パラレル−シリアル変換器72は、この演算結果Y(mT),Y(mT−T)をパラレル−シリアル変換し、クロック信号SCLKと同期してY0に対応する演算結果Y(mT−T)を先、Y1に対応するY(mT)を後に出力する。即ち、入力S(mT)と同じ転送レートで出力P(mT)を得ることができる。
そして、以上の動作を繰り返すことで、従来型のIIRデジタルフィルタと同じ演算結果P(mT)が得られる。
このように、上記第6の実施形態では、動作周波数Fs/nで動作するIIRデジタルフィルタの入力側に動作周波数Fsで動作するシリアル−パラレル変換器、出力側に動作周波数Fsで動作するパラレル−シリアル変換器を夫々備えるので、動作周波数Fsで動作する従来のIIRデジタルフィルタと同一の演算結果を得ることができる。
なお、上記第6の実施形態においては、図8に示す動作タイミングで、SCLKまたはPCLKが立ち上がるタイミングでシリアル−パラレル変換器70、IIRデジタルフィルタ71、パラレル−シリアル変換器72を動作させる場合について説明したが、SCLKまたはPCLKが立ち下がるタイミングで動作させることもできる。
また、上記第6の実施形態においては、シリアル−パラレル変換器70とパラレル−シリアル変換器72の両方を備える場合について説明したが、どちらか一方のみを備えるようにしてもよい。IIRデジタルフィルタ71の入力側にシリアル−パラレル変換器70を設置すれば、入力シリアルデータS(mT)から、時間T毎に遅延されたn個の並列した入力データU(mT)〜U(mT−(n−1)T)を時間nT毎に生成することができるし、IIRデジタルフィルタ71の出力側にパラレル−シリアル変換器72を設置すれば、IIRデジタルフィルタ71から時間nT毎に同時に出力される出力データY(mT)〜Y(mT−(n−1)T)を、時間T毎に最も古いデータから順番に出力することができる。
なお、上記各実施形態においては、IIRデジタルフィルタとして、1Dタイプ2次IIRデジタルフィルタ、2Dタイプ2次IIRデジタルフィルタ、3Dタイプ2次IIRデジタルフィルタを適用する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、あらゆるタイプのIIRデジタルフィルタに本発明を適用することができる。
本発明の一実施形態におけるデジタルフィルタである。 第1の実施形態における1Dタイプの2次IIRデジタルフィルタの構成を示す図である。 第2の実施形態における2Dタイプの2次IIRデジタルフィルタの構成を示す図である。 第3の実施形態における3Dタイプの2次IIRデジタルフィルタの構成を示す図である。 第4の実施形態における1Dタイプのバイクワッド回路(縦続接続)を示す図である。 第5の実施形態における1Dタイプのバイクワッド回路(並列接続)を示す図である。 第6の実施形態におけるデジタルフィルタを示す図である。 第6の実施形態における動作タイミングを説明するための図である。 従来の1Dタイプの2次IIRデジタルフィルタの構成を示す図である。 従来の2Dタイプの2次IIRデジタルフィルタの構成を示す図である。 従来の3Dタイプの2次IIRデジタルフィルタの構成を示す図である。 従来の1Dタイプのバイクワッド回路(縦続接続)を示す図である。 従来の1Dタイプのバイクワッド回路(並列接続)を示す図である。
符号の説明
10〜1(nー1) IIRデジタルフィルタ
20,21 1Dタイプ2次IIRデジタルフィルタ
30,31 2Dタイプ2次IIRデジタルフィルタ
40,41 3Dタイプ2次IIRデジタルフィルタ
50〜5i,60〜6i バイクワッド回路
70 シリアル−パラレル変換器
71 IIRデジタルフィルタ(演算回路)
73 パラレル−シリアル変換器

Claims (5)

  1. 所定時間毎に遅延されたn(nは2以上の整数)個の入力データが並列して入力されると共に、前記所定時間毎に遅延されたn個の出力データが並列して出力される演算回路を備え、前記演算回路は、前記入力データが夫々入力されると共に前記出力データが夫々出力されるn個のIIRデジタルフィルタを有し、当該n個のIIRデジタルフィルタは、各IIRデジタルフィルタが夫々有する遅延素子の出力結果を互いに入力するように構成されていることを特徴とするデジタルフィルタ。
  2. 前記遅延素子は、nサンプル期間の遅延量を与えるものであることを特徴とする請求項1に記載のデジタルフィルタ。
  3. 前記n個のIIRデジタルフィルタは、夫々複数のバイクワッド回路を縦続あるいは並列に接続した構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタルフィルタ。
  4. 前記演算回路の前段に、入力シリアルデータをシリアル−パラレル変換して、前記所定時間毎に遅延されたn個の入力データを出力するシリアル−パラレル変換回路を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のデジタルフィルタ。
  5. 前記演算回路から出力される前記所定時間毎に遅延されたn個の出力データをパラレル−シリアル変換して、出力シリアルデータを出力するパラレル−シリアル変換回路を備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のデジタルフィルタ。
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