JP5184268B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents
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Description
(a)前記記憶手段により記憶されている実行中のアプリケーションプログラムの識別情報の数が上限値未満の場合に、当該実行中のアプリケーションプログラム以外の新たなアプリケーションプログラムを実行するときには、前記実行中のアプリケーションプログラムの実行を中断して当該アプリケーションプログラムの識別情報を、実行を中断しているアプリケーションプログラムの識別情報として前記記憶手段に書き込み、前記新たなアプリケーションプログラムに前記メモリの記憶領域を割り当てて当該アプリケーションプログラムを実行し、実行が中断されている前記アプリケーションプログラムを再び実行するよう指示された場合には、実行中の前記新たなアプリケーションプログラムに対しては、記憶領域を小さくするように前記メモリの記憶領域を割り当て直し、実行を中断しているアプリケーションプログラムとして前記記憶手段に識別情報が記憶されているアプリケーションプログラムの各々に対しては、前記メモリの記憶領域をそれぞれ割り当てて、これらのアプリケーションプログラムの識別情報を、実行中のアプリケーションプログラムの識別情報として前記記憶手段に書き込んで、これらのアプリケーションプログラムを並列して実行し、
(b)前記記憶手段により記憶されている実行中のアプリケーションプログラムの識別情報の数が上限値の場合に、当該実行中のアプリケーションプログラム以外の新たなアプリケーションプログラムを実行するときには、前記実行中のアプリケーションプログラムの実行を中断して当該アプリケーションプログラムの識別情報を、実行を中断しているアプリケーションプログラムの識別情報として前記記憶手段に書き込み、前記新たなアプリケーションプログラムに前記メモリの記憶領域を割り当てて当該アプリケーションプログラムを実行し、実行が中断されている前記アプリケーションプログラムを再び実行するよう指示された場合には、実行中の前記新たなアプリケーションプログラムの実行を終了し、実行を中断しているアプリケーションプログラムとして前記記憶手段に識別情報が記憶されているアプリケーションプログラムの各々に対して、前記メモリの記憶領域をそれぞれ割り当てて、これらのアプリケーションプログラムの識別情報を、実行中のアプリケーションプログラムの識別情報として前記記憶手段に書き込んで、これらのアプリケーションプログラムを並列して実行し、前記新たなアプリケーションプログラムは、割り当てた記憶領域の大きさに応じて異なる機能を実現するアプリケーションプログラムであることを特徴とする。
図1は、本発明の一実施形態である通信端末装置の物理的構成を示すブロック図である。同図に示すように、通信端末装置10は、制御部11と、無線通信部12と、表示部13と、操作部14とを備える。なお、本実施形態の通信端末装置10は、図示せぬマイクやスピーカ等の音声を入出力する手段を備えた、携帯電話機であるとする。
なお、以下では、1又は複数のウィジェットにそれぞれ対応するウィンドウが一覧表示されている画面のことを「一覧表示画面」という。また、本実施形態において「ウィンドウ」とは、あるウィジェットに対して割り当てられる表示部13の一部の表示領域をいうものであり、他の部分と区別可能な画像によって表示される。ウィンドウの形状やサイズはウィジェット毎に決められている。
そして、制御部11は、ユーザの操作部14の操作に従って、全部実行した時計ウィジェットに応じた処理を実行する(ステップS6)。ここでの時計ウィジェットに応じた処理とは、上述したように、外観を変更する等の処理があり、一部実行したときとは異なる処理である。
そして、制御部11はメモウィジェットを全部実行し、図7(c)に示すように、それに対応するウィンドウW2を配置した全部実行画面を、表示部13に表示させる(ステップS5)。
制御部11は、“9”個目のウィジェットとして「ゲームウィジェット」の実行が指示されたとすると(ステップS3;YES)、ウィジェットID管理テーブルを、図6(f)に示す内容となるよう更新する(ステップS4)。つまり、制御部11は、実行済みの8個のウィジェットに対応するウィジェットID「001」〜「008」の実行状態を、「一部実行」から「実行オフ」に書き換え、新たに実行したゲームウィジェットのウィジェットID「009」に対応付けて「全部実行」と書き込む。これにより、制御部11は、ウィジェットID「001」〜「008」にそれぞれ割り当てていたRAM11cの記憶領域を全て解放し、ウィジェットID「009」のウィジェットに対してRAM11cの記憶領域を割り当てる。そして、制御部11は、図8(b)に示すようにして、全部実行のゲームウィジェットに対応するウィンドウW9を配置した全部実行画面を、表示部13に表示させる(ステップS5)。
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施することが可能である。本発明は、例えば、以下のような形態で実施することも可能である。また、以下に示す変形例は、各々を適宜に組み合わせてもよい。
上述した実施形態では、制御部11は、実行済みのウィジェットが許容数に到達した後に、ステップS3で実行したウィジェット(つまり、最後に実行したウィジェット)を終了させ、ウィジェット管理テーブルから消去していた。これに対し、制御部11は、最後に実行したウィジェット以外のウィジェットを終了させるようにしてもよい。どのウィジェットを終了させるかについては、以下のような構成が考えられる。
制御部11は、ステップS8で「NO」と判定すると、どのウィジェットを終了させるかをユーザに質問する画面を、表示部13に表示させる。例えば、制御部11は、実行中の各々のウィジェットの名称を記したソフトボタンを複数配置した画面を表示部13に表示させ、終了するウィジェットをユーザに選択させる。そして、制御部11は、ユーザにより選択されたソフトボタンに対応するウィジェットを終了させ、最後に実行したウィジェットを全部実行から一部実行に切り替えるとともに、実行を中断していたウィジェット(ユーザの選択により終了したウィジェットを除く)を一部実行に切り替える。この構成において、例えば、図8(a)に示すウィンドウWs3に対応するウィジェット終了することがユーザにより指示された場合には、制御部11は、図9に示すように、ウィンドウWs3に代えて、ゲームウィジェットに対応するウィンドウWs9を一覧表示画面に表示させることになる。
各ウィジェットに対して“実行の優先度”を定義し、その優先度の低いウィジェットを終了させてもよい。ここでの優先度は、各ウィジェットの使用状況やユーザの指定によって決められるものであり、EEPROM11dに記憶されるようになっている。
この場合、制御部11は、図5のステップS11において、ウィジェット管理テーブルにおいて実行状態「実行オフ」に対応付けて記述されているウィジェットIDのうち、実行の優先度が低いウィジェットのウィジェットIDを特定し、そのウィジェットを実行を終了する。そして、制御部11は、全部実行しているウィジェットと、実行状態「実行オフ」のウィジェットのうち、優先度が低いために実行を終了したウィジェット以外のウィジェットとの各々に対して、RAM11cの記憶領域をそれぞれ割り当てる。そして、制御部11は、これらのウィジェットを一部実行して、これらを並列して実行する。
また、制御部11は、上記期間に代えて、アプリケーションを実行した(起動した)時期に基づいて優先度を特定するようにしてもよい。この場合、制御部11は、近い時期に実行したアプリケーションほど優先度を高くする。このようにすれば、ユーザにより最近よく使用されている、重要度が高いアプリケーションのウィンドウを一覧表示画面に表示させることができる。
上述した実施形態では、制御部11は、ウィジェットを全部実行したときには、そのウィジェットに記述された手順の全てを参照範囲として、その手順に従い処理を実行する一方、ウィジェットを一部実行したときには、そのウィジェットに記述されている手順のうち、予め決められた一部の手順を参照範囲として、その手順に従い処理を実行していた。
つまり、ウィジェットを全部実行したときと一部実行したときとで同一のウィジェットを利用していたが、これを、全部実行したときと一部実行したときとで、サービスの目的は同じだが、プログラムとしては異なるウィジェットを利用するようにしてもよい。つまり、全部実行するときのウィジェットと、一部実行するときのウィジェットとが対になって、同種のウィジェット群を構成するようにしてもよい。
本発明において、ウィジェットは、一部実行時において複数の異なる処理を実行可能とする。
上述した実施形態では、「選択」は、ウィンドウに入力フォーカスを与えて、そのウィンドウを指定することを指していたが、入力フォーカスを与えることを「選択」としてもよく、この場合に、ウィンドウが選択された「選択時」であるか、又はウィンドウが選択されていない「非選択時」であるかによって、通信端末装置10はそれぞれで異なる処理を実行する。例えば、通信端末装置10は、上述した時計ウィジェットについて、非選択時には日時を所定の表示態様で表示し、選択時には非選択時と異なる表示態様で日時を表示する。ここにおいて、例えば、通信端末装置10は、非選択時には時刻のみを表示し、選択時には時刻に加えて日付や曜日などを表示する。選択時及び非選択時のいずれの場合であっても、ウィジェットは一部実行された状態にあり、通信端末装置10が参照するウィジェットに記述された手順の範囲が異なるだけである。
なお、この場合においても、所定のキーがユーザにより押下される等して、選択されたウィンドウが指定されると、通信端末装置10は、そのウィジェットを一部実行から全部実行に切り替える。
本発明におけるウィンドウは、上述した実施形態における「ウィジェット」に割り当てられた表示領域に限らず、他のアプリケーションプログラム(例えば、ネイティブアプリケーションプログラム)に割り当てられた表示領域であってもよい。同様に、ウィジェットも、Javaアプリケーションプログラムに限らず、他のアプリケーションプログラムとして実現されてもよい。さらに、上述した実施形態においては、Javaアプリケーションプログラムである一覧表示アプリケーションプログラムを実行することにより複数のウィンドウを表示させるようにしたが、複数のウィンドウを表示させることは、例えばOSによるなど、他のアプリケーションプログラムによって実現されてもよい。
上述した実施形態では、ユーザが操作部14のキーを操作することにより、各種の指示の入力が行われていたが、これに限らない。例えば、操作部14の各キーに対応するソフトボタンを表示部13に表示させて、このソフトボタンの操作により各種の指示の入力が行われてもよい。また、通信端末装置10がタッチパネルを備えている場合には、このソフトボタンの操作をタッチパネルが受け付けてもよい。
上述した実施形態において、本発明に係る情報処理装置に相当するものは、制御部11であるとみなすこともできるし、通信端末装置10であるとみなすこともできる。
また、本発明における操作に相当するものは、キーの押下によらず、例えば、音声による指示を認識した結果であってもよい。
なお、本発明は、ウィンドウの代わりにアイコン等の画像の配置を変更するものであってもよい。換言すれば、本発明でいう「ウィンドウ」は、アイコン等の画像を含み得る概念である。
また、上述した実施形態では、同時に実行可能なウィジェットの許容数を“8”としていたが、これよりも多くても少なくてもよい。実施形態で述べたように、許容数は、RAM11cのワークエリアの記憶容量とウィジェットの実行に要する容量との関係に基づいて決められている。例えば、RAM11cの記憶容量を大きくすれば、制御部11はさらに多くのウィジェットを同時に実行(一部実行)することも可能となるから、許容数をさらに大きくしてもよい。
Claims (7)
- メモリと、
各アプリケーションプログラムに前記メモリの記憶領域を割り当てて当該アプリケーションプログラムを実行する実行手段と、
実行中のアプリケーションプログラムの識別情報又は実行を中断しているアプリケーションプログラムの識別情報を記憶する記憶手段とを備え、
前記実行手段は、
(a)前記記憶手段により記憶されている実行中のアプリケーションプログラムの識別情報の数が上限値未満の場合に、当該実行中のアプリケーションプログラム以外の新たなアプリケーションプログラムを実行するときには、
前記実行中のアプリケーションプログラムの実行を中断して当該アプリケーションプログラムの識別情報を、実行を中断しているアプリケーションプログラムの識別情報として前記記憶手段に書き込み、
前記新たなアプリケーションプログラムに前記メモリの記憶領域を割り当てて当該アプリケーションプログラムを実行し、
実行が中断されている前記アプリケーションプログラムを再び実行するよう指示された場合には、実行中の前記新たなアプリケーションプログラムに対しては、記憶領域を小さくするように前記メモリの記憶領域を割り当て直し、実行を中断しているアプリケーションプログラムとして前記記憶手段に識別情報が記憶されているアプリケーションプログラムの各々に対しては、前記メモリの記憶領域をそれぞれ割り当てて、これらのアプリケーションプログラムの識別情報を、実行中のアプリケーションプログラムの識別情報として前記記憶手段に書き込んで、これらのアプリケーションプログラムを並列して実行し、
(b)前記記憶手段により記憶されている実行中のアプリケーションプログラムの識別情報の数が上限値の場合に、当該実行中のアプリケーションプログラム以外の新たなアプリケーションプログラムを実行するときには、
前記実行中のアプリケーションプログラムの実行を中断して当該アプリケーションプログラムの識別情報を、実行を中断しているアプリケーションプログラムの識別情報として前記記憶手段に書き込み、
前記新たなアプリケーションプログラムに前記メモリの記憶領域を割り当てて当該アプリケーションプログラムを実行し、
実行が中断されている前記アプリケーションプログラムを再び実行するよう指示された場合には、実行中の前記新たなアプリケーションプログラムの実行を終了し、実行を中断しているアプリケーションプログラムとして前記記憶手段に識別情報が記憶されているアプリケーションプログラムの各々に対して、前記メモリの記憶領域をそれぞれ割り当てて、これらのアプリケーションプログラムの識別情報を、実行中のアプリケーションプログラムの識別情報として前記記憶手段に書き込んで、これらのアプリケーションプログラムを並列して実行し、
前記新たなアプリケーションプログラムは、割り当てた記憶領域の大きさに応じて異なる機能を実現するアプリケーションプログラムである
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記実行手段は、前記(b)の場合において、実行が中断されている前記アプリケーションプログラムを再び実行するよう指示されると、
実行中の前記新たなアプリケーションプログラムの実行を終了することに代えて、
実行を中断しているアプリケーションプログラムとして前記記憶手段に識別情報が記憶されているアプリケーションプログラムのうち、実行の優先度が低いアプリケーションプログラムを特定し、特定したアプリケーションプログラムの実行を終了し、
実行中の前記新たなアプリケーションプログラムと、実行を中断しているアプリケーションプログラムとして前記記憶手段に識別情報が記憶されているアプリケーションプログラムのうち、実行を終了した前記アプリケーションプログラム以外のアプリケーションプログラムとの各々に対して、前記メモリの記憶領域をそれぞれ割り当てて、これらのアプ
リケーションプログラムの識別情報を、実行中のアプリケーションプログラムの識別情報として前記記憶手段に書き込んで、これらのアプリケーションプログラムを並列して実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記実行手段は、
前記実行中のアプリケーションプログラムの識別情報又は前記実行を中断しているアプリケーションプログラムの識別情報が前記記憶手段に記憶されている期間に応じて、当該識別情報に対応するアプリケーションプログラムの前記優先度を求める
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記実行手段は、
前記実行中のアプリケーションプログラムの実行を中断して新たに実行されたアプリケーションプログラムの実行期間に応じて、当該アプリケーションプログラムの前記優先度を求める
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記実行手段は、
前記実行中のアプリケーションプログラムの識別情報又は前記実行を中断しているアプリケーションプログラムの識別情報が前記記憶手段に記憶された回数に応じて、各アプリケーションプログラムの前記優先度を求める
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記実行手段は、
前記実行中のアプリケーションプログラムの実行を中断して新たに実行されたアプリケーションプログラムの実行回数に応じて、当該アプリケーションプログラムの前記優先度を求める
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - コンピュータを、
実行中のアプリケーションプログラムの識別情報又は実行を中断しているアプリケーションプログラムの識別情報を記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
各アプリケーションプログラムにメモリの記憶領域を割り当てて当該アプリケーションプログラムを実行する実行手段であって、
(a)前記記憶手段により記憶されている実行中のアプリケーションプログラムの識別情報の数が上限値未満の場合に、当該実行中のアプリケーションプログラム以外の新たなアプリケーションプログラムを実行するときには、
前記実行中のアプリケーションプログラムの実行を中断して当該アプリケーションプログラムの識別情報を、実行を中断しているアプリケーションプログラムの識別情報として前記記憶手段に書き込み、
前記新たなアプリケーションプログラムに前記メモリの記憶領域を割り当てて当該アプリケーションプログラムを実行し、
実行が中断されている前記アプリケーションプログラムを再び実行するよう指示された場合には、実行中の前記新たなアプリケーションプログラムに対しては、記憶領域を小さくするように前記メモリの記憶領域を割り当て直し、実行を中断しているアプリケーションプログラムとして前記記憶手段に識別情報が記憶されているアプリケーションプログラムの各々に対しては、前記メモリの記憶領域をそれぞれ割り当てて、これらのアプリケーションプログラムの識別情報を、実行中のアプリケーションプログラムの識別情報として前記記憶手段に書き込んで、これらのアプリケーションプログラムを並列して実行し、
(b)前記記憶手段により記憶されている実行中のアプリケーションプログラムの識別情
報の数が上限値の場合に、当該実行中のアプリケーションプログラム以外の新たなアプリケーションプログラムを実行するときには、
前記実行中のアプリケーションプログラムの実行を中断して当該アプリケーションプログラムの識別情報を、実行を中断しているアプリケーションプログラムの識別情報として前記記憶手段に書き込み、
前記新たなアプリケーションプログラムに前記メモリの記憶領域を割り当てて当該アプリケーションプログラムを実行し、
実行が中断されている前記アプリケーションプログラムを再び実行するよう指示された場合には、実行中の前記新たなアプリケーションプログラムの実行を終了し、実行を中断しているアプリケーションプログラムとして前記記憶手段に識別情報が記憶されているアプリケーションプログラムの各々に対して、前記メモリの記憶領域をそれぞれ割り当てて、これらのアプリケーションプログラムの識別情報を、実行中のアプリケーションプログラムの識別情報として前記記憶手段に書き込んで、これらのアプリケーションプログラムを並列して実行する実行手段
として機能させるためのプログラムであって、
前記新たなアプリケーションプログラムが、割り当てた記憶領域の大きさに応じて異なる機能を実現するアプリケーションプログラムである
プログラム。
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