JP4902713B2 - 情報処理方法、情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、アプリケーションプログラムを実行するときの制御に関する。
アプリケーションプログラムの起動には或る程度の時間を要する。特許文献1には、待機状態から通常動作状態に復帰する際のOS(Operating System)やアプリケーションプログラムの起動中に、画像を表示することが開示されている。特許文献1に記載の技術によれば、静止画または動画などの起動用画像をユーザに見せることによって起動に要する時間を短く装うことができる。
特開2008−129351号公報
ところで、マルチウィンドウシステムを実装したPC(Personal Computer)や携帯電話機などの情報処理装置は、並列実行した複数のアプリケーションプログラムのそれぞれに対応するウィンドウを表示する。この場合、同時期に起動すべきアプリケーションプログラムの数が多くなり、それらの起動に要する時間の総和がかなり長くなることがある。一般に情報処理装置は起動時間中においてユーザによる操作を受け付けないから、起動に要する時間の総和が長くなると、情報処理装置がユーザにサービスを提供できない期間も長くなってしまい、不便である。例えばウィンドウの表示を伴うアプリケーションプログラムの場合、一時的に中断していたこれらのアプリケーションを復帰させたり、再起動させるときには、ウィンドウの表示処理に多大な時間を要することがあり、ユーザが情報を閲覧できない期間が長くなる。
また、特許文献1によれば、起動時間中に一定の起動用画像を見せるようにしているが、この起動用画像はユーザに対して特に有用な情報を提示するものではないし、また、その起動用画像の内容は常に同じであるから、起動時間中にユーザに有用なサービスを提供しているとは言えない。
そこで、本発明は、複数のアプリケーションプログラムを起動している期間中であっても、ユーザにサービスを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の請求項1に係る情報処理方法は、データを記憶する記憶手段を備える情報処理装置が行う情報処理方法であって、複数のアプリケーションプログラムを実行し、各々のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを表す画像データを生成して前記記憶手段に記憶させるステップと、前記記憶手段に記憶されている前記画像データを読み出して、当該画像データが表すウィンドウを、画像を表示する表示手段に表示させるステップと、前記複数のアプリケーションプログラムの実行を中断することが指示されると、当該複数のアプリケーションプログラムの実行を中断し、前記表示手段に表示されているウィンドウに代えて、当該ウィンドウとは異なる画像を前記表示手段に表示させるステップと、実行の再開が指示された前記複数のアプリケーションプログラムを順次実行し実行したアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを表す画像データを順次生成し前記記憶手段に記憶させる一方、前記記憶手段に記憶されている画像データを読み出して、当該指示に応じて実行したアプリケーションプログラムに対応するウィンドウと、当該指示に応じて未だ実行していないアプリケーションプログラムに対応するウィンドウとを含む画像を前記表示手段に表示させるステップとを備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る情報処理装置は、画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に画像データが記憶されると、当該画像データに応じた画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、複数のアプリケーションプログラムを実行し、各々のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを表す画像データを生成して前記記憶手段に記憶させる第1の実行手段と、前記複数のアプリケーションプログラムの実行を中断することが指示されると、前記第1の実行手段による前記複数のアプリケーションプログラムの実行を中断させ、前記記憶手段に記憶されている前記ウィンドウを表す画像データを退避させる退避手段と、前記表示手段に表示されていたウィンドウとは異なる画像を表す画像データを生成し、当該画像データを、退避された前記ウィンドウを表す画像データに代えて前記記憶手段に記憶させる処理を実行する第2の実行手段と、前記複数のアプリケーションプログラムの実行を再開することが指示されると、退避しておいた前記ウィンドウを表す画像データを、前記ウィンドウとは異なる画像を表す画像データに代えて、前記記憶手段に記憶させる表示再開手段とを備え、前記第1の実行手段は、実行の再開が指示された前記複数のアプリケーションプログラムを順次実行し実行したアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを表す画像データを順次生成し、生成した画像データが表すウィンドウと、当該指示に応じて未だ実行していないアプリケーションプログラムに対応し前記表示再開手段により前記記憶手段に記憶させられた画像データが表すウィンドウとを含む画像を前記表示手段に表示させるように、当該生成した画像データにより前記記憶手段に記憶されている画像データを更新することを特徴とする。
本発明の請求項3に係る情報処理装置は、請求項2の構成において、前記第1の実行手段は、前記再開が指示された前記複数のアプリケーションプログラムの各々を、当該アプリケーションプログラムに対して決められた優先度に従って実行することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る情報処理装置は、請求項3の構成において、前記複数のアプリケーションプログラムのうち、前記第1の実行手段によって実行されている期間に前記ウィンドウの内容が更新されるアプリケーションプログラムの前記優先度は、当該期間に当該内容が更新されないアプリケーションプログラムの前記優先度よりも高いことを特徴とする。
本発明の請求項5に係る情報処理装置は、請求項2ないし4のいずれかの構成において、前記表示再開手段は、実行の再開が指示された前記複数のアプリケーションプログラムのうち、前記第1の実行手段によって実行されている期間に前記ウィンドウの内容が更新されるアプリケーションプログラムを特定し、特定したアプリケーションプログラムに対応するウィンドウであって前記退避手段により退避させられていたウィンドウを、当該アプリケーションプログラムが起動中であることを示す表示態様で表示するための前記画像データを生成して前記記憶手段に記憶させることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る情報処理装置は、請求項5の構成において、前記表示再開手段は、前記特定したアプリケーションプログラムに対応するウィンドウであって前記退避手段により退避させられていたウィンドウの内容を、前記第1の実行手段が生成する画像データが表すウィンドウの内容よりも不鮮明にした前記画像データを生成して前記記憶手段に記憶させることを特徴とする。
本発明の請求項7に係る情報処理装置は、画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に画像データが記憶されると、当該画像データに応じた画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、複数のアプリケーションプログラムの各々が実現する複数の機能に含まれる第1の機能を実現するための処理を実行し、各々のアプリケーションプログラムの前記第1の機能に対応するウィンドウを表す画像データを生成して前記記憶手段に記憶させる第1の実行手段と、前記複数のアプリケーションプログラムのいずれかが指定され、当該アプリケーションプログラムが実現する複数の機能に含まれる第2の機能を実現することが指示されると、前記複数のアプリケーションプログラムの前記第1の機能を実現するための前記第1の実行手段による処理の実行を中断させ、前記記憶手段に記憶されている前記ウィンドウを表す画像データを退避させる退避手段と、指定された前記アプリケーションプログラムの第2の機能を実現するための処理を実行して、当該処理の結果を表す画像データを生成し、当該画像データを、退避された前記ウィンドウを表す画像データに代えて前記記憶手段に記憶させる処理を実行する第2の実行手段と、前記複数のアプリケーションプログラムの前記第1の機能を実現するための処理の実行を再開するよう指示されると、退避しておいた前記ウィンドウを表す画像データを、前記処理の結果を表す画像データに代えて前記記憶手段に記憶させる表示再開手段とを備え、前記第1の実行手段は、前記再開が指示された前記複数のアプリケーションプログラムの前記第1の機能を実現するための処理を順次実行しアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを表す画像データを順次生成し、生成した画像データが表すウィンドウと、当該指示に応じて当該処理を未だ実行していないアプリケーションプログラムに対応し前記表示再開手段により前記記憶手段に記憶させられた画像データが表すウィンドウとを含む画像を前記表示手段に表示させるように、当該生成した画像データにより前記記憶手段に記憶されている画像データを更新することを特徴とする。
本発明の請求項8に係る情報処理装置は、請求項7の構成において、前記第2の実行手段が前記アプリケーションプログラムの第2の機能を実現するための処理を実行するときに用いる記憶領域は、前記第1の実行手段が前記アプリケーションプログラムの第1の機能を実現するための処理を実行するときに用いる記憶領域よりも大きいことを特徴とする。
本発明の請求項9に係るプログラムは、データを記憶する記憶手段を備えた情報処理装置のコンピュータに、複数のアプリケーションプログラムを実行し、当該アプリケーションプログラムに対応するウィンドウを表す画像データを生成して前記記憶手段に記憶させるステップと、前記記憶手段に記憶されている前記画像データを読み出して、当該画像データが表すウィンドウを、画像を表示する表示手段に表示させるステップと、前記複数のアプリケーションプログラムの実行を中断することが指示されると、当該複数のアプリケーションプログラムの実行を中断し、前記表示手段に表示されているウィンドウに代えて、当該ウィンドウとは異なる画像を前記表示手段に表示させるステップと、前記複数のアプリケーションプログラムの実行を再開することが指示されると、前記表示手段に表示されている前記画像に代えて、前記記憶手段に記憶されている画像データを読み出して当該画像データが表すウィンドウを前記表示手段に表示させるステップと、実行の再開が指示された前記複数のアプリケーションプログラムを順次実行し実行したアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを表す画像データを順次生成し前記記憶手段に記憶させる一方、前記記憶手段に記憶されている画像データを読み出して、当該指示に応じて実行したアプリケーションプログラムに対応するウィンドウと、当該指示に応じて未だ実行していないアプリケーションプログラムに対応するウィンドウとを含む画像を前記表示手段に表示させるステップとを実行させる。
本発明によれば、複数のアプリケーションプログラムを起動している期間中であっても、ユーザにサービスを提供することができる。
通信端末装置のハードウェア構成を示すブロック図。 通信端末装置の論理的構成を示す図。 ウィジェット管理テーブルの構成を示す図。 優先度管理テーブルの構成を示す図。 制御部が実行する処理の手順を示すフローチャート。 ウィジェットの実行が中断される前の一覧表示画面を示す図。 (a)は全部実行画面を示す図。(b)は一覧表示画面を示す図。 ウィジェット管理テーブルの構成を示す図。 ウィジェットの実行が再開されるときの一覧表示画面を示す図。 退避ウィンドウの表示態様を示す図。 ウィジェットの実行が再開された後の一覧表示画面を示す図。
[実施形態]
図1は、本発明の一実施形態である通信端末装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図1に示すように、通信端末装置10は、制御部11と、無線通信部12と、表示部13と、操作部14とを備える。本実施形態の通信端末装置10は、図示せぬマイクやスピーカ等の音声を入出力する手段を備える携帯電話機である。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11a、ROM(Read Only Memory)11b、RAM(Random Access Memory)11c及びEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)11dを備えている。CPU11aは、RAM11cをワークエリアとして用いてROM11bやEEPROM11dに記憶されたプログラムを実行して、通信端末装置10の各部の動作を制御する。RAM11cは、CPU11aがアプリケーションプログラムを実行するときにそのアプリケーションプログラムに割り当てられるメモリとして機能する。無線通信部12は、アンテナ12aを備え、所定の移動通信網とのデータ通信を無線で行う。表示部13は、VRAM13aのほか、液晶ディスプレイや液晶駆動回路を備え、制御部11から供給される画像データがVRAM13aに記憶されると、その画像データを読み出して液晶駆動を液晶駆動回路が行うことにより液晶ディスプレイの表示領域に画像を表示する。操作部14は、複数のキー(操作子)を備え、ユーザの押下操作を受け付けて、その操作に応じた操作情報を制御部11に供給する。ここでの操作子は、いわゆるハードボタンであってもよいし、通信端末装置10がタッチパネルを備えている場合には、タッチパネルがこの操作を受け付けてもよい。
ROM11bは、あらかじめいくつかのプログラムを記憶しており、このプログラムのことを以下では「プリインストールプログラム」という。プリインストールプログラムは、マルチタスクオペレーティングシステム(以下「マルチタスクOS」という。)、Java(登録商標)プラットフォーム、及びネイティブアプリケーションプログラムを含む。マルチタスクOSは、複数のタスクの擬似的な並列実行を実現するために必要な仮想メモリ空間の割り当てなどの各種機能をサポートしたオペレーティングシステムである。Javaプラットフォームは、マルチタスクOSを搭載した通信端末装置10において後述するJava実行環境113を実現するためのコンフィギュレーションであるCLDC(Connected Limited Device Configuration)に従って記述されたプログラム群である。ネイティブアプリケーションプログラムは、通話等の通信端末装置10における基本的な機能を実現するプログラムである。
EEPROM11dは、Javaアプリケーションプログラムが記憶されるJavaアプリケーションプログラム格納領域を有する。Javaアプリケーションプログラムは、Java実行環境下における処理の手順自体を記述した実体プログラムとその実体プログラムの実行に伴って利用される画像ファイルや音声ファイルとを結合したJAR(Java Archive)ファイルと、そのJARファイルのインストールや起動などに関する各種の属性を記述したADF(Application Descriptor File)とを有している。このJavaアプリケーションプログラムは、コンテンツプロバイダ又は通信事業者により作成されて外部のサーバ装置などに格納され、通信端末装置10からの要求に応じてそれらのサーバ装置から適宜ダウンロードされるようになっている。
図2は、ROM11b及びEEPROM11dに記憶された各種プログラムの実行により、通信端末装置10の制御部11によって実現される各部の論理的構成を示す図である。図2に示すように、各種プログラムを実行する通信端末装置10には、ネイティブアプリケーション112及びJava実行環境113がOS111上に実現され、EEPROM11dには第1ストレージ114と第2ストレージ115とが確保される。
Java実行環境113は、ROM11bのJavaプラットフォームにより実現される。Java実行環境113は、クラスライブラリ116、JVM(Java Virtual Machine)117及びJAM(Java Application Manager)118からなる。クラスライブラリ116は、特定の機能を有するプログラムモジュール(クラス)群を1つのファイルに結合したものである。JVM117は、上述のCLDCのために最適化されたJava実行環境であり、Javaアプリケーションプログラムとして提供されるバイトコードを解釈して実行する機能を有する。JAM118は、Javaアプリケーションプログラムのダウンロード、インストール、起動、終了等を管理する機能を有する。
第1ストレージ114は、JAM118の管理の下にダウンロードされるJavaアプリケーションプログラム(JarファイルとADF)を格納する領域である。第2ストレージ115は、Javaアプリケーションプログラムの実行の際に生成されたデータをその終了後に格納しておくための領域であり、インストールされたJavaアプリケーションプログラム毎に個別の格納領域が割り当てられるようになっている。そして、あるJavaアプリケーションプログラムに割り当てられた格納領域のデータは、そのJavaアプリケーションプログラムが実行されている間のみ書き換え可能となっており、別のJavaアプリケーションプログラムが書き換えを行い得ないようになっている。
本実施形態のJavaアプリケーションプログラムには、複数のウィンドウを表示するためのアプリケーションプログラムが含まれる。複数のウィンドウを表示するためのJavaアプリケーションプログラムには、「一覧表示アプリケーションプログラム」と「ウィジェット」とがある。ここにおいて、一覧表示アプリケーションプログラムとは、表示部13の表示領域に1又は複数のウィンドウを表示し、その表示に係る制御を実行するためのアプリケーションプログラムをいう。この表示に係る制御には、ウィジェットにそれぞれ対応するウィンドウが配置され、これらが一覧表示されている画面(以下、「一覧表示画面」という。)を、表示部13に表示するためのビットマップ形式の画像データ(以下、「一覧画像データ」という。)を生成する制御が含まれる。本実施形態では、「ウィジェット」とは、ウィンドウが表示されることによって、所定の機能を実現するアプリケーションプログラムをいい、「ウィンドウ」とは、あるウィジェットに対して割り当てられる表示部13の一部の表示領域をいうものであり、他の部分と区別可能な画像によって表示される。
通信端末装置10は、ウィジェットのウィンドウを複数表示することによってマルチウィンドウシステムを実現する。すなわち、通信端末装置10は、複数のウィンドウを配置した一覧表示画面を表示する場合には、一覧表示アプリケーションプログラムを実行している状態にある。ユーザは、操作部14の方向キーを操作することにより、一覧表示画面における複数のウィンドウのいずれかを選択することができる。制御部11は、操作部14から出力される信号に応じて、表示部13に表示された複数のウィンドウのうちのいずれかひとつを選択する。本実施形態において、ウィンドウについて「選択」とは、ウィンドウに入力フォーカスを与えて、そのウィンドウを指定することをいう。
通信端末装置10は、一覧表示画面において表示したウィンドウのうち、ユーザにより選択されたウィンドウに対応するウィジェットを、そのウィンドウが選択されていないときと異なる処理を実行する状態にする。つまり、各ウィジェットは、対応するウィンドウが選択中であるか否かによって異なる処理を実行可能である。ここでは、通信端末装置10は、ウィンドウが選択されたときには、それに対応するウィジェットの全部の機能(第2の機能)を実現した状態(以下、「全部実行」という)にして処理を行い、ウィンドウが選択されていないときには、そのウィジェットの一部の機能(第1の機能)のみを実現した状態(以下、「一部実行」という。)にして処理を行う。制御部11は、ウィジェットを全部実行したときには、そのウィジェットに記述された手順の全てを参照範囲として、その手順に従い処理を実行する。一方、制御部11は、ウィジェットを一部実行したときには、そのウィジェットに記述されている手順のうち、予め決められた一部の手順を参照範囲として、その手順に従い処理を実行する。
なお、ここでは、全部実行と一部実行とによる機能の違いについて説明したが、ウィジェットを実行することにより実現される複数の機能のうち、第1の機能に対応するウィンドウを表示する機能と、これとは異なる画面に第2の機能に対応するウィンドウを表示する機能とを、それぞれ実現するように構成されていればよい。
通信端末装置10は、一覧表示アプリケーションプログラムを実行して、一部実行したウィジェットのウィンドウを一覧表示画面で表示し、いずれかのウィジェットを全部実行したときには、そのウィンドウのみを配置した画面(以下、「全部実行画面」という。)を表示部13に表示させる。全部実行画面において表示されるウィンドウのサイズが、例えば倍率「100%」であるとすると、一部実行により一覧表示画面に表示されるウィンドウのサイズは、例えば倍率「60%」であり、実行状態に応じてウィンドウの表示態様が異なる。通信端末装置10が一覧表示画面を表示しているときに、ユーザにより操作部14が操作されて或るウィンドウが選択されると、選択されたウィンドウに対応するウィジェットを、一部実行から全部実行に切り替えるとともに、選択されたウィンドウ以外のウィンドウに対応するウィジェットを、一部実行した状態から、実行を一時的に中断した状態に切り替える。これに応じて、通信端末装置10は、表示部13に表示していた「一覧表示画面」を「全部実行画面」に切り替える。また、通信端末装置10は、「全部実行画面」から「一覧表示画面」に切り替えるときには、全部実行していたウィジェットを一部実行に切り替え、それ以前に一部実行していたが実行を中断していたウィジェットを一部実行する。
次に、本実施形態のウィジェットについて具体的に説明する。本実施形態ではウィジェットが複数あり、それぞれのウィジェットが異なる機能を実現する。ウィジェットには、例えば、時計を模した画像をウィンドウに表示することによって日時を表示するもの(以下、「時計ウィジェット」という。)や、複数銘柄の平均株価などの株価を示す文字などを表示するもの(以下、「株価ウィジェット」という。)、コンピュータゲームを実行するもの(以下、「ゲームウィジェット」という。)、GPS(Global Positioning System)を利用してユーザ(つまり、通信端末装置10)の所在地を地図上に示した画像を表示するもの(以下、「地図ウィジェット」という。)、スポーツの試合の途中経過を示す情報を表示するもの(以下、「スポーツウィジェット」という。)、電子マネーに係る情報(残高など)を表示するもの(以下、「マネーウィジェット」という。)、天気予報などのニュースを表示するもの(以下、「ニュースウィジェット」という。)等がある。なお、これらは一例であり、ウィジェットが実現する機能はどのようなものでもよい。
例えば、時計ウィジェットは、一部実行のときには日時を表示する処理を実行可能にするが、全部実行のときには、例えば時計ウィジェットに対してユーザが時刻を合わせる操作をすれば時刻を変更する処理を実行可能にする。株価ウィジェットは、一部実行のときには平均株価のみを表示する処理を実行可能にするが、全部実行のときには平均株価に加えて、前日比などの他の情報を表示する処理を実行可能にする。ゲームウィジェットは、一部実行のときにはゲームを静止状態にし、その状態の画像を表示する処理を実行するが、全部実行のときにはゲームを進行するための処理を実行する。地図ウィジェットは、一部実行のときには地図上にユーザの所在地を表示するが、全部実行のときには、その所在地に加えて、近隣の店舗や道路の名称などのより詳細な情報を表示する。スポーツウィジェットは、野球の試合の途中経過を表示するものであれば、一部実行のときにはスコアボードの内容を表示するが、全部実行のときには出場選手の氏名などの情報を表示する。マネーウィジェットやニュースウィジェットについても、一部実行のときには或る機能を実行可能にし、全部実行のときには別の機能を実行可能にする。
また、これらのウィジェットには、一部実行時、すなわち一覧表示画面にウィンドウが表示されているときに、適当なタイミングで無線通信部12を介して情報を取得し、取得した情報に応じてウィンドウの内容を更新するものが含まれる。ここでは、株価ウィジェット、地図ウィジェット、スポーツウィジェット、マネーウィジェット、ニュースウィジェットが該当する。時計ウィジェットについては、ウィンドウの内容が定期的(例えば1秒毎)に更新されるものの、無線通信部12を介した情報の取得は行われずに、現在時刻を表示するために表示内容の更新が行われる。ゲームウィジェットについては、一覧表示画面にウィンドウが表示されているときには、ゲームの進行が静止された状態にあり、ウィンドウの内容の更新は行われない。このように、ウィジェット毎にウィンドウの内容の更新の頻度が異なる。このようなウィンドウの内容の更新の頻度が多いウィジェットほど、表示する情報のリアルタイム性が重要であると言える。この一部実行時におけるウィンドウの内容の更新の頻度に係る情報は、ウィジェット毎に決められて予めEEPROM11dなどに記憶されており、制御部11はこの内容に従い制御を行う。
このように、1つのウィジェットが提供する多様なサービスのうち、一部実行のときには、簡易な処理によって実現可能なサービスが提供され、全部実行のときには、複雑な処理によって実現可能なサービスが提供される。処理の簡易さ・複雑さは、そのときに使用されるRAM11cの記憶領域の大きさに依存するものであり、通信端末装置10において、ウィジェットを全部実行するときには、RAM11cにおいて割り当てられる記憶領域は大きくなるし、そのウィジェットを一部実行するときには、RAM11cにおいて割り当てられる記憶領域はそれよりも小さくなる。よって、通信端末装置10は、多くのウィジェットを同時に一部実行することができる。一方、或る1つのウィジェットを全部実行したときには、そのウィジェットに対してRAM11cにおいて比較的大きな記憶領域を割り当てるから、他のウィジェットの機能を使用することはできないが、その全部実行したウィジェットの機能の全てを実現し得る状態になる。
ところで、一覧表示アプリケーションプログラムは、複数のウィンドウの一覧表示を中断する場合がある。具体的には、通信端末装置10が一覧表示アプリケーションプログラムによる一覧表示画面の表示中に、その中のいずれかのウィンドウが選択されてそれに対応するウィジェットを全部実行し、再び一部実行に切り替えて一覧表示画面を表示する場合である。これ以外にも、通信端末装置10は、一覧表示画面を表示中にユーザが通話を開始する場合には、表示部13が表示する画像を通話用の画像に変更する割込処理を実行し、通話が終われば再び一覧表示画面を表示する。また、通信端末装置10が一覧表示アプリケーションプログラムの実行を一旦終了させて、いわゆる待ち受け画面などを表示し、再び一覧表示アプリケーションプログラムを実行して一覧表示画面を表示する場合も、アプリケーションプログラムの実行の中断に該当する。このように、実行していた一覧表示アプリケーションプログラムの実行及びウィジェットの一部実行が一旦なくなり、その後再開されるような場合に、この一部実行が一旦なくなることが、この実施形態の「中断」に該当する。以上のようにして、一覧表示画面の表示を中断して、その一覧表示画面とは異なる画像を表示し、再び一覧表示画面を表示する場合がある。この場合のために、通信端末装置10の制御部11は、実行しているウィジェットや実行を中断しているウィジェットの識別情報(後述する「ウィジェットID」)を、ウィジェット管理テーブルと呼ばれるテーブル型式でEEPROM11dに記憶させる。制御部11は、ウィジェットの一部実行を再開するときには、ウィジェット管理テーブルの内容に基づいて、中断前と同じようにしてウィジェットを一部実行して、一覧表示画面に表示する。
図3は、ウィジェット管理テーブルの構成を示した図である。図3に示すように、ウィジェット管理テーブルにおいては、「ウィジェットID」と「実行状態」とが対応付けられている。「ウィジェットID」のフィールドには、時計ウィジェットや株価ウィジェット等の、通信端末装置10が実行済みのウィジェットを識別する識別情報が書き込まれる。なお、図3に示す括弧書きは、各ウィジェットIDに対応するウィジェットを説明するものであり、実際に記述されているわけではない。「実行状態」のフィールドには、ウィジェットが「一部実行」であるか、「全部実行」であるか、又はウィジェットの実行が一時的に中断されていることを意味する「実行オフ」のいずれかの実行状態が書き込まれる。なお、これらいずれの実行状態でないウィジェットについては、そのウィジェットIDや実行状態は記述されない。図3に示すウィジェット管理テーブルの内容の場合には、通信端末装置10は、ウィジェットID「001」〜「007」のそれぞれに対応するウィジェットを一部実行している。このとき、通信端末装置10は、各ウィジェットに対応するウィンドウを配置した一覧表示画面を表示部13に表示させている。通信端末装置10は、ウィジェットの実行状態を変更するたびに、ウィジェット管理テーブルを更新し、更新した内容に基づきウィジェットの実行状態を変化させる。
図4は、優先度管理テーブルの構成を示した図である。図4に示すように、ウィジェット管理テーブルにおいては、「ウィジェットID」と「優先度」とが対応付けられている。「ウィジェットID」のフィールドには、通信端末装置10が実行可能なウィジェットを識別する識別情報が書き込まれる。なお、図4に示す括弧書きは、各ウィジェットIDに対応するウィジェットを説明するものであり、実際に優先度管理テーブルに記述されているわけではない。「優先度」のフィールドには、各ウィジェットに対して設定された優先度が記述されており、ここでは値が小さいものほど、ウィジェットの実行に関する優先度が高いことを意味する。この優先度とは、ウィジェットの実行順に関する優先度であり、より具体的には、複数のウィンドウの一覧表示を中断した後に再び複数のウィンドウの一覧表示を行う場合に各ウィジェットを起動するときの順番のことである。例えば、「時計ウィジェット」の優先度は「1」であり、「株価ウィジェット」の優先度は「2」である。その他のウィジェットについてもそれぞれ優先度が設定され、優先度管理テーブルに記述されている。この優先度管理テーブルには、通信端末装置10が実行可能である全てのウィジェットに対応するウィジェットIDと優先度とが記述されている。
優先度管理テーブルに記述される優先度については、通信端末装置10がウィジェット毎の通信頻度、及びウィンドウの内容の更新の頻度を監視し、それらの頻度に基づいて各ウィジェットに対する優先度を設定してその設定内容を記述する。ウィジェットの通信頻度は、例えばユーザによるウィンドウの内容を更新することを指示するための操作部14の操作や、通信端末装置10がウィンドウの内容の更新を試みるための定期的な通信を行う頻度により決定付けられる。通信頻度が高いウィジェットほど、ユーザが最新情報を所望しているなど重要度の高いものであったり、情報のリアルタイム性が重要視されていると推測される。一方、表示の更新の頻度については、ウィジェットの内容が更新される頻度であるから、その頻度が高いものほど刻一刻とウィンドウの内容が変化し、提示する情報のリアルタイム性が高く要求されるものと推測される。このようなことから、通信端末装置10は、ウィジェット毎の通信頻度、及び表示の更新の頻度が高いほど優先度を高くするよう設定する。よって、ゲームウィジェットのように一部実行時にウィンドウの更新がないウィジェットについては、その更新があるものに比べて優先度が低くなっている。具体的には、通信端末装置10は通信頻度に基づいて優先度を設定し、設定した優先度が同じウィジェットがあれば表示の更新の頻度を参照するようにしてもよいし、これら両方を用いて、決められたアルゴリズムに従って優先度を設定してもよい。また、いずれか一方の頻度を用いて優先度を設定する構成であってもよい。優先度管理テーブルに記述される優先度は、制御部11により例えば1日1回など定期的に書き換えられる。
図5は、制御部11が一覧表示アプリケーションプログラム及びウィジェットを実行するときのフローチャートである。以下では、通信端末装置10が複数のウィジェットを一部実行し、一覧表示画面を表示しているときの動作について説明する。以下に説明する動作の開示前においては、ウィジェット管理テーブルは図3に示す内容であり、優先度管理テーブルの内容は図4に示す内容であるとする。すなわち、通信端末装置10は、7つのウィジェットを一部実行した状態にある。図6は、この時点で表示部13に表示されている一覧表示画面を示す図である。図6に示すように、7つのウィジェットのそれぞれに対応するウィンドウWs1〜Ws7が一覧表示画面にて表示されている。このとき、この一覧表示画面に対応する一覧画像データがVRAM13aに記憶されている。なお、ウィンドウWs1〜Ws7の各ウィンドウは、末尾の数字が一致するウィジェットIDのウィジェットにそれぞれ対応している。例えば、ウィンドウWs1は時計ウィジェットに対応し、ここでは「3:00」という現在時刻を表示している。ウィンドウWs2は株価ウィジェットに対応し、ここでは「¥9853.01」という株価を表示している。ウィンドウWs4は地図ウィジェットに対応し、ユーザの現在時刻を星印で示した地図を表示しているし、ウィンドウWs7はニュースウィジェットに対応し、ここでは「14:30」現在の気温やニュースを表示している。
なお、図6に示す一覧表示画面において、表示部13の矩形の表示領域からはみ出している領域については、図6の状態では表示されないが、ユーザが操作部14を操作して画面をスクロールさせることで表示される。この内容は以下の説明においても同じである。
まず、制御部11は、ユーザにより操作部14が操作されて、ウィンドウWs1〜Ws7のいずれかが選択されるなどして、一覧表示画面の表示を中断する指示を受け付けるまで待機する(ステップS1;NO)。ここで、制御部11は、一覧表示画面に表示されているウィンドウを選択する操作を受け付け、そのウィンドウに対応するウィジェットの全部実行が指示されたと判断すると(ステップS1;YES)、ステップS2に進む。なお、ここではウィンドウWs4が選択されたものとする。
続いて、制御部11は、表示部13に表示されている一覧表示画面を表す一覧画像データであって、その時点でVRAM13aに記憶されている一覧画像データをRAM11c或いはEEPROM11dに記憶させることにより退避させる(ステップS2)。続いて、制御部11は、ウィジェット管理テーブルを更新する(ステップS3)。ここでは、各々のウィジェットの一部実行を中断させるために、制御部11は、図7(a)に示す内容となるようにウィジェット管理テーブルを書き換える。具体的には、制御部11は、地図ウィジェットに対応するウィジェットID「004」に対応付けて、「実行状態」のフィールドに「全部実行」と書き込み、地図ウィジェット以外のウィジェットに対応するウィジェットID「001」〜「003」、「005」〜「007」のそれぞれに対応付けて、「実行状態」のフィールドに「実行オフ」と書き込む。制御部11は、ステップS3での更新内容に応じて地図ウィジェットを全部実行し、その他のウィジェットの実行を中断させて、地図ウィジェットのウィンドウを含む全部実行画面を表示部13に表示させる(ステップS4)。制御部11が地図ウィジェットを全部実行することにより、ここでは、図8(a)に示すような全部実行画面を表示するための画像データを生成し、この画像データを、ステップS2で退避させた一覧画像データに代えてVRAM13aに記憶させる処理を実行する。これにより、地図ウィジェットに対応するウィンドウW4を含む全部実行画面が表示部13に表示される。このとき、制御部11は、地図ウィジェットを全部実行しているから、RAM11cの記憶領域のうちの多くの記憶領域を利用していることになり、地図ウィジェット以外のウィジェットを実行することはできないようになっている。そして、制御部11は、ユーザの操作部14の操作に従って、全部実行した地図ウィジェットに応じた処理を実行する(ステップS5)。このとき、制御部11は、全部実行時に応じた処理を実行して、その処理の結果を表す画像データを生成して、全部実行画面の内容を更新する。
そして、制御部11は、全部実行したウィジェットの処理の終了が指示されたか否かを判断する(ステップS6)。ここでは、制御部11は、ユーザにより操作部14が操作されて、表示中の全部実行画面から一覧表示画面に切り替えて表示することを指示されたときに、全部実行しているウィジェットの処理の終了が指示されたと判断する。この実施形態では、全部実行しているウィジェットの処理を終了させる指示が、ステップS4で一部実行が中断されたウィジェットの一部実行を再開する指示となる。
制御部11は、ステップS6で「YES」と判定すると、ウィジェット管理テーブルにおいて、ウィジェットID「004」に対応付けられた実行状態のフィールドを「実行オフ」に書き換えて、地図ウィジェットの全部実行を終了する。そして、制御部11は、全部実行画面に代えて、ステップS2で退避させておいた一覧画像データをRAM11c或いはEEPROM11dから読み出し、この一覧画像データをVRAM13aに記憶させて一覧表示画面を表示する(ステップS7)。これにより、制御部11は、地図ウィジェットを全部実行する前に表示部13に表示していた一覧表示画面を表示することになる。この退避しておいた一覧画像データに基づいて表示され、ステップS2で退避された一覧画像データが表す一覧表示画面に含まれる各ウィンドウのことを、他のウィンドウと区別するために、以下では「退避ウィンドウ」という。ここでは、図8(b)に示すように、退避ウィンドウIMG1〜IMG7が配置された一覧表示画面が表示される。退避ウィンドウIMG1〜IMG7の内容は、図6に示したウィンドウWs1〜Ws7のそれぞれと同じ内容の画像を表す。
なお、各退避ウィンドウは、符号の末尾の数字が一致するウィンドウに対応している。また、図8(b)において、点線で示した矩形は、退避ウィンドウが配置されていることを意味し、図9の説明においても同じである。この退避ウィンドウを含む一覧表示画面は、ウィジェットの一部実行を再開するための起動を通信端末装置10が行っている期間において表示部13に表示される。
また、このステップS7では、制御部11は、一部実行が行われている期間にウィンドウの内容が更新されるウィジェットを特定し、特定したウィジェットに対応するウィンドウを、そのウィジェットが起動中であることを示す表示態様で各退避ウィンドウを表示させる。ここでは、図10に示すように、制御部11は、ゲームウィジェット以外のウィジェットについては、「更新中!」というメッセージ(画像)を退避ウィンドウに関連付けて、例えば退避ウィンドウの下部に表示させる。このような表示態様を採っているのは、退避ウィンドウの内容が、過去の時点でのウィンドウの内容を表していることをユーザに通知するためである。ただし、ゲームウィジェットについては、一部実行時にウィンドウの内容が更新されず、ゲームウィジェットの一部実行の中断前のウィンドウと、再開後の退避ウィンドウとの内容が同一であるから、「更新中!」というメッセージは表示されない。つまり、制御部11は、仮に一部実行の中断をしなければ、ステップS1にて一部実行を中断してからそれを再開するまでに期間に、ウィンドウの内容を更新した可能性があるウィジェットについて、「更新中!」というメッセージを表示させることになる。
続いて、制御部11は、ステップS2で中断したウィジェットを全て起動したか否かを判断する(ステップS8)。ここでは、制御部11は、まだ1つもウィジェットを起動していないので、「NO」と判断し、ステップS9に進む。そして、制御部11は、ウィジェット管理テーブルと優先度管理テーブルとを参照して、ウィジェット管理テーブルにウィジェットIDが記述されたもののうち、優先度管理テーブルに記述された優先度が最も高いものを特定する(ステップS9)。図3,4に示すように、ここでは、「時計ウィジェット」のウィジェットID「001」がウィジェット管理テーブルに記述されており、その優先度が「1」で最も高い。
次に、制御部11は、ステップS9の特定結果に基づいて、ウィジェット管理テーブルを更新する(ステップS10)。ここでは、制御部11は、図7(b)に示すように、ウィジェット管理テーブルのウィジェットID「001」に対応付けられた、「実行状態」のフィールドを「実行オフ」から「一部実行」に書き換える。そして、制御部11は、一覧表示画面を表示させたまま、ウィジェット管理テーブルの内容に従って時計ウィジェットを一部実行する(ステップS11)。このステップS11において、制御部11は、時計ウィジェットの起動中において、図8(b)に示した一覧表示画面を表示部13に表示させたままにしている。
制御部11は、時計ウィジェットの起動が完了して一部実行した状態になると、一部実行したウィジェットに対応する退避ウィンドウの内容を、その一部実行の結果に応じた内容に更新して表示するための一覧画像データを生成してVRAM13aに記憶させて、一覧表示画面を表示する(ステップS12)。ここでは、制御部11は、図9(a)に示すように、時計ウィジェットに対応するウィンドウWs1と、未だ起動していないウィジェットに対応するウィンドウWs2〜Ws7に対応する退避ウィンドウIMG2〜IMG7とが配置された一覧表示画面を表示する。このステップS12の処理の前には、退避ウィンドウIMG1に「3:00」を示す時計を模した画像が表示されていたが、このステップS12における、時計ウィジェットの一部実行により最新の時刻に更新され、現在時刻として「3:10」を示す。また、このとき、制御部11は、起動が完了した時計ウィジェットについては、ウィンドウに関連付けて表示していた「更新中!」というメッセージを消去する。ただし、その他のものについてはウィジェットを起動していないので、上述の一覧表示画面と同じようにして「更新中!」というメッセージを表示させたままにする。
次に、制御部11は、ステップS8に戻り、ステップS2で中断したウィジェットを全て起動したか否かを判断する(ステップS8)。ここでは、まだ中断したすべてのウィジェットを起動していないので、制御部11は「NO」と判断し、ステップS9に進む。そして、制御部11は、ウィジェット管理テーブルにウィジェットIDが記述されたもののうち、優先度管理テーブルに記述された優先度が最も高いものとして、ウィジェットID「002」に対応する株価ウィジェットを特定する(ステップS9)そして、制御部11は、図7(c)に示すように、ウィジェット管理テーブルのウィジェットID「002」に対応付けられた、「実行状態」のフィールドを「実行オフ」から「一部実行」に書き換える。そして、制御部11は、ウィジェット管理テーブルの内容に従って、株価ウィジェットを一部実行する(ステップS11)。制御部11は、株価ウィジェットの起動が完了すると、新たに一覧画像データを生成して、図9(b)に示すように、時計ウィジェット及び株価ウィジェットに対応するウィンドウWs1、Ws2と、未だ起動していないウィジェットに対応するウィンドウWs3〜Ws7に対応する退避ウィンドウIMG3〜IMG7とが配置された一覧表示画面を表示する(ステップS12)。このステップS12の処理の前には、退避ウィンドウIMG2に「¥9853.01」という株価が表示されていた。このステップS12の株価ウィジェットの一部実行により、無線通信部12により取得された最新の情報に更新され、ここでは「¥9903.32」を示す。
そして、制御部11は、ステップS8に戻り、上述の処理ステップS8〜S12を繰り返す。株価ウィジェットを起動した後は、制御部11は、図7(d)に示すようにウィジェット管理テーブルを更新し、3番目に優先度が高い「地図ウィジェット」(ウィジェットID「004」)を起動する。そして、制御部11は、新たに一覧画像データを生成して、ウィンドウWs1,Ws2,Ws4に対応するウィジェットと、それ以外のウィジェットのウィンドウに対応する退避ウィンドウIMG3,IMG5〜IMG7とを配置した一覧表示画面を表示する(ステップS9〜S12)。この一覧表示画面の内容は、図9(c)に示すものとなる。このステップS12における地図ウィジェットの一部実行により、無線通信部12により取得された最新の情報に更新され、ユーザの現在位置を表示するようになる。
地図ウィジェットを起動した後は、制御部11は、図7(e)に示すようにウィジェット管理テーブルを更新し、4番目に優先度が高い「マネーウィジェット」(ウィジェットID「006」)を起動する。そして、制御部11は、新たに一覧画像データを生成して、ウィンドウWs1,Ws2,Ws4,Ws6に対応するウィジェットと、それ以外のウィジェットのウィンドウに対応する退避ウィンドウIMG3,IMG5,IMG7とを配置した一覧表示画面を表示する(ステップS9〜S12)。この一覧表示画面の内容は、図9(d)に示すものとなる。このステップS12における、地図ウィジェットの一部実行により無線通信部12により取得された最新の情報に更新され、最新の残高を示すようになる。ここでは、残高に変化がなかったものとして、退避ウィンドウIMG6と、更新後のウィンドウWs6との内容は同じである。
以降においても、制御部11は、優先度順に従って、「スポーツウィジェット」、「ニュースウィジェット」、「ゲームウィジェット」の順に起動し、その起動を行うたびに、退避ウィンドウに代えて、各ウィジェットに対応したウィンドウを配置した一覧表示画面を表示する。そして、すべての起動を完了すると、図11に示すような一覧表示画面が表示される。図11に示すように、ステップS2で退避された一覧画像データが表す一覧表示画面から、各ウィジェットのウィンドウの内容が最新の情報に更新された一覧表示画面に更新される。そして、制御部11は、ステップS8で「YES」と判断し、中断していたウィジェットを再び実行するときの処理を終了する。
なお、ここでは、7つのウィジェットが予め一部実行されている場合について説明したが、7つ以外の場合であっても、上記同様の処理ステップに従って処理が実行される。
以上説明した実施形態によれば、通信端末装置10は、一覧表示画面から全部実行画面に切り替えて表示した後に、再び一覧表示画面を表示しようとするときには、そのためのウィジェットの起動時に、全部実行前を行う前に表示していた一覧表示画面を表示する。通信端末装置10は、この一覧表示画面を表示させたまま、中断していたウィジェットを優先度に従って順次起動し、起動が完了して一部実行した状態になったウィジェットについては、退避ウィンドウに代えて、内容を更新したウィンドウを表示する。これにより、通信端末装置10が複数のウィジェットを同時期に起動しようという場合であっても、ユーザは一覧表示画面を見ることができる。通信端末装置10は、このようにして、複数のウィジェットを起動するときに、ユーザにそれらウィジェットに関連したサービスを提供する。また、複数のウィジェットの起動中であっても、ユーザは一覧表示画面を見て各ウィンドウの内容を把握できるので、この通信端末装置10によれば、複数のウィジェットの起動に要する時間を短く装うことができ、ユーザにとってはその表示に関する体感速度が短くなる。また、通信端末装置10は、優先度順に各ウィジェットを起動するから、例えばリアルタイム性の高いものを優先的に起動させることとなり、古い情報(退避ウィンドウ)を提示するウィンドウが表示される期間を短くすることができる。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施することが可能である。本発明は、例えば、以下のような形態で実施することも可能である。また、以下に示す変形例は、各々を適宜に組み合わせてもよい。
(1)変形例1
上述した実施形態において、ウィジェットに関する情報を表示する画面には、上記の「一覧表示画面」及び「全部実行画面」のほか、「リスト画面」と呼ばれるものがある。この「リスト画面」は、通信端末装置10が実行可能な全てのウィジェットを一覧表示したものである。通信端末装置10は、新たにウィジェットを実行するときには、この「リスト画面」を表示部13に表示させ、起動するウィジェットをユーザに選択させる。ユーザが操作部14を操作していずれかのアイコンを選択すると、通信端末装置10は、そのアイコンに対応するウィジェットを全部実行する。この場合、通信端末装置10は、一覧表示画面を中断させて、リスト画面を表示する。この場合においても、通信端末装置10は、一覧表示画面の表示を中断するときには一覧画像データを退避させておき、リスト画面の表示を終了した後に、ウィジェットの一部実行を再開して一覧表示画面を表示するときには、退避させておいた一覧画像データに基づいて一覧表示画面を表示させつつ、順次ウィジェットを起動する。同様にして、通信端末装置10は、通話を開始する前に一覧画像データを生成して退避させておき、通話用の画像を表示させながら行う通話が終わったときには、退避させておいた一覧画像データに基づいて一覧表示画面を表示してもよい。要するに、通信端末装置10は、一覧表示画面の表示を中断することが指示されると、そのときに表示していた一覧表示画面を表す一覧画像データを退避させて複数のウィジェットの実行を中断させる。そして、通信端末装置10は、その一覧表示画面とは異なる画像(全部実行画面やリスト画面など)を表示し、中断させておいたウィジェットの実行の再開が指示されると、退避しておいた一覧画像データをVRAM13aに記憶させて、再開するウィジェットに対応して表示されている退避ウィンドウの内容を、一部実行したウィジェットに応じた内容に更新して表示させる、という構成であればよい。
(2)変形例2
上述した実施形態において、通信端末装置10は、ウィジェット毎の通信頻度及び表示の更新の頻度に基づいて優先度を設定していたが、優先度の設定に係る構成はこれに限らない。
例えば、制御部11は、ウィジェット管理テーブルにおける各ウィジェットIDが、実行状態「全部実行」に対応付けられて記述されている期間を求め、それをウィジェット管理テーブルに記述してもよい。ウィジェットIDが実行状態「全部実行」に対応付けられて記述されている期間は、ウィジェットの実行を中断して新たに実行されたウィジェットの実行期間ということになる。この場合も上記と同様に、その期間が短いということは、ユーザによって利用されている期間が短いことを意味するから、そのユーザにとってあまり重要ではないという観点から、優先度を低くするということも考えられるし、また、ユーザによって利用され始めた時期が最近であることから、そのユーザにとって今は重要であるという考え方もできる。
また、制御部11は、上記期間に代えて、ウィジェットを実行した(起動した)時期に基づいて優先度を特定するようにしてもよい。この場合、制御部11は、近い時期に実行したアプリケーションほど優先度を高くする。このようにすれば、ユーザにより最近よく使用されている、重要度が高いウィジェットのウィンドウを一覧表示画面に表示させることができる。
また、制御部11は、ウィジェット管理テーブルにおける各ウィジェットIDが実行状態「一部実行」又は「実行オフ」に対応付けられて記述された回数を求めて、それをウィジェット管理テーブルに記述しておいてもよい。ここで、実行状態「一部実行」又は「実行オフ」に対応付けられて記述された回数は、実行中のウィジェットの識別情報又は実行を中断しているウィジェットの識別情報がウィジェット管理テーブルに記憶された回数ということになる。この場合、制御部11は、ウィジェット管理テーブルに記述された回数に基づいて、優先度を求める。例えばその回数が少ないということは、ユーザによって利用された回数が少ないことを意味するので、そのユーザにとってあまり重要ではないという観点から、優先度を低くするということが考えられる。一方で、その回数が少ないということは、ユーザによって利用され始めた時期が最近である可能性があるから、そのユーザにとって今は重要であるという考え方もできる。よって、この場合には、回数が多いほど優先度が低いということになる。
また、制御部11は、ウィジェット管理テーブルにおける各ウィジェットIDが実行状態「全部実行」に対応付けられて記述された回数を求めて、それをウィジェット管理テーブルに記述しておいてもよい。ここで、実行状態「全部実行」に対応付けられて記述された回数は、実行中のアプリケーションプログラムの実行を中断して新たに実行されたアプリケーションプログラムの実行回数ということになる。この場合も上記と同様の考え方によい、回数が多いものほど優先度を高くしてもよいし、回数が少ないものほど優先度を高くしてもよい。
また、通信端末装置10は、優先度をユーザに設定させてもよい。この場合、通信端末装置10は、自装置が実行可能なウィジェットの名称やアイコンなどの表示情報を一覧表示し、操作部14の操作によってユーザに優先度を指定させる。そして通信端末装置10は、ユーザによって指定された優先度に従って各ウィジェットに対して設定し、優先度管理テーブルの内容を書き換える。また、通信端末装置10は、実施形態又はこの変形例の構成で設定した優先度順に従って、自装置が実行可能なウィジェットの名称やアイコンなどの表示情報を一覧表示し、ユーザがその優先度を変更できる構成としてもよい。また、各ウィジェットに対する優先度が固定されていてもよい。
また、通信端末装置10は、ウィンドウの表示内容の更新の頻度、更新を試みるための通信を行う頻度、通信端末装置10が備える測位機能に用いられるGPS、電子マネーなど各機能の使用数に基づいて優先度を設定してもよい。多くの機能を用いるほど、重要度の高いウィジェットといえるから、通信端末装置10は、実行中に多くの機能の利用を伴うウィジェットほど優先度を高く設定するとよい。
(3)変形例3
上述した実施形態では、通信端末装置10は、すべてのウィジェットについて退避ウィンドウを表示していたが、一部実行時にウィンドウの表示内容の定期的な更新があるものについては、ぼかしやモザイク等を用いて退避ウィンドウの内容を、それ以外のウィンドウの内容よりも不鮮明にするように一覧画像データを生成し、退避ウィンドウがユーザによりはっきりと視認されないようにしてもよい。この場合、ユーザに古い情報を見せないことになるので、ユーザが古い情報を最新の情報と誤認させてしまうことを回避することができる。このようにして、通信端末装置10は、複数のウィジェットのうち実行中にウィンドウの内容が更新されるものについては、ウィジェットが起動中であることを示す表示態様で退避ウィンドウを表示するので、ユーザはどれが退避ウィンドウで、どのウィジェットが起動中であるのかを把握することができる。また、上述した実施形態における、更新中である旨を示すメッセージの内容を異ならせてもよいし、例えば点滅させるなどの表示態様を採用してもよい。また、退避ウィンドウに重ねて「更新中!」というメッセージを表示してもよく、その配置位置は前掲のものに限定されない。
(4)変形例4
上述した実施形態では、通信端末装置10は、優先度順に1ずつウィジェットを起動していたが、複数のウィジェットを同時に起動する構成であっても良い。この場合であっても、通信端末装置10は、ウィジェットの起動中には退避ウィンドウを表示し、その起動が完了して一部実行した状態になると、退避ウィンドウに代えてその内容を更新したウィンドウを表示する。また、通信端末装置10が優先度に従った順序でウィジェットを起動する構成に限らず、起動順序がランダムに決まる構成であってもよい。
また、上述した実施形態では、制御部11は、ステップS1において一覧表示画面の表示を中断する指示を受け付けたことを契機として、一覧画像データを退避さていたが、例えば定期的にRAM11cやEEPROM11dに記憶させて、これを退避させる構成であってもよい。
(5)変形例5
上述した実施形態では、制御部11は、ウィジェットを全部実行したときには、そのウィジェットに記述された手順の全てを参照範囲として、その手順に従い処理を実行する一方、ウィジェットを一部実行したときには、そのウィジェットに記述されている手順のうち、予め決められた一部の手順を参照範囲として、その手順に従い処理を実行していた。
つまり、ウィジェットを全部実行したときと一部実行したときとで同一のウィジェットを利用していたが、これを、全部実行したときと一部実行したときとで、サービスの目的は同じだが、プログラムとしては異なるウィジェットを利用するようにしてもよい。つまり、全部実行するときのウィジェットと、一部実行するときのウィジェットとが対になって、同種のウィジェット群を構成するようにしてもよい。
(6)変形例6
本発明におけるウィンドウは、上述した実施形態における「ウィジェット」に割り当てられた表示領域に限らず、他のアプリケーションプログラム(例えば、ネイティブアプリケーションプログラム)に割り当てられた表示領域であってもよい。同様に、ウィジェットも、Javaアプリケーションプログラムに限らず、他のアプリケーションプログラムとして実現されてもよい。さらに、上述した実施形態においては、Javaアプリケーションプログラムである一覧表示アプリケーションプログラムを実行することにより複数のウィンドウを表示させるようにしたが、複数のウィンドウを表示させることは、例えばOSによるなど、他のアプリケーションプログラムによって実現されてもよい。
また、ウィジェットは、無線通信部12以外の手段を介して情報を取得することも可能である。例えば、本発明に係る情報処理装置がいわゆるICタグを備える場合には、ICタグに記憶された情報を取得してもよい。また、本発明に係る情報処理装置がGPS等による測位機能を有する場合には、かかる測位機能を用いて位置情報(緯度及び経度や、所定の地点からの距離など)を取得してもよい。
(7)変形例7
上述した実施形態では、ユーザが操作部14のキーを操作することにより、各種の指示の入力が行われていたが、これに限らない。例えば、操作部14の各キーに対応するソフトボタンを表示部13に表示させて、このソフトボタンの操作により各種の指示の入力が行われてもよい。また、通信端末装置10がタッチパネルを備えている場合には、このソフトボタンの操作をタッチパネルが受け付けてもよい。
(8)変形例8
上述した実施形態において、本発明に係る情報処理装置に相当するものは、制御部11であるとみなすこともできるし、通信端末装置10であるとみなすこともできる。
また、本発明における操作に相当するものは、キーの押下によらず、例えば、音声による指示を認識した結果であってもよい。
また、上述した実施形態は、本発明を携帯電話機に適用したものであるが、本発明は、その他の電子機器に適用することも可能である。本発明は、PDA(Personal Digital Assistance)等の通信端末装置や、カメラ、携帯音楽プレーヤ、携帯ゲーム機など、種々の情報処理装置に適用することができる。この場合において、一覧表示画面などの画像を表示する表示手段を情報処理装置の外部構成としても本発明を特定し得る。
さらに、上述した通信端末装置10の制御部11が実現する各機能は、複数のプログラムの組み合わせによって実現され、又は、複数のハードウェア資源の協働によって実現され得る。
10…通信端末装置、11…制御部、12…無線通信部、12a…アンテナ、13…表示部、13a…VRAM、14…操作部

Claims (9)

  1. データを記憶する記憶手段を備える情報処理装置が行う情報処理方法であって、
    複数のアプリケーションプログラムを実行し、各々のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを表す画像データを生成して前記記憶手段に記憶させるステップと、
    前記記憶手段に記憶されている前記画像データを読み出して、当該画像データが表すウィンドウを、画像を表示する表示手段に表示させるステップと、
    前記複数のアプリケーションプログラムの実行を中断することが指示されると、当該複数のアプリケーションプログラムの実行を中断し、前記表示手段に表示されているウィンドウに代えて、当該ウィンドウとは異なる画像を前記表示手段に表示させるステップと、
    実行の再開が指示された前記複数のアプリケーションプログラムを順次実行し実行したアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを表す画像データを順次生成し前記記憶手段に記憶させる一方、前記記憶手段に記憶されている画像データを読み出して、当該指示に応じて実行したアプリケーションプログラムに対応するウィンドウと、当該指示に応じて未だ実行していないアプリケーションプログラムに対応するウィンドウとを含む画像を前記表示手段に表示させるステップと
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  2. 画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に画像データが記憶されると、当該画像データに応じた画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    複数のアプリケーションプログラムを実行し、各々のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを表す画像データを生成して前記記憶手段に記憶させる第1の実行手段と、
    前記複数のアプリケーションプログラムの実行を中断することが指示されると、前記第1の実行手段による前記複数のアプリケーションプログラムの実行を中断させ、前記記憶手段に記憶されている前記ウィンドウを表す画像データを退避させる退避手段と、
    前記表示手段に表示されていたウィンドウとは異なる画像を表す画像データを生成し、当該画像データを、退避された前記ウィンドウを表す画像データに代えて前記記憶手段に記憶させる処理を実行する第2の実行手段と、
    前記複数のアプリケーションプログラムの実行を再開することが指示されると、退避しておいた前記ウィンドウを表す画像データを、前記ウィンドウとは異なる画像を表す画像データに代えて、前記記憶手段に記憶させる表示再開手段とを備え、
    前記第1の実行手段は、
    実行の再開が指示された前記複数のアプリケーションプログラムを順次実行し実行したアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを表す画像データを順次生成し、生成した画像データが表すウィンドウと、当該指示に応じて未だ実行していないアプリケーションプログラムに対応し前記表示再開手段により前記記憶手段に記憶させられた画像データが表すウィンドウとを含む画像を前記表示手段に表示させるように、当該生成した画像データにより前記記憶手段に記憶されている画像データを更新する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記第1の実行手段は、
    前記再開が指示された前記複数のアプリケーションプログラムの各々を、当該アプリケーションプログラムに対して決められた優先度に従って実行す
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記複数のアプリケーションプログラムのうち、前記第1の実行手段によって実行されている期間に前記ウィンドウの内容が更新されるアプリケーションプログラムの前記優先度は、当該期間に当該内容が更新されないアプリケーションプログラムの前記優先度よりも高い
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示再開手段は、
    実行の再開が指示された前記複数のアプリケーションプログラムのうち、前記第1の実行手段によって実行されている期間に前記ウィンドウの内容が更新されるアプリケーションプログラムを特定し、
    特定したアプリケーションプログラムに対応するウィンドウであって前記退避手段により退避させられていたウィンドウを、当該アプリケーションプログラムが起動中であることを示す表示態様で表示するための前記画像データを生成して前記記憶手段に記憶させる
    ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記表示再開手段は、
    前記特定したアプリケーションプログラムに対応するウィンドウであって前記退避手段により退避させられていたウィンドウの内容を、前記第1の実行手段が生成する画像データが表すウィンドウの内容よりも不鮮明にした前記画像データを生成して前記記憶手段に記憶させる
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に画像データが記憶されると、当該画像データに応じた画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    複数のアプリケーションプログラムの各々が実現する複数の機能に含まれる第1の機能を実現するための処理を実行し、各々のアプリケーションプログラムの前記第1の機能に対応するウィンドウを表す画像データを生成して前記記憶手段に記憶させる第1の実行手段と、
    前記複数のアプリケーションプログラムのいずれかが指定され、当該アプリケーションプログラムが実現する複数の機能に含まれる第2の機能を実現することが指示されると、前記複数のアプリケーションプログラムの前記第1の機能を実現するための前記第1の実行手段による処理の実行を中断させ、前記記憶手段に記憶されている前記ウィンドウを表す画像データを退避させる退避手段と、
    指定された前記アプリケーションプログラムの第2の機能を実現するための処理を実行して、当該処理の結果を表す画像データを生成し、当該画像データを、退避された前記ウィンドウを表す画像データに代えて前記記憶手段に記憶させる処理を実行する第2の実行手段と、
    前記複数のアプリケーションプログラムの前記第1の機能を実現するための処理の実行を再開するよう指示されると、退避しておいた前記ウィンドウを表す画像データを、前記処理の結果を表す画像データに代えて前記記憶手段に記憶させる表示再開手段と
    を備え、
    前記第1の実行手段は、
    前記再開が指示された前記複数のアプリケーションプログラムの前記第1の機能を実現するための処理を順次実行しアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを表す画像データを順次生成し、生成した画像データが表すウィンドウと、当該指示に応じて当該処理を未だ実行していないアプリケーションプログラムに対応し前記表示再開手段により前記記憶手段に記憶させられた画像データが表すウィンドウとを含む画像を前記表示手段に表示させるように、当該生成した画像データにより前記記憶手段に記憶されている画像データを更新する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  8. 前記第2の実行手段が前記アプリケーションプログラムの第2の機能を実現するための処理を実行するときに用いる記憶領域は、前記第1の実行手段が前記アプリケーションプログラムの第1の機能を実現するための処理を実行するときに用いる記憶領域よりも大きい
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. データを記憶する記憶手段を備えた情報処理装置のコンピュータに、
    複数のアプリケーションプログラムを実行し、当該アプリケーションプログラムに対応するウィンドウを表す画像データを生成して前記記憶手段に記憶させるステップと、
    前記記憶手段に記憶されている前記画像データを読み出して、当該画像データが表すウィンドウを、画像を表示する表示手段に表示させるステップと、
    前記複数のアプリケーションプログラムの実行を中断することが指示されると、当該複数のアプリケーションプログラムの実行を中断し、前記表示手段に表示されているウィンドウに代えて、当該ウィンドウとは異なる画像を前記表示手段に表示させるステップと、
    前記複数のアプリケーションプログラムの実行を再開することが指示されると、前記表示手段に表示されている前記画像に代えて、前記記憶手段に記憶されている画像データを読み出して当該画像データが表すウィンドウを前記表示手段に表示させるステップと、
    実行の再開が指示された前記複数のアプリケーションプログラムを順次実行し実行したアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを表す画像データを順次生成し前記記憶手段に記憶させる一方、前記記憶手段に記憶されている画像データを読み出して、当該指示に応じて実行したアプリケーションプログラムに対応するウィンドウと、当該指示に応じて未だ実行していないアプリケーションプログラムに対応するウィンドウとを含む画像を前記表示手段に表示させるステップと
    を実行させるためのプログラム。
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