JP5184146B2 - 解像度最適化装置、解像度最適化方法、mri装置、およびプログラム - Google Patents

解像度最適化装置、解像度最適化方法、mri装置、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5184146B2
JP5184146B2 JP2008050280A JP2008050280A JP5184146B2 JP 5184146 B2 JP5184146 B2 JP 5184146B2 JP 2008050280 A JP2008050280 A JP 2008050280A JP 2008050280 A JP2008050280 A JP 2008050280A JP 5184146 B2 JP5184146 B2 JP 5184146B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resolution
frequency direction
bandwidth
integer
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008050280A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009207507A (ja
Inventor
健二 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Original Assignee
GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GE Medical Systems Global Technology Co LLC filed Critical GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Priority to JP2008050280A priority Critical patent/JP5184146B2/ja
Publication of JP2009207507A publication Critical patent/JP2009207507A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5184146B2 publication Critical patent/JP5184146B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Description

本発明は、周波数方向の解像度を最適化するための解像度最適化装置、解像度最適化方法、およびMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、並びにそのためのプログラムに関する。
MRI装置で被検体の腹部を撮像する場合、腹部における脂肪の存在を調べるために、Out of Phase画像やIn Phase画像を使用することがある。
笠井俊文著 「診療画像機器学」第1版 株式会社オーム社 平成18年12月5日 p.289−290
In PhaseやOut of Phaseでは、特定のエコー時間TEでデータを収集する必要がある。したがって、MRIの操作者が選んだバンド幅BWの値によっては、周波数方向の解像度を小さくしなければIn PhaseやOut of PhaseでのTEを実現することができないことがある。この場合、MRI装置の操作者は、BWなどの他のパラメータの値を変更することによって、解像度を大きくすることができる。しかし、TEは特定の値に保持しなければならないので、操作者は、TEは特定の値に保持するが解像度はできるだけ大きくするようなパラメータの値を探し出さなければならず、解像度の最適化に時間が掛かるという問題がある。
本発明は、上記の事情に鑑み、解像度の最適化を容易に行うことができる解像度最適化装置、解像度最適化方法、およびMRI装置、並びにそのためのプログラムを提供することを目的とする。
上記の問題を解決する本発明の解像度最適化装置は、
周波数方向の撮像視野、エコー時間、周波数方向の解像度、およびバンド幅の間に成り立つ第1の関係式を記憶する第1の記憶手段、
上記バンド幅の値として使用可能な複数の候補値を記憶する第2の記憶手段、
操作者の操作に応じて、上記周波数方向の撮像視野の値と、上記エコー時間の値を受け取る受取手段、
上記受取手段が受け取った上記周波数方向の撮像視野の値と上記エコー時間の値を、上記第1の関係式に代入することにより、上記周波数方向の解像度と上記バンド幅との間に成り立つ第2の関係式を規定する規定手段、
上記第2の記憶手段に記憶された複数の候補値の各々を上記第2の関係式の上記バンド幅に代入することにより、上記複数の候補値の各々に対応する上記周波数方向の解像度を計算する計算手段、
上記計算手段により計算された複数の周波数方向の解像度のうち、最大の周波数方向の解像度を検出する検出手段、
上記検出手段により検出された上記最大の周波数方向の解像度が、整数であるか否かを判定する第1の判定手段、
上記最大の周波数方向の解像度を、上記最大の周波数方向の解像度に最も近い整数値の周波数方向の解像度に補正する第1の補正手段、および
上記第1の判定手段が、上記最大の周波数方向の解像度が整数ではないと判定した場合、上記第1の補正手段が、上記最大の周波数方向の解像度を上記整数値の周波数方向の解像度に補正するように制御する第1の補正制御手段、
を有する。
また、上記目的を達成する本発明の解像度最適化方法は、
周波数方向の撮像視野、エコー時間、周波数方向の解像度、およびバンド幅の間に成り立つ第1の関係式を記憶する第1の記憶ステップ、
上記バンド幅の値として使用可能な複数の候補値を記憶する第2の記憶ステップ、
操作者の操作に応じて、上記周波数方向の撮像視野の値と、上記エコー時間の値を受け取る受取ステップ、
上記受取ステップにより受け取られた上記周波数方向の撮像視野の値と上記エコー時間の値を、上記第1の関係式に代入することにより、上記周波数方向の解像度と上記バンド幅との間に成り立つ第2の関係式を規定する規定ステップ、
上記第2の記憶ステップにより記憶された複数の候補値の各々を上記第2の関係式の上記バンド幅に代入することにより、上記複数の候補値の各々に対応する上記周波数方向の解像度を計算する計算ステップ、
上記計算ステップにより計算された複数の周波数方向の解像度のうち、最大の周波数方向の解像度を検出する検出ステップ、
上記検出ステップにより検出された上記最大の周波数方向の解像度が、整数であるか否かを判定する第1の判定ステップ、
上記最大の周波数方向の解像度を、上記最大の周波数方向の解像度に最も近い整数値の周波数方向の解像度に補正する第1の補正ステップ、および
上記第1の判定ステップにより、上記最大の周波数方向の解像度が整数ではないと判定された場合、上記第1の補正ステップにより、上記最大の周波数方向の解像度が上記整数値の周波数方向の解像度に補正されるように制御する第1の補正制御ステップ、
を有する。
また、上記目的を達成する本発明のプログラムは、
周波数方向の撮像視野、エコー時間、周波数方向の解像度、およびバンド幅の間に成り立つ第1の関係式を記憶する第1の記憶手段と、上記バンド幅の値として使用可能な複数の候補値を記憶する第2の記憶手段とを有する解像度最適化装置を、
操作者の操作に応じて、上記周波数方向の撮像視野の値と、上記エコー時間の値を受け取る受取手段、
上記受取手段が受け取った上記周波数方向の撮像視野の値と上記エコー時間の値を、上記第1の関係式に代入することにより、上記周波数方向の解像度と上記バンド幅との間に成り立つ第2の関係式を規定する規定手段、
上記第2の記憶手段に記憶された複数の候補値の各々を上記第2の関係式の上記バンド幅に代入することにより、上記複数の候補値の各々に対応する上記周波数方向の解像度を計算する計算手段、
上記計算手段により計算された複数の周波数方向の解像度のうち、最大の周波数方向の解像度を検出する検出手段、
上記検出手段により検出された上記最大の周波数方向の解像度が、整数であるか否かを判定する第1の判定手段、
上記最大の周波数方向の解像度を、上記最大の周波数方向の解像度に最も近い整数値の周波数方向の解像度に補正する第1の補正手段、および
上記第1の判定手段が、上記最大の周波数方向の解像度が整数ではないと判定した場合、上記第1の補正手段が、上記最大の周波数方向の解像度を上記整数値の周波数方向の解像度に補正するように制御する第1の補正制御手段、
として機能させる。
また、本発明のMRI装置は、本発明の解像度最適化装置を有している。
本発明では、周波数方向の撮像視野、エコー時間、周波数方向の解像度、およびバンド幅の間に成り立つ第1の関係式が記憶される。第1の関係式の上記周波数方向の撮像視野の値とエコー時間の値は、操作者の操作に応じて決定することができる。決定された上記周波数方向の撮像視野の値と上記エコー時間の値は、第1の関係式に代入され、その結果、上記周波数方向の解像度と上記バンド幅との間に成り立つ第2の関係式が規定される。第2の関係式では、撮像視野およびエコー時間が決定されているので、その撮像視野およびエコー時間を満たす条件下で、周波数方向の解像度を最大にするバンド幅の値が算出される。したがって、周波数方向の解像度の最適化を容易に行うことができる。
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。尚、本発明は、発明を実施するための最良の形態に限定されるものではない。
図1は、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置100のブロック図の一例である。このMRI装置100は発明を実施するための最良の形態の一例である。
MRI装置100は、マグネットアセンブリ101を有している。マグネットアセンブリ101は、被検体10を挿入するためのボア114を有している。また、マグネットアセンブリ101は、超電導磁石101Cと、勾配コイル101Gと、送信コイル101Tと、を有している。
超電導磁石101Cはボア114内に一定の静磁場を印加する。勾配コイル101Gは、勾配コイル駆動回路103に接続されており、X軸,Y軸,Z軸の勾配磁場を発生する。送信コイル101Tは、RF電力増幅器104に接続されており、ボア114内にRFパルスを供給する。
また、MRI装置100は、ベローズ115および心拍センサ116を有している。
ベローズ115は、被検体10の呼吸を検出し、呼吸信号115aを出力する。また、心拍センサ116は、被検体10の心拍を検出し、心電信号116aを出力する。
コントローラ107は、呼吸信号115aおよび心電信号116aを受け取り、被検体10の呼吸状態および心拍状態を計算する。また、コントローラ107は、MRI装置100の操作者200が操作部113から入力したデータに基づいて、後述するバンド幅BWおよび周波数方向の解像度(以下、単に「解像度」と呼ぶ)解像度Xresを計算する。コントローラ107は、バンド幅BWおよび解像度Xresを計算する場合、必要に応じて、メモリ108に記憶された種々のデータを参照する。
また、コントローラ107は、被検体10の呼吸状態および心拍状態と、計算したBWおよび解像度Xresに基づいて、勾配コイル駆動回路103およびゲート変調回路109などを制御する。勾配コイル駆動回路103は、コントローラ107からの指令に従って勾配コイル101Gを駆動し、この結果、勾配コイル101Gは被検体10に勾配パルスを印加する。ゲート変調回路109は、コントローラ107からの指令に従って、RF発振回路110からの搬送波を変調し、その変調信号をRF電力増幅器104に出力する。RF電力増幅器104は、変調信号をパワー増幅した後、送信コイル101Tに印加し、この結果、送信コイル101Tは被検体10に送信パルスを印加する。
また、MRI装置100は受信コイル101Rを有している。受信コイル101Rは、前置増幅器105に接続されており、被検体10からのMR信号を受信する。このMR信号は前置増幅器105によって増幅され、レシーバ112に供給される。レシーバ112は、増幅されたMR信号をデジタル信号に変換し、コントローラ107に出力する。
コントローラ107は、レシーバ112からのデジタル信号に基づいて画像を再構成する。再構成された画像は、表示部106に表示される。MRI装置100の操作者200は、操作部113を通じてインタラクティブにMRI装置100を操作することができる。
図2は、MRI装置100が実行するパルスシーケンスの一例を示す概略図である。
勾配コイル101Gはスライス勾配パルスGsを印加する。スライス勾配パルスGsが印加されている間に、送信コイル101TはRFパルスPrfを送信する。
勾配コイル101Gは、周波数勾配パルスGf0およびGf1も印加する。勾配コイル101Gは周波数勾配パルスGf0を印加した後、周波数勾配パルスGf1を印加する。
上記のように、送信コイル101TがRFパルスPrfを印加し、勾配コイル101Gが、スライス勾配パルスGs、周波数勾配パルスGf0およびGf1を印加することによって、被検体10からエコー信号Seが得られる。
エコー信号Seは受信コイル101Rで受信され、前置増幅器105で増幅される。増幅されたエコー信号Seはレシーバ112に供給される。レシーバ112は、受け取ったエコー信号Seをデジタル変換し、コントローラ107に出力する。コントローラ107は画像を再構成し、この画像が表示部106に表示される。
表示部106に高品質な画像が表示されるようにするためには、解像度Xresができるだけ大きいことが好ましい。解像度Xresを大きくするためには、バンド幅BWを大きくすることが考えられる。しかし、解像度Xresは、撮像視野FOVxやエコー時間TEの値にも依存しているので、バンド幅BWを大きくすればするほど解像度Xresが大きくなるわけではない。したがって、MRI装置100の操作者200が解像度Xresを最大にするバンド幅BWを経験的に求めようとすると、非常に時間がかかる。そこで、本実施形態では、MRI装置100の操作者200が解像度Xresを最大にするバンド幅BWを経験的に求めるのではなく、MRI装置100が、解像度Xresを最大にするバンド幅BWを計算によって求めている。以下に、本実施形態において、解像度Xresを最大にするバンド幅BWを算出する原理について説明する。
図3は、解像度Xresを最大にするバンド幅BWの算出原理の説明図である。図3には、図2のRFパルスPrf、および周波数勾配パルスGf0およびGf1が示されている。尚、図3に使用されている記号は、以下の通りである。
Gmax :周波数勾配パルスGf0の最大勾配
Gread :周波数勾配パルスGf1の勾配
SR :スリューレート
γ :磁気回転比
iso_delay :RFパルスPrfのピークから終わりまでの時間
FOVx :周波数方向の撮像視野
TE :エコー時間
Xres :周波数方向の解像度(サンプリング数)
BW :バンド幅
Δt :サンプリング時間
Tf0 :周波数勾配パルスGf0の平坦部Ft0の時間
Tr0 :周波数勾配パルスGf0の勾配部Rp0の時間
Tr1 :周波数勾配パルスGf1の勾配部Rp1の時間
Tf1 :周波数勾配パルスGf1の平坦部Ft1の時間である。
エコー時間TEは、以下の式(1)で表すことができる。
TE=iso_delay+Tf0+2Tr0+Tr1+Tf1/2 ・・・(1)
式(1)の中のTr0は、周波数勾配パルスGf0の最大勾配GmaxとスリューレートSRを用いて、以下の式(2)で表すことができる。
Tr0=Gmax/SR ・・・(2)
式(1)の中のTr1は、勾配GreadとスルーレートSRを用いて、以下の式(3)で表すことができる。
Tr1=Gread/SR ・・・(3)
周波数勾配パルスGf1の最大勾配Greadと、周波数方向の撮像視野(以下、単に「撮像視野」と呼ぶ)FOVxと、バンド幅BWとの関係は、磁気回転比γを用いて以下の式(4)で表すことができる。
γ・Gread=・2BW/FOVx ・・・(4)
周波数勾配パルスGf1の開始時刻tbと中間時刻tcとの間の面積area_half(図3のハッチングで示された部分)は、以下の式(5)で表すことができる。
area_half=(Tf1/2+(Tf1/2+Tr1))・Gread/2
=(Tf1+Tr1)・Gread/2 ・・・(5)
Tf1はXresとΔtの積であるので、Tf1は、以下の式(6)で表すことができる。
Tf1=Xres・Δt ・・・(6)
Xresは、正の整数である。図3には、Xres=zの場合が概略的に示されている。
また、Δt=1/BW ・・・(7)
式(7)を式(6)に代入すると、以下の式(8)が得られる。
Tf1=Xres/BW ・・・(8)
式(8)を式(5)に代入すると、以下の式が得られる
area_half=(Xres/BW+Tr1)・Gread/2 ・・・(9)
また、周波数勾配パルスGf0の面積area_preは、以下の式(10)で表すことができる。
area_pre=(Tf0+(2Tr0+Tf0))・Gmax/2
=(Tf0+Tr0)・Gmax ・・・(10)
面積area_halfは、面積area_preに等しいので、式(9)および(10)から、以下の式(11)が成り立つ。
(Tf0+Tr0)・Gmax=(Tr1+Xres/BW)・Gread/2 ・・・(11)
式(2)、(3)、(4)、および(11)を式(1)に代入し、整理すると、以下の式(12)が導出される。
Figure 0005184146
式(12)の右辺の値は、7個のパラメータ(Gmax,SR,γ,iso_delay,FOVx,TE,およびBW)により決定される。
式(12)の右辺は複雑であるので、右辺を関数Fを使って表すと、式(12)は、以下の式(13)で表すことができる。
Xres=F(Gmax,SR,γ,iso_delay,FOVx,TE,BW)・・・(13)
7個のパラメータ(Gmax,SR,γ,iso_delay,FOVx,TE,およびBW)のうち、Gmax、SR、γ、およびiso_delayは、MRI装置100の使用条件などによって決まる定数である。したがって、MRI装置100の使用条件などが決まれば、式(13)は、以下の関係式(14)で表すことができる。
Xres=F(FOVx,TE,BW) ・・・(14)
したがって、式(14)において、撮像視野FOVxとエコー時間TEが決定されれば、式(14)は、以下の関係式(15)で表すことができる。
Xres=F(BW) ・・・(15)
式(15)は、解像度Xresとバンド幅BWとの間に成り立つ関係を規定している。したがって、式(15)の右辺F(BW)を最大にするときのバンド幅BWを算出することができれば、自動的に解像度Xresの最大値が得られる。
上記の説明のポイントは、以下の2つにまとめることができる。
(1)MRI装置100の使用条件などが決まれば、解像度Xresは3つのパラメータ(FOVx、TE、およびBW)を用いて表すことができる(式(14)参照)。
(2)3つのパラメータ(FOVx、TE、およびBW)のうち、2つのパラメータ(FOVxおよびTE)が決定すれば、解像度Xresはバンド幅BWに応じて決定される値である(式(15)参照)。
本実施形態では、上記の2つのポイント(1)および(2)に着目し、式(14)をメモリ108の関係式記憶部108bに記憶し、操作者200に、関係式(14)の2つのパラメータ(FOVxおよびTE)を決定させている。操作者200が2つのパラメータ(FOVxおよびTE)を決定することによって、関係式(15)が規定される。MRI装置100は、この関係式(15)を使用して、解像度Xresを最大にするバンド幅BWを計算している。このようなバンド幅BWを計算できるようにするため、コントローラ107およびメモリ108は、以下のように構成されている。
図4は、コントローラ107およびメモリ108の構成を概略的に示す図である。
メモリ108は、関係式記憶部108aとバンド幅記憶部108bとを有している。
本実施形態では、関係式記憶部108aには、関係式(14)が記憶されている。関係式(14)は、MRI装置100の使用条件などによって決まる4つのパラメータGmax、SR、γ、およびiso_delayを式(12)に代入することにより決定されている。本実施形態では、4つのパラメータGmax、SR、γ、およびiso_delayとして、以下の値を使用している。
Gmax :50mT/m
SR :150mT/m/ms
γ :4.2575
iso_delay:1ms
上記の4つのパラメータを式(12)に代入することによって、以下に示すように、解像度Xresを、エコー時間TEとバンド幅BWと撮像領域FOVxとによって表した関係式(14)が得られる。
Figure 0005184146
また、バンド幅記憶部108bには、バンド幅BWとして使用可能なn個のバンド幅の候補値(バンド幅BW1〜BWn)が記憶されている。
更に、メモリ108は、解像度Xresを計算するためのプログラム(図示せず)が格納されている。
コントローラ107は、メモリ108の関係式記憶部108aおよびバンド幅記憶部108bとやり取りをしながら、n個のバンド幅BW1〜BWnの中から、解像度Xresを最大にするバンド幅BWαを選択している。このようなバンド幅BWαを選択するため、コントローラ107は、以下のような機能ブロックを有している。
FOVx/TE受取部11は、操作者200が入力した撮像視野FOVxの値とエコー時間TEの値を受け取る。
計算式規定部12は、FOVx/TE受取部11が受け取った撮像視野FOVxの値とエコー時間TEの値を、メモリ108の関係式記憶部108aに記憶された関係式(14)に代入する。関係式(14)は、4つの変数Xres、FOVx、TE、およびBWを有しているが、変数FOVxには、操作者200が入力したFOVxの値が代入され、変数TEには操作者200が入力したエコー時間TEの値が代入される。例えば、操作者200が撮像視野FOVxの値として30(cm)を入力し、エコー時間TEの値として1.2(ms)を入力した場合、変数FOVxには30(cm)が代入され、変数TEには1.2(ms)が代入される。代入の結果、Xres=F(BW)(関係式(15))が規定される。
Xres計算部13は、メモリ108のバンド幅記憶部108bに記憶されたn個のバンド幅BW1〜BWnの各々をXres=F(BW)に代入することにより、各バンド幅BW1〜BWnに対応する解像度Xres1〜Xresnを計算する。
Xresα検出部14は、Xres計算部13により計算されたn個の解像度Xres1〜Xresnのうち、最大の解像度Xresαを検出する。
BWα選択部15は、メモリ108のバンド幅記憶部108bに記憶されたn個のバンド幅BW1〜BWnのうち、最大の解像度Xresαが得られるときのバンド幅BWαを選択する。
Xresα判定部16は、Xresα検出部14により検出された最大の解像度Xresαが整数であるか否かを判定し、判定結果RJαを生成する。
Xresα補正部17は、最大の解像度Xresαを、最大の解像度Xresαに最も近い整数値の解像度Xresα’に補正する。
Xresα補正制御部18は、Xresα判定部16の判定結果RJαが「解像度Xresαが整数ではない」旨を表す場合、Xresα補正部17が最大の解像度Xresαを整数値の解像度Xresα’に補正するように制御する。
BW変更有無検出部21は、表示部106に表示されたバンド幅が操作者200によって変更されたか否かを検出する。
Xres再計算部22は、変更されたバンド幅BW_chをXres=F(BW)(関係式(15)に代入することにより、変更されたのバンド幅BW_chに対応する解像度Xres_chを再計算する。
Xres_ch判定部23は、Xres再計算部22により再計算された解像度Xres_chが、整数であるか否かを判定し、判定結果RJ_chを生成する。
Xres_ch補正部24は、再計算された解像度Xres_chを、再計算された解像度Xres_chに最も近い整数値の解像度Xres_ch’に補正する。
Xres_ch補正制御部25は、Xres_ch判定部23の判定結果RJ_chが「再計算された解像度Xres_chが整数ではない」旨を表す場合、Xres_ch補正部24が解像度Xres_chを整数値の解像度Xres_ch’に補正するように制御する。
表示制御部40は、表示部106に表示される値などを制御する。具体的には、表示制御部40は、BW選択部15がバンド幅BWαを選択した場合、バンド幅BWαが表示部106に表示されるように、表示部106を制御する。また、表示制御部40は、Xresα判定部16の判定結果RJαに応じて、Xresα検出部14が検出した最大の解像度Xresαを表示部106に表示するのか、それとも補正後の整数値の解像度Xresα’を表示部106に表示するのかを制御する。更に、表示制御部40は、Xres_ch判定部23の判定結果RJ_chに応じて、解像度Xres_chを表示部106表示するのか、それとも補正後の整数値の解像度Xres_ch’を表示部106に表示するのかを制御する。
繰返し制御部26は、表示部106に表示されたバンド幅が変更されるたびに、破線で囲まれた部分BLの機能(BW変更有無検出部21〜Xres_ch補正制御部25、および表示制御部40)が繰返し実行されるように制御する。
撮像実行命令部31は、操作者200が撮像実行命令を入力した場合、撮像が実行されるように、駆動回路103(図1参照)などに命令を伝送する。
実際には、コントローラ107は、メモリ108に格納されているプログラムを読み出して実行することにより、これら各部として機能する。
図4に示すコントローラ107、メモリ108、および表示部106によって、本発明の解像度最適化装置の一例が構成されている。
次に、上記のような機能を実行するコントローラ107を備えたMRI装置100が、被検体10を撮像する場合、どのような処理を実行するかについて具体的に説明する。
図5および図6は、MRI装置100の処理フローを示す図である。図5および図6の説明に当たっては、図4を参照しながら説明する。
先ず、ステップS11において、表示部106に入力画面を表示する。
図7は、表示部106に表示された入力画面の一例である。
表示部106には、データ表示領域R1およびR2が表示されている。操作者200は、データ表示領域R1に、操作者200が撮像領域FOVxとして使用したい値を入力することができる。データ表示領域R1は、操作者200が入力した値を表示する。また、操作者200は、データ表示領域R2に、操作者200がエコー時間TEとして使用したい値を入力することができる。データ表示領域R2は、操作者200が入力した値を表示する。図7に示す入力画面が表示された後、ステップS12に進む。
ステップS12では、操作者200によってデータ表示領域R1およびR2に値が入力されたか否かを判断する。
図8は、操作者200によりデータ表示領域R1およびR2に値が入力された画面の一例を示す。
図8では、説明の便宜上、データ表示領域R1には「FOV1」の文字が表示され、データ表示領域R2には「TE1」の文字が表示されている。しかし、実際には、データ表示領域R1およびR2には、操作者200が撮像条件として使用したいと考える具体的な値が表示される。「FOV1」および「TE1」の具体的な値としては、例えば、以下の通りである。
FOV1:30cm
TE1 :1.2ms
図8に示すように、操作者200が、データ表示領域R1およびR2に、それぞれ「FOV1」および「TE1」を入力すると、FOVx/TE受取部11(図4参照)が、操作者200が入力した撮像視野FOVxの値とエコー時間TEの値を受け取る。その後、ステップS13に進む。
ステップS13では、計算式規定部12(図4参照)が、メモリ108の関係式記憶部108aに記憶された関係式(14)から、関係式(15)を規定する。具体的には、計算式規定部12は、FOVx/TE受取部11が受け取った撮像視野の値「FOV1」とエコー時間の値「TE1」を、関係式(14)の変数FOVxと変数TEに代入する。したがって、関係式(14)の変数FOVxには「FOV1」が入力され、変数TEには「TE1」が入力される。この結果、関係式(14)の4つの変数のうちの2つの変数FOVxおよびTEが確定され、関係式(14)から、解像度Xresとバンド幅BWとの間に成り立つ関係式(15)が規定される。「FOV1」および「TE1」が、それぞれ30cmおよび1.2msの場合、関係式(15)は、以下のように規定される。
Figure 0005184146
ステップS13において、関係式(15)が規定された後、ステップS14に進む。
ステップS14では、Xres計算部13(図4参照)が、メモリ108のバンド幅記憶部108bに記憶されたn個のバンド幅BW1〜BWnの各々を、関係式(15)に代入し、各バンド幅BW1〜BWnに対応する解像度Xres1〜Xresnを計算する。その後、ステップS15に進む。
ステップS15では、Xresα検出部14(図4参照)が、ステップS14において計算されたn個の解像度Xres1〜Xresnのうち、最大の解像度Xresαを検出する。その後、ステップS16に進む。
ステップS16では、BW選択部15(図4参照)が、メモリ108のバンド幅記憶部108bに記憶されたn個のバンド幅BW1〜BWnのうち、最大の解像度Xresαが得られるときのバンド幅BWαを選択する。
ステップS17では、Xresα判定部16(図4参照)が、最大の解像度Xresαが整数であるかどうかを判定する。解像度Xresは整数の必要があるので(図3参照)、最大の解像度Xresαが整数ではない場合、撮像パラメータとして使用することはできない。したがって、最大の解像度Xresαが小数第1位以下の値を有している場合は、この解像度Xresαの値を撮像パラメータとしてそのまま使用することができない。そこで、Xresα判定部16(図4参照)が、最大の解像度Xresαが整数ではないと判定した場合、ステップS18に進む。
ステップS18では、Xresα補正部17(図4参照)が、最大の解像度Xresαを、最大の解像度Xresαに最も近い整数値の解像度Xresα’に補正する。整数値の解像度Xresα’に補正した後、ステップS19に進む。
尚、ステップS17において、Xresα判定部16(図4参照)が、最大の解像度Xresαが整数であると判定した場合は、ステップS18をスキップして、直接ステップS19に進む。
ステップS19では、表示制御部40(図4参照)は、表示部106に、ステップS16で選択されたバンド幅BWαが表示されるように制御を行う。また、表示制御部40(図4参照)は、Xresα判定部16の判定結果RJαに基づいて、表示部106に解像度Xresα又は解像度Xresα’が表示されように制御を行う。
図9は、ステップS19の実行後の表示部106の画面を示す図である。図9(a)および(b)には、撮像領域FOVxのデータ表示領域R1とエコー時間TEのデータ表示領域R2の他に、解像度Xresのデータ表示領域R3と、バンド幅BWのデータ表示領域R4が表示されている。図9(a)の表示部106では、データ表示領域R3に「Xresα」が表示され、データ表示領域R4に「BWα」が表示されている。一方、図9(b)の表示部106では、データ表示領域R4には、図9(a)と同様に、「BWα」が表示されているが、データ表示領域R3には、図9(a)とは異なり、「Xresα’」が表示されている。ステップS17において(図5参照)、最大の解像度Xresαが整数であると判定された場合、表示制御部40(図4参照)は、表示部106に、図9(a)に示す画面が表示されるように制御を行う。一方、ステップS17において、最大の解像度Xresαが整数ではないと判定された場合、表示制御部40(図4参照)は、表示部106に、図9(b)に示す画面が表示されるように制御を行う。以下では、表示部106に図9(b)の画面が表示されたとして説明を続ける。「BWα」は、例えば125kHzであり、「Xresα’」は、例えば320である。
ステップS19において、表示部106に図9(b)の画面が表示された後、ステップS20(図6参照)に進む。
ステップS20では、BW変更有無検出部21が、表示部106に表示されたバンド幅BWが変更されたか否かを判断する。図9(b)では、バンド幅BW=BWαであるので、BWαが変更されたか否かが判断される。操作者200は、表示部106に表示されたバンド幅BWαを別のバンド幅BW_chに変更することができる。
図10は、操作者200がバンド幅BWをBW_chに変更した様子を示す図である。
入力データ表示領域R4には、変更後のバンド幅BW_chが表示されている。変更後のバンド幅BW_chは、n個のBW1〜BWnのうちのいずれかのバンド幅である。ただし、変更前のバンド幅BWはBWαであるので、変更後のバンド幅BW_chは、BWα以外のバンド幅である。変更後のバンド幅BW_chは、例えば、100kHzである。
入力データ表示領域R3には、図9(b)と同様に、解像度Xresα’が表示されている。解像度Xresα’は、バンド幅がBWαである場合に得られた値であるので、解像度Xresα’は、変更後のバンド幅BW_chに対しては、最適な値ではない。そこで、操作者200がバンド幅BWを変更した場合、解像度Xresα’を変更後のバンド幅BW_chに対応した値に変更するため、ステップS20からステップS21に進む。
ステップS21では、Xres再計算部22が、変更後のバンド幅BW_chを式(14)に代入し、変更後のバンド幅BW_chに対応した解像度Xres_chを再計算する。その後、ステップS22に進む。
ステップS22では、Xres_ch判定部23(図4参照)が、再計算された解像度Xres_chが整数であるかどうかを判定する。再計算された解像度Xres_chが整数でない場合は、ステップS23に進む。
ステップS23では、Xres_ch補正部24(図4参照)が、再計算された解像度Xres_chを、再計算された解像度Xres_chに最も近い整数値の解像度Xres_ch’に補正する。整数値の解像度Xres_ch’に補正した後、ステップS24に進む。
尚、ステップS22において、解像度Xres_chが整数であると判断された場合は、ステップS23をスキップして、直接ステップS24に進む。
ステップS24では、表示制御部40(図4参照)は、Xres_ch判定部23の判定結果RJ_chに基づいて、表示部106の解像度Xresが、解像度Xres_ch又は解像度Xres_ch’に変更されるように制御を行う。
図11は、ステップS24の実行後の表示部106の画面を示す図である。図11(a)の表示部106では、データ表示領域R3の値が「Xresα’」(図10参照)から「Xres_ch」に変更されている。一方、図11(b)の表示部106では、データ表示領域R3の値が「Xresα’」(図10参照)から「Xres_ch’」に変更されている。ステップS22において再計算された解像度Xres_chが整数であると判断された場合は、表示制御部40は、表示部106に、図11(a)に示す画面が表示されるように制御を行う。一方、ステップS22において再計算された解像度Xres_chが整数ではないと判断された場合、ステップS23において解像度Xres_chが整数値の解像度Xres_ch’に補正されるので、表示制御部40は、表示部106に、図11(b)に示す画面が表示されるように制御を行う。
以下では、表示部106に図11(b)の画面が表示されたとして説明を続ける。ステップS24において、図11(b)の画面が表示された後、ステップS20に戻る。
ステップS20に戻ると、BW変更有無検出部21が、表示部106に表示されたバンド幅BWが変更されたか否かを判断する。したがって、ステップS20において、バンド幅BWが変更されたと判断される限り、繰返し制御部26(図4参照)は、ステップS20からステップS24のループが繰返し実行されるように制御を行う。
一方、操作者200が、バンド幅BWを変更せず、撮像実行命令を入力すると、ステップS25に進み、撮像が実行される。
本実施形態では、メモリ108の関係式記憶部108aには、関係式(14)が記憶されている。この関係式(14)は、撮像視野FOVx、エコー時間TE、解像度Xres、およびバンド幅BWの間に成り立つ関係を表している。撮像視野FOVxの値とエコー時間TEの値は、操作者200が自由に決定することができる。操作者200が決定した値は、関係式(14)に代入され、その結果、解像度Xresとバンド幅BWとの間に成り立つ関係式(15)が規定される。また、メモリ108のバンド幅記憶部108bには、バンド幅BWとして使用可能なn個の値BW1〜BWnが記憶されており、各BW1〜BWnを関係式(15)に代入することによって、各BW1〜BWnに対応した解像度Xres1〜Xresnが算出される。したがって、算出された解像度Xres1〜Xresnの中から、最大の解像度Xresαを見つけ出すことによって、最大の解像度Xresαが得られるときのバンド幅BWαを知ることがでる。このため、操作者200は、最適な解像度が見つかるまでバンド幅BWを何度も変更するような手間を省くことができ、解像度Xresの最適化を容易に行うことができる。
また、解像度Xresαが整数である場合は、解像度Xresαは、撮像パラメータとしてそのまま使用することができるが、解像度Xresαが整数でない場合は、撮像パラメータとしては使用することができない。そこで、本実施形態では、Xresα補正部17を備えている。Xresα補正部17は、解像度Xresαが整数でない場合は、解像度Xresαを、解像度Xresαに最も近い整数値の解像度Xresα’に補正する。したがって、操作者200は、表示部106を介して、撮像パラメータとして実際に使用可能な解像度を認識することができる。
本実施形態では、BW変更有無検出部21およびXres再計算部22を有している。したがって、操作者200がバンド幅BWαを変更した場合、関係式(15)を使用することによって、変更後のバンド幅BW_chに対応する解像度Xres_chを計算によって短時間で求めることができる。
また、本実施形態では、Xres_ch判定部23、Xres_ch補正部24、およびXres_ch補正制御部25を有している。したがって、再計算された解像度Xres_chが整数でなかった場合は、再計算された解像度Xres_chは、解像度Xres_chに最も近い整数値の解像度Xres_ch’に変更される。このため、操作者200は、操作者200が自分の意思でバンド幅BWを変更しても、撮像パラメータとして実際に使用可能な解像度を認識することができる。
更に、本実施形態では、繰返し制御部26が備えられている。したがって、操作者200が、バンド幅BWを何度も変更したとしても、操作者200がバンド幅BWを変更するたびに、機能ブロック部BLが繰返し実行される。このため、操作者200は、バンド幅BWを変更するたびに、撮像パラメータとして実際に使用可能な解像度を認識することができる。
本実施形態では、解像度Xres、エコー時間TE、バンド幅BW、およびFOVの間に成り立つ関係式として、式(14)を関係式記憶部108aに記憶している。しかし、本発明は、式(1)〜式(13)を参照しながら式(14)を導出した方法とは異なる方法で、Xres、TE、BW、およびFOVの間に成り立つ別の関係式を導出し、この別の関係式を関係式記憶部108aに記憶させてもよい。
本実施形態では、コントローラ107はバンド幅BWαを選択するBWα選択部15を有している。しかし、バンド幅BWαを選択する必要がなければ、BWα選択部15は必ずしも備える必要はない。
本実施形態では、操作者200が表示部106を見ることによって、バンド幅BWの値および解像度Xresの値を確認することができる。しかし、操作者200がこれらの値を確認する必要がなければ、必ずしも表示部106および表示制御部40を備える必要はない。
本実施形態では、操作者200が表示部106に表示されたバンド幅を変更するたびに、新たな解像度Xres_ch又はXres_ch’が算出される。しかし、新たな解像度Xres_ch又はXres_ch’を算出する必要がなければ、バンド幅変更有無検出部21〜Xres_ch補正制御部25および繰返し制御部26は、必ずしも備える必要はない。
更に、本実施形態では、コントローラ107は、撮像実行命令部31を有している。しかし、撮像実行を命令する必要がなければ、撮像実行命令部31は必ずしも備える必要はない。
MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置100のブロック図の一例である。 MRI装置100が実行するパルスシーケンスの一例を示す概略図である。 解像度Xresを最大にするバンド幅BWの算出原理の説明図である。 コントローラ107およびメモリ108の構成を概略的に示す図である。 MRI装置100の処理フローを示す図である。 MRI装置100の処理フローを示す図である。 表示部106に表示された入力画面の一例である。 操作者200によりデータ表示領域R1およびR2に値が入力された画面の一例を示す。 ステップS19の実行後の表示部106の画面を示す図である。 操作者200がバンド幅BWをBW_chに変更した様子を示す図である。 ステップS24の実行後の表示部106の画面を示す図である。
符号の説明
100 MRI装置
101 マグネットアセンブリ
103 勾配コイル駆動回路
104 RF電力増幅器
105 前置増幅器
106 表示部
107 コントローラ
108 メモリ
108a 関係式記憶部
108b バンド幅記憶部
109 ゲート変調回路
110 RF発信回路
112 レシーバ
113 操作部
114 ボア

Claims (18)

  1. 周波数方向の撮像視野、エコー時間、周波数方向の解像度、およびバンド幅の間に成り立つ第1の関係式を記憶する第1の記憶手段、
    前記バンド幅の値として使用可能な複数の候補値を記憶する第2の記憶手段、
    操作者の操作に応じて、前記周波数方向の撮像視野の値と、前記エコー時間の値を受け取る受取手段、
    前記受取手段が受け取った前記周波数方向の撮像視野の値と前記エコー時間の値を、前記第1の関係式に代入することにより、前記周波数方向の解像度と前記バンド幅との間に成り立つ第2の関係式を規定する規定手段、
    前記第2の記憶手段に記憶された複数の候補値の各々を前記第2の関係式の前記バンド幅に代入することにより、前記複数の候補値の各々に対応する前記周波数方向の解像度を計算する計算手段、
    前記計算手段により計算された複数の周波数方向の解像度のうち、最大の周波数方向の解像度を検出する検出手段、
    前記検出手段により検出された前記最大の周波数方向の解像度が、整数であるか否かを判定する第1の判定手段、
    前記最大の周波数方向の解像度を、前記最大の周波数方向の解像度に最も近い整数値の周波数方向の解像度に補正する第1の補正手段、および
    前記第1の判定手段が、前記最大の周波数方向の解像度が整数ではないと判定した場合、前記第1の補正手段が、前記最大の周波数方向の解像度を前記整数値の周波数方向の解像度に補正するように制御する第1の補正制御手段、
    を有する解像度最適化装置。
  2. 前記第1の判定手段が、前記最大の周波数方向の解像度が整数であると判定した場合、前記最大の周波数方向の解像度を表示し、前記第1の判定手段が、前記最大の周波数方向の解像度が整数ではないと判定した場合、前記整数値の周波数方向の解像度を表示する表示手段、
    を有する請求項1に記載の解像度最適化装置。
  3. 前記表示手段は、
    前記最大の周波数方向の解像度又は前記整数値の周波数方向の解像度を表示する表示部、および
    前記第1の判定手段が、前記最大の周波数方向の解像度が整数であると判定した場合、前記表示部に前記最大の周波数方向の解像度が表示され、前記第1の判定手段が、前記最大の周波数方向の解像度が整数ではないと判定した場合、前記表示部に前記整数値の周波数方向の解像度が表示されるように、前記表示部を制御する表示制御手段、
    を有する請求項2に記載の解像度最適化装置。
  4. 前記第2の記憶手段に記憶された前記バンド幅の複数の候補値のうち、前記最大の周波数方向の解像度が得られるときの候補値を選択するバンド幅選択手段、
    を有する請求項3に記載の解像度最適化装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記バンド幅選択手段により選択された候補値が前記表示部に表示されるように、前記表示部を制御する、請求項4に記載の解像度最適化装置。
  6. 前記表示部に表示されたバンド幅が前記操作者の操作に応じて変更されたか否かを検出するバンド幅変更有無検出手段、
    前記バンド幅変更有無検出手段が、前記表示部により表示されたバンド幅が変更されたことを検出した場合、変更されたバンド幅を前記第2の関係式に代入することにより、前記変更されたバンド幅に対応する前記周波数方向の解像度を再計算する再計算手段、
    前記再計算手段により再計算された周波数方向の解像度が、整数であるか否かを判定する第2の判定手段、
    前記再計算された周波数方向の解像度を、前記再計算された周波数方向の解像度に最も近い整数値の周波数方向の解像度に補正する第2の補正手段、および
    前記第2の判定手段が、前記再計算された周波数方向の解像度が整数ではないと判定した場合、前記第2の補正手段が、前記再計算された前記周波数方向の解像度を前記整数値の周波数方向の解像度に補正するように制御する第2の補正制御手段、
    を有する請求項5に記載の解像度最適化装置。
  7. 前記表示制御手段は、
    前記第2の判定手段が、前記再計算された周波数方向の解像度が整数であると判定した場合、前記表示部に前記再計算された前記周波数方向の解像度が表示され、前記第2の判定手段が、前記再計算された周波数方向の解像度が整数ではないと判定した場合、前記表示部に前記整数値の周波数方向の解像度が表示されるように、前記表示部を制御する、請求項6に記載の解像度最適化装置。
  8. 前記表示部に表示されたバンド幅が前記操作者の操作に応じて変更されるたびに、前記バンド幅変更有無検出手段と、前記再計算手段と、前記第2の判定手段と、前記第2の補正手段と、前記第2の補正制御手段と、前記表示制御手段とが繰返し実行されるように制御する繰返し制御手段、を有する請求項7に記載の解像度最適化装置。
  9. 請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載の解像度最適化装置を有するMRI装置。
  10. 周波数方向の撮像視野、エコー時間、周波数方向の解像度、およびバンド幅の間に成り立つ第1の関係式を記憶する第1の記憶ステップ、
    前記バンド幅の値として使用可能な複数の候補値を記憶する第2の記憶ステップ、
    操作者の操作に応じて、前記周波数方向の撮像視野の値と、前記エコー時間の値を受け取る受取ステップ、
    前記受取ステップにより受け取られた前記周波数方向の撮像視野の値と前記エコー時間の値を、前記第1の関係式に代入することにより、前記周波数方向の解像度と前記バンド幅との間に成り立つ第2の関係式を規定する規定ステップ、
    前記第2の記憶ステップにより記憶された複数の候補値の各々を前記第2の関係式の前記バンド幅に代入することにより、前記複数の候補値の各々に対応する前記周波数方向の解像度を計算する計算ステップ、
    前記計算ステップにより計算された複数の周波数方向の解像度のうち、最大の周波数方向の解像度を検出する検出ステップ、
    前記検出ステップにより検出された前記最大の周波数方向の解像度が、整数であるか否かを判定する第1の判定ステップ、
    前記最大の周波数方向の解像度を、前記最大の周波数方向の解像度に最も近い整数値の周波数方向の解像度に補正する第1の補正ステップ、および
    前記第1の判定ステップにより、前記最大の周波数方向の解像度が整数ではないと判定された場合、前記第1の補正ステップにより、前記最大の周波数方向の解像度が前記整数値の周波数方向の解像度に補正されるように制御する第1の補正制御ステップ、
    を有する解像度最適化方法。
  11. 前記第1の判定ステップが、前記最大の周波数方向の解像度が整数であると判定した場合、前記最大の周波数方向の解像度を表示し、前記第1の判定ステップが、前記最大の周波数方向の解像度が整数ではないと判定した場合、前記整数値の周波数方向の解像度を表示する表示ステップ、
    を有する請求項10に記載の解像度最適化方法。
  12. 前記表示ステップは、
    前記第1の判定ステップが、前記最大の周波数方向の解像度が整数であると判定した場合、表示部に前記最大の周波数方向の解像度が表示され、前記第1の判定ステップが、前記最大の周波数方向の解像度が整数ではないと判定した場合、前記表示部に前記整数値の周波数方向の解像度が表示されるように、前記表示部を制御する表示制御ステップ、
    を有する請求項11に記載の解像度最適化装置。
  13. 前記第2の記憶ステップにより記憶された前記バンド幅の複数の候補値のうち、前記最大の周波数方向の解像度が得られるときの候補値を選択するバンド幅選択ステップ、
    を有する請求項12に記載の解像度最適化方法。
  14. 前記表示制御ステップは、前記バンド幅選択ステップにより選択された候補値が前記表示部に表示されるように、前記表示部を制御する、請求項13に記載の解像度最適化方法。
  15. 前記表示部に表示されたバンド幅が前記操作者の操作に応じて変更されたか否かを検出するバンド幅変更有無検出ステップ、
    前記バンド幅変更有無検出ステップが、前記表示部により表示されたバンド幅が変更されたことを検出した場合、変更されたバンド幅を前記第2の関係式に代入することにより、前記変更されたバンド幅に対応する前記周波数方向の解像度を再計算する再計算ステップ、
    前記再計算ステップにより再計算された周波数方向の解像度が、整数であるか否かを判定する第2の判定ステップ、
    前記再計算された周波数方向の解像度を、前記再計算された周波数方向の解像度に最も近い整数値の周波数方向の解像度に補正する第2の補正ステップ、および
    前記第2の判定ステップが、前記再計算された周波数方向の解像度が整数ではないと判定した場合、前記第2の補正ステップによって、前記再計算された前記周波数方向の解像度が前記整数値の周波数方向の解像度に補正されるように制御する第2の補正制御ステップ、
    を有する請求項14に記載の解像度最適化方法。
  16. 前記表示制御ステップは、
    前記第2の判定ステップが、前記再計算された周波数方向の解像度が整数であると判定した場合、前記表示部に前記再計算された前記周波数方向の解像度が表示され、前記第2の判定ステップが、前記再計算された周波数方向の解像度が整数ではないと判定した場合、前記表示部に前記整数値の周波数方向の解像度が表示されるように、前記表示部を制御する、請求項15に記載の解像度最適化方法。
  17. 前記表示部に表示された前記バンド幅が前記操作者の操作に応じて変更されるたびに、前記バンド幅変更有無検出ステップと、前記再計算ステップと、前記第2の判定ステップと、前記第2の補正ステップと、前記第2の補正制御ステップと、前記表示制御ステップとが繰返し実行されるように制御する繰返し制御ステップ、を有する請求項16に記載の解像度最適化方法。
  18. 周波数方向の撮像視野、エコー時間、周波数方向の解像度、およびバンド幅の間に成り立つ第1の関係式を記憶する第1の記憶手段と、前記バンド幅の値として使用可能な複数の候補値を記憶する第2の記憶手段とを有する解像度最適化装置を、
    操作者の操作に応じて、前記周波数方向の撮像視野の値と、前記エコー時間の値を受け取る受取手段、
    前記受取手段が受け取った前記周波数方向の撮像視野の値と前記エコー時間の値を、前記第1の関係式に代入することにより、前記周波数方向の解像度と前記バンド幅との間に成り立つ第2の関係式を規定する規定手段、
    前記第2の記憶手段に記憶された複数の候補値の各々を前記第2の関係式の前記バンド幅に代入することにより、前記複数の候補値の各々に対応する前記周波数方向の解像度を計算する計算手段、
    前記計算手段により計算された複数の周波数方向の解像度のうち、最大の周波数方向の解像度を検出する検出手段、
    前記検出手段により検出された前記最大の周波数方向の解像度が、整数であるか否かを判定する第1の判定手段、
    前記最大の周波数方向の解像度を、前記最大の周波数方向の解像度に最も近い整数値の周波数方向の解像度に補正する第1の補正手段、および
    前記第1の判定手段が、前記最大の周波数方向の解像度が整数ではないと判定した場合、前記第1の補正手段が、前記最大の周波数方向の解像度を前記整数値の周波数方向の解像度に補正するように制御する第1の補正制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
JP2008050280A 2008-02-29 2008-02-29 解像度最適化装置、解像度最適化方法、mri装置、およびプログラム Expired - Fee Related JP5184146B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008050280A JP5184146B2 (ja) 2008-02-29 2008-02-29 解像度最適化装置、解像度最適化方法、mri装置、およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008050280A JP5184146B2 (ja) 2008-02-29 2008-02-29 解像度最適化装置、解像度最適化方法、mri装置、およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009207507A JP2009207507A (ja) 2009-09-17
JP5184146B2 true JP5184146B2 (ja) 2013-04-17

Family

ID=41181267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008050280A Expired - Fee Related JP5184146B2 (ja) 2008-02-29 2008-02-29 解像度最適化装置、解像度最適化方法、mri装置、およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5184146B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6690961B1 (en) * 2000-05-12 2004-02-10 Toshiba America Mri, Inc. Apparatus and method for transition between fluoro-mode and diagnostic mode magnetic resonance imaging
JP2006255189A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Toshiba Corp 磁気共鳴映像装置
JP4822435B2 (ja) * 2006-10-13 2011-11-24 株式会社日立メディコ 撮像パラメータ設定支援機能を有する磁気共鳴イメージング装置
JP5280025B2 (ja) * 2007-08-31 2013-09-04 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー Mri装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009207507A (ja) 2009-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7834623B2 (en) MRI apparatus for analyzing body motion of a subject
US10241182B2 (en) Motion detection and correction method for magnetic resonance diffusion weighted imaging (DWI)
US8884619B2 (en) Magnetic resonance imaging apparatus and magnetic resonance imaging method
JP5635254B2 (ja) スキャン条件設定装置、および医療装置
US20070088212A1 (en) Magnetic resonance imaging apparatus
JP6277201B2 (ja) 音響ノイズ放射が抑制される動脈スピンラベリング及びその作動方法
US10191131B2 (en) Medical imaging apparatus having multiple subsystems, and operating method therefor
US20160091590A1 (en) Medical imaging apparatus having multiple subsystems, and operating method therefor
JP2009095652A (ja) 磁気共鳴イメージング装置およびこの磁気共鳴イメージング装置における脂肪抑制効果の分析方法
US7446527B2 (en) Methods and apparatus for reducing artifacts in MRI images
US10168407B2 (en) Medical imaging apparatus having multiple subsystems, and operating method therefor
JP5965577B2 (ja) スキャン条件決定装置、磁気共鳴イメージング装置、スキャン条件決定方法、およびプログラム
JP5184146B2 (ja) 解像度最適化装置、解像度最適化方法、mri装置、およびプログラム
US10345412B2 (en) RF pulse generation for magnetic resonance imaging
JP2006320527A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP2001258863A (ja) Mrイメージング方法およびmri装置
JP2001112733A (ja) Mri装置
US10295637B2 (en) Scan condition determining apparatus, magnetic resonance apparatus, scan condition determining method, and program
JP5215657B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置及び装置
JP3907944B2 (ja) 磁気共鳴イメージング方法及び装置
JP6804228B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP5280025B2 (ja) Mri装置
CN112649772B (zh) 磁共振关联协议的参数调整方法、系统和磁共振系统
JP2899822B2 (ja) Mr装置におけるrfパルスチューニング方法
JP6526850B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20101126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5184146

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees