JP5183605B2 - 低カロリーガス焚きガスタービンシステムおよびシステムの運転方法 - Google Patents

低カロリーガス焚きガスタービンシステムおよびシステムの運転方法 Download PDF

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Description

本発明は、低カロリーガスを燃料に使用するガスタービン発電プラントに関する。
近年、地球温暖化防止と資源有効活用の観点から、例えば製鉄プロセスの高炉で発生する高炉ガス(BFG:Blast Furnace Gas)といった、途上国では大気中に放散されている低カロリーガス燃料でガスタービン発電プラントを運用することが検討されている。
特許文献1には、高炉で発生したBFG、コークス炉で発生したコークス炉ガス(COG:Cokes Oven Gas)、および転炉で発生した転炉ガス(LDG:Linzer Donawitz Gas)をガスホルダに供給して貯留し、集塵装置でそれぞれ徐塵された後、送風機により必要圧力を維持しガス供給設備を介して高炉用の各熱風炉へ燃料ガスとして供給したり、自家発電所や蒸気発生ボイラ用の燃料としたりするシステムが開示されている。
特許文献2には、ガスタービン出力とガスタービン運転特性から算出される発電効率から燃料ガスの発熱量を推定し、BFGの安定燃焼に必要な助燃燃料の供給量を決定する方法が開示されている。
特許文献3には、低カロリーガスを燃料としたガスタービンの負荷遮断時に、燃料の供給系統に減熱用ガスを供給することで、ガスタービンをトリップさせることなく、ガスタービン入熱量を安定且つ速やかに定格負荷運転状態から定格無負荷運転状態に移行する方法が開示されている。
特開2003−129119号公報 特開2004−190633号公報 特開2007−113487号公報
特許文献1で開示された技術では、自家発電設備が停止して、ガスホルダに貯留可能な量に達したあとのガスの取り扱い方法について規定していない。このため、自家発電設備で使用する燃料ガスを消費する設備を追加して持つ必要がある。
特許文献2で開示された技術をフレアスタックで利用する場合、ガスタービン出力のような燃料供給量に関する指標がない。そのため、燃焼安定性を確保するためには、別途新たな運用方法の検討が必要である。
特許文献3は、一時的な負荷遮断について、ガスホルダへ燃料ガスを貯留することで対応する技術が記載されている。しかし、長時間の負荷遮断時における燃料の処理方法についての記載はない。
そこで、本発明の目的は、余剰燃料を効率的に処分することで環境負荷を低減したガスタービンシステムを提供することにある。
空気を圧縮する空気圧縮機と、第一のガス燃料と、第一のガス燃料よりも発熱量の多い第二のガス燃料との混合燃料を昇圧するガス圧縮機と、前記空気圧縮機で圧縮された圧縮空気と前記ガス圧縮機で昇圧された前記混合燃料とを燃焼させ燃焼ガスを生成する燃焼器と、前記燃焼器で生成された燃焼ガスで駆動するガスタービンと、第一のガス燃料を燃焼させるフレアスタックとを有し、前記フレアスタックは、前記第二の燃料よりも発熱量の多いパイロットバーナ用燃料を燃焼させるパイロットバーナを有し、前記パイロットバーナよりも下流側に、前記第一のガス燃料を噴射する第一燃料噴射手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、余剰燃料を効率的に処分することで環境負荷を低減したガスタービンシステムを提供できる。
実施例1に係るガスタービンシステムの概略を示したものである。 実施例1におけるフレアスタックの構造の概略を示したものである。 実施例2に係るガスタービンシステムの概略を示したものである。 実施例2におけるフレアスタックの構造の概略を示したものである。 実施例2における図4とは別のフレアスタックの構造の概略を示したものである。 実施例2における図4、図5とは別のフレアスタックの構造の概略を示したものである。 実施例3におけるガスタービンシステム概略を示したものである。 実施例3におけるガスタービンシステムのガスタービン停止時にフレアスタックへ供給される流体流量の時間変化を示したものである。
天然ガスや石油などの化石資源を燃料とするガスタービン発電プラントは、産業用電力を支える発電プラントのひとつである。このガスタービン発電プラントは主に化石資源を燃料とし、地球温暖化物質の二酸化炭素(CO2)を排出する。そこで、これまで以上に燃料資源の有効活用が求められている。
燃料資源の有効活用としては、種々の副生燃料の利用が考えられる。しかし、例えば製鉄プラントで発生するBFGは、典型的な低カロリーガス燃料であり、その発熱量は3.4MJ/Nm3程度である。一般的に使用される燃料の一つである、液化天然ガス(LNG:Liquefied Natural Gas)は43MJ/Nm3程度の発熱量を持っており、BFGの発熱量はLNGの1/10程度と言える。またBFGは燃焼速度が小さいため、BFG単体燃料ではガスタービン発電プラントの起動から定格負荷までの安定燃焼ができず、起動用燃料および助燃燃料を必要とする。BFGと組み合わせる助燃燃料は高炉に隣接するコークス炉の副生ガスであるCOG(18MJ/Nm3程度の発熱量)を用いる場合が多い。
高炉やコークス炉は、長期間にわたり停止せず、BFGやCOGを発生させ続けるものである。中には、10年以上の長期連続運転実績を持つ設備もある。一方、発電を行うガスタービンは、一般的に1年に一度程度の割合で点検が必要である。つまり、ガスタービン発電プラントの点検期間中にも、高炉やコークス炉からBFGやCOGなどの燃料ガスは生成され続けることとなる。そのため、ガスタービンの停止期間中において、例えば有毒である一酸化炭素を20%以上含有するBFGなどを処分する手段が必要になる。
しかし、長時間にわたるガスタービンへの燃料供給停止や供給量低下に対して、燃料ガスをガスホルダに貯留するという対策には限界がある。そこで、この燃料ガスは大気放出されたり、燃焼処理されたりしてきた。しかし、燃料ガスを大気放出する場合、有毒ガスである一酸化炭素の放出による環境負荷の増大や、燃料ガスが着火・爆発する危険性の高まりへの対策が必要である。
BFGは低カロリー燃料であり体積流量が大きい。そのため、焼却処理の場合、フレアスタックのパイロットバーナの燃焼安定性が低下したり、それに伴って燃料ガスの未燃分が増加したりする可能性がある。フレアスタックでの安定燃焼を実現するために、パイロットバーナ用燃料を過度に供給すれば、燃料の供給動力でプラント効率を低下させる懸念がある。また、パイロットバーナ用燃料は燃焼性の高い高級燃料であるため、資源の有効活用の観点やコスト低減の面から、必要最小限の使用量に限定することが望ましい。
他には、ガスタービン発電プラントを複数台用意し、停止したガスタービンとは別のガスタービンでBFGなどの燃料ガスを消費する方法があるが、ガスタービンを設置するための初期設備コストが高くなる。また、ガスタービンは定格負荷近傍で効率が最も高くなるため、通常運転時に複数台のガスタービンを運転し、部分負荷で運用すると発電効率が低下するなどの問題がある。
以上の通り、資源の有効活用や環境負荷の低減といった課題を解決する必要がある。以下、資源の有効活用や環境負荷の低減が可能な本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係るガスタービンシステムの概略を、例として示したものである。本実施例のガスタービンシステムは、空気圧縮機2,燃焼器3,タービン4,発電機6などを備える。
空気圧縮機2は、大気から吸込んだ空気101を圧縮し、圧縮空気102を燃焼器3へ供給する。燃焼器3は、第一のガス燃料であるBFG111と第二のガス燃料であるCOG110を混合した混合燃料ガス201と圧縮空気102との混合・燃焼によって燃焼ガス103を生成し、燃焼ガス103をタービン4に供給する。タービン4は燃焼ガス103により回転動力が与えられ、タービン4の回転動力が空気圧縮機2及び発電機6に伝達される。空気圧縮機2に伝えられた回転動力は圧縮動力に用いられ、発電機6に伝えられた回転動力は電気エネルギーに変換される。
BFG等の低カロリーガス燃料(低発熱量の燃料ガス)は可燃範囲が狭く燃えにくいため、低カロリーガス燃料単独での運用では、燃焼器の着火が難しい。そのため、ガスタービン燃焼器の着火には軽油等の起動用燃料を用いる。そして負荷併入後、燃料ガスへ燃料を切り替える運転方法を採用する。本実施例のガスタービンは、起動用燃料を供給するための系統252と低カロリーガス燃料を供給するための燃料系統250を備えている。燃焼器3に供給する起動用燃料は、軽油や灯油、A重油などの液体燃料のほか、LNGやCOGなどのガス燃料を用いることができる。
一定負荷以上の運転においては、発熱量が異なる複数種類の燃料ガスを組み合わせたものを燃焼器3の燃料として使用する。例えば製鉄プロセスで発生するBFGとCOGを混合した混合燃料ガスなどの低カロリーガス燃料が挙げられる。BFGやCOGはガスホルダに貯留され、その際の貯留圧力は例えば2.5MPaに設定される。
起動用燃料の燃料系統252は、起動用燃料7を昇圧するためのポンプ8、流量調節弁15、および燃料遮断弁14を備える。一方、混合燃料ガスを燃焼器へ供給する燃料系統は、混合前の燃料ガス流量を調整する流量調節弁16,17、それぞれの流量を計測する流量計38,39、各流量調節弁から出た後の燃料ガスを合流させて混合する系統251、混合燃料ガス201を昇圧するガス圧縮機60、混合燃料ガスの流量調節弁19、混合燃料ガスの燃料遮断弁18などを備える。
ガス圧縮機60から燃焼器3までの燃料系統250には、圧力計36を設置しており、燃料系統250内の圧力を計測できる。また、ガス圧縮機60によって圧縮された混合燃料ガスの一部を再循環させる戻り系統253には、圧力調節弁11が設けられている。混合燃料ガスの圧力が上昇した場合、圧力調節弁11の開度を制御することで、混合燃料ガス201の一部を戻り系統253に逃がし、燃料系統250の圧力を一定に保つ。戻り系統253には燃料系統250から逃がされた混合燃料ガスを冷却するための冷却器41を設ける。この冷却器41では、ガス圧縮機60へ循環する混合燃料ガス202をガス圧縮機60で再度圧縮する際にガス圧縮機60の耐熱温度を超えない温度となるように冷却される。
本システムにはガスタービン1の停止時に混合ガス燃料201やBFG111を焼却するフレアスタック9を設置する。フレアスタック9のパイロットバーナ10用燃料には、第二のガス燃料よりも発熱量の多い起動用燃料7を用いる。起動用燃料7はポンプ8を用いて加圧され、系統260を通り流量調節弁21,燃料遮断弁22を介してフレアスタックへ供給される。起動用燃料7とは別に、ガス圧縮機60で昇圧された混合燃料ガス201をフレアスタック9へ供給する系統261を持ち、系統261には流量調節弁23、燃料遮断弁24を備える。さらに、BFG111をフレアスタック9へ供給する系統262を持ち、系統262には流量調節弁25,燃料遮断弁26を備える。起動用燃料7、混合燃料ガス201、およびBFG111を燃焼するための空気はブロア61からフレアスタック9へ供給される。
次にフレアスタック9の燃料供給位置について、図2を用いて説明する。フレアスタック9には起動用燃料7、混合燃料ガス201およびBFG111を供給するノズルを備える。また、ノズルの外周側には燃焼用空気をブロア61から供給する構造になっている。
本実施例のフレアスタック9は、パイロットバーナ10用の燃料である起動用燃料7が噴霧されるノズルの外周に混合燃料ガス201を供給する構造を持つ。また、本実施例のフレアスタックは、BFG111が起動用燃料7および混合燃料ガス201とは別の位置から供給するような構造を持つ。具体的には、起動用燃料7および混合燃料ガス201を供給するノズルよりも、BFG111を供給するノズルがフレアスタックのガス流れ方向について下流側に設けられている。この構成により、BFG111は、パイロットバーナ10の火炎よりも下流に供給することができる。そのため、BFG111はパイロットバーナ10で発生する高温の燃焼ガスと混合し、安定して火炎を形成する。
BFG111にCOG110を添加された混合燃料ガス201は水素濃度がBFG111より高く、ガス圧縮機60で加圧されたことにより温度が上昇するので燃焼性が高い。この燃焼性の高い混合燃料ガス201をパイロットバーナ10の周囲へ供給してもパイロットバーナの燃焼安定性は保たれる。本実施例のフレアスタック9は、パイロットバーナ10用の燃料である起動用燃料7が噴霧されるノズルの外周に混合燃料ガス201を供給する構造を持つ。そうすると、混合燃料ガス201を供給して投入熱量を増加させることができるため、その分、起動用燃料7の消費量を低減できる。
一方、BFG111は発熱量が低く体積流量が大きい。BFG111をパイロットバーナ10から離れた位置へ供給することで、燃焼性の低い燃料とパイロットバーナ10で形成される火炎との干渉を避け、火炎の吹き飛びを抑制する。BFGの噴射方向はパイロットバーナ10の燃料供給方向と直交させ、パイロットバーナ10の火炎で形成される循環流を妨げない位置に設置することが好ましい。これにより供給されたBFGは、パイロットバーナ10で形成される循環流の形成を妨げることなく燃焼ガスと混合し、安定した火炎を形成する。循環流はパイロットバーナ10へ吹き込む空気の旋回角や流速によって形成される領域が決まる。そのため、この領域を考慮してパイロットバーナ10の構造からBFG111の供給位置を設計できる。
パイロットバーナ10への燃焼用空気の供給には4系統が備えられている。弁27を介して起動用燃料を噴霧するノズルの外周へ供給される系統と、弁28を介して混合燃料ガス用ノズルの近傍へ供給される系統と、弁29を介してBFG用ノズルの外周へ供給される系統と、弁30を介してフレアスタック9の出口付近へ供給される系統である。各燃料ノズルから供給される燃料流量に適した燃焼用空気の流量を保つために、弁27、28、29の開度を調節して燃焼用空気量を加減する。ブロア61からフレアスタック9へ供給される燃焼用空気の圧力を一定に保つために、燃焼用空気の一部は弁30を介してフレアスタック9の上部に供給され大気中に放出される。
以上の通り、本実施例のガスタービンでは、パイロットバーナ10よりも下流側に、第一の燃料であるBFG111を噴射するノズルを設けている。BFG111の燃焼用空気を供給する手段も、パイロットバーナ10よりも下流側に設けている。このような位置関係とすることで、BFG111やBFG111の燃焼用空気は、フレアスタック9内で起動用燃料7や混合燃料ガス201の燃焼によって生成した高温の燃焼ガスと混合する。そうすると、BFG111やその燃焼用空気の温度が上昇して燃焼しやすい状態になる。そのため、BFGの燃焼安定性が向上し、未燃のまま大気中にBFGが放出されることを抑制できる。
上記の構造を有することで、フレアスタック9においてパイロットバーナ10を失火させることを抑制しつつ、BFGを安定燃焼させることが可能になる。更に、ガスタービンの停止時において、製鉄所等から生成する低カロリーガス燃料の大気への放出を防止できる。この低カロリーガス燃料には有毒な可燃性ガスである一酸化炭素などが含まれるため、本実施例のガスタービンシステムによれば、環境負荷を低減することが可能である。
本実施例では燃料にBFG等の低カロリー燃料を用いるガスタービンを緊急停止させることや、部分負荷で運転させるために好適なガスタービンシステムの構成例について説明する。特に、高炉で発生するBFGの全量をガスタービンで消費するように設計されたシステムにおいて、早期にフレアスタックへ余剰のBFGを放出できるシステム構成について説明する。
図3は実施例2に係る、ガスタービンシステムと燃料供給系統の概略を示したものである。実施例1に対し、本実施例のガスタービンシステムは、ガスタービンの空気圧縮機2の中間段から圧縮空気を抽気する系統105および弁31を備え、フレアスタック9の燃焼空気を供給する系統104に圧縮空気を送る構成が追加されている。また、フレアスタック9内に熱交換器40を設け、フレアスタック9内で燃焼によって生じた高温の燃焼ガスによって熱交換器内を通過する空気圧縮機2から抽気された燃焼用空気やブロア61で供給される燃焼用空気を加熱する構成が追加されている。
ガスタービンの起動中はガスタービンから圧縮空気の一部を抽気して、燃焼用空気としてフレアスタックへ供給する。これにより、ブロア61の運転が不要となり、ブロアにかかる動力コストを低減できる。
ガスタービンの停止時には弁31を閉じ、弁32を開けてブロア側から燃焼用空気を供給する。ブロア側の弁32を徐々に開け、ガスタービン側の弁32を閉じることで燃焼空気の圧力を一定に保ち、空気流量の変化を防止する。
次に、図4を用いて、本実施例のフレアスタック9周辺の系統について説明する。
空気圧縮機2から抽気された空気は弁31を介して系統104へ供給される。抽気された空気の一部は弁35を介してフレアスタック9の上部へ逃がす。ブロア61から供給する燃焼用空気については弁32を介してパイロットバーナ10や第一のガス燃料BFG111と第二のガス燃料COG110との混合燃料ガスを噴射するノズルの外周、BFG111を供給するノズルの外周へ供給する。また、弁30を介して燃焼用空気の一部をフレアスタック9の上部へ噴出する系統を持つ。フレアスタック9内の火炎を形成する領域に供給する燃焼用空気の供給量が過剰とならないように、フレアスタック9の上部へ噴出する空気の流量を調整する。このように調整することで、燃焼用空気の過剰供給によるフレアスタック9内での燃焼安定性低下を抑制する。
図4に示すように、本実施例のガスタービンシステムでは、弁29を通過した空気を、フレアスタック9内に設けられた熱交換器40に供給する空気供給系統を備えている。熱交換器40で加熱された空気は、BFG111を噴射するノズルの外周側に設けられた空気噴射ノズルに、燃焼用空気として供給される。ここで、空気噴射ノズルを外周側に設ける理由は、噴射されたBFGと燃焼用空気の混合を促進するように、燃焼用空気をBFG111に向かって噴射することを可能にするためである。熱交換器40では、起動用燃料7等の燃焼により生じた高温の燃焼ガスと熱交換させることで、BFG111の燃焼用空気を加熱している。そうすると、燃焼用空気の温度が高くなり、BFG111の燃焼安定性が向上する。これにより、BFG111の失火リスクを低下させることができ、未燃燃料の排出を抑制することが可能である。
弁29を介して供給される燃焼用空気は熱交換器40で常に加熱されているため、ガスタービン1の緊急停止時あるいは部分負荷運転時に流量調節弁17の開度を下げると同時に系統262からBFG111をフレアスタック9へ供給しても、燃焼安定性を確保しやすい。したがって、BFG111を大量に貯留する必要が無いためガスホルダの容積を小さくでき、ガスホルダの建設コストを低減できる。
なお、熱交換器40は複数設けることが可能であり、上述のBFG噴射ノズルの外周へ燃焼用空気を供給する系統以外の系統に設けても良い。例えば、図5に示すように、弁27を介して起動用燃料7を噴霧するノズルの外周へ燃焼用空気を供給する系統の途中に燃焼用空気を加熱するための熱交換器40を設けても良い。また、図6に示すように、弁28を介して混合燃料ガス用ノズルの近傍へ燃焼用空気を供給する系統の途中に燃焼用空気を加熱するための熱交換器40を設けても良い。これらの系統中に熱交換器40を設けることで、パイロットバーナ10の失火が抑制される。パイロットバーナ10が安定して燃焼することで、BFG111についても安定した燃焼が可能になる。
このように、燃焼用空気の熱交換器40を設置することで、パイロットバーナ10での燃焼によって生じる燃焼ガスの温度が低くても、BFGの燃焼安定性を保つことができる。そのため、パイロットバーナ10用の起動用燃料7の供給量を減らすことができ、起動用燃料7のランニングコストを削減できる。また、起動用燃料の減少によりパイロットバーナ10用の燃焼用空気の供給量を減らすことができるので、空気圧縮機2から抽気する空気量を低減でき、ガスタービン1の出力低下を抑制できる。さらに、必要以上に大きなブロア61を設置する必要をなくせるので、初期コストを低減できる。
以上述べてきたように、本実施例のガスタービンシステムは、ガスタービンの空気圧縮機2の中間段から圧縮空気を抽気する系統105および弁31を備え、フレアスタック9の燃焼空気を供給する系統104に圧縮空気を送る構成とを備えている。更に、フレアスタック9内に熱交換器40を備え、BFGの噴射ノズル外周へ供給する燃焼用空気を加熱する構成を備えている。
上記の構成を備えることで、フレアスタック9に供給する燃焼用空気を空気圧縮機2から得ることができ、ブロア61にかかる動力コストを低減できる。更に、熱交換器40で燃焼用空気を加熱することができ、BFG111の燃焼安定性が増加する。また、起動用燃料7と燃焼用空気の供給量を低減させることも可能となる。したがって、BFG111をフレアスタック9へ早期に供給しても十分に燃焼することができる。そして、設置するブロア61の大きさやガスホルダの容積が最小限に抑えられるため、初期設備コストを下げられる。ゆえに、本実施例に示すガスタービンシステムは、少ない初期設備コストで、製鉄所等で発生し続けるBFGのような低カロリーガス燃料を有効利用しつつ、ガスタービンの停止時にも低カロリーガス燃料の大気への放出が抑制でき、環境負荷を低減できる。
本実施例では、実施例2とは異なる構成であって、燃料にBFG等の低カロリー燃料を用いるガスタービンシステムを緊急停止させたり部分負荷で運転させたりする際に好適なシステム構成について、その構成例とガスタービン停止時の運転方法の例を説明する。なお、本実施例は、製鉄所における高炉で発生するBFGの反応性を上げることで、フレアスタック内での燃焼安定性を向上させることが可能なシステムに関する。
図7は実施例3に係る、ガスタービンとその燃料流量制御方法の概略を示したものである。本実施例のガスタービンシステムは、系統262を通じて、BFG111をフレアスタック9内に設けられた熱交換器40に供給できる。熱交換器40で加熱されたBFG111はフレアスタック9に供給される。このような構成により、フレアスタック9内でBFG111を安定して燃焼させることができる。加熱されることでBFG111の反応性が向上し、火炎の吹き飛びを抑制することができるからである。また、本実施例のガスタービンシステムは、不活性媒体である窒素を供給する手段、窒素を熱交換器40に供給する系統も備えている。なお、BFGは水素、一酸化炭素、二酸化炭素、窒素などが主成分である。そのため、加熱による燃料重合で生じる炭素やガム状物質などの析出リスクが低く、熱交換器40での加熱が可能である。
本実施利のガスタービン1の通常運転時には、第一のガス燃料であるBFG111は第二のガス燃料であるCOG110と混合されて燃焼器3の燃料として利用される。一方、BFG111を熱交換器40に供給する系統に設けられた遮断弁26と流量調節弁25は閉じられており、BFG111はフレアスタックに供給されない。また、空気圧縮機2から燃焼用空気を抽気して、抽気空気の供給系統105から弁31および弁34を介して、フレアスタック9内の熱交換器40へ供給できるよう構成している。これにより、パイロットバーナ10で発生した燃焼ガスの熱による熱交換器40の過加熱を抑制し、熱交換器40を保護できる。
図8を用いて、ガスタービン1の停止時における、本実施例に示すシステムの運転手順を説明する。図8は、フレアスタック9に供給される流体の流量の時間変化を示した図である。縦軸はフレアスタック9に供給される流体の流量を示す。横軸は時間を示し、ガスタービン1の停止信号が発せられた時間を原点としている。
本実施例のシステムにおいては、ガスタービン1が停止した場合、BFG111は熱交換器40で加熱されてからフレアスタック9内で焼却される。しかしこの時、過加熱抑制のために空気圧縮機2から供給していた抽気空気が熱交換器40内に残っていると、加熱されて反応性の高くなったBFG111と空気が混合されて爆発する可能性がある。
そのため、ガスタービンの停止時には、空気が熱交換器40へ供給されるのを遮断する。時間aまでかけて、熱交換器40に空気を供給する系統に設けられている弁34を徐々に閉じる。弁34を閉じ始めるのと同時に弁35を開け、窒素を空気の供給系統の一部を介して供給することで、熱交換器40内の空気を窒素に置換していく。時間aになり、弁34が完全に閉じられることで熱交換器40への空気の流入量は0となる。
一方、時間aで弁35は全開となり、窒素の流入量は固定される。その後、熱交換器40内に残った空気を完全に窒素で置換するために、時間bまでそのまま窒素を供給する。なお、空気を窒素でより確実に置換するには、窒素の供給量を熱交換器の配管内の容積の2倍以上とすることが好ましい。また、弁35の開放時間を制御装置に備えたタイマなどでセットすることも可能である。そして、時間bとなり、熱交換器40内に残った空気を窒素に置換し終えたら、熱交換器40にBFG111を供給し始める。このように熱交換器40内の燃焼用空気を窒素に置換することで、熱交換器40内にBFG111をした際に空気とBFG111が混合されるのを未然に防ぐことができ、爆発を防止できる。
また、ガスタービン停止後の燃焼用空気を確保するために、ガスタービンを停止する信号を受け次第ブロア61を起動する。ブロア61の起動と同時に、弁31を閉じ、弁32を開ける。こうして、燃焼用空気をフレアスタック9内に供給する系統104を流れる燃焼用空気は、空気圧縮機2から抽気された空気からブロア61から供給される空気となる。
ガスタービン停止時には、ガスタービンへの燃料供給を止めるために、燃料遮断弁18と流量調節弁16および17が閉じられる。そうすると、ガス圧縮機60で加圧されたBFGとCOGの混合燃料ガス201は、燃料系統250内に圧力が高いまま封入される。そこで、ガスタービン1の停止と同時に燃料遮断弁24を開けて流量調節弁23を開放していくことで、燃料系統250内に封入されている混合燃料ガス201は系統261を介してフレアスタック9へ徐々に供給される。混合燃料ガス201がフレアスタック9に供給されて混合燃料ガス201の燃焼が始まると、フレアスタック9内の温度が上昇する。そのため、時間cまでは起動用燃料7の供給量を下げていっても、フレアスタック内では安定した燃焼が保たれる。
混合燃料ガス201の圧力は圧力計36で監視する。圧力が徐々に低下して、混合燃料ガス201の流量が低下したことを検知したら(時間c)、流量調節弁21の開度を変え起動用燃料7の流量を増加させる。但しこの際、フレアスタック内にはBFGが供給されているので、フレアスタック内の燃焼ガスの流量はガスタービン1の停止時よりも増加している。燃焼ガスの流量増加によって、熱交換器40の熱伝達率が上昇するため、BFG111は温度が上昇した状態でフレアスタック9内に供給される。したがって、時間eにおける起動用燃料7の供給量がガスタービン1の停止時の供給量より少なくても、BFG111の燃焼安定性を保つことができる。
一方、時間bから時間dまでは、窒素の供給量を下げると同時に遮断弁26を開放し、流量調節弁25を徐々に開放する。そうすることで、窒素で満たされていた熱交換器40内へのBFG111の供給量を増加させる。熱交換器40で加熱されたBFG111はフレアスタック9のパイロットバーナ10の下流側に噴射され、焼却される。なお、安定した燃焼を維持するために、BFG111と窒素の供給量の合計は一定に保つことが望ましい。
上記の通り、本実施例のガスタービンシステムは、BFG111を熱交換器9で加熱してからフレアスタック9内に噴射する構成を備える。この構成により、BFG111の反応性が上がり、フレアスタック9内での燃焼安定性を向上させることが可能である。燃焼安定性が向上することで、ガスタービン1の緊急停止時あるいは部分負荷運転時に流量調節弁17の開度を下げて系統262から余剰分のBFG111をフレアスタック9へ供給しても、安定した燃焼が確保できる。したがって、BFG111を大量に貯留する必要が無くなるのでガスホルダの容積を小さくでき、ガスホルダの建設コストを低減できる。また、BFG111の燃焼安定性を向上させることで、燃料価格が高い起動用燃料7の供給量を減らすことが可能となり、ランニングコストを抑制できる。さらに、フレアスタック9における失火によるBFG111の大気放出という事態の発生を抑制できる。以上の効果により、安定した運転可能な環境負荷の少ないガスタービンシステムを提供できる。
なお、本実施例1、2および3ではカロリーの異なる燃料の組み合わせとして、第一のガス燃料をBFG、第二のガス燃料をCOGとして例に挙げて説明しているが、BFGとCOGの組み合わせ以外であっても適用が可能である。
1 ガスタービン
2 空気圧縮機
3 燃焼器
4 タービン
6 発電機
7 起動用燃料
8 ポンプ
9 フレアスタック
10 パイロットバーナ
11 圧力調整弁
14,18,22,24,26 燃料遮断弁
15,16,17,19,21,23,25 流量調節弁
27,28,29,30,31,32,33,34,35 弁
36 圧力計
37 温度計
38,39 流量計
40 熱交換器
41 冷却器
50 負荷検出器
51 流量制御器
60 ガス圧縮機
61,62 ブロア
101 大気空気
102 圧縮空気
103 燃焼ガス
104 燃焼用空気
105 抽気空気
110 COGガス
111 BFGガス
201,202 混合燃料ガス
250 燃料系統
251,252,260,261,262 系統
253 戻り系統

Claims (10)

  1. 空気を圧縮する空気圧縮機と、
    第一のガス燃料と、第一のガス燃料よりも発熱量の多い第二のガス燃料との混合燃料を昇圧するガス圧縮機と、
    前記空気圧縮機で圧縮された圧縮空気と前記ガス圧縮機で昇圧された前記混合燃料とを燃焼させ燃焼ガスを生成する燃焼器と、
    前記燃焼器で生成された燃焼ガスで駆動するガスタービンと、
    第一のガス燃料を燃焼させるフレアスタックとを有するガスタービンシステムにおいて、
    前記フレアスタックは、前記第二のガス燃料よりも発熱量の多いパイロットバーナ用燃料を燃焼させるパイロットバーナを有し、前記パイロットバーナよりも下流側に、前記第一のガス燃料を噴射する第一燃料噴射手段を有することを特徴とするガスタービンシステム。
  2. 請求項1に記載のガスタービンシステムにおいて、
    前記パイロットバーナの外周側に、第一のガス燃料と第二のガス燃料との混合燃料を供給する混合燃料供給手段を備えたことを特徴とするガスタービンシステム。
  3. 請求項1または2に記載のガスタービンシステムにおいて、
    前記第一燃料噴射手段は、前記パイロットバーナ用燃料の噴射方向に直交する方向に前記第一のガス燃料を噴射することを特徴とするガスタービンシステム。
  4. 請求項1−3の何れかに記載のガスタービンシステムにおいて、
    前記フレアスタック内に設けられた熱交換器と、
    前記熱交換器に空気を供給する空気供給系統と、
    前記熱交換器で加熱された空気を、前記第一燃料噴射手段の外周側から噴射する空気噴射手段とを備えたことを特徴とするガスタービンシステム。
  5. 請求項1−3の何れかに記載のガスタービンシステムにおいて、
    前記フレアスタック内に設けられ、第一のガス燃料を加熱する熱交換器を備え、
    前記熱交換器で加熱された第一のガス燃料を、前記第一燃料噴射手段に供給することを特徴とするガスタービンシステム。
  6. 請求項1−3の何れかに記載のガスタービンシステムにおいて、
    前記フレアスタック内に設けられた熱交換器と、
    前記熱交換器に前記空気圧縮機から抽気した空気を供給する抽気空気供給系統と、
    前記熱交換器に第一のガス燃料を供給する系統と、
    窒素を供給する窒素供給手段と、
    前記熱交換器に前記窒素供給手段からの窒素を供給する窒素供給系統とを有することを特徴とするガスタービンシステム。
  7. 空気を圧縮する空気圧縮機と、第一のガス燃料と、第一のガス燃料よりも発熱量の多い第二のガス燃料との混合燃料を昇圧するガス圧縮機と、前記空気圧縮機で圧縮された圧縮空気と前記ガス圧縮機で昇圧された前記混合燃料とを燃焼させ燃焼ガスを生成する燃焼器と、前記燃焼器で生成された燃焼ガスで駆動するガスタービンと、
    前記第二のガス燃料よりも発熱量の多いパイロットバーナ用燃料を燃焼させるパイロットバーナを有し、第一のガス燃料を燃焼させるフレアスタックと、
    を有するガスタービンシステムの運転方法において、
    前記ガスタービンの運転停止時には、前記燃焼器への前記混合燃料の供給を停止させ、前記混合燃料を前記フレアスタックに供給する一方、
    第一のガス燃料を前記フレアスタック内のパイロットバーナの下流に供給することを特徴とするガスタービンシステムの運転方法。
  8. 請求項7に記載のガスタービンシステムの運転方法において、
    前記ガスタービンの運転時には、前記フレアスタックに設けられた熱交換器に、前記空気圧縮機からの抽気空気を供給し、
    前記ガスタービンの運転停止時には、前記熱交換器に不活性媒体を供給した後、前記熱交換器に第一のガス燃料を供給し、前記熱交換器で加熱した第一のガス燃料を前記フレアスタック内のパイロットバーナの下流に供給することを特徴とするガスタービンシステムの運転方法。
  9. 請求項1−6の何れかに記載のガスタービンシステムにおいて、
    前記第一のガス燃料が、BFGであることを特徴とするガスタービンシステム。
  10. 請求項9に記載のガスタービンシステムにおいて、
    前記第二のガス燃料が、COGであることを特徴とするガスタービンシステム。
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