JP5183448B2 - 情報処理装置及び情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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この方式の場合、選択した計算機にネットワークを介してアプリケーションプログラムをダウンロードすることにより、任意の計算機上で任意のジョブを動作させることが行われる(例えば、特許文献1)。
また、ジョブの実行環境を任意の計算機用に変換すると共に、選択した計算機にジョブに必要なデータをネットワークを介して転送することにより、異なる計算機環境であっても任意のジョブを動作させることが行われる(例えば、特許文献2)。
(1)要求された計算機の環境構築に計算機本体が必要な為、環境構築のための設定処理の間は当該計算機本体は他の用途に使用することができず、計算機本体が使用されていない期間が生じる。
(2)要求された計算機のオペレーティングシステムが異なる、又は、バージョンが異なる場合が考慮されていない為、異なるオペレーティングシステム、又は、バージョンが必要な場合は別途オペレーティングシステムのインストール作業が人手で必要となる。
(3)一度構築された環境の再利用が考慮されていない為、後ほど同様の計算機環境を要求されると同じ手間をかけて再度環境構築を行う必要がある。
複数の計算機が含まれる計算機プールと、複数のストレージ装置が含まれるストレージプールと、複数種の計算機アーキテクチャのシステムディスクイメージを格納するシステムディスクイメージ格納装置とを管理し、
構築が要求される計算機アーキテクチャを要求アーキテクチャとして示す構築要求情報を受信する構築要求受信部と、
前記要求アーキテクチャの構築に用いる計算機を前記計算機プールから選択する計算機選択部と、
前記要求アーキテクチャの構築に用いるストレージ装置を前記ストレージプールの中から選択するストレージ選択部と、
前記要求アーキテクチャの構築に用いるシステムディスクイメージを前記システムディスクイメージ格納装置の複数種のシステムディスクイメージから抽出するシステムディスクイメージ抽出部と、
前記システムディスクイメージ抽出部により抽出された抽出システムディスクイメージを前記ストレージ選択部により選択された選択ストレージ装置に格納し、前記抽出システムディスクイメージが格納されている前記選択ストレージ装置と前記計算機選択部により選択された選択計算機とを接続するシステム構築部とを有することを特徴とする。
図1は、本実施の形態に係るシステム構成例を示す図である。
そして、要求元計算機2と資源管理用計算機7がネットワーク10で接続され、資源管理用計算機7、計算機プール11の各計算機、ストレージプール13の各ストレージ、構成情報データベース8、資源情報データベース9、システムディスクイメージ格納用ストレージ14が、SAN(Storage Area Network)12により接続されている。
なお、資源管理用計算機7は情報処理装置の例であり、資源情報データベース9は計算機仕様情報記憶装置の例であり、システムディスクイメージ格納用ストレージ14はシステムディスクイメージ格納装置の例である。
資源管理用計算機7の内部構成要素の各々の内容は、後述する。
構成情報データベース8は、例えば、図7に示す各種情報テーブルを記憶している。
資源情報データベース9は、例えば、図6に示す各種情報テーブルを記憶している。
図6の詳細は後述するが、資源情報データベース9には、計算機プール11に含まれている各計算機の仕様が示される情報及びストレージプール13に含まれている各ストレージの仕様が示される情報が格納されている。
資源情報データベース9は、計算機仕様情報記憶装置の例である。
図1の例では、システムディスクイメージ格納用ストレージ14には、計算機アーキテクチャA用のシステムディスクイメージ、計算機アーキテクチャB用のシステムディスクイメージ、計算機アーキテクチャC用のシステムディスクイメージが格納されている。
また、計算機アーキテクチャAの例、計算機アーキテクチャBの例、計算機アーキテクチャCの例は図1に示すとおりである。
システムディスクイメージ格納用ストレージ14の計算機アーキテクチャA用のシステムディスクイメージ、計算機アーキテクチャB用のシステムディスクイメージ、計算機アーキテクチャC用のシステムディスクイメージの各々がストレージプール13の各ストレージに格納され、また、計算機プール11の計算機とストレージが接続されて、計算機アーキテクチャA、計算機アーキテクチャB、計算機アーキテクチャCの各々が実現されることになる。
例えば、要求送信部1は図5に示す構築要求情報を送信する。図5の例では、要求アーキテクチャの詳細として、CPUの性能、メモリサイズ、LAN(Local Area Network)の性能、ディスク性能、OS(Operating System)の種類等が示されている。
そして、資源管理用計算機7は、要求アーキテクチャの構築に用いる計算機を計算機プール11から選択する。
また、資源管理用計算機7は、要求アーキテクチャの構築に用いる空のストレージ装置をストレージプールから選択する。空のストレージ装置とは、システムディスクイメージが格納されていないストレージ装置である。
更には、資源管理用計算機7は、要求アーキテクチャの構築に必要なシステムディスクイメージをシステムディスクイメージ格納用ストレージ14の複数種のシステムディスクイメージの中から抽出する。
そして、資源管理用計算機7は、システムディスクイメージ格納用ストレージ14から抽出したシステムディスクイメージをストレージプール13から選択した空のストレージ装置に格納し、抽出したシステムディスクイメージが格納された状態のストレージ装置と計算機プール11から選択した計算機とを接続して、要求アーキテクチャを構築する。
このように、資源管理用計算機7は一度システムディスクイメージを格納した既構成ストレージ装置には原則としてシステムディスクイメージを残しておき、システムディスクイメージを格納したままの状態にしている既構成ストレージを後刻再利用することとしている。
要求管理部3は、構築要求受信部の例である。
つまり、構成情報管理部4は、要求送信部1からの構成要求情報に示される要求アーキテクチャの構築に必要なシステムディスクイメージをシステムディスクイメージ格納用ストレージ14の複数種のシステムディスクイメージから抽出する。構成情報管理部4が抽出したシステムディスクイメージを抽出システムディスクイメージともいう。
構成情報管理部4は、システムディスクイメージ抽出部の例である。
つまり、資源管理部5は、要求送信部1からの構成要求情報に示される要求アーキテクチャの構築に用いる計算機を計算機プール11から選択し、また、要求アーキテクチャの構築に用いるストレージ装置をストレージプール13から選択する。
資源管理部5が選択した計算機を選択計算機ともいい、また、資源管理部5が選択したストレージ装置を選択ストレージ装置ともいう。
資源管理部5は、計算機選択部及びストレージ選択部の例である。
つまり、システム構築部6は、構成情報管理部4により抽出された抽出システムディスクイメージを資源管理部5により選択された選択ストレージ装置に格納し、システムディスクイメージが格納されている状態の選択ストレージ装置と資源管理部5により選択された選択計算機とを接続して、要求アーキテクチャを構築する。
図3は、本実施の形態に係る資源管理用計算機7の基本動作を示す動作フロー図である。
資源管理用計算機7において、要求管理部3が通信部15を介して構築要求情報を受信し、受信した構築要求情報を受付ける(S301)(構築要求受信ステップ)。
資源管理部5は、要求管理部3からの検索要求に基づき、利用可能な計算機本体の検索を実施し、検索結果を要求管理部3に返す(S310)(計算機選択ステップ)。
一方、利用可能な計算機本体が用意できた場合(S303でYES)は、3は、要求元計算機2からの構築要求情報に基づき計算機環境に関する必要資源の検索要求を生成し、検索要求を構成情報管理部4に対して送信する(S304)。
構成情報管理部4は、要求管理部3からの検索要求に基づき、要求された環境に合致する既構成ストレージがあるかを検索し、検索結果を要求管理部3に回答する(S313)。
資源管理部5は、利用可能なストレージの検索を実施し、検索結果を要求管理部3に返す(S311)(ストレージ選択ステップ)。
他方、利用可能なストレージを用意できた場合(S307でYES)は、要求管理部3は、要求元計算機2からの構築要求情報に基づき、システム構築部6に対して計算機環境構築を要求する(S308)。
そして、システム構築部6は、構成情報管理部4により検索された保存場所から必要なシステムディスクイメージを用意されたストレージにSAN12を介してコピーし、また、SAN12を介して、システムディスクイメージが格納されたストレージを用意された計算機本体と接続する(S312)(システム構築ステップ)。
そして、要求管理部3は、要求された計算機環境が用意できた旨を通信部15を介して要求元計算機2の要求送信部1に回答する(S309)。
つまり、要求された計算機環境の構築作業に計算機本体は不要であり、ストレージのみで環境構築が可能な為、計算機本体の稼働率が向上する。
また、予め複数バージョンの複数のオペレーティングシステムをシステムディスクイメージの状態で保持する為、異なるオペレーティングシステム、又は、バージョンを要求されてもインストール作業が不要となり、計算機環境構築の自動化が可能となる。
本実施の形態では、実施の形態1で説明した資源管理部5の動作の詳細を説明する。
より具体的には、資源管理部5は、資源情報データベース9内の計算機本体情報テーブル又は仮想計算機情報テーブルより、未使用、且つ、要求元計算機2から要求された仕様を満たす実計算機本体又は仮想計算機を検索する。
未使用の実計算機本体又は仮想計算機がない場合は、要求元計算機2から要求された使用開始時には使用が終了しており、且つ、使用終了時と要求元計算機2から要求された使用開始時の差が最も短い実計算機本体又は仮想計算機を検索する。
資源管理部5は、計算機本体情報テーブル又は仮想計算機情報テーブルの「使用/未使用」のカラムを参照して、未使用の実計算機本体又は仮想計算機を検索する。
また、資源管理部5は、計算機本体情報テーブル又は仮想計算機情報テーブルの「使用終了時間」のカラムを参照して、使用中の実計算機本体又は仮想計算機の使用終了時間を判断し、要求元計算機2から要求された使用開始時間との差が最も短いものを選択する。
計算機本体情報テーブル又は仮想計算機情報テーブルは、計算機プール11に含まれている実計算機又は仮想計算機の詳細を示すテーブルである。
未使用の実ストレージ又は仮想ストレージがない場合は、要求された使用開始時には使用が終了しており、且つ、使用終了時と要求元計算機2から要求された使用開始時の差が最も短いストレージ又は仮想ストレージを検索する。
資源管理部5は、ストレージ情報テーブル又は仮想ストレージ情報テーブルの「使用/未使用」のカラムを参照して、未使用の実ストレージ又は仮想ストレージを検索する。
また、資源管理部5は、使用中の実ストレージ又は仮想ストレージごとにストレージ情報テーブル又は仮想ストレージ情報テーブルの「接続計算機ID」又は「接続仮想計算機ID」を参照し、「計算機ID」又は「仮想計算機ID」の値が「接続計算機ID」又は「接続仮想計算機ID」の値と一致する計算機本体情報テーブル又は仮想計算機情報テーブルのレコードの「使用終了時間」の値を参照して、使用終了時間を判断し、要求元計算機2から要求された使用開始時間との差が最も短いものを選択する。
ストレージ情報テーブル又は仮想ストレージ情報テーブルは、ストレージプール13に含まれる実ストレージ又は仮想ストレージの詳細を示すテーブルである。
本実施の形態では、実施の形態1で説明した構成情報管理部4の動作の詳細を説明する。
より具体的には、構成情報管理部4は、まず、構成情報データベース8内のオペレーティングシステムイメージ情報テーブルより要求元計算機2から要求された計算機環境に必要なバージョンのオペレーティングシステムを検索し、そのイメージIDを検索キーとしてパッケージソフトウェアイメージ情報テーブルよりそのシステムイメージにどのようなパッケージソフトウェアが入っているかを検索して、要求された仕様を満たすシステムイメージがあった場合はその旨を要求管理部3に回答し、無い場合は最も近いシステムイメージを選択するとともに、不足分のパッケージソフトウェアをパッケージソフトウェアアーカイブ情報テーブルより検索し、両者を合わせて要求管理部3に回答する。
なお、図7に示すオペレーティングシステムイメージ情報テーブル、パッケージソフトウェアイメージ情報テーブル、パッケージソフトウェアイメージ情報テーブル、パッケージソフトウェアアーカイブ情報テーブルは、システムディスクイメージ格納用ストレージ14に格納されているシステムディスクイメージの詳細を示すテーブルである。
また、既生成システムディスク情報テーブル、生成済みパッケージソフトウェア情報テーブル、パッケージソフトウェア設定情報テーブルは、実施の形態4で説明する。
本実施の形態では、実施の形態1で説明したシステム構築部6の動作の詳細を説明する。
図4は、システム構築部6の基本動作を示す動作フロー図である。
構成情報管理部4は、実施の形態3で示した手順に従いシステムディスクイメージを検索して結果を回答する(S414)。
システム構築部6は、構成情報管理部4からの回答を調べ、利用可能なシステムディスクイメージが存在する場合は、資源管理部5により選択されたストレージをSAN12を介して資源管理用計算機7に接続し(S402)、構成情報管理部4により抽出されたシステムディスクイメージを当該ストレージにコピーする(S403)。
また、構成情報管理部4により抽出されたシステムディスクイメージが、要求した計算機環境に完全に合致しない場合、即ち、構成情報管理部4により抽出されたシステムディスクイメージのオペレーティングシステムのバージョンが要求されたバージョンと異なる、いくつかのパッケージソフトウェアは入っているが、一部のパッケージソフトウェアが入っていないといった場合(S404でNO)は、システム構築部6は、資源管理部5により選択されたストレージを資源管理用計算機7にファイルシステムとしてマウントし(S405)、構成情報管理部4からの検索の結果で不足しているパッケージソフトウェアのアーカイブをマウントしたファイルシステムに展開し(S406)、利用可能なストレージのマウントを解除し(S407)、利用可能なストレージの接続を解除する(S408)。
このように、S414で検索されたシステムディスクイメージ以外に計算機アーキテクチャの構築のために必要なソフトウェアがある場合に、システム構築部6は、更に、必要なソフトウェアをストレージに格納する。
そして、システム構築部6は、利用可能な計算機本体に停止指示を出し(S410)、利用可能なストレージを利用可能な計算機本体と接続設定し(S411)、利用可能な計算機本体に再起動指示を出す(S412)。
具体的には、まず、構成情報管理部4は、既生成システムディスク情報テーブルより要求された計算機環境に必要なバージョンのオペレーティングシステムを検索し、その既生成ディスクIDを検索キーとして、生成済みパッケージソフトウェア情報テーブルよりその既生成ディスクにどのようなパッケージソフトウェアが入っているかを検索して、要求された仕様を満たす既生成ディスクがあった場合に、要求された計算機環境に合致する利用可能な既構成ストレージがあった旨を回答する。
また、既構成ストレージを用いる場合にも、システム構築部6は、S404の判断を行い、既構成ストレージにあるシステムディスクイメージに不足しているパッケージソフトウェアがあれば、S405以降の処理を行い、既構成ストレージのシステムディスクイメージのソフトウェア以外に必要なソフトウェアを既構成ストレージに格納することができる。
本実施の形態では、資源管理部5が資源解放を行う際の詳細手順を示す。
図8は、本実施の形態に係る資源管理部5の資源解放動作を示す動作フロー図である。
また、資源管理部5は、資源情報データベース9のストレージ情報テーブル又は仮想ストレージ情報テーブルにおいて、S803で「未使用」としたレコードの「計算機ID」又は「仮想計算機ID」と同じ値が「接続計算機ID」又は「接続仮想計算機ID」に示されているレコードの「使用中/未使用」の列を「未使用」とする(S804)。
また、S804で「未使用」としたレコードの「最終使用終了時間」の列に現時刻を設定し、構成保持の列にシステムディスクの場合は「YES」、データディスクの場合は「NO」を設定する(S804)。
他にも該当する計算機又は仮想計算機がある場合(S805でYES)には、手順(S803)に戻り、無い場合には一定時間スリープする(S806)。
なお、資源管理部5による計算機又は仮想計算機の使用停止及びストレージ又は仮想ストレージの使用停止のテーブルへの書き込みと並行して、システム構築部6は、使用期限が到来した計算機又は仮想計算機の稼働を停止させるとともに、使用期限が到来した計算機又は仮想計算機に接続されているストレージ又は仮想ストレージの接続を解除する。
(a)ジョブ実行に必要な計算機資源の要求として、計算機アーキテクチャの指定、バージョンを含むオペレーティングシステムの指定、CPU性能の指定、主メモリ容量の指定、ディスク容量の指定、ネットワーク数の指定、各ネットワークアドレスの指定、管理者パスワードの指定、システム常駐プログラムの指定を含むシステム設定のような計算機資源の諸元を資源管理用計算機に要求する要求送信手段;
(b)要求送信手段からの計算機資源の要求を受け付け、要求された計算機本体やディスクなどの計算機資源の確保を資源管理手段により用意し、要求された構成情報に合致するか近いシステムディスクイメージを構成情報管理手段にて検索し、合致するか近いシステムディスクイメージを基にシステム構築手段を用いて要求された構成のシステムディスクを生成し用意された計算機本体との接続設定を行い、要求送信手段に要求された計算機資源が用意できたことを回答する要求管理手段;
(c)構成情報データベースにシステム構築手段により新たに生成されたディスクの情報を登録・更新・削除・検索する機能を持ち、要求管理手段から要求されたシステムと同じシステムディスクイメージ、又は要求されたシステムに近いシステムディスクイメージを検索して回答する構成情報管理手段;
(d)資源管理手段により用意されたディスクのひとつに構成情報管理手段により検索されたシステムディスクイメージをコピーしてシステムディスクとし、システムディスクに対して必要に応じてパッケージソフトウェアのコピーや、ネットワークなどのシステム設定ファイルをコピーし、他の用意されたディスクをフォーマットしてデータディスクとし、用意された計算機とディスクの接続設定を行うことにより計算機システムを構築するシステム構築手段;
(e)計算機プールにある複数台の実計算機、及び、実計算机上で動作する複数台の仮想計算機の使用状況、ストレージプールにある複数台の実ストレージ、及び、実ストレージ内にある複数台の仮想ストレージの使用状況を資源管理データベースにて要求された計算機資源の確保、使用済み計算機資源の解放を行う資源管理手段;
(f)様々な計算機アーキテクチャにおける様々なバージョンのオペレーティングシステムに対応するシステムディスクイメージの保存場所、オペレーティングシステム名、及び、そのバージョン、インストール済みパッケージソフトウェア名、及び、そのバージョン、様々なオペレーティングシステムにおけるシステム設定用のファイルのテンプレートの保存場所、及び、パッケージソフトウェアにおける設定用のファイルのテンプレートの保存場所といったソフトウェア環境を構成する素材に関する情報を管理対象として持つ構成情報データベース;
(g)計算機プールにある各計算機が使用されているか否か、どのストレージを使用しているか、ストレージプールにある各ストレージが使用されているか否か、使用されていないストレージでシステムディスクの場合、どのような構成となっているかを管理する資源情報データベース;
(h)計算機、又は、仮想計算機用のブート可能な領域を含み、実ディスク、又は、仮想ディスクにコピーすることにより、計算機、又は、仮想計算機の起動が可能となるシステムディスクイメージを保存するシステムディスクイメージ格納用ストレージ;
(i)様々なアーキテクチャの計算機がネットワークとSANで接続された計算機プール;
(j)SANで接続されたストレージ群で構成されるストレージプール。
図9は、実施の形態1〜5に示す資源管理用計算機7のハードウェア資源の一例を示す図である。
なお、図9の構成は、あくまでも資源管理用計算機7のハードウェア構成の一例を示すものであり、資源管理用計算機7のハードウェア構成は図9に記載の構成に限らず、他の構成であってもよい。
CPU911は、バス912を介して、例えば、ROM(Read Only Memory)913、RAM(Random Access Memory)914、通信ボード915、表示装置901、キーボード902、マウス903、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。
更に、CPU911は、FDD904(Flexible Disk Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)、プリンタ装置906、スキャナ装置907と接続していてもよい。また、磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード(登録商標)読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置の一例である。
通信ボード915、キーボード902、マウス903、スキャナ装置907、FDD904などは、入力装置の一例である。
また、通信ボード915、表示装置901、プリンタ装置906などは、出力装置の一例である。
プログラム群923のプログラムは、CPU911がオペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922を利用しながら実行する。
また、RAM914には、CPU911による処理に必要な各種データが格納される。
資源管理用計算機7の起動時には、ROM913のBIOSプログラム及び磁気ディスク装置920のブートプログラムが実行され、BIOSプログラム及びブートプログラムによりオペレーティングシステム921が起動される。
「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。
抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリ、レジスタ、キャッシュメモリ、バッファメモリ等に一時的に記憶される。
また、実施の形態1〜5で説明しているフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
Claims (12)
- 複数の計算機が含まれる計算機プールと、複数のストレージ装置が含まれるストレージプールと、複数種の計算機アーキテクチャのシステムディスクイメージを格納するシステムディスクイメージ格納装置とを管理し、
構築が要求される計算機アーキテクチャを要求アーキテクチャとして示す構築要求情報を受信する構築要求受信部と、
前記要求アーキテクチャの構築に用いる計算機を前記計算機プールから選択する計算機選択部と、
前記要求アーキテクチャの構築に用いるストレージ装置を前記ストレージプールの中から選択するストレージ選択部と、
前記要求アーキテクチャの構築に用いるシステムディスクイメージを前記システムディスクイメージ格納装置の複数種のシステムディスクイメージから抽出するシステムディスクイメージ抽出部と、
前記システムディスクイメージ抽出部により抽出された抽出システムディスクイメージを前記ストレージ選択部により選択された選択ストレージ装置に格納し、前記抽出システムディスクイメージが格納されている前記選択ストレージ装置と前記計算機選択部により選択された選択計算機とを接続するシステム構築部とを有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記システム構築部は、
前記抽出システムディスクイメージ以外に前記要求アーキテクチャの構築のために必要なソフトウェアがあるか否かを判断し、必要なソフトウェアがある場合に、前記抽出システムディスクイメージに加えて該当するソフトウェアを前記選択ストレージ装置に格納することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記システムディスクイメージ抽出部は、
前記ストレージ選択部によるストレージ装置の選択に先立ち、
前記ストレージプールのストレージ装置のうち、いずれかのシステムディスクイメージが格納されているがいずれの計算機とも接続されていない既構成ストレージ装置に対して、前記要求アーキテクチャの構築に用いるシステムディスクイメージが格納されている否かを判断し、
前記ストレージ選択部は、
いずれかの既構成ストレージ装置に前記要求アーキテクチャの構築に用いるシステムディスクイメージが格納されている場合に、ストレージ装置の選択を行わず、
前記システム構築部は、
いずれかの既構成ストレージ装置に前記要求アーキテクチャの構築に用いるシステムディスクイメージが格納されている場合に、該当する既構成ストレージ装置と前記選択計算機とを接続することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記システム構築部は、
前記抽出システムディスクイメージ以外に前記要求アーキテクチャの構築のために必要なソフトウェアがあるか否かを判断し、必要なソフトウェアがある場合に、前記抽出システムディスクイメージに加えて該当するソフトウェアを前記既構成ストレージ装置に格納することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記情報処理装置は、
前記計算機プールの各計算機の仕様が示される計算機仕様情報を記憶する計算機仕様情報記憶装置に接続され、
前記構築要求受信部は、
前記要求アーキテクチャの構築に用いる計算機に要求される要求仕様が示される構築要求情報を受信し、
前記計算機選択部は、
前記計算機仕様情報に基づき、前記要求仕様を満たす計算機を選択することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理装置。 - 前記計算機選択部は、
選択した選択計算機ごとに要求アーキテクチャのために用いる期限を使用期限として管理しており、いずれかの選択計算機の使用期限が到来している場合に、使用期限が到来している選択計算機の選択を解除して非選択の状態にし、
前記システム構築部は、
前記計算機選択部により使用期限が到来していることが検出された場合に、該当する選択計算機と、対応する選択ストレージ装置との接続を解除することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の情報処理装置。 - 前記システム構築部は、
選択計算機との接続を解除した後も、選択ストレージ装置に抽出システムディスクイメージを存置させることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。 - 前記計算機選択部は、
前記要求アーキテクチャの構築に用いる計算機として、実計算機又は仮想計算機を選択することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の情報処理装置。 - 前記ストレージ選択部は、
前記要求アーキテクチャの構築に用いるストレージ装置として、実ストレージ装置又は
仮想ストレージ装置を選択することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の情報処理装置。 - 前記情報処理装置は、
前記計算機プール、前記ストレージプール、及び前記システムディスクイメージ格納装置と、SAN(Storage Area Network)により接続されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の情報処理装置。 - コンピュータが、複数の計算機が含まれる計算機プールと、複数のストレージ装置が含まれるストレージプールと、複数種の計算機アーキテクチャのシステムディスクイメージを格納するシステムディスクイメージ格納装置とを管理し、
前記コンピュータが、構築が要求される計算機アーキテクチャを要求アーキテクチャとして示す構築要求情報を受信する構築要求受信ステップと、
前記コンピュータが、前記要求アーキテクチャの構築に用いる計算機を前記計算機プールから選択する計算機選択ステップと、
前記コンピュータが、前記要求アーキテクチャの構築に用いるストレージ装置を前記ストレージプールから選択するストレージ選択ステップと、
前記コンピュータが、前記要求アーキテクチャの構築に用いるシステムディスクイメージを前記システムディスクイメージ格納装置の複数種のシステムディスクイメージの中から抽出するシステムディスクイメージ抽出ステップと、
前記コンピュータが、前記システムディスクイメージ抽出ステップにより抽出された抽出システムディスクイメージを前記ストレージ選択ステップにより選択された選択ストレージ装置に格納し、前記抽出システムディスクイメージが格納されている前記選択ストレージ装置と前記計算機選択ステップにより選択された選択計算機とを接続するシステム構築ステップとを有することを特徴とする情報処理方法。 - 複数の計算機が含まれる計算機プールと、複数のストレージ装置が含まれるストレージプールと、複数種の計算機アーキテクチャのシステムディスクイメージを格納するシステムディスクイメージ格納装置とを管理するコンピュータに、
構築が要求される計算機アーキテクチャを要求アーキテクチャとして示す構築要求情報を受信する構築要求受信処理と、
前記要求アーキテクチャの構築に用いる計算機を前記計算機プールから選択する計算機選択処理と、
前記要求アーキテクチャの構築に用いるストレージ装置を前記ストレージプールから選択するストレージ選択処理と、
前記要求アーキテクチャの構築に用いるシステムディスクイメージを前記システムディスクイメージ格納装置の複数種のシステムディスクイメージの中から抽出するシステムディスクイメージ抽出処理と、
前記システムディスクイメージ抽出処理により抽出された抽出システムディスクイメージを前記ストレージ選択処理により選択された選択ストレージ装置に格納し、前記抽出システムディスクイメージが格納されている前記選択ストレージ装置と前記計算機選択処理により選択された選択計算機とを接続するシステム構築処理とを実行させることを特徴とするプログラム。
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