JP5183337B2 - 事故履歴表示装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電力用保護リレー装置の操作表示パネルに事故履歴の再現表示を行う事故履歴表示装置に関するものである。
電力用保護リレー装置では、事故発生時に動作するリレー要素は多岐に渡るので、事故発生を係員に報知する操作表示パネルには、1つの故障表示ランプ(以下、「LED」と記す)に複数のリレー動作表示や関連するリレー動作表示を兼用させる形で、複数のLEDが設けられる。
そして、操作表示パネルの故障表示方法として、事故発生によるリレー動作時に点灯させたLEDを、そのまま継続して点灯状態にすると、その後にリレー動作が発生した場合に後続の事故発生が不明となるので、再度の事故発生表示に備えるために、係員は、事故発生を記録するなどして確認すると、操作表示パネルに設けてあるリセット釦を操作して当該点灯LEDを消灯するようにしている。
この場合、実際の運用においては、リセット釦を操作して消灯させたLEDの点灯原因となったリレー動作について解析する等のために、再度の確認表示をしたい場合が往々にしてある。しかし、電力用保護リレー装置でのリレー動作時の故障表示では、上記した再度の事故発生表示を可能とするために、リレー動作要素をラッチしてLEDを点灯し、そのラッチをリセット釦の操作でリセットして点灯LEDを消灯する方式である。そして、従来では、ラッチをリセットすると、当該消灯させたLEDの表示内容が消去されるために、点灯したLEDの表示内容確認前にリセット釦を操作してしまうと、再度の確認表示ができないことが起こる。
この事故履歴の再現表示に関し、例えば特許文献1では、変電所において、電子計算機を使用して収集した電力系統の状態と電力系統機器の動作履歴とを別置きの表示装置に表示する技術が提案されている。
特開平9−200959号公報
しかし、上記した特許文献1に記載の技術は、変電所全体としての事故履歴を表示する方式であるので、多数ある電力系統機器個々の動作履歴の表示は、限られた範囲に限定されざるを得ず、電力系統機器個々の動作解析に必要な詳細故障表示は行えない。
電力用保護リレー装置でも、一応、配置される変電所などのシステム全体としての事故履歴も収集保存するが、メインは、自装置内の多数の保護リレー機能を管理することにあり、電力用保護リレー装置が備える操作表示パネルに、その多数の保護リレー機能についての詳細な故障表示が行えるようにすることであるので、上記特許文献1に記載の技術は採用できない。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであり、電力用保護リレー装置の操作表示パネルに、指定された事故履歴を選択表示する際に、指定された事故の発生当時におけるリレー状態を事故発生時そのままの状態で再現して表示することのできる事故履歴表示装置を得ることを目的とする。
上述した目的を達成するために、この発明にかかる事故履歴表示装置は、電力用保護リレー装置のリレーが検出した系統事故履歴に対応するリレー内部情報を事故履歴記録領域に記憶する記憶部と、操作表示パネルで行われた釦操作の内容を判定する釦操作判定部と、前記釦操作判定部の判定結果が系統事故履歴の表示指定である場合に、表示指定された系統事故履歴に対応するリレー内部情報を、前記事故履歴記録領域内から取得する表示情報取得部と、前記表示情報取得部が取得したリレー内部情報を前記操作表示パネルが備える故障表示ランプと表示器とに表示する制御を行う表示制御部と、を備え、前記リレー内部情報は、系統事故時における、前記故障表示ランプの点灯状態に関する点灯情報と表示器の表示内容とを含み、前記表示制御部は、前記リレー内部情報を表示する際に、前記系統事故を検出した時の故障表示ランプの点灯状態と表示器の表示内容とを、前記点灯情報と表示器の表示内容とに基づいて前記故障表示ランプと表示器の表示内容とで再現することを特徴とする。
この発明によれば、電力用保護リレー装置の操作表示パネルに、指定された事故履歴を選択表示する際に、事故発生当時の故障表示ランプの表示情報を含めたリレー内部情報も表示するので、事故発生当時のリレー状態を事故発生時そのままの状態で再現して表示することができるという効果を奏する。
以下に図面を参照して、この発明にかかる事故履歴表示装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による電力用保護リレー装置が備える事故履歴表示装置の構成を示すブロック図である。図2は、図1に示すリレー事故履歴記録領域に格納される事故履歴の一例を示す図である。図3は、電力用保護リレー装置が備える操作表示パネルの構成例を示す正面図である。
図1に示すように、この実施の形態1による事故履歴表示装置1aは、パネル釦操作検出部2と、操作判定部3と、表示制御部4と、表示情報取得部5と、リレー事故履歴記録領域6とを備える。表示制御部4が表示制御を行うLED7と表示器(以降、「LCD」と記す)8は、図3に示すように操作表示パネル19に配置されているものである。操作表示パネル19には、操作釦9も配置されている。パネル釦操作検出部2は、この操作釦9の操作を検出する。
図3に示すように、操作表示パネル19には、LED7として、RUN(運転)表示用LEDの他に、ALARM、TRIP、OC1PF、OC1EFなど、多数の故障表示用LEDが配置されている。また、操作釦9は、LCD8に対する指示を入力するもので、例えば、矢印が上下左右に向いた4つのシフトキーと、その中央に配置されるエンターキーEと、SETキーと、クリアキーCとで構成される。このクリアキーCは、点灯LEDを消灯させるリセットキーとしても用いられる。
LCD8には、エンターキーEの操作によって、FAULT RECが含まれるメニュー画面が表示される。そのメニュー画面において、シフトキーの操作によってFAULT RECを選択すると、多数ある現象番号の一覧、事故発生時刻の一覧が表示される。シフトキーの操作によってその一覧の中の1つを選択し、SETキーを操作すると、選択が確定する。
操作判定部3は、パネル釦操作検出部2が検出するこれらの操作釦9の操作内容を判定する。操作判定部3は、判定結果として、パネル釦操作検出部2から取得したSETキーの操作が行われて確定した現象番号或いは事故発生時刻を表示情報取得部5に出力し、SETキーの操作が行われるまでにパネル釦操作検出部2から取得したキー操作内容は、図1では示してないが、表示制御部4に出力するようになっている。
リレー事故履歴記録領域6は、当該電力用保護リレー装置が備える記憶装置内に特定した記録領域である。リレー事故履歴記録領域6は、図2に示すように、多数の事故履歴記録領域#1〜#nに区分され、それぞれに、事故発生時の各種のリレー内部情報(12〜17)が、現象番号10、或いは、事故発生時刻11によって選択指定できるように格納されている。表示情報取得部5には、操作判定部3から、この現象番号10或いは事故発生時刻11が通知される。
リレー内部情報(12〜17)を簡単に説明する。リレー起動要因12は、あるリレー要素が起動した時の要素を示す情報である。リレー動作時のLED情報13は、リレー動作時にLED7の中で点灯しているLEDと消灯しているLEDを示す表示情報である。整定情報14は、リレー動作時の整定情報である。DIデータ15は、リレー外部からの制御信号である。AIデータ16は、CTやPTが送電線から取り込んだ電流信号や電圧信号をディジタル化した信号である。ON/OFFデータ17は、リレー要素などの出力を示すデータ信号である。これらの中でリレー動作時のLED情報13と、整定情報14と、DIデータ15との3つは、この実施の形態にて追加したリレー内部情報である。
次に、図1〜図3を参照して図4に沿って事故履歴表示動作を説明する。図4は、図1に示す事故履歴表示装置の表示動作を説明するフロー図ある。図4において、ST1では、操作判定部3は、パネル釦操作検出部2から取得したキー操作内容に、事故履歴の表示指定があるか否かを判断する。その結果、事故履歴の表示指定があると(ST1:Yes)、操作判定部3は、指定された事故履歴を特定する現象番号10或いは事故発生時刻11を表示情報取得部5に出力する(ST2)。
表示情報取得部5は、操作判定部3から受け取った現象番号10或いは事故発生時刻11に基づきリレー事故履歴記録領域6から指定された事故履歴のリレー内部情報(12〜17)を読み出し、表示制御部4に出力する(ST3)。ここでは、表示情報取得部5は、リレー起動要因12からON/OFFデータ17までを一つずつ読み出して表示制御部4に出力する(ST4)としている。
これによって、操作表示パネル19では、LED7とLCD8とに、ユーザが指定した事故の発生当時におけるリレー動作情報が事故発生時そのままの状態で再現して表示される。
このように、実施の形態1によれば、操作表示パネルに指定された事故履歴を選択表示する際に、事故発生当時のLED表示情報を含めたリレー内部情報も表示するので、事故発生当時のリレー状態を事故発生時そのままの状態で再現して表示することができる。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2による電力用保護リレー装置が備える事故履歴表示装置の構成を示すブロック図である。なお、図5では、図1(実施の形態1)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態2に関わる部分を中心に説明する。
リレー事故履記録歴領域6は、新しいリレー動作が発生すると、その新しい事故履歴が過去の事故履歴に上書き保存されるので、実施の形態1に示した構成では、次のリレー動作が発生するまでは、過去の事故履歴を再現表示できるが、次のリレー動作が発生した後では、過去のリレー動作時を再現表示させることができなくなる。
そこで、図5に示すように、この実施の形態2による事故履歴表示装置1bでは、図1(実施の形態1)に示した構成において、表示情報取得部5がアクセスするリレー事故履歴保存領域21が追加されている。このリレー事故履歴保存領域21もリレー事故履記録歴領域6と同様に、当該電力用保護リレー装置が備える記憶装置内の特定した記録領域である。
次に、図5を参照しつつ図6に沿って、動作を説明する。図6は、図5に示す事故履歴表示装置の表示動作を説明するフロー図である。図6において、ST10では、操作判定部3は、パネル釦操作検出部2から取得したキー操作内容に、事故履歴の保存指定があるか否かを判断する。その結果、事故履歴の保存指定があると(ST10:Yes)、操作判定部3は、指定された保存事故履歴を特定する現象番号10或いは事故発生時刻11を表示情報取得部5に出力する(ST11)。
表示情報取得部5は、操作判定部3から受け取った現象番号10或いは事故発生時刻11に基づきリレー事故履歴記録領域6から指定された保存事故履歴を読み出し、リレー事故履歴保存領域21に転送して保存する(ST12)。
その後、操作判定部3は、パネル釦操作検出部2から取得したキー操作内容に、保存指定された事故履歴の表示指定があるか否かを判断する(ST13)。その結果、保存事故履歴の表示指定があると(ST13:Yes)、操作判定部3は、指定された保存事故履歴を特定する現象番号10或いは事故発生時刻11を表示情報取得部5に出力する(ST14)。
表示情報取得部5は、操作判定部3から受け取った現象番号10或いは事故発生時刻11に基づきリレー事故履歴保存領域21から指定された事故履歴のリレー内部情報(12〜17)を読み出し、表示制御部4に出力する(ST15)。
このように、実施の形態2によれば、新しい事故履歴が上書きされては困るような残したい事故履歴をユーザが指定すると、別に設けたリレー事故履歴保存領域にその残したい事故履歴を保存するので、新しいリレー動作が発生しても、過去のリレー動作時を再現表示させることができる。
実施の形態3.
図7は、この発明の実施の形態3による電力用保護リレー装置が備える事故履歴表示装置の構成を示すブロック図である。なお、図7では、図1(実施の形態1)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態3に関わる部分を中心に説明する。
この実施の形態3では、複数回の再閉路が行われた場合の該当LEDの履歴表示について示す。図7に示すように、この実施の形態3による事故履歴表示装置1cでは、図1(実施の形態1)に示した構成において、事故検出部25とリレー内部情報取得部26とが追加して示されている。
事故検出部25は、当該電力用保護リレー装置が備える機能部であり、事故発生36を検出すると、Trip信号を図示しない遮断器へ出力する。すると、図3に示したTRIP用LEDなど当該事故発生36に関連するLEDが点灯する。
リレー内部情報取得部26は、事故検出部25が事故発生36を検出すると、リレー動作時のリレー内部情報(図2に示した12〜17)を取得し、それをリレー事故履歴記録領域6に書き込む構成を有している。
ここで、複数回の再閉路が行われる事故発生について簡単に説明する。図8は、再閉路が行われる系統事故を説明する電力系統の構成例を示す図である。図8(a)は、通常運転時の電力系統構成を示し、図8(b)は、系統故障発生時の電力系統構成を示す。図8において、発電機31には、送電線35が接続され、この送電線35には、遮断器32,33,34が設けられている。
例えば、遮断器33,34の間の送電線で地絡事故36が発生すると、遮断器33,34の直近に設けられている電力用保護リレー装置が地絡事故36の発生を検出し、その電力用保護リレー装置から出力されるTrip信号が遮断器33,34に伝達され、図8(b)に示すように、遮断器33,34が開路して、事故発生区間の送電を遮断する。
そして、遮断器33,34の直近に設けられている電力用保護リレー装置は、事故発生後短時間のうちに、遮断器33,34を閉路して通常運転時の状態に戻すが、その時に地絡事故36が継続している場合は、再度、電力用保護リレー装置からTrip信号が出力され、遮断器33,34が開路して、事故発生区間の送電を遮断する。地絡事故36が継続している場合は、このように、複数回の再閉路が行われる。
図9は、再閉路が行われる場合のTrip信号の遷移と図7に示す事故履歴表示装置1cによるTrip信号の履歴表示とを説明する図である。図9(a)では、2回の事故が発生した場合のTrip信号の遷移を示している。Trip1回目で出力されるTrip信号は故障相がAである場合のものであり、Trip2回目で出力されるTrip信号は故障相がBである場合のものである。この場合、Trip1回目とTrip2回目との時間間隔は、数10ms程度であるので、これを表示するLEDを確認する係員には、Trip2回目においては、故障相Aと故障相Bとが重なって視認され、区別できない。
これに対して、この実施の形態3では、図7に示したように、リレー内部情報取得部26が、事故検出部25の事故検出に応答して、Trip1回目、Trip2回目それぞれでのリレー動作時のリレー内部情報を取得し、リレー事故履歴記録領域6に書き込むようにしてあるので、図9(b)に示すように、ユーザが、Trip1回目を指定すると、故障相Aを表示し、Trip2回目を指定すると、故障相Bを表示することができるようになる。
このように、この実施の形態3によれば、複数回の再閉路が行われる事故発生に対しては、リレー動作毎の事象として事故履歴を表示させることができるので、事故内容の確認が容易に行えるようになる。
実施の形態4.
図10は、この発明の実施の形態4による電力用保護リレー装置が備える事故履歴表示装置の構成を示すブロック図である。この実施の形態4では、リレー動作時に点灯させたLEDの消し忘れを防止する構成例を示す。
図10に示すように、この実施の形態4による事故履歴表示装置1dは、LEDの消し忘れを防止する構成として、LED情報取得部40と、LED情報取得部40の出力が入力するLED表示情報判定部41とを備えている。表示制御部4は、LED表示情報判定部41からLEDを指定したリセット指令が入力される構成である。
次に、図10を参照しつつ図11に沿って、この実施の形態4による消し忘れ防止動作を説明する。図11は、図10に示す事故履歴表示装置の表示動作を説明するフロー図である。LED情報取得部40は、所定の周期で、操作表示パネル19のLED7に表示させるLED情報を収集し、その中に、点灯しているLEDがある場合に、そのLED情報をLED表示情報判定部41に出力する。
そうすると、図11において、LED表示情報判定部41は、まず、LED情報取得部40が取得したLED情報の中に、所定時間継続して点灯しているLEDの存在有無を調べる(ST17)。点灯時間が所定時間を超えていない場合は(ST17:No)、何もせず次回の判定処理に移行するが、点灯時間が所定時間を超えている場合は(ST17:Yes)、次に、その点灯継続時間が許容できる最大時間(MAX時間)を超えているか否かを調べる(ST18)。
その結果、LED表示情報判定部41は、その点灯継続時間がMAX時間を超えない場合は(ST18:No)、何もせず次回の判定処理に移行するが、その点灯継続時間がMAX時間を超える場合は(ST18:Yes)、その点灯継続LEDを指定したリセット指令を表示制御部4に出力する。これによって、表示制御部4が、消し忘れて点灯を継続しているLEDを消灯させる(ST19)。
すなわち、前記したように、操作表示パネル19のLED7の点灯・消灯方式は、リレー動作要素がラッチされることで点灯し、そのラッチを係員によるリセットキーの操作でリセットすることで消灯する方式であるので、リレー動作時に点灯させたLEDを係員が消し忘れると、再度の事故発生表示の内容が不明となる。
これに対して、この実施の形態4によれば、リレー動作時に点灯させたLEDを、係員が消灯させなくとも、数時間後に自動的に消灯するので、再度の事故発生表示が可能になる。そして、自動的に消灯させたLEDでも、前に記録されたLED情報は事故履歴記録領域7に保存してあるので、支障なく再現表示ができる。
実施の形態5.
図12は、この発明の実施の形態5による電力用保護リレー装置が備える事故履歴表示装置の構成を示すブロック図である。なお、図12では、図1(実施の形態1)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態5に関わる部分を中心に説明する。
この実施の形態5では、ユーザが指定する事故履歴の表示中に生じたリレー動作によるリレー内部情報の操作表示パネル19への表示方法(その1)を説明する。
図12に示すこの実施の形態5による事故履歴表示装置1eは、図1(実施の形態1)に示した構成において、リレー内部情報取得保存部45が追加され、符号を変えた表示情報取得部46が設けられている。
リレー内部情報取得保存部45は、当該電力用保護リレー装置が備えている機能部であり、当該電力用保護リレー装置内に生じたリレー動作によるリレー内部情報(図2に示した12〜17)を収集保存する。
表示情報取得部46は、図1(実施の形態1)に示した表示情報取得部5の機能に加えて、事故履歴記録領域6にアクセスして表示指定された事故履歴の表示を行っている最中に、リレー内部情報取得保存部45にリレー内部情報が保存されているか否かを調べる機能と、リレー内部情報が保存されている場合に表示指定された事故履歴の表示終了後、直ちに、アクセス対象をリレー内部情報取得保存部45に切り替えて実行する機能とが追加されている。
次に、図12を参照しつつ図13に沿って、この実施の形態5による事故履歴表示動作を説明する。図13は、図12に示す事故履歴表示装置の表示動作を説明するフロー図である。
図13において、表示情報取得部46による表示指定された事故履歴の表示中(ST21:Yes)は、リレー動作が発生しても、そのリレー内部情報は収集されるが、その収集したリレー内部情報を直ちに事故履歴記録領域6に書き込むことができないので、その発生したリレー動作に関わるリレー内部情報は、リレー内部情報取得保存部45に保存される(ST22)。
表示情報取得部46は、事故履歴記録領域6にアクセスして表示指定された事故履歴の表示を終了した際(ST23:Yes)、リレー内部情報取得保存部45に、当該事故履歴の表示中に生じたリレー動作によるリレー内部情報が保存されている場合は、表示指定された事故履歴の表示動作を終了すると、直ちにアクセス対象をリレー内部情報取得保存部45に切り替えて、リレー内部情報取得保存部45から、表示指定された事故履歴の表示中に生じたリレー動作によるリレー内部情報を取得して表示制御部4に出力する(ST24)。
この実施の形態5によれば、ユーザが指定する事故履歴の表示中に新たな事故が発生した場合、操作表示パネルに、ユーザが指定する事故履歴の表示終了後であるが、その新たな事故発生によるリレー内部情報を確実に再現表示できるので、漏れなく事故内容の確認を行うことができる。
実施の形態6.
図14は、この発明の実施の形態6による電力用保護リレー装置が備える事故履歴表示装置の構成を示すブロック図である。なお、図14では、図1(実施の形態1)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態6に関わる部分を中心に説明する。
この実施の形態6では、ユーザが指定する事故履歴の表示中に生じたリレー動作によるリレー内部情報の操作表示パネル19への表示方法(その2)を説明する。
図14に示すこの実施の形態6による事故履歴表示装置1fは、図1(実施の形態1)に示した構成において、事故検出部25とリレー内部情報取得保存部45が追加され、符号を変えた表示情報取得部48が設けられている。
事故検出部25とリレー内部情報取得保存部45は、前記したように、当該電力用保護リレー装置が備えている機能部である。表示情報取得部48は、図1(実施の形態1)に示した表示情報取得部5の機能に加えて、事故履歴記録領域6にアクセスして表示指定された事故履歴の表示を行っている最中に、事故検出部25から事故発生通知が入力されると、直ちに、アクセス対象をリレー内部情報取得保存部45に切り替えて実行する機能が追加されている。
次に、図14を参照しつつ図15に沿って、この実施の形態6による事故履歴表示動作を説明する。図15は、図14に示す事故履歴表示装置の表示動作を説明するフロー図である。
図15において、表示情報取得部48による表示指定された事故履歴の表示中(ST30:Yes)に、表示情報取得部48は、事故検出部25から事故発生通知を受けたときは(ST31:Yes)、当該表示指定された事故履歴の表示を中止し(ST32)、直ちに、アクセス対象をリレー内部情報取得保存部45に切り替えて、リレー内部情報取得保存部45から新たなリレー動作によるリレー内部情報を取得して表示制御部4に出力する(ST33)。
この実施の形態6によれば、ユーザが指定する事故履歴の表示中に新たな事故が発生した場合、操作表示パネルに、直ちに、その新たな事故発生によるリレー内部情報を再現表示できるので、リアルタイムに事故内容の確認を行うことができる。
以上のように、この発明にかかる事故履歴表示装置は、電力用保護リレー装置の操作表示パネルに、指定された事故履歴を選択表示する際に、指定された事故の発生当時におけるリレー状態を事故発生時そのままの状態で再現して表示することのできる事故履歴表示装置として有用である。
この発明の実施の形態1による電力用保護リレー装置が備える事故履歴表示装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すリレー事故履歴記録領域に格納される事故履歴の一例を示す図である。 電力用保護リレー装置が備える操作表示パネルの構成例を示す正面図である。 図1に示す事故履歴表示装置の表示動作を説明するフロー図ある。 この発明の実施の形態2による電力用保護リレー装置が備える事故履歴表示装置の構成を示すブロック図である。 図5に示す事故履歴表示装置の表示動作を説明するフロー図である。 この発明の実施の形態3による電力用保護リレー装置が備える事故履歴表示装置の構成を示すブロック図である。 再閉路が行われる系統事故を説明する電力系統の構成例を示す図である。 再閉路が行われる場合のTrip信号の遷移と図7に示す事故履歴表示装置によるTrip信号の履歴表示とを説明する図である。 この発明の実施の形態4による電力用保護リレー装置が備える事故履歴表示装置の構成を示すブロック図である。 図10に示す事故履歴表示装置の表示動作を説明するフロー図である。 この発明の実施の形態5による電力用保護リレー装置が備える事故履歴表示装置の構成を示すブロック図である。 図12に示す事故履歴表示装置の表示動作を説明するフロー図である。 この発明の実施の形態6による電力用保護リレー装置が備える事故履歴表示装置の構成を示すブロック図である。 図14に示す事故履歴表示装置の表示動作を説明するフロー図である。
符号の説明
1a,1b,1c,1d,1e,1f 事故履歴表示装置
2 パネル釦操作検出部
3 操作判定部
4 表示制御部
5,46,48 表示情報取得部
6 リレー事故履歴記録領域
7 故障表示ランプ(LED)
8 表示器(LCD)
9 操作釦
19 操作表示パネル
21 リレー事故履歴保存領域
25 事故検出部
26 リレー内部情報取得部
40 LED情報取得部
41 LED表示情報判定部
45 リレー内部情報取得保存部

Claims (6)

  1. 電力用保護リレー装置のリレーが検出した系統事故履歴に対応するリレー内部情報を事故履歴記録領域に記憶する記憶部と、
    操作表示パネルで行われた釦操作の内容を判定する釦操作判定部と、
    前記釦操作判定部の判定結果が系統事故履歴の表示指定である場合に、表示指定された系統事故履歴に対応するリレー内部情報を、前記事故履歴記録領域内から取得する表示情報取得部と、
    前記表示情報取得部が取得したリレー内部情報を前記操作表示パネルが備える故障表示ランプと表示器とに表示する制御を行う表示制御部と、
    を備え、
    前記リレー内部情報は、系統事故時における、前記故障表示ランプの点灯状態に関する点灯情報と表示器の表示内容とを含み、
    前記表示制御部は、前記リレー内部情報を表示する際に、前記系統事故を検出した時の故障表示ランプの点灯状態と表示器の表示内容とを、前記点灯情報と表示器の表示内容とに基づいて前記故障表示ランプと表示器の表示内容とで再現することを特徴とする事故履歴表示装置。
  2. 前記表示情報取得部は、前記釦操作判定部の判定結果が系統事故履歴の保存指定である場合、該保存指定された系統事故履歴を前記事故履歴記録領域から取得して、前記記憶部内の前記事故履歴記録領域とは別の記憶領域である事故履歴保存領域に転送保存することを特徴とする請求項1に記載の事故履歴表示装置。
  3. 前記表示情報取得部は、前記釦操作判定部の判定結果が複数回の再閉路が行われた系統事故のいずれか1つの系統事故を指定した系統事故履歴の表示指定である場合、指定された系統事故履歴対応するリレー内部情報を前記事故履歴記録領域から取得して前記表示制御部に出力することを特徴とする請求項1に記載の事故履歴表示装置。
  4. 前記リレー内部情報の表示中に新たな系統事故が発生すると、前記新たな系統事故履歴に対応する新たなリレー内部情報を保存しておくリレー内部情報取得保存部をさらに備え、
    前記リレー内部情報取得保存部に前記新たなリレー内部情報が保存されている場合は、前記表示情報取得部は、前記事故履歴記録領域にアクセスして取得した系統事故履歴の表示が終了すると、直ちにアクセス対象を切り替えて前記リレー内部情報取得保存部から前記新たなリレー内部情報を取得し前記表示制御部に出力することを特徴とする請求項1に記載の事故履歴表示装置。
  5. 前記リレー内部情報の表示中に新たな系統事故が発生すると、前記新たな系統事故履歴に対応する新たなリレー内部情報を保存しておくリレー内部情報取得保存部をさらに備え、
    前記表示情報取得部は、前記事故履歴記録領域にアクセスして取得した系統事故履歴の表示中に新たな系統事故が発生すると、表示中のリレー内部情報の出力を中止し、直ちにアクセス対象を切り替えて前記リレー内部情報取得保存部から新たなリレー内部情報を取得し前記表示制御部に出力することを特徴とする請求項1に記載の事故履歴表示装置。
  6. 前記操作表示パネルにおいて点灯している故障表示ランプの点灯状態を取得する故障表示ランプ表示情報取得部と、
    前記故障表示ランプ表示情報取得部が取得した点灯情報に基づいて、点灯している故障表示ランプの中で予め定めた時間を超えて継続点灯している故障表示ランプの有無を判定し、予め定めた時間を超えて継続点灯している故障表示ランプが存する場合は該故障表示ランプの消灯指令を前記表示制御部に出力する故障表示ランプ表示情報判定部と、
    をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の事故履歴表示装置。
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