JP5182134B2 - 核医学診断装置 - Google Patents

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Description

この発明は、放射性薬剤が投与された被検体から発生した放射線に基づいて被検体の核医学用データを求める核医学診断装置に係り、特に、被検体に対して連続的に走査して核医学用データを収集する技術に関する。
上述した核医学診断装置、すなわちECT(Emission Computed Tomography)装置として、PET(Positron Emission Tomography)装置を例に採って説明する。PET装置は、陽電子(Positron)、すなわちポジトロンの消滅によって発生する複数本のγ線を検出して複数個の検出器でγ線を同時に検出したときのみ被検体の断層画像を再構成するように構成されている。
具体的には、陽電子放出核種を含んだ放射性薬剤を被検体内に投与して、投与された被検体内から放出される511KeVの対消滅γ線を多数の検出素子(例えばシンチレータ)群からなる検出器で検出する。そして、2つの検出器で一定時間内にγ線を検出した場合に同時に検出したとして、それを一対の対消滅γ線として計数し、さらに対消滅発生地点を、検出した検出器対の直線上と特定する。このような同時計数情報を蓄積して再構成処理を行って、陽電子放出核種分布画像(すなわち断層画像)を得る。
このPET装置では、放射性薬剤を被検体に投与した後、対象組織における薬剤蓄積の過程を経時的に測定することで、様々な生体機能の定量測定が可能である(例えば、特許文献1参照)。したがって、PET装置によって得られる断層画像は機能情報を有する。
被検体の全身など広い範囲を対象とするPET装置では、従来では、被検体を載置した天板を一定の速度で移動させることで、被検体に対して連続的に走査して、放射性薬剤が投与された被検体から発生したγ線に基づくデータ(投影データ)を収集する。収集されたデータを順次に再構成処理して断層画像を順次に得ることで、核医学診断(検査)中にデータ収集を行いながら、被検体の投影データや断層画像といった診断データ(核医学用データ)を順次に得て、操作者に確認用の画像を随時に提供することができる。診断データの収集を行いながら、モニタに順次に出力表示される画像を見ることで、診断データを予め確認することができる。
特開2007−155432号公報
しかしながら、出力表示される画像を操作者は継続的に注視する必要があるので、他の作業を並行して行うのは難しい。また、注目して観察したい診断データがあった場合も、順次に表示されて、画像の出力表示が更新されてしまう。逆に、注目して観察したい診断データがあった場合、その診断データに基づく画像を出力表示させると、その後に得られるべき画像の出力表示が停止してしまう。したがって、核医学診断(検査)の効率が低下してしまう。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、注目すべき画像を出力表示しつつ核医学診断の効率を向上させることができる核医学診断装置を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、放射性薬剤が投与された被検体から発生した放射線に基づいて被検体の核医学用データを求める核医学診断装置であって、前記放射線に基づいて前記被検体の透過像を取得する透過像取得手段と、前記放射線に基づいて前記被検体の断層画像を取得する断層画像取得手段と、前記透過像取得手段で取得された前記透過像をデータ収集中に連続的に出力表示する透過像出力表示手段と、前記透過像の出力結果に基づいて所定のフレームを選択するフレーム選択手段と、前記断層画像取得手段で取得された前記断層画像について、前記フレーム選択手段で選択されたフレームでの前記断層画像を出力表示する断層画像出力表示手段とを備えることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、放射性薬剤が投与された被検体から発生した放射線に基づいて、断層画像取得手段は被検体の断層画像を取得するとともに、透過像取得手段は被検体の透過像を取得する。そして、透過像取得手段で取得された透過像をデータ収集中に透過像出力表示手段は連続的に出力表示する。一方、注目すべき画像がないかを確認する目安として、透過像出力表示手段で連続的に出力表示された透過像が用いられる。透過像は、注目すべき画像がないかを確認する目安とするのに適しており、その透過像の出力結果に基づいて所定のフレームをフレーム選択手段は選択する。そして、断層画像取得手段で取得された断層画像について、フレーム選択手段で選択されたフレームでの断層画像を断層画像出力表示手段は出力表示する。このように、透過像出力表示手段で連続的に出力表示された透過像に注目すべき所見があったとすると、その透過像の出力結果に基づいて所見があったフレームが選択されて、その所見があったフレームでの断層画像を断層画像出力表示手段は出力表示するので、注目すべき断層画像を出力表示しつつ、透過像の方も透過像出力表示手段は連続的に出力表示することができる。その結果、透過像の出力表示が停止することなく、注目すべき画像を出力表示しつつ核医学診断の効率を向上させることができる。
本明細書中では透過像は、同時計数で得られた投影データの他に、後述するMIP画像も含まれると定義づける。したがって、上述した発明において、透過像は、放射線の投影方向に沿った複数の画素の画素値のうち、最大値の画素を抽出して投影像を作成する最大値投影法(MIP: Maximum Intensity Projection)によって得られる画像(MIP画像)であってもよい(請求項2に記載の発明)。この最大値投影法(以下、「MIP」と略記する)によって得られるMIP画像は、投影方向(深さ方向)の情報が加味された透過像となるので、注目すべき所見の有無を確認するのにMIP画像は最適である。もちろん、透過像出力表示手段による連続的な出力表示の対象となる透過像は、上述したMIPによって得られるMIP画像に限定されない。上述した投影データ(請求項3に記載の発明)であってもよいし、最小値投影法(Min IP: Minimum Intensity Projection)や累積加算平均法などのように投影方向に沿った複数の画素の画素値に対して演算処理を施して投影像を作成する手法によって得られる画像であってもよい。
上述したこれらの発明では、フレーム選択手段でフレームが選択されていないとき、断層画像出力表示手段は、断層画像を連続的に出力表示し、フレーム選択手段でフレームが選択されたときに、断層画像出力表示手段は、断層画像の連続的な出力表示を停止して、フレーム選択手段で選択されたフレームでの断層画像を出力表示するのが好ましい(請求項4に記載の発明)。このように、透過像出力表示手段のみならず、断層画像出力表示手段も連続的な出力表示を行うことで、注目すべき所見がないとき、すなわちフレームが選択されていないときには断層画像に対する連続的な出力表示を行うことができ、操作者に透過像のみならず断層画像も随時に提供することができる。そして、注目すべき所見があったとき、すなわちフレームが選択されたときには断層画像の連続的な出力表示を停止して、選択されたフレームでの断層画像を出力表示するので、注目すべき所見があったときには注目すべき断層画像を出力表示しつつ、注目すべき所見がないときには操作者に透過像のみならず断層画像も随時に提供することができる。
上述した請求項4に記載の発明において、以下のように構成するのがより好ましい。すなわち、1つの画面を共有するように透過像出力表示手段および断層画像出力表示手段を構成し、断層画像出力表示手段は、上述の画面の所定領域に断層画像を出力表示するとともに、透過像出力表示手段は、画面の別領域に透過像を出力表示するのがより好ましい(請求項5に記載の発明)。このように構成することで、1つの画面で断層画像および透過像をともに出力表示することができ、1つの画面のみに注視することができる。もちろん、請求項5に記載の発明のように必ずしも1つの画面を共有する必要はなく、別々の画面で透過像出力表示手段および断層画像出力表示手段をそれぞれ構成してもよい(請求項6に記載の発明)。
また、請求項4に記載の発明のように、フレーム選択手段でフレームが選択されていないとき、断層画像出力表示手段は、必ずしも断層画像を連続的に出力表示する必要はない。フレーム選択手段でフレームが選択されていないとき、断層画像出力表示手段は、断層画像を出力表示せずに、フレーム選択手段でフレームが選択されたときのみ、断層画像出力表示手段は、フレーム選択手段で選択されたフレームでの断層画像を出力表示してもよい(請求項7に記載の発明)。
この発明に係る核医学診断装置によれば、透過像取得手段で取得された透過像をデータ収集中に透過像出力表示手段は連続的に出力表示し、透過像の出力結果に基づいて所定のフレームをフレーム選択手段は選択し、断層画像取得手段で取得された断層画像について、フレーム選択手段で選択されたフレームでの断層画像を断層画像出力表示手段は出力表示する。このように、透過像出力表示手段で連続的に出力表示された透過像に注目すべき所見があったとすると、その透過像の出力結果に基づいて所見があったフレームが選択されて、その所見があったフレームでの断層画像を断層画像出力表示手段は出力表示するので、注目すべき画像を出力表示しつつ核医学診断の効率を向上させることができる。
実施例に係るPET(Positron Emission Tomography)装置の側面図およびブロック図である。 最大値投影法(MIP)の説明に供する各画素の模式図である。 出力部のモニタによる出力表示態様の一例を示した図である。 (a)、(b)は、モード切替ボタンを押下する場合におけるデータの流れを示した模式図である。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
図1は、実施例に係るPET(Positron Emission Tomography)装置の側面図およびブロック図である。なお、本実施例では、核医学診断装置として、PET装置を例に採って説明する。
本実施例に係るPET装置は、図1に示すように、被検体Mを載置する天板1を備えている。この天板1は、上下に昇降移動、被検体Mの体軸Zに沿って平行移動するように構成されている。このように構成することで、天板1に載置された被検体Mは、後述するガントリ2の開口部2aを通って、頭部から順に腹部、足部へと走査されて、被検体Mの投影データや断層画像といった診断データを得る。また、本実施例では、MIP画像のような診断データも得る。この診断データは、この発明における核医学用データに相当する。
天板1の他に、本実施例に係るPET装置は、開口部2aを有したガントリ2と、互いに近接配置された複数個のシンチレータブロック(図示省略)と複数個のフォトマルチプライヤ(図示省略)とで構成されるγ線検出器3を備えている。γ線検出器3は、被検体Mの体軸Z周りを取り囲むようにしてリング状に配置されており、ガントリ2内に埋設されている。フォトマルチプライヤは、シンチレータブロックよりも外側に配設されている。シンチレータブロックの具体的な配置としては、例えば、被検体Mの体軸Zと平行な方向にはシンチレータブロックが2個並び、被検体Mの体軸Z周りにはシンチレータブロックが多数個並ぶ形態が挙げられる。γ線検出器3は後述するエミッションデータを収集する。
また、点線源4と後述する吸収補正データ(『トランスミッションデータ』とも呼ばれる)を収集するためのγ線検出器5を備えている。吸収補正データ用のγ線検出器5は、エミッションデータを収集するためのγ線検出器3と同様にシンチレータブロック(図示省略)とフォトマルチプライヤ(図示省略)とで構成されている。点線源4は、被検体Mに投与する放射性薬剤、すなわち放射性同位元素(RI)と同種の放射線(本実施例ではγ線)を照射させる線源であって、被検体Mの外部に配設されている。点線源4は、ガントリ2内に埋設されている。点線源4は被検体Mの体軸Z周りに回転する。
その他にも、本実施例に係るPET装置は、天板駆動部6とコントローラ7と入力部8と出力部9と投影データ導出部10と吸収補正データ導出部11と吸収補正部12と再構成部13とMIP画像取得部14とメモリ部15とを備えている。天板駆動部6は、天板1の上述した移動を行うように駆動する機構であって、図示を省略するモータなどで構成されている。
コントローラ7は、本実施例に係るPET装置を構成する各部分を統括制御する。コントローラ7は、中央演算処理装置(CPU)などで構成されている。
入力部8は、オペレータが入力したデータや命令をコントローラ7に送り込む。入力部8は、マウスやキーボードやジョイスティックやトラックボールやタッチパネルなどに代表されるポインティングデバイスで構成されている。出力部9はモニタなどに代表される表示部やプリンタなどで構成されている。
なお、本実施例では、図3に示すように、出力部9のモニタ9Aは、断層画像のうちアキシャル像を出力表示するアキシャル像表示領域9Bと、MIP画像を出力表示するMIP画像表示領域9Cと、フレームを選択する画像表示用スライダ8Aと、画素値に対応したモニタ9Aの輝度を調整する表示ウィンドウ調整用スライダ8Bと、後述するモニタモードまたは表示モードのいずれかに切り替えるモード切替ボタン8Cと、MIP画像を正面から表示するか、あるいは側面から表示するかを切り替えるMIP切替ボタン8Dと、出力表示を停止する停止ボタン8Eとからなる。画像表示用スライダ8A、表示ウィンドウ調整用スライダ8B、モード切替ボタン8C、MIP切替ボタン8Dおよび停止ボタン8Eは、入力部8の機能をも有する。モニタ9Aについては図3で後述する。
メモリ部15は、ROM(Read-only Memory)やRAM(Random-Access Memory)などに代表される記憶媒体で構成されている。本実施例では、投影データ導出部10や再構成部13やMIP画像取得部14で処理された診断データや、吸収補正データ導出部11で求められた吸収補正データについてはRAMに書き込んで記憶し、必要に応じてRAMから読み出す。ROMには、各種の核医学診断を行うためのプログラム等を予め記憶しており、そのプログラムをコントローラ7が実行することでそのプログラムに応じた核医学診断をそれぞれ行う。なお、本実施例では、メモリ部15は、所定フレーム数の断層画像を書き込んで記憶する断層画像メモリ部15Aと、所定フレーム数のMIP画像を書き込んで記憶するMIP画像メモリ部15Bとを備えている。
投影データ導出部10と吸収補正データ導出部11と吸収補正部12と再構成部13とMIP画像取得部14とは、例えば上述したメモリ部15などに代表される記憶媒体のROMに記憶されたプログラムあるいは入力部8などに代表されるポインティングデバイスで入力された命令をコントローラ7が実行することで実現される。
放射性薬剤が投与された被検体Mから発生したγ線をγ線検出器3のシンチレータブロックが光に変換して、変換されたその光をγ線検出器3のフォトマルチプライヤが光電変換して電気信号に出力する。その電気信号を画像情報(画素)として投影データ導出部10に送り込む。
具体的には、被検体Mに放射性薬剤を投与すると、ポジトロン放出型のRIのポジトロンが消滅することにより、2本のγ線が発生する。投影データ導出部10は、シンチレータブロックの位置とγ線の入射タイミングとをチェックし、被検体Mを挟んで互いに対向位置にある2つのシンチレータブロックでγ線が同時に入射したときのみ、送り込まれた画像情報を適正なデータと判定する。一方のシンチレータブロックのみにγ線が入射したときには、投影データ導出部10は、ポジトロンの消滅により生じたγ線ではなくノイズとして扱い、そのときに送り込まれた画像情報もノイズと判定してそれを棄却する。
投影データ導出部10に送り込まれた画像情報を投影データ(『エミッションデータ』とも呼ばれる)として、吸収補正部12に送り込む。吸収補正部12に送り込まれた投影データに、吸収補正データ導出部11から吸収補正部12に送り込まれた吸収補正データ(トランスミッションデータ)を作用させて、被検体Mの体内でのγ線の吸収を考慮した投影データに補正する。
なお、点線源4が被検体Mの体軸Zの周りを回転しながら被検体Mに向けてγ線を照射し、照射されたγ線を吸収補正データ用のγ線検出器5のシンチレータブロック(図示省略)が光に変換して、変換されたその光をγ線検出器5のフォトマルチプライヤ(図示省略)が光電変換して電気信号に出力する。その電気信号を画像情報(画素)として吸収補正データ導出部11に送り込む。
吸収補正データ導出部11に送り込まれた画像情報に基づいて吸収補正データを求める。吸収補正データ導出部11は、γ線吸収係数の分布データを吸収補正データとして求める。導出された吸収補正データは上述した吸収補正部12に送られる。
補正後の投影データを再構成部13に送り込み、一方でMIP画像取得部14にも送り込む。再構成部13がその投影データを再構成して、被検体Mの体内でのγ線の吸収を考慮した断層画像を求める。このように、吸収補正部12、再構成部13を備えることで、吸収補正データに基づいて投影データを補正するとともに、断層画像を補正する。補正された断層画像を、コントローラ7を介して出力部9やメモリ部15の断層画像メモリ部15Aに送り込む。本実施例では、断層画像としてアキシャル像を例に採って説明する。アキシャル像とは、被検体Mの体軸Zに直交する断層面(スライス面)ごとに得られる画像である。なお、断層画像としてアキシャル像に限定されず、天板1に対して平行な水平面ごとに得られるコロナル像や、鉛直面ごとに得られるサジタル像や、あるいは斜め方向からの断面ごとに得られる画像であってもよい。再構成部13は、この発明における断層画像取得手段に相当する。
MIP画像取得部14に送り込まれた補正後の投影データに基づいてMIP画像を求める。具体的なMIP画像の取得手法について、図2を参照して説明する。図2は、最大値投影法(MIP)の説明に供する各画素の模式図である。γ線の投影方向(深さ方向)に沿った複数の画素の画素値のうち、最大値の画素を抽出してMIP画像(投影像)を作成する。図2に示すように各投影方向の最大値を斜線のハッチングで図示すると、そのハッチングで示された最大値の画素を抽出して、その抽出された画素を投影面の画素とする。したがって、深さ方向の情報を有した画像が得られる。図1の説明に戻って、MIP画像取得部14で取得されたMIP画像を、コントローラ7を介して出力部9やメモリ部15のMIP画像メモリ部15Bに送り込む。MIP画像取得部14は、この発明における透過像取得手段に相当する。
次に、断層画像(アキシャル像)およびMIP画像の出力表示について、図3および図4を参照して説明する。図3は、出力部のモニタによる出力表示態様の一例を示した図であり、図4は、モード切替ボタンを押下する場合におけるデータの流れを示した模式図である。図3に示すように、モニタ9Aは、上述したようにアキシャル像表示領域9BとMIP画像表示領域9Cと画像表示用スライダ8Aと表示ウィンドウ調整用スライダ8Bとモード切替ボタン8CとMIP切替ボタン8Dと停止ボタン8Eとからなる。画像表示用スライダ8A、表示ウィンドウ調整用スライダ8B、モード切替ボタン8C、MIP切替ボタン8Dおよび停止ボタン8Eは、入力部8の機能としてタッチパネルの機能をも有し、操作者がこれらのスライダやボタンなどをモニタ9A上で触れることで入力することが可能である。もちろん、これらのスライダやボタンなどがタッチパネルの機能を有さずに、タッチパネル以外のポインティングデバイスで構成された入力部8がこれらのスライダにポインタを合わせてドラッグ、あるいはこれらのボタンにポインタを合わせてクリックするように構成してもよい。
ところで、本明細書中では、データ処理を行いながら順次に処理される画像を連続的に出力表示するモードを「モニタモード」と定義づけるとともに、任意のフレームでの画像を出力表示するモードを「表示モード」と定義づける。この表示モードでは、画像の連続的な出力表示(すなわち画像の表示更新)を停止し、任意のフレームでの画像を出力表示する。本実施例では、MIP画像の出力表示はモニタモードで常に動作し、アキシャル像の出力表示は普段ではモニタモードで動作し、画像表示用スライダ8B、モード切替ボタン8Cによってフレームが選択されたときに、アキシャル像の出力表示は表示モードで動作する。
モニタ9Aの左領域に断層画像としてアキシャル像を出力表示するアキシャル像表示領域9Bを設け、モニタ9Aの左領域とは別の右領域にMIP画像を出力表示するMIP画像表示領域9Cを設ける。MIP画像表示領域9Cは上述したモニタモードで常に動作し、MIP画像を連続的に出力表示する。アキシャル像表示領域9Bは上述したモニタモードで普段では動作し、アキシャル像を連続的に出力表示する。画像表示用スライダ8A、モード切替ボタン8Cによってフレームが選択されたときに、アキシャル像表示領域9Bは上述した表示モードで動作し、選択されたフレームでのアキシャル像を出力表示する。なお、MIP画像表示領域9Cに表示されるカーソルCは、アキシャル像の表示位置(スライス位置)を表しており、被検体Mの走査が進むにつれて、MIP画像に対してカーソルCは移動する。したがって、カーソルCの位置で走査がどの程度進行したのかを確認することができる。アキシャル像表示領域9Bは、この発明における断層画像出力表示手段に相当し、MIP画像表示領域9Cは、この発明における透過像出力表示手段に相当する。
画像表示用スライダ8Aは、断層画像メモリ部15AやMIP画像メモリ部15Bに格納される所定フレーム数から任意のフレームを選択するように構成されている。例えば、画像表示用スライダ8Aにおいて、右方向にスライドさせると時間的に後の方のフレームを選択し、左方向にスライドさせると時間的に前の方のフレームを選択する。一方、モード切替ボタン8Cは、モニタモードまたは表示モードのいずれかに切り替える。モニタモードで動作しているときに、MIP画像に注目すべき所見があったとすると、モード切替ボタン8Cを押下することで表示モードに切り替え、押下のタイミングでMIP画像表示領域9Cで出力表示された最新のフレームでのMIP画像に対応して、最新のフレームを選択するように構成されている。なお、上述したカーソルCにポインタを合わせてドラッグすることで任意のフレームを選択するように構成してもよい。このように画像表示用スライダ8A、モード切替ボタン8Cで選択されたフレームでのアキシャル像をアキシャル像表示領域9Bは出力表示する。画像表示用スライダ8Aおよびモード切替ボタン8Cは、この発明におけるフレーム選択手段に相当する。
表示ウィンドウ調整用スライダ8Bは、アキシャル像やMIP画像の画素値に対応したモニタ9Aの輝度を調整することで、アキシャル像表示領域9Bで出力表示されるアキシャル像やMIP画像表示領域9Cで出力表示されるMIP画像の閲覧を見やすくする。例えば、表示ウィンドウ調整用スライダ8Bにおいて、右方向にスライドさせると輝度を全体的に上げて、左方向にスライドさせると輝度を全体的に下げる。MIP切替ボタン8Dは、MIP画像を正面から表示するか、あるいは側面から表示するかを切り替える。MIP画像は図2を使って説明した通り、データの参照方向(投影方向)により投影データが異なるので、このボタンを操作してMIP画像の方向を切り替えることで、2方向からの投影データを確認することができる。例えば、MIP切替ボタン8Dを1回押してMIP切替ボタン8D中の右窓にあるLEDが点灯しているときには正面からMIP画像を出力表示し、さらにMIP切替ボタン8Dを1回押下してMIP切替ボタン8D中の右窓にあるLEDが消灯しているときには側面からMIP画像を出力表示する。停止ボタン8Eは、アキシャル像やMIP画像の出力表示を強制的に停止する。
モード切替ボタン8Cを押下する場合におけるデータの流れについて説明する。モニタモードで動作しているときには、図4(a)に示すように、再構成部13で取得されたアキシャル像を、コントローラ7(図1を参照、図4では図示省略)を介して、断層画像メモリ部15Aに一旦送り込んで書き込んで記憶する。断層画像メモリ部15Aには有限数のフレーム分のアキシャル像が格納される。図4では、1フレーム、…kフレーム、…nフレーム(1≦k≦n)の順にn枚のフレームのアキシャル像が順次に書き込まれ、もしn枚のフレームのデータが満杯の場合には最古のフレームでのアキシャル像が破棄され、最新のフレームでのアキシャル像がnフレームでのアキシャル像として新たに書き込まれる。そして、最新のフレームnでのアキシャル像を断層画像メモリ部15Aから読み出して、コントローラ7(図1を参照、図4では図示省略)を介して、出力部9のモニタ9Aのアキシャル像表示領域9Bは、最新のフレームnでのアキシャル像を出力表示する。断層画像メモリ部15Aでは、最新のフレームnでのアキシャル像が書き込み・読み出し毎に順次に更新されるので、モニタモードではアキシャル像表示領域9Bは最新のフレームnでのアキシャル像を連続的に出力表示する。最新のフレームnでのアキシャル像を、図4(a)では斜線のハッチングで図示する。
同様に、モニタモードで動作しているときには、図4(a)に示すように、MIP画像取得部14で取得されたMIP画像を、コントローラ7(図1を参照、図4では図示省略)を介して、MIP画像メモリ部15Bに一旦送り込んで書き込んで記憶する。断層画像メモリ部15Aと同様に、MIP画像メモリ部15Bには有限数(断層画像メモリ部15Aと同数のn枚)のフレーム分のMIP画像が格納される。図4では、1フレーム、…kフレーム、…nフレーム(1≦k≦n)の順にn枚のフレームのMIP画像が順次に書き込まれ、もしn枚のフレームのデータが満杯の場合には最古のフレームでのMIP画像が破棄され、最新のフレームでのMIP画像フレームnでのMIP画像が新たに書き込まれる。そして、最新のフレームnがnフレームでのMIP画像として新たに書き込まれる。そして、最新のフレームnでのMIP画像をMIP画像メモリ部15Bから読み出して、コントローラ7(図1を参照、図4では図示省略)を介して、出力部9のモニタ9AのMIP画像表示領域9Cは、最新のフレームnでのMIP画像を出力表示する。MIP画像メモリ部15Bでは、最新のフレームnでのMIP画像が書き込み・読み出し毎に順次に更新されるので、モニタモードではMIP画像表示領域9Cは最新のフレームnでのMIP画像を連続的に出力表示する。同様に、最新のフレームnでのMIP画像を、図4(a)では斜線のハッチングで図示する。
モニタモードで動作しているときにモード切替ボタン8Cを押下すると、モニタ9AのMIP画像表示領域9Cはモニタモードで動作し続けるが、モニタ9Aのアキシャル像表示領域9Bは表示モードで動作する。このとき、図4(b)に示すように、表示モードであっても、断層画像メモリ部15AやMIP画像メモリ部15Bへのデータの書き込みは、図4(a)のモニタモードと同様に行われる。すなわち、再構成部13で取得されたアキシャル像を、1フレーム、…kフレーム、…nフレーム(1≦k≦n)の順に断層画像メモリ部15Aに書き込み、MIP画像取得部14で取得されたMIP画像を、1フレーム、…kフレーム、…nフレーム(1≦k≦n)の順にMIP画像メモリ部15Bに書き込む。最新のフレームnでのアキシャル像およびMIP画像を、図4(b)では格子(チェック)のハッチングで図示する。
MIP画像については、モニタモードで動作し続けるので、図4(a)と同様にモニタ9AのMIP画像表示領域9Cは最新のフレームnでのMIP画像を連続的に出力表示する。MIP画像表示領域9Cに表示されるカーソルCも被検体Mの走査が進むにつれて移動する。一方、アキシャル像については、モード切替ボタン8Cによって表示モードに切り替わるので、切り替わったタイミングのフレームが選択される。すなわち、モード切替ボタン8Cの押下のタイミングでは最新のフレームを選択する。モード切替ボタン8Cで選択された押下のタイミングでは最新のフレームでのアキシャル像(図4での斜線のハッチングで図示されたアキシャル像)をアキシャル像表示領域9Bは出力表示し、それ以降のフレームでのアキシャル像を連続的に出力表示せずに、画像の表示更新を停止する。
図4では、モード切替ボタン8Cを押下して、押下のタイミングでは最新のフレームを選択したが、画像表示用スライダ8Aで任意のフレーム(図4の場合には1≦k≦nの間のフレーム)を選択する場合には、モード切替ボタン8Cの押下のタイミングでの最新のフレームが選択の対象であったのに対して、任意のフレームが選択の対象となるのを除けば、データの流れは同様である。すなわち、再構成部13で取得されたアキシャル像を、1フレーム、…kフレーム、…nフレーム(1≦k≦n)の順に断層画像メモリ部15Aに書き込み、MIP画像取得部14で取得されたMIP画像を、1フレーム、…kフレーム、…nフレーム(1≦k≦n)の順にMIP画像メモリ部15Bに書き込む。MIP画像については、MIP画像表示領域9Cは最新のフレームnでのMIP画像を連続的に出力表示し、アキシャル像については、モード切替ボタン8Cで選択された任意のフレームでのアキシャル像をアキシャル像表示領域9Bは出力表示し、それ以降のフレームでのアキシャル像を連続的に出力表示せずに、画像の表示更新を停止する。なお、画像表示用スライダ8Aで任意のフレームを選択する場合には、アキシャル像およびMIP画像に対する連続的な出力表示が全部済んだ後に、画像表示用スライダ8Aで任意のフレームを改めて選択して、選択されたアキシャル像を改めて出力表示することも可能である。
また、モード切替ボタン8Cを押下して表示モードに切り替えた状態で、画像表示用スライダ8Aで任意のフレームを選択することも可能である。また、選択されたフレームでのアキシャル像の出力表示を行った後に、必要であれば、モード切替ボタン8Cを再度に押下してモニタモードに戻して、選択されたフレーム以降のフレームでのアキシャル像を連続的に出力表示することも可能である。
上述の構成を備えた本実施例に係るPET装置によれば、放射性薬剤が投与された被検体Mから発生したγ線に基づいて、再構成部13は被検体Mの断層画像(本実施例ではアキシャル像)を取得するとともに、MIP画像取得部14は被検体Mの透過像(本実施例ではMIP画像)を取得する。そして、MIP画像取得部14で取得されたMIP画像をモニタ9AのMIP画像表示領域9Cは連続的に出力表示する。一方、注目すべき画像がないかを確認する目安として、MIP画像表示領域9Cで連続的に出力表示されたMIP画像が用いられる。MIP画像などに代表される透過像は、注目すべき画像がないかを確認する目安とするのに適しており、そのMIP画像の出力結果に基づいて所定のフレームを画像表示用スライダ8Aやモード切替ボタン8Cは選択する。そして、再構成部13で取得されたアキシャル像について、画像表示用スライダ8Aやモード切替ボタン8Cで選択されたフレームでのアキシャル像をモニタ9Aのアキシャル像表示領域9Bは出力表示する。このように、MIP画像表示領域9Cで連続的に出力表示されたMIP画像に注目すべき所見があったとすると、そのMIP画像の出力結果に基づいて所見があったフレームが選択されて、その所見があったフレームでのアキシャル像をアキシャル像表示領域9Bは出力表示するので、注目すべきアキシャル像を出力表示しつつ、MIP画像の方もMIP画像表示領域9Cは連続的に出力表示することができる。その結果、MIP画像などに代表される透過像の出力表示が停止することなく、注目すべき画像を出力表示しつつ核医学診断の効率を向上させることができる。
本実施例では、透過像は、放射線の投影方向に沿った複数の画素の画素値のうち、最大値の画素を抽出して投影像を作成する最大値投影法(MIP)によって得られる画像(MIP画像)である。このMIPによって得られるMIP画像は、投影方向(深さ方向)の情報が加味された透過像となるので、注目すべき所見の有無を確認するのにMIP画像は最適である。
本実施例では、画像表示用スライダ8Aやモード切替ボタン8Cでフレームが選択されていないとき(すなわちモニタモードのとき)、アキシャル像表示領域9Bは、アキシャル像を連続的に出力表示し、画像表示用スライダ8Aやモード切替ボタン8Cでフレームが選択されたとき(すなわち表示モードのとき)、アキシャル像表示領域9Bは、アキシャル画像の連続的な出力表示を停止して、画像表示用スライダ8Aやモード切替ボタン8Cで選択されたフレームでのアキシャル像を好ましくは出力表示する。このように、MIP画像表示領域9Cのみならず、アキシャル像表示領域9Bも連続的な出力表示を行うことで、注目すべき所見がないとき、すなわちフレームが選択されていないときにはアキシャル像に対する連続的な出力表示を行うことができ、操作者にMIP画像などに代表される透過像のみならずアキシャル像などに代表される断層画像も随時に提供することができる。そして、注目すべき所見があったとき、すなわちフレームが選択されたときにはアキシャル像の連続的な出力表示を停止して、選択されたフレームでのアキシャル像を出力表示するので、注目すべき所見があったときには注目すべきアキシャル像を出力表示しつつ、注目すべき所見がないときには操作者にMIP画像などに代表される透過像のみならずアキシャル像などに代表される断層画像も随時に提供することができる。
本実施例では、好ましくは、1つの画面(本実施例ではモニタ9A)を共有するようにアキシャル像表示領域9BおよびMIP画像表示領域9Cを構成し、アキシャル像表示領域9Bは、上述のモニタ9Aの所定領域(図3では左領域)にアキシャル像を出力表示するとともに、MIP画像表示領域9Cは、モニタ9Aの別領域(図3では右領域)にMIP画像を出力表示する。このように構成することで、1つの画面であるモニタ9Aでアキシャル像などに代表される断層画像およびMIP画像などに代表される透過像をともに出力表示することができ、1つの画面であるモニタ9Aのみに注視することができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、核医学診断装置として、PET装置を例に採って説明したが、この発明は、γ線以外の放射線に基づいて被検体の核医学用データを求める核医学診断装置であれば、α線やβ線にも適用することができる。また、PET装置とX線CT装置とを備えたPET−CTにも適用することができる。
(2)上述した実施例では、PET装置を例に採って説明したが、この発明は、単一のγ線を検出して被検体の断層画像を再構成するSPECT(Single Photon Emission CT)装置などにも適用することができる。
(3)上述した実施例では、トランスミッション用のγ線検出器5が静止したままでγ線を検出する静止型であったが、γ線検出器5が被検体Mの周りを回転しながらγ線を検出する回転型でもよい。
(4)上述した実施例では、PET装置が点線源4(図1を参照)を備え、点線源4が放射性薬剤と同じγ線を照射して被検体Mを透過することで、その放射線に基づいて生体形態画像として吸収補正データを求めたが、CTなどから吸収補正データを求めてもよい。また、必ずしも吸収補正を行う必要はない。したがって、吸収補正されない生体機能画像を用いて核医学診断を行えばよい。
(5)上述した実施例では、透過像としてMIP画像を例に採って説明したが、透過像出力表示手段(実施例ではMIP画像表示領域9C)による連続的な出力表示の対象となる透過像は、上述したMIPによって得られるMIP画像に限定されない。投影データ導出部10で得られた投影データであってもよいし、最小値投影法(MIP)や累積加算平均法などのように投影方向に沿った複数の画素の画素値に対して演算処理を施して投影像を作成する手法によって得られる画像であってもよい。
(6)上述した実施例では、透過像出力表示手段(実施例ではMIP画像表示領域9C)のみならず断層画像出力表示手段(実施例ではアキシャル像表示領域9B)も連続的な出力表示を行ったが、フレーム選択手段(実施例では画像表示用スライダ8Aやモード切替ボタン8C)でフレームが選択されていないとき、断層画像出力表示手段は、必ずしも断層画像(実施例ではアキシャル像)を連続的に出力表示する必要はない。フレーム選択手段でフレームが選択されていないとき、断層画像出力表示手段は、断層画像を出力表示せずに、フレーム選択手段でフレームが選択されたときのみ、断層画像出力表示手段は、フレーム選択手段で選択されたフレームでの断層画像を出力表示してもよい。
(7)上述した実施例では、1つの画面(実施例ではモニタ9A)を共有するように透過像出力表示手段(実施例ではMIP画像表示領域9C)および断層画像出力表示手段(実施例ではアキシャル像表示領域9B)を構成し、断層画像出力表示手段は、上述の画面の所定領域に断層画像を出力表示するとともに、透過像出力表示手段は、画面の別領域に透過像を出力表示したが、このような出力表示態様に限定されない。別々の画面で透過像出力表示手段および断層画像出力表示手段をそれぞれ構成してもよい。
8A … 画像表示用スライダ
8C … モード切替ボタン
9A … モニタ
9B … アキシャル像表示領域
9C … MIP画像表示領域
13 … 再構成部
14 … MIP画像取得部
M … 被検体

Claims (7)

  1. 放射性薬剤が投与された被検体から発生した放射線に基づいて被検体の核医学用データを求める核医学診断装置であって、前記放射線に基づいて前記被検体の透過像を取得する透過像取得手段と、前記放射線に基づいて前記被検体の断層画像を取得する断層画像取得手段と、前記透過像取得手段で取得された前記透過像をデータ収集中に連続的に出力表示する透過像出力表示手段と、前記透過像の出力結果に基づいて所定のフレームを選択するフレーム選択手段と、前記断層画像取得手段で取得された前記断層画像について、前記フレーム選択手段で選択されたフレームでの前記断層画像を出力表示する断層画像出力表示手段とを備えることを特徴とする核医学診断装置。
  2. 請求項1に記載の核医学診断装置において、前記透過像は、前記放射線の投影方向に沿った複数の画素の画素値のうち、最大値の画素を抽出して投影像を作成する最大値投影法によって得られる画像であることを特徴とする核医学診断装置。
  3. 請求項1に記載の核医学診断装置において、前記透過像は、前記放射線に基づいて投影された投影データであることを特徴とする核医学診断装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の核医学診断装置において、前記フレーム選択手段でフレームが選択されていないとき、前記断層画像出力表示手段は、前記断層画像を連続的に出力表示し、前記フレーム選択手段で前記フレームが選択されたときに、前記断層画像出力表示手段は、前記断層画像の連続的な出力表示を停止して、前記フレーム選択手段で選択されたフレームでの前記断層画像を出力表示することを特徴とする核医学診断装置。
  5. 請求項4に記載の核医学診断装置において、1つの画面を共有するように前記透過像出力表示手段および前記断層画像出力表示手段を構成し、前記断層画像出力表示手段は、前記画面の所定領域に前記断層画像を出力表示するとともに、前記透過像出力表示手段は、前記画面の別領域に前記透過像を出力表示することを特徴とする核医学診断装置。
  6. 請求項4に記載の核医学診断装置において、別々の画面で前記透過像出力表示手段および前記断層画像出力表示手段を構成することを特徴とする核医学診断装置。
  7. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の核医学診断装置において、前記フレーム選択手段でフレームが選択されていないとき、前記断層画像出力表示手段は、前記断層画像を出力表示せずに、前記フレーム選択手段でフレームが選択されたときのみ、前記断層画像出力表示手段は、前記フレーム選択手段で選択されたフレームでの前記断層画像を出力表示することを特徴とする核医学診断装置。
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