JP5180871B2 - 多段式遊星歯車変速装置 - Google Patents

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Description

本発明は、入力された回転を多段の遊星歯車機構を介して変速して出力する多段式遊星歯車変速装置に関する。
従来から、変速装置の中でも、各種歯車を組み合わせた歯車機構を備えたものに比べて、小型軽量で、且つ、比較的大きな変速比(減速比または増速比)を得ることができるものとして、遊星歯車機構を備えたものが提供されている。このような変速装置は、遊星歯車機構における各要素の固定、入力、出力を変更することにより、その変速比を容易に変更することができるので、様々な用途に広く使用されている。
しかしながら、用途によっては、単一の遊星歯車機構による1段変速では、変速比が十分に得られない場合があり、このような場合には、遊星歯車機構の段数を増加させる必要があった。そこで、遊星歯車機構を多段に設けることにより、高い変速比を得るようにした変速装置が提供されており、このような、従来の多段式遊星歯車変速装置は、例えば、特許文献1に開示されている。
特公昭59−26825号公報
ここで、一般に、遊星歯車機構は、その中心に配置される太陽歯車と、この太陽歯車と外接する複数の遊星歯車と、これら遊星歯車と内接する内歯車と、太陽歯車と同軸上に回転可能に支持され、且つ、遊星歯車を回転可能に支持するキャリアとから構成されている。そして、遊星歯車が、自転しつつ、太陽歯車と内歯車との間に介在して公転することにより、入力された回転を変速して出力するようになっている。このため、遊星歯車機構を多段に設ける場合には、前後に隣接した2つ遊星歯車機構間において、前段の太陽歯車と次段のキャリアとを連結する必要がある。
また、大型設備に適用される多段式遊星歯車変速装置は、出力や変速比が大きいものが多く、比較的大型なものになっている。このように、変速装置が大型になると、使用される遊星歯車機構も大きなものとなり、このような遊星歯車機構に用いられるキャリアは、鋳造により成形されることが一般的となっている。
上述した従来の変速装置においては、各遊星歯車機構間の連結を、太陽歯車とキャリアとのスプライン結合により行っている。しかしながら、このような遊星歯車機構間の連結構造を、大型の変速装置に適用しようとすると、鋳物となるキャリアに対して、スプライン歯を高精度に形成することは、巣の発生等の問題から困難となる。
このような問題を解決するためには、太陽歯車とキャリアとの間にギヤカップリング等の連結部材を介在させることが考えられるが、このギヤカップリングを用いた連結構造によっては、変速装置における軸方向の長さが(全長)が長くなるおそれがある。この結果、装置全体の大型化及び重量増加を招いてしまう。
従って、本発明は上記課題を解決するものであって、遊星歯車機構間の連結構造を簡素にすることにより、小型化及び軽量化を図ることができる多段式遊星歯車変速装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明に係る多段式遊星歯車変速装置は、
駆動部から入力された回転を多段の遊星歯車機構を介して変速させて被駆動部に出力する多段式遊星歯車変速装置において、
各段の遊星歯車機構は、
その中心に設けられる太陽歯車と、
前記太陽歯車と同軸上に配置される内歯車と、
前記太陽歯車及び前記内歯車の双方と噛み合うように、両者の間に介在される遊星歯車と、
前記遊星歯車を回転可能に支持し、且つ、前記太陽歯車の軸心回りに回転可能に支持されるキャリアとから構成され、
前段の遊星歯車機構の太陽歯車に設けられる前段側外歯車と、
次段の遊星歯車機構のキャリアに設けられる次段側外歯車と、
前記前段側外歯車と前記次段側外歯車とに噛み合う連結内歯車とを備え
前記次段側外歯車は、前記前段側外歯車が対向する側から複数のボルトにより次段の前記キャリアに固定され、
前記次段側外歯車における前記前段側外歯車と対向する面に、各ボルトの頭部が収納される溝が形成され、
前記溝の溝幅は、収納時の前記複数のボルトの頭部が回転不能となるような長さに形成される
ことを特徴とする。
上記課題を解決する本発明に係る多段式遊星歯車変速装置は、
前記次段側外歯車は、その周方向において前記複数のボルトにより固定され、
前記を環状溝とする
ことを特徴とする。
上記課題を解決する本発明に係る多段式遊星歯車変速装置は、
前記複数のボルトは、リーマボルトである
ことを特徴とする。
従って、本発明に係る多段式遊星歯車変速装置によれば、前段の太陽歯車に前段側外歯車を設ける一方、次段のキャリアに次段側外歯車を設けると共に、これら前段側外歯車及び次段側外歯車と噛み合う連結内歯車を設けることにより、多段に配置した各遊星歯車機構間の連結構造が簡素となり、装置における軸方向の長さが短くなるため、小型化及び軽量化を図ることができる。
本発明の一実施例に係る多段式遊星歯車増速装置の概略断面図である。 第1段遊星歯車機構と第2段遊星歯車機構との間の連結構造を示した図である。 図2のA−A矢視断面図である。
以下、本発明に係る多段式遊星歯車変速装置について、図面を用いて詳細に説明する。なお、下記に記載した実施形態では、本発明に係る多段式遊星歯車変速装置を、大型設備の多段式遊星歯車増速装置に適用したものである。
図1に示すように、多段式遊星歯車増速装置1は、その外殻をなすケーシング12を備えている。このケーシング12内には、中心軸13が回転可能に支持されると共に、この中心軸13の径方向外側において、2つの遊星歯車機構14,15が同軸上に収納されている。即ち、第1段遊星歯車機構14及び第2段遊星歯車機構15は、中心軸13の軸方向に配列されることで、多段式の遊星歯車構造を形成している。
前段となる第1段遊星歯車機構14は、その入力側において、図示しない駆動装置の駆動軸(駆動部)11と連結しており、その次段となる第2段遊星歯車機構15は、その出力側において、図示しない各種歯車により構成される歯車機構を介して被駆動部と連結している。そして、第1段遊星歯車機構14の出力側と第2段遊星歯車機構15の入力側とは、後述するスリーブ61及びギヤカップリング62を介して連結されている。
先ず、第1段遊星歯車機構14及び第2遊星歯車機構15の構成について、図1を用いて詳細に説明する。
図1に示すように、第1段遊星歯車機構14は、太陽歯車21、内歯車22、遊星歯車23、キャリア24から構成されている。
太陽歯車21は、第1段遊星歯車機構14の中心に配置されており、その中心孔には、中心軸13が貫通されている。即ち、太陽歯車21は、中心軸13に対して浮動状態で回転可能となっている。また、内歯車22は、太陽歯車21と同軸上に配置されるように、ケーシング12の内周面に設けられている。そして、これら太陽歯車21と内歯車22との間には、複数(図中1個)の遊星歯車23がそれら双方と噛み合うように介在されている。
キャリア24は、鋳造により成形されたものであって、ケーシング12内において、太陽歯車21の軸心周りに回転可能に支持されている。このキャリア24には、複数(図中1個)のキャリアピン25がその周方向に等角度間隔で支持されており、これらキャリアピン25には、遊星歯車23が回転可能に支持されている。また、キャリア24の先端には、中心軸13が嵌入されると共に、円筒状の入力軸部24aが形成されており、この入力軸部24aには、駆動軸11が接続されている。
同様に、第2段遊星歯車機構15は、太陽歯車41、内歯車42、遊星歯車43、キャリア44から構成されている。
太陽歯車41は、第2段遊星歯車機構15の中心に配置されており、その中心孔には、中心軸13が貫通されている。即ち、太陽歯車41は、中心軸13に対して浮動状態で回転可能となっている。更に、太陽歯車41の後端には、円筒状のハブ部51が一体に形成されており、このハブ部51の後端は、歯車機構に接続されている。また、内歯車42は、太陽歯車41と同軸上に配置されるように、ケーシング12の内周面に設けられている。そして、これら太陽歯車41と内歯車42との間には、複数(図中1個)の遊星歯車43がそれら双方と噛み合うように介在されている。
キャリア44は、鋳造により成形されたものであって、ケーシング12内において、太陽歯車41の軸心周りに回転可能に支持されている。このキャリア44には、複数(図中1個)のキャリアピン45がその周方向に等角度間隔で支持されており、これらキャリアピン45には、遊星歯車43が回転可能に支持されている。また、キャリア44の先端側には、中心軸13が貫通されている。即ち、キャリア44は、中心軸13に対して浮動状態で回転可能となっている。
次に、第1遊星歯車機構14と第2段遊星歯車機構15との間の連結構造について、図1乃至図3を用いて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、第1段遊星歯車機構14における太陽歯車21の後端には、円筒状のハブ部31が一体に形成されており、更に、このハブ部31の後端には、外歯車(前段側外歯車)31aが形成されている。一方、第2段遊星歯車機構15におけるキャリア44の先端面中心部には、円形のギヤカップリング62が設けられている。このギヤカップリング62は、その中心孔に中心軸13が貫通するように、複数組の六角リーマボルト71及びナット72により固定されている(図3参照)。
ギヤカップリング62におけるハブ部31と対向する対向面62aには、環状溝(凹部)62bがギヤカップリング62の周方向に沿って形成されており、この環状溝62bの底部には、複数のボルト孔62cが連通している。これらボルト孔62cは、ギヤカップリング62の軸方向に延在するものであって、その周方向に等角度間隔で配置されている。一方、キャリア44の先端面には、複数のボルト孔44aが各ボルト孔62cと対接するように形成されている。
なお、環状溝62bは、リーマボルト71の締結時において、六角形状の頭部71aを収納する溝である。そして、その溝幅は、頭部71aにおける対向する2面間の長さよりも長く、且つ、その対角線の長さよりも短くなるような長さ、即ち、頭部71aが挿入可能で、且つ、挿入時の頭部71が回転不能となるような長さに形成されている。また、その溝深さは、締結時の頭部71aが突出しないような深さに形成されている。
即ち、キャリア44とギヤカップリング62とを締結する場合には、リーマボルト71を環状溝62b側からボルト孔44a,62cに挿入した後、その頭部71aが環状溝62b内に収納された状態で、ボルト孔44a側からナット72をリーマボルト71に締め付ける。これにより、締結時において、リーマボルト71の回転が規制されるため、ナット72が締め付け易くなると共に、締結後において、リーマボルト71の緩み防止が図られることになる。
また、ギヤカップリング62の外周部には、外歯車(次段側外歯車)62dが形成されている。なお、ギヤカップリング62においては、環状溝62b及びボルト孔62cを、可能な限り外歯車62dよりもその径方向内側に設けている。更に、対向したハブ部31及びギヤカップリング62の径方向外側には、スリーブ61がこれら双方と同軸上に配置されており、このスリーブ61の内周面には、内歯車(連結内歯車)61aが形成されている。そして、外歯車31a,62dと内歯車61aとは噛み合っている。
ここで、ハブ部31の外歯車31aとスリーブ61の内歯車61aとは、その径方向において、一定のガタを有するように形成されている。これにより、浮動する太陽歯車21は、回転時において、その径方向に調芯移動可能となるため、各遊星歯車23に対して均等に噛み合うことになる。
従って、多段式遊星歯車増速装置1においては、駆動軸11が回転すると、第1段遊星歯車機構14の入力部となるキャリア24が回転し、このキャリア24に支持された遊星歯車23が公転運動する。このとき、遊星歯車23は、固定された内歯車22に噛み合いながら公転するため、自転を生じることになる。そして、この公転しながら自転する遊星歯車23に太陽歯車21が噛み合うことにより、この太陽歯車21は、駆動軸11に対して増速されて回転する。
更に、第1段遊星歯車機構14の出力部となる太陽歯車21が回転すると、そのハブ部31、スリーブ61、ギヤカップリング62を介して、第2段遊星歯車機構15の入力部となるキャリア44が回転し、このキャリア44に支持された遊星歯車43が公転運動する。このとき、遊星歯車43は、固定された内歯車42に噛み合いながら公転するため、自転を生じることになる。そして、この公転しながら自転する遊星歯車43に太陽歯車41が噛み合うことにより、この太陽歯車41は、太陽歯車21(ハブ部31)に対して増速されて回転する。
また更に、第2段遊星歯車機構15の出力部となる太陽歯車41が回転すると、そのハブ部51を介して、歯車機構の各歯車が回転する。次いで、この歯車機構の各歯車は、太陽歯車41に対して増速されて回転し、この回転を被駆動部に伝えるようになっている。
そして、遊星歯車連結機構14,15間の連結構造においては、ハブ部31の外歯車31aとスリーブ61の内歯車61aとを、その径方向において、一定のガタを有するように形成しているので、浮動する太陽歯車21が回転時においてその径方向に調芯移動可能となり、各遊星歯車23に対して均等に噛み合うことになる。これにより、第1遊星歯車機構14から第2遊星歯車機構15への動力(トルク)伝達が効率的に行われることになる。
また、ギヤカップリング62を複数組のリーマボルト71及びナット72を用いてキャリア44に固定しているので、ハブ部31及びスリーブ61を介して入力された第1遊星歯車14からの動力は、リーマボルト71自体のせん断力によって、第2遊星歯車機構15に伝達されることになる。
なお、上述した実施形態においては、本発明に係る多段式遊星歯車変速装置を、多段式遊星歯車増速装置に適用したが、多段式遊星歯車減速装置にも適用することができる。この場合には、各歯車間の回転比(ギヤ比)を調整したり、入力側と出力側とを入れ換えて、動力伝達経路を逆にしたりすることにより、多段式遊星歯車減速装置として適用可能となる。また、本発明に係る多段式遊星歯車変速装置では、遊星歯車機構を2段構成としたが、3段以上に構成しても構わない。
更に、ギヤカップリング62において、リーマボルト71の頭部71aを収納する凹部を環状溝62bとしているが、各頭部71aに対応した座ぐり孔としてもよい。また更に、ギヤカップリング62を固定するに際し、リーマボルト71を使用しているが、このリーマボルト71に替えて、単なる頭部付きボルトを使用しても構わない。
従って、本発明に係る多段式遊星歯車変速装置によれば、前段の第1段遊星歯車機構14における太陽歯車21にハブ部31を設ける一方、次段の第2遊星歯車機構15におけるキャリア44にギヤカップリング62を固定すると共に、これらハブ部31の外歯車31a及びギヤカップリング62の外歯車62dと噛み合う内歯車61aを有するスリーブ61を設けることにより、遊星歯車機構14,15間の連結構造を簡素にすることができる。これにより、装置における軸方向の長さを短くすることができるので、小型化及び軽量化を図ることができる。
また、ギヤカップリング62をリーマボルト71によって固定することにより、ボルト1本中における動力伝達性能を、通常のボルト使用時よりも大きくすることができるため、その分、リーマボルト71の径を小さくすることができると共に、リーマボルト71をギヤカップリング62においてその径方向内側に配置することができる。これにより、ハブ部31、スリーブ61、ギヤカップリング62をより小さくすることができる。
更に、ギヤカップリング62におけるハブ部31と対向する対向面62aに、リーマボルト71の頭部71aを収納可能な環状溝62bを形成することにより、ハブ31とギヤカップリング62との間の距離を短くすることができる。しかも、締結時において、その頭部71aの回転を環状溝62bにより規制することができるので、ナット72の締め付けを容易に行えることになり、作業性の向上を図ることができる。また、締結後において、リーマボルト71の緩み防止を図ることができる。
本発明は、多段の遊星歯車機構を介して、原動機の出力を車輪に伝達するように構成された走行装置に適用可能である。
1 多段式遊星歯車増速装置
11 駆動軸
12 ケーシング
13 中心軸
14 第1段遊星歯車機構
15 第2段遊星歯車機構
21,41 太陽歯車
22,42 内歯車
23,43 遊星歯車
24,44 キャリア
25,45 キャリアピン
31,51 ハブ部
24a 入力軸部
31a 外歯車
44a ボルト孔
61 スリーブ
61a 内歯車
62 ギヤカップリング
62a 対向面
62b 環状溝
62c ボルト孔
62d 外歯車
71 リーマボルト
71a 頭部
72 ナット

Claims (3)

  1. 駆動部から入力された回転を多段の遊星歯車機構を介して変速させて被駆動部に出力する多段式遊星歯車変速装置において、
    各段の遊星歯車機構は、
    その中心に設けられる太陽歯車と、
    前記太陽歯車と同軸上に配置される内歯車と、
    前記太陽歯車及び前記内歯車の双方と噛み合うように、両者の間に介在される遊星歯車と、
    前記遊星歯車を回転可能に支持し、且つ、前記太陽歯車の軸心回りに回転可能に支持されるキャリアとから構成され、
    前段の遊星歯車機構の太陽歯車に設けられる前段側外歯車と、
    次段の遊星歯車機構のキャリアに設けられる次段側外歯車と、
    前記前段側外歯車と前記次段側外歯車とに噛み合う連結内歯車とを備え
    前記次段側外歯車は、前記前段側外歯車が対向する側から複数のボルトにより次段の前記キャリアに固定され、
    前記次段側外歯車における前記前段側外歯車と対向する面に、各ボルトの頭部が収納される溝が形成され、
    前記溝の溝幅は、収納時の前記複数のボルトの頭部が回転不能となるような長さに形成される
    ことを特徴とする多段式遊星歯車変速装置。
  2. 請求項1に記載の多段式遊星歯車変速装置において、
    前記次段側外歯車は、その周方向において前記複数のボルトにより固定され、
    前記を環状溝とする
    ことを特徴とする多段式遊星歯車変速装置。
  3. 請求項1または2に記載の多段式遊星歯車変速装置において、
    前記複数のボルトは、リーマボルトである
    ことを特徴とする多段式遊星歯車変速装置。
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