JP5179412B2 - 処理デバイス、電子筆記システムおよびストロークデータ補正方法 - Google Patents
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Description
なお、ここでストロークデータの精度とは、帳票上に実際に描かれたストロークと、ストロークデータが示すストロークとの一致の度合いである。
なお、筆記デバイス1およびセンサデバイス2はデジタルペン3を構成する。かかるデジタルペン3は、たとえば上述のぺんてる株式会社製「Airpen(登録商標)」等の既知の技術によって実現される。
なお、帳票種別IDは、ユーザが携帯端末5に記入対象の帳票の種別を入力することによって得られる。
また、デバイスIDは、携帯端末5内のクライアントプログラムによって付与されてもよい。
(1)筆記デバイス1の傾き
筆記デバイス1は実際に帳票4に触れるボール部分よりおよそ5mm上部に発信部1aを搭載している。したがって記入時の筆記デバイス1の傾きによって誤差が生じ、また傾き具合によってその誤差が変動する。特に右利きの場合と左利きの場合との間の差が大きい。
(2)帳票4とセンサデバイス2の関係
センサデバイス2は、筆記デバイス1とセンサデバイス2との相対位置を取得するので、センサデバイス2を帳票4の適切な位置に置かないとその分ずれが生じる。
(3)センサデバイス2の特性
センサデバイス2は、超音波を使用してセンサデバイス2の位置を特定する。しかしながら周囲の温度や湿度により超音波の伝わり方は変わってくる。これにより、特にセンサデバイス2から離れるにつれて、帳票4の中心に向かうずれの量が大きくなる、つまりひずみ成分が大きくなる。さらにこのひずみ成分は線対称となる。この線対称の基準となる線の位置は、センサデバイス2の構成、たとえば第1超音波センサ2aおよび第2超音波センサ2bの位置によって異なる。またこの線の位置は、周囲の温度や湿度の変化による超音波の伝搬の特性の変化にも起因して変動する。
図4(a)〜(b)は、第1補正方法を示す概念図である。図4(a)は、センサデバイス2によって定義される2次元座標空間を示す。以降、(3)のひずみ成分が所定の環境において第1超音波センサ2aの位置と第2超音波センサ2bの位置との間を等分する線に対して線対称となると仮定する。
θ=acos(B2B3/B2P3) …(式1)
次に、補正対象のストロークデータを(x,y)、線分B1B2の長さをLとして、式1で求めたθを用いて補正後のストロークデータ(x’,y’)を下記の式2および式3から求める。
x’=L・x/(L−2・y・sinθ) …(式2)
y’=y …(式3)
-xの領域に対しては、y軸に対する線対称性を仮定して式2および式3を用いて補正する。
θ1=acos(B2B3/B2P3) …(式4)
線分B1P4と線分B1B4とがなす第2ひずみ角θ2を下記の式5により求める。
θ2=acos(B1B4/B1P4) …(式5)
そしてひずみ成分が線対称となることから、基準線404の位置を第1ひずみ角θ1および第2ひずみ角θ2を用いて下記の式6によって導出する。
Y/L’=tan(90°−θ2) …(式7)
Y/(L−L’)=tan(90°−θ1) …(式8)
が成立する。ここでYはB1およびP4を通る直線と基準線404との交点のy座標である。式7および式8からYを消去すると式6が得られる。
通信部10は、携帯端末5との通信を制御する。通信部10は、携帯端末5からストロークデータセット8を取得し、ストロークデータDB20へ格納する。
ストロークデータ取得部32は、ユーザからのストロークデータの処理要求を受けると、ストロークデータDB20からタイムスタンプ202およびデバイスID204をキーとして処理対象の一枚分ストロークデータ206およびその帳票種別ID208を取得する。
ここで、1回のタップとは筆記デバイス1が帳票4に軽く触れた後すぐに離す動作である。ストロークデータは数十Hzでサンプリングされた2次元座標の集合であることを考えると、ストロークデータ上では1回のタップは、所定の個数以上連続した、所定の範囲内にある2次元座標の組と捉えられる。この所定の個数および所定の範囲は実験により定めればよい。一例としては、所定の個数とはセンサデバイス2が0.1秒間にストロークデータをサンプリングする回数である。また、所定の範囲とは、平均的な筆圧を有する人が用紙にタップした際にペン先が動きうる範囲、たとえば2mmである。
連続タップ抽出部34は、連続する4回のタップが検出された場合、その4回のタップのそれぞれに対応して抽出された4つの候補2次元座標(x1,y1)、(x2,y2)、(x3,y3)、(x4,y4)をタップ位置比較部36へ渡す。なお連続タップ抽出部34は、連続する4回のタップが検出できなかった場合は処理を中断し、図示しない表示デバイスを通じてユーザに警告を示す。または、ユーザが補正を望んでいないと判断して一枚分ストロークデータ206を補正せずにOCRエンジン70へ渡してもよい。
また、タップ位置比較部36は校正点2次元座標の少なくともひとつについて、それとの距離が所定の範囲内に収まる候補2次元座標が見つからなかった場合は処理を中断し、図示しない表示デバイスを通じてユーザに警告を示す。
一般的な帳票に記入する際に、タップを行うことはまれである。したがってストロークデータからのタップの検出精度は高い。これによりタップを補正動作の検出に用いることで、補正動作の誤検出や検出漏れを低減できる。また、一般的な帳票の記入に際し、タップが4回連続して行われることはほぼ無いに等しい。したがって、実施の形態のように連続した4回のタップを補正動作に割り当てておけば、やはり補正動作の誤検出や検出漏れを低減できる。
第1ひずみ角導出部62は、上述の式4により第1ひずみ角θ1を導出する。第2ひずみ角導出部64は、上述の式5により第2ひずみ角θ2を導出する。基準位置導出部66は、ひずみ成分の線対称の基準となる基準線の位置L’を上述の式6によって導出する。データ変換部68は、+xの領域では上述の式9および式10により、-xの領域では上述の式11および式12により、一枚分ストロークデータ206を変換する。
OCRエンジン70は、補正された一枚分ストロークデータ206を文字列データに変換し、それを帳票4に入力されたデータとして入力データDB(Data Base)に格納する。
ストロークデータ処理部100はストロークデータを取得する(S702)。取得したストロークデータに4つの連続するタップを検出しなかった場合(S704のN)、処理を終了する。取得したストロークデータに4つの連続するタップを検出した場合(S704のY)、校正用の4点の2次元座標を取得する(S706)。タップに対応する2次元座標が校正用の2次元座標から遠い場合(S708のN)、処理を終了する。タップに対応する2次元座標が校正用の2次元座標に十分近い場合(S708のY)、ストロークデータに平行移動、回転およびスケーリングの補正を行う(S710)。+xの領域の第1ひずみ角θ1を導出する(S712)。-xの領域の第2ひずみ角θ2を導出する(S714)。ひずみ成分が線対称となる基準線の位置を導出する(S716)。導出された第1ひずみ角θ1、第2ひずみ角θ2および基準線の位置を用いて誤差のひずみ成分を打ち消すようストロークデータを補正する(S718)。
Claims (5)
- 筆記デバイスのストロークを無線で検出することによって得られるストロークデータを処理する処理デバイスであって、
筆記対象の用紙上の事前に指定された校正用の4点であってその校正用の4点のうちのどの3点も一直線上にない校正用の4点、に前記筆記デバイスが触れた場合に、その校正用の4点のそれぞれに対応する、前記筆記デバイスが触れた4つの実測上の位置を前記ストロークデータから取得する4点位置取得部と、
前記4つの実測上の位置の関係から前記ストロークデータのひずみ成分を打ち消すように前記ストロークデータを補正する補正部と、を備え、
前記4点位置取得部における前記校正用の4点は、前記用紙の4隅にそれぞれ位置し、
前記補正部は、前記ひずみ成分が線対称となる前提で、前記ストロークデータ上での、その線対称の基準となる線の位置を導出することを特徴とする処理デバイス。 - 前記筆記デバイスのストロークは前記用紙の1辺に取り付けられたセンサデバイスによって前記ストロークデータに変換され、
前記補正部は、前記ひずみ成分が前記1辺から離れるほど大きくなる前提で、前記ひずみ成分を打ち消すように前記ストロークデータを補正することを特徴とする請求項1に記載の処理デバイス。 - 前記4点位置取得部は、連続する4回のタップ動作に対応する位置を、前記4つの実測上の位置として取得することを特徴とする請求項1または2に記載の処理デバイス。
- 用紙に筆記する筆記デバイスと、
前記筆記デバイスのストロークを無線で検出してストロークデータに変換するセンサデバイスと、
前記ストロークデータを処理する処理デバイスと、を備え、
前記処理デバイスは、
前記用紙上の事前に指定された校正用の4点であってその校正用の4点のうちのどの3点も一直線上にない校正用の4点、に前記筆記デバイスが触れた場合に、その校正用の4点のそれぞれに対応する、前記筆記デバイスが触れた4つの実測上の位置を前記ストロークデータから取得する4点位置取得部と、
前記4つの実測上の位置の関係から前記ストロークデータのひずみ成分を打ち消すように前記ストロークデータを補正する補正部と、を含み、
前記4点位置取得部における前記校正用の4点は、前記用紙の4隅にそれぞれ位置し、
前記補正部は、前記ひずみ成分が線対称となる前提で、前記ストロークデータ上での、その線対称の基準となる線の位置を導出することを特徴とする電子筆記システム。 - 筆記デバイスのストロークを無線で検出することによって得られるストロークデータを補正するストロークデータ補正方法であって、
筆記対象の用紙上の事前に指定された校正用の4点であってその校正用の4点のうちのどの3点も一直線上にない校正用の4点、に前記筆記デバイスで触れるステップと、
前記校正用の4点のそれぞれに対応する、前記筆記デバイスが触れた4つの実測上の位置を前記ストロークデータから取得するステップと、
前記4つの実測上の位置の関係から前記ストロークデータのひずみ成分を打ち消すように前記ストロークデータを補正するステップと、を含み、
前記校正用の4点は、前記用紙の4隅にそれぞれ位置し、
前記補正するステップは、前記ひずみ成分が線対称となる前提で、前記ストロークデータ上での、その線対称の基準となる線の位置を導出するステップを含むことを特徴とするストロークデータ補正方法。
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JP2009052567A JP5179412B2 (ja) | 2009-03-05 | 2009-03-05 | 処理デバイス、電子筆記システムおよびストロークデータ補正方法 |
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