JP5178739B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、TCP/IPネットワークにおいて、AVフローの通信品質保証を行う通信装置に関し、より特定的には、予め、制御パケットを利用して、通信品質保証すべきAVフローの優先制御設定を行う通信装置に関する。
インターネットを用いて通信するベストエフォート型の通信システムでは、ネットワーク上で輻輳が発生した場合、パケットが廃棄されることがある。このようなパケットの廃棄が、ホームページの閲覧といったリアルタイム性が要求されない通信の際に生じた場合は、ホームページの閲覧に時間がかかるもののユーザにとって大きな問題とならない。しかし、近年急増しているインターネット電話等のリアルタイム性が要求される通信の際に、上述したようなパケットの廃棄が生じた場合は、音が途切れて通話できなくなり、ユーザにとって大きな問題となる。
インターネット電話等においてリアルタイム通信の通信品質を保証するための技術として、通信品質保証(QoS:Quality of Service)技術がある。QoS技術とは、リアルタイム通信におけるパケットの廃棄や遅延が発生しないように、ネットワーク内で送受信されるパケットを中継する中継機器において、通信経路上の帯域を確保し、他のデータフローより優先してデータを送信するという制御を行うものである。
近年、設定された通信品質を保証するためのQoS技術として、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11eに準拠した無線LAN(Local Area Network)や、HomePlugアライアンスで策定された電灯線を使用して通信するHomePlugAVといったPLC(Power Line Communications)ネットワークがあり、それぞれ規格化され、実用化されている。
このような通信品質を保証するネットワークを用いて、通信品質が保証された通信を行うためには、ユーザが利用するサービスに必要となる通信品質を保証するための設定パラメータ(以下「QoS設定パラメータ」という)を、通信経路上の中継機器に設定(以下「QoS設定」という)しなければならない。
ここでは、先ず、QoS設定パラメータについて説明する。図19は、QoS設定パラメータの一例を示す図である。図19(a)において、QoS設定パラメータは、通信品質保証対象となるデータを識別するためのデータ識別パラメータと、識別したデータを保証するためのデータ保証パラメータとから構成されている。
図19(b)は、データ識別パラメータを示す図である。図19(b)において、データ識別パラメータは、SrcMacと、DstMacと、SrcIPと、DstIPと、Protと、SrcPortと、DstPortとから構成されている。SrcMacと、DstMacと、SrcIPと、DstIPとは、それぞれIPパケットの送信元MACアドレスと、宛先MACアドレスと、送信元IPアドレスと、宛先IPアドレスとを表す。Protは、例えば、TCP(Transmission Control Protocol)やUDP(User Datagram Protocol)などのプロトコルを表す。SrcPort及びDstPortは、それぞれTCPやUDPなどの送信元ポート番号及び宛先ポート番号を表す。このように、データ識別パラメータを設定しておき、入力パケットが、設定したパラメータ値と全て一致する場合、当該パケットを通信品質保証対象とする。
なお、データ識別パラメータは、図19(b)の形式に限定されるものではなく、通信品質保証対象となるデータを特定するために使用可能な情報であれば、どのような情報でも用いることができる。例えば、データ識別パラメータとして、IPヘッダ内のToS(Type of Service)の値、TC(Traffic Class)の値、及びVLAN(Virtual LAN)の値などを用いても構わない。
図19(c)は、帯域保証を行う際のデータ保証パラメータを示す図である。図19(c)において、データ保証パラメータは、帯域保証を行う際に、必要となる帯域であるサービスレートと、パケットがどれだけ遅延してよいかの許容値である遅延許容値とから構成されている。
図19(d)は、優先制御を行う際のデータ保証パラメータを示す図である。図19(d)において、データ保証パラメータは、優先制御をサポートするネットワークにおいて使用する優先度と、遅延許容値とから構成されている。
なお、データ保証パラメータは、図19(c)及び図19(d)に示した形式に限定されるものではなく、データに必要とされる品質保証を指定する情報であれば、どのような情報でも用いることができる。例えば、データ保証パラメータとして、パケット廃棄を発生させないために必要となるバッファサイズなどを用いても構わない。
次に、従来技術における中継機器に対して、QoS設定を行う方法について説明する。リアルタイム通信のデータフローの特性を把握している端末から、端末−サーバ間の通信経路上の中継機器に対してQoS設定を行う方法として、TCP/IPの標準化組織であるIETF(Internet Engineering Task Force)で規定されたRSVP(Resource ReSerVation Protocol)を用いる方法がある。
しかし、RSVPを用いて通信経路上の中継機器にQoS設定を行うためには、データフローの送信端末、受信端末、及び中継機器の全てがRSVPに対応していなければいけないため利用上の制限がある。送信端末、受信端末、及び中継機器の全てがRSVPに対応しなければ効果が得られないというのは、新しい商品、古い商品、及び他メーカ商品など様々な機器の混在が予想される家庭内のネットワークにおいては、非常に大きな制限である。
また、RSVPを用いずに通信経路上の中継機器にQoS設定を行う方法としては、ユーザが、自身が利用するサービスに必要なQoS設定パラメータを調べ、調べたQoS設定パラメータを中継機器に直接QoS設定を行う方法がある。しかしながら、ネットワークの知識がない一般ユーザにとって、QoS設定パラメータを調べることや、調べたQoS設定パラメータを中継機器に直接QoS設定を行うことは非常に困難である。さらに、ユーザがQoS設定パラメータを誤って設定した場合、必要とされる通信品質を保証することができない。
そのため、家庭内のネットワークにおいては、リアルタイム通信のデータフローを送受信する送信端末及び受信端末が、RSVPなどのQoS設定を行うQoSシグナリングに非対応であっても、ユーザが中継機器に直接QoS設定を行わずに、中継機器が自動的にリアルタイム通信の通信品質保証を行うことが望まれる。
中継機器において、リアルタイム通信であるAVフローのQoS設定を自動的に行うためには、通信品質を保証すべきAVフローの検出が必要となる。AVフローを検出するための方法としては、AVフローのコンテンツを要求するためのコンテンツ要求フローを監視する方法や、IETFによって標準化されたSIP(Session Initiation)やRTSP(RealTime Streaming Protocol)などのAVフローを制御するための制御プロトコルを利用する方法がある。さらに、IETFによって標準化されたAVフローを転送するためのプロトコルであるRTP(Realtime Transport Protocol)を利用し、RTPヘッダ構造やその特徴と類似していたらAVフローと推定する方法等もある。
このように、AVフローを検出するための方法は複数存在するが、AVフロー用アプリケーションには様々な種類があり、多数の制御プロトコルが使用される。このため、中継機器が、上述したAVフローを検出するための方法のうち、いずれの方法を用いたとしても、多くの制御プロトコルやAVフロー転送プロトコルの解析に対応していなければならない。さらに、AVフローを検出する方法は、それぞれの解析方法が複雑であり、中継機能に最適化設計されている中継機器にとっては、処理負荷が大きいといった問題がある。
このような制御プロトコルやAVフロー転送プロトコルの解析の処理負荷を軽減させた中継機器として、例えば、特許文献1に記載されているものがある。図20は、従来技術におけるコンテンツ配信品質制御システム9000の構成を示す図である。図20において、コンテンツ配信品質制御システム9000は、AV端末10と、端末11と、AVサーバ12と、複数の中継機器13a〜cと、コンテンツ配信網14とから構成される。
AV端末10は、AVサーバ12からのAVストリーミングを受信し、映像および音声を再生する。一方、端末11は、AV以外のデータを受信し、例えば、ホームページの閲覧などを行う。AVサーバ12は、AV端末10にAVストリーミングを送信する。AVサーバ12が送信したAVストリーミングは、中継機器13c、コンテンツ配信網14、及び中継機器13aを介して、AV端末10に受信される。各中継機器13a〜cは、AVフローの通信保証設定を行い、当該設定に基づいて、AV端末10及び端末11と、AVサーバ12との間の中継を行う。
図21は、従来技術における各中継機器13a〜cの構成図である。図21において、各中継機器13a〜cは、受信部20と、優先フロー特徴情報検出部21と、優先フロー特徴情報解析部22と、QoS設定パラメータ決定部23と、QoS設定パラメータ管理部24と、QoS管理テーブル25と、QoS機能部26と、送信部27とから構成される。
受信部20は、中継するパケットを受信する。優先フロー特徴情報検出部21は、受信部20で受信したパケットから、コンテンツ要求/応答フローと制御プロトコルフローとを検出する。この際、制御プロトコルフローの宛先ポート番号と、Well−knownポート番号とから制御プロトコルを識別する。優先フロー特徴情報解析部22は、優先フロー特徴情報検出部21で検出したコンテンツ要求/応答フローから品質クラスと送信元アドレスとを取得し、QoS設定パラメータ決定部23に通知する。また、優先フロー特徴情報解析部22は、優先フロー特徴情報検出部21で検出した制御プロトコルフローの宛先および送信元アドレスを取得し、QoS設定パラメータ決定部23に通知する。ここで、コンテンツ要求/応答フローの送信元アドレスと、制御プロトコルフローの送信元アドレスとが一致した場合、当該制御プロトコルフローが先行のコンテンツ要求/応答フローの後続フローであると判断される。QoS設定パラメータ決定部23は、通知されたコンテンツ要求/応答フローの品質クラスと、制御プロトコルフローの宛先および送信元アドレスとからQoS設定パラメータを決定する。QoS設定パラメータ管理部24は、QoS設定パラメータ決定部23で決定されたQoS設定パラメータをQoS管理テーブル25に登録する。QoS機能部26は、QoS管理テーブル25に登録されたQoS設定に基づいて、送信部27にデータを送信する。送信部27は、QoS機能部26によって通信品質保証されたパケットを送信する。
図22は、従来技術におけるAVフローの通信品質保証の手順を示すフローチャートである。ステップS10において、優先フロー特徴情報検出部21は、コンテンツ要求/応答フローを検出し、優先フロー特徴情報解析部22は、優先フロー特徴情報検出部21で検出したコンテンツ要求/応答フロー内のURLなどの汎用的な情報から品質クラスと送信元アドレスとを取得する。ステップS11において、優先フロー特徴情報検出部21は、制御プロトコルフローの宛先ポート番号と、Well−knownポート番号とから制御プロトコルフローを検出し、優先フロー特徴情報解析部22は、優先フロー特徴情報検出部21で検出した制御プロトコルフローから宛先および送信元アドレスを取得する。ここで、コンテンツ要求/応答フローの送信元アドレスと、制御プロトコルフローの送信元アドレスとが一致した場合、当該制御プロトコルフローが先行のコンテンツ要求/応答フローの後続フローであると判断する。ステップS12において、QoS設定パラメータ決定部23が、コンテンツ要求/応答フローの品質クラスと、制御プロトコルフローの宛先および送信元アドレスとをQoS設定パラメータに決定する。ステップS13において、QoS設定パラメータ管理部24が、QoS設定パラメータ決定部23で決定されたQoS設定パラメータをQoS管理テーブル25に登録する。このように、各中継機器13a〜cは、QoS管理テーブル25にQoS設定パラメータを登録することによって、ストリーミングコンテンツフローの宛先および送信元アドレスと、登録された制御プロトコルフローの宛先および送信元アドレスとが一致すれば、当該ストリーミングコンテンツフローをAVフローと想定して、通信品質保証を行う。
以上のように、従来技術における各中継機器13a〜cは、コンテンツ要求/応答フロー内のURLなどの汎用的な情報から品質クラスと送信元アドレスとを取得し、さらに、制御プロトコルフローから宛先および送信元アドレスを取得し、QoS設定パラメータを登録している。各中継機器13a〜cは、制御プロトコルフローをWell−knownポート番号のみで識別することによって、複数の制御プロトコルに対して、個々の制御プロトコルを解析する処理を実装する必要がないため、処理負荷が軽減されている。
特開2003−69632号公報
しかしながら、従来技術における各中継機器13a〜cにおいては、以下に示す課題がある。各中継機器13a〜cは、HTTPパケットを受信し、当該受信したHTTPパケットを解析し、上述したようなQoS設定パラメータを登録しているが、ネットワーク内で通信されているHTTPパケットの数は膨大である。このため、各中継機器13a〜cは、膨大な数のHTTPパケットを解析する必要があるため、依然として各中継機器13a〜cの処理負荷は大きい。
また、各中継機器13a〜cは、制御プロトコルフローをWell−knownポート番号に基づいて識別している。公開されているWell−knownポート番号は多数あるため、各中継機器13a〜cにおいて、制御プロトコルフローの識別処理に関しても、依然として処理負荷が大きいと言える。
さらに、各中継機器13a〜cでは、Well−knownポート番号を使用するため、公開されたプロトコルのAVフローしか検出できず、独自のプロトコルを使用しているAVフローについては検出できないという問題もある。
また、各中継機器13a〜cがHTTPパケットを受信した場合、品質クラスを取得する処理は、HTTPパケットのデータ部を解析することになる。図23は、HTTPパケットフォーマットを示す図である。図23において、HTTPパケットフォーマットは、Ethernet(登録商標)ヘッダ、IPヘッダ、及びTCPヘッダのヘッダ部と、アプリケーションデータであるデータ部とから構成される。図23に示すように、HTTPパケットのデータ部において、品質クラスを示す優先度判定用文字列は、格納位置が不定であり、さらに、固定長のデータとも限らない。このように、各中継機器13a〜cがHTTPパケットのテキストベースのデータ部から、格納位置が不定であって、かつ可変長データである品質クラスを取得する処理は、各中継機器13a〜cの処理負荷を大きくする要因となっている。
それ故に、本発明の目的は、リアルタイム通信であるAVフローのQoS設定における処理負荷を軽減し、さらに、公開されたプロトコルを使用しているAVフローだけでなく、公開されていないプロトコル、または独自のプロトコルを使用しているAVフローも検出できる汎用的な中継機器を提供することである。
上記目的を達成させるために、本発明の通信装置は、データ通信されるネットワークにおいて用いられる通信装置であって、ネットワーク内で通信されるデータに対して、QoSを設定するために必要な情報であるQoS設定情報を、ドメイン名に対応付けて予め保持する優先データ情報保持部と、ネットワーク内のDNS(Domain Name System)サーバから受信するDNSパケットを監視し、当該DNSパケットに含まれるドメイン名を取得する制御パケット監視部と、優先データ情報保持部に保持されているQoS設定情報のうちに、取得されたドメイン名に対応するQoS設定情報が存在する場合、当該QoS設定情報に基づいて、DNSパケットの送信元である通信装置が行うデータ通信に対してQoSを設定する優先制御設定部とを備える。
ここで、DNSパケットとは、IETFによって標準化されたDNSプロトコルに基づいて、送受信される標準問い合わせパケットであって、IPネットワーク上のドメイン名からIPアドレスを求めるために用いられるものである。DNSプロトコルでは、標準問い合わせパケットにIPアドレスを調べたいドメイン名を設定してDNSサーバに送信することによって、アクセスしたいサーバ等のIPアドレスを知ることができる。
好ましい制御パケット監視部は、DNSパケットに含まれるドメイン名に基づいて、サービス提供キャリアを特定し、優先制御設定部は、サービス提供キャリアとQoS設定情報とに基づいて、サービス提供キャリア毎にDNSパケットの送信元である通信装置が行うデータ通信に対してQoSを設定することを特徴とする。
または、好ましい制御パケット監視部は、DNSパケットに含まれるドメイン名に基づいて、提供サービスを特定し、優先制御設定部は、提供サービスとQoS設定情報とに基づいて、提供サービス毎にDNSパケットの送信元である通信装置が行うデータ通信に対してQoSを設定することを特徴とする。
さらに、好ましいQoS設定情報は、提供サービスにおいて通信されるデータであって通信品質が保証される優先データの識別に用いる優先データ識別情報を含み、優先制御設定部は、さらに、優先データ識別情報に基づいて、優先データのQoSを設定することを特徴とする。
または、好ましくは、本発明の通信装置は、ネットワーク内で通信されるデータのうち通信品質が保証される優先データを通信するDNSパケットの送信元である通信装置の情報を示す優先通信装置情報を記憶する優先通信装置情報記憶部を、さらに備え、優先制御設定部は、さらに、優先通信装置情報に基づいて、DNSパケットの送信元である通信装置が行うデータ通信に対してQoSを設定することを特徴とする。
または、好ましくは、本発明の通信装置は、ネットワーク内で通信されるデータのうち通信品質が保証される優先データを通信するDNSパケットの送信元である通信装置の情報を示す優先通信装置情報を記憶する優先通信装置情報記憶部を、さらに備え、QoS設定情報は、提供サービスにおいて通信されるデータであって通信品質が保証される優先データの識別に用いる優先データ識別情報を含み、優先制御設定部は、さらに、優先通信装置情報と優先データ識別情報とに基づいて、優先データのQoSを設定することを特徴とする。
さらに、好ましい優先データ識別情報は、プロトコル種別及びポート番号のうち、少なくともいずれか1つを含む。
さらに、好ましいQoS設定情報は、提供サービスにおいて通信されるデータであって通信品質が保証される優先データに関する伝送特性を示す優先データ特性情報を含み、優先制御設定部は、さらに、優先データ特性情報に基づいて、優先データのQoSを設定することを特徴とする。
さらに、好ましい優先データ特性情報は、平均レート、バーストサイズ及び最大レートのうち、少なくともいずれか1つを含む。
さらに、好ましい優先データ情報保持部に予め保持されているQoS設定情報は、当該通信装置に接続されている外部機器が保持している情報を用いて更新されることを特徴とする。
好ましい制御パケット監視部は、DNSパケットに含まれるドメイン名に対する、DNSパケットの応答であるDNSレスポンスパケットに含まれるIPアドレスに基づいて、提供サービスを特定し、優先制御設定部は、提供サービスとQoS設定情報とに基づいて、提供サービス毎にDNSパケットの送信元である通信装置が行うデータ通信に対してQoSを設定することを特徴とする。
または、好ましい制御パケット監視部は、DNSパケットに含まれるドメイン名がSIP(Session Initiation Protocol)サーバである場合、当該SIPサーバから受信するSIPパケットを解析することによって、DNSパケットの送信元である通信装置の通信相手となる相手側通信装置を特定し、優先制御設定部は、QoS設定情報に基づいて、DNSパケットの送信元である通信装置と相手側通信装置とのデータ通信に対してQoSを設定することを特徴とする。
さらに、好ましい本発明の通信装置は、QoSの設定に基づいて、ネットワーク内で通信されるデータの中継を行う優先制御部をさらに備える。
さらに、好ましいQoSの設定は、ネットワーク内で通信されるデータのうち、通信品質が保証される優先データに対して行われることを特徴とする。
または、好ましいQoSの設定は、ネットワーク内で通信されるデータのうち、通信品質が保証される優先データ以外のデータに対して行われることを特徴とする。
なお、上述した本発明の通信装置が行う一連の処理は、当該通信装置が設定するQoS設定方法として捉えることができる。この方法は、この処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムの形式で提供されてもよい。このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で、コンピュータに導入されてもよい。
上述のように、本発明の通信装置によれば、通信パケット数が膨大であるHTTPパケットを解析する必要がなく、DNSサーバから受信するDNSパケットを監視し、当該DNSパケットに含まれるドメイン名に基づいてQoS設定を行うため、リアルタイム通信であるAVフローのQoS設定における処理負荷を軽減する中継機器を実現することができる。さらに、本発明の通信装置によれば、DNSパケットはデータ通信の際に送信される制御パケットであるため、公開されたプロトコルを使用しているAVフローだけでなく、公開されていないプロトコル、または独自のプロトコルを使用しているAVフローも検出できる汎用的な中継機器を実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係る優先データ通信保証システム1000の構成を示す図 本発明の第1の実施形態に係る中継機器130の構成図 DNSパケットフォーマットを示す図 優先データ情報保持部280に保持されているDNS問い合わせ先DB300と、QoS設定作成用DB310とを示す図 優先データ情報保持部280に保持されているDNS問い合わせ先DB301と、QoS設定作成用DB311とを示す図 本発明の第2の実施形態に係る優先データ通信保証システム2000の構成を示す図 本発明の第2の実施形態に係るPLCブリッジ130a〜cの構成図 優先データ情報保持部280に保持されているDNS問い合わせ先DB302と、QoS設定作成用DB312とを示す図 PLCブリッジ130a〜cが、DNSパケットを受信してからQoS設定パラメータをQoS管理テーブル250に登録するまでのQoS設定パラメータ登録処理を示すフローチャート 優先制御の対象となるAV端末を特定するための優先機器識別情報3121を示す図 本実施形態におけるQoS設定パラメータ3122を示す図 QoS設定パラメータ管理部240が、QoS機能をONする際の処理を示すフローチャート QoS設定パラメータ管理部240が、QoS機能をOFFにする際の処理を示すフローチャート それぞれPLCブリッジ131c、及びPLCブリッジ131aのQoS管理テーブル250を示す図 AV端末100c及びAV端末100aが、AVフロー通信を行っている場合のPLCブリッジ131cのQoS管理テーブル250を示す図 本発明の第3の実施形態に係る優先データ通信保証システム3000の構成を示す図 PLCブリッジ131a〜cの優先データ情報保持部280に保持されているDNS問い合わせ先DB303と、QoS設定作成用DB313とを示す図 PLCブリッジ131c及びPLCブリッジ131aのQoS管理テーブル250を示す図 QoS設定パラメータの一例を示す図 従来技術におけるコンテンツ配信品質制御システム9000の構成を示す図 従来技術における各中継機器13a〜cの構成図 従来技術におけるAVフローの通信品質保証の手順を示すフローチャート HTTPパケットフォーマットを示す図
以下、本発明の各実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る優先データ通信保証システム1000の構成を示す図である。図1において、優先データ通信保証システム1000は、AV端末100と、端末110と、AVサーバ120と、中継機器130と、インターネット140と、DNSサーバ150と、Webサーバ160とから構成される。
AV端末100は、AVサーバ120からのストリーミングを受信し、映像および音声を再生する。一方、端末110は、Webサーバ160からのAV以外のデータを受信し、例えば、ホームページの閲覧などを行う。AVサーバ120は、AV端末100にAVストリーミングを送信する。AVサーバ120が送信したAVストリーミングは、インターネット140、及び中継機器130を介して、AV端末100に受信される。DNSサーバ150は、AV端末100及び端末110からのDNSパケットを受信し、ドメイン名とIPアドレスとをマッピングして名前解決を行う。以降、DNSパケットに設定されたドメイン名をDNS問い合わせ先と呼ぶ。中継機器130は、AVフローの通信保証設定を行い、当該設定に基づいて、AV端末100及び端末110と、AVサーバ120及びWebサーバ160との間の中継を行う。さらに、中継機器130は、AV端末100及び端末110からDNSサーバ150へ送信されるDNSパケットの中継も行う。
ここでは、先ず、DNSパケットを利用して、中継機器130がQoS設定を行う手順について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係る中継機器130の構成図である。図2において、中継機器130は、受信部200と、制御パケット監視部210と、優先データ情報保持部280と、優先制御設定部290と、優先制御部260と、送信部270とから構成される。なお、優先制御設定部290は、QoS設定パラメータ決定部230と、QoS設定パラメータ管理部240と、QoS管理テーブル250とから構成される。
受信部200は、ネットワーク内のAV端末100からのDNSパケットを受信する。ここで、DNSパケットは、例えば、AV端末100の起動時に、AV端末100からDNSサーバ150に対して送信される。図3は、DNSパケットフォーマットを示す図である。図3において、DNSパケットフォーマットは、Ethernet(登録商標)ヘッダ、IPヘッダ、及びUDPヘッダと、フラグなどが格納された固定長データ、及びDNS問い合わせ先(ドメイン名)が格納された可変長データとから構成される。
DNSパケットのポート番号は、Well−knownポート番号=53番である。これによって、制御パケット監視部210は、受信部200が受信したパケットがDNSパケットであることを検出する。制御パケット監視部210は、DNSパケットのDNS問い合わせ先(ドメイン名)と、優先データ情報保持部280に保持されているQoS設定情報とに基づいて、当該通信の特定を行う。優先制御設定部290は、当該特定された通信について、優先データ情報保持部280に保持されているQoS設定情報に基づいて、優先制御設定を行う。
ここで、優先制御設定部290が、優先制御設定を行う手順について説明する。優先データ情報保持部280は、予め、QoS管理テーブルを作成するために必要なQoS設定情報を保持している。図4は、優先データ情報保持部280に保持されているDNS問い合わせ先DB300と、QoS設定作成用DB310とを示す図である。例えば、制御パケット監視部210が、図4に示したDNS問い合わせ先DB300に基づいて、当該通信がA社が提供するサービスであると特定した場合、優先制御設定部290において、QoS設定パラメータ決定部230は、QoS設定作成用DB310に基づいて、A社用のQoS設定パラメータを決定する。QoS設定パラメータ管理部240は、QoS設定パラメータ決定部230で決定されたQoS設定パラメータをQoS管理テーブル250に登録する。優先制御部260は、上述のように優先制御設定部290が優先制御設定を行ったサービス提供キャリアのQoS設定に基づいて、優先制御を行う。このように、優先データ情報保持部280に、サービス提供会社が適用しているQoS設定パラメータを保持しておけば、サービス提供会社と同様の優先データの通信保証が可能となる。
また、図5は、優先データ情報保持部280に保持されているDNS問い合わせ先DB301と、QoS設定作成用DB311とを示す図である。例えば、制御パケット監視部210が、図5に示したDNS問い合わせ先DB301に基づいて、当該通信がAサービスであると特定した場合、優先制御設定部290において、QoS設定パラメータ決定部230は、QoS設定作成用DB311に基づいて、Aサービス用のQoS設定パラメータを決定する。QoS設定パラメータ管理部240は、QoS設定パラメータ決定部230で決定されたQoS設定パラメータをQoS管理テーブル250に登録する。優先制御部260は、上述のように優先制御設定部290が優先制御設定を行った提供サービスのQoS設定に基づいて、優先制御を行う。このように、優先データ情報保持部280に、提供されるサービス毎にQoS設定パラメータを保持しておけば、提供されるサービス毎に詳細に設定された優先データの通信保証が可能となる。例えば、商用サービスと非商用サービスといった観点で優先度を設定することも可能である。
このように、中継機器130は、DNSパケットのDNS問い合わせ先(ドメイン名)と、優先データ情報保持部280に保持されているQoS設定情報とに基づいて、QoS設定を行っている。DNSパケットは、実際に行われるデータ通信に先立って送信され、またはAV端末の起動時等に送信される。つまり、DNSパケットは、従来技術で述べたHTTPパケットに比べて送信頻度が少なく、実際に行われるデータ通信に与える影響も少ない。従って、中継機器130が解析対象とするパケットの受信頻度も少なくなり、処理負荷が軽減される。
また、中継機器130は、DNSパケットのデータ位置固定のバイナリ形式のデータ部からDNS問い合わせ先(ドメイン名)を取得するため、従来技術で述べたHTTPパケットのテキストベースの可変長のデータ部から品質クラス等を取得する場合に比べて、処理負荷が軽くなる。また、中継機器130は、DNSパケット送信のようなAV端末が一般的に行う処理に基づいて、QoS設定を行うことによって、AVフローや制御パケット、コンテンツ要求/応答パケットが非公開の独自プロトコルであってもAVフローの通信品質保証を行うことができる。
以上のように、本発明の第1の実施形態に係る中継機器によれば、DNSパケットに基づいてQoS設定を行うことによって、リアルタイム通信であるAVフローのQoS設定における処理負荷を軽減し、さらに、公開されたプロトコルを使用しているAVフローだけでなく、公開されていないプロトコル又は独自のプロトコルを使用しているAVフローも検出可能となる。
なお、本実施形態においては、DNSパケットに設定されたDNS問い合わせ先(ドメイン名)に基づいて、サービス提供キャリア又は提供サービスを特定していたが、当該DNSパケット(DNSクエリパケット)の応答であるDNSレスポンスパケットに含まれるIPアドレスに基づいて、サービス提供キャリア又は提供サービスを特定し、QoS設定を行っても構わない。DNSレスポンスパケットに含まれるIPアドレスとは、具体的には、AVサーバのIPアドレスである。また、本実施形態においては、DNSパケットに基づいてQoS設定を行っていたが、これに限定されるものではない。例えば、SIPパケットを利用して、QoS設定を行っても構わない。
なお、本実施形態に係る中継機器は、インターネットを利用した有線および無線のネットワーク、さらには、PLCネットワークにおいて利用できることは言うまでもない。また、本実施形態においては、優先制御設定部は、サービス提供キャリアや提供サービス毎にQoS設定を行い、優先データ情報保持部は、図4及び図5に示す情報を保持していたが、これらの形式に限定されるものではない。例えば、特定サービスを利用するAV端末を特定し、AV端末毎にQoS設定を行っても構わない。これらの具体的な実施例については、以降の第2〜第4の実施形態で述べる。
(第2の実施形態)
本実施形態では、本発明の第1の実施形態に係る中継機器をPLCブリッジに適用した場合について、具体的に説明する。図6は、本発明の第2の実施形態に係る優先データ通信保証システム2000の構成を示す図である。図6において、優先データ通信保証システム2000は、AV端末100a〜cと、端末110と、AVサーバ120a〜cと、PLCブリッジ131a〜cと、インターネット140と、DNSサーバ150と、Webサーバ160と、優先データ情報管理サーバ170とから構成される。
各AV端末100a〜cは、それぞれAVサーバ120a〜cからのストリーミングを受信し、映像および音声を再生する。一方、端末110は、Webサーバ160からのAV以外のデータを受信し、例えば、ホームページの閲覧などを行う。各AVサーバ120a〜cは、それぞれAV端末100a〜cにAVストリーミングを送信する。各AVサーバ120a〜cが送信したAVストリーミングは、インターネット140、及びPLCブリッジ131a〜cを介して、それぞれAV端末100a〜cに受信される。DNSサーバ150は、各AV端末100a〜c及び端末110からのDNSパケットを受信し、ドメイン名とIPアドレスとをマッピングして名前解決を行う。各PLCブリッジ131a〜cは、AVフローの通信保証設定を行い、当該設定に基づいて、各AV端末100a〜c及び端末110と、各AVサーバ120a〜c及びWebサーバ160との間の中継を行う。さらに、各PLCブリッジ131a〜cは、各AV端末100a〜c及び端末110からDNSサーバ150へ送信されるDNSパケットの中継も行う。
図7は、本発明の第2の実施形態に係るPLCブリッジ131a〜cの構成図である。図7において、PLCブリッジ131a〜cは、受信部200と、制御パケット監視部210と、優先データ情報保持部280と、優先制御設定部290と、優先制御部260と、送信部270と、計時タイマ400と、優先データ情報更新部410とから構成される。なお、優先制御設定部290は、QoS設定パラメータ決定部230と、QoS設定パラメータ管理部240と、QoS管理テーブル250とから構成される。
受信部200は、ネットワーク内のAV端末100a〜cからのDNSパケットを受信する。制御パケット監視部210は、受信部200が受信したパケットがDNSパケットであることを検出し、DNSパケットのDNS問い合わせ先(ドメイン名)と、優先データ情報保持部280に保持されているQoS設定情報とに基づいて、当該通信の特定を行う。優先制御設定部290は、当該特定された通信について、優先データ情報保持部280に保持されているQoS設定情に基づいて、優先制御設定を行う。優先データ情報保持部280は、予め、QoS管理テーブルを作成するために必要なQoS設定情報を保持している。優先制御設定部290において、QoS設定パラメータ決定部230は、優先データ情報保持部280に保持されているQoS設定情報に基づいて、QoS設定パラメータを決定する。QoS設定パラメータ管理部240は、QoS設定パラメータ決定部230で決定されたQoS設定パラメータをQoS管理テーブル250に登録する。さらに、QoS設定パラメータ管理部240は、後述するようなQoS設定のQoS機能のON/OFFを制御し、また、QoS設定の登録および削除などの管理を行う。計時タイマ400は、一定時間Ta毎にQoS設定パラメータ管理部240に一定時間経過したことを通知する。本実施形態においては、一定時間Taを1秒に設定している。また、計時タイマ400からの一定時間Ta経過の通知を受信したタイミングで、QoS管理テーブル250において、管理されているQoS設定にマッチするAVフローが到着してからの経過時間の更新が行われる。QoS管理テーブル250は、QoS設定、QoS設定にマッチするAVフローが到着してからの経過時間、QoS設定に基づいたQoS機能が有効か無効かを判断する情報とを管理する。なお、QoS管理テーブル250で管理できるQoS設定の数には上限がある。優先制御部260は、QoS管理テーブル250に基づいて、優先制御や帯域保証などの通信品質保証を行う。送信部270は、優先制御部260によって通信品質保証されたパケットを送信する。
ここで、優先データ情報保持部280が保持するQoS設定情報について説明する。図8は、優先データ情報保持部280に保持されているDNS問い合わせ先DB302と、QoS設定作成用DB312とを示す図である。図8において、DNS問い合わせ先DB302は、特定のサービス会社が提供するそれぞれのAV端末は、特定のサーバにアクセスするという傾向を利用したものである。例えば、A社のサーバであるAVサーバ120aにアクセスする端末は、A社の提供サービスを利用するA社端末であると判断する。QoS設定作成用DB312は、AV端末毎にQoS設定パラメータを保持している。制御パケット監視部210が、図8に示したDNS問い合わせ先DB302に基づいて、当該DNSパケットを送信した端末が、例えば、A社が提供するサービスを利用するAV端末であると特定した場合、優先制御設定部290において、QoS設定パラメータ決定部230は、QoS設定作成用DB312に基づいて、A社端末用のQoS設定パラメータを決定する。
QoS設定作成用DB312は、優先機器名と各優先機器名に対応する優先機器特性情報と、優先データ識別情報と、優先データ特性情報とから構成される。
優先機器特性情報は、AV端末毎の特性を示す情報である。本実施形態では、優先機器特性情報として、AV端末毎に設定された優先度を示す情報である端末優先度を用いている。なお、優先機器特性情報としては、これに限定されるものではなく、AV端末が行うデータ通信に関する特性を示すパラメータであれば、優先機器特性情報として用いても構わない。例えば、AV端末が行う通信の平均レートや最大レート、最大レートでどれだけ連続して送信されるかといったバーストサイズ、最大パケット長や最小パケット長、パケットがどれだけ遅延してよいかの許容値である遅延許容値等を用いても構わない。
優先データ識別情報は、AV端末が行うデータ通信のうち優先制御を行うべき優先データを識別するために用いる情報である。本実施形態では、優先データ識別情報として、SrcMac、DstMac、Prot、SrcPort、及びDstPortの5つのパラメータを用いている。SrcMacは、送信元MACアドレスがAV端末のMACアドレスとなっているパケットを優先制御の対象とする場合に「有効」に設定される。DstMacは、宛先MACアドレスがAV端末のMACアドレスとなっているパケットを優先制御の対象とする場合に「有効」に設定される。Protは、TCPやUDPなど優先制御の対象となる通信に用いられるプロトコルを示す。SrcPortは、TCPやUDPの送信元ポート番号を示し、DstPortは、TCPやUDPの宛先ポート番号を示す。なお、優先データ識別情報としては、これらのパラメータに限定されるものではなく、優先データを識別するために使用可能なパラメータであれば、優先データ識別情報として用いても構わない。例えば、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、IPヘッダー内のToS(Type of Service)の値、TC(Traffic Class)の値、及びVLANの値などを用いても構わない。
優先データ特性情報は、AV端末が通信する優先データに必要とされる通信品質等の優先データの特性を示す情報である。本実施形態では、優先データ特性情報として、優先データ通信の平均レート、バーストサイズ、及び最大レートを用いている。なお、優先データ特性情報としては、これらの情報に限定されるものではなく、優先データの特性を示す情報であれば、優先データ特性情報として用いても構わない。例えば、最大パケット長、最小パケット長、及びパケットがどれだけ遅延してよいかの許容値である遅延許容値等を用いても構わない。
なお、本実施形態では、QoS設定作成用DB312として、優先機器名と、優先機器名に対応する優先機器特性情報、優先データ識別情報、及び優先データ特性情報とを構成するデータベースを例に挙げて説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、優先機器名に対応付けられる情報は、優先機器特性情報のみであってもよいし、他のQoS設定を行うために必要な情報を含んでいても構わない。
また、優先データ情報保持部280が保持するDNS問い合わせ先DB302と、QoS設定作成用DB312とは、AV端末が新しく開発され、または既存のAV端末の仕様変更があった場合に更新が必要となる。各PLCブリッジ131a〜cは、優先データ情報管理サーバ170から優先データ更新情報を受信し、優先データ情報更新部410において、優先データ情報保持部280が保持する情報を最新のデータに更新してもよい。
次に、PLCブリッジ131a〜cにおいて、通信品質保証を行う処理の流れについて説明する。図9は、PLCブリッジ131a〜cが、DNSパケットを受信してからQoS設定パラメータをQoS管理テーブル250に登録するまでのQoS設定パラメータ登録処理を示すフローチャートである。
ステップS100において、制御パケット監視部210は、当該PLCブリッジ131a〜cが中継するDNSパケットに設定されたDNS問い合わせ先(ドメイン名)を取得する。
ステップS110において、制御パケット監視部210は、ステップS100で取得したDNS問い合わせ先(ドメイン名)と、優先データ情報保持部280で保持しているDNS問い合わせ先DB302のDNS問い合わせ先(ドメイン名)とを比較する。ステップS110において、一致するデータなしの場合、当該DNSパケットに設定されたDNS問い合わせ先(ドメイン名)に関わる通信は、通信品質保証の対象外であるため、QoS設定パラメータ登録処理を終了する。ステップS110において、一致するデータありの場合、後述するステップS120の処理を行う。
ステップS120において、優先制御設定部290は、当該DNSパケットに設定されたDNS問い合わせ先(ドメイン名)に関わる通信について、優先データ情報保持部280に保持されているQoS設定情報に基づいて、優先制御設定を行う。ここで、先ず、当該DNSパケットを送信した端末を優先機器と特定するための優先機器識別情報を作成する。図10は、優先制御の対象となるAV端末を特定するための優先機器識別情報3121を示す図である。図10(a)に示すように優先機器識別情報としてAV端末のMACアドレスと優先機器名とを対応付けて保持している。なお、本実施形態では、AV端末のMACアドレスと優先機器名を優先機器識別情報とするが、図10(b)のように、さらにIPアドレスを保持していても良い。また、図10(c)のように、IPアドレスのみを保持している場合でも、IPアドレスのみに基づいて優先制御の対象となるAV端末であることを識別することが可能である。このように、優先機器識別情報は優先制御の対象となるAV端末であることを識別可能な情報であればどのような情報を保持していても良いが、AV端末の種類まで識別したい場合には少なくともAV端末の種類を特定する優先機器名を保持しておく必要がある。
次に、QoS設定パラメータ決定部230が、上述した優先機器識別情報と、優先データ情報保持部280で保持しているQoS設定作成用DB312とに基づいて、QoS設定パラメータを決定する。図11は、本実施形態におけるQoS設定パラメータ3122を示す図である。本実施形態におけるQoS設定パラメータ3122には、データ識別パラメータとして、SrcMac、DstMac、Prot、SrcPort、及びDstPortが設定されており、データ保証パラメータとしてサービスレートが設定されている。ここで、SrcMac、及びDstMacには、それぞれ識別対象のパケットの送信元MACアドレス、及び宛先MACアドレスの値が入力され、ProtにはTCPやUDP等のプロトコルタイプが入力され、SrcPort、及びDstPortには、それぞれTCPやUDPの送信元ポート番号、及び宛先ポート番号が入力される。また、識別するための値が入力されていないフィールドについては識別対象のフィールドとして扱わない。なお、データ識別パラメータとしては、これらのパラメータに限定されるものではなく、優先データを識別するために使用可能なパラメータであれば、データ識別パラメータとして用いても構わない。例えば、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、IPヘッダー内のToSの値、TCの値、及びVLANの値などを用いても構わない。また、データ保証パラメータには、パケットがどれだけ遅延してよいかの許容値である遅延許容値やパケット廃棄を発生させないために必要となるバッファサイズなど、データの品質保証に必要となる情報を使用しても構わない。
ステップS130において、QoS設定パラメータ管理部240は、QoS設定パラメータ決定部230において決定されたQoS設定パラメータと端末優先度とがQoS管理テーブル250に既に登録されているか否かを確認する。ここで、QoS設定パラメータと端末優先度とがQoS管理テーブル250に登録されている場合は、QoS設定パラメータ登録処理を終了する。QoS設定パラメータと端末優先度とがQoS管理テーブル250に登録されていない場合は、後述するステップS140の処理を行う。
ステップS140において、QoS設定パラメータ管理部240が、QoS管理テーブル250に新規にQoS設定を登録するための空きがあるか否かを確認する。ステップS140において、QoS管理テーブル250に空きがあると確認された場合は、ステップS160へ移行し、QoS設定パラメータ決定部230で決定されたQoS設定パラメータと端末優先度とをQoS管理テーブル250に登録する。ステップS140において、QoS管理テーブル250に空きがないと確認された場合は、後述するステップS150の処理を行う。
ステップS150において、QoS設定パラメータ管理部240は、QoS管理テーブル250に登録されているQoS設定のうち、経過時間が最も長いQoS設定を削除し、ステップS160において、QoS設定パラメータ決定部230で決定されたQoS設定パラメータと端末優先度とをQoS管理テーブル250に登録する。
以上により、各PLCブリッジ130a〜cは、受信したDNSパケットが各AV端末100a〜cから送信されたものであった場合に、QoS設定パラメータを作成してQoS管理テーブル250に登録することができる。
次に、各PLCブリッジ130a〜cに通信品質保証対象のパケットが入力されてきた場合に、QoS機能がONになるQoS機能判定処理(ON時)について説明する。図12は、QoS設定パラメータ管理部240が、QoS機能をONする際の処理を示すフローチャートである。
ステップS200において、QoS設定パラメータ管理部240は、入力パケットがQoS管理テーブル250に登録されているQoS設定にマッチするか否かを判定する。ここで、入力パケットがQoS管理テーブル250に登録されているQoS設定にマッチするパケットでない場合は、QoS機能はONされず、QoS機能判定処理(ON時)を終了する。入力パケットがQoS管理テーブル250に登録されているQoS設定にマッチするパケットである場合は、後述するステップS210の処理を行う。
ステップS210において、QoS設定パラメータ管理部240は、QoS管理テーブル250内のマッチしたQoS設定の経過時間を0にリセットする。
ステップS220において、QoS設定パラメータ管理部240は、QoS管理テーブル250内のマッチしたQoS設定のQoS機能がONになっているか否かを判定する。ここで、当該QoS機能がONになっていた場合は、QoS機能判定処理(ON時)を終了する。当該QoS機能がOFFになっていた場合は、後述するステップS230の処理を行う。
ステップS230において、QoS設定パラメータ管理部240は、帯域保証などのQoS機能をONにするために必要なネットワークリソースがあるかを判定する。ネットワークリソースがある場合は、ステップS260に移行し、マッチしたQoS設定の機能をONする。ネットワークリソースがない場合は、後述するステップS240の処理を行う。
ステップS240において、QoS設定パラメータ管理部240は、QoS機能がONになっているQoS設定のうち、マッチしたQoS設定の端末優先度より端末優先度が低いQoS設定があって、かつ当該QoS設定のネットワークリソースによって、マッチしたQoS設定のQoS機能をONできるか否かを判定する。ここで、QoS機能をONできない場合、QoS機能判定処理(ON時)を終了する。QoS機能をONできる場合、後述するステップS250の処理を行う。
ステップS250において、QoS設定パラメータ管理部240は、QoS機能がONになっているQoS設定のうち、マッチしたQoS設定の端末優先度より端末優先度が低いQoS設定のQoS機能をOFFする。その後、ステップS260において、QoS設定パラメータ管理部240は、マッチしたQoS設定のQoS機能をONする。
次に、各PLCブリッジ130a〜cに通信品質保証対象のパケットが、一定時間、入力されなかった場合に、QoS機能がOFFになるQoS機能判定処理(OFF時)について説明する。図13は、QoS設定パラメータ管理部240が、QoS機能をOFFする際の処理を示すフローチャートである。
ステップS300において、QoS設定パラメータ管理部240は、QoS管理テーブル250内のQoS設定の経過時間を更新するタイミングで、QoS設定の経過時間が一定時間Bより大きくなっているか否かの判断をする。本実施形態では、QoS設定の経過時間を更新するタイミングは、計時タイマ400から通知される一定時間Ta(1秒)毎である。また、一定時間Bは、通信品質保証対象のパケットが流れなくなってから十分時間が経過したと判断する時間であり、例えば、3分に設定しておく。QoS設定の経過時間が一定時間Bより小さい場合には、QoS機能判定処理(OFF時)を終了する。QoS設定の経過時間が一定時間Bより大きい場合には、ステップS310に移行し、当該QoS設定のQoS機能をOFFして、QoS機能判定処理(OFF時)を終了する。
上述したように管理されているQoS管理テーブル250について、以下に、具体的に説明する。ここでは、AV端末100a及びAV端末100bが、DNSサーバ150にDNSパケットを送信し、AV端末100bがAVフロー通信を行っている場合のPLCブリッジ131a及びPLCブリッジ131cのQoS管理テーブル250について説明する。
図14(a)及び(b)は、それぞれPLCブリッジ131c、及びPLCブリッジ131aのQoS管理テーブル250を示す図である。図14(a)のPLCブリッジ131cにおいて、QoS設定NO.01は、AV端末100aのQoS設定であり、QoS設定NO.02は、AV端末100bのQoS設定である。図14(b)のPLCブリッジ131aにおいて、QoS設定NO.11は、AV端末100bのQoS設定である。なお、上述したように、ここではAV端末100bがAVフロー通信を行っているため、図14(a)のPLCブリッジ131cにおいて、QoS設定NO.02がQoS機能ONであり、図14(b)のPLCブリッジ131aにおいて、QoS設定NO.11がQoS機能ONである。
A社のAV端末であるAV端末100aのDNSパケットは、PLCブリッジ131aとPLCブリッジ131cとを経由する。この時、図8におけるQoS設定作成用DB312では、A社端末はDstMacのみ有効となっているため、AV端末100aを宛先MACアドレスに設定して電灯線にパケットを送信するPLCブリッジ131cにおいてのみQoS設定が行なわれている。
B社のAV端末であるAV端末100bのDNSパケットは、PLCブリッジ130aとPLCブリッジ130cとを経由する。この時、図8におけるQoS設定作成用DB312では、B社端末はSrcMac、及びDstMacの両方が有効となっているため、AV端末100bを送信元MACアドレスに設定して電灯線にパケットを送信するPLCブリッジ131a、及びAV端末100bを宛先MACアドレスに設定して電灯線にパケットを送信するPLCブリッジ131cの両方においてQoS設定が行なわれている。
次に、AV端末100a及びAV端末100cが、DNSサーバ150にDNSパケットを送信し、AV端末100aまたはAV端末100cが、AVフロー通信を行っている場合のPLCブリッジ131cのQoS管理テーブル250について説明する。
A社のAV端末であるAV端末100aのDNSパケットは、PLCブリッジ131aとPLCブリッジ131cとを経由する。この時、図8におけるQoS設定作成用DB312では、A社端末はDstMacのみ有効となっているため、AV端末100aを宛先MACアドレスに設定して電灯線にパケットを送信するPLCブリッジ131cにおいてのみQoS設定が行なわれている。C社のAV端末であるAV端末100cのDNSパケットは、PLCブリッジ131bとPLCブリッジ131cとを経由する。この時、図8におけるQoS設定作成用DB312では、C社端末はDstMacのみ有効となっているため、AV端末100cを宛先MACアドレスに設定して電灯線にパケットを送信するPLCブリッジ131cにおいてのみQoS設定が行なわれている。
図15(a)は、AV端末100cがAVフロー通信を行っている場合のPLCブリッジ131cのQoS管理テーブル250を示す図である。図15(a)のPLCブリッジ131cにおいて、QoS設定NO.01は、AV端末100aのQoS設定であり、QoS設定NO.02は、AV端末100cのQoS設定である。ここでは、AV端末100cがAVフロー通信を行っているため、QoS設定NO.02がQoS機能ONである。
ここで、PLC間通信で使用できる帯域が15Mbpsであって、AV端末100aがAVフロー通信を開始する場合について説明する。図15(b)は、上述した図15(a)の状態から、AV端末100aがAVフロー通信を開始する場合のPLCブリッジ131cのQoS管理テーブル250を示す図である。AV端末100aがAVフロー通信を開始する場合、図12に示したように、PLCブリッジ131cのQoS管理テーブル250のQoS設定No.01のQoS機能をONできるか否かを判定する。図12におけるQoS機能判定処理(ON時)のステップS230において、QoS設定パラメータ管理部240は、PLC間通信で使用できる帯域が15Mbpsしかない状況では、QoS設定NO.01及びNO.02の両方のQoS機能を同時にONすることはできないと判断する。ステップS240及びS250において、QoS設定パラメータ管理部240は、端末優先度を基準に端末優先度が低いQoS設定NO.02のQoS機能をOFFする。その後、ステップS260において、QoS設定パラメータ管理部240は、端末優先度が高いQoS設定NO.01のQoS機能をONする。
以上のように、本発明の第2の実施形態に係る中継機器によれば、本発明の第1の実施形態に係る中継機器をPLCブリッジに適用し、さらに、AV端末毎に優先データの優先制御設定を行うことによって、リアルタイム通信であるAVフローのQoS設定における処理負荷を軽減し、さらに、公開されたプロトコルを使用しているAVフローだけでなく、公開されていないプロトコル又は独自のプロトコルを使用しているAVフローも検出可能となる。
なお、本実施形態においては、DNSパケットを送信したAV端末を特定し、AV端末毎に優先データの優先制御設定を行ったが、PLCを用いる家庭内のネットワークに鑑みれば、例えば、セットトップボックス毎に優先データの優先制御設定を行っても構わない。セットトップボックスの起動時に、当該セットトップボックスからDNSパケットが送信され、当該DNSパケットに基づいて、提供サービスを特定し、またはセットトップボックスを特定する。この場合、中継機器は、セットトップボックスに関する情報を記憶する優先通信装置情報記憶部を、さらに備えておけば、優先データ情報保持部に保持されているQoS設定情報に基づいて、セットトップボックス毎にQoS設定を行うことができる。このように、セットトップボックス毎に優先データの優先制御設定を行っても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
なお、本実施形態においては、QoS設定が各PLCブリッジ131a〜cで分散して管理されているが、いずれかのPLCブリッジがQoS設定を集中管理しても構わない。この場合、QoS設定パラメータを作成したPLCブリッジがQoS設定を管理するPLCブリッジにQoS設定パラメータを通知することとなる。
なお、本実施形態においては、AVフローのみを優先データとして扱ったが、AVフローを制御するためのプロトコルやAVフローの通信状態を通知する状態通知パケットなどのデータについても優先制御の対象としても構わない。
なお、本実施形態においては、DNSパケットのDNS問い合わせ先(ドメイン名)から、通信保証を行う優先機器を特定したが、特定のサーバのIPアドレスを採用することもできる。この場合、特定のサーバのIPアドレスと通信している端末をAV端末と特定すればよい。また、SIP端末からの登録メッセージであるREGISTERメッセージ内に登録されるロケーションサービスのドメイン名を用いて、ドメイン名から通信保証を行う優先機器を特定することもできる。このように、優先機器となるAV端末を特定することが可能な情報であればどのような情報を用いても構わない。
また、本実施形態においては、通信保証を行う優先機器を特定したが、非優先としたい端末を特定するようにしても構わない。非優先端末を特定する場合と優先端末を特定する場合とでは、データ保証パラメータの値が異なるものの、優先度を変更したい端末を特定する方法という点において共通である。非優先端末を特定する場合は、特定された非優先端末が行う通信の優先度を他の端末が行う通信の優先度よりも低くすることで、優先されるべき端末の通信品質保証を行うことが可能となる。
上述のいずれの方法においてAV端末を特定した場合でも、特定されたAV端末の特性情報に合わせた制御を行うことにより、AV端末毎に適切な優先度付けを行った通信品質保証が実現できる。
なお、本実施形態においては、DNSパケットに基づいて、サービスを利用するAV端末を特定し、AV端末毎にQoS設定パラメータを設定したが、これに限定されるものではない。本発明の第1の実施形態において述べたように、QoS設定パラメータをサービス提供キャリアや提供サービス毎に行っても同様の効果が得られることは言うまでもない。
(第3の実施形態)
本実施形態では、本発明の第2の実施形態で述べたPLCブリッジを中継機器とし、さらに、AVストリーミングを受信して映像および音声を再生するAV端末、及びIP(Internet Protocol)ネットワークで音声通信を行うIP電話を用いる場合について、具体的に説明する。ここで、優先データ通信は、AV端末が行うAVフローとIP電話が行うVoIP(Voice over IP)フローとする。図16は、本発明の第3の実施形態に係る優先データ通信保証システム3000の構成を示す図である。図16において、優先データ通信保証システム3000は、AV端末100aと、IP電話101a〜bと、端末110と、AVサーバ120aと、PLCブリッジ131a〜cと、インターネット140と、DNSサーバ150と、Webサーバ160と、初期化サーバ180と、SIPサーバ190とから構成される。図16において、図6に示した構成要素と同様の構成要素については、同様の参照符号を付して説明を省略する。
各IP電話101a〜bは、IPネットワークで音声通信を行うIP電話である。初期化サーバ180は、各IP電話101a〜bが起動した際に初期化のために必要な情報を取得するためにアクセスされる。SIPサーバ190は、各IP電話101a〜bが音声通信を行うために必要となるサーバである。
本実施形態に係る中継機器である各PLCブリッジ131a〜cは、本発明の第2の実施形態において説明した図7と同様であるため、ここでは、詳細な説明は省略する。図17は、本実施形態に係る各PLCブリッジ131a〜cの優先データ情報保持部280に保持されているDNS問い合わせ先DB303と、QoS設定作成用DB313とを示す図である。図17において、DNS問い合わせ先DB303及びQoS設定作成用DB313は、本発明の第2の実施形態において説明した図8のDNS問い合わせ先DB302及びQoS設定作成用DB312と比べて、特定のサービス会社に特化した優先機器名、優先データ識別情報、及び優先データ特性情報を使用していない。図17において、DNS問い合わせ先DB303は、特定のサービスを利用するAV端末及びIP電話が特定のサーバにアクセスするという傾向を利用したものである。ここでは、AVサーバ120aにアクセスする端末は、AV端末であると判断し、初期化サーバ180またはSIPサーバ190にアクセスする端末は、IP電話であると判断する。QoS設定作成用DB313は、端末機器の種類毎にQoS設定パラメータを保持している。ここでは、QoS設定作成用DB313は、優先機器種と各優先機種に対応する優先機器特性情報、及びデータ保証パラメータとから構成されている。制御パケット監視部210が、図17に示したDNS問い合わせ先DB303に基づいて、当該DNSパケットを送信した端末が、例えば、IP電話であると特定した場合、優先制御設定部290において、QoS設定パラメータ決定部230は、QoS設定作成用DB313に基づいて、IP電話用のQoS設定パラメータを決定する。
本実施形態に係るPLCブリッジ131a〜cは、上述したような優先データ情報保持部280に保持されているQoS設定情報に基づいて、QoS設定パラメータ登録処理を行い、その後、登録されたQoS管理テーブル250におけるQoS機能のON/OFFの制御を行う。これらの処理の流れについては、本発明の第2の実施形態で説明した図9、図12、及び図13と同様であるため、ここでは、詳しい説明は省略する。以下に、本実施形態におけるQoS管理テーブル250について、具体的に説明する。
先ず、IP電話101aとAV端末100aとにおいて、IP電話101aとAV端末100aとが送信するDNSパケットは、PLCブリッジ131aとPLCブリッジ131cとを経由する。IP電話101aとAV端末100aとが行うフローを保証するため、PLCブリッジ131cではIP電話101aとAV端末100aとが宛先MACアドレスとなるQoS設定が行われ、PLCブリッジ131aではIP電話101aとAV端末100aとが送信元MACアドレスとなるQoS設定が行われる。
図18(a)及び(b)は、それぞれPLCブリッジ131c、及びPLCブリッジ131aのQoS管理テーブル250を示す図である。図18(a)は、IP電話101aがVoIPフロー通信を行っている場合のPLCブリッジ131cのQoS管理テーブル250を示す図である。図18(a)のPLCブリッジ131cにおいて、QoS設定NO.01は、IP電話101aのQoS設定であり、QoS設定NO.02は、AV端末100aのQoS設定である。図18(b)は、IP電話101aがVoIPフロー通信を行っている場合のPLCブリッジ131aのQoS管理テーブル250を示す図である。図18(b)のPLCブリッジ131aにおいて、QoS設定NO.11は、IP電話101aのQoS設定であり、QoS設定NO.12は、AV端末100aのQoS設定である。ここでは、IP電話101aがVoIPフロー通信を行っているため、図18(a)のPLCブリッジ131cにおけるQoS設定NO.01と、図18(b)のPLCブリッジ131aにおけるQoS設定NO.11とが、QoS機能ONとなっている。
本実施形態におけるQoS管理テーブル250の構成は、優先機器特性情報、データ識別パラメータ、データ保証パラメータ、経過時間、及びQoS機能動作状況であり、第2の実施形態で示した図14及び図15と同様である。しかし、データ識別パラメータ、及びデータ保証パラメータで使用するパラメータが異なっている。
なお、本実施形態におけるデータ識別パラメータとしては、SrcMac、及びDstMacを使用したが、これらのパラメータに限定されるものではない。優先データを識別するために使用可能なパラメータであれば、データ識別パラメータとして用いても構わない。例えば、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、IPヘッダー内のToSの値、TCの値、及びVLANの値などを用いても構わない。
また、本実施形態におけるデータ保証パラメータとしては、QoS設定作成用DB313で保持されていた通信の優先度を表すPriorityと、遅延許容値とを使用したが、これらのパラメータに限定されるものではない。データの品質保証に必要となる情報であれば、データ保証パラメータとして用いても構わない。例えば、サービスレートやバッファサイズなどを用いても構わない。
以上のように、本発明の第3の実施形態に係る中継機器によれば、AV端末及びIP電話を適用するネットワークにおいても、端末機器の種類毎にQoS設定を行い、本発明の第1及び第2の実施形態と同様に、リアルタイム通信であるAVフローのQoS設定における処理負荷を軽減し、さらに、公開されたプロトコルを使用しているAVフローだけでなく、公開されていないプロトコル又は独自のプロトコルを使用しているAVフローも検出可能となる。
なお、本実施形態におけるDNS問い合わせ先DB303は、優先機器名としてIP電話とAV端末といった優先機器の種類に相当する情報を使用し、QoS設定作成用DB313は、優先データ識別情報、及び優先データ特性情報を使用せず、データ保証パラメータのみで通信品質保証している。このようなデータ保証パラメータのみで通信品質保証するといったQoS設定は、優先データが使用するプロトコル、またはポート番号が不定であってAVフローの特徴を特定できない場合等に有効である。
本発明は、AVフロー等の送信端末、及び受信端末が、QoS自動設定に非対応であっても、リソースが限られた中継機器において、低負荷でAV端末およびAVフロー等の検出が行えるため、多様なシチュエーションでAVフローの通信品質保証等を行うことができる。また、このAV端末およびAVフロー等の検出方式は、様々な種類のAVフロー等に対応し汎用性が高く、AV端末の種類を特定することから商用サービスと非商用サービスとの自動判別等にも有効に利用できる。
1000、2000、3000 優先データ通信保証システム
9000 コンテンツ配信品質制御システム
10、100、100a〜c AV端末
101a〜b IP電話
11、110 端末
12、120、120a〜c AVサーバ
13a〜c、130 中継機器
14 コンテンツ配信網
131a〜c PLCブリッジ
140 インターネット
150 DNSサーバ
160 Webサーバ
170 優先データ情報管理サーバ
180 初期化サーバ
190 SIPサーバ
20、200 受信部
21 優先フロー特徴情報検出部
210 制御パケット監視部
22 優先フロー特徴情報解析部
23、230 QoS設定パラメータ決定部
24、240 QoS設定パラメータ管理部
25、250 QoS管理テーブル
26 QoS機能部
260 優先制御部
27、270 送信部
280 優先データ情報保持部
290 優先制御設定部
400 計時タイマ
410 優先データ情報更新部
300、301、302、303 DNS問い合わせ先DB
310、311、312、313 QoS設定作成用DB
3121 優先機器識別情報
3122 QoS設定パラメータ
S100〜S160 QoS設定パラメータ登録処理における各ステップ
S200〜S260 QoS機能ON処理における各ステップ
S300、S310 QoS機能OFF処理における各ステップ
S10〜S13 AVフローの通信品質保証における各ステップ

Claims (17)

  1. データ通信されるネットワークにおいて用いられる通信装置であって、
    前記ネットワーク内で通信されるデータに対して、QoS(Quality of Service)を設定するために必要な情報であるQoS設定情報を、ドメイン名に対応付けて予め保持する優先データ情報保持部と、
    前記ネットワーク内のDNS(Domain Name System)サーバへ送信するDNSパケットまたは当該DNSパケットの応答であって当該DNSサーバから受信するDNSレスポンスパケットを監視し、当該DNSパケットまたは当該DNSレスポンスパケットに含まれるドメイン名を取得する制御パケット監視部と、
    前記優先データ情報保持部に保持されている前記QoS設定情報のうちに、前記取得されたドメイン名に対応するQoS設定情報が存在する場合、当該QoS設定情報に基づいて、前記DNSパケットの送信元である通信装置が行うデータ通信に対してQoSを設定する優先制御設定部とを備える、通信装置。
  2. 前記制御パケット監視部は、前記DNSパケットまたは前記DNSレスポンスパケットに含まれるドメイン名に基づいて、サービス提供キャリアを特定し、
    前記優先制御設定部は、前記サービス提供キャリアと前記QoS設定情報とに基づいて、前記サービス提供キャリア毎に前記DNSパケットの送信元である通信装置が行うデータ通信に対してQoSを設定することを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記制御パケット監視部は、前記DNSパケットまたは前記DNSレスポンスパケットに含まれるドメイン名に基づいて、提供サービスを特定し、
    前記優先制御設定部は、前記提供サービスと前記QoS設定情報とに基づいて、前記提供サービス毎に前記DNSパケットの送信元である通信装置が行うデータ通信に対してQoSを設定することを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記QoS設定情報は、前記提供サービスにおいて通信されるデータであって通信品質が保証される優先データの識別に用いる優先データ識別情報を含み、
    前記優先制御設定部は、さらに、前記優先データ識別情報に基づいて、前記優先データのQoSを設定することを特徴とする、請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記ネットワーク内で通信されるデータのうち通信品質が保証される優先データを通信する前記DNSパケットの送信元である通信装置の情報を示す優先通信装置情報を記憶する優先通信装置情報記憶部を、さらに備え、
    前記優先制御設定部は、さらに、前記優先通信装置情報に基づいて、前記DNSパケットの送信元である通信装置が行うデータ通信に対してQoSを設定することを特徴とする、請求項3に記載の通信装置。
  6. 前記ネットワーク内で通信されるデータのうち通信品質が保証される優先データを通信する前記DNSパケットの送信元である通信装置の情報を示す優先通信装置情報を記憶する優先通信装置情報記憶部を、さらに備え、
    前記QoS設定情報は、前記提供サービスにおいて通信されるデータであって通信品質が保証される優先データの識別に用いる優先データ識別情報を含み、
    前記優先制御設定部は、さらに、前記優先通信装置情報と前記優先データ識別情報とに基づいて、前記優先データのQoSを設定することを特徴とする、請求項3に記載の通信装置。
  7. 前記優先データ識別情報は、プロトコル種別及びポート番号のうち、少なくともいずれか1つを含む、請求項4に記載の通信装置。
  8. 前記優先データ識別情報は、プロトコル種別及びポート番号のうち、少なくともいずれか1つを含む、請求項6に記載の通信装置。
  9. 前記QoS設定情報は、前記提供サービスにおいて通信されるデータであって通信品質が保証される優先データに関する伝送特性を示す優先データ特性情報を含み、
    前記優先制御設定部は、さらに、前記優先データ特性情報に基づいて、前記優先データのQoSを設定することを特徴とする、請求項3に記載の通信装置。
  10. 前記優先データ特性情報は、平均レート、バーストサイズ及び最大レートのうち、少なくともいずれか1つを含む、請求項9に記載の通信装置。
  11. 前記優先データ情報保持部に予め保持されているQoS設定情報は、当該通信装置に接続されている外部機器が保持している情報を用いて更新されることを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
  12. 前記制御パケット監視部は、前記DNSパケットまたは前記DNSレスポンスパケットに含まれるドメイン名に対する前記DNSレスポンスパケットに含まれるIPアドレスに基づいて、提供サービスを特定し、
    前記優先制御設定部は、前記提供サービスと前記QoS設定情報とに基づいて、前記提供サービス毎に前記DNSパケットの送信元である通信装置が行うデータ通信に対してQoSを設定することを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
  13. 前記制御パケット監視部は、前記DNSパケットまたは前記DNSレスポンスパケットに含まれるドメイン名がSIP(Session Initiation Protocol)サーバである場合、当該SIPサーバから受信するSIPパケットを解析することによって、前記DNSパケットの送信元である通信装置の通信相手となる相手側通信装置を特定し、
    前記優先制御設定部は、前記QoS設定情報に基づいて、前記DNSパケットの送信元である通信装置と前記相手側通信装置とのデータ通信に対してQoSを設定することを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
  14. 前記QoSの設定に基づいて、前記ネットワーク内で通信されるデータの中継を行う優先制御部をさらに備える、請求項1に記載の通信装置。
  15. 前記QoSの設定は、前記ネットワーク内で通信されるデータのうち、通信品質が保証される優先データに対して行われることを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
  16. 前記QoSの設定は、前記ネットワーク内で通信されるデータのうち、通信品質が保証される優先データ以外のデータに対して行われることを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
  17. データ通信されるネットワークにおいて用いられる通信装置が設定するQoS(Quality of Service)設定方法であって、
    前記通信装置は、
    前記ネットワーク内で通信されるデータに対して、前記QoSを設定するために必要な情報であるQoS設定情報を、ドメイン名に対応付けて予め保持する優先データ情報保持ステップと、
    前記ネットワーク内のDNS(Domain Name System)サーバへ送信するDNSパケットまたは当該DNSパケットの応答であって当該DNSサーバから受信するDNSレスポンスパケットを監視し、当該DNSパケットまたは当該DNSレスポンスパケットに含まれるドメイン名を取得する制御パケット監視ステップと、
    前記優先データ情報保持ステップにおいて保持している前記QoS設定情報のうちに、前記制御パケット監視ステップにおいて取得したドメイン名に対応するQoS設定情報が存在する場合、当該QoS設定情報に基づいて、前記DNSパケットの送信元である通信装置が行うデータ通信に対してQoSを設定する優先制御設定ステップとを実行する、QoS設定方法。
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