JP5178576B2 - 接触子構造体 - Google Patents
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Description
即ち、本発明の一態様における接触子構造体は、同軸上に配置された一対の第1導体及び第2導体である導体を嵌合した状態において、上記導体間に挟まれて上記導体の周方向に沿って延在しかつ上記導体の軸方向に沿って複数にて配置される接触子を介して上記導体間の通電を行う接触子構造体であって、上記軸方向に配置されたそれぞれの上記接触子において、上記接触子と上記導体との接触位置を上記周方向にて異ならせてそれぞれの上記接触子を配置する接触子配置構造を備え、上記接触子配置構造は、接触子据付溝と、上記接触子据付溝に取り付けられる接触位置規定用部材とを備え、上記接触子据付溝は、上記第1導体及び第2導体の一方に相当する溝付導体に上記周方向に沿って形成され上記接触子を収納して上記溝付導体に取り付ける溝であり、上記接触位置規定用部材は、上記接触子を構成する接触片と、上記第1導体及び第2導体の他方に相当する溝無導体との上記接触位置を、それぞれの上記接触子において上記周方向にて異ならせて各接触子を上記接触子据付溝に位置決めする部材である、ことを特徴とする。
又、接触子と導体との接触抵抗の増加が抑制されることから、電力損失が低減されひいては省エネルギーにも寄与することができる。
このような構造、機能を有する下記の各実施形態における接触子構造体は、例えば、ガス絶縁開閉装置において、低電気抵抗化及び相対変位の許容が要求される導体間の通電接続部に採用可能である。
図1は、本発明の実施の形態1における接触子構造体101を示している。接触子構造体101は、その基本的構成部分として、第1導体1と、第2導体2と、接触子3と、接触子配置構造とを備える。上記接触子配置構造は、本実施形態では、以下に説明する接触子据付溝1c及び接触位置規定用部材4を含む構造部分に対応する。
このようにして本実施形態では、上記周方向11に沿って接触子据付溝1cに配置された接触子3が上記軸方向12における2箇所にて第1導体1に設置される。勿論、接触子据付溝1cの数に対応して設置される接触子3の数も増減する。
このようにして、第1導体1と第2導体2とは、各接触子3を介して通電されることになる。
さらに、このように接触子3と導体1,2との接触抵抗の増加が抑制されることから、電気機器における電力損失が低減され、ひいては省エネルギーにも寄与することができる。
接触位置規定用部材4は、例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)のような電気絶縁性に優れた材料にて、図4A及び図4Bに示すような形状の板材から形成される部材であり、各接触子3の周方向11における据付位置を設定するための部材である。詳しくは、接触子3を構成する接触片に相当する素線3aと、第2導体2との接触位置15を、各接触子3において上記周方向11にて異ならせて各接触子3を各接触子据付溝1cに位置決めする部材である。
尚、図5A及び図5Bは、両接触子3における接触位置15を説明するために模式的に各導体等を図示し平面的に図示したものであり、図示等において不適正な点がある。
さらに又、接触子3と第2導体2との接触抵抗の増加が抑制されることから、電力損失が低減されひいては省エネルギーにも寄与することができる。
上述のように実施の形態1では、第1導体1は、軸方向12に沿った2箇所に、周方向11に延在する接触子据付溝1cを有する。これに対し本実施の形態2では、第1導体1−2は、複数の接触子3を収納する溝で一箇所に形成された接触子据付溝1c−2を設けた構成を有する。さらに、実施の形態1における接触位置規定用部材4に代えて、上記接触子据付溝1c−2に取り付けられる接触位置規定用部材4−2を有する。
尚、実施の形態1にて説明した変形例についても本実施の形態2に適用可能である。
接触子据付溝1c−2は、図6及び図7に示すように、第1導体1−2の中空部1aにおける内周面1bの一箇所に、周方向11に沿って内周面1bの全周にわたり形成された凹状の矩形の溝であり、複数の接触子3を収納する。本実施形態では、軸方向12において2本の接触子3を収納している。接触子据付溝1c−2におけるその他の構成は、実施形態1における接触子据付溝1cと同じである。
さらに、実施の形態2における接触子構造体102では、第1導体1に対して接触子据付溝1c−2を一箇所に形成することから、加工工程を削減することができるという効果がある。
上述の実施形態1,2では、上記接触子配置構造として、接触子据付溝1c、1c−1、1c−2と、これら接触子据付溝1c、1c−1、1c−2に取り付けられる接触位置規定用部材4、4−2とを備えた構造を採用している。これに対し本実施形態では、上記接触子配置構造として、例えば接触子据付溝1cと、固定溝16とを備えた構造を採る。上記固定溝16は、実施形態1にて示した接触子据付溝1c、及び実施形態2にて示した接触子据付溝1c−2のいずれに対しても適用可能である。尚、以下では、接触子据付溝1cを例に採り説明を行う。又、本実施形態において、上記接触子配置構造以外の構成は、上述の実施形態1,2に示す構成に同じであるので、ここでの説明は省略する。また、実施の形態1、2にて説明した変形例についても本実施の形態3に適用可能である。
さらに、本実施形態における接触子構造体103では、一つの接触子3を構成するそれぞれの素線3aの周方向11における位置が規定できることから、実施の形態1の構成に比べて、2つの接触子3が第2導体2と接触するそれぞれの接触位置15を、周方向11において互いに、より確実に異ならせることができる。
上述の実施の形態1では、第1導体1に接触子据付溝1cを設けた構成を示したが、本実施形態における接触子構造体104は、図10に示すように、接触子据付溝17を第2導体2の挿入部2aの外周面2bに形成した構成である。このように本実施の形態4では、第2導体2に接触子据付溝17を設けたことから、第2導体2が溝付導体に相当し、一方、第1導体1には接触子据付溝17を形成していないので、第1導体1が溝無導体に相当する。
本実施形態の接触子構造体104におけるその他の構成は、実施の形態1における接触子構造体101における構成と同じである。また、実施の形態1にて説明した変形例についても本実施の形態4に適用可能である。
また、本実施形態の接触子構造体104についても、接触子据付溝17に代えて、実施の形態2で説明した接触子据付溝1c−2のような接触子据付溝を第2導体2の挿入部2aの外周面2bに形成することもできる。この構成では、さらに上述した実施の形態2における接触子構造体102が奏する効果と同じ効果を奏することができる。
上述の実施形態4では、上記接触子配置構造として、接触子据付溝17、17−1と、これら接触子据付溝17,17−1に取り付けられる接触位置規定用部材4とを備えた構造を採用している。これに対し本実施の形態5の接触子構造体105では、図11に示すように、上記接触子配置構造として、接触子据付溝17と、固定溝16とを備えた構造を採る。即ち、上述の実施形態4の構成の変形例として上述の実施形態3の構成を採用したものである。
ここで、固定溝16は、接触子据付溝17の底面17dに形成される。その形成位置は、実施の形態3で説明したものと同じである。また、その他の構成は、上述の実施形態4における構成に同じである。また、実施の形態3,4にて説明した変形例についても本実施の形態5にも適用可能である。
上述した実施の形態1〜5では、接触子3として、コイルばね状の接触子を用いる構成を示した。接触子の形態は、上記コイルばね状に限定するものではなく、他の形態の接触子を接触子3に代えて使用することも可能である。本実施形態では、そのような他の形態の接触子の一例を示す。
尚、各実施形態において、接触子18以外の構成部分は、上述した構成をそのまま使用される。
4 接触位置規定用部材、15 接触位置、16 固定溝、
101〜105 接触子構造体。
Claims (5)
- 同軸上に配置された一対の第1導体及び第2導体である導体を嵌合した状態において、上記導体間に挟まれて上記導体の周方向に沿って延在しかつ上記導体の軸方向に沿って複数にて配置される接触子を介して上記導体間の通電を行う接触子構造体であって、
上記軸方向に配置されたそれぞれの上記接触子において、上記接触子と上記導体との接触位置を上記周方向にて異ならせてそれぞれの上記接触子を配置する接触子配置構造を備え、
上記接触子配置構造は、接触子据付溝と、上記接触子据付溝に取り付けられる接触位置規定用部材とを備え、
上記接触子据付溝は、上記第1導体及び第2導体の一方に相当する溝付導体に上記周方向に沿って形成され上記接触子を収納して上記溝付導体に取り付ける溝であり、
上記接触位置規定用部材は、上記接触子を構成する接触片と、上記第1導体及び第2導体の他方に相当する溝無導体との上記接触位置を、それぞれの上記接触子において上記周方向にて異ならせて各接触子を上記接触子据付溝に位置決めする部材である、
ことを特徴とする接触子構造体。 - 上記接触位置規定用部材は、上記導体の材料に比して内部摩擦の大きな材料にてなり、上記接触子据付溝に上記周方向に沿った円環形状にてなる、請求項1記載の接触子構造体。
- 同軸上に配置された一対の第1導体及び第2導体である導体を嵌合した状態において、上記導体間に挟まれて上記導体の周方向に沿って延在しかつ上記導体の軸方向に沿って複数にて配置される接触子を介して上記導体間の通電を行う接触子構造体であって、
上記軸方向に配置されたそれぞれの上記接触子において、上記接触子と上記導体との接触位置を上記周方向にて異ならせてそれぞれの上記接触子を配置する接触子配置構造を備え、
上記接触子配置構造は、接触子据付溝と、上記接触子据付溝の底面に形成される固定溝とを備え、
上記接触子据付溝は、上記第1導体及び第2導体の一方に相当する溝付導体に上記周方向に沿って形成され上記接触子を収納して上記溝付導体に取り付ける溝であり、
上記固定溝は、上記接触子を構成する接触片を収納する溝であって、上記接触片と、上記第1導体及び第2導体の他方に相当する溝無導体との上記接触位置を、それぞれの上記接触子において上記周方向にて異ならせて各接触子を上記接触子据付溝に位置決めする溝である、
ことを特徴とする接触子構造体。 - それぞれの上記接触子は、接触片に相当する素線を巻回軸に対して傾斜して螺旋状に巻回して形成されて上記巻回軸に直交する直交方向における断面が楕円形状にてなる、コイルばね状の部材である、請求項1から3のいずれか1項に記載の接触子構造体。
- 同軸上に配置された一対の第1導体及び第2導体である導体を嵌合した状態において、上記導体間に挟まれて上記導体の周方向に沿って延在しかつ上記導体の軸方向に沿って複数にて配置される接触子を介して上記導体間の通電を行う接触子構造体であって、
上記軸方向に配置されたそれぞれの上記接触子において、上記接触子と上記導体との接触位置を上記周方向にて異ならせてそれぞれの上記接触子を配置する接触子配置構造を備え、
それぞれの上記接触子は、接触片を有し板ばね状の部材である、
ことを特徴とする接触子構造体。
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