JP5176567B2 - 誤り訂正符号生成装置、誤り訂正符号生成プログラム、データ提供装置及びデータ提供システム - Google Patents

誤り訂正符号生成装置、誤り訂正符号生成プログラム、データ提供装置及びデータ提供システム Download PDF

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Description

本発明は、誤り訂正符号生成装置、誤り訂正符号生成プログラム、データ提供装置及びデータ提供システムに関し、例えば、映像コンテンツを配信するシステムに適用し得る。
現在、映画などの映像コンテンツをインターネット上で配信するネットサービスが盛んになってきている。
インターネットでは、配信元から送出したデータが必ず配信先に到達することを保証できているわけではなく、データが消失する可能性がある。そのため、映像コンテンツのデータと同時に、パリティ情報を送出し、消失したデータがあった場合には、配信先でそのパリティ情報に基づいて消失した情報を復元させる技法である、Forward Error Correction(以下、「FEC」という)が注目されている。
例えば、マルチキャストを用いた放送映像コンテンツは、Moving Picture Experts Group−Transport Stream(以下、「MPEG−TS」という)のデータとしてストリーム配信される場合があり、MPEG−TSには映像コンテンツのビデオと音声データ以外に、ビデオと音声のIDを示すマップ情報や番組情報、著作権情報など様々な情報が入っている。
データ転送の際にFECを用いた従来技術としては、特許文献1に記載のデータ転送システムがある。特許文献1に記載のデータ転送システムは、FEC及びAutomatic Repeat Request(以下、「ARQ」という)の2つの誤り訂正方式に対応し、データ伝送を行う経路のデータ伝送率や伝送効率の状況によって最も能率的な方式を選択して適用するものである。
特開2002−009883号公報
しかしながら、例えば、マルチキャストを用いた放送映像コンテンツを配信時の誤り訂正に、特許文献1に記載のデータ転送システムを適用したとしても、FECによるパリティ生成などの誤り訂正の処理は、インターネットでの配信単位である全てのパケットについて行われる。MPEG−TSパケットには、本来再生に関係のない番組情報やマップ情報などがはいっており、また、それらのデータは定期的に挿入されているため1回消失しても、次に送信する同様の内容のパケットで取得可能なものとなっているため、FECによりパリティ情報を付加し、冗長化してデータ送信するのは無駄な処理であると考えられる。
そのため、データをストリーム配信する際の処理量を低減することができる誤り訂正符号生成装置、誤り訂正符号生成プログラム、データ提供装置及びデータ提供システムが望まれている。
第1の本発明の誤り訂正符号生成装置は、(1)データ受信装置に対し、音声及び動画を含む複数種類のうち1種類のデータを挿入したパケット単位でストリーム配信するデータ提供装置に備えられている誤り訂正符号生成装置において、(2)上記データ提供装置から、上記データ受信装置に向けて送出するパケットが有するデータの種類に応じて、そのパケットの有するデータについて誤り訂正符号を生成するか否か判定する誤り訂正符号生成判定手段と、(3)上記誤り訂正符号生成判定手段により誤り訂正符号を生成すると判定されたパケットの有するデータについてだけ誤り訂正符号を生成し、生成した誤り訂正符号のデータを、上記データ提供装置に、上記データ受信装置に向けて送出させる誤り訂正符号生成手段とを有し、(4)上記誤り訂正符号生成判定手段は、MPEGのTSパケットについては、パケットのパケット識別子を参照して、データの種類を判定し、パケットのパケット識別子の情報と、パケットのヘッダ情報におけるパケットの連続性を示す値であるcontinuity_counterの情報が等しいパケットを蓄積し、蓄積された数が誤り訂正処理に用いられる数蓄積された場合、蓄積されたパケットの有するデータについて誤り訂正符号を生成することを特徴とする。
第2の本発明の誤り訂正符号生成プログラムは、(1)データ受信装置に対し、音声及び動画を含む複数種類のうち1種類のデータを挿入したパケット単位でストリーム配信するデータ提供装置に備えられている誤り訂正符号生成装置に搭載されたコンピュータを、(2)上記データ提供装置から、上記データ受信装置に向けて送出するパケットが有するデータの種類に応じて、そのパケットの有するデータについて誤り訂正符号を生成するか否か判定する誤り訂正符号生成判定手段と、(3)上記誤り訂正符号生成判定手段により誤り訂正符号を生成すると判定されたパケットの有するデータについてだけ誤り訂正符号を生成し、生成した誤り訂正符号のデータを、上記データ提供装置に、上記データ受信装置に向けて送出させる誤り訂正符号生成手段として機能させ、(4)上記誤り訂正符号生成判定手段は、MPEGのTSパケットについては、パケットのパケット識別子を参照して、データの種類を判定し、パケットのパケット識別子の情報と、パケットのヘッダ情報におけるパケットの連続性を示す値であるcontinuity_counterの情報が等しいパケットを蓄積し、蓄積された数が誤り訂正処理に用いられる数蓄積された場合、蓄積されたパケットの有するデータについて誤り訂正符号を生成することを特徴とする。
第3の本発明のデータ提供装置は、(1)データ受信装置に対し、音声及び動画を含む複数種類のうち1種類のデータを挿入したパケット単位でストリーム配信するデータ提供装置において、(2)第1の本発明の誤り訂正符号生成装置を搭載していることを特徴とする。
第4の本発明の(1)データ受信装置に対し、音声及び動画を含む複数種類のうち1種類のデータを挿入したパケット単位でストリーム配信するデータ提供装置と、上記データ受信装置とを有するデータ提供システムにおいて、(2)上記データ提供装置として第3の本発明のデータ提供装置を適用したことを特徴とするデータ提供システム。
本発明によれば、データをストリーム配信する際の処理量を低減することができる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による誤り訂正符号生成装置、誤り訂正符号生成プログラム、データ提供装置及びデータ提供システムの第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。なお、この実施形態の誤り訂正符号生成装置、データ提供装置及びデータ提供システムは、FEC装置、映像コンテンツ配信装置及び映像コンテンツ配信システムである。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、この実施形態の映像コンテンツ配信システム1の構成について示したブロック図である。
映像コンテンツ配信システム1は、映像コンテンツ配信装置10、映像コンテンツ受信装置20を有しており、映像コンテンツのデータを、データ配信装置10から映像コンテンツ受信装置20に配信するものである。映像コンテンツ配信装置10は、映像コンテンツのデータを、MPEGのTS(Transport Stream)パケットの形式で、ストリーム配信するものである。また、図1においては、説明を簡易にするため、映像コンテンツ配信装置10、映像コンテンツ受信装置20は、それぞれ1つの構成となっているが、その数は限定されないものである。
図2は、この実施形態で映像コンテンツ配信装置10が配信するデータのTSパケットの構成を示した説明図である。
映像コンテンツ配信装置10は、映像コンテンツ受信装置20に映像コンテンツのデータを配信するものであり、蓄積部11、FEC装置12及び配信部13を有している。
映像コンテンツ配信装置10は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、ハードディスクなどのプログラムの実行構成、及び、他の通信装置と通信をするためのインターフェースを有する装置(1台に限定されず、複数台を分散処理し得るようにしたものであっても良い。)に、実施形態の誤り訂正符号生成プログラム等をインストールすることにより構築されるものであるが機能的には図1のように表すことができる。
蓄積部11は、配信対象の映像コンテンツデータや、番組情報などを蓄積し、映像コンテンツ配信装置10が、映像コンテンツ受信装置20にデータを送信する際に、蓄積しているデータを、FEC装置12に与える。
FEC装置12は、蓄積部11から与えられたTSパケットのペイロード(上述の図2参照)のデータについてFEC方式による誤り訂正に必要な符号(以下、「FECパリティ」という)を生成し、生成したFECパリティのデータを、配信部13を介して、映像コンテンツ受信装置20に与える。また、FEC装置12は、蓄積部11から与えられたTSパケットを、配信部13を介して、映像コンテンツ受信装置20に与える。さらに、FEC装置12は、蓄積部11から与えられたTSパケットのペイロードのデータの種類に応じて、FECパリティを生成する対象とするか否かを判定し、FECパリティを生成すると判定されたTSパケットについてはFECパリティを生成する対象として加え、FECパリティを生成しないと判定されたTSパケットについては、FECパリティ生成の対象としない。
FEC装置12は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、ハードディスクなどのプログラムの実行構成、及び、他の通信装置と通信をするためのインターフェースを有する装置(1台に限定されず、複数台を分散処理し得るようにしたものであっても良い。)に、実施形態の誤り訂正符号生成プログラム等をインストールすることにより構築されるものである。
また、この実施形態では、FEC装置12は、それぞれのTSパケットのパケット識別子(以下、「PID」という)を参照して、そのTSパケットのデータの種類を識別し、その種類に応じて、FECパリティを生成するか否か判定しても良い。この実施形態では、FEC装置12は、TSパケットのPIDがビデオ(動画)又は音声を示す値である場合にはFECパリティを生成すると判定するものとする。
また、FEC装置12では、FECパリティを生成するにあたって、1又は複数のTSパケットのペイロードについてFECパリティを生成し、生成したFECパリティをペイロードに入れて映像コンテンツ受信装置20に配信する。
例えば、複数のTSパケットのペイロードを一つの単位(以下、「FEC単位」という)として、パリティ情報を生成した場合は、そのパリティ情報をペイロードに有するTSパケット(以下、「パリティTSパケット」)を生成し、本来送信するTSパケットと共に映像コンテンツ受信装置20に送信しても良い。これにより、映像コンテンツ受信装置20に到達するまでに、一部のTSパケットが廃棄などにより消失した場合でも、映像コンテンツ受信装置20では、その他のパケットの内容に基づいて廃棄されたパケットを復元する。
FEC装置12において、FEC単位に含まれるTSパケットのグループ分けの方法として、TSパケットのヘッダ情報において、TSパケットの連続性を示す値であるcontinuity_counter(上述の図2参照)を用いても良い。FEC装置12は、例えば、PIDとcontinuity_counterの値が一致するTSパケットを複数まとめてFEC単位としても良い。
図3は、FEC装置12がパリティデータを生成する動作を示した説明図である。
図3(A)は、蓄積部11からFEC装置12に与えられたTSパケットの例を表している。図3(B)は、FEC装置12において生成されるパリティTSパケットの例を表している。
図3(A)において、TSパケット(P−1、P−2、P−3、…)は、それぞれ蓄積部11からFEC装置12に与えられたTSパケットを表している。図3において、それぞれのTSパケットにはPIDの内容が示されており、「V」は当該TSパケットがビデオのデータであることを示している。また、図3において、それぞれのTSパケットには、continuity_counterの値も示されており、説明を簡易にするため、記載されているTSパケットのcontinuity_counterの値は全て1となっている。実際に、蓄積部11からFEC装置12に与えられるTSパケットのcontinuity_counterについては、4bitのカウンタの値が巡回的に付与されているが、上述の通り図3においてはその記載を省略して、「1」のものだけを抜き出して示している。
そして、FEC装置12では、図3(A)のように、同じPIDで同じcontinuity_counterを持つTSパケットを複数まとめてFEC単位として、生成したFECパリティを、図3(B)に示すように新たなTSパケットのペイロードに入れてパリティTSパケット(PP−1、PP−2、PP−3、…)を生成し、配信部13に与える。
例えば、FEC装置12において、P−1、P−2、P−3の3つのTSパケットを1つのFEC単位とした場合、その3つのTSパケットのペイロードのデータに基づいてパリティTSパケットPP−1が生成され、P−1、P−2、P−3及びPP−1の4つのパケットを映像コンテンツ受信装置20に配信する。そして、復号装置21では、TS−1、TS−2、TS−3のうちいずれかのTSパケットが消失した場合であっても、他のパケットの内容に基づいて消失したTSパケットのデータを復元することができる。
配信部13は、FEC装置12から与えられたTSパケットを、映像コンテンツ受信装置20に向けて送出するものである。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態の映像コンテンツ配信システムの動作について説明する。
図4は、この実施形態の映像コンテンツ配信装置10におけるFEC装置12の動作について示したフローチャートである。
まず、FEC装置12では、TSパケットが、蓄積部11から読込まれる。FEC装置12ではTSパケットは一つずつ読込まれ後述するステップS103以降の処理が行われる。そして、蓄積部11から読込むTSパケットがなくなった場合には処理は終了となる(ステップS101、S102)。
そして、FEC装置12では、読込んだTSパケットのPIDが参照され、映像か音声を示すものであるか否か、すなわち、FECパリティを生成する対象のTSパケットであるか否かが判定される(S103)。
上述のステップS103判定において、読込んだTSパケットがFECパリティを生成する対象のTSパケットであると判定された場合には、FECパリティを生成する対象としてそのペイロードの内容が蓄積される。そして、同じPIDで同じcontinuity_counterのTSパケットが一つのFEC単位の数蓄積された場合には、その蓄積したTSパケットのペイロードの内容に基づいてFECパリティが生成され、生成されたFECパリティをペイロードに入れたパリティTSパケットが生成される(S104)。
なお、上述のステップS104において、FEC装置12では、蓄積していたペイロードのデータのうち、生成したパリティTSパケットに係るものが消去され、新たに同様のペイロードのデータがFEC単位の数蓄積された場合にパリティTSパケットが生成される。
そして、蓄積部11からFEC装置12に与えられたTSパケットが、配信部13に与えられ、映像コンテンツ受信装置20に向けて送出される。また、上述のステップS104において、FEC装置12により生成されたパリティTSパケットも、配信部13に与えられ、映像コンテンツ受信装置20に向けて送出される(S105)。
(A−3)第1の実施形態の効果
この実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
FEC装置12において、TSパケットのペイロードのデータの種類に応じて、そのTSパケットについてFECパリティ生成の対象とするか否か判定し、生成すると判定したTSパケットについてだけFECパリティを生成するので、映像コンテンツ配信装置10において、映像コンテンツ配信に必要な処理量を低減することができる。一方、番組情報等の誤り訂正の必要性が少ないTSパケット、すなわち、FEC装置12において、FECパリティ生成の対象としないと判定されたTSパケットについては、FECパリティを生成せずにそのまま配信し、一部のパケットが消失しても、映像コンテンツ配信システム1における映像コンテンツ配信は正常に行うことができる。
FEC装置12では、PID及びcontinuity_counterが同一のTSパケットを複数まとめてFECパリティを生成する一つの単位としている。これにより、ある程度バースト的にTSパケットが消失したとしても、映像コンテンツ受信装置20において消失したTSパケットのペイロードのデータを復元することができる。例えば、同じPIDで、continuity_counterが1〜16の間で巡回的に付与される場合には、16個連続でTSパケットが消失しても映像コンテンツ受信装置20において、消失したTSパケットのペイロードのデータを復元することができることになる。
(B)第2の実施形態
以下、本発明による誤り訂正符号生成装置、誤り訂正符号生成プログラム、データ提供装置及びデータ提供システムの第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。なお、この実施形態の誤り訂正符号生成装置、データ提供装置及びデータ提供システムは、FEC装置、映像コンテンツ配信装置及び映像コンテンツ配信システムである。
(B−1)第2の実施形態の構成
図5は、この実施形態の映像コンテンツ配信システム1Aの全体構成を示すブロック図である。
映像コンテンツ配信システム1Aは、映像コンテンツ配信装置10A、映像コンテンツ受信装置20を有している。映像コンテンツ受信装置20については、第1の実施形態のものと同様であるので説明を省略する。
映像コンテンツ配信装置10Aは、蓄積部11、暗号化装置14、FEC装置12、配信部13を有している。蓄積部11、配信部13については、第1の実施形態のものと同様であるので説明を省略する。
暗号化装置14は、蓄積部11から与えられたTSパケットのペイロードのデータを暗号化するか否かを判定し、暗号化すると判定したものについては暗号化してFEC装置12に与え、暗号化しないと判定したTSパケットはそのままFEC装置12に与えるものである。暗号化装置14における暗号化の方式は、例えば、Advanced Encryption Standard(AES)などであっても良く、その方式は限定されないものである。
暗号化装置14は、第1の実施形態のFEC装置12が、FECパリティを生成する対象として加えるか否かと同様の基準により、TSパケットのペイロードのデータについて暗号化するか否かを判定しても良い。
暗号化装置14は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、ハードディスクなどのプログラムの実行構成、及び、他の通信装置と通信をするためのインターフェースを有する装置(1台に限定されず、複数台を分散処理し得るようにしたものであっても良い。)に暗号化プログラム等をインストールすることにより構築されるものである。
暗号化装置14では、第1の実施形態のFEC装置12と同様に、それぞれのTSパケットのPIDを参照して、そのTSパケットのデータの種類を識別し、その種類に応じて、FECパリティを生成するか否か判定しても良い。この実施形態では、暗号化装置14は、TSパケットのPIDがビデオ又は音声を示す値である場合にはそのTSパケットのペイロードのデータを暗号化するものとする。
FEC装置12は、蓄積部11ではなく暗号化装置14から与えられたTSパケットがFECの処理の対象となっていること以外は、第1の実施形態のものと同様であるので詳しい説明を省略する。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第2の実施形態の映像コンテンツ配信システムの動作について説明する。
図6は、この実施形態の映像コンテンツ配信装置10における暗号化装置14の動作について示したフローチャートである。
まず、暗号化装置14では、映像コンテンツのデータであるTSパケットが、蓄積部11読込まれる。暗号化装置14ではTSパケットは一つずつ読込まれ後述するステップS203以降の処理が行われる。そして、蓄積部11から読込むTSパケットがなくなった場合には処理は終了となる(ステップS201、S202)。
そして、暗号化装置14では、読込んだTSパケットのPIDが参照され、映像か音声を示すものであるか否か、すなわち、暗号化する対象のTSパケットであるかが判定される(S203)。
上述のステップS203判定において、読込んだTSパケットが暗号化する対象のTSパケットであると判定された場合には、暗号化装置14では、そのTSパケットのペイロードのデータを暗号化したものに置換え、FEC装置12に与える(S204)。
上述のステップS203において、読込んだTSパケットが暗号化する対象のTSパケットでないと判定された場合には、そのTSパケットがそのまま、暗号化装置14からFEC装置12に与えられる(S205)。
暗号化装置14から、FEC装置12にTSパケットが与えられた場合の、FEC装置12の動作は、第1の実施形態(上述の図4参照)と同様であるので、詳しい説明を省略する。
(B−3)第2の実施形態の効果
この実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、以下のような効果を奏することができる。
FECに加えて、暗号化についても、TSパケットのペイロードのデータの種類に応じて、暗号化するか否か判定し、暗号化すると判定したTSパケットについてだけ暗号化を行うので、映像コンテンツ配信装置10において、映像コンテンツを配信に必要な処理量を、第1の実施形態と比較して、さらに低減することができる。
(C)他の実施形態
本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(C−1)上記の各実施形態では、映像コンテンツ配信装置は、蓄積部に蓄積している映像コンテンツのデータを映像コンテンツ受信装置に配信しているが、蓄積部に蓄積している映像コンテンツではなく、外部のカメラやマイクにより撮影・録音している内容をライブ配信するようにしても良い。
(C−2)上記の各実施形態では、映像コンテンツのデータのストリーミング配信において、MPEGのTSパケットの形式で配信しているが、例えば、WMV(Windows(登録商標) Media Video)形式などの他の形式であっても良く、ストリーミング配信するデータの形式はMPEGに限定されないものである。
(C−3)第1の実施形態において、FEC装置12では、PIDとcontinuity_counterの値が一致するTSパケットを複数まとめてFEC単位としているが、例えば、PIDが同じで、continuity_counterが連続する値(例えば、1、2、3、…)のものを複数まとめてFEC単位としても良いし、一つおき(例えば、1、3、5、7、…)など所定の間隔のものを複数まとめてFEC単位としても良い。また、continuity_counterの値によらず、送出する順番で複数のTSパケットをまとめて一つのFEC単位としても良く、FEC単位をグループ化する方法は限定されないものである。
(C−4)第2の実施形態では、暗号化及びFECパリティ生成の対象とするか否かの判定(上述の図4におけるステップS103、上述の図6におけるステップS203)は、暗号化装置14、FEC装置12のそれぞれで行うようにしているが、暗号化装置14又はFEC装置12のいずれか一方が判定した結果を他方に与えて共有しても良いし、別途判定する手段を設けて暗号化装置14及びFEC装置12に判定結果を与えるようにしても良い。
(C−5)第2の実施形態では、TSパケットのペイロードのデータを、暗号化装置14により暗号化してから、FEC装置12によりFECパリティを生成するようにしているが、FEC装置12によりFECパリティを生成してから、暗号化装置14により暗号化を行うように、処理の順番を逆にしても良い。
(C−6)上記の各実施形態では、映像コンテンツ配信装置10が配信する対象のデータはビデオ(動画)及び音声を含む映像コンテンツのデータとして説明したが、配信する対象のデータは、動画を含み音声を含まないデータ、又は、音声を含み動画を含まないデータであっても良い。
第1の実施形態に係る、映像コンテンツ配信システム(データ提供システム)の全体構成について示したブロック図である。 第1の実施形態に係る映像コンテンツ配信装置(データ提供装置)が配信するデータ(TSパケット)の構成例を示した説明図である。 第1の実施形態に係る、FEC装置(誤り訂正符号生成装置)が生成するパリティデータの例について示した説明図である。 第1の実施形態に係るFEC装置(誤り訂正符号生成装置)がパリティデータを生成する動作を示した説明図である。 第2の実施形態に係る、映像コンテンツ配信システム(データ提供システム)の全体構成について示したブロック図である。 第2の実施形態に係る暗号化装置がパリティデータを生成する動作を示した説明図である。
符号の説明
1…映像コンテンツ配信システム、10…映像コンテンツ配信装置、11…蓄積部、12…FEC装置、13…配信部、20…映像コンテンツ受信装置、21…復号装置。

Claims (5)

  1. データ受信装置に対し、音声及び動画を含む複数種類のうち1種類のデータを挿入したパケット単位でストリーム配信するデータ提供装置に備えられている誤り訂正符号生成装置において、
    上記データ提供装置から、上記データ受信装置に向けて送出するパケットが有するデータの種類に応じて、そのパケットの有するデータについて誤り訂正符号を生成するか否か判定する誤り訂正符号生成判定手段と、
    上記誤り訂正符号生成判定手段により誤り訂正符号を生成すると判定されたパケットの有するデータについてだけ誤り訂正符号を生成し、生成した誤り訂正符号のデータを、上記データ提供装置に、上記データ受信装置に向けて送出させる誤り訂正符号生成手段とを有し、
    上記誤り訂正符号生成判定手段は、
    MPEGのTSパケットについては、パケットのパケット識別子を参照して、データの種類を判定し、パケットのパケット識別子の情報と、パケットのヘッダ情報におけるパケットの連続性を示す値であるcontinuity_counterの情報が等しいパケットを蓄積し、蓄積された数が誤り訂正処理に用いられる数蓄積された場合、蓄積されたパケットの有するデータについて誤り訂正符号を生成すること
    を特徴とする誤り訂正符号生成装置。
  2. データ受信装置に対し、音声及び動画を含む複数種類のうち1種類のデータを挿入したパケット単位でストリーム配信するデータ提供装置に備えられている誤り訂正符号生成装置に搭載されたコンピュータを、
    上記データ提供装置から、上記データ受信装置に向けて送出するパケットが有するデータの種類に応じて、そのパケットの有するデータについて誤り訂正符号を生成するか否か判定する誤り訂正符号生成判定手段と、
    上記誤り訂正符号生成判定手段により誤り訂正符号を生成すると判定されたパケットの有するデータについてだけ誤り訂正符号を生成し、生成した誤り訂正符号のデータを、上記データ提供装置に、上記データ受信装置に向けて送出させる誤り訂正符号生成手段として機能させ、
    上記誤り訂正符号生成判定手段は、
    MPEGのTSパケットについては、パケットのパケット識別子を参照して、データの種類を判定し、パケットのパケット識別子の情報と、パケットのヘッダ情報におけるパケットの連続性を示す値であるcontinuity_counterの情報が等しいパケットを蓄積し、蓄積された数が誤り訂正処理に用いられる数蓄積された場合、蓄積されたパケットの有するデータについて誤り訂正符号を生成する
    ことを特徴とする誤り訂正符号生成プログラム。
  3. データ受信装置に対し、音声及び動画を含む複数種類のうち1種類のデータを挿入したパケット単位でストリーム配信するデータ提供装置において、請求項1に記載の誤り訂正符号生成装置を搭載していることを特徴とするデータ提供装置。
  4. 当該データ提供装置から、上記データ受信装置に向けて送出するパケットが有するデータの種類に応じて、そのパケットの有するデータについて暗号化するか否か判定する暗号化判定手段と、
    上記暗号化判定手段により暗号化すると判定されたパケットのデータについてだけ暗号化したデータに置き換えて、上記データ受信装置に向けて送出する暗号化手段と
    をさらに有することを特徴とする請求項3に記載のデータ提供装置。
  5. データ受信装置に対し、音声及び動画を含む複数種類のうち1種類のデータを挿入したパケット単位でストリーム配信するデータ提供装置と、上記データ受信装置とを有するデータ提供システムにおいて、
    上記データ提供装置として請求項3又は4に記載のデータ提供装置を適用したことを特徴とするデータ提供システム。
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