JP5176379B2 - 電子機器、外部メモリ装置、電子機器の検査方法及びプログラム - Google Patents

電子機器、外部メモリ装置、電子機器の検査方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、例えばUSB端子を備えたコンピュータ周辺機器等に好適な電子機器、外部メモリ装置、電子機器の検査方法及びプログラムに関する。
従来、多品種、少量の電子回路基板の検査においても、共通の検査システムを用いて検査を容易且つ低コストに自動化することを目的として、例えば以下に示す特許文献のような技術が考えられている。(特許文献1)
この特許文献1では、電子回路基板としての被検査基板の画像メモリから出力された画像データを検査装置のFIFOメモリに1画面分取り込む。同検査装置側のメモリカードからROMの転送プログラムによってメインメモリにロードされた検査プログラムにしたがって、FIFOメモリから読出された画像データと、画像メモリに格納されている画像データとを1画素単位で比較する。比較の結果、両データが一致していないとき、検査を停止する。
これにより、表示制御回路などの動作不良によって被検査基板から出力されるデータの異常が確認され、その被検査基板が不良品であることが自動的に判定できる。検査プログラムは、検査装置に対して着脱自在なメモリカードで供給することによって容易に交換が可能となる。
特開2002−014143号公報
上記特許文献1に記載された技術は、上述した如く、検査の結果、両データが一致しないときに検査を停止することで、当該被検査基板から出力されるデータの異常が確認され、その被検査基板が不良品であることが自動的に判定できる。したがって、不良品であると判定した被検査基板を検査ライン等から外す、などの処置を簡単にとることができるようになる。
その一方で、上記特許文献1の技術では、被検査対象が不良品であるか否かをその場で判定できるのみであり、検査には合格しているものの、その誤差の範囲を把握しておく必要がある検査や、個体差の大きな例えば光学系部品を有するような被検査対象で必ずキャリブレーション(誤差の補正)を実行しなければならないような検査等には対応することができず、不適である。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、検査の結果得られる詳細な内容を確実且つ簡易に回収して後日活用することが可能な電子機器、外部メモリ装置、電子機器の検査方法及びプログラムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、電子機器の発明であって、外部装置を接続可能な接続手段と、上記接続手段に当該機器の機種に対応した検査用プログラムを記憶した外部メモリ装置が接続されたことを判断する判断手段と、上記判断手段で上記外部メモリ装置が接続されたと判断した場合に、外部メモリ装置から検査用プログラムを読出し、読出した検査用プログラムを実行して検査結果データと当該機器個体の誤差を補正するキャリブレーションデータとを取得する検査手段と、上記検査手段で取得した検査結果データとキャリブレーションデータとを関連付け、上記接続手段を介して上記外部メモリ装置に転送して記憶させる出力手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、外部装置を接続可能な接続手段を備えた電子機器に接続する外部メモリ装置であって、上記電子機器の機種に対応した検査用プログラムを記憶した領域、及び上記電子機器の接続手段に接続され、上記検査用プログラムが電子機器側に読出されて検査が実行された結果、上記接続手段を介して送られてくる、検査結果データと機器個体の誤差を補正するキャリブレーションデータとが関連付けられたデータを記憶する複数の領域を有する記憶手段と、上記電子機器の接続手段との接続時に上記記憶手段と電子機器間での上記検査用プログラム、及び上記データの送受を制御する制御手段とを具備したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、電子機器の発明であって、外部装置を接続可能な接続手段と、当該機器の機種に対応した検査用プログラムを記憶する記憶手段と、上記接続手段に識別情報を記憶した外部メモリ装置が接続されたことを判断する判断手段と、上記判断手段で上記外部メモリ装置が接続されたと判断した場合に、上記記憶手段から検査用プログラムを読出し、読出した検査用プログラムを実行して検査結果データと当該機器個体の誤差を補正するキャリブレーションデータとを取得する検査手段と、上記検査手段で取得した検査結果データとキャリブレーションデータとを関連付け、上記接続手段を介して上記外部メモリ装置に転送して記憶させる出力手段とを具備したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、上記請求項1または3記載の発明において、上記キャリブレーションデータは、画像を生成するためのRGB各原色成分の画像の階調調整を含むことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、上記請求項1または3記載の発明において、上記キャリブレーションデータは、電子機器の姿勢角度を検出する加速度センサのオフセット値を含むことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、外部装置を接続可能な接続手段を備えた電子機器の検査方法であって、上記接続手段に当該機器の機種に対応した検査用プログラムを記憶した外部メモリ装置が接続されたことを判断する判断工程と、上記判断工程で上記外部メモリ装置が接続されたと判断した場合に、外部メモリ装置から検査用プログラムを読出し、読出した検査用プログラムを実行して検査結果データと当該機器個体の誤差を補正するキャリブレーションデータとを取得する検査工程と、上記検査工程で取得した検査結果データとキャリブレーションデータとを関連付け、上記接続手段を介して上記外部メモリ装置に転送して記憶させる出力工程とを有したことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、外部装置を接続可能な接続手段を備えた電子機器の検査方法であって、上記接続手段に識別情報を記憶した外部メモリ装置が接続されたことを判断する判断工程と、上記判断工程で上記外部メモリ装置が接続されたと判断した場合に、予め記憶していた当該機器の機種に対応した検査用プログラムを読出し、読出した検査用プログラムを実行して検査結果データと当該機器個体の誤差を補正するキャリブレーションデータとを取得する検査工程と、上記検査工程で取得した検査結果データとキャリブレーションデータとを関連付け、上記接続手段を介して上記外部メモリ装置に転送して記憶させる出力工程とを有したことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、外部装置を接続可能な接続手段を備えた電子機器に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、上記接続手段に当該機器の機種に対応した検査用プログラムを記憶した外部メモリ装置が接続されたことを判断する判断ステップと、上記判断ステップで上記外部メモリ装置が接続されたと判断した場合に、外部メモリ装置から検査用プログラムを読出し、読出した検査用プログラムを実行して検査結果データと当該機器個体の誤差を補正するキャリブレーションデータとを取得する検査ステップと、上記検査ステップで取得した検査結果データとキャリブレーションデータとを関連付け、上記接続手段を介して上記外部メモリ装置に転送して記憶させる出力ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、外部装置を接続可能な接続手段を備えた電子機器に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、上記接続手段に識別情報を記憶した外部メモリ装置が接続されたことを判断する判断ステップと、上記判断ステップで上記外部メモリ装置が接続されたと判断した場合に、予め記憶していた当該機器の機種に対応した検査用プログラムを読出し、読出した検査用プログラムを実行して検査結果データと当該機器個体の誤差を補正するキャリブレーションデータとを取得する検査ステップと、上記検査ステップで取得した検査結果データとキャリブレーションデータとを関連付け、上記接続手段を介して上記外部メモリ装置に転送して記憶させる出力ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、検査の結果得られる詳細な内容を確実且つ簡易に回収して後日活用することが可能となる。
以下本発明をDLP(Digital Light Processing)(登録商標)方式のデータプロジェクタ装置を検査するための検査システムに適用した場合の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、同実施形態に係るシステムで被検査対象となるデータプロジェクタ装置10側の電子回路の機能構成を示すものである。
同図で、入力コネクタ部11より入力される各種規格の画像信号が、入力インタフェース(I/F)12、システムバスSBを介して画像変換部13で所定のフォーマットの画像信号に統一された後に、投影駆動部14へ送られる。
この際、OSD(On Screen Display)用のモード画像やポインタ等の記号も必要に応じて画像信号上に重畳加工された状態で投影駆動部14へ送られる。
投影駆動部14は、送られてきた画像信号をビデオRAM15に展開して記憶させた上でこのビデオRAM15の記憶内容からビデオ信号を生成する。投影駆動部14は、このビデオ信号のフレームレート、例えば60[フレーム/秒]と色成分の分割数、及び表示階調数を乗算した、より高速な時分割駆動により、空間的光変調素子(SOM)である例えばマイクロミラー素子16を表示駆動する。
一方、リフレクタ17内に配置された、例えば超高圧水銀灯を用いた光源ランプ18が高輝度の白色光を出射する。光源ランプ18の出射した白色光は、カラーホイール19を介して時分割で原色に着色され、インテグレータ20で輝度分布が均一な光束とされた後にミラー21で全反射して上記マイクロミラー素子16に照射される。
しかして、マイクロミラー素子16での反射光で光像が形成され、形成された光像が光学レンズユニット22を介して、投影対象となるここでは図示しないスクリーンに投影表示される。
光学レンズユニット22は、マイクロミラー素子16で形成された光像を拡大してスクリーン等の対象に投影するものであり、合焦位置及びズーム位置(投影画角)を任意に可変できるものとする。
すなわち、光学レンズユニット22中の図示しないフォーカスレンズ及びズームレンズは共に光軸方向に沿って前後に移動することで制御されるもので、それらレンズはステッピングモータ(M)23の回動駆動により移動する。
また、上記カラーホイール19の回転位相を検出するためのポジションセンサ24がカラーホイール19の回転周端部に対向して設けられる。さらに、上記カラーホイール19を回転させるモータ(M)25が設けられる。
しかるに、上記光源ランプ18の点灯駆動、上記カラーホイール19用のモータ25の回転駆動、及び上記ステッピングモータ23の回動駆動をいずれも投影光処理部26が実行する。
この投影光処理部26はまた、リフレクタ17に取付けられて光源ランプ18の温度を検出する温度センサ27からの温度データを入力する。
上記各回路の動作すべてをCPU28が制御する。このCPU28は、動作プログラムや各種定型データ等を記憶した不揮発性メモリでなるプログラムメモリ29、RAMでなるメインメモリ30を用いてこのデータプロジェクタ装置10内の制御動作を実行する。
上記CPU28にはさらに、上記システムバスSBを介してキースイッチ部31、USBインタフェース(I/F)32、表示部33、加速度センサ34、及び音声処理部35が接続される。
キースイッチ部31は、例えば電源キー、ズームキー、フォーカスキー、入力選択キー、「Mode」キー、カーソル(「↑」「↓」「←」「→」)キー、「Enter」キー、「Cancel」キー等からなる。
これらキースイッチ部31でユーザが任意のキー操作を行なうと、そのキー操作に応じた操作信号がCPU28へ入力され、CPU28はキースイッチ部31からの入力に応じて制御動作を実行する。
USB(Universal Serial Bus)インタフェース32は、USBコネクタ36を介して接続される外部機器との間の送受を制御するもので、上記入力コネクタ部11に代わって外部機器からUSBコネクタ36を介して画像信号が入力される場合もあり得る。
表示部33は、例えばバックライト付きのモノクロ液晶パネルとそれらの駆動回路とからなり、CPU28の制御の下に動作状態に対応した各種インジケータ表示やガイドメッセージ等を表示する。
加速度センサ34は、例えば3軸加速度センサで構成され、このデータプロジェクタ装置10の設置姿勢、角度等を検知するもので、この加速度センサ34の出力により、CPU28はデータプロジェクタ装置10が平置き/縦置きのいずれであるか、設置の傾斜角度がどの程度であるかをCPU28で把握することができる。
音声処理部35は、PCM音源等の音源回路を備え、投影動作時に与えられる音声データをアナログ化し、データプロジェクタ装置10の本体ケーシングの例えば背面に設けられるスピーカ37を駆動して拡声放音させ、あるいは必要によりビープ音等を発生させる。
図2は、同実施形態に係るシステムで検査結果を格納するUSBフラッシュメモリ40の回路構成を示すものである。上記データプロジェクタ装置10のUSBコネクタ36にこのUSBフラッシュメモリ40を接続することで、データプロジェクタ装置10がUSBフラッシュメモリ40から読込む検査プログラムにしたがって検査を実行し、検査結果をUSBフラッシュメモリ40に転送して格納する。
図2で、上記USBコネクタ36と接続されるUSBコネクタ41を介して、コントローラ42が設けられる。このコントローラ42は、USBフラッシュメモリ40全体の動作制御を行なうもので、フラッシュメモリチップ43及びインジケータ部44を接続している。
フラッシュメモリチップ43は、データブロック単位で電気的にデータ内容が書換可能なROMのチップであり、検査プログラムと合わせて、この検査プログラムの実行によって取得される、後述するデータプロジェクタ装置10の検査結果データを複数台分記憶する。
インジケータ部44は、例えばLEDでなり、このUSBフラッシュメモリ40を他の機器に接続している状態やデータアクセス状態等に対応した点灯色/点滅パターンで点灯/点滅発光する。
図3は、上記USBフラッシュメモリ40のフラッシュメモリチップ43内に検査プログラムと共に記憶される、多数の検査結果の格納フォーマットのうちの1つを例示するものである。
同図に示す如く、被検査対象であるデータプロジェクタ装置10のシリアルナンバーと、プログラムメモリ29を構成するROMのバージョン情報、検査プログラムにしたがって実行した検査結果、及び各種キャリブレーション(誤差補正)の実行に基づくキャリブレーション結果を1回分のデータとしてフォーマット化して、フラッシュメモリチップ43に格納する。
フラッシュメモリチップ43は、その容量に応じて複数台、例えば数千台もしくはそれ以上のオーダーのデータを格納できる。例えばフラッシュメモリチップ43の記憶容量が1G(ギガ)バイト、検査プログラムのデータ容量が2M(メガ)バイト、被検査対象であるデータプロジェクタ装置10検査データの容量が1台分当たり100K(キロ)バイト程度であったとすると、フラッシュメモリチップ43には1万台分以上の検査データを格納することができる。
次に上記実施形態の動作について説明する。
図4は、被検査対象であるデータプロジェクタ装置10側のCPU28が、接続するUSBフラッシュメモリ40のフラッシュメモリチップ43側に記憶されている検査用の制御プログラムを読出して実行する、検査に関する処理内容を示すフローチャートである。
その当初には、USBコネクタ36に何らかの外部機器が接続されたか否かを繰返し判断することで、USBコネクタ36への接続があるのを待機する(ステップS01)。
USBコネクタ36への接続があった場合、それを上記ステップS01で判断すると、次いで、接続されたUSB機がこのデータプロジェクタ装置10を被検査対象として検査を行なうためのUSBフラッシュメモリ40であるか否かを判断する(ステップS02)。
ここでは、USBフラッシュメモリ40が所定の検査プログラムを記憶しているか否かによりUSBフラッシュメモリ40が検査用のものであることであることを判断するものとする。
ここで、接続された外部機器が検査用のUSBフラッシュメモリ40ではないと判断した場合には、その機器に応じた他の処理を実行するものであるが、本実施形態ではその説明について省略するものとする。
一方で、上記ステップS02でUSBコネクタ36に接続されたのが検査用のUSBフラッシュメモリ40であると判断した場合には、次にその接続されたUSBフラッシュメモリ40の空き容量をチェックした上で(ステップS03)、その空き容量を、予め設定されている標準的な検査データの記憶容量と比較することにより、必要な空き容量が確保されているか否かを判断する(ステップS04)。
ここで必要な空き容量が確保されていることを確認すると、次いでUSBフラッシュメモリ40のフラッシュメモリチップ43から検査用プログラムを読出し、コントローラ42、USBコネクタ41からUSBコネクタ36、USBインタフェース32を介してメインメモリ30に展開して起動する(ステップS05)。
当該検査プログラムにおいては、その当初に、検査プログラムにしたがったメニュー操作をオペレータ(検査員)が実行することで、このデータプロジェクタ装置10のプログラムメモリ29内に固定記憶されているシリアルナンバーが自動的に入力されるものとなる(ステップS06)。
その後、検査プログラムにしたがって順次オペレータ(検査員)がメニュー操作を行ないながら、一連の各種検査とキャリブレーション調整とを実行し、その検査結果及び、キャリブレーションデータを取得していく(ステップS07)。
ここで検査としては、例えばフラッシュメモリなどの不揮発性メモリであるプログラムメモリ29のチェック、RAMであるメインメモリ30のチェック、キースイッチ部31を構成する各種操作キーのチェック、上記図1では示さなかった光源ランプ18用の冷却ファン系統のチェック、表示部33での表示内容のチェック、‥‥を行ない、その結果が「OK」であれば「0(ゼロ)」が、「NG」であればその原因がわかるようなコード情報が割り当てられるようになる。
また、キャリブレーション調整としては、例えばマイクロミラー素子16で構成するRGB各原色成分毎の画像の階調調整、データプロジェクタ装置10の姿勢角度を検出する加速度センサ34のオフセット値の取得、カラーホイール19の回転位置を検出するポジションセンサ24の出力に基づいたインデックス・ディレイ調整等を行なう。
このうちインデックス・ディレイ調整について詳述する。カラーホイール19の回転位置を検出するポジションセンサ24のばらつきは、そのままデータプロジェクタ装置10としての画像描写能力の差に直結する。
そのため、ポジションセンサ24が出力する、カラーホイール19が所定の回転角度となったことを示すインデックス信号が検出されてから、1カラー画像を構成するRGBのシーケンスを開始するまでのディレイ時間を調整動作により決定するものである。
具体的な調整動作としては、プログラムメモリ29に内蔵されたRGB64階調のテストパターンチャートを投影し、全ての階調が視認できるようなディレイ時間を調整により取得するものとなる。
しかして、各種検査及びキャリブレーション調整の結果取得したデータをUSBコネクタ36を介してUSBフラッシュメモリ40側に転送して記憶させるのに当たり、上記ステップS06で入力した当該データプロジェクタ装置10のシリアルナンバーと同一のシリアルナンバーを有するファイル名のデータファイルがUSBフラッシュメモリ40側に記憶されているか否かを判断する(ステップS08)。
ここで同一のシリアルナンバーを有するファイル名のデータファイルがないと判断した場合には、あらためて上記図3で示した検査データとキャリブレーションデータとをシリアルナンバーをファイル名に含ませて上記図3で示したフォーマットでデータファイル化した上で、USBコネクタ36を介してUSBフラッシュメモリ40側に転送し、USBフラッシュメモリ40内のフラッシュメモリチップ43に新規に格納させた後(ステップS09)、再び次の検査に備えて上記ステップS01からの処理に戻る。
上記のようにデータファイルを作成するに当たっては、データプロジェクタ装置10の機器個体のシリアルナンバーをファイル名に含ませることにより、ファイル名を見ればどの個体のデータが入っているのかを容易に把握できる。
また、上記ステップS08で同一のシリアルナンバーを有するファイル名のデータファイルがあると判断した場合には、すでに当該個体の検査データのファイルが格納されていることになるので、すでにあるデータファイルに新しいデータとして今回の検査結果及びキャリブレーション結果を追加するよう、USBコネクタ36を介してUSBフラッシュメモリ40側のデータを書換える(ステップS10)。
この際、すでにあるデータは新しいデータで上書きせず、必ず残るように新しいデータを格納させるものとする。
こうして同一ファイル名のデータファイルに今回の検査及びキャリブレーションの結果を追記設定した後、再び次の検査に備えて上記ステップS01からの処理に戻る。
なお、上記ステップS04でUSBフラッシュメモリ40のフラッシュメモリチップ43に必要な空き容量が確保されておらず、あらたに検査のデータファイルを格納することができないと判断した場合には、USBフラッシュメモリ40の記憶容量が不足している旨をデータプロジェクタ装置10の表示部33にてガイドメッセージ表示した上で(ステップS11)、他の空き容量が確保されているUSBフラッシュメモリ40への交換が行われることを期して、上記ステップS01からの処理に戻る。
このとき併せて、接続されているUSBフラッシュメモリ40では、インジケータ部44で、例えば赤色の非常に短い時間周期での点滅を連続して実行することにより、USBフラッシュメモリ40の交換を、検査を実施するオペレータ(検査員)に対して視覚的に促すようにしても良い。
このように本実施形態では、USBフラッシュメモリ40をデータプロジェクタ装置10のUSBコネクタ36に接続して、以後自動的に実行される検査プログラムの指示通りに必要なキー操作をキースイッチ部31で行なうだけで、装置の検査とキャリブレーションの調整を実施すると共に、それらの結果を一括してUSBフラッシュメモリ40側に格納する。
したがって、検査等の結果得られる詳細な内容を確実且つ簡易に回収して後日活用することが可能となる。
なお、上記実施形態では、検査を実施するオペレータ(検査員)が所持するUSBフラッシュメモリ40側に検査プログラムを記憶させておき、同じUSBフラッシュメモリ40の結果結果のデータファイルを格納するものとした。
これにより、データプロジェクタ装置10を購入して使用するエンドユーザが誤って検査プログラムを起動してしまうような事態を確実に防止することができる。
また、上記実施形態とは異なり、被検査対象であるデータプロジェクタ装置10の側、具体的には動作プログラム等を記憶するプログラムメモリ29に合わせて検査プログラムも記憶させるものとしてもよい。
その場合、USBフラッシュメモリ40側にはデータプロジェクタ装置10で認識可能な特定の識別データを記憶させておき、USBフラッシュメモリ40をデータプロジェクタ装置10のUSBコネクタ36に接続した際に、USBフラッシュメモリ40に記憶させた特定の識別コードを認識した時点で、プログラムメモリ29に記憶している検査プログラムを起動して検査を実行する。検査等の結果取得される検査データ及びキャリブレーションデータは、USBフラッシュメモリ40のフラッシュメモリチップ43に格納される。
このように被検査対象であるデータプロジェクタ装置10の側に検査プログラムを記憶させておくことにより、データプロジェクタ装置10は検査用の外部メモリ装置であることを示す識別コードを除くと検査結果のデータファイルのみを格納することになるので、その記憶容量を有効に活用して、より多くの検査結果のデータファイルを格納することができる。
なお、上記実施形態では、被検査対象となる電子機器の一例としてDLP(登録商標)方式のデータプロジェクタ装置10に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば工場出荷前に検査やキャリブレーションが必要な全ての電子機器に適用可能であることは勿論である。
さらに、上記実施形態では、被検査対象であるデータプロジェクタ装置10とUSBコネクを用いて接続するUSBフラッシュメモリ40に検査結果のデータファイルを格納するものとして説明したが、その接続手段についても本発明は限定するものではなく、他にもIEEE1394端子を用いるもの、あるいはIEEE802.11規格やBluetooth(登録商標)等に基づく無線LAN技術による無線接続を行なうものでも同様に適用することができる。
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件により適宜の組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の一実施形態に係る被検査対象であるデータプロジェクタ装置の回路構成を示すブロック図。 同実施形態に係る検査結果を回収するUSBフラッシュメモリの回路構成を示すブロック図。 同実施形態に係る被検査対象1台分の検査結果の格納フォーマットの一例を示す図。 同実施形態に係る検査の処理内容を示すフローチャート。
符号の説明
10…データプロジェクタ装置、11…入力コネクタ部、12…入力インタフェース(I/F)、13…画像変換部、14…投影駆動部、15…ビデオRAM、16…マイクロミラー素子、17…リフレクタ、18…光源ランプ、19…カラーホイール、20…インテグレータ、21…ミラー、22…光学レンズユニット、23…ステッピングモータ(M)、24…ポジションセンサ、25…モータ(M)、26…投影光処理部、27…温度センサ、28…CPU、29…プログラムメモリ、30…メインメモリ、31…キースイッチ部、32…USBインタフェース(I/F)、33…表示部、34…加速度センサ、35…音声処理部、36…USBコネクタ、37…スピーカ、40…USBフラッシュメモリ、41…USBコネクタ、42…コントローラ、43…フラッシュメモリチップ、44…インジケータ部、SB…システムバス。

Claims (9)

  1. 電子機器であって、
    外部装置を接続可能な接続手段と、
    上記接続手段に当該機器の機種に対応した検査用プログラムを記憶した外部メモリ装置が接続されたことを判断する判断手段と、
    上記判断手段で上記外部メモリ装置が接続されたと判断した場合に、外部メモリ装置から検査用プログラムを読出し、読出した検査用プログラムを実行して検査結果データと当該機器個体の誤差を補正するキャリブレーションデータとを取得する検査手段と、
    上記検査手段で取得した検査結果データとキャリブレーションデータとを関連付け、上記接続手段を介して上記外部メモリ装置に転送して記憶させる出力手段と
    を具備したことを特徴とする電子機器。
  2. 外部装置を接続可能な接続手段を備えた電子機器に接続する外部メモリ装置であって、 上記電子機器の機種に対応した検査用プログラムを記憶した領域、及び上記電子機器の接続手段に接続され、上記検査用プログラムが電子機器側に読出されて検査が実行された結果、上記接続手段を介して送られてくる、検査結果データと機器個体の誤差を補正するキャリブレーションデータとが関連付けられたデータを記憶する複数の領域を有する記憶手段と、
    上記電子機器の接続手段との接続時に上記記憶手段と電子機器間での上記検査用プログラム、及び上記データの送受を制御する制御手段と
    を具備したことを特徴とする外部メモリ装置。
  3. 電子機器であって、
    外部装置を接続可能な接続手段と、
    当該機器の機種に対応した検査用プログラムを記憶する記憶手段と、
    上記接続手段に識別情報を記憶した外部メモリ装置が接続されたことを判断する判断手段と、
    上記判断手段で上記外部メモリ装置が接続されたと判断した場合に、上記記憶手段から検査用プログラムを読出し、読出した検査用プログラムを実行して検査結果データと当該機器個体の誤差を補正するキャリブレーションデータとを取得する検査手段と、
    上記検査手段で取得した検査結果データとキャリブレーションデータとを関連付け、上記接続手段を介して上記外部メモリ装置に転送して記憶させる出力手段と
    を具備したことを特徴とする電子機器。
  4. 上記キャリブレーションデータは、画像を生成するためのRGB各原色成分の画像の階調調整を含むことを特徴とする請求項1または3記載の電子機器。
  5. 外部装置を接続可能な接続手段を備えた電子機器の検査方法であって、
    上記接続手段に当該機器の機種に対応した検査用プログラムを記憶した外部メモリ装置が接続されたことを判断する判断工程と、
    上記判断工程で上記外部メモリ装置が接続されたと判断した場合に、外部メモリ装置から検査用プログラムを読出し、読出した検査用プログラムを実行して検査結果データと当該機器個体の誤差を補正するキャリブレーションデータとを取得する検査工程と、
    上記検査工程で取得した検査結果データとキャリブレーションデータとを関連付け、上記接続手段を介して上記外部メモリ装置に転送して記憶させる出力工程と
    を有したことを特徴とする電子機器の検査方法。
  6. 外部装置を接続可能な接続手段を備えた電子機器の検査方法であって、
    上記接続手段に識別情報を記憶した外部メモリ装置が接続されたことを判断する判断工程と、
    上記判断工程で上記外部メモリ装置が接続されたと判断した場合に、予め記憶していた当該機器の機種に対応した検査用プログラムを読出し、読出した検査用プログラムを実行して検査結果データと当該機器個体の誤差を補正するキャリブレーションデータとを取得する検査工程と、
    上記検査工程で取得した検査結果データとキャリブレーションデータとを関連付け、上記接続手段を介して上記外部メモリ装置に転送して記憶させる出力工程と
    を有したことを特徴とする電子機器の検査方法。
  7. 外部装置を接続可能な接続手段を備えた電子機器に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、
    上記接続手段に当該機器の機種に対応した検査用プログラムを記憶した外部メモリ装置が接続されたことを判断する判断ステップと、
    上記判断ステップで上記外部メモリ装置が接続されたと判断した場合に、外部メモリ装置から検査用プログラムを読出し、読出した検査用プログラムを実行して検査結果データと当該機器個体の誤差を補正するキャリブレーションデータとを取得する検査ステップと、
    上記検査ステップで取得した検査結果データとキャリブレーションデータとを関連付け、上記接続手段を介して上記外部メモリ装置に転送して記憶させる出力ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  8. 外部装置を接続可能な接続手段を備えた電子機器に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、
    上記接続手段に識別情報を記憶した外部メモリ装置が接続されたことを判断する判断ステップと、
    上記判断ステップで上記外部メモリ装置が接続されたと判断した場合に、予め記憶していた当該機器の機種に対応した検査用プログラムを読出し、読出した検査用プログラムを実行して検査結果データと当該機器個体の誤差を補正するキャリブレーションデータとを取得する検査ステップと、
    上記検査ステップで取得した検査結果データとキャリブレーションデータとを関連付け、上記接続手段を介して上記外部メモリ装置に転送して記憶させる出力ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  9. 上記キャリブレーションデータは、電子機器の姿勢角度を検出する加速度センサのオフセット値を含むことを特徴とする請求項1または3記載の電子機器。
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