JP5172806B2 - 無線通信制御方法、移動端末装置及び基地局装置 - Google Patents

無線通信制御方法、移動端末装置及び基地局装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5172806B2
JP5172806B2 JP2009231936A JP2009231936A JP5172806B2 JP 5172806 B2 JP5172806 B2 JP 5172806B2 JP 2009231936 A JP2009231936 A JP 2009231936A JP 2009231936 A JP2009231936 A JP 2009231936A JP 5172806 B2 JP5172806 B2 JP 5172806B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control channel
downlink control
symbols
ack
downlink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009231936A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011082707A (ja
Inventor
信彦 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2009231936A priority Critical patent/JP5172806B2/ja
Priority to US13/498,711 priority patent/US20120250523A1/en
Priority to EP10821863A priority patent/EP2487978A1/en
Priority to PCT/JP2010/066417 priority patent/WO2011043192A1/ja
Publication of JP2011082707A publication Critical patent/JP2011082707A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5172806B2 publication Critical patent/JP5172806B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/18Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
    • H04L1/1812Hybrid protocols; Hybrid automatic repeat request [HARQ]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/18Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
    • H04L1/1829Arrangements specially adapted for the receiver end
    • H04L1/1861Physical mapping arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、下りリンクにおいて直交周波数分割多重接続(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)を適用する無線通信システムに関し、特に下りリンク制御チャネルのシンボル数の誤りを検出可能にする無線通信制御方法、移動端末装置及び基地局装置に関する。
W−CDMAやHSDPAの後継となる通信方式、すなわちロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が、W−CDMAの標準化団体3GPPにより定められ、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA、上りリンクについてはSC−FDMA(Single-Carrier Frequency Division Multiple Access)が採用された。
OFDMは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各周波数帯上にデータを載せて伝送を行う方式であり、サブキャリアを周波数上に、一部重なりあいながらも互いに干渉することなく密に並べることで、高速伝送を実現し、周波数の利用効率を上げることができる。
SC−FDMAは、周波数帯域を分割し、複数の端末間で異なる周波数帯域を用いて伝送することで、端末間の干渉を低減することができる伝送方式である。SC−FDMAでは、送信電力の変動が小さくなる特徴を持つことから、端末の低消費電力化及び広いカバレッジを実現できる。
LTEでは、上りリンク、下りリンクともに1つないし2つ以上の物理チャネルを複数の移動局(UE:User Equipment)で共有して通信を行うシステムである。上記複数の移動局UEで共有されるチャネルは、一般に共有チャネルと呼ばれ、LTEにおいては、上りリンクにおいてはPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)であり、下りリンクにおいてはPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)である。
そして、上述したような共有チャネルを用いた通信システムにおいては、送信時間単位であるサブフレーム(Subframe)毎に、どの移動局UEに対して上記共有チャネルを割り当てるかをシグナリングする必要がある。サブフレームは、送信時間間隔(TTI)と呼ばれてもよい。
LTEでは、上記シグナリングのために用いられる下りリンク制御チャネルとして、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)が定められており、さらにPDCCHに用いられるOFDMシンボル数を通知する制御チャネルとしてPCFICH (Physical Control Format Indicator Channel)、PUSCHに対するハイブリッドARQのACKもしくはNACK情報を伝送する制御チャネルとしてPHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)が定められている。
PDCCHで送信される下りリンク制御情報には、例えば、Downlink Scheduling Information、UL Scheduling Grant、Overload Indicator、Transmission Power Control Command Bitが含まれる(非特許文献1)。また、上記Downlink Scheduling Informationには、例えば、下りリンクのリソースブロック(Resource Block)の割り当て情報、UEのID、ストリームの数、プリコーディングベクトル(Precoding Vector)に関する情報、データサイズ、変調方式、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)に関する情報が含まれる。また、上記Uplink Scheduling Grantには、例えば、上りリンクのResource Blockの割り当て情報、UEのID、データサイズ、変調方式、上りリンクの送信電力情報、Demodulation Reference Signalの情報が含まれる。
上記PCFICHは、PDCCHのフォーマットを通知する情報であり、具体的には、このPCFICHにより、PDCCHがマッピングされるOFDMシンボルの数が通知される。LTEにおいては、PDCCHがマッピングされるOFDMシンボルの数は1、2、3のいずれかであり、また、PDCCHは、1サブフレームにおいて、先頭のOFDMシンボルからマッピングされる(非特許文献2)。
下りリンクにおいて、サブフレームの先頭からPCFICHで通知されたOFDMシンボル数に対応した範囲が、PDCCHに割り当てられた制御チャネル領域となる。移動局は、制御チャネル領域を復号して自分宛の情報があれば、さらに下りリンク制御情報に基づいてPDSCHに割り当てられた無線リソースを特定して復号する。
R1-070103, Downlink L1/L2 Control Signaling Channel Structure:Coding 3GPP TR 36.211 (V0.2.1), "Physical Channels and Modulation,"November 2006
ところが、制御チャネル領域に割当てられた無線リソースの品質によっては、PCFICHの誤りが発生する可能性がある。PCFICHで通知された制御チャネル領域の割当て情報が誤った場合にはPDSCHを正しく復号できない。さらにPDSCHには誤ったパケットの情報を保存し,再送パケット受信時に合成するパケット合成が採用されているため、間違ったPDSCHを用いて合成しても特性は改善しない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、下りリンクで通知される下りリンク制御チャネルのシンボル数の誤りを基地局装置において検知可能な無線通信制御方法、移動端末装置及び基地局装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の側面では、基地局装置から所定時間単位で送信される、下りリンク制御チャネルのシンボル数、前記下りリンク制御チャネルの信号及び下りデータチャネルの信号を受信する受信手段と、前記下りリンク制御チャネルの信号に基づいて前記下りデータチャネルの信号を復号した際に、受信誤りの有無を表した送達確認情報を生成する送達確認手段と、前記受信手段で受信した下りリンク制御チャネルのシンボル数に関する情報を前記基地局装置において前記送達確認情報から検出可能な処理を前記送達確認情報に加える処理手段と、前記処理手段によって処理された前記送達確認情報を送信する送信手段と、を具備したことを特徴とする。
また、本発明の第2の側面では、下りリンク制御チャネルのシンボル数、前記下りリンク制御チャネルの信号及び下りデータチャネルの信号を所定時間単位で送信する送信部と、前記下りリンク制御チャネルの信号に基づいて前記下りデータチャネルの信号を復号した移動端末装置が送信した、受信誤りの有無を表した送達確認情報を受信する受信部と、前記受信部で受信した前記送達確認情報に加えられている処理内容から、前記移動端末装置で受信した下りリンク制御チャネルのシンボル数について誤りの有無を判定する誤り判定部と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、下りリンク制御チャネルのシンボル数が移動端末装置へ誤り無く通知されたか否かを、移動端末装置から送達確認情報を受信する基地局装置において検出できる。
本発明によれば、下りリンクで通知される下りリンク制御チャネルのシンボル数の誤りを基地局装置において検知可能な無線通信制御方法、移動端末装置及び基地局装置を提供できる。
PCFICHの誤りを検出する仕組みを説明するための概念図である。 UL ACK/NACKのシフト方法を説明するための図である。 実施例に係る移動通信システムの全体図である。 実施例に係る基地局の概略的な構成図である。 実施例に係る基地局が有するベースバンド信号処理部の機能ブロック図である。 実施例に係る基地局のベースバンド信号処理部における送信処理部の機能ブロック図である。 実施例に係る移動局の概略的な構成図である。 実施例に係る移動局が有するベースバンド信号処理部の機能ブロック図である。 PCFICH誤り検出に関する処理シーケンスである。 CFI値がサブフレームに割り当てられるまでの処理内容を示す概念図である。 LTEで定められているDCIの符号化の過程を示す図である。 符号化されたDCIをマッピングする過程を示す図である。 LTE−Aで定められた階層型帯域幅構成を示す図である。 下りリンク制御チャネルを送る方法を示す概念図である。 PUCCHのユーザ間の多重法(巡回シフト多重)を示す図である。 PUCCHのユーザ間の多重法(ブロック拡散多重)を示す図である。
本発明は、基地局eNBから移動局UEへ下りリンク制御チャネルのシンボル数を通知し、下りリンク制御チャネルの信号に基づいて下りユーザデータを復号し、下りユーザデータを復号した際のパケット誤りの有無を表す送達確認情報(ACK/NACK情報)を移動局UEから基地局eNBへ送信し、この上りリンクで伝送されるACK/NACK情報を利用して、下りリンク制御チャネルのシンボル数が移動局UEへ誤り無く通知されたか否かを、基地局eNBにおいて検出できるようにした。
本発明の一つの側面では、上りリンクのPUCCHで伝送されるHARQのACK/NACK情報(以下、UL ACK/NACKという)に割り当てられるリソースを、移動局UEにおいて受信したPCFICHのシンボル数に応じてシフトさせる。基地局eNBにおいて受信したUL ACK/NACKのリソースシフトから、移動局UEで受信したPCFICHに誤りがあるか否か判断する。
以下、UL ACK/NACKのリソースをシフトさせてPCFICHの誤りを検出する仕組みについて詳しく説明する。図1(A)には下りリンク物理チャネルの構成が示されており、図1(B)には上りリンク物理チャネルの構成が示されている。
図1(A)に示されるように、下りリンク物理チャネルでは、サブフレームの先頭から数OFDMシンボルまでの領域に制御チャネル領域が配置され、サブフレームの残りの領域にデータ領域が配置されている。下りリンク制御チャネルであるPDCCHは制御チャネル領域に割り当てられている。PDCCHは、信号送信ブロックであるCCE(Control Channel Element)単位で無線リソースが割り当てられる。1CCEは9REG(Resource Element Group)で構成されており、1REGは4サブキャリアで構成される。個々のCCEは、インデックス(CCE index)で表すことができる。同一サブフレームに多重される複数ユーザに対して同じCCE indexが重複しないようにCCEが振り分けられる。PDCCHで送られる下りリンク制御情報にPDSCHのリソース割当て情報が含まれる。
図1(B)に示されるように、上りリンク物理チャネルでは、上りリンク制御チャネル(PUCCH)に、各サブフレームの基本周波数ブロック(1コンポーネントキャリア)の両端の無線リソースが割り当てられる。周波数ダイバーシティ利得を得るために、各PUCCHは、サブフレーム内周波数ホッピングが適用される。PUCCHは、下りのPDSCHに対するHARQのACK/NACK情報を伝送する。
LTEでは、PUCCHに割り当てられるリソース単位はインデックスによって表わすことができる。特に、UL ACK/NACKについては、下りのPDCCHの送信に用いられたCCEの最若番CCE indexがACK indexとして用いられる。図1(A)に示されるように、PDCCHの送信に用いられたCCEの最若番CCE index#1に対応して、同じインデックス番号であるACK index#1に割り当てられたリソースがUL ACK/NACKの伝送に用いられる。PDCCHの送信にCCE index#5〜CCE index#8までの4つのCCEが割り振られた場合は、CCE index#4が最若番CCE indexとなる。
本発明では、PDCCHの送信に用いられたCCEの最若番CCE indexに対応したACK indexを基準インデックスとし、当該基準インデックスからシフト(シフト量=0のケースを含む)させたACK indexに割り当てられたリソースを用いて、UL ACK/NACKを伝送する。ACK index(リソース)のシフト量はPCFICHのシンボル数に対応させる。
上りのPUCCHでは、図1(B)に示されるように、1サブフレームに割り当て可能なUL ACK/NACKのリソースがACK indexとして定められている。LTEの場合、図1(A)(B)に示される例では、PDCCHの送信に用いられたCCEの最若番CCE indexが#1であるので、UL ACK/NACKはACK index#1が割り当てられる。
本発明は、ACK indexを決定する要件として、PDCCHの送信に用いられたCCEの最若番CCE indexだけではなく、PCFICHで通知されたOFDMシンボル数を加える。具体的には、PCFICHで通知されたシンボル数に応じて、ACK indexをシフトさせる。図1(A)(B)に示される例では、最若番CCE indexが#1であり、PCFICHで通知されたシンボル数が2であるので、ACK index=#1から1インデックスだけシフトしたACK index=#2でUL ACK/NACKを伝送する。
基地局eNBにおいて、ユーザ毎に、PDCCHの送信に用いるCCE indexを決定し、PCFICHで通知する下りリンク制御チャネルのシンボル数を決定しているので、PDCCHの送信に用いたCCEの最若番CCE index及びPCFICHで通知したOFDMシンボル数を把握することができる。
したがって、ユーザからPUCCHで受信したUL ACK/NACのリソース(ACK index)が、当該ユーザに伝送したPDCCHの最若番CCE indexからPCFICHで通知したシンボル数に応じたインデックス数だけシフトしたリソースであるか否かチェックすることができる。
図2(A)(B)はUL ACK/NACKのシフト方法を説明するための図である。
図2(A)では、PCFICHで通知されたOFDMシンボル数の大きさに対応して、ACK indexのシフト量を変化させる単純シフト方法が示されている。このシフト方法は、1サブフレーム上でPDCCH送信に用いられるCCE数が4つ又は8つである場合に好適である。図2(A)にはPDCCHのために割り当てられたCCE数が4つの場合(CCE#n、CCE#n+1、CCE#n+2、CCE#n+3)が示されている。最若番CCE indexはCCE#nである。
PCFICHで通知されたOFDMシンボル数が1の場合(PCFICH=1)、最若番CCE index#nと同じインデックスであるACK index#nに対応したリソースが、UL ACK/NACKの伝送に用いられる。なお、ここではPCFICH=1の場合にはインデックスシフトは加えないこととしたが、PCFICH=1に対応してACK indexをシフトさせることもできる。PCFICH=2の場合、最若番CCE index#nから1つだけインデックスがシフトしたACK index#n+1に対応したリソースが、UL ACK/NACKの伝送に用いられる。PCFICH=3の場合、最若番CCE index#nから2つだけインデックスがシフトしたACK index#n+2に対応したリソースが、UL ACK/NACKの伝送に用いられる。
PDCCHの送信に4つのCCE(CCE#n、CCE#n+1、CCE#n+2、CCE#n+3)又はそれ以上のCCE数(例えば、8つ)が割り当てられた場合、上りのPUCCHにおいてCCE indexと同一インデックスであるACK index#n、ACK index#n+1、ACK index#n+2、ACK index#n+3に対して、他のユーザのACK indexが割り振られることはない。すなわち、ACK indexをインデックス番号が増加する方向に複数インデックスだけシフトしても、他のユーザのリソースを侵食する不都合は生じない。特に、セル端に存在するユーザには、1サブフレーム内でのPDCCHの送信に4つ以上のCCE数が割り振られる可能性が高い。セル端に存在するユーザはPCFICHが誤る可能性が高いので、PCFICHの値(1,2,3)とACK indexのシフト量とを1対1で対応付けられるシフト方法が有効である。
図2(B)では、PCFICHで通知されたCFI値に応じて、ACK indexを巡回シフトさせる巡回シフト方法が示されている。この巡回シフト方法は、1サブフレーム上でPDCCH送信に用いられるCCE数が、2つである場合に好適である。図2(B)にはCCE数が2つの場合(CCE#n、CCE#n+1)が示されている。最若番CCE indexはCCE#nである。
PCFICH=1の場合、最若番CCE index#nと同じインデックスであるACK index#nに対応したリソースが、UL ACK/NACKの伝送に用いられる。PCFICH=2の場合、最若番CCE index#nから右方向へ1つだけインデックスがシフトしたACK index#n+1に対応したリソースが、UL ACK/NACKの伝送に用いられる。PCFICH=3の場合、基準インデックスである最若番CCE index#nへ戻るようにシフトする。すなわち、ACK index#nに対応したリソースが、UL ACK/NACKの伝送に用いられる。
このように、シフト先のACK indexが他ユーザのリソースを侵害しない最大値までシフトさせ、最大値を超える場合には基準インデックス(最若番CCE index#n)に戻るように制御する(巡回シフト)。これにより、PDCCH送信に用いられるCCE数が、少ない場合に他のユーザのリソースを侵食する不都合を防止できる。
また、本発明の他の側面では、移動局UEで検出したPCFICHのCFI値に応じて、UL ACK/NACKの変調を変える。基地局eNBにおいて受信したUL ACK/NACKの変調から移動局UEで検出したPCFICHに誤りがあるか否か判断する。
たとえば、UL ACK/NACK情報をBPSK変調又はQPSK変調する際の回転量を、PCFICHのCFI値(1,2,3)に応じて変化させる。UL ACK/NACK情報の回転は、上り参照信号に対するシフトということもできる。
このように、UL ACK/NACKの変調を変える方法を適用することで、PDCCH送信に用いられるCCE数が1つの場合にも、PCFICHのシンボル数をUL ACK/NACKを利用して基地局eNBに伝えことができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、LTE−Aシステムに対応する基地局及び移動局を用いる場合について説明する。
図3を参照しながら、本発明の実施例に係る移動局(UE)10及び基地局(Node B)20を有する移動通信システム1について説明する。図3は、本実施例に係る移動局10及び基地局20及びを有する移動通信システム1の構成を説明するための図である。なお、図3に示す移動通信システム1は、例えば、LTEシステム或いは、SUPER 3Gが包含されるシステムである。また、この移動通信システム1は、IMT−Advancedと呼ばれても良いし、4Gと呼ばれても良い。
図3に示すように、移動通信システム1は、基地局20と、この基地局20と通信する複数の移動局10(10、10、10、・・・10、nはn>0の整数)とを含んで構成されている。基地局20は、上位局装置30と接続され、この上位局装置30は、コアネットワーク40と接続される。移動局10は、セル50において基地局20と通信を行っている。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されるものではない。
各移動局(10、10、10、・・・10)は、同一の構成、機能、状態を有するので、以下においては、特段の断りがない限り移動局10として説明を進める。また、説明の便宜上、基地局20と無線通信するのは移動局10であるものとして説明するが、より一般的には移動局も固定端末装置も含むユーザ装置(User Equipment)でよい。
移動通信システム1においては、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMAが、上りリンクについてはSC−FDMAが適用される。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。
ここで、LTEシステムにおける通信チャネルについて説明する。下りリンクについては、各移動局10で共有されるPDSCHと、下りリンク制御チャネル(PDCCH、PCFICH、PHICH)とが用いられる。下りリンク制御チャネルは下りL1/L2制御チャネルと呼ばれても良い。PDSCHにより、ユーザデータ(上位レイヤの制御信号を含む)、すなわち、通常のデータ信号が伝送される。送信データは、このユーザデータに含まれる。なお、基地局20で移動局10に割り当てた基本周波数ブロック(コンポーネントキャリア)やスケジューリング情報は、下りリンク制御チャネルにより移動局10に通知される。
上りリンクについては、各移動局10で共有して使用されるPUSCHと上りリンクの制御チャネルであるPUCCHとが用いられる。このPUSCHにより、ユーザデータが伝送される。また、PUCCHにより、UL ACK/NACK、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)等が伝送される。
図4は、本実施例に係る基地局20の概略的な構成図である。
図4に示すように、基地局20は、送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部203と、ベースバンド信号処理部204と、呼処理部205と、伝送路インターフェース206とを備えている。
基地局20から移動局10へ下りリンクで送信されるユーザデータは、基地局20の上位に位置する上位局装置30から伝送路インターフェース206を介してベースバンド信号処理部204に入力される。
ベースバンド信号処理部204においては、シーケンス番号付与等のPDCPレイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(radio link control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、例えば、HARQの送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理が行われて、送受信部203に転送される。また、下りリンク制御チャネルである物理下りリンク制御チャネルの信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われて、送受信部203に転送される。
ベースバンド信号処理部204は、さらに移動局10に対してセル50における通信のための制御情報を報知チャネルで通知する。セル50における通信のための報知情報には、例えば、上りリンク又は下りリンクにおけるシステム帯域幅や、PRACHにおけるランダムアクセスプリアンブルの信号を生成するためのルート系列の識別情報(Root Sequence Index)等が含まれる。
送受信部203において、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する周波数変換処理が施され、その後、アンプ部202で増幅されて送受信アンテナ201より送信される。
一方、基地局20は、移動局10が送信した送信波を送受信アンテナ201で受信する。送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号がアンプ部202で増幅され、送受信部203で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部204に入力される。
ベースバンド信号処理部204は、入力されたベースバンド信号に含まれるユーザデータに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理を行い、伝送路インターフェース206を介して上位局装置30へ転送する。
呼処理部205は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、基地局20の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
図5は、本実施例に係る基地局20が有するベースバンド信号処理部204の機能ブロック図であり、図6は基地局20のベースバンド信号処理部204における送信処理部の機能ブロックを示している。
ACK/NACK復調部210は、PUCCHで送信されたUL ACK/NACKを復調する。UL ACK/NACKの復調によって、当該UL ACK/NACKの伝送に用いられたリソース(後述する符号リソースであるCAZAC符号及びブロック拡散符号、又は変調内容)が得られる。得られたUL ACK/NACKのリソース情報はサブフレーム単位でユーザ毎にスケジューラ220へ通知される。
受信信号に含まれたリファレンス信号(参照信号)は、同期検出・チャネル推定部211及びCQI測定部212に入力される。同期検出・チャネル推定部211は、移動局10から受信したリファレンス信号の受信状態に基づいて上りリンクのチャネル状態を推定する。CQI測定部212は、移動局10から受信される品質測定用リファレンス信号からCQIを測定している。
また、ベースバンド信号処理部204では、当該受信信号に付加されたサイクリックプレフィックスがCP除去部213によって除去された後、高速フーリエ変換部214でフーリエ変換されて周波数領域の情報に変換される。周波数領域の情報に変換された受信信号は、サブキャリアデマッピング部215にて周波数領域でデマッピングされる。サブキャリアデマッピング部215は、移動局10でのマッピングに対応してデマッピングする。周波数領域等化部216は、同期検出・チャネル推定部211から与えられるチャネル推定値に基づいて受信信号を等化する。逆離散フーリエ変換部217は、受信信号を逆離散フーリエ変換して、周波数領域の信号を時間領域の信号に戻す。そして、データ復調部218及びデータ復号部219にて、伝送フォーマット(符号化率、変調方式)に基づいて復調、復号されて送信データが再生される。
また、スケジューラ220には、同期検出・チャネル推定部211で推定されたチャネル推定値、並びに、CQI測定部212で測定された各リソースブロックのCQIが入力される。スケジューラ220は、上位局装置30から入力された再送指示、チャネル推定値及びCQIを参照しながら、上り/下りリンク制御信号及び上下共有チャネル信号のスケジューリングを行う。移動通信における伝搬路は、周波数選択性フェージングにより周波数ごとに変動が異なる。そこで、ユーザ端末へのユーザデータ送信時に、各ユーザ端末に対してサブフレーム毎に通信品質の良好なリソースブロックを割り当てる適応周波数スケジューリングが用いられる。適応周波数スケジューリングでは、各リソースブロックに対して伝搬路品質の良好なユーザ端末を選択して割り当てる。そのため、スケジューラ220は、各ユーザ端末からフィードバックされるリソースブロック毎のCQIを用いてリソースブロックを割り当てる。また、割り当てたリソースブロックで所定のブロック誤り率を満たすMCS(符号化率、変調方式)を決定する。
下りリンク制御信号のスケジューリングでは、各サブフレームの先頭OFDMシンボルから何シンボルまでを下りリンク制御チャネルに割り当てするか決定する。スケジューラ220がセル半径、収容ユーザ数等に応じて最適なOFDMシンボル数を決定している。
また、下りリンク制御チャネルであるPDCCHに対してCCE単位でリソースを割り当てる。スケジューラ220は、各ユーザ#1〜#Nに対するCCE割当数を制御し、符号化率を制御する。セル端にいるユーザのように高符号化率が必要なユーザに対しては割当てCCE数を多くする。また、セル中央のように低符号化率が必要なユーザに対しては割当てCCE数を少なくする。PDCCHに割当てられたCCEはCCE indexで表わされる(図1(A))。
各サブフレームにおいて下りリンク制御チャネルにリソース割り当てしたOFDMシンボル数と、各サブフレームにおいてPDCCHに割当てたCCEの最若番CCE indexは、ユーザ毎に管理する。当該PDCCHと同一サブフレームで送信したPDSCHに対するUL ACK/NACKが受信されるまで保持される。
スケジューラ220には、ACK/NACK復調部210からサブフレーム単位で各ユーザがUL ACK/NACKの伝送に用いたリソース情報が通知される。また、送信信号を処理する上位局装置30から送信データ及び再送指示が入力される。
スケジューラ220は、先にユーザに対して送信したPDCCHに割当てた最若番CCE index及び同一サブフレームにおいてPCFICHで通知したOFDMシンボル数を保持している。そして、ACK/NACK復調部210から通知されたUL ACK/NACKのリソースが、上記PDCCHの最若番CCE indexからPCFICHで通知したシンボル数に応じたインデックス数だけシフトしたリソースと一致するか否かチェックする。UL ACK/NACKのリソースがPCFICHで通知したシンボル数に対応したシフトを加えられていれば、移動局10においてPCFICHが正しく通知されたと判断する。また、UL ACK/NACKのリソースがPCFICHで通知したシンボル数に対応したシフトになっていない場合は、移動局10において受信したPCFICHに誤りが発生していると判断する。移動局10において受信したPCFICHに誤りが発生している場合、普通に再送パケットを送信しても正しく復号できないので、移動局10に対してパケットを破棄させる信号を送信する。再送パケットを新規パケットとして送信することで、移動局10で保持しているパケットを破棄させることができる。
ベースバンド信号処理部204の送信処理系は、本実施例では3つのコンポーネントキャリアCC#1〜CC#3に適応可能に構成されており、各コンポーネントキャリアCC#1〜CC#3に対応して3つの下りチャネル信号生成部221−1〜221−3を備える。また、最大Nユーザ(ユーザ#1〜#N)を収容可能に構成されている。図6では、本発明に関連する下りチャネルとして、PDSCH、PDCCH、PCFICHを示しているが、実際には他のチャネルも含まれる。
下り送信データ生成部2211は、上位局装置30から与えられた送信データを用いて下り共有チャネル信号を生成する。下り送信データ生成部2211で生成された送信データは、下り送信データ符号化・変調部2212で符号化された後、変調される。送信データに対する符号化方法や変調方式の情報(MCS)は、スケジューラ220から下り送信データ符号化・変調部2212に与えられる。同一のコンポーネントキャリアCC#1に割り当てられる他ユーザ#2〜#Nについても、同様に下り送信データ生成部2211及び下り送信データ符号化・変調部2212が設けられている。コンポーネントキャリアCC#1〜CC#3毎にPDSCHで送信される信号が生成される。
下り制御データ生成部2213は、ユーザ毎に決定したリソース割り当て情報、MCS情報、HARQ用の情報、PUCCHの送信電力制御コマンド等から下りリンク制御信号を生成する。下り制御データ生成部2213において生成された下りリンク制御信号は、下り制御データ符号化・変調部2214で符号化された後、変調される。
同一のコンポーネントキャリアCC#1に割り当てられる他ユーザ#2〜#Nについても、同様に下り制御データ生成部2213及び下り制御データ符号化・変調部2214が設けられている。コンポーネントキャリアCC#1〜CC#3毎にPDCCHにより通知される下りリンク制御情報が生成される。
CFI生成部2215は、スケジューラ220により決定された下りリンク制御チャネルに割り当てられたOFDMシンボル数(制御チャネル領域)に基づいて、割り当てシンボル数を示す2ビットのCFI値を生成する。CFI生成部2215によって生成されたCFI値は、CFI符号化・変調部2216で符号化された後、変調される。CFI生成部2215で生成されたCFI値がPCFICHで通知されるOFDMシンボル数となる。
下りチャネル多重部223は、各コンポーネントキャリアCC#1〜CC#3の符号化・変調部2212,2214,2216から出力される各チャネルの信号を多重(時間、周波数領域及びコード多重を含んでも良い)する。
下りチャネル多重部223で多重された下りチャネル信号は、逆高速フーリエ変換部224で逆高速フーリエ変換されて周波数領域の信号から時系列の信号に変換された後、サイクリックプレフィックス付加部(CP付加部)225でサイクリックプレフィックスが付加される。なお、サイクリックプレフィクスは、マルチパス伝搬遅延の差を吸収するためのガードインターバルとして機能する。サイクリックプレフィックスが付加された送信データは、送受信部203に送出される。
図7は、本実施例に係る移動局10の概略的な構成図である。
移動局10は、送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、アプリケーション部105とを備えている。信号受信時には、送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がアンプ部102で増幅され、送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部104でFFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理等がなされる。この下りリンクのデータの内、下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部105に転送される。アプリケーション部105は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理等を行う。また、下りリンクのデータの内、報知情報も、アプリケーション部105に転送される。一方、送信時には、上りリンクのユーザデータがアプリケーション部105からベースバンド信号処理部104に入力される。ベースバンド信号処理部104においては、再送制御(H−ARQ(Hybrid ARQ))の送信処理や、チャネル符号化、DFT処理、IFFT処理等が行われて送受信部103に転送される。送受信部103においては、ベースバンド信号処理部104から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する周波数変換処理が施され、その後、アンプ部102で増幅されて送受信アンテナ101より送信される。
図8は、本実施例に係る移動局10が有するベースバンド信号処理部104の機能ブロック図であり、主に上りデータチャネルに対するACK/NACKの送信に関連する部分を図示されている。
受信部は、受信したOFDM信号を復調するOFDM信号復調部111と、報知チャネル又は下りリンクの制御信号を復号する報知チャネル/下り制御信号復号部112と、下りデータチャネルに対するACK/NACKを判定するACK/NACK判定部113とを備えている。
また、送信部は、ACK/NACK信号の処理ブロック114と、上り参照信号の処理ブロック115と、UL ACK/NACKと上り参照信号とを時間多重する時間多重部116と、上りリンクの他のチャネルと多重する多重部117と、CAZACシフト拡散符号決定部118とを備える。
OFDM信号復調部111は、下りリンクにおいてOFDMAを適用した受信信号をOFDM復調する。OFDM復調された受信信号は報知チャネル/下り制御信号復号部112及びACK/NACK判定部113へそれぞれ入力される。報知チャネル/下り制御信号復号部112は、報知チャネルで送られた信号を復号すると共に、下りリンク制御チャネル(PDCCH、PCFICH、PHICH)を復号する。PCFICHを復号して得られたOFDMシンボル数に基づいて、サブフレームの先頭からOFDMシンボル数の範囲でブラインド復号し、自分宛のCCEの集合からPDCCHを復号する。PDCCHを復号した結果、当該ユーザに割り当てられたCAZAC番号、リソースマッピング情報、巡回シフト番号、ブロック拡散符号番号が得られる。
報知チャネル/下り制御信号復号部112は、PCFICHを復号して得られたOFDMシンボル数と、PDCCHの送信に用いられた最若番CCE indexとを、CAZACシフト拡散符号決定部118へ通知する。
ACK/NACK判定部113は、受信した下りデータチャネル(PDSCH)を構成するパケット各々に誤りがあるか否かを判定し、判定結果をUL ACK/NACKとして出力する。UL ACK/NACKは、送達確認情報と呼ぶことができ、誤りがなかったことを示す肯定応答(ACK)又は誤りがあったことを示す否定応答(NACK)で表現されてよい。UL ACK/NACKは、受信パケットに対する誤りの有無を表現できればよいので、1ビットで表現できるが、より多くのビット数で表現されてもよい。
ここで、上りのPUCCHにおけるUL ACK/NACKに対するリソース割当てについて、図1(B)を参照して説明する。同図に示すように、ACK/NACKは、周波数領域(横軸)ではCAZAC符号を巡回シフトさせて直交させている。横軸の#0〜#11は巡回シフト番号を表している。本例では、ACK/NACKに対しては1つ置きに巡回シフト番号を割り当てているが、セル毎に適切な間隔を設定することもできる。また、時間領域(縦軸)ではブロック拡散符号によって直交させている。たとえば、4シンボル分を拡散可能なウオルシュ符号を用いることができる。各ユーザは、UL ACK/NACKをリソース#0〜#17のいずれかを用いて符号化して伝送する。ACK/NACKリソース#0〜#17はACK indexで表わされる。
このようなUL ACK/NACKに対するリソース割当てはACK/NACK信号の処理ブロック114によって行われる。
ACK/NACK信号の処理ブロック114は、CAZAC符号生成部121、ブロック毎の変調部122、サブキャリアマッピング部123、逆高速フーリエ変換部(IFFT)124、巡回シフト部125、ブロック拡散部126、サイクリックプレフィックス(CP)付与部127を備える。
CAZACシフト拡散符号決定部118は、PDCCHの最若番CCE indexから最若番CCE indexと、PCFICHで通知されたOFDMシンボル数とから、UL ACK/NACKのリソースを決定する。すなわち、PDCCHの最若番CCE indexから最若番CCE indexに1対1で対応するACK indexを基準ACK indexとし、基準ACK indexからPCFICHで通知されたOFDMシンボル数に応じてインデックスをシフトする。シフト後のリソース(周波数領域ではCAZAC符号の巡回シフト量、時間領域ではブロック拡散符号番号)をUL ACK/NACKのリソースに決定する。
CAZAC符号生成部121は、CAZAC番号に従ってCAZAC符号系列を生成する。CAZAC番号は、基地局20から指示されたCAZAC符号系列の系列番号であるが、CAZACシフト拡散符号決定部118においてACK/NACKリソースのシフトを決定している場合は、シフト後のCAZAC番号にしたがってCAZAC符号系列を生成する。UL ACK/NACKのユーザ間の多重では、同一のCAZAC系列(root系列が同じ)に対して、ユーザ毎に異なる巡回シフトを割り当て、CDMAによる多重が行われる。図15に示すように、系列長M=12ビットのCAZAC系列をCq(0)=(xq(0),xq(1)・・・xq(11))と定義し、この系列をLビット巡回シフトした系列をCq(L)=(xq(12-L), xq(11-L)・・・xq(11), xq(0)…xq(L-1))と定義する。異なるユーザに異なる巡回シフト量を割り当てることによりCDM多重できる(自己相関が0であることを用いる)。
ブロック毎の変調部122は、CAZAC符号生成部121で生成したCAZAC符号をUL ACK/NACKで変調する。各ユーザに割り当てられたCAZAC符号系列(系列の長さは1OFDMシンボルに関連付けることができる)の全チップに因子(ACKビット又はNACKビット)を乗算してブロック(1OFDMシンボル)を構成し、UL ACK/NACKとして送信される情報系列を導出する。CAZAC符号系列は、ユーザを区別するために在圏セルで割り当てられた直交符号系列であり、巡回シフトさせることで複数ユーザを多重できる。
サブキャリアマッピング部123は、UL ACK/NACKで変調されたCAZAC符号を離散フーリエ変換し、時系列の情報から周波数領域の情報に変換する。CAZAC符号からなるUL ACK/NACKは、基地局20からリソースマッピング情報として指示されらサブキャリアにマッピングされる。
逆高速フーリエ変換部(IFFT)124は、UL ACK/NACKがサブキャリアマッピングされた信号を逆フーリエ変換して、周波数領域の信号から時間領域の信号に戻す。
巡回シフト部125は、CAZAC符号生成部121で生成したCAZAC符号からなる時間領域のUL ACK/NACKを、巡回シフト番号にしたがって巡回シフトさせる。CAZAC符号Aの符号長がLであるとすると、CAZAC符号Aの末尾のサンプル(L番目のサンプル)を含む一連のΔ個のサンプルを、CAZAC符号Aの先頭に移行することで、新たな符号Bが生成される。この場合において、Δ=0〜(L−1)に関してCAZAC符号A及びBは互に直交する。即ち、ある1つのCAZAC符号とそのCAZAC符号を巡回的に(cyclically)シフトさせた符号は互いに直交する。
ブロック拡散部126は、UL ACK/NACKに対してユーザ固有のブロック拡散符号を乗算する。ブロック拡散符号を特定する符号番号が基地局20からユーザ毎に指示されるが、CAZACシフト拡散符号決定部118においてACK/NACKリソースのシフトを決定している場合は、シフト後のリソースに対応したブロック拡散符号が用いられる。ここで、図1(B)に示されるように、LTEでは上り制御チャネルの1サブフレームは2スロットで構成され、1スロットは7SC−FDMAシンボルで構成される。図16に示されるように、PUCCHにおいてUL ACK/NACKは、1スロットに4シンボルが割り当てられ、同一スロットに参照信号(DMRS)が3シンボル割り当てられる。4シンボル分のUL ACK/NACKは系列長4のウオルシュ系列を乗算して拡散され、3シンボル分の参照信号(DMRS)は系列長3のDFT系列を乗算して拡散される。ユーザ間で直交するウオルシュ系列、DFT系列を適用することで、UL ACK/NACK及び参照信号(DMRS)が時間軸方向に直交多重される。
サイクリックプレフィックス(CP)付加部127は、送信する情報にサイクリックプレフィックス(CP: Cyclic Prefix)を付加する。サイクリックプレフィックス(CP)は、マルチパス伝搬遅延および基地局における複数ユーザ間の受信タイミングの差を吸収するためのガードインターバルとして機能する。
上り参照信号の処理ブロック115は、CAZAC符号生成部131、サブキャリアマッピング部132、逆高速フーリエ変換部(IFFT)133、巡回シフト部134、ブロック拡散部135、サイクリックプレフィックス(CP)付与部136を備える。
CAZAC符号生成部131は、基地局20から指示されたCAZAC符号系列の系列番号であるCAZAC番号に従ってCAZAC符号系列を生成する。サブキャリアマッピング部132は、基地局20から指示されたリソースブロックにCAZAC符号系列からなる上り参照信号をマッピングする。逆高速フーリエ変換部(IFFT)133で、周波数領域の上り参照信号を逆フーリエ変換して、周波数領域の信号から時間領域の信号に戻す。次に、巡回シフト部134にて基地局20から指示された巡回シフト番号にしたがって巡回シフトしてユーザ間で上り参照信号を直交させる。さらに、ブロック拡散部135が上り参照信号に対してユーザ固有のブロック拡散符号を乗算して、時間領域を含んだ領域でブロック拡散する。ブロック拡散符号を特定する符号番号が基地局20からユーザ毎に指示される。CAZAC符号の巡回シフト及びブロック拡散符号を併用してユーザ多重された上り参照信号がサイクリックプレフィックス(CP)付加部136でサイクリックプレフィックスを付加される。
時間多重部116は、UL ACK/NACKと上り参照信号とを時間領域で多重する。さらに、多重部117においてデータチャネルとチャネル多重された送信シンボルが送受信部103へ送出される。
次に、基地局20においてPCFICH誤りを検出するための処理内容について説明する。
図9はPCFICH誤り検出に関する処理シーケンスである。
基地局20は、セル内の全ユーザに関連する一般的な符号情報を報知チャネル(BCH)で送信する。個々の移動局10は自装置に特有の符号情報を報知情報から一意に導出する。一般的な符号情報は、例えば、セル内で使用されるCAZAC符号系列がN系列(C#1,C#2,...,C#N)あること、各系列について巡回シフト量はM個あること等を含んでよい。基地局20で下りリンクのスケジューリングが行われ、下りリンク制御チャネル(PDCCH、PCFICH、PHICH)、下りデータチャネル(PDSCH)及びパイロットチャネルに対して無線リソースが割り当てられる。
ここで、PCFICHで送信されるシンボル数がサブフレームに割り当てられるまでの処理内容について、図10を参照して説明する。上記した通り、PCFICHは、1サブフレームにおけるPDCCHの割り当て領域を示すOFDMシンボル数を2ビットの情報(CFI値)として通知する。スケジューラ220がセル半径、収容ユーザ数等に応じて最適なCFI値を選択して、CFI生成部2215へ通知する。CFI生成部2215は、スケジューラ220からサブフレーム単位で指示された下り制御チャネルの割り当て領域を示すOFDMシンボル数を2ビットのCFI値に変換する。CFI符号化・変調部2216が以下の処理を実行する。すなわち、2ビットのCFI値をシンプレックス符号化とビットリピティションによって32ビット符号化データにスクランブルする。これにより生成された16個のQPSKシンボルを4つのREG(Resource element group)にマッピングする。4リソースエレメントで1REGを構成し、1リソースエレメントは1サブキャリア×1OFDMシンボルで構成する。各REGは周波数ダイバーシチ効果を期待してシステム帯域の全域に均等に配置する。なお、1サブフレームは、時間領域が第1及び第2スロットで構成され、1スロットは7OFDMシンボルで構成される。また、周波数領域が12リソースブロック(RB)で構成され、1リソースブロックは、12サブキャリア(180kHz)で構成される。図10に示すように、CFI情報がマッピングされた各サブフレームでは、CFI情報(断片)が第1のスロットの先頭OFDMシンボルに配置される。
次に、図11及び図12を参照してリソース割当情報をマッピングするまでの処理について説明する。
LTEシステムにおいて、下り制御信号として送信する情報には、制御チャネルフォーマット情報(CFI:Control channel Format Indicator)、上りリンク共有チャネル(PUSCH)送信データに対するACK/NACK情報、上り/下りリンク共有チャネルのリソース割り当て情報(DCI:Downlink Control Information)を含むことができる。DCIは、主に無線リソース割り当て情報を含むが、送信電力制御コマンド等の無線リソース以外の制御情報を含むことができる。そのため、DCIは下りリンク制御情報と言っても良い。下りリンク制御チャネルの信号は、PCFICH、PHICH、PDCCHにより送信される。これらの制御信号はPDSCHと時間多重する形で各サブフレームにおける第1スロットの先頭nOFDMシンボルで通知される。サブフレームはユーザデータ送信時の送信時間単位である。
図11に示されるように、LTEで定められているDCI構成は、端末毎のリソース割当情報(Resource block assignment)、割り当てたリソースブロック誤り率を満たす最も高効率のMCS情報(Modulation and Coding Scheme)、端末側で生じた受信データ誤りを高速に訂正するために再送データを初回受信データと合成して復号するHARQ情報(HARQ process number)、新規データか再送データかを区別する識別子(NDI:New data indicator)、HARQで冗長度のどの部分を送っているかを示す情報(Redundancy version)、PUCCHの送信電力制御コマンド(TPC for PUCCH)を備えている。
図12に示されるように、下りリンク制御信号(DCI)に16ビットのCRC符号を付加し、CRC符号を16ビットのユーザ識別子(UE−ID)でマスキングする。マスキング処理されたDCIを符号化率に応じた符号により符号化し、PDCCHが所定のビット数となるようにレートマッチングする。他のユーザのPDCCHについても、DCIの符号化及びレートマッチングが行われる。
PDCCHの送信は、無線リソースの塊である36サブキャリアからなるCCE単位で行われる。基地局20のスケジューラ220は、各ユーザ#1〜#Nに対するCCEの割当数を制御する。全てのPDCCHをシリアルに結合して多重した後、CCE単位でインターリーブする。さらに、セル固有系列でスクランブリングし、QPSKシンボルにマッピングする。これを4シンボル毎に束ねて所定の順番でREGにマッピングする。
LTE−Aでは階層型帯域幅構成の採用が合意されている。図13は、LTE−Aで定められた階層型帯域幅構成を示す図である。複数の基本周波数ブロックで構成される第1システム帯域を持つ第1移動通信システムであるLTE−Aシステムと、一つの基本周波数ブロックで構成される第2システム帯域を持つ第2移動通信システムであるLTEシステムが併存する場合の階層型帯域幅構成である。LTE−Aシステムにおいては、例えば、100MHz以下の可変のシステム帯域幅で無線通信し、LTEシステムにおいては、20MHz以下の可変のシステム帯域幅で無線通信する。LTE−Aシステムのシステム帯域は、LTEシステムのシステム帯域を一単位とする少なくとも一つの基本周波数ブロックとなっている。LTE−Aでは基本周波数ブロックをコンポーネントキャリアと呼ぶ。このように複数の基本周波数ブロックを結合して広帯域化することをキャリアアグリゲーションという。
図13においては、LTE−Aシステムのシステム帯域は、LTEシステムのシステム帯域(ベース帯域:20MHz)を一つのコンポーネントキャリアとする5つのコンポーネントキャリアの帯域を含むシステム帯域(20MHz×5=100MHz)となっている。図1においては、移動局UE(User Equipment)#1は、LTE−Aシステム対応(LTEシステムにも対応)の移動局であり、100MHzまでのシステム帯域に対応可能である。UE#2は、LTE−Aシステム対応(LTEシステムにも対応)の移動局であり、40MHz(20MHz×2=40MHz)までのシステム帯域に対応可能である。UE#3は、LTEシステム対応(LTE−Aシステムには対応せず)の移動局であり、20MHz(ベース帯域)までのシステム帯域に対応可能である。
このように広帯域化されたシステム帯域での無線通信において、トラヒックチャネル(PDSCH受信、PUSCH送信)に必要な情報を通知する下りリンク制御チャネルを送る方法として、図14(A)(B)に示す2つの方法が考えられる。
図14(A)に示す方法では、PDSCHとそのPDCCHが異なるコンポーネントキャリアで送られる。具体的には、コンポーネントキャリアCC#1に割り当てられたPDSCHの下り割当情報(DL grant)を送るPDCCHを、異なるコンポーネントキャリアCC#0に割り当てる。このように、PDSCHの下り割当情報(DL grant)が送信されるPDCCHを、異なるコンポーネントキャリアで送ることができれば、特定のコンポーネントキャリアCC#1における下りリンク制御チャネルの品質が大幅に劣化しても、品質の良好な別のコンポーネントキャリアCC#0を利用して下りリンク制御チャネルを送ることができ、通信品質の劣化を防止できる。図14(B)に示す方法は、PDSCHとそのPDCCHとが同じコンポーネントキャリアで送られるLTEで定められた方式である。
移動局10は、以上のようにスケジューリングされた下りリンク制御チャネル、パイロットチャネルを受信し、さらに下りリンク制御チャネルに時間多重されたデータチャネルを受信する。報知チャネル/下り制御信号復号部112では、各サブフレームの先頭シンボルからPCFICHを復号する。PCFICHで通知されたOFDMシンボル数(CFI値)で指定されたサーチスペースからPDCCHをブラインド復号し、自分宛のCCEを検出する。自分宛のPDCCHを復号して得られた下りリンク制御情報にしたがってデータチャネルであるPDSCHを復号して下りユーザデータを取得する。さらに、自分宛のPDCCHの送信に用いられたCCEから最若番CCE indexを判定する。最若番CCE index及びPCFICHで通知されたOFDMシンボル数(CFI値)がCAZACシフト拡散符号決定部118へ通知される。ACK/NACK判定部113は、下りデータチャネル(PDSCH)を構成するパケット各々に誤りがあるか否かを判定し、判定結果をUL ACK/NACKとして出力する。
CAZACシフト拡散符号決定部118は、ACK/NACK判定部113から出力されたUL ACK/NACKを、ブロック毎の変調部122へ与える。また、最若番CCE index及びPCFICHで通知されたOFDMシンボル数(CFI値)とからACK/NACKのリソースを決定し、最若番CCE indexに1対1で対応付けられたACK indexからのインデックスシフト量を決定する。インデックスシフト量を決定手法は、図2(A)に示される単純シフト方法又は図2(B)に示される巡回シフト方法が適用可能である。CAZAC符号生成部121において、シフト後のCAZAC番号に従ってCAZAC符号系列が生成され、ブロック拡散部126においてシフト後のブロック拡散符号がUL ACK/NACKに乗算されて時間領域で直交化される。
このように、移動局10で受信されたPCFICHの値(CFI値)に応じてUL ACK/NACKのリソースをシフトさせ、上り参照信号と時間多重し、さらに他の上り制御チャネルと多重して生成された上り制御チャネルを基地局20へ送信する。
基地局20は、上り制御チャネルを受信し、ACK/NACK復調部210において上り制御チャネルに含まれたUL ACK/NACKを復調する。このとき、復調されたUL ACK/NACKのリソース(CAZAC符号及びブロック拡散符号)をスケジューラ220へ通知する。
スケジューラ220は、上りリンクで受信したUL ACK/NACKのリソースのシフトから、移動局10においてPCFICHが正しく受信されたか否か判断する。基地局20は、各ユーザの下りPDCCHに割当てた最若番CCE index及びPCFICHで通知したOFDMシンボル数(CFI値)を知っているので、受信したUL ACK/NACKのリソースがPCFICHで通知したOFDMシンボル数に対応してシフトされていれば、PCFICHが正しく受信されていると判断できる。PCFICHに誤りが発生していない場合は、当該ユーザに対する再送データに含まれるNDI(図11)に、再送データであることを示す値をセットする。
一方、移動局10で受信したPCFICHに誤りがあると判断された場合、当該ユーザに対する再送データに含まれるNDI(図11)に、新規データであることを示す値をセットする。移動局10では誤ったPCFICHに基づいたユーザデータを保持しているので、再送データと合成しても再度エラーとなる可能性が高い。そこで、再送データに含まれるNDIをトグルすることで、再送パケットを受信した移動局10では新規データであると認識し、誤ったPCFICHに基づいたユーザデータを破棄することができる。
本発明は、PCFICHの誤りを基地局20において検知するために、UL ACK/NACKのリソースを、受信されたPCFICHの値に応じてシフトさせているが、UL ACK/NACKを利用して受信されたPCFICHの値を基地局20へ通知できるのであれば、UL ACK/NACKのリソースのシフトに限定されない。
本発明の他の側面では、UL ACK/NACKの変調を、移動局UEで検出したPCFICHの値に応じて変えることで、PCFICHの値を基地局20へ通知する。基地局eNBにおいて受信したUL ACK/NACKの変調内容から移動局UEで検出したPCFICHに誤りがあるか否か判断する。たとえば、QPSK変調される上り参照信号に対して移動局UEで検出したPCFICHの値に応じた回転を加えるようにする。
このように、移動局10で検出したPCFICHの値に応じて、UL ACK/NACKの変調を変えることで、PDCCHの送信に用いられたCCE数が1つであっても、基地局20にPCFICHの値を知らせることができる。
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
本発明は、LTE/LTEシステムにおけるPCFICHの誤り検出に適用可能である。
1 移動通信システム
10 移動局
20 基地局
30 上位局装置
40 コアネットワーク
50 セル
101 送受信アンテナ
102 アンプ部
103 送受信部
104 ベースバンド信号処理部
105 アプリケーション部
111 OFDM信号復調部
112 報知チャネル/下り制御信号復号部
113 ACK/NACK判定部
114 ACK/NACK信号の処理ブロック
115 上り参照信号の処理ブロック
116 時間多重部
117 多重部
118 CAZACシフト拡散符号決定部
121 CAZAC符号生成部
122 ブロック毎の変調部
123 サブキャリアマッピング部
124 逆高速フーリエ変換部(IFFT)
125 巡回シフト部
126 ブロック拡散部
127 サイクリックプレフィックス(CP)付与部
201 送受信アンテナ
202 アンプ部
203 送受信部
204 ベースバンド信号処理部
205 呼処理部
206 伝送路インターフェース

Claims (11)

  1. 基地局装置から所定時間単位で送信される、下りリンク制御チャネルのシンボル数、前記下りリンク制御チャネルの信号及び下りデータチャネルの信号を受信する受信手段と、
    前記下りリンク制御チャネルの信号に基づいて前記下りデータチャネルの信号を復号した際に、受信誤りの有無を表した送達確認情報を生成する送達確認手段と、
    前記受信手段で受信した下りリンク制御チャネルのシンボル数に関する情報を前記基地局装置において前記送達確認情報から検出可能な処理を前記送達確認情報に加える処理手段と、
    前記処理手段によって処理された前記送達確認情報を送信する送信手段と、
    を具備したことを特徴とする移動端末装置。
  2. 前記処理手段は、前記受信手段で受信した下りリンク制御チャネルのシンボル数に応じて、上りリンク制御チャネルにおける前記送達確認情報に割当てるリソースをシフトさせることを特徴とする請求項1記載の移動端末装置。
  3. 前記処理手段は、前記受信手段で受信した下りリンク制御チャネルのシンボル数に応じて、上りリンク制御チャネルにおける前記送達確認情報に割当てるリソースを巡回シフトさせることを特徴とする請求項1記載の移動端末装置。
  4. 前記下りリンク制御チャネルは、無線リソースの塊である信号送信ブロックを1単位として、1つ又は複数の信号送信ブロックで伝送され、
    前記処理手段は、前記下りリンク制御チャネルの送信に用いられた信号送信ブロック数が、2以上の場合に前記送達確認情報のリソースをシフトさせる
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の移動端末装置。
  5. 前記処理手段は、前記受信手段で受信した下りリンク制御チャネルのシンボル数に応じて、上りリンク制御チャネルにおける前記送達確認情報の変調を変えることを特徴とする請求項1記載の移動端末装置。
  6. 下りリンク制御チャネルのシンボル数、前記下りリンク制御チャネルの信号及び下りデータチャネルの信号を所定時間単位で送信する送信手段と、
    前記下りリンク制御チャネルの信号に基づいて前記下りデータチャネルの信号を復号した移動端末装置が送信した、受信誤りの有無を表した送達確認情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した前記送達確認情報に加えられている処理内容から、前記移動端末装置で受信した下りリンク制御チャネルのシンボル数について誤りの有無を判定する誤り判定手段と、
    を具備したことを特徴とする基地局装置。
  7. 前記誤り判定手段は、前記受信手段が前記送達確認情報を受信した際に当該送達確認情報に割り当てられていたリソースのシフト量から下りリンク制御チャネルのシンボル数について誤りを検出することを特徴とする請求項6記載の基地局装置。
  8. 前記誤り判定手段は、前記受信手段が前記送達確認情報を受信した際に当該送達確認情報に加えられていた変調内容から下りリンク制御チャネルのシンボル数について誤りを検出することを特徴とする請求項6記載の基地局装置。
  9. 前記下りリンク制御チャネルのシンボル数について誤りが検出された場合、前記送達確認情報によって再送要求されたデータを、新規データとして再送することを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかに記載の基地局装置。
  10. 基地局装置から所定時間単位で送信される、下りリンク制御チャネルのシンボル数、前記下りリンク制御チャネルの信号及び下りデータチャネルの信号を受信するステップと、
    前記下りリンク制御チャネルの信号に基づいて前記下りデータチャネルの信号を復号した際に、受信誤りの有無を表した送達確認情報を生成するステップと、
    前記受信した下りリンク制御チャネルのシンボル数に関する情報を前記基地局装置において前記送達確認情報から検出可能な処理を前記送達確認情報に加えるステップと、
    前記処理された前記送達確認情報を送信するステップと、
    を具備したことを特徴とする無線通信制御方法。
  11. 下りリンク制御チャネルのシンボル数、前記下りリンク制御チャネルの信号及び下りデータチャネルの信号を所定時間単位で送信するステップと、
    前記下りリンク制御チャネルの信号に基づいて前記下りデータチャネルの信号を復号した移動端末装置が送信した、受信誤りの有無を表した送達確認情報を受信するステップと、
    前記受信した前記送達確認情報に加えられている処理内容から、前記移動端末装置で受信した下りリンク制御チャネルのシンボル数について誤りの有無を判定するステップと、
    を具備したことを特徴とする無線通信制御方法。

JP2009231936A 2009-10-05 2009-10-05 無線通信制御方法、移動端末装置及び基地局装置 Expired - Fee Related JP5172806B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009231936A JP5172806B2 (ja) 2009-10-05 2009-10-05 無線通信制御方法、移動端末装置及び基地局装置
US13/498,711 US20120250523A1 (en) 2009-10-05 2010-09-22 Radio communication control method, mobile terminal apparatus and base station apparatus
EP10821863A EP2487978A1 (en) 2009-10-05 2010-09-22 Wireless communication control method, mobile terminal device and base station device
PCT/JP2010/066417 WO2011043192A1 (ja) 2009-10-05 2010-09-22 無線通信制御方法、移動端末装置及び基地局装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009231936A JP5172806B2 (ja) 2009-10-05 2009-10-05 無線通信制御方法、移動端末装置及び基地局装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011082707A JP2011082707A (ja) 2011-04-21
JP5172806B2 true JP5172806B2 (ja) 2013-03-27

Family

ID=43856660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009231936A Expired - Fee Related JP5172806B2 (ja) 2009-10-05 2009-10-05 無線通信制御方法、移動端末装置及び基地局装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20120250523A1 (ja)
EP (1) EP2487978A1 (ja)
JP (1) JP5172806B2 (ja)
WO (1) WO2011043192A1 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK2526643T3 (en) 2010-01-18 2018-08-13 Ericsson Telefon Ab L M Radio base station and user device and methods therein
US20110267948A1 (en) 2010-05-03 2011-11-03 Koc Ali T Techniques for communicating and managing congestion in a wireless network
CN103081548B (zh) * 2010-09-03 2016-08-24 松下电器(美国)知识产权公司 终端、基站以及信号发送控制方法
US9001756B2 (en) * 2011-04-27 2015-04-07 Texas Instruments Incorporated Physical downlink control channel and physical hybrid automatic repeat request indicator channel enhancements
JP5895356B2 (ja) 2011-04-27 2016-03-30 シャープ株式会社 基地局、端末および無線通信方法
JP5801093B2 (ja) * 2011-04-27 2015-10-28 シャープ株式会社 基地局、端末、通信システムおよび通信方法
EP2731284B1 (en) * 2011-07-04 2018-04-18 LG Electronics Inc. Method for transceiving a reference signal in a wireless connection system and terminal therefor
US9014210B2 (en) 2011-11-04 2015-04-21 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for managing retransmission resources
WO2013067675A1 (en) * 2011-11-07 2013-05-16 Renesas Mobile Corporation Uplink transmissions and grants in extension carrier
US9826434B2 (en) * 2011-12-16 2017-11-21 Stmicroelectronics, Inc. Channel bandwidth indication and TXOP protection
US9521664B2 (en) 2012-11-02 2016-12-13 Qualcomm Incorporated EPDCCH resource and quasi-co-location management in LTE
JP2016149583A (ja) * 2013-06-06 2016-08-18 シャープ株式会社 端末装置、基地局装置、無線通信システムおよび通信方法
MY175259A (en) * 2014-03-25 2020-06-17 Ericsson Telefon Ab L M Transmission and reception of a random access preamble signal
PL3123801T3 (pl) 2014-03-25 2018-09-28 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Ulepszony format nagłówka PRACH
WO2015191322A1 (en) 2014-06-13 2015-12-17 Apple Inc. Improved decoding of pcfich in lte for power saving and range improvement
CN109792618B (zh) 2016-09-22 2022-07-29 瑞典爱立信有限公司 具有定时未对准的有效上行链路测量信号接收和传输窗口分配
CN110393029B (zh) * 2017-01-20 2023-09-12 株式会社Ntt都科摩 用户终端以及无线通信方法
EP3462633A1 (en) * 2017-09-28 2019-04-03 Panasonic Intellectual Property Corporation of America Resource allocation for the beam failure recovery procedure
CN113170324B (zh) * 2019-02-02 2023-01-10 Oppo广东移动通信有限公司 用于非授权频谱的无线通信方法、网络设备和终端设备
US10911290B2 (en) * 2019-03-11 2021-02-02 Board Of Trustees Of Michigan State University Secure and efficient orthogonal frequency division multiplexing transmission system with disguised jamming

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008153367A1 (en) * 2007-06-15 2008-12-18 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for allocating and acquiring ack/nack resources in a mobile communication system
KR100900289B1 (ko) * 2007-06-21 2009-05-29 엘지전자 주식회사 직교 주파수 분할 다중화 시스템에서 제어 채널을 송수신하는 방법
JP5222597B2 (ja) 2008-03-19 2013-06-26 三洋電機株式会社 画像処理装置及び方法、運転支援システム、車両
WO2009131345A1 (en) * 2008-04-21 2009-10-29 Lg Electronics Inc. Method of transmitting control signal in wireless communication system
KR20100011879A (ko) * 2008-07-25 2010-02-03 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 데이터 수신 방법
KR101589600B1 (ko) * 2008-08-05 2016-01-28 삼성전자주식회사 직교 주파수 분할 다중 접속 방식의 이동통신 시스템에서 하향링크 데이터 채널에 대한 상향링크 응답 채널 송수신 방법 및 장치
KR101573072B1 (ko) * 2008-08-27 2015-12-01 엘지전자 주식회사 무선통신 시스템에서 제어정보 전송방법

Also Published As

Publication number Publication date
US20120250523A1 (en) 2012-10-04
JP2011082707A (ja) 2011-04-21
WO2011043192A1 (ja) 2011-04-14
EP2487978A1 (en) 2012-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5172806B2 (ja) 無線通信制御方法、移動端末装置及び基地局装置
JP5072986B2 (ja) 無線通信システム、基地局装置及びユーザ端末
US8374143B2 (en) Method of transmitting uplink data in wireless communication system
US8755332B2 (en) Radio communication control method, base station apparatus and mobile terminal apparatus
EP2294719B1 (en) Method and apparatus of transmitting scheduling request in wireless communication system
JP5255537B2 (ja) 無線通信制御方法、無線基地局装置及び移動端末装置
TWI558122B (zh) A mobile station apparatus, a communication method, and an integrated circuit
JP5899603B2 (ja) 基地局装置、移動局装置、通信方法および集積回路
RU2559039C2 (ru) Базовая станция, мобильный терминал и способ управления связью
WO2014024964A1 (ja) ユーザ端末、無線通信方法及び無線通信システム
JP5108902B2 (ja) 基地局装置及び無線通信制御方法
US20130343334A1 (en) Apparatus and method for enhancing features of uplink reference signals
JP6446743B2 (ja) 端末、基地局、および、通信方法
EP2557879A1 (en) Wireless communication control device and wireless communication control method
JP6417614B2 (ja) 端末装置、基地局装置、および、通信方法
CN104335652B (zh) 用户终端、无线通信方法以及无线通信系统
JP5073687B2 (ja) 基地局装置及び情報送信方法
US20140235256A1 (en) Radio communication system, radio base station apparatus, machine communication terminal and radio communication method
JP5165721B2 (ja) ユーザ端末及び基地局装置
JPWO2010073477A1 (ja) 移動通信システム、基地局装置、移動局装置、および、移動通信方法
KR20110097235A (ko) 무선 통신 시스템에서 신호 송수신 방법 및 장치
JP2015142311A (ja) 基地局装置、端末装置、通信方法、および、集積回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5172806

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees