JP5172447B2 - データ転送システム及び無線通信機器 - Google Patents

データ転送システム及び無線通信機器 Download PDF

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Description

本発明は、データをサーバに転送するデータ転送システム及び無線通信機器に関する。
従来、PCを用いずに、デジタルカメラ等のデータ保存機器から、該データ保存機器内に保存されたデータを、無線通信機器(例えば、携帯電話機)を経由してネットワーク上にデータサーバ送信するデータ転送システムが知られている(例えば、特許文献1を参照。)。なお、このようなデータ転送システムにおいては、データ保存機器と無線通信機器とは、所定のバス接続の規格(例えば、USB(Universal Serial Bus))に準拠したケーブルにより相互に接続されている。
また、データ保存機器と無線通信機器を利用してデータ通信を行う場合には、データの転送速度に応じて電力が消費されるため、当該電力の消費を低減化する技術が知られている(例えば、特許文献2を参照。)。
また、無線通信機器とネットワークとの間では、所定の無線通信規格によってデータ送信が行われているが、当該無線通信に係る電波強度の変化等に応じてデータ送信速度も変化してしまう。ここで、無線通信機器とネットワークとの間のデータ送信速度が低下した場合に、データ保存機器と無線通信機器との間におけるデータ送信速度が高速のままであると、データ保存機器と無線通信機器との間でデータが詰まってしまい、データの転送エラーを生じてしまう。そこで、データ転送システムにおいては、無線通信機器とネットワークとの間のデータ送信速度の変化に応じて、データ保存機器と無線通信機器との間におけるデータ転送速度も適宜変化するように制御している。
特開2006−086821号公報 特開2006−330831号公報
ところで、データ転送システムにおいては、データ保存機器から無線通信機器へのデータ転送速度を変化させる場合には、規格上、データ保存機器と無線通信機器との間の通信のみならず、無線通信機器とネットワークとの間における通信も遮断する必要がある。
具体的には、データ転送システムは、データの転送途中において、データ保存機器と無線通信機器との間におけるデータ転送速度を変更するときには、1.データ保存機器と無線通信機器との間においてバスリセットを行い、2.無線通信機器とネットワークとの間における通信を切断し、3.データ保存機器と無線通信機器との間におけるデータ転送速度を変更し、4.無線通信機器とネットワークを再び接続し、5.変更後のデータ転送速度にしたがってデータ保存機器から無線通信機器にデータの転送が開始され、当該データが無線通信機器からネットワークを介してサーバに転送される。
したがって、従来のデータ転送システムでは、上記4.に示した再接続が必要となるため、データ転送が再開されるまでに時間がかかり、また、再接続のための電力を要してしまう。
本発明では、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、データの転送が再開されるまでの時間を短縮化し、電力の消費を低減化することができるデータ転送システム及び無線通信機器を提供することにある。
(1)本発明に係るデータ転送システムは、上記課題を解決するために、データが保存されているデータ保存機器と無線通信機器とが所定の規格に準拠して接続され、前記無線通信機器と基地局とが所定の無線通信の規格に準拠して接続され、前記データが前記無線通信機器及び前記基地局を介してネットワークに接続されているサーバに転送されるデータ転送システムにおいて、前記データ保存機器は、一のデータを所定の単位で分割する分割手段と、前記分割手段で分割された分割データを順次、前記所定の規格に準拠した転送速度により前記無線通信機器に転送する転送手段と、前記転送速度を変更するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により前記転送速度を変更すると判断されたときには、前記所定の規格に準拠して前記無線通信機器と前記基地局との間に確立されている無線通信を遮断するための遮断信号を送信する遮断信号送信手段と、前記判断手段により前記転送速度を変更すると判断されたときに未だ前記一のデータに係るすべての分割データの転送が完了していない場合には、前記遮断信号にしたがって前記無線通信機器と前記基地局との間に確立されている無線通信を遮断しないように制御する制御信号を前記遮断信号が送信される前に送信する制御信号送信手段と、を備えることを特徴とする。
(2)本発明では、(1)のデータ転送システムにおいて、前記無線通信機器は、前記データ保存機器から転送される前記分割データの受信を行うべきではないと判断したときに、当該旨を示す不受信信号を前記データ保存機器に送信する不受信信号送信手段を備え、前記判断手段は、前記不受信信号を所定時間連続して受信したとき、又は前記不受信信号を所定回数受信したときに、前記転送速度を変更するように判断することが好ましい。
(3)本発明では、(1)のデータ転送システムにおいて、前記無線通信機器は、充電池と、前記充電池の電池残量が所定値よりも低下したことを検出したときに、当該旨を示す電池残量低下信号を前記データ保存機器に送信する電池残量低下信号送信手段を備え、前記判断手段は、前記電池残量低下信号を受信したときに、前記転送速度を変更するように判断することが好ましい。
(4)本発明では、(1)のデータ転送システムにおいて、前記無線通信機器は、前記基地局との間における無線通信に係る電波強度を監視する監視手段と、前記監視手段による監視結果に基づいて、前記電波強度が所定値よりも低下したことを検出したときに、当該旨を示す電波強度低下信号を前記データ保存機器に送信する電波強度低下信号送信手段を備え、前記判断手段は、前記電波強度低下信号を受信したときに、前記転送速度を変更するように判断すること。
(5)本発明では、(1)のデータ転送システムにおいて、前記判断手段は、前記無線通信機器に転送される前記一のデータの大きさに基づいて、前記転送速度を変更するように判断することが好ましい。
(6)本発明に係るデータ転送システムは、上記課題を解決するために、データが保存されているデータ保存機器と無線通信機器とが所定の規格に準拠して接続され、前記無線通信機器と基地局とが所定の無線通信の規格に準拠して接続され、前記データが前記無線通信機器及び前記基地局を介してネットワークに接続されているサーバに転送されるデータ転送システムにおいて、前記データ保存機器は、一のデータを所定の単位で分割する分割手段と、前記分割手段で分割された分割データを順次、前記所定の規格に準拠した転送速度により前記無線通信機器に転送する転送手段と、前記一のデータの大きさを前記無線通信機器に通知する第1の通知手段と、前記転送速度を変更するときには、前記所定の規格に準拠して前記無線通信機器と前記基地局との間に確立されている無線通信を遮断するための遮断信号を前記無線通信機器に送信する遮断信号送信手段と、を備え、前記無線通信機器は、前記転送速度を変更するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により前記転送速度を変更するものと判断したときに、前記転送速度を変更するように前記データ保存機器に通知する第2の通知手段と、前記判断手段により前記転送速度を変更すると判断されたときに、前記第1の通知手段により通知された前記一のデータの大きさに基づいて、未だ前記一のデータに係るすべての分割データの転送が完了していないと判断した場合には、前記遮断信号にしたがって前記無線通信機器と前記基地局との間に確立されている無線通信を遮断しないように設定する設定手段と、を備えることを特徴とする。
(7)本発明では、(6)のデータ転送システムにおいて、前記無線通信機器は、前記データ保存機器から転送される前記分割データの受信を行うべきではないと判断したときに、当該旨を示す不受信信号を前記データ保存機器に送信する不受信信号送信手段を備え、前記判断手段は、前記不受信信号を所定時間連続して前記データ保存機器に送信したとき、又は前記不受信信号を所定回数前記データ保存機器に送信したときに、前記転送速度を変更するように判断することが好ましい。
(8)本発明では、(6)のデータ転送システムにおいて、前記無線通信機器は、充電池を備え、前記判断手段は、前記充電池の電池残量が所定値よりも低下したことを検出したときに、前記転送速度を変更するように判断することが好ましい。
(9)本発明では、(6)のデータ転送システムにおいて、前記無線通信機器は、前記基地局との間における無線通信に係る電波強度を監視する監視手段を備え、前記判断手段は、前記監視手段による監視結果に基づいて、前記電波強度が所定値よりも低下したことを検出したときに、前記転送速度を変更するように判断することが好ましい。
(10)本発明では、(6)のデータ転送システムにおいて、前記判断手段は、前記データ保存機器から転送されてくる前記一のデータの大きさに基づいて、前記転送速度を変更するように判断することが好ましい。
(11)本発明に係る無線通信機器は、上記課題を解決するために、データが保存されているデータ保存機器と所定の規格に準拠して接続され、基地局と所定の無線通信の規格に準拠して接続され、前記データをネットワークに接続されているサーバに転送する無線通信機器において、前記データ保存機器から転送されてくる一のデータが所定の単位で分割されている分割データを順次、前記所定の規格に準拠した所定の転送速度により受信する受信手段と、前記転送速度を変更するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により前記転送速度を変更するものと判断したときに、前記転送速度を変更するように前記データ保存機器に通知する通知手段と、前記判断手段により前記転送速度を変更すると判断されたときに、前記一のデータの大きさに基づいて、未だ前記一のデータに係るすべての分割データの転送が完了していないと判断した場合には、前記データ保存機器から送信されてくる前記所定の規格に準拠して前記無線通信機器と前記基地局との間に確立されている無線通信を遮断するための遮断信号にしたがって前記無線通信機器と前記基地局との間に確立されている無線通信を遮断しないように設定する設定手段と、を備えることを特徴とする。
(12)本発明では、(11)の無線通信機器において、前記データ保存機器から転送される前記分割データの受信を行うべではないと判断したときに、当該旨を示す不受信信号を前記データ保存機器に送信する不受信信号送信手段を備え、前記判断手段は、前記不受信信号を所定時間連続して前記データ保存機器に送信したとき、又は前記不受信信号を所定回数前記データ保存機器に送信したときに、前記転送速度を変更するように判断することが好ましい。
(13)本発明では、(11)の無線通信機器において、充電池を備え、前記判断手段は、前記充電池の電池残量が所定値よりも低下したことを検出したときに、前記転送速度を変更するように判断することが好ましい。
(14)本発明では、(11)の無線通信機器において、前記基地局との間における無線通信に係る電波強度を監視する監視手段を備え、前記判断手段は、前記監視手段による監視結果に基づいて、前記電波強度が所定値よりも低下したことを検出したときに、前記転送速度を変更するように判断することが好ましい。
(15)本発明では、(11)の無線通信機器において、前記判断手段は、前記無線通信機器に転送される前記一のデータの大きさに基づいて、前記転送速度を変更するように判断することが好ましい。
本発明によれば、データの転送が再開されるまでの時間を短縮化し、電力の消費を低減化することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明に係るデータ転送システム1の外観斜視図である。データ転送システム1は、デジタルカメラ等のデータ保存機器11と、携帯電話機等の無線通信機器12とを備え、基地局13及びネットワーク14を介してサーバ15に接続される構成になっている。データ保存機器11と無線通信機器12とは、所定の規格(例えば、USB(Universal Serial Bus))に準拠したケーブルAにより相互に接続されている。また、無線通信機器12とネットワーク14とは、所定の無線通信の規格に準拠して接続されている。なお、本実施例においては、データ保存機器11としてデジタルカメラを想定するがこれに限られず、スキャナやプリンタ等であっても良い。
データ転送システム1では、PC(Personal Computer)を用いずに、データ保存機器11に保存されている写真等のデータを、無線通信機器12を経由してネットワーク14上のサーバ15に送信するシステムである。また、データ転送システム1では、データ保存機器11に格納されている一の写真のデータをサーバ15に転送するときには、当該一のデータを所定の単位、例えば、128byteで分割された分割データとして順次転送する。
ここで、一般的なデータ転送システムでは、当該一のデータに係る分割データを転送している途中で、データ保存機器11と無線通信機器12との間におけるデータ転送速度を変更する場合には、無線通信機器12と基地局13との間で確立している無線通信を一旦遮断する。そして、当該データ転送システムでは、データ保存機器11と無線通信機器12との間におけるデータ転送速度を変更する。また、当該データ転送システムでは、その後再び無線通信機器12と基地局13との間の無線通信を確立し、データの再転送を実行することが行われている。これに対して、本発明では、無線通信機器12と基地局13との間で確立している無線通信を遮断しないでデータ保存機器11と無線通信機器12との間におけるデータ転送速度の変更を実行する機能を有している。このような機能を有することにより、本発明では、データ転送が再開されるまでの時間を短縮化し、また、電力の消費を低減化することができる。
<データ保存機器11が主体となる実施例>
ここで、上述した本発明に係る機能をデータ保存機器11が主体となって発揮するための具体的な構成について説明する。データ保存機器11は、図2に示すように、分割部21(分割手段)と、転送部22(転送手段)と、判断部23(判断手段)と、遮断信号送信部24(遮断信号送信手段)と、制御信号送信部25(制御信号送信手段)と、を備える。
分割部21は、一のデータを所定の単位で分割する。転送部22は、分割部21で分割された分割データを順次、所定の規格に準拠した所定の転送速度(例えば、USBでは、Low−Speed、Full−Speed、High−Speedの3つの転送速度が規定されている)により無線通信機器12に転送する。
判断部23は、転送速度を変更するか否かを判断する。具体的には、判断部23では、現在の転送速度(例えば、High−Speed)を他の転送速度(例えば、Full−Speed)に変更するか否かを判断する。
遮断信号送信部24は、判断部23により転送速度を変更すると判断されたときには、所定の規格に準拠して無線通信機器12と基地局13との間に確立されている無線通信を遮断するための遮断信号(例えば、DTR(Data Terminal Ready)−OFF信号)を送信する。
制御信号送信部25は、判断部23により転送速度を変更すると判断されたときに未だ一のデータに係るすべての分割データの転送が完了していない場合には、遮断信号にしたがって無線通信機器12と基地局13との間に確立されている無線通信を遮断しないように制御する制御信号(例えば、AT&D信号)を遮断信号が送信される前に送信する。
このように構成されることにより、本発明では、制御信号によって無線通信機器12と基地局13との間で確立している無線通信を遮断する遮断信号を無効化するので、データの転送が再開されるまでの時間を短縮化することができ、また、電力の消費を低減化することができる。
また、無線通信機器12は、図2に示すように、データ保存機器11から転送される分割データを受信すべきではないと判断した場合、当該旨を示す不受信信号(例えば、NAK(Not Acknowledge)信号)をデータ保存機器11に送信する不受信信号送信部31(不受信信号送信手段)を備える構成が好ましい。このような構成では、データ保存機器11の判断部23は、不受信信号を所定時間連続して受信したとき、又は不受信信号を所定回数受信したときに、転送速度を変更するように判断する。なお、分割データを新たに受信すべきでない場合とは、例えば、すでに受信した分割データを何らかの原因(例えば電波状況の悪化)によりサーバに転送できず、無線通信機器12のメモリがオーバーする場合等があげられる。
このように構成されることにより、本発明では、無線通信機器12から送信される不受信信号の有無に基づいて転送速度を変更するか否かを判断できる。例えば、転送するべきデータがない場合には高い転送速度(High−Speed)から低い転送速度(Full−Speed)に変更することができ、電力消費を低減することができる。また、本発明では、データ保存機器11と無線通信機器12との間でバスリセットが生じても無線通信機器12と基地局13との間の通信を遮断しないので、データの転送が再開されるまでの時間を短縮化することができる。
また、無線通信機器12は、図2に示すように、充電池32と、充電池32の電池残量が所定値よりも低下したことを検出したときに、当該旨を示す電池残量低下信号をデータ保存機器11に送信する電池残量低下信号送信部33(電池残量低下信号送信手段)を備える。このような構成では、判断部23は、電池残量低下信号を受信したときに、転送速度を変更するように判断する。
このように構成されることにより、本発明では、無線通信機器12から送信される電池残量低下信号の有無に基づいて転送速度を変更するか否かを判断できるので、電池残量が少ない場合に、電力消費が低くなる転送速度に変更することができる。また、本発明では、データ保存機器11と無線通信機器12との間でバスリセットが生じても無線通信機器12と基地局13との間の通信を遮断しないので、データの転送が再開されるまでの時間を短縮化することができる。
また、無線通信機器12は、図2に示すように、基地局13との間における無線通信に係る電波強度を監視する監視部34(監視手段)と、監視部34による監視結果に基づいて、電波強度が所定値よりも低下したことを検出したときに、当該旨を示す電波強度低下信号をデータ保存機器11に送信する電波強度低下信号送信部35(電波強度低下信号送信手段)を備える。このような構成では、判断部23は、電波強度低下信号を受信したときに、転送速度を変更するように判断する。
ここで、無線通信機器12と基地局13との間の電波強度が低下した場合には、高い転送レートでサーバ15にデータを転送することができなくなる。このような場合に、データ保存機器11から高い転送速度でデータが供給されると、無線通信機器12にデータが溜まってしまいメモリがオーバーフローを起こす可能性がある。
本発明では、無線通信機器12から送信される電波強度低下信号の有無に基づいて転送速度を変更するか否かを判断できるので、無線通信機器12と基地局13との間の電波強度が低下した場合には、データ保存機器11と無線通信機器12との間の転送速度を低下させることができ、無線通信機器12がオーバーフローを起こさない利点がある。また、本発明では、データ保存機器11と無線通信機器12との間でバスリセットが生じても無線通信機器12と基地局13との間の通信を遮断しないので、データの転送が再開されるまでの時間を短縮化することができ、また、電力の消費を低減化することができる。
また、判断部23は、無線通信機器12に転送される一のデータの大きさに基づいて、転送速度を変更するように判断する構成であっても良い。例えば、判断部23は、転送される一のデータが大きいときには、転送速度を向上するように判断し、また、転送される一のデータが小さいときには、転送速度を低下させるように判断する。
したがって、本発明では、例えば、一のデータが小さいときに高い転送速度が維持されないため、電力消費を低減することができる。また、本発明では、データ保存機器11と無線通信機器12との間でバスリセットが生じても無線通信機器12と基地局13との間の通信を遮断しないので、データの転送が再開されるまでの時間を短縮化することができる。
ここで、転送速度を切り替える手順について図3を用いて説明する。ここで、データ保存機器11と無線通信機器12とは、ケーブルAにより接続され、データの転送速度が第1の転送速度(例えば、Hihg−Speed)により行われるものとする(ステップS1)。また、データ保存機器11は、無線通信機器12に対してサーバ15への無線通信のための接続要求を行う(ステップS2)。無線通信機器12は、基地局13を介してネットワーク14に接続要求を行う(ステップS3)。当該接続要求によって、無線通信機器12とネットワーク14とが基地局13を介して接続され、無線通信が確立する(ステップS4)。
データ保存機器11は、一のデータの分割データを順次、第1の転送速度によって無線通信機器12に転送する(ステップS5)。無線通信機器12は、データ保存機器11から転送されたデータを、基地局13を介してネットワーク14上の所定のサーバ15に転送する(ステップS6)。
ここで、無線通信機器12は、データ保存機器11から分割データを受信する準備ができておらず、次のデータが受信できない場合には、データ保存機器11に対してその旨の信号(例えば、NYET)を送信する。また、データ保存機器11は、NYETを受信したときには、データ受信が可能か否かを問い合わせる信号(例えば、PING)を無線通信機器12に送信する。また、無線通信機器12は、データの受信準備がまだできていない場合には、その旨の信号(例えば、NAK)をデータ保存機器11に送信する(ステップS7)。
データ保存機器11の判断部23は、NAKを所定時間連続して受信したとき、又はNAKを所定回数受信したときには、無線通信速度が低下したものと判断する。また、データ保存機器11は、一のデータに係る分割データが現在までに何バイトまで転送できたのかを記憶し(ステップS8)、DTR信号を無効にするための制御信号(例えば、AT&D1信号)を無線通信機器12に送信する(ステップS9)。なお、当該制御信号(AT&D1信号)は、無線通信が回線交換方式である場合には、通常のUSBデータとして送信することができ、また、無線通信がパケット方式である場合には、SEND_ENCAPSULATED_COMMANDのデータステージとして送信することができる。
また、データ保存機器11は、転送速度を変更するためにバスリセットを実行する(ステップS10)。ここで、ステップS9において、予め制御信号が送信されているため、当該バスリセットに付随する遮断信号(DTR信号)による命令は無効とされ、無線通信機器12と基地局13との間において確立している通信は切断されずにそのまま維持される。また、データ保存機器11と無線通信機器12との間の転送速度は、バスリセットの実行により第1の転送速度(High−Speed)から第2の転送速度(Full−Speed)に変更される(ステップS11)。
また、データ保存機器11は、DTR信号を有効にするための制御信号(例えば、AT&D2信号)を無線通信機器12に送信する(ステップS12)。無線通信機器12では、当該制御信号によって、再びDTR信号が有効となる。
また、データ保存機器11は、ステップS8により記憶した内容を参照して、残りの分割データを変更後の第2の転送速度によって転送する(ステップS13)。また、無線通信機器12は、受信した分割データを、基地局13を介してネットワーク14上のサーバ15に転送する(ステップS14)。
このようにして、本発明では、無線通信機器12と基地局13との間の無線通信を遮断しないでデータ保存機器11と無線通信機器12との間の転送速度を変更するので、変更後のデータの再転送を遅滞なく実行することができる。
<無線通信機器12が主体となる実施例>
つぎに、本発明に係る機能を無線通信機器12が主体となって発揮するための具体的な構成について説明する。データ保存機器11は、図4に示すように、分割部41と、転送部42と、第1の通知部43(第1の通知手段)と、遮断信号送信部44と、を備える。
分割部41は、一のデータを所定の単位で分割する。転送部42は、分割部41で分割された分割データを順次、所定の規格に準拠した転送速度により無線通信機器12に転送する。第1の通知部43は、一のデータの大きさを無線通信機器12に通知する。遮断信号送信部44は、転送速度を変更するときには、所定の規格に準拠して無線通信機器12と基地局13との間に確立されている無線通信を遮断するための遮断信号(例えば、DTR−OFF信号)を無線通信機器12に送信する。
また、無線通信機器12は、図4に示すように、判断部51と、第2の通知部52(第2の通知手段)と、設定部53(設定手段)と、を備える。判断部51は、転送速度を変更するか否かを判断する。第2の通知部52は、判断部51により転送速度を変更するものと判断したときに、転送速度を変更するようにデータ保存機器11に通知する。
設定部53は、判断部51により転送速度を変更すると判断されたときに、第1の通知部43により通知された一のデータの大きさに基づいて、未だ一のデータに係るすべての分割データの転送が完了していないと判断した場合には、遮断信号にしたがって無線通信機器12と基地局13との間に確立されている無線通信を遮断しないように設定する。
このように構成されることにより、本発明では、無線通信機器12と基地局13との間の無線通信を遮断しないでデータ保存機器11と無線通信機器12との間の転送速度を変更するので、変更後のデータの再転送を従来よりも早く再開することができ、また、電力の消費を低減化することができる。
また、無線通信機器12は、図4に示すように、データ保存機器11から転送される分割データを新たに受信すべきではないと判断したときに、当該旨を示す不受信信号(NAK(Not Acknowledge)信号)をデータ保存機器11に送信する不受信信号送信部54(不受信信号送信手段)を備える構成が好ましい。このような構成では、判断部51は、不受信信号を所定時間連続してデータ保存機器11に送信したとき、又は不受信信号を所定回数データ保存機器11に送信したときに、転送速度を変更するように判断する。
このように構成されることにより、本発明では、無線通信機器12から送信される不受信信号の有無に基づいて転送速度を変更するか否かを判断できるので、例えば、転送するべきデータがない場合には高い転送速度(High−Speed)から低い転送速度(Full−Speed)に変更することができ、電力消費を低減することができる。また、本発明では、データ保存機器11と無線通信機器12との間でバスリセットが生じても無線通信機器12と基地局13との間の通信を遮断しないので、データの転送が再開されるまでの時間を短縮化することができる。
また、無線通信機器12は、図4に示すように、充電池55を備えている。判断部51は、充電池55の電池残量が所定値よりも低下したことを検出したときに、転送速度を変更するように判断する。
このように構成されることにより、本発明では、電池残量が少ない場合に、電力消費が低くなる転送速度に変更することができる。また、本発明では、データ保存機器11と無線通信機器12との間でバスリセットが生じても無線通信機器12と基地局13との間の通信を遮断しないので、データの転送が再開されるまでの時間を短縮化することができる。
また、無線通信機器12は、図4に示すように、基地局13との間における無線通信に係る電波強度を監視する監視部56(監視手段)を備える構成が好ましい。このような構成では、判断部51は、監視部56による監視結果に基づいて、電波強度が所定値よりも低下したことを検出したときに、転送速度を変更するように判断する。
本発明では、電波強度に基づいて転送速度を変更するか否かを判断できるので、無線通信機器12と基地局13との間の電波強度が低下した場合には、データ保存機器11と無線通信機器12との間の転送速度を低下させることができ、無線通信機器12がオーバーフローを起こさない利点がある。また、本発明では、データ保存機器11と無線通信機器12との間でバスリセットが生じても無線通信機器12と基地局13との間の通信を遮断しないので、データの転送が再開されるまでの時間を短縮化することができ、また、電力の消費を低減化することができる。
また、判断部51は、データ保存機器11から転送すべき一のデータの大きさに基づいて、転送速度を変更するように判断する構成であっても良い。例えば、判断部51は、データ保存機器11から転送すべき一のデータが大きいときには、転送速度を向上するように判断し、データ保存機器11から転送すべき一のデータが小さいときには、転送速度を低下させるように判断する。
したがって、本発明では、例えば、一のデータが小さいときに高い転送速度が維持されないため、電力消費を低減することができる。また、本発明では、データ保存機器11と無線通信機器12との間でバスリセットが生じても無線通信機器12と基地局13との間の通信を遮断しないので、データの転送が再開されるまでの時間を短縮化することができる。
ここで、転送速度を切り替える手順について図5を用いて説明する。ここで、データ保存機器11と無線通信機器12とは、ケーブルAにより接続され、データの転送速度が第1の転送速度(例えば、Hihg−Speed)により行われるものとする(ステップS21)。また、データ保存機器11は、無線通信機器12に対してサーバ15への無線通信のための接続要求を行う(ステップS22)。無線通信機器12は、基地局13を介してネットワーク14に接続要求を行う(ステップS23)。当該接続要求によって、無線通信機器12とネットワーク14とが基地局13を介して接続され、無線通信が確立する(ステップS24)。
データ保存機器11は、一のデータの分割データを順次、第1の転送速度によって無線通信機器12に転送する(ステップS25)。無線通信機器12は、データ保存機器11から転送されたデータを、基地局13を介してネットワーク14上の所定のサーバ15に転送する(ステップS26)。
ここで、無線通信機器12は、判断部51により、監視部56による監視結果に基づいて、電波強度が所定値よりも低下したこと、すなわち、スループットが所定値よりも低下したと判断した場合、又は充電池55の電池残量が所定値よりも低下したことを検出した場合等(転送速度を変更するイベントが発生した場合)に、転送速度を変更するように判断する(ステップS27)。
無線通信機器12の設定部53は、判断部51により転送速度を変更すると判断されたときに、後でデータ保存機器11から送信されてくる遮断信号(DTR−OFF信号)にしたがって無線通信機器12と基地局13との間に確立されている無線通信を遮断しないように設定を行う(ステップS28)。
無線通信機器12の第2の通知部52は、転送速度を変更するようにデータ保存機器11に通知する(ステップS29)。データ保存機器11は、転送速度の変更が要求されたときには、一のデータに係る分割データが現在までに何バイトまで転送できたのかを記憶し(ステップS30)、転送速度を変更するためにバスリセットを実行する(ステップS31)。ここで、ステップS28において、予め所定の設定が行われているので、当該バスリセットに付随する遮断信号(DTR信号)による命令は無効とされ、無線通信機器12と基地局13との間において確立している通信は切断されずにそのまま維持される。また、データ保存機器11と無線通信機器12との間の転送速度は、バスリセットの実行により第1の転送速度(High−Speed)から第2の転送速度(Full−Speed)に変更される(ステップS32)。
また、無線通信機器12の設定部53は、DTR信号を有効にするための設定を行う(ステップS33)。このようにして、無線通信機器12では、再びDTR信号が有効となる。
また、データ保存機器11は、ステップS30により記憶した内容を参照して、残りの分割データを変更後の第2の転送速度によって転送する(ステップS34)。また、無線通信機器12は、受信した分割データを、基地局13を介してネットワーク14上のサーバ15に転送する(ステップS35)。
このようにして、本発明では、無線通信機器12と基地局13との間の無線通信を遮断しないでデータ保存機器11と無線通信機器12との間の転送速度を変更するので、変更後のデータの再転送を従来よりも早く再開することができる。
また、データ転送システム1は、図4に示す構成において、データ保存機器11と無線通信機器12との間におけるデータ転送速度を切り替える契機(スループットの低下した時又は充電池55の電池残量が所定値よりも低下時)が発生した際に、予め使用者が設定しておいた転送速度(例えば、High−Speedであるか、又はFull−Speed)によりデータ転送を行うように構成されても良い。また、例えば、データ転送システム1では、設定が「High−Speed優先モード」の場合には、転送速度を切り替える契機が発生しても転送速度の切り替えは行わず、また、設定が「Full−Speed優先モード」の場合には、上述の方法により転送速度の切り替えを実行する。
また、ここで、データ転送システム1の動作について図6に示すフローチャートを用いて説明する。データ転送システム1は、転送速度を切り替える契機が発生したか否かを判断し(ステップS41)、転送速度を切り替える契機が発生した場合には(Yes)、設定が「Full−Speed優先モード」になっているか否かを判断し(ステップS42)、「Full−Speed優先モード」になっていると判断した場合には(Yes)、上述した方法(ステップS21乃至ステップS32)により、データ保存機器11と無線通信機器12との間の転送速度を切り替える処理を実行する(ステップS43)。
また、データ転送システム1により、転送されるデータの大きさに応じて転送速度を切り替える手順について図7を用いて説明する。音楽データのダウンロード等の大容量のデータ転送を行う場合には、Full−SpeedからHigh−Speedに変更し、決済情報等の小容量のデータ転送を行う場合には、High−SpeedからFull−Speedに変更する。本実施例においては、Full−SpeedからHigh−Speedに変更し、その後、High−SpeedからFull−Speedに変更する場合の手順について説明する。
ここで、データ保存機器11と無線通信機器12とは、ケーブルAにより接続され、無線通信機器12は、基地局13との間で無線通信接続が完了しており、ネットワーク14を介してサーバ15に接続されているものとする(ステップS51)。また、データ保存機器11と無線通信機器12との間の転送速度は、第2の転送速度(例えば、Full−Speed)に設定されているものとする(ステップS52)。
データ保存機器11は、大容量のデータを転送する旨の要求のイベントが発生したとき(ステップS53)、無線通信機器12に遮断信号(DTR−OFF信号)を無効とする制御信号(例えば、AT&D1信号)を送信し(ステップS54)、バスリセットを実行する(ステップS55)。
ここで、ステップS54において、予め制御信号が送信されているため、当該バスリセットに付随する遮断信号(DTR−OFF信号)による命令は無効とされ、無線通信機器12と基地局13との間において確立している通信は切断されずにそのまま維持される。また、データ保存機器11と無線通信機器12との間の転送速度は、バスリセットの実行によりFull−SpeedからHigh−Speedに変更される(ステップS56)。
また、データ保存機器11は、DTR−OFF信号を有効にするための制御信号(例えば、AT&D2信号)を無線通信機器12に送信する(ステップS57)。これにより、無線通信機器12では、再びDTR−OFF信号が有効となる。
このようにして、データ転送システム1は、データ保存機器11と無線通信機器12との間においてHigh−Speedによるデータ転送が実行される(ステップS58)。
また、データ保存機器11は、大容量のデータを転送が完了した場合(ステップS59)、無線通信機器12に遮断信号(DTR−OFF信号)を無効とする制御信号(例えば、AT&D1信号)を送信し(ステップS60)、バスリセットを実行する(ステップS61)。
ここで、ステップS60において、予め制御信号が送信されているため、当該バスリセットに付随する遮断信号(DTR−OFF信号)による命令は無効とされ、無線通信機器12と基地局13との間において確立している通信は切断されずにそのまま維持される。また、データ保存機器11と無線通信機器12との間の転送速度は、バスリセットの実行によりHigh−SpeedからFull−Speedに変更される(ステップS62)。
また、データ保存機器11は、DTR−OFF信号を有効にするための制御信号(例えば、AT&D2信号)を無線通信機器12に送信する(ステップS63)。これにより、無線通信機器12では、再びDTR−OFF信号が有効となる。
このようにして、データ転送システム1は、データ保存機器11と無線通信機器12との間においてFull−Speedによるデータ転送が実行される(ステップS64)。
<無線通信機器12による実施例>
つぎに、上述した本発明に係る機能を無線通信機器12により発揮するための具体的な構成について説明する。無線通信機器12は、図8に示すように、受信部61(受信手段)と、判断部62(判断手段)と、通知部63(通知手段)と、設定部64(設定手段)と、を備える。
受信部61は、データ保存機器11から転送されてくる一のデータが所定の単位で分割されている分割データを順次、所定の規格に準拠した所定の転送速度により受信する。判断部62は、転送速度を変更するか否かを判断する。通知部63は、判断部62により転送速度を変更するものと判断したときに、転送速度を変更するようにデータ保存機器11に通知する。
設定部64は、判断部62により転送速度を変更すると判断されたときに、一のデータの大きさに基づいて、未だ一のデータに係るすべての分割データの転送が完了していないと判断した場合には、データ保存機器11から送信されてくる所定の規格に準拠して無線通信機器12と基地局13との間に確立されている無線通信を遮断するための遮断信号にしたがって無線通信機器12と基地局13との間に確立されている無線通信を遮断しないように設定する。
このようにして、本発明では、無線通信機器12と基地局13との間の無線通信を遮断しないでデータ保存機器11と無線通信機器12との間の転送速度を変更するので、変更後のデータの再転送を遅滞なく実行することができ、また、電力の消費を低減化することができる。
また、無線通信機器12は、図8に示すように、データ保存機器11から転送される分割データを新たに受信すべきでないと判断したときに、当該旨を示す不受信信号(例えば、NAK(Not Acknowledge)信号)をデータ保存機器11に送信する不受信信号送信部65を備える構成が好ましい。このような構成の場合には、判断部62は、不受信信号を所定時間連続してデータ保存機器11に送信したとき、又は不受信信号を所定回数データ保存機器11に送信したときに、転送速度を変更するように判断する。
このように構成されることにより、本発明では、不受信信号の有無に基づいて転送速度を変更するか否かを判断できるので、例えば、転送するべきデータがない場合には高い転送速度(High−Speed)から低い転送速度(Full−Speed)に変更することができ、電力消費を低減することができる。また、本発明では、無線通信機器12と基地局13との間の無線通信を遮断しないでデータ保存機器11と無線通信機器12との間の転送速度を変更するので、変更後のデータの再転送を遅滞なく実行することができる。
また、無線通信機器12は、図8に示すように、充電池66を備えている。判断部62は、充電池66の電池残量が所定値よりも低下したことを検出したときに、転送速度を変更するように判断する。
このように構成されることにより、本発明では、電池残量が少ない場合に、電力消費が低くなる転送速度に変更することができる。また、本発明では、無線通信機器12と基地局13との間の無線通信を遮断しないでデータ保存機器11と無線通信機器12との間の転送速度を変更するので、変更後のデータの再転送を遅滞なく実行することができる。
また、無線通信機器12は、図8に示すように、基地局13との間における無線通信に係る電波強度を監視する監視部67を備える構成が好ましい。このような構成では、判断部62は、監視部67による監視結果に基づいて、電波強度が所定値よりも低下したことを検出したときに、転送速度を変更するように判断する。
本発明では、電波強度に基づいて転送速度を変更するか否かを判断できるので、無線通信機器12と基地局13との間の電波強度が低下した場合には、データ保存機器11と無線通信機器12との間の転送速度を低下させることができ、無線通信機器12がオーバーフローを起こさない利点がある。また、本発明では、無線通信機器12と基地局13との間の無線通信を遮断しないでデータ保存機器11と無線通信機器12との間の転送速度を変更するので、変更後のデータの再転送を遅滞なく実行することができ、また、電力の消費を低減化することができる。
また、判断部62は、無線通信機器12に転送されるデータの大きさに基づいて、転送速度を変更するように判断する構成であっても良い。例えば、判断部62は、データ保存機器11から転送されてくるデータが大きいときには、転送速度を向上するように判断し、また、データ保存機器11から転送されてくるデータが小さいときには、転送速度を低下させるように判断する。
したがって、本発明では、例えば、データが小さいときに高い転送速度が維持されないため、電力消費を低減することができる。また、本発明では、無線通信機器12と基地局13との間の無線通信を遮断しないでデータ保存機器11と無線通信機器12との間の転送速度を変更するので、変更後のデータの再転送を遅滞なく実行することができる。
また、本発明によれば、無線通信機器12と基地局13との間の無線通信を遮断しないでデータ保存機器11と無線通信機器12との間の転送速度を変更するので、無線回線を確保することができ、転送速度を変更後のデータ転送を確実に実行することができ、また、無線通信切断処理の遅延による再接続の失敗を回避することができ、また、無線通信再接続によるネットワーク側の負担を軽減することができる。
本発明に係るデータ転送システムの構成を示す図である。 本発明に係るデータ転送システムにおいて、データ保存機器が主体となる場合の構成を示すブロック図である。 転送速度を切り替える手順についての説明に供する図である。 本発明に係るデータ転送システムにおいて、無線通信機器が主体となる場合の構成を示すブロック図である。 転送速度を切り替える手順についての説明に供する図である。 データ転送システムの動作についての説明に供するフローチャートである。 本発明に係るデータ転送システムにより転送されるデータの大きさによって転送速度を切り替える手順についての説明に供する図である。 本発明に係るデータ転送システムの無線通信機器の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 データ転送システム
11 データ保存機器
12 無線通信機器
13 基地局
14 ネットワーク
15 サーバ
21,41 分割部(分割手段)
22,42 転送部(転送手段)
23,51,62 判断部(判断手段)
24,44 遮断信号送信部(遮断信号送信手段)
25 制御信号送信部(制御信号送信手段)
31,54,65 不受信信号送信部(不受信信号送信手段)
32,55,66 充電池
33 電池残量低下信号送信部(電池残量低下信号送信手段)
34,56,67 監視部(監視手段)
35 電波強度低下信号送信部(電波強度低下信号送信手段)
43 第1の通知部(第1の通知手段)
52 第2の通知部(第2の通知手段)
53,64 設定部(設定手段)
61 受信部(受信手段)
63 通知部(通知手段)

Claims (15)

  1. データが保存されているデータ保存機器と無線通信機器とが所定の規格に準拠して接続され、前記無線通信機器と基地局とが所定の無線通信の規格に準拠して接続され、前記データが前記無線通信機器及び前記基地局を介してネットワークに接続されているサーバに転送されるデータ転送システムにおいて、
    前記データ保存機器は、
    一のデータを所定の単位で分割する分割手段と、
    前記分割手段で分割された分割データを順次、前記所定の規格に準拠した転送速度により前記無線通信機器に転送する転送手段と、
    前記転送速度を変更するか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記転送速度を変更すると判断されたときには、前記所定の規格に準拠して前記無線通信機器と前記基地局との間に確立されている無線通信を遮断するための遮断信号を送信する遮断信号送信手段と、
    前記判断手段により前記転送速度を変更すると判断されたときに未だ前記一のデータに係るすべての分割データの転送が完了していない場合には、前記遮断信号にしたがって前記無線通信機器と前記基地局との間に確立されている無線通信を遮断しないように制御する制御信号を前記遮断信号が送信される前に送信する制御信号送信手段と、を備えることを特徴とするデータ転送システム。
  2. 前記無線通信機器は、
    前記データ保存機器から転送される前記分割データの受信を行うべきではないと判断したときに、当該旨を示す不受信信号を前記データ保存機器に送信する不受信信号送信手段を備え、
    前記判断手段は、前記不受信信号を所定時間連続して受信したとき、又は前記不受信信号を所定回数受信したときに、前記転送速度を変更するように判断することを特徴とする請求項1記載のデータ転送システム。
  3. 前記無線通信機器は、
    充電池と、
    前記充電池の電池残量が所定値よりも低下したことを検出したときに、当該旨を示す電池残量低下信号を前記データ保存機器に送信する電池残量低下信号送信手段を備え、
    前記判断手段は、前記電池残量低下信号を受信したときに、前記転送速度を変更するように判断することを特徴とする請求項1記載のデータ転送システム。
  4. 前記無線通信機器は、
    前記基地局との間における無線通信に係る電波強度を監視する監視手段と、
    前記監視手段による監視結果に基づいて、前記電波強度が所定値よりも低下したことを検出したときに、当該旨を示す電波強度低下信号を前記データ保存機器に送信する電波強度低下信号送信手段を備え、
    前記判断手段は、前記電波強度低下信号を受信したときに、前記転送速度を変更するように判断することを特徴とする請求項1記載のデータ転送システム。
  5. 前記判断手段は、前記無線通信機器に転送される前記一のデータの大きさに基づいて、前記転送速度を変更するように判断することを特徴とする請求項1記載のデータ転送システム。
  6. データが保存されているデータ保存機器と無線通信機器とが所定の規格に準拠して接続され、前記無線通信機器と基地局とが所定の無線通信の規格に準拠して接続され、前記データが前記無線通信機器及び前記基地局を介してネットワークに接続されているサーバに転送されるデータ転送システムにおいて、
    前記データ保存機器は、
    一のデータを所定の単位で分割する分割手段と、
    前記分割手段で分割された分割データを順次、前記所定の規格に準拠した転送速度により前記無線通信機器に転送する転送手段と、
    前記一のデータの大きさを前記無線通信機器に通知する第1の通知手段と、
    前記転送速度を変更するときには、前記所定の規格に準拠して前記無線通信機器と前記基地局との間に確立されている無線通信を遮断するための遮断信号を前記無線通信機器に送信する遮断信号送信手段と、を備え、
    前記無線通信機器は、
    前記転送速度を変更するか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記転送速度を変更するものと判断したときに、前記転送速度を変更するように前記データ保存機器に通知する第2の通知手段と、
    前記判断手段により前記転送速度を変更すると判断されたときに、前記第1の通知手段により通知された前記一のデータの大きさに基づいて、未だ前記一のデータに係るすべての分割データの転送が完了していないと判断した場合には、前記遮断信号にしたがって前記無線通信機器と前記基地局との間に確立されている無線通信を遮断しないように設定する設定手段と、を備えることを特徴とするデータ転送システム。
  7. 前記無線通信機器は、
    前記データ保存機器から転送される前記分割データの受信を行うべきではないと判断したときに、当該旨を示す不受信信号を前記データ保存機器に送信する不受信信号送信手段を備え、
    前記判断手段は、前記不受信信号を所定時間連続して前記データ保存機器に送信したとき、又は前記不受信信号を所定回数前記データ保存機器に送信したときに、前記転送速度を変更するように判断することを特徴とする請求項6記載のデータ転送システム。
  8. 前記無線通信機器は、
    充電池を備え、
    前記判断手段は、前記充電池の電池残量が所定値よりも低下したことを検出したときに、前記転送速度を変更するように判断することを特徴とする請求項6記載のデータ転送システム。
  9. 前記無線通信機器は、
    前記基地局との間における無線通信に係る電波強度を監視する監視手段を備え、
    前記判断手段は、前記監視手段による監視結果に基づいて、前記電波強度が所定値よりも低下したことを検出したときに、前記転送速度を変更するように判断することを特徴とする請求項6記載のデータ転送システム。
  10. 前記判断手段は、前記データ保存機器から転送されてくる前記一のデータの大きさに基づいて、前記転送速度を変更するように判断することを特徴とする請求項6記載のデータ転送システム。
  11. データが保存されているデータ保存機器と所定の規格に準拠して接続され、基地局と所定の無線通信の規格に準拠して接続され、前記データをネットワークに接続されているサーバに転送する無線通信機器において、
    前記データ保存機器から転送されてくる一のデータが所定の単位で分割されている分割データを順次、前記所定の規格に準拠した所定の転送速度により受信する受信手段と、
    前記転送速度を変更するか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記転送速度を変更するものと判断したときに、前記転送速度を変更するように前記データ保存機器に通知する通知手段と、
    前記判断手段により前記転送速度を変更すると判断されたときに、前記一のデータの大きさに基づいて、未だ前記一のデータに係るすべての分割データの転送が完了していないと判断した場合には、前記データ保存機器から送信されてくる前記所定の規格に準拠して前記無線通信機器と前記基地局との間に確立されている無線通信を遮断するための遮断信号にしたがって前記無線通信機器と前記基地局との間に確立されている無線通信を遮断しないように設定する設定手段と、を備えることを特徴とする無線通信機器。
  12. 前記データ保存機器から転送される前記分割データの受信を行うべではないと判断したときに、当該旨を示す不受信信号を前記データ保存機器に送信する不受信信号送信手段を備え、
    前記判断手段は、前記不受信信号を所定時間連続して前記データ保存機器に送信したとき、又は前記不受信信号を所定回数前記データ保存機器に送信したときに、前記転送速度を変更するように判断することを特徴とする請求項11記載の無線通信機器。
  13. 充電池を備え、
    前記判断手段は、前記充電池の電池残量が所定値よりも低下したことを検出したときに、前記転送速度を変更するように判断することを特徴とする請求項11記載の無線通信機器。
  14. 前記基地局との間における無線通信に係る電波強度を監視する監視手段を備え、
    前記判断手段は、前記監視手段による監視結果に基づいて、前記電波強度が所定値よりも低下したことを検出したときに、前記転送速度を変更するように判断することを特徴とする請求項11記載の無線通信機器。
  15. 前記判断手段は、前記無線通信機器に転送される前記一のデータの大きさに基づいて、前記転送速度を変更するように判断することを特徴とする請求項11記載の無線通信機器。
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