JP5171903B2 - 放射電力測定方法および放射電力測定装置 - Google Patents
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Description
(1)供試機器を包む球面上をプローブでスキャンしメッシュ点での放射電力を測定し、これらを積算する球面スキャニング法。
(2)金属で覆った部屋の中で供試機器から放射された電波を金属羽根の回転で撹拌してランダムフィールドを発生させ、統計的手法に基づき供試機器からの全放射電力を推定する方法。
(3)金属膜で覆った角錐状の空間と電波吸収体で内部にTEM波を発生させるG−TEMセルと呼ばれる装置を用いる方法。
(4)複数のアンテナとそれらに接続するアイソレータと位相調整器およびそれらアレーアンテナの信号を合成する合成器等を有し、アレーの中心線上に置かれた被測定物から放射電力を測定する電磁波結合装置。
楕円をその2つの焦点(F1、F2)を通る軸を中心に回転して得られる楕円球状で金属の壁面(11)で囲まれた閉空間(12)の一方の焦点(F1)の近傍に配置した被測定物(1)から放射された電波を前記壁面で反射させて他方の焦点(F2)の近傍に配置した受信アンテナ(15)に集中させて、該受信アンテナの出力信号の電力を電力測定器(150)によって測定することで被測定物の全放射電力を測定する放射電力測定方法において、
前記受信アンテナと前記電力測定器の間を、受信アンテナの出力信号の位相を変化させる可変移相器(131)と、入力信号を二分岐し、その一方の分岐出力に反射素子(133)が接続された二分岐回路(132)を介して接続し、前記可変移相器による位相変化に対して前記電力測定器で測定される電力の最大値と最小値を求める段階と、
該求めた最大値と最小値の比から、前記楕円球状の閉空間の出力反射係数を算出し、該出力反射係数に近似される被測定物の入力反射係数を推定する段階と、
前記被測定物に代わりに用いた基準アンテナの入力反射係数を推定する段階と、
前記被測定物および基準アンテナについてそれぞれ推定された入力反射係数と、前記受信アンテナの出力を前記電力測定器で直接測定したときの受信電力とに基づいて、前記被測定物の全放射電力を算出する段階とを含んでいる。
楕円をその2つの焦点(F1、F2)を通る軸を中心に回転して得られる楕円球状で、金属の壁面で囲まれた閉空間を有し、被測定物(1)を一方の焦点の近傍位置に支持し、受信アンテナ(15)を前記他方の焦点の近傍位置に支持する支持手段(50、55)を含み、前記放射体から放射された電波を前記受信アンテナに集中させてその受信信号を前記閉空間から外部へ出力させる結合器(21)と、
前記受信アンテナの出力信号の電力を測定するための電力測定器(150)と、
入力する信号の位相を変化させる可変移相器(131)、入力する信号を二分岐する二分岐器(132)および該二分岐回路の一方の分岐出力を反射させる反射素子(133)を含み、前記受信アンテナと前記電力測定器の間に挿入されて、前記可変移相器の位相可変により前記受信アンテナの出力信号の位相を変化させ、前記電力測定器の測定値を変動させる位相回転部(130)と、
前記位相回転部によって変動する前記電力測定器の測定値の最大値と最小値の比を求め、該比から前記被測定物に対する前記結合器の出力反射係数を算出し、該出力反射係数に近似される被測定物の入力反射係数を推定する被測定物入力反射係数推定手段(191)と、
前記被測定物に代わりに基準アンテナを用いた時の前記結合器の出力反射係数を算出し、該出力反射係数に近似される基準アンテナの入力反射係数を推定する基準アンテナ入力反射係数推定手段(192)と、
前記被測定物および基準アンテナについてそれぞれ推定された入力反射係数と、前記受信アンテナの出力を前記電力測定器で直接測定したときの受信電力とに基づいて、前記被測定物の全放射電力を算出する前記放射電力算出手段(193)とを有している。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の測定方法の原理を説明するための図である。
上記位相回転部13を、図2のような3ポートの回路とみなすと、各ポートの信号の位相平面上の電界は、図3のように、基点をOとするベクトルBの先端を中心にベクトルAが回転する。ベクトルCは既知の固定ベクトルBと未知のベクトルAの合成波であり、基点OからベクトルAの先端に至るものであり、その振幅|C|は、図4のように、ベクトルAの位相回転に伴って周期的に変動(リップル)し、その最大値は|B|+|A|、最小値は|B|−|A|となる。
ρ=(|B|−|A|)/(|B|+|A|) ……(1)
となる。
|A|=|B|・(1−ρ)/(1+ρ) ……(2)
と求まる。
以下それについて説明する。
]、接続ケーブルと可変移相器131の散乱行列[Sp ]、反射素子133部分の散乱行列[Sr ]が、従属接続された回路として解析することにより求められる。
前記同様の結合器寸法で、送信側には1.47GHz帯で送信出力を10.08dBmの擬似端末を配置し、受信側には前記同様のスリーブアンテナを用い、送受信アンテナの距離を前記同様に対称変化させた時に直接測定で得られる受信電力を測定した結果が、図10のグラフであり、この場合、受信電力Prがアンテナ位置z=50mmで最大となっているので、この位置を最適位置とする。
図13は、上記測定方法に基づいた放射電力測定装置20の全体構成を示している。
この放射電力測定装置20は、前記した結合器21、位相回転部130、電力測定器150、被測定物の代わりに用いる基準アンテナ160、信号発生器161、基準アンテナ160と信号発生器161の間を接続する同軸ケーブル162、測定制御部190を有している。また、結合器21と電力測定器150の間を直結した状態と、位相回転部130が挿入された状態の切り替えを行うスイッチ211、212を有している。なおこの切替は手動によるケーブルの繋ぎ変えで行うこともできる。
Claims (2)
- 楕円をその2つの焦点(F1、F2)を通る軸を中心に回転して得られる楕円球状で金属の壁面(11)で囲まれた閉空間(12)の一方の焦点(F1)の近傍に配置した被測定物(1)から放射された電波を前記壁面で反射させて他方の焦点(F2)の近傍に配置した受信アンテナ(15)に集中させて、該受信アンテナの出力信号の電力を電力測定器(150)によって測定することで被測定物の全放射電力を測定する放射電力測定方法において、
前記受信アンテナと前記電力測定器の間を、受信アンテナの出力信号の位相を変化させる可変移相器(131)と、入力信号を二分岐し、その一方の分岐出力に反射素子(133)が接続された二分岐回路(132)を介して接続し、前記可変移相器による位相変化に対して前記電力測定器で測定される電力の最大値と最小値を求める段階と、
該求めた最大値と最小値の比から、前記楕円球状の閉空間の出力反射係数を算出し、該出力反射係数に近似される被測定物の入力反射係数を推定する段階と、
前記被測定物に代わりに用いた基準アンテナの入力反射係数を推定する段階と、
前記被測定物および基準アンテナについてそれぞれ推定された入力反射係数と、前記受信アンテナの出力を前記電力測定器で直接測定したときの受信電力とに基づいて、前記被測定物の全放射電力を算出する段階とを含むことを特徴とする放射電力測定方法。 - 楕円をその2つの焦点(F1、F2)を通る軸を中心に回転して得られる楕円球状で、金属の壁面で囲まれた閉空間を有し、被測定物(1)を一方の焦点の近傍位置に支持し、受信アンテナ(15)を前記他方の焦点の近傍位置に支持する支持手段(50、55)を含み、前記放射体から放射された電波を前記受信アンテナに集中させてその受信信号を前記閉空間から外部へ出力させる結合器(21)と、
前記受信アンテナの出力信号の電力を測定するための電力測定器(150)と、
入力する信号の位相を変化させる可変移相器(131)、入力する信号を二分岐する二分岐器(132)および該二分岐回路の一方の分岐出力を反射させる反射素子(133)を含み、前記受信アンテナと前記電力測定器の間に挿入されて、前記可変移相器の位相可変により前記受信アンテナの出力信号の位相を変化させ、前記電力測定器の測定値を変動させる位相回転部(130)と、
前記位相回転部によって変動する前記電力測定器の測定値の最大値と最小値の比を求め、該比から前記被測定物に対する前記結合器の出力反射係数を算出し、該出力反射係数に近似される被測定物の入力反射係数を推定する被測定物入力反射係数推定手段(191)と、
前記被測定物に代わりに基準アンテナを用いた時の前記結合器の出力反射係数を算出し、該出力反射係数に近似される基準アンテナの入力反射係数を推定する基準アンテナ入力反射係数推定手段(192)と、
前記被測定物および基準アンテナについてそれぞれ推定された入力反射係数と、前記受信アンテナの出力を前記電力測定器で直接測定したときの受信電力とに基づいて、前記被測定物の全放射電力を算出する全放射電力算出手段(193)とを有する放射電力測定装置。
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