JP5171596B2 - コンテンツ選択インターフェイス - Google Patents

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Description

本発明は、コンテンツを選択する際の操作性を向上させるためのGUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェイス)の技術に関する。
現在、テレビ装置などのコンテンツ再生装置で閲覧可能なコンテンツの数は増大する一方である。例えば、地上波放送に加えて、CS放送やBS放送も提供され、視聴可能なチャンネル数が爆発的に増えている。また、ムーアの法則に準ずる計算機に関する各種法則に則った録画機器の記録容量の増大によって、一台の録画機器に録画可能な番組の量も増大している。またリビングにあるPCやテレビ装置を中心として家庭内のAV(オーディオ・ビジュアル)機器を統合的に管理する構想が進められ、それによって、例えばデジタルカメラの大量の撮影データをテレビ装置などで閲覧したり管理したりすることも可能になっている。さらにテレビ装置がインターネット接続機能を標準的に実装するようになり、世界中のインターネットコンテンツにアクセスし閲覧することも可能になっている。
また、このような大量のコンテンツの中からユーザが所望のコンテンツを選択するためのUI(ユーザインターフェイス)として、従来は例えばコンテンツリストなどが利用されている。このコンテンツリストでは、閲覧再生可能なコンテンツの名前やサムネイル用の画像などを並べてリスト化することで一覧視認性を高め、ユーザがその内容をサムネイル画像で把握しながら所望のコンテンツを選択しやすいようになっている。
しかし、コンテンツリストは一画面内に全てのコンテンツを収めることが難しく、そのため複数のページにわたるコンテンツリストが利用されることになる。すると、所望のコンテンツを選択するためにはコンテンツリストのページ切替えなどの操作が必要となる。そこでこのようなページ切替え操作を省略できるよう、携帯音楽プレーヤなどでは以下のようなリストを利用しないGUIが提供されている。具体的に、携帯音楽プレーヤGUIでは、コンテンツを示す音楽ジャケットを例えば画面内に表示できる枚数分だけ横一列に並べる。そして、左右方向への操作入力によってカードをめくるように次々と順送りでその表示枚数分の音楽ジャケットを表示していくことで、リストのページ切替などをすることなくユーザが所望のコンテンツを選択できるようになっている。
特許3793462号公報
しかし、上記従来の技術ではコンテンツの全体の数などを俯瞰的に把握することができない、という課題がある。つまり上記携帯音楽プレーヤのGUIでは、選択可能なコンテンツの数が多くなればなるほど、ユーザは楽曲全体の数に対してどの程度の数の音楽ジャケットを視認したのか把握できない。そのため、例えば大雑把にめくる操作をしてスピード重視で操作したほうが良いのか、めくるスピードを落として細かくジャケットを見ながら内容を確認した方が良いのか、などの判断がつきづらいという問題が発生する可能性がある。
また、従来のGUIはコンテンツ全体が俯瞰できないため、例えばBS/CS、地上波など複数のメディア種が混合した状態でコンテンツを選択する場合、いずれのメディア種を選択しているのか区別しづらい。つまり従来のGUIは、複数のメディア種が混合した状態でのコンテンツ選択に適していない、という課題もある。
以上の課題を解決するために、本発明は、大量のコンテンツを示す画像カードをリング状に配置してシンボル化し、そのシンボルを回転操作するコンテンツ選択インターフェイスを提供する。このコンテンツ選択インターフェイスでは、コンテンツを示すカードをリング状に配置するため、ユーザはコンテンツ全体を俯瞰的に把握することができる。また、リング状カード束のシンボルを回転させて(めくって)コンテンツを選択できるので、リストのページを切替えるなどの無駄な操作を省くこともできる、という具合である。
具体的に、所定の順序づけがされたコンテンツ識別情報を保持するコンテンツ識別情報保持部と、保持されているコンテンツの内容を表象する表象画像を複数保存する表象画像保存部と、タッチパネルと、タッチパネルに対する複数の動作を識別して検知する動作検知部と、一の検知動作に応じて、表象画像の少なくとも一部が前記所定の順序で表示された表象画像を束ねたリング状カード束がめくられる動作の映像を生成するめくり動作映像生成部と、めくり動作がされていない状態で、他の検知動作であるタッチパネルを利用したタッチによりコンテンツ選択が可能なように静止状態のリング状カード束の映像を生成するリング状カード束映像生成部と、リング状カード束映像の中の表象画像のタッチ選択により選択された表象画像に対応するコンテンツを識別する情報を取得する選択コンテンツ識別情報取得部と、を有するコンテンツ選択インターフェイスを提供する。
また、リング状カード束によってコンテンツ全体を俯瞰しつつ、例えばBS/CS、地上波番組などそのコンテンツのメディア種別を容易に把握できるよう、上記構成に加えて、さらにコンテンツの取得経路であるメディア種別と、コンテンツ識別情報とを関連付けて保持するメディア種別保持部を有し、コンテンツ識別情報保持部には、異なるメディア種別に関連付けられた複数のコンテンツ識別情報が保持されているコンテンツ選択インターフェイスも提供する。また、前記所定の順序を示すルールを保持する順序ルール保持部を有し、保持されているルールは同一種類のメディアに関連付けられたコンテンツの順序は隣どうしとなるとするルールであるコンテンツ選択インターフェイスも提供する。また、メディア種別保持部に保持されているメディア種別に応じてリング状カード束に束ねられているカードの全部又は一部が異なる色に着色されるようにめくり動作映像生成部およびリング状カード束映像生成部に対して映像の生成の制御命令を出力する着色命令出力部を有するコンテンツ選択インターフェイスも提供する。また、リング状カード束に束ねられているメディア種別を示す文字情報をそのメディア種のカード近辺に表示するメディア種別文字情報表示部をさらに有するコンテンツ選択インターフェイスも提供する。
また、リング状カード束によってコンテンツ全体のボリューム(コンテンツ総数)を容易に把握できるよう、上記構成に加えて、さらにコンテンツ識別情報保持部に保持されているコンテンツ識別情報の数に応じたリング状カード束に束ねられているカードのボリュームとなるようにめくり動作映像生成部およびリング状カード束映像生成部に対して映像の生成の制御命令を出力する束ボリューム命令出力部を有するコンテンツ選択インターフェイスも提供する。また、さらにめくり動作映像生成部が、リング状カード束がめくられる動作中に、リング状カード束の手前側は疎に、後ろ側は密になるように映像を生成する疎密生成手段を有するコンテンツ選択インターフェイスも提供する。また、表象画像のタッチにより選択が可能なコンテンツの識別情報に基づいてコンテンツの内容を示す情報である選択可能コンテンツ内容情報を取得する選択可能コンテンツ内容情報取得部と、取得した選択可能コンテンツ内容情報をそのコンテンツの表象画像近辺に表示する選択可能コンテンツ内容情報表示部と、をさらに有するコンテンツ選択インターフェイスも提供する。
以上のような構成をとる本発明によって、コンテンツを示すカードをリング状に配置して、ユーザにコンテンツ全体を俯瞰的に把握させることができる。したがって、ユーザは例えば大雑把にめくる操作をしてスピード重視で操作したほうが良いのか、めくるスピードを落として細かくジャケットを見ながら内容を確認した方が良いのか、などの判断がつきやすい。また例えばBS/CS、地上波など複数のメディア種が混合した状態であっても、コンテンツ全体を俯瞰できるためそのメディア種を把握しながらコンテンツを選択することができる。また、リング状カード束のシンボルを回転させて(めくって)コンテンツを選択できるので、リストのページを切替えるなどの無駄な操作を省くこともできる。
以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。なお、実施例1は、主に請求項1について説明する。また、実施例2は、主に請求項2について説明する。また、実施例3は、主に請求項3,4,5について説明する。また、実施例4は、主に請求項6について説明する。また、実施例5は、主に請求項7について説明する。また、実施例6は、主に請求項8について説明する。
≪実施例1≫
<概要>
図1は、本実施例のコンテンツ選択インターフェイスによるコンテンツ選択操作の一例を説明するための図である。この図にあるように、本実施例のコンテンツ選択インターフェイスでは、例えば複数のカードを束ね、リング状に並べたシンボルαをテレビ装置のディスプレイ上に表示する。そして、このカードのそれぞれが、例えばHDD(ハードディスク・ドライブ)レコーダに録画されている大量のコンテンツを示している。また、リング状に並べたカードの手前側(ディスプレイ表示側)にある例えば3枚に関しては、カード表面にコンテンツの1シーンを示す画像が表示され、ユーザはその内容を把握することができる。
そして、ユーザが例えばリモコンに設けられたタッチパネル上をなぞる等の操作入力を行う。すると、そのなぞり動作入力に合わせてテレビディスプレイ上のシンボルαも回転し、順次コンテンツを示すカードがめくられるアニメーションが表示される。そしてHDDに録画されている大量のコンテンツの画像が次々とディスプレイに提示される、という具合である。
ユーザはこのようにリング状カード束のシンボルによってコンテンツ全体の数などを俯瞰的に把握することができる。また、ユーザはタッチパネルへのなぞり動作等の入力によってリング状カード束を回転させカードをめくっていくことで、コンテンツの内容を確認しながら所望のコンテンツを探し、再生させることができる。なお、上記例ではリング状カード束をHDDに録画されたコンテンツを示すシンボルとして説明したが、例えば地上波/BS/CSなどの各チューナにて受信されるそれぞれのチャンネルの番組を各カードで示すシンボルとして構成する実施例も挙げられる。あるいはリング状カード束は外部接続されたカメラ機器の撮影画像を示すシンボルであっても良いし、インターネットコンテンツを示すシンボルであっても良い。また実施例2以降で詳述するように、それら種類の違うコンテンツをまとめて一のリング状カード束で表現しても良い。
<機能的構成>
図2は、本実施例のコンテンツ選択インターフェイスにおける機能ブロックの一例を表す図である。なお、以下に記載する本テレビ装置やリモコン装置の機能ブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの両方として実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPU(中央演算装置)や主メモリ、バス、あるいは二次記憶装置(ハードディスクや不揮発性メモリ、CDやDVDなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)、情報入力に利用される入力デバイス、印刷機器や表示装置、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部、またその外部周辺装置用のインターフェイス、通信用インターフェイス、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、ユーザーインターフェイス用アプリケーションなどが挙げられる。
そして主メモリ上に展開したプログラムに従ったCPUの演算処理によって、入力デバイスやその他インターフェイスなどから入力され、メモリやハードディスク上に保持されているデータなどが加工、蓄積されたり、上記各ハードウェアやソフトウェアを制御するための命令が生成されたりする。また、この発明はテレビシステムとして実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を記録媒体に固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。
そして、この図2にあるように、本実施例の「コンテンツ選択インターフェイス」(0200)は、「コンテンツ識別情報保持部」(0201)と、「表象画像保存部」(0202)と、「タッチパネル」(0203)と、「動作検知部」(0204)と、「めくり動作映像生成部」(0205)と、「リング状カード束映像生成部」(0206)と、「選択コンテンツ識別情報取得部」(0207)と、を有する。
「コンテンツ識別情報保持部」(0201)は、所定の順序づけがされたコンテンツ識別情報を保持する機能を有し、例えば不揮発性メモリやHDD(ハードディスクドライブ)などの二次記録装置によって実現することができる。また、後述するように揮発性の一次メモリなどで実現されても良い。「コンテンツ」とは、テレビシステムにて再生されるものをいい、例えば受信チューナにて受信する地上波/BS/CS、あるいはケーブルなどを経由して配信されるテレビ放送番組などが挙げられる。あるいはHDDレコーダなどに記録された録画番組や、デジタルカメラで撮影された撮影画像や、インターネット上にある各種リソースなども挙げられる。そして「コンテンツ識別情報」とは、そのようなコンテンツを識別するための情報をいい、例えば数字・文字・記号列などで示されるもののほか、コンテンツ名などが挙げられる。また、コンテンツがテレビ放送番組であればチャンネルや放送時間などでも該当コンテンツを識別することができる。そして、そのようなコンテンツ識別情報に対して所定の順序づけがなされ、HDDなどの記録装置に保持されている、という具合である。
図3は、コンテンツ識別情報保持部の一例を表す概念図である。また、この図3(a)は、コンテンツがテレビ放送である場合のコンテンツ識別情報保持部の一例である。この図にあるように、例えば、コンテンツID:NS001の「ニュース10」は、地上デジタル放送の1チャンネルで現在放送されている番組であり、順序を1として保持されている。また、コンテンツID:NE001の「今日の趣味」は、地上デジタル放送の3チャンネルで現在放送されている番組であり、順序を2として保持されている、という具合である。また、図3(b)は、コンテンツがHDDレコーダなどに記録されている録画番組である場合のコンテンツ識別情報保持部の一例である。この図にあるように、例えば、2008年3月9日に録画されたコンテンツID:RC021の「WBC決勝」は、順序を1として保持されている。また、2008年3月10日に録画されたコンテンツID:RC022の映画「ピラミッドの謎」は、順序を2として保持されている、という具合である。そして本発明のテレビシステムでは、このような順序づけを、後述するコンテンツ画像カードをリング状に束ねる際の並び順の決定に利用する、という具合である。
なお、ここでのコンテンツ識別情報の順序づけは様々な観点からなされるものであって良い。例えばコンテンツがテレビ放送番組であれば、チャンネル順にコンテンツを確認できると習慣上良いという観点から、上記図3(a)に示すようなチャンネルの数字順に順序づけを行う方法が挙げられる。あるいはユーザが好きなジャンルをまずは確認できた方がコンテンツ選択の効率が良いという観点から、ユーザが設定するジャンルごとの優先順位で順序づけをする方法も挙げられる。また、記録コンテンツであれば、古い日時に記録されたものをまずは確認できた方がユーザビリティ上良いとの観点から、上記図3(b)に示すように記録日時の古い順に順序づけを行う方法も挙げられる。また逆に直近に記録されたものをまずは確認できた方がユーザビリティ上良いとの観点から、記録日時の若い順に順序づけを行う方法も挙げられる。あるいは未視聴の記録コンテンツを先に確認できた方が良いという観点から、未視聴コンテンツを優先的に上位に並べる順序づけを行う方法も挙げられる。またユーザが意図しないコンテンツを先に確認することでサプライズ的な操作環境を提供するという観点から、所定タイミングのつどランダムに順位づけを行う方法も挙げられる。また、ユーザビリティの観点から、テレビ放送であれば地上波/BS/CSといった具合に放送形態など所定のカテゴリーごとに別々に順序づけを行うよう構成すると良い。また、もちろん上記観点を複数組み合わせて順序づけを行っても良いし、ユーザが上記順序付けを実現するためのルールを任意に選択可能に構成しても良い。
また本テレビシステムのテレビ装置には、順序づけを行うための決まりのみが保持されていても良い。その決まりは、上記の様々な観点に基づき、例えば「チャンネル順に順序づけする」といった決まり等が挙げられる。そして後述するリング状カード束の各種映像を生成するつど、動的に、例えば現在放送中の番組名などのコンテンツ識別情報を取得することで上記のようなコンテンツ識別情報保持部を生成し、主メモリなどに一時保持するような構成であっても良い。
「表象画像保存部」(0202)は、表象画像を複数保存する機能を有し、例えば不揮発性メモリやHDD(ハードディスクドライブ)などの画像メモリ(記録装置)によって実現することができる。「表象画像」とは、保持されているコンテンツの内容を表象する画像をいい、例えば動画コンテンツの1シーン(フレーム)を切り出した画像などが挙げられる。また1フレームの静止画像ではなく、所定数フレームの動画像を表象画像としても良い。なお、HDDなどに録画記録されているコンテンツであれば、事前に1シーンを切り出して表象画像として記録装置に保存しておくと良い。またチューナなどでリアルタイムに取得される放送番組データなどの場合には、複数の放送番組データの表象画像(1シーン)の切り出しは例えば以下のような方法で実行すると良い。すなわち、時分割で各チャンネルの放送番組データを順次画像メモリに蓄積し、その蓄積した放送データから1シーンを切り出す、という具合である。
そして本発明のテレビシステムでは、このような表象画像を利用して、コンテンツの内容を直感的に把握できるような形態で後述するリング状カード束をユーザに提示することを特徴とする。
「タッチパネル」(0203)は、ユーザからのタッチ動作を受付け、タッチされた座標情報を取得するためのパネルをいい、その座標検出方式としては、例えば、マトリクススイッチ方式、抵抗膜方式、表面弾性波(超音波)方式、電磁誘導方式、静電容量方式などによるタッチパネルが挙げられる。そして検出された座標情報を利用して、次の動作検知部にてこのような複数のタッチ動作を区別して検知し、その動作内容に応じた操作入力を受付けることができる。
なお、このタッチパネルは情報表示機能を有するものであっても良いし、情報表示機能の無い、いわゆる「タッチパッド」として構成されても良い。また、情報表示機能を有する場合、タッチパッド上に詳細は後述するリング状カード束(図1に示すシンボルαなど)を簡略化したシンボルを表示するよう構成しても良い。このように構成することで、テレビなどの表示デバイスとリモコンなどの入力デバイスとが一体であるかのような操作感を生じさせる効果も期待できる。
またタッチパネルは、通常は図1に示すようにテレビ装置などのコンテンツ選択インターフェイスを表示する表示デバイスとは別体のリモコンなどの入力デバイスに設けられるが、それに限定されず、表示デバイス(テレビ装置本体)そのものに設けられるなどしても良い。
「動作検知部」(0204)は、タッチパネルに対する複数の動作を識別して検知する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、動作検知プログラムなどによって実現できる。「タッチパネルに対する複数の動作」とは、ユーザからの1点タッチ動作や多点タッチ動作、あるいはなぞり動作などが挙げられる。この動作検知部は、具体的には、例えばタッチパネルにて所定時間内に1点のみの座標情報が検出された場合は1点タッチ動作と識別し検知する。また、投影型静電容量方式などを利用して多点の座標情報を検出した場合は、多点タッチ動作と検知する。また、所定時間内に遷移する座標情報を検出した場合は、なぞり動作と検知する、という具合である。そして、その動作の種別や座標情報をキーとして操作内容テーブルを参照し、タッチパネルに対する入力動作に対応する操作内容を特定することができる。
「めくり動作映像生成部」(0205)は、一の検知動作に応じてリング状カード束がめくられる動作の映像を生成する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、めくり動作映像生成プログラムなどで実現できる。「リング状カード束」とは、表象画像の少なくとも一部が前記所定の順序で表示された表象画像を束ねた形で表示される操作用のシンボル画像をいい、例えば図4で示すようなシンボル画像が挙げられる。この図にあるようにリング状カード束は、例えばコンテンツを示すカードを床面から垂直に立ててリング状に並べて、それを斜め上方から俯瞰した視点で表示されるシンボルなどが挙げられる。そして、このカード束の手前側に位置する所定枚数のカードに、その順序づけに従い表象画像「WBC決勝」、「ピラミッドの謎」、「昼ドラ」が表示されるよう処理される、という具合である(図では手前側3枚のみであるが、もちろん最も手前1枚のみや全部のカードに表象画像を表示しても良い)。また、カード束はリング状になっているので、順序づけはループするよう例えば1番に順序づけされたカードの左(または右)側に配置されるカードには最後尾に順序づけされたコンテンツが該当するよう構成すると良い。なおリング状カード束の形状は、もちろん図1などに示す形状には限定されず、例えば各カードが二次元平面上で完全に重ならないようにリング状に配置された形状などであっても良い。
そしてめくり動作映像生成部では、具体的に、例えば以下のようにしてリング状カード束のめくり動作映像を生成する。まずリモコンなどのタッチパネルへの一の入力動作を検知する。なお「一の検知動作(検知された入力動作)」については特別限定せず、様々な入力動作が一の検知動作として設定されて良い。ただし、めくり動作映像の生成契機となる操作であるため、ユーザビリティの観点からは、タッチパネルに対してカード束をめくるような動作を示す操作、例えばなぞり動作などであることが望ましい。
そして、例えば「タッチパネル上を時計回りに回転させるようになぞる」などの一の入力動作を検知すると、その入力動作に応じて、最も手前に表示されている「1」と順序づけされた「WBC決勝」を示すカードを、図5(a)に示すように向かって左側奥に移動させるアニメーションを生成する。また同時に初期状態ではその「WBC決勝」のカードの右後ろに配置されていた「2」と順序づけられている「ピラミッドの謎」をリング円周に沿って左手前に移動させる。つまり、最も手前および最奥にあるカードを結ぶ中心線を基準として、順序づけにより基準線より左側にあるカードはリング円周に沿って奥側に移動するアニメーション(反時計周りの場合は逆に手前側に移動するアニメーション)を生成する。また基準線より右側にあるカードはリング円周に沿って手前側に移動するアニメーション(反時計周りの場合は逆に奥側に移動するアニメーション)を生成する、という具合である。
また、めくり動作による各カードの移動量は受付けた検知動作量に応じた量とすることで、さらに高いユーザビリティを提供するよう構成すると良い。また実施例4にて後述するように、このカード束の枚数を選択可能なコンテンツの総量と一致させる/対応した枚数とすることで、このリング状カード束のシンボル画像を見て、ユーザが直感的にコンテンツの総量を把握できるように構成しても良い。またその場合には、コンテンツ総量(=カード束を構成するカードの枚数)に応じて、めくり操作の操作量が同じでも動作映像のカード束の回転アニメーション量を変えるように構成すると良い。そして、このようにして、ユーザは一の検知動作によって大量のコンテンツを示すリング状カード束をシームレスに回転させてめくっていくことができる。そして例えば手前3枚のカードに表示されている表象画像を見ながら所望のコンテンツを探すことができる。また、このようなリング状カード束によって、ユーザはコンテンツ全体を俯瞰的に把握することができる。
「リング状カード束映像生成部」(0206)は、めくり動作がされていない状態で、他の検知動作であるタッチパネルを利用したタッチによりコンテンツ選択が可能なように静止状態のリング状カード束の映像を生成する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、リング状カード束映像生成プログラムなどで実現できる。具体的には、例えば図5(b)に示すような静止状態のリング状カード束の映像を生成する。そして、この状態のリング状カード束がディスプレイに表示されている際に、タッチパネルへのコンテンツ選択動作を受付けると、本実施例のコンテンツ選択インターフェイスは、選択されたコンテンツを再生するために次の選択コンテンツ識別情報取得部にて選択コンテンツの識別情報を取得する、という具合である。
「選択コンテンツ識別情報取得部」(0207)は、リング状カード束映像の中の表象画像のタッチ選択により選択された表象画像に対応するコンテンツを識別する情報を取得する機能を有し、例えば、CPUや主メモリ、選択コンテンツ識別情報取得プログラムなどによって実現できる。具体的に、例えば図6(a)に示すようにタッチパネルの所定位置αをタッチするタッチ動作を検知する。その所定座標へのタッチ動作を示す操作信号をコンテンツ再生デバイスが受付けると、例えば現在リング状カード束の最も手前の位置に表示されているコンテンツが選択されたとして、そのコンテンツ識別情報を取得する。あるいは前述のようにタッチパネル上に簡略的なリング状カード束を表示している場合などには、図6(b)に示すように、所望のコンテンツカードに対応するタッチパネル上の簡略カードβ、γ、δのタッチ動作を検知する。すると当該タッチ座標にて示される位置に表示されているコンテンツが選択されたとして、そのコンテンツの識別情報を取得する。そして取得された識別情報で識別されるコンテンツを再生する、という具合である。
以上のように、本実施例のコンテンツ選択インターフェイスによって再生可能なコンテンツがリング状カード束で表示されることで、ユーザはコンテンツ全体の数などを俯瞰的に把握することができる。その上で、ユーザはリモコン装置などに設けられたタッチパネルへの例えばなぞり操作などによってリング状カード束をシームレスに回転操作してコンテンツカードを順次めくっていくことができる。そして、それによって例えば手前側に次々と表示されるコンテンツの表象画像を見ながらユーザはその内容を確認し、所望のコンテンツを選択することができる。
<ハードウェア構成>
図7は、本実施例のコンテンツ選択インターフェイスにおける上記機能的な各構成要件をハードウェアとして実現した際の構成の一例を表す概略図である。以下、図7を用いて本実施例のコンテンツ選択ユーザインターフェイスのコンテンツ選択操作処理における各ハードウェア構成部の働きについて説明する。
この図にあるように、コンテンツ選択インターフェイスは、めくり動作映像生成部、リング状カード束映像生成部、及び選択コンテンツ識別情報取得部であり、またその他の各種演算処理を実行する「CPU」(0701)と、「主メモリ」(0702)や、コンテンツ識別情報保持部、及び表象画像保存部である「フラッシュメモリ」(0703)を備えている。またコンテンツ選択インターフェイスが組み込まれた再生デバイス(テレビ装置など)は、さらに「表示回路」(0704)や「ディスプレイ」(0705)、リモコン装置からの操作信号を受信する「操作信号受信回路」(0706)や、番組やその他コンテンツデータを記録保持している「HDD」(0707)、番組コンテンツを受信する「チューナ」(0708)、外部のコンテンツ再生機器などと接続するための「外部機器接続端子」(0709)、また図示していない「インターネット接続回路」なども備えている。そしてそれらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。またコンテンツ選択インターフェイスを構成するタッチパネル、および動作検知部は、上記再生デバイスとは別体の「リモコン装置」(0710)に設けられている。
また、「主メモリ」にはプログラムが読み出され、「CPU」は読み出された当該プログラムを参照し、プログラムで示される手順に従い各種演算処理を実行する。また、この「主メモリ」や「フラッシュメモリ」、「HDD」にはそれぞれ複数のアドレスが割り当てられており、「CPU」の演算処理においては、そのアドレスを特定し格納されているデータにアクセスすることで、データを用いた演算処理を行うことが可能になっている。
ここで、「リモコン装置」からコンテンツ選択モードを実行するための操作信号を「操作信号受信回路」にて受付ける。すると当該操作信号の受信に応じて、再生デバイスはコンテンツ選択のため、リング状カード束の静止状態およびめくり動作の映像を以下のように生成する。すなわち、「CPU」はリング状カード束映像生成プログラムを解釈し、それに従い、「フラッシュメモリ」から図3に示すような順序テーブルを読出し、「主メモリ」のアドレス1に格納する。なお、前述のように順序データではなく「チャンネル順に順序づける」などの決まり事のみ読出し、電子番組表などを参照して図3(a)に示すような順序テーブルを動的に生成し、「主メモリ」のアドレス1に格納しても良い。
つづいて、「フラッシュメモリ」に保存されているコンテンツの表象画像1、表象画像2、・・・を「主メモリ」のアドレス2、・・・に格納する。なお、この表象画像は、例えば「HDD」に録画されている番組コンテンツのものであれば、予めユーザの指定するフレームや3000枚目のフレームなど所定のフレームを表象画像として切り出し、「フラッシュメモリ」にコンテンツ識別情報と関連付けて保存すると良い。あるいは、チューナにて受信する番組コンテンツのものであれば、一または複数のチューナを時分割し、順次各チャンネルの番組データを受信する。そして順次受信した各番組データから所定のフレームを表象画像として切り出し、「フラッシュメモリ」にコンテンツ識別情報と関連付けて保存すると良い。
次に、リング状カード束を示すシンボル画像を読み出す。このシンボル画像には、各カードに1,2,3、・・・と言った具合に順序に対応する識別番号が付されており、「CPU」は、「主メモリ」のアドレス1に格納されている順序テーブルを参照し、リング状カード束の各カードに表示すべき表象画像を特定する。そして特定したカードに表象画像を重ね合わせるなどして、順序テーブルで示される所定の順序で表象画像が並べられたリング状カード束を生成し、「主メモリ」のアドレス3に格納する。なお、例えばリング状カード束において表象画像が表示されるのが手前3枚である場合などには、全てのカードに対する画像重ね合わせ処理などを行わず、手前3枚のカードに対してのみ当該処理を行うと良い(またその場合には、次のめくり動作映像を生成する際に、順次手前に表示される3枚のカードに対して表象画像の重ね合わせ処理などを行うと良い)。そして、このようにして生成された静止状態のリング状カード束を「表示回路」に転送し、VRAM(ビデオメモリ)を介して「ディスプレイ」に表示する、という具合である。
そしてユーザーは、ディスプレイに表示されたこのリング状カード束のシンボル画像を見て、例えば手前に表示されている表象画像が所望のコンテンツのものでなければ、「リモコン装置」のタッチパネルをなぞるなどする。そしてそのなぞり動作を検知した「リモコン装置」は、その検知動作を示す操作信号をそのなぞり動作量とともに送信する。
再生デバイスでは、リモコン装置から送信された操作信号を「操作信号受信回路」にて受信すると、当該操作信号で示される検知動作と動作量とを「主メモリ」のアドレス4,5に格納する。そしてなぞり動作の「主メモリ」への格納をトリガーとして、「CPU」はめくり動作映像生成プログラムを解釈し、以下の処理を実行する。すなわち、「主メモリ」のアドレス5に格納されている操作量に応じて、リング状カード束のめくり回転量を演算する。そして、そのめくり回転量でカード束が回転するアニメーション画像群を生成し、「主メモリ」のアドレス6、・・・に格納する。そして、生成した画像群を順次「表示回路」に転送し、「ディスプレイ」上でリング状カード束をアニメーション表示させる、という具合である。このようにして、ユーザはコンテンツ全体の数などを俯瞰的に把握した上でシームレスに回転しめくられていくリング状カード束の表象画像を見ながら、所望のコンテンツを探索することができる。
また、このようなリング状カード束のめくり動作映像の表示によって、所望のコンテンツの表象画像が手前側に表示されたときに、ユーザはなぞり操作の入力をやめる。するとめくり後のリング状カード束映像が生成され「主メモリ」のアドレス7に格納される。そしてそのめくり動作が進み静止しているリング状カード束映像が「表示回路」を介しディスプレイ上に表示される。そしてこの状態で、ユーザは例えば「リモコン装置」のタッチパネル上の決定ボタンに該当する所定領域にタッチする。そしてその入力動作を検知すると、「リモコン装置」は当該入力動作による選択操作を示す操作信号を再生デバイスに送信する。すると再生デバイスでは、「操作信号受信回路」を介し「主メモリ」のアドレス8に受信した選択操作を格納する。そしてこの選択操作の格納をトリガーとして「CPU」が選択コンテンツ識別情報取得プログラムを解釈し、それに従い例えば現在リング状カード束の最も手前に表示されているコンテンツの識別情報を取得し、「主メモリ」のアドレス9に格納する。そして、このようにして取得された選択コンテンツ識別情報で識別されるコンテンツが再生デバイスのディスプレイ上に出力再生される、という具合である。
<処理の流れ>
図8は、本実施例のコンテンツ操作インターフェイスにおける処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、上記のような計算機の各ハードウェア構成によって実行されるステップであっても良いし、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、図示しないリモコン装置などからのコンテンツ選択モードの操作信号に応じて、再生デバイスは静止状態のリング状カード束の映像を生成し(ステップS0801)、ディスプレイなどに表示する(ステップS0802)。そして、例えばリモコン装置上のタッチパネルにてコンテンツ選択を示す一の動作であるタッチ動作が入力される(ステップS0803)と、そのタッチ動作にて選択されたコンテンツのコンテンツ識別情報を取得し(ステップS0808)、その識別情報で識別されるコンテンツを再生する。
また、ステップS0803でコンテンツ選択を示すタッチ動作が検知されず、かつ一の動作(例えばなぞり動作など)が検知される(ステップS0804)と、それに応じてリング状カード束のめくり動作映像を生成し(ステップS0805)、ディスプレイなどに表示する(ステップS0806)。そして、一の動作によるめくり動作映像が終了すると、めくり後の静止状態のリング状カード束を表示し(ステップS0807)、ステップS0803からのタッチパネルへの他の動作(コンテンツ選択を示すタッチ動作)や一の動作(なぞり動作など)の検知、およびそれに応じた処理を実行する。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例のコンテンツ選択インターフェイスによって再生可能なコンテンツがリング状カード束で表示されることで、ユーザはコンテンツ全体の数などを俯瞰的に把握することができる。その上で、ユーザはリモコン装置などに設けられたタッチパネルへの例えばなぞり操作によってリング状カード束をシームレスに回転操作してコンテンツカードを順次めくっていくことができる。そして、それによって例えば手前側に次々と表示されるコンテンツの表象画像を見ながらユーザはその内容を確認し、所望のコンテンツを選択することができる。
≪実施例2≫
<概要>
図9は、本実施例のコンテンツ選択インターフェイスの一例を表す概念図である。この図にあるように、本実施例のコンテンツ選択インターフェイスでは、例えばCS(通信衛星)放送で放送されているコンテンツについて一つのリング状カード束を生成する。あるいは、BS(放送衛星)/地デジといった具合に放送メディア種別ごとに一つのリング状カード束を生成する、という具合である。つまり本実施例は、上記実施例を基本として、リング状カード束に関して、BS/CS/地上波などの放送メディア種や、HDD/DVD/インターネットなどの媒体メディア種などのコンテンツのメディア種別に応じてリング状カード束のシンボル画像を生成できることを特徴とする。
<機能的構成>
図10は、本実施例のコンテンツ選択インターフェイスにおける機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように本実施例の「コンテンツ選択インターフェイス」(1000)は、実施例1を基本として「コンテンツ識別情報保持部」(1001)と、「表象画像保存部」(1002)と、「タッチパネル」(1003)と、「動作検知部」(1004)と、「めくり動作映像生成部」(1005)と、「リング状カード束映像生成部」(1006)と、「選択コンテンツ識別情報取得部」(1007)と、を有する。なお、これら構成については実施例1において記載済みであるのでその説明は省略する。そして本実施例のコンテンツ選択インターフェイスは、さらに「メディア種別保持部」(1008)を有することを特徴とする。
「メディア種別保持部」(1008)は、メディア種別とコンテンツ識別情報とを関連付けて保持する機能を有し、例えば不揮発性メモリやHDD(ハードディスクドライブ)などの二次記録装置によって実現することができる。「メディア種別」とは、コンテンツの取得経路を示す情報をいい、例えば前述のBS/CS/地上波/ケーブルなどの放送メディアを示す種別のほか、HDD/DVD/デジカメなどのコンテンツが格納されている媒体メディアを示す種別や、インターネットなどのコンテンツの配信経路、あるいは動画サイトAなどのコンテンツ配信Webサイトを示す種別などが挙げられる。そして、メディア種別保持部では、例えば図3や図11に示すようにコンテンツ識別情報とメディア種別とを関連付けたデータテーブルを保持し、さらにコンテンツ識別情報保持部には、異なるメディア種別に関連付けられた複数のコンテンツ識別情報が保持されている、という具合である。
このようにしてコンテンツをそのメディア種別で分類可能に構成することで、例えば概要で例示したようにメディア種別ごとのリング状カード束を生成し、ユーザに提示することができる。またさらに、実施例3で後述するように、一のリング状カード束内に混在する各メディア種のコンテンツを、メディア種ごと隣り合うよう並べてシンボル画像を生成することもなども可能になる。
<処理の流れ>
図12は、本実施例のコンテンツ操作インターフェイスにおける処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、上記のような計算機の各ハードウェア構成によって実行されるステップであっても良いし、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、図示しないリモコン装置などからコンテンツ選択モードの操作信号が送信される。すると再生デバイスは、当該操作信号の受信に応じて、予めコンテンツ識別情報と関連付けて保持されているメディア種別に応じて例えば所定のメディア種別のコンテンツに関して静止状態のリング状カード束の映像を生成し(ステップS1201)、ディスプレイなどに表示する(ステップS1202)。そして、例えばリモコン装置上のタッチパネルにてコンテンツ選択を示す一の動作であるタッチ動作が入力される(ステップS1203)と、そのタッチ動作にて選択されたコンテンツのコンテンツ識別情報を取得し(ステップS1208)、その識別情報で識別されるコンテンツを再生する。
また、ステップS1203でコンテンツ選択を示すタッチ動作が検知されず、かつ一の動作(例えばなぞり動作など)が検知される(ステップS1204)と、それに応じて所定メディア種別のリング状カード束のめくり動作映像を生成し(ステップS1205)、ディスプレイなどに表示する(ステップS1206)。そして、一の動作によるめくり動作映像が終了すると、めくり後の静止状態のリング状カード束を表示し(ステップS1207)、ステップS1203からのタッチパネルへの他の動作(コンテンツ選択を示すタッチ動作)や一の動作(なぞり動作など)の検知、およびそれに応じた処理を実行する。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例のコンテンツ選択インターフェイスによってコンテンツをそのメディア種別で分類することができる。したがって例えばメディア種別ごとのリング状カード束を生成し、ユーザに提示することができる。また一のリング状カード束内に混在する各メディア種のコンテンツを、メディア種ごと隣り合うよう並べてシンボル画像を生成することもなども可能になる。
≪実施例3≫
<概要>
本実施例は上記実施例2を基本として、図13に示すように、一のリング状カード束内に混在する、「地上波デジタル」、「BS放送」、「CS放送」、「HDD(録画番組コンテンツ)」、「写真(外部接続のデジカメ)」といった各メディア種のコンテンツを、メディア種ごと隣り合うよう並べてシンボル画像を生成することを特徴とするコンテンツ選択インターフェイスである。
つまり従来のコンテンツ選択用のGUIでは、前述のようにコンテンツ全体を俯瞰的に把握しにくいため、メディア種が異なるコンテンツが混在する場合にそれらを一のGUIでまとめて選択操作することが困難であった。一方、本発明のコンテンツ選択インターフェイスは、コンテンツを示すカードをリング状に配置するためコンテンツ全体を俯瞰的に把握し易い。そこで本実施例のようにメディア種ごとにカードを隣り合うよう並べることで、メディアが異なるコンテンツが混在する場合でも一のユーザインターフェイスによってコンテンツのメディア種の混在具合などを把握した上で、ユーザは所望のコンテンツを容易に選択することができる。
<機能的構成>
図14は、本実施例のコンテンツ選択インターフェイスにおける機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように本実施例の「コンテンツ選択インターフェイス」(1400)は、実施例2を基本として「コンテンツ識別情報保持部」(1401)と、「表象画像保存部」(1402)と、「タッチパネル」(1403)と、「動作検知部」(1404)と、「めくり動作映像生成部」(1405)と、「リング状カード束映像生成部」(1406)と、「選択コンテンツ識別情報取得部」(1407)と、「メディア種別保持部」(1408)と、を有する。なお、これら構成については上記実施例において記載済みであるのでその説明は省略する。そして本実施例のコンテンツ選択インターフェイスは、さらに「順序ルール保持部」(1409)を有することを特徴とする。
「順序ルール保持部」(1409)は、コンテンツ識別情報に関する所定の順序を示すルールを保持する機能を有し、例えば不揮発性メモリやHDD(ハードディスクドライブ)などの二次記録装置によって実現することができる。そして、ここで保持される順序ルールは、同一種類のメディアに関連付けられたコンテンツの順序が隣どうしとなるとするルールであることを特徴とする。
このような順序ルールを利用することで、メディアが異なるコンテンツが混在する場合でも、一のリング状カード束をメディア種ごとにコンテンツが隣り合うよう並べることができる。したがってユーザはコンテンツのメディア種の混在具合などを把握した上で所望のコンテンツを容易に選択することができる。なお、ここで複数のメディア種を一のリング状カード束内にまとめて並べた場合、そのコンテンツの数は極めて膨大になる可能性がある。その場合、めくり動作映像において一部のカードに表象画像を逐一表示すると、めくり動作のスピードが落ち、コンテンツ探索性が低下してしまうことになる。そこで、このようにメディア種ごとに並べた場合、ユーザが大雑把なめくり操作をしている(なぞり動作のスカラー量が多いなど)場合にはめくり動作映像にて表象画像の表示は行わず、ユーザが細かなめくり操作をしている(なぞり動作のスカラー量が少ないなど)場合にはめくり動作映像にて表象画像の表示は行うよう構成しても良い。
また、その一のリング状カード束においてカードをメディア種ごとに並べて配置した場合などに、例えば図15に示すようにメディア種ごとにカード全体やカードの側面などを色分けしてその区別が容易につくようにしても良い。そして、このような機能を実現するために、本実施例のコンテンツ選択インターフェイスは、図示しない「着色命令出力部」を有していても良い。
「着色命令出力部」は、メディア種別保持部に保持されているメディア種別に応じてリング状カード束に束ねられているカードの全部又は一部が異なる色に着色されるようにめくり動作映像生成部およびリング状カード束映像生成部に対して映像の生成の制御命令を出力する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、着色命令出力プログラムなどによって実現できる。具体的には、メディア種別ごとに、例えば地上デジタルは青色、BS放送は黄色、CS放送は赤紫色、HDD録画コンテンツは水色、デジカメ写真コンテンツは黄緑色、インターネットTVは白色、といった具合にメディア種ごとの色を関連付けたデータテーブルを予め保持しておく。そしてリング状カード束を生成する際に、そのテーブルを参照し、カードごとの色データを決定する、という具合である。
あるいは、例えば図16に示すように、メディア種ごとにまとめられたカード群の近傍に、そのメディアを示す文字列を表示することでその区別が容易につくようにしても良い。そして、このような機能を実現するために、本実施例のコンテンツ選択インターフェイスは、図示しない「メディア種別文字情報表示部」を有していても良い。
「メディア種別文字情報表示部」は、リング状カード束に束ねられているメディア種別を示す文字情報をそのメディア種のカード近辺に表示する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、メディア種別文字情報表示プログラムなどによって実現できる。具体的には、リング状カード束映像を生成した際に、例えばメディア種ごとにまとめられたカード群の中央に位置するカードを特定し、そのカードから所定距離の文字列表示位置を算出する。そして算出した位置に該当するメディア種を示す文字列を表示する、という具合である。
以上のようにして、メディアが異なるコンテンツが混在する場合でも、ユーザはメディア種ごとの混在具合などを俯瞰的に把握した上で所望のコンテンツを容易に選択することができる。
<処理の流れ>
図17は、本実施例のコンテンツ操作インターフェイスにおける処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、上記のような計算機の各ハードウェア構成によって実行されるステップであっても良いし、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、図示しないリモコン装置などからコンテンツ選択モードの操作信号が送信される。すると再生デバイスは、当該操作信号の受信に応じて、予めコンテンツ識別情報と関連付けて保持されているメディア種別に応じて、同一のメディア種別のカードが隣同士となるよう静止状態のリング状カード束の映像を生成し(ステップS1701)、ディスプレイなどに表示する(ステップS1702)。また、このときにメディア種別に応じてリング状カード束のカードを色分けしたり、メディア種別を示す文字情報をそのメディア種のカード近辺に表示したりしても良い。そして、例えばリモコン装置上のタッチパネルにてコンテンツ選択を示す一の動作であるタッチ動作が入力される(ステップS1703)と、そのタッチ動作にて選択されたコンテンツのコンテンツ識別情報を取得し(ステップS1708)、その識別情報で識別されるコンテンツを再生する。
また、ステップS1703でコンテンツ選択を示すタッチ動作が検知されず、かつ一の動作(例えばなぞり動作など)が検知される(ステップS1704)と、それに応じて同一メディア種別のカードが隣合うよう並べられたリング状カード束のめくり動作映像を生成し(ステップS1705)、ディスプレイなどに表示する(ステップS1706)。そして、一の動作によるめくり動作映像が終了すると、めくり後の静止状態のリング状カード束を表示し(ステップS1707)、ステップS1703からのタッチパネルへの他の動作(コンテンツ選択を示すタッチ動作)や一の動作(なぞり動作など)の検知、およびそれに応じた処理を実行する。
<効果の簡単な説明>
以上のように本実施例のコンテンツ選択インターフェイスによって、一のリング状カード束において同一のメディア種のカードを隣り合うよう並べることができる。したがって、メディアが異なるコンテンツが混在する場合でも一のユーザインターフェイスによってコンテンツのメディア種の混在具合などを把握した上で、ユーザは所望のコンテンツを容易に選択することができる。
また、さらにその一のリング状カード束においてメディア種ごとにカード全体やカードの側面などを色分けしてその区別を容易につけることもできる。また、メディア種ごとにまとめられたカード群の近傍に、そのメディアを示す文字列を表示してその区別が容易につけることができる。
≪実施例4≫
<概要>
本実施例は、上記実施例を基本として、リング状カード束のボリューム(カードの数など)を、実際に選択可能なコンテンツの数に対応したボリュームとして映像を生成する機能をさらに備えるコンテンツ選択インターフェイスである。これによって、ユーザはリング状カード束からさらに正確にコンテンツ全体を俯瞰して把握することができる。
<機能的構成>
図18は、本実施例のコンテンツ選択インターフェイスにおける機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように本実施例の「コンテンツ選択インターフェイス」(1800)は、実施例1を基本として「コンテンツ識別情報保持部」(1801)と、「表象画像保存部」(1802)と、「タッチパネル」(1803)と、「動作検知部」(1804)と、「めくり動作映像生成部」(1805)と、「リング状カード束映像生成部」(1806)と、「選択コンテンツ識別情報取得部」(1807)と、を有する。また実施例2や3を基本として、上記説明したその他の各構成要件をさらに備えていても良い。なお、これら構成については上記実施例において記載済みであるのでその説明は省略する。そして本実施例のコンテンツ選択インターフェイスは、さらに「束ボリューム命令出力部」(1808)を有することを特徴とする。
「束ボリューム命令出力部」(1808)は、コンテンツ識別情報保持部に保持されているコンテンツ識別情報の数に応じたリング状カード束に束ねられているカードのボリュームとなるように、めくり動作映像生成部およびリング状カード束映像生成部に対して映像の生成の制御命令を出力する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、束ボリューム命令出力プログラムなどによって実現できる。この「カードのボリューム」とは、例えばリング状に配置されるカードの総数や、カードの厚み、あるいはカードの大きさなどで変化する概念量をいう。具体的には、例えば選択可能なコンテンツの数を取得し、その数と同じ、あるいはその数の大小に比例して所定の算出式などで算出される数を、リング状に配置するカードの数とする制御命令が挙げられる。あるいは、選択可能なコンテンツの数に比例してカードの厚みが厚くなるよう定められる所定の演算式やコンテンツ数―カード厚みテーブルなどを使ってカードの厚みを算出し、その算出厚みでリング状カード束を生成するよう制御する命令が挙げられる。あるいは同様に所定の演算式やコンテンツ数―カード大きさテーブルなどを使ってコンテンツ数に応じたカードの大きさを算出し、その算出した大きさでリング状カード束を生成するよう制御する命令が挙げられる。
このようにして、リング状カード束のボリュームを、選択可能なコンテンツの数が一見して分かるようなボリュームとすることができる。したがって、ユーザはリング状カード束からさらに正確にコンテンツ全体を俯瞰して把握することができる。
<処理の流れ>
図19は、本実施例のコンテンツ操作インターフェイスにおける処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、上記のような計算機の各ハードウェア構成によって実行されるステップであっても良いし、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、図示しないリモコン装置などからコンテンツ選択モードの操作信号が送信される。すると再生デバイスは、当該操作信号の受信に応じて、予め保持されているコンテンツ識別情報の数に応じた束ボリューム命令を出力する(ステップS1901)。そして、その束ボリューム命令で示されるボリュームで静止状態のリング状カード束の映像を生成し(ステップS1902)、ディスプレイなどに表示する(ステップS1903)。そして、例えばリモコン装置上のタッチパネルにてコンテンツ選択を示す一の動作であるタッチ動作が入力される(ステップS1904)と、そのタッチ動作にて選択されたコンテンツのコンテンツ識別情報を取得し(ステップS1909)、その識別情報で識別されるコンテンツを再生する。
また、ステップS1904でコンテンツ選択を示すタッチ動作が検知されず、かつ一の動作(例えばなぞり動作など)が検知される(ステップS1905)と、それに応じてリング状カード束のめくり動作映像を生成し(ステップS1906)、ディスプレイなどに表示する(ステップS1907)。そして、一の動作によるめくり動作映像が終了すると、めくり後の静止状態のリング状カード束を表示し(ステップS1908)、ステップS1904からのタッチパネルへの他の動作(コンテンツ選択を示すタッチ動作)や一の動作(なぞり動作など)の検知、およびそれに応じた処理を実行する。
<効果の簡単な説明>
以上のように本実施例のコンテンツ選択インターフェイスによって、リング状カード束のボリュームを選択可能なコンテンツの数が一見して分かるようなボリュームとすることができる。したがって、ユーザはリング状カード束からさらに正確にコンテンツ全体を俯瞰して把握することができる。
≪実施例5≫
<概要>
図20は、本実施例のコンテンツ選択インターフェイスによって表示されるリング状カード束の一例を表す概念図である。この図にあるように、本実施例のコンテンツ選択インターフェイスでは、例えばカードの総枚数18枚のリング状カード束に関し、その手前側半分にカードを7枚表示し、後ろ側に11枚のカードを表示することを特徴とする。
これは、人間の認知心理的な特性上、ユーザは視覚内に疎と密の領域がある場合、疎の領域に注意を払う傾向がある事を利用した構成である。つまり本実施例では、上記のようにリング状カード束の手前側と後ろ側とでカードの密集度合いを変えることで、ユーザがコンテンツ探索の際の手掛かりとする表象画像が表示される手前側のカードを視認しやすくすることができる。したがって、その操作性を向上させることができる、ということである。
<機能的構成>
図21は、本実施例のコンテンツ選択インターフェイスにおける機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように本実施例の「コンテンツ選択インターフェイス」(2100)は、実施例1を基本として「コンテンツ識別情報保持部」(2101)と、「表象画像保存部」(2102)と、「タッチパネル」(2103)と、「動作検知部」(2104)と、「めくり動作映像生成部」(2105)と、「リング状カード束映像生成部」(2106)と、「選択コンテンツ識別情報取得部」(2107)と、を有する。また実施例2や3、4を基本として、上記説明したその他の各構成要件をさらに備えていても良い。なお、これら構成については上記実施例において記載済みであるのでその説明は省略する。そして本実施例のコンテンツ選択インターフェイスは、めくり動作映像生成部がさらに「疎密生成手段」(2108)を有することを特徴とする。
「疎密生成手段」(2108)は、リング状カード束がめくられる動作中に、リング状カード束の手前側は疎に、後ろ側は密になるように映像を生成する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、疎密生成プログラムなどによって実現できる。具体的には、例えばリング状カード束を構成するカードのうち33%をリング半分より手前側に配置し、残りの67%をリング半分より後ろ側に配置する、などの配置ルールを予め保持しておく。あるいは、そのようなカードの配置状態のリング状カード束のシンボル画像を予め保持しておく。そして、めくり動作のリング状カード束映像の生成時には、その配置ルールやシンボル画像を利用して映像生成を実行する、という具合である。
<処理の流れ>
図22は、本実施例のコンテンツ操作インターフェイスにおける処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、上記のような計算機の各ハードウェア構成によって実行されるステップであっても良いし、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、図示しないリモコン装置などからのコンテンツ選択モードの操作信号に応じて、再生デバイスは静止状態のリング状カード束の映像を生成し(ステップS2201)、ディスプレイなどに表示する(ステップS2202)。そして、例えばリモコン装置上のタッチパネルにてコンテンツ選択を示す一の動作であるタッチ動作が入力される(ステップS2203)と、そのタッチ動作にて選択されたコンテンツのコンテンツ識別情報を取得し(ステップS2208)、その識別情報で識別されるコンテンツを再生する。
また、ステップS2203でコンテンツ選択を示すタッチ動作が検知されず、かつ一の動作(例えばなぞり動作など)が検知される(ステップS2204)と、それに応じて、リングの手前側が疎、後ろ側が密となるようにリング状カード束のめくり動作映像を生成し(ステップS2205)、ディスプレイなどに表示する(ステップS2206)。そして、一の動作によるめくり動作映像が終了すると、めくり後の静止状態のリング状カード束を表示し(ステップS2207)、ステップS0803からのタッチパネルへの他の動作(コンテンツ選択を示すタッチ動作)や一の動作(なぞり動作など)の検知、およびそれに応じた処理を実行する。
<効果の簡単な説明>
以上のように本実施例のコンテンツ選択インターフェイスによって、リング状カード束の手前側と後ろ側とでカードの密集度合いを変え、ユーザが所望のコンテンツを探索するための表象画像が表示される手前側のカードを視認しやすくする。そしてそれによって操作性を向上させることができる。
≪実施例6≫
<概要>
図23は、本実施例のコンテンツ選択インターフェイスの一例を表す概念図である。この図にあるように本実施例のコンテンツ選択インターフェイスは、リング状カード束の例えば最も手前に表示されているカードの近傍に、そのコンテンツの内容を示すコンテンツタイトルなどを表示することを特徴とする。このようにして、ユーザは表象画像に加えて、タイトルなども含めてコンテンツの内容を確認することができ、所望コンテンツの探索精度を上げることができる。
<機能的構成>
図24は、本実施例のコンテンツ選択インターフェイスにおける機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように本実施例の「コンテンツ選択インターフェイス」(2400)は、実施例1を基本として「コンテンツ識別情報保持部」(2401)と、「表象画像保存部」(2402)と、「タッチパネル」(2403)と、「動作検知部」(2404)と、「めくり動作映像生成部」(2405)と、「リング状カード束映像生成部」(2406)と、「選択コンテンツ識別情報取得部」(2407)と、を有する。また上記実施例を基本として、そこで説明したその他の各構成要件をさらに備えていても良い。なお、これら構成については上記実施例において記載済みであるのでその説明は省略する。そして本実施例のコンテンツ選択インターフェイスは、さらに「選択可能コンテンツ内容情報取得部」(2408)と、「選択可能コンテンツ内容情報表示部」(2409)と、を有することを特徴とする。
「選択可能コンテンツ内容情報取得部」(2408)は、表象画像のタッチにより選択が可能なコンテンツの識別情報に基づいて選択可能コンテンツ内容情報を取得する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、選択可能コンテンツ内容情報取得プログラムなどによって実現できる。「選択可能コンテンツ内容情報」とは、表象画像のタッチにより選択が可能なコンテンツの内容を示す情報をいい、例えばタイトル名や内容概要(あらすじや説明など)、コンテンツの取得経路を示すメディア種別などのが挙げられる。またコンテンツが放送/録画番組であればチャンネル番号などが、録画/撮影コンテンツであればその記録日時や記録場所などの情報が、あるいはインターネットコンテンツであればその配信Webページ名や製作者名などが挙げられる。
また、この選択可能コンテンツ内容情報の取得方法については、例えば、コンテンツのタグデータに予め記述されているコンテンツ内容情報を取得する方法や、電子番組表などのデータテーブルから取得する方法などが挙げられる。
「選択可能コンテンツ内容情報表示部」(2409)は、取得した選択可能コンテンツ内容情報をそのコンテンツの表象画像近辺に表示する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、VRAMなどを含む表示回路、選択可能コンテンツ内容情報表示プログラムなどによって実現できる。なお、選択可能コンテンツ内容情報の表示形態は特段限定しないが、例えば図23に示すように表象画像下などの画面内の空き領域に表示する方法の他、表象画像にオーバーレイ表示する方法や、表象画像近辺に別ウィンドウを設けてポップアップ表示する方法などが挙げられる。また文字などで示される内容情報は細かく視認しにくいため、めくり動作中に例えば所定以上の速さでめくられているとCPUなどによって判断される場合、表示しないよう構成しても良い。
<処理の流れ>
図25は、本実施例のコンテンツ操作インターフェイスにおける処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、上記のような計算機の各ハードウェア構成によって実行されるステップであっても良いし、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、図示しないリモコン装置などからのコンテンツ選択モードの操作信号に応じて、再生デバイスは静止状態のリング状カード束の映像を生成する(ステップS2501)。また、ここで選択可能コンテンツのコンテンツ識別情報を取得し(ステップS2502)、そのコンテンツ識別情報に基づいて選択可能コンテンツ内容情報を取得する(ステップS2503)。そして、取得した選択可能コンテンツ内容情報を、そのコンテンツの表象画像近辺に配置して、リング状カード束とともにディスプレイなどに表示する(ステップS2504)。
<効果の簡単な説明>
以上のように本実施例のコンテンツ選択インターフェイスによって、ユーザは表象画像に加えて、タイトルなどで示される選択可能コンテンツ内容情報も含めてコンテンツの内容を確認することができ、所望コンテンツの探索精度を上げることができる。
実施例1のコンテンツ選択インターフェイスによるコンテンツ選択操作の一例を説明するための図 実施例1のコンテンツ選択インターフェイスにおける機能ブロックの一例を表す図 実施例1のコンテンツ選択インターフェイスのコンテンツ識別情報保持部の一例を表す概念図 実施例1のコンテンツ選択インターフェイスによって生成されるリング状カード束映像の一例を表す図 実施例1のコンテンツ選択インターフェイスのめくり動作映像生成部で生成されるめくり動作映像の一例を説明するための概念図 実施例1のコンテンツ選択インターフェイスの選択コンテンツ識別情報取得部における選択コンテンツ識別情報の取得の一例を説明するための概念図 実施例1のコンテンツ選択インターフェイスにおけるハードウェア構成の一例を表す図 実施例1のコンテンツ選択インターフェイスにおける処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例2のコンテンツ選択インターフェイスの一例を表す概念図 実施例2のコンテンツ選択インターフェイスにおける機能ブロックの一例を表す図 実施例1のコンテンツ選択インターフェイスのメディア種別保持部の一例を表す概念図 実施例2のコンテンツ選択インターフェイスにおける処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例3のコンテンツ選択インターフェイスの一例を表す概念図 実施例3のコンテンツ選択インターフェイスにおける機能ブロックの一例を表す図 実施例3のコンテンツ選択インターフェイスの、別の一例を表す概念図 実施例3のコンテンツ選択インターフェイスの、さらに別の一例を表す概念図 実施例3のコンテンツ選択インターフェイスにおける処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例4のコンテンツ選択インターフェイスにおける機能ブロックの一例を表す図 実施例4のコンテンツ選択インターフェイスにおける処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例5のコンテンツ選択インターフェイスによって表示されるリング状カード束の一例を表す概念図 実施例5のコンテンツ選択インターフェイスにおける機能ブロックの一例を表す図 実施例5のコンテンツ選択インターフェイスにおける処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例6のコンテンツ選択インターフェイスの一例を表す概念図 実施例6のコンテンツ選択インターフェイスにおける機能ブロックの一例を表す図 実施例6のコンテンツ選択インターフェイスにおける処理の流れの一例を表すフローチャート
符号の説明
0200 コンテンツ選択インターフェイス
0201 コンテンツ識別情報保持部
0202 表象画像保存部
0203 タッチパネル
0204 動作検知部
0205 めくり動作映像生成部
0206 リング状カード束映像生成部
0207 選択コンテンツ識別情報取得部

Claims (6)

  1. 所定の順序づけがされたコンテンツ識別情報を保持するコンテンツ識別情報保持部と、
    保持されているコンテンツの内容を表象する表象画像を複数保存する表象画像保存部と、
    タッチパネルと、
    タッチパネルに対する複数の動作を識別して検知する動作検知部と、
    一の検知動作に応じて、表象画像の少なくとも一部が前記所定の順序で表示された表象画像を束ねたリング状カード束がめくられる動作の映像を生成するめくり動作映像生成部と、
    めくり動作がされていない状態で、他の検知動作であるタッチパネルを利用したタッチによりコンテンツ選択が可能なように静止状態のリング状カード束の映像を生成するリング状カード束映像生成部と、
    リング状カード束映像の中の表象画像のタッチ選択により選択された表象画像に対応するコンテンツを識別する情報を取得する選択コンテンツ識別情報取得部と、
    コンテンツの取得経路であるメディア種別と、コンテンツ識別情報とを関連付けて保持するメディア種別保持部と、
    メディア種別保持部に保持されているメディア種別に応じてリング状カード束に束ねられているカードの全部又は一部が異なる色に着色されるようにめくり動作映像生成部およびリング状カード束映像生成部に対して映像の生成の制御命令を出力する着色命令出力部と、
    を有するコンテンツ選択インターフェイス。
  2. 前記所定の順序を示すルールを保持する順序ルール保持部を有し、
    保持されているルールは同一種類のメディアに関連付けられたコンテンツの順序は隣どうしとなるとするルールである請求項に記載のコンテンツ選択インターフェイス。
  3. リング状カード束に束ねられているメディア種別を示す文字情報をそのメディア種のカード近辺に表示するメディア種別文字情報表示部をさらに有する請求項1または2に記載のコンテンツ選択インターフェイス。
  4. コンテンツ識別情報保持部に保持されているコンテンツ識別情報の数に応じたリング状カード束に束ねられているカードのボリュームとなるようにめくり動作映像生成部およびリング状カード束映像生成部に対して映像の生成の制御命令を出力する束ボリューム命令出力部を有する請求項1からのいずれか一に記載のコンテンツ選択インターフェイス。
  5. めくり動作映像生成部は、リング状カード束がめくられる動作中に、リング状カード束の手前側は疎に、後ろ側は密になるように映像を生成する疎密生成手段を有する請求項1からのいずれか一に記載のコンテンツ選択インターフェイス。
  6. 表象画像のタッチにより選択が可能なコンテンツの識別情報に基づいてコンテンツの内容を示す情報である選択可能コンテンツ内容情報を取得する選択可能コンテンツ内容情報取得部と、
    取得した選択可能コンテンツ内容情報をそのコンテンツの表象画像近辺に表示する選択可能コンテンツ内容情報表示部と、をさらに有する請求項1からのいずれか一に記載のコンテンツ選択インターフェイス。
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