JP5171101B2 - 電子線照射条件決定支援ユニット、および電子線式試料検査装置 - Google Patents

電子線照射条件決定支援ユニット、および電子線式試料検査装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子線照射条件決定支援ユニット、および、この電子線照射条件決定支援ユニットを有する電子線式試料検査装置に関する。
半導体装置の製造においては、歩留まり向上のために、製造途中に様々な種類の欠陥検査が行われ、検出方式の異なる様々な検査装置が活用されている。特に、電子線式試料検査装置は、光学式試料検査装置よりも高分解能な電子線画像が得られることから、微細な回路パターン上の微小異物や欠陥の検出に利用されている(例えば、特許文献1参照)。電子線式試料検査装置では、通常の走査型電子顕微鏡の100倍以上(10nA以上)の電子線を導電性基板に照射し、発生する二次電子、反射電子、透過電子のいずれかの電子を検出した信号から形成される画像を隣接する同一パターンとの間で比較検査する方法が開示されている。仮に試料に欠陥があるとすると、試料表面は、欠陥による回路パターンの非導通やショート等により、欠陥の無い箇所の試料表面に対して電位差を生じる。電位差は電子線画像においては、コントラストの差として現れるため、隣接する同一パターン同士で比較を行うことにより欠陥を検出することができる。
特開平5−258703号公報
この電子線式試料検査装置においては、試料への電子線を照射し、その試料から出射する電子を検出するための電子線照射条件を、試料毎、試料の検出箇所毎、欠陥毎に調整する必要があった。この調整は電子線照射条件を作成しては電子線画像を取り解析することを繰り返すというトライアンドエラーであり、多大な時間と労力を要していた。また、作成された電子線照射条件にはオペレータによる個人差が生じていた。
そこで、本発明の課題は、電子線照射条件を、オペレータによる個人差を生じさせること無く短時間で決定できる電子線照射条件決定支援ユニット及び、電子線式試料検査装置を提供することにある。
前記課題を解決した本発明は、試料への電子線の照射及び前記試料から出射する電子の検出を電子線照射条件により行い、前記電子の検出信号をコントラストに対応させた前記試料の画像を生成し、前記試料の欠陥を前記コントラストにより検出する電子線式試料検査装置に対して、前記電子線照射条件を決定する電子線照射条件決定支援ユニットにおいて、試料上のどの場所を検査対象にするのか、そして、その検査対象の断面構造を構造データベースから読み出すように、オペレータに促し、試料の検査対象の断面構造を構造データベースから読み出す支援をする断面構造読み出し支援部と、抵抗と容量の少なくともどちらか一方を用いた複数の等価回路ブロックの情報が記憶された等価回路ブロックテンプレートデータベースと、前記検査対象を構成する材料毎に、比抵抗率、比誘電率、二次電子放出効率の少なくとも1つ以上が記憶された物性ライブラリデータベースと、前記試料の正常な検査対象の正常部の表裏面間の等価回路の作成のために、前記構造データベースから読み出した前記断面構造と前記等価回路ブロックテンプレートデータベースから読み出した複数の前記等価回路ブロックをオペレータに表示し、オペレータに前記等価回路ブロックの選択を促し、前記物性ライブラリデータベースから、前記比抵抗率、前記比誘電率の少なくとも1つを抽出して、選択された前記正常部の前記等価回路ブロックを構成する抵抗と容量の少なくともどちらか一方の値を算出する支援をする第1作成支援部と、前記検査対象が前記欠陥を含むと予想される模擬欠陥部の前記表裏面間の等価回路の作成のために、前記構造データベースから読み出した前記断面構造と前記等価回路ブロックテンプレートデータベースから読み出した複数の前記等価回路ブロックをオペレータに表示し、オペレータに前記等価回路ブロックの選択を促し、前記物性ライブラリデータベースから、前記比抵抗率、前記比誘電率の少なくとも1つを抽出して、選択された前記模擬欠陥部の等価回路ブロックを構成する抵抗と容量の少なくともどちらか一方の値を算出する支援をする第2作成支援部と、前記電子線照射条件により前記正常部及び前記模擬欠陥部の表面が帯電することによる帯電電位を、前記正常部の等価回路及び前記模擬欠陥部の等価回路を用い算出する支援をする帯電電位演算部と、前記正常部の帯電電位と前記模擬欠陥部の帯電電位の電位差が最大になるような前記電子線照射条件を選択する支援を行う択一支援部とを有することを特徴とする。
また、本発明は、試料への電子線の照射及び前記試料から出射する電子の検出を電子線照射条件により行い、前記電子の検出信号をコントラストに対応させた前記試料の画像を生成し、前記試料の欠陥を前記コントラストにより検出する電子線式試料検査装置において、試料上のどの場所を検査対象にするのか、そして、その検査対象の断面構造を構造データベースから読み出すように、オペレータに促し、試料の検査対象の断面構造を構造データベースから読み出す支援をする断面構造読み出し支援部と、抵抗と容量の少なくともどちらか一方を用いた複数の等価回路ブロックの情報が記憶された等価回路ブロックテンプレートデータベースと、前記検査対象を構成する材料毎に、比抵抗率、比誘電率、二次電子放出効率の少なくとも1つ以上が記憶された物性ライブラリデータベースと、前記試料の正常な検査対象の正常部の表裏面間の等価回路の作成のために、前記構造データベースから読み出した前記断面構造と前記等価回路ブロックテンプレートデータベースから読み出した複数の前記等価回路ブロックをオペレータに表示し、オペレータに前記等価回路ブロックの選択を促し、前記物性ライブラリデータベースから、前記比抵抗率、前記比誘電率の少なくとも1つを抽出して、選択された前記正常部の前記等価回路ブロックを構成する抵抗と容量の少なくともどちらか一方の値を算出する支援をする第1作成支援部と、前記検査対象が前記欠陥を含むと予想される模擬欠陥部の前記表裏面間の等価回路の作成のために、前記構造データベースから読み出した前記断面構造と前記等価回路ブロックテンプレートデータベースから読み出した複数の前記等価回路ブロックをオペレータに表示し、オペレータに前記等価回路ブロックの選択を促し、前記物性ライブラリデータベースから、前記比抵抗率、前記比誘電率の少なくとも1つを抽出して、選択された前記模擬欠陥部の等価回路ブロックを構成する抵抗と容量の少なくともどちらか一方の値を算出する支援をする第2作成支援部と、前記電子線照射条件により前記正常部及び前記模擬欠陥部の表面が帯電することによる帯電電位を、前記正常部の等価回路及び前記模擬欠陥部の等価回路を用い算出する支援をする帯電電位演算部と、前記正常部の帯電電位と前記模擬欠陥部の帯電電位の電位差が最大になるような前記電子線照射条件を選択する支援を行う択一支援部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、電子線照射条件を、オペレータによる個人差を生じさせること無く短時間で決定できる電子線照射条件決定支援ユニット及び、電子線式試料検査装置を提供できる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る電子線式試料検査装置16は、電子光学系であるカラム1、ならびにXYステージ2を有している。前記カラム1は、電子線9を発生させる電子銃3、前記電子線9を試料(ウェハ)8に対して収束させるためのコンデンサレンズ4と対物レンズ5と、前記電子線9を前記ウェハ8に対して走査させるディフレクタ6と、前記ウェハ8から発生した二次電子、反射電子、透過電子のいずれかの電子(以下では、代表して二次電子と称す)10を検出し信号を出力するための検出器7を有している。前記ディフレクタ6は、ビーム制御系(ビーム操作コントローラ)11からの信号に従い、前記電子線9を前記ウェハ8に走査させる。前記XYステージ2はステージ制御系(ステージコントローラ)12からの信号に従い、前記ウェハ8を移動させる。前記二次電子10は、前記検出器7を介して画像処理ユニット13へ送られ、前記ビーム制御系11及びステージ制御系12の位置情報とリンクさせることで欠陥検出のための画像処理が行われる。これらの一連の処理によって、前記ウェハ8が検査されることになる。この一連の処理はウェハ8毎に異なるので、個々のウェハ8に対応できるように操作ユニット14によって制御されている。操作ユニット14では、ウェハ8毎に検査用のレシピを記憶し、検査に際してウェハ8に対応するレシピを読み出して、そのレシピを実行することにより、前記一連の処理を制御している。このレシピには、前記電子線照射条件も含まれ、電子線照射条件としては、具体的には、電子線9の加速電圧とプローブ電流、二次電子の引き上げ電圧等が上げられる。そして、電子線式試料検査装置16は、前記操作ユニット14に併設する形で、電子線照射条件決定支援ユニット15を有している。以下では、電子線照射条件決定支援ユニット15について詳細に説明するが、合わせて、どのようにレシピが作成され、電子線照射条件が決定されるのかについても説明する。
図2は、電子線照射条件決定支援ユニット15の構成図である。電子線照射条件決定支援ユニット15は、等価回路作成支援部17と、帯電電位演算部18と、電子線照射条件択一支援部19とを有している。
図3は、電子線照射条件決定支援ユニット15側で行われるレシピの作成方法のフローチャートである。なお、レシピの作成方法は、電子線照射条件決定支援ユニット15側で行われた後に、操作ユニット14側でも行われ、レシピを完成させる。操作ユニット14側のレシピの作成方法は後述し、まず、電子線照射条件決定支援ユニット15側で行われるレシピの作成方法では、ステップS1で、等価回路作成支援部17が、ウェハ8の表裏面間の等価回路の作成の支援をする。なお、支援とは、オペレータの等価回路作成という目標達成のために、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)により、必要な入力項目をオペレータに表示し、オペレータにその入力を促すことで目標を達成させることであり、詳細は後記する。
ステップS2で、帯電電位演算部18が、作成した等価回路を用いて、ウェハ8の表面の帯電電位の算出の支援をする。この支援も、GUIによるものであり、詳細は後記する。
ステップS3で、電子線照射条件択一支援部(択一支援部)19が、最大欠陥電位差条件である電子線照射条件を択一的に選択する支援をする。この支援も、GUIによるものであり、詳細は後記する。なお、以下に、記載する支援も、同様にGUIによるものである。ここまでが、電子線照射条件決定支援ユニット15側で行われ、以降は、操作ユニット14側で行われる。
図4は、等価回路作成支援部17の構成図である。等価回路作成支援部17は、断面構造読み出し支援部21と、断面構造表示部22と、パターンコントラスト基準部の等価回路作成支援部(第3作成支援部)23と、正常部の等価回路作成支援部(第1作成支援部)24と、模擬欠陥部の等価回路作成支援部(第2作成支援部)25と、構造データベース26と、等価回路ブロックテンプレートデータベース27と、物性ライブラリデータベース28と、等価回路記憶部29とを有している。物性ライブラリデータベース28には、試料8を作成するために使用されている材料の比抵抗率、比誘電率、二次電子放出効率等の物性値が記憶されている。パターンコントラスト基準部の等価回路作成支援部23は、試料8の検査対象の近傍に配置された基準部の表裏面間の等価回路の作成支援をする。正常部の等価回路作成支援部24は、試料8の正常な検査対象の正常部の表裏面間の等価回路の作成支援をする。模擬欠陥部の等価回路作成支援部25は、検査対象が欠陥を含むと予想される模擬欠陥部の試料の表裏面間の等価回路の作成支援をする。なお、正常部の等価回路作成支援部24は、物性ライブラリデータベース28から、比抵抗率、比誘電率の少なくとも1つを抽出して、正常部の等価回路を構成する抵抗と容量の少なくともどちらか一方の値を算出し、模擬欠陥部の等価回路作成支援部25も、物性ライブラリデータベース28から、比抵抗率、比誘電率の少なくとも1つを抽出して、模擬欠陥部の等価回路を構成する抵抗と容量の少なくともどちらか一方の値を算出する。
これらを受けて、図2の帯電電位演算部18は、電子線照射条件により正常部及び前記模擬欠陥部の表面が帯電することによる帯電電位を、正常部の等価回路及び模擬欠陥部の等価回路を用い算出する支援をする。なお、支援の詳細は後記する。また、帯電電位演算部18は、電子線照射条件により基準部の表面が帯電することによる帯電電位を、基準部の等価回路を用い算出する支援をする。なお、帯電電位演算部18は、物性ライブラリデータベース28から、検査対象の表面を構成する材料の二次電子放出効率を抽出し、正常部及び模擬欠陥部の帯電電位を算出する。また、支援の詳細は後記する。
電子線照射条件択一支援部19は、正常部の帯電電位と模擬欠陥部の帯電電位の電位差が最大になるような電子線照射条件を選択する支援を行う。また、電子線照射条件択一支援部19は、正常部の帯電電位と基準部の帯電電位の電位差が閾値以上になるような電子線照射条件を選択する支援を行う。
図5は、等価回路作成支援部17が、ウェハの表裏面間の等価回路を作成する支援をする方法のフローチャートである。まず、ステップS5で、断面構造読み出し支援部21が、ウェハ8の検査箇所の断面構造を、構造データベース26から読み出す支援をする。具体的には、図6の画面1のような表示画面を、電子線照射条件決定支援ユニット15のディスプレイ画面に表示する。画面1には、「電子線照射条件決定支援」と表示され、オペレータは自分の作業目的を明確にすることができる。また、画面1には、「まず、次の3つの等価回路の作成をします。パターンコントラスト基準部の等価回路、正常部の等価回路、模擬欠陥部の等価回路」と表示され、オペレータは自分の作業内容を明確にすることができる。最後に、画面1には、「検査箇所の断面構造を読み出してください。」と表示され、ウェハ8上のどの場所を検査箇所にするのか、そして、その検査箇所の断面構造を、構造データベース26から読み出すように、オペレータに促している。そして、オペレータが、マウスやキーボードを使って断面構造のデータを読み出す操作をする。
ステップS6で、断面構造表示部22が、検査箇所の断面構造を表示する。
ステップS7で、パターンコントラスト基準部の等価回路作成支援部23が、表示された検査箇所の断面構造に基づき、等価回路ブロックテンプレートデータベース27と物性ライブラリデータベース28を用いて、パターンコントラスト基準部の等価回路を作成する支援をする。なお、支援はGUIにより行われるが内容の詳細は後記する。最終的に、パターンコントラスト基準部の等価回路を等価回路記憶部29に記憶させる。
ステップS8で、正常部の等価回路作成支援部24が、表示された検査箇所の断面構造に基づき、等価回路ブロックテンプレートデータベース27と物性ライブラリデータベース28を用いて、正常部の等価回路を作成する支援をする。なお、支援はGUIにより行われるが内容の詳細は後記する。最終的に、正常部の等価回路を等価回路記憶部29に記憶させる。
ステップS9で、模擬欠陥部の等価回路作成支援部25が、表示された検査箇所の断面構造に基づき、等価回路ブロックテンプレートデータベース27と物性ライブラリデータベース28を用いて、模擬欠陥部の等価回路を作成する支援をする。なお、支援はGUIにより行われるが内容の詳細は後記する。最終的に、模擬欠陥部の等価回路を等価回路記憶部29に記憶させる。
図7は、パターンコントラスト基準部の等価回路作成支援部23の構成図である。パターンコントラスト基準部の等価回路作成支援部23は、等価回路ブロックの一覧表示部31と、等価回路ブロックの接続支援部32と、等価回路ブロックとその接続関係の記憶部33と、抵抗・容量等の値の設定支援部34とを有している。そして、抵抗・容量等の値の設定支援部34は、設定対象素子の抽出部35と、素子の材料名の設定支援部36と、材料の物性値の読み出し部37と、素子の寸法の設定支援部38と、抵抗値等の算出部39と、抵抗値等の記憶部40とを有している。
図8は、パターンコントラスト基準部の等価回路作成支援部23が、パターンコントラスト基準部の等価回路を作成する支援をする方法のフローチャートである。
まず、ステップS11で、等価回路ブロックの一覧表示部31が、等価回路ブロックを一覧表示する。具体的には、図9の画面2のような表示画面を、電子線照射条件決定支援ユニット15のディスプレイ画面に表示する。画面2には、「パターンコントラスト基準部の等価回路の作成、まず、パターンコントラスト基準部の等価回路を作成します。」と表示され、オペレータは自分の作業目的を明確にすることができる。そして、画面2の下に、等価回路ブロック52、53、54が一覧表示されている。なお、画面2には、ステップS6で断面構造表示部22が表示した検査箇所の断面構造が表示されている。オペレータは、検査箇所をコンタクトプラグ41と定め、断面構造表示部22は、検査箇所であるコンタクトプラグ41の断面構造を表示している。この断面構造は一般的なCMOSの断面構造であり、コンタクトプラグ41の下には接合部44が設けられ、接合部44はシリコン基板46に埋め込まれている。コンタクトプラグ41の両側にはそれぞれ、スペーサ43で側面を覆われたゲート電極42が設けられている。そして、コンタクトプラグ41、スペーサ43およびゲート電極42の周囲には、層間絶縁膜45が設けられている。
ステップS12で、等価回路ブロックの接続支援部32が、 パターンコントラスト基準部の等価回路を等価回路ブロックの接続により完成させる支援をする。具体的には、画面2の中段には、「段を指定し、ブロックを選択してください。終わりましたら終了をクリックしてください。」と表示されている。オペレータは、この促しに応じ、断面構造を見ながら、パターンコントラスト基準部をどこにするか考える。そして、この例の場合は、パターンコントラスト基準部を、シリコン基板46に直接層間絶縁膜45が接続する箇所に定めたとする。シリコン基板46は接地電位47になっていると考えられ、層間絶縁膜45のウェハ8の表裏面方向の等価回路は抵抗素子49であると考えられるので、ブロック列の接地電位47から数えた段の段数入力欄51に「1」を入力し、等価回路ブロック52をクリックする。そして、等価回路ブロックの接続支援部32は、接地電位47に、等価回路ブロック52あるいは等価回路ブロック52に対応する抵抗素子49を接続する。パターンコントラスト基準部の等価回路を完成させるために、オペレータは、さらに、等価回路ブロックを接続する必要はないと考えると、終了決定クリック領域55をクリックする。このことにより、等価回路ブロックの接続支援部32は、パターンコントラスト基準部の表面の帯電電位48aに、等価回路ブロック52あるいは等価回路ブロック52に対応する抵抗素子49を接続する。
ステップS13で、等価回路ブロックとその接続関係の記憶部33が、接続に用いた等価回路ブロックとその接続関係、具体的にはブロック列の段数を、パターンコントラスト基準部に関係付けて、等価回路記憶部29に記憶させる。
次に、ステップS14で、抵抗・容量等の値の設定支援部34が、パターンコントラスト基準部の等価回路に用いた等価回路ブロックの抵抗・容量等の値を設定する支援をする。
詳細には、ステップS15で、設定対象素子の抽出部35が、等価回路記憶部29からパターンコントラスト基準部に関係付けて記憶されている等価回路ブロックあるいはこの等価回路ブロックを構成する素子を順次抽出する。そして、抽出された等価回路ブロックあるいは素子を、図10の画面3に示すように、素子指定用矢印68で指し、オペレータに、この素子等が指定された素子であることを示す。画面3には、「指定された素子の抵抗値等を設定してください。」と表示されており、オペレータは、順次、指定される素子等に対して抵抗値等を設定することができ、最終的に、全ての素子等に対して抵抗値等を設定することができる。例えば、オペレータが素子等の抵抗値と容量を知っている場合は、オペレータは、表示の促しに従い、抵抗入力欄61に抵抗値を入力し、容量入力欄62に容量を入力することができる。
ステップS16で、素子の材料名の設定支援部36が、素子等の材料名を設定する支援をする。具体的には、画面3には、「わからない場合は、材料名を選択してください。」と表示されており、オペレータは、材料名選択クリック領域63に一覧された材料名の中から素子等の材料に該当する材料名を選択し、その材料名Cu、W、Al、Si、SiO、Si等をクリックすることにより、素子等の材料名を設定することができる。
ステップS17で、材料の物性値の読み出し部37が、設定した材料名に対応する材料の物性値を、図4の物性ライブラリデータベース28から抽出して読み出す。
ステップS18で、素子の寸法の設定支援部38が、素子等の寸法、具体的には素子の面積と厚さを設定する支援をする。画面3には、「面積を入力してください。厚さを入力してください。」と表示されており、オペレータは、この表示の促しに応じ、面積入力欄64に面積を入力することができ、厚さ入力欄65に厚さを入力することができる。こうして、オペレータは、素子等の寸法を設定することができる。
ステップS19で、抵抗値等の算出部39が、素子等の物性値と寸法から抵抗値と容量を算出し、算出結果の抵抗値を算出抵抗値表示欄66に表示し、容量を算出容量表示欄67に表示する。
ステップS20で、抵抗値等の記憶部40が、算出された抵抗値等を、指定された素子等に関係付け、さらには、パターンコントラスト基準部に関係付けて、等価回路記憶部29に記憶させる。
図11は、正常部の等価回路作成支援部24の構成図である。正常部の等価回路作成支援部24の内部構成は、パターンコントラスト基準部の等価回路作成支援部23の内部構成と同じになっている。
図12は、正常部の等価回路作成支援部24が、正常部の等価回路を作成する支援をする方法のフローチャートである。正常部の等価回路を作成する支援をする方法のフローチャートも、パターンコントラスト基準部の等価回路を作成する支援をする方法のフローチャートと同じになっている。このため、図8のフローチャートと共通する部分については説明を省略する。
ただ、オペレータが設定するパターンコントラスト基準部と正常部とは、ウェハ8上の箇所が異なるので、具体的な取扱は異なってくる。以下では、正常部の場合のパターンコントラスト基準部と取り扱いの異なってくる点について具体的に説明する。
正常部の場合、電子線照射条件決定支援ユニット15のディスプレイ画面に表示される表示画面は、図13の画面4に示すように、「正常部の等価回路の作成、次に、正常部の等価回路を作成します。」と表示され、オペレータは自分の作業内容が次に進んだことを明確にすることができる。画面4の中段には、「段を指定し、ブロックを選択してください。終わりましたら終了をクリックしてください。」と表示されている。オペレータは、この促しに応じ、断面構造を見ながら、正常部の電流経路をどのように引き回すか考える。そして、この例の場合は、正常部の電流経路を、コンタクトプラグ41から接合部44を経由してシリコン基板46に達する経路に定めたとする。シリコン基板46は接地電位47になっていると考えられ、接合部44のウェハ8の表裏面方向の等価回路は接合部容量及び接合部抵抗の並列回路72であると考えられるので、ブロック列の接地電位47から数えた段の段数入力欄51に「1」を入力し、等価回路ブロック54をクリックする。そして、等価回路ブロックの接続支援部32は、接地電位47に、等価回路ブロック54あるいは等価回路ブロック54に対応する接合部容量及び接合部抵抗の並列回路72を接続する。さらに、コンタクトプラグ41は接合部44に直列に接続していると考えられ、コンタクトプラグ41のウェハ8の表裏面方向の等価回路は抵抗素子71であると考えられるので、ブロック列の接地電位47から数えた段の段数入力欄51に「2」を入力し、等価回路ブロック52をクリックする。そして、等価回路ブロックの接続支援部32は、1段目の等価回路ブロック54、あるいは、等価回路ブロック54に対応する接合部容量及び接合部抵抗の並列回路72に、2段目の等価回路ブロック52を接続する。
正常部の等価回路を完成させるために、オペレータは、さらに、等価回路ブロックを接続する必要はないと考えると、終了決定クリック領域55をクリックする。このことにより、等価回路ブロックの接続支援部32は、正常部の表面の帯電電位48bに、2段目の等価回路ブロック52あるいはこの等価回路ブロック52に対応する抵抗素子71を接続する。
次に、正常部の等価回路を構成する素子等の抵抗値等を設定する。具体的には、接合部容量及び接合部抵抗の並列回路72を、図14の画面5に示すように、素子指定用矢印73で指し、オペレータに、この並列回路が指定されたことを示す。画面5には、「指定された素子の抵抗値等を設定してください。」と表示されており、オペレータは、パターンコントラスト基準部の場合と同様に、抵抗値等を設定することができる。接合部容量及び接合部抵抗の並列回路72の抵抗値等の設定が済めば、次に、抵抗素子71が指定され、抵抗値が設定される。なお、画面5の画面3(図10参照)と同じ部分の説明は省略する。
図15は、模擬欠陥部の等価回路作成支援部25の構成図である。模擬欠陥部の等価回路作成支援部25の内部構成は、正常部の等価回路作成支援部24の内部構成と同じにしてもよいし、図11と図15に示すように、等価回路ブロックの接続支援部32を省き、換わりに、正常部の等価回路の読み出し部74と欠陥等価回路ブロックの挿入支援部75とを加えてもよい。
図16は、模擬欠陥部の等価回路作成支援部25が、模擬欠陥部の等価回路を作成する支援をする方法のフローチャートである。模擬欠陥部の等価回路を作成する支援をする方法のフローチャートは、正常部の等価回路を作成する支援をする方法のフローチャートと同じにしてもよいし、図12と図16に示すように、ステップS12の等価回路ブロックの接続支援を省き、ステップS21の正常部の等価回路の等価回路ブロックとその接続関係の読み出しと、ステップS22の欠陥等価回路ブロックの挿入支援とを加えてもよい。これは、模擬欠陥部の等価回路をはじめから作るのでなく、まず、正常部の等価回路をコピーし、この正常部の等価回路に欠陥等価回路ブロックを挿入することにより、模擬欠陥部の等価回路を完成させているからである。欠陥等価回路ブロックとは、発生が予想される欠陥そのものの等価回路のことである。
このような違いを、電子線照射条件決定支援ユニット15のディスプレイ画面上での、オペレータの操作に沿って具体的に説明する。まず、模擬欠陥部の場合、ディスプレイ画面に表示される表示画面は、図17の画面6に示すように、「模擬欠陥部の等価回路の作成、次に、模擬欠陥部の等価回路を作成します。」と表示され、オペレータは自分の作業内容が模擬欠陥部の等価回路に進んだことを明確にすることができる。そして、オペレータは、断面構造を見ながら、正常部にどのような模擬欠陥を配置するか考える。そして、この例の場合は、オペレータは非開口欠陥77を模擬欠陥として配置したとする。なお、図17では、非開口欠陥77を画面6上に表示したが、表示せずにオペレータの思考に止めてもよい。
ステップS21で、正常部の等価回路読み出し部74が、等価回路記憶部29から、正常部に関係付けられた正常部の等価回路を読み出す。具体的には、正常部の等価回路を構成する等価回路ブロックとその接続関係(ブロック列の段数)を読み出す。
ステップS22で、欠陥等価回路ブロックの挿入支援部75が、一覧表示された等価回路ブロック52乃至54の中から、欠陥等価回路ブロックとなる等価回路ブロック54を選択するように支援している。画面6の中段には、「挿入する上下の段を指定し、ブロックを選択してください。終わりましたら終了をクリックしてください。」と表示されているので、オペレータはこの促しに応じ、欠陥等価回路ブロックとなる等価回路ブロック54を選択し、この欠陥等価回路ブロックを挿入させる正常部の等価回路の位置に対して、上側の段数「2」を挿入上側段数入力欄51aに入力し、下側の段数「1」を挿入下側段数入力欄51bに入力する。このことにより、欠陥等価回路ブロックの挿入支援部75は、1段目に位置する接合部容量及び接合部抵抗の並列回路72に対応する等価回路ブロックと、2段目に位置するコンタクトプラグ抵抗71に対応する等価回路ブロックとの間に、非開口欠陥の容量及び抵抗の並列回路76に対応する等価回路ブロックを挿入する。以上により、上端を模擬欠陥部の表面の帯電電位48cとする模擬欠陥部の等価回路を生成することができる。
次に、模擬欠陥部の等価回路を構成する素子等の抵抗値等を設定する。具体的には、欠陥等価回路ブロック以外の抵抗値等は既に設定されているので、非開口欠陥の容量及び抵抗の並列回路76の欠陥等価回路ブロックのみを、図18の画面7に示すように、素子指定用矢印78で指し、オペレータに、この並列回路が指定されたことを示す。画面7には、「指定された素子の抵抗値等を設定してください。」と表示されており、オペレータは、パターンコントラスト基準部の場合と同様に、非開口欠陥の容量及び抵抗の並列回路76の抵抗値と容量を設定することができる。
以上で、図2の等価回路作成支援部17(図3のステップS1)の説明が終了し、以下では、帯電電位演算部18(図3のステップS2)の説明を行う。
図19は、帯電電位演算部18の構成図である。帯電電位演算部18は、電子線照射条件変数発生支援部81と、電子線照射条件データベース生成部82と、電子線照射条件変数読み出し部83と、等価回路読み出し部84と、帯電電位算出部85と、帯電電位書き込み部86と、電子線照射条件データベース87とを有している。
図20は、帯電電位演算部18が、3種(パターンコントラスト基準部、正常部、模擬欠陥部)の等価回路を用いて、3箇所(パターンコントラスト基準部、正常部、模擬欠陥部)の表面の帯電電位を算出する支援をする方法のフローチャートである。
まず、ステップS31で、電子線照射条件変数発生支援部81が、電子線照射条件の変数を発生させる支援をする。具体的には、図21の画面8に示すように、「電子線照射条件変数のマトリックスを設定します。」と表示され、オペレータはこの促しに応じ、電子線照射条件の例としてあげられた加速電圧、プローブ電流、引き上げ電圧のそれぞれについて、初期値、終値、ステップを設定する。このことにより、オペレータによらず漏れなく電子線照射条件変数のマトリックスを設定することが可能になる。すなわち、オペレータが初心者であれば、変数の全領域に渡って設定すればよく、ベテランであれば、経験から狭められた変数の領域に限って設定すればよいのである。
ステップS32で、電子線照射条件データベース生成部82が、図22の画面9に示すような、電子線照射条件データベース87を生成する。電子線照射条件データベース87では、電子線照射条件変数のマトリックスから、全ての電子線照射条件を生成させ、全ての電子線照射条件に識別可能な電子線照射条件番号を付与している。そして、個々の電子線照射条件のレコードに対して、電子線照射条件番号、加速電圧、プローブ電流、引き上げ電圧、基準部の帯電電位、正常部の帯電電位、模擬欠陥部の帯電電位、パターン電位差、欠陥電位差、パターンコントラスト、最大欠陥電位差のフィールドが設けられている。
ステップS33で、電子線照射条件変数読み出し部83が、複数の電子線照射条件を順次読み出す。
ステップS34で、等価回路読み出し部84が、3種(パターンコントラスト基準部、正常部、模擬欠陥部)の等価回路を順次読み出す。
ステップS35で、帯電電位算出部85が、最終的に、3種それぞれの等価回路について、全ての電子線照射条件における帯電電位を算出する。
ステップS36で、帯電電位書き込み部86が、電子線照射条件データベース87に、対応する電子線照射条件に関係付けて、3種の等価回路の帯電電位を書き込む。具体的には、基準部の帯電電位のフィールド(図22参照)に、パターンコントラスト基準部の等価回路の帯電電位を書き込み、正常部の帯電電位のフィールド(図22参照)に、正常部の等価回路の帯電電位を書き込み、模擬欠陥部の帯電電位のフィールド(図22参照)に、模擬欠陥部の等価回路の帯電電位を書き込む。
ステップS37で、等価回路読み出し部84が、全ての等価回路を読み出したか否か判定する。全ての等価回路を読み出していれば(Yes)、ステップS38に進み、全ての等価回路を読み出していなければ(No)、ステップS34に戻る。
ステップS38で、電子線照射条件変数読み出し部83が、全ての電子線照射条件を読み出したか否か判定する。全ての電子線照射条件を読み出していれば(Yes)、3箇所の表面の帯電電位を算出する支援をするこの方法をストップし、全ての電子線照射条件を読み出していなければ(No)、ステップS33に戻る。
以上で、図2の帯電電位演算部18(図3のステップS2)の説明が終了し、以下では、電子線照射条件択一支援部19(図3のステップS3)の説明を行う。
図23は、電子線照射条件択一支援部の構成図である。電子線照射条件択一支援部19は、パターン電位差計算部91と、パターン電位差書き込み部92と、パターンコントラスト十分条件抽出部93と、欠陥電位差計算部94と、欠陥電位差書き込み部95と、最大欠陥電位差条件抽出部96と、最大欠陥電位差条件表示部97と、最大欠陥電位差条件出力部98とを有している。
図24は、電子線照射条件択一支援部19が、最大欠陥電位差条件である電子線照射条件を択一的に選択する支援をする方法のフローチャートである。
まず、ステップS41で、パターン電位差計算部91が、電子線照射条件データベース87を用いて、電子線照射条件(番号)毎に、基準部の帯電電位のフィールド(図22参照)から、パターンコントラスト基準部の等価回路の帯電電位を読み出し、正常部の帯電電位のフィールド(図22参照)から、正常部の等価回路の帯電電位を読み出す。そして、パターンコントラスト基準部の等価回路の帯電電位と、正常部の等価回路の帯電電位との差を、パターン電位差として算出する。
ステップS42で、パターン電位差書き込み部92が、算出したパターン電位差を、対応する電子線照射条件(番号)に関係付けて、電子線照射条件データベース87のパターン電位差のフィールド(図22参照)に書き込む。
ステップS43で、パターンコントラスト十分条件抽出部93が、電子線照射条件データベース87に記憶された電子線照射条件(番号)の中から、予め設定したパターン電位差閾値以上のパターン電位差を有する電子線照射条件(番号)を抽出する。抽出された電子線照射条件(番号)に対応するパターンコントラストのフィールド(図22参照)にパターンコントラストフラグを生成させる。
ステップS44で、欠陥電位差計算部94が、電子線照射条件データベース87を用いて、電子線照射条件(番号)毎に、正常部の帯電電位のフィールド(図22参照)から、正常部の等価回路の帯電電位を読み出し、模擬欠陥部の帯電電位のフィールド(図22参照)から、模擬欠陥部の等価回路の帯電電位を読み出す。そして、正常部の等価回路の帯電電位と、模擬欠陥部の等価回路の帯電電位との差を、欠陥電位差として算出する。なお、この算出は、全ての電子線照射条件(番号)に対して実行してもよいし、パターンコントラストフラグを有する電子線照射条件(番号)に対してのみ実行してもよい。このことは、以下のステップに関しても同様である。
ステップS45で、欠陥電位差書き込み部95が、算出した欠陥電位差を、対応する電子線照射条件(番号)に関係付けて、電子線照射条件データベース87の欠陥電位差のフィールド(図22参照)に書き込む。
ステップS46で、最大欠陥電位差条件抽出部96が、電子線照射条件データベース87に記憶され、パターンコントラストフラグを有する電子線照射条件(番号)の中から、最大の欠陥電位差を有する電子線照射条件(番号)を、最大欠陥電位差条件として抽出する。抽出された最大欠陥電位差条件である電子線照射条件(番号)に対応する最大欠陥電位差のフィールド(図22参照)に、最大欠陥電位差フラグを生成させる。
ステップS47で、最大欠陥電位差条件表示部97が、ディスプレイ画面に、最大欠陥電位差条件の電子線照射条件を表示する。具体的には、図22の画面9のように電子線照射条件データベース87を表示し、特に、最大欠陥電位差フラグが立てられた電子線照射条件のレコードを表示する。このことにより、オペレータは、最大欠陥電位差条件の電子線照射条件の加速電圧、プローブ電流、引き上げ電圧の値を把握することができる。
ステップS48で、最大欠陥電位差条件出力部98が、最大欠陥電位差条件の電子線照射条件を、図1の操作ユニット14に出力(送信)する。
以上で、図2の電子線照射条件択一支援部19の説明が終了する。また、図3の電子線照射条件決定支援ユニット15側で行われるレシピの作成方法のフローチャートも終了したことになる。以下では、レシピの作成方法の電子線照射条件決定支援ユニット15側で行われた後に引き続き行われる操作ユニット14側でのレシピの作成方法について説明する。まず、操作ユニット14の構成について説明する。
図25は、操作ユニット14の構成図である。操作ユニット14は、本検査実施部101と、レシピ作成部111とを有している。本検査実施部101は、登録されたレシピを読み出すレシピ読み出し部102と、読み出されたレシピを実施、すなわち、試料の検知を行うレシピ実施部103とを有している。レシピ作成部111は、電子線照射条件入力部104と、電子線照射条件変換部105と、レイアウト作成支援部106と、試し検査実施部107と、検査パラメータの設定支援部108と、誤検出判定支援部109と、レシピ登録支援部110とを有している。
図26は、操作ユニット14側で行われるレシピの作成方法のフローチャートである。まず、ステップS51で、電子線照射条件入力部104が、図23の最大欠陥電位差条件出力部98から出力された最大欠陥電位差条件の電子線照射条件を入力(受信)する。そして、電子線照射条件変換部105が、入力された電子線照射条件を、電子線式試料検査装置16が運転動作可能な電子線照射条件に変換する。
ステップS52で、レイアウト作成支援部106が、試料(ウェハ)上のどこに検査対象が分布しているのかがわかるようなレイアウトを作成する支援をする。
ステップS53で、試し検査実施部107が、試料上の狭い領域での試し検査を行う。この1回目の試し検査により、オペレータは、電子線照射条件とレイアウトの有用性を確認することができる。
ステップS54で、検査パラメータの設定支援部108が、検査パラメータを設定する支援をする。
ステップS55で、試し検査実施部107が、試料上の狭い領域での試し検査を行う。この2回目の試し検査により、オペレータは、設定した検査パラメータが有効であるか確認することができる。
ステップS56で、誤検出判定支援部109が、オペレータに検査パラメータが有効であるかの確認を促し、欠陥の誤検出の有無の判定をする支援をする。
ステップS57で、欠陥の誤検出が無いと判定された場合に、レシピ登録支援部110が、電子線照射条件と、レイアウトと、検査パラメータとをまとめて1つのレシピとして、登録し記憶する。以上でレシピの作成が完了する。
本発明の実施形態によれば、複数の電子線照射条件に対し実際に複数回の画像取得を行い、そのたびに画像解析を行いながらトライアンドエラーにより、最適な電子線照射条件を捜す必要がないので、電子線照射条件の作成時間、さらには、レシピの作成時間を短縮することができる。
また、レシピ作成者の習熟度や経験によってばらついていた欠陥の検出感度やレシピ作成時間が、電位計算結果に基づいて検査レシピ作成を行うため、ばらつきなく短時間に作成することが可能になる。
検査レシピ作成時間の短縮が可能となることで、レシピ作成のために、装置を占有していた時間が短くなり、製品の検査待ち時間が大幅に短縮され、欠陥を検知するための期間の短縮、ひいては、半導体装置等の製品の製造における歩留まり向上や生産性を高めることに寄与できる。
また、図1の電子線照射条件決定支援ユニット15を、電子線式試料検査装置16から、独立して動作可能にしておけば、具体的には、外付けパーソナルコンピュータ(PC)に導入しておけば、事前に製品の製造現場の外、半導体装置の製造であればクリーンルームの外で、最適な電子線照射条件を求めることもできるようになる。このため、電子線式試料検査装置16の占有時間をさらに少なくすることができる。
また、等価回路に基づいた電子線照射条件を用いているので、非導通やリークのような電気的な欠陥が発生しやすいウェハに関して、安定した検査条件を実現するための最適な検査条件(電子線照射条件)を簡易かつ高精度に設定することが可能となる。
本発明の実施形態に係る荷電粒子線式検査装置の構成図である。 電子線照射条件決定支援ユニットの構成図である。 レシピ作成方法(電子線照射条件決定支援ユニット側)のフローチャートである。 等価回路作成支援部の構成図である。 表裏面間の等価回路の作成支援方法のフローチャートである。 表裏面間の等価回路の作成支援方法の実施時におけるディスプレイに表示される画面である。 パターンコントラスト基準部の等価回路作成支援部の構成図である。 パターンコントラスト基準部の等価回路の作成支援方法のフローチャートである。 パターンコントラスト基準部の等価回路の作成支援方法の実施時におけるディスプレイに表示される画面(その1)である。 パターンコントラスト基準部の等価回路の作成支援方法の実施時におけるディスプレイに表示される画面(その2)である。 正常部の等価回路作成支援部の構成図である。 正常部の等価回路の作成支援方法のフローチャートである。 正常部の等価回路の作成支援方法の実施時におけるディスプレイに表示される画面(その1)である。 正常部の等価回路の作成支援方法の実施時におけるディスプレイに表示される画面(その2)である。 模擬欠陥部の等価回路作成支援部の構成図である。 模擬欠陥部の等価回路の作成支援方法のフローチャートである。 模擬欠陥部の等価回路の作成支援方法の実施時におけるディスプレイに表示される画面(その1)である。 模擬欠陥部の等価回路の作成支援方法の実施時におけるディスプレイに表示される画面(その2)である。 帯電電位演算部の構成図である。 等価回路を用いた表面の帯電電位の算出支援方法のフローチャートである。 等価回路を用いた表面の帯電電位の算出支援方法の実施時におけるディスプレイに表示される画面(その1)である。 等価回路を用いた表面の帯電電位の算出支援方法の実施時におけるディスプレイに表示される画面(その2)である。 電子線照射条件択一支援部の構成図である。 最大欠陥電位差条件である電子線照射条件の択一支援方法のフローチャートである。 操作ユニットの構成図である。 レシピ作成方法(操作ユニット側)のフローチャートである。
符号の説明
1 カラム
2 ステージ機構系
3 電子銃
4 コンデンサレンズ
5 対物レンズ
6 ディフレクタ
7 二次電子検出器
8 ウェハ
9 照射電子線
10 二次電子
11 ビーム制御系(ビーム走査コントローラ)
12 ステージ制御系(ステージコントローラ)
13 画像処理ユニット
14 操作ユニット
15 電子線照射条件決定支援ユニット
16 電子線式試料検査装置
41 コンタクトプラグ
42 ゲート電極
43 スペーサ
44 接合部
45 層間絶縁膜
46 シリコン基板
47 接地電位(接地回路)
48a パターンコントラスト基準部の表面の帯電電位
48b 正常部の表面の帯電電位
48c 模擬欠陥部の表面の帯電電位
49 抵抗素子(層間絶縁膜抵抗)
51 段数入力欄
51a 挿入上側段数入力欄
51b 挿入下側段数入力欄
52 等価回路ブロック(抵抗ブロック)
53 等価回路ブロック(容量ブロック)
54 等価回路ブロック(抵抗容量ブロック)
55 終了決定クリック領域
61 抵抗値入力欄
62 容量入力欄
63 材料名選択クリック領域
64 面積入力欄
65 厚さ入力欄
66 算出抵抗値表示欄
67 算出容量表示欄
68 素子指定用矢印
71 抵抗素子(コンタクトプラグ抵抗)
72 接合部容量及び抵抗の並列回路
73 素子指定用矢印
76 非開口欠陥の容量及び抵抗の並列回路
77 非開口欠陥
78 素子指定用矢印

Claims (7)

  1. 試料への電子線の照射及び前記試料から出射する電子の検出を電子線照射条件により行い、前記電子の検出信号をコントラストに対応させた前記試料の画像を生成し、前記試料の欠陥を前記コントラストにより検出する電子線式試料検査装置に対して、前記電子線照射条件を決定する電子線照射条件決定支援ユニットにおいて、
    試料上のどの場所を検査対象にするのか、そして、その検査対象の断面構造を構造データベースから読み出すように、オペレータに促し、試料の検査対象の断面構造を構造データベースから読み出す支援をする断面構造読み出し支援部と、
    抵抗と容量の少なくともどちらか一方を用いた複数の等価回路ブロックの情報が記憶された等価回路ブロックテンプレートデータベースと、
    前記検査対象を構成する材料毎に、比抵抗率、比誘電率、二次電子放出効率の少なくとも1つ以上が記憶された物性ライブラリデータベースと、
    前記試料の正常な検査対象の正常部の表裏面間の等価回路の作成のために、前記構造データベースから読み出した前記断面構造と前記等価回路ブロックテンプレートデータベースから読み出した複数の前記等価回路ブロックをオペレータに表示し、オペレータに前記等価回路ブロックの選択を促し、前記物性ライブラリデータベースから、前記比抵抗率、前記比誘電率の少なくとも1つを抽出して、選択された前記正常部の前記等価回路ブロックを構成する抵抗と容量の少なくともどちらか一方の値を算出する支援をする第1作成支援部と、
    前記検査対象が前記欠陥を含むと予想される模擬欠陥部の前記表裏面間の等価回路の作成のために、前記構造データベースから読み出した前記断面構造と前記等価回路ブロックテンプレートデータベースから読み出した複数の前記等価回路ブロックをオペレータに表示し、オペレータに前記等価回路ブロックの選択を促し、前記物性ライブラリデータベースから、前記比抵抗率、前記比誘電率の少なくとも1つを抽出して、選択された前記模擬欠陥部の等価回路ブロックを構成する抵抗と容量の少なくともどちらか一方の値を算出する支援をする第2作成支援部と、
    前記電子線照射条件により前記正常部及び前記模擬欠陥部の表面が帯電することによる帯電電位を、前記正常部の等価回路及び前記模擬欠陥部の等価回路を用い算出する支援をする帯電電位演算部と、
    前記正常部の帯電電位と前記模擬欠陥部の帯電電位の電位差が最大になるような前記電子線照射条件を選択する支援を行う択一支援部とを有することを特徴とする電子線照射条件決定支援ユニット。
  2. 前記第2作成支援部は、前記正常部の等価回路に対し、前記欠陥に対応する欠陥等価回路ブロックを挿入する挿入支援部を有していること特徴とする請求項1に記載の電子線照射条件決定支援ユニット。
  3. 前記帯電電位演算部では、前記電子線照射条件を複数発生させ、それぞれの前記電子線照射条件毎に、前記正常部及び前記模擬欠陥部の帯電電位を算出し、
    前記択一支援部では、複数発生させた前記電子線照射条件の中から、前記電位差が最大になる前記電子線照射条件を選択することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子線照射条件決定支援ユニット。
  4. 前記択一支援部は、選択された前記電子線照射条件を表示することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電子線照射条件決定支援ユニット。
  5. 前記択一支援部は、選択された前記電子線照射条件を、前記電子線式試料検査装置に送信することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電子線照射条件決定支援ユニット。
  6. 前記試料の前記検査対象の近傍に配置された基準部の表裏面間の等価回路の作成のために、前記構造データベースから読み出した前記断面構造と前記等価回路ブロックテンプレートデータベースから読み出した複数の前記等価回路ブロックをオペレータに表示し、オペレータに前記等価回路ブロックの選択を促し、前記物性ライブラリデータベースから、前記比抵抗率、前記比誘電率の少なくとも1つを抽出して、選択された前記基準部の前記等価回路ブロックを構成する抵抗と容量の少なくともどちらか一方の値を算出する支援をする第3作成支援部を有し、
    前記帯電電位演算部は、前記電子線照射条件により前記基準部の表面が帯電することによる帯電電位を、前記基準部の等価回路を用い算出する支援をし、
    前記択一支援部は、
    前記正常部の帯電電位と前記基準部の帯電電位の電位差が閾値以上になるような前記電子線照射条件を選択する支援を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の電子線照射条件決定支援ユニット。
  7. 試料への電子線の照射及び前記試料から出射する電子の検出を電子線照射条件により行い、前記電子の検出信号をコントラストに対応させた前記試料の画像を生成し、前記試料の欠陥を前記コントラストにより検出する電子線式試料検査装置において、
    試料上のどの場所を検査対象にするのか、そして、その検査対象の断面構造を構造データベースから読み出すように、オペレータに促し、試料の検査対象の断面構造を構造データベースから読み出す支援をする断面構造読み出し支援部と、
    抵抗と容量の少なくともどちらか一方を用いた複数の等価回路ブロックの情報が記憶された等価回路ブロックテンプレートデータベースと、
    前記検査対象を構成する材料毎に、比抵抗率、比誘電率、二次電子放出効率の少なくとも1つ以上が記憶された物性ライブラリデータベースと、
    前記試料の正常な検査対象の正常部の表裏面間の等価回路の作成のために、前記構造データベースから読み出した前記断面構造と前記等価回路ブロックテンプレートデータベースから読み出した複数の前記等価回路ブロックをオペレータに表示し、オペレータに前記等価回路ブロックの選択を促し、前記物性ライブラリデータベースから、前記比抵抗率、前記比誘電率の少なくとも1つを抽出して、選択された前記正常部の前記等価回路ブロックを構成する抵抗と容量の少なくともどちらか一方の値を算出する支援をする第1作成支援部と、
    前記検査対象が前記欠陥を含むと予想される模擬欠陥部の前記表裏面間の等価回路の作成のために、前記構造データベースから読み出した前記断面構造と前記等価回路ブロックテンプレートデータベースから読み出した複数の前記等価回路ブロックをオペレータに表示し、オペレータに前記等価回路ブロックの選択を促し、前記物性ライブラリデータベースから、前記比抵抗率、前記比誘電率の少なくとも1つを抽出して、選択された前記模擬欠陥部の等価回路ブロックを構成する抵抗と容量の少なくともどちらか一方の値を算出する支援をする第2作成支援部と、
    前記電子線照射条件により前記正常部及び前記模擬欠陥部の表面が帯電することによる帯電電位を、前記正常部の等価回路及び前記模擬欠陥部の等価回路を用い算出する支援をする帯電電位演算部と、
    前記正常部の帯電電位と前記模擬欠陥部の帯電電位の電位差が最大になるような前記電子線照射条件を選択する支援を行う択一支援部とを有することを特徴とする電子線式試料検査装置。
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