JP5170091B2 - 対象同定装置、データ処理方法、コンピュータプログラム - Google Patents

対象同定装置、データ処理方法、コンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、移動する対象物を同定する対象同定装置、対象同定装置によるデータ処理方法、対象同定装置のためのコンピュータプログラム、に関する。
現在、移動体を識別して追跡することにより、不審者や侵入者などを監視できる対象同定装置が、セキュリティシステムなどに利用されている。このような対象同定装置に関連するシステムは、例えば、移動体認識部、対象同定装置、対象同定部、情報統合部を有する。
移動体認識部は、カメラからの画像情報を解析し、移動体の位置と色・形状などの移動体に付随した特徴量を抽出する。つぎに、移動体の位置と特徴量は、対象同定装置へ送られる。対象同定装置は、移動体の位置を、監視領域を示した地図上座標へと投影し、追跡を行う。
一方、対象同定部は、ある移動体に対して同定をおこなったときに、移動体の個別の属性をID(Identity)として検出する。対象同定部の設置位置は、監視領域の地図上座標であらかじめ特定されている。
従って、追跡中の移動体の位置と、検出された移動体のIDは、ともに監視領域の地図上座標へ投影されていることになる。
情報統合部は、対象同定装置により追跡中の移動体と、対象同定部により検出された移動体のIDを、地図上に投影された座標を利用することにより、一対一に対応付け、人物の同定を行う。
現在、上述のような対象同定装置に関連するものとして各種の提案がされている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−130781号公報
しかしながら、対象同定装置に関連するものでは、対象同定部が、検知領域内に存在する複数の移動体の同定場所を特定できない場合、検出IDと移動体との対応付けができなかったり、誤った対応付けが生じるという問題がある。
さらに、対象同定装置に関連するものでは、同定装置として、文字認識部や、磁気カード読取部や、指紋識別部などの、同定領域が狭く、同定場所が特定でき、かつ同定領域内には単一の移動体しか存在しないという前提の装置を用いている。
このため、検出領域内での検出IDと移動体の地図上での座標とが必ず一対一に対応する場合を想定している。
すなわち、対象同定部が、検知領域内の同定場所を特定できないが、検知領域内に存在する複数の移動体の同定を行うことができるという特徴を持つ場合に、検出領域内に複数の移動体が存在すると、複数の移動体からの、複数のIDが検出されてしまい、複数の検出IDと複数の移動体との適切な対応付けが困難になる。
これは、地図上での座標を用いて、IDと移動体とを対応させるので、IDの検知場所を特定できない場合、特に、検知領域内に複数の移動体やIDが存在する場合に、IDと移動体との対応関係を取ることが困難だからである。
また、対象同定装置に関するものでは、対象同定部として、例えばアクティブRFID(Radio Frequency Identification)デバイスが広く使われている。このデバイスは、RFIDリーダの電波の読取範囲が広く、その範囲内に存在する複数のRFIDタグを検知することができる。
しかしながら、電波の乱反射などの問題から、検知したRFIDタグが、検知領域内のどこに存在するかまでを特定することが難しい。このような場合、移動体が誰なのかというID情報を付加するという機能が良好に機能しない。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、所定の対象検出領域に複数の対象物が同時に位置するような場合でも対象IDデータと対象検出データとを一対一に対応させることができ、セキュリティが必要な場所で不審者を検出することや追跡することができる対象同定装置、対象同定装置によるデータ処理方法、対象同定装置のためのコンピュータプログラム、を提供するものである。
本発明の第一の対象同定装置は、移動する対象物を同定する対象同定装置であって、所定の対象検出領域に任意に位置する対象物から個別に対象IDデータを取得するID取得手段と、対象検出領域に位置する対象物を個別に検出して対象検出データを生成する対象検出手段と、複数の同一タイミングごとに対象IDデータと対象検出データとの組み合わせを対象記録データとして蓄積する記録蓄積手段と、蓄積された複数の対象記録データで集合代数演算を実行して対象IDデータと対象検出データとの少なくとも一部を一対一に対応させる対象同定手段と、を有する。
本発明の第二の対象同定装置では、移動する対象物を同定する対象同定装置であって、複数の所定の対象検出領域ごとに任意に位置する対象物から個別に対象IDデータを取得するID取得手段と、複数の対象検出領域ごとに対象物を個別に検出して対象検出データを生成する対象検出手段と、複数の対象検出領域ごとに対象IDデータと対象検出データとの組み合わせを対象記録データとして蓄積する記録蓄積手段と、蓄積された複数の対象記録データで集合代数演算を実行して対象IDデータと対象検出データとの少なくとも一部を一対一に対応させる対象同定手段と、を有する。
本発明の第三の対象同定装置では、移動する対象物を同定する対象同定装置であって、IDを有する対象物がID検出領域に存在するときに、ID検出領域内に存在するIDを検出するID取得手段と、異なる時間で複数回検出されたIDに対して共通に出現するIDを選定し、選定されたIDを対象物に対応付ける対象同定手段と、を有する。
本発明の第四の対象同定装置では、異なる時刻または、複数のID検出領域のそれぞれで対象物のIDを検出し、検出された複数のIDで共通するIDを選定し、選定されたIDを対象物に対応付けることを特徴とする。
本発明の第一のデータ処理方法は、移動する対象物を同定する対象同定装置のデータ処理方法であって、所定の対象検出領域に任意に位置する対象物から個別に対象IDデータを取得するID取得工程と、対象検出領域に位置する対象物を個別に検出して対象検出データを生成する対象検出工程と、複数の同一タイミングごとに対象IDデータと対象検出データとの組み合わせを対象記録データとして蓄積する記録蓄積工程と、蓄積された複数の対象記録データで集合代数演算を実行して対象IDデータと対象検出データとの少なくとも一部を一対一に対応させる対象同定工程と、を有する。
本発明の第二のデータ処理方法は、移動する対象物を同定する対象同定装置のデータ処理方法であって、複数の所定の対象検出領域ごとに任意に位置する対象物から個別に対象IDデータを取得するID取得工程と、複数の対象検出領域ごとに対象物を個別に検出して対象検出データを生成する対象検出工程と、複数の対象検出領域ごとに対象IDデータと対象検出データとの組み合わせを対象記録データとして蓄積する記録蓄積工程と、蓄積された複数の対象記録データで集合代数演算を実行して対象IDデータと対象検出データとの少なくとも一部を一対一に対応させる対象同定工程と、を有する。
本発明の第三のデータ処理方法は、移動する対象物を同定する対象同定装置のデータ処理方法であって、IDを有する対象物がID検出領域に存在するときに、ID検出領域内に存在するIDを検出するID取得工程と、異なる時間で複数回検出されたIDに対して共通に出現するIDを選定し、選定されたIDを対象物に対応付ける対象同定工程と、を有する。
本発明の第四のデータ処理方法は、移動する対象物を同定する対象同定装置のデータ処理方法であって、異なる時刻または、複数のID検出領域のそれぞれで対象物のIDを検出し、検出された複数のIDで共通するIDを選定し、選定されたIDを対象物に対応付けることを特徴とする。
本発明の第一のコンピュータプログラムは、移動する対象物を同定する対象同定装置のためのコンピュータプログラムであって、所定の対象検出領域に任意に位置する対象物から個別に対象IDデータを取得するID取得処理と、対象検出領域に位置する対象物を個別に検出して対象検出データを生成する対象検出処理と、複数の同一タイミングごとに対象IDデータと対象検出データとの組み合わせを対象記録データとして蓄積する記録蓄積処理と、蓄積された複数の対象記録データで集合代数演算を実行して対象IDデータと対象検出データとの少なくとも一部を一対一に対応させる対象同定処理と、を対象同定装置に実行させる。
本発明の第二のコンピュータプログラムは、移動する対象物を同定する対象同定装置のためのコンピュータプログラムであって、複数の所定の対象検出領域ごとに任意に位置する対象物から個別に対象IDデータを取得するID取得処理と、複数の対象検出領域ごとに対象物を個別に検出して対象検出データを生成する対象検出処理と、複数の対象検出領域ごとに対象IDデータと対象検出データとの組み合わせを対象記録データとして蓄積する記録蓄積処理と、蓄積された複数の対象記録データで集合代数演算を実行して対象IDデータと対象検出データとの少なくとも一部を一対一に対応させる対象同定処理と、を対象同定装置に実行させる。
本発明の第三のコンピュータプログラムは、移動する対象物を同定する対象同定装置のためのコンピュータプログラムであって、IDを有する対象物がID検出領域に存在するときに、ID検出領域内に存在するIDを検出するID取得処理と、異なる時間で複数回検出されたIDに対して共通に出現するIDを選定し、選定されたIDを対象物に対応付ける対象同定処理と、を対象同定装置に実行させる。
本発明の第四のコンピュータプログラムは、移動する対象物を同定する対象同定装置のためのコンピュータプログラムであって、異なる時刻または、複数のID検出領域のそれぞれで対象物のIDを検出し、検出された複数のIDで共通するIDを選定し、選定されたIDを対象物に対応付けることを対象同定装置に実行させる。
本発明によれば、セキュリティが必要な場所で不審者を検出することや追跡することができる対象同定装置、対象同定装置によるデータ処理方法、対象同定装置のためのコンピュータプログラムが提供される。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
本発明の実施の形態の対象同定装置の論理構造を示す模式的なブロック図である。 対象同定装置の物理構造を示すブロック図である。 対象同定装置が対象物を検出している状態を示す模式図である。 対象同定装置によるデータ処理方法を示すフローチャートである。 対象同定装置により集合演算処理される対象記録データのデータ構造を示す模式図である。 対象同定装置が対象物を検出している状態を示す模式図である。 対象記録データのデータ構造を示す模式図である。 対象記録データのデータ構造を示す模式図である。 対象記録データのデータ構造を示す模式図である。 対象記録データのデータ構造を示す模式図である。 一変形例の対象同定装置が対象物を検出している状態を示す模式図である。 対象同定装置が対象物を検出している状態を示す模式図である。 対象記録データのデータ構造を示す模式図である。 他の変形例の対象同定装置が対象物を検出している状態を示す模式図である。 対象記録データのデータ構造を示す模式図である。 さらに他の変形例の対象同定装置が対象物を検出している状態を示す模式図である。 対象記録データのデータ構造を示す模式図である。 対象記録データのデータ構造を示す模式図である。 さらに他の変形例の対象同定装置が対象物を検出している状態を示す模式図である。 対象記録データのデータ構造を示す模式図である。 さらに他の変形例の対象同定装置が対象物を検出している状態を示す模式図である。 対象記録データのデータ構造を示す模式図である。
本発明の実施の一形態を、図面を参照して以下に説明する。本実施の形態の対象同定装置100は、移動する対象物TPを同定するために利用される。対象物TPは、例えば、人間であり、自由に移動する。
このため、本実施の形態の対象同定装置100は、図1に示すように、所定の対象検出領域DFに任意に位置する対象物TPから個別に対象IDデータIDDを取得するID取得部110と、対象検出領域DFに位置する対象物TPを個別に検出して対象検出データPDDを生成する対象検出部120と、複数の同一タイミングである同一時刻ごとに対象IDデータIDDと対象検出データPDDとの組み合わせを対象記録データTRDとして蓄積する記録蓄積部130と、蓄積された複数の対象記録データTRDで集合代数演算を実行して対象IDデータIDDと対象検出データPDDとの少なくとも一部を一対一に対応させる対象同定部140と、を有する。
より具体的には、本実施の形態の対象同定装置100は、図2に示すように、RFIDリーダ101、CCD(Charge Coupled Device)カメラ102、コンピュータ装置103、をハードウェアとして有する。
CCDカメラ102とRFIDリーダ101は、例えば、セキュリティ性が重要な施設(図示せず)の所定位置に設置されている。そして、本実施の形態の対象同定装置100では、図3に示すように、CCDカメラ102の撮像範囲である対象検出領域DFと、RFIDリーダ101の読取範囲である対象検出領域DFとが、一致している。
ただし、上述のCCDカメラ102の撮像範囲とRFIDリーダ101の読取範囲とが物理的に厳密に一致している必要はない。CCDカメラ102の撮像範囲とRFIDリーダ101の読取範囲とが物理的に重複していれば、その重複部分が対象検出領域DFとなる。
上述のようなCCDカメラ102とRFIDリーダ101とがコンピュータ装置103に接続されている。このコンピュータ装置103には適切なコンピュータプログラムがインストールされている。
このコンピュータプログラムに対応してコンピュータ装置103が各種のデータ処理を実行することにより、対象同定装置100には、前述のような各部110〜140が論理的に実現されている。
つまり、ID取得部110は、上述のコンピュータプログラムに対応して動作するコンピュータ装置103が、RFIDリーダ101の読取結果を受信して認識する機能などに相当する。
また、対象検出部120は、コンピュータプログラムに対応して動作するコンピュータ装置103が、CCDカメラ102の撮像結果を受信して画像認識する機能などに相当する。このため、対象検出部120は、対象物TPから画像データを撮像し、撮像された画像データを画像認識して対象物TPに一意の対象検出データPDDを生成する。
記録蓄積部130は、コンピュータプログラムに対応して動作するコンピュータ装置103が、実装されているHDD(Hard Disc Drive)などの記憶デバイス(図示せず)にデータ記憶を実行させる機能などに相当する。
対象同定部140は、コンピュータプログラムに対応して動作するコンピュータ装置103が、所定のデータ処理を実行する機能などに相当する。この対象同定部140は、詳細には後述するが、一対一に対応した対象IDデータIDDと対象検出データPDDとを対象記録データTRDから削除して集合代数演算を繰り返す。
また、対象同定部140は、集合代数演算により複数の対象記録データTRDに共通する対象IDデータIDDと対象検出データPDDとを抽出して対応させる。さらに、対象同定部140は、集合代数演算により複数の対象記録データTRDで共通しない対象IDデータIDDと対象検出データPDDとを抽出して対応させる。
なお、より具体的には後述するが、上述のような対象同定部140の集合代数演算の内容を具体例で以下に簡単に説明する。例えば、五つの対象物TP1〜TP5により、以下のような三つの対象記録データTRD1〜TRD3が蓄積されたとする。
TRD1(IDD1,IDD2,IDD3)(PDD1,PDD2,PDD3)
TRD2(IDD3,IDD4,IDD5)(PDD3,PDD4,PDD5)
TRD3(IDD2,IDD3,IDD4)(PDD2,PDD3,PDD4)
この場合、第一および第二の対象記録データTRD1,2で共通する対象IDデータIDDと対象検出データPDDとして(IDD3,PDD3)のみが抽出される。従って、対象IDデータIDD3=対象検出データPDD3と対応される。
一方、第一および第三の対象記録データTRD1,3で共通しない対象IDデータIDDと対象検出データPDDとして、(IDD1,PDD1)(IDD4,PDD4)が抽出される。
この場合、(IDD1,PDD1)は第一の対象記録データTRD1のみに内包されている。従って、対象IDデータIDD1=対象検出データPDD1と対応される。また、(IDD4,PDD4)は、第三の対象記録データTRD3のみに内包されている。従って、対象IDデータIDD4=対象検出データPDD4と対応される。
さらに、上述のように対応された(IDD3,PDD3)(IDD1,PDD1)(IDD4,PDD4)が削除されることにより、三つの対象記録データTRD1〜TRD3は以下のようになる。
TRD1(IDD2)(PDD2)
TRD2(IDD5)(PDD5)
TRD3(IDD2)(PDD2)
従って、対象IDデータIDD2=対象検出データPDD2および対象IDデータIDD5=対象検出データPDD5と対応されるので、これで三つの対象記録データTRD1〜TRD3から五つの対象物TP1〜TP5が同定される。なお、当然ながら上述のような集合演算処理の処理手順は各種に変形できる。
上述のような対象同定装置100のコンピュータ装置103のコンピュータプログラムは、例えば、所定の対象検出領域DFに任意に位置する対象物TPから個別に対象IDデータIDDを取得するID取得処理と、対象検出領域DFに位置する対象物TPを個別に検出して対象検出データPDDを生成する対象検出処理と、複数の同一時刻ごとに対象IDデータIDDと対象検出データPDDとの組み合わせを対象記録データTRDとして蓄積する記録蓄積処理と、蓄積された複数の対象記録データTRDで集合代数演算を実行して対象IDデータIDDと対象検出データPDDとの少なくとも一部を一対一に対応させる対象同定処理と、をコンピュータ装置103に実行させるためのソフトウェアとして記述されている。
上述のような構成において、本実施の形態の対象同定装置100の動作を以下に説明する。前述のように対象同定装置100のCCDカメラ102とRFIDリーダ101は、セキュリティ性が重要な施設の所定位置などに設置されており、共通する対象検出領域DFを監視する。
その施設の対象検出領域DFに位置する対象物TPである人間は、例えば、社員証などとしてRFIDタグ(図示せず)を個々に所持している。そのRFIDタグには対象物TPに固有の対象IDデータIDDが記録されている。
そこで、このような対象物TPが対象検出領域DFに位置すると、その対象IDデータIDDがRFIDリーダ101により取得される。このとき、当然ながら対象検出領域DFに位置する対象物TPはCCDカメラ102により撮像されている。
そして、上述のようにRFIDリーダ101により取得された対象IDデータIDDはコンピュータ装置103に送信される。すると、図4に示すように、この対象IDデータIDDを受信したコンピュータ装置103は(ステップS1−Y)、CCDカメラ102により撮像されている画像データを受信する(ステップS2)。
このコンピュータ装置103は、受信した画像データを画像認識することで(ステップS3)、対象検出データPDDを生成し(ステップS4)、この対象IDデータIDDと対象検出データPDDとを対象記録データTRDとして蓄積する(ステップS5)。
ただし、対象検出領域DFに複数の対象物TPが位置した場合、上述のように蓄積される対象記録データTRDにも複数の対象IDデータIDDと複数の対象検出データPDDとが内包される。
そこで、本実施の形態の対象同定装置100では、対象物TPの移動により対象IDデータIDDが変化するたびに、上述のように対象記録データTRDを生成して蓄積する。
このように蓄積された対象記録データTRDは、内包されている任意の個数の対象IDデータIDDおよび対象検出データPDDが相違する。しかし、その対象IDデータIDDと対象検出データPDDとは一対一に対応している。
そこで、本実施の形態の対象同定装置100のコンピュータ装置103は、新規の対象記録データTRDが蓄積されるごとに(ステップS5)、複数の対象記録データTRDで集合代数演算を実行することにより(ステップS6)、対象IDデータIDDと対象検出データPDDとを一対一に対応させる(ステップS7)。
その場合、コンピュータ装置103は、集合代数演算により複数の対象記録データTRDに共通する対象IDデータIDDと対象検出データPDDとを抽出して対応させる。また、集合代数演算により複数の対象記録データTRDで共通しない対象IDデータIDDと対象検出データPDDとを抽出して対応させる。
そして、コンピュータ装置103は、対象IDデータIDDと対象検出データPDDとを一対一に対応させて対象物TPの同定に成功すると(ステップS7−Y)、その同定結果を記録する(ステップS8)。
さらに、同定された対象IDデータIDDと対象検出データPDDとを対象記録データTRDから削除し(ステップS9)、上述のような集合代数演算を繰り返す(ステップS5〜S9)。
具体例を以下に説明する。図3に示すように、ID取得部110は、時刻1において、対象IDデータIDD A,B,Cを出力した。このとき、対象検出部120により生成される対象検出データPDDにより、対象検出領域DF内に存在する対象物TPとして対象物TP1、対象物TP2、対象物TP3の3人が存在することが分かる。
図5の中で、楕円で囲まれている場合、対象物TPが該当するID取得部110の対象検出領域DF内に存在することを示している。従って、図5に示すように、対象IDデータIDD A,B,Cは、時刻1にID取得部110の対象検出領域DF内に存在した対象物TP1、対象物TP2、対象物TP3に対応付けされ、記録される。
ただし、時刻1の時点では、対象物TP1〜3は、全員がAかBかCの対象IDデータIDDを持つ可能性があり、対象IDデータIDDは確定していない。
最後に対象同定部140について説明する。対象同定部140は、記録蓄積部130に対象IDデータIDDが記録されたときに、異なる時刻に、同じ対象物TPを対応付けられて、記録されている対象IDデータIDDの中から共通に検出される対象IDデータIDDを選定する。
例えば、時刻1の時点では、記録蓄積部130に記録されている対象IDデータIDDを参照すると、図5のようになっているため対象物TP1〜3は、全員がAかBかCの対象IDデータIDDを持つ可能性があり、対象IDデータIDDは確定していない。
さらに、図6に示すように、ID取得部110が時刻2において、対象IDデータIDD AとCを出力した場合を考える。このとき、対象検出部120により生成される対象検出データPDDにより、対象物TP3がID取得部110の対象検出領域DFの領域外に移動したことが分かる。
従って、対象IDデータIDD AとCは、対象検出領域DF外へ移動した対象物TP3ではなく、対象検出領域DF内に存在する対象物TP1か対象物TP2に対応する。しかしながら、この時点では、対象物TP1と対象物TP2の両人が、AかCの対象IDデータIDDを持つ可能性があり、対象IDデータIDDは確定していない。
図7に、時刻2における記録蓄積部130へ記録された対象IDデータIDDの例を示す。図7には、時刻1において図5のように記録された対象IDデータIDDに加え、時刻2において、図6に示される状況で出力された対象IDデータIDDが追記されている。
対象同定部140は、図5から図7へ対象IDデータIDDが追記された場合のように、記録蓄積部130に記録されている対象IDデータIDDに変更が生じたとき、同じ対象物TPに共通して検出される対象IDデータIDDを見つけ割り振り、図8のようなデータを作成する。
対象物TPに正しく対応付けられた対象IDデータIDDは、異なる時間においてもかわることはないという特徴がある。従って時刻1と時刻2に、ある対象物TPの対象検出データPDDに対応付けられた対象IDデータIDDの中で、時刻1と時刻2に共通に対応付けられている対象IDデータIDDの中に正しいIDが存在することになる。図7を参照すると、対象物TP1は、時刻1においてA,B,Cの対象IDデータIDDを持ち、時刻2においてA,Cの対象IDデータIDDを持つ。
これらの対象IDデータIDDに共通する対象IDデータIDDは、AとCである。従って対象物TP1の共通する対象IDデータIDDは、AとCである。同様に対象物TP2の共通する対象IDデータIDDはAとC、対象物TP3に関しては、時刻2でID取得部110においてIDが検出されなかったので、対象IDデータIDDは付与されていない。
この場合、共通する対象IDデータIDDとして、時刻1と同じA,B,Cという共通する対象IDデータIDDが対応付けられる。これらの処理の結果、図8のような共通する対象IDデータIDDの選定結果が得られる。
すなわち、時刻1と時刻2において、対象物TP1〜3に対応付けされた対象IDデータIDDの中から、同じ対象物TPに異なる時刻においても共通して対応付けられている対象IDデータIDDを、正しく対応する対象IDデータIDDの候補として絞り込んで、共通する対象IDデータIDDとして選定していることになる。
しかしながら、図8時点では依然として正しく対応付けられる対象IDデータIDDを一意に特定できていない。正しい対象IDデータIDDを対象検出データPDDに割り振った場合、どの対象物TPもお互いに重複しない唯一の対象IDデータIDDを持つという性質を利用して、さらに共通する対象IDデータIDDの選定を行うことも可能である。
例えば図8において、対象物TP1と対象物TP2は、ともに共通する対象IDデータIDD AとCを持つ。従って、対象物TP3は、割り振られた共通する対象IDデータIDD A,B,CのうちAもCも対応付けることはできない。
なぜなら共通する対象IDデータIDD AとCは、ともに対象物TP1か対象物TP2のいずれかに対応付けされるべきだからである。従って対象物TP3は、共通する対象IDデータIDD Bと選定される。
この処理の結果を図9に示す。時刻2の時点では、図9に示すように、対象物TP1と対象物TP2に関しては共通する対象IDデータIDD A,Cが対応付けられている。
対象物TP3に関しては、共通する対象IDデータIDD Bが対応付けられている。時刻3において、図9の状況から、さらに、対象IDデータIDDの出力を得たとする。
例えば、図10に示されるように、ID取得部110の対象検出領域DF内に対象物TP2と対象物TP3が存在していて、ID取得部110が対象IDデータIDD BとCを出力し、これらの対象IDデータIDDを対象検出部120により生成される対象検出データPDDが、対象物TP2と3に対応付けられたとする。このときの記録蓄積部130においては、対象物TP2と対象物TP3の両人に対象IDデータIDD BとCが対応付けられ、記録される。
対象物TP2の共通する対象IDデータIDDは時刻2の時点ではAとCであるが、時刻3において対象IDデータIDD BとCが得られたので、時刻1から時刻3に共通して存在する共通する対象IDデータIDDはCに決定する。
また、時刻3の時点で、図9から対象物TP3の共通する対象IDデータIDDはすでにBと分かっているので、対象物TP2の共通する対象IDデータIDDは、Bではないという情報からも、対象物TP2の時刻3における共通する対象IDデータIDDはCであると決定することもできる。同様に、対象物TP1の時刻3における共通する対象IDデータIDDは、BでもCでもないことが分かるため、Aと確定することもできる。
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記形態では対象IDデータIDDが取得されたときに画像データから対象検出データPDDが生成されることを例示した。
しかし、画像データの画像認識で対象検出データPDDを生成したときに、対象IDデータIDDが取得されてもよく、対象IDデータIDDと対象検出データPDDとが定期的に取得されてもよい。
また、上記形態では対象同定装置100が対象IDデータIDDと対象検出データPDDとを一対一に対応させて対象物TPを同定することのみ例示した。しかし、対象同定装置100が対象追跡部(図示せず)により、複数の対象検出領域DFに位置した対象物TPを複数時刻の順番で検出して移動軌跡データを生成してもよい。
一方、前述のように対象検出部120が対象物TPから画像データを撮像して画像認識で一意の対象検出データPDDを生成する場合、複数の対象検出領域DFを移動する対象物TPを対象追跡手段が対象検出データPDDにより特定して追跡してもよい。このように対象物TPが対象検出データPDDにより特定されて追跡されると、その対象物TPと対象検出データPDDとの対応関係を良好に保証することができる。
さらに、上述のように対象物TPを対象検出データPDDにより特定して追跡する場合、対象検出領域DFに対象物TPが進入したときなどにID取得部110で対象IDデータIDDが取得されてもよい。
また、上記形態ではID取得部110がRFIDリーダ101により対象物TPのRFIDタグから対象IDデータIDDを取得することを例示した。しかし、このようなID取得部110に利用されるデバイスとしては、例えば、光IDタグリーダ、赤外線IDタグリーダ、携帯電話の電波の無線受信装置や基地局、自動車のリモコンキーの受信装置、などを利用できる。
さらに、対象同定装置100は、対象物に関する対象IDデータが検出されても、場合によっては、その検出精度が高くなく、対象IDデータが一意に定まらない装置でもよい。このように対象IDデータが一意に定まらないデバイスとしては、例えば、顔認証装置がある。
この顔認証装置は、顔写真の取り方(正面顔、横向き顔)や、日照条件(暗いところ、直射日光があたるところ)、画像の解像度などにより、検出される対象IDデータが一意に定まらない。
しかし、例えば、検出した対象IDデータにアナログの信頼度スコアを付与し、集合演算処理を繰り返す過程で複数の信頼度スコアを平均化し、その信頼度スコアを閾値により二値化して対象IDデータの正否を判定することなどにより、一意に確定していない対象IDデータを一意に判定するようなこともできる。
さらに、上記形態では対象検出部120として利用されるデバイスがCCDカメラ102からなることを例示した。しかし、このようなデバイスとしては、ある時刻において、対象物TPが、対象検出領域DF内に存在するかどうかが分かるものであればよい。例えば、床圧力センサ、レンジファインダ、Global Positioning System(GPS)などがある。
また、上記形態では対象同定装置100により同定される対象物TPが人間であることを例示した。しかし、このような対象物TPが、家畜、自動車、工場での組立部品、などであってもよい。
さらに、本実施の形態では対象同定装置100の各部がコンピュータプログラムにより各種機能として論理的に実現されることを例示した。しかし、このような各部の各々を固有のハードウェアとして形成することもでき、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせとして実現することもできる。
また、上記形態では対象同定装置100が一つの対象検出領域DFで複数の時刻ごとに対象記録データTRDを蓄積し、その対象IDデータIDDと対象検出データPDDとを一対一に対応させることを例示した。
しかし、対象同定装置100が複数の対象検出領域DFで複数の時刻ごとに対象記録データTRDを蓄積し、その対象IDデータIDDと対象検出データPDDとを一対一に対応させてもよい。
また、複数の対象検出領域DFを部分的に重複させておくことにより、対象同定装置100が複数の対象検出領域DFで一つの時刻に対象記録データTRDを蓄積し、その対象IDデータIDDと対象検出データPDDとを一対一に対応させてもよい。
また、上記形態では対象同定装置100が対象IDデータIDDと対象検出データPDDとを適正に取得できることを想定した。しかし、実際にはセンサエラーなどのために対象IDデータIDDと対象検出データPDDとが整合しないこともある。
そこで、このようなことに対処するため、対象同定装置100が不整合検知部(図示せず)により、対象IDデータIDDと対象検出データPDDとの不整合を検知してもよい。
このような不整合検知部は、対象IDデータIDDと対応されない対象検出データPDDが特定されると不正な対象物TPと判定してもよい。また、不整合検知部は、同一時刻で同一の対象検出領域DFから検出された対象IDデータIDDと対象検出データPDDとの個数の一致を確認してもよい。さらに、上述のように不正な対象物TPが判定されたとき、これをアラートデータなどとして対象同定装置100が報知出力してもよい。
ここで、上述のような各種の変形例を以下に具体的に説明する。まず、複数の対象検出領域DFに位置した対象物TPを複数時刻の順番で検出して移動軌跡データを生成する対象同定装置100を、図11に基づいて説明する。
図11の外枠の長方形は監視領域を表し、丸印はある時刻における追跡中の対象物TPの位置を示す。丸印を繋ぐ線は、対象物TPの移動軌跡(動線)である。楕円は対象検出領域DF[1]〜[3]の対象検出領域DFを示す。
対象同定装置100は、対象物TPを追跡する機能を持ち、追跡中の対象物TPの位置を把握できる。従って、どの対象物TPがどのID取得部110の対象検出領域DFに存在するかを知ることができる。
つぎに、対象同定装置100が複数の対象検出領域DFで複数の時刻ごとに対象記録データTRDを蓄積し、その対象IDデータIDDと対象検出データPDDとを一対一に対応させる場合を、図11ないし図13を参照して以下に説明する。
図12には、上述の図11の例における、3つのID取得部110の時刻1〜時刻3までの対象IDデータIDDを示す。時刻1において、対象検出領域DF[1]から検出された対象IDデータIDDが、例えばA、B、Cの3つだった場合、対象検出領域DF[1]による対象IDデータIDDはA,B,Cとなる。
対象同定装置100は、上述の図11に示されるように、対象検出領域DF[1]にどの対象物TPが存在するのかを把握している。例えば、時刻1における対象検出領域DF[1]に存在する対象物TPは、対象物TP1〜3であることが分かる。
従って、ID取得部110から出力された対象IDデータIDD、A,B,Cは、対象検出領域DF[1]内に存在する全ての対象物TP、対象物TPの対象検出データPDD1〜3へと対応付けられる。
なお、この時点で、対象物TP1〜3の誰が、それぞれどのIDに対応するかは確定しておらず、3人の対象物TPがそれぞれ、AかBかCの対象IDデータIDDを持つということしか分からない。
同様に、時刻2における対象検出領域DF[2]は、該対象検出領域DF[2]内に存在する対象物TPのID、すなわち、 対象IDデータIDD AとBを出力する。対象同定装置100では、時刻2において対象検出領域DF[2]内に存在する対象物TPが対象物TP1と対象物TP2であることを把握し、該対象IDデータIDD AとBを、対象物TPの対象検出データPDD1,2へと対応付ける。
つぎに、対象同定装置100は対象物TPの対象検出データPDDに対応付けられた対象IDデータIDDを記録する。図13は、図12に示される時刻1から時刻3における対象検出領域DF[1]から[3]の対象IDデータIDDと、時刻1から時刻3の共通する対象IDデータIDDを示している。
例えば、時刻1において、記録蓄積部130は、対象物TP1〜対象物TP3がどの対象検出領域DF内に存在するかと、それぞれの対象検出領域DFで出力された対象IDデータIDDとを記録する。なお、対象物TP1〜3が、どのID取得部110の対象検出領域DF内に存在するかは、図13中の表内の楕円で表されている。
時刻1において、対象物TP1〜対象物TP3のいずれも、対象検出領域DF[1]に該当する欄に楕円が記されているので、対象物TP1〜3は、この時刻に対象検出領域DF[1]に存在することが分かる。
さらに、このとき、対象物TPの対象検出データPDD1〜3に対応付けられている対象IDデータIDDは、A,B,Cであることも分かる。また、異なる時刻においても、同じ対象物TPの対象検出データPDDに対応付けされ続けている対象IDデータIDDの選定を行う。
時刻1の時点では、図13の時刻1の列で表されるように対象物TP1〜対象物TP3に対して共通する対象IDデータIDD A,B,Cを対応付ける。
時刻2において、対象検出領域DF[1]における対象IDデータIDDは、C、対象検出領域DF[2]における対象IDデータIDDは、AとBという結果を出力する。
対象同定装置100は、対象物TP1と対象物TP2が対象検出領域DF[1]から、対象検出領域DF[2]に移動し、対象物TP3は対象検出領域DF[1]内に居続けていることを把握しており、ID取得部110から受信した対象IDデータIDDとの対応付けを行う。
対象物TPの対象検出データPDD1,2へは、対象検出領域DF[2]で出力された対象IDデータIDD AとBが、対象物TPの対象検出データPDD3へは対象検出領域DF[1]で出力された対象IDデータIDD Cが対応づけられる。
従って、対象物TPの対象検出データPDD1に対して、対象検出領域DF[2]からの対象IDデータIDD AとB,対象物TPの対象検出データPDD2に対して、対象検出領域DF[2]からの対象IDデータIDD AとB, 対象物TPの対象検出データPDD3に対して、対象検出領域DF[1]からの対象IDデータIDD Cを対応付け記録する。
異なる時刻においても、同じ対象物TPの対象検出データPDDに対応付けされ続けている対象IDデータIDDの選定を行う。例えば、対象物TPの対象検出データPDD3において、時刻1においては、対象IDデータIDD A、B、Cが対応付けされており、時刻2においては、対象IDデータIDD Cが対応付けされているため、共通する対象IDデータIDDは、Cとなる。
図13の時刻2の列で示されるように、時刻2における共通する対象IDデータIDDとして、対象物TPの対象検出データPDD1,2に対してAとBを対応付け、対象物TPの対象検出データPDD3に関しては、Cと決定する。
時刻3において、対象同定装置100により対象物TP1と対象物TP3が対象検出領域DF[2]に存在し、対象物TP2は対象検出領域DF[3]に移動したことが把握されている。
このため、対象物TPの対象検出データPDD1,3へは、対象検出領域DF[2]で出力された対象IDデータIDD AとCが、対象物TPの対象検出データPDD2へは対象検出領域DF[3]で出力された対象IDデータIDD Bとが対応付けられる。
従って、対象同定装置100は、対象物TPの対象検出データPDD1,3へは、対象検出領域DF[2]から出力された対象IDデータIDD AとC、対象物TPの対象検出データPDD2へは、対象検出領域DF[3]から出力された対象IDデータIDD Bを、それぞれ対応させ記録する。
対象同定装置100は、異なる時刻においても、同じ対象物TPの対象検出データPDDに対応付けされ続けている対象IDデータIDDの選定を行う。
例えば、対象物TPの対象検出データPDD2に対して、時刻1では、対象IDデータIDD A,B,Cが、時刻2では、対象IDデータIDD A,Bが、時刻3では、対象IDデータIDD Bが対応付けされている。従って、どの時刻においても検出し続けられている共通する対象IDデータIDDは、Bとなる。
対象同定装置100は、時刻3における共通する対象IDデータIDDとして、対象物TPの対象検出データPDD1〜対象物TPの対象検出データPDD3に対してそれぞれ、共通する対象IDデータIDD A,B,Cを対応付ける。
つぎに、対象同定装置100が、対象IDデータIDDと対象検出データPDDとの不整合を検知する場合を図14ないし図19又は図21を参照して以下に説明する。
対象同定装置100は、ある対象物TPの対象検出データPDDに対応付けられた正しい対象IDデータIDDが異なる時刻でも変わらないという性質と、正しい対象IDデータIDDを対象物TPの対象検出データPDDに割り振った場合、その他の対象物TPは重複して対象IDデータIDDが対応付けられることはないという性質と、を利用して対象検出データPDDと対象IDデータIDDとの対応付けを行う。しかしながら、共通する対象IDデータIDDが正しく対応付けされない可能性もありえる。
この理由として、ID取得部110が対象検出領域DF内に存在する対象IDデータIDDの検出に失敗する場合や、ID取得部110が対象検出領域DF内に存在する対象IDデータIDDを誤検出する場合、対象同定装置100が対象物TPの追跡に失敗する場合などが考えられる。
上述の対象同定装置100の異常動作や、対象IDデータIDDを検出できない対象物TP(不審者)の存在がある場合、前記2つの性質を利用して対応付けた共通する対象IDデータIDDに不整合が生じることがあり、対象同定装置100は、これらの異常を検知する機能を備える。
例えば、図14のようにID取得部110と対象検出部120とが設置されている場合を考える。対象同定装置100により、ID取得部110の対象検出領域DFには対象物TP1〜3が存在するということが把握されている。このとき、対象IDデータIDDがAとCだった場合、対象物TP1〜3に対応する対象IDデータIDD AとCが記録される。
対象同定装置100は、蓄積された対象記録データTRDをもとに共通に存在する対象IDデータIDDの選定を行う。これらの共通する対象IDデータIDDの表を図15に示す。なお図15の楕円は、その時刻において該対象物TPがID取得部110の対象検出領域DF内に存在することを示す。
対象同定装置100は、IDの割り当てに整合性があるかどうかを判定する。図15のデータから、ID取得部110の対象検出領域DFに存在する対象物TPは3人いるが、対象IDデータIDDの個数は2個しかないことが分かる。
すなわち、対象物TP1〜対象物TP3の対象検出データPDDに正しく対象IDデータIDDを対応付けた場合、それぞれの対象検出データPDDに、重複しない唯一の対象IDデータIDDが対応付けされるはずであるが、図15のデータでは、3人のうち1人は、対応する対象IDデータIDDが存在しない。
従って、対象物TP1〜対象物TP3への対象IDデータIDDの割り振りに不整合が生じている。この理由として、対象物TP1〜3のうち、誰か1人が、対象IDデータIDDを検出できない対象物TP(不審者)である、ID取得部110が対象IDデータIDDの検出に失敗した、対象同定装置100が、対象物TPの追跡を誤っているなどの理由が考えられる。このような場合、対象同定装置100は不整合がおきていると判定する。
つぎに、時刻2において図16に示されるような状況になったとする。図に示されるように、対象物TP2がID取得部110と対象検出部120との対象検出領域DFの領域外に移動し、ID取得部110と対象検出部120との対象検出領域DF内に存在する対象物TPは対象物TP1と対象物TP3になっている。このとき、ID取得部110は対象IDデータIDD Aを出力したとする。
図17に時刻2における共通する対象IDデータIDDの表を示す。対象同定装置100は、各対象物TPについて共通に検出される対象IDデータIDDを選定し、対象検出データPDDに対応付ける。
例えば、対象物TPの対象検出データPDD1に関しては、時刻1で対象IDデータIDD AとCが対応付けられ、時刻2で対象IDデータIDD Aが対応付けられる。従って、共通に存在する対象IDデータIDDは共通する対象IDデータIDD Aとなる。
さらに、正しい対象IDデータIDDを対象物TPの対象検出データPDDに割り振った場合、どの対象物TPも重複しない唯一の対象IDデータIDDを持つという性質を利用して、さらに共通する対象IDデータIDDの選定を行うことも可能である。
対象物TP1において、共通する対象IDデータIDD Aが既に割り振られているため、対象物TPの対象検出データPDD2へ共通する対象IDデータIDD Aを対応付けることはできない。
従って時刻2の対象物TP2の共通する対象IDデータIDD AとCのうち、Aは対応付けることができない。従って対象物TP2の共通する対象IDデータIDDはCとなる。
対象同定装置100は、対象同定部140のデータを受信し、IDの割り当てに整合性があるかどうかの判定を行う。時刻2において、対象物TP1と対象物TP3に同じ共通する対象IDデータIDD Aが割り当てられており、前述の正しい対象IDデータIDDは、重複して割り当てることはできないという性質に反し、不整合が起きている。
この場合、対象同定装置100は、不整合が起きていると判定し、さらに、対象同定装置100の各部が正常に稼動している場合、対象物TP1と対象物TP3のいずれかが不審者であると判断する。
つぎに、時刻3において、対象同定装置100は、対象同定部140から、図18に示すような共通する対象IDデータIDDの結果を得たとする。この結果から、対象物TP1と対象物TP2はID取得部110の対象検出領域DF外へ移動したことが分かる。
一方、対象物TP3は、ID取得部110の対象検出領域DF内に留まっているにも関わらず、対象IDデータIDDが検出されていない。このことから、対象同定装置100は、不整合が起きていると判定し、さらに、対象同定装置100の各部が正常に稼動しているとした場合、対象物TP3が不審者であると判断する。
なお、上述のように対象IDデータIDDと対象検出データPDDとの不整合を検知する対象同定装置100が、さらに、複数のID取得部110の対象検出領域DF内を移動する追跡中の対象物TPと、複数のID取得部110の設置位置や対象検出領域DFに関する物理的制約、それに対応する対象IDデータIDDについての整合性の検証を行ってもよい。
例えば、図19のように、第一および第二のID取得部110と第一および第二の対象検出部120により、部分的に重複する対象検出領域DF[1]と対象検出領域DF[2]が設置されている場合を考える。
まず時刻1において対象検出領域DF[1]内に存在する対象IDデータIDD A,Cを出力し、対象検出領域DF[2]内に存在する対象IDデータIDD Bを出力する。
対象同定装置100は、それぞれのID取得部110の対象検出領域DFに存在する対象物TPを把握し、対象物TPの対象検出データPDDと対象IDデータIDDとを対応付ける。
対象物TP2は、対象検出領域DF[1]と対象検出領域DF[2]との重複部分に存在するので、対象検出領域DF[1]と対象検出領域DF[2]の両方から出力された対象IDデータIDDと対象検出データPDDとを対応付けることができる。
対象同定装置100は、これらの対象物TPの対象検出データPDDに対応付けられた対象IDデータIDDを蓄積する。さらに対象同定部140が、共通する対象IDデータIDDの選定を行う。この様子を図20に示す。
対象同定装置100は、対象物TP1の対象検出データPDDに関して共通する対象IDデータIDD AとCを対応付け、対象物TP3の対象検出データPDDに関しては、共通する対象IDデータIDD Bを対応付ける。
対象物TP2の対象検出データPDDに関しては、重複部分にいるので、第一および第二のID取得部110の出力する対象IDデータIDDに共通な対象IDデータIDDを対応付ける必要がある。
しかしながら、この例では、第一のID取得部110が出力する対象IDデータIDDは AとC、第二のID取得部110が出力する対象IDデータIDDは、Bなので共通する対象IDデータIDDが見つからない。
従って、対象同定装置100は、対象物TP2の共通する対象IDデータIDDは該当なしと判断する。対象同定装置100は、上述の対応付けに不整合が生じていないかを検証する。
この場合、対象物TP2の対象検出データPDDに関しては、対象同定部140において、共通する対象IDデータIDDは該当なしと判断されているが、これには、整合性がない。
対象同定装置100により対象物TP2は、対象検出領域DF[1]と対象検出領域DF[2]の両方が重複する領域に存在すると分かっているので、対象検出領域DF[1]と対象検出領域DF[2]から出力された検知IDには重複する対象IDデータIDDが存在するはずだからである。
この不整合性が生じた理由は、例えば対象検出領域DF[2]が、ID Cの検出に失敗したため、または、対象同定装置100が対象物TP2の追跡に失敗しており、対象物TP2の正しい存在位置は、重複部分ではなく、対象検出領域DF[1]内で対象検出領域DF[2]と重複しない領域、対象検出領域DFであったためなどである。このような不整合が生じた場合、対象同定装置100は、不整合が生じていると判断する。
さらなる変形例を図21および図22を参照して以下に説明する。対象同定装置100は、第一および第二のID取得部110と第一および第二の対象検出部120とを有し、その対象検出領域DFは部分的に重複している。
さらに、その対象検出領域DFの両側には壁面があり、対象物TPは、この両壁面を越えて移動することができないので、対象検出領域DF内を移動するとき、物理的制約が存在する。
すなわち、図21の対象物TP1が、対象検出領域DFを左側から右側へ移動する場合、まず対象検出領域DF[1]を通り、つぎに対象検出領域DF[1]と対象検出領域DF[2]が重複した重複部分を通り、その後、対象検出領域DF[2]を通過する場合しか存在しない。
逆に、図21の対象物TP2が、対象検出領域DFを右側から左側へ移動する場合、対象検出領域DF[2]を通り、対象検出領域DF[1]と対象検出領域DF[2]が重複した重複部分を通り、その後、対象検出領域DF[1]を通過する場合しか存在しない。
これらの物理的制約の情報等は、あらかじめ対象同定装置100に記録されているとする。図21に示す対象物TP1が壁面で両側を囲まれた対象検出領域DFを左側から右側へ移動する場合を考える。
図22に、その際の対象物TP1に対応付けされた共通する対象IDデータIDDを示す。また、図22の楕円は、ある時刻において、対象物TP1がID取得部110の対象検出領域DFに存在することを示す。
対象同定装置100により、対象物TP1は、まず時刻1に対象検出領域DF[1]を通り、つぎに時刻2に、対象検出領域DF[1]と対象検出領域DF[2]の両方の対象検出領域DFの領域外の場所へ移動し、最後に時刻3に対象検出領域DF[2]を通ったと判断される。
その際、図22に示されるような共通する対象IDデータIDDを得たとする。すなわち、時刻1において対象検出領域DF[1]が出力する対象IDデータIDDがAで、時刻2においては対象検出領域DF[1]と対象検出領域DF[2]ともに何も出力せず、時刻3において、対象検出領域DF[2]が出力する対象IDデータIDDがAとなる。
対象同定装置100は、共通に存在する対象IDデータIDDの選定を行う。時刻1において、共通する対象IDデータIDDはAとなる。時刻2においては、対象同定装置100の情報から、対象検出領域DF[1]と対象検出領域DF[2]の両方の対象検出領域DF以外の場所へ移動したと判断されるため、対象IDデータIDDは出力されない。従って共通する対象IDデータIDDは、時刻1と同じくAとなる。
また時刻3において、共通する対象IDデータIDDはAとなる。対象同定装置100は、これらの共通する対象IDデータIDDに整合性があるかを確認する。時刻2において、対象同定装置100により、対象物TP1は、対象検出領域DF[1]と対象検出領域DF[2]のいずれにも存在しないことが分かっている。
一方、対象同定装置100は、あらかじめ記録されている対象物TPの移動に関する物理的制約の情報を参照し、どの対象物TPも、対象検出領域DF[1]から、対象検出領域DF[2]へ、重複部分で対象IDデータIDDを検出されずに通り抜けることができないという情報を得る。
従って時刻2において、対象物TP1が対象検出領域DF[1]と対象検出領域DF[2]の重複部分に存在せず、対象検出領域DF[1]から対象検出領域DF[2]へ移動したという結果と整合性が取れない。この場合、対象同定装置100は、不整合が生じていると判断する。
なお、当然ながら、上述した実施の形態および複数の変形例は、その内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。また、上述した実施の形態および変形例では、各部の構造などを具体的に説明したが、その構造などは本実施の形態の機能を満足する範囲で各種に変更することができる。
例えば、所定の機能を発揮する専用のハードウェア、所定の機能がコンピュータプログラムにより付与された対象同定装置、コンピュータプログラムにより対象同定装置に実現された所定の機能、これらの任意の組み合わせ、等として実現することができる。
また、本実施の形態の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要もなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本実施の形態のデータ処理方法には複数の工程を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の工程を実行する順番を限定するものではない。このため、本実施の形態のデータ処理方法を実施するときには、その複数の工程の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
また、本実施の形態で云う対象同定装置は、コンピュータプログラムを読み取って対応するデータ処理を実行できるように、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、I/F(Interface)ユニット、等の汎用デバイスで構築されたハードウェア、所定のデータ処理を実行するように構築された専用の論理回路、これらの組み合わせ、等として実施することができる。
<付記>
<発明1>
移動する対象物を同定する対象同定装置であって、
所定の対象検出領域に任意に位置する前記対象物から個別に対象ID(Identity)データを取得するID取得手段と、
前記対象検出領域に位置する前記対象物を個別に検出して対象検出データを生成する対象検出手段と、
複数の同一タイミングごとに前記対象IDデータと前記対象検出データとの組み合わせを対象記録データとして蓄積する記録蓄積手段と、
蓄積された複数の前記対象記録データで集合代数演算を実行して前記対象IDデータと前記対象検出データとの少なくとも一部を一対一に対応させる対象同定手段と、
を有する対象同定装置。
<発明2>
移動する対象物を同定する対象同定装置であって、
複数の所定の対象検出領域ごとに任意に位置する前記対象物から個別に対象IDデータを取得するID取得手段と、
複数の前記対象検出領域ごとに前記対象物を個別に検出して対象検出データを生成する対象検出手段と、
複数の前記対象検出領域ごとに前記対象IDデータと前記対象検出データとの組み合わせを対象記録データとして蓄積する記録蓄積手段と、
蓄積された複数の前記対象記録データで集合代数演算を実行して前記対象IDデータと前記対象検出データとの少なくとも一部を一対一に対応させる対象同定手段と、
を有する対象同定装置。
<発明3>
前記ID取得手段は、複数の前記対象検出領域ごとに前記対象IDデータを取得し、
前記対象検出手段は、複数の前記対象検出領域ごとに前記対象検出データを生成し、
前記記録蓄積手段は、複数の前記対象検出領域ごとに前記対象記録データを蓄積する発明1に記載の対象同定装置。
<発明4>
前記ID取得手段は、部分的に重複している複数の前記対象検出領域ごとに前記対象IDデータを取得する発明2または3に記載の対象同定装置。
<発明5>
複数の前記対象検出領域に位置した前記対象物を複数タイミングの順番で検出して移動軌跡データを生成する対象追跡手段を、さらに有する発明2ないし4の何れかに記載の対象同定装置。
<発明6>
複数の前記対象検出領域を移動する前記対象物を前記対象検出データにより特定して追跡する対象追跡手段を、さらに有する発明2ないし4の何れかに記載の対象同定装置。
<発明7>
前記対象検出手段は、前記対象物から画像データを撮像し、撮像された前記画像データを画像認識して前記対象物に一意の前記対象検出データを生成する発明1ないし6の何れかに記載の対象同定装置。
<発明8>
前記対象同定手段は、一対一に対応した前記対象IDデータと前記対象検出データとを前記対象記録データから削除して前記集合代数演算を繰り返す発明1ないし7の何れかに記載の対象同定装置。
<発明9>
前記対象同定手段は、前記集合代数演算により複数の前記対象記録データに共通する前記対象IDデータと前記対象検出データとを抽出して対応させる発明1ないし8の何れかに記載の対象同定装置。
<発明10>
前記対象同定手段は、前記集合代数演算により複数の前記対象記録データで共通しない前記対象IDデータと前記対象検出データとを抽出して対応させる発明1ないし9の何れかに記載の対象同定装置。
<発明11>
前記対象IDデータと前記対象検出データとの不整合を検知する不整合検知手段を、さらに有する発明1ないし10の何れかに記載の対象同定装置。
<発明12>
前記不整合検知手段は、前記対象IDデータと対応されない前記対象検出データが特定されると、前記対象物を不正な対象物と判定する発明11に記載の対象同定装置。
<発明13>
前記不整合検知手段は、同一タイミングで同一の前記対象検出領域から検出された前記対象IDデータと前記対象検出データとの個数の一致を確認する発明11または12に記載の対象同定装置。
<発明14>
移動する対象物を同定する対象同定装置であって、
IDを有する対象物がID検出領域に存在するときに、前記ID検出領域内に存在するIDを検出するID取得手段と、
異なる時間で複数回検出された前記IDに対して共通に出現するIDを選定し、選定された前記IDを前記対象物に対応付ける対象同定手段と、
を有する対象物同定装置。
<発明15>
前記IDを選定する際に、前記対象物以外のものと対応付けされているIDを、前記対象物への対応付けから除外する
ことを特徴とする発明14に記載の対象物同定装置。
<発明16>
IDを追跡する対象追跡手段を更に備え、
検出された前記IDは、
前記対象追跡手段が対象物がいると判定した前記ID検出領域内で、判定された時刻に検出されたIDである
ことを特徴とする発明14または15に記載の対象物同定装置。
<発明17>
前記ID取得手段は、前記ID検出領域内で検出された複数のIDの当該検出領域内の検出場所を、特定することができないという特性を持つ
ことを特徴とする発明14ないし16の何れかに記載の対象物同定装置。
<発明18>
異なる時刻または、複数のID検出領域のそれぞれで対象物のIDを検出し、
検出された前記複数のIDで共通するIDを選定し、選定された当該IDを前記対象物に対応付ける
ことを特徴とする対象物同定装置。
<発明19>
移動する対象物を同定する対象同定装置のデータ処理方法であって、
所定の対象検出領域に任意に位置する前記対象物から個別に対象IDデータを取得するID取得工程と、
前記対象検出領域に位置する前記対象物を個別に検出して対象検出データを生成する対象検出工程と、
複数の同一タイミングごとに前記対象IDデータと前記対象検出データとの組み合わせを対象記録データとして蓄積する記録蓄積工程と、
蓄積された複数の前記対象記録データで集合代数演算を実行して前記対象IDデータと前記対象検出データとの少なくとも一部を一対一に対応させる対象同定工程と、
を有する前記対象同定装置のデータ処理方法。
<発明20>
移動する対象物を同定する対象同定装置のデータ処理方法であって、
複数の所定の対象検出領域ごとに任意に位置する前記対象物から個別に対象IDデータを取得するID取得工程と、
複数の前記対象検出領域ごとに前記対象物を個別に検出して対象検出データを生成する対象検出工程と、
複数の前記対象検出領域ごとに前記対象IDデータと前記対象検出データとの組み合わせを対象記録データとして蓄積する記録蓄積工程と、
蓄積された複数の前記対象記録データで集合代数演算を実行して前記対象IDデータと前記対象検出データとの少なくとも一部を一対一に対応させる対象同定工程と、
を有する前記対象同定装置のデータ処理方法。
<発明21>
移動する対象物を同定する対象同定装置のデータ処理方法であって、
IDを有する対象物がID検出領域に存在するときに、前記ID検出領域内に存在するIDを検出するID取得工程と、
異なる時間で複数回検出された前記IDに対して共通に出現するIDを選定し、選定された前記IDを前記対象物に対応付ける対象同定工程と、
を含むことを特徴とする前記対象同定装置のデータ処理方法。
<発明22>
移動する対象物を同定する対象同定装置のデータ処理方法であって、
異なる時刻または、複数のID検出領域のそれぞれで対象物のIDを検出し、検出された前記複数のIDで共通するIDを選定し、選定された当該IDを前記対象物に対応付ける
ことを特徴とする前記対象同定装置のデータ処理方法。
<発明23>
移動する対象物を同定する対象同定装置のためのコンピュータプログラムであって、
所定の対象検出領域に任意に位置する前記対象物から個別に対象IDデータを取得するID取得処理と、
前記対象検出領域に位置する前記対象物を個別に検出して対象検出データを生成する対象検出処理と、
複数の同一タイミングごとに前記対象IDデータと前記対象検出データとの組み合わせを対象記録データとして蓄積する記録蓄積処理と、
蓄積された複数の前記対象記録データで集合代数演算を実行して前記対象IDデータと前記対象検出データとの少なくとも一部を一対一に対応させる対象同定処理と、
を前記対象同定装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
<発明24>
移動する対象物を同定する対象同定装置のためのコンピュータプログラムであって、
複数の所定の対象検出領域ごとに任意に位置する前記対象物から個別に対象IDデータを取得するID取得処理と、
複数の前記対象検出領域ごとに前記対象物を個別に検出して対象検出データを生成する対象検出処理と、
複数の前記対象検出領域ごとに前記対象IDデータと前記対象検出データとの組み合わせを対象記録データとして蓄積する記録蓄積処理と、
蓄積された複数の前記対象記録データで集合代数演算を実行して前記対象IDデータと前記対象検出データとの少なくとも一部を一対一に対応させる対象同定処理と、
を前記対象同定装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
<発明25>
移動する対象物を同定する対象同定装置のためのコンピュータプログラムであって、
IDを有する対象物がID検出領域に存在するときに、前記ID検出領域内に存在するIDを検出するID取得処理と、
異なる時間で複数回検出された前記IDに対して共通に出現するIDを選定し、選定された前記IDを前記対象物に対応付ける対象同定処理と、
を前記対象同定装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
<発明26>
移動する対象物を同定する対象同定装置のためのコンピュータプログラムであって、
異なる時刻または、複数のID検出領域のそれぞれで対象物のIDを検出し、検出された前記複数のIDで共通するIDを選定し、選定された当該IDを前記対象物に対応付ける
ことを前記対象同定装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
この出願は、2007年 6月 4日に出願された日本出願特願2007−147713号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (26)

  1. 移動する対象物を同定する対象同定装置であって、
    所定の対象検出領域に任意に位置する前記対象物から個別に対象ID(Identity)データを取得するID取得手段と、
    前記対象検出領域に位置する前記対象物を個別に検出して対象検出データを生成する対象検出手段と、
    複数の同一タイミングごとに前記対象IDデータと前記対象検出データとの組み合わせを対象記録データとして蓄積する記録蓄積手段と、
    蓄積された複数の前記対象記録データで集合代数演算を実行して前記対象IDデータと前記対象検出データとの少なくとも一部を一対一に対応させる対象同定手段と、
    を有する対象同定装置。
  2. 移動する対象物を同定する対象同定装置であって、
    複数の所定の対象検出領域ごとに任意に位置する前記対象物から個別に対象IDデータを取得するID取得手段と、
    複数の前記対象検出領域ごとに前記対象物を個別に検出して対象検出データを生成する対象検出手段と、
    複数の前記対象検出領域ごとに前記対象IDデータと前記対象検出データとの組み合わせを対象記録データとして蓄積する記録蓄積手段と、
    蓄積された複数の前記対象記録データで集合代数演算を実行して前記対象IDデータと前記対象検出データとの少なくとも一部を一対一に対応させる対象同定手段と、
    を有する対象同定装置。
  3. 前記ID取得手段は、複数の前記対象検出領域ごとに前記対象IDデータを取得し、
    前記対象検出手段は、複数の前記対象検出領域ごとに前記対象検出データを生成し、
    前記記録蓄積手段は、複数の前記対象検出領域ごとに前記対象記録データを蓄積する請求項1に記載の対象同定装置。
  4. 前記ID取得手段は、部分的に重複している複数の前記対象検出領域ごとに前記対象IDデータを取得する請求項2または3に記載の対象同定装置。
  5. 複数の前記対象検出領域に位置した前記対象物を複数タイミングの順番で検出して移動軌跡データを生成する対象追跡手段を、さらに有する請求項2ないし4の何れか一項に記載の対象同定装置。
  6. 複数の前記対象検出領域を移動する前記対象物を前記対象検出データにより特定して追跡する対象追跡手段を、さらに有する請求項2ないし4の何れか一項に記載の対象同定装置。
  7. 前記対象検出手段は、前記対象物から画像データを撮像し、撮像された前記画像データを画像認識して前記対象物に一意の前記対象検出データを生成する請求項1ないし6の何れか一項に記載の対象同定装置。
  8. 前記対象同定手段は、一対一に対応した前記対象IDデータと前記対象検出データとを前記対象記録データから削除して前記集合代数演算を繰り返す請求項1ないし7の何れか一項に記載の対象同定装置。
  9. 前記対象同定手段は、前記集合代数演算により複数の前記対象記録データに共通する前記対象IDデータと前記対象検出データとを抽出して対応させる請求項1ないし8の何れか一項に記載の対象同定装置。
  10. 前記対象同定手段は、前記集合代数演算により複数の前記対象記録データで共通しない前記対象IDデータと前記対象検出データとを抽出して対応させる請求項1ないし9の何れか一項に記載の対象同定装置。
  11. 前記対象IDデータと前記対象検出データとの不整合を検知する不整合検知手段を、さらに有する請求項1ないし10の何れか一項に記載の対象同定装置。
  12. 前記不整合検知手段は、前記対象IDデータと対応されない前記対象検出データが特定されると、前記対象物を不正な対象物と判定する請求項11に記載の対象同定装置。
  13. 前記不整合検知手段は、同一タイミングで同一の前記対象検出領域から検出された前記対象IDデータと前記対象検出データとの個数の一致を確認する請求項11または12に記載の対象同定装置。
  14. 移動する対象物を同定する対象同定装置であって、
    IDを有する対象物がID検出領域に存在するときに、前記対象物からIDを検出するID取得手段と、
    前記ID取得手段が前記IDを検出した際に前記ID検出領域に位置する前記対象物を個別に検出して対象検出データを生成する対象検出手段と、
    前記ID取得手段が異なるタイミングで第1のIDを複数回検出している場合、前記ID取得手段が前記第1のIDを検出した際に共通して前記対象検出手段が検出している前記対象物を選定し、当該対象物に前記第1のIDを対応付ける対象同定手段と、
    を有する対象同定装置。
  15. 前記IDを選定する際に、前記対象物以外のものと対応付けされているIDを、前記対象物への対応付けから除外する
    ことを特徴とする請求項14に記載の対象物同定装置。
  16. IDを追跡する対象追跡手段を更に備え、
    検出された前記IDは、
    前記対象追跡手段が対象物がいると判定した前記ID検出領域内で、判定された時刻に検出されたIDである
    ことを特徴とする請求項14または15に記載の対象物同定装置。
  17. 前記ID取得手段は、前記ID検出領域内で検出された複数のIDの当該検出領域内の検出場所を、特定することができないという特性を持つ
    ことを特徴とする請求項14ないし16の何れか一項に記載の対象物同定装置。
  18. 移動する対象物を同定する対象同定装置であって、
    互いに異なる複数のID検出領域のいずれかにIDを有する対象物が存在するときに、当該対象物からIDを検出するID取得手段と、
    前記ID取得手段がいずれかの前記ID検出領域内に存在する前記対象物からIDを取得した際に当該ID検出領域に位置する前記対象物を個別に検出して対象検出データを生成する対象検出手段と、
    前記ID取得手段が異なる前記ID検出領域で第1のIDを複数回検出している場合、前記ID取得手段が前記第1のIDを取得した際に共通して前記対象検出手段が検出している前記対象物を選定し、当該対象物に前記第1のIDを対応付ける対象同定手段と、
    を有する対象同定装置。
  19. 移動する対象物を同定する対象同定装置のデータ処理方法であって、
    所定の対象検出領域に任意に位置する前記対象物から個別に対象IDデータを取得するID取得工程と、
    前記対象検出領域に位置する前記対象物を個別に検出して対象検出データを生成する対象検出工程と、
    複数の同一タイミングごとに前記対象IDデータと前記対象検出データとの組み合わせを対象記録データとして蓄積する記録蓄積工程と、
    蓄積された複数の前記対象記録データで集合代数演算を実行して前記対象IDデータと前記対象検出データとの少なくとも一部を一対一に対応させる対象同定工程と、
    を有する前記対象同定装置のデータ処理方法。
  20. 移動する対象物を同定する対象同定装置のデータ処理方法であって、
    複数の所定の対象検出領域ごとに任意に位置する前記対象物から個別に対象IDデータを取得するID取得工程と、
    複数の前記対象検出領域ごとに前記対象物を個別に検出して対象検出データを生成する対象検出工程と、
    複数の前記対象検出領域ごとに前記対象IDデータと前記対象検出データとの組み合わせを対象記録データとして蓄積する記録蓄積工程と、
    蓄積された複数の前記対象記録データで集合代数演算を実行して前記対象IDデータと前記対象検出データとの少なくとも一部を一対一に対応させる対象同定工程と、
    を有する前記対象同定装置のデータ処理方法。
  21. 移動する対象物を同定する対象同定装置のデータ処理方法であって、
    IDを有する対象物がID検出領域に存在するときに、前記対象物からIDを検出するID取得工程と、
    前記ID取得工程で前記IDを検出した際に前記ID検出領域に位置する前記対象物を個別に検出して対象検出データを生成する対象検出工程と、
    前記ID取得工程において異なるタイミングで第1のIDを複数回検出している場合、前記ID取得工程において前記第1のIDを検出した際に共通して前記対象検出工程で検出している前記対象物を選定し、当該対象物に前記第1のIDを対応付ける対象同定工程と、
    を含むことを特徴とする前記対象同定装置のデータ処理方法。
  22. 移動する対象物を同定する対象同定装置のデータ処理方法であって、
    互いに異なる複数のID検出領域のいずれかにIDを有する対象物が存在するときに、当該対象物からIDを検出するID取得工程と、
    前記ID取得工程においていずれかの前記ID検出領域内に存在する前記対象物からIDを取得した際に当該ID検出領域に位置する前記対象物を個別に検出して対象検出データを生成する対象検出工程と、
    前記ID取得工程において異なる前記ID検出領域で第1のIDを複数回検出している場合、前記ID取得工程において前記第1のIDを取得した際に共通して前記対象検出工程で検出している前記対象物を選定し、当該対象物に前記第1のIDを対応付ける対象同定工程と、
    を含むことを特徴とする前記対象同定装置のデータ処理方法。
  23. 移動する対象物を同定する対象同定装置のためのコンピュータプログラムであって、
    所定の対象検出領域に任意に位置する前記対象物から個別に対象IDデータを取得するID取得処理と、
    前記対象検出領域に位置する前記対象物を個別に検出して対象検出データを生成する対象検出処理と、
    複数の同一タイミングごとに前記対象IDデータと前記対象検出データとの組み合わせを対象記録データとして蓄積する記録蓄積処理と、
    蓄積された複数の前記対象記録データで集合代数演算を実行して前記対象IDデータと前記対象検出データとの少なくとも一部を一対一に対応させる対象同定処理と、
    を前記対象同定装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
  24. 移動する対象物を同定する対象同定装置のためのコンピュータプログラムであって、
    複数の所定の対象検出領域ごとに任意に位置する前記対象物から個別に対象IDデータを取得するID取得処理と、
    複数の前記対象検出領域ごとに前記対象物を個別に検出して対象検出データを生成する対象検出処理と、
    複数の前記対象検出領域ごとに前記対象IDデータと前記対象検出データとの組み合わせを対象記録データとして蓄積する記録蓄積処理と、
    蓄積された複数の前記対象記録データで集合代数演算を実行して前記対象IDデータと前記対象検出データとの少なくとも一部を一対一に対応させる対象同定処理と、
    を前記対象同定装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
  25. 移動する対象物を同定する対象同定装置のためのコンピュータプログラムであって、
    IDを有する対象物がID検出領域に存在するときに、前記対象物からIDを検出するID取得処理と、
    前記ID取得処理で前記IDを検出した際に前記ID検出領域に位置する前記対象物を個別に検出して対象検出データを生成する対象検出処理と、
    前記ID取得処理において異なるタイミングで第1のIDを複数回検出している場合、前記ID取得処理において前記第1のIDを検出した際に共通して前記対象検出処理で検出している前記対象物を選定し、当該対象物に前記第1のIDを対応付ける対象同定処理と、
    を前記対象同定装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
  26. 移動する対象物を同定する対象物同定装置のためのコンピュータプログラムであって、
    互いに異なる複数のID検出領域のいずれかにIDを有する対象物が存在するときに、当該対象物からIDを検出するID取得処理と、
    前記ID取得処理でいずれかの前記ID検出領域内に存在する前記対象物からIDを取得した際に当該ID検出領域に位置する前記対象物を個別に検出して対象検出データを生成する対象検出処理と、
    前記ID取得処理において異なる前記ID検出領域で第1のIDを複数回検出している場合、前記ID取得処理において前記第1のIDを取得した際に共通して前記対象検出処理で検出している前記対象物を選定し、当該対象物に前記第1のIDを対応付ける対象同定処理と、
    を前記対象同定装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
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